JP2000210972A - マ―クを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法 - Google Patents
マ―クを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法Info
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- JP2000210972A JP2000210972A JP11018390A JP1839099A JP2000210972A JP 2000210972 A JP2000210972 A JP 2000210972A JP 11018390 A JP11018390 A JP 11018390A JP 1839099 A JP1839099 A JP 1839099A JP 2000210972 A JP2000210972 A JP 2000210972A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードコート層を有するフィルムと樹脂とを
一体化して形成される透明樹脂製窓に、マークを確実か
つ鮮明に付与する。 【解決手段】 キャビティ3内面に、凹凸によりマーク
を形成するためのマーク刻印部33,34をあらかじめ
設けておき、キャビティ3にフィルムを配置して樹脂を
射出する際にフィルムの軟化と樹脂の圧力とによってマ
ークを透明樹脂製窓に付与させる。
一体化して形成される透明樹脂製窓に、マークを確実か
つ鮮明に付与する。 【解決手段】 キャビティ3内面に、凹凸によりマーク
を形成するためのマーク刻印部33,34をあらかじめ
設けておき、キャビティ3にフィルムを配置して樹脂を
射出する際にフィルムの軟化と樹脂の圧力とによってマ
ークを透明樹脂製窓に付与させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用などに使用
されるマークを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法
に関するものである。
されるマークを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用などの自動車用透明樹
脂製窓を製造する方法としては、たとえば、表面にハー
ドコート層を備えた透明なフィルムを射出成形型のキャ
ビティ内にあらかじめ配置しておき、キャビティに樹脂
を射出することによって樹脂とフィルムとが一体化され
た透明樹脂製窓を製造する方法が考えられている。
脂製窓を製造する方法としては、たとえば、表面にハー
ドコート層を備えた透明なフィルムを射出成形型のキャ
ビティ内にあらかじめ配置しておき、キャビティに樹脂
を射出することによって樹脂とフィルムとが一体化され
た透明樹脂製窓を製造する方法が考えられている。
【0003】フィルムの基材は射出する樹脂と同一の材
料によって構成されている。したがって、フィルムが配
置されたキャビティに加熱軟化された樹脂を射出する
と、樹脂の温度によってフィルムが軟化し、フィルムの
基材の一部が溶融して樹脂と一体化する。こうして、ハ
ードコート層と樹脂本体とが強固に一体化された透明樹
脂製窓を得ることができる。
料によって構成されている。したがって、フィルムが配
置されたキャビティに加熱軟化された樹脂を射出する
と、樹脂の温度によってフィルムが軟化し、フィルムの
基材の一部が溶融して樹脂と一体化する。こうして、ハ
ードコート層と樹脂本体とが強固に一体化された透明樹
脂製窓を得ることができる。
【0004】一方、自動車用窓の裏側には、製造年月日
やロット番号などのマークを付与することが求められて
いる。従来の自動車用ガラス窓には、たとえばショット
ブラスト方式によってマークを付与することが行われて
いた。このマークは、自動車用ガラス窓の裏側隅部の目
立たない箇所に、最小限の大きさで付与するようにして
いる。
やロット番号などのマークを付与することが求められて
いる。従来の自動車用ガラス窓には、たとえばショット
ブラスト方式によってマークを付与することが行われて
いた。このマークは、自動車用ガラス窓の裏側隅部の目
立たない箇所に、最小限の大きさで付与するようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記したよう
な自動車用ガラス窓にマークを付与していた方法を、前
記したような透明樹脂製窓に適用することは困難であ
る。
な自動車用ガラス窓にマークを付与していた方法を、前
記したような透明樹脂製窓に適用することは困難であ
る。
【0006】すなわち、透明樹脂製窓は、表面がハード
コート層によってカバーされているが、該ハードコート
