JP2000207957A - 間隙型送電線の製造方法 - Google Patents

間隙型送電線の製造方法

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JP2000207957A
JP2000207957A JP11005751A JP575199A JP2000207957A JP 2000207957 A JP2000207957 A JP 2000207957A JP 11005751 A JP11005751 A JP 11005751A JP 575199 A JP575199 A JP 575199A JP 2000207957 A JP2000207957 A JP 2000207957A
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steel core
spacer
transmission line
manufacturing
gap
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JP11005751A
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English (en)
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Tsuneo Nakano
恒雄 仲野
Yuji Kimura
祐司 木村
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルミ導体の外周から把持して延線・引留が
できる間隙型送電線の製造方法を提供する。 【解決手段】 鋼心1の外周に充填材を塗布する工程11
と、充填材を塗布した鋼心の外周にアルミ導体を撚り合
わせる工程13,14とを具える間隙型送電線の製造方法で
ある。アルミ導体の撚り合わせ工程13,14の前に、スペ
ーサ取付工程11において、鋼心1を架設時の伸び状態と
し、その状態の鋼心1の外周に、鋼心1とアルミ導体と
の間隙を部分的に埋めるスペーサを取り付ける。スペー
サにより部分的に鋼心1とアルミ導体との隙間を埋める
ことで、アルミ導体の外周から把持したとき、その締付
力を鋼心1にまで作用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間隙型送電線の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、図3に示す間隙型ACSRが知ら
れている。これは鋼心50の外周にアルミ導体51を具え、
両者の間に充填剤52を介在させ、緊張時に鋼心50のみを
把持すれば、アルミ導体51には張力がかからない構造と
したものである。このため、間隙のない通常のACSRより
も多くの電流を流しても、弛度が鋼心の線膨張係数によ
ってのみ決定され、送電線の地上高を通常のACSRと同等
に維持することができる。なお、ここでは、鋼心50を複
数の鋼線を撚り合わせて構成し、アルミ導体51は内周側
の扇形アルミ合金線53と外周側の円形アルミ合金線54の
2種類で構成した例を示している。
【0003】このような間隙型送電線は、次のような工
程により製造されている。まず、複数の鋼線を撚り合わ
せて鋼心を形成する。次に、この鋼心の外周に充填材を
塗布する。そして、充填材を塗布した鋼心の外周に扇形
アルミ合金線と円形アルミ合金線とを順次撚り合わせ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の間隙型
ACSRでは鋼心に対してアルミ導体がスライドするため、
延線時にアルミ導体を外周から把持して引き出そうとし
ても、鋼心に対して張力を作用させることができない。
このため、間隙型ACSRの端部で所定長さのアルミ導体を
ほぐして鋼心を露出させ、この鋼心に鋼心用クランプを
圧縮して装着し、アルミ導体の外周にはカムアロングを
装着するという煩雑な作業を行ってから架線していた。
【0005】また、一般に送電線の引留めには圧縮型引
留クランプとボルト締めクランプとがある。圧縮型引留
クランプでは、アルミ導体をほぐしたり、鋼心の圧縮と
いった煩雑な作業が必要となる。一方、ボルト締めクラ
ンプは図4に示すように、ボルト40の締付力により、押
し金具41と受け金具42との間で送電線を外周から締め付
ける構造である。そのため、鋼心に対して締付力を作用
させることができず利用することができなかった。
【0006】従って、本発明の主目的は、アルミ導体の
外周から把持して延線・引留ができる間隙型送電線の製
造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決するために種々の検討を行った結果、間隙型送電
線における鋼心とアルミ導体との間隙を部分的にスペー
サで埋めることを着想し、さらにこのスペーサを装着す
る際に、鋼心を架設時の伸び状態とすることを見出し
た。
【0008】すなわち、本発明間隙型送電線の製造方法
は、鋼心の外周に充填材を塗布する工程と、充填材を塗
布した鋼心の外周にアルミ導体を撚り合わせる工程とを
具える間隙型送電線の製造方法において、前記アルミ導
