JP2000206170A - 回路基板検査装置 - Google Patents

回路基板検査装置

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JP2000206170A
JP2000206170A JP11003556A JP355699A JP2000206170A JP 2000206170 A JP2000206170 A JP 2000206170A JP 11003556 A JP11003556 A JP 11003556A JP 355699 A JP355699 A JP 355699A JP 2000206170 A JP2000206170 A JP 2000206170A
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probe
inspection
capacitance
board
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Yoshito Yamaguchi
良人 山口
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Hioki EE Corp
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  • Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量測定による回路基板の電気的検査を短時
間かつ高精度で実行可能で、しかも不良個所の特定を可
能にする。 【解決手段】 検査対象の回路基板Pにおける一面Pa
側に配設され少なくとも任意の一部が電気的に選択可能
に構成された複数の静電容量測定型検査用プローブ12
を保持する第1のプローブ保持盤11と、回路基板Pの
他面Pb側に配設され回路基板Pの他面Pbに形成され
た複数の導体パターンにそれぞれ接触させられた状態で
少なくとも任意の一部が電気的に選択可能に構成された
複数の接触型検査用プローブ16を保持する第2のプロ
ーブ保持盤15とを備え、選択した接触型検査用プロー
ブ16に接触状態の導体パターンと、選択した静電容量
測定型検査用プローブ12との間の静電容量を測定し、
その測定した静電容量に基づいて回路基板Pの良否検査
を実行可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査対象の回路基
板に形成された複数の導体パターンについて所定の電気
的検査を実行するための回路基板検査装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この種の回路基板検査装置として、図1
1に示す回路基板検査装置51が従来から知られてい
る。この回路基板検査装置51は、検査対象の回路基板
Pの良否を検査するための検査装置であって、回路基板
Pに形成された各導体パターンの導通検査などを実行可
能に構成され、検査対象の回路基板Pを載置するための
載置台2と、プローブ保持部52を介して図外のX−Y
移動機構に取り付けられ回路基板Pの表面Pa側に配設
される静電容量測定用のプローブ53と、プローブ保持
部15によって回路基板Pにおける裏面Pb側の所定位
置に配設された検査用信号を入出力するための複数のプ
ローブ16,16,・・とを備えている。この場合、載
置台2には、回路基板Pの外形とほぼ同形状の嵌入用孔
2aが形成されると共に、嵌入用孔2aの下端には、鍔
部2bが形成されている。したがって、嵌入用孔2aに
回路基板Pを嵌入することにより、回路基板Pの位置ず
れが防止されると共に、鍔部2bによって嵌入状態の回
路基板Pの脱落が防止される。
【0003】一方、検査対象の回路基板Pは、例えば、
ベアチップなどを実装可能に構成されたボールグリッド
アレイ型の多層基板であって、図9に示すように、表面
Pa側には、ワイヤボンディングやバンプ接続によって
ベアチップの接続端子に接続されるランド41a〜41
k,・・(以下、区別しないときには「ランド41」と
いう)が0.1mm程度の間隔で形成され、裏面Pb側
には、ランド42a〜42k,・・(以下、区別しない
ときには「ランド42」という)が1.27mm程度の
間隔で形成されている。この場合、各ランド41,42
は、スルーホールなどの導体パターン43a〜43m,
・・(以下、区別しないときには「導体パターン43」
という)によって相互に電気的に接続されており、例え
ば、ランド41aが導体パターン43aを介してランド
42aに接続され、ランド41kが導体パターン43m
を介してランド42kに接続されている。また、ランド
