JP2000214528A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2000214528A
JP2000214528A JP11331701A JP33170199A JP2000214528A JP 2000214528 A JP2000214528 A JP 2000214528A JP 11331701 A JP11331701 A JP 11331701A JP 33170199 A JP33170199 A JP 33170199A JP 2000214528 A JP2000214528 A JP 2000214528A
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light
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crystal panel
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JP11331701A
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English (en)
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Masataka Shirato
昌孝 白土
Yoshinori Motomiya
佳典 本宮
Hiroshi Shimura
啓 志村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型にして十分な拡大像を実現できるととも
に、消費電力を増大することなく表示画像全体にわたっ
て高輝度化及び輝度の均一化を実現できる表示装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】液晶表示装置1は、有効表示領域を備えた
液晶パネル101と、有効表示領域より大きい画像表示
領域を備えた表示スクリーン701と、複数の領域に区
分された有効表示領域の各領域を表示スクリーン上に拡
大結像する拡大結像光学系501と、液晶パネル101
を平行光で照明するバックライト装置301とを有して
いる。バックライト装置301は、直線状の光源370
と、この光源370と対向するように反射板380が設
けられている。反射板380は、光源370から出射さ
れた光を液晶パネル面上で照度分布が一様となるように
反射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置に係
り、特に大面積にわたって良好な表示画像が得られる直
視型の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置に代表される平面表示装置
は、軽量、薄型、低消費電力の特徴を生かして各種分野
で利用されるようになってきた。中でも、パーソナル・
コンピュータに代表される携帯情報機器には、液晶表示
装置が多用されている。
【0003】しかしながら、このような液晶表示装置で
は、ガラス等の絶縁性基板が用いられているが、その基
板の制約、装置の制約等から20インチ以上の大表示面
積を実現することは困難であった。
【0004】そこで、複数の液晶パネルを貼り合わせて
大表示領域を形成する技術が特開平8−146455号
公報等で知られている。
【0005】しかしながら、このような表示パネルの貼
り合わせによる大表示画面化は、その継目が視認される
ことから改良が求められていた。
【0006】
【発明が解決しよとする課題】このような中、例えば特
開平5−188340号公報あるいは特開平9ー967
04号公報に開示される技術が知られている。
【0007】これは、液晶パネルの表示画像を拡大投影
するに際し、表示画像を複数の領域に区分し、各領域に
対応した等倍結像光学系を配置して表示画像を導くとと
もに、その光路上に拡大光学系を配置してスクリーン上
に拡大し結像させるものである。
【0008】しかしながら、上述した技術は、液晶パネ
ルの表示画像を単一の拡大光学系により拡大投影するた
め、十分な拡大倍率を実現するためには、光路を比較的
長くとる必要があり、このため直視型の表示装置として
は装置寸法が大きくなることから不向きである。
【0009】また、上述した技術では、液晶パネルを照
明するバックライト装置は、例えば、導光板と、この導
光板の端面に配置される冷陰極管とによって構成され
る。例陰極線管からの光は、導光板を介して液晶パネル
に向けて出射される。このとき、導光板から出射される
光は、指向性が不十分、すなわち強い拡散性を有するた
め、プリズムシート等により、ある程度指向性が補正さ
れてから液晶パネルに案内される。
【0010】しかしながら、このようなプリズムシート
による指向性の補正には、限界があり、結果的に、液晶
パネルを通過して表示される画像の輝度は、不均一とな
る。しかも、十分な指向性を有していない光は、スクリ
ーンまで導かれる途中の光学系を通過する際に、一部が
光学系から逸れてしまい、結果的に、スクリーン上に表
示される表示画像の輝度が不十分となるおそれがある。
表示画像の輝度を向上するために、液晶パネルを照明す
るバックライトの光強度を増大することが考えられる
が、これにともなって消費電力も増大するといった問題
が生じる。また、不所望な迷光は、コントラストを低下
させる原因となる。
【0011】この発明は、上述した技術課題に対処して
成されたものであり、小型にして十分な拡大像を実現で
きるとともに、消費電力を増大することなく表示画像全
体にわたって高輝度化及び輝度の均一化を実現できる表
示装置を提供することを目的とする。
【0012】また、この発明は、小型にして十分な拡大
像を実現できるとともに、コントラストに優れた表示装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、所定の有効表示領域を備
えた表示パネルと、前記表示パネルの前記有効表示領域
よりも大きい画像表示領域を備えた表示スクリーンと、
前記表示パネルと前記表示スクリーンとの間に配置され
るとともに、複数のレンズが並置配列されたレンズアレ
イを複数有し、前記表示パネルの前記表示領域の像を前
記表示スクリーン上に拡大正立結像させる複数のチャネ
ルを備えた拡大結像光学系と、前記表示パネルを照明す
る照明手段と、を備え、前記表示パネルの主表面に直交
する所定面における前記照明手段からの光の輝度分布の
半値幅より求められる前記表示パネルの前記主表面の法
線方向に対する角度をθH1としたときのsinθH1
を、前記拡大結像光学系の有効FナンバーをFとしたと
きに1/Fよりも小さく設定することを特徴とする表示
装置を提供するものである。
【0014】この発明の表示装置によれば、レンズアレ
イから成る拡大結像光学系が、それ自体で拡大能を有し
ているため、短い光路長でクロストークのない拡大像を
得ることができる。
【0015】また、この発明の表示装置によれば、表示
パネルの主表面に直交する所定面における照明手段から
の光の輝度分布の半値幅より求められる表示パネルの主
表面の法線方向に対する角度をθHとし、また、照明手
段から出射される光をガウス分布に基づくものと仮定す
ると、輝度は、角度θの関数として次式で近似される。
【0016】 I(θ)=I0・exp{-(ln2)・(sin2θ/sin2θH)} また、拡大結像光学系の有効F値を1/(2sinθ)
として、有効な角度範囲がθである拡大結像光学系を通
過する効率ηは、次式で近似される。
【0017】η=1−2**{-1/(4F2・sin2θH)}
(**は、ベキ数) これによれば、表示装置として必要な利用効率を確保す
るためには、sinθHが1/Fよりも小さくなるθH
に設定される必要がある。
【0018】例えば、このsinθHを、表示パネルの
主表面に直交する各面において、1/Fよりも小さくな
るθHに設定することにより、光利用効率は、20%近
くを確保することができる。さらに、sinθHが1/
2Fよりも小さくなるθHに設定されることにより、光
利用効率は、50%以上確保することができ、良好な表
示輝度が得られる。
【0019】なお、このことは、実験の結果と略一致し
ていることが確認された。
【0020】このθHは、上述したように、表示パネル
の主表面に直交する各面において、sinθHが所定の
