JP2000208714A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JP2000208714A JP2000208714A JP11009294A JP929499A JP2000208714A JP 2000208714 A JP2000208714 A JP 2000208714A JP 11009294 A JP11009294 A JP 11009294A JP 929499 A JP929499 A JP 929499A JP 2000208714 A JP2000208714 A JP 2000208714A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ノイズの種類に関係なく、デジタル回路部で
発生したノイズを広い周波数領域にわたって遮断するこ
とにより、アナログ回路部で誤動作のない、信頼性の高
い半導体装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 第1導電型半導体基板1、埋め込み絶縁
膜2及び半導体層3がこの順に積層されてなるSOI基
板4上にデジタル回路部Dとアナログ回路部Aとが形成
されてなり、アナログ回路部Aの下方であって、かつ第
1導電型半導体基板1表面に、電気的にフローティング
状態の第2導電型不純物層14が形成されてなる半導体
装置。
発生したノイズを広い周波数領域にわたって遮断するこ
とにより、アナログ回路部で誤動作のない、信頼性の高
い半導体装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 第1導電型半導体基板1、埋め込み絶縁
膜2及び半導体層3がこの順に積層されてなるSOI基
板4上にデジタル回路部Dとアナログ回路部Aとが形成
されてなり、アナログ回路部Aの下方であって、かつ第
1導電型半導体基板1表面に、電気的にフローティング
状態の第2導電型不純物層14が形成されてなる半導体
装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関し、より詳細には、アナログ/デジタル
回路が混在する半導体装置及びその製造方法に関する。
の製造方法に関し、より詳細には、アナログ/デジタル
回路が混在する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、デジタル/アナログ回路が混在する半導体集積回路
においては、デジタル回路での信号が半導体基板を介し
てアナログ回路へノイズとして入り込み、アナログ回路
が誤動作してしまうという問題がある。このような誤動
作は、デジタル回路で接合部電位が局所的に変動した場
合に、その変動が、アナログ回路の基板電位をAC的に
変動させ、アナログ回路におけるMOSトランジスタの
動作しきい値電圧(以後「Vth」と記す)又はゲート
電位を変動することにより、異常な回路動作が生じて発
生する。これに対して、図7に示すように、ノイズの低
減を図る構造を有する半導体装置が提案されている。
ら、デジタル/アナログ回路が混在する半導体集積回路
においては、デジタル回路での信号が半導体基板を介し
てアナログ回路へノイズとして入り込み、アナログ回路
が誤動作してしまうという問題がある。このような誤動
作は、デジタル回路で接合部電位が局所的に変動した場
合に、その変動が、アナログ回路の基板電位をAC的に
変動させ、アナログ回路におけるMOSトランジスタの
動作しきい値電圧(以後「Vth」と記す)又はゲート
電位を変動することにより、異常な回路動作が生じて発
生する。これに対して、図7に示すように、ノイズの低
減を図る構造を有する半導体装置が提案されている。
【0003】この半導体装置によれば、アナログ回路部
AのnチャネルMOSトランジスタTr1は、深いNウ
エル31によって、半導体基板30と電気的に分離され
ている。このような構造により、デジタル回路部Dで発
生するAC的な基板電流が、低インピーダンスに設計さ
れたNウエル31に吸収されるため、トランジスタTr
1の基板電位はデジタル回路部Dからのノイズの影響を
ほとんど受けない。
AのnチャネルMOSトランジスタTr1は、深いNウ
エル31によって、半導体基板30と電気的に分離され
ている。このような構造により、デジタル回路部Dで発
生するAC的な基板電流が、低インピーダンスに設計さ
れたNウエル31に吸収されるため、トランジスタTr
1の基板電位はデジタル回路部Dからのノイズの影響を
ほとんど受けない。
【0004】しかし、この半導体装置においては、ノイ
ズを取り出すために利用される深いNウエル31の電位
を固定する配線32を新たに形成する必要がある。ま
た、Nウエル31を低インピーダンスにしたとしても、
アナログ回路部AのインピーダンスがNウェル31のイ
ンピーダンスよりも小さい場合には、ノイズはNウェル
31では吸収されず、アナログ回路部Aに流れる。よっ
て、Nウェル31に対して、アナログ回路部Aを高イン
ピーダンスに設計する必要が新たに生じる。
ズを取り出すために利用される深いNウエル31の電位
を固定する配線32を新たに形成する必要がある。ま
た、Nウエル31を低インピーダンスにしたとしても、
アナログ回路部AのインピーダンスがNウェル31のイ
ンピーダンスよりも小さい場合には、ノイズはNウェル
31では吸収されず、アナログ回路部Aに流れる。よっ
て、Nウェル31に対して、アナログ回路部Aを高イン
ピーダンスに設計する必要が新たに生じる。
【0005】また、図8に示すように、ノイズの低減を
図るために、SOI構造基板上に形成されてなるデバイ
スが提案されている。このデバイスは、シリコン基板1
上に、比較的厚い埋め込み絶縁膜2を形成し、その上に
薄い単結晶シリコン活性層(SOI:Silicon On Insul
ator)3が形成されてなるSIMOX(Separation by
Implanted OXigen)基板4を用い、この基板4における
アナログ回路部A及びデジタル回路部Dに、それぞれト
ランジスタが形成されてなる。各トランジスタは、下方
の埋め込み絶縁膜2及び単結晶シリコン活性層3に形成
された素子分離膜5によって分離されている。よって、
DC的には、電流が埋め込み絶縁膜2、素子分離膜5を
通してもれることはほとんどないため、デジタル回路部
Dでの信号がアナログ回路部Aへノイズとして入り込む
ことはない。
図るために、SOI構造基板上に形成されてなるデバイ
スが提案されている。このデバイスは、シリコン基板1
上に、比較的厚い埋め込み絶縁膜2を形成し、その上に
