JP2000208682A - パワ―モジュ―ル用基板及びこの基板を用いた半導体装置 - Google Patents
パワ―モジュ―ル用基板及びこの基板を用いた半導体装置Info
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- H10W72/874—On different surfaces
- H10W72/884—Die-attach connectors and bond wires
Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】セラミック基板を損傷させることなく半導体素
子等から水冷式ヒートシンクまでの熱の伝達経路を短く
して半導体素子からの熱を有効に放散する。 【解決手段】パワーモジュール用基板は、表面に回路パ
ターン11aが形成されかつ複数の貫通孔11bが形成
されたセラミック基板11と、貫通孔に遊挿され通孔1
6cを有する管状部16aとセラミック基板の上面に対
向する環状の押え部16bが一体的に形成されたカラー
16と、押え部とセラミック基板の上面との間に介装す
る環状の弾性フランジ部17bと管状部に嵌入しかつ貫
通孔に挿入する弾性筒部17aが一体的に形成された弾
性体17とを備える。半導体装置は、回路パターンに半
導体素子23が搭載され、カラーの通孔に雄ねじ26が
挿通され、雄ねじを水冷式ヒートシンク27の雌ねじ2
7aに螺合することによりパワーモジュール用基板が水
冷式ヒートシンク27に直接接合される。
子等から水冷式ヒートシンクまでの熱の伝達経路を短く
して半導体素子からの熱を有効に放散する。 【解決手段】パワーモジュール用基板は、表面に回路パ
ターン11aが形成されかつ複数の貫通孔11bが形成
されたセラミック基板11と、貫通孔に遊挿され通孔1
6cを有する管状部16aとセラミック基板の上面に対
向する環状の押え部16bが一体的に形成されたカラー
16と、押え部とセラミック基板の上面との間に介装す
る環状の弾性フランジ部17bと管状部に嵌入しかつ貫
通孔に挿入する弾性筒部17aが一体的に形成された弾
性体17とを備える。半導体装置は、回路パターンに半
導体素子23が搭載され、カラーの通孔に雄ねじ26が
挿通され、雄ねじを水冷式ヒートシンク27の雌ねじ2
7aに螺合することによりパワーモジュール用基板が水
冷式ヒートシンク27に直接接合される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱を放散するパワ
ーモジュールに使用されるパワーモジュール用基板及び
この基板を用いた半導体装置に関する。更に詳しくは、
雄ねじにより水冷式ヒートシンクに直接接合するように
構成されたパワーモジュール用基板及びこの基板を用い
た半導体装置に関するものである。
ーモジュールに使用されるパワーモジュール用基板及び
この基板を用いた半導体装置に関する。更に詳しくは、
雄ねじにより水冷式ヒートシンクに直接接合するように
構成されたパワーモジュール用基板及びこの基板を用い
た半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のパワーモジュール用基板とし
て、図9に示すように、セラミック基板1がAlNによ
り形成され、このセラミック基板1の両面に第1及び第
2銅板2,3が積層接着され、Cuにより形成されたヒ
ートシンク4の上面にNiめっきが形成され、更にヒー
トシンク4が第2銅板3にはんだ6を介して積層接着さ
れたものが知られている。この基板に半導体素子7が搭
載された半導体装置では発熱量が比較的多いため、内部
に冷却水8aを循環させることにより強制的に熱を外部
に伝達する水冷式ヒートシンク8に接合される。パワー
モジュール用基板の水冷式ヒートシンク8への接合はヒ
ートシンク4に取付孔4aを形成してこの取付孔4aに
雄ねじ9を挿通し、この雄ねじ9を水冷式ヒートシンク
8に形成された雌ねじ8bに螺合することにより行う。
このように接合された半導体装置では、半導体素子等が
発した熱は第1銅板2、セラミック基板1、第2銅板
3、はんだ6及びヒートシンク4を介して水冷式ヒート
シンク8により外部に放散されるようになっている。
て、図9に示すように、セラミック基板1がAlNによ
り形成され、このセラミック基板1の両面に第1及び第
2銅板2,3が積層接着され、Cuにより形成されたヒ
ートシンク4の上面にNiめっきが形成され、更にヒー
トシンク4が第2銅板3にはんだ6を介して積層接着さ
れたものが知られている。この基板に半導体素子7が搭
載された半導体装置では発熱量が比較的多いため、内部
に冷却水8aを循環させることにより強制的に熱を外部
に伝達する水冷式ヒートシンク8に接合される。パワー
モジュール用基板の水冷式ヒートシンク8への接合はヒ
ートシンク4に取付孔4aを形成してこの取付孔4aに
雄ねじ9を挿通し、この雄ねじ9を水冷式ヒートシンク
8に形成された雌ねじ8bに螺合することにより行う。
このように接合された半導体装置では、半導体素子等が
発した熱は第1銅板2、セラミック基板1、第2銅板
3、はんだ6及びヒートシンク4を介して水冷式ヒート
シンク8により外部に放散されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の半
導体装置では、半導体素子等7から水冷式ヒートシンク
8までの熱の伝達経路が比較的長く、特に熱伝導率の低
いはんだ6を介してヒートシンク8に第2銅板3を積層
接着することに起因して半導体素子7からの発熱を有効
に水冷式ヒートシンク8まで伝達して放散させることが
できない不具合がある。この点を解消するために、図8
に示すように、取付孔1aを形成した後焼成してセラミ
ック基板1に直接取付孔1aを形成し、この取付孔1a
に雄ねじ9を挿通して水冷式ヒートシンク8に形成され
た雌ねじ8bに螺合して接合し、半導体素子7から水冷
式ヒートシンク8までの熱の伝達経路を短くすることが
考えられる。しかし、取付孔1aを形成した後セラミッ
ク基板1を焼成することは、焼成時における収縮から取
付孔1aのピッチを正確に出せない問題点がある。ま
た、セラミック基板1のもろさから水冷式ヒートシンク
