JP2000205708A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2000205708A
JP2000205708A JP11001402A JP140299A JP2000205708A JP 2000205708 A JP2000205708 A JP 2000205708A JP 11001402 A JP11001402 A JP 11001402A JP 140299 A JP140299 A JP 140299A JP 2000205708 A JP2000205708 A JP 2000205708A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷凍ショーケース(2A,2B) 等に適用される二
元冷凍サイクルの冷凍装置において、デフロスト運転の
制御を改善し、装置の大型化や電力消費の増大を抑え
る。 【解決手段】 各利用側熱交換器(21A,21B) のデフロス
ト運転を異なるタイミングで行う制御手段(C1,C2,C3)を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍装置に関し、
特に、二元冷凍サイクルの冷凍装置においてデフロスト
運転を行う際の制御の改善策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、冷凍装置には、特開平9−2
10515号公報に開示されているように、高温側冷媒
回路と低温側冷媒回路とが冷媒熱交換器を介して接続さ
れて蒸気圧縮式の二元冷凍サイクルに構成されたものが
ある。具体的に、高温側冷媒回路は、圧縮機と熱源側熱
交換器と膨張弁と冷媒熱交換器の蒸発部とが冷媒配管で
順に接続されて成る閉回路に構成され、低温側冷媒回路
は、圧縮機と冷媒熱交換器の凝縮部と膨張弁と利用側熱
交換器とが冷媒配管で順に接続されて成る閉回路に構成
されている。
【0003】この二元冷凍サイクルの冷凍装置は、例え
ば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の商
店に設けられる冷凍食品用のショーケースなどの冷凍ユ
ニットに適用されている。ショーケースには、庫内の食
品等の陳列空間と、この陳列空間との間で空気を循環さ
せるための空気通路が形成されている。そして、この空
気通路に、上記利用側熱交換器が送風機によって庫内へ
送風可能に配置されている。
【0004】ショーケースの運転時は、高温側冷媒回路
と低温側冷媒回路のそれぞれで冷媒が循環し、冷媒熱交
換器において、両冷凍回路の冷媒間での熱交換が行われ
る。低温側冷媒回路について見ると、圧縮機から吐出さ
れた冷媒は、冷媒熱交換器で凝縮した後、膨張弁で減圧
し、さらにショーケース内の利用側熱交換器において空
気通路を流れる空気との間で熱交換を行って蒸発し、該
空気を冷却する。そして、この冷却された空気が、空気
通路から庫内の陳列空間に供給されて、食品が所定の低
温に保持され、その鮮度が維持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ショーケー
スなどの冷凍ユニットでは、冷凍運転を継続すると、利
用側熱交換器に着霜するので、所定のタイミングでデフ
ロスト運転を行う必要がある。従来、デフロスト運転
は、冷凍運転を所定時間行う毎に実施するのが一般的
で、店内に設けられた複数のショーケースは、タイマー
制御により全て同時にデフロスト運転が実施されてい
る。
【0006】一方、デフロスト運転終了時は利用側熱交
換器の温度が高くなっているので、冷凍運転の再開時に
は、各ショーケースについて一時的に大きな冷却能力が
必要となる。しかも、従来は全てのショーケースについ
て冷凍運転が一斉に再開されるので、容量の大きな熱源
機を使用するか、冷凍運転の再開時に圧縮機を増速する
必要があり、いずれの場合も、冷凍運転の再開時に消費
電力がかなり増大する問題があった。また、容量の大き
な熱源機を使用する場合は、装置が大型化する問題もあ
った。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みて創案
されたものであり、その目的とするところは、ショーケ
ース等に適用された二元冷凍サイクルの冷凍装置におい
てデフロスト運転の制御を改善することにより、消費電
力の増大や装置の大型化を抑えることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の利用側
熱交換器を備えた二元冷凍サイクルの冷凍装置におい
て、その複数の利用側熱交換器のデフロスト運転を異な
るタイミングで行うようにしたものである。
【0009】具体的に、本発明が講じた第1の解決手段
は、高温側冷媒回路(5) と低温側冷媒回路(6) とが冷媒
熱交換器(7) を介して接続されて二元冷凍サイクルに構
成された冷凍回路(4) を有する冷凍装置を前提としてお
り、低温側冷媒回路(6) が複数の利用側熱交換器(21A,2
1B) を備える一方、その複数の利用側熱交換器(21A,21
B) のデフロスト運転を異なるタイミングで行う制御手
段(C1,C2,C3)を備えている。
【0010】また、本発明が講じた第2の解決手段は、
上記第1の解決手段において、低温側冷媒回路(6) にお
ける複数の利用側熱交換器(21A,21B) が互いに並列に接
続され、高温側冷媒回路(5) が、高温液冷媒が流れるデ
フロスト配管(25)を備えたものであり、デフロスト配管
(25)は、一端が液配管(5a)に、他端が吸入側ガス配管(5
b)に接続され、中間部が液冷媒デフロストを行う第1利
用側熱交換器(21A) に近接して配置されると共に、キャ
ピラリチューブなどの減圧機構(27)を有している。
【0011】また、第1利用側熱交換器(21A) のデフロ
スト時に、高温側冷媒回路(5) の高温液冷媒の一部がデ
フロスト配管(25)を流れるように冷媒の流れを調節する
切換機構(15,26) が設けられ、制御手段(C1,C2,C3)は、
第1利用側熱交換器(21A) の液冷媒デフロスト時に、第
1利用側熱交換器(21A) への低温側冷媒の流通を阻止す
ると同時に、デフロスト配管(25)に高温液冷媒の一部を