薄い単結晶シリコン活性層(SOI:Silicon On Insul
ator)3が形成されてなるSIMOX(Separation by
Implanted OXigen)基板4を用い、この基板4における
アナログ回路部A及びデジタル回路部Dに、それぞれト
ランジスタが形成されてなる。各トランジスタは、下方
の埋め込み絶縁膜2及び単結晶シリコン活性層3に形成
された素子分離膜5によって分離されている。よって、
DC的には、電流が埋め込み絶縁膜2、素子分離膜5を
通してもれることはほとんどないため、デジタル回路部
Dでの信号がアナログ回路部Aへノイズとして入り込む
ことはない。
【0006】しかし、電気的には、デジタル回路部とア
ナログ回路部との下方のシリコン基板1が、埋め込み絶
縁膜2を介して結合しており、また、シリコン基板1の
抵抗値は約10Ωmと比較的低抵抗のため、ノイズの周
波数が1GHz以上になった場合には、埋め込み絶縁膜
2でのインピーダンス低下が顕著となる。よって、AC
的には、デジタル回路部Dでの信号がアナログ回路部A
へノイズとして入り込むこととなる。
ナログ回路部との下方のシリコン基板1が、埋め込み絶
縁膜2を介して結合しており、また、シリコン基板1の
抵抗値は約10Ωmと比較的低抵抗のため、ノイズの周
波数が1GHz以上になった場合には、埋め込み絶縁膜
2でのインピーダンス低下が顕著となる。よって、AC
的には、デジタル回路部Dでの信号がアナログ回路部A
へノイズとして入り込むこととなる。
【0007】よって、このようなノイズを防止するため
には、アナログ回路部Aを高インピーダンスに設計する
必要がある。その方法として、例えば、絶縁膜の容量を
低減化する方法がある。この方法では、埋め込み絶縁膜
2の膜厚を厚くすることが有効であるが、その一方で、
埋め込み絶縁膜2の欠陥を抑制するという観点からは厚
膜化は望ましくないという課題がある。
には、アナログ回路部Aを高インピーダンスに設計する
必要がある。その方法として、例えば、絶縁膜の容量を
低減化する方法がある。この方法では、埋め込み絶縁膜
2の膜厚を厚くすることが有効であるが、その一方で、
埋め込み絶縁膜2の欠陥を抑制するという観点からは厚
膜化は望ましくないという課題がある。
【0008】さらに、デジタル回路部Dからアナログ回
路部Aへのノイズの伝播を抑制する方法として、シリコ
ン基板1の抵抗を上げる方法がある。しかし、抵抗が高
いシリコン基板を成長させることは、結晶性の問題から
困難であり、現状では50Ω・cm程度の抵抗値しか実
現されていない。
路部Aへのノイズの伝播を抑制する方法として、シリコ
ン基板1の抵抗を上げる方法がある。しかし、抵抗が高
いシリコン基板を成長させることは、結晶性の問題から
困難であり、現状では50Ω・cm程度の抵抗値しか実
現されていない。
【0009】また、シリコン基板1にトランジスタを作
製する際に抵抗を上げる方法として、図9に示すよう
に、P型シリコン基板1の全表面にN型不純物をイオン
注入することによりP- 領域1aを形成する方法が、特
開平10−12717号公報に提案されている。
製する際に抵抗を上げる方法として、図9に示すよう
に、P型シリコン基板1の全表面にN型不純物をイオン
注入することによりP- 領域1aを形成する方法が、特
開平10−12717号公報に提案されている。
【0010】しかし、埋め込み絶縁膜2下のシリコン基
板1の不純物濃度が低い場合には、ゲート電極8、11
やドレイン領域6、9の下方のシリコン基板1に空乏層
が形成されやすくなる。よって、SOI構造基板4の単
結晶シリコン活性層3を薄くした完全空乏化型トランジ
スタにおいては、しきい値電圧が高くなり、ひいては電
流駆動能力が低下するという問題がある。
板1の不純物濃度が低い場合には、ゲート電極8、11
やドレイン領域6、9の下方のシリコン基板1に空乏層
が形成されやすくなる。よって、SOI構造基板4の単
結晶シリコン活性層3を薄くした完全空乏化型トランジ
スタにおいては、しきい値電圧が高くなり、ひいては電
流駆動能力が低下するという問題がある。
【0011】これに対して、図10に示すように、P型
シリコン基板1の全表面にP型不純物の高濃度領域1b
を形成し、シリコン基板1の空乏化を防止する方法が提
案されている。しかし、この方法においては、シリコン
基板1が低インピーダンスとなり、ノイズに対ずる抑制
効果は期待できなくなる。
シリコン基板1の全表面にP型不純物の高濃度領域1b
を形成し、シリコン基板1の空乏化を防止する方法が提
案されている。しかし、この方法においては、シリコン
基板1が低インピーダンスとなり、ノイズに対ずる抑制
効果は期待できなくなる。
【0012】また、図11に示すように、P型シリコン
基板1の表面が部分的に、つまり、PMOSトランジス
タの下方にのみ、Nウェル1cを配置させたCMOSが
ある(Proceeding 1995 IEEE International SOI confe
rence 14P,Oct 1995)。このCMOSにおいては、個
々のPMOSトランジスタの下方にNウェル1cを配置
する場合には基板の空乏化の抑制には有効である。
基板1の表面が部分的に、つまり、PMOSトランジス
タの下方にのみ、Nウェル1cを配置させたCMOSが
ある(Proceeding 1995 IEEE International SOI confe
rence 14P,Oct 1995)。このCMOSにおいては、個
々のPMOSトランジスタの下方にNウェル1cを配置
する場合には基板の空乏化の抑制には有効である。
【0013】しかし、このCMOSは、Nウェル1cが
電位固定用の電極18によって電源電圧に固定されるこ
とにより、基板バイアス効果を抑制することを目的とし
ているものであるため、N型不純物濃度を高く設定して
基板抵抗を低下させており、ノイズに対する抑制効果は
期待できない。しかも、個々のトランジスタの下方に配
置するNウェル1cのそれぞれに電位固定用の電極を形
成するとすると、CMOSの占有面積が増大し、半導体
装置の縮小化はできない。
電位固定用の電極18によって電源電圧に固定されるこ
とにより、基板バイアス効果を抑制することを目的とし
ているものであるため、N型不純物濃度を高く設定して
基板抵抗を低下させており、ノイズに対する抑制効果は
期待できない。しかも、個々のトランジスタの下方に配
置するNウェル1cのそれぞれに電位固定用の電極を形
成するとすると、CMOSの占有面積が増大し、半導体
装置の縮小化はできない。
