JP2000204989A - 電磁力駆動装置を備えた副室式ガスエンジン - Google Patents
電磁力駆動装置を備えた副室式ガスエンジンInfo
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- Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この副室式ガスエンジンは,ポペット弁によ
る連絡口の開放期間を電磁力で制御し,吸気にEGRガ
スとガス燃料を供給し,副室内のガス燃料を冷却してノ
ッキングを防止し,NOX 等の発生を防止し,熱効率を
向上させる。 【解決手段】 この副室式ガスエンジンは,コントロー
ラ40で制御される電磁力駆動装置35による電磁力で
駆動されるポペット弁5を有する。電磁力駆動装置35
は,ポペット弁5に固定された磁性板65,磁性板65
に対向してシリンダヘッド3に固定された電磁石61,
磁性板65とシリンダヘッド3との間に配置され且つ連
絡口6を閉鎖する方向にポペット弁5を付勢するリター
ンスプリング63,及び電磁石61と磁性板65との外
側に配置された磁路管64から構成されている。
る連絡口の開放期間を電磁力で制御し,吸気にEGRガ
スとガス燃料を供給し,副室内のガス燃料を冷却してノ
ッキングを防止し,NOX 等の発生を防止し,熱効率を
向上させる。 【解決手段】 この副室式ガスエンジンは,コントロー
ラ40で制御される電磁力駆動装置35による電磁力で
駆動されるポペット弁5を有する。電磁力駆動装置35
は,ポペット弁5に固定された磁性板65,磁性板65
に対向してシリンダヘッド3に固定された電磁石61,
磁性板65とシリンダヘッド3との間に配置され且つ連
絡口6を閉鎖する方向にポペット弁5を付勢するリター
ンスプリング63,及び電磁石61と磁性板65との外
側に配置された磁路管64から構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,主室と副室との
連絡が遮断された状態でガス燃料を副室に供給し,ポペ
ット弁による連絡口の開放によって副室から主室へガス
を噴出させる電磁力駆動装置を備えた副室式ガスエンジ
ンに関する。
連絡が遮断された状態でガス燃料を副室に供給し,ポペ
ット弁による連絡口の開放によって副室から主室へガス
を噴出させる電磁力駆動装置を備えた副室式ガスエンジ
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガスエンジンは,副室と主室とを
連通する連絡口にポペット弁を設け,ピストンが吸気弁
を通じて空気を主室に吸入している間はポペット弁で連
絡口を閉鎖し,副室に燃料弁を開放して副室に天然ガ
ス,H2 等のガス燃料を供給し,圧縮行程上死点付近で
ポペット弁を作動して連絡口を開放し,主室内の圧縮空
気を連絡口を通じて副室に侵入させて副室内で空気とガ
ス燃料とを混合して着火燃焼させ,次いで,副室内の火
炎,未燃混合気等のガスを主室に噴出させて燃焼を行な
わせている。
連通する連絡口にポペット弁を設け,ピストンが吸気弁
を通じて空気を主室に吸入している間はポペット弁で連
絡口を閉鎖し,副室に燃料弁を開放して副室に天然ガ
ス,H2 等のガス燃料を供給し,圧縮行程上死点付近で
ポペット弁を作動して連絡口を開放し,主室内の圧縮空
気を連絡口を通じて副室に侵入させて副室内で空気とガ
ス燃料とを混合して着火燃焼させ,次いで,副室内の火
炎,未燃混合気等のガスを主室に噴出させて燃焼を行な
わせている。
【0003】また,ガスエンジンは,副室内の筒内圧を
圧電素子等のセンサで検出し,その情報を基にして燃料
供給弁を作動させて負荷と回転数とに見合った適正な燃
料供給量を制御し,主室内の空気を高温に上昇させた状
態で連絡孔に設けた弁を開放して主室の高圧縮空気を副
室に流入させて着火燃焼させ,副室内では過濃状態の混
合気を燃焼させてNOX の発生を抑制し,火炎を副室か
ら主室に吹き出させて燃焼させる(特開平7−3105
50号公報参照)。
圧電素子等のセンサで検出し,その情報を基にして燃料
供給弁を作動させて負荷と回転数とに見合った適正な燃
料供給量を制御し,主室内の空気を高温に上昇させた状
態で連絡孔に設けた弁を開放して主室の高圧縮空気を副
室に流入させて着火燃焼させ,副室内では過濃状態の混
合気を燃焼させてNOX の発生を抑制し,火炎を副室か
ら主室に吹き出させて燃焼させる(特開平7−3105
50号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,天然ガス
は,メタンを主成分としているので,着火温度が高く,
一旦着火燃焼が起こると,一気に燃焼が進展する特性が
ある。上記のような副室式ガスエンジンは,主室から副
室へ圧縮空気が流入して着火燃焼する時に,副室内の燃
焼が激しくなってノッキングを発生することが多い。
は,メタンを主成分としているので,着火温度が高く,
一旦着火燃焼が起こると,一気に燃焼が進展する特性が
ある。上記のような副室式ガスエンジンは,主室から副
室へ圧縮空気が流入して着火燃焼する時に,副室内の燃
焼が激しくなってノッキングを発生することが多い。
【0005】副室式ガスエンジンで燃焼室を遮熱構造に
構成すると,燃焼室壁面の温度が高温になり,副室に供
給されているガス燃料が高温度となり,着火し易い状態
になる反面,副室へ供給された空気はガス燃料と比重が
異なり混合し難いので,ポペット弁が連絡口を開放した
時に,圧縮空気が連絡口近傍で着火燃焼し,燃焼圧力が
主室側と副室の奥部へと伝播し,そのため,副室に充填
されているガス燃料を益々奥部へと閉じ込める現象が発
生し,副室内に未燃混合気を残存させる原因になり,燃
焼状態が悪化し,熱効率の低下とHCの発生を増加させ
る原因となる。即ち,副室内でのガス燃料と空気との混
合を物理的性質から考慮すると,主成分がCH4 である
天然ガスの分子量が16であるのに対して空気の分子量
が29であるので,連絡口が開放して圧縮空気が副室に
供給されると,圧縮圧力が40〜50barの空気が副
室内に侵入することになり,空気は副室内に急速に拡が
って充満され,そのため,副室内のガス燃料と混合する
ことなく,ガス燃料を副室の奥部即ち上部へ押し込める
現象が発生する。
構成すると,燃焼室壁面の温度が高温になり,副室に供
給されているガス燃料が高温度となり,着火し易い状態
になる反面,副室へ供給された空気はガス燃料と比重が
異なり混合し難いので,ポペット弁が連絡口を開放した
時に,圧縮空気が連絡口近傍で着火燃焼し,燃焼圧力が
主室側と副室の奥部へと伝播し,そのため,副室に充填
されているガス燃料を益々奥部へと閉じ込める現象が発
生し,副室内に未燃混合気を残存させる原因になり,燃
焼状態が悪化し,熱効率の低下とHCの発生を増加させ
る原因となる。即ち,副室内でのガス燃料と空気との混
合を物理的性質から考慮すると,主成分がCH4 である
天然ガスの分子量が16であるのに対して空気の分子量
が29であるので,連絡口が開放して圧縮空気が副室に
供給されると,圧縮圧力が40〜50barの空気が副
室内に侵入することになり,空気は副室内に急速に拡が
って充満され,そのため,副室内のガス燃料と混合する
ことなく,ガス燃料を副室の奥部即ち上部へ押し込める
現象が発生する。
【0006】また,圧縮端でのトータルの燃焼室容積に
示す副室の容積比を大きくして,副室に侵入する空気量
を増大させると,連絡口の開放前での主室内の圧力が上
昇し,連絡口を開放させるためのポペット弁をリフトさ
せる力が大きくなり,電磁力等でポペット弁をリフトさ
せる構造では好ましくないものである。そこで,副室に
供給されているガス燃料と主室から連絡口を通じて供給
される圧縮空気とを副室内で均一に混合させ,副室内の
ガス燃料を副室内に残存させることなく,主室へと噴き
出し,副室での着火燃焼による火炎,未燃混合気等のガ
スを燃焼初期に短期間で主室へ噴き出し,熱効率を向上
させると共に,HC等の発生を低減することができるか
の課題がある。
示す副室の容積比を大きくして,副室に侵入する空気量
を増大させると,連絡口の開放前での主室内の圧力が上
昇し,連絡口を開放させるためのポペット弁をリフトさ
せる力が大きくなり,電磁力等でポペット弁をリフトさ
せる構造では好ましくないものである。そこで,副室に
供給されているガス燃料と主室から連絡口を通じて供給
される圧縮空気とを副室内で均一に混合させ,副室内の
ガス燃料を副室内に残存させることなく,主室へと噴き
出し,副室での着火燃焼による火炎,未燃混合気等のガ
スを燃焼初期に短期間で主室へ噴き出し,熱効率を向上
させると共に,HC等の発生を低減することができるか
の課題がある。
【0007】本発明者は,上記の問題を解決するため,
主室と副室とを連通する連絡口に配置した制御弁に空気
通路と空気ノズルを形成し,副室に残留ガスが滞留する
のを防止し,熱効率を向上させる副室式ガスエンジンを
開発した(特願平10−193342号)。該副室式ガ
スエンジンでは,空気通路に空気ノズルを主室内の所定
以上の空気圧によって開放する摺動弁を配置する。摺動
弁は,圧縮行程後半でリフトして空気ノズルを開放し,
圧縮空気を副室の上部に供給し,空気は円錐面に衝突反
射して副室の上部から充填され,ガス燃料が副室の下部
へ押し付けられ,次いで,着火燃焼するものである。し
かしながら,制御弁をカム式で駆動する場合には,副室
から主室への燃焼火炎の確実な噴出期間を確保できない
現象が発生する。
主室と副室とを連通する連絡口に配置した制御弁に空気
通路と空気ノズルを形成し,副室に残留ガスが滞留する
のを防止し,熱効率を向上させる副室式ガスエンジンを
開発した(特願平10−193342号)。該副室式ガ
