JP2000206724A - 電子写真感光体、プロセスカ―トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカ―トリッジ及び電子写真装置

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JP2000206724A
JP2000206724A JP11006941A JP694199A JP2000206724A JP 2000206724 A JP2000206724 A JP 2000206724A JP 11006941 A JP11006941 A JP 11006941A JP 694199 A JP694199 A JP 694199A JP 2000206724 A JP2000206724 A JP 2000206724A
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photosensitive member
electrophotographic photosensitive
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Yosuke Morikawa
陽介 森川
Haruyuki Tsuji
晴之 辻
Kumiko Asano
久美子 浅野
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた離型性を有し、摩耗や傷の発生等に対
しての優れた耐久性を有する表面層を有し、高品位の画
質を保つことのでき、体積抵抗の環境依存性が小さく、
低湿下における残留電位の上昇がなく、また高湿下にお
ける抵抗低下による画像ボケ、流れのない高品質の画像
を得ることができる電子写真感光体、この電子写真感光
体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真装置を提
供することである。 【解決手段】 導電性支持体上に感光層及び保護層を有
する電子写真感光体において、保護層が、フッ素原子含
有化合物によって表面処理された導電性粒子、シロキサ
ン化合物、フッ素原子含有樹脂粒子及びバインダー樹脂
を含有することを特徴とする電子写真感光体、この電子
写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子写真
装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真感光体、
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子
写真装置に関し、詳しくは特定の材料を含有する表面層
を有する電子写真感光体、電子写真感光体を有するプロ
セスカートリッジ及び電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は、帯電−露光−現像−
転写−クリーニング及び除電等の手段が繰り返し適用さ
れる。帯電及び露光により形成された静電潜像は、トナ
ーといわれる微粒子状の現像剤によりトナー画像とな
る。更に、このトナー画像は、転写手段により紙等の転
写材に転写されるが、全てのトナーが転写されるわけで
はなく、一部が感光体表面上に残留する。
【0003】この残留トナーの量が多いと、転写材上の
画像は、また更に転写不良が生じる所謂ボソ抜け状とな
り、画像の均一性に欠けるだけでなく、感光体へのトナ
ーの融着やフィルミングの発生という問題が生じる。こ
れらの問題に対し、感光体の表面層の離型性を向上する
ことが求められている。
【0004】また、電子写真感光体は上述のような電気
的及び機械的外力が直接に加えられるために、それらに
対する耐久性が求められている。具体的には、摺擦によ
る表面の摩耗や傷の発生、また帯電時に発生するオゾン
やNOx等の活性物質の付着による表面層の劣化等に対
する耐久性が要求される。
【0005】電子写真感光体に要求される上記のような
要求を満たすために、各種の保護層を設ける試みがなさ
れている。なかでも、樹脂を主成分とする保護層は数多
く提案されている。例えば、特開昭57−30846号
公報には、樹脂に導電性粉末として金属酸化物を添加す
ることにより抵抗を制御することのできる保護層が提案
されている。
【0006】電子写真感光体用の保護層に金属酸化物を
分散するのは、保護層自体の電気抵抗を制御し、電子写
真プロセスの繰り返しに伴う感光体内での残留電位の増
加を防止するのがその主な目的であり、他方、電子写真
感光体用の保護層の適切な抵抗値は1010〜1013oh
m・cmであることが知られている。しかしながら、前
記の範囲の抵抗値においては、保護層の電気抵抗はイオ
ン電導によって影響を受け易く、そのために環境の変化
によって電気抵抗が大きく変化する傾向にある。特に、
金属酸化物を膜中に分散している場合には、金属酸化物
表面の吸水性が高いために、全環境において、しかも電
子写真プロセスの繰り返しを行う際に、保護層の抵抗を
前記範囲内に保つことはこれまで非常に困難であった。
【0007】特に、高湿下においては、帯電より発生す
るオゾンやNOx等の活性物質が表面に繰り返し付着す
ることにより、感光体表面の抵抗の低下や表面層からの
トナーの離型性の低下を引き起こし、画像流れが発生す
る、画像均一性が不十分になる等の問題があった。
【0008】また、一般的に保護層に粒子を分散させる
場合、分散粒子による入射光の散乱を防ぐために、粒子
の粒径が入射光の波長よりも小さいこと、すなわち0.