【0014】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、SIMOX基板上に形成されたアナログ/デジタル
混載回路において、特に1GHz以上のノイズ低減化を
達成することができる半導体装置及びその製造方法を提
供するものである。
り、SIMOX基板上に形成されたアナログ/デジタル
混載回路において、特に1GHz以上のノイズ低減化を
達成することができる半導体装置及びその製造方法を提
供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1導
電型半導体基板、埋め込み絶縁膜及び半導体層がこの順
に積層されてなるSOI基板上にデジタル回路部とアナ
ログ回路部とが形成されてなり、前記アナログ回路部の
下方又はデジタル回路部の下方であって、かつ前記第1
導電型半導体基板表面に、電気的にフローティング状態
の第2導電型不純物層が形成されてなる半導体装置が提
供される。
電型半導体基板、埋め込み絶縁膜及び半導体層がこの順
に積層されてなるSOI基板上にデジタル回路部とアナ
ログ回路部とが形成されてなり、前記アナログ回路部の
下方又はデジタル回路部の下方であって、かつ前記第1
導電型半導体基板表面に、電気的にフローティング状態
の第2導電型不純物層が形成されてなる半導体装置が提
供される。
【0016】また、本発明によれば、第1導電型半導体
基板、埋め込み絶縁膜及び半導体層がこの順に積層され
てなるSOI基板上にデジタル回路部とアナログ回路部
とが形成されてなり、前記アナログ回路部の下方及びデ
ジタル回路部の下方であって、かつ前記第1導電型半導
体基板表面に、電気的にフローティング状態の第2導電
型不純物層がそれぞれ形成され、これら第2導電型不純
物層が互いに分離されてなる半導体装置が提供される。
基板、埋め込み絶縁膜及び半導体層がこの順に積層され
てなるSOI基板上にデジタル回路部とアナログ回路部
とが形成されてなり、前記アナログ回路部の下方及びデ
ジタル回路部の下方であって、かつ前記第1導電型半導
体基板表面に、電気的にフローティング状態の第2導電
型不純物層がそれぞれ形成され、これら第2導電型不純
物層が互いに分離されてなる半導体装置が提供される。
【0017】さらに、本発明によれば、SOI基板を構
成する第1導電型半導体基板表面に、デジタル回路部及
び/又はアナログ回路部の形成領域に開口を有する注入
マスクを用いて、第2導電型不純物をイオン注入するこ
とからなる上記半導体装置の製造方法が提供される。
成する第1導電型半導体基板表面に、デジタル回路部及
び/又はアナログ回路部の形成領域に開口を有する注入
マスクを用いて、第2導電型不純物をイオン注入するこ
とからなる上記半導体装置の製造方法が提供される。
【0018】
【発明の実施の態様】本発明の半導体装置は、主とし
て、SOI基板上にデジタル回路部とアナログ回路部と
を有して構成されている。本発明におけるSOI基板
は、第1導電型半導体基板上に、埋め込み絶縁膜、さら
にその上に半導体層が形成されてなり、貼り合わせSO
I(BESOI)、SIMOX(Separation by Implan
tation of Oxygen)型基板等として用いられるものが挙
げられる。
て、SOI基板上にデジタル回路部とアナログ回路部と
を有して構成されている。本発明におけるSOI基板
は、第1導電型半導体基板上に、埋め込み絶縁膜、さら
にその上に半導体層が形成されてなり、貼り合わせSO
I(BESOI)、SIMOX(Separation by Implan
tation of Oxygen)型基板等として用いられるものが挙
げられる。
【0019】第1導電型半導体基板としては、例えば、
シリコン、ゲルマニウム等の半導体基板、GaAs、I
nGaAs等の化合物半導体等、種々の基板を使用する
ことができる。なかでもシリコン基板が好ましい。ここ
で、第1導電型とはリン、砒素等によるN型又はボロン
等によるP型のいずれかの導電型を意味する。また、第
1導電型半導体基板は、比較的低抵抗のものが好まし
く、例えば、10Ω・cm程度以下の抵抗を有している
ことが好ましい。
シリコン、ゲルマニウム等の半導体基板、GaAs、I
nGaAs等の化合物半導体等、種々の基板を使用する
ことができる。なかでもシリコン基板が好ましい。ここ
で、第1導電型とはリン、砒素等によるN型又はボロン
等によるP型のいずれかの導電型を意味する。また、第
1導電型半導体基板は、比較的低抵抗のものが好まし
く、例えば、10Ω・cm程度以下の抵抗を有している
ことが好ましい。
【0020】埋め込み絶縁膜としては、例えばSiO2
膜、SiN膜等が挙げられる。なかでもSiO2 膜が好
ましい。この際の膜厚は、得ようとする半導体装置の特
性、得られた半導体装置を使用する際の印加電圧の高さ
等を考慮して適宜調整することができるが、例えば、5
0nm〜500nm程度が挙げられる。
膜、SiN膜等が挙げられる。なかでもSiO2 膜が好
ましい。この際の膜厚は、得ようとする半導体装置の特
性、得られた半導体装置を使用する際の印加電圧の高さ
等を考慮して適宜調整することができるが、例えば、5
0nm〜500nm程度が挙げられる。
【0021】半導体層は、トランジスタを形成するため
の活性層として機能する半導体薄膜であり、シリコン、
ゲルマニウム等の半導体、GaAs、InGaAs等の
化合物半導体等による薄膜で形成することができる。な
かでもシリコンが好ましい。また、この場合のシリコン
は、単結晶シリコンであることがより好ましい。半導体
層の膜厚は、得られる半導体装置の特性等を考慮して適
宜調整することができ、例えば、50nm〜200nm
程度が挙げられる。なお、この半導体層上には、後述す
るようにデジタル回路とアナログ回路とが形成されてお
り、さらに、素子分離膜、ウェル等が形成されていても
よい。
の活性層として機能する半導体薄膜であり、シリコン、
ゲルマニウム等の半導体、GaAs、InGaAs等の
化合物半導体等による薄膜で形成することができる。な
かでもシリコンが好ましい。また、この場合のシリコン
は、単結晶シリコンであることがより好ましい。半導体
層の膜厚は、得られる半導体装置の特性等を考慮して適
宜調整することができ、例えば、50nm〜200nm
程度が挙げられる。なお、この半導体層上には、後述す
るようにデジタル回路とアナログ回路とが形成されてお
り、さらに、素子分離膜、ウェル等が形成されていても
よい。
【0022】SOI基板上には、デジタル回路とアナロ
グ回路との双方が形成されている。デジタル回路部は、
pMOSトランジスタ、nMOSトランジスタ、CMO