値よりも小さいことが望ましいが、少なくとも一所定面
において、所定の値よりも小さく設定される、すなわち
異方性を有するものであっても構わない。
【0021】このような構成とすることにより、消費電
力を増大することなく表示画像全体にわたって高輝度化
及び輝度の均一化を実現できるとともに、コントラスト
に優れた表示装置を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の一実施の形態
の表示装置として、液晶表示装置を例にとり図面を参照
して詳細に説明する。
【0023】この液晶表示装置1は、図1に示すよう
に、表示パネルとしての液晶パネル101と、図示しな
いがこの液晶パネル101に駆動信号を供給する駆動回
路基板と、液晶パネル101の裏面側に配置される照明
手段としてのバックライト装置301と、液晶パネル1
01の前面に配置される光路偏向手段401と、第1乃
至第5レンズアレイ511,…,515から成る拡大結
像光学系としてのレンズアレイ群501と、拡大レンズ
601と、この拡大レンズ601の前面に配置される表
示スクリーン701とを備えて構成される。
【0024】まず、液晶パネル101は、対角12イン
チサイズで(1024×3)×768の表示画素を備え
た有効表示領域PSを含む。この液晶パネル101は、
上述した高精細化を実現するために、図2に示すように
各画素を制御するスイッチ素子として多結晶シリコン
(p−Si)薄膜が活性層に用いられた薄膜トランジス
タ(TFT)121を備えるアレイ基板111と、アレ
イ基板111に対向配置された対向基板151と、アレ
イ基板111と対向基板151との間に、それぞれ配向
膜183a,183bを介して保持されるTN液晶層1
91とを含む。また、それぞれの基板111,151の
外表面には、透過軸が互いに直交するように偏向板18
5a,185bが配置されている。
【0025】カラー表示を実現するのであれば、カラー
フィルタをアレイ基板111上、あるいは対向基板15
1上に形成することができ、また各フィールド期間を各
色期間に分割して駆動することにより表示することもで
きるが、ここではアレイ基板111上にカラーフィルタ
181が形成されている。
【0026】更に詳しく説明すると、アレイ基板111
は、ガラスからなる0.7mm厚の透明絶縁基板113
上に、図示しないがマトリクス状に配置される1024
×3本の信号線及び768本の走査線と、信号線と走査
線との交点近傍に配置されるスイッチ素子としてのTF
T121と、TFT121に接続されITOから構成さ
れる画素電極131とを備えて構成される。
【0027】このTFT121は、チャネル領域123
cと、このチャネル領域123cを挟んで配置されるソ
ース及びドレイン領域123s,123dを備えた多結
晶シリコン(p−Si)膜123と、このp−Si膜1
23のチャネル領域123c上にゲート絶縁膜125を
介して配置され走査線に電気的に接続されるゲート電極
118と、ソース及びドレイン領域123s,123d
にそれぞれ接続されたソース及びドレイン電極127
s,127dを備えて構成される。このゲート電極11
8は、走査線に接続され、ドレイン電極127dは信号
線に、さらにソース電極127sは画素電極131にぞ
れぞれ接続されている。
【0028】また、画素電極131は、TFT121上
に配置される層間絶縁膜を兼ねるカラーフィルタ層18
1上にマトリクス状に配置される。
【0029】対向基板151は、ガラスからなる0.5
mm厚の透明絶縁基板153上に画素電極131に対向
したITOから構成される対向電極155と、アレイ基
板111上のTFT121や走査線及び信号線などの非
画素部を遮光する遮光膜すなわちブラックマトリクスB
Mとを備えて構成される。
【0030】このようにして構成される液晶パネル10
1の裏面側に配置されるバックライト装置301は、図
1に示すように、後述する第2光学素子290を介し
て、液晶パネル101の直下に光源を配置した、いわゆ
る直下型バックライト装置である。このバックライト装
置301は、後に詳細に説明するように、指向性の高い
高輝度な光を液晶パネル101に向けて照射する。
【0031】次に、図面を参照して、液晶パネル101
の前面に配置される光学系について説明する。
【0032】液晶パネル101の前面に配置されるレン
ズアレイ群501を構成する第1乃至第5レンズアレイ
511,…,515の各レンズ511a,…,515a
は、液晶パネル101の有効表示領域PSを、例えば2
4×18の領域に区分した各領域にそれぞれ対応して並
置配列される。この実施の形態では、液晶パネル101
の有効表示領域PSを24×18の領域に区分したが、
各表示画素あるいは各表示絵素毎の領域に分割すること
もできる。この分割数は、拡大倍率、液晶パネル101
と表示スクリーン701との間隔等によって決定するこ
とができ、表示品位等を考慮すると9分割以上の分割数
に設定することが望ましい。
【0033】このような構成の液晶表示装置において、
まず、図1及び図3に示すように、バックライト装置3
01から出射された平行光は、液晶パネル101を照明
する。液晶パネル101の各画素を選択的に通過した光
は、上述したように区分された各領域毎に、レンズアレ
イ群501の第1レンズアレイ511の各レンズ511
aにより、これらの各レンズ511aに対応して設けら
れた第2レンズアレイ512の各レンズ512aの中心
に導かれる。
【0034】第1レンズアレイ511と第2レンズアレ
イ512との間には、光路偏向手段401として、例え
ば凹レンズが配置され、これにより、第1レンズアレイ
511の各レンズ511aを通過した光の光軸は、第2
レンズアレイ512の対応する各レンズ512aに偏向
される。光路偏向手段401としては、凹レンズの他に
も凸レンズ、フレネルレンズ、プリズムあるいは光ファ
イバ束等が適宜使用される。
【0035】この第2レンズアレイ512の各レンズ5
12aは、第3レンズアレイ513位置に液晶パネル1
01に表示された表示画像551の倒立像552を結像
させる第1結像レンズである。すなわち、液晶パネル1
01を物点とし、この物点の共役点に相当する像点の位
置に液晶パネル101の表示画像の倒立像552が結像
する。
【0036】第2レンズアレイ512の各レンズ512
aを通過した光は、第3レンズアレイ513の対応する
各レンズ513aの位置に結像される。この第3レンズ
アレイ513の各レンズ513aは、第2レンズアレイ
512の各レンズ512aを通過した光を第3レンズア
レイ513の各レンズ513aに集光するフィールドレ
ンズである。
【0037】第3レンズアレイ513の対応する各レン
ズ513aを通過した光は、第4レンズアレイ514の
対応する各レンズ514aに集光される。
【0038】第4レンズアレイ514の対応する各レン
ズ514aは、表示スクリーン701上に倒立結像させ
る第2結像レンズである。すなわち、液晶パネル101
の像点に結像された表示画像551の倒立像552を物
点とし、表示スクリーン701を、この物点の共役点に
相当する像点とする。
【0039】第4レンズアレイ514の対応する各レン
ズ514aを通過した光は、表示スクリーン701上に
拡大投影される。これにより、そして、表示スクリーン
701上には、倒立像552の倒立像553、すなわ
ち、液晶パネル101上の表示画像551を所定の倍率
で拡大した正立像553が結像する。
【0040】また、第5レンズアレイ515の各レンズ
515aは、第4レンズアレイ514を通過した各光の
光束の広がりを抑えて表示スクリーン701上に投影す
るものである。
【0041】この実施の形態では、上述したレンズアレ
イ群501は、その光学設計、各レンズアレイ間距離の
設定により表示スクリーン701上に略1.2倍の拡大
正立結像させるよう構成されている。更に、この実施の
形態では、上述したレンズアレイ群501の各第4乃至
5レンズアレイ514,515間に拡大レンズ601と
して凹レンズが配置され、これにより表示スクリーン7
01上には、略1.7倍の拡大正立結像が形成される。
拡大レンズ601としては、凹レンズの他にも凸レン
ズ、フレネルレンズ、あるいはプリズム等が適宜使用さ
れる。
【0042】そして、表示スクリーン701は、対角2
0インチの画像表示領域DSを有し、良好な視野角を確