3μm以下であることが好ましい。しかし、通常の金属
酸化物粒子は、樹脂溶液中において凝集する傾向があ
り、均一に分散し難く、一旦分散しても二次凝集や沈殿
が起こり易いので、粒径0.3μm以下といった微粒子
の良好な分散膜を安定して生産することは非常に困難で
あった。更に、透明度、導電均一性を向上させる観点か
ら特に粒径の小さい超微粒子(一次粒径0.1μm以
下)を分散することが好ましいが、このような超微粒子
体の分散性、分散安定性は、更に悪くなる傾向にあっ
た。
【0009】上記の欠点を補うために、例えば、特開平
1−306857号公報にはフッ素含有シランカップリ
ング剤、チタネートカップリング剤あるいはC715
CO等の化合物を添加した保護層が、特開昭62−29
5066号公報にはバインダー樹脂中に、撥水処理する
ことにより分散性及び耐湿性の向上した金属微粉末又は
金属酸化物微粉末を分散した保護層が、特開平2−50
167号公報にはバインダー樹脂中にチタネート系カッ
プリング剤、フッ素含有シランカップリング剤、フッ素
含有シランカップリング剤及びアセトアルコキシアルミ
ニウムジイソプロピレートで表面処理された金属酸化物
微粉末を分散した保護層が提案されていた。
【0010】しかし、これらの保護層においても、保護
層に用いられるバインダー樹脂そのものの離型性、摺擦
による摩耗や傷に対する耐久性、更にはオゾンやNOx
等の活性物質に対する耐久性が十分ではなく、未だ近年
の高画質化に応える保護層として満足できる電子写真特
性を示すものが得られていないのが現状であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、優れ
た離型性を有し、摩耗や傷の発生等に対しての優れた耐
久性を有する表面層を有し、高品位の画質を保つことの
できる電子写真感光体、この電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供することで
ある。
【0012】本発明の別の目的は、体積抵抗の環境依存
性が小さく、低湿下における残留電位の上昇がなく、ま
た高湿下における抵抗低下による画像ボケ、流れのない
高品質の画像を得ることができる電子写真感光体、この
電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び電子
写真装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、導電性
支持体上に感光層及び保護層を有する電子写真感光体に
おいて、保護層が、フッ素原子含有化合物によって表面
処理された導電性粒子、シロキサン化合物、フッ素原子
含有樹脂粒子及びバインダー樹脂を含有することを特徴
とする電子写真感光体、この電子写真感光体を有するプ
ロセスカートリッジ及び電子写真装置が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0015】本発明において用いられる導電性粒子とし
ては、金属、金属酸化物及びカーボンブラック等が挙げ
られる。金属としては、アルミニウム、亜鉛、銅、クロ
ム、ニッケル、銀及びステンレス等、又はこれらの金属
をプラスチックの粒子の表面に蒸着したもの等が挙げら
れる。金属酸化物としては、例えば、酸化亜鉛、酸化チ
タン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸
化ビスマス、スズをドープした酸化インジウム、アンチ
モンやタンタルをドープした酸化スズ及びアンチモンを
ドープした酸化ジルコニウム等が挙げられる。これらは
単独で用いることも、2種以上を組み合わせて用いるこ
ともできる。2種以上を組み合わせて用いる場合は、単
に混合しても、固溶体や融着の形にしても良い。
【0016】本発明において用いられる導電性粒子の平
均粒径は、保護層の透明性の点で0.001〜0.3μ
mか好ましく、より好ましくは0.001〜0.1μm
である。
【0017】また、本発明においては、上述した導電性
粒子の中でも透明性等の点で金属酸化物を用いることが
特に好ましい。
【0018】本発明において用いられるフッ素原子含有
樹脂粒子としては、四フッ化エチレン、三フッ化塩化エ
チレン樹脂、六フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化
ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エ
チレン樹脂及びこれらの共重合体の中から1種あるいは
2種以上を適宜選択するのが好ましいが、特に、四フッ
化エチレン樹脂、フッ化ビニリデン樹脂が好ましい。樹
脂粒子の分子量や粒子の粒径は、適宜選択することがで
き、特に制限されるものではない。
【0019】本発明においては、導電性粒子及びフッ素
原子含有樹脂を共に樹脂溶液中で相互の粒子を凝集させ
ないように、導電性粒子の表面をフッ素原子含有化合物
で表面処理する。表面処理を行うことにより、表面処理
を行わない場合に比べて、樹脂溶液中での導電性粒子と
フッ素原子含有樹脂粒子の分散性及び分散安定性が格段
に向上した。また、フッ素原子含有化合物で表面処理を
施した導電性粒子とフッ素原子含有樹脂粒子とを溶剤に