スエンジンでは,空気通路に空気ノズルを主室内の所定
以上の空気圧によって開放する摺動弁を配置する。摺動
弁は,圧縮行程後半でリフトして空気ノズルを開放し,
圧縮空気を副室の上部に供給し,空気は円錐面に衝突反
射して副室の上部から充填され,ガス燃料が副室の下部
へ押し付けられ,次いで,着火燃焼するものである。し
かしながら,制御弁をカム式で駆動する場合には,副室
から主室への燃焼火炎の確実な噴出期間を確保できない
現象が発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は,吸気
にEGRを行って空気過剰率を調整すると共に副室内の
ガス燃料を冷却して副室での活性化を遅らせてノッキン
グの発生を防止すると共に,エンジンの高負荷に応じて
自己着火しない程度のガス燃料の一部を吸気に供給する
ように構成して副室の容積を低減し,連絡口を開閉する
ポペット弁の弁ステムに形成した空気通路に摺動弁を配
置し,圧縮行程後半で主室の所定以上の空気圧で作動し
て摺動弁を作動して前記主室から空気ノズルを通じて前
記副室へ圧縮空気を導入してガス燃料を前記副室下部へ
押しつけ,特に,ポペット弁を電磁力駆動装置で制御し
て連絡口の開放期間を十分に確保し,前記連絡口の開放
によって前記副室から燃焼火炎を主室へ完全に噴き出さ
せると共に,主室から副室への燃焼ガスの逆流を防止
し,HC,NOX 等の発生を防止して熱効率を向上させ
る副室式ガスエンジンを提供することである。
にEGRを行って空気過剰率を調整すると共に副室内の
ガス燃料を冷却して副室での活性化を遅らせてノッキン
グの発生を防止すると共に,エンジンの高負荷に応じて
自己着火しない程度のガス燃料の一部を吸気に供給する
ように構成して副室の容積を低減し,連絡口を開閉する
ポペット弁の弁ステムに形成した空気通路に摺動弁を配
置し,圧縮行程後半で主室の所定以上の空気圧で作動し
て摺動弁を作動して前記主室から空気ノズルを通じて前
記副室へ圧縮空気を導入してガス燃料を前記副室下部へ
押しつけ,特に,ポペット弁を電磁力駆動装置で制御し
て連絡口の開放期間を十分に確保し,前記連絡口の開放
によって前記副室から燃焼火炎を主室へ完全に噴き出さ
せると共に,主室から副室への燃焼ガスの逆流を防止
し,HC,NOX 等の発生を防止して熱効率を向上させ
る副室式ガスエンジンを提供することである。
【0009】この発明は,副室及び該副室の回りに位置
する吸気ポートと排気ポートが形成されたシリンダヘッ
ドに配置されたヘッドライナ,前記シリンダヘッドに取
り付けられたシリンダブロックに設けたシリンダ内を往
復動するピストン,前記副室に連絡口を通じて連通する
前記ピストンに形成された主室,前記連絡口を開閉する
ため前記副室の中央領域を貫通するポペット弁,前記副
室へガス燃料を供給するガス燃料供給装置,及び前記副
室から前記主室への燃焼火炎の噴出を確実にするため前
記ポペット弁による前記連絡口の開放時期を保持するよ
うに前記ポペット弁を電磁力で駆動する電磁力駆動装置
から成る副室式ガスエンジンに関する。
する吸気ポートと排気ポートが形成されたシリンダヘッ
ドに配置されたヘッドライナ,前記シリンダヘッドに取
り付けられたシリンダブロックに設けたシリンダ内を往
復動するピストン,前記副室に連絡口を通じて連通する
前記ピストンに形成された主室,前記連絡口を開閉する
ため前記副室の中央領域を貫通するポペット弁,前記副
室へガス燃料を供給するガス燃料供給装置,及び前記副
室から前記主室への燃焼火炎の噴出を確実にするため前
記ポペット弁による前記連絡口の開放時期を保持するよ
うに前記ポペット弁を電磁力で駆動する電磁力駆動装置
から成る副室式ガスエンジンに関する。
【0010】前記電磁力駆動装置は,前記ポペット弁の
弁ステムの端部に固定された磁性板,前記磁性板に対向
して前記シリンダヘッドに固定され且つ前記弁ステムが
貫通して延びる中空部を備えた電磁石,前記磁性板と前
記シリンダヘッドとの間に配置され且つ前記ポペット弁
を前記連絡口を閉鎖する方向に付勢するスプリング及び
前記電磁石と前記磁性板との外側に配置された磁路管か
ら構成されている。
弁ステムの端部に固定された磁性板,前記磁性板に対向
して前記シリンダヘッドに固定され且つ前記弁ステムが
貫通して延びる中空部を備えた電磁石,前記磁性板と前
記シリンダヘッドとの間に配置され且つ前記ポペット弁
を前記連絡口を閉鎖する方向に付勢するスプリング及び
前記電磁石と前記磁性板との外側に配置された磁路管か
ら構成されている。
【0011】この副室式ガスエンジンは,前記電磁石に
通電することによって前記電磁石が前記磁性板を吸引保
持して前記ポペット弁が前記連絡口を開放し,前記電磁
石への通電を停止することによって前記スプリングのば
ね力で前記ポペット弁が前記連絡口を閉鎖するものであ
る。
通電することによって前記電磁石が前記磁性板を吸引保
持して前記ポペット弁が前記連絡口を開放し,前記電磁
石への通電を停止することによって前記スプリングのば
ね力で前記ポペット弁が前記連絡口を閉鎖するものであ
る。
【0012】この副室式ガスエンジンは,永久磁石から
構成された前記ポペット弁が前記連絡口を開放する時に
は前記電磁石が前記永久磁石を吸着するように前記電磁
石に前記永久磁石の極と反対の極になるように通電し,
前記ポペット弁が前記連絡口を閉鎖する時には前記電磁
石が前記永久磁石を反発するように前記電磁石に前記永
久磁石の極と同一極になるように通電するものである。
構成された前記ポペット弁が前記連絡口を開放する時に
は前記電磁石が前記永久磁石を吸着するように前記電磁
石に前記永久磁石の極と反対の極になるように通電し,
前記ポペット弁が前記連絡口を閉鎖する時には前記電磁
石が前記永久磁石を反発するように前記電磁石に前記永
久磁石の極と同一極になるように通電するものである。
【0013】前記ポペット弁は,前記弁ステムに形成さ
れた空気通路,前記空気通路から前記副室へ延びる前記
副室の上部に開口した空気ノズル,及び前記空気ノズル
を開閉するため前記弁ステム内に摺動可能に配置された
摺動弁を備えている。
れた空気通路,前記空気通路から前記副室へ延びる前記
副室の上部に開口した空気ノズル,及び前記空気ノズル
を開閉するため前記弁ステム内に摺動可能に配置された
摺動弁を備えている。
【0014】この副室式ガスエンジンは,前記副室の回
りに位置して前記ヘッドライナに形成された冷却ジャケ
ット,及び前記副室に導入される前記ガス燃料を冷却す
るため前記冷却ジャケットに冷却流体を供給する冷却ポ
ンプを備えている。
りに位置して前記ヘッドライナに形成された冷却ジャケ
ット,及び前記副室に導入される前記ガス燃料を冷却す
るため前記冷却ジャケットに冷却流体を供給する冷却ポ
ンプを備えている。
【0015】この副室式ガスエンジンは,吸気通路を通
じて吸気を前記主室に導入するため前記吸気ポートに配
置された吸気弁,前記主室と前記副室内の排気ガスを排
気通路に排出するため前記排気ポートに配置された排気
弁,前記吸気にガス燃料の一部を供給する吸気燃料ノズ
ル,前記排気ガスの一部を前記吸気に混合させる排気ガ
ス冷却装置を備えたEGR装置,及びエンジン負荷に応
じて前記吸気通路に供給されるガス燃料量とEGR量を
制御するコントローラを備えている。
じて吸気を前記主室に導入するため前記吸気ポートに配
置された吸気弁,前記主室と前記副室内の排気ガスを排
気通路に排出するため前記排気ポートに配置された排気
弁,前記吸気にガス燃料の一部を供給する吸気燃料ノズ
ル,前記排気ガスの一部を前記吸気に混合させる排気ガ
ス冷却装置を備えたEGR装置,及びエンジン負荷に応
じて前記吸気通路に供給されるガス燃料量とEGR量を
制御するコントローラを備えている。
【0016】前記コントローラは,前記EGR装置によ
って前記吸気に供給される前記排気ガス量を前記吸気量
の50%以上に制御し,低負荷時から高負荷に従って前
記吸気に供給される前記排気ガス量を低減させて全負荷
時には前記排気ガス量を前記供給の50%にまで低減さ
せる制御を行う。更に,前記コントローラは,部分負荷
時にガス燃料供給装置から前記副室にのみガス燃料を供
給し,高負荷時に前記吸気燃料ノズルから前記吸気に前
記ガス燃料の一部を供給する制御を行う。
って前記吸気に供給される前記排気ガス量を前記吸気量
の50%以上に制御し,低負荷時から高負荷に従って前
記吸気に供給される前記排気ガス量を低減させて全負荷
時には前記排気ガス量を前記供給の50%にまで低減さ
せる制御を行う。更に,前記コントローラは,部分負荷
時にガス燃料供給装置から前記副室にのみガス燃料を供
給し,高負荷時に前記吸気燃料ノズルから前記吸気に前
記ガス燃料の一部を供給する制御を行う。
【0017】この副室式ガスエンジンは,上記のよう
に,ポペット弁を電磁力駆動装置で開閉制御することに
よって,カム式駆動よりも十分にポペット弁の閉鎖時期
を遅らせることができ,副室から主室への燃焼火炎を完
全に噴出させることができると共に主室から副室への燃
焼ガスの逆流を防止でき,燃焼ガスの副室内の残留を防
止し,主室でガス燃料を完全に燃焼させることができ,
熱効率を向上させることができる。また,ポペット弁を
閉鎖させるスプリングは,前記磁性板と前記シリンダヘ
ッドとの間に配置されており,前記磁性板はバルブスプ
リングリテーナとしての機能を持たせることができる。
に,ポペット弁を電磁力駆動装置で開閉制御することに
よって,カム式駆動よりも十分にポペット弁の閉鎖時期
を遅らせることができ,副室から主室への燃焼火炎を完
全に噴出させることができると共に主室から副室への燃
焼ガスの逆流を防止でき,燃焼ガスの副室内の残留を防
止し,主室でガス燃料を完全に燃焼させることができ,
熱効率を向上させることができる。また,ポペット弁を
