JP2000205134A - 空気圧縮機 - Google Patents

空気圧縮機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費動力の低減を可能とした空気圧縮機を提
供する。 【解決手段】 空気フィルタ4を介して大気から空気を
取り入れた空気を空気用圧縮機本体1の吸込口に導く吸
込流路2に、冷媒用圧縮機本体11と冷媒凝縮用の第2
熱交換器12と膨張弁13とともに冷凍装置の冷媒用第
1循環路14を形成する冷媒蒸発用の第1熱交換器5を
吸気冷却手段として介在させ、冷媒と吸込み空気との間
で熱交換を行わせる構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大気中の空気を吸
込み、圧縮する空気圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空気圧縮機は各種の分野において
広く利用されている。そして、基本的には、この空気圧
縮機は、圧縮機本体の吸込口に接続した吸込流路に、空
気フィルタを介して大気中の空気を取り入れ、この空気
を圧縮機本体にて圧縮し、圧縮機本体の吐出口から吐出
するように形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気圧縮機
の場合、上記吸込口から吸込む空気の温度、即ち吸込温
度が高くなると、吸込み空気の密度が小さくなる。この
ため、その分だけ単位動力当たりの圧縮機本体からの吐
出風量が減少し、消費動力が増大するという問題があ
る。本発明は、斯る従来の問題をなくすことを課題とし
てなされたもので、消費動力の低減を可能とした空気圧
縮機を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、大気から取り入れた空気を空気用圧縮
機本体の吸込口に導く吸込流路に吸気冷却手段を介設し
た構成とした。
【0005】また、第2発明は、上記吸気冷却手段が、
冷媒用圧縮機本体と冷媒凝縮用の第2熱交換器と膨張弁
とともに冷凍装置の冷媒用第1循環路を形成する冷媒蒸
発用の第1熱交換器であって、この第1熱交換器で冷媒
と吸込み空気との間で熱交換を行わせる構成とした。
【0006】さらに、第3発明は、上記空気用圧縮機本
体の吐出流路が、アフタークーラと再熱器と第3熱交換
器とドレントラップとを有し、上記第3熱交換器が、冷
媒用圧縮機本体と冷媒凝縮用の第4熱交換器と膨張弁と
冷媒蒸発用の第5熱交換器とともに冷媒用第2循環路を
形成し、冷媒蒸発のために働き、上記吸気冷却手段が、
上記第5熱交換器であって、上記空気用圧縮機本体から
吐出された圧縮空気が、アフタークーラから上記再熱
器、上記第3熱交換器、ドレントラップの順序でこれら
を通過した後、再び上記再熱器を通過して機外に送り出
され、上記吐出された圧縮空気が、まずアフタークーラ
で冷却され、上記再熱器で上記ドレントラップを通過し
た圧縮空気と熱交換して、この圧縮空気を昇温させ、上
記第3熱交換器で冷却され、上記ドレントラップで析出
水分を除去され、ドライな状態となる一方、上記第5熱
交換器で冷媒と吸込み空気との間で熱交換を行わせる構
成とした。
【0007】さらに、第4発明は、上記空気用圧縮機本
体の吐出流路が、アフタークーラと再熱器と蒸発用第6
熱交換器とドレントラップとを有し、上記第6熱交換器
が、冷媒用圧縮機本体と冷媒凝縮用の第7熱交換器と膨
張弁と第1流量調節弁とともに冷媒用第3循環路を形成
し、冷媒蒸発のために働き、上記冷媒用圧縮機本体と第
7熱交換器とが、第2流量調節弁と冷媒蒸発用の第8熱
交換器とともに冷媒用第4循環路を形成し、上記吸気冷
却装手段が、上記第8熱交換器であって、上記空気用圧
縮機本体から吐出された圧縮空気が、アフタークーラか
ら上記再熱器、上記第6熱交換器、ドレントラップの順
序でこれらを通過した後、再び上記再熱器を通過して機
外に送り出され、上記吐出された圧縮空気が、まずアフ
タークーラで冷却され、上記再熱器で上記ドレントラッ
プを通過した圧縮空気と熱交換して、この圧縮空気を昇
温させ、上記第6熱交換器で冷却され、上記ドレントラ
ップで析出水分を除去され、ドライな状態となる一方、
上記第8熱交換器で冷媒と吸込み空気との間で熱交換を