溶かしたバインダー樹脂中に分散することによって、分
散粒子の二次粒子の形成もなく、経時的にも非常に安定
した分散性の良い塗工液が得られた。
【0020】本発明において、導電性粒子をフッ素原子
含有化合物によって表面処理する際に用いることのでき
るフッ素原子含有化合物としては、含フッ素シランカッ
プリング剤、フッ素変性シリコーンオイル、フッ素系界
面活性剤等が挙げられる。表1に好ましい化合物例を示
すが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではな
い。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】導電性粒子の表面処理方法としては、導電
性粒子と表面処理剤とを適当な溶剤中で混合、分散し、
表面処理剤を導電性粒子表面に付着させる。分散の手段
としては、ボールミル、サンドミル等の通常の分散手段
を用いることができる。次に、この分散溶液から溶剤を
除去し、導電性粒子表面に表面処理剤を固着させれば良
い。また、必要に応じてこの後に更に熱処理を行っても
良い。また、処理液中には反応促進のための触媒を添加
することができる。更に、必要に応じて表面処理後の導
電性粒子に、更に粉砕処理を施すことができる。
【0025】導電性粒子に対するフッ素原子含有化合物
の割合は、粒子の粒径にも影響を受けるが、表面処理済
の導電性粒子全重量に対し、1〜65重量%が好まし
く、より好ましくは10〜50重量%である。
【0026】以上のようにフッ素原子含有化合物によっ
て処理された導電性粒子を用いることにより、フッ素原
子含有樹脂粒子の分散が安定し、滑り性、離型性に優れ
た保護層を形成することができる。しかしながら、最近
のカラー化、高画質化、高安定化が進み、より環境に対
する安定化を求めるようになり、保護層にもより一層の
環境安定性を求めるようになってきた。
【0027】本発明においては、より環境安定性に優れ
た保護層とするために、下記一般式(1)で示されるメ
チルハイドロジェンシロキサン化合物を導電性粒子の分
散時に添加している。
【0028】
【化2】
【0029】式中、Aは水素原子又はメチル基であり、
かつAの全部における水素原子の割合は、0.1〜50
%の範囲、nは0以上の正数である。
【0030】以上のように、フッ素原子含有化合物によ
って表面処理された導電性粒子、メチルハイドロジェン
シロキサン化合物を溶剤に溶かしたバインダー樹脂中に
分散することにより分散粒子の二次粒子の形成もなく、
経時的にも安定した分散性の良い塗工液が得られ、更に
フッ素原子含有樹脂粒子を分散することにより、滑り
性、離型性に優れた保護層が得られた。
【0031】一般式(1)で示されるシロキサン化合物
の分子量は、特に制限されるものではないが、表面処理
作業の容易さからは、粘度が高過ぎないほうがよく、重
量平均分子量で数百〜数万程度が適当である。
【0032】本発明において用いる保護層用のバインダ
ー樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリスチレン、セルロース樹
脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、エ
ポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリ塩化ビニル等の市販
の樹脂を使用することができる。これらの樹脂の中で
も、保護層の表面硬度、耐摩耗性、更に微粒子の分散
性、分散後の安定性の点から硬化性樹脂を用いることが
好ましい。
【0033】すなわち、熱又は光によって硬化するモノ
マー又はオリゴマーを含有する樹脂の溶液に、前述の表
面処理を施した導電性粒子を分散させて保護層用の塗工
液とし、これを感光層上に塗工し、硬化させて形成した
保護層は、透明性、硬度、耐摩耗性等の点でより優れて
いる。
【0034】熱又は光によって硬化するモノマー又はオ
リゴマーとは、例えば、分子の末端に熱又は光のエネル
ギーによって重合反応を起こす官能基を有するもので、
このうち、分子の構造単位の繰り返しが2〜20程度の
比較的大きな分子がオリゴマー、それ以下のものがモノ
マーである。重合反応を起こす官能基としては、例え
ば、アクリロイル基、メタクリロイル基、ビニル基、ア
セトフェノン基等の炭素−炭素二重結合を有する基、シ
ラノール基、更に環状エーテル基等の開環重合を起こす
もの、又はフェノール+ホルムアルデヒドのように2種
類以上の分子が反応して重合を起こすもの等が挙げられ
る。
【0035】樹脂と表面処理済の導電性粒子との割合
は、直接的に保護層の抵抗を決定する値であり、保護層
の抵抗は、好ましくは1010〜1015ohm・cmであ
り、より好ましくは1011〜1014ohm・cmの範囲
である。保護層の膜厚は、好ましくは0.1〜10μm
であり、より好ましくは0.5〜7μmである。
【0036】本発明においては、前記保護層中に、分散
性、結着性、耐候性を向上させる目的でカップリング
剤、酸化防止剤等の添加物を加えても良い。保護層は、
前記バインダー樹脂中に金属酸化物を分散した溶液を塗
布し、硬化して形成する。
【0037】次に、感光層について説明する。本発明の
