JP2000207019A - プラント監視装置 - Google Patents

プラント監視装置

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JP2000207019A
JP2000207019A JP989199A JP989199A JP2000207019A JP 2000207019 A JP2000207019 A JP 2000207019A JP 989199 A JP989199 A JP 989199A JP 989199 A JP989199 A JP 989199A JP 2000207019 A JP2000207019 A JP 2000207019A
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JP989199A
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Makoto Fujii
誠 藤井
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラント監視を行う運転員の労力を軽減し、
併せて、プラント運転状態の記録に際しては、可能な限
りに必要な情報のみを記録できるようにし、これによっ
て記録量の無駄を省いて記録効率を向上させ、さらに
は、記録データ参照のための検索、抽出を容易にする。 【解決手段】 プラント現場の各測定対象物の状態量を
測定する各データ入力装置110と、各データ入力装置
110から伝送される入力データ信号を選択するデータ
選択装置120と、データ選択装置120から伝送され
る選択データ信号を処理する監視処理装置130と、監
視処理装置130から伝送される警報信号に応じて警報
を発する警報装置150とを有し、データ選択装置12
0からの選択データを取り込むデータ入力部131と、
データ入力部131に取り込まれる選択データの異常を
判定する異常判定部140と、異常判定部140での判
定結果に基づいて警報装置150に警報信号を送出する
警報処理部133とを備えて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント監視装置
に関し、さらに詳しくは、原子力発電や火力発電などの
発電プラント、原子力発電用燃料の再処理プラント、変
電所などの配電プラント、化学工業や鉄鋼工業などの産
業用製造プラント、その他の一般に用いられる種々の製
造プラントに対して適用されるプラント監視装置の改良
に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の各種プラントにおけ
る運転制御については、通常の場合、中央操作室に設置
された監視制御システムによって行われることが多い。
【0003】プラントの各構成要素、すなわち、発電プ
ラントであれば、例えば、ボイラであるとか、発電機施
設、冷却水循環装置などのプラントを構成する各種の機
器や装置類(以下、これらを総称して「現場機器」と呼
ぶ)については、それぞれの対応する動作状態を表わす
状態量データ(運転情報)が、該現場機器に付設される
各種のセンサ類、例えば、回転計、流量計や温度計など
によって収集された上で、信号伝送線(伝送ケーブルな
ど)を通して中央操作室や演算用計算機を収めたデータ
処理室(以下、「中央操作室」で代表する)に設けられ
ている監視処理装置に伝送される。中央操作室では、各
種のメータ類やレコーダ、それに、CRT表示装置など
のマンマシン機器によって各現場機器の動作状態を運転
員に提示するようにしている。
【0004】このように、プラントの運転員は、実際に
稼働されている現場機器からは離れた場所での遠隔監
視、遠隔制御操作により、該現場機器の稼働運転を行っ
ているのが現状である。
【0005】一方、このようなプラント構成において
は、各現場機器に付設されるセンサ類の個数が種々の制
約によって限られること、また、それぞれの各現場機器
から監視処理装置までを接続するために敷設可能な伝送
ケーブルの本数もまた限られるので、中央操作室で運転
員が取り扱い得る各現場機器の運転情報(データ)の数
にかなりの制限が加えられることになる。
【0006】従って、実際のプラント運転では、中央操
作室における運転稼働の監視、制御操作に加えて、定期
的に現場をパトロールすることで、上記の事情に伴い現
場でなくては得られない各現場機器での各種の詳細デー
タを採取し、これによって該各現場機器の異状の有無の
確認を行うと共に、その結果を各現場機器の監視、制御
操作に反映させるようにしているのである。
【0007】すなわち、従来のプラント構成において
は、各現場機器に対する遠隔監視、遠隔制御操作のほか
に、人手による現場監視もなされており、この現場のパ
トロールには、運転員が実際に現場に出向くことで、該
運転員の五感を通じて得られる情報に基づいて、各現場
機器、ないしはその運転の健全性の判断、つまり、各現
場機器が正常に動作しているか否かを判断している。
【0008】しかしながら、このように運転員が出向い
て各現場機器の稼働運転の動作状況を確認する方法で
は、現場に出向く運転員の労力が大きいのはあらためて
言うまでもなく、該運転員には相応の習熟度が要求され
るほか、機器動作の異常に必ずしも迅速には対処できな
いものであった。また、例えば、原子力発電設備の場合
には、現場作業自体が放射線管理区域内でなさなければ
ならず、その作業上、運転員の健康管理などにも十分に
留意する必要があり、現場状況によってはパトロールに
問題を生ずることもある。
【0009】上記のような状況の中で、近年のプラント
の運転監視においては、各現場機器の周辺にそれぞれI
TVカメラ(Industrial Television Camera)を配置し
た上で、該各ITVカメラに信号伝送線で接続した監視
用モニタTV(以下、監視用モニタという)を中央操作
室やその周辺に配備して、各現場での機器の運転状況を
遠隔で目視監視するようにしたシステムが考え出されて
いる。
【0010】ここで、このようなITVカメラを利用し
た従来のプラント監視装置の概要構成を図23に示す。
【0011】この図23の装置構成において、プラント
の各現場機器に対応して配置された複数台の各ITVカ
メラ910は、それぞれに信号伝送線911を介するこ
とで中央操作室内の適所に設けた1台のITV切替装置
920に接続されている。該ITV切替装置920に
は、選択信号伝送線931を介してITV切替スイッチ
930が接続され、さらに、ITV切替装置920は、
データ伝送線941を介して監視用モニタ940に接続
してある。
【0012】従って、ITV切替装置920において
は、運転員のITV切替スイッチ930によるスイッチ
操作によって選択されたITVカメラ910の識別番号
を認識して、該当するITVカメラ910で撮像された
画像データをデータ伝送線941を通して監視用モニタ
940に送出し、該監視用モニタでは、入力されるプラ
ント現場の画像を表示して運転員に提示する。
【0013】また、このプラント監視装置の場合、IT
Vカメラ910に対して、カメラの撮像角度を変更する
ための雲台などを備えた構成のものも実施されており、
この雲台の角度方向を制御する角度制御装置をITV切
替スイッチ930の周辺に配置させることで、該角度制
御装置の付属ジョイスティックなどの角度操作端末を操
作することにより、選択されたITVカメラ910の設
置場所の周辺画像をくまなく監視できるようにしたもの
もある。
【0014】しかしながら、上記各構成によるITVカ
メラ910を用いるプラント監視装置にあっても、上記
のように複数台の各ITVカメラ910のうちで、何れ
のITVカメラによって監視するかというカメラ切替操
作は同様に人手で行われており、かつITVカメラ91
0の撮像方向を変更する雲台の角度方向制御操作につい
ても、依然として人手によって行われている。そして、
この場合には、監視用モニタ940から視認して得られ
る運転状況により、現場機器に異常が発生しているかど
うかを判断するのも、これを監視する運転員の判断にの
み依存しているのである。
【0015】さらに、このようなプラント監視装置にお
いては、各現場機器に付設される各種の監視用センサ類
として、先に述べた画像による監視用ITVカメラのほ
かにも、現場の音響(音声)を取り込むためのマイクロ
フォンを組み込むことが広く行われたり、測定対象物の
温度を非接触で計測するための赤外線温度検知用のカメ
ラとか、測定対象物の表面での振動の大きさを同様に非
接触で計測するための振動計、例えば、レーザ光を対象
表面に照射して、その反射レーザ光を測定するようにし
たレーザ振動計などのように、運転員の視覚や聴覚など
の知覚的な情報収集に変わり得るところの各種の監視用
センサを用いることも僅かづつではあるが広まってきて
いる。
【0016】つまり、従来から用いられている各種の監
視用センサ類としての回転計、流量計や温度計などのよ
うにピンポイント的な情報データ収集によるものではな
く、例えば、視覚によって見分けること、聴覚によって
聞き分けることなどの、運転員の知覚にできるだけ近付
けようとする努力がなされている。
【0017】しかしながら、このような知覚的な情報収
集に代わり得る各種の監視用センサ類を用いる場合で
も、該各種センサの切替えや検出方向の制御、それに、
出力データに基づく異常の有無の判断(監視)について
は、相変わらず運転員の人手に頼っているのが現状であ
る。
【0018】そしてまた、最近のプラント監視装置で
は、これらの各種の監視用センサの切替えを自動化した
ものもある。すなわち、プラントの各現場機器に付設さ
れる各種センサを切替えるための装置(上記図23の場
合、ITV切替装置920に該当)に関して、一定の時
間間隔で対応する個々の監視用センサを自動的に選択切
替えする機能を与え、これによって監視対象の運転状態
を該当時間だけ監視した後、次のセンサに切替え、かつ
これを順次に繰り返すことにより、一部あるいは全ての
現場機器を監視可能にしたものもある。
【0019】ここで、このような運転員の知覚に代わる
運転状態の情報収集のための各種の監視用センサ類によ
れば、プラント現場で採取されて離れた場所の中央操作
室に伝送されるデータとしての画像、音、振動などの運
転情報が、CRTなどの表示装置やスピーカーなどの音
声装置のように監視用センサの種類に対応した出力装置
によって運転員に情報提供される。
【0020】しかし、通常の場合、これらの各情報は、
常に一過性のものであり、採取されたデータがリアルタ
イムに出力表示されるが、このデータを監視のために参
照するかどうかについては、あくまでも、これを取り扱
う運転員の感覚特性にのみ頼っている。このために、例
えば、該運転員が、何らかの別のワークに携わっていて
忙しいようなときには、該当するデータを参照し損なっ
て、これが重要なデータであるのにも拘らず、見逃して
しまうという状況を生ずることにもなり兼ねない。
【0021】また、たとえデータをうまく参照できたと
きでも、これらの情報を必ずしも記憶しておくことが困
難であるため、例えば、参照時点からある時間が経過し
た後に、現在時点での運転状態と異常時の運転状態とを
比較検討するなどの要請で、過去の情報が必要になった
場合には、これを再現できずに種々の不都合をきたすこ
とがある。
【0022】そこで、このような不利を解消する必要
上、この種のプラント監視装置では、採取した情報を保
持するための記録装置(データ記録装置)を組み合せた
構成が用いられる。つまり、プラント現場で採取して遠
隔場所の中央操作室に伝送されてくる情報を必要に応じ
て記憶媒体に記録しておき、将来的に必要になった時点
において、これを読み出すことで参照できるようにして
いる。
【0023】この種のデータ記録装置としては、例え
ば、画像情報であれば、静止画のためのスチールカメ
ラ、動画のためのビデオカメラなどの映像記憶機器があ
り、音声であれば、テープレコーダなどの音声記録装置
が挙げられるが、それ以外にも、近年においては、各種
の情報をディジタル化すると共に、計算機をベースにし
たコンピュータによってハードディスクやフロッピディ
スクなどの記録媒体に記録する装置構成もある。
【0024】一方、ここでのデータ記録装置において
は、記録可能なデータ容量が無限ではないことから、情
報記録を必要に応じて開始/停止する操作を行うように
しており、現在は、人手によって操作する方法と、一定
の時間間隔で自動的に操作する方法との2つがある。
【0025】前者の人手による操作方法にあっては、運
転員が出力装置から出力される情報を参照しながら、該
情報に異状を発見した場合などのように、記録すること
の必要性を生じたときに、対応するデータ記録装置のス
イッチをオンすることで記録を開始し、かつその必要性
がなくなったときに、スイッチをオフして記録を停止す
るという操作を行う。
【0026】従って、この人手による操作方法によれ
ば、運転員の負担が大きくなるのは勿論で、例えば、先
にも述べたように、運転員が別の事柄に捉らわれていて
所要情報を見逃したような場合には、必要なデータの記
録ができず、また、情報を参照したときでも、瞬時に異
常が発生するような場合には、この事象を検知してから
スイッチ操作を行うことになるため、重要なタイミング
を逸してしまい、同様に必要とするデータを記録できな
い。
【0027】また、後者の自動的に行われる操作方法に
あっては、一定の時間間隔毎に自動的にデータ記録装置
のスイッチをオン・オフするトリガ信号などを発生させ
ることで、該スイッチがオンされてからオフされるまで
の間に、該当する所要情報を記録するようになってい
る。
【0028】ここで、例えば、上記監視用センサを自動
的に切替える機能をもつ監視装置では、該センサの切替
えタイミングに合わせて、1つのセンサからの情報が取
り込まれている時間中に、この取り込まれる情報を一定
の時間だけ自動的に記録するようにスイッチをオン・オ
フさせる方式が考えられる。この方式であれば、データ
記録装置が自動的に動作されるために、運転員の負担が
軽減される。また、このときのデータの記録は全て機械
的に行われることから、その記録中に発生する情報が漏
れなく残り、必要なデータが記録されずに捨てられてし
まうということも無くなる。
【0029】しかし、このような方法においても、一定
時間づつの記録が機械的に行われるので、当然、不必要
な情報もまた記録され、いたずらに記録データの蓄積量
が大きくなり、記録を行う記録媒体の数も飛躍的に増加
するばかりか、記録されている過去のデータから必要と
するデータを再度、参照しようとする場合には、その検
索自体が非常に困難になる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
従来から用いられている種々のプラント監視装置におい
ては、プラント現場に複数設置されたITVカメラをは
じめとする各種の監視用センサ、ひいては、人間の知覚
に代わり得るセンサを切替える操作がたとえ自動的にな
される場合でも、プラントの最終的な運転状態の監視や
異常判断、さらには異常発生の記録は人手によってのみ
行わなければならず、このための労力が常に問題とな
る。しかも、長時間に亘る運転員の現場監視では、その
監視時間中、担当する運転員に相応の過大な労力を強い
ることになり、なかでも、大型プラントともなれば、用
いられる監視用センサが数千もの個数になることから、
その監視に要する運転員の負担は計り知れないものにす
らなる。
【0031】また、運転状況を記録するようにしたプラ
ント監視装置においては、長時間に亘って収集した膨大
な量のデータを記録媒体に記録し、かつ必要の度毎に記
録情報を検索抽出して再表示できるようにしなければな
らない。そして、このような記録媒体へのデータの記録
操作は、先にも述べたように、人手によって行う場合
と、一定の周期で自動的に行う場合とがあるが、前者の
人手による記録操作の場合には、結果的に運転員が個々
の各データ記録装置を長時間に亘って操作しなければな
らず、監視装置全体としての必要な労力が相応に大きく
なる。さらに、人手による操作では、異常時などのよう
に、この先、最も参照したい情報の記録タイミングを逃
す可能性も生じて、これが監視機能自体の欠陥というこ
