JP2000205152A - スクロ―ル圧縮機並びにその組立方法および組立装置 - Google Patents
スクロ―ル圧縮機並びにその組立方法および組立装置Info
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Abstract
ームの位置決めを容易にする。 【解決手段】 その上に電動機のステータおよびサブフ
レームが積み上げられたフレームを位置決めして保持す
るフレーム位置決め手段と、位置決めされたフレーム上
の電動機のステータをそのコアの外周面に内径と同軸に
形成された外径基準面を半径方向から押圧することによ
りフレームに対して位置決めする電動機のステータ位置
決め手段52と、位置決めされた電動機のステータ上の
サブフレームを第2の軸受部を基準に設定された外径基
準面を半径方向から押圧することによりフレームに対し
て位置決めするサブフレーム位置決め手段60と、電動
機のステータおよびサブフレームを通しボルトを介して
フレームに締結するボルト締結手段72とを備える。
Description
に係り、特にフレーム、電動機のステータおよびサブフ
レームを精度良く組み立てるための構造、組立方法およ
び組立装置に関するものである。
を示す断面図である。図において、1は両端に開口を有
する円筒状のセンタシェル、2、3はこのセンタシェル
1の両開口をそれぞれ閉塞するように配設される皿状の
上部および下部エンドシェルで、これら1ないし3で密
閉シェル4が構成されている。5はセンタシェル1の側
壁内面に固着され中央部に第1の軸受部5aが設けられ
たフレーム、6はこのフレーム5の上端面に固定支持さ
れた台板6a上に渦巻6bが形成された固定スクロー
ル、7はフレーム5により揺動自在に支持され、台板7
a上に固定スクロール6の渦巻6bとは渦巻方向が逆向
きで、お互いに組み合わされることによって圧縮室8を
形成する渦巻7bが形成された揺動スクロールである。
され、密閉シェル4の内外を連通する吸入管、10は上
部エンドシェル2を貫通して配設され、圧縮室8の吐出
側と密閉シェル4の外部とを連通する吐出管、11はセ
ンタシェル1の側壁内面に固着され、密閉シェル4の下
部を仕切って油溜め12を形成するとともにトロコイド
ポンプ13を支持し、中央部に第2の軸受部としての軸
受14が設けられたサブフレーム、15は油溜め12に
貯溜される潤滑油、16は両端部がフレーム5の第1の
軸受部5aおよび軸受14で支承され、上端が揺動スク
ロール7に連結された主軸で、中央部に油穴16aが貫
通して形成されている。17はサブフレーム11の上端
に担持されたステータ17aおよびこのステータ17a
の中央部に配設されるロータ17bで構成される電動機
で、ロータ17bの中心部を主軸16が貫通し一体化さ
れている。
ル圧縮機においては、まず、ステータ17aおよびロー
タ17bでなる電動機17が駆動して主軸16が回転す
ると、揺動スクロール7の台板7aがフレーム5上で揺
動運動を開始し、吸入管9を介して外部から導入された
低圧の冷媒ガスは、両スクロール6、7の圧縮作用によ
り圧縮室8内に吸い込まれ、圧縮されて高圧の冷媒ガス
になった後、吐出管10より密閉シェル4の外部に導出
される。
クロール圧縮機では、フレーム5およびサブフレーム1
1の各外周をセンタシェル1の内周に嵌合させて固着す
るようにしているので、主軸16を支承する第1の軸受
部5aおよび軸受14を同心に配置するには、センタシ
ェル1の円筒度を高精度に加工しなければならないた
め、センタシェル1の加工コストが高くなり、ひいては
スクロール圧縮機自身が高価になるという問題点があっ
た。
号公報に開示されたスクロール圧縮機では、図19に示
すように電動機17のステータ17aおよびサブフレー
ム11を通しボルト18でフレーム5に締結することに
より一体化し、その後フレーム5をセンタシェル1に嵌
合させて固着するようにした構成とすることにより、セ
ンタシェル1の円筒度を高精度に加工せずとも、第1の
軸受部5aおよび軸受14を同心に配置できるようにし
ている。
機は以上のように、通しボルト18で電動機17のステ
ータ17aおよびサブフレーム11を、フレーム5に締
結することにより一体化し、フレーム5のみをセンタシ
ェル1に嵌合させ固着するようにしているので、センタ
シェル1の円筒度を高精度に加工することなく、第1の
軸受部5aおよび軸受14を同心に配置することが可能
とはなるが、電動機17のエアギャップを調整するため
には、例えばステータ17aとロータ17bの間に、す
きまゲージを挿入する等して行わなければならず、作業
性が非常に悪いという問題点があった。
ためになされたもので、フレーム、電動機のステータお
よびサブフレームを精度良く位置決めし、エアギャップ
を容易に調整することが可能なスクロール圧縮機並びに
その組立方法および組立装置を提供することを目的とす
るものである。
るスクロール圧縮機は、密閉シェルと、この密閉シェル
内に収納され吸入された冷媒ガスを渦巻きを組み合わせ
ることによって形成された圧縮室内で漸次圧縮して吐出
する固定スクロールおよび揺動スクロールと、密閉シェ
ルの内壁面に固着され固定スクロールおよび揺動スクロ
ールを支承するとともに中央部に第1の軸受部を有する
フレームと、フレームと所定の間隔を介して配設され第
1の軸受部と同軸上に第2の軸受部を有するサブフレー
ムと、フレームおよびサブフレームでコアが挟持された
ステータおよびこのステータの中央部に配設されるロー
タでなる電動機と、電動機のロータに一体化され両端が
それぞれ第1および第2の軸受部で支承されるとともに
一端が揺動スクロールに連結される主軸と、サブフレー
ムおよび電動機のステータのコアを貫通するとともにこ
れらをフレームに締結する通しボルトとを備えたスクロ
ール圧縮機において、ステータのコアの外周面に内径と
同軸に形成された外径基準面を設けたものである。
圧縮機の組立方法は、フレームを第1の軸受部を基準に
位置決めする工程と、位置決めされたフレームに対して
電動機のステータをコアの外周面に内径と同軸に形成さ
れた外径基準面を介して位置決めする工程と、位置決め