流すために切換機構(15,26) を制御するように構成され
ている。
【0012】また、本発明が講じた第3の解決手段は、
上記第2の解決手段において、冷媒熱交換器(7) と第1
利用側熱交換器(21A) とが第1冷凍ユニット(2A)に内蔵
される一方、該第1利用側熱交換機(21A) と並列に接続
された第2利用側熱交換器(21B) が第2冷凍ユニット(2
B)に内蔵されたものであり、デフロスト配管(25)は、第
1冷凍ユニット(2A)内で上記第1利用側熱交換器(21A)
の近傍を通るように配置されている。そして、第2冷凍
ユニット(2B)には、第2利用側熱交換器(21B)の近傍
に、制御手段(C1,C2,C3)によって上記第1利用側熱交換
器(21A) の液冷媒デフロストとは異なるタイミングで駆
動されるデフロスト用ヒータ(28)が配置されている。
【0013】また、本発明が講じた第4の解決手段は、
高温側冷媒回路(5) に、複数の冷媒熱交換器(7) が互い
に並列状態で接続され、各冷媒熱交換器(7) に低温側冷
媒回路(6) が接続された冷凍装置を前提としており、低
温側冷媒回路(6) の利用側熱交換器(21A,21B) のデフロ
スト運転を、各低温側冷媒回路(6) 毎に異なるタイミン
グで行うように構成された制御手段(C1,C2,C3)を備えて
いる。
【0014】なお、この場合、デフロスト運転は、低温
側冷媒回路(6) の冷媒を利用する逆サイクル方式やホッ
トガス方式を採用することもできるし、冷媒を用いるこ
れらの方式でなく、ヒータ方式を採用することもでき
る。
【0015】また、本発明が講じた第5の解決手段は、
上記第4の解決手段において、低温側冷媒回路(6) が、
圧縮機(23)から吐出される高温ガス冷媒を利用側熱交換
器(21A,21B) に供給して逆サイクルデフロストを行うよ
うに構成される一方、高温側冷媒回路(5) に、デフロス
トを行う低温側冷媒回路(6) に対応した冷媒熱交換器
(7) の蒸発部(14)に高温液冷媒を供給し、かつ該蒸発部
(14)の下流側にキャピラリチューブなどの減圧機構(27)
を有する切換回路(26,27,30b,30c) が設けられたもので
あり、制御手段(C1,C2,C3)は、上記利用側熱交換器(21
A,21B) のデフロスト運転時に、高温側冷媒回路(5) の
冷媒を切換回路(26,27,30b,30c) に流すように構成され
ている。
【0016】また、本発明が講じた第6の解決手段は、
上記第1乃至第5の何れか1の解決手段において、高温
側冷媒回路(5) に、冷媒熱交換器(7) と並列に高温側の
利用側熱交換器(8) が設けられ、高温側の利用側熱交換
器(8) のデフロスト時に、高温液冷媒を該利用側熱交換
器(8) に供給し、かつ該利用側熱交換器(8) の下流側に
キャピラリチューブなどの減圧機構(35)を有するデフロ
スト用回路(32,33,34,35) が設けられたものであり、制
御手段(C1,C2,C3)は、低温側の利用側熱交換器(21A,21
B) と高温側の利用側熱交換器(8) のデフロスト運転を
異なるタイミングで行うように構成されている。
【0017】−作用− 上記第1の解決手段では、通常は、二元冷凍サイクルの
運転動作により、複数の利用側熱交換器(21A,21B) で空
気を冷却できるので、例えば複数の冷凍ショーケース(2
A,2B) などの庫内を所定の低温に維持できる。一方、冷
凍運転を所定時間継続して、低温側冷媒回路(6) の利用
側熱交換器(21A,21B) に着霜すると、その複数の利用側
熱交換器(21A,21B) のデフロスト運転が、制御手段(C1,
C2,C3)によって異なるタイミングで実施される。このた
め、デフロスト運転が終了して冷凍運転を再開するとき
のタイミングも異なることになり、その際に要求される
冷却能力の合計は従来よりも少なくなる。
【0018】また、上記第2の解決手段では、互いに並
列に接続された複数の利用側熱交換器(21A,21B) につい
て、異なるタイミングでデフロスト運転が行われる。具
体的には、制御手段(C1,C2,C3)によって、第1利用側熱
交換器(21A) への低温側冷媒の流通が阻止されると同時
に、切換機構(15,26) が切り換えられて、デフロスト配
管(25)に高温液冷媒の一部が流される。このため、該高
温液冷媒が、デフロスト配管(25)を通って第1利用側熱
交換器(21A) の近傍を通過して、該利用側熱交換器(21
A) に付いた霜を溶かす。
【0019】デフロスト配管(25)を通った高温液冷媒
は、キャピラリチューブなどの減圧機構(27)を通って蒸
発し、さらに吸入側ガス配管(5b)を通って、高温側冷媒
回路(5) が備えている圧縮機(11)に戻っていく。このと
き、高温側冷媒回路(5) において、冷媒の循環方向は変
化せず、高温液冷媒の一部がデフロスト配管(25)を流れ
るだけであるから、他の利用側熱交換機(21B) では冷凍
運転を継続できる。
【0020】なお、デフロスト配管(25)を通る高温液冷
媒は、減圧機構(27)を通って減圧されることにより蒸発
するが、全てが蒸発するとは限らず、気液混合状態とな
ることもある。しかし、その場合でも、デフロスト配管
(25)を通る冷媒は少量であるため、高温側冷媒回路(5)
の吸入側ガス配管(5b)を通る大量の過熱ガスと合流する
ことにより、気化してガス冷媒となる。
【0021】また、上記第3の解決手段では、冷媒熱交
換器(7) が内蔵されている冷凍ショーケースなどの第1
冷凍ユニット(2A)では、上記第2の解決手段と同様にし
てデフロスト運転が行われる。一方、冷媒熱交換器(7)
が内蔵されていない冷凍ショーケースなどの第2冷凍ユ
ニット(2B)では、デフロスト用ヒータ(28)によって、デ
フロスト配管(25)による液冷媒デフロストとは異なるタ
イミングで、デフロスト運転が実施される。そして冷凍
ユニット(2A,2B) の何れか一方でデフロスト運転を行う
とき、何れか他方では冷凍運転を継続できる。
【0022】また、上記第4の解決手段では、上記第1
の解決手段と同様に、通常は、二元冷凍サイクルの運転
動作により、複数の利用側熱交換器(21A,21B) で空気を
冷却できるので、例えば複数の冷凍ショーケース(2A,2
