JP2000213315A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

内燃機関の可変動弁装置

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JP2000213315A
JP2000213315A JP11012653A JP1265399A JP2000213315A JP 2000213315 A JP2000213315 A JP 2000213315A JP 11012653 A JP11012653 A JP 11012653A JP 1265399 A JP1265399 A JP 1265399A JP 2000213315 A JP2000213315 A JP 2000213315A
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敬介 武田
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誠之助 原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機関巾方向の配置スペースを小さくすると共
に、装置全体のコンパクト化を図りつつ、始動時の起動
トルクの低減化とアイドル運転時の燃費の向上を図る。 【解決手段】 駆動軸13に固定された駆動カム15
と、駆動軸13に回動自在に嵌挿したカムシャフト14
に設けられた第1,第2揺動カム17,27とをロッカ
アーム18によって機械的に連係すると共に、ロッカア
ームの揺動支点を機関運転状態に応じて可変にして、2
つの吸気弁12,12にバルブタイミング等を可変にす
る可変機構21が設けられている。カムシャフトの一端
側に第1揺動カムを一体に固定する一方、他端側に第2
揺動カムを揺動自在に支持させている。そして、カムシ
ャフトと第2揺動カムを連結切換機構37によって機関
始動時などには連結解除して、片弁停止状態とし、定常
運転時には互いに連結して両吸気弁を開閉作動させるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸・排気弁の開閉
時期及びバルブリフト量を機関運転状態に応じて可変に
できる内燃機関の可変動弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、機関低速低負荷時におけ
る燃費の改善や安定した運転性並びに高速高負荷時にお
ける吸気の充填効率の向上による十分な出力を確保する
等のために、吸気・排気弁の開閉時期とバルブリフト量
を機関運転状態に応じて可変制御する可変動弁装置は従
来から種々提供されており、その一例として特開昭55
−137305号公報等に記載されているものが知られ
ている。
【0003】図18に基づきその概略を説明すれば、シ
リンダヘッド1のアッパデッキの略中央近傍上方位置に
カムシャフト2が設けられていると共に、該カムシャフ
ト2の外周にカム2aが一体に設けられている。また、
カムシャフト2の側部には、制御シャフト3が平行に配
置されており、この制御シャフト3に偏心カム4を介し
てロッカアーム5が揺動自在に軸支されている。
【0004】一方、シリンダヘッド1に摺動自在に設け
られた吸気弁6の上端部には、バルブリフター7を介し
て揺動カム8が配置されている。この揺動カム8は、バ
ルブリフター7の上方にカムシャフト2と並行に配置さ
れた支軸9に揺動自在に軸支され、下端のカム面8aが
バルブリフター7の上面に当接している。また、前記ロ
ッカアーム5は、一端部5aがカム2aの外周面に当接
していると共に、他端部5bが揺動カム8の上端面8b
に当接して、カム2aのリフトを揺動カム8及びバルブ
リフター7を介して吸気弁6に伝達するようになってい
る。
【0005】また、前記制御シャフト3は、図外のアク
チュエータによって所定角度範囲で回転制御されて、偏
心カム4の回動位置を制御し、これによってロッカアー
ム5の揺動支点を変化させるようになっている。
【0006】そして、偏心カム4が正逆の所定回動位置
に制御されるとロッカアーム5の揺動支点が変化して、
他端部5bの揺動カム8の上端面8bに対する当接位置
が図中上下方向に変化し、これによって揺動カム8のカ
ム面8aのバルブリフター7上面に対する当接位置の変
化に伴い、揺動カム8の揺動軌跡が変化することにより
吸気弁6の開閉時期(バルブタイミング)とバルブリフ
ト量を可変制御するようになっている。尚、図中10
は、揺動カム8の上端面8bを常時ロッカアーム5の他
端部5bに弾接付勢するスプリングである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の動弁装置にあっては、カム2aと揺動カム8がそれ
ぞれカムシャフト2と支軸9に設けられて、両者2a,
8は、機関の巾方向へ大きく離間した位置に別個独立に
配置されている。このため、これらカム2aや揺動カム
8の大きな配置スペースが要求される。
【0008】また、カム2aと揺動カム8が機関巾方向
へ大きく離れているため、ロッカアーム5の両端部5
a,5bを必然的に機関巾方向へほぼへ字形状に延出さ