とになってしまう。
【0032】一方、後者の自動的に記録する場合には、
不必要なデータをも記録することになるので、記録媒体
を非常に数多く必要とし、無駄がふえてコストの点が問
題になり、しかも、記録データの参照に際しての検索と
抽出も極めて困難で効率が悪く、ここでも多大の労力を
費やすことになるものであった。
【0033】本発明は、このような従来の状況に鑑み、
それぞれの各問題点を改善するためになされたもので、
プラント監視を行う運転員の労力を軽減し、併せて、プ
ラント運転状態の記録に際しては、可能な限りに必要な
情報のみを記録できるようにし、これによって記録量の
無駄を省いて記録効率を向上させ、さらには、記録デー
タ参照のための検索、抽出を容易にしたプラント監視装
置を提供することである。
【0034】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る請求項1に記載のプラント監視装置
は、プラント現場に配置されて複数の各測定対象物を監
視し、該各測定対象物の状態量を測定する各データ入力
装置と、前記各データ入力装置にデータ信号伝送手段を
介して結合され、伝送される入力データ信号を選択する
データ選択装置と、前記データ選択装置に選択データ信
号伝送手段を介して結合され、伝送される選択データ信
号を処理する監視処理装置と、前記監視処理装置に警報
信号伝送手段を介して結合され、伝送される警報信号に
応じて警報を発する警報装置とを有し、前記監視処理装
置が、前記データ選択装置によって選択されたデータを
取り込むデータ入力部と、前記データ入力部に取り込ま
れる選択データの異常を判定する異常判定部と、前記異
常判定部での判定結果に基づいて前記警報装置に警報信
号を送出する警報処理部とを備えることを特徴としてい
る。
【0035】本発明に係る請求項2に記載のプラント監
視装置は、前記請求項1に記載のプラント監視装置にお
いて、前記監視処理装置が、前記異常判定部による判定
結果に基づいた警報信号データを記録するデータ記録部
を備えることを特徴としている。
【0036】本発明に係る請求項3に記載のプラント監
視装置は、前記請求項1および2の何れかに記載のプラ
ント監視装置において、前記各データ入力装置が、前記
監視処理装置に設けられる方向指示部に方向指示信号伝
送手段を介して結合され、該方向指示部からの方向指示
信号に対応して監視方向を制御する方向制御装置を備え
ることを特徴としている。
【0037】本発明に係る請求項4に記載のプラント監
視装置は、前記請求項1ないし3の何れかに記載のプラ
ント監視装置において、前記データ選択装置が、前記監
視処理装置に設けられる入力制御部からの入力データ選
択信号に基づいて選択された特定の測定対象物の状態量
を再現する状態量再現装置を備えることを特徴としてい
る。
【0038】本発明に係る請求項5に記載のプラント監
視装置は、前記請求項1ないし4の何れかに記載のプラ
ント監視装置において、前記データ入力装置が、画像デ
ータ入力装置、音声データ入力装置、温度データ入力装
置、振動データ入力装置、2次元振動データ入力装置、
匂いデータ入力装置、放射線データ入力装置の何れか1
つ、もしくはその組み合せであることを特徴としてい
る。
【0039】本発明に係る請求項6に記載のプラント監
視装置は、前記請求項1ないし5の何れかに記載のプラ
ント監視装置において、前記異常判定部が、基準となる
データを記憶する基準データ記憶部、および前記データ
入力部から入力される現時点の入力データと該基準デー
タ記憶部から読み出される対応した基準データとの相違
を演算するデータ比較演算部をそれぞれに設けたデータ
処理部と、前記データ比較演算部で得られる相違に対応
して入力データの異状の有無を判定するデータ判定部と
を備えることを特徴としている。
【0040】本発明に係る請求項7に記載のプラント監
視装置は、前記請求項1ないし5の何れかに記載のプラ
ント監視装置において、前記異常判定部が、前記データ
入力部から入力される入力データを一定時間記憶する一
時入力データ記憶部、および前記データ入力部から入力
される現時点の入力データと前記一時入力データ記憶部
から読み出される対応した一定時間前の入力データとの
相違を演算する時系列データ比較演算部をそれぞれに設
けたデータ処理部と、前記時系列データ比較演算部で得
られる相違に対応して入力データの異常の有無を判定す
るデータ判定部とを備えることを特徴としている。
【0041】本発明に係る請求項8に記載のプラント監
視装置は、前記請求項1ないし5の何れかに記載のプラ
ント監視装置において、前記データ入力装置が、音声、
または振動、もしくは2次元振動などの周波数成分に解
析可能なデータ入力装置であるときに、前記異常判定部
が、前記データ入力部から入力される入力データを周波
数解析して周波数スペクトルを算出する周波数解析部、
基準となるデータの周波数スペクトルを記憶する基準周
波数スペクトル記憶部、および前記周波数解析部で解析
される現時点の周波数スペクトルと前記基準周波数スペ
クトル記憶部から読み出される対応した基準周波数スペ
クトルとの相違を演算する周波数スペクトル比較演算部
をそれぞれに設けたデータ処理部と、前記周波数スペク
トル比較演算部で得られる相違に対応して入力データの
異常の有無を判定するデータ判定部とを備えることを特
徴としている。
【0042】本発明に係る請求項9に記載のプラント監
視装置は、前記請求項1ないし5の何れかに記載のプラ
ント監視装置において、前記データ入力装置が、音声、
または振動、もしくは2次元振動などの周波数成分に解
析可能なデータ入力装置であるときに、前記異常判定部
が、前記データ入力部から入力される音声または振動デ
ータを周波数解析して1もしくは2以上の特定周波数帯
域での特徴パラメータを算出する特徴パラメータ演算
部、前記特定周波数帯域での特徴パラメータの正常範囲
値を記憶する正常範囲値記憶部、および前記特徴パラメ
ータ演算部で算出される現時点の特徴パラメータと前記
正常範囲値記憶部から読み出される対応した特徴パラメ
ータの正常範囲値との相違を演算する正常範囲値比較演
算部をそれぞれに設けたデータ処理部と、前記正常範囲
値比較演算部で得られる相違に対応して入力データの異
常の有無を判定するデータ判定部とを備えることを特徴
としている。
【0043】本発明に係る請求項10に記載のプラント
監視装置は、前記請求項1ないし5の何れかに記載のプ
ラント監視装置において、前記データ入力装置が、音
声、または振動、もしくは2次元振動などの周波数成分
に解析可能なデータ入力装置であるときに、前記異常判
定部が、前記データ入力部から入力される入力データを
周波数解析して周波数スペクトルを算出する周波数解析
部、前記周波数解析部で演算される周波数スペクトルを
一定時間記憶する一時周波数スペクトル記憶部、および
前記周波数解析部で解析される現時点の周波数スペクト
ルと前記一時周波数スペクトル記憶部から読み出される
対応した一定時間前の周波数スペクトルとの相違を演算
する時系列データ比較演算部をそれぞれに設けたデータ
処理部と、前記時系列データ比較演算部で得られる相違
に対応して入力データの異常の有無を判定するデータ判
定部とを備えることを特徴としている。
【0044】上記各請求項におけるプラント監視装置の
作用を図1ないし図3について概略的に説明すると、次
の通りである。
【0045】図1は、本発明の請求項1および2に対応
する基本的なプラント監視装置の概要構成を示すブロッ
ク図であり、また、図2は、本発明の請求項3に対応す
るプラント監視装置の概要構成を示すブロック図、図3
は、本発明の請求項4に対応するプラント監視装置の概
要構成を示すブロック図である。
【0046】最初に、図1に示す基本的なプラント監視
装置(請求項1および2に対応し、かつ請求項4,6な
いし10を含む)について述べる。
【0047】図1において、本プラント監視装置は、プ
ラント現場での各測定対象物(各現場機器など)をそれ
ぞれに監視するために配置されて、該各現場機器におけ
る各種の状態量を検出して入力データを出力する複数の
各データ入力装置110を設け、また、プラント現場か
ら離れた遠隔場所の中央操作室に設置されて、各データ
入力装置110からの各入力データをそれぞれに入力デ
ータ信号伝送手段111を介して入力するデータ選択装
置120と、該データ選択装置120に選択データ信号
伝送手段121を介して接続された監視処理装置130
と、該監視処理装置130に警報信号伝送手段151を
介して接続された警報装置150とを設けて構成され
る。
【0048】監視処理装置130は、データ選択装置1
20に選択データ信号伝送手段121を介して接続さ
れ、該データ選択装置120によって選択された選択デ
ータを取り込むためのデータ入力部131と、データ入
力部131に取り込まれる選択データの異常を判定する
異常判定部140と、異常判定部140の判定結果に基
づいて警報装置150に警報信号を送出する警報処理部
133と、該判定結果の警報情報を記録するデータ記録
部160とを備えており、また別に、データ選択装置1
20に対する選択指示信号伝送手段121を介した入力
データの選択指示と、データ入力部131に対する選択
データの取り込み指示と、それに、データ記録部160
に対する警報情報の記録指示など(その他の指示や制御
などについては、その都度、述べることとする)をそれ
ぞれに行う入力制御部132を有している。
【0049】各データ入力装置110においては、各現
場機器などの監視に必要な運転状態や、その周辺状況な
ど、ここでは、状態量データとしての画像、音響(音
声)、温度、振動および2次元振動、匂い、放射線など
の各データを収集ないしは採取(以下、収集に代表させ
て単に収集ともいい、このための収集手段については、
その都度、述べることとする)し、該各データ入力装置
110で収集されたそれぞれの各入力データは、入力デ
ータ信号伝送手段111を介してデータ選択装置120
に入力される。
【0050】データ選択装置120は、入力される各入
力データのうちで、どの入力データを選択するかを指定
する入力制御部132からの指示内容に従い、その度毎
に1つづつの入力データを選び出した上で、選択データ
信号伝送手段121を介して監視処理装置130、具体
的には、監視処理装置130のデータ入力部131に該
選び出された選択データを送出する。
【0051】監視処理装置130は、各種の演算処理機
能をもつ計算機や、送り込まれる選択データを一旦、記
憶して保存するハードディスクなどで構成されており、
先に述べたように、データ入力部131、入力制御部1
32、警報処理部133と、異常判定部140、警報装
置150およびデータ記録部170とをそれぞれに有し
ている。
【0052】入力制御部132からは、選択指示信号伝
送手段121を介してデータ選択装置120に対し、出
力されてくる各入力データのうちで、何れの入力データ
を選択して取り込むべきかを指示する選択指示信号が送
出され、該選択指示信号に基づいた選択データがデータ
入力部131に取り込まれる。
【0053】より一層具体的に述べると、入力制御部1
32は、この場合、データ選択装置120に対して、各
データ入力装置110からの入力データのそれぞれを所
定の時間間隔および所定の順序で順次に切替え選択する
ための指示を行うようになっており、一定のタイミン
グ、例えば、0.数秒ないし1秒程度毎に選択指示信号
をデータ選択装置120に送出する。すなわち、データ
入力装置110がN個相当に配設されている場合、デー
タ選択装置120には、Nチャンネル相当の入力データ
信号が存在することになるが、これに対応して入力制御
部132では、チャンネル1,2,‥‥,Nのように一
定時間毎(例えば、0.数秒ないし1秒間隔毎、あるい
は、必要に応じ、現場機器の態様や性状などに対応し
て、より短く0.0数秒毎からより長く5分間隔毎)に
それぞれの各データ入力装置110からの各入力データ
を順次に切替えるための選択指示信号を送出するとか、
あるいは、ここでのチャンネル1からチャンネルNまで
の順次切替えを1インターバルにとって、例えば、該イ
ンターバルによる順次切替えを2時間毎に実行するなど
のように、プラント全体における現場監視の時間管理を
行うのである。
【0054】また、入力制御部132では、データ選択
装置120への各入力データの選択指示信号と同期させ
ることで、データ入力部131および異常判定部140
に対して起動開始信号を送出し、これらの各部131,
140でのデータ処理を開始させる。すなわち、データ
入力部131においては、入力制御部132からの起動
信号によってデータ処理を開始し、データ選択装置12
0において選択された選択データ信号を取り込むと共
に、取り込まれる選択データに関して、計算機内部での
該選択データの種類などに対応した各データ表現形式を
得るための変換処理などを行う。このような変換処理
は、通常の場合、アナログデータをディジタルデータに
変換するという、いわゆるA/D変換であるが、それ以
外にも、例えば、画像などのアナログデータであれば、
該画像が含んでいる各種の情報(画素の輝度状態や色彩
状態などを含めた情報)をディジタルデータに変換した
上で、さらに同様に、これを計算機内部での各データ表
現形式に展開するための事前処理が必要になる場合もあ
るため、これらの各処理をも合わせて実施することにな
る。
【0055】また、異常判定部140は、データ入力部
131で処理された表現形式対応のデータ、つまりは、
結果的に上記入力データを選択して得られる監視データ
(以下、単に監視データという)をあらかじめ定められ
た手順で処理するデータ処理部170と、該データ処理
部170での処理結果の監視データから異状の有無を判
定するデータ判定部141とを有している。
【0056】前者のデータ処理部170においては、デ
ータ入力部131から入力される監視データに対して、
その特徴的部分、例えば、画像データであれば、特定の
画素領域での形状などを、音声(音響)データであれ
ば、特定の周波数領域での強度などを、温度、振動およ
び2次元振動、匂い、放射線などであれば、それぞれの
各監視上の要素を顕在化させ得るためのデータ処理を施
すことにより、次の段階での異状の有無の検知を効果的
に行えるようにすると共に、処理後の監視データをデー
タ記録部160に送出する。
【0057】後者のデータ判定部141においては、デ
ータ処理部170での処理に基づいて、取り込まれる監
視データの内容から異状の有無を判定し、異常がないも
のと判断したときには、それ以降の処理を行わずに次に
進み、何らかの異常があるものと判断したときには、こ
の判断結果対応に警報処理部133に警報信号を送出
し、かつデータ記録部160に対しても警報記録データ
を送出する。
【0058】警報処理部133では、データ判定部14
1からの警報信号出力に伴い、警報信号伝送手段151
を介して監視処理装置130に結合された警報装置15
0を作動させ、例えば、この場合、図示省略したCRT
表示装置、プラズマディスプレイ表示装置などの画面上
に警報メッセージを表示させるとか、スピーカなどに警
報ブザーの鳴音や任意の音声を発生させることにより、
外部の運転員または補修員に警報を伝えるのである。
【0059】また、データ記録部160は、データ処理
部170からの各監視データ、ならびにデータ判定部1
41からの各警報記録データを受け入れる記録処理部1
61と、該記録処理部161によって起動され、これら
の各データを記録保存するデータ記録装置162とを有
している。データ記録装置162としては、例えば、フ
ロッピーディスクやハードディスク、それに、磁気テー
プなどの各種磁気媒体記録メモリー手段を用いてよく、
これらの磁気媒体は、記録される各データの種類などに
応じて適宜に選択される。
【0060】ここで、データ記録装置162に保存され
る実際の各記録データは、データ処理部170を経て処
理された監視データと、データ判定部141で判定され
た警報記録データとのそれぞれであるが、必要に応じて
は、監視データと共々に、データ選択装置120で選択
された選択データ(各データ入力装置110からの、い
わゆる生データに相当する)のそのものについても保存
してよい。
【0061】また、ここでの上記入力される各警報記録