保するため、適度な拡散能を有した光透過型で構成され
ている。
【0043】また、この実施の形態では、レンズアレイ
群501の第5レンズアレイ515と表示スクリーン7
01との間には、第5レンズアレイ515の各レンズを
通過した光の各光軸を表示スクリーン701に対する法
線方向と略一致させる光路偏向手段801としてのコリ
メータレンズ801が配置されている。これにより、画
面輝度の均一性を確保し、良好な表示品位を実現してい
る。しかしながら、各光軸を表示スクリーン701の略
中央に向かう方向に若干収束させることもでき、これに
より中央の観察者への表示品位を向上させることもでき
る。なお、光路偏向手段801としては、凹レンズ、凸
レンズ、フレネルレンズ、あるいはプリズム等が適宜使
用される。
【0044】ところで、上述したような構成により、液
晶パネル101上の画像551を表示スクリーン701
上に結像された表示画像553を拡大投影するための光
学系を、図7に示したように簡略化して、以下説明す
る。
【0045】すなわち、第1結像レンズLAは、rAの
レンズ径及びfAの焦点距離を有するものとし、フィー
ルドレンズLBは、rBのレンズ径及びfBの焦点距離
を有するものとし、第2結像レンズLCは、rCのレン
ズ径及びfCの焦点距離を有するものとする。第1結像
レンズLAは、液晶パネル101からaだけ離れ、第1
結像レンズLAとフィールドレンズLBとの間はb、フ
ィールドレンズLBとの第2結像レンズLCとの間は
c、第2結像レンズLCと表示スクリーン701との間
はdだけそれぞれ離れている。
【0046】このような光学系では、 1/a+1/b=1/fA 1/b+1/c=1/fB 1/c+1/d=1/fC の結像関係がそれぞれ満たされている。
【0047】すなわち、第1結像レンズLAが物体55
1の倒立像552をレンズLBの位置に結像し、第2結
像レンズLCが正立像553を表示スクリーン701上
に結像する。フィールドレンズLBは、レンズLAの位
置の像をレンズLCの位置に(−c/b)倍で結像す
る。
【0048】したがって、レンズLCの径rCがレンズ
LAの径rAに対し、 rC>rA×c/b の場合、レンズLAが光量絞りとなり、 rC<rA×c/b の場合、レンズLCが光量絞りとなる。
【0049】光量絞りとなるレンズから外れた光は、消
失してロスとなるか、隣接する領域の光学系に入り込ん
で迷光となり、表示スクリーン701上に表示される表
示画像553の輝度に寄与しないため、表示画像553
のコントラストを低下させるなどの画質の劣化を生じさ
せる原因となる。
【0050】光量絞りが小さい場合、表示スクリーン上
での輝度を低下させてしまう。
【0051】このように、図7に示した光学系において
は、レンズLAまたはレンズLCが光量絞りとなり、こ
れを外れた光は、対応する領域の表示スクリーンまで案
内されず、コントラストの低下を招く。
【0052】これを別の言い方をすれば、光量絞りがレ
ンズLAの場合、レンズLAが物体551から見た時の
入射瞳となり、光量絞りがレンズLCの場合、レンズL
CをレンズLAで拡大した像が物体551から見た時の
入射瞳となる。
【0053】物体から入射瞳の方向に向かう光線は、ス
クリーンに到達するが、入射瞳から外れた方向へ向かう
光線は、光利用効率の低ややコントラストの低下を引き
起こすことになる。
【0054】しがたって、液晶パネル101を照明して
物体551を形成するバックライト装置301からの照
射光の指向性は、ほとんどの光がこの入射瞳に入射する
程度に良い事が望まれる。
【0055】そこで、この実施の形態では、指向性が改
善されたバックライト装置301との組み合わせが有効
である。
【0056】すなわち、図8に実線で示すように、液晶
パネルの主表面P1の直交する所定面P2における光の
輝度分布の半値幅より求められる液晶パネルの主表面P
1の法線方向に対する角度をθH1としたとき、バック
ライト装置301のθH1は、sinθH1を、拡大結
像光学系の有効FナンバーをFとしたときに、1/F、
さらには1/2Fよりも小さい値に設定するものであ
る。
【0057】また、図8に破線で示すように、さらに液
晶パネルの主表面P1及び所定面P2と直交する他の面
P3における光の輝度分布の半値幅より求められる液晶
パネルの主表面P1の法線方向に対する角度をθH2と
したとき、バックライト装置301のθH2は、sin
θH2を、拡大結像光学系の有効FナンバーをFとした
ときに、1/F、さらには1/2Fよりも小さい値に設
定するものである。
【0058】すなわち、液晶パネルの主表面P1に直交
する各面における光の輝度分布の半値幅より求められる
液晶パネルの主表面P1の法線方向に対する角度をθH
1としたとき、バックライト装置301のθH1は、s
inθH1を、拡大結像光学系の有効FナンバーをFと
したときに、1/F、さらには1/2Fよりも小さい値
に設定するものである。
【0059】このような条件を満足する光で液晶パネル
101を照明することにより、表示スクリーン上に結像
される表示画像の輝度を十分確保しつつ、面内で均一な
照度が得られる。
【0060】このような条件を満足するような指向性の
高い、すなわち平行度が十分な光を液晶パネル101に
照射するバックライト装置301は、以下のような構成
を有している。
【0061】図4は、この実施の形態の液晶表示装置1
に適用されるバックライト装置301を概略的に示す斜
視図である。
【0062】図4に示したように、バックライト装置3
01は、液晶パネル101の直下に配置された1本以上
の直線状の光源370を備えている。この光源370
は、例えば、細径冷陰極蛍光管であり、図4では、とも
に液晶パネル101から等距離に互いに平行に配置され
た2本の蛍光管を用いる例が示されている。なお、図4
以降、X軸は、直線状の蛍光管370の中心軸に相当
し、Z軸は、X軸に直交し、且つ平板状の液晶パネル1
01の法線に平行な軸に相当し、Y軸は、X軸及びZ軸
に直交する軸に相当する。
【0063】蛍光管370の液晶パネル101側には、
遮光手段としての遮光板375が設けられている。この
遮光板375の蛍光管370側の対向面は、拡散反射面
であり、また、遮光板375の液晶パネル101側の対
向面は、吸収面である。この遮光板375により、蛍光
管370から、直接、液晶パネル101に達する光を遮
光することができるので、液晶パネル101を照明する
光に指向性の悪い成分が混ざることが避けられる。
【0064】液晶パネル101との間で光源370を挟
む位置には、それら光源370と対向するように第1光
学素子380である反射板がそれぞれ設けられている。
反射板380は、光源370から出射された光を液晶パ
ネル101に向けて反射する。
【0065】この反射板380は、図4に示すように、
その内面が蛍光管370を囲むように湾曲された略半円
筒の形状を有しており、その湾曲された内面が反射面と
して用いられる。この半円筒形状の反射板380は、そ
の長手方向が光源370である蛍光管の長手方向すなわ
ち中心軸に平行となるように設けられている。反射板3
80は、光源370として用いられる蛍光管の数だけ複
数配置されてなる。
【0066】個々の光源370から出た光は、第1光学
素子280である反射板のそれぞれの光源370に対応
する部分で反射され、第2光学素子290であるレンズ
板を通って被照射面付近に置かれた液晶パネル101に
照射される。
【0067】図5には、第1光学素子380である反射
板、及び第2光学素子290であるレンズ板のそれぞれ
の1つの光源370に対応する部分の具体的面形状の一
例が示されている。
【0068】図5に示すように、反射板380の1つの
光源370に対応する内面は、凹面鏡であり、また、レ
ンズ板290は、中心、すなわち光源370に対向する
位置にくぼみのある凸レンズである。
【0069】反射板380の形状は、反射板380から
の反射光のY軸方向の指向性が良く(すなわち、反射光
線の方向ベクトルのY成分が全体的に0に近く)、か
つ、照明光の被照射面、すなわち液晶パネル101の存
在する面での照度分布が一様になるように最適化されて
いる。光源370の形状は、直線状であり、かつ反射板
380の反射面の長手方向は、光源370の長手方向で
あるX軸方向と平行に配置されているので、 反射板3
80の形状は、X軸方向に直交するY−Z平面における
