JP2000212335A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

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JP2000212335A
JP2000212335A JP11013550A JP1355099A JP2000212335A JP 2000212335 A JP2000212335 A JP 2000212335A JP 11013550 A JP11013550 A JP 11013550A JP 1355099 A JP1355099 A JP 1355099A JP 2000212335 A JP2000212335 A JP 2000212335A
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Japan
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rubber
weight
alcohol
ester compound
acid
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Daisuke Nohara
大輔 野原
Tsutomu Kusakawa
勉 草川
Seizo Saito
誠三 斎藤
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Bridgestone Corp
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KF INTERNATIONAL KK
Bridgestone Corp
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C08K5/04Oxygen-containing compounds
    • C08K5/10Esters; Ether-esters
    • C08K5/101Esters; Ether-esters of monocarboxylic acids
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未加硫時の加工性に著しく優れ、加硫後の機
械的性質が劣らず、優れた低発熱性を有し、スチールと
の加硫接着に優れるので、タイヤ等の要求性能を満たし
たまま、加工を容易に行うことができる加工性が良好と
なるゴム組成物を提供する。 【解決手段】 加硫可能なゴム成分100重量部に対し
て、共役リノール酸含有率が40重量%以上の脂肪酸と
アルコール類との反応により得られるエステル化合物を
0.2〜20重量部含有することを特徴とするゴム組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪酸エステルを
主成分とし、加硫後の機械的性質を揖なうことなく、加
工性が良好となるゴム組成物に関する。更には、加硫後
の機械的性質を揖なうことなく、スチール等の加硫接着
に優れる加工性が良好となるゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のタイヤ用ゴム組成物は、広範囲に
わたる望ましい性能を満たす代償として、未加硫ゴムの
加工性が著しく悪化している。一般に、ジエン系ゴムに
可塑性を付与して加工性を改善する目的で、プロセスオ
イルをゴムに配合することが知られている。
【0003】しかしながら、この方法では、未知硫ゴム
の加工性は改善できるが、加硫ゴムの機械的性質等を低
下させる問題がある。
【0004】一方、加工助剤として脂肪酸や脂肪酸の各
金属塩を添加したゴム組成物も知られている(特開平6
1−131357号公報、特開昭62−64842号公
報、特開昭59−113044号公報)。これらは、加
工性の改善は望めるものの、タイヤという用途に関して
は、加硫後の機械的性質を低下させ、また、スチールコ
ード−ゴム間の加硫接着の耐久性を阻害するため、スチ
ールコード周辺には使用できず、使用が限定されている
点に課題がある。また、加工助剤として各種のエステ
ル、例えば、ペンタエリスリトールテトラステアレート
(特開平1−115943号公報)、モノグリセライ
ド、米ヌカワックス等やパラフィンワックスなどか使用