Sトランジスタ、pnpバイポーラトランジスタ、np
nバイポーラトランジスタ、抵抗、キャパシタ、ダイオ
ード等の種々の素子が組み合わせられて構成することが
でき、アナログ回路部は、pMOSトランジスタ、nM
OSトランジスタ、CMOSトランジスタ、pnpバイ
ポーラトランジスタ、npnバイポーラトランジスタ、
抵抗、キャパシタ、ダイオード等の種々の素子が組み合
わせられて構成することができる。これらの素子は、通
常、半導体装置を構成する特性を有する限り、特にその
構造、大きさ、材料等は限定されるものではない。
グ回路との双方が形成されている。デジタル回路部は、
pMOSトランジスタ、nMOSトランジスタ、CMO
Sトランジスタ、pnpバイポーラトランジスタ、np
nバイポーラトランジスタ、抵抗、キャパシタ、ダイオ
ード等の種々の素子が組み合わせられて構成することが
でき、アナログ回路部は、pMOSトランジスタ、nM
OSトランジスタ、CMOSトランジスタ、pnpバイ
ポーラトランジスタ、npnバイポーラトランジスタ、
抵抗、キャパシタ、ダイオード等の種々の素子が組み合
わせられて構成することができる。これらの素子は、通
常、半導体装置を構成する特性を有する限り、特にその
構造、大きさ、材料等は限定されるものではない。
【0023】また、本発明の半導体装置は、アナログ回
路部及び/又はデジタル回路部の下方であって、かつ前
記第1導電型半導体基板表面に、電気的にフローティン
グ状態の第2導電型不純物層が形成されている。ここ
で、第2導電型不純物層とは、半導体基板とは異なる導
電性を有することを意味する。
路部及び/又はデジタル回路部の下方であって、かつ前
記第1導電型半導体基板表面に、電気的にフローティン
グ状態の第2導電型不純物層が形成されている。ここ
で、第2導電型不純物層とは、半導体基板とは異なる導
電性を有することを意味する。
【0024】第2導電型不純物層は、SOI基板の埋め
込み絶縁膜と第1導電型半導体基板との間、つまり、第1
導電型半導体基板の表面に配置されている。この第2導
電型不純物層は、電気的にフローティング状態で形成さ
れていることが好ましい。第2導電型不純物層は、アナ
ログ回路部、デジタル回路部が、上記のいずれの素子又
は素子の組み合わせにより構成されている場合でも、ア
ナログ回路部下方の全領域にわたる不純物層が1つ及び
/又はデジタル回路部下方の全領域にわたる不純物層が
1つ、あるいは各1つずつ形成されていることが好まし
い。なお、各回路部下方に1つずつ形成されている場合
には、両者が接近しすぎると、第2導電型不純物層がつ
ながってしまい、それを通じてノイズが伝播してしま
い、ノイズ低減効果が得られないので、ある程度は分離
されていることが好ましい。この場合の分離とは、半導
体装置自体の大きさ、各回路部の構成等により適宜調整
することができるが、例えば、0.5μm程度以上、さ
らに1μm程度以上離れていることが好ましい。
込み絶縁膜と第1導電型半導体基板との間、つまり、第1
導電型半導体基板の表面に配置されている。この第2導
電型不純物層は、電気的にフローティング状態で形成さ
れていることが好ましい。第2導電型不純物層は、アナ
ログ回路部、デジタル回路部が、上記のいずれの素子又
は素子の組み合わせにより構成されている場合でも、ア
ナログ回路部下方の全領域にわたる不純物層が1つ及び
/又はデジタル回路部下方の全領域にわたる不純物層が
1つ、あるいは各1つずつ形成されていることが好まし
い。なお、各回路部下方に1つずつ形成されている場合
には、両者が接近しすぎると、第2導電型不純物層がつ
ながってしまい、それを通じてノイズが伝播してしま
い、ノイズ低減効果が得られないので、ある程度は分離
されていることが好ましい。この場合の分離とは、半導
体装置自体の大きさ、各回路部の構成等により適宜調整
することができるが、例えば、0.5μm程度以上、さ
らに1μm程度以上離れていることが好ましい。
【0025】また、第2導電型不純物層の深さは、その
上方に形成される素子の種類、最終的に得られる半導体
装置の特性等に応じて適宜調整することができるが、例
えば、0.1〜1.0μm程度が挙げられる。さらに、
第2導電型不純物層は、第1導電型半導体基板における第
1導電型不純物を相殺して形成するために、不純物濃度
のバラツキ防止の点から、第2導電型不純物層の不純物
濃度は、低濃度より中濃度以上とすることが好ましい
が、半導体層や埋め込み絶縁膜への注入によるダメージ
又はシリコン基板のインピーダンスの観点から、例え
ば、1×1017cm -3程度以下が好ましく、より好まし
くは、1×1016〜1×1017cm-3程度が挙げられ
る。
上方に形成される素子の種類、最終的に得られる半導体
装置の特性等に応じて適宜調整することができるが、例
えば、0.1〜1.0μm程度が挙げられる。さらに、
第2導電型不純物層は、第1導電型半導体基板における第
1導電型不純物を相殺して形成するために、不純物濃度
のバラツキ防止の点から、第2導電型不純物層の不純物
濃度は、低濃度より中濃度以上とすることが好ましい
が、半導体層や埋め込み絶縁膜への注入によるダメージ
又はシリコン基板のインピーダンスの観点から、例え
ば、1×1017cm -3程度以下が好ましく、より好まし
くは、1×1016〜1×1017cm-3程度が挙げられ
る。
【0026】第2導電型不純物層は、例えば、SOI基
板を構成する第1導電型半導体基板表面に、デジタル回
路部及び/又はアナログ回路部の形成領域に開口を有す
る注入マスクを用いて、第2導電型不純物をイオン注入
することにより形成することができる。この際、半導体
層には素子分離膜やウェル等が形成された状態であって
もよいが、素子分離膜形成前の表面が平坦な状態である
ことがもっとも好ましい。これにより、第1導電型半導
体基板の表面に均一に不純物を分布させることができ
る。デジタル回路部及び/又はアナログ回路部の形成領
域に開口を有する注入マスクを形成する方法は、公知の
方法、例えばフォトリソグラフィ及びエッチング工程に
より行うことができる。この注入マスクを用いて、第2
導電型不純物を注入する際、第2導電型不純物として
は、例えば、P型の場合はボロン、BF2、アルミニウ
ム、ガリウム、インジウム等が挙げられ、N型の場合
は、リン又は砒素等が挙げられる。そのドーズは、1×
1012〜1×1013cm-2程度が挙げられ、その注入エ
ネルギーは、埋め込み絶縁膜及び半導体層の膜厚等によ
り適宜調整することができるが、例えば、リンの場合、
100〜180KeV程度が挙げられる。