8に接合する際の雄ねじ9の締結力によりセラミック基
板1に亀裂が入るおそれもある。更に、セラミック基板
1をヒートシンク8に取付けた半導体装置の使用時の熱
によるセラミック基板1とヒートシンク8との膨張係数
の差に起因するセラミック基板1の破損を防止する必要
もある。
導体装置では、半導体素子等7から水冷式ヒートシンク
8までの熱の伝達経路が比較的長く、特に熱伝導率の低
いはんだ6を介してヒートシンク8に第2銅板3を積層
接着することに起因して半導体素子7からの発熱を有効
に水冷式ヒートシンク8まで伝達して放散させることが
できない不具合がある。この点を解消するために、図8
に示すように、取付孔1aを形成した後焼成してセラミ
ック基板1に直接取付孔1aを形成し、この取付孔1a
に雄ねじ9を挿通して水冷式ヒートシンク8に形成され
た雌ねじ8bに螺合して接合し、半導体素子7から水冷
式ヒートシンク8までの熱の伝達経路を短くすることが
考えられる。しかし、取付孔1aを形成した後セラミッ
ク基板1を焼成することは、焼成時における収縮から取
付孔1aのピッチを正確に出せない問題点がある。ま
た、セラミック基板1のもろさから水冷式ヒートシンク
8に接合する際の雄ねじ9の締結力によりセラミック基
板1に亀裂が入るおそれもある。更に、セラミック基板
1をヒートシンク8に取付けた半導体装置の使用時の熱
によるセラミック基板1とヒートシンク8との膨張係数
の差に起因するセラミック基板1の破損を防止する必要
もある。
【0004】本発明の目的は、セラミック基板を損傷さ
せることなく半導体素子から水冷式ヒートシンクまでの
熱の伝達経路を短くして半導体素子からの熱を有効に放
散し得るパワーモジュール用基板及びこの基板を用いた
半導体装置を提供することにある。本発明の別の目的
は、セラミック基板とヒートシンクとの膨張係数の差に
起因するセラミック基板の破損を防止し得るパワーモジ
ュール用基板及びこの基板を用いた半導体装置を提供す
ることにある。
せることなく半導体素子から水冷式ヒートシンクまでの
熱の伝達経路を短くして半導体素子からの熱を有効に放
散し得るパワーモジュール用基板及びこの基板を用いた
半導体装置を提供することにある。本発明の別の目的
は、セラミック基板とヒートシンクとの膨張係数の差に
起因するセラミック基板の破損を防止し得るパワーモジ
ュール用基板及びこの基板を用いた半導体装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1に示すように、表面に回路パターン11aが形成さ
れかつ複数の貫通孔11bが形成されたセラミック基板
11と、貫通孔11bに遊挿され通孔16cを有する管
状部16aとセラミック基板11の上面に対向する環状
の押え部16bが一体的に形成されたカラー16と、押
え部16bとセラミック基板11の上面との間に介装す
る環状の弾性フランジ部17bと管状部16aに嵌入し
かつ貫通孔11bに挿入する弾性筒部17aが一体的に
形成された弾性体17とを備え、通孔16cに雄ねじ2
6を挿通して雄ねじ26を水冷式ヒートシンク27に形
成された雌ねじ27a又は水冷式ヒートシンク27に貫
通して形成された取付孔27cに更に挿通してナット3
1に螺合し、セラミック基板11を水冷式ヒートシンク
27に接合するように構成されたパワーモジュール用基
板である。
図1に示すように、表面に回路パターン11aが形成さ
れかつ複数の貫通孔11bが形成されたセラミック基板
11と、貫通孔11bに遊挿され通孔16cを有する管
状部16aとセラミック基板11の上面に対向する環状
の押え部16bが一体的に形成されたカラー16と、押
え部16bとセラミック基板11の上面との間に介装す
る環状の弾性フランジ部17bと管状部16aに嵌入し
かつ貫通孔11bに挿入する弾性筒部17aが一体的に
形成された弾性体17とを備え、通孔16cに雄ねじ2
6を挿通して雄ねじ26を水冷式ヒートシンク27に形
成された雌ねじ27a又は水冷式ヒートシンク27に貫
通して形成された取付孔27cに更に挿通してナット3
1に螺合し、セラミック基板11を水冷式ヒートシンク
27に接合するように構成されたパワーモジュール用基
板である。
【0006】請求項2に係る発明は、図3に示すよう
に、表面に回路パターン11aが形成されかつ複数の貫
通孔11bが形成されたセラミック基板11と、貫通孔
11bに挿入され挿通孔17cを有する弾性筒部17a
とセラミック基板11の上面に当接する環状の弾性フラ
ンジ部17bが一体的に形成された弾性体17と、挿通
孔17cに連通する連通孔18aを有しかつ弾性フラン
ジ部17bを介してセラミック基板11の上面に配置さ
れたワッシャ18とを備え、連通孔18aに挿通された
雄ねじ26を挿通孔17cに挿通して水冷式ヒートシン
ク27に形成された雌ねじ27a又は水冷式ヒートシン
ク27に貫通して形成された取付孔27cに更に挿通し
てナット31に螺合し、セラミック基板11を水冷式ヒ
ートシンク27に接合するように構成されたパワーモジ
ュール用基板である。
に、表面に回路パターン11aが形成されかつ複数の貫
通孔11bが形成されたセラミック基板11と、貫通孔
11bに挿入され挿通孔17cを有する弾性筒部17a
とセラミック基板11の上面に当接する環状の弾性フラ
ンジ部17bが一体的に形成された弾性体17と、挿通
孔17cに連通する連通孔18aを有しかつ弾性フラン
ジ部17bを介してセラミック基板11の上面に配置さ
れたワッシャ18とを備え、連通孔18aに挿通された
雄ねじ26を挿通孔17cに挿通して水冷式ヒートシン
ク27に形成された雌ねじ27a又は水冷式ヒートシン
ク27に貫通して形成された取付孔27cに更に挿通し
てナット31に螺合し、セラミック基板11を水冷式ヒ
ートシンク27に接合するように構成されたパワーモジ
ュール用基板である。
【0007】請求項1又は2に係るパワーモジュール用
基板では、セラミック基板11の貫通孔11bと水冷式
ヒートシンク27の雌ねじ27a又は取付孔との間に取
付誤差がある場合には、この取付誤差を弾性体17の弾
性により吸収する。また、弾性体17は、使用時の温度
変化による膨張又は収縮により生じるセラミック基板1
1と水冷式ヒートシンク27との間の取付誤差をその弾