閉鎖させるスプリングは,前記磁性板と前記シリンダヘ
ッドとの間に配置されており,前記磁性板はバルブスプ
リングリテーナとしての機能を持たせることができる。
【0018】また,この副室式ガスエンジンは,副室へ
の供給燃料を40〜60%とし,残りの燃料を吸気管か
ら導入し,副室に空気を導入した場合,副室での空気過
剰率が0.68〜0.45となり,副室での燃焼は相当
に抑制される。また,副室に供給された天然ガスは冷却
されているので,活性化が遅れ,副室では主室から導入
させた高温空気によって着火は起こるが,ノッキングま
では至らず,火炎伝播によって燃焼が進展する。燃焼の
進行により火炎が伝播する主室には,吸気管から導入さ
れた空気と燃料とEGRガスが混在しているが,EGR
量が50%以上と大きいので,O2 濃度が低く急激な燃
焼とならない。また,EGRガスが混入しているので,
温度は高く,火炎が発生すると,直ちに着火燃焼する。
また,主室の燃焼場は,EGRガスのためO2 濃度が小
さいので,NOX の発生が大幅に抑制される特性もあ
る。
の供給燃料を40〜60%とし,残りの燃料を吸気管か
ら導入し,副室に空気を導入した場合,副室での空気過
剰率が0.68〜0.45となり,副室での燃焼は相当
に抑制される。また,副室に供給された天然ガスは冷却
されているので,活性化が遅れ,副室では主室から導入
させた高温空気によって着火は起こるが,ノッキングま
では至らず,火炎伝播によって燃焼が進展する。燃焼の
進行により火炎が伝播する主室には,吸気管から導入さ
れた空気と燃料とEGRガスが混在しているが,EGR
量が50%以上と大きいので,O2 濃度が低く急激な燃
焼とならない。また,EGRガスが混入しているので,
温度は高く,火炎が発生すると,直ちに着火燃焼する。
また,主室の燃焼場は,EGRガスのためO2 濃度が小
さいので,NOX の発生が大幅に抑制される特性もあ
る。
【0019】摺動弁が前記主室内の圧縮空気圧によって
ばね力に抗してリフトして空気ノズルを開放し,前記主
室の圧縮空気が前記空気ノズルを通じて前記副室の上部
に均一に供給されると,空気ノズルを通じて副室へ入り
込まれた空気が,裁頭逆円錐台形状の円錐壁面に衝突反
射して副室の上部へ流れる。そこで,副室内のガス燃料
が流入空気によって裁頭逆円錐台形状の壁面に沿って連
絡口側の副室の下部へ片寄らせらると共に,ガス燃料と
空気との境界部で着火燃焼する。そこで,その爆発力で
ポペット弁を押し下げ,前記連絡口が開放することによ
って前記副室内のガス燃料が前記副室に滞留することな
く前記主室へ噴き出され,噴き出された火炎と未燃ガス
燃料とは前記主室に存在する新気の吸気スワールと混合
を促進し,主室での二次燃焼スピードをアップし,短期
に燃焼を完結し,HC,NOX 等の発生を抑制し,熱効
率を向上させることができる。
ばね力に抗してリフトして空気ノズルを開放し,前記主
室の圧縮空気が前記空気ノズルを通じて前記副室の上部
に均一に供給されると,空気ノズルを通じて副室へ入り
込まれた空気が,裁頭逆円錐台形状の円錐壁面に衝突反
射して副室の上部へ流れる。そこで,副室内のガス燃料
が流入空気によって裁頭逆円錐台形状の壁面に沿って連
絡口側の副室の下部へ片寄らせらると共に,ガス燃料と
空気との境界部で着火燃焼する。そこで,その爆発力で
ポペット弁を押し下げ,前記連絡口が開放することによ
って前記副室内のガス燃料が前記副室に滞留することな
く前記主室へ噴き出され,噴き出された火炎と未燃ガス
燃料とは前記主室に存在する新気の吸気スワールと混合
を促進し,主室での二次燃焼スピードをアップし,短期
に燃焼を完結し,HC,NOX 等の発生を抑制し,熱効
率を向上させることができる。
【0020】この副室式ガスエンジンでは,ガス燃料と
空気との容積比は,ガス燃料が1であるのに対し,空気
が9〜9.5であるので,大部分のガス燃料は,主室に
おいて空気と混合して着火燃焼することになる。上記の
ように,空気とガス燃料との混合が副室で起こり難いこ
とを考慮して,境界部で着火が起こると,それでもって
主室に噴き出させてその噴流で両者を混合させて燃焼を
促進させる。従って,従来のようなタイプで副室の壁面
にガス燃料が押し縮められた状態で残留するような現象
は発生しないことになる。
空気との容積比は,ガス燃料が1であるのに対し,空気
が9〜9.5であるので,大部分のガス燃料は,主室に
おいて空気と混合して着火燃焼することになる。上記の
ように,空気とガス燃料との混合が副室で起こり難いこ
とを考慮して,境界部で着火が起こると,それでもって
主室に噴き出させてその噴流で両者を混合させて燃焼を
促進させる。従って,従来のようなタイプで副室の壁面
にガス燃料が押し縮められた状態で残留するような現象
は発生しないことになる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下,図面を参照して,この発明
による副室式ガスエンジンの実施例を説明する。この副
室式ガスエンジンは,コージェネレーションシステム或
いは自動車用エンジン等のエンジンに適用できるもので
ある。図1はこの発明による副室式ガスエンジンの一実
施例を示す断面図,図2は図1の副室式ガスエンジンに
おけるポペット弁の電磁力駆動装置を示す断面図,図3
は図1の副室式ガスエンジンにおける副室を閉鎖したポ
ペット弁と空気ノズルを閉鎖した摺動弁を示す断面図,
図4は図1の副室式ガスエンジンにおける副室を閉鎖し
たポペット弁と空気ノズルを開放した摺動弁を示す断面
図,図5は図3のポペット弁の開放状態を示す断面図,
図6は図1の副室式ガスエンジンにおけるエンジン負荷
に対応する吸気ガス燃料量と副室ガス燃料量との関係及
びEGR量と吸入空気との関係を示すグラフ,及び図7
は図1の副室式ガスエンジンの作動状態を説明する線図
である。
による副室式ガスエンジンの実施例を説明する。この副
室式ガスエンジンは,コージェネレーションシステム或
いは自動車用エンジン等のエンジンに適用できるもので
ある。図1はこの発明による副室式ガスエンジンの一実
施例を示す断面図,図2は図1の副室式ガスエンジンに
おけるポペット弁の電磁力駆動装置を示す断面図,図3
は図1の副室式ガスエンジンにおける副室を閉鎖したポ
ペット弁と空気ノズルを閉鎖した摺動弁を示す断面図,
図4は図1の副室式ガスエンジンにおける副室を閉鎖し
たポペット弁と空気ノズルを開放した摺動弁を示す断面
図,図5は図3のポペット弁の開放状態を示す断面図,
図6は図1の副室式ガスエンジンにおけるエンジン負荷
に対応する吸気ガス燃料量と副室ガス燃料量との関係及
びEGR量と吸入空気との関係を示すグラフ,及び図7
は図1の副室式ガスエンジンの作動状態を説明する線図
である。
【0022】この副室式ガスエンジンは,シリンダブロ
ック54に取り付けられたシリンダヘッド3,シリンダ
ブロック54の孔部23に嵌合したシリンダ14を構成
するシリンダライナ22,シリンダヘッド3に形成され
たキャビティ12に配置されたヘッドライナ10,及び
シリンダライナ22に形成したシリンダ14内を往復動
するピストン15を有している。ヘッドライナ10は,
ヘッド下部26とライナ上部27とが一体構造の燃焼室
部材から成り,シリンダ14の中央に位置する副室2を
備えている。ピストン15には,リエントラント型の主
室1を構成するキャビティ4がその中央部に形成されて
いる。
ック54に取り付けられたシリンダヘッド3,シリンダ
ブロック54の孔部23に嵌合したシリンダ14を構成
するシリンダライナ22,シリンダヘッド3に形成され
たキャビティ12に配置されたヘッドライナ10,及び
シリンダライナ22に形成したシリンダ14内を往復動
するピストン15を有している。ヘッドライナ10は,
ヘッド下部26とライナ上部27とが一体構造の燃焼室
部材から成り,シリンダ14の中央に位置する副室2を
備えている。ピストン15には,リエントラント型の主
室1を構成するキャビティ4がその中央部に形成されて
いる。
【0023】主室1と副室2とは,ヘッドライナ10に
形成された連絡口6によって連通されている。ヘッドラ
イナ10のヘッド下部26には,カム59で開閉駆動さ
れる吸気弁56が配置されたバルブシートを備えた吸気
ポート18と,排気弁57が配置されたバルブシートを
備えた排気ポート39とが形成されている。シリンダヘ
ッド3には,ヘッドライナ10に形成された吸気ポート
18と排気ポート39がそれぞれ互いに連通する吸気ポ
ート18と排気ポート39が形成されている。吸気ポー
ト18は吸気管67に連通し,排気ポート39は排気管
66に連通している。
形成された連絡口6によって連通されている。ヘッドラ
イナ10のヘッド下部26には,カム59で開閉駆動さ
れる吸気弁56が配置されたバルブシートを備えた吸気
ポート18と,排気弁57が配置されたバルブシートを
備えた排気ポート39とが形成されている。シリンダヘ
ッド3には,ヘッドライナ10に形成された吸気ポート
18と排気ポート39がそれぞれ互いに連通する吸気ポ
ート18と排気ポート39が形成されている。吸気ポー
ト18は吸気管67に連通し,排気ポート39は排気管
66に連通している。
【0024】ヘッドライナ10に形成された連絡口6に
は,連絡口6を開閉するためのポペット弁5が着座する
バルブシート25が形成されている。ポペット弁5は,
シリンダ14の中心に位置する弁ヘッド45とそれに一
体構造の弁ステム9から構成され,シリンダヘッド3に
設けたバルブ支持体に固定したバルブガイド19内を上
下動するようにセットされている。ポペット弁5の弁ヘ
ッド45は,ヘッドライナ10に形成した挿通孔44を
貫通して副室2の中央を貫通して配置されている。ポペ
ット弁5は,シリンダヘッド3に形成された挿通孔44
