JP2000210825A - タイヤ組み付け方法および装置 - Google Patents

タイヤ組み付け方法および装置

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JP2000210825A
JP2000210825A JP11009870A JP987099A JP2000210825A JP 2000210825 A JP2000210825 A JP 2000210825A JP 11009870 A JP11009870 A JP 11009870A JP 987099 A JP987099 A JP 987099A JP 2000210825 A JP2000210825 A JP 2000210825A
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nuts
tire
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runners
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彰 宮▲ざき▼
Takeo Komaki
武夫 駒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、ナット数の変更に容易かつ迅速
に対応することを可能にする。 【解決手段】5本または4本のナット24を、それぞれ
所定の円周間隔に配置可能なナットランナ114a〜1
14dおよび116を有し、タイヤ20をハブ部18に
自動的に組み付けるタイヤ組み付け機構32と、前記ナ
ット24を1本ずつ鉛直姿勢で供給するナット供給機構
22と、前記ナット供給機構22から送給される前記ナ
ット24をナットランナ114a〜114dおよび11
6の全てが周回配置される円周間隔に対応して5本また
は4本ずつ周回配置させるとともに、前記ナット24を
前記ナットランナ114a〜114dおよび116に受
け渡すナット配列機構33とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤを把持しナ
ットランナにより前記タイヤを車両に対して自動的に組
み付けるためのタイヤ組み付け方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の組立ラインにおい
て、重量物部品の一つであるタイヤを、ロボットを用い
て自動車車体に対して自動的に組み付ける作業が行われ
ている。
【0003】この種の作業に適用される組み付け装置
は、通常、タイヤを把持するタイヤ把持部と、ハブナッ
ト(以下、単にナットという)を自動車車体側に設けら
れているハブボルトに締め付けるための複数のナットラ
ンナとを備えている。そして、ナットランナは、通常、
ナット供給装置から必要本数のナットを自動的に受け取
った後、前記ナットをハブボルトに締め付けることによ
り、タイヤを自動車車体に対して自動的に組み付けるよ
うに構成されている。
【0004】ところで、この種の組立ラインでは、多種
類の自動車を混在させる多種混流型組立ラインを用いる
ことにより、生産の合理化および生産性の向上を図ろう
という要請がある。このため、例えば、特開平7−32
232号公報に開示されているように、それぞれ異なる
サイズのナットが収納された複数種のナットカートリッ
ジを並設し、この並設されたそれぞれのカートリッジの
ナット受け取り位置よりナット受け渡し部と対面する位
置にナットホルダユニットを走行させる走行体を設ける
とともに、前記カートリッジ種類に対応するN個のナッ
トホルダを360゜/Nに分割回動可能な回動体に取り
付けてホルダユニットを構成したナット供給装置が知ら
れている。
【0005】このナット供給装置は、ナットの種類に対
応して回動体を回動させ、対応するナットホルダをナッ
トカートリッジのナット受け取り位置若しくはナット受
け渡し部と対面させるだけで、対応するナットの受け渡
しを行うものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、ナットの種類の変更には対応することが
できるものの、このハブボルトの本数が異なる車種には
使用することができない。このため、組み立てラインに