データの記録形式については、次のような種々の態様が
考えられ、そのデータ特性によって適宜に選択されるこ
とになる。
【0062】(a) 異常であると判定した該当データのみ
を、例えば、これが管理現況の画像データであれば、該
異常検知相当の1ショットの画像(1枚の画像)を、音
声データであれば、該異常検知時点での一定時間内の音
声波形を、温度データであれば、該異常検知時点での一
定時間内の温度値波形を、振動データであれば、該異常
検知時点での一定時間内の振動波形をそれぞれに記録
し、以下、その他のデータもこれに準じて記録する。
【0063】(b) 異常を検知した該当データと、これに
続く一定時間内の各データ、ならびに一定時間過去に遡
った時点からの各データとをそれぞれ時系列的に併置し
て記録する。
【0064】さらに、上記異常を検知した場合には、そ
の該当データのみを記録して保存するのが建前でもあ
り、かつ基本的でもあるが、事後の検索を容易にするな
どの観点からは、該当データだけではなく、これに関連
する各データをも合わせて記録するのが効果的である。
すなわち、ある現場機器での音声データに異常を検知し
たときには、該当機器に関する画像データ、温度デー
タ、振動データなどを含めて記録するとか、または、あ
る現場機器、例えば、ポンプに異常を検知したときに
は、該ポンプに接続されている配管やバルブ、それに他
のポンプなどの関連データについても記録するのがよ
く、もちろん、そのほかにも検索に必要な各種の項目と
して、発生日時や発生箇所なども記録するのが肝要であ
る。
【0065】次に、図2に示すプラント監視装置(請求
項3に対応)について述べる。
【0066】図2において、本プラント監視装置の構成
は、上記図1の装置構成の場合と殆んど同様であるが、
この場合には、該図1の構成に加えて、各データ入力装
置110に対し、その監視方向を制御する方向制御装置
180をそれぞれに付設すると共に、監視処理装置13
0には、該方向制御装置180を制御駆動させるための
方向指示信号を送出する方向指示部、ここでは、入力制
御部132からの起動開始信号によって起動指示される
方向指示部134を設けたものである。
【0067】すなわち、方向指示部134は、入力制御
部132から指示される起動開始信号によって起動さ
れ、選択される何れかの各方向制御装置180にそれぞ
れ方向指示信号伝送手段181を介して方向指示信号を
送出し、該選択された各方向制御装置180は、方向指
示信号に対応してそれぞれの該当各データ入力装置11
0の現場機器に対する監視方向を変化させるようにする
ものであり、データ選択装置120では、監視方向が変
化された各データ入力装置110で収集された各入力デ
ータのうちで、選択した入力データ、この場合、複数方
向からの入力データを個々に取り込むことができ、特
に、画像データ、音声(音響)データ、温度データ、振
動および2次元振動データ、匂いデータ、放射線データ
などでの指向性のある各データを収集する場合にあっ
て、1つづつ個々のデータ入力装置110の役割りを拡
大できるのである。
【0068】続いて、図3に示すプラント監視装置(請
求項4に対応)について述べる。
【0069】図3において、本プラント監視装置の構成
は、ここでも上記図1の装置構成の場合と殆んど同様で
あるが、この場合には、該図1の構成に加えて、データ
選択装置120に対し、選択データに含まれる該当測定
対象物の状態量を再現するための状態量再現装置190
を付設したものである。
【0070】すなわち、状態量再現装置190は、状態
量データ伝送手段191を介してデータ選択装置120
に結合され、該データ選択装置120によって選択され
た選択データに含まれる現時点での状態量を再現し、こ
れを運転員などに提示することができる。
【0071】この場合、状態量再現装置190として
は、各データ入力装置110が、例えば、画像データ入
力装置や温度データ入力装置であるときには、CRTや
プラズマディスプレイなどの各種の画像表示装置を、音
声(音響)データ入力装置であるときには、スピーカや
ブザーなどの音声出力装置を、振動計などの振動または
2次元振動データ入力装置であるときには、後述するよ
うな圧電素子などによる振動再現装置をそれぞれに用い
てよく、ここでは、現場機器の現状(運転状態など)を
遠隔場所において運転員などが監視できるもので、機械
的には確認することの比較的困難な異常などの検出につ
いても可能になることから、この種の監視に一層効果的
である。
【0072】上記図1ないし図3での請求項1ないし1
0に対応するプラント監視装置において、各現場機器の
現時点での運転状態を監視して状態量を取り入れるため
に用いるデータ入力装置110としては、先にも述べた
ように、監視員、運転員、ならびに補修員などの知覚、
例えば、視覚および聴覚などの機能に十分に代替でき
て、しかも、得られる各種のデータを電気信号に変換可
能な各種のセンサ類であればよく、特に限定されるもの
ではないが、請求項5に示すような各現場機器に対応し
た個々の各装置、もしくは該各装置の組み合せであれば
よい。その例を挙げると、次の通りである。
【0073】すなわち、ここでのデータ入力装置110
としては、詳細についてはあらためて実施形態で述べる
が、対象現場機器の運転状態、および必要に応じて該対
象現場機器の周辺状況などを収集する各種のデータが画
像によるものであれば、例えば、カメラあるいはビデオ
カメラなどのような撮像データを取り込み得る画像デー
タ入力装置を、音声によるものであれば、例えば、マイ
クロフォンなどのような集音データを取り込み得る音声
データ入力装置を、温度データであれば、例えば、赤外
線温度カメラ(サーモグラフィ)などのような温度計測
データを取り込み得る温度データ入力装置を、振動であ
れば、例えば、振動計などの振動計測データを取り込み
得る振動データ入力装置、ならびに対象振動面を2次元
的にスキャニングして計測する2次元振動計などの振動
計測データを取り込み得る振動データ入力装置を、匂い
であれば、例えば、検出する匂い成分を対応物質と反応
させて発色させ、その発色度から匂い計測データを取り
込み得る匂いデータ入力装置を、放射線であれば、例え
ば、ガイガーカウンターなどのような放射線計測データ
を込み得る振動データ入力装置をそれぞれに用いること
ができる。
【0074】また、異常判定部140におけるデータ処
理ならびに異常判定の各機能についても、請求項6ない
し8に示す構成があり、さらに、各信号伝送手段11
1,121,122,151および181などにも、導
電ケーブルや光ファイバーなどの有線利用の場合とか、
赤外線や電波などの無線利用の場合がある。
【0075】以上のように、本発明においては、各デー
タ入力装置110からの入力データの異常の有無を異常
判定部140で判定し、異常のある場合に警報装置15
0によって外部への警報を出すようにしているため、運
転員などによる人為的な判断が不要になり、該運転員な
どの監視負担が軽減される。また、異常発生に伴う警報
データをデータ記録部160に保存するようにしたの
で、記録容量を激減できて無駄のないデータ保存が可能
になると共に、データ自体の取りこぼしなどが容易に解
消されるのである。
【0076】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプラント監視
装置の第1ないし第9の各実施形態につき、上記図1な
いし図3と共々に図4ないし図22を参照して詳細に説
明する。
【0077】図4ないし図22に示す各実施形態は、本
発明のプラント監視装置を原子力発電プラントの監視に
適用した場合の一例である。
【0078】本発明を適用することの可能なプラントと
しては、本実施形態での原子力発電プラントにのみ限ら
れるものではなく、該原子力発電における燃料再処理プ
ラント、火力発電や水力発電などの発電プラント、変電
所などの配電プラント、化学工業や鉄鋼工業などの産業
用製造プラント、その他の一般に用いられる種々の製造
プラントなどに対しても、適宜に選択して適用可能であ
ることは言うまでもない。
【0079】ここで、本発明を適用する原子力発電プラ
ントでは、通常の場合、プラント運転中にあって、現場
各所に配設された各現場機器の状態などを把握するため
に、これらの各対象機器の定期的な安全などの点検を実
施する必要があり、該点検対象機器として、一般的に
は、プラントの運転に重要な影響を及ぼす惧れのある現
場機器が選択される。
【0080】すなわち、上記に該当する原子力発電プラ
ントにおける現場機器として、例えば、沸騰水型の原子
力発電(BWR)プラントの場合には、原子炉再循環
(PLR)ポンプ、タービン駆動給水(TD−RFP)
ポンプ、給水浄化系(CUW)ポンプ、制御棒駆動(C
RD)ポンプなどの各主要ポンプ類、また、主蒸気止め
弁(MSIV)、主蒸気制御弁(CV)、逃し安全弁
(SRV)などの各主要バルブ類、それに、これらの間
を配管接続する配管系があり、その他にも、現場配置の
制御盤や計器類などのように、現場監視を必要とする点
検項目数は極めて多い。
【0081】また、上記第1ないし第9の各実施形態に
おいて、本発明の全体的な概要は、第1および第2の各
実施形態(例えば、各現場機器の監視入力部に対して画
像データ入力装置を用い、該装置で収集される画像デー
タによって各現場機器を総合的に監視する場合)で代表
させ、かつ第3ないし第9の各実施形態(各現場機器の
監視入力部に画像データ入力装置に代わる各別のデータ
入力装置を用いて監視する場合)を付随させて述べるも
のとし、それぞれの各構成についての符号説明には、第
1および第2の各実施形態での各部構成の全符号に20
0を冠した数字を、第3実施形態での各部構成の全符号
に300を冠した数字を、以下、同様にして、第4実施
形態に400を冠した数字、第5および第6の各実施形
態に500を冠した数字、第7実施形態に600を冠し
た数字、第8実施形態に700を冠した数字、第9実施
形態に800を冠した数字を付して述べ、その作用なら
びに効果などについても、あらためて述べない限りはそ
れぞれに対応する各部構成に準ずるものとする。
【0082】最初に、本発明の第1実施形態について説
明する。
【0083】図4は、本第1実施形態を適用した画像デ
ータ監視によるプラント監視装置の概要構成を示すブロ
ック図である。本第1実施形態でのプラント監視装置
は、先に述べた図1で示す請求項1対応のプラント監視
装置とほぼ同様な構成を有しており、該当各部でのそれ
ぞれの名称などについては、ここでの監視系の画像デー
タ入力に合わせて述べるものとする。
【0084】この図4の装置構成において、本第1実施
形態によるプラント監視装置では、プラント現場での監
視対象となる各現場機器の画像データを得るのに適した
各該当位置に対して、先に述べたそれぞれの各データ入
力装置110に対応する各画像データ入力装置(ITV
カメラなど)210を設置する。すなわち、例えば、C
UWポンプ(図示せず、以下同様)を監視するために
は、CUWポンプ室の天井や壁の構造物部分などの該C
UWポンプが視野に入る位置にITVカメラ210を設
置させ、また、他の監視対象機器に対しても、これに準
じてITVカメラ210を設置させるもので、この結
果、該図4に見られるように、複数のITVカメラ21
0を有する構成となる。
【0085】各ITVカメラ210は、それぞれに画像
入力データ信号伝送手段211を介して画像データ選択
装置220に接続されており、かつ該画像データ選択装
置220からは、画像データ監視処理装置230の画像
データ入力部231に画像データ選択信号伝送手段22
1を介して、また、画像データ入力制御部232に画像
データ選択指示信号伝送手段222を介してそれぞれに
接続される。
【0086】ここで、画像データ入力制御部232は、
あらかじめ定められたタイミングで画像データ選択指示
信号伝送手段222に画像データ選択指示信号を送出
し、ITVカメラ210から画像データ選択装置220
に入力される画像データを切替えるようにする。例え
ば、ITVカメラ210に対して、1,2,‥‥,Nの
ように順次番号を割り振った場合、1番目のITVカメ
ラ210から順に、一定時間、例えば、1秒間隔で次の
ITVカメラ210に切替えてゆき、最後のN番目のI
TVカメラ210までを切替えるようにし、さらに、こ
の順次切替えを1サイクルに設定した上で、例えば、こ
の1サイクルを3時間毎に実行するという入力画像デー
タの切替え処理を行う。
【0087】このように画像データ入力制御部232か
らの選択指示信号によって画像データ選択装置220で
選択的に切替えられた画像データは、画像データ選択信
号伝送手段221を介して画像データ入力部231、ひ
いては画像データ監視処理装置230に取り込まれる。
画像データ入力部231では、ITVカメラ210から
の画像データ信号(例えば、NTCS方式のアナログ信
号)を次に述べる画像データ処理部270で処理するこ
との可能な信号形式(通常の場合、後段において計算機
による画像処理が行われるので、ディジタルのビットマ
ップデータ)に変換する。
【0088】また、画像データ入力部231によって計
算機で処理可能な信号形式に変換された画像データは、
画像データ異常判定部240の画像データ処理部270
に送出され、該画像データ処理部270では、先の画像
データ入力制御部232からの選択指示信号に同期して
出力される起動信号により、該画像データを取り込んだ
時点で起動されると共に、詳細については後述するよう
に、あらかじめ定められた手順で画像処理を実行する。
【0089】さらに、画像データ処理部270での後述
する処理によって画像自体の特徴が数値化(ディジタル
化)された画像データ(画像監視データ)は、画像デー
タ判定部241に送出され、該画像データ判定部241
によって取り込まれた画像監視データ、つまりは、該当
する各ITVカメラ210によって収集された画像デー
タでの異常の有無が判定される。すなわち、この場合、
画像データ判定部241には、画像データが異常である
か否かを判定するための判定基準値(判定しきい値)が
記憶されており、該画像データ判定部241では、その
基本的な処理として、前段の画像データ処理部270で
の処理結果によって得たディジタル化数値データをしき
い値と比較した上で、例えば、該しきい値を超えている
ときに異常であるものと判定し、該異常であるとの判定
結果は、画像データ警報信号として画像データ警報処理
部233に送出され、かつ画像警報信号データとして画
像データ記録部260に送出される。
【0090】画像データ警報処理部233においては、
画像データ判定部241からの画像データ警報信号を外
部への警報伝達のための信号形式に変換すると共に、画
像データ警報信号伝送手段251を介して画像データ監
視処理装置230に結合された警報装置250に送出さ
れ、外部警報として運転員および補修員などに伝えられ
る。本第1の実施形態の場合、該警報装置250には、
CRT表示装置およびその付属スピーカが配備されてお
り、該CRT表示装置では、内蔵されるグラフィック機
能によってCRT画面上に警報枠やメッセージなどを組
み合せた表示をなすと共に、同様に内蔵される発声機能
によって音声による告知を行うもので、この他にも、C
RT表示装置に対しては、異常発生時の画像データや、
その画像処理結果などをもまた表示することが可能であ
る。
【0091】一方、画像データ記録部260において
は、画像データ判定部241からの画像警報信号データ
が画像データ記録処理部261に入力された後に、該画
像データ記録処理部261によって異常が検知された画
像の履歴を以後の参照用などに残すため、該画像警報信
号データに合わせて、画像データ処理部270から、こ
のときの画像監視データおよび関連する各画像データな
どを取り込んで画像データ記録装置262に記録して保
存する。この場合、画像データ記録装置262に保存さ
れる画像記録データとしては、異常を検知したときの生
の画像データだけではなく、別に、記録開始後の一定時
間に亘る画像データ(連続画像データ、あるいはサンプ
リングした間引き画像データ)を記録するとか、記録開
始前の一定時間遡った同様な画像データを一時的に記録
した上で、これに合わせて同様な各画像データなどをも