されている。これらも、加工性の向上は望めるものの、
加硫ゴムのブルーム・ブリード等の課題がある。
【0005】これらの課題などを解決したエステル系加
工助剤として、特開昭62−72733号公報には、ポ
リマー酸又はアルケニルコハク酸と高級アルコール若し
くは多価アルコールとのエステルなどが開示されている
が、加硫後の機械的性質を低下させ、また、スチール−
ゴム間の加硫接着の耐久性に課題がある。
【0006】また、特開昭57−168998号公報に
は、融点が10℃以下の脂肪族アルコールと有機酸との
ジエステルと脂肪酸との混合物である加工助剤が開示さ
れているが、これも加硫後の機械的性質を低下させ、ま
た、スチール−ゴム間の加硫接着の耐久性に課題があ
り、さらに加工助剤中の各成分単体でのゴム組成物の添
加効果については何等記載も示唆もないものである。更
に、特開昭59−122582号公報には、ゴムの耐寒
性向上剤として、不飽和脂肪酸と飽和、不飽和のアルコ
ール又はグリコールとのエステルが開示されているが、
このゴム耐寒性向上剤は、ゴムの柔軟性を向上させるこ
とかできるものの、発熱性、強度及びスチールコード接
着性に劣る点に課題がある。
【0007】以上のように、上記従来の加工性を改良し
た各ゴム組成物は、機械的性質や発熱性等の物性の低下
が大きく、また、スチールとの加硫接着が阻害される等
の課題を有しているのが現状であり、これらの課題等を
改善した加工性が良好となるゴム組成物の提供が望まれ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明らは、上記従来
の技術の課題及び現状等に鑑み、これを解消しようとす
るものであり、未加硫時の加工性に著しく優れ、加硫後
の機械的性質を損なうことなく、優れた低発熱性を有
し、更にはスチールとの加硫接着に優れたゴム組成物を
堤供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の課題等について鋭意検討を重ねた結果、特定のエステ
ル化合物を配合したゴム組成物が、未加硫時の加工性に
著しく優れ、加硫後の機械的性質を損なうことなく、優
れた低発熱性を有し、更にはスチールとの加硫接着にも
優れることを見い出し、本発明を完成するに至ったので
ある。すなわち、本発明の加工性良好なゴム組成物は、
次の(1)〜(3)に存する。 (1) 加硫可能なゴム成分100重量部に対して、共役リ
ノール酸含有率が40重量%以上の脂肪酸とアルコール
類との反応により得られるエステル化合物を0.2〜2
0重量部含有することを特徴とするゴム組成物。 (2) アルコール類の60重量%以上が1価アルコール及
び/又は2価アルコールである上記(1)記載のゴム組成
物。 (3) エステル化合物の粘度が140cps(25℃)以
下である上記(1)又は(2)記載のゴム組成物。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を詳し
く説明する。本発明のゴム組成物は、加硫可能なゴム成
分100重量部に対して、共役リノール酸含有率が40
重量%以上の脂肪酸とアルコール類との反応により得ら
れるエステル化合物を0.2〜20重量部含有すること
を特徴とするものである。
【0011】本発明に用いるゴム成分は、加硫可能なゴ
ムであれば特に限定されるものではなく、例えば、天然
ゴム(NR)、スチレンーブタジエン共重合ゴム(SB
R)、ポリブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム
(IR)などを単独又は2種以上併用することができ
る。
【0012】本発明に用いるエステル化合物は、共役リ
ノール酸含有率40%以上の脂肪酸とアルコール類との
エステル化により得られるものである。エステル化は、
脂肪酸とアルコールの脱水反応により行うことができ
る。
【0013】原料となる共役リノール酸含有率40%以
上の脂肪酸は、主として次の(1)〜(3)の方法によって得
られる。 (1)ヒマシ油脂肪酸の脱水反応による脱水ヒマシ油脂肪
酸の製法。 (2)脱水ヒマシ油の鹸化分解による脱水ヒマシ油脂肪酸
の共役異性化。 (3)サフラワー油等のリノール酸含有量の高い油脂又は
その脂肪酸の共役異性化。
【0014】上記(1)〜(3)の方法によって共役リノール
酸含有率40%以上の脂肪酸が得られるものであるが、
上記(1)〜(3)の方法に限定されるものでなく、共役リノ