B) などの庫内を所定の低温に維持できる。一方、冷凍
運転を所定時間継続して、低温側冷媒回路(6) の利用側
熱交換器(21A,21B) に着霜すると、その複数の利用側熱
交換器(21A,21B) のデフロスト運転が、制御手段(C1,C
2,C3)によって各低温側冷媒回路(6) 毎に異なるタイミ
ングで実施される。その際、デフロスト運転は、逆サイ
クル方式、ホットガス方式、あるいはヒータ方式など、
任意の方式で行うことが可能である。この場合も、デフ
ロスト運転が終了して冷凍運転を再開するときに要求さ
れる冷却能力の合計は、第1の解決手段と同様に従来よ
りも少なくなる。
【0023】また、上記第5の解決手段では、低温側冷
媒回路(6) の利用側熱交換器(21A,21B) のデフロスト運
転を行うとき、高温側冷媒回路(5) では冷媒の流れ方向
は変化せず、高温液冷媒が切換回路(26,27,30b,30c) に
流されて、冷媒熱交換器(7)の蒸発部(14)に供給され
る。このことにより、冷媒熱交換機(7) において、高温
側冷媒回路(5) の高温液冷媒を利用して低温側冷媒回路
(6) の冷媒を蒸発させることができるので、低温側冷媒
回路(6) の逆サイクルデフロスト運転が可能となり、同
時に、他の低温側冷媒回路(6) では冷凍運転を継続でき
る。
【0024】一方、デフロスト運転に使われた高温液冷
媒は、冷媒熱交換機(7) を通過した後、減圧機構(27)を
通ってから高温側冷媒回路(5) の圧縮機(11)へ戻る。そ
の際、高温液冷媒は、上記第2の解決手段で説明したの
と同様に、減圧機構(27)を通って減圧された状態で気液
混合状態となっていても、高温側冷媒回路(5) の吸入側
ガス配管を通る過熱ガスと合流することにより、気化し
てガス冷媒となり、圧縮機(11)に戻る。
【0025】また、上記第6の解決手段では、高温側冷
媒回路(5) に冷媒熱交換器(7) と並列に設けられた高温
側の利用側熱交換器(8) と、低温側の利用側熱交換器(2
1A,21B) とが、制御手段(C1,C2,C3)により、異なるタイ
ミングでデフロスト運転される。低温側の利用側熱交換
器(21A,21B) では、上記第1乃至第5の解決手段のよう
にしてデフロスト運転が行われ、高温側の利用側熱交換
器(8) では、デフロスト運転時に、高温液冷媒がデフロ
スト用回路(32,33,34,35) を流れて、該利用側熱交換器
(8) を通り、該利用側熱交換器(8) に付いた霜を溶か
す。そして、該利用側熱交換器(8) を通過した後、減圧
機構(35)を通って蒸発し、高温側冷媒回路(5) の圧縮機
へ戻る。なお、その際、減圧機構(35)を通った高温液冷
媒が気液混合状態となっていても吸入側ガス配管を通る
過熱ガスと混合して蒸発することについては、上記第2
及び第5の解決手段と同様である。
【0026】
【発明の効果】上記第1の解決手段によれば、複数の利
用側熱交換器(21A,21B) において、デフロスト運転を異
なるタイミングで行うようにしたことによって、冷凍運
転の再開時に必要な冷却能力の合計が従来よりも少なく
て済むので、容量の小さな熱源機(1) を使用することが
可能となり、装置の小型化が可能となる。また、冷凍運
転の再開時の冷却能力が従来よりも少なくなるため、消
費電力を抑えることも可能となる。さらに、従来、デフ
ロスト運転が終了して冷凍運転を再開するときに圧縮機
(11)を増速して対応していた場合でも、増速の程度を小
さくできるので、電力消費の増加を抑えられる。
【0027】また、上記第2の解決手段によれば、高温
側冷媒回路(5) での冷媒の循環方向を変えずに、高温液
冷媒を低温側冷媒回路(6) の利用側熱交換器(21A) に供
給して、利用側熱交換器(21A,21B) をデフロストできる
ようにしているので、例えばこの冷凍装置をショーケー
ス(2A,2B) に適用した場合は、あるショーケース(2
A)でデフロスト運転を行いながら、他のショーケース
(2B)では二元冷凍サイクルを継続して冷凍運転を続
けることが可能となる。また、デフロスト運転時に、高
温液冷媒を、減圧機構(27)を通過させてから吸入側ガス
配管(5b)を通る過熱ガスと合流させて、ガス冷媒にして
から圧縮機(11)に戻すようにしているので、該圧縮機(1
1)で液圧縮が生じるのを防止できる。
【0028】また、上記第3の解決手段によれば、冷媒
熱交換器(7) の内蔵された冷凍ショーケースなどの第1
冷凍ユニット(2A)では高温側冷媒回路(5) の液冷媒を利
用し、冷媒熱交換器(7) の内蔵されていない冷凍ショー
ケース等の第2冷凍ユニット(2B)ではデフロスト用ヒー
タ(28)を利用しているので、各冷凍ユニット(2A,2B)間
にデフロスト配管(25)を通すような煩雑な配管施工が必
要なく、しかも上記各解決手段と同様に、各冷凍ユニッ
ト(2A,2B) を異なるタイミングでデフロスト運転するこ
とが可能となる。
【0029】また、上記第4の解決手段によれば、利用
側熱交換器(21A,21B) を、各低温側冷媒回路(6) 毎にデ
フロストすることができるから、冷凍ショーケース(2A,
2B)などが全て同時にデフロスト運転されることがなく
なる。したがって、冷凍運転の再開にも時間差が生じる
ので、熱源機(1) の容量を従来よりも抑えることがで
き、装置の小型化と消費電力の削減が可能となる。
【0030】また、上記第5の解決手段によれば、高温
側冷媒回路(5) において冷媒の流れ方向を変えずに、切
換回路(26,27,30b,30c) を介して高温液冷媒を冷媒熱交
換器(7) に流せるようにしているので、一の低温側冷媒
回路(6) では逆サイクルでデフロスト運転しながら、他
の低温側冷媒回路(6) では冷凍運転を継続できる。ま
た、デフロスト運転に用いられた高温液冷媒は、冷媒熱
交換器(7) の蒸発部(14)を通った後、減圧機構(27)と吸
入側ガス配管を通るときに蒸発してから高温側冷媒回路
(5) の圧縮機(11)へ戻るので、圧縮機(11)において液圧
縮が生じるのを防止できる。
【0031】また、上記第6の解決手段によれば、高温
側冷媒回路(5) にデフロスト用回路(32,33,34,35) を設
け、高温側の利用側熱交換器(8) を、冷媒の流れ方向を
変えないまま高温液冷媒でデフロストできるようにして