記録するなどの手段を講ずることができる。
【0092】続いて、本第1実施形態における上記画像
データ異常判定部240での各別の画像データ異常判定
方法について詳細に述べる。この場合の画像データ異常
判定方法には、以下の2つの方法があるが、必ずしもこ
れらの各方法にのみ限定されるものでないことはもちろ
んである。
【0093】第1の画像データ異常判定方法は、監視対
象である各現場機器に関して、あらかじめ記憶されてい
る正常運転時の画像データ(例えば、静止画像データ)
と、現時点で取り込まれる画像データ(例えば、1ショ
ットの静止画像データ)とを比較することで、両者の間
に一定値以上の相違があるか否かを検出する方式のもの
である。
【0094】図5は、この第1の画像データ異常判定方
法を実施する場合の画像データ異常判定部240の概要
構成を示すブロック図である。
【0095】この図5の装置構成において、画像データ
異常判定部240の画像データ処理部270には、画像
データ比較演算部271と、基準画像データ記憶部27
2とが設けられている。
【0096】この場合、画像データ比較演算部271
は、画像データ入力部231からの選択された画像デー
タを取り込む。また、基準画像データ記憶部272は、
監視対象の各現場機器( No.1, No.2,…, No.N)
に対応するそれぞれの各画像データ記憶領域272aを
有し、該各画像データ記憶領域272aには、該当機器
が正常運転状態であるときの基準となる数値化された画
像データ(静止画像データ)があらかじめ記憶されてい
る。
【0097】画像データ比較演算部271では、現時点
で画像データ入力部231から取り込まれる1ショット
の数値化された画像データと、基準画像データ記憶部2
72の対応する画像データ記憶領域272aから読み出
される数値化された基準画像データとを比較するための
画像処理を行った上で、これらの両者の比較を実行す
る。
【0098】このときの両者相互の比較方法としては、
例えば、画像データを構成する各画素(ビットマップ)
のパラメータ(色彩や明るさなどの情報)を各単位画素
毎に比較し、その相違(差異)を検出して合計値を求め
て数値化するとか、あるいは各単位画素毎の差を2乗し
て平均値を求めて数値化するなどの各手法が考えられ
る。
【0099】また、これ以外にも、画像データ上での特
徴的な情報として、例えば、画像に含まれるエッジおよ
び円弧の数、大きさ、長さなどの位置情報や、輝度の明
暗度対応の位置情報相互の比較があり、さらには、画像
データをいくつかのエリアに区分し、各エリア単位毎の
パラメータ(画像自体に関して、平均的な明るさ、色彩
の各位置情報や、画像の輝度に関して、最高、最低の各
座標情報など)を比較する手法なども考えられる。
【0100】このように静止画像における画像自体の各
特徴を捉え、その相違を数値化して検出できる手法であ
れば、ここでの画像データの異常判定方法として採用す
ることが可能なもので、該画像データ異常判定方法によ
るときは、基準画像が正常時での各現場機器の画像であ
るから、画像データの入力時にあって対象機器に異常が
なければ、該基準画像と殆んど同じ監視画像が得られる
はずである。
【0101】従って、画像データ処理部270において
は、数値化された基準画像データに対するその時々の数
値化された画像データの比較によって両者相互の相違、
ひいては異状の有無を容易に検出できることになる。そ
して、ここでの比較の結果、相違が検出された後の画像
データは、先にも述べたように、次段の画像データ判定
部241に送出される。画像データ判定部241には、
あらかじめ各現場機器毎に対応するしきい値が記憶され
ており、該画像データ判定部241では、画像データ処
理部270によって得た相違が一定値以上、つまり、し
きい値以上であるときに異常であるものと判定する。
【0102】より一層具体的に述べると、例えば、何れ
かのポンプに異常が発生し、該ポンプで圧送されている
水が漏出した場合に、その撮像画像(画像データ)に
は、漏出部分が黒く表現されることになり、これを漏出
のない基準画像と比較処理することで、該液体の漏出部
分が相違点として検出され、さらに、その相違の程度が
数値化されるので、該数値がしきい値よりも大きくなっ
た時点で、これが該当ポンプの異常として判定されるの
である。
【0103】次に、第2の画像データ異常判定方法は、
監視対象の各現場機器からの監視画像データを時系列的
に取り込むことで、該時系列での監視画像データの変化
状態を検出する方式のものであり、この画像データ異常
判定方法は、例えば、監視対象が表面的に変化の比較的
少ない静止機器であって、通常の外面的観察のみによっ
ては、その変化の状態をあまり的確には把握し得ない場
合などに特に有効である。
【0104】図6は、この第2の画像データ異常判定方
法を実施する場合の画像データ異常判定部240の概要
構成を示すブロック図である。
【0105】この図6の装置構成において、画像データ
異常判定部240の画像データ処理部270には、時系
列画像データ比較演算部275と、一時画像データ記憶
部276とが設けられている。
【0106】この場合、時系列画像データ比較演算部2
75は、画像データ入力部231からの選択された画像
データを時系列のまま連続的に取り込む。また、一時画
像データ記憶部276は、監視対象の各現場機器( No.
1, No.2,…, No.N)に対応するそれぞれの各画像
データ記憶領域276aを有すると共に、該各画像デー
タ記憶領域276aには、それぞれに複数の連続するコ
マ記憶領域276bが設けられており、連続的に入力さ
れる画像データ(連続画像)を一定のサンプリング周期
で選択的に捉えることで、該サンプリングされた画像デ
ータを該当画像データ記憶領域276aの各コマ記憶領
域276bに順次に一時記憶させるようになっている。
【0107】より一層詳しくは、N個該当の画像記憶領
域276aに設けられるそれぞれの各コマ記憶領域27
6bには、サンプリングされた1コマ相当分の画像デー
タが記憶され、かつ次の画像データがサンプリングされ
ることで順次に先送りされ、これが順次サイクリックに
繰り返されて1コマ相当分づつの各画像データが記憶さ
れるようになっており、結果的に、該当画像データ記憶
領域276aの各コマ記憶領域276bには、現時点か
ら一定時間相当に遡った時点までのサンプリングした各
画像データが一時的に保存される。
【0108】時系列画像データ比較演算部275では、
画像データ入力部231から取り込まれる現時点の画像
データと、一時画像データ記憶部276での対応する画
像データ記憶領域272aのコマ記憶領域276bから
読み出される一定時間前の画像データとを比較するため
の画像データ処理を行った上で、これらの両者相互の比
較を実行する。ここでの画像データ処理および比較の内
容は、上記第1の画像データ異常判定方法の場合と方式
的に全く同様であってよく、この結果、一定時間前の画
像状態と現時点での画像状態との相違、ひいては現時点
の画像異常が画像データ判定部241によって検出され
ることになる。
【0109】ここでも、より一層具体的に述べると、例
えば、何れかのポンプに異常が発生し、該ポンプで圧送
されている水や蒸気が漏出した場合、その撮像画像(画
像データ)中の黒く表現される漏出該当部分が時々刻々
に変化(水滴の移動や蒸気の拡散)しているのに対し
て、漏出該当部分以外の静止している機器状態と漏出に
関係しない背景部分には全く変化がないことから、時系
列的に取り込まれている一時記憶の各画像データとの比
較により、漏出該当部分のみの抽出が可能になるもの
で、先の第1の画像データ異常判定方法の場合と同様
に、現時点での画像異常が画像データ判定部241によ
って検出されるのである。
【0110】次に、本発明の第2実施形態の構成につい
て説明する。
【0111】図7は、本発明の第2実施形態を適用した
画像データ監視によるプラント監視装置の概要構成を示
すブロック図である。本第2実施形態でのプラント監視
装置は、先に図2で示した請求項2対応のプラント監視
装置とほぼ同様な構成を有するもので、上記第1実施形
態での画像データ入力装置に該当する各ITVカメラ2
10に対して、その監視方向を制御するための方向制御
装置280をそれぞれに付設させ、また、画像データ監
視処理装置230に対して、方向指示信号伝送手段28
1を介することで、該各方向制御装置280を制御駆動
させるための方向指示信号を送出する方向指示部234
を設けて構成した場合である。従って、該当各部でのそ
れぞれの名称などについては、上記第1実施形態での画
像監視によるプラント監視装置の場合に準ずる。
【0112】この図7の装置構成において、本第2実施
形態によるプラント監視装置では、上記第1実施形態の
場合と同様に、プラント現場での監視対象となる各現場
機器の画像データを得るのに適した各該当位置にそれぞ
れの各画像データ入力装置としてのITVカメラ210
を設置してあり、本第2実施形態の場合、まず、各IT
Vカメラ210には、監視方向を制御するための方向制
御装置280をそれぞれに付設させる。ここで、各方向
制御装置280は、一般的な手段として水平および垂直
方向対応の2軸を有し、各ITVカメラ210の視野を
周囲の3次元方向に移動変化可能な構成にされており、
また、対象ITVカメラ210の設置に際しては、該I
TVカメラ210によって複数の各現場機器を見渡せる
ようにするのが実際上好ましく、通常状態では、担当す
る1つの現場機器に向けられることで、その監視画像を
常時撮像する。ついで、画像データ監視処理装置230
には、個々の各方向制御装置280を駆動制御して各該
当ITVカメラ210の視野方向を変化させるための方
向指示部234を設ける。
【0113】各ITVカメラ210は、それぞれに画像
データ入力信号伝送手段211を介して画像データ選択
装置220に接続され、かつ該画像データ選択装置22
0からは、画像データ監視処理装置230の画像データ
入力部231に画像データ選択信号伝送手段221を介
して接続されると共に、画像データ入力制御部232に
画像データ選択指示信号伝送手段222を介して接続さ
れており、さらに、各方向制御装置280は、それぞれ
に方向指示信号伝送手段281を介して画像監視処理装
置230の方向指示部234に接続されている。
【0114】すなわち、方向指示部234は、画像デー
タ入力制御部232から指示される起動開始信号によっ
て起動され、該起動に伴い、選択される何れかの方向制
御装置280に方向指示信号伝送手段281を介して方
向指示信号を送出し、該方向制御装置280では、方向
指示信号に基づいて該当ITVカメラ210での現場機
器に対する視野方向、つまりは監視方向を変化させるの
である。
【0115】従って、データ選択装置220では、監視
方向が変化された各ITVカメラ210によって撮像さ
れる各画像データのうちから、必要に応じて選択された
画像データ、この場合は、複数方向からの画像データを
取り込むこと、換言すると、各ITVカメラ210に指
向性を与えることができるもので、結果的に、本第2実
施形態による構成では、1台のITVカメラ、つまり、
1台の画像データ入力装置210によって対応現場機器
に対する監視範囲が拡大され、上記第1実施形態に比較
するとき、極めて有利になる。
【0116】このような広義のデータ入力装置に対する
指向性の付与は、ここでの画像データの収集を含めて、
以下に続いて述べる音声データ、振動データ、温度デー
タ、匂いデータ、放射線検出データなどでの比較的指向
性をもつ各データを収集する場合にも効果的に適用でき
るのである。しかし、以下に述べる第3ないし第9の各
実施形態では、その説明の徒らな煩雑化を避ける意図か
ら、上記第1実施形態の場合に述べたのと同様に、それ
ぞれの各対応するデータ入力装置を固定して用いる方式
の場合についてのみ限定して述べるものとするが、これ
らの第3ないし第9の各実施形態においても、必要に応
じて、上記第2実施形態での指向性付与を適用できるこ
とは云うまでもない。
【0117】次に、本発明の第3実施形態について述べ
る。
【0118】図8は、本第3実施形態を適用した画像デ
ータ監視によるプラント監視装置の概要構成を示すブロ
ック図である。本第3実施形態でのプラント監視装置
は、各現場機器を監視して該当監視データを収集するデ
ータ入力装置として、音声データ入力装置を用いた場合
である。
【0119】この図8の装置構成において、本第3実施
形態によるプラント監視装置では、プラント現場での監
視対象となる各現場機器から発生する音響(音声)を効
果的に収集するのに適した各該当位置に対して、各音声
データ入力装置(例えば、マイクロフォン)310をそ
れぞれに設置して構成する。
【0120】本第3実施形態の場合、各音声データ入力
装置310は、それぞれに音声データ入力信号伝送手段
311を介して音声データ選択装置320に接続され、
かつ該音声データ選択装置320からは、音声データ監
視処理装置330の音声データ入力部331に音声デー
タ選択信号伝送手段321を介して接続され、また、音
声データ入力制御部332に音声データ選択指示信号伝
送手段322を介して接続されており、さらに、警報装
置350として、スピーカおよび警報灯が配備されてい
る。
【0121】音声データ入力制御部332においては、
上記第1,第2の各実施形態の場合と同様に、あらかじ
め定められたタイミングで音声データ選択指示信号伝送
手段322に音声データ選択指示信号を送出し、音声デ
ータ入力装置310から音声データ選択装置320に入
力される音声データを順次に切替え得るようにしてあ
る。すなわち、この場合にも、各音声データ入力装置3
10に対して、1,2,‥‥,Nのように順次番号を割
り振ることで、一定の時間間隔での切替えと、必要に応
じたサイクル切替えとがなされる。
【0122】上記構成による第3実施形態では、監視対
象が各現場機器に発生する音声データであって、各現場
機器からの監視データの取り込みに音声データ入力装置
310を用いること、取り込み後の音声データの流れ、
音声データに対する基本的なデータ処理、処理後の音声
データの記録保存を含めて音声データ異常判定部34
0、ひいては音声データ処理部370で実行されるデー
タ処理が、続いて述べる音声データに適する処理方式で
あることを除き、各部での役割りは、上記第1,第2の
各実施形態の場合と同様、もしくはほぼ同様である。
【0123】本第3実施形態の場合、音声データの処理
内容については、収集状態の音声としての特性を表わし
ている周波数をベースにとり、その解析および評価を行
うようにする。すなわち、音声データ入力装置310に
よって収集された音声データは、音声データ入力部31
1における高速サンプリングでA/D変換してディジタ
ル化された後に、音声データ異常判定部340に送出さ
れ、続いて述べるように、その異状の有無が判定される
のである。
【0124】続いて、本第3実施形態における上記音声
データ異常判定部340での各別の音声データ異常判定
方法について詳細に述べる。この場合の音声データ異常
判定方法には、以下の3つの方法があるが、必ずしもこ
れらの各方法にのみ限定されるものでないことはもちろ
んである。
【0125】第1の音声データ異常判定方法は、監視対
象である各現場機器に関して、あらかじめ記憶されてい
る正常運転時の音声データの周波数と、現時点で取り込
まれる音声データの周波数とを比較することで、両者の
間に一定値以上の相違があるか否かを検出する方式のも
のである。
【0126】図9は、この第1の音声データ異常判定方
法を実施する場合での音声データ異常判定部340の概
要構成を示すブロック図である。
【0127】この図9の装置構成において、音声データ
異常判定部340の音声データ処理部370には、音声
データ入力部331から入力される音声データを周波数
解析して周波数スペクトルを算出する音声周波数解析部
371と、基準周波数スペクトルをあらかじめ記憶する
基準周波数スペクトル記憶部373と、音声周波数解析
部371で解析された現時点での周波数スペクトルと基
準周波数スペクトル記憶部373から読み出される該当
基準周波数スペクトルとの相違を演算する周波数スペク
トル比較演算部372とが設けられている。