されたフレームに対してサブフレームを第2の軸受部を
基準に位置決めする工程と、位置決めされた電動機のス
テータおよびサブフレームを通しボルトを介してフレー
ムに締結する工程とを包含したものである。
圧縮機の組立装置は、その上に電動機のステータおよび
サブフレームが積み上げられたフレームを位置決めして
保持するフレーム位置決め手段と、位置決めされたフレ
ーム上の電動機のステータをそのコアの外周面に内径と
同軸に形成された外径基準面を半径方向から押圧するこ
とによりフレームに対して位置決めする電動機のステー
タ位置決め手段と、位置決めされた電動機のステータ上
のサブフレームを第2の軸受部を基準に設定された外径
基準面を半径方向から押圧することによりフレームに対
して位置決めするサブフレーム位置決め手段と、電動機
のステータおよびサブフレームを通しボルトを介してフ
レームに締結するボルト締結手段とを備えたものであ
る。
圧縮機の組立装置は、請求項3において、フレーム位置
決め手段として、フレームに形成された水平基準面を担
持する位置決め座と、位置決め座から突出して形成され
フレームに形成された位置決め基準穴に嵌合し位置決め
座と協働してフレームを位置決めする位置決めピンとを
備えたパレットを用いたものである。
圧縮機の組立装置は、請求項3において、電動機のステ
ータ位置決め手段を、周方向に所定の間隔を介して配設
され半径方向に移動して電動機のステータのコアをその
外周面に内径と同軸に形成された外径基準面を位置決め
部材で押圧することによりフレーム上の所定の位置に移
動させる複数のステータ移動機構と、電動機のステータ
の各ステータ移動機構と相反する側にそれぞれ対応して
配設され半径方向に移動して電動機のステータをステー
タ移動機構の位置決め部材の押圧力より小さな押圧力で
位置決め部材に押圧する複数のステータ押圧機構とで構
成したものである。
圧縮機の組立装置は、請求項5において、フレーム上の
所定の位置は、フレームが位置決めされているパレット
上に設けられた基準部材にステータ移動機構が当接する
ことにより設定されるようにしたものである。
圧縮機の組立装置は、請求項3において、サブフレーム
位置決め手段を、周方向に所定の間隔を介して配設され
半径方向に移動してサブフレームをその外周面に第2の
軸受部と同軸に形成された外径基準面を位置決め部材で
押圧することにより電動機のステータの所定の位置に移
動させる複数のサブフレーム移動機構と、サブフレーム
の各サブフレーム移動機構と相反する側にそれぞれ対応
して配設され半径方向に移動してサブフレームをサブフ
レーム移動機構の位置決め部材の押圧力より小さな押圧
力で位置決め部材に押圧する複数のサブフレーム押圧機
構とで構成したものである。
圧縮機の組立装置は、請求項3または7において、サブ
フレーム位置決め手段は、通しボルトを締結する際に発
生するサブフレームの移動量を予測するとともに移動量
を加味した所定の位置にサブフレームを移動させるよう
にしたものである。
圧縮機の組立装置は、請求項3において、サブフレーム
位置決め手段は、フレームの第1の軸受部とサブフレー
ムの第2の軸受部とで軸芯の傾きに対する許容値が異な
る場合、許容値の小さい側の軸受部の軸芯と主軸の軸芯
との傾きの方が他方より小さくなるようにサブフレーム
をフレームの軸芯からずらして位置決めするようにした
ものである。
ル圧縮機の組立装置は、請求項3において、フレーム、
電動機のステータおよびサブフレームの各水平基準面お
よび外径基準面を模擬した面および外径を有する基準ゲ
ージを用いて各位置決め手段の位置決め設定をそれぞれ
校正するようにしたものである。
実施の形態を図に基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態1におけるスクロール圧縮機の構成を示す断
面図、図2は図1におけるスクロール圧縮機の組立装置
の構成を示す断面図、図3は図2における組立装置のフ
レーム位置決め手段の構成を示す斜視図、図4は図2に
おける組立装置の電動機のステータ位置決め手段の構成
を示す斜視図、図5は図2における組立装置のサブフレ
ーム位置決め手段の構成を示す斜視図、図6は図2にお
ける組立装置のフレーム測定手段の構成を示す断面図、
図7は図2における組立装置のサブフレーム測定手段の
構成を示す断面図、図8はフレーム、電動機のステータ
およびサブフレームをフレーム位置決め手段としてのパ
レット上に組み立てた状態を示す断面図、図9は通しボ
ルトの締結により電動機のステータが変形する状態を説
明するための模式図、図10は図9に示す電動機のステ
ータの変形によりサブフレームに及ぼす影響を説明する
ための模式図、図11はフレームに対するサブフレーム
の芯ずれおよび傾きの関係からサブフレームに要求され
る芯ずれおよび傾きの許容範囲を示す特性図、図12は
サブフレームと主軸との関係を示す模式図、図13はフ
レームおよびサブフレーム、図6および図7におけるフ
レームおよびサブフレーム測定手段と装置本体との関係
を示す座標系図である。
筒状のセンタシェル、22、23はこのセンタシェル2
1の両開口をそれぞれ閉塞するように配設される皿状の
上部および下部エンドシェルで、これら21ないし23
で密閉シェル24が構成されている。25はセンタシェ
ル21の側壁内面に固着され中央部に第1の軸受部25
aが設けられたフレームで、図8に示すように第1の軸
受部25aと同軸に形成された内径基準面25b、およ
び第1の軸受部25aの軸線と直角に形成された水平基
準面25cが設けられている。26はフレーム25の上
端面に直接または間接的に固定支持された台板26a上
に渦巻26bが形成された固定スクロール、27はフレ
ーム25により揺動自在に支持され、台板27a上に固
定スクロール26の渦巻26bとは渦巻方向が逆向き
で、お互いに組み合わされることによって圧縮室28を
形成する渦巻27bが形成された揺動スクロールであ
る。
配設され、密閉シェル24の内外を連通する吸入管で、
吐出管は図示はしないが上部エンドシェル22を貫通し
圧縮室28の吐出側と密閉シェル24の外部とを連通し
ている。30は中央部に第2の軸受部としての軸受31