電子写真感光体の感光層の構成は、電荷発生材料と電荷
輸送材料双方を同一層に含有する単層型、あるいは電荷
発生層と電荷輸送層を導電性支持体上に積層した積層型
のいずれかである。以下に積層型の感光層について説明
する。積層型の感光層の構成としては、導電性支持体上
に電荷発生層と電荷輸送層をこの順に積層したものと、
逆に電荷輸送層、電荷発生層の順に積層したものがあ
る。
【0038】本発明において用いる支持体は、導電性を
有するものであればよく、例えば、アルミニウム、銅、
クロム、ニッケル、亜鉛、ステンレス等の金属をドラム
又はシート状に成型したもの、アルミニウムや銅等の金
属箔をプラスチックフィルムにラミネートしたもの、ア
ルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ等をプラスチッ
クフィルムに蒸着したもの、導電性材料を単独又はバイ
ンダー樹脂と共に塗布して導電層を設けた金属、プラス
チックフィルム、紙等が挙げられる。
【0039】電荷輸送層は、主鎖又は側鎖にビフェニレ
ン、アントラセン、ピレン、フェナントレン等の構造を
有する多環芳香族化合物、インドール、カルバゾール、
オキサジアゾール、ピラゾリン等の含窒素環化合物、ヒ
ドラゾン化合物、スチリル化合物等の電荷輸送材料を成
膜性を有する樹脂に溶解させた塗工液を用いて形成され
る。このような成膜性を有する樹脂としては、例えば、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ
メタクリル酸エステル等が挙げられる。電荷輸送層の膜
厚は、5〜40μmが好ましく、より好ましくは10〜
30μmである。
【0040】電荷発生層は、スーダンレッド、ダイアン
ブルー等のアゾ顔料、ピレンキノン、アントアントロン
等のキノン顔料、キノシアニン顔料、ペリレン顔料、イ
ンジゴ、チオインジゴ等のインジゴ顔料、フタロシアニ
ン顔料等の電荷発生材料をポリビニルブチラール、ポリ
スチレン、ポリ酢酸ビニル、アクリル樹脂等のバインダ
ー樹脂に分散させた塗工液を塗工するか、前記顔料を真
空蒸着することにより形成される。電荷発生層の膜厚
は、5μm以下が好ましく、より好ましくは0.05〜
3μmである。
【0041】導電性支持体と感光層との間に、バリアー
機能と接着機能を有する下引き層を設けることができ
る。下引き層は、カゼイン、ポリビニルアルコール、ニ
トロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ア
ルコール可溶アミド、ポリウレタン、ゼラチン等によっ
て形成される。下引き層の膜厚は、0.1〜3μmが適
当である。
【0042】以上に示すように、本発明の電子写真感光
体は、感光層上にフッ素原子含有化合物によって表面処
理された導電性粒子、シロキサン化合物、フッ素原子含
有樹脂粒子を樹脂中に分散した保護層を形成した電子写
真感光体である。これにより、本発明において、硬度が
高く、高耐久であり、環境安定性、滑り性、離型性に優
れた保護層を形成することができ、良好な電子写真感光
体を提供することができる。
【0043】図1に、本発明の電子写真感光体を有する
プロセスカートリッジを用いた電子写真装置の概略構成
を示す。
【0044】図において、1はドラム状の本発明の電子
写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速
度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、
一次帯電手段3によりその周面に正又は負の所定電位の
均一帯電を受け、次いで、スリット露光やレーザービー
ム走査露光等の露光手段(不図示)から出力される目的
の画像情報の時系列電気デジタル画像信号に対応して強
調変調された露光光4を受ける。こうして感光体1の周
面に対し、目的の画像情報に対応した静電潜像が順次形
成されていく。
【0045】形成された静電潜像は、次いで現像手段5
によりトナー現像され、現像されたトナー像は、不図示
の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体1の
回転と同期して取り出されて給紙された転写材7に、感
光体1の表面に形成担持されているトナー画像が転写手
段6により順次転写されていく。
【0046】トナー画像の転写を受けた転写材7は、感
光体面から分離されて像定着手段8へ導入されて像定着
を受けることにより画像形成物(プリント、コピー)と
して装置外へプリントアウトされる。
【0047】像転写後の感光体1の表面は、クリーニン
グ手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面
化され、更に前露光手段(不図示)からの前露光光10
により除電処理された後、繰り返し画像形成に使用され
る。なお、一次帯電手段3が帯電ローラー等を用いた接
触帯電手段である場合は、前露光は必ずしも必要ではな
い。
【0048】本発明においては、上述の電子写真感光体
1、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9等の構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリ
ッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカート
リッジを複写機やレーザービームプリンター等の電子写
真装置本体に対して着脱自在に構成しても良い。例え
ば、一次帯電手段3、現像手段5及びクリーニング手段
9の少なくとも一つを感光体1と共に一体に支持してカ
ートリッジ化して、装置本体のレール12等の案内手段
を用いて装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ1
1とすることができる。
【0049】また、露光光4は、電子写真装置が複写機
やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過
光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、こ
の信号に従って行われるレーザービームの走査、LED
アレイの駆動及び液晶シャッターアレイの駆動等により
照射される光である。
【0050】本発明の電子写真感光体は、電子写真複写
機に利用するのみならず、レーザービームプリンター、
CRTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンター
及びレーザー製版等の電子写真応用分野にも広く用いる
ことができる。
【0051】
【実施例】以下に、実施例に従って本発明を更に詳細に
説明する。なお、実施例中の「部」は重量部を示す。
【0052】(実施例1)φ30mm×260.5mm
のアルミニウムシリンダーを支持体として、この上にポ
リアミド樹脂(商品名:アミランCM8000、東レ
(株)製)の5重量%メタノール溶液を浸漬塗布し、膜
厚が0.5μmの下引き層を形成した。
【0053】次に、CuKαの特性X線回折のブラック
角(2θ±0.2°)の9.0°、14.2°、23.
9°、27.1°に強いピークを有するオキシチタニウ
ムフタロシアニン顔料4部、ポリビニルブチラール(商
品名:BX−1、積水化学(株)製)2部及びシクロヘ
キサノン80部を1mmφガラスビーズを用いたサンド
ミル装置で4時間分散した。この分散液に酢酸エチル1
00部を加えて調製した塗工液を下引き層上に塗布し、
膜厚が0.3μmの電荷発生層を形成した。
【0054】次に、下記構造式の化合物10部
【0055】
【化3】 及びビスフェノールZ型ポリカーボネート(商品名:Z
−200、三菱ガス化学(株)製)10部をクロロベン
ゼン100部に溶解した。この溶液を前記電荷発生層上
に塗布し、105℃で1時間熱風乾燥し、膜厚が20μ
mの電荷輸送層を形成した。
【0056】次に、保護層として、下記構造式(2)の
アクリル系モノマー20部、
【0057】
【化4】 下記構造式の化合物で表面処理した(処理量7%)アン
チモンドープ酸化スズ微粒子50部、
【0058】
【化5】 メチルハイドロジェンシリコーンオイル(商品名:KF
99、信越シリコーン(株)製)5部及びエタノール1
50部を、サンドミルにて66時間かけて分散を行い、
更に、ポリテトラフルオロエチレン微粒子(平均粒径
0.18μm)20部を加えて分散を行った。その後、
光重合開始剤として、2−メチルチオキサントン3部を
溶解し、調合液とした。
【0059】この調合液を用いて、前記電荷輸送層上に
浸漬塗布法により、膜を形成し、高位水銀灯にて、80
0mW/cm2の光硬化で60秒間光硬化を行い、その
後、120℃で2時間熱風乾燥して保護層を得た。この
時、得られた保護層の膜厚は3μmであった。また、保
護層調合液の分散性は良好で、膜表面はムラのない均一
な面であった。
【0060】保護層の体積抵抗の測定は、ポリエチレン
テレフタレート(PET)上に180μmのギャップを
持つ櫛形電極を金蒸着により作成し、その上に保護層調
合液により3μmの膜を作成し、横河ヒューレットパッ
カード(株)製PAメーター4140Bを用いて行っ
た。この時の、保護層の体積抵抗は、5×1012(Ω・
cm)であった。
【0061】評価は、22.5℃/湿度50%、15℃
/湿度10%、30℃/湿度80%の3環境で行った。
3環境における保護層の体積抵抗、画像による画像流れ
の評価、転写効率、分散後の液の状態により評価した。
電子写真感光体の表面電位及び画像の評価は、キヤノン
製LBP−NXを用いて行った。評価結果を表2に示
す。
【0062】(実施例2及び3)実施例1において、保
護層のメチルハイドロジェンシリコーンオイル(KF9
9)の添加量を2.5部、及び7.5部に代えた以外
は、実施例1と全く同様に感光体を作成し、評価を行っ
た。その結果を表2に示す。
【0063】(比較例1)実施例1において、保護層に
メチルハイドロジェンシリコーンオイル(KF99)を
添加しなかった以外は、実施例1と全く同様に感光体を
作成し、評価を行った。その結果を表2に示す。
【0064】(実施例4〜6)実施例1〜3において、
保護層のアクリル系モノマーを、下記構造式のアクリル
系モノマー17部、及び構造式(2)のアクリル系モノ
マー8部に代えた以外は、実施例1〜3と全く同様に感
光体を作成し、評価を行った。その結果を表2に示す。
【0065】
