JP2000207823A - 記録ディスク駆動用モ―タ - Google Patents

記録ディスク駆動用モ―タ

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JP2000207823A
JP2000207823A JP11005665A JP566599A JP2000207823A JP 2000207823 A JP2000207823 A JP 2000207823A JP 11005665 A JP11005665 A JP 11005665A JP 566599 A JP566599 A JP 566599A JP 2000207823 A JP2000207823 A JP 2000207823A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸法を大きくする等の形状の制約を受けるこ
となく、且つ加工の手間を要すことなく、高精度に回転
バランスを向上させることができる記録ディスク駆動用
モータを提供する。 【解決手段】 記録ディスク2を搭載するための回転部
材1に、記録ディスク2を固定するためのねじ孔7及び
けれ孔が、円周上に複数設けられたトップベアリング型
の記録ディスク駆動用モータに於て、ねじ孔7及びけれ
孔内を錘収納空間として、錘収納空間に動バランス補正
用錘8を取り付けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転バランス(動
バランス)の調整が可能なトップベアリング型の記録デ
ィスク駆動用モータに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスクや光ディスク等の記録ディ
スクにおける記録情報の高密度化に伴い、記録ディスク
駆動用モータには、高速回転であっても高い回転精度が
要求されるようになった。この高い回転精度を実現する
手法の一つとして、回転体の回転バランスの特性向上を
図らなければならない。回転体のアンバランスの主な原
因は、回転体の同心度等の加工誤差や、組立時に発生す
る心ずれ、或いは、記録ディスクを積層状態にして組付
ける際の回転中心に対する誤差(組付け誤差)等が回転
体に無数に分布したものが合算されたことによる重心の
ずれにあると考えられる。
【0003】よって、記録ディスク駆動用モータの回転
精度を高めるためには、上記原因を解消すること、即ち
回転体の加工精度の向上や、組立時における位置決め精
度の向上を図る必要があり、また、そのモータに搭載す
る記録ディスクの位置決め精度も向上させる必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近時は、記録
ディスクにおける記録情報の高密度化がさらに顕著とな
り、より一層高い回転精度が要求されるようになった。
これを上記の加工精度や位置決め精度等の改善により実
現するには、コストの高騰を招き適策ではなかった。
【0005】一方で、回転体に錘を付けて回転体のアン
バランスを補正する手法が、例えば、特開平7−170
705、特開平10−208375に提案されている。
これらは、例えば回転体におけるある(仮に周方向に0
度とする)位置にアンバランス量が100mg ある場合は、
これに対向する(180 度)位置に100mg の錘を付けるこ
とで回転体のアンバランスを相殺させるというものであ
る。
【0006】ところが、ハードディスクのような磁気デ
ィスクでは、記憶容量の増大により一つのモータに搭載
されるディスク枚数を複数枚にすることがある。必然的
にモータの軸方向長が大きくなり、そのような手法でも
十分なアンバランスの補正が図れなかった。
【0007】これは、モータの軸方向長が大きくなると
回転体における無数にある誤差の分布範囲が大きくな
り、特開平7−170705、特開平10−20837
5のように回転体の1カ所に錘を設けたとしても、その
錘が位置する面(軸方向に直交する面)から離れた面に
位置する誤差は、離れれば離れる程相殺しきれていない
ことに原因があると考えられる。
【0008】一方で、このような軸方向長が大きい場合
には、回転体の錘を異なる面に2カ所設けてアンバラン
スを補正する手法が、例えば特開平6−96556に提
案されている。
【0009】しかしながら、特開平7−170705、
特開平10−208375、特開平6−96556に示
されている手法は、全体の総和としてのアンバランスは
解消されていても、部分的な、即ち個々の記録ディスク
のアンバランスは十分に解消されていなかった。つま