【0128】この場合、音声周波数解析部371は、音
声データ入力部331から順次に入力されるところの、
ディジタル化された音声データを高速フーリエ変換(F
FT;Fast Fourier Transform)もしくはウェーブレッ
ト解析などの手法によって周波数解析することで、該音
声データの各周波数帯域における特性の強さが計算され
て対応する周波数スペクトルが得られる。
【0129】基準周波数スペクトル記憶部373は、監
視対象の各現場機器( No.1, No.2,…, No.N)に
対応するそれぞれの各基準周波数スペクトル記憶領域3
73aを有しており、該各基準周波数スペクトル記憶領
域373aには、該当機器が正常運転状態であるときの
基準となる周波数スペクトルが、各現場機器毎にあらか
じめ記憶されている。
【0130】周波数スペクトル比較演算部372では、
現時点で音声データ入力部331から取り込まれる音声
データの周波数スペクトルと、基準周波数スペクトル記
憶部373の対応する記憶領域373aから読み出され
る該当機器対応の基準周波数スペクトルとが比較され、
その比較結果の相違が音声データ判定部341に送出さ
れることになる。
【0131】このときの比較方法としては、例えば、各
周波数毎の特性強度を比較すると共に、その差を算出し
て合計することで、総合的な比較結果を得るなどの手法
が考えられ、また別に、特性強度の差を単純には合算せ
ずに、これらの値を2乗した上で、同様に総合的な比較
結果を得る手法などが考えられる。つまり、現時点での
周波数スペクトルと規準周波数スペクトルとの各波形形
状の相違を総合的に算出して比較し得る方法であれば任
意に採用してよい。
【0132】音声データ判定部341には、各現場機器
毎のしきい値があらかじめ記憶されており、該音声デー
タ判定部341では、周波数スペクトル比較演算部37
2で得られる相違が一定値以上、つまり、しきい値を超
える値であれば、これを異常であるものと判定する。
【0133】この第1の音声データ異常判定方法の場合
には、バックグラウンドにおけるノイズレベルが比較的
一定で、異常時に特徴的な音響を発生する現場機器に適
用するとき、極めて効果的である。
【0134】第2の音声データ異常判定方法は、音声デ
ータ入力部331から得られるディジタル化された音声
データの周波数スペクトルを一定の周波数帯域で分割す
ると共に、分割された周波数帯域での特徴パラメータを
抽出し、該特徴パラメータが正常運転時での範囲値内に
あるか否かを検出する方式のものである。
【0135】図10は、この第2の音声データ異常判定
方法を実施する場合での音声データ異常判定部340の
概要構成を示すブロック図である。
【0136】この図10の装置構成において、音声デー
タ異常判定部340の音声データ処理部370には、音
声データ入力部331から入力される音声データを周波
数解析して特定周波数帯域での特徴パラメータを演算す
る特徴パラメータ演算部374と、1もしくは2以上の
特定周波数帯域での特徴パラメータの正常範囲値をあら
かじめ記憶する正常範囲値記憶部376と、特徴パラメ
ータ演算部374で演算された現時点での特徴パラメー
タと正常範囲値記憶部376から読み出される該当特徴
パラメータとの相違を演算する正常範囲値比較演算部3
75とが設けられている。
【0137】この場合、特徴パラメータ演算部374で
は、上記音声周波数解析部371の場合と同様に、音声
データ入力部331から順次に入力されるディジタル化
された音声データを高速フーリエ変換(FFT)もしく
はウェーブレット解析などの手法によって周波数解析す
ることで、該音声データの各周波数帯域における特性の
強さが計算され、対応する周波数スペクトルを得た後、
該計算された周波数スペクトルに対して、これを一定の
周波数帯域に分割した上で、該分割された周波数帯域に
おける特徴パラメータを抽出する。
【0138】ここで、このような特徴パラメータとして
は、例えば、平均値、標準偏差値、最大値、最小値、そ
れに、加重平均値などがそれぞれに考えられる。また、
該特徴パラメータには、各周波数帯域によって異なるも
の、あるいは複数の異なるものを用いてもよいが、通常
では、各周波数帯域について1つの特徴パラメータを用
いる。
【0139】正常範囲値記憶部376は、監視対象の各
現場機器( No.1, No.2,…, No.N)に対応するそ
れぞれの各正常範囲値記憶領域376aを有し、かつこ
のときの特徴パラメータは、上記のように各周波数帯域
毎に計算されるために、該各正常範囲値記憶領域376
aには、1以上のn個(該特徴パラメータの選択によっ
て異なる)の特徴パラメータ記憶領域376bが設定さ
れており、該各特徴パラメータ記憶領域376bに対し
ては、該当機器が正常運転状態であるときの基準となる
特徴パラメータの正常範囲と判断される値が、各現場機
器毎にあらかじめ記憶されている。
【0140】正常範囲値比較演算部375では、各周波
数帯域毎に、現時点での音声データ入力部331から取
り込まれる音声データの周波数スペクトルから得た特徴
パラメータと、正常範囲値記憶部376の記憶領域37
6aから読み出される該当現場機器対応の正常範囲値と
が比較され、これが正常範囲の範囲値以内か否かを判断
すると共に、範囲値以外であれば、これがどの程度であ
るかを判断して、その場合の特徴パラメータの数とその
程度とを統計的に処理することで数値化し、この数値化
された比較結果の相違が音声データ判定部341に送出
されることになる。
【0141】このときの比較方法としては、例えば、現
時点での正常範囲値の範囲外にある特徴パラメータの値
と、正常時での正常範囲値、ここでは、正常時の値で正
規化した特徴パラメータの値との差を各周波数帯域毎、
つまり、特徴パラメータ毎に算出かつ合計して総合的な
比較結果を得るなどの手法が考えられる。これ以外に
も、正常時からの逸脱程度を総合的に算出して比較し得
る方法であれば任意に採用してよい。
【0142】音声データ判定部341には、各現場機器
毎のしきい値があらかじめ記憶されており、該音声デー
タ判定部341では、正常範囲値比較演算部375で得
られる相違が一定値以上、つまり、しきい値を超える値
であれば、これを異常であるものと判定する。
【0143】この第2の音声データ異常判定方法の場合
には、ノイズレベルが比較的大きい現場機器に適用する
とき、特に有効である。
【0144】第3の音声データ異常判定方法は、音声デ
ータ入力部331から得られるディジタル化された音声
データを時系列的に取り込み、該時系列での周波数の変
化を検出する方式のものである。
【0145】図11は、この第3の音声データ異常判定
方法を実施する場合の音声データ異常判定部340の概
要構成を示すブロック図である。
【0146】この図11の装置構成において、音声デー
タ異常判定部340の音声データ処理部370には、音
声データ入力部331から入力される音声データを周波
数解析して周波数スペクトルを算出する音声周波数解析
部377と、該音声周波数解析部377で演算される周
波数スペクトルを一定時間記憶する一時周波数スペクト
ル記憶部379と、音声周波数解析部377で解析され
た現時点での周波数スペクトルと一時周波数スペクトル
記憶部379から読み出される一定時間前の該当基準周
波数スペクトルとの相違を演算する時系列音声データ比
較演算部378とが設けられている。
【0147】この場合、音声周波数解析部377は、音
声データ入力部331から順次に入力されるディジタル
化された音声データを高速フーリエ変換(FFT)もし
くはウェーブレット解析などの手法によって周波数解析
することで、該音声データの各周波数帯域における特性
の強さが計算されて対応する周波数スペクトルが得られ
る。
【0148】一時周波数スペクトル記憶部379は、監
視対象の各現場機器( No.1, No.2,…, No.N)に
対応するそれぞれの各一時周波数スペクトル記憶領域3
79aを有し、かつ該N個の各一時周波数スペクトル記
憶領域379aには、例えば、n個相当分(n=2,
3,…の任意の整数)の周波数スペクトルを順送りに記
憶する各コマ記憶領域379bが設けられており、連続
的に入力されるディジタル化された音声データの周波数
スペクトル(各周波数帯域での特性強度)を一定のサン
プリング周期で収集して該当する一時周波数スペクトル
記憶領域379aの各コマ記憶領域379bに先頭から
順次に一時記憶させる。つまり、先頭のコマ記憶領域2
79bにサンプリングされた1個の周波数スペクトルが
記憶され、かつ次の周波数スペクトルがサンプリングさ
れることで順次に先送りされ、これが順次サイクリック
に繰り返されて1個づつの周波数スペクトルが記憶され
るようになっており、結果的に、該当する一時周波数ス
ペクトル記憶領域379aの各コマ記憶領域379bに
は、現時点から一定時間相当に遡った時点までのサンプ
リングした各周波数スペクトルが一時的に保存されるこ
とになる。
【0149】時系列画像データ比較演算部378では、
音声データ入力部331から取り込まれる現時点での周
波数スペクトルと、一時周波数スペクトル記憶部279
の対応する周波数スペクトル記憶領域279aのコマ記
憶領域279bから読み出される一定時間前の周波数ス
ペクトルとを比較するための音声データ処理を行った上
で、これらの両者相互の比較を実行する。ここでの音声
データ処理および比較の内容は、上記第1の音声データ
異常判定方法の場合と全く同様であってよく、各周波数
帯域毎の特性強度を比較して行われる。すなわち、この
結果、一定時間前の音声状態と現時点での音声状態との
相違、ひいては現時点での音声異常が音声データ判定部
341によって検出されることになる。
【0150】この第3の音声データ異常判定方法の場合
には、ノイズレベルが比較的一定の音響を検知するより
も、むしろ、例えば、化学反応などのように時間の経過
に伴ってノイズレベルが変動する機器に適用するときに
有効である。
【0151】次に、本発明の第4実施形態について説明
する。
【0152】図12は、本第4実施形態を適用した温度
データ監視によるプラント監視装置の概要構成を示すブ
ロック図である。本第4実施形態でのプラント監視装置
は、各現場機器を監視して該当監視データを収集するデ
ータ入力装置として、温度データ入力装置を用いた場合
であり、特に、本装置での温度データ監視には、例え
ば、赤外線温度カメラを用いるなどのように、測定対象
物の表面温度を離れた位置から非接触で計測し、かつ計
測範囲内の温度分布を画像の形態で提示するようにした
いわゆる温度画像データ入力を行う場合であるが、その
他の同様な温度計測手段を用いることも可能であり、こ
こでは、単に温度データ入力を行うものとして述べる。
【0153】この図12の装置構成において、本第4実
施形態によるプラント監視装置の場合にも、上記第1な
いし第3の各実施形態の場合と同様に、プラント現場で
の監視対象となる各現場機器の温度データを得るのに適
した各該当位置に対して、それぞれに各温度データ入力
装置(すなわち、赤外線温度カメラなど)410を設置
する。
【0154】本第4実施形態の場合にも、各温度データ
入力装置410は、それぞれに温度データ入力信号伝送
手段411を介して温度データ選択装置420に接続さ
れ、かつ該温度データ選択装置420からは、温度デー
タ監視処理装置430の温度データ入力部431に温度
データ選択信号伝送手段421を介して接続され、ま
た、温度データ入力制御部432に温度データ選択指示
信号伝送手段422を介して接続されており、さらに、
警報装置350として、CRT表示装置やスピーカが配
備されることも同様である。
【0155】温度データ入力制御部432においては、
上記第1ないし第3の各実施形態の場合と同様に、あら
かじめ定められたタイミングで温度データ選択指示信号
伝送手段422に温度データ選択指示信号を送出し、温
度データ入力装置410から温度データ選択装置420
に入力される温度データを順次に切替え得るようにして
ある。すなわち、この場合にも、各温度データ入力装置
410に対して、1,2,‥‥,Nのように順次番号を
割り振ることで、一定の時間間隔による切替えと、必要
に応じたサイクル切替えとがなされる。
【0156】上記構成による第4実施形態では、監視対
象が各現場機器に発生する温度データであって、各現場
機器からの監視データの取り込みに温度データ入力装置
410を用いること、取り込み後の温度データの流れ、
温度データに対する基本的なデータ処理、処理後の温度
データの記録保存を含めて温度データ異常判定部44
0、ひいては温度データ処理部470で実行されるデー
タ処理が、続いて述べる温度データに適する処理方式で
あることを除き、各部での役割りは、上記第1ないし第
3の各実施形態の場合と同様、もしくはほぼ同様であ
る。
【0157】本第4実施形態の場合、温度データの処理
内容については、該温度データが、先にも述べたよう
に、計測範囲内の温度分布を画像の形態で提示するよう
にした温度画像データの入力であるから、上記第1実施
形態での画像データ信号(例えば、NTCS方式のアナ
ログ信号)を処理する場合と同様であってよく、このた
めに温度データ入力装置410から取り込まれる温度デ
ータは、温度データ入力部431において次段の温度デ
ータ処理部470で処理することの可能な信号形式(こ
こでも、計算機による画像処理が行われるので、ディジ
タルのビットマップデータ)に変換された後、該温度デ
ータ処理部470で同様に処理されて、その異状の有無
が判定されるのである。
【0158】続いて、本第4実施形態における上記温度
データ異常判定部440での各別の温度データ異常判定
方法について詳細に述べる。この場合の温度データ異常
判定方法には、以下の2つの方法があるが、必ずしもこ
れらの各方法にのみ限定されるものでないことはもちろ
んである。
【0159】第1の温度データ異常判定方法は、監視対
象である各現場機器に関して、あらかじめ記憶されてい
る正常運転時の温度分布画像(静止温度画像)と、現時
点で取り込まれる温度分布画像(1ショットの静止温度
画像)とを比較することで、両者の間に一定値以上の相
違があるか否かを検出する方式のものである。
【0160】図13は、この第1の温度データ異常判定
方法を実施する場合での温度データ異常判定部340の
概要構成を示すブロック図である。
【0161】この図13の装置構成において、温度デー
タ異常判定部440の温度データ処理部470には、上
記第1実施形態での図5に示す第1の画像データ異常判
定方法の場合と同様に、各現場機器に対応して正常運転
時の規準温度データをあらかじめ記憶する基準温度デー
タ記憶部472と、温度データ入力部431から入力さ
れる現時点の温度データ(ここでは、1ショットの静止
温度画像)と該基準温度データ記憶部472から読み出
される対応の基準温度データ(静止温度画像)との相違
を演算する温度データ比較演算部471とを有してお
り、該温度データ比較演算部471による演算結果の相
違がしきい値以上であるか否かを温度データ判定部44
1で判定して異状の有無を検出するのである。
【0162】第2の温度データ異常判定方法は、監視対
象の各現場機器からの監視温度データを時系列的に取り
込むことで、該時系列での温度データの変化状態を検出
する方式のものである。
【0163】図14は、この第2の温度データ異常判定
方法を実施する場合の温度データ異常判定部440の概
要構成を示すブロック図である。
【0164】この図14の装置構成において、温度デー
タ異常判定部440の温度データ処理部470には、上
記第1実施形態での図6に示す第2の画像データ異常判
定方法の場合と同様に、温度データ入力部431から連
続して入力される温度データ(連続画像)を一定のサン
プリング周期で選択的に捉え、かつこれを一定時間に亘
って順次に一時記憶する一時温度データ記憶部476
と、温度データ入力部431から入力される現時点の温
度データ(1ショットの静止温度画像)と該一時温度デ
ータ記憶部476から読み出される一定時間前での対応
の基準温度データ(動画的温度画像)との相違を演算す
る時系列温度データ比較演算部475とを有しており、
該時系列温度データ比較演算部475による演算結果の
相違がしきい値以上であるか否かを温度データ判定部4