行わせる構成とした。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態を図面
にしたがって説明する。図1は、本発明の第1実施形態
に係る空気圧縮機を示し、空気用圧縮機本体1の吸込口
に吸込流路2が、吐出口に吐出流路3が接続してある。
吸込流路2には空気フィルタ4と吸気冷却手段である第
1熱交換器5とドレントラップ6とが設けてある。そし
て、大気中の空気を、空気フィルタ4を介して吸込流路
2に取り入れ、後述するように第1熱交換器5で冷却
し、ここで析出したドレンをドレントラップ6にて分
離、排出し、冷却された空気を圧縮機本体1で圧縮し、
上記吐出口から吐出流路3に吐出するようになってい
る。
【0009】第1熱交換器5は、上記空気圧縮機の一部
を構成するとともに冷凍装置の一部をも構成している。
この冷凍装置は、冷媒用圧縮機本体11と冷媒凝縮用の
水冷式第2熱交換器12と膨張弁13と冷媒蒸発用の第
1熱交換器5とを含む冷媒用第1循環路14を形成して
いる。そして、冷媒用圧縮機本体11で圧縮された冷媒
は、第2熱交換器12にて、冷却水との熱交換により熱
を奪われて凝縮し、高圧状態の冷媒液となり、膨張弁1
3にて膨張させられる。さらに、この冷媒液は、第1熱
交換器5にて空気フィルタ4を介して吸込流路2に取り
入れられた空気と熱交換して蒸発し、その際の気化熱に
より吸込流路2中の空気を冷却する。
【0010】このように、この空気圧縮機では、圧縮機
本体1に吸込まれる空気を冷却し、吸込温度を低下させ
るようになっているため、この空気密度が大きくなり、
単位動力当たりの吐出風量が増大する。例えば、大気温
度が30℃のときに第1熱交換器5による冷却により吸
込温度を10℃にすると吐出風量は冷却しない場合に比
して7%増大する。また、圧縮機本体1が空気圧縮を行
うロータ室に潤滑油を注入する油冷式のものである場
合、吸込温度が低下すると、圧縮機本体1から吐出され
る圧縮空気の温度、即ち吐出温度も低下し、潤滑油の粘
度が増大する結果、上記ロータ室のシール性が良くな
り、圧縮機本体1の空気圧縮の効率が向上し、吐出風量
がより一層増大する。
【0011】さらに、圧縮機本体1が上記ロータ室に潤
滑油を注入する油冷式のものである場合、吸込温度が低
下し、吐出温度が低下すると、潤滑油の温度も低下し、
上記ロータ室への注油温度が低下する結果、吸込んだ空
気が温められて、熱膨張し、密度が小さくなるという問
題、即ち吸込加熱の問題がある程度解消され、これによ
り空気密度が増大し、吐出風量がより一層増大する。こ
の吐出風量は、当社従来機に比して10数%増大する
故、第1熱交換器5による消費動力の増加分が数%ある
点を考慮しても、全体的に約10%の消費動力が節減で
きる。さらに、吐出温度が低下すると、圧縮機本体1の
吐出流路3に従来設けていたアフタークーラを小型化、
或いは省略できるようになる。
【0012】図2は、本発明の第2実施形態に係る空気
圧縮機を示し、上記第1実施形態に係る空気用圧縮機と
共通する部分については、互いに同一番号を付して説明
を省略する。この空気圧縮機では、空気用圧縮機本体1
の吐出流路3に、空冷式アフタークーラ21と再熱器2
2と第3熱交換器23とドレントラップ6とを介設し、
上記第3熱交換器23が、冷媒用圧縮機本体11と冷媒
凝縮用の水冷式第4熱交換器24と膨張弁13と冷媒蒸
発用の第5熱交換器25とともに冷凍装置の冷媒用第2
循環路26を形成している。また、図2中一点鎖線Aで
囲む部分は、圧縮空気を乾燥させるためのドライヤとし
て機能する一方、第5熱交換器25は、吸込流路2にお
ける吸気冷却手段でもある。なお、図2中の※印同志は
連続することを意味している。
【0013】具体的には、上記第1実施形態の場合と同
様に、膨張弁13を通過した冷媒液は第5熱交換器25
にて吸込流路2中の空気と熱交換して部分的に蒸発する
とともに、この空気を冷却する。また、圧縮機本体1か
ら吐出された圧縮空気は、まずアフタークーラ21で冷
却され、再熱器22で吐出流路3のドレントラップ6を
通過してきた圧縮空気と熱交換して、この通過してきた
圧縮空気を昇温させるとともに、自らは冷却されて第3
熱交換器23に至る。そして、この第3熱交換器23に
て、圧縮空気と部分的に蒸発した冷媒との間の熱交換に
