JP2000209410A - ハンドスキャナ装置 - Google Patents

ハンドスキャナ装置

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JP2000209410A
JP2000209410A JP11005883A JP588399A JP2000209410A JP 2000209410 A JP2000209410 A JP 2000209410A JP 11005883 A JP11005883 A JP 11005883A JP 588399 A JP588399 A JP 588399A JP 2000209410 A JP2000209410 A JP 2000209410A
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Hisashi Yasuma
久 安間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作者が手動で走査し、しかも正確に走査量
を制御することのできるハンドスキャナを実現するこ
と。 【解決手段】 ハンドスキャナ51の容器本体52内に
はエンコーダの一部を構成する回転角検出板58が走行
用ローラ55と同軸に取り付けられており、走行用ロー
ラ55を回転させると移動距離が算出される。この移動
距離あるいは定型サイズの領域を読み取る場合等の残り
の距離が液晶ディスプレイ67に表示されるようになっ
ている。したがって、操作者はA4判等の領域サイズに
応じた走査量で正確にハンドスキャナを移動させること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は手動で画像データの
読み取りを行うハンドスキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの普及とこれに伴う入出力
機器の低価格化および高機能化によって、画像情報をオ
フィスや家庭で頻繁に使用するようになってきている。
これと共に、原稿等の画像情報の取り込みに使用されて
きた固定型の画像読取装置の他に、手動で画像の取り込
みを行うハンディタイプのスキャナとしてのハンドスキ
ャナの需要も高まっている。
【0003】図14は、従来提案されたハンドスキャナ
の一例を表わしたものである。この技術は、特開昭61
−240753号公報で開示されたものである。この図
でハンドスキャナ11は、やや平らな箱状の容器本体1
2の上部に把手13を取り付けたものである。容器本体
12の底部には走行用ローラ15が取り付けられてお
り、把手13を握って矢印方向(副走査方向)16に移
動させることで、内蔵の図示しないイメージセンサが床
面に配置された同じく図示しない原稿を読み取るように
なっている。容器本体12の一部を切り欠いて示したよ
うに、走行用ローラ15の回転軸17には円筒状の位置
検出用ロール18が配置されている。
【0004】位置検出用ロール18は、円筒の表面に一
定間隔でパターンを描いたもので、これらのパターンを
図示しない光センサが読み取ってその変化を検出するこ
とで回転軸17の回転の状態が検出されるようになって
いる。すなわち、位置検出用ロール18とこの光センサ
は、回転角を検出するエンコーダとしての機能を備えて
いる。したがって、操作者が容器本体12を副走査方向
16に移動させると、位置検出用ロール18が回転して
位置の変化が検出されることになり、この検出結果に基
づいて原稿が1ラインずつ読み取られることで、操作者
が手動で読み取りを行う際の原稿の副走査方向の読取速
度の変動に対処するようになっている。
【0005】すなわちハンドスキャナでは、手動操作で
副走査方向16の移動速度が決定されるために、操作者
がいくら注意しても移動速度が変動することになる。こ
のため、読み取った画像が副走査方向に延び縮みするこ
とになって、原稿を自動的にスキャンする固定型のスキ
ャナ装置に比べて画像の品質が劣化することになっるの
で、これを改良したものである。この図14に示したハ
ンドスキャナ11では、更に操作者の走査による移動速
度が読み取りに支障の生ずる速度になった場合には、容
器本体12の上部に設けた表示器19にこれを表示でき
るようになっている。
【0006】このようにハンドスキャナに副走査方向の
移動速度の検出機構が用意されたことで、原稿の読み取
りの高画質化が可能になったものの、原稿の自動読み取
りを行う固定型のスキャナ装置と比べてハンドスキャナ
は使用上でもう1つ大きな問題があった。それは、手動
で原稿の読み取りを行うので、たとえば新聞紙を広げて
比較的大きな領域の画像情報の読み取りを行うような場
合に、読み取った領域が記録紙の記録のための最大領域
を越えてしまう場合があることである。