ール酸含有率40%以上の脂肪酸であれば、特に限定さ
れるものではない。好ましくは、硫黄を介したポリマー
との反応性を高める面から共役リノール酸含有率45%
以上のものがよい。共役リノール酸含有率40%未満の
脂肪酸であると、前記反応性が低下し、ブリード性及び
加硫ゴム物性の低下となり、好ましくはない。
【0015】本発明におけるアルコール類としては、1
価アルコール、2価アルコール及び3価以上の多価アル
コールが使用できるが、低粘度エステル化合物を得るた
めには、1価アルコール又は2価アルコール、或いはこ
れらの混合物か好適である。更に好ましくは、用いるア
ルコール類の60重量%以上が1価アルコール又は2価
アルコール、或いはこれらの混合物であることが望まし
い。3価以上の多価アルコールは、生成エステル化合物
の粘度が140cps(25℃)を越えない範囲て併用
することができる。
【0016】1価アルコールとしては、例えば、メチル
アルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ブチルアルコール、イソブチルアルコール、t−ブ
チルアルコール、アミルアルコール、イソアミルアルコ
ール、オクチルアルコール、ラウリルアルコール、ベン
ジルアルコール、2−エチルへキシルアルコール、オレ
イルアルコール、イソステアリルアルコール、フルフリ
ルアルコール、テルペンアルコール類等が使用できる。
2価アルコールとしては、例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、へキ
シレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール等が使用できる。3価アルコールとして
は、例えば、トリメチロールプロパン、N−メチルジエ
タノールアミン等が使用できる。
【0017】本発明における共役リノール酸含有率40
重量%以上の脂肪酸とアルコール類からなるエステル化
合物の粘度は、用いる脂肪酸、アルコール類の種類等に
変動するものであるが、それ白身低粘度〔5〜200c
ps(25℃)〕であるが、好ましくは、エステル化合
物配合後の未加硫ゴム粘度低減の面から140cps
(25℃)以下、更に好ましくは、5〜100cps
(25℃)であることが望ましい。
【0018】エステル化合物の配合量は、上記加硫可能
なゴム成分100重量部に対して、0.2〜20重量
部、好ましくは、0.5〜5重量部である。配合量が
0.2重量部未満であると、加工性の向上は期待されに
くく、また、20重量部を越えると、ゴム物性か低下の
傾向にあり、コスト面からも好ましくない。
【0019】更に、本発明のゴム組成物には、補強剤を
配合することが好ましい。補強剤は、特に限定されるも
のではなく、一般のゴムに使用されているものが適用で
き、例えば、HAF、ISAF、SAF等のカーボンブ
ラック、またはシリカ、タルク等の白色充項剤などか挙
げられる.また、本発明のゴム組成物には、必要に応じ
て他のゴム配合剤、例えば、硫黄、加硫促進剤、プロセ
スオイル、老化防止剤等を適宜配合することができる。
上記補強剤、ゴム配合剤等の配合量は、本発明の効果を
損なわない範囲で夫々適宜定まるものである。
【0020】本発明におけるエステル化合物は、これを
ゴム原料(ゴム成分、補強剤、ゴム配合剤等)に配合す
ることにより、配合物の粘度を下げ、流動性が向上する
こととなる。また、これらは分子内に親水基(エステル
基)と親油基(脂肪酸)を持っているために、親水基が
補強剤の表面に吸着し、親油基かゴムと相溶することに
より、補強剤−ゴム間の相互作用を減じ、ゴム組成物の
加工性を改善するともに、補強剤の分散を良くすること
かできる。更に、本エステル化合物は、加硫中に硫黄を
介してポリマーと反応できるために加硫ゴムの機械的性
質を損なうこともなく、ブルーム・ブリードし難いもの
となる(これらの点等については、更に後述する実施例
等で詳しく説明する)。
【0021】本発明のゴム組成物は、上記ゴム成分、エ
ステル化合物、補強剤、ゴム配合剤等をロール、インタ
ーナルミキサー、バンバリーミキサー等の混練り機を用
いて混練りすることによって得られ、成形加工後、加硫
を行い、タイヤトレッド、カーカス、ベルト、サイドウ
ォール、ビード部分等のタイヤ用途、コンベヤベルト用
ゴム、その他各種産業用ゴムに用いられる。特に、本発
