JP2000212873A - 機能性繊維 - Google Patents

機能性繊維

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JP2000212873A
JP2000212873A JP11008808A JP880899A JP2000212873A JP 2000212873 A JP2000212873 A JP 2000212873A JP 11008808 A JP11008808 A JP 11008808A JP 880899 A JP880899 A JP 880899A JP 2000212873 A JP2000212873 A JP 2000212873A
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caffeine
fibers
fiber
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cloth
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JP11008808A
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English (en)
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Akio Monobe
彰夫 物部
Tsutomu Sakaida
勉 坂井田
Yoshifumi Kawai
芳文 川合
Tomonori Katada
友則 堅田
Hiroaki Konishi
宏明 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nonogawa Shoji Ltd
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Nonogawa Shoji Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた痩身効果を有するカフェインを繊維に
固着させ、直接皮膚に接する繊維製品とする時、カフェ
インが皮膚に働きかけて痩身効果を示し、皮膚に対して
安全で、しかも耐洗濯性に優れた機能性繊維を提供す
る。 【構成】 カフェインと固着剤とを混合した加工溶液を
繊維に付与する。そしてこれを乾燥、加熱処理すること
により、カフェインを繊維に固着させる。本発明のカフ
ェインを固着したことを特徴とする機能性繊維は、優れ
た痩身効果を有し、しかも洗濯に対する効果の持続性、
安全性にも優れていた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接皮膚に接する
肌着、衣料又はこれらを構成する繊維などに、痩身効果
のあるカフェインを繊維としての風合いを損なうことな
く固着させることにより、優れた痩身効果があり、且つ
洗濯に対する効果の持続性にも優れた痩身効果を有する
痩身性繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、繊維そのものにない性質を持
たせたり、繊維の欠点を向上又は解消させることを目的
とし、繊維の機能的加工に対する取り組みが行われ、様
々な提案や製品の上市がされてきた。例えば、痩身、抗
菌、消臭、保湿(吸水)効果等を持たせた様々な機能性
繊維がある。しかしながら、痩身については多くが物理
的な締め付けによるもので、従来よりサポートタイプの
下着やストッキング等が上市されている。また、痩身ス
トッキングとして特開平02−26901号公報が開示
されているが、これはストッキングの色の濃淡によって
脚を細く且つ長く見せようとするものであり、痩身物質
による痩身効果を目的としたものではない。
【0003】近年ダイエットに対する関心が高まり、ダ
イエット食品をはじめとし、痩身を目的とした化粧料や
皮膚外用剤が提案されている。例えば、痩身物質として
カフェインやブドウ、チンピ、蓮肉、高麗人参、カミツ
レ及びシコンなどの抽出物を配合した化粧料や皮膚外用