いるので、該高温側の利用側熱交換器(8) のデフロスト
運転時に、冷媒熱交換器に接続された低温側の利用側熱
交換器(21A,21B) では冷凍運転を継続できる。したがっ
て、高温側の利用側熱交換器(8) と低温側の利用側熱交
換器(21A,21B) を異なるタイミングでデフロスト運転す
ることができる。このため、冷却運転の再開にも時間差
が生じるので、熱源機(1) の容量を従来よりも抑えるこ
とができ、装置の小型化と消費電力の削減が可能とな
る。
【0032】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の実施形態1を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0033】本実施形態1の冷凍装置は、図1に示すよ
うに、1台の熱源機(1) で、4台の冷凍ショーケース(2
A,2A,2B,2B) と、2台の冷蔵ショーケース(3,3) を駆動
するように構成されている。このために、冷凍回路(4)
は、冷凍ショーケース(2A,2A,2B,2B) 用の二元冷凍サイ
クルの冷凍回路と、冷蔵ショーケース(3,3) 用の単元冷
凍サイクルの冷凍回路が併存するものとして構成されて
いる。
【0034】二元冷凍サイクルの冷凍回路は、高温側冷
媒回路(5) と低温側冷媒回路(6) とを、冷媒熱交換器
(7) を介して接続することにより構成されている。ま
た、単元冷凍サイクルの冷凍回路は、高温側冷媒回路
(5) の液配管(5a)と吸入側ガス配管(5b)の間に、利用側
熱交換器(8) を上記冷媒熱交換器(7) と並列に接続する
ことにより構成されている。つまり、単元冷凍サイクル
の冷凍回路は、高温側冷媒回路(5) の熱源機(1) を共用
した形で設けられている。
【0035】具体的には、この冷凍装置の冷凍回路(4)
は、圧縮機(11)と熱源側熱交換器(12)とアキュムレータ
(13)とを含む熱源機(1) に対して、2台の冷媒熱交換器
(7)と2台の利用側熱交換器(8) とが並列に接続
され、各冷媒熱交換器(7) に、低温側冷媒回路(6) の利
用側熱交換器(21A,21B) が2台ずつ接続されている。各
冷媒熱交換器(7) は、高温側冷媒回路(5) 用の蒸発部(1
4)と、低温側冷媒回路(6) 用の凝縮部(22)とを一体に備
え、蒸発部(14)の上流側には、膨張弁(15)が設けられて
いる。
【0036】そして、圧縮機(11)及び熱源側熱交換器(1
2)と、この冷媒熱交換器(7) 側の膨張弁(15)及び蒸発部
(14)と、アキュムレータ(13)とが、冷媒配管により接続
されて、上記高温側冷媒回路(5) が閉回路に構成されて
いる。なお、この高温側冷媒回路(5) 中、(16)は冷媒配
管の継手を示し、(17)は逆止弁を示している。
【0037】低温側冷媒回路(6) は、圧縮機(23)と、冷
媒熱交換器(7) の凝縮部(22)と、膨張弁(24A,24B) と、
利用側熱交換器(21A,21B) とを冷媒配管で接続すること
によって、閉回路に構成されている。膨張弁(24A,24B)
及び利用側熱交換器(21A,21B) は、1台の冷媒熱交換器
(7) に対して、それぞれ、2台が並列に接続されてい
る。
【0038】高温側冷媒回路(5) の冷媒配管には、各低
温側冷媒回路(6) の2台の利用側熱交換機(21A,21B) の
一方である第1利用側熱交換器(21A) 用のデフロスト配
管(25)が接続されている。各デフロスト配管(25)は、各
冷媒熱交換器(7) の膨張弁(15)の上流側の液配管(5a)に
一端が接続されるとともに、各冷媒熱交換器(7) の蒸発
部(14)の下流側の吸入側ガス配管(5b)に他端が接続さ
れ、中間部が第1利用側熱交換器(21A) の近傍を通るよ
うに配置されている。
【0039】各デフロスト配管(25)には、デフロスト運
転時に、高温側冷媒回路(5) の高温液冷媒の一部が、膨
張弁(15)と冷媒熱交換器(7) の蒸発部(14)をバイパスし
てデフロスト配管(25)中を流れるように切り換えるた
め、電磁弁(26)が設けられ、この電磁弁(26)と膨張弁(1
5)により、冷媒の流れを調節する切換機構が構成されて
いる。なお、膨張弁(15)には、電子膨張弁が用いられて
いる。
【0040】また、デフロスト配管(25)中、高温側冷媒
回路(5) との合流部の上流側には、液冷媒を減圧して蒸
発させるための減圧機構として、キャピラリチューブ(2
7)が設けられている。なお、このデフロスト配管(25)に
よりデフロスト運転が行われる第1利用側熱交換器(21
A) のユニット(10A) に設けられた膨張弁(24A) にも電
子膨張弁が用いられている。この膨張弁(24A) は、デフ
ロスト運転時には、第1利用側熱交換器(21A) に低温側
冷媒回路(6) の冷媒が流れるのを阻止するため、全閉に
制御される。
【0041】本実施形態1では、4台の冷凍ショーケー
ス(2A,2A,2B,2B) は、2台の第1冷凍ショーケース(第
1冷凍ユニット)(2A,2A) と、2台の第2冷凍ショーケ
ース(2B,2B) とから構成されている。そして、各第1冷
凍ショーケース(2A,2A) は、冷媒熱交換器(7) を含むカ
スケードユニット(9) と、第1利用側熱交換器(21A)と
を内蔵し、各第2冷凍ショーケース(2B,2B) は、カスケ
ードユニット(9) を内蔵せず、第2利用側熱交換器(21
B) を内蔵している。そして、デフロスト配管(25)は、
第1冷凍ショーケース(2A)内で、第1利用側熱交換器(2
1A) の近傍を通るように配置されている。また、第2冷
凍ショーケース(2B)内の利用側熱交換器(21B) の近傍に
は、デフロスト用ヒータ(28)が配置されている。
【0042】各第1冷凍ショーケース(2A)は、第1利用
側熱交換器(21A) が該ショーケース(2A)の空気通路に設
けられている。この第1利用側熱交換器(21A) は、図示
しない送風機によって、該第1冷凍ショーケース(2A)内
の食品等の陳列空間へ冷風を供給できるように構成され
ている。また、第2冷凍ショーケース(2B)は、第2利用
側熱交換器(21B) が、図示しない送風機によって食品等
の陳列空間へ冷風を供給できるように、該ショーケース
