JP2000214739A - リサイクル可能な水膨潤性被記録材上の印字材料の除去方法 - Google Patents

リサイクル可能な水膨潤性被記録材上の印字材料の除去方法

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JP2000214739A
JP2000214739A JP11015516A JP1551699A JP2000214739A JP 2000214739 A JP2000214739 A JP 2000214739A JP 11015516 A JP11015516 A JP 11015516A JP 1551699 A JP1551699 A JP 1551699A JP 2000214739 A JP2000214739 A JP 2000214739A
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surfactant
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liquid
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JP11015516A
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English (en)
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Naoki Yoshie
直樹 吉江
Kazuko Taniguchi
和子 谷口
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Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被記録材を繰り返し適用しても、当該被記録
材から印字材料を継続して良好に除去できるリサイクル
可能な水膨潤性被記録材上の印字材料の除去方法を提供
すること。 【解決手段】 リサイクル可能な水膨潤性被記録材上の
印字材料を除去した後、該被記録材の表面に界面活性剤
を含む液体を付与する工程を含むことを特徴とするリサ
イクル可能な水膨潤性被記録材上の印字材料の除去方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機やプリンタ等
で画像形成することにより、繰り返し再利用可能な被記
録材へ付着した印字材料を、被記録材から除去すること
ができる被記録材上の印字材料の除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、トナーを用いる電子写真複写(い
わゆるコピー)技術が普及し、紙やOHPシート等の被
記録材が多量に用いられている。
【0003】そのような被記録材上に印字あるいはコピ
ーされた印字材料は容易に除去できるものではなく、ま
たそのような技術も実用化されていないのでオフィスで
多量に発生した印字物は不要になるとそのまま破棄され
ているのが実状である。
【0004】これでは環境保全、資源保護に好ましくな
いことは明らかである。そのため破棄対象の被記録材を
再生あるいはリサイクルする技術が盛んに研究されてい
る。例えば特開平7−311523号公報あるいは特開
平6−222604号公報等においては、被記録材の表
面に水により膨潤する膨潤層を形成しておき、この膨潤
層を水で濡らして膨潤させることにより、被記録材に記
録された画像を除去する方法が開示されている。また、
印字材料の除去後においては、水によるすすぎが一般に
行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これま
で提案されている方法に一の被記録材を繰り返し適用す
ると、比較的早期に当該被記録材から印字材料を十分に
除去できなくなるという問題が生じていた。なお、上記
のような方法を適用するに際して使用される膨潤液やリ
ンス液等の材料は一般には使い捨てや交換されることな
く、循環させて用いられる。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、印字材料が印字された被記録材を繰り返し適用して
も、当該被記録材から印字材料を継続して良好に除去で
きるリサイクル可能な水膨潤性被記録材上の印字材料の
除去方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、リサイクル可