り、記録ディスク駆動用モータにそのような手法を組み
込んだとしても、記録ディスクのデータの読み書きに支
障をきたすという問題があった。これは、回転体におけ
る記録ディスクが位置する面上にその錘が位置するもの
ではないことが原因と考えられる。
【0010】また、何れの例も、錘を配置するための収
容部を形成しており、この手法を用いるためには、その
収容部のスペースの確保と加工の手間を要し、形状の制
約とコストの高騰を招くものであった。
【0011】そこで、本発明は、寸法を大きくする等の
形状の制約を受けることなく、且つ加工の手間を要すこ
となく、高精度に回転バランスを向上させることができ
る記録ディスク駆動用モータを提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の問題を解決するた
めに、本発明の記録ディスク駆動用モータは、記録ディ
スクを搭載するための回転部材に、該記録ディスクを固
定するためのねじ用ねじ孔及び/又はけれ孔が、円周上
に複数設けられたトップベアリング型の記録ディスク駆
動用モータに於て、上記ねじ孔及び/又はけれ孔内を錘
収納空間として、該錘収納空間に動バランス補正用錘を
取り付けている。
【0013】また、本発明に係る他の記録ディスク駆動
用モータは、記録ディスクを搭載するための回転部材
に、該記録ディスクを固定するためのねじ用ねじ孔及び
/又はけれ孔が、円周上に複数設けられたトップベアリ
ング型の記録ディスク駆動用モータに於て、上記ねじ孔
及び/又はけれ孔に動バランス補正用錘を取り付け可能
な錘収納空間が、複数枚の記録ディスクが搭載される回
転部材のディスク搭載部の高さ範囲に対応した軸心線方
向の範囲に形成されている。複数枚の記録ディスクの内
のいずれが回転中心(軸心線)に関して組付け誤差を有
しているとした場合にも、対応が可能である。即ち、そ
の記録ディスクが含まれる平面の上に錘を配置すれば良
い。
【0014】そして、記録ディスクを固定するめのねじ
孔に螺着されるねじの先端よりも奥側に、錘収納空間を
形成するために、上記ねじ孔の深さを、上記ねじの螺進
深さ寸法よりも、十分大きく設定するのが良い。
【0015】また、動バランス補正用錘が、接着力のあ
る粘土状体よりなるものであってもよい。
【0016】さらに、動バランス補正用錘が、錘収納空
間と略同一形状に形成されていてもよい。
【0017】具体的な構成について説明すると、記録デ
ィスクを積層状態に搭載するための回転部材とは、例え
ば、ロータハブであり、そのロータハブは、ブラケット
に固定状態に立設された固定シャフトに対して、軸受部
材を介して、回転自在に支持されている。その軸受部材
の下方には、ステータが設けられ、そのステータの外周
に、ロータハブに取り付けられたロータマグネットが、
近接した状態に臨んでいる。トップベアリング型モータ
とは、一対の軸受部材に対して、下方にステータが位置
する形式のものであり、いわゆる一対の軸受部材の間に
ステータが位置するセパレートベアリング型モータと対
比される。
【0018】記録ディスクとは、データが記録されてい
る磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体であり、その
複数枚のそれぞれに、間挿部材(座板)を介在させて積
層状態とし、これを、ロータハブの下部に外周方向に突
設させたフランジに上載させ、そのロータハブの上部に
ねじの締結によって固定される押え部材(クランプ板)
によって、押圧状態に固定するように構成される。
【0019】このような構成にあって、上述の押え部材
を固定するためのねじ用のねじ孔が、ロータハブの円周
上に複数個形成されており、そのねじ孔の深さを、締結
するねじの螺進深さよりも十分大に設定し、その余長部
分に錘収納空間を形成し、例えば、パテもしくは接着剤
等の接着力のある粘土状体をその空間に適当量挿し入れ
て固着して、これを動バランス補正用錘とする。なお、
けれ孔とは、ハブにディスクを載置してクランプを介し
てねじ止めする際にハブが回転しないように治具を差込
んで固定するための孔である。このけれ孔の場合は、け
れ孔に挿入される治具の挿入深さよりも十分大に、けれ
孔の深さを設定すればよい。
【0020】上述の錘収納空間の軸方向長さについて
は、例えば、回転部材のディスク搭載部の高さ範囲(積
層するディスクの下面から上面までの範囲)に対応した
軸心方向の範囲に設定されることが好ましい。このよう
な設定によって、ディスク搭載時における回転中心に対
する誤差の調整だけでなく、上下方向の重心位置の調整
