JP2000213638A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents
自動変速機の制御装置Info
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- JP2000213638A JP2000213638A JP2030499A JP2030499A JP2000213638A JP 2000213638 A JP2000213638 A JP 2000213638A JP 2030499 A JP2030499 A JP 2030499A JP 2030499 A JP2030499 A JP 2030499A JP 2000213638 A JP2000213638 A JP 2000213638A
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Abstract
ボシリンダを用いたバンドブレーキ式の摩擦要素の該解
放室へのエアの吸込み現象に起因するサーボリリース圧
の立ち上がりの遅れを解消することを課題とする。 【解決手段】 解放室54bにサーボリリース圧を供給
しないで締結室54aのサーボアプライ圧を抜くことに
よりサーボシリンダ54cを用いたバンドブレーキ式の
摩擦要素54を解放したときは、該解放室54bの容積
の増大に伴って外部と連通する貫通孔54hの隙間から
エアの吸込みが起きる。そのような動作を伴う変速を実
行したときはエアの混入を判定し、その状態で上記解放
室54bにサーボリリース圧を供給する変速を実行する
場合には、エアの混入を判定していないときに比べて、
その供給油圧を高くする。
Description
自動変速機の制御装置、詳しくはサーボシリンダを用い
たバンドブレーキ式の摩擦要素を備える自動変速機の制
御装置、特に該摩擦要素に対する作動圧の給排制御の改
良に関し、車両用自動変速機の技術分野に属する。
は、クラッチやブレーキ等の複数の摩擦要素の油圧室に
対する作動圧の給排を制御することにより変速歯車機構
の動力伝達経路を切り換えて所定の変速段に自動的に変
速するように構成されたものであるが、上記摩擦要素と
して、単一の油圧室を有し、該油圧室に作動圧が供給さ
れたときに締結される通常の摩擦要素の他に、サーボシ
リンダ内のピストンによって画成された締結用油圧室と
解放用油圧室とを有し、締結用油圧室にだけ作動圧が供
給されたときにのみ被制動部材の周囲に巻き掛けたブレ
ーキバンドが締め付けられて締結され、その他の場合に
は、解放用油圧室に供給された作動圧やスプリングの付
勢力等により上記バンドが緩められて解放されるサーボ
シリンダを用いたバンドブレーキ式の摩擦要素が備えら
れることがある。
解放状態に移行させるときは、締結用油圧室から作動圧
を排出するか、解放用油圧室にも作動圧を供給するか、
又は締結用油圧室から作動圧を排出すると共に解放用油
圧室に作動圧を供給することになる。いずれの場合も、
サーボシリンダ内でピストンが解放方向に移動して、締
結用油圧室の容積が減少し、解放用油圧室の容積が増大
する。
室に作動圧が供給され得る状態で該油圧室の容積が増大
するのであれば、該油圧室に作動油が補充されるから、
該油圧室は常に作動油で満たされる。しかし、例えば、
解放用油圧室に通じる油路が切換弁等によって遮断され
ていたり、ドレインポートと連通して大気に開放されて
いたりすると、該油圧室に作動圧が供給されないから、
該油圧室の容積の増大に伴って、該油圧室を画成するサ
ーボシリンダの構成部材間の隙間やドレインポート等か
ら該油圧室内にエアが吸い込まれ、該油圧室内に存在す
る作動油にそのエアが混入する。
に作動圧を供給することで変速を実行しようとするとき
には、供給した作動圧がエアに吸収されてその立ち上が
りが遅くなり、変速時間が長期化してドライブフィーリ
ングが低下する。特に、例えば、このバンドブレーキ式
の第1の摩擦要素の解放用油圧室と、単一の油圧室のみ
を有する第2の摩擦要素の該油圧室とを連通させて、上
記解放用油圧室に作動圧を供給することにより、第1の
摩擦要素を解放させると共に第2の摩擦要素を締結させ
る変速を実行しようとするときには、該第2の摩擦要素
のスリップ時間が長期化してその耐久性が損なわれる。
さらには、例えば、速やかな変速動作の終了をバックア
ップするために、変速開始から所定時間が経過した時点
で最大作動圧を上記解放用油圧室に供給するように構成
した場合には、そのとき生じる第2の摩擦要素の締結シ
ョックが著しく大きくなる。
間に同一種類の変速が連続したときは、油圧制御回路内
の油路には作動油が残存してエアの混入量が少ないと判
定されるから、締結用作動圧を低めに設定する技術が開
示されている。しかし、この技術は、締結用油圧室と解
放用油圧室とを有するバンドブレーキ式の摩擦要素の存
在を前提とするものではなく、その目的が異なるから、
上記不具合の解消のために用いることはできない。
を有する摩擦要素の該解放用油圧室内へのエアの吸込み
現象に起因する種々の不具合の解消を課題とする。
決するため、本発明に係る自動変速機の制御装置にあっ
ては、摩擦要素に対する作動圧の給排を制御することに
より変速が実行されるように構成されていると共に、上
記摩擦要素として、締結用油圧室及び解放用油圧室を有
する摩擦要素が備えられ、且つ、上記解放用油圧室内に
エアが吸い込まれていることを判定する判定手段と、該
判定手段でエアの吸込みが判定されたときは、判定され
ないときに比べて、上記解放用油圧室に作動圧を供給す
る変速時における該作動圧を高くする作動圧補正手段と
が備えられる。
記のようなバンドブレーキ式の摩擦要素の該解放用油圧
室に作動圧を供給して変速を実行しようとする場合に、
該油圧室内にエアが吸い込まれていると判定されると、
そのような判定がされていないときに比べて、上記作動
圧が高くされるから、摩擦要素に実際に作用する作動圧
が適正な値に維持され、混入エアによる作動圧の立ち上
がりの遅れが解消される。その結果、変速時間の長期化
及びそれに伴うドライブフィーリングの低下が回避され
る。