能な水膨潤性被記録材上の印字材料を除去した後、該被
記録材の表面に界面活性剤を含む液体を付与する工程を
含むことを特徴とするリサイクル可能な水膨潤性被記録
材上の印字材料の除去方法に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の方法において使用される
被記録材は、水膨潤性の表層を有するタイプのいかなる
被記録材であってもよい。図1(a)に本発明の方法を
適用可能な被記録材の一例の模式的断面図を示す。図1
(a)に示すように、この被記録材は基材層1上に表層
3を積層したものである。図1(a)では、表層3の表
面に印字材料4が印字された様子を示している。なお、
図1(a)では基材層1の片面に表層3が形成された構
成を示しているが、基材層1の両面に表層3が形成され
た構成であってもよい。
【0009】基材層1は特に制限されないが、耐水性
(強度)があり、少なくとも表面が透明なプラスチック
フィルムまたは無機微粒子が添加されて不透明化したプ
ラスチックフィルムが好適に使用される。プラスチック
フィルムの材質は特に問わないが耐熱性等を考慮する
と、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリイミド、ポ
リメチルメタクリレート等が好ましい。さらに汎用性、
値段、耐久性等を考慮に入れると、ポリエステル、特に
ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン
ナフタレート(PEN)等が望ましい。OHPとして入
手可能な各種シートを使用することも可能である。ま
た、PET繊維などのプラスチック繊維を抄紙したもの
などのいわゆる合成紙も市販されており、このような合
成紙も基材として有用である。これ以外にも、金属箔、
耐水性の改良された紙、さらに樹脂・紙・金属などの複
合材料も用いることができる。要は印字材料の印字およ
び除去を通して平面性を保つことができ、かつ耐水性と
適度な機械的強度とを備えたものであればよい。
【0010】基材層の上に形成される表層3は水膨潤性
の樹脂からなる。水膨潤性とは水や水性の溶媒に膨潤す
るが溶解しないことである。水膨潤性の樹脂は水溶性の
樹脂を架橋させることによって作られる。また、水溶性
樹脂に非水溶性の成分を添加することにより、水等の溶
媒を吸収し膨潤するが該溶媒に溶解しない特性を付与さ
れていてもよい。
【0011】水溶性樹脂としては、分子中に水酸基、ア
ミノ基、アミド基、チオール基、カルボキシル基、スル
ホン酸基等の活性水素を有する官能基を持つ水溶性樹
脂、例えばポリビニルアルコール、メチルセルロース、
ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ポリエチレ
ンオキサイド等が使用できる。
【0012】水溶性樹脂を架橋させるために、該樹脂の
水溶液に架橋剤や必要に応じて開始剤が添加されていて
もよい。架橋剤としては、上記水溶性樹脂分子中に存在
する水酸基、アミド基やカルボキシル基等の官能基と反
応性を有し該水溶性の樹脂を架橋できるものであればよ
い。例えば、エポキシ化合物、イソシアネート化合物、
グリオキザール類、メチロール化合物、メラミン樹脂、
ジカルボン酸、アジリジン、ジヒドラジド等が挙げられ
る。
【0013】以上のような化合物が架橋剤として添加さ
れている場合、上記水溶性樹脂100重量部に対して
0.1〜100重量部、好ましくは1〜50重量部添加
されている。少なすぎると膨潤時の膜強度不足が問題と
なったり、膜が溶解する可能性がある。多すぎると架橋
剤がバルク成分となり表層の強度等に問題が生じる。
【0014】表層を構成する樹脂溶液に対して濡れ性、
水の浸透性を上げるために界面活性剤が添加されていて
も良い。界面活性剤としては、アニオン性、カチオン
性、ノニオン性等の各種の界面活性剤が使用でき、特に
制約はない。
【0015】また、表層には筆記性を向上させるために
シリカ、酸化チタン、アルミナ、酸化亜鉛、炭酸カルシ
ウム等の無機微粒子が添加されていても良い。かかる無
機微粒子を添加する場合、水溶性樹脂100重量部に対
して5〜200重量部、好ましくは10〜100重量部
添加されている。
【0016】また表層には通紙性を上げるために必要に
応じて帯電防止処剤が添加されていてもよい。帯電防止
剤は表層を形成する材料に添加しても良いし、表層を形
成した後に、適当な溶媒に溶解・分散させたものを塗布
するようにしてもよい。帯電防止剤としては、第四級ア
ンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤を挙げることが
できる。
【0017】表層3はいかなる方法によって形成されて
いてもよく、例えば、溶剤塗布法によって形成されてい
る。具体的には上記の水溶性樹脂、および架橋剤、必要
に応じてその他の添加剤を、水、水/有機溶剤混合物、
もしくは有機溶剤等適当な溶媒に溶解分散させて、上記
中間層の上に加熱乾燥後の膜厚が0.5〜30μm、好
ましくは3〜20μmとなるように塗布されている。
【0018】本発明の方法を適用可能な被記録材は、基
材層と表面層との間に中間層が形成された構成を有して
いてもよい。中間層は表層を基材により強固に接着させ
る目的で設けられている。
【0019】図1(b)に本発明の方法を適用可能な他
の被記録材の一例の模式的断面図を示す。1は基材層、
2は中間層、3は表層である。なお、図1(b)におい
ては表層3の表面に印字材料4が印字されている構成が
示されている。また、図1(b)には基材層1の片面に
中間層2および表層3が形成された構成を示している
が、両面に中間層2および表層3が形成された構成でも
よい。
【0020】中間層2は接着性の高い樹脂から構成され
ており、該中間層には、表層構成樹脂と化学結合可能な
官能基を有する化合物(反応性化合物)が含まれていて
もよい。
【0021】中間層を構成する接着性の高い樹脂として
は、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリカーボネート樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹
脂、ウレタン樹脂等が挙げられ、好ましくは、ポリメチ
ルメタクリレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂が挙げられ
る。特に基材層に対して高い接着性を有するものを使用
していることが好ましい。
【0022】中間層に好ましく含まれる反応性化合物と
しては、表層を構成する樹脂と化学結合可能な官能基を
有するものであれば特に限定されない。例えばメチロー
ル化合物、イソシアネート化合物、アルデヒド化合物、
エポキシ化合物、アジリジン化合物などが使用可能であ
る。なお、これらの化合物は、表層を構成する水溶性樹
脂の架橋剤として同様に使用できる。
【0023】メチロール化合物としては、ジメチロール
メラミン、トリメチロールメラミン等のメチロール化メ
ラミン、ジメチロール化尿素、メラミン−ホルムアルデ
ヒド樹脂等があげられる。これら以外にも種々のメチロ
ール化合物が使用可能であり、適度に高分子量体のもの
程、さらに分子鎖が適度に長いもの程好ましく、かかる
観点からは、上記例示のメチロール化合物の中では、メ
ラミン−ホルムアルデヒド樹脂が好ましい。
【0024】アルデヒド化合物としては、グリオキザー
ル、グルタルアルデヒド等が挙げられる。これら以外に
も種々のアルデヒド化合物が使用可能である。エポキシ
化合物としては、ポリエチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリプロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ソルビトールポリグリシジルエーテル、ソルビタ
ンポリグリシジルエーテル、ポリグリセロールポリグリ
シジルエーテル等があげられる。これら以外にも種々の
エポキシ化合物が使用可能である。
【0025】イソシアネート化合物としては、一つの分
子中に2つ以上のイソシアネート基を有するものを使用
することができる。かかるイソシアネートとしては、例
えば4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(融
点39℃)、4,4’−メチレンビスシクロヘキシルイ
ソシアネート(融点45℃)、トリス(p−イソシアネ
ートフェニル)チオフォスフェイト、トリス(p−イソ
シアネートフェニル)メタン、トリメチロールプロパン
のトリレンジイソシアネート3付加物、分子内に親水性
基を有する脂肪族ポリイソシアネート等が使用できる。
またこれらの化合物を含め、本実施形態で使用されるイ
ソシアネートはフェノール、亜硫酸等で保護されていて
もよい。
【0026】アジリジン化合物としては、例えば、ジフ
ェニルメタン−ビス−4,4’−N,N’−ジエチル尿
素、2,2−ビスヒドロキシメチルブタノール−トリス
−[3−(1−アジリジニル)プロピネート]を使用す
ることができる。また、オキサゾリン基含有ポリマーも