41で判定して異状の有無を検出するのである。
【0165】次に、本発明の第5実施形態の構成につい
て説明する。
【0166】図15は、本第5実施形態を適用した振動
データ監視によるプラント監視装置の概要構成を示すブ
ロック図である。本第5実施形態でのプラント監視装置
は、各現場機器を監視して該当監視データを収集するデ
ータ入力装置として、振動データ入力装置を用いた場合
であり、特に、本装置での振動データ監視には、例え
ば、レーザ光を計測対象の振動面に投射し、その反射光
によって該振動面での振動値を計測するレーザ振動計を
用いるなどのように、測定対象物の表面振動を離れた位
置から非接触で計測して振動データ入力を行う場合であ
るが、その他の同様な振動計測手段を用いることも可能
であり、ここでは、単に振動データ入力を行うものとし
て述べる。
【0167】この図15の装置構成において、本第5実
施形態によるプラント監視装置の場合にも、上記第1な
いし第3の各実施形態の場合と同様に、プラント現場で
の監視対象となる各現場機器の振動データを得るのに適
した各該当位置に対して、それぞれに各振動データ入力
装置(すなわち、レーザ振動計など)510を設置す
る。
【0168】また、各振動データ入力装置510は、そ
れぞれに振動データ入力信号伝送手段511を介して振
動データ選択装置520に接続され、かつ該振動データ
選択装置520からは、振動データ監視処理装置530
の振動データ入力部531に振動データ選択信号伝送手
段521を介して接続され、また、振動データ入力制御
部532に振動データ選択指示信号伝送手段522を介
して接続されており、さらに、警報装置550として、
CRT表示装置やスピーカが配備されることも同様であ
る。
【0169】振動データ入力制御部532においては、
上記第1ないし第3の各実施形態の場合と同様に、あら
かじめ定められたタイミングで振動データ選択指示信号
伝送手段522に振動データ選択指示信号を送出し、振
動データ入力装置510から振動データ選択装置520
に入力される振動データを順次に切替え得るようにして
ある。すなわち、この場合にも、各振動データ入力装置
510に対して、1,2,‥‥,Nのように順次番号を
割り振ることで、一定の時間間隔による切替えと、必要
に応じたサイクル切替えとがなされる。
【0170】上記構成による第5実施形態では、監視対
象が各現場機器に発生する振動データであって、各現場
機器からの監視データの取り込みに振動データ入力装置
510を用いること、取り込み後の振動データの流れ、
振動データに対する基本的なデータ処理、処理後の振動
データの記録保存を含めて振動データ異常判定部54
0、ひいては振動データ処理部570で実行されるデー
タ処理が、続いて述べる振動データに適する処理方式で
あることを除き、各部での役割りは、上記第1ないし第
3の各実施形態の場合と同様、もしくはほぼ同様であ
る。
【0171】本第5実施形態の場合、振動データの処理
内容については、収集状態の振動としての特性を表わし
ている周波数をベースにとり、その解析および評価を行
うようにする。すなわち、振動データ入力装置510に
よって収集された振動データは、振動データ入力部51
1における一定の高速サンプリングでA/D変換してデ
ィジタル化された後に、振動データ異常判定部540に
送出され、続いて述べるように、その異状の有無が判定
されるのである。
【0172】次に、本第5実施形態における上記振動デ
ータ異常判定部540での各別の振動データ異常判定方
法について詳細に述べる。この場合の振動データ異常判
定方法には、以下の3つの方法があるが、必ずしもこれ
らの各方法にのみ限定されるものでないことはもちろん
である。
【0173】第1の振動データ異常判定方法は、監視対
象である各現場機器に関して、あらかじめ記憶されてい
る正常運転時の振動データの周波数と、現時点で取り込
まれる振動データの周波数とを比較することで、両者の
間に一定値以上の相違があるか否かを検出する方式のも
のである。
【0174】図16は、この第1の振動データ異常判定
方法を実施する場合での振動データ異常判定部540の
概要構成を示すブロック図である。
【0175】この図16の装置構成において、振動デー
タ異常判定部540の振動データ処理部570には、上
記第3実施形態での図9に示す第1の音声データ異常判
定方法の場合と同様に、基準周波数スペクトルをあらか
じめ記憶する基準周波数スペクトル記憶部573と、振
動データ入力部531から入力される振動データを周波
数解析して周波数スペクトルを算出する振動周波数解析
部571と、該振動周波数解析部571で解析された現
時点の周波数スペクトルと基準周波数スペクトル記憶部
573から読み出された対応する周波数スペクトルとの
相違を演算する周波数スペクトル比較演算部572とを
有しており、周波数スペクトル比較演算部572による
演算結果の相違がしきい値以上であるか否かを振動デー
タ判定部541で判定して異状の有無を検出するのであ
る。
【0176】第2の振動データ異常判定方法は、振動デ
ータ入力部531から得られるディジタル化された振動
データの周波数スペクトルを一定の周波数帯域で分割す
ると共に、分割された周波数帯域での特徴パラメータを
抽出し、該特徴パラメータが正常運転時での範囲値内に
あるか否かを検出する方式のものである。
【0177】図17は、この第2の振動データ異常判定
方法を実施する場合での振動データ異常判定部540の
概要構成を示すブロック図である。
【0178】この図17の装置構成において、振動デー
タ異常判定部540の振動データ処理部570には、上
記第3実施形態での図10に示す第2の音声データ異常
判定方法の場合と同様に、振動データ入力部531から
入力される振動データを周波数解析して1もしくは2以
上の特定周波数帯域での特徴パラメータを演算する特徴
パラメータ演算部574と、1もしくは2以上の特定周
波数帯域での特徴パラメータの正常範囲値をあらかじめ
記憶する正常範囲値記憶部576と、特徴パラメータ演
算部574で演算された現時点での特徴パラメータと正
常範囲値記憶部576から読み出される該当特徴パラメ
ータとの相違を演算する正常範囲値比較演算部575と
を有しており、正常範囲値比較演算部575により、特
徴パラメータ演算部574での周波数解析によって得ら
れる周波数スペクトルを一定の周波数帯域で分割すると
共に、該分割された各周波数帯域における特徴パラメー
タを抽出し、これが正常範囲値の範囲内にあるか否かを
演算して相違を求め、該演算結果の相違がしきい値以上
であるか否かを振動データ判定部541で判定して異状
の有無を検出するのである。
【0179】第3の振動データ異常判定方法は、監視対
象の各現場機器からの監視振動データを時系列的に取り
込むことで、該時系列での振動データの変化状態を検出
する方式のものである。
【0180】図18は、この第3の振動データ異常判定
方法を実施する場合での振動データ異常判定部540の
概要構成を示すブロック図である。
【0181】この図18の装置構成において、振動デー
タ異常判定部540の振動データ処理部570には、上
記第3実施形態での図11に示す第3の音声データ異常
判定方法の場合と同様に、振動データ入力部531から
入力される振動データを周波数解析して周波数スペクト
ルを算出する振動周波数解析部577と、該振動周波数
解析部577で演算された周波数スペクトルを一定時間
記憶する一時周波数スペクトル記憶部579と、振動周
波数解析部577で解析された現時点での周波数スペク
トルと一時周波数スペクトル記憶部579から読み出さ
れる一定時間前の該当基準周波数スペクトルとの相違を
演算する時系列振動データ比較演算部578とを有して
おり、時系列振動データ比較演算部578により、振動
周波数解析部577での周波数解析によって得られる周
波数スペクトルでの特性強度の時系列における変化(相
違)を演算し、該演算結果の相違がしきい値以上である
か否かを振動データ判定部541で判定して異状の有無
を検出するのである。
【0182】次に、本発明の第6実施形態の構成につい
て説明する。
【0183】図19は、本第6実施形態を適用した振動
データ監視の別例によるプラント監視装置の概要構成を
示すブロック図である。本第6実施形態でのプラント監
視装置は、上記第5実施形態によるプラント監視装置と
基本的にはほぼ同様に構成されるが、該基本的な構成に
加えて、振動データ監視処理装置530の振動データ入
力部531に入力される選択された振動データを振動デ
ータ入力装置510で収集された時点での電気信号に変
換する振動データ変換部535と、該振動データ変換部
535で変換された電気信号を該当現場機器の対象振動
面の振動、つまりは対象振動面での伸び縮みに変換して
再現する振動状態再現装置595とを設けて構成する。
【0184】本第6実施形態でのプラント監視装置の場
合、各現場機器対応の振動データ入力装置510によっ
て計測され、かつ振動データ選択装置520で選択され
て振動データ入力部531に入力される振動データは、
該振動データ入力部531において、一定の高速サンプ
リング周期でA/D変換してディジタル化された後、該
ディジタル化された振動データを振動データ変換部53
5に送出する。振動データ変換部535では、ディジタ
ル化振動データから振動再現に適したパラメータ、例え
ば、振動速度ならびに加速度や振動変位などの各パラメ
ータを分析した上で、該ディジタル化振動データを各パ
ラメータの大きさ相当の電圧信号に変換して振動状態再
現装置595に送出する。また、必要に応じては、振動
データ判定部541での判定結果の警報信号を振動デー
タ変換部535にも入力させ、該警報信号を増幅後、同
様に処理して振動状態再現装置595に送出することも
できる。
【0185】振動状態再現装置595には、例えば、圧
電素子による加振器を用いることができる。この種の加
振器は、一般に薄く円盤状に加工した圧電素子片と平面
視が同一の薄い導電体片との組み合せからなっており、
これらの圧電素子片と導電体片とを交互に積層結合させ
て構成するもので、印加される電圧信号の変化、この場
合は対象振動面の伸び縮みに対応して素子自体を縦横方
向へ変長させ、これによって対象振動面の振動状態を容
易に再現させ得るのである。
【0186】従って、上記振動状態再現装置595を用
いることにより、通常ではメータやレコーダなどで数値
ないしはグラフによって感覚的にしか把握できなかった
振動データを、あたかも実際に現場に居合わせるかのよ
うに効果的な臨場感のもとで捉えることができ、さら
に、警報信号を援用するときは、異常時においてのみ振
動を再現して、該異常の発生を容易に検知できるのであ
る。
【0187】次に、本発明の第7実施形態の構成につい
て説明する。
【0188】図20は、本第7実施形態を適用した振動
データ監視のさらに別例によるプラント監視装置の概要
構成を示すブロック図である。本第7実施形態でのプラ
ント監視装置は、ここでも、上記第5実施形態によるプ
ラント監視装置と基本的にはほぼ同様に構成されるもの
で、この場合は、振動データ入力装置610として、各
現場機器での対象計測面を縦横方向の2次元的にスキャ
ニングする機能を与えてある。
【0189】この図20の装置構成において、本第7実
施形態によるプラント監視装置の場合にも、上記第1な
いし第3の各実施形態の場合と同様に、プラント現場で
の監視対象となる各現場機器の振動データを得るのに適
した各該当位置に対して、それぞれに各振動データ入力
装置(すなわち、スキャニング機能付きレーザ振動計な
ど)610を設置させ、対象計測面を2次元的に走査し
て振動値を計測することで、該計測面での振動分布を得
られるようにする。
【0190】また、各振動データ入力装置610は、そ
れぞれに振動データ入力信号伝送手段611を介して振
動データ選択装置620に接続され、かつ該振動データ
選択装置620からは、振動データ監視処理装置630
の振動データ入力部631に振動データ選択信号伝送手
段621を介して接続され、また、振動データ入力制御
部632に振動データ選択指示信号伝送手段622を介
して接続されており、各振動データ入力装置610から
得られる2次元振動データ入力は、ここでもまた、振動
画像データとして捉えることができ、振動データ入力部
631に取り込まれる2次元振動データは、対象振動面
での2次元振動値をディジタル値で表わすビットマップ
データに変換した後、振動データ異常判定部640にお
いて同様な処理を施すことになる。さらに、警報装置6
50として、CRT表示装置やスピーカが配備されるこ
とも同様である。
【0191】振動データ入力制御部632においては、
上記第5実施形態の場合と同様に、あらかじめ定められ
たタイミングで振動データ選択指示信号伝送手段622
に振動データ選択指示信号を送出し、振動データ入力装
置610から振動データ選択装置620に入力される振
動データを順次に切替え得るようにしてある。
【0192】上記構成による第7実施形態では、監視対
象が各現場機器に発生する振動データであって、各現場
機器からの監視データの取り込みに2次元スキャニング
機能付きの振動データ入力装置610を用いること、取
り込み後の2次元振動データの流れ、続いて述べる2次
元振動データに対する基本的なデータ処理、処理後の2
次元振動データの記録保存を含め、さらに、各振動デー
タ異常判定方法による機能をも含んで上記第5実施形態
の場合に準じた異状の有無の判定、ならびに判定結果の
警報信号が出されるのである。
【0193】すなわち、あらためて図示してはいない
が、上記画像処理の第1の方法においては、振動データ
処理部670に対して、基準となる2次元振動データを
記憶する基準2次元振動データ記憶部と、振動データ入
力部631から入力される現時点での2次元振動データ
と基準2次元振動データ記憶部から読み出される対応の
基準2次元振動データの相違を演算する2次元振動デー
タ比較演算部とを設け、正常運転時の2次元振動分布画
像(静止画像)と現時点で取り込まれる2次元振動分布
画像(1ショットの静止画像)とを比較することで、両
者の間に一定値以上の相違があるか否かを検出するので
ある。
【0194】また、上記画像処理の第2の方法において
は、振動データ処理部670に対して、基準となる2次
元振動データを一定時間記憶する一時2次元振動データ
記憶部と、振動データ入力部631から入力される現時
点での2次元振動データと一時2次元振動データ記憶部
から読み出される一定時間前の対応の2次元振動データ
の相違を演算する時系列2次元振動データ比較演算部と
を設け、一定時間前の2次元振動データと現時点で取り
込まれる2次元振動データとの相違を演算することで、
両者の間に一定値以上の相違があるか否かを検出するの
である。
【0195】次に、本発明の第8実施形態の構成につい
て説明する。
【0196】図21は、本第8実施形態を適用した匂い
データ監視によるプラント監視装置の概要構成を示すブ
ロック図である。本第8実施形態でのプラント監視装置
は、各現場機器を監視して該当監視データを収集するデ
ータ入力装置として、匂いデータ入力装置を用いた場合
であり、ここでも、上記各実施形態の場合と同様に、プ
ラント現場での監視対象となる各現場機器、ならびにそ
の周辺環境の匂いデータを得るのに適した各該当位置に
対して、それぞれに各匂いデータ入力装置710を設置
する。
【0197】また、各匂いデータ入力装置710は、そ
れぞれに匂いデータ入力信号伝送手段711を介して匂
いデータ選択装置720に接続され、かつ該匂いデータ
選択装置720からは、匂いデータ監視処理装置730
の匂いデータ入力部731に匂いデータ選択信号伝送手
段721を介して接続され、また、匂いデータ入力制御
部732に匂いデータ選択指示信号伝送手段722を介
して接続されており、さらに、警報装置750として、
CRT表示装置やスピーカが配備されることも同様であ
る。
【0198】匂いデータ入力制御部732においては、
上記各実施形態の場合と同様に、あらかじめ定められた
タイミングで匂いデータ選択指示信号伝送手段722に
匂いデータ選択指示信号を送出し、匂いデータ入力装置
710から匂いデータ選択装置720に入力される匂い
データを順次に切替え得るようにしてある。