(2B)の空気通路に設けられている。
【0043】一方、高温側の利用側熱交換器(8) の上流
側には、膨張弁(電子膨張弁)(31)と並列に電磁弁(32)
が設けられていて、高温液冷媒を減圧せずに利用側熱交
換器(8) に流せるように構成されている。また、該利用
側熱交換器(8) の下流側には、2個の電磁弁(33,34) が
並列に接続され、その一方の電磁弁(34)の下流側にキャ
ピラリチューブ(減圧機構)(35)が接続されている。そ
して、各電磁弁(34,35) の開閉状態を切り換えることに
より、冷媒をキャピラリチューブ(35)に流すかどうかを
選択することが可能になっている。これらの電磁弁(32,
33,34)及びキャピラリチューブ(35)により、冷蔵ショー
ケース(3) 内に、高温側の利用側熱交換器(8) のデフロ
スト用回路が構成されている。
【0044】熱源機(1) 、冷凍ショーケース(2A)のカス
ケードユニット(9) 、及び冷蔵ショーケース(3) には、
それぞれ、制御手段であるコントローラ(C1,C2,C3)が設
けられている。各コントローラ(C1,C2,C3)は互いに接続
されており、各ショーケース(2A,2B,3) の運転制御が行
われるようになっている。
【0045】具体的には、コントローラ(C1,C2,C3)は、
各ショーケース(2A,2B,3) において、デフロスト運転を
他のショーケースとは異なるタイミングで行うように構
成されている。つまり、第1冷凍ショーケースの一台(2
A)では、他の5台のショーケース(2A,2B,2B,3,3)におい
て冷却運転を継続したまま、高温側の液冷媒の一部をデ
フロスト配管(25)に通すように膨張弁(15)と電磁弁(26)
の開閉状態が制御され、高温側冷媒回路(5) の液冷媒に
よるデフロストが実行される。また、第2冷凍ショーケ
ースの一台(2B)では、他の5台のショーケース(2A,2A,2
B,3,3)において冷却運転を継続したまま、膨張弁(24B)
を閉じ、電気ヒータ(28)に通電してデフロストが実行さ
れる。さらに、冷蔵ショーケースの一台(3) では、膨張
弁(31)と電磁弁(32,33,34)の開閉状態が切り換えられ、
他の5台のショーケース(2A,2A,2B,2B,3) を冷却運転し
たまま、高温液冷媒によるデフロストが実行される。
【0046】−運転動作− 次に、この冷凍装置の運転動作について説明する。
【0047】冷却運転時、各膨張弁(15,24A,24B,31) 及
び電磁弁(26,32,33,34) は、制御手段により、以下のよ
うに制御される。まず、二元冷凍サイクルの高温側で
は、電磁弁(26)が閉じられて、膨張弁(15)の開度が制御
され、低温側では、各膨張弁(24A,24B) の開度が制御さ
れる。また、単元冷凍サイクル側では、熱交換器(8) の
上流側の電磁弁(32)が閉じられて、膨張弁(31)の開度が
制御される一方、該熱交換器(8) の下流側では、キャピ
ラリチューブ(35)側の電磁弁(34)が閉じられ、他方の電
磁弁(35)が開かれる。
【0048】図1には、この状態での冷媒の流れを矢印
で示している。まず、圧縮機(11)から吐出された高圧の
ガス冷媒は、熱源側熱交換器(12)で凝縮して液化した
後、4つの膨張弁(15,31) に分流し、該膨張弁(15,31)
で減圧してから冷媒熱交換器(7) 及び利用側熱交換器
(8) に入る。冷媒は、冷媒熱交換器(7) では低温側冷媒
回路(6) の冷媒と熱交換して蒸発し、利用側熱交換器
(8) では冷蔵ショーケース(3) 内の空気と熱交換して蒸
発してから、それぞれアキュムレータ(13)を経て圧縮機
(11)へ戻り、1サイクルが完了する。このとき、冷蔵シ
ョーケース(3) では冷媒と熱交換して冷却された空気が
陳列空間に供給されるので、各冷蔵ショーケース(3) 内
の食品等が所定の低温に維持される。
【0049】また、低温側冷媒回路(6) では、冷媒熱交
換器(7) の凝縮部(22)で凝縮して液化した冷媒が、各膨
張弁(24A,24B) で減圧された後に、各利用側熱交換器(2
1A,21B) で蒸発して各冷凍ショーケース(2A,2B) 内の空
気を冷却する。このようにして各冷凍ショーケース(2A,
2B) 毎に二元冷凍サイクルの冷凍運転が行われて、各冷
凍ショーケース(2A,2B) 内の食品等が所定の低温に維持
される。
【0050】一方、本実施形態では、デフロスト運転
は、上述したように各ショーケース(2A,2B,3) 毎に個別
に行われる。まず、冷蔵ショーケース(3) の一台をデフ
ロスト運転するときは、他のショーケース(2A,2B,3) の
電磁弁(26,32,33,34) や膨張弁(15,24A,24B,31) の開閉
状態を変化させずに、その冷蔵ショーケース(3) 用の膨
張弁(31)を全閉にし、該膨張弁(31)と並列の電磁弁(32)
を全開とする。また、その冷蔵ショーケース(3) の利用
側熱交換器(8) の下流側では、キャピラリチューブ(35)
と直列の電磁弁(34)を全開とし、並列の電磁弁(33)を全
閉とする。
【0051】図2には、左側の冷蔵ショーケース(3) を
デフロスト運転している状態を示している。図示するよ
うに、圧縮機(11)から吐出された冷媒により、他のショ
ーケース(2A,2B,3) では冷却運転を行いながら、1台の
冷蔵ショーケース(3) だけは、利用側熱交換器(8) に高
温液冷媒が供給されることになる。この液冷媒は、利用
側熱交換器(8) に供給されるとき、例えば約40°C程
度の温度であるため、この運転を所定時間継続すると、
利用側熱交換器(8) についた霜を液冷媒の熱で溶かすこ
とが可能である。
【0052】利用側熱交換器(8) を出た液冷媒は、キャ
ピラリチューブ(35)で減圧して蒸発し、吸入側ガス配管
(5b)を通ってアキュムレータ(13)から圧縮機(11)へ戻
る。液冷媒がキャピラリチューブ(35)を通過しても完全
に蒸発しない場合もあり得るが、デフロスト運転を行っ
ているのが複数のショーケースの内の一台のみであり、
全冷媒の流量中に占める割合が少ないため、該冷媒は、
吸入側ガス配管(5b)を流れる過熱ガスと合流することに
より蒸発する。また、仮に吸入側ガス配管(5b)内で冷媒
が完全に蒸発しなくても、液冷媒はアキュムレータ(13)