が設けられ、トロコイドポンプ32を支持するサブフレ
ームで、図8に示すように軸受31と同軸にそれぞれ形
成された内径基準面30aおよび外径基準面30b、軸
受31の軸線と直角に形成された水平基準面30cが設
けられている。33は密閉シェル24の下部に形成され
潤滑油34が貯溜される油溜め、35は両端部がフレー
ム25の第1の軸受部25aおよび軸受31で支承さ
れ、上端が揺動スクロール27に連結された主軸で、中
央部に油穴35aが貫通して形成されている。36はフ
レーム25およびサブフレーム30間にコアが挟持され
たステータ36a、およびこのステータ36aの中央部
にエアギャップを介して配設されるロータ36bで構成
される電動機で、ロータ36bの中心部を主軸35が貫
通し一体化され、ステータ36aのコアの外周面には図
8に示すように内径と同軸に形成された外径基準面36
cが設けられている。37はサブフレーム30およびス
テータ36aを貫通しフレーム25に螺合される通しボ
ルトであり、これら21ないし37でスクロール圧縮機
が構成されている。
ットで、図3に示すように台板39と、この台板39の
中央に配設され上面でフレーム25を担持する円筒状部
材40と、この円筒状部材40の上面に突出して形成さ
れ、フレーム25に設けられた位置決め穴(図示せず)
に嵌合する位置決めピン41と、円筒状部材40の両側
方に配設されフレーム25の側面に当接する当接部材4
2と、台板39に穿設され装置本体に位置決めされる際
に用いられる位置決め用穴43と、台板39の縁部に突
出して形成される基準部材44とで構成されており、図
2に示すパレット引き込み手段45により装置内に引き
込まれた後、パレット固定手段46により位置決め用穴
43を介して位置決め固定される。47はパレット38
上に位置決めされたフレーム25の位置、姿勢を計測す
るためのフレーム測定手段で、図6に示すようにケーシ
ング48内に組み込まれ、フレーム25の内径基準面2
5bを検出する第1のセンサ49、フレーム25の水平
基準面25cを検出する第2のセンサ50、およびケー
シング48の位置を検出する第3のセンサ51とで構成
されている。
図4に示すように駆動源としてのエアシリンダ53、こ
のエアシリンダ53により駆動されパレット38上に載
置された電動機36のステータ36aの半径方向に移動
することにより、ステータ36aの外径基準面36cを
押圧する押圧部材54、およびパレット38上の基準部
材44に当接することにより押圧部材54の移動量を規
制して、ステータ36aを所定の位置に設定するストッ
パ55でなるステータ移動機構56と、ステータ36a
のステータ移動機構56とは相反する側に対応して配設
され、エアシリンダ53の駆動力より小さな駆動力を有
する駆動源としてのエアシリンダ57、およびこのエア
シリンダ57により駆動されステータ36aの半径方向
に移動することにより、ステータ36aを押圧する押圧
部材58でなるステータ押圧機構59とが、周方向に所
定の間隔を介して複数対配置されることにより構成され
ている。
に示すように駆動源としてのリニアアクチュエータ6
1、およびこのアクチュエータ61により駆動されサブ
フレーム30の半径方向に移動することにより、サブフ
レーム30の外径基準面30bを押圧する押圧部材62
でなるサブフレーム移動機構63と、サブフレーム30
のサブフレーム移動機構63とは相反する側に対応して
配設され、リニアアクチュエータ61の駆動力より小さ
な駆動力を有する駆動源としてのエアシリンダ64、お
よびこのエアシリンダ64により駆動されサブフレーム
30の半径方向に移動することにより、サブフレーム3
0を押圧する押圧部材65でなるサブフレーム押圧機構
66とが、周方向に所定の間隔を介して複数対配置され
ることにより構成されている。
出するためのサブフレーム測定手段で、図7に示すよう
にケーシング68内に組み込まれ、サブフレーム30の
内径基準面30aを検出する第1のセンサ69、サブフ
レーム30の水平基準面30cを検出する第2のセンサ
70、およびケーシング68の位置を検出する第3のセ
ンサ71とで構成されている。72は4本の通しボルト
37をサブフレーム30および電動機36のステータ3
6aに同時に貫通させ、フレーム25に螺合させること
によりサブフレーム30およびステータ36aをフレー
ム25に締結するボルト締結手段である。そして、これ
ら45ないし47、52、60、72でスクロール圧縮
機の組立装置73を構成している。
圧縮機の組立装置73によるスクロール圧縮機の組立方
法について説明する。一般に固定スクロール26を組み
込む時、フレーム25と位置、位相を合わせる必要があ
ることから、フレーム25には位置決め基準となる位置
決め穴(図示せず)が設けられているため、まず、フレ
ーム25をパレット38上に載せて、この位置決め穴を
位置決めピン41に嵌合させることにより、フレーム2
5はパレット38上に精度良く位置決めされる。そし
て、この状態のまま図8に示すようにフレーム25上に
電動機のステータ36a、サブフレーム30を積み上
げ、図示はしないがロータ36bを組み込んだ後、パレ
ット搬送時に各部品が動かないように通しボルト37で
軽く締結する。
パレット38を装置内部まで引き込んだ後、パレット固
定手段46によりパレット38に設けられた位置決め用
穴43を介して、パレット38は装置に対して精度良く
位置決め固定される。この状態で、図6に示すフレーム
測定手段47が測定位置まで移動し、まず、第3のセン
サ51によりケーシング48の位置を検出し、それぞれ
第1および第2のセンサ49、50により、フレーム2
5の内径基準面25bおよび水平基準面25cを検出し
て、フレーム25の位置を測定する。次に、ボルト締結
手段72により通しボルト37を各部品の姿勢を保持し
たまま緩め、ステータ36aおよびサブフレーム30が
半径方向に移動可能な状態とする。
め手段52が動作を開始する。まず、両ステータ移動機
構56の各エアシリンダ53が駆動され、各押圧部材5
4がステータ36aの半径方向に移動することにより、
ステータ36aの外径基準面36cを押圧し、ストッパ