【0199】匂いデータ入力装置710には、例えば、
特定の匂い成分(化学物質)とのみ反応を生ずるという
化学反応を利用する。一層具体的に述べると、例えば、
アセトアルデヒドに対して重クロム酸カリウムを反応さ
せることで発色度を検出するとか、特定の匂い成分を固
定化酸素で反応させ、かつこれに別の化学物質を反応さ
せることで発色度を検出するなどの手法を採用できる。
そして、これらの発色度は、電気信号として捉えること
が可能であるので、該発色度データをディジタルデータ
に変換して用いる。また、検出対象の匂いが複数種類で
あれば、それぞれに対応する個々の匂いデータ入力装置
710を配置させておき、該各匂いデータ入力装置71
0で計測されるデータ値のバランスをとることによって
も処理可能であり、検出対象の匂いが1種類であれば、
単純比較することで処理できる。
【0200】匂いデータ異常判定部740においては、
このようにしてディジタル化された匂いデータに対し、
ここでは図示省略したが、上記各実施形態、例えば、第
4実施形態の場合での図13および図14に示すのと基
本的にほぼ同様な2つの匂いデータ異常判定方法を施
す。この場合の各匂いデータ異常判定方法についても、
これのみに限定されないことはもちろんである。
【0201】第1の匂いデータ異常判定方法は、各現場
機器に対応して正常運転時での周辺環境に発散される規
準としての匂いデータをあらかじめ記憶する基準匂いデ
ータ記憶部、および匂いデータ入力部731から入力さ
れる現時点で取り込まれた周辺環境の匂いデータと該基
準匂いデータ記憶部から読み出される対応の基準匂いデ
ータとの相違を演算する匂いデータ比較演算部のそれぞ
れを設けた匂いデータ処理部770を用いることによ
り、該匂いデータ処理部770による演算結果の相違が
しきい値以上であるか否かを匂いデータ判定部741で
判定して、該匂いデータでの異状の有無を検出する。
【0202】第2の匂いデータ異常判定方法は、匂いデ
ータ入力部731から連続して入力される各現場機器か
らの周辺環境の匂いデータを一定のサンプリング周期で
選択的に捉え、かつこれを一定時間に亘って順次に一時
記憶する一時匂いデータ記憶部、および匂いデータ入力
部731から入力される現時点での匂いデータと該一時
匂いデータ記憶部から読み出される一定時間前での対応
の匂いデータとの相違を演算する時系列匂いデータ比較
演算部のそれぞれを設けた匂いデータ処理部770を用
いることにより、該匂いデータ処理部770による演算
結果の相違がしきい値以上であるか否かを匂いデータ判
定部741で判定して、該匂いデータでの異状の有無を
検出するのである。
【0203】次に、本発明の第9実施形態の構成につい
て説明する。
【0204】図22は、本第9実施形態を適用した放射
線レベルを基準にした放射線データ監視によるプラント
監視装置の概要構成を示すブロック図である。本第9実
施形態でのプラント監視装置は、各現場機器を監視して
該当監視データを収集するデータ入力装置として、放射
線データ入力装置を用いた場合であり、ここでも、上記
各実施形態の場合と同様に、プラント現場での監視対象
となる各現場機器、ならびにその周辺環境の放射線レベ
ルを検出するのに適した各該当位置に対して、それぞれ
に各放射線データ入力装置810を設置する。
【0205】原子力発電所においては、何れかの現場機
器が破損した場合のように、該破損に伴って放射性物質
が周辺に漏れ出す惧れを考慮し、各現場環境の放射線レ
ベルを常時計測する必要があるために、本第9実施形態
の構成が適用されるもので、ここでの各現場環境の放射
線レベルは、放射線データとして各放射線データ入力装
置、例えば、ガイガーカウンター(放射線検出センサ)
などの各放射線データ入力装置810で検出される。
【0206】各放射線データ入力装置810は、それぞ
れに放射線データ入力信号伝送手段811を介して放射
線データ選択装置820に接続され、かつ該放射線デー
タ選択装置820からは、放射線データ監視処理装置8
30の放射線データ入力部831に放射線データ選択信
号伝送手段821を介して接続され、また、放射線デー
タ入力制御部832に放射線データ選択指示信8伝送手
段822を介して接続されており、さらに、警報装置8
50として、CRT表示装置やスピーカが配備されるこ
とも同様である。
【0207】放射線データ入力制御部832において
は、上記各実施形態の場合と同様に、あらかじめ定めら
れたタイミングで放射線データ選択指示信号伝送手段8
22に放射線データ選択指示信号を送出し、放射線デー
タ入力装置810から放射線データ選択装置820に入
力される放射線データを順次に切替え得るようにしてあ
る。
【0208】プラント現場において各放射線データ入力
装置810で検出されるそれぞれの放射線レベル、つま
り、各放射線データは、放射線データ入力部831によ
って計算処理可能なディジタルデータに変換されるが、
通常の場合、これらの各ディジタルデータは、放射性物
質の核種に対応した放射線レベル値となる。そして、こ
のようにしてディジタル化された放射線データに対し、
ここでも図示省略したが、上記各実施形態、例えば、第
4実施形態の場合での図13および図14に示すのと基
本的にほぼ同様な2つの放射線データ異常判定方法を施
す。この場合の各放射線データ異常判定方法について
も、これのみに限定されないことはもちろんである。
【0209】第1の放射線データ異常判定方法は、各現
場機器に対応して正常運転時での周辺環境の放射線レベ
ル、つまり、規準となる放射線データをあらかじめ記憶
する基準放射線データ記憶部、および放射線データ入力
部831から入力される現時点で取り込まれた周辺環境
の放射線データと該基準放射線データ記憶部から読み出
される対応の基準放射線データとの相違を演算する放射
線データ比較演算部のそれぞれを設けた放射線データ処
理部870を用いることにより、該放射線データ処理部
870による演算結果の相違がしきい値以上であるか否
かを放射線データ判定部841で判定して、該放射線デ
ータでの異状の有無を検出する。
【0210】第2の放射線データ異常判定方法は、放射
線データ入力部831から連続して入力される各現場機
器からの周辺環境の放射線データを一定のサンプリング
周期で選択的に捉え、かつこれを一定時間に亘って順次
に一時記憶する一時放射線データ記憶部、および放射線
データ入力部831から入力される現時点での放射線デ
ータと該一時放射線データ記憶部から読み出される一定
時間前での対応の放射線データとの相違を演算する時系
列放射線データ比較演算部のそれぞれを設けた放射線デ
ータ処理部870を用いることにより、該放射線データ
処理部870による演算結果の相違がしきい値以上であ
るか否かを放射線データ判定部841で判定して、該放
射線データでの異状の有無を検出するのである。
【0211】なお、上記各実施形態においては、プラン
ト現場、特に原子力発電プラントでの各現場機器、なら
びに該各現場機器の周辺環境から収集されるそれぞれの
各対応データとして、画像、音声、温度、振動および2
次元振動、匂い、放射線の各電気的に変換されたディジ
タル信号を対象にして述べたが、必ずしもこれらにのみ
限定されるものではなく、その他の対応する各種プラン
トにも適用できるものであり、また、取り扱う各対応デ
ータについても任意に設定してよい。さらに、各実施形
態の構成では、各装置間の信号伝送手段にハードウェア
である有線の伝送ラインを用いているが、ここでも、必
ずしも有線である必要はなくて、信号伝送の可能な無線
などの任意の方式を利用することができる。
【0212】
【発明の効果】以上、各実施形態によって詳述したよう
に、本発明の請求項1ないし5のプラント監視装置によ
れば、次のようなそれぞれの効果が得られる。
【0213】すなわち、プラント現場での各測定対象物
(各現場機器など)に対応して設置された監視用の各デ
ータ入力装置は、まず、各測定対象物での運転稼働時の
状態量をそれぞれに測定して各入力データ(状態量デー
タ)を出力し、測定結果の各入力データが遠隔場所のデ
ータ選択装置で選択された後、選択データがデータ入力
部を介して監視処理装置に取り込まれると共に、異常判
定部で選択データを処理して各測定対象物での運転状態
の異常の有無を監視する。ついで、監視処理装置では、
異常を検出した場合に警報処理部による警報処理の結
果、警報装置から警報信号を出力させるように構成した
から(請求項1に対応)、各状態量データの選択の基で
それぞれの各測定対象物における運転状態の監視と異常
発生時の警報告知とを自動的に行い得て、運転員などの
作業負担を軽減できる。
【0214】監視処理装置には、異常判定部による判定
結果に基づいた警報信号データを記録するデータ記録部
を設けたので(請求項2に対応)、異常発生時の態様デ
ータを以後に参照に供することが可能になる。
【0215】各データ入力装置には、監視処理装置に設
けられる方向指示部からの方向指示によって監視方向が
制御される方向制御装置を配したので(請求項3に対
応)、個々の各データ入力装置による監視範囲を拡大す
ることが可能になる。
【0216】データ選択装置には、監視処理装置に設け
られる入力制御部からの入力データ選択指示によって特
定の測定対象物の状態量を再現する状態量再現装置を配
したので(請求項4に対応)、各現場機器での監視状
態、ひいては運転状態を容易に確認し得る。
【0217】各データ入力装置として、画像、音声、温
度、振動および2次元振動、匂い、放射線の各対象デー
タの何れか1つ、もしくはその組み合せを得られるよう
にしたので(請求項5に対応)、各対象データの収集を
任意に選択設定できるのである。
【0218】また、本発明の請求項6ないし10のプラ
ント監視装置によれば、上記請求項1ないし5の構成に
おいて、次のようなそれぞれの効果が得られる。
【0219】監視処理装置での異常判定部に対して、基
準データを記憶する基準データ記憶部、およびデータ入
力部からの現時点での入力データと基準データ記憶部か
ら読み出される対応基準データとの相違を演算するデー
タ比較演算部を有するデータ処理部と、データ比較演算
部で得られる相違に対応して入力データの異状の有無を
判定するデータ判定部とを設けたので(請求項6に対
応)、現時点での入力データと対応基準データとの相違
に基づいて異常の有無を容易に検出できることになる。
【0220】監視処理装置での異常判定部に対して、デ
ータ入力部からの入力データを一定時間記憶する一時入
力データ記憶部、および現時点での入力データと一時入
力データ記憶部から読み出される一定時間前の対応入力
データとの相違を演算する時系列データ比較演算部を有
するデータ処理部と、時系列データ比較演算部で得られ
る相違に対応して入力データの異常の有無を判定するデ
ータ判定部とを設けたので(請求項7に対応)、現時点
での入力データと一定時間前の対応入力データとの相違
に基づいて異常の有無を容易に検出できることになる。
【0221】監視用のデータ入力装置が、音声、振動、
もしくは2次元振動などの周波数成分に解析可能な場合
に、監視処理装置での異常判定部に対して、データ入力
部からの入力データを周波数解析して周波数スペクトル
を算出する周波数解析部、基準データの周波数スペクト
ルを記憶する基準周波数スペクトル記憶部、および周波
数解析部で解析される現時点の周波数スペクトルと基準
周波数スペクトル記憶部から読み出される対応基準周波
数スペクトルとの相違を演算する周波数スペクトル比較
演算部を有するデータ処理部と、周波数スペクトル比較
演算部で得られる相違に対応して入力データの異常の有
無を判定するデータ判定部とを設けたので(請求項8に
対応)、現時点での入力データの周波数スペクトルと一
定時間前の対応入力データの周波数スペクトルとの相違
に基づいて異常の有無を容易に検出できることになる。
【0222】監視用のデータ入力装置が、音声、振動、
もしくは2次元振動などの周波数成分に解析可能な場合
に、監視処理装置での異常判定部に対して、データ入力
部からの音声または振動データを周波数解析して1もし
くは2以上の特定周波数帯域での特徴パラメータを算出
する特徴パラメータ演算部、特定周波数帯域での特徴パ
ラメータの正常範囲値を記憶する正常範囲値記憶部、お
よび特徴パラメータ演算部で算出される現時点の特徴パ
ラメータと正常範囲値記憶部から読み出される対応特徴
パラメータの正常範囲値との相違を演算する正常範囲値
比較演算部を有するデータ処理部と、正常範囲値比較演
算部で得られる相違に対応して入力データの異常の有無
を判定するデータ判定部とを設けたので(請求項9に対
応)、現時点での入力データの特徴パラメータの正常範
囲値と対応入力データの特徴パラメータの正常範囲値と
の相違に基づいて異常の有無を容易に検出できることに
なる。
【0223】監視用のデータ入力装置が、音声、振動、
もしくは2次元振動などの周波数成分に解析可能な場合
に、監視処理装置での異常判定部に対して、データ入力
部からの入力データを周波数解析して周波数スペクトル
を算出する周波数解析部、周波数解析部で演算される周
波数スペクトルを一定時間記憶する一時周波数スペクト
ル記憶部、および周波数解析部で解析される現時点の周
波数スペクトルと一時周波数スペクトル記憶部から読み
出される一定時間前の対応周波数スペクトルとの相違を
演算する時系列データ比較演算部を有するデータ処理部
と、時系列データ比較演算部で得られる相違に対応して
入力データの異常の有無を判定するデータ判定部とを設
けたので(請求項10に対応)、現時点での入力データ
の周波数スペクトルと一定時間前の対応入力データの周
波数スペクトルとの相違に基づいて異常の有無を容易に
検出できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1および2に対応する基本的な
プラント監視装置の概要構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の請求項3に対応するプラント監視装置
の概要構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の請求項4に対応するプラント監視装置
の概要構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態を適用した画像データ入
力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】同上第1実施形態でのプラント監視装置におけ
る第1の画像データ異常判定部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】同上第1実施形態でのプラント監視装置におけ
る第2の画像データ異常判定部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第2実施形態を適用した画像データ入
力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第3実施形態を適用した音声データ入
力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図9】同上第3実施形態でのプラント監視装置におけ
る第1の音声データ異常判定部の概要構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】同上第3実施形態でのプラント監視装置にお
ける第2の音声データ異常判定部の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図11】同上第3実施形態でのプラント監視装置にお
ける第3の音声データ異常判定部の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図12】本発明の第4実施形態を適用した温度データ
入力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図13】同上第4実施形態でのプラント監視装置にお
ける第1の温度データ異常判定部の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図14】同上第4実施形態でのプラント監視装置にお