性により吸収して熱膨張係数の相違に起因するセラミッ
ク基板11の破損を防止する。
基板では、セラミック基板11の貫通孔11bと水冷式
ヒートシンク27の雌ねじ27a又は取付孔との間に取
付誤差がある場合には、この取付誤差を弾性体17の弾
性により吸収する。また、弾性体17は、使用時の温度
変化による膨張又は収縮により生じるセラミック基板1
1と水冷式ヒートシンク27との間の取付誤差をその弾
性により吸収して熱膨張係数の相違に起因するセラミッ
ク基板11の破損を防止する。
【0008】また、弾性体17を介してセラミック基板
11に設けられたカラー16又はワッシャ18を使用し
て雄ねじ26によりこのセラミック基板11を水冷式ヒ
ートシンク27に接合するので、雄ねじ26の締結力が
セラミック基板11に直接加わることはなく、雄ねじ2
6の締結力に起因するセラミック基板11の破損を防止
して、回路パターン11aに搭載された半導体素子23
からの熱を水冷式ヒートシンク27に有効に伝達する。
なお、セラミック基板11はAlN,Si3N4又はAl
2O3により形成することが好ましい。セラミック基板1
1としてAlNを用いると熱伝導率及び耐熱性が向上
し、Si3N4を用いると強度及び耐熱性が向上し、Al
2O3を用いると耐熱性が向上する。
11に設けられたカラー16又はワッシャ18を使用し
て雄ねじ26によりこのセラミック基板11を水冷式ヒ
ートシンク27に接合するので、雄ねじ26の締結力が
セラミック基板11に直接加わることはなく、雄ねじ2
6の締結力に起因するセラミック基板11の破損を防止
して、回路パターン11aに搭載された半導体素子23
からの熱を水冷式ヒートシンク27に有効に伝達する。
なお、セラミック基板11はAlN,Si3N4又はAl
2O3により形成することが好ましい。セラミック基板1
1としてAlNを用いると熱伝導率及び耐熱性が向上
し、Si3N4を用いると強度及び耐熱性が向上し、Al
2O3を用いると耐熱性が向上する。
【0009】請求項3に係る発明は、図7に示すよう
に、請求項1又は2記載のパワーモジュール用基板1
0,20の回路パターン11aに半導体素子23が搭載
され、パワーモジュール用基板10,20の表面に端子
24が内周面に設けられた枠部材25が半導体素子23
を包囲するように接着され、端子24と半導体素子23
とが接続されて絶縁性ゲル29が充填され、枠部材25
の上面に蓋板25aが接着され、請求項1記載のカラー
16の通孔16c又は請求項2記載のワッシャ18及び
弾性体17の連通孔18a及び挿通孔17cに雄ねじ2
6が挿通され、雄ねじ26を水冷式ヒートシンク27に
形成された雌ねじ27a又は水冷式ヒートシンク27に
貫通して形成された取付孔に更に挿通してナットに螺合
することによりパワーモジュール用基板10,20が水
冷式ヒートシンク27に直接接合された半導体装置であ
る。この請求項3に係る発明では、水冷式ヒートシンク
27に直接接合されたパワーモジュール用基板10,2
0の回路パターン11aに搭載された半導体素子23か
ら水冷式ヒートシンク27までの熱の伝達経路は、図9
に示す従来の熱の伝達経路より短く、半導体素子23か
らの熱は従来に比較してより有効に水冷式ヒートシンク
27に伝達されて外部に放散される。
に、請求項1又は2記載のパワーモジュール用基板1
0,20の回路パターン11aに半導体素子23が搭載
され、パワーモジュール用基板10,20の表面に端子
24が内周面に設けられた枠部材25が半導体素子23
を包囲するように接着され、端子24と半導体素子23
とが接続されて絶縁性ゲル29が充填され、枠部材25
の上面に蓋板25aが接着され、請求項1記載のカラー
16の通孔16c又は請求項2記載のワッシャ18及び
弾性体17の連通孔18a及び挿通孔17cに雄ねじ2
6が挿通され、雄ねじ26を水冷式ヒートシンク27に
形成された雌ねじ27a又は水冷式ヒートシンク27に
貫通して形成された取付孔に更に挿通してナットに螺合
することによりパワーモジュール用基板10,20が水
冷式ヒートシンク27に直接接合された半導体装置であ
る。この請求項3に係る発明では、水冷式ヒートシンク
27に直接接合されたパワーモジュール用基板10,2
0の回路パターン11aに搭載された半導体素子23か
ら水冷式ヒートシンク27までの熱の伝達経路は、図9
に示す従来の熱の伝達経路より短く、半導体素子23か
らの熱は従来に比較してより有効に水冷式ヒートシンク
27に伝達されて外部に放散される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明のパワーモジュール用
基板における第1の実施の形態を図面に基づいて詳しく
説明する。図1に示すように、パワーモジュール用基板
10は表面に回路パターン11aが形成されかつ複数の
貫通孔11bが形成されたセラミック基板11を備え
る。貫通孔11bはセラミック基板11の焼成前に形成
され、回路パターン11aはセラミック基板11に接着
された図示しない金属箔をエッチング加工することによ
り作られる。セラミック基板11への金属箔の接着は、
金属箔がCuにより形成され、セラミック基板11がA
l2O3により形成される場合には、セラミック基板11
及び金属箔との間にろう材であるAg−Cu−Tiろう
材の箔を挟んだ状態で重ね合せ、これらに荷重0.5〜
2kgf/cm2を加え、真空中で800〜900℃に
加熱する活性金属法により行われる。金属箔がCuによ
り形成され、セラミック基板11がAlNにより形成さ
れる場合も上記と同様の活性金属法によりセラミック基
板11に金属箔が接着される。
基板における第1の実施の形態を図面に基づいて詳しく
説明する。図1に示すように、パワーモジュール用基板
10は表面に回路パターン11aが形成されかつ複数の
貫通孔11bが形成されたセラミック基板11を備え
る。貫通孔11bはセラミック基板11の焼成前に形成
され、回路パターン11aはセラミック基板11に接着
された図示しない金属箔をエッチング加工することによ
り作られる。セラミック基板11への金属箔の接着は、
金属箔がCuにより形成され、セラミック基板11がA
l2O3により形成される場合には、セラミック基板11
