JP2000207945A - ワイヤハ―ネス用取手部材及びこれを組み込んだワイヤハ―ネス - Google Patents

ワイヤハ―ネス用取手部材及びこれを組み込んだワイヤハ―ネス

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JP2000207945A
JP2000207945A JP11005341A JP534199A JP2000207945A JP 2000207945 A JP2000207945 A JP 2000207945A JP 11005341 A JP11005341 A JP 11005341A JP 534199 A JP534199 A JP 534199A JP 2000207945 A JP2000207945 A JP 2000207945A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスに取り付けて使用し、車両の
解体作業において、車両からワイヤハーネスを取り外す
作業性を向上することのできる取手部材を提供する。 【解決手段】 取手部材10をワイヤハーネスに取り付
けるには、先ず、帯部14をワイヤハーネスに巻き付け
て、アイ部16をベース部12の長孔20に通す。次い
で、ワイヤハーネスと一緒にベース部12の両端部分に
テープで巻き付けて、このベース部12をワイヤハーネ
スに固定する。車両の解体時には、クレーン車のクラン
パーに掛けたワイヤロープの先端のフックを取手部材1
0の円形アイ18に掛止した後に、クレーン車でワイヤ
ハーネスを持ち上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に配索された
ワイヤハーネスを車体から取り外す際に、その作業性を
向上させることのできるワイヤハーネスの取り外し用具
及びこれを組み込んだワイヤハーネスに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】環境問題の認識の高まりのなか、資源の
有効利用への関心が益々高まっている。このような問題
は、廃棄処分された車両についても例外ではない。特
に、近時の電子制御化された車両が使用しているワイヤ
ハーネスの量は膨大であり、これを無視することはでき
なのが現状である。
【0003】このような実状から、現在においてもワイ
ヤハーネスのリサイクルが行われているが、車両からワ
イヤハーネスを取り外すための作業が容易ではないとい
う問題がある。この点について、図1及び図2を参照し
て以下に詳しく説明する。
【0004】ワイヤハーネス1は、複数本の電線の束W
を束ねてその回りにテープ2を巻回することにより作ら
れており、電線の束Wの端に連結したコネクタ3を介し
て車両内の電気系統との接続が行われる。ワイヤハーネ
ス1は、一般的に、その途中に、係止具つまりクランプ
4がテープ5によってしっかりと取付けられ、このクラ
ンプ4を利用して車体Bに対するワイヤハーネス1の取
り付けを行うのが通例である。このクランプ4は錨状の
係合部4aを有し、図2に示すように、この係合部4a
を車体Bの透孔6の中に嵌め込むことによって車体Bに
固定されるようになっている。
【0005】このクランプ4を利用して車両に配索した
ワイヤハーネス1は、これを車両から取り外すときに
は、クランプ4に引張力を与えて車体Bの透孔6から強
制的に引き出してクランプ4を透孔6から外すための力
仕事が必要である。このことから、車両の解体業者は、
ワイヤハーネス1を車体Bから取り外すときにクレーン
車を用いることが多い。
【0006】しかしながら、ワイヤハーネス1の外径に
比べて、クレーン車のクランパーつまり把持部が大きす
ぎるので、クレーン車のクランパーを用いてワイヤハー
ネス1を把持することは、微妙な操作が必要となるだけ
に、その作業性が悪いという問題があった。
【0007】また、クランパーでワイヤハーネス1を把
持した後に、ワイヤハーネス1を車体Bから引き離す際
に、クレーン車のクランパーからワイヤハーネス1が外
れ易いという問題があった。勿論、クランパーからワイ
ヤハーネス1が外れたときには、再度、クランパーでワ
イヤハーネス1を把持し直す必要があり、これらのこと
から、ワイヤハーネス1の取り外しに時間と手間を要す
るものであった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ワイヤハー
ネスに取り付けて使用し、車両の解体作業において、車
両からワイヤハーネスを取り外す作業性を向上すること
のできる取手部材及びこれを組み込んだワイヤハーネス
を提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題を解決するため、ワイヤハーネスに沿って軸線方向に
延びるベース部と、該ベース部の長手方向中間部分から
鉛直方向に延び、ワイヤハーネスの外周に巻回される帯
部と、該帯部の先端に形成されてワイヤハーネスから外
部に露出するアイ部とを備え、前記アイ部には、フック
を掛止させるためのアイが形成され、また、前記ベース
部には、前記アイ部を通過させるための長孔が形成され
ていることを特徴とするワイヤハーネス用取手部材が提
供される。また、本発明によれば、ワイヤハーネスに沿
って軸線方向に沿って延びるベース部と、該ベース部か