より、冷媒は蒸発するとともに、圧縮空気は冷却され、
析出水分はドレントラップ6にて分離、排出され、圧縮
空気はドライな状態となり、上述したように再熱器22
で昇温され、さらにドライな状態になって機外に送り出
される。
【0014】そして、斯かる構成により、吸込温度を低
下させ、第1実施形態の場合と同様に、吐出風量を増大
させ、消費動力が節減されるようになり、アフタークー
ラ21を小型化できるようになっている。なお、図2で
は、アフタークーラ21を設けてあるが、第5熱交換器
26を設けることによりアフタークーラ21を省略する
こともできる。また、吸気冷却して、吸込流路中に析出
したドレンを除くことにより、吐出流路での乾燥運転の
省略、或いは運転時間の短縮が可能になる。
【0015】図3は、本発明の第3実施形態に係る空気
圧縮機を示し、上記各実施形態に係る空気用圧縮機と共
通する部分については、互いに同一番号を付して説明を
省略する。この空気圧縮機では、空気用圧縮機本体1の
吐出流路3に、空冷式アフタークーラ21と再熱器22
と第6熱交換器31とドレントラップ6とを介設してあ
る。一方、膨張弁13の二次側にて冷媒流路は二手に分
かれ、その内の一方は、冷媒用圧縮機本体11と冷媒凝
縮用の水冷式第4熱交換器24と膨張弁13と第1流量
調節弁32と冷媒蒸発用の第6熱交換器31とを含む冷
凍装置の冷媒用第3循環路33の一部を形成している。
そして、図3中一点鎖線Bで囲む部分は、圧縮空気を乾
燥させるためのドライヤとして機能する
【0016】また、上記二手に分かれた冷媒流路の内の
他方は、冷媒用圧縮機本体11と冷媒凝縮用の水冷式第
4熱交換器24と膨張弁13と第2流量調節弁34と冷
媒蒸発用の第7熱交換器35とを含む冷凍装置の冷媒用
第4循環路36の一部を形成している。また、この第7
熱交換器35は、吸込流路2における吸気冷却手段でも
ある。なお、上記同様、図3中の※印同志は連続するこ
とを意味している。そして、この第3実施形態に係る装
置では、第1流量調節弁32および第2流量調節弁34
のそれぞれの開度を調節することにより第3循環路33
および第4循環路36に流れる冷媒量を変え、吸気冷却
およびドライヤのそれぞれの働きを調節することができ
るようになっている。この第1流量調節弁32および第
2流量調節弁34に代えて、膨張弁13の二次側におけ
る冷媒流路の分岐部に三方切換弁を設けて、各循環路に
導く冷媒の量を調節するようにしてもよい。また、上記
同様に、斯かる構成により、吸込温度を低下させ、吐出
風量を増大させ、消費動力が節減されるようになり、ア
フタークーラ21を小型化できるようになっている。な
お、図2では、アフタークーラ21を設けてあるが、第
7熱交換器35を設けることによりアフタークーラ21
を省略することもできる。
【0017】ところで、上述した各実施形態では、吸気
冷却のために冷凍装置における冷媒の気化熱を利用して
いるが、本発明はこれに限定するものではなく、第1熱
交換器5、第5熱交換器25、および第7熱交換器35
に代えて、空冷式或いは水冷式の熱交換器を設けた圧縮
機をも含むものである。また、水冷式第4熱交換器24
に代えて空冷式の熱交換器を設けてもよく、空冷式のア
フタークーラ21に代えて水冷式のアフタークーラを設
けてもよく、いずれも本発明に含まれる。さらに、本発
明における圧縮機本体は、無給油式、油冷式のいずれの
タイプであってもよく、圧縮機本体が油冷式のものであ
る場合、周知のように圧縮機本体の吐出側に油分離回収
器が設けられ、さらにこの下部から油冷却器、油フィル
タを経て圧縮機本体内の注油箇所に至る油供給流路が設
けられる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、圧縮機の吸気を冷却するようになっているた
め、吸込温度を低下させ、吐出風量を増大させ、消費動
力が節減されるようになり、通常設けられるアフターク
ーラを小型化若しくは省略することができるという効果
を奏する。また、吸気冷却用として吐出流路における付
属装置であるドライヤの冷媒を利用することにより、吸
気冷却のために新たな冷却媒体を用いる場合に比して構
造を単純化できる他、吸気冷却側とドライヤ側のそれぞ
れに流れる冷媒の量を調節できるようにすることによ