のみを有する第2の摩擦要素の該油圧室とを連通させ
て、上記解放用油圧室に作動圧を供給することによって
第2の摩擦要素を締結させる変速を実行しようとする場
合には、さらに、その締結側の第2の摩擦要素のスリッ
プ時間の長期化及びそれに伴う該第2の摩擦要素の耐久
性の低下が回避され、またバックアップタイマの満了時
に生じる該第2の摩擦要素の締結ショックの増大が回避
される。
込みが、前述したように、例えば該油圧室に通じる油路
が遮断されて該油圧室が半密閉状態であるときや、ある
いは該油路がドレインポートと連通して大気開放状態で
あるとき等、解放用油圧室に作動圧が供給されない状態
で該油圧室の容積が増大したときに起こり得るから、特
に、そのような状況が発生したことをもって、該解放用
油圧室内にエアが吸い込まれたと判定することができ
る。
油圧室が半密閉状態であるときに比べて大気開放状態で
あるときのほうが吸込み負荷が小さいから多くなる。し
たがって、エアの吸込み原因がこれらのいずれであるか
が判明しているときは、それに応じて作動圧の増大量を
変更するとよい。例えば、前者が主たる原因であるとき
は作動圧の増大量を小さくし、後者が主たる原因である
ときは作動圧の増大量を大きくする。
給されたときには、それまで混入していたエアがその圧
力で作動油ないし油圧室内から押し出され得るから、特
に、そのような状況が発生したことをもって、該解放用
油圧室内へのエアの吸込み判定を解除することができ
る。
一の態様としては、例えば、該作動圧の棚圧、すなわち
変速動作中における油圧を増大することが挙げられる。
摩擦要素に実際に作用する作動圧が変速動作中継続して
適正な値に維持され、これにより、混入エアによる作動
圧の立ち上がりの遅れが解消される。
他の態様としては、例えば、該作動圧のプリチャージ期
間、すなわち油路を全開にして作動圧を所定油圧まで全
速で油圧室内に供給する期間を延長することが挙げられ
る。作動圧が摩擦要素へ長い期間速やかに供給され、こ
れにより、混入エアによる作動圧の立ち上がりの遅れが
解消される。
ちは、作動圧は、例えば回転数のフィードバック制御等
の他の制御に用いられることがあるから、特にそのよう
な場合には、プリチャージ期間は、イナーシャフェーズ
の開始時点まで延長することを限度とする。プリチャー
ジ期間の延長がイナーシャフェーズ開始後に行なわれる
他の制御の支障となることを回避しながら、該プリチャ
ージの利点が最大限に活用される。
期間の延長のいずれを用いて作動圧を高くするかを、例
えばエンジンのスロットル開度等で表されるエンジン負
荷に応じて使い分けるようにするとよい。エンジンない
し車両の運転状態に則したより適正な制御が達成され
る。
きは、棚圧を大きくすることによって作動圧を高くする
ほうを選択し、逆に、エンジン負荷が相対的に大きいと
きには、プリチャージ期間を長くすることによって作動
圧を高くするほうを選択する。
急減すると、アップシフト変速、とりわけ回転数が変速
前後で大きく変化するいわゆる飛越しのアップシフト変
速が生じる。このようなときには、変速動作を相対的に
緩やかに行なって、急激な回転数変化を回避することが
好ましい。それゆえ、飛越しアップシフト変速が生じ得
るエンジン負荷の相対的に小さいときには、作動圧の増
大が相対的に緩やかな棚圧を大きくするほうを採用し
て、変速動作を相対的に緩やかに進行させる。
求時には、変速動作を相対的に速やかに行なって、加速
要求に対する応答性を高めることが好ましい。それゆ
え、加速要求を示すエンジン負荷の相対的に大きいとき
には、作動圧の増大が相対的に速やかなプリチャージ期
間を長くするほうを採用して、変速動作を相対的に速や
かに進行させる。
作動圧を増減補正することにより変速時間の適正化を図
る学習制御が行なわれることがあるが、解放用油圧室内
へのエアの吸込みが判定されているときは、そのような
学習補正制御は行なわないようにすることが好ましい。
エアの吸込み判定があったときは、上記のように作動圧
を本来の値よりも高くする例外的な制御が実行される。
したがって、そのような例外的な変速制御が行なわれた
結果に基づいて学習補正をすると、その内容に大きな誤
差が含まれることになるから、そのような不具合を回避
する目的である。
本発明をさらに詳しく説述する。
動変速機10は、主たる構成要素として、トルクコンバ
ータ20と、該コンバータ20の出力により駆動される
変速歯車機構として隣接配置された第1、第2遊星歯車
機構30,40と、これらの遊星歯車機構30,40の
動力伝達経路を切り換えるクラッチやブレーキ等の複数
の摩擦要素51〜55及びワンウェイクラッチ56とを
有し、Dレンジの1〜4速、Sレンジの1〜3速、Lレ
ンジの1〜2速、及びRレンジでの後退速が実現可能と
されている。
1に連結されたケース21内に固設されたポンプ22
と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22に
より作動油を介して駆動されるタービン23と、ポンプ
22とタービン23との間に介設され且つ変速機ケース
11にワンウェイクラッチ24を介して支持されてトル
ク増大作用を行うステータ25と、上記ケース21とタ
ービン23との間に設けられ、該ケース21を介してエ
ンジン出力軸1とタービン23とを直結するロックアッ
プクラッチ26とを備え、タービン23の回転がタービ
ンシャフト27を介して遊星歯車機構30,40側に出
力される。
は、該コンバータ20のケース21を介してエンジン出
力軸1により駆動されるオイルポンプ12が配置されて
いる。
ずれも、サンギヤ31,41と、このサンギヤ31,4
1に噛み合った複数のピニオン32…32,42…42
と、これらのピニオン32…32,42…42を支持す
るピニオンキャリヤ33,43と、ピニオン32…3
2,42…42に噛み合ったリングギヤ34,44とを
有する。
歯車機構30のサンギヤ31との間にフォワードクラッ
チ51が、タービンシャフト27と第2遊星歯車機構4
0のサンギヤ41との間にリバースクラッチ52が、ま
た、タービンシャフト27と第2遊星歯車機構40のピ
ニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ53がそれ
ぞれ介設されていると共に、第2遊星歯車機構40のサ
ンギヤ41を固定する2−4ブレーキ54が備えられて
いる。
ヤ34と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43
とが連結されて、これらと変速機ケース11との間にロ
ーリバースブレーキ55とワンウエイクラッチ56とが
並列に配置されていると共に、第1遊星歯車機構30の
ピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40のリング
ギヤ44とが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。
構60を構成するアイドルシャフト61上の第1中間ギ
ヤ62に噛み合わされていると共に、該アイドルシャフ
ト61上の第2中間ギヤ63と差動装置70の入力ギヤ
71とが噛み合わされて、上記出力ギヤ13の回転が差
動装置70のデフケース72に入力され、該差動装置7
0を介して左右の車軸73,74が駆動される。
を除く摩擦要素51〜53,55は、それぞれ単一の油
圧室を有し、該油圧室に作動圧が供給されているときに
締結され、作動圧が供給されていないときに解放され
る。
に示すように、作動圧が供給される油圧室として、締結
用油圧室(以下「締結室」という)54aと、解放用油
圧室(以下「解放室」という)54bとを有するサーボ
シリンダ54cを用いたバンドブレーキ式の摩擦要素で
ある。
速機ケース11と該ケース11に固着されたカバー部材
54dとで上記サーボシリンダ54cを構成し、該シリ
ンダ54c内にピストン54eを嵌合して、その両側の
空間を上記締結室54aと解放室54bとに画成した構
成である。図中鎖線で示す被制動部材であるドラムの周
囲にブレーキバンド54fが巻き掛けられ、該バンド5
4fの一端側に、ケース11に組み付けられた固定ステ
ム54gが、他端側に、上記ピストン54eに取り付け
られ且つケース11に形成された貫通孔54hを摺動自
在に挿通する可動ステム54iがそれぞれ係合されてい
る。解放室54b内には、該解放室54bの容積を増大
させる方向、つまりブレーキバンド54fの緩め側にピ
ストン54eを付勢するスプリング54jが収納されて
いる。
されているときにのみ、上記ピストン54eが、該作動
圧によりスプリング54jの付勢力に抗して締結室54
aの容積を増大させる方向に移動し、これにより、この
2−4ブレーキ54が締結される一方で、解放室54b
にだけ作動圧が供給されているとき、両室54a,54
bとも作動圧が供給されているとき、又は両室54a,
54bとも作動圧が供給されていないときには、上記ピ
ストン54eが、解放室54bに供給された作動圧やス
プリング54jの付勢力によって解放室54bの容積を
増大させる方向に移動し、これにより、この2−4ブレ
ーキ54が解放される。
油圧制御回路100には、オイルポンプ12から吐出さ
れた作動油の圧力を所定の油圧に調整してライン圧を生
成するレギュレータバルブ101と、手動操作によって
レンジの切り換えを行うためのマニュアルバルブ102
と、変速時に作動して各摩擦要素51〜55の油圧室に
通じる油路を切り換えるローリバースバルブ103、バ
イパスバルブ104、3−4シフトバルブ105、及び
ロックアップコントロールバルブ106と、これらのバ
ルブ103〜106を作動させるための第1、第2ON
−OFFソレノイドバルブ(以下「第1、第2SV」と
いう)111,112と、第1SV111からの作動圧
の供給先を切り換えるソレノイドリレーバルブ(以下
「リレーバルブ」という)107と、各摩擦要素51〜
55の油圧室に対する作動圧を生成、調整、排出する第
1〜第3デューティソレノイドバルブ(以下「第1〜第
3DSV」という)121,122,123とが備えら
れている。
きに上流側の油路と下流側の油路とを連通させ、OFF
のときに遮断する。第1〜第3DSV121〜123は
OFFのとき、すなわちデューティ率(1ON−OFF
周期におけるON時間の比率)が0%のときに全開とな
って上流側の油路と下流側の油路とを完全に連通させ、
ONのとき、すなわちデューティ率が100%のときに
全閉となって完全に遮断する。そして、その中間のデュ
ーティ率で、上流側の油圧を元圧として、そのデューテ
ィ率に応じた値に調整した作動圧を下流側に供給する。
なお、遮断時には下流側の作動圧はドレインされる。
イン圧は、メインライン200を介してソレノイドレデ
ューシングバルブ(以下「レデューシングバルブ」とい
う)108、マニュアルバルブ102、及び3−4シフ
トバルブ105に供給される。レデューシングバルブ1
08に供給されたライン圧は、該バルブ108によって
一定圧に減圧されたうえで、ライン201,202を介
して第1、第2SV111,112に供給される。マニ
ュアルバルブ102に供給されたライン圧は、D,S,
Lの各前進レンジで、第1出力ライン211を介して第
1DSV121に、また第2出力ライン212を介して
第2DSV122、第3DSV123、及び3−4シフ
トバルブ105に供給され、Rレンジで、第1出力ライ
ン211を介して第1DSV121に、また第3出力ラ
イン213を介してローリバースバルブ103及びバイ
パスバルブ104に供給され、Nレンジで、第3出力ラ
イン213を介してローリバースバルブ103及びバイ
パスバルブ104に供給される。
イクラッチ56の作動状態を、表2に第1、第2SV1
11,112及び第1〜第3DSV121〜123の作
動状態をそれぞれ変速段毎に示す。表1中、(○)は締
結していることを示し、表2中、(○)は第1、第2S
V111,112ではON、第1〜第3DSV121〜
123ではOFF、(×)は第1、第2SV111,1
12ではOFF、第1〜第3DSV121〜123では
ONであることを示す。
すように、第3DSV123により、作動圧がライン2
28、ロックアップコントロールバルブ106、及びフ
ォワードクラッチライン219を介してフォワードクラ