層もガラスに比べると硬度が低く、さらにハードコート
層は軟らかい樹脂本体によって支持されているために、
透明樹脂製窓にショットを吹き付けてマークを付与する
際、ショットの衝撃がハードコート層に吸収されてしま
うためにハードコート層を良好に研削することができ
ず、よってショットブラストを行ってもマークの輪郭が
ぼやけてしまう。このために、透明樹脂製窓に小さなマ
ークを鮮明に付与することはできなかった。
コート層によってカバーされているが、該ハードコート
層もガラスに比べると硬度が低く、さらにハードコート
層は軟らかい樹脂本体によって支持されているために、
透明樹脂製窓にショットを吹き付けてマークを付与する
際、ショットの衝撃がハードコート層に吸収されてしま
うためにハードコート層を良好に研削することができ
ず、よってショットブラストを行ってもマークの輪郭が
ぼやけてしまう。このために、透明樹脂製窓に小さなマ
ークを鮮明に付与することはできなかった。
【0007】また、透明樹脂製窓に、塗料などを用いて
マークを表記することも考えられるが、透明樹脂製窓の
ハードコート層は、傷がつき難く異物が付着し難いよう
に平滑な面に仕上げられているために、塗料も付着し難
いという問題を有していた。
マークを表記することも考えられるが、透明樹脂製窓の
ハードコート層は、傷がつき難く異物が付着し難いよう
に平滑な面に仕上げられているために、塗料も付着し難
いという問題を有していた。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点を解決すべ
くなしたもので、ハードコート層を有するフィルムと樹
脂とを一体化することにより形成される透明樹脂製窓
に、マークを確実かつ鮮明に付与することができるよう
にしたマークを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法
を提供することを目的としている。
くなしたもので、ハードコート層を有するフィルムと樹
脂とを一体化することにより形成される透明樹脂製窓
に、マークを確実かつ鮮明に付与することができるよう
にしたマークを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハードコート
層を有する透明なフィルムをキャビティ内に配置し、キ
ャビティに樹脂を射出することにより成形されるフィル
ムと樹脂本体とが一体に固着されたマークを有する自動
車用透明樹脂製窓の製造方法であって、キャビティ内面
に、凹凸によりマークを形成するためのマーク刻印部を
あらかじめ設けておき、樹脂の射出時におけるフィルム
の軟化と樹脂の圧力とによりマーク刻印部に応じたマー
クを透明樹脂製窓に付与することを特徴とするマークを
有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法、に係るもので
ある。
層を有する透明なフィルムをキャビティ内に配置し、キ
ャビティに樹脂を射出することにより成形されるフィル
ムと樹脂本体とが一体に固着されたマークを有する自動
車用透明樹脂製窓の製造方法であって、キャビティ内面
に、凹凸によりマークを形成するためのマーク刻印部を
あらかじめ設けておき、樹脂の射出時におけるフィルム
の軟化と樹脂の圧力とによりマーク刻印部に応じたマー
クを透明樹脂製窓に付与することを特徴とするマークを
有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法、に係るもので
ある。
【0010】また、樹脂の温度を250℃以上、樹脂の
射出圧力を100kg重/cm2以上で樹脂を射出し、
マーク刻印部の外形形状が1mm以上、マーク刻印部の
線の幅が0.2mm以上、マーク刻印部の線の高さが
0.1mm以上であるマークを刻印することが好まし
い。
射出圧力を100kg重/cm2以上で樹脂を射出し、
マーク刻印部の外形形状が1mm以上、マーク刻印部の
線の幅が0.2mm以上、マーク刻印部の線の高さが
0.1mm以上であるマークを刻印することが好まし
い。
【0011】上記本発明の手段によれば、キャビティ内
面に、凹凸によりマークを形成するためのマーク刻印部
をあらかじめ設けておき、キャビティにフィルムを配置
して樹脂を射出する際におけるフィルムの軟化と樹脂の
圧力とによってマーク刻印部に応じたマークを透明樹脂
製窓に付与するようにしているので、フィルムと樹脂か
らなる透明樹脂製窓の射出成形時に、同時にマークを付
与することができ、よって自動車用透明樹脂製窓に対し
てマークを付与する作業をきわめて能率的に行い得る。
面に、凹凸によりマークを形成するためのマーク刻印部
をあらかじめ設けておき、キャビティにフィルムを配置