ら延出してワイヤハーネスを直径方向に貫通するリップ
部と、該リップ部の先端に形成されてワイヤハーネスか
ら外部に突出するアイ部とを備え、前記アイ部には、フ
ックを掛止させるためのアイが形成されていること特徴
とするワイヤハーネス用取手部材が提供される。さら
に、本発明によれば、ワイヤハーネスから外部に露出し
たアイ部と、該アイ部に形成されて、フックを掛止させ
るためのアイとを有する取手部材が組み込まれているこ
とを特徴とするワイヤハーネスが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を好ま
しい実施例により詳細に説明する。図3は、第1実施例
の取手部材10を展開して示した図である。この取手部
材10は、全体としてT字状の平面形状を有し、矩形形
状のベース部12と、このベース部12の長手方向中間
部分から鉛直方向に延出する細長い形状の帯部14と、
帯部14の先端に形成されたアイ部16とを備えてい
る。アイ部16は、丸みを持った輪郭を有し、その中央
部分に円形のアイ18が形成されている。ベース部12
には、アイ部16を通過させることのできる長さ寸法に
設定された長孔20が形成され、この長孔20はベース
部12の長手方向中央部分にその長手方向に延びてい
る。
【0011】図4は、上述した取手部材10をワイヤハ
ーネス1に取り付けた状態を示し、図5は、図4のV−
V線に沿った断面図である。これらの図面において、前
述した図1及び図2で説明した部材と同じ部材には同一
の参照符号を付してある。取手部材10をワイヤハーネ
ス1に取り付けるには、先ず、帯部14をワイヤハーネ
ス1に巻き付けて、アイ部16をベース部12の長孔2
0に通す。これにより、取手部材10は、そのベース部
12がワイヤハーネス1の軸線方向に沿って延びるよう
に配置し、帯部14がワイヤハーネス1の外周を取り囲
んで位置し、その先端部であるアイ部12がベース部1
2の長孔20を通って外部に突出した状態になる。次い
で、ワイヤハーネス1と一緒にベース部12の両端部分
にテープ22で巻き付けて、このベース部12をワイヤ
ハーネス1に固定する。
【0012】このようにして取手部材10をワイヤハー
ネス1に取り付けるための作業は、車両の組立の準備工
程で行うのが一般的と考えられるが、車両の解体に先だ
って行うようにしてもよい。この場合、テープ22によ
る取手部材10の固定は必須ではない。取手部材10を
仮止めする程度にテープ22で取手部材10をワイヤハ
ーネス1に固定するようにしてもよく、或いはテープ2
2による固定作業を省いてもよい。
【0013】車両の解体時には、クレーン車のアーム2
6のクランパー28にワイヤロープ30を掛け、このワ
イヤロープ30の先端に取り付けたフック32(図6)
を取手部材10の円形アイ18に掛止した後に、クレー
ン車26のクランパー28を上昇させることにより、ワ
イヤロープ30、フック32、取手部材10を介して、
ワイヤハーネス1を引っ張り上げる。これにより、ワイ
ヤハーネス1のクランプ5が車体Bの透孔7から強制的
に抜け出て、ワイヤハーネス1が車体Bから取り外すこ
とができる。
【0014】ワイヤハーネス1に対する取手部材10の
取付箇所としては、クランプ5に近い箇所を選択するの
が、クレーン車26による引っ張り力をクランプ5に直
接的に伝えることができるため好ましい。必要であれ
ば、複数の取手部材10をワイヤハーネス1に取り付け
て、この複数の取手部材10の全てにフック32を掛止
して、これら複数のフック32を用いてワイヤハーネス
1の取り外しを行うようにしてもよい。
【0015】取手部材10は、一般的には、可撓性を備
えた合成樹脂で一体的に成型するのが好ましい。取手部
材10の円形アイ18の大きさ、つまり円形アイ18の
直径は、使用しようとするフック32の大きさに応じた
寸法を設定すればよい。例えば、円形アイ18は15m
m以上の直径を備えていればよい。
【0016】図7は、第2実施例の取手部材40の斜視
図である。この取手部材40は、全体として矩形形状の
ベース部42を有し、このベース部42は、その断面形
状が半円状に成形されている。取手部材40は、また、
ベース部42の内側の中央部分から直径方向に延出する
リップ部44と、このリップ部44の先端に形成された
アイ部46とを備え、アイ部46の中央部分には円形の
アイ48が形成されている。取手部材40は、比較的堅
い合成樹脂で一体的に成型するのが好ましい。
【0017】この第2実施例の取手部材40をワイヤハ
ーネス1に取り付けるには、図8に示すように、先ず、
ワイヤハーネス1を構成する複数の電線の束Wを直径方
向に貫通するように取手部材40のリップ部44を通
す。すなわち、ワイヤハーネス1を作る際に、電線の束
Wに取手部材40のリップ部44を貫通させてアイ部4
6を外部に突出させた後に、電線の束Wの回りテープ3
を巻回して、このテープ3で取手部材40のベース部4
2を電線の束Wと一体化させる。
【0018】これにより出来上がったワイヤハーネス1
は、取手部材40のアイ部46だけが外部に突出した状
態になる。車両の解体時に、車両からワイヤハーネス1
を取り外すには、上述した第1実施例の取手部材10と
同様に、クレーン車26のクランパー28にワイヤロー
プ30を掛け、このワイヤロープ30の先端に取り付け
たフック32(図6参照)を取手部材40の円形アイ4