ッチ51の油圧室にフォワードクラッチ圧として供給さ
れ、これにより表1に示すようにフォワードクラッチ5
1が締結される。
らに、第1DSV121により、作動圧がライン21
4、ローリバースバルブ103、及びサーボアプライラ
イン215を介して2−4ブレーキ54の締結室54a
にサーボアプライ圧として供給され、これにより表1に
示すようにさらに2−4ブレーキ54が締結される。
らに、第2DSV122により、作動圧がライン22
2,223、ローリバースバルブ103、ライン22
4,225、3−4シフトバルブ105、及びサーボリ
リースライン221を介して2−4ブレーキ54の解放
室54bにサーボリリース圧として供給され、これによ
り表1に示すように2−4ブレーキ54が解放されると
共に、上記作動圧がライン226、バイパスバルブ10
4、及び3−4クラッチライン227を介して3−4ク
ラッチ53の油圧室に3−4クラッチ圧として供給さ
れ、これにより表1に示すように3−4クラッチ53が
締結される。
らに、第1SV111により、一定圧がライン203、
リレーバルブ107、ライン205を介して3−4シフ
トバルブ105の制御ポート105aに供給され、これ
により該バルブ105のスプールが図面上(以下同様)
右側に移動し、その結果、サーボリリースライン221
がフォワードクラッチライン219から分岐されたライ
ン220に接続され、2−4ブレーキ54の解放室54
bとフォワードクラッチ51の油圧室とが連通する。こ
のとき、第3DSV123が作動圧の生成を停止するこ
とにより、2−4ブレーキ54の解放室54b内のサー
ボリリース圧とフォワードクラッチ51の油圧室内のフ
ォワードクラッチ圧とがともにロックアップコントロー
ルバルブ106及びライン228を介して第3DSV1
23からドレインされ、これにより表1に示すように2
−4ブレーキ54が締結されると共にフォワードクラッ
チ51が解放される。
ように、第3DSV123により、作動圧がライン22
8、ロックアップコントロールバルブ106、及びフォ
ワードクラッチライン219を介してフォワードクラッ
チ51の油圧室にフォワードクラッチ圧として供給さ
れ、これにより表1に示すようにフォワードクラッチ5
1が締結される。また、第1SV111により、一定圧
がライン203、リレーバルブ107、ライン204を
介してバイパスバルブ104の制御ポート104aに供
給され、これにより該バルブ104のスプールが左側に
移動する。さらに、第2SV112により、一定圧がラ
イン206、バイパスバルブ104、及びライン208
を介してローリバースバルブ103の制御ポート103
aに供給され、これにより該バルブ103のスプールが
左側に移動する。その結果、第1DSV121で生成さ
れた作動圧が、ライン214、ローリバースバルブ10
3、及びローリバースブレーキライン216を介してロ
ーリバースブレーキ55の油圧室にローリバースブレー
キ圧として供給され、これにより表1に示すようにロー
リバースブレーキ55が締結されて、エンジンブレーキ
が作動するLレンジの1速が得られる。
に、第1、第2SV111,112及び第1〜第3DS
V121〜123の全てが作動する。ただし、第2、第
3DSV122,123については、第2出力ライン2
12からの元圧の供給がマニュアルバルブ102により
停止されているから作動圧を生成することはない。
1,112が作動するから、Lレンジの1速の場合と同
様に、バイパスバルブ104のスプールが左側に移動
し、これに伴ってローリバースバルブ103のスプール
が左側に移動する。そして、この状態で、第1DSV1
21で生成された作動圧が、ライン214、ローリバー
スバルブ103、及びローリバースブレーキライン21
6を介してローリバースブレーキ55の油圧室にローリ
バースブレーキ圧として供給され、これにより表1に示
すようにローリバースブレーキ55が締結される。
ブ102から第3出力ライン213にライン圧が導入さ
れる。このライン圧は、ローリバースバルブ103、及
びリバースクラッチライン230を介してリバースクラ
ッチ52の油圧室にリバースクラッチ圧として供給さ
れ、これにより表1に示すようにリバースクラッチ52
が締結される。
に、第1、第2SV111,112及び第1〜第3DS
V121〜123の全てが非作動状態とされる。しか
し、このNレンジでも、Rレンジと同じく、マニュアル
バルブ102から第3出力ライン213にライン圧が導
入されるから、ローリバースバルブ103のスプールが
左側に移動して、リバースクラッチ52が締結される。
のように、2−4ブレーキ54が締結される2速及び4
速では、作動圧は、該2−4ブレーキ54の締結室54
aにのみ供給され、解放室54bには供給されない。ま
た、この2−4ブレーキ54が解放される1速では、作
動圧は、締結室54a及び解放室54bのいずれにも供
給されず、3速では、締結室54a及び解放室54bの
いずれにも供給される。さらに、同じくこの2−4ブレ
ーキ54が締結されないLレンジの1速、Rレンジ、N
レンジにおいても、作動圧は、締結室54a及び解放室
54bのいずれにも供給されない。
はLレンジの1速への変速時、又はRレンジもしくはN
レンジへの変速時には、いずれも、2−4ブレーキ54
の解放室54bにサーボリリース圧が供給されない状態
で、締結室54aからサーボアプライ圧が排出されて上
記解放室54bの容積が増大することになる。それゆ
え、該解放室54b内へのエアの吸込み現象が起こっ
て、そのエアが該解放室54b内の作動油に混入してし
まう。
ルブ103のスプールが右側に移動しているから、解放
室54bは、サーボリリースライン221、3−4シフ
トバルブ105、ライン225,226、バイパスバル
ブ104、及び3−4クラッチライン227を介して3
−4クラッチ53に接続されると共に、ライン224、
ローリバースバルブ103、及びライン223,222
を介して第2デューティソレノイドバルブ122に接続
され、半密閉状態となる。したがって、2速又は4速か
らこの1速への変速時には、エアは、例えば、図2に矢
印で示したように、専ら主として変速機ケース11の貫