して樹脂を射出する際におけるフィルムの軟化と樹脂の
圧力とによってマーク刻印部に応じたマークを透明樹脂
製窓に付与するようにしているので、フィルムと樹脂か
らなる透明樹脂製窓の射出成形時に、同時にマークを付
与することができ、よって自動車用透明樹脂製窓に対し
てマークを付与する作業をきわめて能率的に行い得る。
【0012】また、樹脂の温度を250℃以上、樹脂の
射出圧力を100kg重/cm2以上で樹脂を射出し、
マーク刻印部の外形形状の大きさが1mm以上、マーク
刻印部の線の幅が0.2mm以上、マーク刻印部の線の
高さが0.1mm以上であるマークを付与すると、小さ
なマークにおいても、目視で十分に判読できる鮮明なマ
ークを自動車用透明樹脂製窓に付与できる。
射出圧力を100kg重/cm2以上で樹脂を射出し、
マーク刻印部の外形形状の大きさが1mm以上、マーク
刻印部の線の幅が0.2mm以上、マーク刻印部の線の
高さが0.1mm以上であるマークを付与すると、小さ
なマークにおいても、目視で十分に判読できる鮮明なマ
ークを自動車用透明樹脂製窓に付与できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0014】図1〜図7は、本発明を実施する自動車用
透明樹脂製窓を製造し、かつ同時にマークを付与するよ
うにした装置の一例を示したもので、図1は本発明に使
用する型の一例を示す概略側面図、図2は図1のII−
II方向矢視図、図3は図1のIII−III方向矢視
図、図4は図1の要部を拡大して示した切断側面図、図
5は図4のマーク付与装置の拡大断面図、図6は図5の
マーク付与装置をVI−VI方向から見たマーク刻印部
の一例を示す正面図、図7は図6のマーク刻印部の他の
例を示す正面図である。
透明樹脂製窓を製造し、かつ同時にマークを付与するよ
うにした装置の一例を示したもので、図1は本発明に使
用する型の一例を示す概略側面図、図2は図1のII−
II方向矢視図、図3は図1のIII−III方向矢視
図、図4は図1の要部を拡大して示した切断側面図、図
5は図4のマーク付与装置の拡大断面図、図6は図5の
マーク付与装置をVI−VI方向から見たマーク刻印部
の一例を示す正面図、図7は図6のマーク刻印部の他の
例を示す正面図である。
【0015】図1中1は表面成形型、2は裏面成形型で
あり、表面成形型1と裏面成形型2を組み合わせること
により、対向面間に表側キャビティ3aと裏側キャビテ
ィ3bとにより湾曲したキャビティ3が形成されてい
る。表面成形型1と裏面成形型2とは夫々外枠15によ
り支持されていて、表面成形型1と裏面成形型2との型
絞め、開放を行うようになっている。なお、型を合わせ
て射出成形を行う場合には成形品を型から取り出すため
のイジェクションピンを備える場合があるが、図1では
図示を省略している。
あり、表面成形型1と裏面成形型2を組み合わせること
により、対向面間に表側キャビティ3aと裏側キャビテ
ィ3bとにより湾曲したキャビティ3が形成されてい
る。表面成形型1と裏面成形型2とは夫々外枠15によ
り支持されていて、表面成形型1と裏面成形型2との型
絞め、開放を行うようになっている。なお、型を合わせ
て射出成形を行う場合には成形品を型から取り出すため
のイジェクションピンを備える場合があるが、図1では
図示を省略している。
【0016】図3は裏面成形型2の裏側キャビティ3b
を示したもので、裏側キャビティ3bには透明樹脂製窓
を形成するための段部16と、段部16に沿ってリブ3
1(図4参照)を形成するためのリブ用溝17が形成さ
れている。さらに、裏側キャビティ3bの上部における
幅方向(左右方向)のほぼ中央位置には、樹脂供給口1
8が形成されており、樹脂供給口18から前記裏側キャ
ビティ3bに向かってキャビティ3の幅方向に流路が拡
張されたゲート19が形成されている。
を示したもので、裏側キャビティ3bには透明樹脂製窓
を形成するための段部16と、段部16に沿ってリブ3
1(図4参照)を形成するためのリブ用溝17が形成さ
れている。さらに、裏側キャビティ3bの上部における
幅方向(左右方向)のほぼ中央位置には、樹脂供給口1
8が形成されており、樹脂供給口18から前記裏側キャ
ビティ3bに向かってキャビティ3の幅方向に流路が拡
張されたゲート19が形成されている。
【0017】図2は表面成形型1の表側キャビティ3a
を示したもので、表面成形型1の表側キャビティ3aに
は、裏側キャビティ3bに対応するように段部20が形
成されている。
を示したもので、表面成形型1の表側キャビティ3aに
は、裏側キャビティ3bに対応するように段部20が形
成されている。
【0018】なお、表面成形型1におけるゲート19に
対応する位置には、図4に示すように表側キャビティ3
aの湾曲面が延長されたゲート部21が形成されてい