【0007】特開平1−132266号公報および特開
平1−132267号公報ではこの問題についての解決
を試みている。このうち特開平1−132266号公報
では副走査方向の読み取りがオーバした場合を取り扱っ
ており、特開平1−132267号公報では主走査方向
の読み取りがオーバした場合を取り扱っている。
【0008】図15は、このうちハンドスキャナを副走
査方向に移動させる場合の解決策を説明するためのもの
である。ハンドスキャナ22は内蔵モータ(図示せず)
を備えており、その長手方向を原稿21の短手方向と一
致させた状態で長尺の原稿21上を1ラインごとの読み
取りを終了させるたびに次の読取位置に向けて副走査方
向23に移動するようになっている。ハンドスキャナ2
2にはその表面にページ終了表示ランプ24が配置され
ている。ファクシミリの受信側の記録紙のサイズに対応
した長さだけ副走査方向23の移動が終了すると、この
ページ終了表示ランプ24が点灯するようになってい
る。これにより、操作者はたとえば破線25で示した都
合の良い箇所から記録紙の2ページ目の読み取りを開始
させることができる。
【0009】図16は、これに対してハンドスキャナを
主走査方向に移動させる場合の解決策を説明するための
ものである。ハンドスキャナ31は内蔵モータ(図示せ
ず)を備えており、これを主走査方向32に移動させ
て、幅広の原稿33を内蔵の1次元イメージセンサの長
さの幅ずつ読み取るようになっている。
【0010】図17は図16に示したハンドスキャナを
使用した送信側ファクシミリ装置から受信した画像情報
を記録する受信側ファクシミリ装置の記録原理を示した
ものである。巻回されたロール紙から繰り出された長尺
の記録紙35は、その短手方向に一致して配置されたサ
ーマルヘッド36の一列に配置された多数の発熱要素の
下を副走査方向37方向に移動しながら通過し、1ライ
ンごとにこれらの発熱要素を選択的に発熱させることで
各ラインの画像情報の記録が行われるようになってい
る。すなわち、図16および図17に示した送受信機構
を有するファクシミリ通信システムでは、ハンドスキャ
ナ31が幅方向の読み取りを終了させるたびに、副走査
方向に1ラインずつ読み取った画像情報を組み立てなお
して1ラインごとの主走査方向の画像情報としてサーマ
ルヘッド36で記録することになる。
【0011】したがって、この場合には内蔵の図示しな
いモータが図16に示すハンドスキャナ31を主走査方
向32に移動させる距離が問題となる。そこでこの提案
では、ハンドスキャナ31の1回当りの主走査方向32
の移動量を検出して、これがサーマルヘッドによる1ラ
インの記録幅に達したときには、この方向の読み取りを
知りさせると共にハンドスキャナ31の上面に配置した
幅終了表示ランプ38を点灯させるようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のハン
ドスキャナでは、内蔵のモータを使用して原稿が主走査
方向あるいは副走査方向の走査される長さを監視してお
り、所定の長さになったときにはモータの搬送を停止さ
せて、自動的にその方向での読み取りを行わないように
している。
【0013】このように大型で原稿をプラテンガラスに
固定した状態でイメージセンサ側を移動させて画像情報
の読み取りを行う装置や、比較的大型のハンドスキャナ
で内蔵のモータの駆動によって画像情報の読み取りを行
う装置では、装置自体が原稿を走査する幅を認識して所
定の位置で走査を終了させるようにしている。したがっ
て、原稿が操作者の意に反して余計に読み取られ、画像
情報の読み取り自体が無駄になるといった問題は解消し
ている。
【0014】ところが、コンパクトに設計されたハンド
スキャナでは、図14に示したようにモータを装置内に
内蔵しておらず、操作者が手で押して画像情報の読み取
りを行っている。このため、たとえ規定の操作幅に達し
た時点で図15あるいは図16に示したように表示ラン
プを点灯させるようにしたとしても、操作者が気づくタ
イミングに多少の遅れがあるので、余計に画像を読み取
る事態が発生する。これにより、1画面以上の画像情報
が読み取られることになり、1枚分の原稿の読み取りを
行ったつもりが1枚分の画像として読み取られることに
なった。このため、無駄なページの印刷やファクシミリ
送信が行われることになり、場合によっては画像の読み
取りの操作を再度行う必要が生じて、事務効率を低下さ
せるといった問題があった。
【0015】これを防止するためにハンドスキャナの移
動量が規定値に到達する手前の段階で表示ランプを点灯
させたりブザーを鳴動させることが考えられる。しかし
ながら、ハンドスキャナの操作者によってこれらの警告
に対する応答が異なり、過度に手前の段階で表示ランプ
を点灯させたりブザーを鳴動させると、画像情報の読み