55がパレット38上に設けられた基準部材44に当接
して停止する。次いで、両ステータ押圧機構59の各エ
アシリンダ57が駆動され、各押圧部材58がステータ
36aの半径方向に移動してステータ38aの外周面を
押圧することにより、相対向する押圧部材54、58同
士でステータ36aを挟み込み位置決めする。この時、
ステータ移動機構56側のエアシリンダ53の方が、ス
テータ押圧機構59側のエアシリンダ57よりも駆動力
を大に設定しているため、ステータ36aはステータ移
動機構56側に押し戻されたりせず、必ず所望の位置に
位置決めされる。なお、図示はしないが両押圧部材5
4、58の移動量は、ステータ移動機構56およびステ
ータ押圧機構59に設けられた測定部によりそれぞれ測
定され、その結果に基づいてステータ36aの外径寸法
および軸芯の位置が検出されている。
段60が動作を開始する。サブフレーム位置決め手段6
0は非作業時には上方に待避しており、位置決め作業を
行う際にはガイド付き上下駆動機構(図示せず)により
作業位置まで下降し図5に示すような状態にしてから、
リニアアクチュエータ61とエアシリンダ64により初
期位置が不定なサブフレーム30を大まかに位置決め
し、サブフレーム30と干渉しない状態にした上で、図
7に示すサブフレーム測定手段67を下降させ、第2の
センサ70によりケーシング68の位置を検出し、それ
ぞれ第1および第3のセンサ69、71により、サブフ
レーム30の水平基準面30cおよび内径基準面30a
を検出してサブフレーム30の位置を測定する。
たフレーム25の位置と、サブフレーム測定手段67で
測定されたサブフレーム30の位置から両者の芯ずれ量
が算出され、この値に応じて両サブフレーム移動機構6
3の各リニアアクチュエータ61が駆動され、各押圧部
材62がサブフレーム30の半径方向にサブフレーム3
0の外径基準面30bを押圧しながら移動して停止す
る。このとき、サブフレーム押圧機構66の各エアシリ
ンダ64により、各押圧部材65がサブフレーム30の
半径方向からサブフレーム30の外周面を押圧している
ので、サブフレーム30はリニアアクチュエータ61の
動きに追従して所望の位置に位置決めされる。この時、
サブフレーム移動機構63側のリニアアクチュエータ6
1の方が、サブフレーム押圧機構66側のエアシリンダ
64よりも駆動力を大に設定しているため実現できるも
のであり、リニアアクチュエータ61が前進したらエア
シリンダ64が押し戻され、リニアアクチュエータ61
が後退したらエアシリンダ64がサブフレーム30を押
圧部材62に押し付ける。
ム30を位置決めすることがいかに重要であるかという
ことの意味について図11および図12により説明す
る。まず、軸受の姿勢とスクロール圧縮機の効率との関
係について説明する。一般に、スクロール圧縮機に用い
られるラジアル軸受の形態は、すべり軸受、転がり軸受
およびピボット軸受である。長寿命と回転軸の滑らかな
回転のためには、軸受の回転軸となす角が許容量以下で
ある必要があることは周知の事実であり、回転軸が滑ら
かに回転するということは機械的損失が小さくなり、ひ
いてはスクロール圧縮機の効率の向上を図り得ることは
言うまでもなく、また、この許容量は軸受の形態によっ
て異なり、ピボット軸受が最も大きく、転がり軸受、す
べり軸受の順で小さくなる。
ール圧縮機のような両端支持構造では、2つの軸受、す
なわち第1の軸受部25aおよび軸受31(第2の軸受
部)の、主軸35となす角がそれぞれの許容傾き量以下
である必要がある。図11は第1の軸受部25aに対す
る軸受31の芯ずれおよび傾きをそれぞれ横軸、縦軸に
とり、軸受31に要求される芯ずれ、傾きの許容量を示
したものである。今、第1の軸受部25aをピボット軸
受、軸受31を転がり軸受である場合のように、第1の
軸受部25aよりも軸受31の許容傾き量が小さい場合
を例にとり、図12に基づいて軸受31と主軸35の関
係について説明する。
に0の状態(図11中の点aで示す)を示し、この状態
から芯ずれ0のまま軸受31の傾きだけが大きくなった
状態(図11中の点bで示す)を(B)に示し、傾き0
のまま芯ずれが大きくなった状態(図11中の点cで示
す)を(C)に示す。これら図12(A)、(B)、
(C)から明らかなように、芯ずれが大きくなると主軸
35と軸受31のなす角度が大きくなる。しかしなが
ら、上記実施の形態1におけるスクロール圧縮機では第
1の軸受部25aと軸受31の傾きは、フレーム25、
電動機36のステータ36a、サブフレーム30の部品
精度の積み上げによって決まるものであるから、一般に
0にするのは困難である。したがって、軸受31の許容
傾き量を満足するためには、芯ずれをなるべく小さくす
る必要がある。
ムの位置決めについて詳しく説明する。図6に示す第1
および第2のセンサ49、50はフレーム25の位置、
姿勢を、図7に示す第1および第2のセンサ69、70
はサブフレーム30の位置、姿勢をそれぞれ測定し、ま
た、図6および図7に示す各第3のセンサ51、71に
より測定時の各ケーシング48、68位置を測定する。
今、装置本体の座標を0−x、y、z、フレーム測定手
段47のケーシング内座標を0fh−xfh、yfh、
zfh、サブフレーム測定手段67のケーシング内座標
を0sfh−xsfh、ysfh、zsfhとすると、
これらの関係は図13に示すようになる。
によって測定されるフレーム25・第1の軸受部25a
の位置をOf、傾きをθfとすると、フレーム座標系O
f−xf、yf、zfが求められる。また、第1および
第2のセンサ69、70によって測定されるサブフレー
ム30・軸受31の位置をOsf、傾きをθsfとする
と、サブフレーム座標系Osf−xsf、ysf、zs
fが求められる。この時、フレーム25とサブフレーム
の相対的な傾きはθsf−θfとなるが、フレーム25
に対するサブフレーム30の芯ずれ許容量は図11に示
すようにξ以下であることが必要となる。このため、フ
レーム25・第1の軸受部25aと軸芯を合わせるに
は、サブフレーム30・軸受31の位置決め目標位置
は、フレーム座標系のzf軸上の点Pとなる。すなわ
ち、ベクトルε0=ベクトルOsf・Pを初期芯ずれ量