板を構成する第1導電型半導体基板表面に、デジタル回
路部及び/又はアナログ回路部の形成領域に開口を有す
る注入マスクを用いて、第2導電型不純物をイオン注入
することにより形成することができる。この際、半導体
層には素子分離膜やウェル等が形成された状態であって
もよいが、素子分離膜形成前の表面が平坦な状態である
ことがもっとも好ましい。これにより、第1導電型半導
体基板の表面に均一に不純物を分布させることができ
る。デジタル回路部及び/又はアナログ回路部の形成領
域に開口を有する注入マスクを形成する方法は、公知の
方法、例えばフォトリソグラフィ及びエッチング工程に
より行うことができる。この注入マスクを用いて、第2
導電型不純物を注入する際、第2導電型不純物として
は、例えば、P型の場合はボロン、BF2、アルミニウ
ム、ガリウム、インジウム等が挙げられ、N型の場合
は、リン又は砒素等が挙げられる。そのドーズは、1×
1012〜1×1013cm-2程度が挙げられ、その注入エ
ネルギーは、埋め込み絶縁膜及び半導体層の膜厚等によ
り適宜調整することができるが、例えば、リンの場合、
100〜180KeV程度が挙げられる。
【0027】以下に本発明の半導体装置の実施の形態を
図面に基づいて説明する。なお、本発明はこの実施の形
態により制限を受けるものではない。
図面に基づいて説明する。なお、本発明はこの実施の形
態により制限を受けるものではない。
【0028】実施の形態1 この実施の形態1の半導体装置は、図1に示すように、
P型シリコン基板1(抵抗値約10Ω・cm)、膜厚約
100nmの埋め込み絶縁膜2及び膜厚約50nmの単
結晶シリコン活性層3からなるSIMOX基板4上に、
アナログ回路部AのトランジスタTrAとデジタル回路
部DのトランジスタTrDとが形成されて構成されてい
る。トランジスタTrAは、単結晶シリコン活性層3に
形成されたソース/ドレイン領域6、チャネル領域7及
びゲート電極8から構成され、トランジスタTrDは、
単結晶シリコン活性層3に形成されたソース/ドレイン
領域9、チャネル領域10及びゲート電極11から構成
される。また、アナログ回路部AのトランジスタTrA
下のシリコン基板表面、また、アナログ回路部Aのトラ
ンジスタTrA下のシリコン基板1表面には、N型拡散
層14が形成されている。なお、アナログ回路部Aのト
ランジスタTrA及びデジタル回路部Dのトランジスタ
TrDは、それぞれ素子分離膜5により電気的に分離さ
れている。
P型シリコン基板1(抵抗値約10Ω・cm)、膜厚約
100nmの埋め込み絶縁膜2及び膜厚約50nmの単
結晶シリコン活性層3からなるSIMOX基板4上に、
アナログ回路部AのトランジスタTrAとデジタル回路
部DのトランジスタTrDとが形成されて構成されてい
る。トランジスタTrAは、単結晶シリコン活性層3に
形成されたソース/ドレイン領域6、チャネル領域7及
びゲート電極8から構成され、トランジスタTrDは、
単結晶シリコン活性層3に形成されたソース/ドレイン
領域9、チャネル領域10及びゲート電極11から構成
される。また、アナログ回路部AのトランジスタTrA
下のシリコン基板表面、また、アナログ回路部Aのトラ
ンジスタTrA下のシリコン基板1表面には、N型拡散
層14が形成されている。なお、アナログ回路部Aのト
ランジスタTrA及びデジタル回路部Dのトランジスタ
TrDは、それぞれ素子分離膜5により電気的に分離さ
れている。
【0029】図1の半導体装置の製造方法を以下に説明
する。まず、図2(a)に示すように、公知の方法によ
って得られ、P型シリコン基板1、埋め込み絶縁膜2及
び単結晶シリコン活性層3からなるSIMOX基板4表
面に、公知の技術を用いて、埋め込み絶縁膜2に至る素
子分離膜4を形成し、トランジスタの活性領域12を規
定する。
する。まず、図2(a)に示すように、公知の方法によ
って得られ、P型シリコン基板1、埋め込み絶縁膜2及
び単結晶シリコン活性層3からなるSIMOX基板4表
面に、公知の技術を用いて、埋め込み絶縁膜2に至る素
子分離膜4を形成し、トランジスタの活性領域12を規
定する。
【0030】次いで、図2(b)に示すように、フォト
リソグラフィ工程で、アナログ回路部Aにのみ開口を有
するレジストパターン13を形成し、このレジストパタ
ーン13をマスクとして用いて、SIMOX基板4のシ
リコン基板1表面に、リンを、注入エネルギー180K
eV、ドーズ1×1013cm-2でイオン注入する。
リソグラフィ工程で、アナログ回路部Aにのみ開口を有
するレジストパターン13を形成し、このレジストパタ
ーン13をマスクとして用いて、SIMOX基板4のシ
リコン基板1表面に、リンを、注入エネルギー180K
eV、ドーズ1×1013cm-2でイオン注入する。
【0031】続いて、図2(c)に示すように、単結晶
シリコン活性層3上全面にゲート絶縁膜(図示せず)を
形成し、さらにポリシリコン膜を形成し、フォトリソグ
ラフィ及びエッチング工程で、所望の形状のゲート電極
8、11を、アナログ回路部A及びデジタル回路部Dに
形成する。これらゲート電極8、11をマスクとして用
いて、リンを、 注入エネルギー30KeV、ドーズ5
×1015cm-2でイオン注入する。その後、得られた基
板4を熱処理することにより、イオンの活性化を行い、
アナログ回路部Aのトランジスタ下のシリコン基板1表
面に5×1016cm-3の不純物濃度のN型拡散層14を
形成するとともに、単結晶シリコン層3に1×1020c
m-3の不純物濃度のソース/ドレイン領域6、9を形成
する。以上により、図1に示す半導体装置が完成する。
シリコン活性層3上全面にゲート絶縁膜(図示せず)を
形成し、さらにポリシリコン膜を形成し、フォトリソグ
ラフィ及びエッチング工程で、所望の形状のゲート電極
8、11を、アナログ回路部A及びデジタル回路部Dに
形成する。これらゲート電極8、11をマスクとして用
いて、リンを、 注入エネルギー30KeV、ドーズ5
×1015cm-2でイオン注入する。その後、得られた基
板4を熱処理することにより、イオンの活性化を行い、
アナログ回路部Aのトランジスタ下のシリコン基板1表
面に5×1016cm-3の不純物濃度のN型拡散層14を
形成するとともに、単結晶シリコン層3に1×1020c
m-3の不純物濃度のソース/ドレイン領域6、9を形成
する。以上により、図1に示す半導体装置が完成する。
【0032】図1の半導体装置のノイズに対する電気的
な等価回路図を図3に示す。図3においては、ノイズ発
生源となっているデジタル回路部Dのソース/ドレイン