取る領域が大幅に減少して大切な画像情報が欠落する場
合があった。また、これらの警告が出た時点で画像の読
取走査を直ちに停止させる必要があるので、画像の読み
取りを繰り返し行う場合には、作業に集中力を要し、疲
労を増大させるといった問題があった。更に、ブザーの
鳴動はオフィスの作業環境に適さないという問題もあっ
た。
【0016】そこで本発明の目的は、操作者が手動で走
査し、しかも正確に走査量を制御することのできるハン
ドスキャナを提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)ライン単位で画像の読み取りを行う1次元イ
メージセンサを備えたスキャナ本体と、(ロ)このスキ
ャナ本体を1次元イメージセンサの長さ方向と直角方向
に移動させたときにその移動量を検出する移動量検出手
段と、(ハ)この移動量検出手段によって検出された移
動量を逐次表示する表示手段とをハンドスキャナに具備
させる。
【0018】すなわち請求項1記載の発明では、1次元
イメージセンサをその長さ方向と直角方向、すなわち副
走査方向に移動させたときの移動量を表示手段に逐次表
示することにして、操作者が所望の位置でハンドスキャ
ナの操作を停止できるようにしている。表示はセンチメ
ートルあるいはミリメートル等の単位を数値で表わすも
のであってもよいし、棒グラフのようなもので表わすも
のであってもよい。操作者は表示手段に表示される変化
を監視しながら、所望の位置で走査を停止することがで
きることになる。
【0019】請求項2記載の発明では、(イ)ライン単
位で画像の読み取りを行う1次元イメージセンサを備え
たスキャナ本体と、(ロ)このスキャナ本体を1次元イ
メージセンサの長さ方向と直角方向に移動させたときに
その移動量を検出する移動量検出手段と、(ハ)スキャ
ナ本体が画像の読み取りを行うために1次元イメージセ
ンサの長さ方向と直角方向に移動すべき量を設定する移
動量設定手段と、(ニ)この移動量設定手段によって設
定された移動量を移動量検出手段によって検出した移動
量で減算する減算手段と、(ホ)この減算手段によって
減算された値を表示する表示手段とをハンドスキャナに
具備させる。
【0020】すなわち請求項2記載の発明では、1次元
イメージセンサをその長さ方向と直角方向、すなわち副
走査方向に移動させたときに、予め副走査方向に設定し
た移動量と減算してこれを表示することにしたので、残
りの量を見ながら走査を停止させる位置を簡単に知るこ
とができる。また、残りの量がある程度あるときには走
査のスピードを速くし、残りがわずかになってきたとき
に減速するといった工夫を容易に行うことができ、トー
タルとしての画像の読み取りを効率的に行うことができ
る。
【0021】請求項3記載の発明では、(イ)ライン単
位で画像の読み取りを行う1次元イメージセンサを備え
たスキャナ本体と、(ロ)このスキャナ本体を1次元イ
メージセンサの長さ方向と直角方向に移動させたときに
その移動量を検出する移動量検出手段と、(ハ)スキャ
ナ本体が画像の読み取りを行うために1次元イメージセ
ンサの長さ方向と直角方向に移動すべき量を設定する移
動量設定手段と、(ニ)この移動量設定手段によって設
定された移動量に対する移動量検出手段で検出された移
動量の達成割合を算出する演算手段と、この演算手段に
よって演算された割合を表示する表示手段とをハンドス
キャナに具備させる。
【0022】すなわち請求項3記載の発明では、1次元
イメージセンサをその長さ方向と直角方向、すなわち副
走査方向に移動させたときに、予め副走査方向に設定し
た移動量に対する達成割合を演算して表示することにし
たので、走査すべき残りの量を実際の距離に係わらず直
感的に表示することができ、走査を停止させる位置を簡
単に知ることができる。また、残り割合がある程度ある
ときには走査のスピードを速くし、その割合がわずかに
なってきたときに減速するといった工夫を容易に行うこ
とができ、トータルとしての画像の読み取りを効率的に
行うことができる。
【0023】請求項4記載の発明では、(イ)ライン単
位で画像の読み取りを行う1次元イメージセンサを備え
たスキャナ本体と、(ロ)このスキャナ本体を1次元イ
メージセンサの長さ方向と直角方向に移動させたときに
その移動量を検出する移動量検出手段と、(ハ)読み取
られた画像を表示または記録する1枚分の画像サイズを
指定する画像サイズ指定手段と、(ニ)移動量検出手段
が画像サイズ指定手段によって指定された画像サイズに
対応する移動量を検出するたびに読み取られた枚数をカ
ウントするカウント手段と、(ホ)このカウント手段に
よってカウントされた画像サイズの枚数を表示する表示
手段とをハンドスキャナに具備させる。
【0024】すなわち請求項4記載の発明では、1次元
イメージセンサをその長さ方向と直角方向、すなわち副