とし、|ベクトルε|が0に近づくようにサブフレーム
30をサブフレーム位置決め手段60によって移動さ
せ、最終的にはεO<ξとなるようにサブフレーム30
を位置決めする。
動機36のステータ36aおよびサブフレーム30を位
置決めした後、再度、サブフレーム30を押さえ込み、
ボルト締結手段72により通しボルト37の締結を行い
組立が完了する。組立完成品については各測定手段4
7、67で測定されたデータを基に、フレーム25とサ
ブフレーム30の同軸度、電動機36のステータ36a
とロータ36b間のエアギャップ量が算出され、製品と
しての仕上がり精度が判定された後、完成品データが図
示しない記憶手段により保管される。その後、各測定手
段47、67、位置決め手段52、60等は所定の元の
位置に戻され、パレット固定手段46によって固定され
ていたパレット38は解放され、パレット引き込み手段
45により装置外に搬出されて一連の組立動作は完了す
る。
ける電動機36のステータ36aの変形が及ぼす影響に
ついて説明する。一般に、ステータ36aは図9(A)
に示すように板金を積層して形成されているため、通し
ボルト37の締結によって発生する軸力により、図9
(B)に示すように軸方向に収縮するように大きく変形
する。そして、この軸方向の収縮は通しボルト37の軸
力が作用する部分が局所的に収縮するものであり、この
影響により図10(A)で模式的に示すように、サブフ
レーム30もボルト座面近傍が窪んだ波打形状に変形す
る。図10(B)、(C)はサブフレーム30を周方向
に展開して示す模式図であり、図10(B)は足部材3
0dが通しボルト37と同数の4本である場合の変形モ
ードを表し、図10(C)は比較のため足部材30dが
通しボルト37よりも少ない3本である場合の変形モー
ドを表す。
の位置が等間隔に配置されているものとすると、通しボ
ルト37締結による軸力74はボルト座面近傍で発生す
るため、ボルト座面近傍が凹となり、通しボルト37間
が凸となる変形モードになる。足部材30dが3本の場
合はこの変形モードの位相と足部材30dの配置の位相
が合わず、図10(C)に示すようなモーメント75が
発生し、この影響を受けて上面部に大きな変形が発生す
る。そして、この変形は水平基準面30cの平面度を悪
化させるだけでなく、軸受31に余計な応力を及ぼし軸
受寿命を短くする原因ともなる。これに対し、足部材3
0dが通しボルト37と同数の4本であれば、図10
(B)に示すように各足部材30dが受けるモーメント
はほぼ0となり、図10(C)に示すように上面部が変
形することもない。
テータ36aのコアの外周面に内径と同軸に形成された
外径基準面36cを設けたので、ステータ36aとロー
タ36bの間に形成されるエアギャップの調整が容易と
なり、又、フレーム25を位置決めして保持するフレー
ム位置決め手段としてのパレット38と、位置決めされ
たフレーム25上のステータ36aを、そのコアの外周
面に内径と同軸に形成された外径基準面36cを半径方
向から押圧することにより、フレーム25に対して位置
決めするステータ位置決め手段52と、位置決めされた
ステータ36a上のサブフレーム30を、軸受31を基
準に設定された外径基準面30bを半径方向から押圧す
ることにより、フレーム25に対して位置決めするサブ
フレーム位置決め手段60とを備えたので、フレーム2
5、ステータ36aおよびサブフレーム30を精度良く
位置決めし、エアギャップを容易に調整することができ
る。さらに又、パレット38上に設けられた基準部材4
4に、ステータ位置決め手段52のストッパ55が当接
して停止した位置で位置決めができるようにしているの
で、位置決め誤差の積み上げを最小限にできるだけでな
く、簡単な構造で安価に位置決めの設定が可能になる。
て、サブフレーム位置決め手段60によりサブフレーム
30を、ベクトルOsf・Pが0に近づくように移動さ
せて位置決めを行うことを説明したが、その後の通しボ
ルト37の締結工程において発生するステータ36aの
変形により、サブフレーム30が傾きその姿勢が変化
し、図14に示すようにPの位置からP′の位置にずれ
る恐れが発生する。したがって、この実施の形態2にお
いては、この位置ずれを補正して位置決め精度向上のた
めの改良を加えるものである。
つきは一般に大きいが、1つの部品に注目するとその再
現性は良い。このことを利用してサブフレームの位置決
め工程に以下の補正工程を加える。すなわち、フレーム
測定手段47およびサブフレーム測定手段67によりフ
レーム25およびサブフレーム30の位置を測定したま
まの状態で、一度通しボルト37の締結を行いサブフレ
ーム30の移動量を測定する。この時、サブフレーム3
0はOsfの位置からOsf′の位置に移動する。サブ
フレーム30の位置合わせの際、移動するのはサブフレ
ーム30のみで、ステータ36aや通しボルト37の位
置は変わらないので、サブフレーム30の位置が多少ず
れていても、ステータ36aに作用する通しボルト37
の軸力の作用点はほとんど変化せず、その軸方向の変化
による影響もほとんど変わらないため、上記サブフレー
ム30の移動により得られるベクトルOsf・Osf′
をベクトルP・P′と等価と考え、サブフレーム30の
位置決め目標をPの位置からベクトルP・P′を差し引
いた位置P″に設定するようにすれば、その後の通しボ
ルト37の締結時に、サブフレーム30はPの位置に移
動して正規の位置に位置決めされる。
しボルト37を締結する際にステータ36aの変形によ
り発生するサブフレームの移動量を予め測定し、この移
動量を加味した位置にサブフレーム30を移動させるよ
うにしているので、ステータ36aの変形に影響される
ことなく、より精度の高い位置決めを行うことが可能に
なる。
ける第1の軸受部および軸受と主軸との関係を示す模式
図、図16は図15における軸受の姿勢を考慮した軸受
位置決め目標位置を説明するための図である。今、図1
5(A)に示すように第1の軸受部25aに対する軸受
31の傾きをαとすると、上記各実施の形態1、2によ
れば図15(B)に示すように組み立てられるので、第
1の軸受部25aと主軸35のなす角度は0となるが、