41hは、導体パターン43i,43jを介してランド
42h,42iに接続され、ランド41i,41jは、
導体パターン43k,43lを介してランド42jに接
続されている。なお、同図は回路基板Pの構造について
の理解を容易にするように図示しているため、同図にお
けるランド41,42の形成ピッチや回路基板Pの厚み
などは、実際の回路基板Pとは相違する。
【0004】この回路基板検査装置51を用いた回路基
板Pの電気的検査に際しては、まず、載置台2の嵌入用
孔2aに回路基板Pを嵌入する。次に、図11に示す矢
印Aの向きでプローブ保持部15を上動させることによ
り、図12に示すように、各ランド42に各プローブ1
6をそれぞれ接触させる。次いで、例えば、ランド41
i,42j間の導通検査の際には、X−Y移動機構によ
ってプローブ保持部52を横方向に移動させ、さらに、
図11に示す矢印Bの向きでプローブ保持部52を下動
させることにより、図12に示すように、ランド41i
の上方にプローブ53を配置する。この際、図13に示
すように、回路基板Pの表面Paに対して隙間S分離間
するようにプローブ53を配置する。次に、プローブ1
6およびプローブ53間に検査用交流電圧を印加し、ラ
ンド41iおよびプローブ53間の静電容量Cを測定す
る。次いで、測定した静電容量Cと、良品の回路基板か
ら吸収した検査用基準データとに基づいて、ランド41
i,42j間の導通状態を検査する。
【0005】この際に、例えば、導体パターン43kが
図10に示す「×」印の部位で断線しているときには、
測定された静電容量Cが低下して検査用基準データに対
する許容範囲外の容量値となる。また、導体パターン4
3k,43lが正常に導通しているときには、測定した
静電容量Cが、検査用基準データに対する許容範囲内の
容量値となる。したがって、許容範囲外の容量値のとき
には、ランド41i,42j間が断線していると判別さ
れる。この後、他のランド41,42間の導通検査の際
には、X−Y移動機構によって図12に示す矢印Eまた
は矢印Fの方向にプローブ保持部52を移動させ、検査
対象のランド41の上方にプローブ53を配置した状態
で、ランド41i,42j間の検査と同様にして、その
ランド41,42間の導通状態を検査する。
【0006】また、回路基板Pの電気的検査を行うため
の他の回路基板検査装置として、図14に示す回路基板
検査装置61も従来から知られている。この回路基板検
査装置61は、回路基板検査装置51におけるプローブ
保持部52およびプローブ53に代えて、図外の上下動
機構に取り付けられて回路基板Pの表面Pa側に配設さ
れるプローブ63を備えている。プローブ63は、図1
5に示すように、上下動機構に取り付けられたアーム6
4に平板状の電極65が固定されており、電極65の下
面には、絶縁フィルムFが貼付されている。
【0007】この回路基板検査装置61では、回路基板
Pの電気的検査に際して、最初に、すべてのランド4
1,41・・および電極65間の総静電容量を測定す
る。この際には、図14に示すように、嵌入用孔2aに
嵌入した回路基板Pにおける各ランド42に各プローブ
16をそれぞれ接触させると共に、絶縁フィルムFを介
して回路基板Pの表面Paに電極65を当接させる。こ
の場合、この回路基板検査装置61では、図16に示す
ように、回路基板Pの表面Paに対して電極65が絶縁
フィルムFの厚み分に相当する隙間S分離間させられ
る。次に、すべてのプローブ16,16・・にそれぞれ
導通する各ランド41および電極65間に検査用交流電
圧を印加して、すべてのランド41,41・・および電
極65間の総静電容量Cxを測定する。次いで、総静電
容量Cxと、予め良品の回路基板Pから吸収した対応す
る検査用基準データとに基づいて、すべてのランド4
1,42間の導通状態を検査する。
【0008】この際に、例えば、総静電容量Cxが検査
用基準データに対して所定の許容範囲内のときには、す
べてのランド41,42が正常に接続されているものと
判別し、導通検査を終了する。一方、総静電容量Cxが
検査用基準データに対して許容範囲から外れたときに
は、導体パターン43の断線、ランド41,41間の短
絡、ランド42,42間の短絡、または導体パターン4
3,43の短絡が存在するものと判別し、各ランド4
1,42間の導通状態を個別的に検査する。この個別検
査に際しては、プローブ16を順に選択し、その都度、
選択したプローブ16および電極65間に検査用交流電
圧を印加して、そのプローブ16に導通するランド41
および電極65間の静電容量を個別的に測定する。次
に、測定した各静電容量と、良品の回路基板Pから吸収
した対応する検査用基準データとに基づいて、各ランド