断面形状を定めるだけで、照度分布の一様性を確保する
ことができる。
【0070】また、レンズ板290の形状は、レンズ板
290を透過した照明光のY軸方向の指向性が更に改善
されるように(すなわち、光線の方向ベクトルのY成分
が更に0に近くなるように)最適化されている。
【0071】このように、照度分布の一様性を確保する
ことを主目的に設けられた反射板380からの反射光
は、Y軸方向についての指向性も良いことを利用し、こ
の反射光をレンズ板290によって、さらにY軸方向の
指向性を改善するといった構成を採用することにより、
光源370の形状が線状であることを有効利用できるよ
うになり、効率よく光の指向性を改善することが可能と
なる。よって、指向性の良い光を得る際の光のロスを抑
えることができ、照度分布の一様性のみならず、光の利
用効率を高めることができる。
【0072】次に、図5に示した反射板及びレンズ板
の、Y−Z平面における最適化された断面形状について
説明する。
【0073】この実施の形態では、レンズ板290とし
て反射板380との対向面が曲面で、液晶パネル101
との対向面が平面であるような光学素子を仮定する。ま
た、反射板380およびレンズ板290の1つの光源3
70に対応する部分の断面形状は、以下の多項式で表さ
れる形状とし、使用する光源の数だけその形状をY軸方
向に沿って並べて反射板380およびレンズ板290を
構成するものとする。
【0074】蛍光管370の中心軸と座標系のX軸とが
一致し、液晶パネル101の法線方向がZ軸と平行にな
るように座標系を定めた場合、反射板380の1つの光
源370に対応する部分のY−Z断面の形状は、 Z=(|Y|−W)(a+b|Y|+cY2 +d|Y|3 +eY4 +f|Y|5 +gY6 +h|Y|7 ) …(1) で規定される。ここで、Wは、図5に示したように、Y
−Z断面における反射板380の半幅を示す。また、こ
の多項式の各係数は、例えば次の通りである。
【0075】 a= 0.497724124E+00 b= 0.199063023E−01 c=−0.515457186E−03 d= 0.629209089E−04 e= 0.374200363E−05 f=−0.886034289E−06 g= 0.524235466E−07 h=−0.102380846E−08 w= 20 同様の座標系において、レンズ板290の1つの光源に
対応する部分のY−Z断面の形状は、 Z=10+a+b|Y|+cY2 +d|Y|3 +eY4 +f|Y|5 +gY6 +h|Y|7 +iY8 …(2) で与えられる。この多項式の各係数は、例えば次の通り
である。
【0076】 a=−0.119634474E+00 b=−0.308210300E+00 c= 0.575133669E−01 d=−0.156170273E−01 e= 0.326949908E−02 f=−0.367693791E−03 g= 0.224403428E−04 h=−0.700590333E−06 i= 0.871871614E−08 なお、レンズ板290の材料の屈折率nは、n=1.5
1と仮定している。
【0077】これら(1)式および(2)式で与えられ
る反射板380およびレンズ板290それぞれの断面形
状は、X軸方向にそれら素子の長さ、すなわち蛍光管3
70の長さに対応する分だけ続くものとする。
【0078】さらに、この実施の形態では、図4及び図
5に示されているように、反射板380の1つの光源3
70に対応する部分の中心付近、すなわちY=0の近傍
には、X軸に沿って光の反射率が低い帯状の低反射領域
385が設けられている。この低反射領域385で反射
された光は、指向性の悪い成分となるので、この部分を
反射率の低い領域とすることで、指向性の悪い成分を減
らすことができる。なお、この部分を反射率の低い領域
とする代わりに周囲と曲率の異なる反射領域にして、こ
の部分からの反射光がレンズ板290に入射しない様に
することも可能である。特に、反射板380からの反射
光が光源370に戻るようにすると、光源370に戻さ
れた光が再利用されるため、光の利用効率を損うこと無
く指向性の良い光源を実現することができる。
【0079】このような構成のバックライト装置301
により、液晶パネル101に入射する照明光は、X−Z
平面に平行な方向では完全拡散に近いが、Y−Z平面に
平行な方向では、第1および第2光学素子380,29
0の働きにより、広がり角が小さく、十分に指向性の良
い光となる。
【0080】そしてさらに、図6に示すように、X−Z
平面に平行な方向の光の指向性を改善する光学素子29
5が追加して備えられている。
【0081】すなわち、第2光学素子は、光源370の
長手方向に直交する方向についての指向性を改善する第
1セグメントとしてのレンズ板290と、光源370の
長手方向に平行な方向についての指向性を改善する第2
セグメントとしての指向性改善素子295によって構成
されている。レンズ板290は、先の実施の形態で示し
たような形状を有している。指向性改善素子295は、
X軸方向すなわちX−Z平面に平行な方向での照明光の
指向性を改善する。
【0082】指向性改善素子295としては、例えば、
図6に示すような形状の素子を用いることができる。す
なわち、この素子295は、透明の平板状シートに三角
形の溝を平行に複数本掘った形状のものである。溝の山
の部分の横幅W2は、溝の谷の部分のピッチW1よりも
小さくなるように設計されている。このような素子29
5を、図6に示すように、溝に沿った方向と光源270
の長手方向とが直交するように、溝を掘った面をレンズ
板290に向けて取り付ける。取り付け面では、素子2
95の山の部分とレンズ板290が接触する部分296
を通った光だけが液晶パネル101を照明するように、
接触しない部分297には、反射膜を設ける。
【0083】山部分W2に相当する開口を通った光がそ
れより広い谷部分W1に相当する開口から出射されるこ
とで、照明光の指向性が改善される。この例では、三角
形の溝を掘った例を示したが、素子295から出射され
る光の指向性は、基本的には開口の大きさの比で決まる
ので、溝の断面形状は、曲線であっても構わないし、直
線や曲線をつなぎ合わせたもの等どのようなものでも構
わない。なお、指向性改善素子295とレンズ板290
が接触する部分296に接着層を設けて両者を固定する
と、レンズ板290の位置ずれや歪みを防止することが
できて良い。
【0084】このように、指向性が改善されたバックラ
イト装置301を利用することにより、液晶パネル10
1を通過して拡大結像光学系501に案内された光は、
十分な指向性を有するように略平行化されている。
【0085】すなわち、この実施の形態のバックライト
装置301によれば、図9中の実線で示すように、Y−
Z平面に平行な方向での輝度分布の半値幅より求められ
る角度θH1は、20度よりも十分に小さく制御されて
いる。同様に、図9中の破線で示すように、X−Z平面
に平行な方向での輝度分布の半値幅より求められる角度
θH2も、20度よりも十分に小さく制御されている。
【0086】また、図示しないが、各方向での輝度分布
の半値幅より求められる角度θH2も、それぞれ20度
よりも十分小さく制御されている。
【0087】これにより、拡大結像光学系の有効F値
を、1.5に設定したこの実施の形態によれば、50%
以上の光利用効率が達成された。しかも、領域間での不
所望な画像の乱れもなく、良好な表示品位を確保するこ
とができた。
【0088】ここでは、X−Z平面における指向性を改
善するために、指向性改善素子295を用いたが、ルー
バー構造を持ったライトコントロールフィルムなどによ
り、指向性の高い成分の光のみ透過させるなどして、不
要な光を遮断することも可能である。
【0089】このようにすることで、区分されたある領
域を通過すべき光のうちの迷光が他の領域に入射するこ
とを防止でき、表示画像の画質を向上することができ
る。
【0090】以上説明したように、この実施の形態の液
晶表示装置1によれば、対角12インチサイズの液晶パ
ネル101の有効表示領域PSに表示された表示画像
を、100mmの間隔をもって対角20インチサイズの
画像表示領域DSに拡大投影することができる。
【0091】しかも、この実施の形態の液晶表示装置1
によれば、液晶パネル101の有効表示領域PSを複数
の領域に区分し、区分された各領域毎に第1乃至第5レ
