JP2000206014A - ガス分析用除湿器 - Google Patents

ガス分析用除湿器

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JP2000206014A
JP2000206014A JP11300525A JP30052599A JP2000206014A JP 2000206014 A JP2000206014 A JP 2000206014A JP 11300525 A JP11300525 A JP 11300525A JP 30052599 A JP30052599 A JP 30052599A JP 2000206014 A JP2000206014 A JP 2000206014A
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重之 秋山
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雅彦 藤原
Noboru Yajima
昇 矢島
Mitsuyoshi Tsuji
光良 辻
Taisuke Ishii
泰輔 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試料ガスからドレンを安定して確実にしかも
効率よく分離することができるガス分析用除湿器を提供
する。 【解決手段】 熱交換ブロック1内において試料ガスG
W を冷却することにより、当該試料ガスGW に含まれる
水分を凝縮してドレンDとして分離するようにしたガス
分析用除湿器において、前記試料ガスGW を導入するた
めの第1の管4のみを熱交換ブロック1によって冷却す
るように構成するとともに、水分が除去された後の試料
ガスGD を導出するための第2の管7を、前記第1の管
4の前記熱交換ブロック1に被覆されてない部分におい
て斜め上方に傾けた状態で接続し、この接続箇所5より
下方の第1の管4の部分を介して前記ドレンDを排出す
るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス分析用除湿
器に関する。
【0002】
【従来の技術】工場排ガスや大気中に含まれる特定成分
を分析する場合、その分析に供される試料ガスに水分が
含まれていると、検出機器に種々の悪影響が及ぼされる
ところから、前記水分を予め除去する必要がある。試料
ガス中の水分を除去する装置として、試料ガスを冷却
し、試料ガスに含まれる水分を凝縮してドレンとして分
離する機能を備えたガス分析用除湿器がある。
【0003】図8および図9は、従来のガス分析用除湿
器におけるガス流路と熱交換ブロックとの関係を示すも
ので、まず、図8に示すものにおいては、ガス流路とし
て底部51cが水平なU字状の管51を用い、これの全
てを熱交換ブロック52内に収容するとともに、管51
の底部の一方にストレートな管53を連通接続し、U字
状の管51の一方の管部51aを試料ガス導入側管と
し、他方の管部51bを試料ガス導出側管とし、この試
料ガス導出側管51bと一直線をなすように設けられる
管53をドレン排出管としている。
【0004】また、図9に示すものにおいては、ガス流
路として底部51cが水平なU字状の管51を用いる
が、ドレン排出管53を試料ガス導入側管51aと一直
線をなすように連通接続するとともに、熱交換ブロック
52内には試料ガス導入側管51a、これに連なる水平
な底部51cの大部分およびドレン排出管53の一部を
収容している。
【0005】なお、上記図8および図9において、54
は放熱器である。
【0006】上記従来のガス分析用除湿器においては、
試料ガス導入側管51aの入口から試料として採取され
たガスGw を導入すると、熱交換ブロック51において
所定の温度に冷却され、この試料ガスGw に含まれる水
分が除去され、ドレン排出管53内を落下する。一方、
前記試料ガスGw は、水分が除去されて乾燥した試料ガ
スGD となり、これが試料ガス導出側管51bを経て試
料ガス供給ライン(図示していない)に入り、さらに、
ガス分析部(図示していない)に供給され、所望のガス
分析に供される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のガス分析用除湿器においては、次のような課題があ
った。すなわち、図8に示したガス分析用除湿器におい
ては、試料ガス導入側管51a、試料ガス導出側管51
bおよび水平部51cの全てとドレン排出管53の上部
が熱交換ブロック52内に収容されており、これらの部