剤が特開平9−241127号公報、特開平05−22
1842号公報などに開示されている。中でもカフェイ
ンは、優れた脂肪分解促進効果を有する成分として広く
知られている。しかしながら、カフェインは化粧料や皮
膚外用剤への配合量が規制されている為、それらの痩身
効果は十分でなかった。
【0004】更に、化粧料や皮膚外用剤の使用が面倒で
あり、皮膚のべたつきによる不快感や発汗によって効果
が低下するなどの問題点があった。そこで使用が簡便で
しかも持続する痩身効果を有するものが望まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するものであり、直接皮膚に接する肌着、
衣料又はこれらを構成する繊維などに、痩身効果を有
し、且つ効果の持続性、特に洗濯に対しての耐久性に優
れた痩身性繊維を提供することを課題とする。
【0006】
【発明を解決するための手段】本発明者らは上記の課題
を解決すべく鋭意検討した結果、カフェインを固着した
繊維が優れた痩身効果を有することを見い出し、この知
見に基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、本
発明はカフェインと固着剤との混合液(以下、加工溶液
とする)を繊維に作用させることにより、カフェインを
固着剤で繊維に固着させたことを特徴とする痩身効果を
有する機能性繊維に関するものである。また、本発明で
用いる固着とは、主としてカフェインが固着剤で繊維に
強固に付着していることを意味し、固着剤とは、カフェ
インを効率的に固着させるための成分で、架橋剤及び/
又は樹脂バインダーなど機能性繊維の加工に用いられて
いる一般公知な物質を意味する。
【0007】また、カフェインが固着した機能性繊維
は、カフェインが少なからず繊維表面に露出しており、
これに皮膚が接触することでカフェインが皮膚表面に働
きかけて痩身効果が得られる。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おける繊維としては、天然繊維、化学繊維、合成繊維な
どの繊維素材、綿状品、トウ、トップ、糸、不織布、織
物、編み物など各種の形態の中間品、縫製最終品を含
む。縫製最終品としては、パンツ、シャツ、ソックス、
パンティーストッキング、ガードルなどの肌着類、ズボ
ン、スカートなどの衣服、タオル、ハンカチ、手袋など
があげられる。また、これらの繊維の中でも、特に直接
肌に接する上記肌着類などの縫製最終品又はこれらを構
成する繊維が好ましい。
【0009】上記の繊維の種類としては、木綿、羊毛、
絹、麻などの天然繊維、レーヨン、アセテートなどの化
学繊維、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、アクリル
などの合成繊維があげられる。これらの繊維は一種を単
独又は二種以上を混紡したものであってもよい。その中
でも、固着度の点において、木綿、羊毛、絹、ナイロ
ン、ポリウレタン、ポリエステルが好ましい。
【0010】本発明で用いるカフェインは、天然品でも
化学合成品のいずれであっても良く、市販品を用いるこ
とができる。また、カフェインの固着量は、繊維の種類
や使用目的に応じて適宜決められ、加工繊維100重量
%に対して、0.001〜5重量%、好ましくは0.0
05〜3重量%、更には0.01〜1重量%の範囲が好
ましい。固着量が0.001重量%未満では十分な本発
明の効果が得られず、5重量%を越えて固着した場合、
効果の増強はなく不経済である。
【0011】前記固着剤としては、架橋剤及び樹脂バイ
ンダーの中から選択され、一種を単独又は両者を組み合
わせて用いることができ、固着度の点から両者を組み合
わせて用いるのが好ましい。
【0012】架橋剤は、繊維同士、樹脂バインダー同士
又は繊維と樹脂バインダー同士を架橋させるものであれ
ば特に限定されず、カフェインの固着量、繊維、樹脂バ
インダーの種類、使用目的、風合いなどに応じて適宜決
められ、架橋剤の多くは市販されているものを使用でき
る。架橋剤としては、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジ
フェニルメタンイソシアネート、イソフオロンジイソシ
アネート、ヘキサメチレンジイソシアネートなどのジイ
ソシアネート系架橋剤、ジイソシアネート系架橋剤とト
リメチロールプロパン又はグリセリンなどを反応させて
得られるトリイソシアネート系架橋剤、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、グリオキザール、マロンジアル
デヒド、スクシンジアルデヒド、グルタルジアルデヒ
ド、フタルジアルデヒドなどのアルデヒド系架橋剤、エ
チレンイミン系架橋剤などから選択され、一種を単独又
は二種以上を組み合わせて用いることができる。また、
上記を含む種々のイソシアネート構造を有する架橋剤を
イソシアネート系架橋剤と呼ぶこともできる。中でも、
固着度、風合いの点からイソシアネート系及びエチレン
イミン系架橋剤が好ましい。
【0013】架橋剤の配合量は、カフェインの固着量、
繊維、使用目的、風合いに応じて適宜決められ、加工溶
液100重量%に対して、固形分として、0.001〜
30重量%、好ましくは0.05〜10重量%、更には
0.1〜5重量%の範囲が好ましい。用いる量が0.0
01重量%未満だと十分な本発明の効果が得られず、3
0重量%を越えると繊維の処理が困難になり、更には風
合いが固くなり使用感を損ねるため好ましくはない。
【0014】また、樹脂バインダーは、カフェインを繊
維に固着させるものであれば特に限定されず、カフェイ
ンの固着量、架橋剤、繊維の種類、使用目的、風合いな
どに応じて適宜決められ、樹脂バインダーの多くは市販
されているものを使用できる。樹脂バインダーとして
は、ウレタン系、アクリル系、酢酸ビニル系、シリコン
系などの非反応型樹脂があげられ、中でも固着度、風合
いの点からウレタン系樹脂が好ましく、架橋剤との併用
がより効果的である。
【0015】樹脂バインダーの配合量は、カフェインの
固着量、繊維、使用目的、風合いに応じて適宜決めら
れ、加工溶液100重量%に対して、固形分として、
0.001〜30重量%、好ましくは0.05〜10重
量%、更には0.1〜5重量%の範囲が好ましい。用い
る量が0.001重量%未満だと十分な本発明の効果が
得られず、30重量%を越えると繊維の処理が困難にな
り、更には風合いが固くなり使用感を損ねるため好まし
くはない。
【0016】次に、本発明の機能性繊維の製造方法を説
明する。本発明で用いる加工溶液は、上記固着剤とカフ
ェインを水に加え、均一に混合させて製造することがで
きる。場合によっては、この加工溶液にアニオン系、カ
チオン系、非イオン系、両性系の界面活性剤を加えるこ
とができる。また、界面活性剤の有無に関わらず、ホモ
ミキサーなどのせん断力の大きな混合攪拌機を用いた
り、超音波、高圧ホモジナイザーを用いて乳化分散させ
て加工溶液を得ることもできる。加工溶液は、均一に分
散させることが繊維に均一に固着させる点において好ま
しい。
【0017】上記の加工溶液を繊維に作用させる方法と
しては、一般公知の方法を用いることができる。この方
法としては、パディング法、吸尽法、スプレー法、プリ
ント法、コーティング法などがあげられるが、均一な付
与と簡便性からパディング法又は吸尽法が好ましい。こ
れらの方法で加工溶液を繊維に作用させた後、例えば、
マングル、遠心脱水機、真空脱水機で処理するなどして
付与量を調整することができる。次いで、加工溶液を付
与した繊維は乾燥し、更に加熱処理することにより強固
に固着させることができる。加熱処理は80℃以上、好
ましくは110℃以上で30秒〜30分間の処理が好ま
しい。このように、加工溶液の付与処理、乾燥、熱処理
などの温度、時間及びその他の処理条件は、用いる繊維
又は固着剤の種類によって適宜決定できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。その概要は、種々の繊維を製造して実施例1〜1
0となし、これを比較例とともに、実験例1〜3を行う
ものである。
【0019】実施例及び比較例で示す「部」とは重量部
を意味する。また、実施例及び比較例の加工溶液の配合
量において、用いる架橋剤、樹脂バインダーなどの組成