おいて、ハブボルトの本数の異なる車種を混流すること
ができず、前記組み立てラインの汎用性が低下するとい
う問題が指摘されている。
【0007】本発明はこの種の問題を解決するものであ
り、ハブボルトの本数の変更に容易に対応することがで
き、タイヤの組み付け作業を効率的かつ高精度に行うこ
とが可能なタイヤ組み付け方法および装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタイヤ組み
付け方法および装置では、車両のハブボルトの数に対応
して、N1本およびN2本(N1>N2:自然数)のナ
ットをそれぞれ所定の円周間隔に配置可能なN1本のナ
ットランナが用いられる。そして、先ず、ナット供給装
置から送給されるナットが、N1本のナットランナ全て
が周回配置される円周間隔に対応してN1本またはN2
本ずつ周回配置される。ナットランナは、N1本の円周
間隔に対応して配置された状態で、N1本またはN2本
のナットを保持する。
【0009】ここで、ナットランナによりN1本のナッ
トが保持された際には、N1本の前記ナットランナ全て
を介しタイヤを車両に対して自動的に組み付ける作業が
行われる。一方、ナットランナによりN2本のナットが
保持された際には、このナットランナがN2本の円周間
隔に周回配置されるとともに、残余のナットランナがそ
の円周上から離間された後、N2本の前記ナットランナ
を介しタイヤが車両に対して自動的に組み付けられる。
【0010】このように、ナット供給装置から送給され
るナットを、N1本のナットランナ全てが周回配置され
る円周間隔に対応してN1本またはN2本ずつ周回させ
ている。このため、ナット数がN1本からN2本に変更
される際には、ナット配列装置に対してN2本だけナッ
トを周回配置させる一方、残りの本数(N1本−N2
本)分を空にするだけでよく、同一のナット配列装置を
用いてナット数の異なる車種に容易に対応させることが
可能になる。
【0011】また、ナット配列装置は、ナットランナに
よる把持側を下方に向けて供給されるナットを、同一の
姿勢でN1本またはN2本ずつ周回配置可能なN1台の
第1保持部を有する第1配列手段と、前記第1配列手段
から受け取ったナットを、前記把持側を上方に向かうよ
うにしてN1本またはN2本ずつ周回配置可能なN1台
の第2保持部を有する第2配列手段とを備えている。従
って、ナット供給装置を介してナットが把持側を下方に
向けて、すなわち、安定した姿勢で、順次、ナット配列
装置へと供給され、このナットの供給不良を可及的に阻
止することができる。
【0012】しかも、第2配列手段に把持されているナ
ットは、把持側を上方に向けて周回配置されており、ナ
ットランナを介して前記第2配列手段から前記ナットを
容易かつ円滑に受け取ることが可能になる。このため、
ナットの供給作業が迅速かつ効率的に遂行される。
【0013】さらにまた、第1保持部は、寸法の異なる
多種類のナットを把持可能な段付きチャックを備えてお
り、ナットの種類に応じて専用のナットホルダ等を用い
る必要がない。これにより、簡単な構成で、多種類の異
なるナットに対応し得るとともに、ナット本数の変更に
も対応して多種混流型の組立ラインに適応することが可
能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るタイヤ組み
付け方法を実施するためのタイヤ組み付け装置10が配
置される組み立てライン12の正面説明図であり、図2
は、前記組み立てライン12の平面説明図である。組み
立てライン12では、搬送路14に沿って自動車車体1
6がタイヤ組み付け位置に搬入され、この自動車車体1
6のタイヤ取り付け部位であるハブ部(ハブボルト)1
8にタイヤ組み付け装置10を介してタイヤ20が自動
的に組み付けられる。
【0015】タイヤ組み付け装置10は、ナット供給機
構22と、このナット供給機構22から1本ずつ鉛直姿
勢で供給されるナット24を同一の姿勢で所定の数ず
つ、例えば、5本(N1本)または4本(N2本)ずつ
保持する第1配列手段26と、この第1配列手段26か
ら前記ナット24を反転させた状態で保持する第2配列
手段28と、前記第2配列手段28に保持されている前
記ナット24を受け取るとともに、タイヤ供給路30に