及び金属箔との間にろう材であるAg−Cu−Tiろう
材の箔を挟んだ状態で重ね合せ、これらに荷重0.5〜
2kgf/cm2を加え、真空中で800〜900℃に
加熱する活性金属法により行われる。金属箔がCuによ
り形成され、セラミック基板11がAlNにより形成さ
れる場合も上記と同様の活性金属法によりセラミック基
板11に金属箔が接着される。
【0011】また、金属箔がAlにより形成され、セラ
ミック基板11がAl2O3又はAlNにより形成される
場合には、金属箔はAl純度が99.98重量%以上で
あって、融点が660℃のものが使用される。金属箔は
この金属箔より融点が低いAl−Si系ろう材を介して
積層接着される。即ち、Al−Si系ろう材は85〜9
5重量%のAlと5〜15重量%のSiを含み、このろ
う材16の溶解温度範囲は570〜630℃である。積
層接着はセラミック基板11と金属箔との間にろう材で
あるAl−Siろう材の箔を挟んだ状態でこれらに荷重
0.5〜2kgf/cm2を加え、真空中で600〜6
50℃に加熱することにより、金属箔がセラミック基板
11に接着される。このようにセラミック基板11に接
着された金属箔はエッチング加工されて回路パターン1
1aが作られる。
ミック基板11がAl2O3又はAlNにより形成される
場合には、金属箔はAl純度が99.98重量%以上で
あって、融点が660℃のものが使用される。金属箔は
この金属箔より融点が低いAl−Si系ろう材を介して
積層接着される。即ち、Al−Si系ろう材は85〜9
5重量%のAlと5〜15重量%のSiを含み、このろ
う材16の溶解温度範囲は570〜630℃である。積
層接着はセラミック基板11と金属箔との間にろう材で
あるAl−Siろう材の箔を挟んだ状態でこれらに荷重
0.5〜2kgf/cm2を加え、真空中で600〜6
50℃に加熱することにより、金属箔がセラミック基板
11に接着される。このようにセラミック基板11に接
着された金属箔はエッチング加工されて回路パターン1
1aが作られる。
【0012】図1及び図2に示すように、パワーモジュ
ール用基板10はカラー16と弾性体17とを備える。
カラー16は貫通孔11bに遊挿可能な外径を有する管
状部16aとセラミック基板11の上面に対向する環状
の押え部16bが一体的に形成され、このカラー16に
はその押え部16b及び管状部16aに貫通して通孔1
6cが形成される。弾性体17は弾性を有する合成ゴム
を切削又は成形加工することにより作られ、押え部16
bとセラミック基板11の上面との間に介装する環状の
弾性フランジ部17bとカラーの管状部16aに嵌入し
かつセラミック基板の貫通孔11bに挿入する弾性筒部
17aが一体的に形成される。この弾性体17は、管状
部16aに嵌入した状態でカラー16とともに貫通孔1
1bに挿入することにより弾性フランジ部17bが押え
部16bとセラミック基板11の上面との間に介装され
る。
ール用基板10はカラー16と弾性体17とを備える。
カラー16は貫通孔11bに遊挿可能な外径を有する管
状部16aとセラミック基板11の上面に対向する環状
の押え部16bが一体的に形成され、このカラー16に
はその押え部16b及び管状部16aに貫通して通孔1
6cが形成される。弾性体17は弾性を有する合成ゴム
を切削又は成形加工することにより作られ、押え部16
bとセラミック基板11の上面との間に介装する環状の
弾性フランジ部17bとカラーの管状部16aに嵌入し
かつセラミック基板の貫通孔11bに挿入する弾性筒部
17aが一体的に形成される。この弾性体17は、管状
部16aに嵌入した状態でカラー16とともに貫通孔1
1bに挿入することにより弾性フランジ部17bが押え
部16bとセラミック基板11の上面との間に介装され
る。
【0013】なお、このパワーモジュール用基板10
は、カラー16の通孔16cに雄ねじ26を挿通してこ
の雄ねじ26を水冷式ヒートシンク27に形成された雌
ねじ27a、又は図6に示す水冷式ヒートシンク27に
貫通して形成された取付孔27cに更に挿通してナット
31に螺合することにより、セラミック基板11を水冷
式ヒートシンク27に接合するように構成される。雌ね
じ27a又は取付孔27cはセラミック基板11に形成
された貫通孔11bのピッチ寸法と同一のピッチ寸法で
形成されるが、セラミック基板11の焼成時における収
縮によりその貫通孔11bと雌ねじ27a又は取付孔2
7cとの間に取付誤差が生じた場合には、弾性体17の
弾性によりこの取付誤差を吸収する。
は、カラー16の通孔16cに雄ねじ26を挿通してこ
の雄ねじ26を水冷式ヒートシンク27に形成された雌
ねじ27a、又は図6に示す水冷式ヒートシンク27に
貫通して形成された取付孔27cに更に挿通してナット
31に螺合することにより、セラミック基板11を水冷
式ヒートシンク27に接合するように構成される。雌ね
じ27a又は取付孔27cはセラミック基板11に形成
された貫通孔11bのピッチ寸法と同一のピッチ寸法で
形成されるが、セラミック基板11の焼成時における収
縮によりその貫通孔11bと雌ねじ27a又は取付孔2
7cとの間に取付誤差が生じた場合には、弾性体17の
弾性によりこの取付誤差を吸収する。
【0014】即ち、貫通孔11bにはカラー16の管状
部16aに嵌入した弾性体17の弾性筒部17aが挿入
され、雄ねじ26はそのカラー16の通孔16cに挿通
される。このため、雄ねじ26が螺合又は挿通するヒー
トシンク27の雌ねじ27a又は取付孔27cより貫通
孔11bは比較的大きく形成される。従って、貫通孔1
1bと雌ねじ27a又は取付孔27cとの間に取付誤差
が生じても、弾性体17が弾性変形して貫通孔11bの
範囲内でカラー16の移動を許容し、カラー16に挿通
された雄ねじ26を雌ねじ27a又は取付孔27cに螺
合又は挿通させる。このため、セラミック基板11を水
冷式ヒートシンク27に確実に接合することができる。
部16aに嵌入した弾性体17の弾性筒部17aが挿入
され、雄ねじ26はそのカラー16の通孔16cに挿通
される。このため、雄ねじ26が螺合又は挿通するヒー
トシンク27の雌ねじ27a又は取付孔27cより貫通
孔11bは比較的大きく形成される。従って、貫通孔1