ンズアレイ511,…,515の各レンズ511a,
…,515aを対応させ画像を導くため、短い光路長
で、不所望なクロストークなく、十分な拡大画像を得る
ことができる。
【0092】これにより、液晶パネル101としては比
較的小さい有効表示領域PSを持つものが使用できるの
で、装置の低廉化を達成することができる。
【0093】また、この実施の形態の液晶表示装置1に
よれば、バックライト装置301は、光源370に対向
して光源370の長手方向(X軸方向)に沿って設けら
れた反射面を有する第1光学素子380を備えている。
この第1光学素子の反射面380は、光源370から出
射された光を液晶パネル101に向けて反射する。この
反射面380の光源370の長手方向に直交する方向の
断面は、液晶パネル101近傍の面上で概略一様な照度
分布となるように定められた形状を有する。
【0094】このため、液晶パネル101を指向性の高
い一様な照度分布の光で照明することが可能となり、消
費電力を増大することなく表示スクリーン701上に表
示される表示画像全体にわたって高輝度化及び輝度の均
一化を実現できる。
【0095】上述した各実施の形態は、光透過型の液晶
パネルを例にとって説明したが、反射型の表示装置であ
っても良く、またELパネル等の自己発光型の表示装置
にも用いることができる。
【0096】この実施の形態では、単一の液晶パネル1
01を使用したが、当然にこれらを貼り合わせて用いる
ことにより、更に大面積の表示が可能となることは言う
までもない。
【0097】上述した実施の形態では、液晶パネル10
1の有効表示領域PSを複数の領域に区分し、区分され
た各領域毎に第1乃至第5レンズアレイ511、……、
515の各レンズ511a、…、515aを対応させた
が、次の実施の形態の如く、液晶パネル上の像点を第1
乃至第2のレンズアレイの対応する各レンズによって構
成される複数のチャネルにより拡大投影することもでき
る。なお、この実施の形態の液晶表示装置においても、
上述した実施の形態と同様のバックライト装置を照明手
段として適用することにより、同様の効果が得られるこ
とは言うまでもない。
【0098】まず、この実施の形態の表示装置につい
て、その表示原理について図面を参照して簡単に説明す
る。
【0099】図10において、1101はバックライト
装置、1102は光透過型の液晶パネル、1103は第
1の倒立光学系を構成する第1のレンズアレイ、110
4は第2の倒立光学系を構成する第2のレンズアレイ、
1105は表示スクリーンを示している。そして、第1
及び第2のレンズアレイ1103,1104は、拡大光
学系として機能し、これらのレンズの組み合わせにより
複数のチャネルが構成されている。
【0100】液晶パネル1102を透過した光は、第1
のレンズアレイ1103の各レンズにより、像面110
6に倒立結像される。そして、さらに第2のレンズアレ
イ1104の各レンズにより表示スクリーン1105上
に正立拡大結像される。ここで、第1及び第2のレンズ
アレイ1103,1104の焦点距離は、それぞれ所望
の倍率が得られるように調整されている。
【0101】これにより、液晶パネル1102上の像点
Aは、表示スクリーン1105上の焦点A’に、像点B
は表示スクリーン1105上の焦点B’にそれぞれ結像
される。
【0102】ところで、第1及び第2のレンズアレイ1
103,1104の各チャネルは、液晶パネル1102
の十分な領域をそれぞれ受け持つため、隣接するチャネ
ルの受け持つ画像は十分に重ね合わせられる。
【0103】さらに説明すると、同図に示すように、液
晶パネル1102の有効領域における像点Cは、表示ス
クリーン1105上の焦点C’に3以上の複数のチャネ
ルを経由して結像される。従って、例えば領域Dが領域
D’に、領域Eが領域E’にそれぞれ正立拡大結像さ
れ、それぞれの領域が重なり合うことにより、画面全体
で一貫した拡大像全体が形成される。
【0104】このように、液晶パネル1102上の像点
は、多数のチャネルを介してスクリーン上に結像して投
影されるため、全体として十分な表示輝度が確保され
る。
【0105】ところで、不所望なクロストーク、即ち結
像特性の劣るチャネルの影響を防止するためには、液晶
パネル1102の各所における出射光の平行度はそれぞ
れ高い方が望ましい。即ち、レンズ設計にもよるが、液
晶パネル1102の各所における出射光の輝度の半値幅
によって決定される主たる光の伝播方向との成す角度
は、30°、さらに好ましくは20°以下に制御される
ことが望ましい。
【0106】また、隣接するチャネル間で結像位置の相
対的なシフト量が各チャネルの拡大率と一致するように
第1のレンズアレイ1103のレンズピッチと第2のレ
ンズアレイ1104のレンズピッチとの比が設定される
ことが望ましく、この点について図11を参照して説明
する。
【0107】ここで、第1のレンズアレイ1103の各
レンズの焦点までの距離をf、第2のレンズアレイ1
104の各レンズの焦点までの距離をfとする。ま
た、第1のレンズアレイ1103のレンズピッチを
、第2のレンズアレイ1104のレンズピッチをp
とする。また、図示したように液晶パネル1102、
第1のレンズアレイ1103、像面1106、第2のレ
ンズアレイ1104、表示スクリーン11105のそれ
ぞれの間隔を、それぞれa,b,b,aとす
る。
【0108】このとき、それぞれの像面は結像関係にあ
ることから、 (1/a)+(1/b)=(1/f), (1/a)+(1/b)=(1/f) が成り立つ、結像倍率ηは、 η=(b/a)(a/b) =(a/b)(a/b) となる。
【0109】各チャネルの光軸(ここでは、各チャネル
を構成するレンズアレイ1103,1104の2つのレ
ンズの中心を通る直線)は、そのまま光線の経路とな
る。したがって、その光線が液晶パネル1102および
表示スクリーン1105と交わる点は、対応点となる。
【0110】そこで、図11のように、液晶パネル11
02上の対応点の間隔をq、拡散スクリーン1105
上の対応点の間隔をqとすると、これらの値は、 q=p−(p−p)a/(b+b) q=p+(p−p)a/(b+b) となる。
【0111】そこで、結像倍率が、対応点の間隔の比
(p/p)になることが必要であり、このため次の
条件を満足することが要求される。
【0112】(a)/(a)={p
(p−p)a/(b+b)}/{p−(p
−p)a/(b+b)} 即ち、上式は、 (p/p)={1+η(b/a)}/{1+η
(b/a)} となる。
【0113】また、第1の倒立結像光学系の倍率を、η
(=−b/a)、第2の倒立結像光学系の倍率
を、η(=−a/b)とすると、 (p/p)={1−η}/{1−(1/η)} となる。
【0114】即ち、各チャネルを構成する第1のレンズ
アレイ1103の各レンズと第2のレンズアレイ110
4の各レンズとのレンズピッチを上記の関係を満足する
ように設定することが重要である。これにより、良好な
表示品位の拡大像をえることが可能となる。なお、(b
/a)も(b/a)も、1と比べて非常に小さ
い数であることから、わずかなピッチの違いとなるが、
このピッチの相違を精度良く制御することが望まれる。
【0115】また、この第1のレンズアレイ1103と
第2のレンズアレイ1104との間にフィールドレンズ
等を配置する、あるいはさらに結像レンズを配置するこ
ともでき、レンズアレイを配置するのであればレンズピ
ッチを上記にならって調整する必要すると良い。
【0116】以下に、この実施形態の第1の具体例の表
示装置について、図面を参照して詳細に説明する。
【0117】この液晶表示装置1000は、図12およ
び図13に示すように、液晶パネル1201と、図示し
ないがこの液晶パネル1201に駆動信号を供給する駆
動回路基板と、液晶パネル1201の裏面側に配置され
る面光源部1301と、液晶パネル1201の前面に配
置される第1の光路偏向手段1401と、第1ないし第
2のレンズアレイ1511,1512から成るレンズア
レイ群1501と、拡大レンズ1601と、この拡大レ
ンズ1601の前面に配置される第2の光路偏向手段1
701及び表示スクリーン1801とを備えて構成され
る。
【0118】ここで、第1ないし第2のレンズアレイ1
511,1512の対応するそれぞのレンズによって複
数のチャネルが構成される。
【0119】液晶パネル1201は、対角12インチサ
