JP2000206114A - 免疫学的測定方法 - Google Patents

免疫学的測定方法

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JP2000206114A
JP2000206114A JP11008064A JP806499A JP2000206114A JP 2000206114 A JP2000206114 A JP 2000206114A JP 11008064 A JP11008064 A JP 11008064A JP 806499 A JP806499 A JP 806499A JP 2000206114 A JP2000206114 A JP 2000206114A
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Masaru Sato
賢 佐藤
Kenjiro Mori
健二郎 森
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Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】迅速かつ簡便で、高感度な免疫学的測定方法お
よびそれに用いられるキットを提供すること。 【解決手段】被検物質と結合しうる第一免疫体を吸水性
基材上に固定化した固定部で、該第一免疫体および、該
被検物質と結合しうる第二免疫体を標識体に結合してな
る標識免疫体により該被検物質を挟み込むサンドイッチ
型免疫学的測定方法において、前記標識体にさらにビオ
チンが結合しており、該ビオチンと結合するアビジンを
介して複合体を形成し、該複合体中の標識体により被検
物質を検出することを特徴とする免疫学的測定方法、な
らびに被検物質と結合しうる第一免疫体を吸水性基材上
に固定化した固定部を有する免疫学的検査片、該被検物
質と結合しうる第二免疫体およびビオチンを標識体に結
合してなる標識免疫体ならびにアビジンを含有してなる
免疫学的測定キット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検物質の免疫学
的測定方法および免疫学的測定キットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】感染性病原体等の検査または感染症を始
めとする種々の疾患の診断分野において、被検物質を高
感度かつ再現性よく測定するために、酵素免疫法(EI
A法)、ラジオイムノアッセイ(RIA)法等が汎用さ
れている。かかる方法は、標識物質として用いる酵素標
識抗体または放射性物質等の安定性や特別な設備の必要
性等により、測定には種々の制約がある。さらに、操作
時間、反応時間または検出時間が長いため、結果が出る
までに時間がかかるという問題点があった。
【0003】近年、迅速かつ簡便に免疫学的検査が行え
る方法として、免疫クロマトグラフ法が注目されてい
る。当該方法は、例えば以下のような工程を経る。吸水
性基材上に被検物質と結合しうる免疫体を固定化した固
定部に、当該被検物質と結合しうる標識免疫体と当該被
検物質との複合体を結合させる。続いて固定部にて結合
した標識免疫体を検出することにより、被検液中の被検
物質を測定することができる。
【0004】しかしながら、一刻を争う感染症等の病原
体を特定するために、迅速性、簡便性さらには感度に関
して十分満足の得られる免疫クロマトグラフ法の開発が
求められているものの、そのような免疫学的測定方法は
確立されていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、迅速
かつ簡便で、高感度な免疫学的測定方法およびそれに用
いられるキットを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の要旨は、
(1)被検物質と結合しうる第一免疫体を吸水性基材上
に固定化した固定部で、該第一免疫体および、該被検物
質と結合しうる第二免疫体を標識体に結合してなる標識
