JP2000206557A - 液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置及びその製造方法

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JP2000206557A
JP2000206557A JP11007604A JP760499A JP2000206557A JP 2000206557 A JP2000206557 A JP 2000206557A JP 11007604 A JP11007604 A JP 11007604A JP 760499 A JP760499 A JP 760499A JP 2000206557 A JP2000206557 A JP 2000206557A
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film
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 層間絶縁膜を介してアクティブ素子アレイ基
板の最上層に画素電極を配置し、開口率を高めた構造の
液晶表示装置を製造する。このとき層間絶縁膜の欠損無
しに実装不良における剥離再生を可能とすること。 【解決手段】 アクティブ素子に接続したパネル実装電
極6aを実装部に形成し、層間絶縁膜7を成膜する。そ
してパターンニングによりパネル実装電極6aの部分と
ドレイン電極の部分の層間絶縁膜7を開口する。そして
層間絶縁膜端部7bとパネル実装電極6aとを覆うよう
保護膜8bをパターンニングにより成膜する。次に回路
実装電極10が形成された回路実装端子9を、異方導電
性を有した接続膜11を用いて接続する。こうすると、
再実装時に層間絶縁膜端部7bに欠損を生じることな
く、接続膜11を剥離することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理端末や映
像機器の表示装置として用いられる液晶表示装置及びそ
の製造方法に関するもので、詳しくはアクティブ素子ア
レイ基板の最上層に層間絶縁膜を介して画素電極を配置
し、開口率を高める構造の液晶パネルにおいて、パネル
実装電極と回路実装電極との接続方法を改良する技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アクティブ素子アレイ基板の開口
率を高めるため、層間絶縁膜を介して最上層に画素電極
を形成する液晶表示装置及びその製造方法が発表されて
いる。その1例として、シンジョウ著、「短縮工程法に
より作製した高開口率11.3インチSVGA TFT-LCD 」、19
96年アクティブマトリックス液晶表示装置国際学会(AM
-LCD 96 )予稿集、第201 頁〜第204 頁が知られてい
る。(M.Sinjou et al.,AHigh Aperture Ratio 11.3 in
ch-diagonal SVGA TFT-LCDs Fabricated by Reduced Pr
ocess Method, Digest of Technical Papers 1996 Inte
rnational Workshop on Active-Matrix Liquid Crystal
Displays(AM-LCD 96 ),pp.201 〜pp.204)
【0003】図9は、従来の液晶表示装置及びその製造
方法を示すアクティブ素子部の断面図である。図9にお
いてアクティブ素子アレイ基板は、ガラスからなる基板
1、ソース電極2及びドレイン電極3を有する薄膜トラ
ンジスタ4(Thin Film Transistor;以下TFTとい
う)、ゲート電極配線5、ゲート電極5a、ソース配線
6、層間絶縁膜7、画素電極8、ドレイン電極3と画素
電極8とを接続するために形成された層間絶縁膜7のコ
ンタクトホール7aを含んで構成される。
【0004】このような構造のアクティブ素子アレイ基
板を製造するには、まず、ガラスからなる基板1上に、
インジュウム錫酸化物(Indium Tin Oxide、以下ITO
という)からなるソース電極2とドレイン電極3とを形
成する。次に、a−Si、SiNを夫々チャネル層、ゲ
ート絶縁膜とし、ゲート電極5aを形成する。こうして
ソース電極2、ドレイン電極3、ゲート電極5aを有す
るTFT4が形成される。次にソース電極2上にソース
配線6を形成し、ゲート電極5a上にゲート電極配線5
を形成する。尚、ゲート電極5aとゲート電極配線5と
は実質的に同一プロセスで形成する。
【0005】次に、感光性でありかつ低誘電率(比誘電