領域9の入力インピーダンスをZin、アナログ回路部A
のゲート電極8の出力インピーダンスをZout、ソース
/ドレイン領域9とノイズが注入されるアナログ回路部
Aのソース/ドレイン領域6との間の素子分離膜5の容
量をC1、ソース/ドレイン領域6、9下の埋め込み絶
縁膜の容量をC2、N型拡散層14とP型シリコン基板
1との間の接合容量をC3、ゲート電極8、11とチャ
ネル領域7、10との間のゲート酸化膜容量をC4と
し、ソース/ドレイン領域6とソース/ドレイン領域9
との横方向拡散層抵抗をR1、縦方向拡散抵抗をR2、
トランジスタTrA、TrD下の基板の裏面間抵抗をR
3、シリコン基板1の縦方向の抵抗をR4、N型拡散層
14とP型シリコン基板1との間の接合順方向抵抗をR
5とする。
な等価回路図を図3に示す。図3においては、ノイズ発
生源となっているデジタル回路部Dのソース/ドレイン
領域9の入力インピーダンスをZin、アナログ回路部A
のゲート電極8の出力インピーダンスをZout、ソース
/ドレイン領域9とノイズが注入されるアナログ回路部
Aのソース/ドレイン領域6との間の素子分離膜5の容
量をC1、ソース/ドレイン領域6、9下の埋め込み絶
縁膜の容量をC2、N型拡散層14とP型シリコン基板
1との間の接合容量をC3、ゲート電極8、11とチャ
ネル領域7、10との間のゲート酸化膜容量をC4と
し、ソース/ドレイン領域6とソース/ドレイン領域9
との横方向拡散層抵抗をR1、縦方向拡散抵抗をR2、
トランジスタTrA、TrD下の基板の裏面間抵抗をR
3、シリコン基板1の縦方向の抵抗をR4、N型拡散層
14とP型シリコン基板1との間の接合順方向抵抗をR
5とする。
【0033】ソース/ドレイン領域9からゲート電極8
までのインピーダンスは、下式で表すことができる。 Zn=〔Z1+(Z2+Z3+Z4+Z5)-1+Z6+Zin +Zout〕 ここで、Z1=2R1−j/(2πf・C1)、 Z2=R2−j/(2πf・C2)、 Z3=(1/R3+1/2R4)-1、 Z4=R5−j/(2πf・C3)、 Z5=R2−j/(2πf・C2)、 Z6=−j/(2πf・C4)である。
までのインピーダンスは、下式で表すことができる。 Zn=〔Z1+(Z2+Z3+Z4+Z5)-1+Z6+Zin +Zout〕 ここで、Z1=2R1−j/(2πf・C1)、 Z2=R2−j/(2πf・C2)、 Z3=(1/R3+1/2R4)-1、 Z4=R5−j/(2πf・C3)、 Z5=R2−j/(2πf・C2)、 Z6=−j/(2πf・C4)である。
【0034】上式によって計算されるノイズの周波数に
対するインピーダンスの変化を図4に示す。また、図1
に示す半導体装置のように、シリコン基板1の表面にN
型拡散層14が存在しない、従来のSIMOX基板を用
いた場合のノイズの周波数に対するインピーダンスの変
化も図4に示す。
対するインピーダンスの変化を図4に示す。また、図1
に示す半導体装置のように、シリコン基板1の表面にN
型拡散層14が存在しない、従来のSIMOX基板を用
いた場合のノイズの周波数に対するインピーダンスの変
化も図4に示す。
【0035】図4から、N型拡散層14が存在すること
により、インピーダンスは持ち上げられ、より高い周波
数領域までノイズを防止する効果が得られることがわか
る。一方、N型拡散層が存在しない場合には、周波数1
00MHz以上の高周波数側でインピーダンスの低下が
顕著となり、トランジスタが高速で動作した場合に発生
するノイズに十分対応できないことがわかる。
により、インピーダンスは持ち上げられ、より高い周波
数領域までノイズを防止する効果が得られることがわか
る。一方、N型拡散層が存在しない場合には、周波数1
00MHz以上の高周波数側でインピーダンスの低下が
顕著となり、トランジスタが高速で動作した場合に発生
するノイズに十分対応できないことがわかる。
【0036】つまり、本発明の半導体装置によれば、N
型拡散層がシリコン基板と埋め込み絶縁膜との間に存在
することにより、約2倍、適用周波数を高めることがで
き、広帯域で、ノイズがアナログ回路部及ぼす影響を抑
制することが可能となる。
型拡散層がシリコン基板と埋め込み絶縁膜との間に存在
することにより、約2倍、適用周波数を高めることがで
き、広帯域で、ノイズがアナログ回路部及ぼす影響を抑
制することが可能となる。
【0037】実施の形態2 この実施の形態2の半導体装置は、図5に示すように、
デジタル回路部DのトランジスタTrD下のシリコン基
板1の表面にのみN型拡散層24を配置する以外は、図
1の半導体装置と同様の構成を有している。図5の半導
体装置においては、図3の等価回路図において、破線で
囲んだR5とC3とが、他方のC2下に移動した状態と
なるのみである。よって、上記したのと同様の計算式を
用いて、同様のノイズの周波数に対するインピーダンス
の変化を得ることができ、広帯域で、ノイズがアナログ
回路部及ぼす影響を抑制することが可能となる。
デジタル回路部DのトランジスタTrD下のシリコン基
板1の表面にのみN型拡散層24を配置する以外は、図
1の半導体装置と同様の構成を有している。図5の半導
体装置においては、図3の等価回路図において、破線で
囲んだR5とC3とが、他方のC2下に移動した状態と
なるのみである。よって、上記したのと同様の計算式を
用いて、同様のノイズの周波数に対するインピーダンス
の変化を得ることができ、広帯域で、ノイズがアナログ
回路部及ぼす影響を抑制することが可能となる。
【0038】実施の形態3 この実施の形態3の半導体装置は、図6に示すように、
デジタル回路部DのトランジスタTrDとアナログ回路
部AのトランジスタTrAとの双方の下のシリコン基板
1の表面にN型拡散層14、24を配置する以外は、図
1の半導体装置と同様の構成を有している。なお、ここ
でN型拡散層14、24間の距離は0.5μm程度であ
る。図6の半導体装置においては、N型拡散層14、2
4が、基板側でのインピーダンスをより高める方向に作
用するため、ノイズ低減化を図ることができる。
デジタル回路部DのトランジスタTrDとアナログ回路
部AのトランジスタTrAとの双方の下のシリコン基板
1の表面にN型拡散層14、24を配置する以外は、図
1の半導体装置と同様の構成を有している。なお、ここ
でN型拡散層14、24間の距離は0.5μm程度であ
る。図6の半導体装置においては、N型拡散層14、2
4が、基板側でのインピーダンスをより高める方向に作
用するため、ノイズ低減化を図ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の半導体装置にお