8に掛止した後に、クレーン車26のクランパー28を
上昇させればよい。
【0019】以上、本発明の好ましい実施例を説明した
が、本発明はこれら第1、第2実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、アイ部16、46及びアイ18、4
8の形状として、図9、図10に示すように、様々な形
状を採用してもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、前記構成を採用したの
で、車両の解体作業において、例えばウィンチにワイヤ
ーロープを介して取り付けたフックを、アイに確実にか
つ容易に引っ掛けて、ワイヤハーネスを把持、引き出す
ことができるため、分別回収を作業性良く行うことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤハーネスの一般的な構造を示すワイヤハ
ーネスの斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】第1実施例の取手部材の平面図である。
【図4】図4に示す取手部材を組み込んだワイヤハーネ
スの斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿った断面図である。
【図6】車両の解体時に使用するクレーン車に、そのク
ランパーにワイヤロープを介してフックを装着した状態
を示す説明図である。
【図7】第2実施例の取手部材の平面図である。
【図8】図7に示す取手部材を組み込んだワイヤハーネ
スを断面した図であって、図5に対応した図である。
【図9】アイ部およびアイの変形例を示す部分平面図で
ある。
【図10】アイ部およびアイの他の変形例を示す部分平
面図である。
【符号の説明】
10、40 取手部材 12、42 ベース部 14 帯部 16、46 アイ部 18、48 アイ 20 ベース部に形成された長孔 22 取手部材をワイヤハーネスに固定するための
テープ 26 クレーン車のアーム 32 フック 44 リップ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本川 正智 愛知県名古屋市南区菊住一丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5G309 AA09 GA04 5G357 DA06 DB03 DC12 DG10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに沿って軸線方向に延び
    るベース部と、 該ベース部の長手方向中間部分から鉛直方向に延び、ワ
    イヤハーネスの外周に巻回される帯部と、 該帯部の先端に形成されてワイヤハーネスから外部に露
    出するアイ部とを備え、 前記アイ部には、フックを掛止させるためのアイが形成
    され、また、前記ベース部には、前記アイ部を通過させ
    るための長孔が形成されていることを特徴とするワイヤ
    ハーネス用取手部材。
  2. 【請求項2】 ワイヤハーネスに沿って軸線方向に沿っ
    て延びるベース部と、 該ベース部から延出してワイヤハーネスを直径方向に貫
    通するリップ部と、 該リップ部の先端に形成されてワイヤハーネスから外部
    に突出するアイ部とを備え、 前記アイ部には、フックを掛止させるためのアイが形成
    されていること特徴とするワイヤハーネス用取手部材。
  3. 【請求項3】 前記ベース部が断面半円状の形状を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス用
    取手部材。
  4. 【請求項4】 ワイヤハーネスから外部に露出したアイ
    部と、該アイ部に形成されて、フックを掛止させるため
    のアイとを有する取手部材が組み込まれていることを特
    徴とするワイヤハーネス。
  5. 【請求項5】 前記取手部材がワイヤハーネスに沿って
    軸線方向に延びるベース部を備え、該ベース部の両端部
    分をテープによってワイヤハーネスに固定することによ
    って前記取手部材がワイヤハーネスに固定されているこ
    とを特徴とする請求項4に記載のワイヤハーネス。
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DE60003340T DE60003340T2 (de) 1999-01-12 2000-01-05 Vorrichtung zum Entfernen eines Kabelbaums aus einem Fahrzeug
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003118505A (ja) * 2001-08-06 2003-04-23 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電気接続箱
JP2012171476A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Yazaki Corp ワイヤハーネスの固定構造及びワイヤハーネスの固定方法

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