率=3.5 )の絶縁膜材料を全面にスピン塗布し、露光現
像(パターンニング)によりコンタクトホール7a を有
する厚さ1.5 μmの層間絶縁膜7を形成する。次に再度
ITOを層間絶縁膜7の全面に成膜後、露光現像工程に
より画素電極8を形成する。ここで画素電極8はコンタ
クトホール7a を介しドレイン電極3と接続され、かつ
ゲート電極配線5上及びソース配線6上に一部が層間絶
縁膜7を挟んで重なる状態となる。
【0006】このような層間絶縁膜7の存在により、最
上層の画素電極8をゲート電極配線5上及びソース配線
6上にまで拡張して形成でき、画素電極8の有効面積を
より大きくできる。更に層間絶縁膜7をスピン塗布で厚
く形成することにより、画素電極8とゲート電極配線5
及びソース配線6との間の寄生容量を低減できる。この
ため、クロストークの発生を抑制でき、開口率の大きな
液晶表示装置を得ることが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな液晶表示装置及びその製造方法に示されたように、
配線上に層間絶縁膜を有する構造のアクティブ素子アレ
イ基板の場合、駆動回路との実装工程において接続不良
(以下、実装不良という)が生じると、再実装を行わな
ければならない。このとき、アクティブ素子アレイ基板
のパネル実装電極部から回路実装電極部を剥離すると、
実装部近傍の層間絶縁膜が破損することが多かった。こ
の場合、液晶表示装置の信頼性を損なう恐れが生じる。
【0008】以下に図9及び図10〜図12を用い、上
記の実装部近傍のアクティブ素子アレイ基板の構造と、
回路実装電極部との接続方法について詳細に説明する。
図10は、従来の液晶表示装置でのアクティブ素子アレ
イ基板の実装部における構造図であり、(a)は部分透
視平面図、(b)は(a)のA―B線で切断した構造断
面図である。図11は従来の液晶表示装置での実装工程
後の実装部における構造図であり、(a)は部分透視平
面図、(b)は(a)のA―B線で切断した構造断面図
である。図12は従来の液晶表示装置での実装工程での
実装不良に伴い、接続膜除去後のアクティブ素子アレイ
基板の実装部における構造図であり、(a)は部分透視
平面図、(b)は(a)中のA―B線で切断した構造断
面図である。
【0009】図10〜図12において、パネル実装電極
6aは図9のソース配線6に給電する引出電極であり、
ソース配線6と同時に形成される。層間絶縁膜端部7b
はパネル実装電極6aを露呈するために形成された層間
絶縁膜7の終端部であり、基板1の端部と一定の距離を
隔てて層間絶縁膜7をパターンニングにより除去するこ
とにより形成される。回路実装端子9はFPC又はTC
Pの端部であり、回路実装電極10がパターンニングに
より形成されている。
【0010】図11(b)に示す接続膜11は、回路実
装端子9をパネル実装電極6aに実装接続する導電性の
接続膜である。接続膜11は異方性導電膜(ACF)と
も呼ばれ、導電粒子と接着材から構成される。接続原理
は基本的には圧接であり、導電粒子が電気接続を、接着
材が圧接状態を保持する機能を有している。従って圧接
方向に存在する電極に対してのみ電気的接続を行うこと
ができる。図12に示す層間絶縁膜欠損部7cは、実装
部再生のため接続膜11を除去する際に、層間絶縁膜端
部7bが欠損した部分である。その他の構成は図9に示
したものと同じであるため、同一構成部分には同一番号
を付して詳細な説明を省略する。
【0011】まず、アクティブ素子アレイ基板の実装部
において、画素電極の形成前に層間絶縁膜7が形成され
る。この層間絶縁膜7に対し、パターンニングにより図
9に示すようなコンタクトホール7aが形成される。そ
して図10のように、TFT4への給電のためのパネル
実装電極6aが露呈されるよう層間絶縁膜端部7bが形
成される。
【0012】その後の実装工程において、回路実装電極
10を有する回路実装端子9を接続膜11を挟んでパネ
ル実装電極6a上に押圧し、接続膜11の加熱により接
着材を硬化させる。こうしてアクティブ素子アレイ基板
とFPC又はTCPとの接続を完了する。なお、接続膜
11の厚みは導電粒子の径と同程度に保持されているの
で、複数の導電粒子がパネル実装電極6aと回路実装電
極10とに接触する。一方、パネル実装電極6a又は回
路実装電極10の配列ピッチは導電粒子の径より十分大
きいので、隣接するパネル実装電極6a同志、又は回路
実装電極10同志は絶縁された状態となる。こうしてパ
ネル実装電極6aと回路実装電極10との方向のみに導
電性が確保される。
【0013】この実装工程後に接続検査を行う。このと