をも高精度におこなうことができ、より高い回転精度を
得ることができる。
【0021】その錘収納空間は、トップベアリング型の
記録ディスク駆動用モータに、通常設けられている記録
ディスクを固定するためのねじ用のねじ孔を利用して、
錘収納空間を形成するので、別途、孔加工を要すること
なく、また、突出物を設ける必要もない。つまり、モー
タの寸法を大きくする等の形状の制約を受けることな
く、モータをコンパクトに形成することができる。
【0022】動バランス補正用錘としてのパテもしくは
接着剤等の粘土状体は、無段階に任意の大きさに分割す
ることができ、重量の微調整がきわめて容易であり、か
つ、経時的に硬化して孔の内部に固定状態に定着する。
従って、例えば、少なくとも、記録ディスクを搭載する
前に、一度、このような粘土状体による動バランスの粗
調整をおこなっておき、更に、記録ディスクを搭載した
後に、再度、この粘土状体を用いて微調整をおこなうこ
とにより、効果的に、動バランスの調整ができ、高い回
転精度を確保することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に基づいて詳説する。
【0024】図1は、記録ディスク駆動用モータMとし
て使用されるトップベアリング型のスピンドルモータの
要部断面を示し、1は回転駆動される略円筒状のロータ
ハブ(回転部材)であり、その下部外周には、記録ディ
スク2を上載させるためのフランジ3が、外突状に形成
され、その上部にディスク搭載部31が形成される。記録
ディスク2…は、リング状の間挿部材(座板)4…を介
して(交互に)積層状態としてフランジ3に上載され、
ロータハブ1の上部から円環状の押え部材(クランプ
板)5をねじ6…を螺着して、固定される。
【0025】その押え部材5を固定するねじ6…を螺合
させるねじ孔7…は、ロータハブ1の上端面から円周上
に等中心角度をもって軸心線Nと平行に穿設され、その
ねじ形成部71の直下に(ねじ6の先端よりも奥側に)錘
収納空間72を形成する。その錘収納空間72は、例えば、
複数枚の記録ディスクが搭載されるロータハブ1のディ
スク搭載部31の高さ範囲Kに対応した軸心線方向の範囲
Lに形成する。
【0026】このようにねじ6の先端よりも奥側に、錘
収納空間72を形成するため、ねじ孔7の深さを、ねじ6
の螺進深さ寸法よりも十分大に設定され、動バランスを
調整するためのパテもしくは接着剤等の接着力を有する
自硬性の粘土状体8を、その錘収納空間72に所定量投入
して定着させる。粘土状体8は動バランス測定器にて特
定した所定位置にある錘収納空間72に、上記測定器にて
特定した所定量を投入する。この粘土状体8は測定され
た動バランス不均合量を相殺するための動バランス調整
用の錘として作用する。
【0027】このように、錘収納空間72の長さを十分に
設定しておくことにより、各ねじ孔7…に於て、その軸
心線方向の範囲L内で錘8の固着上下位置を適宜選択す
ることができ、特に、ディスク搭載時に、各記録ディス
ク2の位置する面に対応した偏心を精度よく調整するこ
とができる。
【0028】図3は円筒面を平面に展開した図である
が、この図3に於て、各ねじ孔7の錘収納空間72毎に、
それぞれ異なる高さレベルに錘8を配設した場合を例示
する。つまり、ロータハブ1の軸心線Nに直交する複数
(4つ)の平面P1 ,P2 ,P 3 ,P4 上に錘8…を配
設して高精度の動バランスをとることができる。特に、
ディスク搭載部31の高さ範囲Kに対応した軸心線方向の
範囲Lに錘収納空間72を設定することで、実質的に各記
録ディスク2と同一面上に錘8を配設したのと同じにな
り、上述した特開平7−170705、特開平10−2
08375、特開平6−96556のように記録ディス
ク面上から離れた位置に錘を配設する場合に比べて、記
録ディスクの動バランスの補正効果が高く、高精度な回
転が実現する。
【0029】勿論、錘8が配設された錘収納空間72の数
の増減は、動バランスの状態に応じて行われるので、零
から全空間72…の間で選択される。なお、動バランス補
正用錘8として、互いに重心点が長手方向に相違し、か
つ、その外形が錘収納空間72に対して外径及び高さとと
もに略同一形状のものを複数個作成して使用してもよ
い。これは、互いに同一形状で、重心点の位置が上側、
中央、下側のように相違する錘でその空間72に配設する
と錘が空間72を全て占有し、例えば、ロータハブ1の上
側に錘を配設したい場合は、重心点が上側の錘を配設す
る。この錘を空間72に配設してねじ6を螺着すると、錘
8は空間72の開口側がねじ6で移動を規制される。よっ