免疫体により該被検物質を挟み込むサンドイッチ型免疫
学的測定方法において、前記標識体にさらにビオチンが
結合しており、該ビオチンと結合するアビジンを介して
複合体を形成し、該複合体中の標識体により被検物質を
検出することを特徴とする免疫学的測定方法、および
(2)被検物質と結合しうる第一免疫体を吸水性基材上
に固定化した固定部を有する免疫学的検査片、該被検物
質と結合しうる第二免疫体およびビオチンを標識体に結
合してなる標識免疫体ならびにアビジンを含有してなる
免疫学的測定キット、に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の免疫学的測定方法は、被
検物質と結合しうる第一免疫体を吸水性基材上に固定化
した固定部で、該第一免疫体および、該被検物質と結合
しうる第二免疫体を標識体に結合してなる標識免疫体に
より被検物質を挟み込むサンドイッチ型免疫学的測定方
法であり、前記標識体にさらにビオチンが結合してお
り、該ビオチンと結合するアビジンを介して複合体〔例
えば、吸水性基材−第一免疫体−被検物質−第二免疫体
−標識体−ビオチン−アビジン−ビオチン−標識体−第
二免疫体〕を形成し、該複合体中の標識体により被検物
質を検出することを特徴とする。
【0008】本発明において被検物質とは、通常の免疫
反応により検出可能な物質であれば特に限定されない
が、細菌およびその構成成分、細菌が産生する毒素、タ
ンパク質、ウイルス抗原および抗体ならびにマイコプラ
ズマ等が挙げられる。細菌およびその構成成分として
は、例えば、大腸菌O157、サルモネラ菌、ブドウ球
菌溶連菌、カンピロバクター菌、ウェルシュ菌、腸炎ビ
ブリオ菌、ヘリコバクター・ピロリ菌、クラミジア・ト
ラコマティス菌およびその構成成分等が挙げられる。細
菌が産生する毒素としては、例えば、ベロトキシン、ス
トレプトリシンO等が挙げられる。タンパク質として
は、例えば、ヒトトランスフェリン、ヒトアルブミン、
ヒト免疫グロブリン、マイクログロブリンおよびC反応
性タンパク質等が挙げられる。ウイルス抗原および抗体
としては、B型肝炎ウイルスのHBc、HBeおよびH
Bs抗原ならびに抗体、C型肝炎ウイルス抗原および抗
体、ヒト免疫不全ウイルス抗原および抗体、ロタウイル
ス抗原および抗体ならびにアデノウイルス抗原および抗
体等が挙げられる。
【0009】前記被検物質と結合しうる第一免疫体およ
び第二免疫体とは、測定対象の被検物質と特異的に結合
しうる物質であり、抗体または抗原が挙げられ(ここ
で、抗原としてはタンパク質、ペプチド、ハプテン等が
含まれる)、測定対象の被検物質に応じて、サンドイッ
チ法などで用いられる公知のものを適宜選択する。例え
ば被検物質が抗原の場合は、対応する抗体を免疫体とし
て用いることができる。この場合、固定部に固定化する
第一免疫体と標識免疫体の構成要素として用いる第二免
疫体には、ポリクローナル抗体およびモノクローナル抗
体を使用することができ、一方の免疫体がモノクローナ
ル抗体である場合には、もう一方の免疫体は当該モノク
ローナル抗体とは異なる抗原決定基を認識するものが好
ましい。また、被検物質が抗体の場合は、対応する抗原
を免疫体として用いることができる。この場合、第一免
疫体および第二免疫体として、対応する抗原および被検
物質である抗体に対する抗抗体(抗免疫グロブリン抗
体)をそれぞれ用いてもよい。
【0010】本発明における吸水性基材は、被検物質を
含有する被検試料、例えば、血清、血液、尿、便、唾液
等を吸収できるもの、前記被検試料を緩衝液によって希
釈した希釈液を吸収するもの、標識免疫体を含有する液
を吸収するものであれば特に限定されない。ここで使用
される緩衝液としては、特に限定されないが、ほう酸緩
衝液、りん酸緩衝液、Tris−HCl緩衝液等が挙げ
られる。
【0011】本発明においては、被検試料中の被検物質
が標識免疫体や固定部の第一免疫体と充分な反応を行な
うための時間を確保できるような吸水性基材が用いられ
る。吸水性基材が吸水性に劣る場合には、被検試料が固