きの検査により、回路実装電極10とパネル実装電極6
aとの電気的接続が不完全と判定された場合、接続膜1
1を剥離し、パネル実装電極6aと回路実装電極10と
を再生すべく、実装工程を再度行う。この剥離工程にお
いて、接続膜11と接触していた層間絶縁膜端部7bの
一部が図12(a),(b)に示すように欠損し、層間
絶縁膜欠損部7cを生じてしまう。
【0014】この原因として、接続膜11と層間絶縁膜
端部7bとの密着性が、層間絶縁膜端部7bとその下層
との密着性より強固であるためと推測される。このよう
な層間絶縁膜欠損部7cを有する状態で、アクティブ素
子アレイ基板の再度の実装を行うと、液晶表示装置の信
頼性が低下する。信頼性低下の主たる要因は、パネル実
装電極6aとの界面において水分等の不純物が侵入し、
アクティブ素子の機能が劣化することである。この課題
に対し、層間絶縁膜端部7bを接続膜11と接しないよ
うに遠ざけて形成することも考えられるが、アクティブ
素子からパネル実装電極6aまでの配線が長くなり、寄
生抵抗の増大という好ましくない結果につながる。
【0015】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、アクティブ素子アレイ基板の
実装不良が生じた場合、実装部における寄生抵抗の増大
及び層間絶縁膜欠損部の発生をなくし、アクティブ素子
アレイ基板と回路実装電極とを再接続できる液晶表示装
置と、その製造方法を実現とすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本願の請求項1の発明は、各画素の液晶セル
を駆動するアクティブ素子が形成されたアクティブ素子
部、及び回路実装電極を介して液晶セルの駆動信号を前
記アクティブ素子に与える実装部がアクティブ素子アレ
イ基板に設けられた液晶表示装置であって、前記アクテ
ィブ素子アレイ基板の実装部に所定の間隔を設けて帯状
に複数本設けられ、前記アクティブ素子の制御電極と前
記回路実装電極とを導体膜を介して接続するパネル実装
電極と、前記アクティブ素子部の上面及び前記実装部の
上面の一部に対して絶縁膜材料を用いて成膜され、前記
アクティブ素子の制御電極に向かって前記絶縁膜材料が
コンタクトホールとして開口され、且つ前記パネル実装
電極の上部が接続部として開口された層間絶縁膜と、透
明導電体を用いて画素毎に前記層間絶縁膜上に成膜さ
れ、前記コンタクトホールを通じ前記アクティブ素子に
接続された画素電極と、前記アクティブ素子アレイ基板
の接続部の近傍における前記層間絶縁膜と前記パネル実
装電極とに対して、前記画素電極と同一の導電体を用い
て成膜された保護膜と、前記パネル実装電極と回路実装
電極とを前記保護膜を介して接続し、異方導電性と接着
性とを有する接続膜と、を具備することを特徴とするも
のである。
【0017】本願の請求項2の発明は、請求項1の液晶
表示装置において、前記アクティブ素子は、薄膜トラン
ジスタであり、前記画素電極との接続が前記薄膜トラン
ジスタのドレイン電極を介して行われることを特徴とす
るものである。
【0018】本願の請求項3の発明は、請求項1の液晶
表示装置において、前記層間絶縁膜は、有機膜であり、
前記接続膜は、導電粒子を接着材に分散混入したことを
特徴とするものである。
【0019】本願の請求項4の発明は、請求項1の液晶
表示装置において、前記画素電極及び前記保護膜は、イ
ンジュウム錫酸化物であることを特徴とするものであ
る。
【0020】本願の請求項5の発明は、液晶セルを駆動
するアクティブ素子を透明基板上に形成する共に、前記
アクティブ素子の制御端子に接続されるパネル実装電極
を前記透明基板の縁部上に形成する第1の工程と、前記
アクティブ素子の上部及び前記パネル実装電極の上部に
層間絶縁膜材料を夫々塗布する第2の工程と、前記アク
ティブ素子の制御端子と連通するコンタクトホールパタ
ーンと前記パネル実装電極とを開口するための開口パタ
ーンとを有するフォトマスクを用い、前記層間絶縁膜材
料を露光現像し、パターン化された層間絶縁膜を形成す
る第3の工程と、前記層間絶縁膜の形成後に透明導電体
の画素電極材料を成膜し、画素電極パターンとパネル実
装電極パターンとを有するマスクを用いてエッチングを
行い、コンタクトホールを通じ前記アクティブ素子に接
続された画素電極を形成すると共に、前記パネル実装電
極近傍の前記層間絶縁膜と前記パネル実装電極にまたが
って保護膜を被覆する第4の工程と、前記パネル実装電
極と駆動回路に接続された回路実装電極とを、異方導電
性の接続膜を用いて接続実装する第5の工程と、を具備
することを特徴とするものである。