沿って搬送されるタイヤ20を把持し、前記タイヤ20
を自動車車体16のハブ部18に組み付けるタイヤ組み
付け機構32とを備える。第1配列手段26と第2配列
手段28とによりナット配列機構33が構成されてい
る。
【0016】図3に示すように、ナット供給機構22
は、ナット24をそのねじ孔24aが上方に向かうよう
にして、すなわち、後述するナットランナ114a〜1
14dおよび116に把持される把持部24b側を下方
に向けて1本ずつ、順次、搬送するように構成されてい
る。第1配列手段26は、ナット供給ロボット34を構
成するアーム部34aの手首部36に回転自在に装着さ
れる割り出し台38を備える。
【0017】図3および図4に示すように、割り出し台
38には、5本のナット24を把持自在な第1保持部4
0a〜40eが設けられる。割り出し台38には、所定
角度間隔ずつ離間して5つのレール部材42が設けら
れ、各レール部材42には、スプリング44を介して第
1保持部40a〜40eが進退自在に装着される。第1
保持部40a〜40eは、それぞれ駆動部48を介して
開閉自在な1組のチャック50a、50bを有してお
り、図5および図6に示すように、チャック50a、5
0bの互いに対向する内面側には、寸法の大きなナット
24の外周を保持するための円弧状を有する第1段部5
2a、52bと、寸法の小さなナット24Sの外周を保
持するための円弧状の第2段部54a、54bとが同軸
的に形成されている。
【0018】図2および図7に示すように、第2配列手
段28はレール部材60を備え、このレール部材60上
に可動テーブル62が載置される。レール部材60には
水平方向に長尺なシリンダ64が装着され、このシリン
ダ64から延在するロッド66が可動テーブル62に固
定されている。可動テーブル62上には、支軸68を支
点にして旋回自在な基台70が配置され、この基台70
は、図示しないアクチュエータ、例えば、シリンダを介
して所定の角度範囲内で旋回自在である。
【0019】基台70上には、第1配列手段26を構成
する第1保持部40a〜40eと同一円周上に配置可能
な第2保持部72a〜72eが設けられる。第2保持部
72a〜72eは、ナット24のねじ孔24aに挿入さ
れて前記ナット24を等角度ずつ離間して保持自在な支
持ロッド74を備えている(図8参照)。
【0020】タイヤ組み付け機構32は、多関節ロボッ
トで構成されており、その手首部80には、図9に示す
ように、外筒部材82が固定されるとともに、この外筒
部材82にアーム84a、84bが設けられる。アーム
84a、84bの先端には、それぞれCCDカメラ86
a、86bと、照明用ライト88a、88bとが装着さ
れてステレオカメラ90が構成されている。
【0021】図10に示すように、外筒部材82の内周
には、ベアリング92a、92bを介して回動基台94
が回動自在に支持されており、前記回動基台94の一端
(前端)には、支持板96が固定される。外筒部材82
には、回動手段98を構成するモータ100が固定され
るとともに、このモータ100の駆動軸102に歯車1
04が軸着される。支持板96には、歯車104に噛合
する円弧状歯車106が固定されている(図10および
図11参照)。
【0022】図9〜図12に示すように、支持板96に
は、タイヤ20を把持するタイヤ把持手段110と、前
記タイヤ20の周方向に沿って離間して配置され、前記
円周方向と径方向とに移動可能な複数の復動テーブル1
12a〜112dと、前記復動テーブル112a〜11
2dに支持されて前記円周方向および前記径方向に移動
自在な4本のナットランナ114a〜114dと、前記
径方向に移動自在であり、前記ナットランナ114a〜
114dと同一円周上に配置される一方、ナット数の変
更に伴って前記ナットランナ114a〜114d同士が
互いに隣接して同一円周上に配置される際、前記円周上
から離間する位置に退避可能なナットランナ116とを
備える。ナットランナ114a〜114dおよび116
は、回動基台94に所定角度間隔ずつ離間して固定され
た各モータ118にそれぞれ一組のユニバーサルジョイ
ント120を介して連結されている(図10参照)。
【0023】図11および図12に示すように、支持板
96の中央には、比較的大径な開口部122が形成され
ており、前記支持板96には、この開口部122を周回