せなければならない。したがって、配置スペースの増加
と相俟ってロッカアーム5の大型化により、動弁装置の
機関への搭載性が悪化すると共に、機関の大型化と重量
の増加が余儀なくされている。
【0009】さらに、カムシャフト2と支軸9とは、互
いに異なる箇所に配置されているため、カムシャフト2
と支軸9との互いの軸心のずれが生じ易くなり、これに
よってバルブタイミングの制御精度が低下するおそれが
ある。
【0010】また、ロッカアーム5の端部5bが、揺動
カム8の上端面8bを直接押圧することによって該揺動
カム8の揺動を得る構成のため、ロッカアーム5の押圧
点(当接位置)が揺動カム8の上端面8bから離脱する
おそれがある。したがって、ロッカアーム5の揺動支点
位置に制約が生じ、揺動カム8の揺動軌跡、ひいては吸
気弁6のバルブタイミング/リフト量を大きく設定する
ことができない。
【0011】また、上記従来装置を1気筒当たり2つの
吸気又は排気弁を有する機関に適用して、例えば一方の
吸気弁の作動を停止してアイドル運転中のスワール効果
を狙うといった片弁停止の制御について何ら考察されて
いなかった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記従来の可
変動弁装置の課題に鑑みて案出されたもので、請求項1
記載の発明は、機関のクランク軸によって回転駆動し、
外周に駆動カムが固定された駆動軸と、該駆動軸の外周
に相対的に摺動自在に設けられたカムシャフトと、該カ
ムシャフトに設けられて、1気筒当たり2つの機関弁を
それぞれ開閉作動させる一対の揺動カムと、一端部が前
記駆動カムに回転自在に連係しかつ他端部が前記少なく
とも一方側の揺動カムに機械的に連係したロッカアーム
と、該ロッカアームの揺動支点を可変にする可変機構を
機関運転状態に応じて制御する制御機構とを備えた可変
動弁装置であって、前記カムシャフトに対して一方側の
揺動カムを固定すると共に、他方側の揺動カムを揺動自
在に設け、かつ該他方側の揺動カムを機関運転状態に応
じてカムシャフトに連結するかあるいは連結を解除する
連結切換機構を設けたことを特徴としている。
【0013】請求項2記載の発明は、前記連結切換機構
は、他方側揺動カムの内周部にカムシャフト軸直角方向
に穿設された作動用穴と、前記作動用穴に対向するカム
シャフトの外周部に穿設された摺動用穴と、前記作動用
穴に摺動自在に収納され、第1押圧手段によって作動用
穴と摺動用穴に跨った位置に進出摺動して、他方側揺動
カムとカムシャフトとを連結する連結ピストンと、該連
結ピストンを作動用穴内に後退摺動させる第2押圧手段
とを備えたことを特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、前記第1押圧手段
を、ばね部材によって構成する一方、第2押圧手段を油
圧回路によって構成したことを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、前記連結切換機構
は、カムシャフトの外周面から軸直角方向へ延出した係
合突部と、他方側揺動カムの上端部に支軸を介して揺動
自在に設けられて、一端部が前記係合突部に係合可能な
レバーと、該レバーの他端部側に設けられて、レバーの
一端部を係合突部へ係合させる方向に押圧付勢する第1
押圧手段と、他方側揺動カムのレバー一端部側の外周部
に設けられて、レバーの他端部を第1押圧手段の押圧力
に抗して他方向へ押し上げて係合突部との係合を解除す
る第2押圧手段とを備えたことを特徴としている。
【0016】請求項5記載の発明は、前記両揺動カムの
連結解除時に、他方側揺動カムを一方側揺動カムの揺動
範囲外の自由な揺動を規制する規制手段を設けたことを
特徴としている。
【0017】したがって、この発明にあっては、駆動カ
ムと揺動カムとを駆動軸上に一緒に設けたため、装置の
コンパクト化が図れることは勿論のこと、とりわけ連結
切換機構によって機関運転状態に応じて例えば一方側の
吸気弁の作動を停止させることができる。
【0018】すなわち、例えば機関始動時やアイドル運
転時には、第2押圧手段によって連結ピン全体を作動用
穴内に収納保持させる。このため、両揺動アームは連結
されずに互いにフリーな状態になっており、駆動カムと
連係した一方側揺動カムは該駆動カムの偏心回転によ
り、ロッカアームを介して揺動して機関弁の一方側を開
閉作動させる。一方、他方側の揺動カムは揺動停止状態
となり、したがって他方側の機関弁の開閉作動を停止さ
せている。この結果、始動時におけるクランクシャフト
による起動トルクが低減されて、始動性が良好になると
共に、アイドル運転中の燃費の向上が図れる。
【0019】尚、揺動停止状態にある他方側の揺動カム
は、一方側の揺動カムの揺動に伴ってカムシャフトとの
摺動抵抗により連れ回りを起こし、自由に揺動するが、
規制機構によってその揺動範囲が一方側揺動カムの揺動
軌跡の範囲内に規制されるため、後述する連結作用に支
障を来すことがない。
【0020】また、機関が例えば定常運転及び高回転高
負荷域に移行した場合は、第1押圧手段の押圧力が第2
押圧手段の押圧力に打ち勝って連結ピンを押圧して作動
用穴と摺動用穴との間の跨った位置に保持する。これに