【0021】本願の請求項6の発明は、請求項5の液晶
表示装置の製造方法において、前記アクティブ素子は、
薄膜トランジスタであり、前記画素電極との接続が前記
薄膜トランジスタのドレイン電極を介して行われること
を特徴とするものである。
【0022】本願の請求項7の発明は、請求項5の液晶
表示装置の製造方法において、前記層間絶縁膜は、有機
膜であり、前記接続膜は、導電粒子を接着材に分散混入
したことを特徴とするものである。
【0023】本願の請求項8の発明は、請求項5の液晶
表示装置の製造方法において、前記画素電極及び前記保
護膜は、インジュウム錫酸化物であることを特徴とする
ものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態にお
ける液晶表示装置及びその製造方法について図面を参照
しつつ説明する。
【0025】(実施の形態1)まず、本発明の実施の形
態1における液晶表示装置及びその製造方法について、
図1〜図4を用いて説明する。尚、従来例と同一部分に
ついて同一の符号を用い、詳細な説明は省略する。図1
は本実施の形態による液晶表示装置の製造工程中におけ
る実装部の構造を示す部分透視平面図である。図2は本
実施の形態による液晶表示装置におけるアクティブ素子
アレイ基板の各製造工程を示す断面構造図である。図3
は液晶表示装置におけるアクティブ素子アレイ基板の製
造工程(その1)での実装部の構造を示す平面図であ
る。図4(a)は製造工程(その2)での実装部の構造
を示す平面図であり、図4(b),(c)は製造工程
(その2)での実装部の構造を示す断面図である。
【0026】図1〜図4において、アクティブ素子アレ
イ基板はアクティブ素子部と実装部を有している。図1
に示すようにアクティブ素子アレイ基板の縁部に実装部
が形成され、図2に示すようにアクティブ素子アレイ基
板の各画素部にTFT4がアクティブ素子部として形成
されている。図2(a)に示すように、TFT4では、
基板1の上面にゲート電極5a、ゲート絶縁膜21、チ
ャネル層22、チャネル保護膜23、コンタクト層2
4、ソース電極2及びドレイン電極3がこの順序で形成
されている。また図2(b),(c)に示すように、T
FT4の上部と、TFT4が形成されていないゲート絶
縁膜21の上面には、層間絶縁膜7が形成されている。
そして、TFT4の上部に位置する層間絶縁膜7の一部
がドレイン電極3の部分まで開口され、コンタクトホー
ル7aとなっている。そしてコンタクトホール7aを含
む画素部の層間絶縁膜7の表面にITO膜がパターンニ
ングにより形成され、画素電極8となっている。
【0027】図1及び図3(a),(b)に示すように
アクティブ素子アレイ基板の実装部には、TFT4の形
成時に、ソース電極2及びドレイン電極3と同一導電膜
を用いてパネル実装電極6aが帯状に形成されている。
図1,図3(c)及び図4に示す保護膜8bは、パネル
実装電極6a上の層間絶縁膜端部7bが、実装時に塗布
された接続膜11と直接に接触を防止するための保護膜
である。回路実装端子9の回路実装電極10は駆動回路
に接続され、接続膜11の圧接と硬化により保護膜8b
を介してパネル実装電極6aに接続されることが本実施
の形態の特徴である。
【0028】このような構造を有する液晶表示装置のア
クティブ素子アレイ基板の製造方法について以下に説明
する。先ず、ガラスからなる基板1上に、スパッタリン
グ法によりAlZr合金(Zr:1at%)を成膜し、
ゲートパターンを用いてエッチング加工を行い、ゲート
電極配線5及びゲート電極5aを形成する。次に、プラ
ズマ化学気相蒸着法(以下、p−CVD法という)によ
り第1のSiNxを成膜し、ゲート絶縁膜21を形成す
る。そして非晶質Siを成膜してチャネル層22を形成
し、更に第2のSiNxを成膜してからパターンニング
によりチャネル保護膜23を形成する。
【0029】次に、p−CVD法によりPを不純物添加
してn型としたn型非晶質Siと、Arガスを用いたス
パッタリング法によりTiとを全面に成膜する。次に、
非晶質Siとn型非晶質SiとTiとを所定形状にエッ
チング加工することにより、図2(a)に示す断面形状
のチャネル層22とコンタクト層24とソース電極2と
ドレイン電極3とを同時に形成する。このとき、図3
(a)で示すように、Tiで成膜されたパネル実装電極
6aも同時形成する。
【0030】次に図2(b)及び図3(b)に示すよう
に、感光性有機材料(日本合成ゴム社製;PC−30
2)である層間絶縁膜材料を全面にスピン塗布(100
0rpm,15sec)し、露光現像によりコンタクト