使用することができる。
【0027】反応性化合物を使用する場合、その添加量
は中間層構成樹脂100重量部に対して、例えば5〜5
0重量部とすることができる。
【0028】中間層2はいかなる方法によって形成され
ていてもよく、例えば、樹脂、および所望により上記反
応性化合物を適当な溶媒に溶解させた溶液を塗布乾燥す
る溶剤塗布法や溶融塗布法等によって形成されている。
上記溶剤塗布法や溶融塗布法において中間層は、膜厚が
0.5μmから20μm程度、好ましくは0.5〜10
μm程度、より好ましくは0.5〜6μm程度になるよ
うに形成されている。
【0029】紙や繊維質の基材を用いる場合、中間層
は、中間層を形成する塗布溶液に基材を浸漬し、基材中
に塗布溶液を含浸させ、基材を構成する繊維間に中間層
材料を満たすようにして形成されていてもよい。
【0030】中間層に反応性化合物が含まれている場
合、表層溶液の塗布後、少なくとも中間層および表層は
50〜180℃、好ましくは50〜150℃に加熱され
る。この加熱により中間層に添加した反応性化合物の官
能基と表層構成樹脂の有する官能基が結合するものと考
えられ、表層が中間層に強固に固定される。
【0031】以上のような被記録材はリサイクル可能で
あり、以下に詳述する本発明の水膨潤性被記録材上の印
字材料の除去方法に有効に適用され得る。
【0032】本発明の方法は、上記のようなリサイクル
可能な水膨潤性被記録材上の印字材料を除去した後、該
被記録材の表面に界面活性剤を含む液体を付与する工程
を含むことを特徴とする。詳しくは本発明の方法は、印
字材料が印字された被記録材を、表層を膨潤させること
のできる溶媒に供給する工程(膨潤工程)、表層が膨潤
された被記録材表面から物理的な力で印字材料を除去す
る工程(除去工程)、および印字材料が除去された被記
録材の表面に界面活性剤を含む液体を付与する工程を含
む。以下、図を用いて本発明をさらに詳しく説明する。
【0033】図2は本発明の印字材料の除去方法を説明
するための工程系統図である。図2においては被記録材
100は基材層1の両面に中間層および表層が形成され
ており、中間層および表層をまとめて12として示して
いる。該被記録材の表面にはトナー等の印字材料4が印
字されている。印字材料としては電子写真に使用される
トナーが好適に使用されるが、これら以外にも、熱転写
法、および印刷法などに用いられる記録材料や、その他
の油性ペイント剤などの被記録材の表面に付着して皮膜
状の像となるタイプのものが使用できる。被記録材は図
中右側から左方に搬送される。
【0034】本発明の方法においてはまず、印字材料が
印字された被記録材を、表層を膨潤させることのできる
溶媒に供給する。すなわち図2において、印字材料4が
印字されている被記録材にはまず、溶媒供給装置11か
ら表層に表層を膨潤させることのできる溶媒(以下、膨
潤液という)が供給される。膨潤液としては水性溶媒、
すなわち水、水と水溶性有機溶媒との混合溶媒、あるい
は水溶性有機溶媒等種々用いることができる。また、膨
潤液には所望の添加剤、例えば界面活性剤等が添加され
ていてもよい。このような添加剤を添加することによっ
て被記録材への吸水能が向上する。さらには膨潤液を、
後述の界面活性剤を含む液体と同一にすることにより、
本発明の方法を採用した装置の内部構造簡略化を図るこ
とができる。以下の説明においては膨潤液として水を使
用する場合を説明する。
【0035】水の供給は図2に示したようにシャワー装
置11より、水のシャワーを表層に降りかけてもよい
し、また図示していないが水に浸漬させてもよい。被記
録材表層に水が浸透するために約15秒〜10分程度、
好ましくは約60〜200秒程度水に接触させることが
好ましい。接触時間が長いほど十分に水を浸透させられ
るが、その分処理に時間がかかる。被記録材表層に水が
浸透すると、表層は膨潤し(膨潤した表層が13として
示されている)、印字材料4と表層の間の接着力が減少
する。このとき、水温は15℃〜45℃くらい、好まし
くは25〜40℃が適当である。温度が高すぎると水の
蒸発が多くなり温度が低すぎると十分なクリーニング効
果が得られない恐れがある。
【0036】次いで、このように表層が膨潤された被記
録材表面から物理的な力で印字材料を除去する(除去工
程)。すなわち図2において、水が十分被記録材の表層
に浸透した後、被記録材はさらに印字材料除去領域に搬
送され、ブラシ14にかけられる。ブラシ14は回転し
ており、このブラシによって被記録材100上の印字材
料4が除去される。本発明においてはブラシ以外にも表