軸受331と主軸35のなす角度はαとなる。しかしな
がら、例えば第1の軸受部25aがピボット軸受、軸受
31がころがり軸受である場合、傾き許容量の小さい軸
受31と主軸35のなす角度を小さくし、図15(C)
に示すような状態にする方が望ましい。これを装置座標
系で表すと図16に示すように軸受31の位置決め目標
位置をPからqに変更することに他ならない。したがっ
て、この実施の形態3においては、フレーム25の第1
の軸受部25aとサブフレーム30の軸受31とで主軸
35の傾きに対する許容値が異なる場合、許容値の小さ
い側の軸芯と主軸35の軸芯との傾きが他方より小さく
なるように、サブフレーム30をフレーム25の軸芯か
らずらして位置決めする。
き許容量の小さい側の軸受に対して、主軸35の軸芯と
の傾きを小さい状態にできるので、ロータ36bが回転
する際の機械的損失を小さくできるとともに、軸受の寿
命を長くすることができる。なお、第1の軸受部25
a、軸受31共にすべり軸受である場合は、それぞれの
傾き許容量ψ1、ψ2により第1の軸受部25aに対する
軸受31の傾きαを内分し、β=α×ψ1/(ψ1+
ψ2)、γ=α×ψ2/(ψ1+ψ2)として、図15
(D)に示すように位置決めすれば良く、図16に示す
q′の位置を軸受31の位置決め目標位置とするもので
ある。
けるスクロール圧縮機の組立装置に適用される基準ゲー
ジの構成を示す斜視図である。図において、76は図に
示すように構成された基準ゲージで、サブフレーム30
と対応する上段には、サブフレーム30の内径基準面3
0aおよび水平基準面30cをそれぞれ模擬する模擬内
径基準面76aおよび模擬水平基準面76bが、又、ス
テータ36aと対応する中段にはステータ36aの外径
基準面36cを模擬し、外径基準面36cより若干大き
な径の模擬外径基準面76cが、さらに又、フレーム2
5と対応する下段にはフレーム25の水平基準面25c
および内径基準面25bをそれぞれ模擬する模擬水平基
準面76dおよび模擬内径基準面76eがそれぞれ形成
されており、図示はしないが、基準ゲージ76はパレッ
ト38に載せて用いられるため、パレット38の位置決
めピン41に嵌合する位置決め穴も所定の位置に形成さ
れている。
76を用いた装置の測定系の校正について説明する。ま
ず、基準ゲージ76がパレット38に載せられて組立装
置73に投入されると、図示しない基準ゲージ/ワーク
判別センサにより基準ゲージ76が投入されたことを検
知して校正モードに入る。すると、フレーム測定手段4
7が上昇、サブフレーム測定手段67が下降、電動機の
ステータ位置決め手段52のステータ移動機構56およ
びステータ押圧機構59が前進することにより、それぞ
れの各センサが基準ゲージ76の各模擬基準面76aな
いし76eに直接または間接的に当接し、各センサから
それぞれ測定値が出力される。
テータ36aの外径基準面36cより若干大きな径に形
成されているため、ステータ移動機構56が前進した際
にパレット38上の基準部材44に当接することもな
く、又、ステータ移動機構56のエアシリンダ53と、
ステータ押圧機構59のエアシリンダ57の各出力が空
気圧の切り替えにより均等に設定されているため、何ら
支障は起こらない。そして、上記のようにして各センサ
からそれぞれ出力された測定値は、既に入力されている
基準ゲージ76の同軸度、高さ等の各データと比較され
て測定系の校正が行われる。又、例えば図示しない測温
体により雰囲気温度を監視し、一定の温度変化があった
場合には警報等を発して新たな校正を行うようにしても
良い。
レーム25の水平基準面25cおよび内径基準面25b
をそれぞれ模擬する模擬水平基準面76dおよび模擬内
径基準面76eが、又、ステータ36aの外径基準面3
6cを模擬する模擬外径基準面76cが、さらに又、サ
ブフレーム30の内径基準面30aおよび水平基準面3
0cをそれぞれ模擬する模擬内径基準面76aおよび模
擬水平基準面76bがそれぞれ形成された基準ゲージ7
6を用いて装置の測定系の校正を行うようにしているの
で、信頼性の高い位置決めが可能になる。
れば、密閉シェルと、この密閉シェル内に収納され吸入
された冷媒ガスを渦巻きを組み合わせることによって形
成された圧縮室内で漸次圧縮して吐出する固定スクロー
ルおよび揺動スクロールと、密閉シェルの内壁面に固着
され固定スクロールおよび揺動スクロールを支承すると
ともに中央部に第1の軸受部を有するフレームと、フレ
ームと所定の間隔を介して配設され第1の軸受部と同軸
上に第2の軸受部を有するサブフレームと、フレームお
よびサブフレームでコアが挟持されたステータおよびこ
のステータの中央部に配設されるロータでなる電動機
と、電動機のロータに一体化され両端がそれぞれ第1お
よび第2の軸受部で支承されるとともに一端が揺動スク
ロールに連結される主軸と、サブフレームおよび電動機
のステータのコアを貫通するとともにこれらをフレーム
に締結する通しボルトとを備えたスクロール圧縮機にお
いて、ステータのコアの外周面に内径と同軸に形成され
た外径基準面を設けたので、エアギャップを容易に調整
することが可能なスクロール圧縮機を提供することがで
きる。
ムを第1の軸受部を基準に位置決めする工程と、位置決
めされたフレームに対して電動機のステータをコアの外
周面に内径と同軸に形成された外径基準面を介して位置
決めする工程と、位置決めされたフレームに対してサブ
フレームを第2の軸受部を基準に位置決めする工程と、
位置決めされた電動機のステータおよびサブフレームを
通しボルトを介してフレームに締結する工程とを包含し
たので、フレーム、電動機のステータおよびサブフレー
ムを精度良く位置決めすることが可能なスクロール圧縮
機の組立方法を提供することができる。
に電動機のステータおよびサブフレームが積み上げられ
たフレームを位置決めして保持するフレーム位置決め手
段と、位置決めされたフレーム上の電動機のステータを
そのコアの外周面に内径と同軸に形成された外径基準面
を半径方向から押圧することによりフレームに対して位
置決めする電動機のステータ位置決め手段と、位置決め
された電動機のステータ上のサブフレームを第2の軸受