明のゴム組成物は、上述の如く、未加硫時の加工性に著
しく優れ、加硫後の機械的性質を損なうことなく、優れ
た低発熱性を有し、更にはスチールとの加硫接着に優れ
たものとなるので、カーカス、ベルト、ビード部分等の
タイヤ用途に好適に用いられる。また、スチールとの接
着を良くするために接着剤を、例えば、0.7〜1.0
重量部配合することが有効である。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例及び比較例等により、
さらに詳細に説明するが、本発明は下記実施例等に限定
されるものではない。
【0023】〔実施例1〜9及び比較例1〜6〕下記表
1に示す各種共役リノール酸含有率の脂肪酸と各種アル
コール類との反応により得られるエステル化合物A〜H
を使用し、加硫可能なゴム成分として天然ゴムとポリブ
タジエンゴムとのゴム成分に対して各配合組成でゴム組
成物を調製した。 〔実施例10〜18及び比較例7〜12〕下記表2に示
す各種共役リノール酸含有率の脂肪酸と各種アルコール
類との反応により得られるエステル化合物A〜Hを使用
し、加硫可能なゴム成分として天然ゴム成分に対して各
配合組成でゴム組成物を調製した。
【0024】上記エステル化合物A〜Hに使用した各種
脂肪酸の共役リノール酸含有率、粘度は、それぞれUV
スペクトル法、ブルックフィルード式回転粘度計法で測
定したものである。また、エステル化合物A〜Hは、下
記に記載の各製造法により得たものである。なお、以下
において、「共役リノール酸含有率」を単に「共役酸
率」という。
【0025】A: 脱水ヒマシ油脂肪酸(共役酸率:4
5%)364g(1.3mol)、1,4−ブチレング
リコール62g(0.69mol)、トルエン100m
lに触媒として無水第一塩化錫0.4gを1リットルフ
ラスコに仕込み、反応水を系外に除去しながら、140
〜160℃で8時間反応させ、120℃に冷却後、白土
5gを加えて10分間処理後、ろ過し、酸価2.3、粘
度54cps(25℃)のエステル化合物を得た。この
エステル化合物の共役酸率は43%であった。 B: 脱水ヒマシ油脂肪酸(共役酸率:45%)280
g(1.0mol)、2−エチルヘキサノール169g
(1.3mol)、トルエン100mlにパラトルエン
スルホン酸0.3gを1リットルフラスコに仕込み、反
応水を系外に除去しながら、140〜160℃で8時間
反応させ、トルエンと過剰未反応アルコールを蒸留回収
後、酸性白土で処理し、酸価0.7、粘度14cps
(25℃)のエステル化合物を得た。このエステル化合
物の共役酸率は43%であった。 C: 脱水ヒマシ油脂肪酸(共役酸率:45%)280
g(1.0mol)、ベンジルアルコール130g
(1.2mol)、トルエン100mlにパラトルエン
スルホン酸0.3gを1リットルフラスコに仕込み、反
応水を系外に除去しながら、140〜160℃で8時間
反応させ、トルエンと過剰未反応アルコールを蒸留回収
後、酸性白土で処理し、酸価0.8、粘度16cps
(25℃)のエステル化合物を得た。このエステル化合
物の共役酸率は44%であった。
【0026】D: 脱水ヒマシ油脂肪酸(共役酸率:4
5%)280g(1.0mol)、メチルアルコール1
92g(6.0mol)、パラトルエンスルホン酸0.
3gを1リットルフラスコに仕込み、還流条件で16時
間反応させ、過剰未反応アルコールを蒸留回収後、減圧
蒸留し、酸価0.3、粘度7cps(25℃)のエステ
ル化合物を得た。このエステル化合物の共役酸率は41
%であった。 E: 脱水ヒマシ油脂肪酸(共役酸率:45%)364
g(1.3mol)、ジエチレングリコール83g
(0.78mol)、トルエン100mlに触媒として
無水第一塩化錫0.4gを1リットルフラスコに仕込
み、反応水を系外に除去しながら、140〜160℃で
12時間反応させ、120℃に冷却後、白土5gを加え
て10分間処理後、ろ過し、酸価6.9、粘度58cp
s(25℃)のエステル化合物を得た。このエステル化
合物の共役酸率は42%であった。 F: 脱水ヒマシ油脂肪酸(共役酸率:45%)364
g(1.3mol)、トリメチロールプロパン59g
(0.44mol)、トルエン100mlに触媒として
無水第一塩化錫0.4gを1リットルフラスコに仕込
み、反応水を系外に除去しながら、150〜180℃で
5時間、次いで、180〜195℃で7時間反応させ、