より、両揺動カムがカムシャフトを介して一体的に連結
される。このため、駆動カムの偏心回転力が一方側の揺
動カムからカムシャフトを伝って他方側の揺動カムに伝
達されて、両揺動カムが一体的に揺動する。したがっ
て、他方側の機関弁も開閉作動され、この結果、吸気充
填効率の向上により出力の向上が図れる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明に係る可変
動弁装置の第1の実施形態を示し、1気筒あたり2つの
機関弁である吸気弁を有する内燃機関に適用したものを
示している。
【0022】すなわち、この可変動弁装置は、シリンダ
ヘッド11に図外のバルブガイドを介して摺動自在に設
けられた一対の吸気弁12,12と、シリンダヘッド1
1上に機関前後方向に沿って配置された中空状の駆動軸
13と、該駆動軸13の外周面に圧入等により固設され
た1つの駆動カム15と、前記駆動軸13の外周に相対
摺動自在に嵌挿された中空状のカムシャフト14と、該
カムシャフト14の両端部に設けられて、各吸気弁1
2,12をバルブリフター16,16を介して押圧開動
させる一対の揺動カム17,27と、前記駆動軸13の
上方に配置されて、一端部18aがリンクアーム19を
介して前記駆動カム15に連係し、他端部18bが一対
のリンク部材20を介して前記第1揺動カム17に連係
したロッカアーム18と、前記ロッカアーム18の揺動
支点位置を可変にする可変機構21と、該可変機構21
を機関運転状態に応じて作動制御する図外の制御手段と
から主として構成されている。
【0023】前記駆動軸13は、一端部に設けられた図
外の従動スプロケットや該従動スプロケットに巻装され
たタイミングチェーン等を介して機関のクランク軸から
回転力が伝達されている。
【0024】前記カムシャフト14は、円筒状を呈し、
図2及び図3に示すように気筒間に有する前記各駆動カ
ム15,15の間に駆動軸13の外周に回動自在に配置
され、中央部位14aが軸受22によって軸受けされ
て、内部に形成された軸方向孔の内周面14bによって
駆動軸13を軸受けするようになっている。
【0025】また、中央部位14aの一端14dは、後
述する第2揺動カム27のスラスト方向の傾倒を防止た
めに第2揺動カム27の一側面を当接支持するようにな
っている。
【0026】前記軸受22は、シリンダヘッド11の上
端部に設けられてカムシャフト14を支持するメインブ
ラケット22aと、該メインブラケット22aの上端部
に設けられて後述する制御軸を回転自在に支持するサブ
ブラケット22bとを有し、両ブラケット22a,22
bが一対のボルト22c,22cによってシリンダヘッ
ド11に上方から共締め固定されている。
【0027】前記駆動カム15は、図1及び図3にも示
すように、本体15aがほぼリング状を呈し、内部軸方
向に駆動軸挿通孔15cが貫通形成されていると共に、
軸心Xが駆動軸13の軸心Yから径方向へ所定量だけ偏
心している。また、本体15aの側部には駆動軸13の
外周に固定支持される筒状部15bが一体に設けられて
いる。この筒状部15bは、第2揺動カム27の他側面
を当接支持し、前記カムシャフト14の一端14dと共
働して第2揺動カム27の傾倒を防止している。さら
に、駆動カム15は、駆動軸13に対し前記両バルブリ
フター16,16に干渉しない両外側に配置されてい
る。
【0028】前記各バルブリフター16は、図2,図3
に示すように有蓋円筒状を呈し、筒状のスカート部16
aと該スカート部16aの上端部に一体に有する湾曲状
の頂壁16bとからなり、スカート部16aがシリンダ
ヘッド11に形成された保持孔11a,11a内に摺動
自在に保持されている。
【0029】前記各揺動カム17,27は、図1及び図
6〜図11に示すようにそれぞれほぼ横U字形状を呈
し、一方側の第1揺動カム17は、図3にも示すように
カムシャフト14の一端部側に一体に固定されている一
方、他方側の第2揺動カム27は、カムシャフト14の
他端部側に支持孔27bを介して揺動自在に支持されて
いる。
【0030】また、第2揺動カム27は、図7に示すよ
うに支持孔27bの内周面中央に該第2揺動カム27と
カムシャフト14との間の良好な潤滑性を確保する円環
状の油溝27cが形成されていると共に、上面には後述
するストッパ機構56の押圧プランジャ56bが係入す
るストッパ溝27dが形成されている。また、第1揺動
カム17の先端側のカムノーズ部17aには、ピン孔1
7bが貫通形成されている。さらに、各揺動カム17,
27の下面には、同一のカムフェース25が形成されて
いる。
【0031】このカムフェース25は、図6に示すよう
に、基円面25aと該基円面25aからカムノーズ部1
7a,27a側に円弧状に延びるカム面25bと、該カ
ム面25bの先端側、つまりカムノーズ部17a,27
a側に有するカムリフト部25cとから構成されてお
り、該基円面25aとカム面25b及びカムリフト部2
5cが、揺動カム17の揺動位置に応じて各バルブリフ
ター16の上面所定位置に転接するようになっている。
すなわち、基円面25aの所定角度範囲θ1がベースサ
ークル区間になり、カム面25bの所定角度範囲θ2が
いわゆるランプ区間となり、さらにカム面25bからカ