走査方向に移動させたときに、その移動量が記録紙等の
何枚分に相当するかを表示することにしたので、画像デ
ータの通信や画像の記録を行う場合の必要な通信時間や
記録紙の枚数を簡単に知ることができ、これらに制限が
ある場合の画像の読み込みに配慮することができる。
【0025】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項4記載のハンドスキャナに、スキャナ本体を1次元イ
メージセンサの長さ方向と直角方向に移動させながら画
像を読み取ったときにその画像データの総量を積算して
いく画像データ量積算手段を具備させ、表示手段はこの
画像データ量積算手段によって積算される画像データ量
を併せて表示することを特徴としている。
【0026】すなわち請求項5記載の発明では、請求項
1〜請求項4で示した各種表示と併せて、読み取った画
像データの量を表示する。したがって、たとえばハンド
スキャナが独立してに記憶媒体を備えており、これに一
旦画像データを記憶した後、この記憶媒体を介してコン
ピュータ等の画像処理装置にデータを受け渡すような場
合に、記憶媒体に収まるデータ総量を簡単に知ることが
でき、読み取る画像データの総量に制限があるような場
合に特に有益である。
【0027】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
ハンドスキャナにおける表示手段は、移動量が予め定め
た値の近傍に到達したときにその移動量を拡大表示する
ことを特徴としている。
【0028】すなわち請求項6記載の発明では、スケー
ル等でハンドスキャナの移動量を表示するときに走査が
終了する近傍等で表示を拡大することにしたので、走査
の停止位置に容易かつ正確にハンドスキャナを停止させ
ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
【0030】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0031】図1は本発明の一実施例におけるハンドス
キャナの外観を表わしたものである。このハンドスキャ
ナ51は、やや平らな箱状の容器本体52の上部に把手
53を取り付けたものである。容器本体52の底部には
走行用ローラ55が取り付けられており、把手53を握
って矢印方向(副走査方向)56に移動させることで、
内蔵の図示しないイメージセンサが同じく床面に配置さ
れた図示しない原稿を読み取るようになっている。容器
本体52の一部を切り欠いて示したように、走行用ロー
ラ55の回転軸57には円板状の回転角検出板58が配
置されている。
【0032】図2は、回転角検出板による走行用ローラ
の回転角の検出機構(エンコーダ)を表わしたものであ
る。回転角検出板58には、回転軸57を中心とした所
定の距離の円周上に一定のピッチで多数の小孔61を穿
ったものである。容器本体52内の発光素子62と受光
素子63は、回転角検出板58の最上部に位置する小孔
61を挟むような形でその両側に配置されている。した
がって、回転軸57が回転して回転角検出板58上の小
孔61の位置が回転方向に移動すると、発光素子62の
発した光線64が受光素子63を間欠的に通過し、受光
素子63は一定回転角度ごとにパルス状の検出信号65
を出力することになる。
【0033】本実施例のハンドスキャナ51では、この
エンコーダから出力される検出信号65を用いてイメー
ジセンサが1ラインごとに画像の走査を行うと共に、移
動距離の算出を行うようになっている。移動距離やその
他の情報は、図1に示した容器本体52の上部に設けら
れた表示部としての液晶ディスプレイ67に表示される
ようになっている。液晶ディスプレイ67の横には、こ
のハンドスキャナ51の操作のためのボタンスイッチ6
8が配置されている。
【0034】図3は、ハンドスキャナの回路構成の概要
を表わしたものである。ハンドスキャナ51はCPU
(中央処理装置)71を備えている。CPU71はデー
タバス等のバス72を介して各種の回路装置と接続され
ている。このうちROM73はこのハンドスキャナ51
の各部の制御を行うためのプログラムを格納したリード
・オンリ・メモリである。RAM74はプログラムを実
行する上に必要なデータやハンドスキャナ51が読み取
った後の処理すべき画像データを一次的に格納するため
のランダム・アクセス・メモリである。入力回路75
は、図2で説明したボタンスイッチ68の押下されたと
きに出力される操作信号69と、回転角検出板58、発
光素子62および受光素子63からなるエンコーダ76
の出力するパルス状の検出信号65とを共に入力してバ
ス72に転送できる信号形態に変換する回路である。画
像処理回路77は、図1に示した容器本体52内に収容