分が冷却されるため、凝縮分離が行われる部位(ドレン
排出管53の最上端部)55が最も低温となり、凝縮分
離によって生成されたドレンの一部が水平部51cに溜
まり、これによって除湿処理前の試料ガスGw の流れに
悪影響が及ぼされ、延いては除湿処理後の試料ガスGD
の流量に悪影響が及ぼされる。
【0008】また、図9に示したガス分析用除湿器にお
いては、図8に示したもの程ではないが、試料ガス導入
側管51a、水平部51cの大部分とドレン排出管53
の上部が熱交換ブロック52内に収容されており、凝縮
分離が行われる部位55が最も低温となり、凝縮分離に
よって生成されたドレンの一部が水平部51cに溜ま
る。この場合、水平部51cに溜まったドレンは、この
水平部51cを矢印方向に流れる試料ガスGw のため、
前記部位55方向に戻ることができず、したがって、こ
の溜まったドレンによって、除湿処理後の試料ガスGD
の流量に悪影響が及ぼされる。
【0009】上述のように、ガス分析用除湿器内のガス
流路51にドレンが溜まると、除湿処理後の試料ガスG
D の流量に悪影響が及ぼされ、例えば水溶性のSO2
測定するような場合、応答速度の遅れや指示誤差が発生
する。特に、試料ガスGD の流量が少ない0.5L/m
in前後においては、この現象が顕著である。
【0010】そして、特に、図9に示すように、凝縮分
離が行われる部位55よりも後段に水平部51cが形成
されていると、上述したように、水平部51cに溜まっ
たドレンの流出が悪いとともに、このドレンが試料ガス
導出側管51bに飛散したり、再蒸発を起こすなどして
指示ノイズを招来する。特に、赤外線ガス分析計や高感
度酸素分析計の場合、その影響が大きく表れる。
【0011】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、試料ガスからドレンを安定して
確実にしかも効率よく分離することができるガス分析用
除湿器を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、熱交換ブロック内において試料ガス
を冷却することにより、当該試料ガスに含まれる水分を
凝縮してドレンとして分離するようにしたガス分析用除
湿器において、前記試料ガスを導入するための第1の管
のみを熱交換ブロックによって冷却するように構成する
とともに、水分が除去された後の試料ガスを導出するた
めの第2の管を、前記第1の管の前記熱交換ブロックに
被覆されてない部分において斜め上方に傾けた状態で接
続し、この接続箇所より下方の第1の管の部分を介して
前記ドレンを排出するようにしている(請求項1)。
【0013】上記構成よりなるガス分析用除湿器におい
ては、試料ガスを導入する第1の管のみを熱交換ブロッ
クによって冷却するように構成しているので、熱交換ブ
ロックによる冷却を効率よく行うことができ、第1の管
の冷却効果が向上するとともに、熱交換ブロックも小型
でよく、したがって、サーモモジュールも少量のもので
よい。そして、第1の管に流入する試料ガスの流量が増
加しても、水分除去露点を安定に保つことができ、分析
計の指示値に対する影響が小さくなる。
【0014】また、除湿処理後の試料ガスを導出するた
めの第2の管を、前記第1の管の前記熱交換ブロックに
被覆されてない部分において斜め上方に傾けた状態で接
続し、この接続箇所より下方の第1の管の部分を介して
前記ドレンを排出するようにしているので、凝縮分離が
行われる部位近傍においてフラットな(水平な)部分が
ないので、分離されたドレンの溜まりを防止することが
でき、仮にドレンが溜まったとしても、これを速やかに
落下排出することができ、所謂リフトアップが起こりに
くくなるとともに、水分が除去された試料ガスをスムー
ズに立ち上げることができ、除湿処理後の試料ガスとド
レンとを確実に分離することができる。さらに、除湿処
理後の試料ガスにおける水分除去露点を安定に保つこと
ができるので、分析部における指示誤差も可及的に小さ
くなる。
【0015】また、熱交換ブロック内において試料ガス
を冷却することにより、当該試料ガスに含まれる水分を
凝縮してドレンとして分離するようにしたガス分析用除
湿器において、前記試料ガスを導入するための第1の管
のみを熱交換ブロックによって冷却するように構成する
とともに、水分が除去された後の試料ガスを導出するた
めの第2の管を、前記第1の管の前記熱交換ブロックに
被覆されてない部分において斜め上方に傾けた状態また
は側方に延びた状態で接続し、この接続箇所より下方の
第1の管の部分を介して前記ドレンを排出するようにし
てあり、また、第1の管の前記接続箇所に、下方ほど細