定部に到達するのに長時間を要し、その結果、迅速な測
定を行なうことができない。一方、吸水性基材の吸水性
があまりに高すぎる場合には、被検試料中の被検物質が
標識免疫体や固定部の第一免疫体と充分な反応を行なう
ために必要な時間が不足するので、正確な測定を行なう
ことが困難となる。
【0012】好ましい具体例としては、不織布、濾紙、
ガラス繊維布、ガラスフィルター、ニトロセルロースフ
ィルター、多孔質材料などが挙げられる。これらの基材
は適度な吸水速度を有すると共に、標識免疫体が着色さ
れている場合には発色の目視確認性に優れるものであ
る。
【0013】以上の点を考慮すると、本発明における吸
水性基材の吸水性の程度は、5mm幅の短冊状に裁断し
た吸水性基材の片端部を水に浸漬し、1分間経過後の吸
水距離が0.5〜5cm程度のものが好ましい。
【0014】また、これらの基材の吸水性を調整するた
めに、吸水性基材に親水性重合体、タンパク質もしくは
乳化剤等を被覆し、または含浸させてもよい。さらに、
本発明においては吸水性基材として同一材料からなる基
材を用いてもよいし、あるいは異種の材料からなるもの
を任意の接着手段によって接合して得た連続した基材を
用いることもできる。
【0015】吸水性基材の形状は、被検試料を展開でき
る形状であれば特に限定されるものではなく、例えば、
矩形のシート状(片状)やロッド状などが好ましい。
【0016】本発明において固定部とは、前記第一免疫
体が前記吸水性基材上に固定化された領域をいう。第一
免疫体を吸水性基材上に固定化する方法(固定部の作製
方法)は、特に限定されるものではないが、従来から知
られている物理吸着法や共有結合法によるのが好適であ
る。
【0017】固定化する第一免疫体の量は、用いる免疫
体の種類や特性によっても異なるが、通常、0.001
〜10mg/cm2 程度である。
【0018】また、固定部を形成した後の吸水性基材
は、被検物質または標識免疫体の非特異的吸着を防ぐた
めに、ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノラウ
レート(TweenTM20)、ポリオキシエチレン(2
0)ソルビタンモノオレエート(TweenTM80)、
ポリオキシエチレン(10)オクチルフェニルエーテル
(TritonTMX−100)、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム等の界面活性剤やウシ血清アルブミ
ン、スキムミルク、カゼイン等のタンパク質や、ポリエ
チレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドン等の水溶性高分子でブロックすることが好ま
しい。
【0019】本発明における標識免疫体とは、標識体に
前記第二免疫体、さらにはビオチンを結合させたものを
いう。ここで用いる標識体としては特に限定されない
が、検出の簡便性という観点から着色粒子が好ましい。
着色粒子は、肉眼で着色が検出可能なものであれば制限
はなく、例えば金、銀、銅などの金属からなるコロイド
粒子、スダンブルー、スダンレッドIV、スダン III、オ
イルオレンジ、キニザリングリーンなどに代表される顔
料や染料などでラテックスを着色した着色ラテックスな
どを用いることができる。目視確認性の点からは、金コ
ロイドや青色、赤色、緑色、オレンジ色に着色した着色
ラテックスを用いることが好ましく、さらに好ましくは
青色や赤色などで着色した水分散型高分子重合体粒子か
らなる着色ラテックスを用いることが分散安定性や被検
物質の検出感度の調整し易さ等の点から望ましい。
【0020】前記着色粒子の粒子径としては保存安定性
や調製しやすさの点から、0.01〜5μm、好ましく
は0.05〜3μmの範囲とする。粒径があまりに小さ
すぎると、1粒子当たりの着色の程度が少ないので、固
定部に結合しても発色の程度が悪く、目視確認性に劣る
ようになる。また、粒径が大きすぎると、着色粒子が僅
かに凝集しただけで吸水性基材に目詰まりを起こして吸