り、外気温度に合わせて最適な吸込温度に調節すること
ができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る空気圧縮機の全
体構成を示す図である。
【図2】 本発明の第2実施形態に係る空気圧縮機の全
体構成を示す図である。
【図3】 本発明の第3実施形態に係る空気圧縮機の全
体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 空気用圧縮機本体 2 吸込流路 3 吐出流路 4 空気フィルタ 5 第1熱交換器 6 ドレントラップ 11 冷媒用圧縮機本体 12 第2熱交換器 13 膨張弁 14 冷媒用第1循
環路 21 アフタークーラ 22 再熱器 23 第3熱交換器 24 第4熱交換器 25 第5熱交換器 26 冷媒用第2循
環路 31 第6熱交換器 32 第1流量調節
弁 33 第3循環路 34 第2流量調節
弁 35 第7熱交換器 36 冷媒用第4循
環路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大気から取り入れた空気を空気用圧縮機
    本体の吸込口に導く吸込流路に吸気冷却手段を介設した
    ことを特徴とする空気圧縮機。
  2. 【請求項2】 上記吸気冷却手段が、冷媒用圧縮機本体
    と冷媒凝縮用の第2熱交換器と膨張弁とともに冷凍装置
    の冷媒用第1循環路を形成する冷媒蒸発用の第1熱交換
    器であって、 この第1熱交換器で冷媒と吸込み空気との間で熱交換を
    行わせることを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮
    機。
  3. 【請求項3】 上記空気用圧縮機本体の吐出流路が、ア
    フタークーラと再熱器と第3熱交換器とドレントラップ
    とを有し、 上記第3熱交換器が、冷媒用圧縮機本体と冷媒凝縮用の
    第4熱交換器と膨張弁と冷媒蒸発用の第5熱交換器とと
    もに冷媒用第2循環路を形成し、冷媒蒸発のために働
    き、 上記吸気冷却手段が、上記第5熱交換器であって、上記
    空気用圧縮機本体から吐出された圧縮空気が、アフター
    クー ラから上記再熱器、上記第3熱交換器、ドレントラップ
    の順序でこれらを通過した後、再び上記再熱器を通過し
    て機外に送り出され、 上記吐出された圧縮空気が、まずアフタークーラで冷却
    され、上記再熱器で上記ドレントラップを通過した圧縮
    空気と熱交換して、この圧縮空気を昇温させ、上記第3
    熱交換器で冷却され、上記ドレントラップで析出水分を
    除去され、ドライな状態となる一方、 上記第5熱交換器で冷媒と吸込み空気との間で熱交換を
    行わせることを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 上記空気用圧縮機本体の吐出流路が、ア
    フタークーラと再熱器と蒸発用第6熱交換器とドレント
    ラップとを有し、 上記第6熱交換器が、冷媒用圧縮機本体と冷媒凝縮用の
    第4熱交換器と膨張弁と第1流量調節弁とともに冷媒用
    第3循環路を形成し、冷媒蒸発のために働き、 上記冷媒用圧縮機本体と第4熱交換器とが、第2流量調
    節弁と冷媒蒸発用の第7熱交換器とともに冷媒用第4循
    環路を形成し、 上記吸気冷却装手段が、上記第7熱交換器であって、 上記空気用圧縮機本体から吐出された圧縮空気が、アフ
    タークーラから上記再熱器、上記第6熱交換器、ドレン
    トラップの順序でこれらを通過した後、再び上記再熱器
    を通過して機外に送り出され、 上記吐出された圧縮空気が、まずアフタークーラで冷却
    され、上記再熱器で上記ドレントラップを通過した圧縮
    空気と熱交換して、この圧縮空気を昇温させ、上記第6
    熱交換器で冷却され、上記ドレントラップで析出水分を
    除去され、ドライな状態となる一方、 上記第7熱交換器で冷媒と吸込み空気との間で熱交換を
    行わせることを特徴とする請求項1に記載の空気圧縮
    機。
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