ホール7aと層間絶縁膜端部7bとを形成する。こうし
て実装部の層間絶縁膜7を除去し、パネル実装電極6a
を露呈させる。
【0031】次に図2(c)及び図3(c)に示すよう
に、スパッタリング法により画素電極材料であるITO
を全面に厚さ約100nmで成膜する。そしてレジスト
パターンをマスクとしたウェットエッチングにより、コ
ンタクトホール7aを通じてドレイン電極3と接続した
画素電極8を形成し、これと同時に実装部に保護膜8b
を形成する。図4(b)は図4(a)のA−B間の部分
断面図、図4(c)は図4(a)のC−D間の部分断面
図である。保護膜8bは図4(b),(c)に示すよう
に、パネル実装電極6aと層間絶縁膜端部7bとをまた
がるように被覆する。ここでC−D方向に沿った保護膜
8bの間隔は、レジストパターンの欠陥等による隣接シ
ョート、及び隣り合う保護膜8b間の寄生容量を考慮
し、層間絶縁膜端部7b上において約20μmとした。
【0032】次に図4(a),(b)に示すように、ア
クティブ素子アレイ基板の実装工程において、駆動回路
に接続された実装回路端子9を接続膜11を用いてパネ
ル実装電極6aに実装接続する。前述したように、接続
膜11は導電粒子を接着材に分散混入したものであり、
個々の導電粒子がパネル実装電極6aと回路実装電極1
0とに挟まれることにより、両電極が電気的に接続され
る。この接続状態は接着剤の密着性により保持される。
【0033】実装不良が発生したときに実装再生を行う
が、接続膜11を剥離したとき、保護膜8b下での層間
絶縁膜端部7bでは層間絶縁膜の欠損が発生しなくなっ
た。このように改善された理由は、保護膜8bの存在に
より接続膜11の密着性が低減され、保護膜8bと接続
膜11との界面で剥離が生じたと推測される。なお、保
護膜8b間であって、層間絶縁膜端部7bと接続膜11
とが直接接触している部分では若干の層間絶縁膜端部の
欠損が見られたが、パネル実装電極上6a上での欠損で
ないため、水分等の不純物の侵入もなく、アクティブ素
子の信頼性への悪影響も全くなかった。
【0034】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2における液晶表示装置及びその製造方法について、
図5及び図6を用いて説明する。尚、従来例及び実施の
形態1と同一部分について同一の符号を用い詳細な説明
は省略する。図5は本実施の形態の液晶表示装置におけ
るアクティブ素子アレイ基板の各製造工程での実装部の
構造を示す平面図である。また図6は液晶表示装置にお
けるアクティブ素子アレイ基板の実装部での断面構造を
示し、(a)は図5(c)のA−Bに沿った断面図、
(b)は図5(c)のC−Dに沿った断面図である。
【0035】アクティブ素子部の全工程及び実装部での
層間絶縁膜7の形成工程までは、図2及び図3(a)で
示したものと同一である。よってここでは層間絶縁膜7
の形成以降の工程を説明する。尚、アクティブ素子部と
して図2を用い、実装部として図5及び図6を用いる。
【0036】まず、層間絶縁膜7の形成工程として、感
光性有機材料(日本合成ゴム社製;PC−302)から
なる絶縁層間膜材料を全面にスピン塗布(1000rp
m,15sec)し、露光現像によりコンタクトホール
7aと層間絶縁膜端部7bとを形成する。こうすると、
図2(b)、図5(a)、図6(b)に示すように、層
間絶縁膜7が帯状に開口され、パネル実装電極6aの部
分のみが露呈される。
【0037】次に図2(c)及び図5(b)に示すよう
に、スパッタリング法により画素電極材料としてITO
を全面に約100nmの厚さに成膜する。この後、レジ
ストパターンをマスクとしたウェットエッチングを行
い、コンタクトホール7aを通じてドレイン電極3と接
続した画素電極8を形成する。これと同時にパネル実装
電極6aと層間絶縁膜端部7bとに対して保護膜8bを
被覆する。ここで保護膜8bの間隔は、レジストパター
ンの欠陥等による隣接ショート、及び隣り合う保護膜8
b間の寄生容量を考慮し、約50μmとした。
【0038】次に図5(c)及び図6に示すように、ア
クティブ素子アレイ基板の実装工程において、実施の形
態1と同様に回路実装電極10を有する実装回路端子9
を接続膜11を用いてパネル実装電極6a上に実装接続
する。
【0039】実装不良が発生したときに実装再生を行う
が、接続膜11を剥離したとき、保護膜8b下での層間
絶縁膜端部7bでは層間絶縁膜の欠損が生じなくなっ
た。このように改善された理由は、保護膜8bにより接
続膜11の密着性が低減され、保護膜8bと接続膜11
との界面で剥離が生じたためと推測される。また保護膜