【化6】
【0066】(比較例2)実施例4〜6において、保護
層にメチルハイドロジェンシリコーンオイル(KF9
9)を添加しなかった以外は、実施例4〜6と全く同様
に感光体を作成し、評価を行った。その結果を表2に示
す。
【0067】(実施例7及び8)実施例1において、保
護層のポリテトラフルオロエチレン微粒子を、それぞれ
15部、及び10部とした以外は、実施例1と全く同様
に感光体を作成し、評価を行った。その結果を表2に示
す。
【0068】(比較例3)実施例1において、保護層に
ポリテトラフルオロエチレン微粒子を添加しなかった以
外は、実施例1と全く同様に感光体を作成し、評価を行
った。その結果を表2に示す。
【0069】(実施例9及び10)実施例1において、
保護層のアンチモンドープ酸化スズ微粒子の表面処理量
を5%、及び10%に代えた以外は、実施例1と全く同
様に感光体を作成し、評価を行った。その結果を表2に
示す。
【0070】(比較例4)実施例1において、保護層の
アンチモンドープ酸化スズ微粒子の表面処理をしなかっ
た以外は、実施例1と全く同様に感光体を作成し、評価
を行った。その結果を表2に示す。
【0071】
【表4】
【0072】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、環境安定性
に優れ、高耐久で滑り性及び離型性に優れ、良好な画像
を安定して供給できるという顕著な硬化を奏する。ま
た、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ及び
電子写真装置において同様に顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有するプロセスカー
トリッジを有する電子写真装置の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体 2 軸 3 帯電手段 4 露光光 5 現像手段 6 転写手段 7 転写材 8 定着手段 9 クリーニング手段 10 前露光光 11 プロセスカートリッジ 12 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅野 久美子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H068 AA03 AA04 BB32 BB34 FA01 FA03 FA07 FA15 FA16 FA19 FA27 FC01 FC05 FC08 FC11 FC15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層及び保護層を有
    する電子写真感光体において、該保護層が、フッ素原子
    含有化合物によって表面処理された導電性粒子、シロキ
    サン化合物、フッ素原子含有樹脂粒子及びバインダー樹
    脂を含有することを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記フッ素原子含有化合物が、含フッ素
    系シランカップリング剤、フッ素変形シリコーンオイル
    及びフッ素系界面活性剤からなる群より選択される請求
    項1に記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記シロキサン化合物がメチルハイドロ
    ジェンシロキサンである請求項1に記載の電子写真感光
    体。
  4. 【請求項4】 前記シロキサン化合物が下記一般式
    (1)で示されるシロキサン化合物である請求項1又は
    3に記載の電子写真感光体。 【化1】 (式中、Aは水素原子又はメチル基であり、かつAの全
    部における水素原子の割合は0.1〜50%の範囲、n
    は0以上の正数である)
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電子写
    真感光体を、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段、
    静電潜像の形成された電子写真感光体をトナーで現像す
    る現像手段、及び転写工程後の感光体上に残余するトナ
    ーを回収するクリーニング手段からなる群より選ばれた
    少なくとも一つの手段と共に一体に支持し、電子写真装
    置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカー
    トリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の電子写
    真感光体、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段、帯
    電した電子写真感光体に対し露光を行い静電潜像を形成
    する露光手段、静電潜像の形成された電子写真感光体を
    トナーで現像する現像手段、及び転写材上のトナー像を
    加熱転写する転写手段を有することを特徴とする電子写
    真装置。
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