41,42間の導通状態を検査する。これにより、断線
または短絡箇所が特定される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の回路
基板検査装置51では、複数のランド41,42間の導
通検査の際に、各ランド41およびプローブ53間の静
電容量を測定する都度、検査対象のランド41の上方に
X−Y移動機構によってプローブ保持部52を移動させ
る必要がある。このため、従来の回路基板検査装置51
には、プローブ53の移動に要する時間分、検査時間が
長時間化しているという問題点がある。
【0010】また、導通検査の確実性を高めるために
は、プローブ53およびランド41間の静電容量を測定
するに当たり、ランド41に対するプローブ53の検査
時の位置を常に一定距離の隙間S分離間させる必要があ
る。しかし、検査対象の回路基板Pが反っていたり、回
路基板Pの嵌入用孔2aへの嵌入状態がばらついていた
りすることがあるため、ランド41に対してプローブ5
3が接近し過ぎたり、逆に離間し過ぎたりすることがあ
る。かかる場合には、容量測定結果にばらつきが生じる
結果、回路基板Pについての検査を正確に行うことが困
難であるという問題点もある。
【0011】一方、従来の回路基板検査装置61には、
以下の問題点がある。すなわち、従来の回路基板検査装
置61では、すべてのランド41,42間の導通状態を
最初に一括して検査している。しかし、例えば、回路基
板Pに導体パターン43の断線と、隣接するランド4
1,41間の短絡などが同時に2カ所以上ある場合、測
定した総静電容量Cxが相殺されて検査用基準データの
許容範囲内に収まってしまうことがある。かかる場合に
は、回路基板Pの導通検査において良品と誤判別してし
まうことがあるという問題点がある。また、複数に分岐
した導体パターン43のうちの1つの分岐パターンが断
線している場合、測定した総静電容量Cxに僅かな変化
しか生じないため、良品と誤判別してしまうこともある
という問題点もある。さらに、容量の個別的測定の際
に、例えば、図10に示す「×」印の部位で導体パター
ン43kが断線しているとした場合、ランド42jおよ
び電極65間の静電容量を測定したとしても、ランド4
1i近傍の導体パターン43kが断線しているのか、ラ
ンド41j近傍の導体パターン43kが断線しているの
かを特定することができない。このため、従来の回路基
板検査装置61には、回路基板Pにおける静電容量測定
型のプローブ53側側で分岐している導体パターン43
の断線箇所を特定することができないという問題点もあ
る。
【0012】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、容量測定による回路基板の電気的検査を短
時間かつ高精度で実行可能で、しかも不良個所の特定を
可能にする回路基板検査装置を提供することを主目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の回路基板検査装置は、検査対象の回路基板
における一面側に配設され少なくとも任意の一部が電気
的に選択可能に構成された複数の静電容量測定型検査用
プローブを保持する第1のプローブ保持盤と、回路基板
の他面側に配設され回路基板の他面に形成された複数の
導体パターンにそれぞれ接触させられた状態で少なくと
も任意の一部が電気的に選択可能に構成された複数の接
触型検査用プローブを保持する第2のプローブ保持盤と
を備え、選択した接触型検査用プローブに接触状態の導
体パターンと、選択した静電容量測定型検査用プローブ
との間の静電容量を測定し、その測定した静電容量に基
づいて回路基板の良否検査を実行可能に構成されたこと
を特徴とする。
【0014】この回路基板検査装置では、導通絶縁検査
の際に、複数の接触型検査用プローブから1または複数
を選択する。次いで、例えば、選択した接触型検査用プ
ローブに接触状態の導体パターンを介して接続されてい
る回路基板の一面側導体パターンの上方に位置する1ま
たは複数の静電容量測定型検査用プローブを選択する。
次に、選択した接触型検査用プローブに接続されている
回路基板の一面側導体パターンと、選択した静電容量測
定型検査用プローブとの間の静電容量を測定する。続い
て、測定した静電容量が所定の許容範囲内に収まってい
るときには、その導体パターンについての導通絶縁状態
が正常であると判別する。同様にして、接触型検査用プ
ローブおよび容量測定型検査用プローブを次々と選択
し、その都度、静電容量を測定する。回路基板の他面側
に形成されている導体パターンに接触している接触型検
査用プローブをすべて選択して静電容量を測定し、かつ
測定した各静電容量が所定の許容範囲内に収まっている