8b間であって、層間絶縁膜7と接続膜11とが直接接
触している部分であっても、層間絶縁膜7の欠損が見ら
れなかった。これは、保護膜8bにより層間絶縁膜7の
端部が被覆されたためと推測される。
【0040】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3における液晶表示装置及びその製造方法について、
図7及び図8を用いて説明する。尚、従来例及び実施の
形態1,2と同一部分について同一の符号を用い詳細な
説明は省略する。図7は本実施の形態の液晶表示装置に
おけるアクティブ素子アレイ基板の各製造工程での実装
部の構造を示す平面図である。また図8は液晶表示装置
におけるアクティブ素子アレイ基板の実装部での断面構
造を示し、(a)は図7(c)のA−Bに沿った断面
図、(b)は図7(c)のC−Dに沿った断面図であ
る。
【0041】またアクティブ素子部の全工程及び実装部
での層間絶縁膜7の形成までの工程は、図2と図3
(a)とを用いた実施の形態1での説明と同一である。
よってここでは層間絶縁膜7の形成以降の工程を説明す
る。尚、アクティブ素子部として図2を用い、実装部と
して図7及び図8を用いる。
【0042】まず、図2(b)及び図7(a)に示すよ
うに、層間絶縁膜7の形成工程として、感光性有機材料
(日本合成ゴム社製;PC-302)からなる層間絶縁膜材料
を全面にスピン塗布(1000rpm,15sec)
し、露光現像によりコンタクトホール7aと層間絶縁膜
端部7bとを形成する。この層間絶縁膜端部7bでは、
パネル実装電極6aとパネル実装電極6a周辺のゲート
絶縁膜21とに対して層間絶縁膜7が帯状に開口されて
いる。
【0043】次に図2(c)及び図7(b)に示すよう
に、スパッタリング法を用い、画素電極材料としてIT
Oを約100nmの厚さに全面に成膜する。そして、レ
ジストパターンをマスクとしたウェットエッチングを行
い、コンタクトホール7aを通じてドレイン電極3と接
続した画素電極8を形成する。そしてこれと同時にパネ
ル実装電極6aと、パネル実装電極6a周辺のゲート絶
縁膜21と、層間絶縁膜端部7bとを被覆するために保
護膜8bを形成する。ここで保護膜8bの間隔は、レジ
ストパターンの欠陥等による隣接ショート、及び隣り合
う保護膜8b間の寄生容量を考慮し、約40μとした。
【0044】次に図7(c)に示すように、アクティブ
素子アレイ基板の実装工程において、実施の形態1と同
様に回路実装電極10を有する実装回路端子9を接続膜
11を用いてパネル実装電極6a上に実装接続する。
【0045】実装不良が発生したときに実装再生を行う
が、接続膜11を剥離したとき、保護膜8b下での層間
絶縁膜端部7bでは層間絶縁膜の欠損が生じなくなっ
た。このように改善された理由は、保護膜8bにより接
続膜11の密着性が低減され、保護膜8bと接続膜11
との界面で剥離が生じたと推測される。また、保護膜8
b間であって、層間絶縁膜7と接続膜11とが直接接触
している部分であっても、層間絶縁膜7の欠損が見らな
かった。これは保護膜8bにより層間絶縁膜7の端部が
被覆されたためと推測される。
【0046】なお、以上の説明では、保護膜8bを画素
電極8と同一材料のITOからなるものとし、保護膜8
bの製造工程も共通とした。しかし、保護膜8bはパネ
ル実装電極6a上の層間絶縁膜端部7bと接続膜11と
の接触を防止するもので、保護膜8bの成膜において下
地層に影響を与えないものであれば、他の材料を用いて
もよい。例えば低温成膜のSiNでも同様の効果が得ら
れた。更に、アクティブ素子をTFTからなるものとし
たが、MIM等の非線形の2端子素子としてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、パネル実
装電極上の層間絶縁膜端部を保護膜で被覆しているた
め、層間絶縁膜端部に欠損を生じることなく実装不良に
対する再生工程として接続膜の剥離を容易に行うことが
できる。このため液晶表示装置の製造歩留まりが向上す
るという有利な効果が得られる。
【0048】特に請求項1記載の発明によれば、接続膜
の剥離除去において、層間絶縁膜の欠損部の発生を抑止
できる効果が得られる。
【0049】特に請求項2記載の発明によれば、アクテ
ィブ素子が薄膜トランジスタであるので、クロストーク
がより低減化された液晶表示装置が得られる。
【0050】特に請求項3記載の発明によれば、層間絶
縁膜を厚くすることにより開口率を大きくすることがで
きる。また実装部の接続が接続膜の圧接と加熱により簡
単に行える。
【0051】特に請求項4記載の発明によれば、画素電