いては、アナログ回路部下方の第1導電型半導体基板の
表面に、第2導電型不純物層を形成することにより、ア
ナログ回路部が高い入力インピーダンスを有するため
に、ノイズの種類に関係なく、つまり、デジタル回路部
で発生した高周波側の広帯域のノイズ、特に1GHz以
上の高速動作をしているデジタル回路部からのノイズを
広い周波数領域にわたってAC的に遮断することができ
る。
いては、アナログ回路部下方の第1導電型半導体基板の
表面に、第2導電型不純物層を形成することにより、ア
ナログ回路部が高い入力インピーダンスを有するため
に、ノイズの種類に関係なく、つまり、デジタル回路部
で発生した高周波側の広帯域のノイズ、特に1GHz以
上の高速動作をしているデジタル回路部からのノイズを
広い周波数領域にわたってAC的に遮断することができ
る。
【0040】つまり、第2導電型不純物層は、第1導電型
基板からアナログ回路部へ伝播するノイズを遮断するた
めに、基板のノイズによる電位変動に対し十分大きな遮
断の時定数を持つ必要がある。
基板からアナログ回路部へ伝播するノイズを遮断するた
めに、基板のノイズによる電位変動に対し十分大きな遮
断の時定数を持つ必要がある。
【0041】通常、アナログ回路で問題となるのは、順
バイアスパルスノイズ印加時の接合AC電流であるが、
その時の接合部のインピーダンスZdは下式のように、
拡散コンダクタンス(第1項)と拡散容量(第2項)と
により周波数fの関数として表すことができる。 Zd=Rd−j/(2πf・Cd) ……(1) 式中、Rdは拡散抵抗、jは虚数単位、Cdは拡散容量
である。
バイアスパルスノイズ印加時の接合AC電流であるが、
その時の接合部のインピーダンスZdは下式のように、
拡散コンダクタンス(第1項)と拡散容量(第2項)と
により周波数fの関数として表すことができる。 Zd=Rd−j/(2πf・Cd) ……(1) 式中、Rdは拡散抵抗、jは虚数単位、Cdは拡散容量
である。
【0042】ここで、容量成分は周波数依存性を有し、
ノイズの周波数が大きくなるにしたがって上式第2項目
の拡散容量成分は小さくなり、抵抗成分が支配的にな
る。その拡散抵抗成分は、少数キャリアの拡散で決定さ
れ、数GHz以上の周波数範囲では、大きく変動しない
ので有効なインピーダンスとして使用可能である。ま
た、本発明の半導体装置においては、デジタル回路部下
方の第1導電型半導体基板の表面に、第2導電型不純物層
を形成することにより、上記と同様に、デジタル回路部
で発生したノイズを、この第2導電型不純物層により遮
断することができ、アナログ回路部へのノイズの影響を
抑制することができる。
ノイズの周波数が大きくなるにしたがって上式第2項目
の拡散容量成分は小さくなり、抵抗成分が支配的にな
る。その拡散抵抗成分は、少数キャリアの拡散で決定さ
れ、数GHz以上の周波数範囲では、大きく変動しない
ので有効なインピーダンスとして使用可能である。ま
た、本発明の半導体装置においては、デジタル回路部下
方の第1導電型半導体基板の表面に、第2導電型不純物層
を形成することにより、上記と同様に、デジタル回路部
で発生したノイズを、この第2導電型不純物層により遮
断することができ、アナログ回路部へのノイズの影響を
抑制することができる。
【0043】しかも、上記のように、ノイズの種類を考
慮して対策を行う必要がないため、その設計の自由度を
増大させることができる。さらに、本発明においては、
ノイズに対する対策を、基板の深さ方向において行って
いるために、デバイスの縮小化に制限を与えることな
く、LSI等の半導体装置の縮小化に対しても妨げにな
らない。
慮して対策を行う必要がないため、その設計の自由度を
増大させることができる。さらに、本発明においては、
ノイズに対する対策を、基板の深さ方向において行って
いるために、デバイスの縮小化に制限を与えることな
く、LSI等の半導体装置の縮小化に対しても妨げにな
らない。
【図1】本発明の半導体装置の一実施例を説明するため
の要部の概略断面図である。
の要部の概略断面図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法を説明するため
の工程断面図である。ある。
の工程断面図である。ある。
【図3】図1の半導体装置の等価回路図である。
【図4】本発明の半導体装置における第2導電型不純物
層の有無におけるインピーダンスとノイズ周波数との関
係を示す図である。
層の有無におけるインピーダンスとノイズ周波数との関
係を示す図である。
【図5】本発明の半導体装置の別の実施例を説明するた
めの要部の概略断面図である。
めの要部の概略断面図である。
【図6】本発明の半導体装置のさらに別の実施例を説明
するための要部の概略断面図である。
するための要部の概略断面図である。
【図7】従来のバルク基板を用いた半導体装置の概略断
面図である。
面図である。
【図8】従来のSOI基板を用いた半導体装置の概略断
面図である。
面図である。
【図9】従来のSOI基板を用いた別の半導体装置の概
略断面図である。
略断面図である。
【図10】従来のSOI基板を用いたさらに別の半導体
装置の概略断面図である。
装置の概略断面図である。
【図11】従来のSOI基板を用いたCMOSのPMO
S下方にのみn型拡散層を形成した半導体装置の概略断
面図である。
S下方にのみn型拡散層を形成した半導体装置の概略断
面図である。
1 P型シリコン基板(第1導電型半導体基板) 2 埋め込み絶縁膜 3 単結晶シリコン活性層(半導体層) 4 SIOMOX基板(SOI基板) 5 素子分離膜 6、9 ソース/ドレイン領域 7、10 チャネル領域 8、11 ゲート電極 12 活性領域 13 レジストパターン 14、24 N型拡散層(第2導電型拡散層) A アナログ回路部 D デジタル回路部 TrA アナログ回路部のトランジスタ TrB デジタル回路部のトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F032 AA06 AA07 CA10 CA14 CA15 CA17 CA18 DA60 DA71 5F038 BH19 BH20 DF12 EZ06 EZ13 5F110 AA30 BB20 CC02 DD01 DD05 DD13 DD14 DD22 EE09 GG02 GG03 GG04 GG12 GG25 HJ01 HJ04 HJ13 HJ23 NN62 NN63 NN78 QQ11
Claims (5)
- 【請求項1】 第1導電型半導体基板、埋め込み絶縁膜
及び半導体層がこの順に積層されてなるSOI基板上に