くなるドレン分離用アダプタが設けられているとしても
よい(請求項2)。
【0016】上記の構成よりなるガス分析用除湿器にお
いては、前記第1の管における第2の管との接続箇所
に、下方ほど細くなる流路絞り部材を設けたことから、
この流路絞り部材を通ったガスの流速は大きくなり、そ
れに伴ってガスに含まれる水分のドレン排出口へ向かう
慣性が大きくなるため、ドレン分離の効率が上昇し、ま
た、ガスは、前記流路絞り部材の下流側から第2の管に
至るまでの間に温まるため、ガス内のドレンが第2の管
内に非常に溜まりにくくなる。これらのことから、前記
第2の管を水平方向に設けることが可能となり、第2の
管を水平方向に設けることによって、ガス分析用除湿器
の構成をコンパクトにすることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、この発明の第一の
実施の形態を示すもので、まず、図3において、1は熱
交換ブロックで、例えばアルミニウムやジュラルミンな
ど熱伝導性の良好な金属材料よりなり、下方の一部を斜
めに切り落とした直方体形状である。2はこの熱交換ブ
ロック1を冷却するサーモモジュールで、例えばペルチ
ェ効果を利用した冷却装置からなり、その一側を熱交換
ブロック1の表面に密着するようにして設けられてい
る。3はサーモモジュール2の他側に密着して設けられ
る放熱器で、3aはその放熱フィンである。
【0018】4は前記熱交換ブロック1に上下方向に形
成された貫通孔1a内を孔壁に密着するようにして挿通
する第1の管で、例えばチタン製のストレートな管(例
えば外径8mm、内径6mm)よりなり、その上端側の
ガス導入口4aから流入する除湿処理前の試料ガスGW
を冷却するよう構成されている。そして、この第1の管
4の第2の管7(後述する)との接続箇所5より下の管
部分6は、ドレン排出部に形成され、下端のドレン排出
口6aは、図示していないドレンポットに接続されてい
る。
【0019】7は前記第1の管4に対して、熱交換ブロ
ック1に被覆されてない部分において斜め上方に傾けた
状態で、溶接などにより連通接続される第2の管で、例
えばチタン製の管よりなり、第1の管4よりもやや太く
(例えば外径10mm、内径8mm)、除湿処理後の試
料ガスGD を上方に導出するように構成されている。こ
の第2の管7は、第1の管4に対してV字状またはY字
状になるように接続され、熱交換ブロック1の切り落と
した部分に沿うようにして立ち上がり、その下流側(上
端側)はほぼ鉛直状態となり、さらに、その上端のガス
導出口7aは、ガス分析部(図示していない)に連なっ
ている。
【0020】上述の説明および図1〜図3からも理解さ
れるように、熱交換ブロック1には、第1の管4のみが
挿通し、第2の管7は挿通してない。
【0021】そして、図1および図2において、8は第
1の管4内にガス導入口4aから挿入される螺旋状のガ
ス案内部材で、例えばPTFE(ポリテトラフロロエチ
レン)やPVC(ポリ塩化ビニル)、四フッ化エチレン
樹脂、ポリプロピレンなど耐腐食性材料よりなる棒状体
9の表面に適宜の幅および深さを有する角溝10を螺旋
状に形成してなり、第1の管4内に導入される試料ガス
W を下方にスムーズに案内するものである。前記棒状
体9は、その外径が第1の管4の内径より若干小さく、
その両端が図2に示すように、熱交換ブロック1の上下
端よりやや突出する程度の長さを有しており、第1の管
4の内部に突出するように形成された突起部10’に当
接するようにして保持される。
【0022】また、図3において、11は熱交換ブロッ
ク1、サーモモジュール2および第2の管7の大部分を
収容するように設けられるカバーケースで、例えばアル
ミニウムよりなり、その内部には発泡ウレタンなどの断
熱材12が充填されている。
【0023】なお、上記第1の管4および第2の管7に
用いるチタン製の管は、内面が鏡面仕上げされるととも
に、酸洗いまたは脱脂洗浄を行って、清浄にしたものを
用いるのが好ましい。
【0024】上記構成のガス分析用除湿器においては、
サーモモジュール2に通電してこれを動作させることに
より、熱交換ブロック1が冷却され、これにより、第1
の管4も冷却される。この状態でガス導入口4aを経て
第1の管4内に、サンプリングされ、水分を含んだ(除
湿処理前の)試料ガスGW を導入すると、この試料ガス
W は、第1の管4内に設けられたガス案内部材8の螺
旋状の角溝10に沿って第1の管4の内壁に長く接しな
がら下方に流れる。この流下過程において、前記試料ガ
スGW は、所定の温度(例えば5℃±1℃、または2.