て、空間72を全て占有する錘8は移動することが不可能
となるので、位置ずれを防止できる。このような錘8と
しては、例えば、低比重の発泡プラスチックとその長手
方向の適宜位置に配設した高比重の高密度体(例えば、
鉄,鉛,タングステン等)とからなるもので、重心点を
相違させるために高密度体の位置がそれぞれ異なる。
【0030】次に、図4に示した展開図に於て、錘8が
2つの平面P5 ,P6 上に配設されている場合を例示す
る。さらに、(図3では錘収納空間72はねじ孔用下孔を
もって主として形成したのに対して、)図4では錘収納
空間72をやや小径のねじ孔をもって形成し、特に粘土状
体から成る錘8が、ねじの谷部に入り込んで位置ずれし
にくいという利点がある。
【0031】なお、ねじ6用のねじ形成部71を、そのま
まねじ孔7の奥部まで形成し(いわゆる全ねじ孔と
し)、使用されるねじ6の長さを十分に短く設定してお
けば、ねじ6の先端よりも奥側に残った、同一ねじ径寸
法の部位が、粘土状体から成る錘8が、ねじの谷部に入
り込んで不意に位置ずれしないと共に、ねじの加工が容
易となる。なお、図4のように錘収納空間72をやや小径
のねじ孔とすることで、螺着されるねじが万一間違った
場合には気付き易く、ねじによって内部の錘8が奥方へ
位置ずれすることを防止できる。
【0032】また、このような全ねじ孔とした場合、又
は図4のようなやや小径のねじ孔とした場合、錘8とし
ては、短寸ねじを使用でき、軸心方向の位置の調整が容
易であると共に不意の軸心方向への移動(ずれ)を防止
できる利点がある(図示省略)。
【0033】図1にもどって、ロータハブ1は、上下一
対のベアリング9,10を介して、固定シャフト11に回転
自在に支持され、そのロータハブ1の下部には、張出部
41が形成され、その張出部41の内側には、ロータマグネ
ット14が固着されており、固定シャフト11は、ブラケッ
ト12の嵌合孔121 に立設状態に嵌合固定されている。
【0034】その嵌合孔121 を有するブラケット12の立
ち上がり部122 の周囲には、外方に向けて放射状に突出
した複数の突極を有するステータコア123 が一体的に形
成され、それら各突極には、コイル13が巻装されてお
り、上述のロータハブ1に取り付けられたロータマグネ
ット14の内周面が、ステータコア123 の突極の外周面
と、所定の微小な間隔をおいて対向している。このよう
に一対のベアリング9,10に対して下方にステータコア
123 が位置する構成をトップベアリング型モータとい
う。
【0035】上述の下側に配設されるベアリング10の下
部には、円環状のシール板29が張設され、その内孔フラ
ンジ291 と、固定シャフト11との間に、微小間隙が設定
され、内側ラビリンスシール16を形成している。なお、
そのシール板29の外周縁が、上凸状に折曲され、その折
曲部292 が、ベアリング10のアウターレース101 の下部
外周とロータハブ1との間に形成された周溝42内に嵌合
し、接着剤43によって固定されている。
【0036】この内側ラビリンスシール16により、内部
の回転部分(両ベアリング9,10)でオイルミストやオ
イルマイグレーションが発生しても、ロータハブ1の回
転による遠心力でオイルは、シール板29の内側に止ま
り、オイルの外部への排出が効果的に防止される。
【0037】一方、ブラケット12の底部124 は、ベース
プレート15の嵌合孔151 に嵌合し、その周縁の立ち上が
り部から径外方に張り出す鍔状部125 が一体的に形成さ
れており、その底部124 には、コイル13を外部のコネク
タ(図示省略)に接続するためのリード線44を挿通させ
る貫通孔126 が形成されている。
【0038】上述の鍔状部125 の内側には、内周壁127
が立ち上がり状に形成され、その内周壁127 と、ロータ
ハブ1の張出部41の外周面との間に、微小間隙が設定さ
れ、外側ラビリンスシール17が形成されている。この外
側ラビリンスシール17と内側ラビリンスシール16とによ
る二重のシール構成により、内部の回転部分(両ベアリ
ング9,10)からオイルが外部へ排出するのが効果的に
阻止され、ディスク室等の清浄度を高く維持することが
できる。また、ノイズの原因となる内部の回転音が外部
に漏れ出るのが抑制され、静粛性を確保することもでき
る。
【0039】他方、固定シャフト11の上部と、ロータハ
ブ1の上部との間には、磁性流体シール18が設けられ、
外部からの異物の侵入を阻止すると共に、内部から、オ
イルや摩耗粉、磁粉、錆等が外部に排出するのが防止さ
れ、上述の二重のシール構成と相まって、装置の清浄度