ときには、すべての導体パターンについての導通絶縁状
態が正常であると判別する。
【0015】一方、測定した静電容量が許容範囲外のと
きには、その際に選択した接触型検査用プローブおよび
容量測定型検査用プローブを1対ずつ選択し、選択した
接触型検査用プローブに接触している導体パターンおよ
び容量測定型検査用プローブ間の静電容量を測定する。
この場合、回路基板の一面に形成されている導体パター
ンの各々に対応させて数多くの容量測定型検査用プロー
ブを第1のプローブ保持盤に配設しておくことで、各導
体パターンを個別的に導通絶縁検査することが可能とな
る。したがって、高精度で検査することが可能で、しか
も、導通絶縁不良個所を容易に特定することが可能とな
る。また、複数の容量測定型検査用プローブは、第1の
プローブ保持盤に予め配設され、かつ電気的に選択され
る。したがって、容量測定型検査用プローブを移動させ
ずに短時間かつ容易に選択できるため、各導体パターン
の導通絶縁状態を短時間で検査することが可能となる。
【0016】請求項2記載の回路基板検査装置は、請求
項1記載の回路基板検査装置において、第1のプローブ
保持盤における回路基板側のセンシング面には、絶縁板
が取り付けられていることを特徴とする。
【0017】この回路基板検査装置では、検査時には、
第1のプローブ保持盤を回路基板に当接させる。その際
に、容量測定型検査用プローブは、回路基板の一面に対
して、絶縁板の厚みに相当する一定距離分、常に離間さ
せられる。したがって、容量測定時の距離的基準を一定
に規定できるため、回路基板についての導通絶縁検査を
正確に行うことが可能となる。
【0018】請求項3記載の回路基板検査装置は、請求
項1または2記載の回路基板検査装置において、複数の
静電容量測定型検査用プローブは、絶縁被覆によって導
体が被覆されたマグネットワイヤでそれぞれ構成されて
いることを特徴とする。
【0019】この回路基板検査装置では、静電容量測定
型検査用プローブとしてマグネットワイヤが用いられて
いる。この場合、細径のマグネットワイヤを用いること
で、回路基板における導体パターンの形成ピッチよりも
狭いピッチで数多くの容量測定型検査用プローブをプロ
ーブ保持盤に配設することが可能となる。したがって、
各導体パターンについての個別的な導通絶縁検査を確実
に行うことが可能となる。また、各マグネットワイヤは
絶縁被覆で覆われているため、例えば、金属製平板に複
数の孔を狭いピッチで予め形成し、その各孔にマグネッ
トワイヤをそれぞれ挿通させることにより、相互に絶縁
させた状態で容量測定型検査用プローブを容易に配設す
ることができる。加えて、市場に流通するマグネットワ
イヤで容量測定型検査用プローブを構成できるため、安
価に製作することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る回路基板検査装置の好適な実施の形態について
説明する。なお、従来の回路基板検査装置51,61と
同一の構成要素については、同一の符号を付して重複し
た説明を省略する。
【0021】最初に、回路基板検査装置1の構成につい
て、各図を参照して説明する。
【0022】回路基板検査装置1は、図1に示すよう
に、載置台2、移動機構3、裏面側ユニット4および制
御装置5を備えて構成されている。載置台2は、従来の
回路基板検査装置51,61における載置台2とほぼ同
一に構成されている。移動機構3は、制御部21の制御
下で、プローブ保持盤11を上下動可能に構成されてい
る。この場合、プローブ保持盤11は、本発明における
第1のプローブ保持盤に相当し、図2(a),(b)に
示すように、数多くのプローブ12,12,・・を保持
すると共に、その下面には、本発明における絶縁板に相
当する絶縁フィルムFが貼付されている。プローブ保持
盤11は、銅板などの導体で形成され、各プローブ12
を回路基板Pにおける各ランド41の形成位置に対向可
能に0.1mm程度のピッチで保持すると共に、各プロ
ーブ12を相互に静電シールドする。プローブ12は、
本発明における容量測定型検査用プローブに相当し、図
3に示すように、その外径が0.05mm程度で、絶縁
被覆12aによって導線12bが被覆されたマグネット
ワイヤで構成されている。一方、絶縁フィルムFは、図
2(a)に示すように、各プローブ12のセンシング面
としてのプローブ保持盤11の下面に貼付されており、
回路基板Pの表面Paに対して、その厚みに相当する距
離分、プローブ12を離間させる。
【0023】裏面側ユニット4は、上下動可能に構成さ
れ、図4に示すように、本発明における第2のプローブ
保持盤に相当するプローブ保持盤15を備えている。一