体の撚り合わせ工程の前に、鋼心を架設時の伸び状態と
し、その状態の鋼心の外周に、鋼心とアルミ導体との間
隙を部分的に埋めるスペーサを取り付ける工程を具える
ことにある。
【0009】このように、スペーサを送電線の長手方向
における一部に装着することで、鋼心とアルミ導体との
間隙が部分的に埋められるため、この個所を外周から把
持すれば締付力を鋼心にまで作用させられる間隙型送電
線を得ることができる。そして、鋼心を架設時の伸び状
態としておいてからスペーサの取り付けを行うことで、
架設時の送電線において、スペーサを設けた個所を鉄塔
への引留め部とすることができ、ボルト締めクランプを
用いて送電線を固定することができる。従って、スペー
サを設ける間隔は径間長に対応させることが好ましい。
【0010】本発明製造方法において、鋼心を架設時の
伸び状態とする手段としては、鋼心を緊張することや鋼
心を加熱することが挙げられる。鋼心を緊張する場合、
架設時の張力に相当する張力で緊張すれば良い。また、
鋼心を加熱する場合、充電時の温度に相当する温度にま
で加熱すれば良い。
【0011】また、充填材を塗布する工程とスペーサを
鋼心に取り付ける工程とはいずれを先に行っても良い。
充填材を塗布してからスペーサを取り付ければ、スペー
サを取り付けた個所にも充填材が存在することになる。
一方、スペーサを取り付けてから充填材を塗布すれば、
スペーサを設けた個所のみ充填材の塗布作業を停止する
ことで、スペーサを設けた個所のみ充填剤を除去した構
成とすることもできる。これにより、鋼心、スペーサお
よびアルミ導体の各間隔や滑りを減らし、送電線を外周
から把持したときの締付力をより確実に鋼心にまで作用
させることができる。
【0012】なお、アルミ導体は、アルミニウムまたは
アルミニウム合金で構成される導体の双方を含む。ま
た、アルミ導体の形状は、例えば内周側の扇形アルミ合
金線と外周側の円形アルミ合金線の2種類で構成するこ
とが望ましい。扇形アルミ合金線を用いることで、延線
車やクランプの圧力などによる型崩れを防ぎ、鋼心との
間隙を維持する。一方、鋼心は複数の鋼線を撚り合わせ
たものが望ましい。
【0013】スペーサは、鋼心の外周にはめ込まれる筒
状のものでも良いが、鋼心の各より溝にはめ込まれる螺
旋体とすることが好適である。すなわち、鋼心の各より
溝と扇形アルミ合金線との間に形成される断面がほぼ三
角形の空間に対応した形状のスペーサとすることが望ま
しい。特に、スペーサを予め螺旋状に成型しておけば、
鋼心のより溝に容易にはめ込むことができ、製造性が容
易に行える。
【0014】スペーサの材質は、クランプで把持した際
の圧縮力で変形するものでも構わない。この変形によ
り、スペーサの断面形状が鋼心の各より溝と扇形アルミ
合金線との間に形成される空間の形状に近づくため、こ
の空間を隙間なく埋めることができ、送電線を外周から
把持したときに締付力を鋼心にまで作用させやすくな
る。具体的には、鋼、銅、アルミニウム、プラスチック
などが挙げられる。
【0015】また、スペーサの長さは3m〜7m程度が適
切である。一般に、送電線の延線や引留め作業を行うに
は3m程度の長さが必要なため、これ以上の長さを設け
ておけば、多少把持する個所が前後してもスペーサを設
けた個所を把持することができる。逆に、スペーサの長
さがあまり長くなっても材料が無駄なだけであるため、
7m程度までが好ましい。もちろん、スペーサが極端に
長くなって、送電線の大部分に施されるようになれば、
間隙型送電線としてメリットが得られなくなるため、把
持が必要とされる個所周辺だけにスペーサを設ける。
【0016】スペーサを設けた個所は、他の個所に比べ
て若干径が太くなるため、この太い個所を目印とするこ
とで、スペーサを設けた個所を判別することができる。
また、スペーサを設けた個所は、アルミ導体の撚りがわ
ずかに広げられて撚り溝にわずかな隙間が形成されるた
め、スペーサに赤や黄色などの目立つ着色を施しておけ
ば、より溝の隙間から着色個所を見つけることによって
も判別できる。その他、製造時に、送電線におけるスペ
ーサを施した個所の外周に適宜なマーキングを施せば、
このマーキングがスペーサを設けた個所の目印として機
能する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明製造方法を説明する前に、まず本発明方法
により得られる間隙型ACSRの構造を説明する。図1はこ
の間隙型ACSRの断面図である。
【0018】このACSRは鋼心1の外周にアルミ導体2を具
え、鋼心1とアルミ導体2との間に間隙が形成されて、こ
の間隙内に充填剤3が介在されている。
【0019】鋼心1は7本の鋼線を撚り合わせて構成し
た。アルミ導体2は、8本の扇形アルミ合金線4を内周側
に、18本の円形アルミ合金線5を外周側に配置して構
成した。各アルミ合金線4、5は60%導電率耐熱アルミ合
金線を用いた。また、鋼心1とアルミ導体2との間隙に介
在される充填剤3として、耐熱コンパウンドを充填し
た。
【0020】ここで、鋼心1とアルミ合金線2の間にスペ
ーサ6を介在させる。スペーサ6は断面がほぼ三角形で、
鋼心1のより溝に対応した螺旋状のアルミニウム線を合
計6本用いた。各スペーサ6の長さは5mである。