る。
対応する位置には、図4に示すように表側キャビティ3
aの湾曲面が延長されたゲート部21が形成されてい
る。
【0019】図2の表面成形型1の表側キャビティ3a
に配置される表側のフィルム22は、表側キャビティ3
aに合致する形状を有しかつ表側キャビティ3aに面す
る側にハードコート層22a(図4参照)を備えている
とともに、ゲート部21に入り込む延長部23を有して
いる。
に配置される表側のフィルム22は、表側キャビティ3
aに合致する形状を有しかつ表側キャビティ3aに面す
る側にハードコート層22a(図4参照)を備えている
とともに、ゲート部21に入り込む延長部23を有して
いる。
【0020】表面成形型1におけるゲート部21には、
図4に示すようにフィルム22の延長部23に形成した
位置決め孔24aに嵌合する位置決めピン24が固定さ
れている。この位置決めピン24は、図2に示すように
ゲート部21において表側キャビティ3aの幅方向に複
数(図2では2個)備えるようにしており、前記位置決
め孔24aのうちの1つ以外は長孔になっていて、フィ
ルム22の湾曲と直線の長さの違いを吸収できるように
なっている。
図4に示すようにフィルム22の延長部23に形成した
位置決め孔24aに嵌合する位置決めピン24が固定さ
れている。この位置決めピン24は、図2に示すように
ゲート部21において表側キャビティ3aの幅方向に複
数(図2では2個)備えるようにしており、前記位置決
め孔24aのうちの1つ以外は長孔になっていて、フィ
ルム22の湾曲と直線の長さの違いを吸収できるように
なっている。
【0021】さらに、図2の表面成形型1におけるゲー
ト部21には、図4に示すようにフィルム22の延長部
23を真空吸引によって表面成形型1の表側キャビティ
3aに沿わせるようにした吸引構造25を備えている。
この吸引構造25は、図2に示すように表側キャビティ
3aの幅方向に複数(図2では2個)備えるようにして
いる。
ト部21には、図4に示すようにフィルム22の延長部
23を真空吸引によって表面成形型1の表側キャビティ
3aに沿わせるようにした吸引構造25を備えている。
この吸引構造25は、図2に示すように表側キャビティ
3aの幅方向に複数(図2では2個)備えるようにして
いる。
【0022】図3の裏面成形型2の裏側キャビティ3b
に配置される裏側のフィルム26の外周形状は、リブ用
溝17の内側に嵌合する形状となっており、かつフィル
ム26の裏側キャビティ3bに面する側にはハードコー
ト層26a(図4参照)が備えられている。
に配置される裏側のフィルム26の外周形状は、リブ用
溝17の内側に嵌合する形状となっており、かつフィル
ム26の裏側キャビティ3bに面する側にはハードコー
ト層26a(図4参照)が備えられている。
【0023】裏面成形型2におけるリブ用溝17より内
側の裏側キャビティ3bには、図4に示すようにフィル
ム26に形成した位置決め孔27aに嵌合する位置決め
ピン27が固定されている。この位置決めピン27は、
図3に示すように裏側キャビティ3bの幅方向に複数
(図3では2個)備えるようにしてある。位置決め孔2
7aのうちの1つ以外は長孔になっていて、フィルム2
6の湾曲と直線の長さの違いを吸収できるようになって
いる。
側の裏側キャビティ3bには、図4に示すようにフィル
ム26に形成した位置決め孔27aに嵌合する位置決め
ピン27が固定されている。この位置決めピン27は、
図3に示すように裏側キャビティ3bの幅方向に複数
(図3では2個)備えるようにしてある。位置決め孔2
7aのうちの1つ以外は長孔になっていて、フィルム2
6の湾曲と直線の長さの違いを吸収できるようになって
いる。
【0024】さらに、裏面成形型2におけるリブ用溝1
7より内側の裏側キャビティ3bには、図4に示すよう
にフィルム26を真空吸引によって裏面成形型2の裏側
キャビティ3bに吸引するようにした吸引構造28を備
えている。吸引構造25,28は、図1および図4に示
すように、外枠15と表面成形型1および裏面成形型2
に形成されて図示しない吸引装置に接続された吸引口2
9と、複数のスリットを備えて吸引するように前記吸引
口29に嵌合固定された吸引ブロック30とから構成さ
れている。
7より内側の裏側キャビティ3bには、図4に示すよう
にフィルム26を真空吸引によって裏面成形型2の裏側
キャビティ3bに吸引するようにした吸引構造28を備
えている。吸引構造25,28は、図1および図4に示
すように、外枠15と表面成形型1および裏面成形型2
に形成されて図示しない吸引装置に接続された吸引口2
9と、複数のスリットを備えて吸引するように前記吸引
口29に嵌合固定された吸引ブロック30とから構成さ
れている。
【0025】図3、図4に示す裏面成形型2の裏側キャ