極と保護膜がインジュウム錫酸化物であるので、保護膜
と画素電極とを同一の工程で形成できる。
【0052】また請求項5記載の発明によれば、アクテ
ィブ素子に対して層間絶縁膜を厚く形成することがで
き、開口率の高い液晶表示装置が製造できる。また実装
不良が発生して接続膜を剥離除去するとき、層間絶縁膜
の欠損をなくすことができる。
【0053】特に請求項6記載の発明によれば、クロス
トークがより低減化された液晶表示装置が製造できる。
【0054】特に請求項7記載の発明によれば、層間絶
縁膜材料の加工工程において通常のフォトエッチング工
程の装置との共有化が可能となる。また異方性の導電特
性を有する接続膜を用いることにより、実装部の接続が
接続膜の圧接と加熱により簡単に行える。
【0055】特に請求項8記載の発明によれば、アクテ
ィブ素子及び層間絶縁膜にダメージを与えずに、低抵抗
・高透過率の画素電極を形成できる。また保護膜と画素
電極とを同一の工程で形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による液晶表示装置にお
いて、実装部の構造を示す部分透視平面図である。
【図2】実施の形態1による液晶表示装置において、ア
クティブ素子アレイ基板(アクティブ素子部)の製造方
法を示す各工程の部分断面図である。
【図3】実施の形態1による液晶表示装置において、ア
クティブ素子アレイ基板(実装部)の製造方法(その
1)を示す各工程の部分平面図である。
【図4】実施の形態1による液晶表示装置において、ア
クティブ素子アレイ基板(実装部)の製造方法(その
2)を示す説明図であり、(a)は部分平面図、(b)
は(a)のA−Bに沿った断面図、(c)は(a)のC
−Dに沿った断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2による液晶表示装置にお
いて、アクティブ素子アレイ基板(実装部)の製造方法
(その1)を示す各工程の部分平面図である。
【図6】実施の形態2による液晶表示装置において、ア
クティブ素子アレイ基板(実装部)の製造方法(その
2)を示す説明図であり、(a)は図5(c)のA−B
に沿った断面図、(b)は図5(c)のC−Dに沿った
断面図である。
【図7】本発明の実施の形態3による液晶表示装置にお
いて、アクティブ素子アレイ基板(実装部)の製造方法
(その1)を示す各工程の部分平面図である。
【図8】実施の形態3による液晶表示装置において、ア
クティブ素子アレイ基板(実装部)の製造方法(その
2)を示す説明図であり、(a)は図7(c)のA−B
に沿った断面図、(b)は図7(c)のC−Dに沿った
断面図である。
【図9】従来の液晶表示装置及びその製造方法におい
て、アクティブ素子部での構造を示す断面図である。
【図10】従来の液晶表示装置及びその製造方法におい
て、(a)はアクティブ素子アレイ基板の実装部での構
造を示す透視平面図であり、(b)は(a)のA―Bで
の部分構造を示す断面図である。
【図11】従来の液晶表示装置及びその製造方法おい
て、(a)は実装部に回路実装端子が接続された状態を
示す透視平面図であり、(b)は(a)のA―Bでの部
分構造を示す断面図である。
【図12】従来の液晶表示装置及びその製造方法におい
て、実装不良が生じた際の剥離工程後の状態を示す説明
図であり、(a)は実装部での部分透視平面図、(b)
は(a)のA―Bでの部分構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 ソース電極 3 ドレイン電極 4 TFT 5 ゲート電極配線 5a ゲート電極 6 ソース配線 6a パネル実装電極 7 層間絶縁膜 7a コンタクトホール 7b 層間絶縁膜端部 7c 層間絶縁膜欠損部 8 画素電極 8b 保護膜 9 回路実装端子 10 回路実装電極 11 接続膜 21 ゲート絶縁膜 22 チャネル層 23 チャネル保護膜 24 コンタクト層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 脇本 竜也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2H092 GA43 GA44 GA49 JA26 JA36 JA44 JA46 JB01 JB56 JB71 KA05 KA07 KA12 KA18 KA24 KB25 MA05 MA07 MA10 MA13 MA17 MA46 NA17 NA28 5C094 AA09 AA10 AA42 AA43 BA03 BA43 CA19 DA13 DA15 DB03 EA04 EA05 EA10 EB02 FA01 FA02 FB01 FB02 FB12 FB15 GB10