通孔54hと可動ステム54iとの隙間を通って相対的
に少量だけ解放室54b内に吸い込まれる。
もしくはNレンジでは、ローリバースバルブ103のス
プールが左側に移動しているから、解放室54bは、サ
ーボリリースライン221、3−4シフトバルブ10
5、及びライン225,226,224を介してローリ
バースバルブ103のドレインポート103bに接続さ
れ、大気開放状態となる。したがって、2速又は4速か
らこれらのLレンジの1速又はRレンジもしくはNレン
ジへの変速時には、エアは、例えば、図8〜図10に矢
印で示したように、専ら主としてローリバースバルブ1
03のドレインポート103bから上記油路等を介して
相対的に大量に解放室54b内に吸い込まれる。
−4ブレーキ54の解放室54b内にエアが吸い込まれ
た状態のままで、次に、該解放室54bに再びサーボリ
リース圧を供給する変速を実行しようとすると、その供
給した油圧がエアに吸収される結果、該サーボリリース
圧の立ち上がりが遅くなり、変速時間が長期化してドラ
イブフィーリングが低下する等、種々の不具合が発生す
ることになる。
ボリリース圧の供給を伴う変速のうち特に問題の大きい
ものとしては、1速から3速への変速、2速から3速へ
の変速、及び2速から4速への変速等が挙げられる。こ
れら以外の変速、例えば、4速から3速への変速では、
単に3−4シフトバルブ105のスプールの位置が右側
から左側に移動する結果、それまでにおいても3−4ク
ラッチ53に供給されていた作動圧がサーボリリースラ
イン221を介して開放室54bにも併せて供給される
ようになるだけであるから、エア混入に起因する不具合
は顕著には現れない。また、Lレンジの1速又はRレン
ジもしくはNレンジから3速への変速は、いずれも生じ
る可能性が極めて少ない。
速への変速は、2−4ブレーキ54を締結させたまま、
フォワードクラッチ51を解放し、3−4クラッチ53
を締結させる変速であるが、この変速は、第2DSV1
22によって作動圧を3−4クラッチ53の油圧室と2
−4ブレーキ54の解放室54bとの両方に供給してい
る途中で、3−4シフトバルブ105のスプールを左側
から右側に移動させ、これにより、以降は該作動圧を3
−4クラッチ53のみに供給し、一方の2−4ブレーキ
54の解放室54bはフォワードクラッチ51の油圧室
と連通させてこれらの油圧室内の油圧を一緒に第3DS
V123から排出する動作を行なうものである。
の1−3変速、2−3変速は、いずれも、解放室54b
へのサーボリリース圧の供給を伴う変速であり、特に、
該解放室54bと連通している3−4クラッチ53の油
圧室への3−4クラッチ圧の立ち上がりが遅れる等、3
−4クラッチ53側でエア混入に起因する不具合が顕著
化する変速である。
供給されたときには、それまで混入していたエアがその
圧力で作動油ないし解放室54b内から押し出されるか
ら、基本的には、上記の1−3変速、2−3変速、又は
2−4変速のいずれかが実行されたときは、エア混入に
起因する不具合の発生する可能性は解消されたものと考
えられる。ただし、前述したように、2−4変速におい
ては、第2DSV122で生成された作動圧を2−4ブ
レーキ54の解放室54bに変速動作の途中までしか供
給せず、混入エアを完全に押し出す程度の充分高い作動
圧が該解放室54bには最後まで供給されないから、こ
の2−4変速を、上記不具合を解消することのできる変
速のうちから除外してもよい。
には、上記のような知見に基づき、必要時に、エア混入
に起因する種々の不具合を解消する制御を行なうコント
ロールユニット300が備えられている。このコントロ
ールユニット300は、車速を検出する車速センサ30
1、エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開
度センサ302、エンジン回転数を検出するエンジン回
転数センサ303、運転者によって選択されたシフト位
置(レンジ)を検出するシフト位置センサ304、トル
クコンバータ20におけるタービン23の回転数を検出
するタービン回転数センサ305等からの信号を入力
し、これらのセンサ301〜305からの信号が示す当
該車両ないしエンジンの運転状態等に応じて、油圧制御
回路100における第1、第2SV111,112、及
び第1〜第3DSV121〜123の作動を制御する。
数センサ305は変速機ケース11に取り付けられ、そ
の先端部がタービンシャフト27と一体的に回転するフ
ォワードクラッチ51のドラム51aの外周面に対向す
る。そして、該ドラム51aの外周面に設けられたスプ
ラインによって生じる磁場の周期的変化を検知すること
によりタービンシャフト27の回転数を検出する。
具体的制御動作の一例を説明する。
へのエアの吸込み判定は、図13に示すフローチャート
に従って行なわれ、ステップS1で、2−4ブレーキ5
4の解放室54bに作動圧が供給されない状態で該2−
4ブレーキ54が解放されたか否かを判定し、YESの
ときは、ステップS2で、そのときのローリバースバル
ブ103のスプールの位置を判定する。その結果、右側
に移動していた場合は、ステップS3で、エア吸込みフ
ラグFaを1にセットし、左側に移動していた場合は、
ステップS4で、エア吸込みフラグFaを2にセットす
る。一方、ステップS1の判定条件に合致する状況が発
生しなかったときは、ステップS5で、エア吸込みフラ
グFaを0にリセットする。
述したように、2−1変速又は4−1変速が起こったと
きには、エア吸込みフラグFaが1にセットされ、2−
L1変速、4−L1変速、2−R変速、4−R変速、2
−N変速、又は4−N変速が起こったときには、エア吸
込みフラグFaが2にセットされることになる。
に示すフローチャートに従って行なわれ、ステップS1
1で、3−4シフトバルブ105のスプールが継続して
左側に移動している状態で3−4クラッチ53が締結さ
れたか否が判定され、YESのときは、ステップS12
で、上記エア吸込みフラグFaを0にリセットする。
述したように、1−3変速又は2−3変速が起こったと
きには、エア吸込みフラグFaが0にリセットされるこ