5℃±1℃)まで冷却され、それに含まれている水分が
凝縮されてドレンDとなる。
【0025】そして、除湿処理後の乾いた試料ガスGD
とドレンDとは、第1の管4のV字状(またはY字状)
の接続箇所5において分離される。そして、試料ガスG
D は、接続箇所5から斜め上方に立ち上がる第2の管7
に沿って上方のガス導出口7aに至り、ガス分析部(図
示していない)方向に流れる。一方、ドレンDは、接続
箇所5の下方に垂下するドレン排出部6を落下し、ドレ
ン排出口6aを経てドレンポット(図示していない)に
収容される。
【0026】上述のガス分析用除湿器においては、除湿
処理前の試料ガスGW を導入しこれを流下させる第1の
管4のみを熱交換ブロック1によって冷却するようして
いるので、第1の管4を効率よく冷却することができ
る。したがって、熱交換ブロック1としては小型のもの
でよく、サーモモジュール2も小容量のものでよい。し
たがって、ガス分析用除湿器そのものも小さくて済み、
安価となる。そして、第1の管4に流入する試料ガスG
W の流量が増加しても、除湿処理後の試料ガスにおける
水分除去露点を安定に保つことができ、分析部に対する
影響が可及的に小さくなる。
【0027】また、除湿処理後の試料ガスGD を導出す
るための第2の管7を、第1の管4の熱交換ブロック1
に被覆されてない部分において斜め上方に傾けた状態で
接続し、この接続箇所5より下方の第1の管4の部分6
を介してドレンDを排出するようにしているので、凝縮
分離が行われる部位近傍5においてフラットな部分がな
いので、分離されたドレン5の溜まりを防止することが
でき、仮にドレン5が溜まったとしても、これを速やか
に落下排出することができ、所謂リフトアップが起こり
にくくなるとともに、水分が除去された試料ガスGD
スムーズに立ち上げることができ、除湿処理後の試料ガ
スGD とドレンDとを確実に分離することができる。さ
らに、除湿処理後の試料ガスにおける水分除去露点を安
定に保つことができるので、分析部における指示誤差も
可及的に小さくなる。
【0028】さらに、上記ガス分析用除湿器において
は、第1の管4として1本のストレートな管を用い、そ
の上端を除湿処理前の試料ガスGW の導入口4aとし、
その下端をドレンDの排出口6aとしているので、熱交
換ブロック1にはストレートな貫通孔1aを設けるだけ
でよく、その構造が簡単であり、その製作も容易であ
る。また、第1の管4に接続される第2の管7の形状も
従来に比べて簡単であり、その製作が容易であるととも
に、第1の管4との溶接も簡単に行うことができる。
【0029】この発明は、上述の実施の形態に限られる
ものではなく、例えば一つの熱交換ブロック1に複数の
試料ガス処理系統を設けてもよい。すなわち、図4に示
すように、一つの熱交換ブロック20に、互いに独立し
た第1の管21,22を並列的に設け、これらの第1の
管21,22にそれぞれ第2の管23,24を接続し、
第1の管21と第2の管23とによって一つの試料ガス
処理系統25、第1の管22と第2の管24とによって
別の試料ガス処理系統26を構成するようにしてもよ
い。なお、27,28はそれぞれの試料ガス処理系統2
5,26におけるドレン排出部であり、GW1,GW2は除
湿処理前の試料ガス、GD1,GD2は除湿処理後の試料ガ
スである。
【0030】図5〜6は、この発明の第二の実施の形態
を示すものである。なお、上記第一の実施の形態に示し
たものと同一構造の部材については、同じ符号を付し、
その説明を省略する。第二の実施の形態のガス分析用除
湿器の構成および効果は、上記第一の実施の形態に示し