部を基準に設定された外径基準面を半径方向から押圧す
ることによりフレームに対して位置決めするサブフレー
ム位置決め手段と、電動機のステータおよびサブフレー
ムを通しボルトを介してフレームに締結するボルト締結
手段とを備えたので、フレーム、電動機のステータおよ
びサブフレームを精度良く位置決めすることが可能なス
クロール圧縮機の組立装置を提供することができる。
3において、フレーム位置決め手段として、フレームに
形成された水平基準面を担持する位置決め座と、位置決
め座から突出して形成されフレームに形成された位置決
め基準穴に嵌合し位置決め座と協働してフレームを位置
決めする位置決めピンとを備えたパレットを用いたの
で、簡単な構造でフレームを精度良く位置決めすること
が可能なスクロール圧縮機の組立装置を提供することが
できる。
3において、電動機のステータ位置決め手段を、周方向
に所定の間隔を介して配設され半径方向に移動して電動
機のステータのコアをその外周面に内径と同軸に形成さ
れた外径基準面を位置決め部材で押圧することによりフ
レーム上の所定の位置に移動させる複数のステータ移動
機構と、電動機のステータの各ステータ移動機構と相反
する側にそれぞれ対応して配設され半径方向に移動して
電動機のステータをステータ移動機構の位置決め部材の
押圧力より小さな押圧力で位置決め部材に押圧する複数
のステータ押圧機構とで構成したので、電動機のステー
タを精度良く位置決めし、エアギャップの調整が容易な
スクロール圧縮機の組立装置を提供することができる。
5において、フレーム上の所定の位置は、フレームが位
置決めされているパレット上に設けられた基準部材にス
テータ移動機構が当接することにより設定するようにし
たので、簡単な構造でステータを精度良く位置決めする
ことが可能なスクロール圧縮機の組立装置を提供するこ
とができる。
3において、サブフレーム位置決め手段を、周方向に所
定の間隔を介して配設され半径方向に移動してサブフレ
ームをその外周面に第2の軸受部と同軸に形成された外
径基準面を位置決め部材で押圧することにより電動機の
ステータの所定の位置に移動させる複数のサブフレーム
移動機構と、サブフレームの各サブフレーム移動機構と
相反する側にそれぞれ対応して配設され半径方向に移動
してサブフレームをサブフレーム移動機構の位置決め部
材の押圧力より小さな押圧力で位置決め部材に押圧する
複数のサブフレーム押圧機構とで構成したので、サブフ
レームを精度良く位置決めすることが可能なスクロール
圧縮機の組立装置を提供することができる。
3または7において、サブフレーム位置決め手段は、通
しボルトを締結する際に発生するサブフレームの移動量
を予測するとともに移動量を加味した所定の位置にサブ
フレームを移動させるようにしたので、サブフレームを
さらに精度良く位置決めすることが可能なスクロール圧
縮機の組立装置を提供することができる。
3において、サブフレーム位置決め手段は、フレームの
第1の軸受部とサブフレームの第2の軸受部とで軸芯の
傾きに対する許容値が異なる場合、許容値の小さい側の
軸受部の軸芯と主軸の軸芯との傾きの方が他方より小さ
くなるようにサブフレームをフレームの軸芯からずらし
て位置決めするようにしたので、機械的損失の小さなス
クロール圧縮機を得ることが可能なスクロール圧縮機の
組立装置を提供することができる。
項3において、フレーム、電動機のステータおよびサブ
フレームの各水平基準面および外径基準面を模擬した面
および外径を有する基準ゲージを用いて各位置決め手段
の位置決め設定をそれぞれ校正するようにしたので、測
定系の校正が容易に可能なスクロール圧縮機の組立装置
を提供することができる。
圧縮機の構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
段の構成を示す斜視図である。
置決め手段の構成を示す斜視図である。
め手段の構成を示す斜視図である。
構成を示す断面図である。
段の構成を示す断面図である。
ームをフレーム位置決め手段としてのパレット上に組み
立てた状態を示す断面図である。
変形する状態を説明するための模式図である。
サブフレームに及ぼす影響を説明するための模式図であ
る。
よび傾きの関係からサブフレームに要求される芯ずれお
よび傾きの許容範囲を示す特性図である。
である。
図7における各測定手段、装置本体の関係を示す座標系
図である。
るサブフレームの位置ずれの補正を説明するための図で
ある。
軸受と主軸との関係を示す模式図である。
位置決め目標位置を説明するための図である。
組立装置に適用される基準ゲージの構成を示す斜視図で
ある。
図である。
る構成を示す断面図である。
受部、25b,30a 内径基準面、25c,30c
水平基準面、26 固定スクロール、27 揺動スクロ
ール、30 サブフレーム、30b,30c 外径基準
面、31 軸受(第2の軸受部)、35 主軸、36
電動機、36a ステータ、36b ロータ、37 通
しボルト、38 パレット、44 基準部材、47 フ
レーム測定手段、52 ステータ位置決め手段、60
サブフレーム位置決め手段、67 サブフレーム測定手
段。
Claims (10)
- 【請求項1】 密閉シェルと、この密閉シェル内に収納
され吸入された冷媒ガスを渦巻きを組み合わせることに
よって形成された圧縮室内で漸次圧縮して吐出する固定
スクロールおよび揺動スクロールと、上記密閉シェルの
内壁面に固着され上記固定スクロールおよび揺動スクロ
ールを支承するとともに中央部に第1の軸受部を有する
フレームと、上記フレームと所定の間隔を介して配設さ
れ上記第1の軸受部と同軸上に第2の軸受部を有するサ
ブフレームと、上記フレームおよびサブフレームでコア
が挟持されたステータおよびこのステータの中央部に配
設されるロータでなる電動機と、上記電動機のロータに
一体化され両端がそれぞれ上記第1および第2の軸受部
で支承されるとともに一端が上記揺動スクロールに連結
される主軸と、上記サブフレームおよび電動機のステー
タのコアを貫通するとともにこれらを上記フレームに締
結する通しボルトとを備えたスクロール圧縮機におい
て、上記ステータのコアの外周面に内径と同軸に形成さ