ビティ3bには、自動車用透明樹脂製窓32の裏面の隅
部にマークを付与するための図6、図7に示すような凹
凸によって形成されたマーク刻印部33,34が設けら
れている。これら図6、図7に例示するマークは、透明
樹脂製窓の製造年月を表わすためのものであり、図6の
マーク刻印部33は、製造年を、また図7のマーク刻印
部34は製造月を、それぞれ表わすことができるもので
ある。
ビティ3bには、自動車用透明樹脂製窓32の裏面の隅
部にマークを付与するための図6、図7に示すような凹
凸によって形成されたマーク刻印部33,34が設けら
れている。これら図6、図7に例示するマークは、透明
樹脂製窓の製造年月を表わすためのものであり、図6の
マーク刻印部33は、製造年を、また図7のマーク刻印
部34は製造月を、それぞれ表わすことができるもので
ある。
【0026】図3、図4では、マーク刻印部33,34
を先端に備えたマーク付与装置35を、マーク刻印部3
3,34が裏側キャビティ3bの面に一致するように、
裏面成形型2に設けた取付穴36に固定するようにした
場合を示している。
を先端に備えたマーク付与装置35を、マーク刻印部3
3,34が裏側キャビティ3bの面に一致するように、
裏面成形型2に設けた取付穴36に固定するようにした
場合を示している。
【0027】マーク付与装置35は、図5に示すよう
に、円筒形状の外筒37と、外筒37内に嵌合された中
心軸38とから構成されている。外筒37の先端には数
字のマーク刻印部33または34が形成されており、ま
た中心軸38の先端には前記矢印のマーク刻印部3
3’,34’が形成されている。そして、中心軸38の
後端に形成した溝39にドライバを嵌合して中心軸38
を回転させることにより、矢印のマーク刻印部33’,
34’の向きを外筒37のマーク刻印部33,34の任
意の数字に合わせることができるようになっている。
に、円筒形状の外筒37と、外筒37内に嵌合された中
心軸38とから構成されている。外筒37の先端には数
字のマーク刻印部33または34が形成されており、ま
た中心軸38の先端には前記矢印のマーク刻印部3
3’,34’が形成されている。そして、中心軸38の
後端に形成した溝39にドライバを嵌合して中心軸38
を回転させることにより、矢印のマーク刻印部33’,
34’の向きを外筒37のマーク刻印部33,34の任
意の数字に合わせることができるようになっている。
【0028】上記において、マーク刻印部33,34、
33’,34’の数字あるいは記号などの外形形状の大
きさLを1mm以上、マーク刻印部33,34、3
3’,34’の線の幅Wを0.2mm以上、またマーク
刻印部33,34、33’,34’の線の高さH(図5
参照)を0.1mm以上とすることが好ましい。また、
上記マーク刻印部33,34、33’,34’の各条件
を保持したとき、射出する樹脂8の温度を250℃以
上、かつ樹脂8の射出圧力を100kg重/cm2以上
とすることが好ましい。
33’,34’の数字あるいは記号などの外形形状の大
きさLを1mm以上、マーク刻印部33,34、3
3’,34’の線の幅Wを0.2mm以上、またマーク
刻印部33,34、33’,34’の線の高さH(図5
参照)を0.1mm以上とすることが好ましい。また、
上記マーク刻印部33,34、33’,34’の各条件
を保持したとき、射出する樹脂8の温度を250℃以
上、かつ樹脂8の射出圧力を100kg重/cm2以上
とすることが好ましい。
【0029】とくに、0.5mm程度の厚さのフィルム
を用いて、より鮮明にマークを刻印し、かつ樹脂の成形
不良を生じさせない好ましい条件としては、射出される
樹脂の温度を250〜350℃、樹脂の射出圧力を10
0〜500kg重/cm2で樹脂を射出し、マーク刻印
部の外形形状が1〜30mm、マーク刻印部の線の幅が
0.2〜2mm(マークが線ではなく模様状のものの場
合はそのマークの幅の上限が20mm)、マーク刻印部
の線の高さが0.1〜0.4mmのマークを付与するこ
とである。
を用いて、より鮮明にマークを刻印し、かつ樹脂の成形
不良を生じさせない好ましい条件としては、射出される
樹脂の温度を250〜350℃、樹脂の射出圧力を10
0〜500kg重/cm2で樹脂を射出し、マーク刻印
部の外形形状が1〜30mm、マーク刻印部の線の幅が
0.2〜2mm(マークが線ではなく模様状のものの場
合はそのマークの幅の上限が20mm)、マーク刻印部
の線の高さが0.1〜0.4mmのマークを付与するこ
とである。
【0030】以下に、上記図1〜図7に示した装置を用
いてマークを有する自動車用透明樹脂製窓を製造する方
法を説明する。
いてマークを有する自動車用透明樹脂製窓を製造する方
法を説明する。
【0031】表面成形型1と裏面成形型2とを離反させ