たものとほとんど同じであるが、相違点は、第1の管4
における第2の管7との接続箇所5に、下方のドレン排
出口6aに向かって絞り形状となるドレン分離用アダプ
タ29が設けられている点である。
【0031】前記ドレン分離用アダプタ29は、ガス案
内部材8の下端に設けられており、ガス導入口4aから
第1の管4内に導入された試料ガスGW は、必ずこのド
レン分離用アダプタ29を経て、管部分6または第2の
管7へと向かう構成となっている。なお、前記ドレン分
離用アダプタ29は、PTFE(ポリテトラフロロエチ
レン)やPVC(ポリ塩化ビニル)、四フッ化エチレン
樹脂、ポリプロピレンなど耐腐食性材料よりなる部材で
ある。また、ドレン分離用アダプタ29の最も細くなる
最下端の内径は、たとえば3mmである。
【0032】上記の構成よりなるガス分析用除湿器にお
いては、ガス導入口4aを経て第1の管4内に導入され
た試料ガスGW は、前記ドレン分離用アダプタ29を通
ると流速が大きくなる。そして、試料ガスGW の流速が
大きくなると、試料ガスGWに含まれる水分の持つ下方
(ドレン排出口6a)に向かう慣性が大きくなり、ドレ
ンDの分離がよく行われることになる。また、除湿処理
後の試料ガスGD は、前記ドレン分離用アダプタ29の
下方から第2の管7内に導入されるが、この間に試料ガ
スGD の温度が上昇し、試料ガスGD 内の水分の飽和度
が極めて低い状態となるため、試料ガスGD が第2の管
7内に導入されても、第2の管7内にドレンDが付着す
る可能性は非常に低くなる。
【0033】図7は、この発明の第三の実施の形態を示
すものである。なお、上記二つの実施の形態に示したも
のと同一構造の部材については、同じ符号を付し、その
説明を省略する。第三の実施の形態のガス分析用除湿器
の構成および効果は、上記第二の実施の形態に示すもの
とほとんど同じであるが、相違点は、第1の管4に接続
される第2の管7が、除湿処理後の試料ガスGD を上方
に導出するように構成されておらず、ほぼ水平方向に導
出するように構成されており、また、前記ドレン分離用
アダプタ29が、ガス案内部材8の下端に設けられてい
るのではなく、第1の管4に一体成形され、第1の管4
内部の前記接続箇所5に位置している点である。
【0034】上記の構成よりなるガス分析用除湿器にお
いて、前記第2の管7を水平方向に設けたことにより、
第2の管7を短くすることができるとともに、ガス分析
用除湿器の構成をコンパクトにすることができ、また、
上記第二の実施の形態で詳述したように、第2の管7内
にドレンDが付着する可能性が非常に低いことから、第
2の管7を水平方向に設けても支障がない。
【0035】また、ドレン分離用アダプタ29を第1の
管4と一体成形したことにより、たとえばドレン分離用
アダプタ29および第1の管4をガラスで形成した場合
には、ドレン分離用アダプタ29を第1の管4ひいては
ガス分析用除湿器に容易に内蔵させることが可能とな
る。
【0036】上記第一の実施の形態に示したガス分析用
除湿器に、第二および第三の実施の形態に示したような
ドレン分離用アダプタ29を設けるようにしてもよい。
【0037】また、第1の管4,21,22や第2の管
7,23,24の素材として、前記チタン管のほか、ガ
ラス管やステンレス鋼管などがあるが、試料ガスGW
W1,GW2にSO2 などの腐食性の強い成分が含まれて
いる場合、ステンレス鋼管は用いない方がよい。
【0038】上記ドレン分離用アダプタ29の性能を調
べるために、上記第三の実施の形態において、前記第1
の管4のガス導入口4aから、40°Cの大気を0.5
(l/min)で送りこみ、ドレン排出口6aから0.