物が溶液の場合、固形物に換算して配合量を記載した。
【0020】実施例1 試験布1 試験布1は、架橋剤及び樹脂バインダーを併用してカフ
ェインをナイロン帛布に固着させたことを特徴とするも
のであり、次の方法により製造した。すなわち、JIS
染色堅ろう度試験用添付白布(JIS L 0803準
拠)のナイロン帛布を下記組成の加工溶液1に浸漬後、
マングルで絞り率100%になるように絞り、乾燥機に
て90℃で5分間予備乾燥し、更に135℃で5分間加
熱処理した後、40℃の湯水に5分間浸漬し、更に流水
で3分間洗浄した。次いで、遠心脱水機で脱水し、乾燥
機にて90℃で5分間乾燥し、試験布1を得た。
【0021】 加工溶液1の組成 配合量 1.カフェイン 2.0 部 2.イソシアネート系架橋剤 2.0 部 〔日華化学(株)製 NKアシストFU〕 3.ポリウレタン樹脂エマルション 1.5 部 〔明成化学工業(株)製 パスコールV−221〕 4.精製水にて全量を100部とする。 加工溶液の製造方法:上記全成分を混合し、60℃に加温して均一にする。
【0022】実施例2 試験布2 試験布2は、架橋剤及び樹脂バインダーを併用してカフ
ェインを絹帛布に固着させたことを特徴とするものであ
り、次の方法により製造した。すなわち、JIS染色堅
ろう度試験用添付白布(JIS L 0803準拠)の絹
帛布を実施例1の加工溶液1を用いて実施例1と同様に
して製造し、試験布2を得た。
【0023】実施例3 試験布3 試験布3は、架橋剤及び樹脂バインダーを併用してカフ
ェインをポリエステル帛布に固着させたことを特徴とす
るものであり、次の方法により製造した。すなわち、J
IS染色堅ろう度試験用添付白布(JIS L 0803
準拠)のポリエステル帛布を実施例1の加工溶液1を用
いて実施例1と同様にして製造し、試験布3を得た。
【0024】実施例4 試験布4 試験布4は、架橋剤及び樹脂バインダーを併用してカフ
ェインをナイロン・ポリウレタン・キュプラの混紡帛布
(繊維比率=16:1:3)に固着させたことを特徴と
するものであり、次の方法により製造した。すなわち、
上記混紡の帛布を下記組成の加工溶液2を用いて実施例
1と同様にして製造し、試験布4を得た。
【0025】 加工溶液2の組成 配合量 1.カフェイン 3.0 部 2.イソシアネート系架橋剤 4.0 部 〔日華化学(株)製 NKアシストFU〕 3.ポリウレタン樹脂エマルション 2.5 部 〔明成化学工業(株)製 パスコールV−221〕 4.精製水にて全量を100部とする。 加工溶液の製造方法:上記全成分を混合し、60℃に加温して均一にする。
【0026】実施例5 試験布5 試験布5は、架橋剤及び樹脂バインダーを併用してカフ
ェインをナイロン帛布に固着させたことを特徴とするも
のであり、次の方法により製造した。すなわち、JIS
染色堅ろう度試験用添付白布(JIS L 0803準
拠)のナイロン帛布を下記組成の加工溶液3を用いて実
施例1と同様にして製造し、試験布5を得た。
【0027】 加工溶液3の組成 配合量 1.カフェイン 1.0 部 2.イソシアネート系架橋剤 1.0 部 〔明成化学工業(株)製 FS−9000〕 3.ポリウレタン樹脂エマルション 0.5 部 〔明成化学工業(株)製 パスコールV−221〕 4.精製水にて全量を100部とする。 加工溶液の製造方法:上記全成分を混合し、60℃に加温して均一にする。
【0028】実施例6 試験布6 試験布6は、架橋剤を用いてカフェインをナイロン帛布
に固着させたことを特徴とするものであり、次の方法に
より製造した。すなわち、JIS染色堅ろう度試験用添
付白布(JIS L 0803準拠)のナイロン帛布を下
記組成の加工溶液4を用いて実施例1と同様にして製造
し、試験布6を得た。
【0029】 加工溶液4の組成 配合量 1.カフェイン 1.0 部 2.エチレンイミン系架橋剤 0.5 部 〔明成化学工業(株)製 SU−125Z〕 3.精製水にて全量を100部とする。 加工溶液の製造方法:上記全成分を混合し、60℃に加温して均一にする。
【0030】実施例7 試験布7 試験布7は、架橋剤を用いてカフェインをナイロン・ポ