とになる。
場合の一例として2−1変速時における各種パラメータ
の経時変化を図15に、2にセットされる場合の一例と
して2−N変速時におけるそれを図16に、0にリセッ
トされる場合の一例として2−3変速時におけるそれを
図17にそれぞれ示した。
へのサーボリリース圧の供給を伴う変速のうち、1−3
変速時の制御、特に、該サーボリリース圧を生成する第
2DSV122の制御動作を図18、図19に示すフロ
ーチャートに従って説明する。この1−3変速のような
飛越しのアップシフト変速は専らスロットル開度の急減
に伴って起き、変速前後におけるタービン回転数の変化
が比較的大きい変速である。
が全閉か否かを判定して、YESのときは、ステップS
22で、変速前のタービン回転数(Nt’)に応じた油
圧(Pi)を計算する一方、NOのときには、ステップ
S23で、目標タービン回転変化率(dNto)に応じ
た油圧(Pi)を計算する。さらに、ステップS24
で、目標タービントルク(Tro)に応じた油圧(P
t)を計算する。そして、最終的には、ステップS30
でこれらの油圧(Pi),(Pt)を足し合わせること
により、変速の初期段階で解放室54bに供給するベー
ス油圧の初期値(Pb’)を求めるのであるが、その前
に、ステップS25〜S29にかけて、エア吸込みフラ
グFaの値に応じた増分油圧(Pz)の設定を行なう。
く、該フラグFaが2にセットされているときは、増分
油圧(Pz)を相対的に大きな正の値であるC1に設定
し、エアの吸込み量が相対的に少なく、該フラグFaが
1にセットされているときは、増分油圧(Pz)を相対
的に小さな正の値であるC2に設定し、エアの吸込みが
判定されていないときは、増分油圧(Pz)を0に設定
する。
(Pi),(Pt),(Pz)を足し合わせ、さらに、
変速時間を適正化することを目的として前回の変速時間
に基づき別途行なわれる学習補正制御で設定された学習
補正油圧(Pg)を加えることにより、ベース油圧の初
期値(Pb’)を求める。
が全閉でないときには、ステップS31で、タービン回
転変化率(dNt)が所定値C3よりも小さくなったと
判定されるまで、また一方、スロットル開度が全閉であ
るときには、ステップS31で、変速指令が出力されて
から所定時間(T)が経過したと判定されるまで、それ
ぞれ、ステップS32で、解放室54bに供給するサー
ボリリース圧のベース油圧(Pb)として用いられる。
テップS33で、そのように条件が満足された時点から
の経過時間(tim)毎に所定値C4を足し込んでいっ
た値が、解放室54bに供給するサーボリリース圧のベ
ース油圧(Pb)として用いられる。
で、これらのステップS32又はS33で設定されたベ
ース油圧(Pb)を実現するデューティ率が第2DSV
122に出力される。
うに、2−4ブレーキ54の解放室54bには、変速指
令が出力されてから上記所定時間(T)が経過するまで
は、ステップS30で算出された初期値(Pb’)が供
給され、上記所定時間(T)が経過したのちは、ベース
油圧(Pb)が所定値C4つづ徐々に上昇していって3
−4クラッチ53が完全に締結される。
みを判定したときは、判定しないときに比べて、増分油
圧(Pz)を加算することにより、上記解放室54b及
び3−4クラッチ53の油圧室に供給する作動圧を変速
動作中継続して高く設定するから、3−4クラッチ53
に実際に作用する作動圧が本来の適正な値に維持され、
混入エアによる作動圧の立ち上がりの遅れ、ないし3−
4クラッチ53の締結の遅れが解消される。それゆえ、
この1−3変速時間の長期化及びそれに伴うドライブフ
ィーリングの低下が回避されると共に、締結側の該3−
4クラッチ53のスリップ時間の長期化及びそれに伴う
該3−4クラッチ53の耐久性の低下が回避される。
ア吸込みフラグFaが2にセットされているときは、増
分油圧(Pz)として大きな値のC1を用い、エアの吸
込み量が相対的に少なく、エア吸込みフラグFaが1に
セットされているときには、増分油圧(Pz)として小
さな値のC2を用いるから、状況に応じたより緻密な制
御が実現する。
(Nt)の変化が比較的大きいこの1−3飛越しアップ
シフト変速時において、棚圧としてのベース油圧の初期
値(Pb’)を増分油圧(Pz)で調整するから、サー
ボリリース圧が相対的に緩やかに高められる。その結
果、変速動作が相対的に緩やかに進行し、タービン回転
数(Nt)の急激な変化が回避できる。
トル開度の急減に伴って起きる2−4飛越しアップシフ
ト変速の制御動作も、この1−3変速の制御動作に準じ
て行なわれる。
へのサーボリリース圧の供給を伴う変速のうち、2−3
変速時の制御動作を説明する。この2−3変速は、上記
1−3変速や2−4変速と同様にスロットル開度の減少
に伴って起きる場合と、アクセルペダルが踏み込まれ続
けるパワーオン時(加速要求時)に起きる場合とがあ
る。
御動作を図21、図22に示すフローチャートに従って
説明する。この場合の制御動作はほぼ上記1−3変速や
2−4変速の制御動作に準じて行なわれ、ステップS4
1で、スロットル開度が全閉か否かを判定して、YES
のときは、ステップS42で、変速前のタービン回転数
(Nt’)に応じた油圧(Pi)を計算する一方、NO
のときには、ステップS43で、目標タービン回転変化
率(dNto)に応じた油圧(Pi)を計算し、さら
に、ステップS44で、目標タービントルク(Tro)
に応じた油圧(Pt)を計算する。
て、エア吸込みフラグFaが2にセットされているとき
は、増分油圧(Pz)を相対的に大きな正の値であるC
5に設定し、1にセットされているときは、増分油圧
(Pz)を相対的に小さな正の値であるC6に設定し、
0にリセットされているときは、増分油圧(Pz)を0
に設定する。そして、最終的に、ステップS52で、こ
れらの油圧(Pi),(Pt),(Pz)及び学習補正
油圧(Pg)を足し合わせることにより、ベース油圧の
初期値(Pb’)を求めるのであるが、その前に、スロ
ットル開度が全閉でないときには、ステップS50で、
3−4クラッチ53が締結状態であるか否かを判定し、
その結果、3−4クラッチ53がすでに締結状態にある