れた外径基準面を設けたことを特徴とするスクロール圧
縮機。 - 【請求項2】 フレームを第1の軸受部を基準に位置決
めする工程と、位置決めされた上記フレームに対して電
動機のステータをコアの外周面に内径と同軸に形成され
た外径基準面を介して位置決めする工程と、位置決めさ
れた上記フレームに対してサブフレームを第2の軸受部
を基準に位置決めする工程と、位置決めされた上記電動
機のステータおよびサブフレームを通しボルトを介して
上記フレームに締結する工程とを包含したことを特徴と
するスクロール圧縮機の組立方法。 - 【請求項3】 その上に電動機のステータおよびサブフ
レームが積み上げられたフレームを位置決めして保持す
るフレーム位置決め手段と、位置決めされた上記フレー
ム上の上記電動機のステータをそのコアの外周面に内径
と同軸に形成された外径基準面を半径方向から押圧する
ことにより上記フレームに対して位置決めする電動機の
ステータ位置決め手段と、位置決めされた電動機のステ
ータ上のサブフレームを第2の軸受部を基準に設定され
た外径基準面を半径方向から押圧することにより上記フ
レームに対して位置決めするサブフレーム位置決め手段
と、上記電動機のステータおよびサブフレームを通しボ
ルトを介して上記フレームに締結するボルト締結手段と
を備えたことを特徴とするスクロール圧縮機の組立装
置。 - 【請求項4】 フレーム位置決め手段は、フレームに形
成された水平基準面を担持する位置決め座と、上記位置
決め座から突出して形成され上記フレームに形成された
位置決め基準穴に嵌合し上記位置決め座と協働して上記
フレームを位置決めする位置決めピンとを備えたパレッ
トであることを特徴とする請求項3記載のスクロール圧
縮機の組立装置。 - 【請求項5】 電動機のステータ位置決め手段は、周方
向に所定の間隔を介して配設され半径方向に移動して電
動機のステータのコアをその外周面に内径と同軸に形成
された外径基準面を位置決め部材で押圧することにより
フレーム上の所定の位置に移動させる複数のステータ移
動機構と、上記電動機のステータの上記各ステータ移動
機構と相反する側にそれぞれ対応して配設され半径方向
に移動して上記電動機のステータを上記ステータ移動機
構の位置決め部材の押圧力より小さな押圧力で上記位置
決め部材に押圧する複数のステータ押圧機構とで構成さ
れていることを特徴とする請求項3記載のスクロール圧
縮機の組立装置。 - 【請求項6】 フレーム上の所定の位置は、上記フレー
ムが位置決めされているパレット上に設けられた基準部
材にステータ移動機構が当接することにより設定される
ことを特徴とする請求項5記載のスクロール圧縮機の組
立装置。 - 【請求項7】 サブフレーム位置決め手段は、周方向に
所定の間隔を介して配設され半径方向に移動してサブフ
レームをその外周面に第2の軸受部と同軸に形成された
外径基準面を位置決め部材で押圧することにより電動機
のステータの所定の位置に移動させる複数のサブフレー
ム移動機構と、上記サブフレームの上記各サブフレーム
移動機構と相反する側にそれぞれ対応して配設され半径
方向に移動して上記サブフレームを上記サブフレーム移
動機構の位置決め部材の押圧力より小さな押圧力で上記
位置決め部材に押圧する複数のサブフレーム押圧機構と
で構成されていることを特徴とする請求項3記載のスク
ロール圧縮機の組立装置。 - 【請求項8】 サブフレーム位置決め手段は、通しボル
トを締結する際に発生するサブフレームの移動量を予測
するとともに上記移動量を加味した所定の位置にサブフ
レームを移動させるようにしたことを特徴とする請求項
3または7に記載のスクロール圧縮機の組立装置。 - 【請求項9】 サブフレーム位置決め手段は、フレーム
の第1の軸受部とサブフレームの第2の軸受部とで軸芯
の傾きに対する許容値が異なる場合、上記許容値の小さ
い側の軸受部の軸芯と主軸の軸芯との傾きの方が他方よ
り小さくなるように上記サブフレームを上記フレームの
軸芯からずらして位置決めすることを特徴とする請求項
3記載のスクロール圧縮機の組立装置。 - 【請求項10】 フレーム、電動機のステータおよびサ
ブフレームの各水平基準面および外径基準面を模擬した
面および外径を有する基準ゲージを用いて各位置決め手
段の位置決め設定をそれぞれ校正するようにしたことを
特徴とする請求項3記載のスクロール圧縮機の組立装
置。
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|---|---|---|---|
| JP01019899A JP3894679B2 (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | スクロール圧縮機の組立方法および組立装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01019899A JP3894679B2 (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | スクロール圧縮機の組立方法および組立装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000205152A true JP2000205152A (ja) | 2000-07-25 |
| JP3894679B2 JP3894679B2 (ja) | 2007-03-22 |
Family
ID=11743594
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01019899A Expired - Lifetime JP3894679B2 (ja) | 1999-01-19 | 1999-01-19 | スクロール圧縮機の組立方法および組立装置 |
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| JP3894679B2 (ja) | 2007-03-22 |
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