を介して摺動可能に挿通されている。ポペット弁5の摺
動により副室2内のガスが漏洩しないように,シール部
材等のガスケット13が,ヘッドライナ10の上面とシ
リンダヘッド3の下面との間に形成される隙間にポペッ
ト弁5の弁ステム9の回りに配置されている。
は,連絡口6を開閉するためのポペット弁5が着座する
バルブシート25が形成されている。ポペット弁5は,
シリンダ14の中心に位置する弁ヘッド45とそれに一
体構造の弁ステム9から構成され,シリンダヘッド3に
設けたバルブ支持体に固定したバルブガイド19内を上
下動するようにセットされている。ポペット弁5の弁ヘ
ッド45は,ヘッドライナ10に形成した挿通孔44を
貫通して副室2の中央を貫通して配置されている。ポペ
ット弁5は,シリンダヘッド3に形成された挿通孔44
を介して摺動可能に挿通されている。ポペット弁5の摺
動により副室2内のガスが漏洩しないように,シール部
材等のガスケット13が,ヘッドライナ10の上面とシ
リンダヘッド3の下面との間に形成される隙間にポペッ
ト弁5の弁ステム9の回りに配置されている。
【0025】ヘッドライナ10は,Si3 N4 等のセラ
ミックスや耐熱合金の耐熱材から形成されている。ヘッ
ドライナ10は,その外周面とキャビティ12との間に
遮熱空気層31を形成するように,ガスケット13が介
在してキャビティ12に配置され,主室1と副室2が遮
熱構造に構成されている。副室2にガス燃料を供給する
ため,シリンダヘッド3には,燃料弁11が設けられて
いる。燃料弁11は,その弁本体30をシリンダヘッド
3に形成された孔部に配置することによって取り付けら
れる。燃料弁11は,ガス燃料通路52の燃料供給口1
7を開放することによって副室2へガス燃料が供給され
る。ガス燃料供給源のガス燃料は,ガス燃料ポンプ38
の作動によってガス燃料通路43,52を通じて副室2
に供給される。
ミックスや耐熱合金の耐熱材から形成されている。ヘッ
ドライナ10は,その外周面とキャビティ12との間に
遮熱空気層31を形成するように,ガスケット13が介
在してキャビティ12に配置され,主室1と副室2が遮
熱構造に構成されている。副室2にガス燃料を供給する
ため,シリンダヘッド3には,燃料弁11が設けられて
いる。燃料弁11は,その弁本体30をシリンダヘッド
3に形成された孔部に配置することによって取り付けら
れる。燃料弁11は,ガス燃料通路52の燃料供給口1
7を開放することによって副室2へガス燃料が供給され
る。ガス燃料供給源のガス燃料は,ガス燃料ポンプ38
の作動によってガス燃料通路43,52を通じて副室2
に供給される。
【0026】ピストン15は,Si3 N4 等のセラミッ
クスや耐熱合金の耐熱材から形成されたピストンヘッド
20と,ピストンヘッド20に固定されたAl合金等の
金属材から形成されたピストンスカート60とから構成
されている。ピストンヘッド20とピストンスカート6
0との間には,例えば,ガスケットが介在して遮熱空気
層が形成されている。ピストンヘッド20とピストンス
カート60とは,例えば,結合リング等によって固定さ
れている。主室1は,ピストンヘッド20の上面に形成
されたリップ部29を備えたリエントラント形のキャビ
ティ4で形成されると共に,ヘッドライナ10のヘッド
下部26の下面とピストンヘッド20の上面とで囲まれ
るシリンダ14によって形成されている。
クスや耐熱合金の耐熱材から形成されたピストンヘッド
20と,ピストンヘッド20に固定されたAl合金等の
金属材から形成されたピストンスカート60とから構成
されている。ピストンヘッド20とピストンスカート6
0との間には,例えば,ガスケットが介在して遮熱空気
層が形成されている。ピストンヘッド20とピストンス
カート60とは,例えば,結合リング等によって固定さ
れている。主室1は,ピストンヘッド20の上面に形成
されたリップ部29を備えたリエントラント形のキャビ
ティ4で形成されると共に,ヘッドライナ10のヘッド
下部26の下面とピストンヘッド20の上面とで囲まれ
るシリンダ14によって形成されている。
【0027】この副室式ガスエンジンは,ポペット弁5
の弁ステム9に形成され且つ主室1に開口する空気通路
7,ポペット弁5の弁ステム9に形成され且つ空気通路
7と副室2を連通する副室2の上部に開口する複数の空
気ノズル16,及び空気通路7に配置され且つ空気ノズ
ル16を開閉する摺動弁8を具備している。副室2は,
その上部が大径に且つ連絡口6の付近の下部が小径とな
る裁頭逆円錐台形状に形成され,副室壁面が逆円錐壁面
21に形成され,空気ノズル16は,図2に示すよう
に,周方向に隔置して複数個(例えば,6個)形成さ
れ,逆円錐壁面21に向かって延びている。
の弁ステム9に形成され且つ主室1に開口する空気通路
7,ポペット弁5の弁ステム9に形成され且つ空気通路
7と副室2を連通する副室2の上部に開口する複数の空
気ノズル16,及び空気通路7に配置され且つ空気ノズ
ル16を開閉する摺動弁8を具備している。副室2は,
その上部が大径に且つ連絡口6の付近の下部が小径とな
る裁頭逆円錐台形状に形成され,副室壁面が逆円錐壁面
21に形成され,空気ノズル16は,図2に示すよう
に,周方向に隔置して複数個(例えば,6個)形成さ
れ,逆円錐壁面21に向かって延びている。
【0028】この副室式ガスエンジンは,吸気通路の吸
気ポート18を通じて主室1に導入される吸気にガス燃
料の一部を燃料ポンプ38から吸気燃料通路49を通じ
て供給する吸気燃料ノズル50,排気ガスの一部を吸気
に混合させるためのEGR装置,並びに負荷センサ36
で検出されたエンジン負荷に応じて吸気通路の吸気ポー
ト18に供給されるガス燃料量とEGR量を制御するコ
ントローラ40を備えており,副室2の回りに位置して
ヘッドライナ10に形成された冷却ジャケット53,及
び副室2に導入されるガス燃料を冷却するため冷却ジャ
ケット53に冷却流体を供給する冷却ポンプ51を備え
ている。EGR装置は,排気通路の排気管66に接続さ
れた排気ガス冷却装置71を備えたEGR通路47を通
じてEGRポンプ46によってEGRノズル48から吸
気通路の吸気ポート18に排気ガスを供給する。排気ガ
ス冷却装置71は,一種の熱交換器で構成でき,コント
ローラ40で高負荷時に作動されて排気ガスの温度を適
正に調整して吸気に排気ガスの一部を供給できるように
制御されている。
気ポート18を通じて主室1に導入される吸気にガス燃
料の一部を燃料ポンプ38から吸気燃料通路49を通じ
て供給する吸気燃料ノズル50,排気ガスの一部を吸気
に混合させるためのEGR装置,並びに負荷センサ36
で検出されたエンジン負荷に応じて吸気通路の吸気ポー
ト18に供給されるガス燃料量とEGR量を制御するコ
ントローラ40を備えており,副室2の回りに位置して
ヘッドライナ10に形成された冷却ジャケット53,及
び副室2に導入されるガス燃料を冷却するため冷却ジャ
ケット53に冷却流体を供給する冷却ポンプ51を備え
ている。EGR装置は,排気通路の排気管66に接続さ
れた排気ガス冷却装置71を備えたEGR通路47を通
じてEGRポンプ46によってEGRノズル48から吸
気通路の吸気ポート18に排気ガスを供給する。排気ガ
ス冷却装置71は,一種の熱交換器で構成でき,コント
ローラ40で高負荷時に作動されて排気ガスの温度を適
正に調整して吸気に排気ガスの一部を供給できるように
制御されている。
【0029】この副室式ガスエンジンは,特に,ポペッ
ト弁5を電磁力で駆動する電磁力駆動装置35を備えて
おり,電磁力駆動装置35は,負荷センサ36で検出さ
れるエンジン負荷に応じてコントローラ40によって制
御されるものであり,副室2から主室1への燃焼火炎の
噴出を確実にするため,ポペット弁5による連絡口6の
開放時期を十分に確保するようにポペット弁5を電磁力
で駆動する。電磁力駆動装置35は,ポペット弁5の弁
ステム9の端部にキー69で固定された磁性板65,磁
性板65に対向してシリンダヘッド3に固定され且つ弁
ステム9が貫通して延びる中空部68を備えた電磁石6
1,磁性板65とシリンダヘッド3の上面69との間に
配置され且つポペット弁5を連絡口6を閉鎖する方向に
付勢するリターンスプリング63,及び電磁石61と磁
性板65との外側に配置された磁路管64から構成され
ている。電磁石61は,電磁コイル62に通電すること
によって電磁力が付勢され,磁性板65を吸引すること
ができる。即ち,磁路70は,電磁コイル62が通電さ
れると,電磁石61,磁性板65,磁路管64及びシリ
ンダヘッド3の経路で形成され,電磁石61が磁性板6
5を吸着してポペット弁5がリフトする。
ト弁5を電磁力で駆動する電磁力駆動装置35を備えて
おり,電磁力駆動装置35は,負荷センサ36で検出さ
れるエンジン負荷に応じてコントローラ40によって制
御されるものであり,副室2から主室1への燃焼火炎の
噴出を確実にするため,ポペット弁5による連絡口6の
開放時期を十分に確保するようにポペット弁5を電磁力
で駆動する。電磁力駆動装置35は,ポペット弁5の弁
ステム9の端部にキー69で固定された磁性板65,磁
性板65に対向してシリンダヘッド3に固定され且つ弁
ステム9が貫通して延びる中空部68を備えた電磁石6
1,磁性板65とシリンダヘッド3の上面69との間に
配置され且つポペット弁5を連絡口6を閉鎖する方向に
付勢するリターンスプリング63,及び電磁石61と磁
性板65との外側に配置された磁路管64から構成され
ている。電磁石61は,電磁コイル62に通電すること
によって電磁力が付勢され,磁性板65を吸引すること
ができる。即ち,磁路70は,電磁コイル62が通電さ
れると,電磁石61,磁性板65,磁路管64及びシリ
ンダヘッド3の経路で形成され,電磁石61が磁性板6