ムリフト部25cまでの所定角度範囲θ3がリフト区間
になるように設定されている。
【0032】前記ロッカアーム18は、図1に示すよう
に、ほぼへ字形に一体に折曲形成されて、駆動軸13の
上方位置に機関巾方向に沿って配置されており、中央に
有する基部18cが後述する制御軸28に揺動自在に支
持されていると共に、一端部18aが前記ピン23を介
してリンクアーム19の突出端19bに回転自在に連結
されている一方、他端部18bがピン24を介してリン
ク部材20の一端部20aに回転自在に連結されてい
る。
【0033】前記各リンクアーム19は、比較的大径な
円環状の基部19aと、該基部19aの外周面所定位置
に突設された前記突出端19bとを備えている。前記基
部19aの中央位置には、前記駆動カム15の外周面に
回転自在に嵌合する嵌合孔19cが形成されている。一
方、突出端19bには、ロッカアーム18の一端部18
aに連結するピン23が回転自在に挿通するピン孔19
dが貫通形成されている。
【0034】前記各リンク部材20は、ロッカアーム1
8の他端部18b両側に配置され、図1にも示すように
それぞれ所定長さの直線状に形成され、円形状の両端部
20a,20bは前記ロッカアーム18の他端部18b
と揺動カム17にピン24,26を介して回転自在に連
結している。尚、各ピン23,24,26の端部には、
リンクアーム19やリンク部材20の軸方向の移動を規
制するスナップリング31が夫々設けられている。
【0035】前記可変機構21は、前記軸受22のメイ
ンブラケット22aとサブブラケット22bとの間に軸
受けされた前記制御軸28と、該制御軸28に圧入固定
され、ロッカアーム18の基部18cに有するカム孔1
8d内に回転自在に嵌挿された制御カム29とから構成
されている。
【0036】前記制御カム29は、ほぼ円筒状を呈し、
内部軸方向に制御軸28に嵌挿して圧入固定される挿通
孔29aが貫通形成されていると共に、その軸心P1が
制御軸28の軸心P2からα分だけ偏倚している。
【0037】前記制御軸28は、一端部に設けられた図
外の電磁アクチュエータによって所定回転角度範囲内で
回転するように制御されており、前記電磁アクチュエー
タは、機関の運転状態を検出する制御手段である図外の
コントローラからの制御信号によって駆動するようにな
っている。コントローラは、クランク角センサやエアー
フローメータ,水温センサ等の各種のセンサからの検出
信号に基づいて現在の機関運転状態を演算等により検出
して、前記電磁アクチュエータに制御信号を出力してい
る。
【0038】そして、前記カムシャフト13と第2揺動
カム27との間には、該両者13,27を適宜連結ある
いは連結を解除する連結切換機構37が設けられてい
る。この連結切換機構37は、図3,図6〜図11に示
すように前記第2揺動カム27の上端部にカムシャフト
13の軸直角方向に沿って穿設された作動用穴38と、
カムシャフト13の外周部に作動用穴38と所定揺動位
置で対向する位置に穿設された摺動用穴である連結用穴
39と、前記作動用穴38の内部に摺動自在に収容され
て、先端部40aが連結用穴39内に進出可能な連結ピ
ストン40とから主として構成されている。
【0039】前記連結ピストン40は、作動用穴38の
底部に弾装された第1押圧手段であるコイルスプリング
41のばね力によって先端部40aが連結用穴39内に
進出する方向へ付勢されていると共に、連結用穴39の
底部側に形成された受圧室42内に油圧回路43を介し
て供給された油圧によって全体が作動用穴38内に後退
動するようになっている。また、この連結ピストン40
の先端部40a外周縁と連結用穴39の孔縁は、該連結
ピストン40の連結用穴39への良好な挿入性を確保す
るために、互いにテーパ状に形成されている。尚、作動
用穴38の底壁部35には、連結ピストン40の良好な
摺動性を確保するための空気孔44が穿設されている。
【0040】前記油圧回路43は、図5に示すように一
端部がストレーナ46を介してオイルパン47内に臨む
油圧供給通路48と、一端が油圧供給通路48の下流側
に連通し、他端が受圧室43に連通する給排通路49
と、油圧供給通路48の途中に設けられたオイルポンプ
50と、給排通路49の途中に設けられて、該給排通路
49とドレン通路51とを切り換える3ポート2位置型
の電磁切換弁52とを備えている。前記給排通路49
は、図7,図8A,Bに示すように駆動軸13の内部軸
方向に形成された軸方向孔49aと、該駆動軸13とカ
ムシャフト14の径方向に沿って穿設された径方向孔4
9b,49cとから構成されている。
【0041】この電磁切換弁52は、機関運転状態を検
出する前述のコントローラ53からの制御信号に基づい
て切り換え作動するようになっている。また、オイルポ
ンプ50と電磁切換弁52との間の油圧供給通路48に
は、受圧室42へ供給される油圧を調整するパイロット
型の調圧弁54が設けられている。
【0042】さらに、前記第2揺動カム27は、図6に
示すようにロッカカバー36などに設けられたストッパ
機構56によって所定以上の上方向の揺動が規制され
て、カムシャフト14の正逆回動範囲内に規制され、第
1揺動カム17の揺動(摺動)に伴うカムシャフト14