た状態で、図2に示すように表面成形型1の表側キャビ
ティ3aに表側のフィルム22を配置する。このとき、
図4に示すようにフィルム22のハードコート層22a
が表側キャビティ3a側を向くようにし、延長部23に
形成した位置決め孔24aをゲート部21に設けられた
位置決めピン24に挿入する。
た状態で、図2に示すように表面成形型1の表側キャビ
ティ3aに表側のフィルム22を配置する。このとき、
図4に示すようにフィルム22のハードコート層22a
が表側キャビティ3a側を向くようにし、延長部23に
形成した位置決め孔24aをゲート部21に設けられた
位置決めピン24に挿入する。
【0032】また、裏面成形型2の裏側キャビティ3b
に裏側のフィルム26を配置する。このとき、図4に示
すようにフィルム26のハードコート層26aが裏側キ
ャビティ3b側を向くようにし、フィルム26に形成し
た位置決め孔27aを裏側キャビティ3bに設けられた
位置決めピン27に挿入する。
に裏側のフィルム26を配置する。このとき、図4に示
すようにフィルム26のハードコート層26aが裏側キ
ャビティ3b側を向くようにし、フィルム26に形成し
た位置決め孔27aを裏側キャビティ3bに設けられた
位置決めピン27に挿入する。
【0033】こうした状態で、吸引口29を介して図示
しない吸引装置により吸引を行う。すると、吸引構造2
5,28の吸引ブロック30に形成されたスリットによ
りフィルム22,26が吸引される。表側のフィルム2
2は、その延長部23が表面成形型1のゲート部21に
吸引され、延長部23およびフィルム22の上部が、表
側キャビティ3aの曲面に沿うようになる。また裏側の
フィルム26は、裏面成形型2の裏側キャビティ3bに
吸引され、フィルム26の上部が、裏側キャビティ3b
の曲面に沿うようになる。
しない吸引装置により吸引を行う。すると、吸引構造2
5,28の吸引ブロック30に形成されたスリットによ
りフィルム22,26が吸引される。表側のフィルム2
2は、その延長部23が表面成形型1のゲート部21に
吸引され、延長部23およびフィルム22の上部が、表
側キャビティ3aの曲面に沿うようになる。また裏側の
フィルム26は、裏面成形型2の裏側キャビティ3bに
吸引され、フィルム26の上部が、裏側キャビティ3b
の曲面に沿うようになる。
【0034】この状態で表面成形型1と裏面成形型2と
を型絞めし、樹脂供給口18から樹脂8を射出すると、
キャビティ3のフィルム22,26間に樹脂8が供給さ
れてフィルム22,26と樹脂8とが一体化されること
により、一回の射出にて、フィルム22,26と樹脂本
体8Aとが一体化された自動車用透明樹脂製窓32を製
造することができる。
を型絞めし、樹脂供給口18から樹脂8を射出すると、
キャビティ3のフィルム22,26間に樹脂8が供給さ
れてフィルム22,26と樹脂8とが一体化されること
により、一回の射出にて、フィルム22,26と樹脂本
体8Aとが一体化された自動車用透明樹脂製窓32を製
造することができる。
【0035】一方、このとき前記裏側キャビティ3bに
は、たとえば図6、図7に示すようなマーク刻印部3
3,34、33’,34’が設けられているので、前記
樹脂8の射出時に、樹脂8の温度によってフィルム2
2,26が軟化され、かつ樹脂8は所要の圧力で射出さ
れているので、軟化されたフィルム22,26はマーク
刻印部33,34、33’,34’に沿って変形して凹
部に侵入するようになる。これによって自動車用透明樹
脂製窓32にマークが付与されることになる。
は、たとえば図6、図7に示すようなマーク刻印部3
3,34、33’,34’が設けられているので、前記
樹脂8の射出時に、樹脂8の温度によってフィルム2
2,26が軟化され、かつ樹脂8は所要の圧力で射出さ
れているので、軟化されたフィルム22,26はマーク
刻印部33,34、33’,34’に沿って変形して凹
部に侵入するようになる。これによって自動車用透明樹
脂製窓32にマークが付与されることになる。
【0036】このとき、射出する樹脂8の温度を250
℃以上、樹脂8の射出圧力を100kg重/cm2以上
とすると、前記したようなマーク刻印部33,34、3
3’,34’の外形形状の大きさLを最低の値である1
mm、マーク刻印部33,34、33’,34’の線の
幅Wを最低の値である0.2mm、マーク刻印部33,
34、33’,34’の線の高さHを最低の値である
0.1mmとした場合においても、目視で十分に判読で
きる鮮明なマークを自動車用透明樹脂製窓32に付与す
ることができた。一方で、射出圧力を大きくすると、射
出される樹脂の圧力によってフィルムが引っ張られ、で
きあがった透明樹脂製窓に好ましくない応力が残留する
ことがある。そこで、マークを鮮明にすることと残留応