ときには、ステップS51で、上記増分油圧(Pz)を
0に戻す。
には、後述するように、エア混入に対する別の方策とし
て、サーボリリース圧を速やかに立ち上げるプリチャー
ジ制御がイナーシャフェーズの開始時点まで延長して続
行されるから、そのような対策が行なわれている場合に
まで、3−4クラッチ53がすでに締結状態となったの
ちも増分油圧(Pz)を加算してサーボリリース圧を高
めるのはいきすぎであるからである。
には、ステップS53で、タービン回転変化率(dN
t)が所定値C7よりも小さくなったと判定されるま
で、つまりイナーシャフェーズが開始するまで、ステッ
プS54で、上記ベース油圧の初期値(Pb’)が解放
室54bに供給するサーボリリース圧のベース油圧(P
b)として用いられ、また一方、スロットル開度が全閉
であるときには、ステップS53で、変速指令が出力さ
れてから所定時間(T)が経過したと判定されるまで、
同じくステップS54で、上記初期値(Pb’)がサー
ボリリース圧のベース油圧(Pb)として用いられる。
テップS55で、そのように条件が満足された時点から
の経過時間(tim)毎に所定値C8を足し込んでいっ
た値が、サーボリリース圧のベース油圧(Pb)として
用いられ、いずれの場合も、ステップS56において、
これらのステップS54又はS55で設定されたベース
油圧(Pb)を実現するデューティ率が第2DSV12
2に出力されることになる。
ワーオン時の制御動作を図23に示すフローチャートに
従って説明する。まずステップS61で、上記制御に準
じて設定されるベース油圧の初期値(Pb’)が所定値
C9以下であると判定されているとき、又はエアの吸込
みがないと判定されているときには、ステップS62
で、プリチャージフラグFpが1にセットされているか
否かを判定する。このプリチャージフラグFpは、速や
かな作動圧の供給を目的として別途行なわれるプリチャ
ージ制御において、油路を全開にして作動圧を所定油圧
まで全速で油圧室内に供給すべきであると判断されてい
るときに1にセットされるフラグである。したがって、
このステップS62でプリチャージフラグFpが1であ
ると判定されたときには、ステップS63で、第2DS
V122にデューティ率0%を出力する。
グFpが1でないと判定されたときには、ステップS6
5,S66で、第1DSV121の制御が終了するま
で、該第1DSV121と同じデューティ率を第2DS
V122に出力する。すなわち、このパワーオン時の2
−3変速にあっては、単に第2DSV122で生成され
るサーボリリース圧だけを制御するのではなく、第1D
SV121で生成されるサーボアプライ圧もまた制御
し、これにより、2−4ブレーキ54の解放動作と3−
4クラッチ53の締結動作とが相互に良好なタイミング
で起こることを図り、またタービン回転数が円滑で速や
かに変化することを図っている。したがって、第1DS
V121と第2DSV122とでデューティ率を同じと
することにより、2−4ブレーキ54は3−4クラッチ
53の締結動作とほぼ同期して解放されていく。
定値C9より大きいと判定されたとき、又はエアの吸込
みがあると判定されたときには、ステップS61からS
64に進み、ここで、タービン回転変化率(dNt)が
所定値C7よりも小さくなったと判定されるまで、つま
りイナーシャフェーズが開始するまでは、上記ステップ
S63に進んで、第2DSV122にデューティ率0%
を出力する。そして、イナーシャフェーズが開始すれ
ば、上記ステップS65,S66に進んで、上記のよう
に第1DSV121の制御が終了するまで該第1DSV
121と同じデューティ率を第2DSV122に出力す
る。
の経時変化を図24に示す。図中、実線はスロットル開
度の減少による変速の場合を示し、鎖線はパワーオン時
の変速の場合を示す。
加速要求時に解放室54bへのエアの吸込みを判定した
ときは、増分油圧(Pz)を加算することによる作動圧
の増大ではなく、第2DSV122のデューティ率を0
%として作動圧を速やかに増大させるプリチャージ期間
を延長する制御が行なわれるから、サーボリリース圧が
相対的に速やかに高められる。その結果、変速動作が相
対的に速やかに進行し、加速要求に対する応答性が向上
する。
ャフェーズの開始を限度としたから、例えばイナーシャ
フェーズが開始したのちに第2DSV122のデューテ
ィ率を制御してタービン回転数(Nt)をフィードバッ
ク制御するような場合であっても、該フィードバック制
御が支障なく実行でき、且つプリチャージの利点が最大
限に活用されることになる。
って、当初、プリチャージが実行されたときは、3−4
クラッチ53の締結が判定された時点で、増分油圧(P
z)が0となる。
は、このように作動圧が本来の値よりも高くされる例外
的な変速制御が実行されるから、そのような例外的な変
速制御の結果に基づいて学習補正をするとその内容に大
きな誤差が含まれてしまう。したがって、エアの吸込み
判定中は、上記学習補正油圧(Pg)を設定する学習補
正制御については、これを禁止することが好ましい。
内へのエアの吸込み現象、特に、締結室と解放室とを有
する摩擦要素における該解放室内へのエアの吸込み現象
に起因する作動圧の立ち上がりの遅れ、ひいては締結動
作の遅れ、変速時間ないしスリップ時間の長期化等の種
々の不具合が解消される。本発明は、サーボシリンダを
用いたバンドブレーキ式の摩擦要素を備える自動変速機
を搭載する車両一般に広く好ましく適用可能である。
的構成を示す骨子図である。
を示す断面図である。
である。
である。
る。
ある。
ブに対する制御システム図である。
を示す断面図である。
解放室へのエアの吸込み判定の制御動作を示すフローチ
ャート図である。
チャート図である。
る。
ある。
ある。
作を示すフローチャート図である。
である。
変速時のサーボリリース圧の制御動作を示すフローチャ
ート図である。
である。
変速時のサーボリリース圧の制御動作を示すフローチャ
ート図である。
補正手段)
Claims (11)
- 【請求項1】 摩擦要素に対する作動圧の給排を制御す
ることにより変速が実行される自動変速機の制御装置で