面を物理的あるいは機械的な力を付与し表面を摺擦ある
いは掻き取る態様の手段、例えばブレード、布帛等を採
用してもよい。また、本発明においては印字材料の除去
手段として、膨潤された表層に、ゴムローラー等の剥離
体を加熱接着または加圧接着することにより印字材料を
被記録材から剥離する方法を採用してもよい。図2にお
いては、ブラシ14を液外に配置しているが、液中に配
置してもかまわない。ブラシ14の毛の長さは5〜20
mm程度、太さは10〜60μm程度とすることができ
る。材質は特に限定されないがナイロンなどが適当であ
る。
【0037】通紙速度、すなわち被記録材がブラシ14
を通過する速度は、処理時間とクリーニング性能とのバ
ランスを勘案して決めればよく、例えば、0.5cm/
秒〜5cm/秒とすることができる。ブラシの回転速度
は搬送速度の5倍以上、より好ましくは10倍以上とす
ることが望ましい。
【0038】本発明においてはこのように印字材料が除
去された被記録材の表面に界面活性剤を含む液体を付与
する。すなわち図2において、被記録材は印字材料4を
除去された後、シャワー領域に搬送され、被記録材表面
全体に界面活性剤を含む液体(以下、界面活性剤含有液
という)を付与される。
【0039】従来では印字材料の除去後、リンス液とし
て水を用いたすすぎが行われており、繰り返して一の被
記録材を従来からの印字材料の除去方法に適用すると、
比較的早期に当該被記録材から印字材料を十分に除去で
きなくなるという問題が生じていたが、本発明において
はこのように印字材料の除去後、後で詳述する界面活性
剤含有液を被記録材表面全体に付与することにより、被
記録材を繰り返し適用しても、当該被記録材から印字材
料を比較的長期間にわたって継続して良好に除去できる
ようになった。従来から一般に上記のようなリンス液は
使い捨てや交換されることなく、循環させて用いられて
いるが、このような状況でリンス液として水を用いる
と、被記録材の繰り返しの適用による水の履歴により、
表層の膨張速度が低下することが本発明の発明者等の研
究により明らかになった。
【0040】このような表層の膨張速度の低下は表層の
構造変化による吸水性能の低下に起因するものと考えら
れるが、本発明においては印字材料除去後における界面
活性剤含有液の被記録材(表層)への付与による後述の
界面活性剤の表層への浸透(浸入)が上記表層構造変化
に伴う不利益を補うため、表層の初期の高い吸水性能を
維持することができ、印字材料を比較的長期間にわたっ
て良好に除去し続けられると考えられる。
【0041】ここでは界面活性剤含有液の供給手段とし
て、図2に示したようにシャワー装置15より表層に降
りかけているが、当該液体が被記録材表面全体に接触で
き、かつ界面活性剤が表層に浸透する時間を確保できれ
ば特に制限されることはなく、例えば、浸漬させてもよ
い。なお、界面活性剤含有液をシャワーで付与すること
により、被記録材表面に残留している印字材料を洗い流
すことができる。
【0042】界面活性剤含有液としては界面活性剤が水
性溶媒または有機溶媒に溶解している液体である。界面
活性剤が溶解される水性溶媒としては特に制限されず、
例えば、膨潤液に使用され得る水性溶媒を例示すること
ができ、また有機溶媒としては、膨潤した表層を濡らす
ことができ、かつ被記録材の基材層、中間層および表層
を溶解させることのない溶媒を例示することができる
が、環境への優しさ(環境性)および安全性の観点から
は水性溶媒を用いることが好ましく、特に水を用いるこ
とがより好ましい。
【0043】本発明で使用され得る界面活性剤としては
特に限定されず、アニオン性界面活性剤、カチオン性界
面活性剤、ノニオン性界面活性剤およびその他の種々の
界面活性剤等を使用することができる。この中でも表層
に対して浸透性の高い界面活性剤が好ましい。
【0044】好ましい界面活性剤として種々例示できる
が、例えば、HLB9〜15のノニオン性界面活性剤、
や次のような構造を有する界面活性剤 R1−R2−SO3−A .....(i) (R1はC7からC14のアルキル基;R2はフェニレン
もしくはナフチレン;およびAはアルカリ金属を表
す); R1O(EO)n2SO3NH((EO)n3H)3 ...(ii) (R1はC7からC14のアルキル基;n2は0〜7の整
数、n3は1〜3の整数を表す)
【化2】 (R3はC7からC20のアルキル基;R4はHもしくは
CH2CH2OHを表す;n1は1〜10の整数を表
す); R1O(EO)n4SO3A .....(iv) (R1はC7からC14のアルキル基;n4は1〜7の整