ける第2の温度データ異常判定部の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図15】本発明の第5実施形態を適用した振動データ
入力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図16】同上第5実施形態でのプラント監視装置にお
ける第1の振動データ異常判定部の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図17】同上第5実施形態でのプラント監視装置にお
ける第2の振動データ異常判定部の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図18】同上第5実施形態でのプラント監視装置にお
ける第3の振動データ異常判定部の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図19】本発明の第6実施形態を適用した振動データ
入力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図20】本発明の第7実施形態を適用した振動データ
入力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図21】本発明の第8実施形態を適用した匂いデータ
入力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブロ
ック図である。
【図22】本発明の第9実施形態を適用した放射線デー
タ入力装置によるプラント監視装置の概要構成を示すブ
ロック図である。
【図23】従来のITVカメラを利用したプラント監視
装置の概要を示す構成説明図である。
【符号の説明】
110…データ入力装置 111…入力データ
信号の伝送手段 120…データ選択装置 121…選択データ
信号の伝送手段 122…選択指示信号の伝送手段 130…監視処理装
置 131…データ入力部 132…入力制御部 133…警報処理部 134…方向指示部 140…異常判定部 141…データ判定
部 150…警報装置 151…警報信号の
伝送手段 160…データ記録部 161…記録処理部 162…データ記録装置 170…データ処理
部 180…方向制御装置 181…方向指示信
号の伝送手段 190…状態量再現装置 191…状態量デー
タの伝送手段 210…ITVカメラ(画像データ入力装置) 211…画像入力データ信号の伝送手段 220…画像データ選択装置 221…画像データ
選択信号の伝送手段 222…画像データ選択指示信号の伝送手段 230…画像データ監視処理装置 231…画像データ
入力部 232…画像データ入力制御部 233…画像データ
警報処理部 234…ITVカメラ(画像データ入力装置)の方向指
示部 240…画像データ異常判定部 241…画像データ
判定部 250…警報装置 251…画像データ
警報信号の伝送手段 260…画像データ記録部 261…画像データ
記録処理部 262…画像データ記録装置 270…画像データ
処理部 271…画像データ比較演算部 272…基準画像デ
ータ記憶部 272a…基準画像データの記憶領域 275…時系列画像データ比較演算部 276…一時画像データ記憶部 276a…画像デー
タ記憶領域 276b…画像データのコマ記憶領域 280…ITVカメラ(画像データ入力装置)の方向制
御装置 281…方向指示信号の伝送手段 310…音声データ入力装置 311…音声入力デ
ータ信号の伝送手段 320…音声データ選択装置 321…音声データ
選択信号の伝送手段 322…音声データ選択指示信号の伝送手段 330…音声データ監視処理装置 331…音声データ
入力部 332…音声データ入力制御部 333…音声データ
警報処理部 340…音声データ異常判定部 341…音声データ
判定部 350…警報装置 351…音声データ
警報信号の伝送手段 360…音声データ記録部 361…音声データ
記録処理部 362…音声データ記録装置 370…音声データ
処理部 371…音声データの周波数解析部 372…音声データの周波数スペクトル比較演算部 373…音声データの基準周波数スペクトル記憶部 373a…音声データ基準周波数スペクトルの記憶領域 374…音声データの特徴パラメータ演算部 375…音声データの正常範囲値比較演算部 376…音声データの正常範囲値記憶部 376a…音声データ正常範囲値の記憶領域 376b…音声データ特徴パラメータの記憶領域 377…音声データの周波数解析部 378…音声データの時系列音声データ比較演算部 379…音声データの一時周波数スペクトル記憶部 379a…音声データの一時周波数スペクトルの記憶領
域 379b…音声データの一時周波数スペクトルのコマ記
憶領域 410…温度データ入力装置 411…温度入力デ
ータ信号の伝送手段 420…温度データ選択装置 421…温度選択デ
ータ信号の伝送手段 422…温度選択指示信号の伝送手段 430…温度監視処理装置 431…温度データ
入力部 432…温度入力制御部 433…温度警報処
理部 440…温度異常判定部 441…温度データ
判定部 450…警報装置 451…温度警報信
号の伝送手段 460…温度データ記録部 461…温度記録処
理部 462…温度データ記録装置 470…温度データ
処理部 471…温度データ比較演算部 472…基準温度デ
ータ記憶部 475…時系列温度データ比較演算部 476…一時温度データ記憶部 510…振動データ
入力装置 511…振動入力データ信号の伝送手段 520…振動データ選択装置 521…振動選択デ
ータ信号の伝送手段 522…振動選択指示信号の伝送手段 530…振動監視処理装置 531…振動データ
入力部 532…振動入力制御部 533…振動警報処
理部 540…振動異常判定部 541…振動データ
判定部 550…警報装置 551…振動警報信
号の伝送手段 560…振動データ記録部 561…振動記録処
理部 562…振動データ記録装置 570…振動データ
処理部 571…振動周波数解析部 572…振動周波数
スペクトル比較演算部 573…基準振動周波数スペクトル記憶部 574…特徴パラメータ演算部 575…正常範囲値
比較演算部 576…正常範囲値記憶部 577…振動周波数
解析部 578…時系列振動データ比較演算部 579…一時周波数スペクトル記憶部 595…振動再現装置 610…振動データ入力装置(2次元方向振動計測装
置) 611…振動入力データ信号の伝送手段 620…振動データ選択装置 621…振動選択デ
ータ信号の伝送手段 622…振動選択指示信号の伝送手段 630…振動監視処理装置 631…振動データ
入力部 632…振動入力制御部 633…振動警報処
理部 640…振動異常判定部 641…振動データ
判定部 650…警報装置 651…振動警報信
号の伝送手段 660…振動データ記録部 661…振動記録処
理部 662…振動データ記録装置 670…振動データ
処理部 710…匂いデータ入力装置 711…匂い入力デ
ータ信号の伝送手段 720…匂いデータ選択装置 721…匂い選択デ
ータ信号の伝送手段 722…匂い選択指示信号の伝送手段 730…匂い監視処理装置 731…匂いデータ
入力部 732…匂い入力制御部 733…匂い警報処
理部 740…匂い異常判定部 741…匂いデータ
判定部 750…警報装置 751…匂い警報信
号の伝送手段 760…匂いデータ記録部 761…匂い記録処
理部 762…匂いデータ記録装置 770…匂いデータ
処理部 810…放射線データ入力装置(放射線レベル検出装
置) 811…放射線入力データ信号の伝送手段 820…放射線データ選択装置 821…放射線選択
データ信号の伝送手段 822…放射線選択指示信号の伝送手段 830…放射線監視処理装置 831…放射線デー
タ入力部 832…放射線入力制御部 833…放射線警報
処理部 840…放射線異常判定部 841…放射線デー
タ判定部 850…警報装置 851…放射線警報
信号の伝送手段 860…放射線データ記録部 861…放射線記録
処理部 862…放射線データ記録装置 870…放射線デー
タ処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F076 BA13 BA14 BA17 BE04 BE06 BE09 2G075 AA01 AA18 BA03 CA02 DA18 EA01 FA12 FA13 FA17 FA18 FA20 FB07 FB08 FC20 FD01 FD07 GA24 5H223 AA03 CC08 DD03 DD07 DD09 EE06 FF04 9A001 BB02 BB03 BB04 CC02 GG10 HH16 HZ23 JJ44 JZ61 KK37 KK54 KK55 LL09

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント現場に配置されて複数の各測定
    対象物を監視し、該各測定対象物の状態量を測定する各
    データ入力装置と、 前記各データ入力装置にデータ信号伝送手段を介して結
    合され、伝送される入力データ信号を選択するデータ選
    択装置と、 前記データ選択装置に選択データ信号伝送手段を介して
    結合され、伝送される選択データ信号を処理する監視処
    理装置と、 前記監視処理装置に警報信号伝送手段を介して結合さ
    れ、伝送される警報信号に応じて警報を発する警報装置
    とを有し、 前記監視処理装置が、 前記データ選択装置によって選択されたデータを取り込
    むデータ入力部と、 前記データ入力部に取り込まれる選択データの異常を判
    定する異常判定部と、 前記異常判定部での判定結果に基づいて前記警報装置に
    警報信号を送出する警報処理部とを備えることを特徴と
    するプラント監視装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載のプラント監視装置
    において、 前記監視処理装置が、 前記異常判定部による判定結果に基づいた警報信号デー
    タを記録するデータ記録部を備えることを特徴とするプ
    ラント監視装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1および2の何れかに記載の
    プラント監視装置において、 前記各データ入力装置が、 前記監視処理装置に設けられる方向指示部に方向指示信
    号伝送手段を介して結合され、該方向指示部からの方向
    指示信号に対応して監視方向を制御する方向制御装置を
    備えることを特徴とするプラント監視装置。
  4. 【請求項4】 前記請求項1ないし3の何れかに記載の
    プラント監視装置において、 前記データ選択装置が、 前記監視処理装置に設けられる入力制御部からの入力デ
    ータ選択信号に基づいて選択された特定の測定対象物の
    状態量を再現する状態量再現装置を備えることを特徴と
    するプラント監視装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4の何れかに記載の
    プラント監視装置において、 前記データ入力装置が、 画像データ入力装置、音声データ入力装置、温度データ
    入力装置、振動データ入力装置、2次元振動データ入力
    装置、匂いデータ入力装置、放射線データ入力装置の何
    れか1つ、もしくはその組み合せであることを特徴とす
    るプラント監視装置。
  6. 【請求項6】 前記請求項1ないし5の何れかに記載の
    プラント監視装置において、 前記異常判定部が、 基準となるデータを記憶する基準データ記憶部、および
    前記データ入力部から入力される現時点の入力データと
    該基準データ記憶部から読み出される対応した基準デー
    タとの相違を演算するデータ比較演算部をそれぞれに設
    けたデータ処理部と、 前記データ比較演算部で得られる相違に対応して入力デ
    ータの異状の有無を判定するデータ判定部とを備えるこ
    とを特徴とするプラント監視装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1ないし5の何れかに記載の
    プラント監視装置において、 前記異常判定部が、 前記データ入力部から入力される入力データを一定時間
    記憶する一時入力データ記憶部、および前記データ入力
    部から入力される現時点の入力データと前記一時入力デ
    ータ記憶部から読み出される対応した一定時間前の入力
    データとの相違を演算する時系列データ比較演算部をそ
    れぞれに設けたデータ処理部と、 前記時系列データ比較演算部で得られる相違に対応して
    入力データの異常の有無を判定するデータ判定部とを備
    えることを特徴とするプラント監視装置。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし5の何れかに記載の
    プラント監視装置において、 前記データ入力装置が、音声、または振動、もしくは2
    次元振動などの周波数成分に解析可能なデータ入力装置
    であるときに、 前記異常判定部が、前記データ入力部から入力される入
    力データを周波数解析して周波数スペクトルを算出する
    周波数解析部、基準となるデータの周波数スペクトルを
    記憶する基準周波数スペクトル記憶部、および前記周波
    数解析部で解析される現時点の周波数スペクトルと前記
    基準周波数スペクトル記憶部から読み出される対応した
    基準周波数スペクトルとの相違を演算する周波数スペク
    トル比較演算部をそれぞれに設けたデータ処理部と、 前記周波数スペクトル比較演算部で得られる相違に対応
    して入力データの異常の有無を判定するデータ判定部と
    を備えることを特徴とするプラント監視装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし5の何れかに記載の
    プラント監視装置において、 前記データ入力装置が、音声、または振動、もしくは2
    次元振動などの周波数成分に解析可能なデータ入力装置
    であるときに、 前記異常判定部が、前記データ入力部から入力される音
    声または振動データを周波数解析して1もしくは2以上
    の特定周波数帯域での特徴パラメータを算出する特徴パ
    ラメータ演算部、前記特定周波数帯域での特徴パラメー
    タの正常範囲値を記憶する正常範囲値記憶部、および前
    記特徴パラメータ演算部で算出される現時点の特徴パラ
    メータと前記正常範囲値記憶部から読み出される対応し
    た特徴パラメータの正常範囲値との相違を演算する正常
    範囲値比較演算部をそれぞれに設けたデータ処理部と、 前記正常範囲値比較演算部で得られる相違に対応して入
    力データの異常の有無を判定するデータ判定部とを備え
    ることを特徴とするプラント監視装置。
  10. 【請求項10】 前記請求項1ないし5の何れかに記載
    のプラント監視装置において、 前記データ入力装置が、音声、または振動、もしくは2
    次元振動などの周波数成分に解析可能なデータ入力装置
    であるときに、 前記異常判定部が、前記データ入力部から入力される入
    力データを周波数解析して周波数スペクトルを算出する
    周波数解析部、前記周波数解析部で演算される周波数ス
    ペクトルを一定時間記憶する一時周波数スペクトル記憶
    部、および前記周波数解析部で解析される現時点の周波
    数スペクトルと前記一時周波数スペクトル記憶部から読
    み出される対応した一定時間前の周波数スペクトルとの
    相違を演算する時系列データ比較演算部をそれぞれに設
    けたデータ処理部と、 前記時系列データ比較演算部で得られる相違に対応して
    入力データの異常の有無を判定するデータ判定部とを備
    えることを特徴とするプラント監視装置。
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