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各画素の液晶セルを駆動するアクティブ
    素子が形成されたアクティブ素子部、及び回路実装電極
    を介して液晶セルの駆動信号を前記アクティブ素子に与
    える実装部がアクティブ素子アレイ基板に設けられた液
    晶表示装置であって、 前記アクティブ素子アレイ基板の実装部に所定の間隔を
    設けて帯状に複数本設けられ、前記アクティブ素子の制
    御電極と前記回路実装電極とを導体膜を介して接続する
    パネル実装電極と、 前記アクティブ素子部の上面及び前記実装部の上面の一
    部に対して絶縁膜材料を用いて成膜され、前記アクティ
    ブ素子の制御電極に向かって前記絶縁膜材料がコンタク
    トホールとして開口され、且つ前記パネル実装電極の上
    部が接続部として開口された層間絶縁膜と、 透明導電体を用いて画素毎に前記層間絶縁膜上に成膜さ
    れ、前記コンタクトホールを通じ前記アクティブ素子に
    接続された画素電極と、 前記アクティブ素子アレイ基板の接続部の近傍における
    前記層間絶縁膜と前記パネル実装電極とに対して、前記
    画素電極と同一の導電体を用いて成膜された保護膜と、 前記パネル実装電極と回路実装電極とを前記保護膜を介
    して接続し、異方導電性と接着性とを有する接続膜と、
    を具備することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記アクティブ素子は、 薄膜トランジスタであり、前記画素電極との接続が前記
    薄膜トランジスタのドレイン電極を介して行われること
    を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記層間絶縁膜は、有機膜であり、 前記接続膜は、導電粒子を接着材に分散混入したもので
    あることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画素電極及び前記保護膜は、インジ
    ュウム錫酸化物であることを特徴とする請求項1記載の
    液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 液晶セルを駆動するアクティブ素子を透
    明基板上に形成する共に、前記アクティブ素子の制御端
    子に接続されるパネル実装電極を前記透明基板の縁部上
    に形成する第1の工程と、 前記アクティブ素子の上部及び前記パネル実装電極の上
    部に層間絶縁膜材料を夫々塗布する第2の工程と、 前記アクティブ素子の制御端子と連通するコンタクトホ
    ールパターンと前記パネル実装電極とを開口するための
    開口パターンとを有するフォトマスクを用い、前記層間
    絶縁膜材料を露光現像し、パターン化された層間絶縁膜
    を形成する第3の工程と、 前記層間絶縁膜の形成後に透明導電体の画素電極材料を
    成膜し、画素電極パターンとパネル実装電極パターンと
    を有するマスクを用いてエッチングを行い、コンタクト
    ホールを通じ前記アクティブ素子に接続された画素電極
    を形成すると共に、前記パネル実装電極近傍の前記層間
    絶縁膜と前記パネル実装電極にまたがって保護膜を被覆
    する第4の工程と、 前記パネル実装電極と駆動回路に接続された回路実装電
    極とを、異方導電性の接続膜を用いて接続実装する第5
    の工程と、を具備することを特徴とする液晶表示装置の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 前記アクティブ素子は、 薄膜トランジスタであり、前記画素電極との接続が前記
    薄膜トランジスタのドレイン電極を介して行われること
    を特徴とする請求項5記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記層間絶縁膜は、有機膜であり、 前記接続膜は、導電粒子を接着材に分散混入したもので
    あることを特徴とする請求項5記載の液晶表示装置の製
    造方法。
  8. 【請求項8】 前記画素電極及び前記保護膜は、インジ
    ュウム錫酸化物であることを特徴とする請求項5記載の
    液晶表示装置の製造方法。
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