数;およびAはアルカリ金属を表す)や、それ以外にも
エアロゾルOT型のジアルキルスルホコハク酸塩やその
誘導体などが挙げられる。2種以上の界面活性剤を組み
合わせて用いてもよい。
【0045】HLB9〜15のノニオン性界面活性剤と
しては、ポリエチレンオキサイドアルキルエーテル、ポ
リエチレンオキサイドアルキルフェニルエーテル、等で
EO数が4〜20程度のものが挙げられる。HLBが9
〜15の上記界面活性剤を用いると被記録材への十分な
湿潤・浸透作用が得やすい。
【0046】一般式(i)の構造をもった化合物として
は、これに限定されるものではないが、例えばドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム等を挙げることができ
る。
【0047】(ii)の構造を持った化合物としては、
これに限定されるものではないが、例えばポリオキシエ
チレンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミンなど
のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸トリエタノ
ールアミン等を挙げることができる。(iii)の構造
をもった化合物としては、これに限定されるものではな
いが、例えばポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタ
ノールアミドなどのポリオキシエチレンアルキル脂肪酸
エタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミドや
ラウリン酸ジエタノールアミドなどのアルキル脂肪酸エ
タノールアミド等が挙げられる。(iv)の構造を持っ
た化合物としては、これに限定されるものではないが、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム等
があげられる。
【0048】界面活性剤含有液における上記界面活性剤
の添加量は溶媒に対して0.01〜5重量%が好まし
く、より好ましくは0.05〜1重量%である。添加量
が少なすぎると本発明の効果が得られず、すなわち比較
的早期に被記録材から印字材料を十分に除去できなくな
る。一方、添加量が多すぎると膜強度の不足や溶け込み
成分の増加等の問題が起こる。液温は特に制限されるこ
とはなく、20〜50℃くらい、好ましくは25〜40
℃が適当である。温度が高すぎると溶媒の蒸発が多くな
る。
【0049】上記のような界面活性剤含有液を調製する
に際しては、特に、当該界面活性剤が溶媒に対して難溶
性を有する場合、媒体を一旦、20℃以上、好ましくは
30〜60℃まで加熱した後、該界面活性剤を添加、撹
拌して溶解させることができる。
【0050】界面活性剤含有液に印字材料除去後の被記
録材を浸漬させる場合、印字材料の除去後であって、界
面活性剤含有液への浸漬の前後いずれかに、被記録材に
リンス液を付与することが好ましい。界面活性剤含有液
への浸漬だけでは残留印字材料を完全に洗い流せないお
それがあるためである。
【0051】このときのリンス液の供給手段としては特
に制限されないが、シャワーを用いることが好ましい。
リンス液としては被記録材表面上に残留している印字材
料を洗い流すことができる溶媒であれば特に制限される
ことはなく、上記のいかなる水性溶媒および有機溶媒も
使用可能であるが、環境性および安全性の観点からは水
性溶媒、特に水を用いることが好ましい。液温は25〜
40℃が好適である。
【0052】界面活性剤含有液と被記録材との接触時間
は、被記録材の表面全体が当該液体と一通り接触でき、
かつ界面活性剤が表層内部に浸入できれば特に制限され
るものではない。
【0053】上記のように印字材料の除去後、界面活性
剤含有液を付与された被記録材は、さらに乾燥領域に搬
送され、乾燥器16により乾燥される。なお、乾燥方法
は熱ローラのように接触タイプのものでもよいし、遠赤
外線ランプのように被接触タイプのものでもかまわな
い。加熱温度は70〜150℃程度が適当である。
【0054】また、本発明の方法の別の態様において
は、上述と同様に、印字材料が印字された被記録材を膨
潤液に供給し、表層が膨潤された被記録材表面から物理
的な力で印字材料を除去し、該被記録材表面に残留する
印字材料を上記リンス液で洗い流した後、一旦乾燥さ
せ、界面活性剤含有液を付与してもよい。このとき乾燥
条件および界面活性剤含有液の付与条件は上記と同様の