リウレタン・キュプラの混紡帛布(繊維比率=16:
1:3)に固着させたことを特徴とするものであり、次
の方法により製造した。すなわち、上記混紡の帛布を実
施例6の加工溶液4を用いて実施例1と同様にして製造
し、試験布7を得た。
【0031】実施例8 試験布8 試験布8は、樹脂バインダーを用いてカフェインをナイ
ロン帛布に固着させたことを特徴とするものであり、次
の方法により製造した。すなわち、JIS染色堅ろう度
試験用添付白布(JIS L 0803準拠)のナイロン
帛布を下記組成の加工溶液5に浸漬後、マングルで絞り
率100%になるように絞り、乾燥機にて90℃で5分
間予備乾燥し、更に120℃で5分間加熱処理した後、
40℃の湯水に5分間浸漬し、更に流水で3分間洗浄し
た。次いで、遠心脱水機で脱水し、乾燥機にて90℃で
5分間乾燥し、試験布8を得た。
【0032】 加工溶液5の組成 配合量 1.カフェイン 1.0 部 2.ウレタン・シリコーン樹脂エマルション 5.0 部 〔明成化学工業(株)製 パスコールC−1300〕 3. 精製水にて全量を100部とする。 加工溶液の製造方法:上記全成分を混合し、60℃に加温して均一にする。
【0033】実施例9 試験布9 試験布9は、樹脂バインダーを用いてカフェインをナイ
ロン・ポリウレタン・キュプラの混紡帛布(繊維比率=
16:1:3)に固着させたことを特徴とするものであ
り、次の方法により製造した。すなわち、上記混紡の帛
布を実施例8の加工溶液5を用いて実施例8と同様にし
て製造し、試験布9を得た。
【0034】実施例10 試験製品及び比較例 試験製品は、カフェインをナイロン・ポリウレタン混紡
(繊維比率=4:1)のパンティストッキングに固着さ
せたことを特徴とするものであり、次の方法により製造
した。すなわち、ナイロン・ポリウレタン混紡(繊維比
率=4:1)のパンティストッキングの片脚部分を下記
組成の加工溶液6に、そしてもう一方の片脚部分を加工
溶液6の組成においてカフェインを精製水に変えた加工
溶液にそれぞれ浸漬後、マングルで絞り率100%にな
るように絞り、乾燥機にて90℃で5分間予備乾燥し、
更に135℃で5分間加熱処理した後、40℃の湯水に
5分間浸漬し、更に流水で3分間洗浄した。次いで、遠
心脱水機で脱水し、乾燥機にて90℃で5分間乾燥し、
カフェインを固着させた方を試験製品とし、カフェイン
を配合していない方を比較例とした。
【0035】 加工溶液6の組成 配合量 1.カフェイン 2.5 部 2. イソシアネート系架橋剤 1.5 部 〔日華化学(株)製 NKアシストFU〕 3.ポリウレタン樹脂エマルション 0.5 部 〔明成化学工業(株)製 パスコールV−221〕 4.精製水にて全量を100部とする。 加工溶液の製造方法:上記全成分を混合し、60℃に加温して均一にする。
【0036】本発明の機能性繊維は、固着したカフェイ
ンが皮膚に接することで皮膚表面に働きかけて痩身効果
を有し、風合いを損ねることなく、且つ、痩身効果の持
続性、特に洗濯に対しての耐久性に優れたことを特徴と
するものである。次に、実験例を挙げて、本発明の機能
性繊維の効果を詳細に説明する。
【0037】実験例1 カフェインの固着率の測定 実施例1〜10で得た加工繊維について、洗濯前後のカ
フェインの固着率を測定した。ただし、洗濯はJIS
L 0217−105の方法に準じ、中性洗剤を使用し
て行った。
【0038】カフェインの固着率測定法 加工繊維を細切し、その約0.2gを精密に量り(その重
量をWgとする)、70%硫酸4mlを加え、攪拌してカフ
ェインを抽出する。これに水を加えて正確に20mlとし、
良く混合した後、ろ過し、ろ液を試料溶液とする。別
に、カフェイン(試薬特級)20.0mgを正確に量り、水を
加えて溶かして正確に100 mlとし、この液2mlを正確に
量り、水を加えて正確に20mlとし、標準溶液とする。試
料溶液及び標準溶液各10μlにつき下記操作条件で高速
液体クロマトグラフィーによりそれぞれの液のカフェイ
ンのピーク面積At及びAsを測定し、次式より固着率
を求めた。 カフェイン固着率(%)=At÷As÷W÷25 <高速液体クロマトグラフィーの操作条件> カラム:Wakosil−2;5C18HG(4.6mmφ