デジタル回路部とアナログ回路部とが形成されてなり、 前記アナログ回路部の下方であって、かつ前記第1導電
型半導体基板表面に、電気的にフローティング状態の第
2導電型不純物層が形成されてなる半導体装置。 - 【請求項2】 第1導電型半導体基板、埋め込み絶縁膜
及び半導体層がこの順に積層されてなるSOI基板上に
デジタル回路部とアナログ回路部とが形成されてなり、 前記デジタル回路部の下方であって、かつ前記第1導電
型半導体基板表面に、電気的にフローティング状態の第
2導電型不純物層が形成されてなる半導体装置。 - 【請求項3】 第1導電型半導体基板、埋め込み絶縁膜
及び半導体層がこの順に積層されてなるSOI基板上に
デジタル回路部とアナログ回路部とが形成されてなり、 前記アナログ回路部の下方及びデジタル回路部の下方で
あって、かつ前記第1導電型半導体基板表面に、電気的
にフローティング状態の第2導電型不純物層がそれぞれ
形成され、これら第2導電型不純物層が互いに分離され
てなる半導体装置。 - 【請求項4】 第2導電型不純物層が、1×1017cm
-3以下の不純物濃度を有してなる請求項1〜3のいずれ
かに記載の半導体装置。 - 【請求項5】 SOI基板を構成する第1導電型半導体
基板表面に、デジタル回路部及び/又はアナログ回路部
の形成領域に開口を有する注入マスクを用いて、第2導
電型不純物をイオン注入することからなる請求項1〜4
のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11009294A JP2000208714A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11009294A JP2000208714A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000208714A true JP2000208714A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11716463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11009294A Pending JP2000208714A (ja) | 1999-01-18 | 1999-01-18 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000208714A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2831711A1 (fr) * | 2001-07-17 | 2003-05-02 | Mitsubishi Electric Corp | Dispositif a semi-conducteur et procede de fabrication |
| US6646319B2 (en) | 2001-06-29 | 2003-11-11 | Denso Corporation | Semiconductor device having isolating region for suppressing electrical noise |
| WO2011111754A1 (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-15 | 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
-
1999
- 1999-01-18 JP JP11009294A patent/JP2000208714A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| FR2831711A1 (fr) * | 2001-07-17 | 2003-05-02 | Mitsubishi Electric Corp | Dispositif a semi-conducteur et procede de fabrication |
| WO2011111754A1 (ja) * | 2010-03-09 | 2011-09-15 | 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
| US20130043537A1 (en) * | 2010-03-09 | 2013-02-21 | Lapis Semiconductor Co., Ltd. | Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device |
| US8963246B2 (en) | 2010-03-09 | 2015-02-24 | Inter-University Research Institute Corporation High Energy Accelerator Research Organization | Semiconductor device and method for manufacturing semiconductor device |
| JP5721147B2 (ja) * | 2010-03-09 | 2015-05-20 | 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 | 半導体装置及び半導体装置の製造方法 |
| US9318391B2 (en) | 2010-03-09 | 2016-04-19 | Lapis Semiconductor Co., Ltd. | Method for manufacturing semiconductor device including a MOS-type transistor |
| US9899448B2 (en) | 2010-03-09 | 2018-02-20 | Lapis Semiconductor Co., Ltd. | Semiconductor device having SOI substrate |
| US10622263B2 (en) | 2010-03-09 | 2020-04-14 | Lapis Semiconductor Co., Ltd. | Semiconductor device having SOI substrate and first and second diffusion layer |
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