された1次元イメージセンサ78から出力されるアナロ
グ信号としての画像データ79を入力して、これを2値
化すると共に、画像処理を行ってバス72に転送するた
めの回路である。
【0035】表示制御部81は、所定の表示情報を液晶
ディスプレイ67に表示させるための制御回路である。
ランプ駆動回路83は1次元イメージセンサ78で原稿
の読み取りを行う際にその読取箇所を照明するための細
長い照明ランプ84を点灯させるための回路である。外
部インターフェース(I/F)回路86は、このハンド
スキャナ51を接続する図示しないコンピュータとの間
で信号を入出力するためのインターフェイス回路であ
る。この外部インターフェース回路86からは読み取っ
た画像データが出力される他、コンピュータからはハン
ドスキャナ51をオンラインで操作するための信号が入
力される。もっとも本実施例のハンドスキャナ51はオ
フラインでも動作するようになっており、このときには
図1に示したボタンスイッチ68を操作することで、読
み取りのための必要最小限の設定や読取開始の操作がで
きるようになっている。
【0036】図4は、液晶ディスプレイの表示内容の一
例を示したものである。操作者が図1に示したハンドス
キャナ51のボタンスイッチ68を操作することで画像
の読み取りを開始させると、液晶ディスプレイ67に読
み取りの行われている原稿部分の距離が順次表示される
ようになっている。この図4で液晶ディスプレイ67の
上部には現在読み取りの行われる領域のサイズと方向が
表示される。この例では「A4縦」の領域を読み取るこ
とが操作者によって指示されており、A4判(210m
m×297mm)の領域を縦方向を副走査方向として読
み取る場合の長さが棒グラフ状に画面表示されている。
【0037】図5は、ハンドスキャナを長尺状の原稿上
で走査する様子を示したものである。原稿91はたとえ
ば図示しない机の表面等に載置されており、この上にハ
ンドスキャナ51を置いて矢印で示した副走査方向56
に手動で走査することになる。
【0038】ハンドスキャナ51を副走査方向56に走
査するにつれて、図4に示した液晶ディスプレイ67内
の棒グラフ状読み取り済領域94が順次増長される。こ
の画面表示における「100」等の数字は、副走査方向
56におけるスケール(ミリメートル表示)を示してい
る。本実施例では長尺の原稿91の「A4縦」の領域を
読み取ることにしているので、液晶ディスプレイ67に
は最大297ミリメートルまでのスケール表示が行われ
ている。操作者は、読み取り済領域94の先端94Aが
297ミリメートルの位置まで来たときに読み取りを終
了させればよい。
【0039】図6は、このハンドスキャナで端部拡大表
示モードが選択された場合の表示の態様の一例を示した
ものである。この表示モードにハンドスキャナ51を設
定すると、副走査の終了すべき領域に近づくほど読み取
り済領域94の先端94Aがスケールを拡大した状態で
表示される。したがって、操作者は読み取りの終了すべ
き位置の近傍まで原稿91の走査を行ったとき、拡大し
たスケールによって走査停止位置を正確に定めることが
できる。
【0040】図7は、本実施例のハンドスキャナによる
原稿の走査の流れの概要を示したものである。図3に示
したCPU71は図1に示したボタンスイッチ68の押
下を監視しており(ステップS101)、そのうちのス
タートボタンが押された場合には(Y)、操作者がこれ
に先立ってコンピュータ等から入力した走査線密度、読
み取られる原稿のサイズおよび縦方向に読み取られるか
横方向に読み取られるかといった設定情報をRAM74
から読み出す(ステップS102)。そして、液晶ディ
スプレイ67に読取領域のサイズや読取の方向およびス
ケールを表示する(ステップS103)。そしてその後
はエンコーダ76から入力回路75を経由してパルス状
の検出信号が到来するのを監視する(ステップS10
4)。
【0041】操作者がハンドスキャナ51の把手53を
を押して図5で示す副走査方向56に走査を開始する
と、その走査が終了するまでは(ステップS105)、
ハンドスキャナ51のエンコーダ76から順に検出信号
65が入力される。これらの検出信号65はその個数が
CPU71を用いたソフトウェアカウンタ_にって順次
検出されている。そして、このソフトウェアカウンタに
よるカウント値は、ステップS102で読み出した走査
線密度との関係で副走査方向の読取距離として計算さ
れ、その計算結果が図4あるいは図6に示した液晶ディ
スプレイ67上に表示されるようになっている(ステッ
プS105)。そして、この段階でハンドスキャナ51
の副走査方向56における1ライン分の移動量に到達し
た場合には(ステップS106:Y)、走査が完了した
ことを示す「読取終了」という文字を液晶ディスプレイ
67の余白部分に表示して(ステップS107)、画像