×25cm) 検出器:紫外吸光光度計(測定波長 265 nm) 移動相:アセトニトリル・酢酸エチル・0.5%リン酸水
溶液の混合溶液(容量比=6:1:45) 温 度:25℃ 流 量:毎分1ml
【0039】結果を表1に示した。この表から実施例1
〜10は効率的にカフェインが固着していることが認め
られた。また、洗濯後の固着率についても、本発明の加
工繊維が優れた耐洗濯性を有することが認められた。
【0040】
【0041】実験例2 風合い試験 実施例1〜10で得た加工繊維及びそれぞれの未加工繊
維について洗濯前後での風合いを試験した。試験は、繊
維を掴んだ触感により、未加工繊維と比較して変化を次
の基準で判定した。ただし、洗濯はJIS L 0217
−105の方法に準じ、中性洗剤を使用して行った。 ○:未加工繊維と同等な風合である。 △:未加工繊維よりもやや硬い風合である。 ×:未加工繊維よりも硬い風合である。
【0042】結果を表2に示した。この表から、本発明
で得られた加工繊維は未加工繊維と同等の風合いを示し
た。また、洗濯後においても風合いは損なわれなかっ
た。
【0043】
【0044】実験例3 使用試験 実施例10の試験製品及び比較例のパンティストッキン
グを用いて、女性10名(22〜43才)を対象に3ヶ
月間の使用試験を行った。すなわち、一人当たり3足を
供して毎日8時間の着用をし、洗濯及び取り替えサイク
ルは被験者の自由とした。使用後、脚の膝上15cm大腿
部の周囲長を布製巻尺にて計測し、試験前後の周囲長を
比較することにより痩身効果を判定した。
【0045】実施例10を用いて使用試験した結果を表
3に示した。この表において、カフェインを固着した試
験製品では10名中6名に対して大腿部を細くする効果
が認められた。しかし、もう一方のカフェインを配合し
ていない比較例では10名中1名に対して僅かな効果が
認められただけであった。また、試験期間中皮膚トラブ
ルは一人もなく、安全性においても問題なかった。尚、
周囲長の変化の−5mmとは、大腿部が5mm細くなったこ
とを意味する。
【0046】
【0047】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、カフェイ
ンを固着したことを特徴とする機能性繊維は、優れた痩
身効果を有し、しかも洗濯に対する効果の持続性、繊維
の風合いを損ねることもなく、安全性にも優れていた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堅田 友則 愛知県名古屋市西区鳥見町二丁目7番 日 本メナード化粧品株式会社総合研究所内 (72)発明者 小西 宏明 愛知県名古屋市西区鳥見町二丁目7番 日 本メナード化粧品株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4L033 AB01 AC15 BA55 BA56 BA69 BA91 CA50 CA59

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カフェインが固着されていることを特
    徴とする機能性繊維。
  2. 【請求項2】 固着剤と共に固着されていることを特
    徴とする請求項1記載の機能性繊維。
  3. 【請求項3】 固着剤が架橋剤及び/又は樹脂バイン
    ダーから選択される1種以上である請求項1〜2のいず
    れか一項記載の機能性繊維。
  4. 【請求項4】 カフェインが0.001〜5重量%固
    着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    一項記載の機能性繊維。
  5. 【請求項5】 カフェインが架橋剤及び/又は樹脂バ
    インダーから選択される1種以上と共に0.001〜5
    重量%固着されていることを特徴とする痩身性繊維。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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