して復動テーブル112a〜112dを構成する第1駆
動手段124a〜124dが固定される。第1駆動手段
124a〜124dは、例えば、ロッドレスシリンダを
備えており、それぞれ周方向に進退自在な第1移動台1
26a〜126dには、それぞれ径方向に向かって第2
駆動手段128a〜128dが装着される。
【0024】第2駆動手段128a〜128dは、例え
ば、ロッドレスシリンダを備え、径方向に進退自在な第
2移動台130a〜130dには、ナットランナ114
a〜114dが回転自在に支持される。第1移動台12
6a〜126dの停止位置を規定するために、それぞれ
ストッパねじ132a、132bが設けられるととも
に、第2移動台130a〜130dの進退位置を規定す
るために、図示しないストッパねじが同様に設けられて
いる。
【0025】第1駆動手段124aと124dとの間に
は、例えば、ロッドレスシリンダを備えた第3駆動手段
134が設けられる。この第3駆動手段134を介して
径方向に進退自在な第3移動台136には、ナットラン
ナ116が回転自在に支持される。支持板96には、支
柱138を介してタイヤ把持手段110を構成する取り
付け板140が固定される。
【0026】図12および図13に示すように、取り付
け板140の中央部には、比較的大径な貫通孔142が
形成されるとともに、この貫通孔142を周回して複
数、例えば、3個のガイドローラ144が回転自在に配
置される。ガイドローラ144には、リング状のカム部
材146が回転自在に支持されており、取り付け板14
0に揺動自在に装着されたシリンダ148に連結されて
いるロッド150が前記カム部材146に固定される。
【0027】取り付け板140には、貫通孔142を中
心に等角度間隔ずつ離間しかつ径方向に延在して3本の
ガイドレール152が設けられ、各ガイドレール152
にスライドベース154が配置される。各スライドベー
ス154とカム部材146とは、連結ロッド156を介
して連結されるとともに、前記スライドベース154に
は、ばね158および一対のガイド板160を介して進
退自在なタイヤ押さえ部材162が設けられる(図12
参照)。取り付け板140の下部にシリンダ164が固
定され、このシリンダ164に設けられた係止板166
が前後方向に移動可能である。この係止板166は、ナ
ットランナ116が退避位置に配置された際に、前記ナ
ットランナ116に当接する位置に配置される。
【0028】このように構成されるタイヤ組み付け装置
10の動作について、本発明に係るタイヤ組み付け方法
との関連で以下に説明する。
【0029】自動車車体16のハブ部18が5軸タイプ
である場合について説明すると、図2に示すように、先
ず、ナット供給機構22を介してナット24が、順次、
送られる一方、タイヤ供給路30に沿ってタイヤ20が
供給される。そこで、図3および図4に示すように、ナ
ット供給ロボット34に装着された第1配列手段26が
ナット供給機構22に対応して配置され、このナット供
給機構22から一つずつ切り出されるナット24が、ね
じ孔24aを上方に向けた状態で、すなわち、把持部2
4bを下方に向けた姿勢で、前記第1配列手段26側に
送り出される。
【0030】第1配列手段26では、先ず、第1保持部
40aがナット供給機構22に応じて配置されており、
この第1保持部40aを構成する駆動部48の作用下に
チャック50a、50bが開閉駆動されてナット24を
把持する。この場合、図5に示すように、ナット24は
その外周をチャック50a、50bに形成されている円
弧状の第1段部52a、52bに保持されており、把持
部24bが下方に延在している。なお、小径なナット2
4Sが用いられる際には、図6に示すように、このナッ
ト24Sの外周面がチャック50a、50bの円弧状の
第2段部54a、54bに保持される。
【0031】第1保持部40aにナット24が保持され
た後、割り出し台38が所定の角度だけ回転し、第1保
持部40bがナット切り出し位置に配置される。そし
て、駆動部48を介して第1保持部40bによりナット
24が把持される。以下、同様の動作を行って、第1保
持部40a〜40eによりそれぞれナット24が把持さ
れた後、第1配列手段26は、ナット供給機構22に対
応する位置から第2配列手段28側に移動される。