5を吸着してポペット弁5がリフトする。
【0030】電磁力駆動装置35では,電磁石61の電
磁コイル62に通電することによって,電磁石61が磁
性板65を吸引保持してポペット弁5が連絡口6を開放
し,また,電磁石61の電磁コイル62への通電を停止
することによって,リターンスプリング63のばね力で
ポペット弁5が連絡口6を閉鎖する。また,電磁力駆動
装置35では,磁性板65を永久磁石で構成することも
できる。磁性板65を永久磁石で構成した場合には,ポ
ペット弁5が連絡口6を開放する時には,電磁石61が
永久磁石の磁性板65を吸着するように電磁石61に永
久磁石の極と反対の極になるように通電し,また,ポペ
ット弁5が連絡口6を閉鎖する時には電磁石61が永久
磁石を反発するように電磁石61に永久磁石の極と同一
極になるように通電する。
磁コイル62に通電することによって,電磁石61が磁
性板65を吸引保持してポペット弁5が連絡口6を開放
し,また,電磁石61の電磁コイル62への通電を停止
することによって,リターンスプリング63のばね力で
ポペット弁5が連絡口6を閉鎖する。また,電磁力駆動
装置35では,磁性板65を永久磁石で構成することも
できる。磁性板65を永久磁石で構成した場合には,ポ
ペット弁5が連絡口6を開放する時には,電磁石61が
永久磁石の磁性板65を吸着するように電磁石61に永
久磁石の極と反対の極になるように通電し,また,ポペ
ット弁5が連絡口6を閉鎖する時には電磁石61が永久
磁石を反発するように電磁石61に永久磁石の極と同一
極になるように通電する。
【0031】コントローラ40は,図6に示すように,
EGR装置によって吸気に供給される排気ガス量を前記
吸気量の50%以上に制御し,低負荷時から高負荷に従
って吸気に供給される排気ガス量を低減させ,全負荷時
には排気ガス量を供給の50%に低減させる制御を行う
ように設定されている。従って,コントローラ40は,
エンジン負荷が大きくなるに従って空気量を適正に増加
させる制御を行うため,EGR量の低減に見合った量だ
け吸入空気量を増加させる制御を行う。
EGR装置によって吸気に供給される排気ガス量を前記
吸気量の50%以上に制御し,低負荷時から高負荷に従
って吸気に供給される排気ガス量を低減させ,全負荷時
には排気ガス量を供給の50%に低減させる制御を行う
ように設定されている。従って,コントローラ40は,
エンジン負荷が大きくなるに従って空気量を適正に増加
させる制御を行うため,EGR量の低減に見合った量だ
け吸入空気量を増加させる制御を行う。
【0032】また,コントローラ40は,図6に示すよ
うに,部分負荷時にはガス燃料供給装置のガス燃料弁1
1から副室2にのみガス燃料を供給し,また,中負荷時
(例えば,1/4負荷以上の負荷)には吸気燃料ノズル
50から吸気にガス燃料の一部を供給する制御を行い,
全体として,適正なガス燃料量を主室1と副室2とに供
給する制御を行う。図6では,4/4負荷(全負荷)に
おいて,副室2と吸気とに供給するガス燃料流量をそれ
ぞれ1/2ずつとし,吸気に供給するがガス燃料流量が
1/4負荷以上から4/4負荷(全負荷)へと向かって
直線状に増加している。
うに,部分負荷時にはガス燃料供給装置のガス燃料弁1
1から副室2にのみガス燃料を供給し,また,中負荷時
(例えば,1/4負荷以上の負荷)には吸気燃料ノズル
50から吸気にガス燃料の一部を供給する制御を行い,
全体として,適正なガス燃料量を主室1と副室2とに供
給する制御を行う。図6では,4/4負荷(全負荷)に
おいて,副室2と吸気とに供給するガス燃料流量をそれ
ぞれ1/2ずつとし,吸気に供給するがガス燃料流量が
1/4負荷以上から4/4負荷(全負荷)へと向かって
直線状に増加している。
【0033】摺動弁8は,弁ステム9の空気通路7内に
摺動可能に配置され,空気通路7に形成された段部55
に着座した状態で空気ノズル16を閉鎖する。摺動弁8
は,弁ステム9の中空部41にセットされたスプリング
37のばね力によって段部55に押し付けられている。
スプリング37は,弁ステム9に形成された中空部41
の端部のバルブシート部によって中空部41の所定の位
置にセットされている。従って,摺動弁8は,弁ステム
9に形成された空気通路7内でスプリング37のばね力
で押圧されて空気ノズル16を閉鎖し,主室1内の所定
以上の空気圧力によってスプリング37のばね力に抗し
て空気ノズル16を開放するように設定されている。摺
動弁8が副室2の上部に開口した空気ノズル16を開放
することによって,主室1から副室2に導入される大部
分の空気が副室2の上部に分散され,副室2内のガス燃
料が分散された空気によって副室2の下部に圧縮された
状態になる。
摺動可能に配置され,空気通路7に形成された段部55
に着座した状態で空気ノズル16を閉鎖する。摺動弁8
は,弁ステム9の中空部41にセットされたスプリング
37のばね力によって段部55に押し付けられている。
スプリング37は,弁ステム9に形成された中空部41
の端部のバルブシート部によって中空部41の所定の位
置にセットされている。従って,摺動弁8は,弁ステム
9に形成された空気通路7内でスプリング37のばね力
で押圧されて空気ノズル16を閉鎖し,主室1内の所定
以上の空気圧力によってスプリング37のばね力に抗し
て空気ノズル16を開放するように設定されている。摺
動弁8が副室2の上部に開口した空気ノズル16を開放
することによって,主室1から副室2に導入される大部
分の空気が副室2の上部に分散され,副室2内のガス燃
料が分散された空気によって副室2の下部に圧縮された
状態になる。
【0034】ポペット弁5の弁ステム9に形成された空
気通路7は,主室1の圧縮空気を空気通路7に導入する
ため,主室1側の開口縁部33が拡開したラッパ状口部
形状に形成されている。ポペット弁5の連絡口6の開放
によって,空気が主室1から副室2へ導入され,副室2
の下部に圧縮されたガス燃料が着火燃焼し,ガス燃料の
大部分が主室1へ噴き出されることになる。また,ピス
トン15に形成された主室1は,ピストン15の頂面に
位置する主室1のリップ部29が先尖りのリエントラン
ト形状に形成され,ピストン上死点で主室1の側壁面の
キャビティ壁面32が連絡口6の壁面と連続するように
噴流ガイド28がヘッドライナ10に形成されている。
また,ポペット弁5の連絡口6の開放によって,噴流ガ
イド28に沿って主室1へ噴き出されたガス燃料と燃焼
ガスが,リエントラント形状の主室1の壁面に衝突して
拡散され,主室1内に一旦閉じ込められる状態で空気と
噴流ガスとの混合燃焼が促進される。
気通路7は,主室1の圧縮空気を空気通路7に導入する
ため,主室1側の開口縁部33が拡開したラッパ状口部
形状に形成されている。ポペット弁5の連絡口6の開放
によって,空気が主室1から副室2へ導入され,副室2
の下部に圧縮されたガス燃料が着火燃焼し,ガス燃料の
大部分が主室1へ噴き出されることになる。また,ピス
トン15に形成された主室1は,ピストン15の頂面に
位置する主室1のリップ部29が先尖りのリエントラン
ト形状に形成され,ピストン上死点で主室1の側壁面の
キャビティ壁面32が連絡口6の壁面と連続するように
噴流ガイド28がヘッドライナ10に形成されている。
また,ポペット弁5の連絡口6の開放によって,噴流ガ
イド28に沿って主室1へ噴き出されたガス燃料と燃焼
ガスが,リエントラント形状の主室1の壁面に衝突して
拡散され,主室1内に一旦閉じ込められる状態で空気と
噴流ガスとの混合燃焼が促進される。
【0035】ポペット弁5の弁ステム9に形成された空
気ノズル16は,主室1からの圧縮空気を副室2内に均
一に吹き込むことができるように形成されている。摺動
弁8の端面は,スプリング37のばね力によって段部5
5の方向に押圧され,主室1内の圧縮空気圧が所定圧以
下の状態では段部55に当接して空気ノズル16を閉鎖
している。主室1内の圧縮空気圧が所定圧以上になる圧
縮行程後半では,該圧縮空気圧によってスプリング37
のばね力に抗して摺動弁8をリフトさせ,空気ノズル1
6を空気通路7に連通させ,主室1の圧縮空気を空気ノ
ズル16から副室2に供給する。更に,ポペット弁5の
弁ステム9に形成された空気通路7から空気ノズル16
を通じて副室2に導入される空気のペネトレーションを
大きくするため,空気ノズル16が形成された弁ステム
9の領域を他の領域より大径にして空気ノズル16のリ
ード部を長く形成することができる。
気ノズル16は,主室1からの圧縮空気を副室2内に均
一に吹き込むことができるように形成されている。摺動
弁8の端面は,スプリング37のばね力によって段部5
5の方向に押圧され,主室1内の圧縮空気圧が所定圧以
下の状態では段部55に当接して空気ノズル16を閉鎖
している。主室1内の圧縮空気圧が所定圧以上になる圧
縮行程後半では,該圧縮空気圧によってスプリング37
のばね力に抗して摺動弁8をリフトさせ,空気ノズル1
6を空気通路7に連通させ,主室1の圧縮空気を空気ノ
ズル16から副室2に供給する。更に,ポペット弁5の
弁ステム9に形成された空気通路7から空気ノズル16
を通じて副室2に導入される空気のペネトレーションを
大きくするため,空気ノズル16が形成された弁ステム
9の領域を他の領域より大径にして空気ノズル16のリ
ード部を長く形成することができる。
【0036】ポペット弁5の弁ステム9に形成された空
気ノズル16は,周方向に隔置して複数個形成され,主
室1からの圧縮空気を副室2内に均一に導入することを
可能にしている。副室2内に導入された空気流は,副室
2の錐面の壁面に衝突して副室上部へ反射され,副室2
の上部からは下方へと拡がるように流れ,圧縮空気は副
室2の上部から充填され,ガス燃料は副室2の下部へと