1bと雌ねじ27a又は取付孔27cとの間に取付誤差
が生じても、弾性体17が弾性変形して貫通孔11bの
範囲内でカラー16の移動を許容し、カラー16に挿通
された雄ねじ26を雌ねじ27a又は取付孔27cに螺
合又は挿通させる。このため、セラミック基板11を水
冷式ヒートシンク27に確実に接合することができる。
【0015】このパワーモジュール用基板10では、上
述のように貫通孔11bを使用して雄ねじ26によりセ
ラミック基板11が水冷式ヒートシンク27に接合され
るけれども、雄ねじ26の締結力はカラー16の押え部
16bに加わり、その締結力がセラミック基板11に直
接加わることはない。このため、雄ねじ26の締結力に
起因してセラミック基板11が破損することはなく、回
路パターン11aに搭載された半導体素子からの熱は水
冷式ヒートシンク27に有効に伝達される。また、半導
体素子23からの熱が伝達されることにより、セラミッ
ク基板11及び水冷式ヒートシンク27自体の温度は上
昇してそれぞれが膨張する。ここでセラミック基板11
の熱膨張係数は金属により作られた水冷式ヒートシンク
27の熱膨張係数より一般的に低いため、雌ねじ27a
に螺合された雄ねじ26の間隔は貫通孔11bの間隔よ
り広がるけれども、その雄ねじ26の間隔の広がりを弾
性体17がその弾性により吸収して許容する。即ち、弾
性体17は膨張又は収縮により生じるセラミック基板1
1と水冷式ヒートシンク27との取付誤差をその弾性に
より吸収し、温度変化に起因するセラミック基板11の
破損を防止する。
述のように貫通孔11bを使用して雄ねじ26によりセ
ラミック基板11が水冷式ヒートシンク27に接合され
るけれども、雄ねじ26の締結力はカラー16の押え部
16bに加わり、その締結力がセラミック基板11に直
接加わることはない。このため、雄ねじ26の締結力に
起因してセラミック基板11が破損することはなく、回
路パターン11aに搭載された半導体素子からの熱は水
冷式ヒートシンク27に有効に伝達される。また、半導
体素子23からの熱が伝達されることにより、セラミッ
ク基板11及び水冷式ヒートシンク27自体の温度は上
昇してそれぞれが膨張する。ここでセラミック基板11
の熱膨張係数は金属により作られた水冷式ヒートシンク
27の熱膨張係数より一般的に低いため、雌ねじ27a
に螺合された雄ねじ26の間隔は貫通孔11bの間隔よ
り広がるけれども、その雄ねじ26の間隔の広がりを弾
性体17がその弾性により吸収して許容する。即ち、弾
性体17は膨張又は収縮により生じるセラミック基板1
1と水冷式ヒートシンク27との取付誤差をその弾性に
より吸収し、温度変化に起因するセラミック基板11の
破損を防止する。
【0016】図3及び図4に本発明のパワーモジュール
用基板における第2の実施の形態を説明する。図面中上
述した実施の形態と同一符号は同一部品を示し繰返して
の説明を省略する。図3に示すように、第2の実施の形
態におけるパワーモジュール用基板20は、表面に回路
パターン11aが形成されかつ複数の貫通孔11bが形
成されたセラミック基板11と、弾性体17と、ワッシ
ャ18とを備える。弾性体17は、セラミック基板11
の貫通孔11bに挿入可能な外径を有する弾性筒部17
aとセラミック基板11の上面に当接する環状の弾性フ
ランジ部17bが一体的に形成され、この弾性体17に
はその弾性筒部17a及び弾性フランジ部17bを貫通
して挿通孔17cが形成される。ワッシャ18には挿通
孔17cに連通する連通孔18aが形成され、ワッシャ
18は弾性フランジ部17bを介してセラミック基板1
1の上面に配置される。
用基板における第2の実施の形態を説明する。図面中上
述した実施の形態と同一符号は同一部品を示し繰返して
の説明を省略する。図3に示すように、第2の実施の形
態におけるパワーモジュール用基板20は、表面に回路
パターン11aが形成されかつ複数の貫通孔11bが形
成されたセラミック基板11と、弾性体17と、ワッシ
ャ18とを備える。弾性体17は、セラミック基板11
の貫通孔11bに挿入可能な外径を有する弾性筒部17
aとセラミック基板11の上面に当接する環状の弾性フ
ランジ部17bが一体的に形成され、この弾性体17に
はその弾性筒部17a及び弾性フランジ部17bを貫通
して挿通孔17cが形成される。ワッシャ18には挿通
孔17cに連通する連通孔18aが形成され、ワッシャ
18は弾性フランジ部17bを介してセラミック基板1
1の上面に配置される。
【0017】このパワーモジュール用基板20は、ワッ
シャ18の連通孔18aに挿通された雄ねじ26を弾性
体17の挿通孔17cに遊挿し、この雄ねじ26を水冷
式ヒートシンク27に形成された雌ねじ27a又は水冷
式ヒートシンク27に貫通して形成された取付孔27c
に更に挿通してナット31に螺合することにより、セラ
ミック基板11を水冷式ヒートシンク27に接合するよ
うに構成される。弾性体17は弾性変形するので、貫通
孔11bと雌ねじ27a又は取付孔27cとの間に取付
誤差が生じても、弾性体17は貫通孔11bの範囲内で
雄ねじ26の移動を許容し、弾性体17の挿通孔17c
挿通された雄ねじ26を雌ねじ27a又は取付孔27c
に螺合又は挿通させる。このため、セラミック基板11
を水冷式ヒートシンク27に確実に接合することができ
る。
シャ18の連通孔18aに挿通された雄ねじ26を弾性
体17の挿通孔17cに遊挿し、この雄ねじ26を水冷
式ヒートシンク27に形成された雌ねじ27a又は水冷
式ヒートシンク27に貫通して形成された取付孔27c
に更に挿通してナット31に螺合することにより、セラ
ミック基板11を水冷式ヒートシンク27に接合するよ
うに構成される。弾性体17は弾性変形するので、貫通
孔11bと雌ねじ27a又は取付孔27cとの間に取付
誤差が生じても、弾性体17は貫通孔11bの範囲内で
雄ねじ26の移動を許容し、弾性体17の挿通孔17c
挿通された雄ねじ26を雌ねじ27a又は取付孔27c
に螺合又は挿通させる。このため、セラミック基板11
を水冷式ヒートシンク27に確実に接合することができ
る。
【0018】このパワーモジュール用基板20では、連
通孔18a及び挿通孔17cを使用して雄ねじ26によ