水性を低下させたり、非特異発色を起こしたりすること
がある。
【0021】ビオチンとしては、アビジンと特異的に結
合するものであれば特に限定されるものではなく、ビオ
チンまたはその誘導体であってもよい。ビオチンの誘導
体としては、例えば、ビオチンメチルエステル、ビオチ
ノール、ビオチニルω−ブロミド、ビオシチン、デスチ
オビオチン、ビオチンL−スルホキシド等が挙げられ
る。特に、ビオチン、ビオシチンが好ましい。
【0022】前記着色粒子に第二免疫体およびビオチン
を結合する方法としては、従来からよく知られている方
法、例えば共有結合法、物理吸着法、イオン結合法など
を用いることができるが、結合後の第二免疫体およびビ
オチンの脱離がなく安定である点から共有結合法を採用
することが好ましい。第二免疫体およびビオチンが結合
した着色粒子の色は異なっても構わないが、同一である
のが好ましい。
【0023】こうして得られた標識免疫体は、緩衝液に
分散させて使用することができる。ここで使用する緩衝
液としては、ほう酸緩衝液、りん酸緩衝液、Tris−
HCl緩衝液等が挙げられ、抗原抗体反応を阻害しない
pH及び塩濃度の緩衝液を適宜使用する。標識免疫体の
使用量は、本発明の各種の態様において適宜設定するこ
とができる。例えば、標識免疫体を含有する緩衝液中の
標識免疫体濃度は、0.005〜5重量%、好ましくは
0.01〜0.5重量%の範囲とする。濃度があまりに
も低すぎると、固定部に結合する着色粒子数が少なく、
発色が悪くなる。また、濃度が高すぎると、不経済なば
かりでなく、過剰の着色粒子が固定部以外に残留し、固
定部の発色を不明瞭にする等の問題が発生する(以下、
標識免疫体を含有する緩衝液を標識免疫体液ともい
う)。
【0024】本発明に用いられるアビジンとしては、ビ
オチンと特異的に結合するものであれば、特に限定され
ない。アビジンは、卵白から単離したもの、Streptomyc
es avidinii から単離したストレプトアビジンでもよ
い。特に、アビジンが好ましい。
【0025】アビジンの適用方法としては、吸水性基材
上の一端と第一免疫体を固定化した固定部との間の任意
の領域に水との接触によって脱離しうる状態で保持され
ていてもよく、標識免疫体液に混合させて用いてもよ
い。また、緩衝液に混合させて用いてもよい。ここで用
いられる緩衝液は、前記標識免疫体を分散させるのに用
いられるものと同様のものが挙げられる。
【0026】本発明においては、アビジンを被検試料や
緩衝液などの水との接触によって吸水性基材から脱離し
うるように、吸水性基材上に塗布することが好ましい。
塗布方法としては、例えばアビジンの溶液を吸水性基材
に塗布したのち、適当な条件にて乾燥させる。乾燥の一
態様として凍結乾燥させることもできる。
【0027】本発明のサンドイッチ型免疫学的測定方法
は、前記アビジンと前記ビオチンとの間の高いアフィニ
ティーとアビジン1分子に対して複数のビオチン分子が
結合し得るため、固定部での被検物質と第一免疫体との
複合体に、ビオチンの結合した標識免疫体がアビジンを
介して多数結合することによりさらに高次の複合体が形
成され、その結果、被検物質と第一免疫体との結合シグ
ナルが増幅され、着色した標識免疫体の検出が容易にな
るという効果を奏する。
【0028】即ち、本発明における複合体は、最もシン
プルな結合様式として吸水性基材−第一免疫体−被検物
質−第二免疫体−標識体−ビオチン−アビジン−ビオチ
ン−標識体−第二免疫体で表現することができるが、ア
ビジンに結合する−ビオチン−標識体−第二免疫体は同
一のアビジン分子に複数個結合することができるので、
吸水性基材−第一免疫体−被検物質−第二免疫体−標識
体−ビオチン−アビジン−(ビオチン−標識体−第二免
疫体)n で表現することができる。
【0029】また、前記複合体の末端にある第二免疫体
には、さらに被検物質が結合可能であるため、その第二
免疫体にさらに被検物質が結合し、次いで−第二免疫体
−標識体−ビオチン−アビジン−(ビオチン−標識体−
第二免疫体)n が結合することもできる。即ち、吸水性