でガス冷媒から分離されるので、冷凍装置全体の運転に
は殆ど影響せず、液圧縮も生じない。
【0053】次に、冷凍ショーケース(2A,2B) のデフロ
スト運転について図3を参照して説明する。図3は、左
側の第1冷凍ショーケース(2A)をデフロスト運転してい
る状態を示している。この第1冷凍ショーケース(2A)で
は、冷蔵ショーケース(3) と同様に、高温側冷媒回路
(5) の液冷媒を用いて、低温側冷媒回路(6) の利用側熱
交換器(21A) のデフロスト運転を行うことができる。こ
のとき、冷蔵ショーケース(3) の膨張弁(31)や電磁弁(3
2,33,34)は冷却運転の状態のままで変化しない。また、
冷媒熱交換器(7) の膨張弁(15)は、第2利用側熱交換器
(21B) の冷凍運転を継続するために幾分絞った状態に制
御され、電磁弁(26)は全開に制御される。さらに、第1
利用側熱交換器(21A) の膨張弁(24A) が全閉に制御さ
れ、第2利用側熱交換器(21B) の膨張弁(24B) は開度が
制御される。
【0054】このようにすると、圧縮機(11)から吐出さ
れたガス冷媒は、熱源側熱交換器(12)で凝縮して液化し
た後、その一部がデフロスト配管(25)を通って利用側熱
交換器(21A) の近傍を流れる。したがって、この高温の
液冷媒の熱を利用して、利用側熱交換器(21A) に付いた
霜を溶かすことができる。また、液冷媒は、さらにキャ
ピラリチューブ(27)で減圧して蒸発し、吸入側ガス配管
(5b)を通ってアキュムレータ(13)から圧縮機(11)へ戻
る。この場合も、デフロスト配管(25)を通った冷媒は、
キャピラリチューブ(27)を通過したときに気液混合状態
になっていても、その流量が少ないので、吸入側ガス配
管(5b)を流れる過熱ガスと混合することにより蒸発す
る。また、仮に液冷媒が残っていてもアキュムレータ(1
3)でガス冷媒から分離されるので、冷凍装置全体の運転
には殆ど影響しない。
【0055】図示のデフロスト運転時は、高温側冷媒回
路(5) の冷媒を、第2冷凍ショーケース(2B)の冷凍運転
用と、第1冷凍ショーケース(2A)のデフロスト運転用に
分流させているが、第1冷凍ショーケース(2A)をデフロ
スト運転する場合は、第2冷凍ショーケース(2B)側を停
止することも可能であり、その場合は、低温側冷媒回路
(6) の圧縮機(23)を止めるとよい。
【0056】一方、第2冷凍ショーケース(2B)をデフロ
スト運転する場合は、膨張弁(15,24A,31) 及び電磁弁(2
6,32,33,34) は冷凍運転のときと同じで、膨張弁(24B)
のみを全閉に制御して第2利用側熱交換器(21B) に冷媒
が流れないようにし、該第2利用側熱交換器(21B) の送
風機をオフにすると共にデフロスト用の電気ヒータ(28)
をオンにすればよい。この状態(図3の右側参照)で
は、他のショーケースで冷媒を通常どおりに流したまま
で、利用側熱交換器(21B) に付いた霜を溶かすことがで
きる。なお、図3には、便宜上、2つの利用側熱交換器
(21A,21B) を同時にデフロストしているように示してい
るが、各利用側熱交換器(21A,21B) のデフロスト運転は
異なるタイミングで別々に行われる。
【0057】−実施形態1の効果− 本実施形態1によれば、例えばコンビニエンスストアに
おいて、各ショーケース(2A,2B,3) のデフロスト運転
を、一斉に行うのでなく、個別に行うことができる。こ
のため、冷却運転の再開も各ショーケース(2A,2B,3) で
個別に行えるので、従来と比較して熱源機(1) の容量を
少なくでき、装置の小型化を図ることができる。また、
このように冷却運転の再開が各ショーケース(2A,2B,3)
毎に異なるタイミングで行われるので、通常運転時に対
する消費電力の増大も1台分のみに抑えることができ
る。
【0058】−実施形態1の変形例− 実施形態1では、冷凍ショーケース(2A,2B) を、カスケ
ードユニット(9) を内蔵したものと内蔵しないものとに
分けているが、カスケードユニット(9) は、各冷凍ショ
ーケース(2A,2B) のいずれにも内蔵しない構成としても
よい。上記実施形態1では、第1冷凍ショーケース(2A)
にカスケードユニット(9) を内蔵していることから、デ
フロスト配管(25)を第2冷凍ショーケース(2B)側へ分岐
させると配管施工が煩雑になってしまうため、それを避
けるために、デフロスト配管(25)を第1冷凍ショーケー
ス(2A)内にのみ設けたが、カスケードユニット(9) をい
ずれの冷凍ショーケース(2A,2B) にも内蔵しない場合
は、デフロスト配管(25)を、両ショーケース(2A,2B) 外
のカスケードユニット(9) から各ショーケース(2A,2B)
内の各利用側熱交換器(21A,21B) の近傍を通るように構
成して、液冷媒デフロスト運転を切り換えて行えるよう
にするとよい。
【0059】また、カスケードユニット(9) を図1〜図
3に示したように第1冷凍ショーケース(2A)に内蔵する
場合であっても、第2冷凍ショーケース(2B)との間に連
絡配管を設けるのが可能な場合は、両利用側熱交換器(2
1A,21B) を高温側の液冷媒で個別にデフロストするのも
可能である。
【0060】なお、上記実施形態1は、1台の熱源機
(1) に対して2台の冷媒熱交換器(7)と2台の利用側熱
源機(8) とを並列に接続し、かつ各冷媒熱交換器(7) に
2台の利用側熱交換器(21A,21B) を並列に接続したもの
であるが、この実施形態に適用した発明の特徴は、1台
の冷媒熱交換器(7) に接続した複数の利用側熱交換器(2
1a,21B) を個別にデフロスト運転することである。した
がって、図1から図3において冷媒熱交換器(7) は1台
にしてもよく、また、利用側熱交換器(8) を含む単元冷
凍サイクルの回路は必ずしも設けなくてよい。
【0061】
【発明の実施の形態2】本発明の実施形態2は、図4に
示すように、各カスケードユニット(9) の構成を実施形
態1とは変えた例である。この実施形態2では、各カス
ケードユニット(9) に接続された2台の利用側熱交換器
(21A,21B) のデフロストは同時に行われるが、カスケー
ドユニット(7,7) 間ではデフロスト運転のタイミングが
異なるように構成されている。