押し付けられる。
気ノズル16は,周方向に隔置して複数個形成され,主
室1からの圧縮空気を副室2内に均一に導入することを
可能にしている。副室2内に導入された空気流は,副室
2の錐面の壁面に衝突して副室上部へ反射され,副室2
の上部からは下方へと拡がるように流れ,圧縮空気は副
室2の上部から充填され,ガス燃料は副室2の下部へと
押し付けられる。
【0037】また,空気ノズル16のトータルの通路断
面積は,空気通路7の通路断面積にほぼ等しく,ピスト
ン上面の面積に対して0.4〜0.9%程度に設定され
ることが,圧縮空気を主室1から副室2へ供給するのに
好ましい割合である。また,副室2内には,天然ガス等
のガス燃料が充満しており,その圧力は0.5〜0.7
MPa程度である。そのガス燃料中に主室1で圧縮され
た空気圧力が2〜3MPa程度になった時に,摺動弁8
が空気ノズル16を開放するようにスプリング37のば
ね力を設定されている。また,ポペット弁5及び摺動弁
8は,耐熱性で且つ耐変形性のSiC,Si3 N4 又は
それらの複合材から成るセラミックス又はインコネル等
の耐熱合金から作製され,十分の強度を有し,折損等の
恐れはないものである。
面積は,空気通路7の通路断面積にほぼ等しく,ピスト
ン上面の面積に対して0.4〜0.9%程度に設定され
ることが,圧縮空気を主室1から副室2へ供給するのに
好ましい割合である。また,副室2内には,天然ガス等
のガス燃料が充満しており,その圧力は0.5〜0.7
MPa程度である。そのガス燃料中に主室1で圧縮され
た空気圧力が2〜3MPa程度になった時に,摺動弁8
が空気ノズル16を開放するようにスプリング37のば
ね力を設定されている。また,ポペット弁5及び摺動弁
8は,耐熱性で且つ耐変形性のSiC,Si3 N4 又は
それらの複合材から成るセラミックス又はインコネル等
の耐熱合金から作製され,十分の強度を有し,折損等の
恐れはないものである。
【0038】摺動弁8は,弁ステム9に形成された空気
通路7内をスプリング37のばね力で空気ノズル16を
閉鎖する方向に押圧されている。摺動弁8は,その端面
に掛かる主室1から開口部24を通じて連通している空
気通路7内の所定以上のガス圧力によって,空気ノズル
16を開放するように構成されている。摺動弁8が,圧
縮行程後半で主室1内の圧縮空気圧によってスプリング
37のばね力に抗してリフトして空気ノズル16を開放
し,主室1の圧縮空気が空気通路7及び空気ノズル16
を通じて副室2の上部に均一に拡散して供給され,副室
2内のガス燃料を連絡口6側の副室2の下部に片寄ら
せ,副室2内の圧力が徐々に上昇して副室2内が5MP
a程度になって着火に必要な圧力温度に達すると,ガス
燃料と圧縮空気との境界部で着火が起こり燃焼する。次
いで,副室2内での着火燃焼によって副室2内の圧力が
上昇し,ポペット弁5を押し下げてポペット弁5が連絡
口6を開放すると共に,副室2の下部に存在する未燃ガ
ス燃料を連絡口6を通じて副室2から主室1へ噴き出さ
せる。
通路7内をスプリング37のばね力で空気ノズル16を
閉鎖する方向に押圧されている。摺動弁8は,その端面
に掛かる主室1から開口部24を通じて連通している空
気通路7内の所定以上のガス圧力によって,空気ノズル
16を開放するように構成されている。摺動弁8が,圧
縮行程後半で主室1内の圧縮空気圧によってスプリング
37のばね力に抗してリフトして空気ノズル16を開放
し,主室1の圧縮空気が空気通路7及び空気ノズル16
を通じて副室2の上部に均一に拡散して供給され,副室
2内のガス燃料を連絡口6側の副室2の下部に片寄ら
せ,副室2内の圧力が徐々に上昇して副室2内が5MP
a程度になって着火に必要な圧力温度に達すると,ガス
燃料と圧縮空気との境界部で着火が起こり燃焼する。次
いで,副室2内での着火燃焼によって副室2内の圧力が
上昇し,ポペット弁5を押し下げてポペット弁5が連絡
口6を開放すると共に,副室2の下部に存在する未燃ガ
ス燃料を連絡口6を通じて副室2から主室1へ噴き出さ
せる。
【0039】この副室式ガスエンジンは,ピストンヘッ
ド20の主室1のキャビティ4がピストン上死点では連
絡口6の通路壁面の延長線上になるように形成されてい
る。吸気ポート18から主室1へ送り込まれた吸気は主
室1のキャビティ4内で吸気スワールは形成するが,ポ
ペット弁5が連絡口6を開放した時に,副室2にガス燃
料を滞留させることなく,副室2からの火炎,未燃混合
気等のガスが連絡口6を通じて主室1に形成されている
吸気スワール中に噴き出され,拡散空気流となって主室
1で混合を促進し,主室1での二次燃焼スピードをアッ
プし,短期に燃焼を完結し,NOX ,スート,HC等の
発生を抑制し,熱効率を向上させる。
ド20の主室1のキャビティ4がピストン上死点では連
絡口6の通路壁面の延長線上になるように形成されてい
る。吸気ポート18から主室1へ送り込まれた吸気は主
室1のキャビティ4内で吸気スワールは形成するが,ポ
ペット弁5が連絡口6を開放した時に,副室2にガス燃
料を滞留させることなく,副室2からの火炎,未燃混合
気等のガスが連絡口6を通じて主室1に形成されている
吸気スワール中に噴き出され,拡散空気流となって主室
1で混合を促進し,主室1での二次燃焼スピードをアッ
プし,短期に燃焼を完結し,NOX ,スート,HC等の
発生を抑制し,熱効率を向上させる。
【0040】この副室式ガスエンジンは,上記のように
構成されているので,次のようにして作動される。この
副室式ガスエンジンは,例えば,吸入行程,圧縮行程,
膨張行程及び排気行程の4サイクルを繰り返すことによ
って駆動される。特に,この副室式ガスエンジンにおい
て,吸入空気量とEGR量との供給関係,及び副室2に
供給されるガス燃料量と吸気に供給されるガス燃料量と
の供給関係は,コントローラ40によって図7に示すよ
うな関係で制御されるものである。コントローラ40
は,エンジン始動に伴って燃料ポンプ38の駆動制御を
行うが,エンジン始動時の最初は冷却ポンプ51とEG
Rポンプ46の駆動制御を行わない。
構成されているので,次のようにして作動される。この
副室式ガスエンジンは,例えば,吸入行程,圧縮行程,
膨張行程及び排気行程の4サイクルを繰り返すことによ
って駆動される。特に,この副室式ガスエンジンにおい
て,吸入空気量とEGR量との供給関係,及び副室2に
供給されるガス燃料量と吸気に供給されるガス燃料量と
の供給関係は,コントローラ40によって図7に示すよ
うな関係で制御されるものである。コントローラ40
は,エンジン始動に伴って燃料ポンプ38の駆動制御を
行うが,エンジン始動時の最初は冷却ポンプ51とEG
Rポンプ46の駆動制御を行わない。
【0041】エンジン始動後の定格運転状態になると,
コントローラ40は,EGRポンプ46の駆動制御を行
い,吸気にEGRガスを供給するが,1/4負荷までは
吸気の75%程度のEGRガスを吸気ポート18にEG
Rノズル48を通じて供給する。コントローラ40は,
エンジン負荷が1/4負荷以上になると,EGRガスの
供給量を低減させつつ,吸入空気量を増加させ,負荷に
伴うO2 を供給する制御を行い,4/4負荷の全負荷時
には,EGRガス量を50%程度に低減して吸入空気量
を50%にする制御を行う。一方,コントローラ40
は,エンジン負荷が1/4負荷程度までの部分負荷時に
は,副室2のみにガス燃料を供給し,次いで,1/4負
荷を超える中負荷時には,吸気管67に設けた吸気燃料
ノズル50を作動してガス燃料を吸気に供給する制御を
行う。また,コントローラ40は,1/4負荷を超える
中負荷時には,副室2に供給するガス燃料量の上限を,
全負荷(4/4負荷)時の50%に制限する制御を行
う。また,コントローラ40は,エンジンが定格運転に
なって,副室2内の温度が上昇すると,冷却ポンプ51
を作動し,冷却水,冷却オイル或いは冷却空気等の冷却
流体を冷却流体通路58を通じて冷却ジャケット53に
供給し,副室2内のガス燃料の温度上昇を防止し,ガス
燃料の活性化を抑制して自己着火を避ける制御を行う。
コントローラ40は,EGRポンプ46の駆動制御を行
い,吸気にEGRガスを供給するが,1/4負荷までは
吸気の75%程度のEGRガスを吸気ポート18にEG
Rノズル48を通じて供給する。コントローラ40は,
エンジン負荷が1/4負荷以上になると,EGRガスの
供給量を低減させつつ,吸入空気量を増加させ,負荷に
伴うO2 を供給する制御を行い,4/4負荷の全負荷時
には,EGRガス量を50%程度に低減して吸入空気量
を50%にする制御を行う。一方,コントローラ40
は,エンジン負荷が1/4負荷程度までの部分負荷時に
は,副室2のみにガス燃料を供給し,次いで,1/4負
荷を超える中負荷時には,吸気管67に設けた吸気燃料
ノズル50を作動してガス燃料を吸気に供給する制御を
行う。また,コントローラ40は,1/4負荷を超える
中負荷時には,副室2に供給するガス燃料量の上限を,
全負荷(4/4負荷)時の50%に制限する制御を行
う。また,コントローラ40は,エンジンが定格運転に
なって,副室2内の温度が上昇すると,冷却ポンプ51
を作動し,冷却水,冷却オイル或いは冷却空気等の冷却
流体を冷却流体通路58を通じて冷却ジャケット53に
供給し,副室2内のガス燃料の温度上昇を防止し,ガス
燃料の活性化を抑制して自己着火を避ける制御を行う。
【0042】この副室式ガスエンジンの通常の作動は,
次のとおりである。ピストン15がシリンダ14内を下
降する吸入行程において,吸気弁56が開放し,排気弁
57が排気ポート39を閉鎖し,ポペット弁5が連絡孔
6を閉鎖すると共に摺動弁8の空気ノズル16を閉鎖し
て副室2と主室1とは遮断されているので,吸入空気が
ターボチャージャのコンプレッサ等から吸気ポート18