情報の読取のための作業を終了させる(エンド)。
【0042】これに対して、まだハンドスキャナ51の
走査終了位置までその走査が行われない場合には(ステ
ップS106;N)、再びステップS104に戻ってパ
ルス状の検出信号65が到来するたびにそのカウントを
行うことになる。
【0043】図8は、図7のステップS105における
液晶ディスプレイの表示モードの切り替えと終端表示と
を表わしたものである。図3に示したCPU71は時分
割的な制御として所定時間間隔ごとに操作者が端部拡大
モードへの切り替えを行うか(ステップS201)と、通
常モードへの切り替えを行うか(ステップS202)を
監視している。ここで通常モードとは図4に示したよう
に液晶ディスプレイ67の距離を示すスケールが距離に
対応して示されているモードであり、端部拡大モードと
は図6で説明したように終端に近づくほど距離を示すス
ケールが拡大して表示されるモードである。
【0044】通常モードから端部拡大モードへの切り替
えが指示された場合には(ステップS201:Y)、現在
のハンドスキャナ51の副走査量を端部拡大モードのス
ケールに直して表示する(ステップS203)。これに対
して、端部拡大モードから通常モードへの切り替えが指
示された場合には(ステップS202:Y)、現在のハン
ドスキャナ51の副走査量を通常モードのスケールに直
して表示することになる(ステップS204)。そし
て、最終的にハンドスキャナ51の副走査方向56の移
動量がA4サイズの縦の長さ等の設定した長さに到達し
たときには(ステップS205:Y)、液晶ディスプレ
イ67の余白部分に終端が到来したこと、すなわち原稿
の1ページ分の読み取りが終了したことを表示すること
になる(ステップS206)。
【0045】図9は、原稿の1ページ分の読み取りが終
了したときの液晶ディスプレイの表示の一例を表わした
ものである。液晶ディスプレイ67の右上方の領域に
「読み取り完了」という文字95が表示される。このと
き、読み取り済領域94の先端94Aがフルスケールで
表示されているが、操作者はこの文字95が表示される
ことで読み取りの終了したことを更に確実に知ることが
できる。
【0046】第1の変形例
【0047】図10は、本発明の第1の変形例によるデ
ィスプレイの表示態様を表わしたものである。この第1
の変形例では、液晶ディスプレイ67内に原稿の走査さ
れた距離が数値で直接表示されるようになっている。し
たがって、操作者はたとえばA4判を縦送りして読み取
る場合には、この数値が「295」となるまで図5に示
した副走査方向56にハンドスキャナ51を移動させる
ことになる。
【0048】この変形例のハンドスキャナでは、操作者
が読み取られる原稿のサイズや方向について予め数値を
確認しておく必要があるものの、コンピュータ等が数値
をグラフ等に図形化する必要がないので、制御が簡単と
なる。また、ハンドスキャナの操作者にとっては、記録
紙等の1ページに対応した画像領域の読み取りだけでな
く、たとえば副走査方向56(図5)に「50ミリメー
トル」の幅でサンプル画像をとるといったように、必要
な距離だけの画像情報を容易に読み取ることができると
いった利点も発生する。
【0049】第2の変形例
【0050】図11は、本発明の第2の変形例によるデ
ィスプレイの表示態様を表わしたものである。この第2
の変形例では、液晶ディスプレイ67に原稿の走査に必
要な残りの距離を表示するようにしている。したがっ
て、操作者が読み取りの行われる領域のサイズや走査に
要する距離を入力したり、図示しないコンピュータで設
定しておくことで、残りの走査に必要な距離を簡単に知
ることができる。このためには、たとえば先の実施例で
示したCPU71が走査に要する距離から現実に走査し
た距離を減算するようにすればよい。
【0051】第3の変形例
【0052】図12は、本発明の第3の変形例によるデ
ィスプレイの表示態様を表わしたものである。この第3
の変形例では、円グラフで原稿の走査された距離が表示
されるので、同時に残りの距離も直感的に知ることがで
きる。またこの変形例では、走査した距離等がパーセン
トでも表示されている。この表示されている数値をミリ
メートル等の距離を単位とすることは自由である。走査
した距離等をパーセントで表示するためには、たとえば
先の実施例で示したCPU71が割り算等の演算処理を
行うことになる。第4の変形例
【0053】図13は、本発明の第4の変形例によるデ
ィスプレイの表示態様を表わしたものである。この第4
の変形例では、原稿の走査に要する残りの距離だけでな
く、何枚目あるいは何ページ目の画像情報が読み取られ
ているかと、操作者が選択した画質とこれによって消費
される現在のページあるいは今までのページについての