120℃に冷却後、白土5gを加えて10分間処理後、
ろ過し、酸価6.8、粘度160cps(25℃)のエ
ステル化合物(3価)を得た。この3価エステル化合物
の共役酸率は45%であった。この3価エステル化合物
とAのエステル化合物とを30:70の割合で混合した
ものを使用した。
【0027】G: 脱水ヒマシ油脂肪酸(共役酸率:5
0%)364g(1.3mol)、1,4−ブチレング
リコール62g(0.69mol)、トルエン100m
lに触媒として無水第一塩化錫0.4gを1リットルフ
ラスコに仕込み、反応水を系外に除去しながら、140
〜160℃で8時間反応させ、120℃に冷却後、白土
5gを加えて10分間処理後、ろ過し、酸価2.3、粘
度54cps(25℃)のエステル化合物を得た。この
エステル化合物の共役酸率は48%であった。 H: オレイン酸367g(1.3mol)、1,4−
ブチレングリコール62g(0.69mol)、トルエ
ン100mlに触媒として無水第一塩化錫0.4gを1
リットルフラスコに仕込み、反応水を系外に除去しなが
ら、140〜160℃で8時間反応させ、120℃に冷
却後、白土5gを加えて10分間処理後、ろ過し、酸価
2.4、粘度55cps(25℃)のエステル化合物を
得た。 I: オレイン酸282g(1.0mol)、2−エチ
ルヘキサノール169g(1.3mol)、トルエン1
00mlにパラトルエンスルホン酸0.3gを1リット
ルフラスコに仕込み、反応水を系外に除去しながら、1
40〜160℃で8時間反応させ、トルエンと過剰未反
応アルコールを蒸留回収後、酸性白土で処理し、酸価
0.8、粘度16cps(25℃)のエステル化合物を
得た。
【0028】J: オレイン酸282g(1.0mo
l)、ベンジルアルコール130g(1.2mol)、
トルエン100mlにパラトルエンスルホン酸0.3g
を1リットルフラスコに仕込み、反応水を系外に除去し
ながら、140〜160℃で8時間反応させ、トルエン
と過剰未反応アルコールを蒸留回収後、酸性白土で処理
し、酸価0.9、粘度18cps(25℃)のエステル
化合物を得た。 K: 脱水ヒマシ油脂肪酸(共役酸率:35%)364
g(1.3mol)、1,4−ブチレングリコール62
g(0.69mol)、トルエン100mlに触媒とし
て無水第一塩化錫0.4gを1リットルフラスコに仕込
み、反応水を系外に除去しながら、140〜160℃で
8時間反応させ、120℃に冷却後、白土5gを加えて
10分間処理後、ろ過し、酸価2.4、粘度55cps
(25℃)のエステル化合物を得た。このエステル化合
物の共役酸率は33%であった。
【0029】得られた実施例1〜18及び比較例1〜1
2のゴム組成物について、未加硫特性をムーニー粘度で
評価すると共に、発熱牲をレジリエンスで、加硫物性を
引張強さ(TB)で評価し、スチルコードとゴムとの接
着牲の評価をスチールコード・ピールオフ試験を行い、
引き抜き強度を指数化して評価した。これらの結果を下
記表1及び表2に示す。なお、ムーニー粘度、発熱性
(レジリエンス)、引張強さ(強度、TB)及びスチー
ルコード・ピールオフ試験の各評価法は、下記のとおり
である。また、加硫は145℃で3O分で行った。
【0030】(1)ムーニ一粘度の評価法 ムーニー粘度(ML1+4、130℃)は、JIS K
6300に準拠して測定した。数値が低いほど、未加硫
時の加工性が優れていることを示す。
【0031】(2)発熱性(レジリエンス)の評価法 レジリエンスは、JIS K 6301に規定する反発
弾性試験に準拠して室温下(25℃)で測定した。数値
が高いほど、低発熱性に優れていることを示す。
【0032】(3)引張強さ(強度、TB)の評価法 JIS K 6301に規定する引張試験に準拠して室
温下(25℃)で測定した。数値が高いほど、引張強さ
に優れていることを示す。
【0033】(4)スチールコード・ピールオフ試験(接
着性)の評価法 スチールコードとゴムの接着性は、未加硫ゴム組成物中
にスチールコードを埋め込み145℃で45分間加硫
し、100℃の恒温槽で7日間劣化された後、スチール
コードを引き剥がし、スチールコードとゴムのピ−ル・
オフ・強度(引き剥がし強度)を測定した。比較例1又
は比較例7を100として指数表示した。数値が高いほ
ど、接着性に優れていることを示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】(表1及び表2の考察)上記表1及び表2