を通じて主室1に供給される(図3)。一方,ガス燃料
ポンプ38の作動によってガス燃料供給源から天然ガス
がガス燃料通路43,52を通じてガス燃料弁11へ供
給され,カム34による弁体のリフトで開放されたガス
燃料供給口17から副室2に供給される(図3)。そこ
で,副室2にガス燃料が所定量供給されると,ガス燃料
弁11はガス燃料供給口17を閉鎖し,吸気弁56が吸
気ポート18を閉鎖する。
次のとおりである。ピストン15がシリンダ14内を下
降する吸入行程において,吸気弁56が開放し,排気弁
57が排気ポート39を閉鎖し,ポペット弁5が連絡孔
6を閉鎖すると共に摺動弁8の空気ノズル16を閉鎖し
て副室2と主室1とは遮断されているので,吸入空気が
ターボチャージャのコンプレッサ等から吸気ポート18
を通じて主室1に供給される(図3)。一方,ガス燃料
ポンプ38の作動によってガス燃料供給源から天然ガス
がガス燃料通路43,52を通じてガス燃料弁11へ供
給され,カム34による弁体のリフトで開放されたガス
燃料供給口17から副室2に供給される(図3)。そこ
で,副室2にガス燃料が所定量供給されると,ガス燃料
弁11はガス燃料供給口17を閉鎖し,吸気弁56が吸
気ポート18を閉鎖する。
【0043】圧縮行程に移行すると,ピストン15がシ
リンダ14内を上昇し,主室1に供給された吸入空気は
圧縮される。圧縮行程後半になって主室1の空気が圧縮
され,副室2のガス燃料圧より大きくなった時点(図7
の符号Aの時点)で,主室1の圧縮空気圧がスプリング
37のばね力に抗して摺動弁8を押し上げ,空気ノズル
16が開放すると,主室1から圧縮空気がポペット弁5
の開口部24から空気通路7を通じて空気ノズル16か
ら副室2へ供給される(図4)。空気ノズル16は,主
室1からの圧縮空気はリード部を通って十分にペネトレ
ーションを良好にし,副室2の逆円錐台形状の壁面21
に衝突し,反射して副室2の上部へと流れ,副室2の上
部から圧縮空気が充填されてガス燃料が副室2の下部へ
と押し付けられる。
リンダ14内を上昇し,主室1に供給された吸入空気は
圧縮される。圧縮行程後半になって主室1の空気が圧縮
され,副室2のガス燃料圧より大きくなった時点(図7
の符号Aの時点)で,主室1の圧縮空気圧がスプリング
37のばね力に抗して摺動弁8を押し上げ,空気ノズル
16が開放すると,主室1から圧縮空気がポペット弁5
の開口部24から空気通路7を通じて空気ノズル16か
ら副室2へ供給される(図4)。空気ノズル16は,主
室1からの圧縮空気はリード部を通って十分にペネトレ
ーションを良好にし,副室2の逆円錐台形状の壁面21
に衝突し,反射して副室2の上部へと流れ,副室2の上
部から圧縮空気が充填されてガス燃料が副室2の下部へ
と押し付けられる。
【0044】圧縮空気が副室2に供給されると,空気の
一部は副室2内のガス燃料と一部は混合するが,ガス燃
料の大半は逆円錐壁面21に沿って圧縮空気によって圧
縮され,副室2の下部にガス燃料が押し付けられ,副室
2の上部に圧縮空気が侵入した状態になる。圧縮行程上
死点近傍で,圧縮空気が十分に副室2に供給された状態
になってガス燃料と空気との境界部で着火が起こり(図
7の符号Bの時点),副室2内でガス燃料が着火燃焼
し,副室2の圧力が上昇して最高圧に達し(図7の符号
Cの時点),その時,副室2内の高圧力によってポペッ
ト弁5がリフトし,連絡口6の開放状態になると共に電
磁力駆動装置35が作動して連絡口6の開放状態を保持
し,副室2から連絡口6を通じて主室1へ火炎,未燃混
合気等のガスが噴き出される(図5)。そこで,副室2
内の燃焼火炎は,副室2に主室1へ確実に大半が噴き出
され,燃焼火炎が噴き出された時点(図7の符号Dの時
点)でポペット弁5は主室1と副室2との圧力バランス
によって連絡口6を一旦閉鎖するように作用するが,電
磁力駆動装置35によってポペット弁5による連絡口6
の閉鎖が阻止される。
一部は副室2内のガス燃料と一部は混合するが,ガス燃
料の大半は逆円錐壁面21に沿って圧縮空気によって圧
縮され,副室2の下部にガス燃料が押し付けられ,副室
2の上部に圧縮空気が侵入した状態になる。圧縮行程上
死点近傍で,圧縮空気が十分に副室2に供給された状態
になってガス燃料と空気との境界部で着火が起こり(図
7の符号Bの時点),副室2内でガス燃料が着火燃焼
し,副室2の圧力が上昇して最高圧に達し(図7の符号
Cの時点),その時,副室2内の高圧力によってポペッ
ト弁5がリフトし,連絡口6の開放状態になると共に電
磁力駆動装置35が作動して連絡口6の開放状態を保持
し,副室2から連絡口6を通じて主室1へ火炎,未燃混
合気等のガスが噴き出される(図5)。そこで,副室2
内の燃焼火炎は,副室2に主室1へ確実に大半が噴き出
され,燃焼火炎が噴き出された時点(図7の符号Dの時
点)でポペット弁5は主室1と副室2との圧力バランス
によって連絡口6を一旦閉鎖するように作用するが,電
磁力駆動装置35によってポペット弁5による連絡口6
の閉鎖が阻止される。
【0045】副室2から主室1へ火炎,未燃ガス燃料等
のガスが噴き出すと,火炎,未燃ガス燃料のガスが連絡
口6の出口側の噴流ガイド28からピストン15のキャ
ビティ4のリエントラント壁面に沿って主室1へ噴出
し,該ガスが主室1で一旦保持されつつ混合を促進して
燃焼が盛んになって主室1の最高圧に達し(図7の符号
Eの時点),ピストン15は主室1の燃焼ガス圧で押し
下げられつつ,ガス燃料の主室1内での二次燃焼が促進
され,ピストン15がシリンダ14を降下することによ
って主室1の圧力は低下し,電磁力駆動装置35の作動
によってポペット弁5がリフトしているので副室2内か
ら主室1へ残留ガスが噴出し,主室1内のガス圧が若干
上昇した状態になって燃焼し,NOX ,HCの発生を抑
制した状態で燃焼が完結する。次いで,ポペット弁5
は,副室2内にガス燃料を供給するため,排気行程後半
までには電磁力駆動装置35の作動が停止されてリター
ンスプリング63のばね力によって連絡口6を閉鎖す
る。
のガスが噴き出すと,火炎,未燃ガス燃料のガスが連絡
口6の出口側の噴流ガイド28からピストン15のキャ
ビティ4のリエントラント壁面に沿って主室1へ噴出
し,該ガスが主室1で一旦保持されつつ混合を促進して
燃焼が盛んになって主室1の最高圧に達し(図7の符号
Eの時点),ピストン15は主室1の燃焼ガス圧で押し
下げられつつ,ガス燃料の主室1内での二次燃焼が促進
され,ピストン15がシリンダ14を降下することによ
って主室1の圧力は低下し,電磁力駆動装置35の作動
によってポペット弁5がリフトしているので副室2内か
ら主室1へ残留ガスが噴出し,主室1内のガス圧が若干
上昇した状態になって燃焼し,NOX ,HCの発生を抑
制した状態で燃焼が完結する。次いで,ポペット弁5
は,副室2内にガス燃料を供給するため,排気行程後半
までには電磁力駆動装置35の作動が停止されてリター
ンスプリング63のばね力によって連絡口6を閉鎖す
る。
【0046】次いで,ピストン15が下死点に到達し,
排気行程に移行する。排気弁57が排気ポート39を開
放し,排気ガスが排気ポート39を通じて排気管から排
気され,排気ガスが有する排気熱エネルギは,例えば,
排気管に組み込まれたターボチャージャ,エネルギ回収
タービン,熱交換器等で回収される。排気行程及び吸入
行程において,再び,ポペット弁5がリターンスプリン
グ63のばね力で復帰し,ポペット弁5が連絡口6を閉
鎖する。次いで,ガス燃料弁11がガス燃料供給口17
を開放し,ガス燃料がガス燃料供給源から副室2へ供給
されることになる。
排気行程に移行する。排気弁57が排気ポート39を開
放し,排気ガスが排気ポート39を通じて排気管から排
気され,排気ガスが有する排気熱エネルギは,例えば,
排気管に組み込まれたターボチャージャ,エネルギ回収
タービン,熱交換器等で回収される。排気行程及び吸入
行程において,再び,ポペット弁5がリターンスプリン
グ63のばね力で復帰し,ポペット弁5が連絡口6を閉
鎖する。次いで,ガス燃料弁11がガス燃料供給口17
を開放し,ガス燃料がガス燃料供給源から副室2へ供給
されることになる。
【0047】
【発明の効果】この発明による副室式ガスエンジンは,
上記のように,EGR装置によって吸気に排気ガスを供
給することによって常に適正なO2 が供給され,ノッキ
ングを発生させることがなく,また,副室内のガス燃料
は冷却ジャケットで適正温度に冷却されているので,副
室内のガス燃料の活性化が抑制されて自己着火が防止さ
れ,主室から圧縮空気が副室へ供給された時に適正に着
火燃焼が発生し,スムースな燃焼状態を確保することが
できる。また,高負荷では,副室のみでなく,吸気に自
己着火しない程度の量のガス燃料を供給するので,副室
の容積を余り大きく形成する必要がなく,副室をコンパ
クトに形成することができる。
上記のように,EGR装置によって吸気に排気ガスを供
給することによって常に適正なO2 が供給され,ノッキ
ングを発生させることがなく,また,副室内のガス燃料
は冷却ジャケットで適正温度に冷却されているので,副
室内のガス燃料の活性化が抑制されて自己着火が防止さ
れ,主室から圧縮空気が副室へ供給された時に適正に着
火燃焼が発生し,スムースな燃焼状態を確保することが
できる。また,高負荷では,副室のみでなく,吸気に自
己着火しない程度の量のガス燃料を供給するので,副室
の容積を余り大きく形成する必要がなく,副室をコンパ
クトに形成することができる。
【図1】この発明による副室式ガスエンジンの一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図1の副室式ガスエンジンにおけるポペット弁
の電磁力駆動装置を示す断面図である。