基材−第一免疫体−被検物質−第二免疫体−標識体−ビ
オチン−アビジン−(ビオチン−標識体−第二免疫体)
n −〔被検物質−第二免疫体−標識体−ビオチン−アビ
ジン−(ビオチン−標識体−第二免疫体)n 〕nのよう
に複雑な複合体となる。本発明におけるこれらの複合体
は一例であり、ビオチン−アビジン結合を介した種々の
複雑な複合体が含まれる。
【0030】また、本発明においては、被検試料、標識
免疫体液、被検試料および標識免疫体液の混合物、緩衝
液などの吸液が開始される部位(以下、滴下部とも称す
る)と固定部との間の距離は、1〜6cm、好ましくは
3〜4cm程度とする。距離があまりに遠すぎると、固
定部まで被検物質と標識免疫体が到達しなかったり、発
色感度が強すぎたり、測定に時間がかかったりするとい
う問題点を生じる恐れがあり好ましくない。一方、距離
が近すぎると固定部での発色が均一でなく、まばらにな
ったり、発色感度が低すぎるという問題が生じる恐れが
ある。
【0031】本発明の免疫学的測定方法の態様を以下に
説明する。第1の態様は、図1に示すように、被検試料
を、標識免疫体4を含有する緩衝液およびアビジン8と
混合し、混合液を吸水性基材1上の滴下部11から展開
して、第一免疫体2が固定化されている固定部3に移動
させる。この間に、標識免疫体4中の第二免疫体6と被
検物質9との結合や、標識免疫体4中のビオチン7とア
ビジン8との結合が起こる。固定部3に到着すると、吸
水性基材1上に固定化された第一免疫体2と被検物質9
とが結合し、複合体〔吸水性基材−第一免疫体−被検物
質−第二免疫体−標識体−ビオチン−アビジン−標識
体〕10を形成する。
【0032】第2の態様は、図2に示すように、吸水性
基材1上の滴下部11から、被検試料を、標識免疫体4
を含有する緩衝液と共に展開して、第一免疫体2が固定
化されている固定部3に移動させる。この途中に、アビ
ジン8が塗布されている相(アビジン相)に到着し、水
との接触によりアビジン8が脱離する。さらに、吸水性
基材1上を移動して第一免疫体2が固定化されている固
定部3に到達する間に、標識免疫体4中の第二免疫体6
と被検試料中の被検物質9との結合や、標識免疫体4中
のビオチン7と吸水性基材1上に固定されていたが水と
の接触により脱離したアビジン8との結合が起こる。固
定部3に到着すると、吸水性基材上に固定化された第一
免疫体2と被検物質9とが結合し、複合体〔吸水性基材
−第一免疫体−被検物質−第二免疫体−標識体−ビオチ
ン−アビジン−標識体〕10を形成する。
【0033】こうして形成された複合体10は、免疫標
識体を構成する標識体5としての着色粒子がアビジン−
ビオチンを介する高次結合により集合して発色が明瞭と
なり、目視確認することができる。
【0034】本発明の免疫学的測定方法の感度は、例え
ば、比較例に記載のアビジン−ビオチン系を利用しない
方法に比べて、約4倍以上上昇する。
【0035】本発明において、第一免疫体が固定化され
た固定部を有する吸水性基材を本発明の免疫学的検査片
ともいう。
【0036】さらに、本発明は、前記免疫学的検査片、
前記標識免疫体ならびにアビジンを含有する免疫学的測
定キットを提供する。本発明のキットは、本発明の免疫
学的測定方法に好適に用いられるものである。
【0037】本発明のキットに含有される免疫学的検査
片および標識免疫体は、前記本発明の免疫学的測定方法
で定義した通りである。
【0038】本発明のキットに含有されるアビジンは、
前記本発明の免疫学的測定方法で定義した通りである
が、免疫学的検査片の吸水性基材の一端と固定部との間
の任意の領域に水との接触によって脱離しうる状態で保
持されていることが好ましい。
【0039】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げ、さらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定され
るものではない。
【0040】実施例1 〔水分散型高分子重合体粒子の作製〕スチレンモノマー