【0062】低温側冷媒回路(6) は、冷媒を正サイクル
で循環させる冷凍運転と、冷媒を逆サイクルで循環させ
るデフロスト運転が可能なように、四路切換弁(29)と、
膨張弁(30a) とを備えている。一方、冷媒熱交換器(7)
の蒸発部(14)の上流側には、膨張弁(電子膨張弁)(15)
と並列に電磁弁(26)が設けられ、高温側冷媒回路(5)の
液冷媒を、膨張弁(15)をバイパスして該蒸発部(14)に流
せるように構成されている。また、蒸発部(14)の下流側
には、2個の電磁弁(30b,30c) が並列に接続され、その
一方の電磁弁(30b) の下流側に、キャピラリチューブ
(減圧機構)(27)が接続されている。
【0063】これらの電磁弁(26,30b,30c)及びキャピラ
リチューブ(27)により、低温側の利用側熱交換器(21A,2
1B) のデフロスト運転時に、高温側冷媒回路(5) での冷
媒の流れを切り換える切換回路(26,27,30b,30c) が構成
されている。
【0064】本実施形態2では、カスケードユニット
(9) は、各冷凍ショーケース(2A,2B)とは別に設置され
ているが、実施形態1のように、冷凍ショーケース(2A,
2B) の一方に内蔵してもよい。なお、熱源機(1) 及び冷
蔵ショーケース(3) の構成は、実施形態1と同様である
ため、ここでは説明を省略する。
【0065】−運転動作− 図4には、各ショーケース(2A,2B,3) を冷却運転してい
る状態を示し、図5には、左側の冷蔵ショーケース(3)
1台をデフロスト運転している状態を示し、そして図6
には、左側のカスケードユニット(9) に接続された2台
のショーケース(2A,2B) をデフロスト運転している状態
を示している。これらの図に示すように、デフロスト運
転は、冷蔵ショーケース(3) については個別に行え、冷
凍ショーケース(2A,2B) については、カスケードユニッ
ト(9) 毎、つまり低温側冷媒回路(6) 毎に行うことがで
きる。なお、冷蔵ショーケース(3) では、冷蔵運転とデ
フロスト運転のいずれも、実施形態1と同様にして行わ
れるので、説明は省略する。
【0066】冷凍ショーケース(2A,2B) については、冷
凍運転時、高温側冷媒回路(5) の膨張弁(15)が開かれて
電磁弁(26)が閉じられ、蒸発部(14)の下流側の電磁弁(3
0c)が開かれて電磁弁(30b) が閉じられる。したがっ
て、高温側冷媒回路(5) の冷媒は、図4,5に示すよう
に、圧縮機(11) から熱源側熱交換器(12)、膨張弁(1
5)、利用側熱交換器(7) の蒸発部(14)、アキュムレータ
(13)を通って循環し、利用側熱交換器(7) の蒸発部(14)
において低温側冷媒回路(6) の冷媒を冷却して蒸発す
る。
【0067】一方、低温側冷媒回路(6) の冷媒は、圧縮
機(23)から冷媒熱交換器(7) の凝縮部(22)、膨張弁(24
A,24B) 、利用側熱交換器(21A,21B) を通って循環し、
利用側熱交換器(21A,21B) においてショーケース(2A,2
B) 内の空気を冷却して蒸発することになる。
【0068】冷凍ショーケース(2A,2B) のデフロスト運
転は、冷媒の循環方向を逆サイクルにすることにより、
各カスケードユニット(9) に接続された2台で同時に行
われる(図6参照)。このため、膨張弁(24A,24B) が全
開で、膨張弁(30a) が開度制御される。こうすると、冷
媒は利用側熱交換器(21A,21B) で霜を加熱して凝縮し、
冷媒熱交換器(7) で蒸発することになる。
【0069】このとき、高温側冷媒回路(5) では、膨張
弁(15)が閉じられるとともに電磁弁(26)が開かれ、冷媒
熱交換器(7) に高温液冷媒が供給される。また、このと
き、電磁弁(30c)は閉じられ、電磁弁(30b)は開かれてい
る。したがって、高温液冷媒は、冷媒熱交換器(7) を通
過するときに低温側冷媒回路(6) の冷媒と熱交換してか
らキャピラリチューブ(27)を通過し、さらに吸入側ガス
配管(5b)を流れる過熱ガスと合流して蒸発してからアキ
ュムレータ(13)を介して圧縮機(11)に吸入されるので、
液圧縮は生じない。
【0070】−実施形態2の効果− 本実施形態2では、冷凍ショーケース(2A,2B) は、カス
ケードユニット(9) 毎に、2台ずつデフロスト運転が行
われることになるが、全てのショーケースを同時にデフ
ロスト運転するのではないので、冷却運転の再開も全て
のショーケースで同時に行われることはない。したがっ
て、熱源機(1) の容量を従来よりも少なくでき、装置の
小型化と消費電力の削減を図ることが可能となる。
【0071】−実施形態2の変形例− 実施形態2は、実施形態1と同様に、1台の熱源機(1)
に対して2台の冷媒熱交換器(7) と2台の利用側熱交換
器(8) とを並列に接続し、かつ各冷媒熱交換器(7) に2
台の利用側熱交換器(21A,21B) を接続したものである
が、この実施形態2に適用した本発明の特徴は、1台の
熱源機(1) に複数の冷媒熱交換器(7) を接続し、低温側
冷媒回路(6) の利用側熱交換器(21A,21B) を冷媒熱交換
器(7) 毎にデフロスト運転することである。したがっ
て、各冷媒熱交換機(7) に接続する利用側熱交換器(21
A,21B) は1台でもよく、高温側冷媒回路(5) の利用側
熱交換器(8) は必ずしも設けなくてもよい。
【0072】
【発明のその他の実施の形態】本発明は、上記実施形態
について、以下のような構成としてもよい。
【0073】例えば、熱源機(1) に2台並列に接続した
カスケードユニット(9) のうち、一方を実施形態1の構
成にし、他方を実施形態2の構成にするなど、各実施形
態の構成が混在するようにしてもよい。このように構成
しても、デフロスト運転の終了後に冷却運転を再開する
際にタイミングをずらすのが可能であり、冷却能力の増
大を抑えることができるので、装置の大型化や電力消費
の増加を抑えることができる。
【0074】また、上記各実施形態では、各膨張弁(15,
24A,31) に電子膨張弁を用い、これらの開閉を制御し
て、冷媒の流れをコントロールするようにしているが、
電子膨張弁の代わりに、感温式膨張弁と電磁弁を組み合