の電磁力駆動装置を示す断面図である。
【図3】図1の副室式ガスエンジンにおける副室を閉鎖
したポペット弁と空気ノズルを閉鎖した摺動弁を示す断
面図である。
したポペット弁と空気ノズルを閉鎖した摺動弁を示す断
面図である。
【図4】図1の副室式ガスエンジンにおける副室を閉鎖
したポペット弁と空気ノズルを開放した摺動弁を示す断
面図である。
したポペット弁と空気ノズルを開放した摺動弁を示す断
面図である。
【図5】図3のポペット弁の開放状態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】図1の副室式ガスエンジンにおけるエンジン負
荷に対応する吸気ガス燃料量と副室ガス燃料量との関係
及びEGR量と吸入空気との関係を示すグラフである。
荷に対応する吸気ガス燃料量と副室ガス燃料量との関係
及びEGR量と吸入空気との関係を示すグラフである。
【図7】図1の副室式ガスエンジンの作動状態を説明す
る線図である。
る線図である。
1 主室 2 副室 3 シリンダヘッド 5 ポペット弁 6 連絡口 7 空気通路 8 摺動弁 9 弁ステム 10 ヘッドライナ 11 燃料弁 14 シリンダ 15 ピストン 16 空気ノズル 18 吸気ポート 35 電磁力駆動装置 37 スプリング 38 燃料ポンプ 39 排気ポート 40 コントローラ 41,68 中空部 46 EGRポンプ 48 EGRノズル 50 吸気燃料ノズル 51 冷却ポンプ 53 冷却ジャケット 54 シリンダブロック 56 吸気弁 57 排気弁 61 電磁石鉄心 62 電磁コイル 63 リターンスプリング 64 磁路管 65 磁性板 66 排気管 67 吸気管 71 排気ガス冷却装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 25/07 570 F02M 25/07 570L F16K 31/08 F16K 31/08 // F02M 21/02 F02M 21/02 Z Fターム(参考) 3G023 AA04 AA05 AA06 AB05 AC02 AC03 AC04 AC07 AD02 AD03 AD10 AD21 AD30 AE04 AG03 AG05 3G062 AA01 BA03 BA04 CA06 DA02 EA10 ED04 ED08 ED14 FA13 GA00 3G092 AA02 AA05 AA06 AA07 AA08 AA17 AB08 AB09 AC08 BA08 BB01 DA13 DC07 DC09 DE03S DE05S DG02 DG09 EA13 FA16 FA17 FA18 GA05 GA06 HA11Z HB01X HD07X 3G301 HA04 HA05 HA13 HA22 JA22 JA25 JA26 KA08 KA09 LA08 LB04 LB07 LC01 MA11 PA17Z PB03A PD15A 3H106 DA07 DA13 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC02 DC17 DD02 EE48 GB23 KK17
Claims (9)
- 【請求項1】 副室及び該副室の回りに位置する吸気ポ
ートと排気ポートが形成されたシリンダヘッドに配置さ
れたヘッドライナ,前記シリンダヘッドに取り付けられ
たシリンダブロックに設けたシリンダ内を往復動するピ
ストン,前記副室に連絡口を通じて連通する前記ピスト
ンに形成された主室,前記連絡口を開閉するため前記副
室の中央領域を貫通するポペット弁,前記副室へガス燃
料を供給するガス燃料供給装置,及び前記副室から前記
主室への燃焼火炎の噴出を確実にするため前記ポペット
弁による前記連絡口の開放時期を保持するように前記ポ
ペット弁を電磁力で駆動する電磁力駆動装置,から成る
副室式ガスエンジン。 - 【請求項2】 前記電磁力駆動装置は,前記ポペット弁
の弁ステムの端部に固定された磁性板,前記磁性板に対
向して前記シリンダヘッドに固定され且つ前記弁ステム
が貫通して延びる中空部を備えた電磁石,前記磁性板と
前記シリンダヘッドとの間に配置され且つ前記ポペット
弁を前記連絡口を閉鎖する方向に付勢するスプリング,
及び前記電磁石と前記磁性板との外側に配置された磁路
管から構成されていることから成る請求項1に記載の副
室式ガスエンジン。 - 【請求項3】 前記電磁石に通電することによって前記
電磁石が前記磁性板を吸引保持して前記ポペット弁が前
記連絡口を開放し,前記電磁石への通電を停止すること
によって前記スプリングのばね力で前記ポペット弁が前
記連絡口を閉鎖することから成る請求項2に記載の副室
式ガスエンジン。 - 【請求項4】 前記磁性板は永久磁石から構成され,前
記ポペット弁が前記連絡口を開放する時には前記電磁石
が前記永久磁石を吸着するように前記電磁石に前記永久
磁石の極と反対の極になるように通電し,前記ポペット
弁が前記連絡口を閉鎖する時には前記電磁石が前記永久
磁石を反発するように前記電磁石に前記永久磁石の極と
同一極になるように通電することから成る請求項2に記
載の副室式ガスエンジン。 - 【請求項5】 前記ポペット弁は,前記弁ステムに形成
された空気通路,前記空気通路から前記副室へ延びる前
記副室の上部に開口した空気ノズル,及び前記空気ノズ
ルを開閉するため前記弁ステム内に摺動可能に配置され
た摺動弁を備えていることから成る請求項1に記載の副
室式ガスエンジン。 - 【請求項6】 前記副室の回りに位置して前記ヘッドラ
イナに形成された冷却ジャケット,及び前記副室に導入
される前記ガス燃料を冷却するため前記冷却ジャケット
に冷却流体を供給する冷却ポンプを備えていることから
成る請求項1に記載の副室式ガスエンジン。 - 【請求項7】 吸気通路を通じて吸気を前記主室に導入
するため前記吸気ポートに配置された吸気弁,前記主室
と前記副室内の排気ガスを排気通路に排出するため前記
排気ポートに配置された排気弁,前記吸気にガス燃料の
一部を供給する吸気燃料ノズル,前記排気ガスの一部を
前記吸気に混合させる排気ガス冷却装置を備えたEGR
装置,及びエンジン負荷に応じて前記吸気通路に供給さ
れるガス燃料量とEGR量を制御するコントローラを備
えていることから成る請求項1に記載の副室式ガスエン
ジン。 - 【請求項8】 前記コントローラは,前記EGR装置に
よって前記吸気に供給される前記排気ガス量を前記吸気
量の50%以上に制御し,低負荷時から高負荷に従って
前記吸気に供給される前記排気ガス量を低減させて全負
荷時には前記排気ガス量を前記供給の50%にまで低減
させる制御を行うことから成る請求項7に記載の副室式
ガスエンジン。 - 【請求項9】 前記コントローラは,部分負荷時には前
記ガス燃料供給装置から前記副室にのみガス燃料が供給
され,中負荷以上の時には前記吸気燃料ノズルから前記
吸気に前記ガス燃料の一部を供給する制御を行うことか
ら成る請求項7に記載の副室式ガスエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11003705A JP2000204989A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 電磁力駆動装置を備えた副室式ガスエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11003705A JP2000204989A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 電磁力駆動装置を備えた副室式ガスエンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000204989A true JP2000204989A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11564783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11003705A Pending JP2000204989A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 電磁力駆動装置を備えた副室式ガスエンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000204989A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102425517A (zh) * | 2011-10-28 | 2012-04-25 | 南京理工大学 | 一种气体燃料电控喷射装置 |
| JP2013113133A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Toshiba Corp | ガスエンジンシステムおよび発電装置 |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP11003705A patent/JP2000204989A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102425517A (zh) * | 2011-10-28 | 2012-04-25 | 南京理工大学 | 一种气体燃料电控喷射装置 |
| JP2013113133A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Toshiba Corp | ガスエンジンシステムおよび発電装置 |
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