あって、上記摩擦要素として、締結用油圧室及び解放用
油圧室を有する摩擦要素が備えられていると共に、上記
解放用油圧室内にエアが吸い込まれていることを判定す
る判定手段と、該判定手段でエアの吸込みが判定された
ときは、判定されないときに比べて、上記解放用油圧室
に作動圧を供給する変速時における該作動圧を高くする
作動圧補正手段とが備えられていることを特徴とする自
動変速機の制御装置。 - 【請求項2】 摩擦要素に対する作動圧の給排を制御す
ることにより変速が実行される自動変速機の制御装置で
あって、上記摩擦要素として、締結用油圧室及び解放用
油圧室を有する第1の摩擦要素と、上記解放用油圧室と
連通する油圧室を有する第2の摩擦要素とが備えられて
いると共に、上記解放用油圧室内にエアが吸い込まれて
いることを判定する判定手段と、該判定手段でエアの吸
込みが判定されたときは、判定されないときに比べて、
上記解放用油圧室に作動圧を供給することにより第2の
摩擦要素を締結する変速時における該作動圧を高くする
作動圧補正手段とが備えられていることを特徴とする自
動変速機の制御装置。 - 【請求項3】 判定手段は、解放用油圧室に作動圧が供
給されない状態で該油圧室の容積が増大したことをもっ
て該油圧室内にエアが吸い込まれたと判定することを特
徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項4】 判定手段は、解放用油圧室に作動圧が供
給されたことをもって該油圧室内へのエアの吸込み判定
を解除することを特徴とする請求項3に記載の自動変速
機の制御装置。 - 【請求項5】 作動圧補正手段は、解放用油圧室に供給
する作動圧の棚圧を大きくすることにより作動圧を高く
することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制
御装置。 - 【請求項6】 作動圧補正手段は、解放用油圧室に供給
する作動圧のプリチャージ期間を長くすることにより作
動圧を高くすることを特徴とする請求項1に記載の自動
変速機の制御装置。 - 【請求項7】 作動圧補正手段は、プリチャージ期間を
イナーシャフェーズの開始まで延長することを特徴とす
る請求項6に記載の自動変速機の制御装置。 - 【請求項8】 作動圧補正手段は、解放用油圧室に供給
する作動圧の棚圧を大きくすることにより、又はプリチ
ャージ期間を長くすることにより作動圧を高くすると共
に、エンジン負荷を検出するエンジン負荷検出手段が備
えられ、作動圧補正手段は、この検出手段で検出された
エンジン負荷に応じて、いずれによる作動圧の増大を行
なうかを選択することを特徴とする請求項1に記載の自
動変速機の制御装置。 - 【請求項9】 作動圧補正手段は、エンジン負荷検出手
段で検出されたエンジン負荷が所定値より小さいとき
は、棚圧を大きくすることによる作動圧の増大を行なう
ことを特徴とする請求項8に記載の自動変速機の制御装
置。 - 【請求項10】 作動圧補正手段は、エンジン負荷検出
手段で検出されたエンジン負荷が所定値より大きいとき
は、プリチャージ期間を長くすることによる作動圧の増
大を行なうことを特徴とする請求項8に記載の自動変速
機の制御装置。 - 【請求項11】 変速結果に基づいて作動圧の学習補正
を行なう学習手段が備えられ、解放用油圧室内へのエア
の吸込みが判定されたときは、この学習手段は、上記学
習補正を行なわないことを特徴とする請求項1に記載の
自動変速機の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2030499A JP4192322B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 自動変速機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2030499A JP4192322B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 自動変速機の制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000213638A true JP2000213638A (ja) | 2000-08-02 |
| JP4192322B2 JP4192322B2 (ja) | 2008-12-10 |
Family
ID=12023423
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| JP2030499A Expired - Fee Related JP4192322B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 自動変速機の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4192322B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8306708B2 (en) | 2008-09-03 | 2012-11-06 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Control device for vehicular automatic transmission |
| WO2016006346A1 (ja) * | 2014-07-09 | 2016-01-14 | ジヤトコ株式会社 | 無段変速機の制御装置 |
| US9939063B2 (en) | 2014-07-09 | 2018-04-10 | Jatco Ltd | Control device for continuously variable transmission |
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| JP4192322B2 (ja) | 2008-12-10 |
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