方、プローブ保持盤15には、回路基板Pの裏面に形成
された各ランド42にそれぞれ接触可能に、1.27m
m程度のピッチでプローブ16,16,・・が配設され
ている。制御装置5は、図1に示すように、制御部2
1、RAM22、ROM23およびスキャナ部24,2
5を備えている。制御部21は、静電容量測定処理、移
動機構3および裏面側ユニット4の上下動制御、スキャ
ナ部24,25におけるプローブ12,16の選択制
御、並びに回路基板Pについての良否判別処理などを実
行する。RAM22は、制御部21の演算結果や、良品
の回路基板Pから吸収した各種の検査用基準データなど
を一時的に記憶し、ROM23は、制御部21の動作プ
ログラムなどを記憶する。スキャナ部24は、信号ケー
ブルを介してプローブ保持盤11の各プローブ12に接
続されており、制御部21の制御下で任意のプローブ1
2を選択し、そのプローブ12を介して入力されるプロ
ーブ16からの検査用信号を入力する。スキャナ部25
は、制御部21の制御下で、信号ケーブルを介して接続
された裏面側ユニット4のプローブ16,16・・から
任意のプローブ16を選択し、そのプローブ16を介し
ての検査用信号の入出力制御を実行する。
【0024】次に、回路基板検査装置1による回路基板
Pの導通検査について、各図を参照して説明する。
【0025】この回路基板検査装置1では、最初に、載
置台2の嵌入用孔2aに回路基板Pを嵌入する。次に、
裏面側ユニット4の図外の上下動機構を駆動して、図4
に示す矢印Aの向きでプローブ保持盤15を上動させる
と共に、移動機構3を駆動して、矢印Bの向きでプロー
ブ保持盤11を下動させる。これにより、図5に示すよ
うに、回路基板Pの各ランド42に対応する各プローブ
16がそれぞれ接触させられると共に、プローブ保持盤
11が回路基板Pの表面Paに当接させられる。この際
に、各プローブ12は、図6に示すように、絶縁フィル
ムFによって各ランド41に対して隙間S分離間させら
れた位置に配置される。
【0026】次いで、制御部21は、スキャナ部25に
対して選択制御することにより、例えば、3本程度のプ
ローブ16,16,16を選択する。次に、スキャナ部
24に対して選択制御することにより、選択した各プロ
ーブ16に接触している各ランド42に導体パターン4
3を介してそれぞれ接続されている表面Pa側のランド
41,41・・の上方に位置する複数のプローブ12,
12・・を選択する。続いて、制御部21は、選択した
プローブ16,16,16にスキャナ部25を介して測
定用信号をそれぞれ供給する。次いで、制御部21は、
選択した各プローブ12,12・・およびスキャナ部2
4を介して入力される測定用信号の信号レベルに基づい
て、選択したプローブ16,16,16に導通する回路
基板Pの表面Pa側の各ランド41,41・・と、選択
した各プローブ12,12・・との間の静電容量の総和
を測定する。この際に、制御部21は、測定した静電容
量の総和がRAM22に記憶されている検査用基準デー
タに対して所定の許容範囲内に収まっているときには、
これらの導体パターン43,43・・についての導通絶
縁状態が正常であると判別する。
【0027】同様にして、制御部21は、プローブ1
6,12を次々と選択し、その都度、静電容量の測定お
よび導通絶縁状態の判別処理を実行する。回路基板Pの
裏面Pbに形成されているランド42にそれぞれ対応す
るプローブ16をすべて選択して静電容量を測定し、か
つ測定した各静電容量が所定の許容範囲内に収まってい
るときには、すべての導体パターン43,43・・につ
いての導通絶縁状態が正常であると判別する。
【0028】一方、測定した静電容量が許容範囲外のと
きには、制御部21は、各ランド42に対する個別的な
導通絶縁検査を実行する。例えば、2分岐している導体
パターン43kが図10に示す「×」印の部位で断線し
ているとした場合、ランド42jを含む複数のランド4
2,42・・に対する測定した静電容量の総和が許容範
囲外となる。この場合には、その際に選択したプローブ
16,12を1対ずつ選択すると共に、選択したプロー
ブ16に測定用信号を供給することにより、選択したプ
ローブ16に接触しているランド42に導体パターン4
3を介して接続されるランド41、およびプローブ12
間の静電容量を測定する。この際にも、制御部21は、
測定した静電容量が、RAM22に記憶された対応する
検査用基準データに対して所定の許容範囲内に収まって
いるか否かを判別する。
【0029】この場合、例えば、図6に示すように、測
定したランド42j,41i間の静電容量C1は、良品
の回路基板Pにおける対応する静電容量よりも低下する
ため、許容範囲を外れることになる。一方、測定したラ