との摺動摩擦抵抗による連れ回りによる作動用穴38と
連結用穴39との大きなずれを防止するようになってい
る。前記ストッパ機構56は、ロッカカバー36下部内
の摺動穴56a内を摺動する押圧プランジャ56bと、
該押圧プランジャ56bを下方へ付勢するコイルばね5
6cとから構成されており、この押圧プランジャ56b
の先端部が前記ストッパ溝27d内に係合して第2揺動
カム27の自由な揺動を規制するようになっている。
【0043】以下、本実施形態の作用を説明すれば、ま
ず、機関開始時及びアイドリング運転時には、コントロ
ーラ53からの制御信号によって電磁切換弁52が油圧
供給通路48と給排通路49を連通させる。このため、
受圧室42内に油圧が供給されて高圧になる。したがっ
て、連結ピストン40は、図6及び図9に示すように受
圧室42内の高油圧により全体が作動用孔38内に収納
保持される。
【0044】このため、第2揺動カム27は、カムシャ
フト14との連結が解除されて、自由揺動状態になり、
ほぼ揺動停止状態になる。したがって、第2揺動カム2
7による第2バルブリフター16の押圧作用はなく、一
方の吸気弁12は、開閉作動が停止される。
【0045】一方、第1揺動カム17は、駆動カム15
の偏心回転によってロッカアーム18が揺動してリンク
部材20を介して揺動することにより、カムフェース2
5によりバルブリフター16を押圧して他方の吸気弁1
2を開閉作動させている。
【0046】したがって、一方側の吸気弁12の作動停
止により、始動時におけるクランクシャフトによる起動
トルク(クランキングトルク)が低減されて、始動性が
良好になると共に、吸気スワールが強くなってアイドル
運転中の燃焼が改善されると共に、機械的な駆動損失の
低減により燃費の向上が図れる。また、片弁停止により
機関騒音の低減化も図れる。
【0047】その後、車両を発進させて低回転低負荷及
び中回転中負荷の定常運転に移行した場合は、電磁切換
弁52の切換作動により油圧供給通路48と給排通路4
9との連通が遮断されると共に、給排通路49とドレン
通路51が連通されるため、受圧室42の油圧がオイル
パン47内に戻されて低圧になる。したがって、連結ピ
ストン40は、図3,図10,図11に示すように第1
揺動カム17の揺動軌跡中における揺動カム17のベー
スサークル域において、作動用穴38と連結用穴39が
合致した位置で、コイルスプリング41のばね力に抗し
て進出動し、先端部40aが連結用穴39の底部側へ押
圧すると共に、該連結用穴39の底部にまで進出して両
穴38,39間を跨ぐ位置に保持される。これによっ
て、両揺動カム17,27はカムシャフト14を介して
互いに一体的に連結される。
【0048】このため、駆動カム15の偏心回転力を受
けてロッカアーム18が揺動すると、第2揺動カム27
も揺動して、一方の吸気弁12も開閉作動させる。した
がって、2つの吸気弁12,12の開閉作動により、吸
気充填効率の向上により出力の向上が図れる。
【0049】また、機関高回転高負荷時にも、低中回転
低中負荷域と同じく両揺動カム17,27の連結状態が
維持されるため、出力の向上が図れる。
【0050】さらに、前記機関低速低負荷時には、コン
トローラからの制御信号によって電磁アクチュエータが
一方に回転駆動され、これに伴い、制御軸28も同方向
へ所定量回動して、制御カム29を図1に示すように軸
心P1が制御軸28の軸心Pから左上方向の回動位置に
保持され、厚肉部29bが駆動軸13から上方向に離間
移動する。したがって、他方のロッカアーム18は、全
体が駆動軸13に対して下方向へ移動して、他端部18
bによってリンク部材20を上方向へ引き上げる。この
ため、第1揺動カム17は、一端部24が強制的に若干
引き上げられる一方、第2揺動カム27もカムシャフト
14を介して全体が図示のように反時計方向へ回動位置
に保持される。
【0051】したがって、駆動カム15の回転によりリ
ンクアーム19を介して該ロッカアーム18が制御カム
29を揺動支点として揺動し、その揺動力がリンク部材
20を介して各揺動カム17,27に伝達される。そし
て、揺動カム17,27は、基円面25a及びカム面2
5b,カムリフト部25cがバルブリフター16,16
の頂面16c,16c上を転接しながら押圧あるいは押
圧を解除して両吸気弁12を開閉作動させるが、そのリ
フト量は比較的小さくなる。
【0052】よって、かかる低速低負荷域では、バルブ
リフト量が小さくなると共に、各吸気弁12の開時期が
遅くなり、排気弁とのバルブオーバラップが小さくな
る。このため、さらに燃費の向上と機関の安定した回転
が得られる。
【0053】一方、機関高速高負荷域に移行した場合
は、コントローラからの制御信号によって電磁アクチュ
エータが他方向に回転駆動される。したがって、制御軸
28が、時計方向(図中矢印方向)へ所定量回動して制
御カム29を図1に示す位置から反時計方向へ所定量回
動させ、軸心P1(厚肉部29b)を下方向へ移動させ
る。このため、ロッカアーム18は、今度は全体が駆動
軸13から離れた方向へ移動して、リンク部材20を介
して第1揺動カム17のカムノーズ17aを下方向へ押
圧して、両揺動カム17,27全体を所定量だけ時計方
向へ回動させる。