わせて使用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る冷凍装置の回路図で
ある。
【図2】図1の冷凍装置において、冷蔵ショーケースの
デフロスト運転状態を示す図である。
【図3】図1の冷凍装置において、冷凍ショーケースの
デフロスト運転状態を示す図である。
【図4】本発明の実施形態2に係る冷凍装置の回路図で
ある。
【図5】図4の冷凍装置において、冷蔵ショーケースの
デフロスト運転状態を示す図である。
【図6】図4の冷凍装置において、冷凍ショーケースの
デフロスト運転状態を示す図である。
【符号の説明】
(1) 熱源機 (2A) 第1冷凍ショーケース(第1冷凍ユニッ
ト) (2B) 第2冷凍ショーケース(第2冷凍ユニッ
ト) (3) 冷蔵ショーケース (4) 冷凍回路 (5) 高温側冷媒回路 (6) 低温側冷媒回路 (7) 冷媒熱交換器 (8) 利用側熱交換器 (9) カスケードユニット (14) 蒸発部 (15) 膨張弁(切換機構) (21A,21B) 利用側熱交換器 (23) 圧縮機 (24A) 膨張弁(停止機構) (25) デフロスト配管 (26) 電磁弁(切換機構、切換回路) (27) キャピラリチューブ(減圧機構、切換回
路) (28) デフロスト用ヒータ (30b,30c) 電磁弁(切換回路) (32,33,34) 電磁弁(デフロスト用回路) (35) キャピラリチューブ(デフロスト用回路) (C1,C2,C3) コントローラ(制御手段)
フロントページの続き (72)発明者 谷本 憲治 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高温側冷媒回路(5) と低温側冷媒回路
    (6) とが冷媒熱交換器(7) を介して接続されて二元冷凍
    サイクルに構成された冷凍回路(4) を備えた冷凍装置で
    あって、 低温側冷媒回路(6) が複数の利用側熱交換器(21A,21B)
    を備える一方、 上記複数の利用側熱交換器(21A,21B) のデフロスト運転
    を異なるタイミングで行うように構成された制御手段(C
    1,C2,C3)を備えている冷凍装置。
  2. 【請求項2】 低温側冷媒回路(6)における複数の利用
    側熱交換器(21A,21B)が互いに並列に接続され、 高温側冷媒回路(5) は、高温液冷媒が流れるデフロスト
    配管(25)を備え、該デフロスト配管(25)は、一端が液配
    管(5a)に、他端が吸入側ガス配管(5b)に接続され、中間
    部が液冷媒デフロストを行う第1利用側熱交換器(21A)
    に近接して配置されると共に、減圧機構(27)を有し、 上記第1利用側熱交換器(21A) のデフロスト時に、高温
    側冷媒回路(5) の高温液冷媒の一部がデフロスト配管(2
    5)を流れるように冷媒の流れを調節する切換機構(15,2
    6) が設けられ、 制御手段(C1,C2,C3)が、上記第1利用側熱交換器(21A)
    の液冷媒デフロスト時に、該第1利用側熱交換器(21A)
    への低温側冷媒の流通を阻止すると同時に、デフロスト
    配管(25)に高温液冷媒の一部を流すために切換機構(15,
    26) を制御するように構成されている請求項1記載の冷
    凍装置。
  3. 【請求項3】 冷媒熱交換器(7) と第1利用側熱交換器
    (21A) とが第1冷凍ユニット(2A)に内蔵される一方、該
    第1利用側熱交換機(21A) と並列に接続された第2利用
    側熱交換器(21B) が第2冷凍ユニット(2B)に内蔵され、 デフロスト配管(25)が、上記第1冷凍ユニット(2A)内で
    上記第1利用側熱交換器(21A) の近傍を通るように配置
    され、 上記第2冷凍ユニット(2B)には、第2利用側熱交換器(2
    1B) の近傍に、制御手段(C1,C2,C3)によって上記第1利
    用側熱交換器(21A) の液冷媒デフロストとは異なるタイ
    ミングで駆動されるデフロスト用ヒータ(28)が配置され
    ている請求項2記載の冷凍装置。
  4. 【請求項4】 高温側冷媒回路(5) に、複数の冷媒熱交
    換器(7) が互いに並列状態で接続され、該各冷媒熱交換
    器(7) に低温側冷媒回路(6) が接続された冷凍装置であ
    って、 上記低温側冷媒回路(6) の利用側熱交換器(21A,21B) の
    デフロスト運転を、各低温側冷媒回路(6) 毎に異なるタ
    イミングで行うように構成された制御手段(C1,C2,C3)を
    備えている冷凍装置。
  5. 【請求項5】 低温側冷媒回路(6) は、圧縮機(23)から
    吐出される高温ガス冷媒を利用側熱交換器(21A,21B) に
    供給して逆サイクルデフロストを行うように構成される
    一方、 高温側冷媒回路(5) には、デフロストを行う低温側冷媒
    回路(6) に対応した冷媒熱交換器(7) の蒸発部(14)に高
    温液冷媒を供給し、かつ該蒸発部(14)の下流側に減圧機
    構(27)を有する切換回路(26,27,30b,30c) が設けられ、 制御手段(C1,C2,C3)が、上記利用側熱交換器(21A,21B)
    のデフロスト運転時に、高温側冷媒回路(5) の冷媒を切
    換回路(26,27,30b,30c) に流すように構成されている請
    求項4記載の冷凍装置。
  6. 【請求項6】 高温側冷媒回路(5) には、冷媒熱交換器
    (7) と並列に高温側の利用側熱交換器(8) が設けられ、 該高温側の利用側熱交換器(8) のデフロスト時に、高温
    液冷媒を該利用側熱交換器(8) に供給し、かつ該利用側
    熱交換器(8) の下流側に減圧機構(35)を有するデフロス
    ト用回路(32,33,34,35) が設けられ、 制御手段(C1,C2,C3)が、低温側の利用側熱交換器(21A,2
    1B) と高温側の利用側熱交換器(8) のデフロスト運転を
    異なるタイミングで行うように構成されている請求項1
    乃至5の何れか1記載の冷凍装置。
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