【0032】第2配列手段28に移動された第1配列手
段26は、図8に示すように、手首部36の旋回作用下
に鉛直下方向に向かって配置される。この状態で、第1
配列手段26が下方向に移動すると、第1保持部40a
〜40eに把持されている各ナット24は、同心円上に
配置されている5本の支持ロッド74にねじ孔24aが
挿入される。さらに、各駆動部48が駆動されることに
より、5つのナット24が第2保持部72a〜72eに
受け渡されることになる。
【0033】その際、第1保持部40a〜40eは、レ
ール部材42に沿って進退自在に構成されている。この
ため、チャック50a、50bに把持されているナット
24の高さ位置の変更に影響されることがなく、前記ナ
ット24を第2保持部72a〜72eを構成する各支持
ロッド74に対し確実に受け渡すことが可能になる。
【0034】上記のように、第2配列手段28に5つの
ナット24がねじ孔24aを下向きにして(把持部24
bを上向きにして)配置された後、ナット供給ロボット
34がこの第2配列手段28から離間する。一方、タイ
ヤ組み付け機構32を構成する手首部80が第2配列手
段28側に移動し、ナットランナ114a〜114dお
よび116が第2保持部72a〜72eに保持されてい
るナット24を把持する(図14参照)。ナットランナ
114a〜114dおよび116を介してナット24が
把持された後、手首部80がタイヤ受け取り位置に移送
される。
【0035】一方、図15に示すように、第2保持部7
2a〜72eに保持されているナット24の受け取り不
良が生じた際には、基台70が支軸68を支点にして旋
回する。これにより、第2保持部72a〜72e上に残
置されていたナット24が受け台73内に払い出され
る。
【0036】タイヤ受け取り位置では、タイヤ把持手段
110がタイヤ20の上方から下降することにより、タ
イヤ押さえ部材162が前記タイヤ20の外径を覆って
配置される。そこで、図13に示すように、シリンダ1
48が駆動されてロッド150が矢印方向に突き出され
ると、このロッド150に固定されているカム部材14
6は、ガイドローラ144の案内作用下に矢印方向に所
定の角度だけ回転する。このため、カム部材146に連
結ロッド156を介して連結されている各スライドベー
ス154は、ガイドレール152の案内作用下にタイヤ
20の径方向内方に移動し、タイヤ押さえ部材162が
前記タイヤ20の外周面を把持する。なお、タイヤ把持
手段110でタイヤ20を把持する際、このタイヤ20
とナットランナ114a〜114dおよび116との位
置合わせ作業が行われる。
【0037】図9に示すように、タイヤ把持手段110
がタイヤ20を把持するとともに、ナットランナ114
a〜114dおよび116がナット20を保持して前記
タイヤ20内に配置された状態で、手首部80が組み立
てライン12に沿って搬送される。そして、手首部80
は、タイヤ取り付け位置で配置されている自動車車体1
6の所定のハブ部18側に移動される。
【0038】タイヤ組み付け機構32では、外筒部材8
2、アーム84a、84bを介してステレオカメラ90
が装着されている。そして、ハブ部18がCCDカメラ
86a、86bにより撮像され、その画像信号に基づい
てタイヤ把持手段110に把持されているタイヤ20の
位相合わせが行われる。
【0039】具体的には、図10および図11に示すよ
うに、モータ100の作用下に駆動軸102を介して歯
車104が回転されると、この歯車104に噛合する円
弧状歯車106が移動し、前記円弧状歯車106と一体
的に支持板96が所定の角度だけ回転する。支持板96
には、ナットランナ114a〜114dおよび116と
タイヤ把持手段110とが設けられており、ステレオカ
メラ90によるハブ部18の撮像処理に基づいて前記タ
イヤ把持手段110に把持されているタイヤ20の位相
決めが容易かつ迅速に遂行される。
【0040】次いで、手首部80がハブ部18側に移動
すると、タイヤ把持手段110に把持されているタイヤ
20は、各タイヤ押さえ部材162に当接しているばね
158の弾性力を介して前記ハブ部18側に押圧保持さ
れる。この状態で、各モータ118の駆動作用下にナッ
トランナ114a〜114dおよび116が回転し、そ
れぞれに保持されているナット24がハブ部18にねじ