【0054】したがって、両揺動カム17,27のバル
ブリフター16,16上面に対する転接位置がカムノー
ズ部17a,27a側の右方向端縁位置に移動する。こ
のため、駆動カム15が回転して各ロッカアーム18,
18を揺動させて揺動カム17,17を所定範囲で揺動
させると、バルブリフター16,16に対するそのリフ
ト量は大きくなる。
【0055】よって、かかる高回転高負荷域では、カム
リフト特性が低速低負荷域に比較して大きくなってバル
ブリフト量も大きくなると共に、各吸気弁12,12の
開時期が早くなる一方、閉時期が遅くなる。この結果、
吸気充填効率が向上し、十分な出力が確保できる。
【0056】また、この装置によれば、駆動軸13に駆
動カム15と各揺動カム17とをカムシャフト14を介
して同軸上に設けたため、機関巾方向の配置スペースを
十分に小さくすることができる。
【0057】さらに、駆動カム15と第1,第2揺動カ
ム17,27とを駆動軸13に同軸上に設けることによ
り、駆動軸13と揺動カム17,27の互いの軸心のず
れが生じないため、バルブタイミングの制御精度の低下
を防止できる。
【0058】しかも、駆動カム15を、各バルブリフタ
ー16とオフセット配置し互いに干渉しない位置に配し
たため、駆動カム15の外形を大きくとることができ、
駆動カム15の外周面の設計自由度を向上させることが
可能となり、これによって揺動カム17,27の揺動量
を確保するためのリフト量を十分に確保できると共に、
駆動カム15の駆動面圧を低減するためのカム幅を十分
に確保できる。
【0059】特に、駆動カム15は、リング状に形成さ
れ、外周面全体がリンクアーム基部19aの嵌合孔19
cの内周面全体に摺接するため、外周面の面圧が分散さ
れて、該面圧を十分に低減できる。したがって、嵌合孔
19cの内周面間との摩耗の発生が抑制できると共に、
潤滑も行い易い。さらに、面圧の低下に伴い駆動カム1
5の材料選択の自由度が向上し、加工し易くかつ低コス
トの材料を選択できる。
【0060】また、本装置は、全体がいわゆる6リンク
方式となるため、ロッカアーム18のロッカ比を大きく
とることが可能となり、これによって、駆動カム15の
駆動軸13に対するオフセット量を大きく設定しなくて
も、つまり駆動カム15の外径を大きく設定しなくて
も、揺動カム17の大きな揺動角が得られる。この結
果、装置全体のコンパクト化がさらに助長できる。
【0061】また、ロッカアーム18と第1揺動カム1
7とがリンク部材20,20を介して連係しているた
め、ロッカアーム18,18のロッカ比を比較的大きく
設定しても、ロッカアーム18と揺動カム17との連係
状態が常に保たれる。したがって、両揺動カム17,2
7の大きな揺動角が得られることにより、揺動カム1
7,27の前記ランプ区間θ2を大きくすることが可能
になり、これによってバルブリフター16,16と揺動
カム17,27の衝突速度を緩和することができ、この
結果、駆動騒音の発生を抑制することが可能になる。
【0062】さらに、本装置は、2つの吸気弁12,1
2の間に設けられた軸受22に制御軸28も一緒に軸受
けすることができるので、従来の内燃機関にそのまま搭
載することが可能となり、この結果、シリンダヘッド1
1の形状変更を要さず、製造コストの高騰を防止でき
る。また、駆動軸13も従来と同様の位置とすることが
できるので、この点でもシリンダの形状変更が不要にな
る。
【0063】また、本装置は、駆動軸13の上方位置に
ロッカアーム18を配置するだけであるから、全高を十
分に低くすることが可能になる。
【0064】図12〜図17は本発明の第2の実施形態
を示し、連結切換機構37の構造を変更したものであ
る。
【0065】すなわち、連結切換機構37は、図12,
図13に示すようにカムシャフト14の第2揺動カム2
7側部の外周面にカムシャフト14の軸方向に沿って延
設された長板状の突起部58と、第2揺動カム27の上
端両側に立設された一対のブラケット59,59と、該
両ブラケット59,59に軸支された支軸60に揺動自
在に支持されたレバー61と、第2揺動カム27のレバ
ー61の一端部61a側に設けられて、該レバー61を
一方向へ傾動させる第1押圧手段であるロストモーショ
ン機構62と、第2揺動カム27のレバー61の他端部
61b側に上下方向に沿って穿設された摺動用穴63内
に設けられて、レバー61の他端部61b下面をロスト
モーション機構62の押圧力及び摺動用穴63に環状リ
テーナ66を介して弾装されたコイルスプリング65の
ばね力に抗して押上げて他方向へ傾動させる第2押圧手
段であるプランジャ64と、摺動用穴63の内部に形成
された受圧室63aに油圧を供給してプランジャ64を
ロストモーション機構62のリターンスプリング62c
のばね力に抗して進出動させる油圧回路43とを備えて
いる。
【0066】前記レバー61は、側面ほぼ三角形状を呈
し、中央部にカムシャフト14軸方向に沿って貫通形成
された支持孔61cに前記支軸60が挿通して揺動自在
に支持されていると共に、一端部61aの平坦な下面に
前記ロストモーション機構62のピストン62bが弾接
している一方、他端部61bの平坦な下面にプランジャ
64の頭部64aが当接している。