ンド42j,41j間の静電容量C2は、許容範囲内と
なる。したがって、この場合には、制御部21は、ラン
ド41iに接続されている導体パターン43kに導通不
良が存在すると判別する。
【0030】このように、この回路基板検査装置1で
は、最初に複数のランド42,42・・についての導通
絶縁検査を実行し、その際に導通絶縁不良が存在すると
判別したランド42について個別的に導通絶縁検査を実
行する。このため、すべてのランド41,42間の導通
絶縁検査を個別的に行う場合と比較して、検査時間を極
めて短縮することができる。また、各ランド42に対す
る個別的な導通絶縁検査を行う際には、スキャナ部24
を介してプローブ12を電気的に選択しているため、プ
ローブ12の移動が不要となる結果、短時間で導通絶縁
検査を行うことができる。
【0031】なお、本発明は、上記した本発明の実施の
形態に示した構成に限定されない。例えば、本発明の実
施の形態では、ランド41の形成位置に応じてプローブ
12を配設して移動機構3を構成した例について説明し
たが、例えば、図7に示すプローブ保持盤11aのよう
に、ランド41の形成ピッチと、プローブ12の配設ピ
ッチとが若干ずれていてもよい。この場合には、検査対
象のランド41に最も近いプローブ12を選択して導通
絶縁検査を行うことができる。また、図8に示すプロー
ブ保持盤11bのように、例えば、絶縁被覆を含む外径
が0.025mm程度のマグネットワイヤでプローブ3
1を構成することにより、プローブ31を0.05mm
ピッチでプローブ保持盤11bに配設することもでき
る。この場合には、検査対象のランド41に近接するプ
ローブ31,31,・・の一部または全部を選択して、
そのランド41についての導通絶縁検査を行うことがで
きる。このように、微細なプローブ31を狭いピッチで
配設してプローブ保持盤11bを構成することにより、
各種の回路基板Pについての導通絶縁検査にプローブ保
持盤11bを共通使用することができるため、回路基板
検査装置のランニングコストを低減することができる。
【0032】さらに、本発明の実施の形態では、マグネ
ットワイヤを用いてプローブ12を構成した例について
説明したが、例えば、絶縁性樹脂製のプローブ保持盤に
導線を所定ピッチで配設して構成してもよい。また、検
査方法自体は、本発明の実施の形態に示した手順に限定
されず、回路基板P全域についての総静電容量測定によ
る導通絶縁検査、回路基板Pのエリア毎における総静電
容量測定による導通絶縁検査、および各ランド41につ
いての個別的な導通絶縁検査のいずれか1つのみを実行
することもできるし、これらの検査方法を適宜組み合わ
せて行うこともできる。さらに、複数に分岐した導体パ
ターン43の断線検査の際には、その導体パターン43
に導通するランド42に接触させたプローブ16と、分
岐した導体パターンの各終端部近傍に位置するプローブ
12との間の各静電容量を個別的に測定し、対応する各
検査用基準データとそれぞれ比較することにより、導体
パターン43における分岐パターンの断線を確実に検査
することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の回路基板
検査装置によれば、選択した接触型検査用プローブに接
触状態の導体パターンと、選択した静電容量測定型検査
用プローブとの間の静電容量を測定し、その測定した静
電容量に基づいて回路基板の良否検査を実行することに
より、各導体パターンの導通絶縁検査を個別的に行うこ
とができるため、高精度で検査することができ、しか
も、導通絶縁不良個所を容易に特定することができる。
また、複数の容量測定型検査用プローブが電気的に選択
されるため、容量測定型検査用プローブを移動させずに
短時間かつ容易に選択できる結果、各導体パターンにつ
いての導通絶縁検査を短時間で行うことができる。
【0034】また、請求項2記載の回路基板検査装置に
よれば、第1のプローブ保持盤における回路基板側のセ
ンシング面に絶縁板を取り付けたことにより、絶縁板を
介して容量測定型検査用プローブを回路基板の表面に当
接させるだけで、検査対象の導体パターンおよび容量測
定型検査用プローブを一定距離分離間させることができ
る結果、容量測定時の距離的基準を一定に規定でき、こ
れにより、回路基板についての導通絶縁検査を正確に行
うことができる。
【0035】さらに、請求項3記載の回路基板検査装置
によれば、マグネットワイヤで複数の静電容量測定型検
査用プローブを構成したことにより、狭いピッチで数多
くの容量測定型検査用プローブをプローブ保持盤に配設
することができるため、各導体パターンについての個別
的な導通絶縁検査を確実に行うことができ、しかも、容