込まれてタイヤ20の取り付け作業が遂行される。
【0041】ところで、自動車車体16のハブ部18が
4軸タイプの場合には、以下に示すようにタイヤ組み付
け機構32の調整が行われる。先ず、図3に示すよう
に、ナット供給機構22から第1配列手段26を構成す
る第1保持部40a〜40dに4個のナット24が保持
された状態で、すなわち第1保持部40eが空の状態
で、手首部36を介して前記第1配列手段26が第2配
列手段28側に移送される。そして、第1配列手段26
が下向きに配置され、第2配列手段28を構成する第2
保持部72a〜72dに、4個のナット24がねじ孔2
4aを下向きにして配置される。なお、第2保持部72
eは、空の状態である。
【0042】さらに、タイヤ組み付け機構32を構成す
るナットランナ114a〜114dが、第2保持部72
a〜72dからナット24を保持する一方、ナットラン
ナ116が空の状態で、タイヤ受け取り位置に移送され
る前に前記ナットランナ114a〜114dおよび11
6の位置調整作業が行われる。具体的には、図16に示
すように、シリンダ164が駆動されて係止板166が
前方に突出し、この係止板166がナットランナ116
に干渉しない位置に配置される(図16中、2点鎖線参
照)。
【0043】次に、図11に示すように、第3駆動手段
134の駆動作用下に第3移動台136が半径外方向に
移動し、この第3移動台136に支持されているナット
ランナ116がナットランナ114a〜114dが配置
される円周上から離間する位置に退避される(図11
中、2点鎖線参照)。次いで、第1駆動手段124a〜
124dが駆動され、第1移動台126a〜126dが
それぞれ所定の距離だけ円周方向に移動する。このた
め、ナットランナ114a〜114dは、同一の円周上
に互いに所定の間隔ずつ離間して配置される(図17お
よび図18参照)。
【0044】さらに、シリンダ164が駆動されて係止
板166が後方に変位すると、この係止板166がナッ
トランナ116の先端に係合してこのナットランナ11
6を支持板96側に移動させ、タイヤ20との干渉を阻
止することができる(図19参照)。これにより、それ
ぞれナット24を保持しているナットランナ114a〜
114dが4軸タイプのハブ部18に対応して位置決め
され、タイヤ把持手段110を介して新たなタイヤ20
が把持される。タイヤ20は、ハブ部18側に移送され
て位相合わせが行われた後、ナットランナ114a〜1
14dの回転作用下に4個のナット24により前記タイ
ヤ20の取り付け作業が遂行される。
【0045】さらにまた、ハブ部18に設けられている
図示しないハブボルトのピッチ円径が変更される際に
は、以下の動作が行われる。すなわち、図18に示すよ
うに、第2駆動手段128a〜128dが駆動され、ナ
ットランナ114a〜114dが径方向に進退すること
により、2種類のピッチ円径の変更に対応することがで
きる。
【0046】このように、本実施形態では、第1および
第2配列手段26、28を構成する第1および第2保持
部40a〜40eおよび72a〜72eが、5本のナッ
トランナ114a〜114dおよび116が同一円周上
に配置される円周間隔に対応して周回配置されている。
そして、自動車車体16のハブ部18が5軸タイプであ
る場合、ナット供給機構22から第1保持部40a〜4
0eにそれぞれナット24を一旦保持させた後、この第
1保持部40a〜40eから第2保持部72a〜72e
に前記ナット24が受け渡され、さらに前記第2保持部
72a〜72eからナットランナ114a〜114dお
よび116に該ナット24が受け渡される。
【0047】一方、ハブ部18が4軸タイプである場
合、ナット供給機構22から第1保持部40a〜40d
に4本のナット24が一旦保持された後、第2保持部7
2a〜72dに前記ナット24が反転された状態で保持
され、さらにナットランナ114a〜114dにより該
ナット24が保持される。次いで、ナットランナ114
a〜114dが4軸タイプのハブ部18に対応して所定
の円周間隔に周回配置されるとともに、ナットランナ1
16がこの円周上から離間され、前記ナットランナ11
4a〜114dを介して前記ナット24の締め付け作業
が行われる。
【0048】従って、ナット配列機構33では、ハブ部