【0067】また、このレバー61は、図14A〜Cに
示すように一側部に細長いプレートを円弧状に折曲形成
した係合片67が一体に設けられており、この係合片6
7の一端部67a下面には前記突起部58と適宜係合す
る係合溝67bが形成されている。
【0068】ロストモーション機構62は、図16及び
図17に示すようにレバー61の一端部61a側の第2
揺動カム27上部に上下方向に沿って穿設された作動用
穴62aと、該作動用穴62aから上方向へ進出して、
レバー61の一端部61aの下面を押し上げるピストン
62bと、該ピストン62bを上方向へ付勢するリター
ンスプリング62cとから構成されている。
【0069】前記プランジャ64は、球状の頭部64a
上端面がロストモーション機構62との相対圧によって
レバー61の他端部61b下面に常時当接していると共
に、下端部64bが受圧室65内の油圧を受ける受圧部
として機能するようになっている。
【0070】また、第2揺動カム27は、カムシャフト
14の中央部14aと大径な支持孔27bとの間に挿通
されたスラスト規制用ブッシュ70によりスラスト方向
の傾倒が防止されており、このブッシュ70は、カムシ
ャフト14の一端14dに形成された矩形孔14e内に
圧入された板状の規制部材71に中央のスリット70a
が係合して自由な回転が規制されている。
【0071】また、油圧回路44は、第1実施形態のも
のとほぼ同一であり、給排通路49が駆動軸13の内部
軸方向に穿設された軸方向孔49aと、該駆動軸13と
カムシャフト14の径方向へ連続的に形成された通路孔
49bとから構成されている。
【0072】したがって、この実施形態によれば、機関
始動時やアイドル運転時には、図外の電流切換弁によっ
て油圧供給通路48と給排通路49が連通されて受圧室
63a内に油圧が供給され、したがって、プランジャ6
4は、図16に示すように摺動用穴63の上方向へ進出
動する。このため、レバー61及び係合片67は、ロス
トモーション機構62のリターンスプリング62cのば
ね力に抗して一端部61a,67a側が押し上げられて
該一端部67aと突起部58との係合が解除されて、カ
ムシャフト14と第2揺動カム27は連結されることな
く、互いに自由な状態になっている。このとき、第2揺
動カム27は、ストッパ機構56によって所定以上の揺
動が規制されていることは勿論である。
【0073】したがって、始動性の向上や燃費が改善さ
れるといった第1実施形態と同様な作用が得られる。
【0074】一方、機関定常運転や高回転高負荷域に移
行した場合は、電磁切換弁の作動によって給排通路46
とドレン通路が連通して受圧室65内の油圧が排出され
て低圧になる。したがって、プランジャ64は、図17
に示すようにロストモーション機構62のリターンスプ
リング62cのばね力によってレバー61の他端部61
bを押し上げて、例えば揺動カム17のベースサークル
時において、係合片67の一端部67aと突起部58が
合致することにより互いに係合して、カムシャフト14
と第2揺動カム27が一体的に連結されることになる。
これによって、両吸気弁12,12が開閉作動して機関
の出力を向上させることがきるなど第1実施形態と同様
な作用効果が得られる。
【0075】尚、運転状態に応じて可変機構21によ
り、ロッカアーム18の揺動支点を変化させることによ
り、バルブタイミング及びバルブリフトを可変制御でき
ることは第1実施形態と同じである。
【0076】本発明は、前記各実施形態の構成に限定さ
れるものではなく、例えば連結切換機構をさらに異なる
構成とすることも可能であり、また、ストッパ機構も構
成を変更することが可能である。また、本装置は、1気
筒当たり2つの機関弁ばかりか、1つの機関弁にも適用
可能であり、さらに吸気弁の他に排気弁側にも適用でき
る。
【0077】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、機関弁のバルブタイミング及びバルブリフト量
を可変制御できることは勿論のこと、駆動カムと揺動カ
ムとをカムシャフトを介して駆動軸に同軸上に設けたた
め、機関巾方向の配置スペースを十分に小さくすること
ができると共に、ロッカアームも機関巾方向へ延設する
必要がなくなるため、装置全体のコンパクト化が図れ
る。この結果、装置の機関への搭載性が向上する。
【0078】また、揺動カムを駆動カムと一緒に駆動軸
に同軸上に設けることにより、駆動軸と揺動カムの互い
の軸心のずれが生じないため、バルブタイミングの制御
精度の低下を防止できる。
【0079】しかも、本発明によれば、機関運転状態に
応じて、揺動カムを連結切換機構によって連結あるいは
連結を解除することにより、機関弁を作動させ、あるい
は作動を停止させることができるため、始動時における
起動トルクの低減化が図れると共に、アイドル運転時の
燃費の大巾な向上などが図れる。
【0080】また、片弁停止の他に、1気筒当たり1弁
型の場合は、間引き状態に各気筒のいずれかの機関弁の
停止などの制御も可能になるため、ポンピングロスの低
減化が図れ駆動損失を抑制でき、始動性や燃費の大巾な
改善が図れる。
【0081】特に、可変機構によるバルブタイミング及
びバルブリフトの可変も合わせて行うことができるの