50g、アクリル酸0.5g、トリエチレングリコール
ジメタクリレート0.2g、及び蒸留水440gを窒素
気流下で温度75℃にて攪拌しながら、これに過硫酸カ
リウム0.25gを水10gに溶解した水溶液を加え、
10時間重合させて、平均粒径0.22μmの水分散型
高分子重合体粒子の水分散液を得た。
【0041】得られた重合体粒子分散液をアルカリ、
酸、蒸留水の順序にて遠心洗浄した後、固形分濃度10
重量%に調整した(担体粒子分散液)。
【0042】スダンブルー0.2gをトルエン20ml
に溶解し、これにドデシル硫酸ナトリウム0.2g及び
蒸留水100mlを加え、超音波分散機でこの混合液を
乳化した。
【0043】得られた乳化液に前記担体粒子分散液(固
形分濃度10重量%)30mlを加え、室温にて24時
間攪拌した。この液をエバポレータにてトルエンを除去
した後、0.01Mほう酸緩衝液(pH7.5)にて遠
心洗浄を行い、固形分濃度5重量%に調整した。
【0044】この液50mlに1−エチル−3−(3−
ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩水溶液
(10mg/ml)5mlおよび0.03M m−キシ
レンジアミン水溶液50mlを加え、室温にて5時間反
応させた後、75℃にて5時間加熱処理し、前記と同じ
緩衝液にて遠心洗浄を行い、固形分濃度1重量%になる
ように調整した(スダンブルー染色キシレンジアミンス
ペーサ化粒子分散液)。
【0045】〔標識免疫体の作製〕前記スダンブルー染
色キシレンジアミンスペーサ化粒子分散液10mlにグ
ルタルアルデヒド水溶液(0.1mg/ml)1mlを
加え、室温にて2時間反応させた後、前記と同じ緩衝液
にて遠心洗浄し、固形分濃度1重量%の分散液に調整し
た。得られた分散液10mlに、ビオシチン1mgと抗
ヒトHBs抗体(ウサギIgG、5mg/ml)1ml
とを加え、10℃にて24時間攪拌した。これを前記と
同じ緩衝液で遠心洗浄し、固形分濃度1重量%となるよ
うに再分散させ、共有結合で抗体を結合したスダンブル
ー染色粒子標識ビオシチン−抗ヒトHBs抗体(標識免
疫体)を得た。
【0046】〔固定部の作製〕抗ヒトHBs抗体(ウサ
ギIgG)を、0.1Mリン酸緩衝液(pH7.4)に
て希釈し、最終濃度1mg/mlの水溶液を調製した。
この水溶液をニトロセルロースメンブランフィルター
(東洋濾紙、5×100mm)の一端から2cm部位に
10μl塗布した後、直ちに37℃で1時間静置した
後、ニトロセルロースメンブランフィルターを取り出
し、0.1%ウシ血清アルブミンおよび0.1%Twe
en20の水溶液に1時間浸漬させた。
【0047】その後、ニトロセルロースメンブランフィ
ルターを取り出し、室温で3時間風乾静置し、ニトロセ
ルロースメンブランフィルターの一端に不織布(5mm
×10mm)の滴下部を有し、抗ヒトHBs抗体を固定
化した固定部を有するニトロセルロースメンブランフィ
ルター(免疫学的検査片)を得た。
【0048】〔ヒトHBsの検出〕ヒトHBs抗原を生
理食塩水溶液に溶解させた被検試料、標識免疫体および
アビジン混合溶液(固形分濃度0.2重量%)を混合
し、この液100μlを、前記免疫学的検査片の一端
(滴下部)から滴下して展開し、20分後の固定部の発
色を観察した。結果を表1に示す。
【0049】実施例2 実施例1と同様にして、スダンブルー染色粒子標識ビオ
シチン−抗ヒトHBs抗体(標識免疫体)を得た。
【0050】〔固定部とアビジン相の作製〕抗ヒトHB
s抗体(ウサギIgG)を、0.1Mリン酸緩衝液(p
H7.4)にて希釈し、最終濃度1mg/mlの水溶液
を調製した。この水溶液に、ニトロセルロースメンブラ
ンフィルター(東洋濾紙、5×100mm)の一端から
2cm部位に10μl塗布した後、直ちに37℃で1時
間静置した後、ニトロセルロースメンブランフィルター
を取り出し、0.1%ウシ血清アルブミン、0.1%T
ween20の水溶液に1時間浸漬した。
【0051】その後、ニトロセルロースメンブランフィ