18が4軸タイプ、5軸タイプのいずれであっても異な
る構成を用いる必要がなく、第1および第2配列手段2
6、28にナット24を4本ずつまたは5本ずつ保持さ
せるだけでよい。これにより、同一のナット配列機構3
3を介して、5軸タイプのハブ部18または4軸タイプ
のハブ部18のいずれにも容易に対応することができる
という効果が得られる。
【0049】しかも、第1保持部40a〜40eを構成
するチャック50a、50bは、寸法の異なるナット2
4、24Sに対応して、それぞれ円弧状の第1および第
2段部52a、52bおよび54a、54bを設けてい
る。このため、同一の第1保持部40a〜40eで寸法
の異なる2種類のナット24、24Sを確実に保持する
ことができ、構成の簡素化が図られる。これにより、ハ
ブ部18の本数の変更やナット24(24S)の種類の
変更に容易に適応することが可能になり、多種混流型の
組み立てライン12を構成することが可能になるという
利点がある。
【0050】
【発明の効果】本発明に係るタイヤ組み付け方法および
装置では、N1本のナットランナ全てが周回配置される
円周間隔に対応してナットをN1本またはN2本だけ配
置させ、前記ナットランナにより前記ナットを保持する
とともに、該ナットランナがこれに保持されている前記
ナットの数に応じて位置調整された後、タイヤの組み付
け作業が行われる。このため、車両のハブボルトの数が
変更されても、ナットをナットランナに供給するための
ナット配列機構の構成を変更する必要がなく、設備費お
よび設置面積の削減が図られる。しかも、ハブボルトの
数の変更に対応することができ、多種混流型の組み立て
ラインに有効に組み込むことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るタイヤ組み付け方法を
実施するためのタイヤ組み付け装置が配置される組み立
てラインの正面説明図である。
【図2】前記組み立てラインの平面説明図である。
【図3】前記タイヤ組み付け装置を構成する第1配列手
段およびナット供給機構の側面説明図である。
【図4】図3の平面説明図である。
【図5】前記第1配列手段でナットを保持した状態の一
部縦断面説明図である。
【図6】前記第1配列手段で前記ナットより小径なナッ
トを保持した状態の一部縦断面説明図である。
【図7】前記タイヤ組み付け装置を構成するナット配列
機構の一部縦断面説明図である。
【図8】前記ナット配列機構の要部説明図である。
【図9】前記タイヤ組み付け装置を構成するタイヤ組み
付け機構の先端斜視説明図である。
【図10】図9の縦断面説明図である。
【図11】図9の正面図である。
【図12】図9の一部分解斜視説明図である。
【図13】タイヤ把持手段の正面説明図である。
【図14】第2配列手段に整列されたナットをナットラ
ンナで保持する際の説明図である。
【図15】前記第2配列手段に残存するナットを払い出
す際の説明図である。
【図16】前記ナットランナに4つのナットが保持され
た状態の斜視説明図である。
【図17】空のナットランナを退避させる際の斜視説明
図である。
【図18】残余のナットランナが同一円周上に配置され
た際の正面説明図である。
【図19】図18の斜視説明図である。
【符号の説明】
10…タイヤ組み付け装置 12…組み立てライン 16…自動車車体 18…ハブ部 20…タイヤ 22…ナット供給機構 24…ナット 26、28…配列手段 30…タイヤ供給路 32…タイヤ組み付け
機構 33…ナット配列機構 34…ナット供給ロボ
ット 36、80…手首部 40a〜40e、72
a〜72e…保持部 48…駆動部 50a、50b…チャ
ック 52a、52b、54a、54b…段部 74…支持ロッド 82…外筒部材 94…回動基台 96…支持板 98…回動手段 110…タイヤ把持手
段 112a〜112d…復動テーブル 114a〜114d、116…ナットランナ 118…モータ 124a〜124d、128a〜128d、134…駆
動手段 126a〜126d、130a〜130d、136…移