メモリ容量とが表示されるようになっている。したがっ
て、操作者は原稿の走査領域の長さや解像度をメモリ容
量との関係で定めることも可能である。
【0054】すなわち、この変形例のハンドスキャナ装
置がたとえばフロッピディスクを内蔵しており、フロッ
ピディスクに納まるメモリ容量の範囲内で画像の読み込
みを行う必要がある場合には、メモリの残量との関係で
画像の走査領域や解像度を設定しなおすといったことも
可能になる。
【0055】なお、現在読み取っている画像の記憶に要
するメモリ容量が直ちに算出できないような画像形式の
場合には、液晶ディスプレイ67に表示するメモリ容量
は直前のページまでのメモリ容量であってもよいことは
当然である。また、実施例ではハンドスキャナの形状を
図1に示したようなものとしたが、その形状やディスプ
レイの配置に各種の変形が可能であることは当然であ
る。更にディスプレイとして液晶タイプのものを使用し
たが、装置によっては他の表示素子を使用するものであ
ってもよいことはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、1次元イメージセンサをその長さ方向と直角
方向、すなわち副走査方向に移動させたときの移動量を
表示手段に逐次表示することにして、操作者が所望の位
置でハンドスキャナの操作を停止できるようにしたの
で、操作者は表示手段に表示される変化を数値やグラフ
等で監視しながら、所望の位置で走査を停止することが
できる。
【0057】また請求項2記載の発明では、スキャナ本
体が画像の読み取りを行うために1次元イメージセンサ
の長さ方向と直角方向に移動すべき量を移動量設定手段
で設定しておき、この移動量設定手段によって設定され
た移動量を移動量検出手段によって検出した移動量で減
算して表示手段で表示することにしたので、残りの量を
見ながら走査を停止させる位置を簡単に知ることができ
る。また、残りの量がある程度あるときには走査のスピ
ードを速くし、残りがわずかになってきたときに減速す
るといった工夫を容易に行うことができ、トータルとし
ての画像の読み取りを効率的に行うことができる。
【0058】更に請求項3記載の発明では、1次元イメ
ージセンサを副走査方向に移動させたときに、予め副走
査方向に設定した移動量に対する達成割合を演算して表
示することにしたので、走査すべき残りの量を実際の距
離に係わらず直感的に表示することができ、走査を停止
させる位置を簡単に知ることができる。また、残り割合
がある程度あるときには走査のスピードを速くし、その
割合がわずかになってきたときに減速するといった工夫
を容易に行うことができ、トータルとしての画像の読み
取りを効率的に行うことができる。
【0059】また、請求項4記載の発明では、1次元イ
メージセンサをその長さ方向と直角方向、すなわち副走
査方向に移動させたときに、その移動量が記録紙等の何
枚分に相当するかを表示することにしたので、画像デー
タの通信や画像の記録を行う場合の必要な通信時間や記
録紙の枚数を簡単に知ることができ、これらに制限があ
る場合の画像の読み込みに配慮することができる。
【0060】更に請求項5記載の発明では、請求項1〜
請求項4で示した各種表示と併せて、読み取った画像デ
ータの量を表示することにしたので、画像の読み取りを
行ったデータ総量を簡単に知ることができ、読み取る画
像データの総量に制限があるような場合にも画像を失敗
なく読み取ることができる。
【0061】また、請求項6記載の発明では、スケール
等でハンドスキャナの移動量を表示するときに走査が終
了する近傍等で表示を拡大することにしたので、走査の
停止位置に容易かつ正確にハンドスキャナを停止させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるハンドスキャナの
一部を切り欠いて示した斜視図である。
【図2】 本実施例のハンドスキャナのエンコーダの部
分を表わした斜視図である。
【図3】 本実施例のハンドスキャナの回路構成の概要
を表わしたブロック図である。
【図4】 本実施例の液晶ディスプレイの表示内容の一
例を示した平面図である。
【図5】 本実施例のハンドスキャナを長尺状の原稿上
で走査する様子を示した平面図である。
【図6】 本実施例のハンドスキャナで端部拡大表示モ
ードが選択された場合の液晶ディスプレイの平面図であ
る。
【図7】 本実施例のハンドスキャナによる原稿の走査
の流れの概要を示した流れ図である。
【図8】 図7のステップS105における液晶ディス
プレイの表示モードの切り替えと終端表示とを表わした
流れ図である。
【図9】 本実施例で原稿の1ページ分の読み取りが終
了したときの液晶ディスプレイの表示の一例を表わした
平面図である。
【図10】 本発明の第1の変形例によるディスプレイ
の表示態様を表わした平面図である。