イズで(1024×3)×768の表示画素を備えた有
効表示領域PSを含むもので、上記の構成(図11参
照)と同様であるため説明は省略する。
【0120】このような液晶パネル1201の裏面側に
配置される面光源部1301は、十分な光量を確保する
ために、図12ないし図13に示すようにアクリル樹脂
から成る薄板状の導光板1311と、この導光板131
1の両長手端面にそれぞれ2段に配置される冷陰極管1
321とを備えて構成される。また、この導光板131
1表面上には、導光板1311からの拡散光を比較的均
一な平行光とするために、例えば3M社製のプリズムシ
ート1331が2層配置されている。これにより、上記
の実施形態と同様に液晶パネル1201の各所における
出射光の輝度の半値幅によって決定される主たる光の伝
播方向との成す角度は、約25°に制御されている。
【0121】また、導光板1311の裏面側には、図示
しないが導光板1311内を伝播する光を選択的に主表
面から出射させるよう乳白色のドットパターンが印刷形
成されている。尚、この具体例では、表示輝度の均一化
を図るために、導光板1311の周辺領域では比較的高
い輝度が達成されるようにドットパターンが形成されて
いる。これは、表示スクリーン1801の周辺領域は、
中央領域に比べて作用するチャネル数が少なく、このた
め輝度低下が免れないためであり、これを相殺するよう
に面光源部1301の輝度分布が調整されるためであ
る。
【0122】次に、液晶パネル1201の前面に配置さ
れる光学系について説明する。
【0123】液晶パネル1201の前面に配置されるレ
ンズアレイ群1501を構成する第1ないし第2のレン
ズアレイ1511,1512は、それぞれ倒立結像光学
系を構成し、各レンズ1511a,1512aは、液晶
パネル1201の有効表示領域PSに対応して24×1
8個配置され、24×18個のチャネルを構成する。こ
のチャネル数は、拡大倍率、液晶パネル1201と表示
スクリーン1801との間隔等によって決定することが
でき、表示品位等を考慮すると9以上に設定することが
望ましい。
【0124】まず、液晶パネル1201の前面には光路
偏向手段1401として例えば凹レンズが配置され、こ
れにより光の光軸は各チャネルの光軸に沿うように偏向
される。即ち、液晶パネル1201の有効表示領域PS
の周辺から出射される光の光軸は外側に向けられ、対応
するチャネルの光軸と略一致される。ここで、液晶パネ
ル1201の各所における出射光の輝度の半値幅によっ
て決定される主たる光の伝播方向との成す角度が十分に
小さくなるように面光源部1301が構成されているの
で、光路偏向手段1401によって光束は所定の方向に
偏向される。これにより光利用効率が向上されると共
に、結像特性が劣化するほどの広範なチャネルへの入
光、あるいは他のチャネルへの迷光が阻止される。この
光路偏向手段1401としては、凹レンズの他にもフレ
ネルレンズ、プリズムあるいは光ファイバ束等が適宜使
用される。
【0125】第1のレンズアレイ1511の各レンズ1
511aは、液晶パネル1201側に焦点距離aが6
0mm、表示スクリーン1801側に焦点距離bが4
mm、レンズ径Dが2mm、レンズピッチpが2.
1mmに構成されている。
【0126】また、第2のレンズアレイ1512の各レ
ンズ1512aは、液晶パネル1201側に焦点距離b
が4mm、表示スクリーン1801側に焦点距離a
が72mm、レンズ径Dが2mm、レンズピッチp
が2.122mmである。
【0127】この第1のレンズアレイ1511の各レン
ズ1511aは、第2のレンズアレイ1512の各レン
ズ1512aとの間の像面に倒立像を結像させる結像レ
ンズである。また、第2のレンズアレイ1512の対応
する各レンズ1512aは、像面に結像された倒立像を
表示スクリーン1801上に正立像として拡大結像する
ためのレンズである。
【0128】ここで、第1のレンズアレイ1511と第
2のレンズアレイ1512との各レンズピッチの比は、 (p/p)={1+η(b/a)}/{1+η
(b/a)} を満足するように設定されており、それぞれのレンズ1
511a,1512aは画面中央でレンズ中心が一致す
るように配置されている。
【0129】この具体例では、上述したレンズアレイ群
1501は、その光学設計、各レンズアレイ間距離の設
定により表示スクリーン1801上に略1.2倍の拡大
正立結像させるよう構成されている。
【0130】さらに、この具体例では、上述したレンズ
アレイ群1501の後段に拡大レンズ1601として凹
レンズが配置され、これにより表示スクリーン1801
上には、略1.7倍の拡大正立結像が形成される。
【0131】また、表示スクリーン1801は対角20
インチの画像表示領域DSを有し、良好な視野角を確保
するため、適度な拡散能を有した光透過型で構成されて
いる。
【0132】以上説明したように、この具体例の液晶表
示装置1によれば、対角12インチサイズの液晶パネル
1101の有効表示領域PSに表示された表示画像を、
170mmの間隔をもって対角20インチサイズの画像
表示領域DSに拡大投影することができた。
【0133】しかも、この具体例の液晶表示装置1によ
れば、液晶パネル1201上の像点を第1ないし第2の
レンズアレイ1511,1512の対応する各レンズ1
511a,1512aによって構成される複数のチャネ
ルにより拡大投影することで、良好な表示輝度を確保す
ることができた。
【0134】そして、第1ないし第2のレンズアレイ1
511,1512の各レンズピッチは、各チャネルによ
って構成される像の重なり位置精度が不所望な不連続性
を生じせしめない関係を保っているので、表示画像の劣
化が防止される。また、液晶パネル1201から出射さ
れる光は、その面光源部1301の構成の工夫により上
述したように十分な平行度に制御されているため、結像
特性の劣るチャネルからのクロストークによる画質劣化
が十分に解消されている。
【0135】また、面光源部1301からの光源光は、
表示スクリーン1801の周辺領域での光量不足を相殺
するように液晶パネル1201の周辺領域が中央領域に
比べて高く設定されているため、面内での表示輝度のば
らつきは十分に解消されている。
【0136】ところで、この具体例では、レンズアレイ
群1501と表示スクリーン1801との間には、第2
の光路偏向手段1701としてフレネルレンズが配置さ
れ、これにより表示スクリーン1801に入射される光
の光軸を表示スクリーン1801の法線方向と略一致さ
せている。これにより、画面輝度の均一性を確保し、良
好な表示品位を実現している。しかしながら、各光軸を
表示スクリーン1801の略中央に向かう方向に若干収
束させることもでき、これにより中央の観察者への表示
品位を向上させることもできる。
【0137】この具体例の液晶表示装置1において、第
1のレンズアレイ1511と第1の光路偏光手段140
1、あるいは第2のレンズアレイ1512と拡大レンズ
1601とを一体的に構成することができ、また第2の
光路偏向手段1701を表示スクリーン1801裏面側
に一体的に配置することもできる。これにより、レンズ
数を低減し、また光学的な位置合わせを軽減し、一層の
装置の低廉化を達成することができる。
【0138】また、この具体例では、レンズアレイ群1
501と表示スクリーン1801との間に拡大レンズ1
601を配したが、液晶パネル1201と拡大レンズ1
601との間に拡大レンズを配することもできるし、そ
れらを組合せることもできる。
【0139】次に、この実施形態の第2の具体例の表示
装置について、同一箇所には同一符号を付して説明す
る。
【0140】この液晶表示装置1000は、図14ない
し図16に示すように、液晶パネル1201と、図示し
ないがこの液晶パネル1201に駆動信号を供給する駆
動回路基板と、液晶パネル1201の裏面側に配置され
る面光源部1301と、液晶パネル1201と面光源部
1301との間に配置される第1の光路偏向手段140
1と、第1ないし第2のレンズアレイ1511,151
2から成るレンズアレイ群1501と、第2の光路偏向
手段1701及び表示スクリーン1801とを備えて構
成される。
【0141】ここで、第1ないし第2のレンズアレイ1
511,1512の対応するそれぞのレンズによって複
数のチャネルが構成される。
【0142】まず、液晶パネル1201は、対角10.