ルターを取り出し、室温で3時間静置し、ニトロセルロ
ースメンブランフィルターの一端に不織布(5mm×1
0mm)の滴下部を有し、抗ヒトHBs抗体が固定化さ
れた固定部を有するニトロセルロースメンブランフィル
ター(免疫学的検査片)を得た。その後、0.1Mリン
酸緩衝液(pH7.4)に溶解したアビジン(1mg/
ml)を、前記免疫学的検査片の固定部と滴下部の間に
10μl塗布した後、直ちに37℃で1時間静置し、ア
ビジン相を有する免疫学的検査片を得た。
【0052】〔ヒトHBsの検出〕前記免疫学的検査片
のアビジン相側の一端から、ヒトHBs抗原を生理食塩
水溶液に溶解させた被検試料と標識免疫体(固形分濃度
0.2重量%)の混合液100μlを滴下部に滴下して
展開し、20分後の固定部の発色を観察した。
【0053】結果を表1に示す。なお、表1における判
定基準は以下の通りである。 +:強い発色 ±:弱い発色 −:発色なし
【0054】
【表1】
【0055】表1より、本発明の免疫学的方法によるヒ
トHBs抗原の検出感度は、約0.25ng/mlであ
った。
【0056】比較例 実施例1と同様にして抗ヒトHBs抗体を固定化したニ
トロセルロースメンブランフィルター、スダンブルー染
色粒子標識抗ヒトHBs抗体(標識免疫体)を得た。
【0057】前記ニトロセルロースメンブランフィルタ
ーからなる試験片の一端から、ヒトHBs抗原を生理食
塩水溶液に溶解させた被検試料と標識免疫体(固形分濃
度0.2重量%)の混合液100μlを滴下させ、20
分後の固定部の発色を観察した。
【0058】結果を表2に示す。なお、表2における判
定基準は以下の通りである。 +:強い発色 ±:弱い発色 −:発色なし
【0059】
【表2】
【0060】表2より、比較例の方法によるヒトHBs
抗原の検出感度は、約10ng/mlであった。本発明
の免疫学的方法は、従来法に比較して約40倍感度が上
昇することがわかる。
【0061】
【発明の効果】本発明により、迅速かつ簡便で、高感度
な免疫学的測定方法およびそれに用いられるキットを提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の免疫学的測定方法の1つの態
様を示す模式図である。
【図2】図2は、本発明の免疫学的測定方法の別の態様
を示す模式図である。
【符号の説明】 1 吸水性基材 2 第一免疫体 3 固定部 4 標識免疫体 5 標識体 6 第二免疫体 7 ビオチン 8 アビジン 9 被検物質 10 複合体 11 滴下部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検物質と結合しうる第一免疫体を吸水
    性基材上に固定化した固定部で、該第一免疫体および、
    該被検物質と結合しうる第二免疫体を標識体に結合して
    なる標識免疫体により該被検物質を挟み込むサンドイッ
    チ型免疫学的測定方法において、前記標識体にさらにビ
    オチンが結合しており、該ビオチンと結合するアビジン
    を介して複合体を形成し、該複合体中の標識体により被
    検物質を検出することを特徴とする免疫学的測定方法。
  2. 【請求項2】 アビジンが、吸水性基材の一端と固定部
    との間の任意の領域に水との接触によって脱離しうる状
    態で保持されている、請求項1記載の免疫学的測定方
    法。
  3. 【請求項3】 被検物質と結合しうる第一免疫体を吸水
    性基材上に固定化した固定部を有する免疫学的検査片、
    該被検物質と結合しうる第二免疫体およびビオチンを標
    識体に結合してなる標識免疫体ならびにアビジンを含有
    してなる免疫学的測定キット。
  4. 【請求項4】 アビジンが、免疫学的検査片の吸水性基
    材の一端と固定部との間の任意の領域に水との接触によ
    って脱離しうる状態で保持されている、請求項3記載の
    免疫学的測定キット。
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