【図11】 本発明の第2の変形例によるディスプレイ
の表示態様を表わした平面図である。
【図12】 本発明の第3の変形例によるディスプレイ
の表示態様を表わした平面図である。
【図13】 本発明の第4の変形例によるディスプレイ
の表示態様を表わした平面図である。
【図14】 従来提案されたハンドスキャナの一例につ
いて一部を切り欠いて示した斜視図である。
【図15】 従来提案された副走査方向への移動量を規
制するようにしたハンドスキャナの走査原理を示す説明
図である。
【図16】 従来提案された主走査方向への移動量を規
制するようにしたハンドスキャナの送信側の走査原理を
示す説明図である。
【図17】 図16に示したハンドスキャナを備えたフ
ァクシミリ装置から送られてきた画像情報を記録する受
信側のファクシミリ装置の要部を示す説明図である。
【符号の説明】
51 ハンドスキャナ 52 容器本体 55 走行用ローラ 58 回転角検出板 61 小孔 62 発光素子 63 受光素子 67 液晶ディスプレイ 68 ボタンスイッチ 71 CPU(中央処理装置) 73 ROM 74 RAM 76 エンコーダ 78 1次元イメージセンサ 91 原稿 94 棒グラフ状読み取り済領域

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ライン単位で画像の読み取りを行う1次
    元イメージセンサを備えたスキャナ本体と、 このスキャナ本体を前記1次元イメージセンサの長さ方
    向と直角方向に移動させたときにその移動量を検出する
    移動量検出手段と、 この移動量検出手段によって検出された移動量を逐次表
    示する表示手段とを具備することを特徴とするハンドス
    キャナ。
  2. 【請求項2】 ライン単位で画像の読み取りを行う1次
    元イメージセンサを備えたスキャナ本体と、 このスキャナ本体を前記1次元イメージセンサの長さ方
    向と直角方向に移動させたときにその移動量を検出する
    移動量検出手段と、 前記スキャナ本体が画像の読み取りを行うために前記1
    次元イメージセンサの長さ方向と直角方向に移動すべき
    量を設定する移動量設定手段と、 この移動量設定手段によって設定された移動量を前記移
    動量検出手段によって検出した移動量で減算する減算手
    段と、 この減算手段によって減算された値を表示する表示手段
    とを具備することを特徴とするハンドスキャナ。
  3. 【請求項3】 ライン単位で画像の読み取りを行う1次
    元イメージセンサを備えたスキャナ本体と、 このスキャナ本体を前記1次元イメージセンサの長さ方
    向と直角方向に移動させたときにその移動量を検出する
    移動量検出手段と、 前記スキャナ本体が画像の読み取りを行うために前記1
    次元イメージセンサの長さ方向と直角方向に移動すべき
    量を設定する移動量設定手段と、 この移動量設定手段によって設定された移動量に対する
    前記移動量検出手段で検出された移動量の達成割合を算
    出する演算手段と、 この演算手段によって演算された割合を表示する表示手
    段とを具備することを特徴とするハンドスキャナ。
  4. 【請求項4】 ライン単位で画像の読み取りを行う1次
    元イメージセンサを備えたスキャナ本体と、 このスキャナ本体を前記1次元イメージセンサの長さ方
    向と直角方向に移動させたときにその移動量を検出する
    移動量検出手段と、 読み取られた画像を表示または記録する1枚分の画像サ
    イズを指定する画像サイズ指定手段と、 前記移動量検出手段が画像サイズ指定手段によって指定
    された画像サイズに対応する移動量を検出するたびに読
    み取られた枚数をカウントするカウント手段と、 このカウント手段によってカウントされた画像サイズの
    枚数を表示する表示手段とを具備することを特徴とする
    ハンドスキャナ。
  5. 【請求項5】 このスキャナ本体を前記1次元イメージ
    センサの長さ方向と直角方向に移動させながら画像を読
    み取ったときにその画像データの総量を積算していく画
    像データ量積算手段を備え、 前記表示手段はこの画像データ量積算手段によって積算
    される画像データ量を併せて表示することを特徴とする
    請求項1〜請求項4記載のハンドスキャナ。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、移動量が予め定めた値
    の近傍に到達したときにその移動量を拡大表示すること
    を特徴とする請求項1記載のハンドスキャナ。
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