5インチサイズで(1024×3)×768の表示画素
を備えた有効表示領域PSを含む。この液晶パネル20
1は、上記した具体例とサイズが異なる他は実質的に同
様の構成であって、TN液晶層191に代えて強誘電液
晶層が保持されて構成されている。
【0143】この具体例では、液晶パネル1201透過
後の画像劣化を防止するため、第1の光路偏向手段14
01の後段に液晶パネル1201が配置される。このた
め、液晶パネル1201に入射される光は中央と周辺と
では入射角度が大きく異なる。よってTN液晶層119
1を用いた液晶パネル1201では、表示状態が中央と
周辺とで異なる。しかし、この具体例において液晶パネ
ル1201は強誘電液晶層を用いている、即ち液晶分子
の面内方向のスイッチングで表示が成されるため、表示
画像が視角の影響を受けにくい。尚、強誘電液晶層を用
いる他に、面内方向のスイッチングで表示を行なうもの
であれば種々のものを用いることができ、反強誘電液晶
層を用いても構わない。また、IPS(In-Plane-Switc
hing)モードを用いる液晶パネルも好適に使用すること
ができる。
【0144】このようにして構成される液晶パネル12
01の裏面側に配置される面光源部1301は、十分な
光量を確保するために、図14および図15に示すよう
に、アクリル樹脂から成る薄板状の導光板1311と、
この導光板1311の両長手端面にそれぞれ2段に配置
される冷陰極管1321とを備えて構成される。また、
この導光板1311表面上には、導光板1311からの
拡散光を比較的均一な平行光とするために、例えばアラ
イドシグナル社製の集光シート1332が配置されてい
る。この集光シート1332は、図示しないが導光板1
311上に逆四角錐台状に配置される光制御部と、この
上に配置されるコリーメータレンズ部とが一体的に積層
されてなるものである。
【0145】これにより、液晶パネル1201の各所に
おける出射光の輝度の半値幅によって決定される主たる
光の伝播方向との成す角度は約10°に制御されてい
る。
【0146】また、導光板1311の裏面側には、上記
した具体例と同様に、図示しないが導光板1311内を
伝播する光を選択的に主表面から出射させるよう乳白色
のドットパターンが印刷形成されている。尚、この具体
例においても、表示輝度の均一化を図るために、導光板
1311の周辺領域では比較的高い輝度が達成されるよ
うにドットパターンが形成されている。これは、表示ス
クリーン1801の周辺領域は、中央領域に比べて作用
するチャネル数が少なく、このため輝度低下が免れない
ためであり、これを相殺するように面光源部1301の
輝度分布が調整されるためである。
【0147】次に、この具体例の表示装置の光学系につ
いて説明する。
【0148】液晶パネル1201の前面に配置されるレ
ンズアレイ群1501を構成する第1ないし第2のレン
ズアレイ1511,1512は、上記の具体例と同様
に、それぞれ倒立結像光学系を構成するものである。そ
して、各レンズ1511a,1511b,1512a,
1512bは、液晶パネル1201の有効表示領域PS
に対応して48×36個配置され、48×36個のチャ
ネルを構成する。このチャネル数は、拡大倍率、液晶パ
ネル1201と表示スクリーン1801との間隔等によ
って決定することができ、やはり表示品位等を考慮する
と9以上に設定することが望ましい。
【0149】まず、面光源部1301と液晶パネル12
01との間には光路偏向手段1401として例えば凹レ
ンズが配置され、これにより光の光軸は各チャネルの光
軸に沿うように偏向される。即ち、液晶パネル1201
の有効表示領域PSの周辺に向かう光の光軸は外側に向
けられ、対応するチャネルの光軸と略一致される。
【0150】これにより光利用効率が向上されると共
に、結像特性が劣化するほどの広範なチャネルへの入光
が阻止される。この光路偏向手段1401としては、凹
レンズの他にもフレネルレンズ、プリズムあるいは光フ
ァイバ束等が適宜使用される。
【0151】第1のレンズアレイ1511は、液晶パネ
ル1201側の第1のレンズ1511aと対向する第2
のレンズ1511bとを含み、レンズ厚t:2mmに
構成される。詳しくは、第1のレンズアレイ1511の
第1のレンズ1511aは、液晶パネル1201側に焦
点距離aが55mm、表示スクリーン1801側に焦
点距離bが2mm(レンズ厚に一致)、レンズ径D
が1.0mm、レンズピッチpが1.1mmに構成さ
れている。第1のレンズアレイ1511の第2のレンズ
1511bは、各レンズ1511aと同様の光学特性を
有し各レンズ1511aの焦点位置に配置されるもので
あって、レンズ径D´が1.0mm、レンズピッチp
´が1.106097561mmである。そして、各
レンズ1511a,1511bは、画面中央でレンズ中
心が一致するものであり、レンズ1511a,1511
bの視野角は±28゜とした。
【0152】第2のレンズアレイ1512は液晶パネル
1201側の第1のレンズ1512aと対向する第2の
レンズ1512bとを含み、レンズ厚t:2mmに構
成される。詳しくは、第2のレンズアレイ1512の第
1のレンズ1512aは、第1のレンズアレイ1511
の第1のレンズ1511bと同一ピッチで構成され、互
いのレンズ1511b,1512aの丁部が接して配置
されている。また、第2のレンズアレイ1512の各レ
ンズ1512aは、液晶パネル1201側に焦点距離a
が2mm(レンズ厚に一致)、表示スクリーン180
1側に焦点距離bが80mm、レンズ径Dが1.0
mm、レンズピッチpが1.1112195122m
mに構成されている。そして、各レンズ1511a,1
511bは、画面中央でレンズ中心が一致するものであ
り、レンズ1511a,1511bの視野角は±28゜
とした。
【0153】この第1のレンズアレイ1511の各レン
ズ1511aは、レンズ1511bとレンズ1512a
との間の像面に倒立像を結像させる結像レンズである。
また、第2のレンズアレイ1512の対応する各レンズ
1512aは、像面に結像された倒立像を表示スクリー
ン1801上に正立像として拡大結像するためのレンズ
である。
【0154】ここで、第1のレンズアレイ1511の各
レンズ1511aと第2のレンズアレイ1512の各レ
ンズ1512bとの各レンズピッチの比は、 (p/p)={1+η(b/a)}/{1+η
(b/a)} 満足するように設定されている。
【0155】また、結像に寄与しない第1のレンズアレ
イ1511の各レンズ1511b及び第2のレンズアレ
イ1512の各レンズ1512aのレンズピッチは、こ
の実施例では互いを接して配置することから等しく設定
され、それぞれ次の関係を満足するものとした。
【0156】p´/p={η(a+t)+(a
+t)}/{ηa+a+2t)} p/p´={η(a+2t)+a}/{η
(a+t)+(a+t)} なお、上式ではレンズ材料の屈折率に依存しない関係式
を示すために、レンズ材料の屈折率を1として場合を示
した。しかしながら、実際のレンズは1.4〜1.6程
度の屈折率を有する材料で構成される。このように屈折
率が1よりも大きい材料で構成される場合、上式のレン
ズの厚さt、tは、見かけ上の厚さを示すものであ
って、実際には屈折率nを用いてn×t、n×t
る厚さのレンズアレイとすることが必要である。また、
当然に全長もそれに応じた長さになる。
【0157】従って、屈折率を考慮し上式に基づいて各
チャネルの結像倍率に適合したレンズピッチを設定し、
各チャネルで生成される表示像が表示スクリーン上で互
いに正しく重なり合うように設定して拡大表示装置を構
成することが望ましい。
【0158】そして、この具体例では、上述したレンズ
アレイ群1501は、表示スクリーン1801上に略
1.45倍の拡大正立結像させるよう構成されている。
【0159】これに応じて、表示スクリーン1801は
対角15インチの画像表示領域DSを有し、良好な視野
角を確保するため、適度な拡散能を有した光透過型で構
成されている。
【0160】以上説明したように、この具体例の液晶表
示装置1000によれば、少ない光学部品点数で対角1
0.5インチサイズの液晶パネル1101の有効表示領
域PSに表示された表示画像を150mmの間隔をもっ
て対角15インチサイズの画像表示領域DSに拡大投影
することができた。
【0161】しかも、この具体例の液晶表示装置100
0によれば、液晶パネル1201上の像点を第1ないし
第2のレンズアレイ1511,1512の対応する各レ
ンズ1511a,1512aによって構成される複数の
チャネルにより拡大投影することで、良好な表示輝度を
確保することができた。
【0162】しかも、第1ないし第2のレンズアレイ1
511,1512の各レンズピッチは、各チャネルによ
って構成される像の重なり位置精度が不所望な不連続性
を生じせしめない関係を保っているので、表示画像の劣
化が防止される。また、液晶パネル1201から出射さ