で、機関性能の大巾な向上と始動性や燃費を一層改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図2のA矢視
図。
【図2】本実施形態の要部側面図。
【図3】同実施形態の要部断面図。
【図4】本実施形態の平面図。
【図5】本実施形態の油圧回路を示す概略図。
【図6】カムシャフトと第2揺動カムの連結を解除した
状態を示す断面図。
【図7】カムシャフトと第2揺動カムの分解斜視図
【図8】Aは図7のA矢視図、BはAのB−B線断面
図。
【図9】カムシャフトと第2揺動カムの連結を解除した
状態を示す断面図。
【図10】カムシャフトと第2揺動カムを連結した状態
を示す断面図。
【図11】カムシャフトと第2揺動カムを連結した状態
を示す断面図。
【図12】本発明における第2実施形態を一部断面して
示す平面図。
【図13】駆動軸とカムシャフト及び第2揺動カムの分
解斜視図。
【図14】Aはレバーの斜視図、Bはレバーの正面図、
Cはレバーの底面図。
【図15】同第2の実施形態の要部断面図。
【図16】同第2の実施形態のカムシャフトと第2揺動
カムの連結を解除した状態を示す断面図。
【図17】同第2の実施形態のカムシャフトと第2揺動
カムを連結した状態を示す断面図。
【図18】従来の可変動弁装置を示す断面図。
【符号の説明】
11…シリンダヘッド 12…吸気弁 13…駆動軸 14…カムシャフト 15…駆動カム 16…バルブリフター 17…第1揺動カム 18…ロッカアーム 18a…一端部 18b…他端部 19…リンクアーム 20…リンク部材 21…可変機構 27…第2揺動カム 37…連結切換機構 38…作動用穴 39…連結用穴 40…連結ピストン 41…コイルスプリング 42…受圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 誠之助 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 (72)発明者 後藤 徹朗 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関のクランク軸によって回転駆動し、
    外周に駆動カムが固定された駆動軸と、 該駆動軸の外周に相対的に摺動自在に設けられたカムシ
    ャフトと、 該カムシャフトに設けられて、1気筒当たり2つの機関
    弁をそれぞれ開閉作動させる一対の揺動カムと、 一端部が前記駆動カムに回転自在に連係しかつ他端部が
    前記少なくとも一方側の揺動カムに機械的に連係したロ
    ッカアームと、 該ロッカアームの揺動支点を可変にする可変機構を機関
    運転状態に応じて制御する制御機構とを備えた可変動弁
    装置であって、 前記カムシャフトに対して一方側の揺動カムを固定する
    と共に、他方側の揺動カムを揺動自在に設け、かつ該他
    方側の揺動カムを機関運転状態に応じてカムシャフトに
    連結するかあるいは連結を解除する連結切換機構を設け
    たことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 【請求項2】 前記連結切換機構は、他方側揺動カムの
    内周部にカムシャフト軸直角方向に穿設された作動用穴
    と、 前記作動用穴に対向するカムシャフトの外周部に穿設さ
    れた摺動用穴と、 前記作動用穴に摺動自在に収納され、第1押圧手段によ
    って作動用穴と摺動用穴に跨った位置に進出摺動して、
    他方側揺動カムとカムシャフトとを連結する連結ピスト
    ンと、該連結ピストンを作動用穴内に後退摺動させる第
    2押圧手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    内燃機関の可変動弁装置。
  3. 【請求項3】 前記第1押圧手段を、ばね部材によって
    構成する一方、第2押圧手段を油圧回路によって構成し
    たことを特徴とする請求項2記載の内燃機関の可変動弁
    装置。
  4. 【請求項4】 前記連結切換機構は、カムシャフトの外
    周面から軸直角方向へ延出した係合突部と、他方側揺動
    カムの上端部に支軸を介して揺動自在に設けられて、一
    端部が前記係合突部に係合可能なレバーと、該レバーの
    他端部側に設けられて、レバーの一端部を係合突部へ係
    合させる方向に押圧付勢する第1押圧手段と、他方側揺
    動カムのレバー一端部側の外周部に設けられて、レバー
    の他端部を第1押圧手段の押圧力に抗して他方向へ押し
    上げて係合突部との係合を解除する第2押圧手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動
    弁装置。
  5. 【請求項5】 前記両揺動カムの連結解除時に、他方側
    揺動カムを一方側揺動カムの揺動範囲外の自由な揺動を
    規制する規制手段を設けたことを特徴とする請求項1,
    2,3または4記載の内燃機関の可変動弁装置。
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