1(l/min)だけ排出し、ガス導出口7aから0.
4(l/min)だけ導出するようにした状態で、ドレ
ン分離用アダプタ29が有る場合(ケース1)と無い場
合(ケース2)との比較を行った。詳述すると、前記第
2の管7の最上流地点をA点、このA点よりも7mm下
流側の地点をB点、前記A点よりも15mm下流側の地
点をC点、ドレン分離用アダプタ29のすぐ下の地点を
D点とし、ケース1およびケース2それぞれの場合につ
いての各地点の温度を測定することで、ケース1とケー
ス2の比較を行った。なお、表中の温度差とは、各地点
におけるケース1のときの温度からケース2のときの温
度を引いたものである。
【0039】
【表1】
【0040】上記の結果より、ガス分析用除湿器では、
ドレン分離用アダプタ29が有る場合の方が無い場合に
比べて、地点A、B、Cの温度が高くなることがわか
り、これは、第2の管7内の温度が高くなることを示し
ていることから、第2の管7内にドレンがより結露しに
くくなるということを意味している。つまり、ドレン分
離用アダプタ29を設けることで、第2の管7内での結
露をより防ぐことができるのである。
【0041】
【発明の効果】この発明のガス分析用除湿器によれば、
試料ガスからドレンを安定して確実にしかも効率よく分
離することができる。特に、従来よりも小型の熱交換ブ
ロックによって試料ガスからドレンを分離することがで
き、これを冷却するためのサーモモジュールが小容量の
ものでよく、したがって、ガス分析用除湿器を小型かつ
安価に構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一の実施の形態におけるガス分析
用除湿器の要部を示す斜視図である。
【図2】前記要部の縦断面図である。
【図3】前記要部の横断面図である。
【図4】前記ガス分析用除湿器の他の構成例を示す要部
の縦断面図である。
【図5】この発明の第二の実施の形態におけるガス分析
用除湿器の要部を示す斜視図である。
【図6】上記ガス分析用除湿器の要部を示す縦断面図で
ある。
【図7】この発明の第三の実施の形態におけるガス分析
用除湿器の要部を示す縦断面図である。
【図8】従来技術を説明するための図である。
【図9】他の従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…熱交換ブロック、4…第1の管、5…接続箇所、7
…第2の管、GW ,G D …試料ガス、D…ドレン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 重之 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 藤原 雅彦 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 矢島 昇 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 辻 光良 京都府京都市南区吉祥院宮の東町2番地 株式会社堀場製作所内 (72)発明者 石井 泰輔 大阪府東大阪市花園東町2丁目8番15号 株式会社ソダ工業内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換ブロック内において試料ガスを冷
    却することにより、当該試料ガスに含まれる水分を凝縮
    してドレンとして分離するようにしたガス分析用除湿器
    において、前記試料ガスを導入するための第1の管のみ
    を熱交換ブロックによって冷却するように構成するとと
    もに、水分が除去された後の試料ガスを導出するための
    第2の管を、前記第1の管の前記熱交換ブロックに被覆
    されてない部分において斜め上方に傾けた状態で接続
    し、この接続箇所より下方の第1の管の部分を介して前
    記ドレンを排出するようにしたことを特徴とするガス分
    析用除湿器。
  2. 【請求項2】 熱交換ブロック内において試料ガスを冷
    却することにより、当該試料ガスに含まれる水分を凝縮
    してドレンとして分離するようにしたガス分析用除湿器
    において、前記試料ガスを導入するための第1の管のみ
    を熱交換ブロックによって冷却するように構成するとと
    もに、水分が除去された後の試料ガスを導出するための
    第2の管を、前記第1の管の前記熱交換ブロックに被覆
    されてない部分において斜め上方に傾けた状態または側
    方に延びた状態で接続し、この接続箇所より下方の第1
    の管の部分を介して前記ドレンを排出するようにしてあ
    り、また、第1の管の前記接続箇所に、下方ほど細くな
    るドレン分離用アダプタが設けられていることを特徴と
    するガス分析用除湿器。
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