の結果から明らかなように、本発明範囲の実施例1〜9
は、本発明範囲外の比較例1〜6に較べて、未加硫時の
加工性に著しく優れ、加硫後の機械的性質(引張強さ)
が劣らず、優れた低発熱性を有し、更に実施例10〜1
8は、本発明範囲外の比較例7〜12に較べて、スチー
ルとの加硫接着にも優れていることが判明した。具体的
に実施例をみると、実施例1〜9は、天然ゴムとポリブ
タジエンゴムとからなるゴム成分100重量部に対し
て、夫々共役リノール酸含有率が40重量%以上の各脂
肪酸と各種アルコール類との反応により得られるエステ
ル化合物を本発明の範囲となる配合量で配合した場合で
ある。特に、実施例9では、エステル化合物の配合量を
5重量部としたものであり、これは実施例1に対して
2.5倍、実施例8に対して10倍増量した場合であ
り、この場合も、加硫後の機械的性質、低発熱性を損な
うことなく、更に加工性が向上していることが判る。こ
の実施例1〜9は、タイヤのトレッドゴムに好適に用い
られるものとなることが判った。一方、実施例10〜1
8は、天然ゴムからなるゴム成分100重量部に対し
て、夫々共役リノール酸含有率が40重量%以上の各脂
肪酸と各種アルコール類との反応により得られるエステ
ル化合物を本発明の範囲となる配合量で配合し、更に接
着剤〔マノボンドC22.5(ロ−ヌプーラン社製)〕
を配合した場合である。特に、実施例18では、エステ
ル化合物の配合量を5重量部としたものであり、これは
実施例10に対して2.5倍、実施例17に対して10
倍増量した場合であり、この場合も、加硫後の機械的性
質、低発熱性を損なうことなく、更にスチールとの加硫
接着を損なうことなく、更に加工性が向上していること
が判る。
【0037】これに対して本発明の範囲外なる比較例を
具体的にみると、比較例1〜6は、天然ゴムとポリブタ
ジエンゴムとからなるゴム成分100重量部に対して、
また、比較例7〜12は、天然ゴムからなるゴム成分1
00重量部に対しての配合組成であり、比較例1及び7
は本発明におけるエステル化合物を配合しない例(コン
トロール)であり、比較例2〜4及び比較例8〜10
は、オレイン酸と各種アルコール類との反応により得ら
れるエステル化合物を配合した例であり、比較例5及び
11は、共役リノール酸含有率が30重量%(<40重
量%)の脂肪酸(脱水ヒマシ油脂肪酸)とアルコール類
との反応により得られるエステル化合物を配合した例で
あり、比較例6及び12は、共役リノール酸含有率が4
0重量%以上の脂肪酸とアルコール類との反応により得
られるエステル化合物を配合した場合であるが、その配
合量が0.1重量部(<0.2重量部)となるものであ
る。これらの比較例1〜12の場合は、何れも本発明の
効果が発揮できないことが判る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、未加硫時の加工性に著
しく優れ、加硫後の機械的性質が劣らず、優れた低発熱
性を有し、スチールとの加硫接着に優れるので、タイヤ
等の要求性能を満たしたまま、加工を容易に行うことが
できる加工性が良好となるゴム組成物が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 誠三 埼玉県川越市脇田新町13番地2 Fターム(参考) 4J002 AC011 AC031 AC061 AC081 EH036 EH046 EH076 GN01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫可能なゴム成分100重量部に対し
    て、共役リノール酸含有率が40重量%以上の脂肪酸と
    アルコール類との反応により得られるエステル化合物を
    0.2〜20重量部含有することを特徴とするゴム組成
    物。
  2. 【請求項2】 アルコール類の60重量%以上が1価ア
    ルコール及び/又は2価アルコールである請求項1記載
    のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 エステル化合物の粘度が140cps
    (25℃)以下である請求項1又は2記載のゴム組成
    物。
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