動台 132a、132b…ストッパねじ 140…取り付け板 146…カム部材 148、164…シリンダ 158…ばね 162…タイヤ押さえ部材 166…係止板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C030 CC05 3D114 AA01 AA04 AA11 AA12 BA01 BA24 CA05 DA08 DA11 DA12 EA11 EA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のハブボルトの数に対応して、N1本
    およびN2本(N1>N2:自然数)のナットをそれぞ
    れ所定の円周間隔に配置可能なN1本のナットランナを
    介し、タイヤを前記車両に自動的に組み付けるためのタ
    イヤ組み付け方法であって、ナット供給機構から送給さ
    れる前記ナットを、N1本の前記ナットランナ全てが周
    回配置される円周間隔に対応してN1本またはN2本ず
    つ周回配置させる工程と、 N1本またはN2本ずつ周回配置された前記ナットを、
    N1本の円周間隔に配置された前記ナットランナで保持
    する工程と、 前記ナットがN1本である際、前記タイヤを把持してN
    1本の前記ナットランナ全てを介し該タイヤを前記車両
    に組み付ける工程と、 前記ナットがN2本である際、前記ナットランナをN2
    本の円周間隔に周回配置する一方、残余(N1本−N2
    本)の前記ナットランナをN2本の前記ナットランナが
    周回配置される円周上から離間させた後、前記タイヤを
    把持してN2本の前記ナットランナを介し該タイヤを前
    記車両に組み付ける工程と、 を有することを特徴とするタイヤ組み付け方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、前記ナット
    ランナによる把持側を下方に向けて前記ナット供給機構
    から供給される前記ナットを、N1本の前記ナットラン
    ナ全てが周回配置される円周間隔に対応して同一の姿勢
    でN1本またはN2本ずつ第1配列手段に周回配置させ
    る工程と、 N1本またはN2本の前記ナットを、前記把持側が上方
    に向かうようにして前記第1配列手段から第2配列手段
    に受け渡して周回配置させる工程と、 N1本またはN2本の前記ナットを、前記第2配列手段
    から前記ナットランナに受け渡す工程と、 を有することを特徴とするタイヤ組み付け方法。
  3. 【請求項3】車両のハブボルトの数に対応して、N1本
    およびN2本(N1>N2:自然数)のナットをそれぞ
    れ所定の円周間隔に配置可能なN1本のナットランナを
    有し、タイヤを前記車両に自動的に組み付けるタイヤ組
    み付け機構と、 前記ナットを1本ずつ鉛直姿勢で供給するナット供給機
    構と、 前記ナット供給機構から送給される前記ナットを、N1
    本の前記ナットランナ全てが周回配置される円周間隔に
    対応してN1本またはN2本ずつ周回配置させるととも
    に、N1本またはN2本の前記ナットを前記ナットラン
    ナに受け渡すナット配列機構と、 を備えることを特徴とするタイヤ組み付け装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の装置において、前記ナット
    配列機構は、前記ナットランナによる把持側を下方に向
    けて前記ナット供給機構から供給される前記ナットを、
    N1本の前記ナットランナ全てが周回配置される円周間
    隔に対応して同一の姿勢でN1本またはN2本ずつ周回
    配置可能なN1台の第1保持部を有する第1配列手段
    と、 N1本またはN2本の前記ナットを前記第1配列手段か
    ら受け取るとともに、N1本またはN2本の前記ナット
    を、前記把持側が上方に向かうようにして周回配置可能
    なN1台の第2保持部を有する第2配列手段と、 を備えることを特徴とするタイヤ組み付け装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の装置において、前記第1保
    持部は、寸法の異なる多数種類の前記ナットを把持可能
    な段付チャックを備えることを特徴とするタイヤ組み付
    け装置。
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