【0021】このような送電線の製造手順を図2に基づ
いて説明する。まず、鋼線を撚り合わせて鋼心1を構成
する。この鋼心1を供給ローラ10から繰り出す際、牽引
して架設時の張力に相当する張力を付与する。
【0022】次に、張力が付与された状態の鋼心をスペ
ーサ取付工程11に導入し、鋼心の1より溝にスペーサ6
を装着する。スペーサ6は予め螺旋状に形成されている
ので、容易に鋼心1の撚り溝にはめ込むことができる。
その際、スペーサ6は径間長に相当する間隔で装着す
る。これにより、実際に送電線を架設したとき、丁度ス
ペーサ6を設けた個所が鉄塔への引留め個所に対応する
ため、スペーサ6を設けた個所を鉄塔への引留め部と
し、引留めクランプとしてボルト締めクランプを用いて
送電線を固定することができる。
【0023】続いて、この鋼心1を充填剤3の塗布工程12
に導入する。このとき、スペーサ6を設けた個所のみ充
填剤が塗布されないようにすることが望ましい。その
後、充填剤が塗布された鋼心の上に扇形アルミ合金線4
を撚り合わせる工程13と、さらにその上に円形アルミ合
金線5を撚り合わせる工程14とを経て巻取りとーらで巻
き取る。必要に応じて、スペーサ6を設けた個所の外周
にマーキング施して本発明送電線を形成する。
【0024】なお、ここでは鋼心を架設時の伸び状態と
する手段として、鋼心を緊張したが、この代わりに鋼心
を充電時の温度にまで加熱しても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明製造方法に
よれば、鋼心とアルミ導体との間隙を部分的にスペーサ
で埋めることで、外周から把持しても鋼心にまで締付力
を作用させられる間隙型送電線のを得ることができる。
これにより、スペーサを設けた個所を外周からカムアロ
ングなどで把持することで延線できる。また、ボルト締
めクランプを用いて鉄塔に固定することができる。特
に、ボルト締めクランプを利用できれば、送電線の切断
作業も行う必要がなく、延線作業の作業性改善に大きく
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により得られる間隙型送電線の横断
面図である。
【図2】本発明方法の概略工程図である。
【図3】従来の間隙型送電線の横断面図である。
【図4】(A)はボルト締めクランプの概略図、(B)は
その締付部の断面図である。
【符号の説明】
1、50 鋼心 2、51 アルミ導体 3、52 充填剤 4、53 扇形アルミ合金線 5、54 円形アルミ合金線
6 スペーサ 10 供給ローラ 11 スペーサ取付工程 12 充填剤塗
布工程 13 扇形アルミ合金線撚り合わせ工程 14 円形アルミ合金線撚り合わせ工程 15 巻取りローラ 40 ボルト 41 押し金具 42 受
け金具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼心の外周に充填材を塗布する工程と、
    充填材を塗布した鋼心の外周にアルミ導体を撚り合わせ
    る工程とを具える間隙型送電線の製造方法において、 前記アルミ導体の撚り合わせ工程の前に、鋼心を架設時
    の伸び状態とし、その状態の鋼心の外周に、鋼心とアル
    ミ導体との間隙を部分的に埋めるスペーサを取り付ける
    工程を具えることを特徴とする間隙型送電線の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 スペーサを設ける間隔を径間長に対応さ
    せたことを特徴とする請求項1記載の間隙型送電線の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 鋼心を架設時の伸び状態とする手段とし
    て、鋼心を緊張することを特徴とする請求項1記載の間
    隙型送電線の製造方法。
  4. 【請求項4】 鋼心を架設時の伸び状態とする手段とし
    て、鋼心を加熱することを特徴とする請求項1記載の間
    隙型送電線の製造方法。
  5. 【請求項5】 鋼心は鋼線を撚り合わせる工程により形
    成され、 スペーサは鋼心のより溝にはめ込まれる螺旋体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の間隙型送電線の製造方
    法。
JP11005751A 1999-01-12 1999-01-12 間隙型送電線の製造方法 Pending JP2000207957A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100602291B1 (ko) 2005-03-11 2006-07-18 엘에스전선 주식회사 간극형 가공 전선(架空電線) 및 그 제조 방법
KR100751637B1 (ko) * 2005-06-03 2007-08-22 엘에스전선 주식회사 간극형 가공 전선(架空電線)의 클램핑 방법
JP2014002863A (ja) * 2012-06-15 2014-01-09 J-Power Systems Corp 鋼心アルミニウム撚線およびその製造方法

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