りセラミック基板11が水冷式ヒートシンク27に接合
されるけれども、雄ねじ26の締結力はワッシャ18に
加わり、その締結力がセラミック基板11に直接加わる
ことはない。このため、雄ねじ26の締結力に起因して
セラミック基板11が破損することはなく、回路パター
ン11aに搭載された半導体素子からの熱は水冷式ヒー
トシンク27に有効に伝達される。また、半導体素子か
らの熱が伝達してセラミック基板11及び水冷式ヒート
シンク27自体がそれぞれが膨張し、雄ねじ26の間隔
は挿通孔17cの間隔より広がっても、その雄ねじ26
の間隔の広がりを弾性体17がその弾性により吸収し
て、温度変化に起因するセラミック基板11の破損を防
止する。
通孔18a及び挿通孔17cを使用して雄ねじ26によ
りセラミック基板11が水冷式ヒートシンク27に接合
されるけれども、雄ねじ26の締結力はワッシャ18に
加わり、その締結力がセラミック基板11に直接加わる
ことはない。このため、雄ねじ26の締結力に起因して
セラミック基板11が破損することはなく、回路パター
ン11aに搭載された半導体素子からの熱は水冷式ヒー
トシンク27に有効に伝達される。また、半導体素子か
らの熱が伝達してセラミック基板11及び水冷式ヒート
シンク27自体がそれぞれが膨張し、雄ねじ26の間隔
は挿通孔17cの間隔より広がっても、その雄ねじ26
の間隔の広がりを弾性体17がその弾性により吸収し
て、温度変化に起因するセラミック基板11の破損を防
止する。
【0019】なお、上述した実施の形態では貫通孔11
b近傍におけるセラミック基板11の上面に回路パター
ン11aを形成していないが、図5に示すように、回路
パターン11aが形成された部分に貫通孔11bを形成
しても良い。この場合弾性フランジ部17bは回路パタ
ーン11aを介してセラミック基板11に当接する。ま
た、上述した実施の形態では貫通孔11bをセラミック
基板11の焼成前に形成したが、セラミック基板11が
破損しない限り、焼成後のセラミック基板11に精密加
工を施して貫通孔11aを形成しても良い。
b近傍におけるセラミック基板11の上面に回路パター
ン11aを形成していないが、図5に示すように、回路
パターン11aが形成された部分に貫通孔11bを形成
しても良い。この場合弾性フランジ部17bは回路パタ
ーン11aを介してセラミック基板11に当接する。ま
た、上述した実施の形態では貫通孔11bをセラミック
基板11の焼成前に形成したが、セラミック基板11が
破損しない限り、焼成後のセラミック基板11に精密加
工を施して貫通孔11aを形成しても良い。
【0020】図7に本発明の請求項1に係るパワーモジ
ュール用基板10を用いた半導体装置を説明する。先ず
図7(a)に示すように、パワーモジュール用基板10
に形成された回路パターン11aに半導体素子23がは
んだ23aにより搭載され、図7(b)に示すように、
半導体素子23が搭載されたパワーモジュール用基板1
0の表面に、端子24が内周面に設けられた枠部材25
がその半導体素子23を包囲するように接着される。端
子24は半導体素子23と接続線23bにより接続さ
れ、図7(c)に示すように、枠部材25により包囲さ
れる空間にはシリコーンゲル29のような絶縁性ゲルが
充填される。絶縁性ゲルの充填により半導体素子23を
封止した後、枠部材25の上面には蓋板25aが接着さ
れる。
ュール用基板10を用いた半導体装置を説明する。先ず
図7(a)に示すように、パワーモジュール用基板10
に形成された回路パターン11aに半導体素子23がは
んだ23aにより搭載され、図7(b)に示すように、
半導体素子23が搭載されたパワーモジュール用基板1
0の表面に、端子24が内周面に設けられた枠部材25
がその半導体素子23を包囲するように接着される。端
子24は半導体素子23と接続線23bにより接続さ
れ、図7(c)に示すように、枠部材25により包囲さ
れる空間にはシリコーンゲル29のような絶縁性ゲルが
充填される。絶縁性ゲルの充填により半導体素子23を
封止した後、枠部材25の上面には蓋板25aが接着さ
れる。
【0021】次に、水冷式ヒートシンク27のパワーモ
ジュール用基板10が取付けられる部分に必要に応じて
シリコーン樹脂が塗布され、その上にセラミック基板1
1を配置する。水冷式ヒートシンク27は内部に冷却水
28が循環する水路27bが形成され、この水路27b
に冷却水28が循環することにより熱を外部に放散する
ように構成される。カラー16の通孔16cには雄ねじ
26が挿通され、雄ねじ26は水冷式ヒートシンク27
に形成された雌ねじ27aに螺合される。これによりセ
ラミック基板11は水冷式ヒートシンク27に直接接合
されて半導体装置が得られる。この半導体装置では、半
導体素子23から水冷式ヒートシンク27までの熱の伝
達経路は、図9に示す従来の熱の伝達経路より短く、半
導体素子23からの熱は水冷式ヒートシンク27に有効
に伝達されて外部に放散される。
ジュール用基板10が取付けられる部分に必要に応じて
シリコーン樹脂が塗布され、その上にセラミック基板1
1を配置する。水冷式ヒートシンク27は内部に冷却水
28が循環する水路27bが形成され、この水路27b
に冷却水28が循環することにより熱を外部に放散する
ように構成される。カラー16の通孔16cには雄ねじ
26が挿通され、雄ねじ26は水冷式ヒートシンク27
に形成された雌ねじ27aに螺合される。これによりセ
ラミック基板11は水冷式ヒートシンク27に直接接合
されて半導体装置が得られる。この半導体装置では、半
導体素子23から水冷式ヒートシンク27までの熱の伝
達経路は、図9に示す従来の熱の伝達経路より短く、半
導体素子23からの熱は水冷式ヒートシンク27に有効
に伝達されて外部に放散される。
【0022】なお、上述した半導体装置は雄ねじ26を
水冷式ヒートシンク27に形成された雌ねじ27aに螺
合したが、図6に示すように雄ねじ26を水冷式ヒート
シンク27に貫通して形成された取付孔27cに更に挿
通してナット31に螺合することにより半導体装置を得
ても良い。また、上述した半導体装置は請求項1に係る
パワーモジュール用基板10を用いたが、請求項2に係
るパワーモジュール用基板20を用いる場合には、ワッ