易かつ安価に製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る回路基板検査装置1
の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は本発明の実施の形態に係るプローブ保
持盤11の断面図、(b)はプローブ保持盤11の上面
図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るプローブ12の拡大
断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る回路基板検査装置1
の構成を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る回路基板検査装置1
の稼働状態の断面図である。
【図6】プローブ保持盤11および回路基板Pを部分的
に拡大した断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るプローブ保持盤11
aにおけるプローブ12とランド41との位置関係を示
した上面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るプローブ保持盤11
bのプローブ31とランド41との位置関係を示した上
面図である。
【図9】検査対象である回路基板Pにおける内部構造の
一例を示す断面図である。
【図10】図9に示した回路基板Pの不良個所を説明す
るための概念断面図である。
【図11】従来の回路基板検査装置51の構成を示す断
面図である。
【図12】従来の回路基板検査装置51の稼働状態の断
面図である。
【図13】従来の回路基板検査装置51におけるプロー
ブ53および回路基板Pを部分的に拡大した断面図であ
る。
【図14】従来の回路基板検査装置61の稼働状態の断
面図である。
【図15】従来の回路基板検査装置61におけるプロー
ブ63の断面図である。
【図16】従来の回路基板検査装置61におけるプロー
ブ63および回路基板Pの一部を拡大した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 回路基板検査装置 11,11a,11b プローブ保持盤 12 プローブ 12a 絶縁被覆 12b 導線 15 プローブ保持盤 16 プローブ 24 スキャナ部 25 スキャナ部 31 プローブ 41a〜41k ランド 42a〜42k ランド 43a〜43m 導体パターン F 絶縁フィルム P 回路基板 Pa 表面 Pb 裏面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査対象の回路基板における一面側に配
    設され少なくとも任意の一部が電気的に選択可能に構成
    された複数の静電容量測定型検査用プローブを保持する
    第1のプローブ保持盤と、前記回路基板の他面側に配設
    され当該回路基板の他面に形成された複数の導体パター
    ンにそれぞれ接触させられた状態で少なくとも任意の一
    部が電気的に選択可能に構成された複数の接触型検査用
    プローブを保持する第2のプローブ保持盤とを備え、選
    択した前記接触型検査用プローブに接触状態の前記導体
    パターンと、選択した前記静電容量測定型検査用プロー
    ブとの間の静電容量を測定し、その測定した静電容量に
    基づいて前記回路基板の良否検査を実行可能に構成され
    たことを特徴とする回路基板検査装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のプローブ保持盤における前記
    回路基板側のセンシング面には、絶縁板が取り付けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の回路基板検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数の静電容量測定型検査用プロー
    ブは、絶縁被覆によって導体が被覆されたマグネットワ
    イヤでそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の回路基板検査装置。
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CN117388161A (zh) * 2023-12-06 2024-01-12 深圳市格瑞斯自动化有限公司 一种高密度电路板检测装置
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