力を低減することとを両立するために、上記のようにフ
ィルムを吸引しながら樹脂を射出することは好ましい。
℃以上、樹脂8の射出圧力を100kg重/cm2以上
とすると、前記したようなマーク刻印部33,34、3
3’,34’の外形形状の大きさLを最低の値である1
mm、マーク刻印部33,34、33’,34’の線の
幅Wを最低の値である0.2mm、マーク刻印部33,
34、33’,34’の線の高さHを最低の値である
0.1mmとした場合においても、目視で十分に判読で
きる鮮明なマークを自動車用透明樹脂製窓32に付与す
ることができた。一方で、射出圧力を大きくすると、射
出される樹脂の圧力によってフィルムが引っ張られ、で
きあがった透明樹脂製窓に好ましくない応力が残留する
ことがある。そこで、マークを鮮明にすることと残留応
力を低減することとを両立するために、上記のようにフ
ィルムを吸引しながら樹脂を射出することは好ましい。
【0037】図6、図7に示したマーク刻印部33,3
4、33’,34’を組み合わせて備えると、1998
年1月の製造であることが判読される。
4、33’,34’を組み合わせて備えると、1998
年1月の製造であることが判読される。
【0038】樹脂8の射出が完了すると、表面成形型1
と裏面成形型2型とを開き、図示しないイジェクション
ピンにより型から押出すことにより自動車用透明樹脂製
窓32を取り出す。取り出された自動車用透明樹脂製窓
32は、図2、図3の破線の位置で切断することにより
ゲート19に対応した部分が除去されて製品となる。
と裏面成形型2型とを開き、図示しないイジェクション
ピンにより型から押出すことにより自動車用透明樹脂製
窓32を取り出す。取り出された自動車用透明樹脂製窓
32は、図2、図3の破線の位置で切断することにより
ゲート19に対応した部分が除去されて製品となる。
【0039】上記した自動車用透明樹脂製窓32では、
キャビティ3内にフィルム22,26を配置してキャビ
ティ3に樹脂8を射出する際に、同時にマークを付与す
ることができるので、自動車用透明樹脂製窓32に対し
てマークを付与する作業をきわめて能率的に行うことが
できる。
キャビティ3内にフィルム22,26を配置してキャビ
ティ3に樹脂8を射出する際に、同時にマークを付与す
ることができるので、自動車用透明樹脂製窓32に対し
てマークを付与する作業をきわめて能率的に行うことが
できる。
【0040】なお、本発明は上記形態例にのみ限定され
るものではなく、マーク刻印部の形状は数字以外にも種
々の文字、記号など用いることができること、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ること、などは勿論である。
るものではなく、マーク刻印部の形状は数字以外にも種
々の文字、記号など用いることができること、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ること、などは勿論である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、キャビティ内面に、凹
凸によりマークを形成するためのマーク刻印部をあらか
じめ設けておき、キャビティにフィルムを配置して樹脂
を射出する際におけるフィルムの軟化と樹脂の圧力とに
よってマーク刻印部に応じたマークを透明樹脂製窓に付
与するようにしているので、フィルムと樹脂からなる自
動車用透明樹脂製窓の射出成形時に、同時にマークを付
与することができ、よって自動車用透明樹脂製窓に対し
てマークを付与する作業をきわめて能率的に行うことが
できる効果がある。
凸によりマークを形成するためのマーク刻印部をあらか
じめ設けておき、キャビティにフィルムを配置して樹脂
を射出する際におけるフィルムの軟化と樹脂の圧力とに
よってマーク刻印部に応じたマークを透明樹脂製窓に付
与するようにしているので、フィルムと樹脂からなる自
動車用透明樹脂製窓の射出成形時に、同時にマークを付
与することができ、よって自動車用透明樹脂製窓に対し
てマークを付与する作業をきわめて能率的に行うことが
できる効果がある。
【0042】また、射出する樹脂の温度を250℃以
上、樹脂の射出圧力を100kg重/cm2以上で樹脂
を射出し、さらに、マーク刻印部の外形形状の大きさが
1mm以上、マーク刻印部の線の幅が0.2mm以上、
マーク刻印部の線の高さが0.1mm以上のマークを付
与すると、小さなマークにおいても、目視で十分に判読
できる鮮明なマークを自動車用透明樹脂製窓に付与でき
る効果がある。
上、樹脂の射出圧力を100kg重/cm2以上で樹脂
を射出し、さらに、マーク刻印部の外形形状の大きさが
1mm以上、マーク刻印部の線の幅が0.2mm以上、