をより一層高いレベルに保つことができる。
【0040】その磁性流体シール18は、固定シャフト11
の周りを囲むように、ロータハブ1の内周壁の上部に固
定された上下一対の平板環状のポールピース20,21と、
その両ポールピース20,21間に挾持された平板環状のマ
グネット22と、その両ポールピース20,21の先端部と固
定シャフト11との間の微小間隙に保持される磁性流体と
により構成される。なお、符号25は、接着剤であり、26
は磁性流体の飛散を防止すると共に異物の混入を防止す
るために、ロータハブ1に取り付けられた円環状のカバ
ーである。
【0041】図2は、本発明の他の実施の形態を示し、
この場合、ロータハブ1に設けられたけれ孔27内に錘8
を固着してバランス補正用錘とする。このけれ孔27は、
記録ディスク2…を、ねじ6…の締結によって、ロータ
ハブ1に固定する時に、そのロータハブ1が回転しない
ように保持するために、治具28を差し込むために設けら
れる孔(例えば、1箇所又は2箇所)である。この場合
には、その治具28の挿入長を、けれ孔27の深さから差し
引いた長さの錘収納空間272 を形成する。その錘収納空
間272 の長さは、ロータハブ1のディスク搭載部31の高
さ範囲Kに対応した軸心方向の範囲Lに相当して形成さ
れる。
【0042】上述の錘8として粘土状体をけれ孔27内に
固着させた後には、図示は省略するが、そのけれ孔27の
開口を適当な蓋体で閉栓するのが好ましい。なお、図2
には、押え部材5を固定するためのねじ6は現れていな
いが、図1の場合と同様に、ロータハブ1上の所定の円
周上に形成された複数のねじ孔7…にねじ6…が締結さ
れることにより、押え部材5が、ロータハブ1に固定さ
れている。
【0043】図2のようなけれ孔27による動バランスの
調整においても、その錘(粘土状体)8を定着させる位
置は、固定シャフト11の軸心線Nに直交する2つ以上の
異なる平面上に設定されていてもよい。このけれ孔27に
よる動バランスの調整は、それ自体のみでも、動バラン
スの調整に効果的であるが、上述のねじ孔7に形成した
錘収納空間72と併用することにより、より一層効果的な
重心の微調整が可能となる。
【0044】このように、本発明では、トップベアリン
グ型の記録ディスク駆動用モータMに、通常、設けられ
るねじ孔7とけれ孔27とを利用して錘収納空間72,272
を形成し、任意の重量に分割が可能で、重量調整がきわ
めて容易な錘8を用いた動バランスの調整をおこなうの
で、別途、面倒な加工や付加物を一切必要とせず、ま
た、装置を大型化することなく、組付け段階の最終段階
で、きわめて作業性よく調整することができ、回転精度
を顕著に向上させることができる。
【0045】なお、本発明は、トップベアリング型の構
成を、上述の実施の形態のものに限定されるものではな
く、要するに、ロータハブ1を支持するベアリング9,
10より下方の位置にステータコア123 が設けられている
形式のモータ───即ちトップベアリング型モータ──
─であれば、その細部の構成や構造の如何を問わず、本
発明を適用することができる。
【0046】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、以下のよう
な著大な効果を奏する。
【0047】請求項1に記載の発明では、記録ディスク
2…を固定するための押え部材5のねじ6用に、回転部
材1に形成されたねじ孔7及び/又はけれ孔27内に、バ
ランス補正用錘8を取り付けるので、別途、面倒な加工
(孔加工)をおこなうことなく、組付け時の途中乃至最
終段階で、きわめて作業性よく、かつ、効果的に、動バ
ランスの調整をすることができ、高い回転精度を確保す
ることができる。
【0048】請求項2に記載の発明では、錘収納空間7
2,272 が、回転部材1のディスク搭載部31の高さ範囲
Kに対応した軸心線N方向の範囲Lに形成されているの
で、複数枚の記録ディスク2…を搭載した状態で、周方
向と同時にその軸心線N方向の重心位置の調整を、広範
囲に効果的に、かつ、作業性よく、おこなうことがで
き、高い回転精度を確保することができる。特に、その
範囲Kに対応した範囲Lに錘収納空間を設定したことで
記録ディスクの動バランスを直接的に補正でき補正効果
が高い。
【0049】請求項3に記載の発明では、ねじ孔7の深
さをねじ6の螺進深さ寸法よりも、十分大に設定するの
で、錘収納空間72の長さを大に設定することができ、そ
の上下方向(軸心線N方向)の重心位置のバランス状態
を広い範囲で調整することができる。