シャ18の連通孔18aに挿通された雄ねじ26を弾性
体17の挿通孔17cに挿入し、この雄ねじ26を水冷
式ヒートシンク27に形成された雌ねじ27a又は水冷
式ヒートシンク27に貫通して形成された取付孔27c
に更に挿通してナット31に螺合することにより、セラ
ミック基板11を水冷式ヒートシンク27に接合して半
導体装置を得る。このように請求項2に係るパワーモジ
ュール用基板20を用いた半導体装置でも、半導体素子
23から水冷式ヒートシンク27までの熱の伝達経路
は、図9に示す従来の熱の伝達経路より短く、半導体素
子23からの熱は水冷式ヒートシンク27に有効に伝達
されて外部に放散される。
水冷式ヒートシンク27に形成された雌ねじ27aに螺
合したが、図6に示すように雄ねじ26を水冷式ヒート
シンク27に貫通して形成された取付孔27cに更に挿
通してナット31に螺合することにより半導体装置を得
ても良い。また、上述した半導体装置は請求項1に係る
パワーモジュール用基板10を用いたが、請求項2に係
るパワーモジュール用基板20を用いる場合には、ワッ
シャ18の連通孔18aに挿通された雄ねじ26を弾性
体17の挿通孔17cに挿入し、この雄ねじ26を水冷
式ヒートシンク27に形成された雌ねじ27a又は水冷
式ヒートシンク27に貫通して形成された取付孔27c
に更に挿通してナット31に螺合することにより、セラ
ミック基板11を水冷式ヒートシンク27に接合して半
導体装置を得る。このように請求項2に係るパワーモジ
ュール用基板20を用いた半導体装置でも、半導体素子
23から水冷式ヒートシンク27までの熱の伝達経路
は、図9に示す従来の熱の伝達経路より短く、半導体素
子23からの熱は水冷式ヒートシンク27に有効に伝達
されて外部に放散される。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、セ
ラミック基板の貫通孔に弾性体を介してカラー又はワッ
シャを設けるので、このカラー又はワッシャを使用して
雄ねじによりセラミック基板を水冷式ヒートシンクに接
合しても、雄ねじの締結力がセラミック基板に直接加わ
ることはなく、雄ねじの締結力に起因するセラミック基
板の破損を防止することができる。また、弾性体を介し
てセラミック基板を水冷式ヒートシンクに接合するの
で、貫通孔と水冷式ヒートシンクの雌ねじ又は取付孔と
の間に多少の誤差があってもその取付誤差を弾性体が弾
性により吸収してセラミック基板をヒートシンクに確実
に取付けることができる。また、膨張又は収縮により生
じるセラミック基板と水冷式ヒートシンクとの取付誤差
もその弾性体がその弾性により吸収するので、温度変化
に起因するセラミック基板の破損を防止することもでき
る。
ラミック基板の貫通孔に弾性体を介してカラー又はワッ
シャを設けるので、このカラー又はワッシャを使用して
雄ねじによりセラミック基板を水冷式ヒートシンクに接
合しても、雄ねじの締結力がセラミック基板に直接加わ
ることはなく、雄ねじの締結力に起因するセラミック基
板の破損を防止することができる。また、弾性体を介し
てセラミック基板を水冷式ヒートシンクに接合するの
で、貫通孔と水冷式ヒートシンクの雌ねじ又は取付孔と
の間に多少の誤差があってもその取付誤差を弾性体が弾
性により吸収してセラミック基板をヒートシンクに確実
に取付けることができる。また、膨張又は収縮により生
じるセラミック基板と水冷式ヒートシンクとの取付誤差
もその弾性体がその弾性により吸収するので、温度変化
に起因するセラミック基板の破損を防止することもでき
る。
【0024】更に、回路パターンに半導体素子を搭載
し、カラーの通孔に雄ねじを挿通して又はワッシャの連
通孔に挿通された雄ねじを弾性体の挿通孔に遊挿して、
水冷式ヒートシンクに形成された雌ねじ又は又は水冷式
ヒートシンクに貫通して形成された取付孔に更に挿通し
てナットに螺合することによりパワーモジュール用基板
を水冷式ヒートシンクに直接接合した半導体装置では、
水冷式ヒートシンクに直接接合されたパワーモジュール
用基板の回路パターンに搭載された半導体素子から水冷
式ヒートシンクまでの熱の伝達経路は比較的短くなり、
半導体素子からの熱は水冷式ヒートシンクまで有効に伝
達される。この結果、本発明ではセラミック基板を損傷
させることなく半導体素子等から水冷式ヒートシンクま
での熱の伝達経路を短くして半導体素子からの熱を有効
に放散することができる。
し、カラーの通孔に雄ねじを挿通して又はワッシャの連
通孔に挿通された雄ねじを弾性体の挿通孔に遊挿して、
水冷式ヒートシンクに形成された雌ねじ又は又は水冷式
ヒートシンクに貫通して形成された取付孔に更に挿通し
てナットに螺合することによりパワーモジュール用基板
を水冷式ヒートシンクに直接接合した半導体装置では、
水冷式ヒートシンクに直接接合されたパワーモジュール
用基板の回路パターンに搭載された半導体素子から水冷
式ヒートシンクまでの熱の伝達経路は比較的短くなり、
半導体素子からの熱は水冷式ヒートシンクまで有効に伝
達される。この結果、本発明ではセラミック基板を損傷
させることなく半導体素子等から水冷式ヒートシンクま
での熱の伝達経路を短くして半導体素子からの熱を有効
に放散することができる。
【図1】本発明のパワーモジュール用基板の断面図。
【図2】そのパワーモジュール用基板が水冷式ヒートシ
ンクに取付けられる状態を示す斜視図。
ンクに取付けられる状態を示す斜視図。
【図3】本発明の別のパワーモジュール用基板の断面
図。
図。
【図4】その別のパワーモジュール用基板が水冷式ヒー
トシンクに取付けられる状態を示す斜視図。
トシンクに取付けられる状態を示す斜視図。
【図5】本発明の更に別のパワーモジュール用基板の断
面図。
面図。
【図6】雄ねじが水冷式ヒートシンクの取付孔に挿通さ
れて取付けられた図1に対応するパワーモジュール用基
板の断面図。
れて取付けられた図1に対応するパワーモジュール用基
板の断面図。
【図7】そのパワーモジュール用基板を含む半導体装置
の製造行程図。
の製造行程図。
【図8】従来例を示す図1に対応する断面図。
【図9】別の従来例を示す図1に対応する断面図。