れる光は、その面光源部1301の構成の工夫により上
述したように十分な平行度に制御されているため、結像
特性の劣るチャネルからのクロストークによる画質劣化
が十分に解消されている。
【0163】また、面光源部1301からの光源光は、
表示スクリーン1801の周辺領域での光量不足を相殺
するように液晶パネル1201の周辺領域が中央領域に
比べて高く設定されているため、面内での表示輝度のば
らつきは十分に解消されている。
【0164】この具体例では、レンズアレイ群1501
と表示スクリーン1801との間には、第2の光路偏向
手段1701としてフレネルレンズが配置され、これに
より表示スクリーン1801に入射される光の光軸を表
示スクリーン1801の法線方向と略一致させている。
これにより、画面輝度の均一性を確保し、良好な表示品
位を実現している。しかしながら、各光軸を表示スクリ
ーン1801の略中央に向かう方向に若干収束させるこ
ともでき、これにより中央の観察者への表示品位を向上
させることもできる。
【0165】この具体例の液晶表示装置において、レン
ズアレイ群1501と表示スクリーン1801との間に
第1の具体例の如く拡大レンズを配する、液晶パネル1
201とレンズアレイ群1501との間に拡大レンズを
配する、あるいはこれらを組合せて使用することもでき
る。
【0166】また、この具体例の表示装置では、第1の
レンズアレイ1511の第2のレンズ1511bと第2
のレンズアレイ1512の第1のレンズ1512aと
は、互いに接するように構成したため、互いのレンズピ
ッチを等しくすることができた。これにより、光学系の
設計、位置合わせ等を容易にできた。
【0167】しかし、第1のレンズアレイ1511の第
2のレンズ1511bと第2のレンズアレイ1512の
第1のレンズ1512aとを互いに離間させて配置する
こともできる。この場合、それぞれのレンズピッチを上
記にならって若干異ならしめる必要がある。
【0168】また、第1のレンズアレイ1511の第2
のレンズ1511b、あるいは第2のレンズアレイ15
12の第1のレンズ1512aのレンズ径は比較的大き
く設定することもできるが、レンズ厚も増大するため、
各レンズのピッチの差を大きく設定する必要が生じ、こ
のため加工精度を確保し、画面全体で一様な画質を得る
ことが困難となる恐れがある。よってレンズ径は、レン
ズを構成する材料の屈折率等にもよるが、0.5mm〜
2mm程度が望ましい。
【0169】上述した各具体例は、光透過型の液晶パネ
ルを例にとって説明したが、反射型の表示装置であって
も良く、またELパネル等の自己発光型の表示装置にも
用いることができる。
【0170】この具体例では、単一の液晶パネル120
1を使用したが、当然にこれらを貼り合わせて用いるこ
とにより、さらに大面積の表示が可能となることは言う
までもない。
【0171】
【発明の効果】この発明の表示装置によれば、小型にし
て十分な拡大像を実現することができるとともに、消費
電力を増大することなく表示画像全体にわたって高輝度
化及び輝度の均一化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施の形態の液晶表示装
置の構成を概略的に示す図である。
【図2】図2は、図1に示した液晶表示装置の液晶パネ
ルの構成を概略的に示す図である。
【図3】図3は、図1に示した液晶表示装置のレンズア
レイ群の構成を概略的に示す図である。
【図4】図4は、図1に示した液晶表示装置に適用され
る直下型バックライト装置の構成を概略的に示す斜視図
である。
【図5】図5は、図4に示したバックライト装置におけ
る反射板及びレンズ板のY−Z平面における断面形状を
説明するための図である。
【図6】図6は、図1に示した液晶表示装置に適用可能
な他のバックライト装置の構造を概略的に示す斜視図で
ある。
【図7】図7は、図3に示したレンズアレイ群の構成を
簡略化して示し、結像関係を説明するための図である。
【図8】図8は、液晶パネルの主表面P1に直交する所
定面P2及びP3における輝度分布を示す図である。
【図9】図9は、液晶パネルの主表面をX−Y平面とし
たときのY−Z平面及びX−Z平面における輝度分布を
示す図である。
【図10】図10は、この発明の他の実施の形態の液晶
表示装置の作用を説明する概略図である。
【図11】図11は、この発明の他の実施の形態の液晶
表示装置の作用を説明する概略図である。
【図12】図12は、この発明の他の実施の形態に係る
一具体例の液晶表示装置の概略斜視図である。
【図13】図13は、図12に示した実施の形態の変形
例に係る液晶表示装置の概略構成図である。
【図14】図14は、この発明の他の実施の形態に係る
一具体例の液晶表示装置の概略斜視図である。
【図15】図15は、図14に示した実施の形態の変形
例に係る液晶表示装置の概略構成図である。
【図16】図16は、図15に示した液晶表示装置の一
部概略断面図である。
【符号の説明】
1…液晶表示装置 101…液晶パネル 290…レンズ板 295…指向性改善素子 301…バックライト装置 370…蛍光管 375…遮光板 380…反射板 385…低反射領域 401…光路偏向手段 501…レンズアレイ群 511…第1レンズアレイ 512…第2レンズアレイ 513…第3レンズアレイ 514…第4レンズアレイ 515…第5レンズアレイ 551…表示画像(物点) 552…倒立像(像点、物点) 553…正立拡大像(像点) 601…拡大レンズ 701…表示スクリーン 801…コリメータレンズ BM…ブラックマトリクス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の有効表示領域を備えた表示パネル
    と、 前記表示パネルの前記有効表示領域よりも大きい画像表
    示領域を備えた表示スクリーンと、 前記表示パネルと前記表示スクリーンとの間に配置され
    るとともに、複数のレンズが並置配列されたレンズアレ
    イを複数有し、前記表示パネルの前記表示領域の像を前
    記表示スクリーン上に拡大正立結像させる複数のチャネ
    ルを備えた拡大結像光学系と、 前記表示パネルを照明する照明手段と、を備え、 前記表示パネルの主表面に直交する所定面における前記
    照明手段からの光の輝度分布の半値幅より求められる前
    記表示パネルの前記主表面の法線方向に対する角度をθ
    H1としたときのsinθH1を、前記拡大結像光学系
    の有効FナンバーをFとしたときに1/Fよりも小さく
    設定することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】前記sinθH1は、1/2Fよりも小さ
    いことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示パネルの主表面に直交する前記所
    定面は、前記表示パネルの一辺に沿う方向の面であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】前記照明手段は、前記表示パネルの前記主
    表面及び前記所定面と直交する他の面における前記照明
    手段からの光の輝度分布の半値幅より求められる前記表
    示パネルの前記主表面の法線方向に対する角度をθH2
    としたときのsinθH2を、前記拡大結像光学系の有
    効FナンバーをFとしたときの1/Fよりも小さく制御
    することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】前記sinθH2は、1/2Fよりも小さ
    いことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 【請求項6】前記照明手段は、線状の発光部を有する光
    源と、前記光源と前記表示パネルとの間に配置されてい
    るとともに前記光源から前記表示パネルに直接向かう光
    を遮光する遮光手段と、略一様な照度分布に変換する反
    射面を含む第1光学素子とを含むことを特徴とする請求
    項1に記載の表示装置。
  7. 【請求項7】前記拡大結像光学系の前記レンズアレイに
    含まれる前記レンズは、複数の領域に区分された前記有
    効表示領域の各領域に対応して並置配列されたことを特
    徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】前記拡大結像光学系の前記レンズアレイに
    含まれる前記レンズは、複数の領域に区分された前記有
    効表示領域の複数の領域に対応して並置配列されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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