【0050】請求項4に記載の発明では、回転部材1の
軸心線に直交する2つ以上の平面P 1 ,P2 …上に動バ
ランス補正用錘8を配設するので、周方向の動バランス
の調整と、軸心線N方向の動バランスの調整を複合総合
的に、かつ、効果的に、かつ、作業性よく、おこなうこ
とができる。
【0051】請求項5に記載の発明では、動バランス補
正用錘8として、接着力のある粘土状体を用いるので、
重量の微調整がきわめて容易であり、かつ、経時的に硬
化してねじ孔7及び/又はけれ孔27内に固定状態に定着
する。従って、例えば、まず、記録ディスク2…を搭載
する前に、一度、このような粘土状体8による動バラン
スの粗調整をおこなっておき、更に、記録ディスク2…
を搭載した後に、再度、この粘土状体8を用いて微調整
をおこなうことにより、きわめて作業性よく、かつ、効
果的に、動バランスの調整ができ、高い回転精度を確保
することができる。
【0052】請求項6記載の発明では、動バランス補正
用錘8を、ねじ孔7又はけれ孔27の空間と略同一形状に
形成するので、その動バランス補正用錘8を、ねじ孔7
又はけれ孔27内に位置ずれしないように安定状態に取り
付けることができ、回転精度を長期にわたり維持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す記録ディスク駆動
用モータの断面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す記録ディスク駆
動用モータの半截断面図である。
【図3】回転部材を円筒状に切断してねじ孔の形状と配
置を示す展開断面図である。
【図4】別の実施の形態を示す展開断面図である。
【符号の説明】
1 回転部材(ロータハブ) 2 記録ディスク 31 ディスク搭載部 6 ねじ 7 ねじ孔 72 錘収納空間 8 動バランス補正用錘 27 けれ孔 272 錘収納空間 M 記録ディスク駆動用モータ K 高さ範囲 L 軸心線方向の範囲

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ディスクを搭載するための回転部材
    に、該記録ディスクを固定するためのねじ用ねじ孔及び
    /又はけれ孔が、円周上に複数設けられたトップベアリ
    ング型の記録ディスク駆動用モータに於て、上記ねじ孔
    及び/又はけれ孔内を錘収納空間として、該錘収納空間
    に動バランス補正用錘を取り付けたことを特徴とする記
    録ディスク駆動用モータ。
  2. 【請求項2】 記録ディスクを搭載するための回転部材
    に、該記録ディスクを固定するためのねじ用ねじ孔及び
    /又はけれ孔が、円周上に複数設けられたトップベアリ
    ング型の記録ディスク駆動用モータに於て、上記ねじ孔
    及び/又はけれ孔に動バランス補正用錘を取り付け可能
    な錘収納空間が、複数枚の記録ディスクが搭載される回
    転部材のディスク搭載部の高さ範囲Kに対応した軸心線
    方向の範囲Lに形成されていることを特徴とする記録デ
    ィスク駆動用モータ。
  3. 【請求項3】 ねじ孔に螺着されるねじの先端よりも奥
    側に、錘収納空間を形成するために、上記ねじ孔の深さ
    を、上記ねじの螺進深さ寸法よりも、十分大きく設定し
    た請求項1又は2記載の記録ディスク駆動用モータ。
  4. 【請求項4】 回転部材に記録ディスクが複数枚搭載さ
    れ、かつ、動バランス補正用錘が、上記回転部材の軸心
    線に直交する2つ以上の平面上に配設されている請求項
    1,2又は3記載の記録ディスク駆動用モータ。
  5. 【請求項5】 動バランス補正用錘が、接着力のある粘
    土状体よりなる請求項1,2,3又は4記載の記録ディ
    スク駆動用モータ。
  6. 【請求項6】 動バランス補正用錘が、錘収納空間と略
    同一形状に形成されている請求項1,2,3,4又は5
    記載の記録ディスク駆動用モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012069234A (ja) * 2010-09-21 2012-04-05 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv クランプ装置
CN108508598A (zh) * 2017-02-23 2018-09-07 日本电产株式会社 旋转驱动装置

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