10,20 パワーモジュール用基板 11 セラミック基板 11a 回路パターン 11b 貫通孔 16 カラー 16a 管状部 16b フランジ部 16c 通孔 17 弾性体 17a 弾性筒部 17b 弾性フランジ部 17c 挿通孔 18 ワッシャ 18a 連通孔 23 半導体素子 24 端子 25 枠部材 25a蓋板 26 雄ねじ 27 水冷式ヒートシンク 27a 雌ねじ 27c 取付孔 29 絶縁性ゲル 31 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長瀬 敏之 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 (72)発明者 島村 正一 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 5F036 AA01 BA10 BB01 BB08 BC03 BC05
Claims (3)
- 【請求項1】 表面に回路パターン(11a)が形成されか
つ複数の貫通孔(11b)が形成されたセラミック基板(11)
と、 前記貫通孔(11b)に遊挿され通孔(16c)を有する管状部(1
6a)と前記セラミック基板(11)の上面に対向する環状の
押え部(16b)が一体的に形成されたカラー(16)と、 前記押え部(16b)と前記セラミック基板(11)の上面との
間に介装する環状の弾性フランジ部(17b)と前記管状部
(16a)に嵌入しかつ前記貫通孔(11b)に挿入する弾性筒部
(17a)が一体的に形成された弾性体(17)とを備え、 前記通孔(16c)に雄ねじ(26)を挿通して前記雄ねじ(26)
を水冷式ヒートシンク(27)に形成された雌ねじ(27a)又
は前記水冷式ヒートシンク(27)に貫通して形成された取
付孔(27c)に更に挿通してナット(31)に螺合し、前記セ
ラミック基板(11)を前記水冷式ヒートシンク(27)に接合
するように構成されたパワーモジュール用基板。 - 【請求項2】 表面に回路パターン(11a)が形成されか
つ複数の貫通孔(11b)が形成されたセラミック基板(11)
と、 前記貫通孔(11b)に挿入され挿通孔(17c)を有する弾性筒
部(17a)と前記セラミック基板(11)の上面に当接する環
状の弾性フランジ部(17b)が一体的に形成された弾性体
(17)と、 前記挿通孔(17c)に連通する連通孔(18a)を有しかつ前記
弾性フランジ部(17b)を介して前記セラミック基板(11)
の上面に配置されたワッシャ(18)とを備え、 前記連通孔(18a)に挿通された雄ねじ(26)を前記挿通孔
(17c)に挿通して水冷式ヒートシンク(27)に形成された
雌ねじ(27a)又は前記水冷式ヒートシンク(27)に貫通し
て形成された取付孔(27c)に更に挿通してナット(31)に
螺合し、前記セラミック基板(11)を前記水冷式ヒートシ
ンク(27)に接合するように構成されたパワーモジュール
用基板。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のパワーモジュール
用基板(10,20)の回路パターン(11a)に半導体素子(23)が
搭載され、 端子(24)が内周面に設けられた枠部材(25)が前記パワー
モジュール用基板(10,20)の表面に前記半導体素子(23)
を包囲するように接着され、 前記端子(24)と前記半導体素子(23)とが接続されて絶縁
性ゲル(29)が充填され、 前記枠部材(25)の上面に蓋板(25a)が接着され、 請求項1記載のカラー(16)の通孔(16c)又は請求項2記
載のワッシャ(18)及び弾性体(17)の連通孔(18a)及び挿
通孔(17c)に雄ねじ(26)が挿通され、 前記雄ねじ(26)を水冷式ヒートシンク(27)に形成された
雌ねじ(27a)又は前記水冷式ヒートシンク(27)に貫通し
て形成された取付孔(27c)に更に挿通してナット(31)に
螺合することにより前記パワーモジュール用基板(10,2
0)が前記水冷式ヒートシンク(27)に直接接合された半導
体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11005135A JP2000208682A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | パワ―モジュ―ル用基板及びこの基板を用いた半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11005135A JP2000208682A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | パワ―モジュ―ル用基板及びこの基板を用いた半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000208682A true JP2000208682A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11602876
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11005135A Pending JP2000208682A (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | パワ―モジュ―ル用基板及びこの基板を用いた半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000208682A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100794373B1 (ko) | 2006-06-05 | 2008-01-15 | 잘만테크 주식회사 | 컴퓨터 그래픽카드용 워터블록장치 |
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-
1999
- 1999-01-12 JP JP11005135A patent/JP2000208682A/ja active Pending
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