マーク刻印部の線の高さが0.1mm以上のマークを付
与すると、小さなマークにおいても、目視で十分に判読
できる鮮明なマークを自動車用透明樹脂製窓に付与でき
る効果がある。
【図1】本発明に使用する型の一例を示す概略側面図で
ある。
ある。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】図1の要部を拡大して示した切断側面図であ
る。
る。
【図5】図4のマーク付与装置の拡大断面図である。
【図6】図5のマーク付与装置をVI−VI方向から見
たマーク刻印部の一例を示す正面図である。
たマーク刻印部の一例を示す正面図である。
【図7】図6のマーク刻印部の他の例を示す正面図であ
る。
る。
3 キャビティ 8 樹脂 8A 樹脂本体 22 表側のフィルム(フィルム) 22a ハードコート層 26 裏側のフィルム(フィルム) 26a ハードコート層 32 自動車用透明樹脂製窓 33,34,33’,34’ マーク刻印部 L 大きさ W 幅 H 高さ
Claims (2)
- 【請求項1】 ハードコート層を有する透明なフィルム
をキャビティ内に配置し、キャビティに樹脂を射出する
ことにより成形されるフィルムと樹脂本体とが一体に固
着されたマークを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方
法であって、キャビティ内面に、凹凸によりマークを形
成するためのマーク刻印部をあらかじめ設けておき、樹
脂の射出時におけるフィルムの軟化と樹脂の圧力とによ
りマーク刻印部に応じたマークを透明樹脂製窓に付与す
ることを特徴とするマークを有する自動車用透明樹脂製
窓の製造方法。 - 【請求項2】 樹脂の温度を250℃以上、樹脂の射出
圧力を100kg重/cm2以上で樹脂を射出し、マー
ク刻印部の外形形状が1mm以上、マーク刻印部の線の
幅が0.2mm以上、マーク刻印部の線の高さが0.1
mm以上であるマークを刻印することを特徴とする請求
項1記載のマークを有する自動車用透明樹脂製窓の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11018390A JP2000210972A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | マ―クを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11018390A JP2000210972A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | マ―クを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000210972A true JP2000210972A (ja) | 2000-08-02 |
Family
ID=11970396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11018390A Pending JP2000210972A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | マ―クを有する自動車用透明樹脂製窓の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000210972A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008011068A3 (en) * | 2006-07-20 | 2008-06-26 | Johnson Controls Tech Co | Method of embossing a moulded article, method of making an embossed vehicle trim panel and mould |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP11018390A patent/JP2000210972A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008011068A3 (en) * | 2006-07-20 | 2008-06-26 | Johnson Controls Tech Co | Method of embossing a moulded article, method of making an embossed vehicle trim panel and mould |
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