条件を採用することができるが、界面活性剤含有液の付
与後の乾燥容易性を考慮すると、当該界面活性剤が溶解
される溶媒として上記の有機溶媒を用いることが好まし
い。このように溶媒として有機溶媒を用いることによ
り、当該液体付与後の新たな乾燥処理を省くことができ
る。なお、当該態様においても、界面活性剤含有液と被
記録材との接触時間は、被記録材の表面全体が当該液体
と一通り接触でき、かつ上記界面活性剤が表層内部に浸
入できれば特に制限されるものではない。
【0055】図3は、上述した本発明の方法が適用可能
なクリーニング装置の一実施形態を示す図である。図3
の装置は、ケーシング23内に被記録材表層を膨潤させ
るための膨潤液30を貯溜するクリーニング槽22を備
えている。この装置において界面活性剤含有液と膨潤液
は同一であり、界面活性剤含有液はシャワー15により
供給されている。このクリーニング槽22には、槽内の
液中の印字材料を除去するためのフィルタを備えたポン
プ20が接続され、さらにこのポンプ20に管31を介
してシャワー11およびシャワー15が接続されてい
る。
【0056】クリーニング槽22内の液体はポンプ20
内のフィルタによって浄化された後、管31を通ってシ
ャワー11、15に送られ、シャワー11においては被
記録材の膨潤液として、そしてシャワー15においては
界面活性剤含有液およびリンス液として使用される。
【0057】被記録材は給紙ローラ21により装置内に
導入され、シャワー11により膨潤液を吹きかけられた
後、ガイド26および搬送ローラ24を通過してクリー
ニング槽22内の膨潤液30に浸漬される。そして、所
定時間静止した後、搬送ローラ24およびガイド28に
よってブラシ14の対向部に送られ、印字材料を除去さ
れる。
【0058】この後、被記録材は、ガイド29、搬送ロ
ーラ25、およびガイド27を通過し、シャワー15に
より界面活性剤含有液を吹きかけられつつ、すすがれ、
最後に乾燥ローラ17によって乾燥され、装置外に排出
される。なお、シャワー15による被記録材への界面活
性剤含有液の供給は被記録材表面全体にわたって達成さ
れる。
【0059】このような態様において界面活性剤含有液
と被記録材との接触時間は、被記録材先端がブラシ領域
を通過した後、界面活性剤含有液の液面に達するまでの
時間と、当該先端がシャワー領域に進入してから出てく
るまでの時間との和を指すものとする。
【0060】図4は、クリーニング装置の他の一実施形
態を示す図である。この装置は、被記録材を膨潤させる
ための膨潤液30を貯溜する膨潤液タンク43と、表面
をブラシ14で摺擦された後、付与される界面活性剤含
有液50を貯溜するタンク42を、それぞれ独立に有す
る構成をしている。膨潤液タンク43に貯溜された膨潤
液30はフィルタを備えたポンプ20でくみ上げられ、
管31を通してシャワー11に送られ、給紙ローラー2
1によって導入された被記録材100に所定時間あるい
は所定量吹き付けられる。被記録材料はガイド26およ
び搬送ローラー24および25を通過してブラシ14部
に送られる。シャワー11部で被記録材100に吹きか
けられた膨潤液は落下し、シャワー11の下方に位置す
る膨潤液タンク43に戻り、循環使用される。
【0061】ブラシ14により印字材料を除去された被
記録材100はシャワー15に送られ、被記録材表面に
界面活性剤含有液50が付与される。シャワー15によ
る被記録材への界面活性剤含有液の供給は被記録材表面
全体にわたって達成される。タンク42に貯溜されてい
る界面活性剤含有液50はフィルターを備えたポンプ4
0にくみ上げられ、管41を通じてシャワー領域に供給
される。ブラシにより擦り取られた印字材料および界面
活性剤含有液の供給で流された印字材料はタンク42上
部に備えられたフィルター45上に落ち、シャワー領域
から落下してくるシャワー液とともに濾過され、印字材
料はフィルターで濾され、界面活性剤含有液はタンク4
2に戻され循環使用される。シャワー領域を通過した被
記録材はガイド27を通過し、最後にヒータを内蔵した
乾燥ローラー17よって乾燥され、装置外に排出され
る。
【0062】このような態様において界面活性剤含有液
と被記録材との接触時間は、被記録材先端がシャワー領
域に進入してから出てくるまでの時間を指すものとす
る。
【0063】以上のような本発明の方法に被記録材を繰
り返し適用しても、当該被記録材から印字材料を比較的
長期間にわたって良好に除去しつづけることができる。
本発明を以下の実施例によりさらに詳しく説明する。
【0064】
【実施例】(被記録材の製造I) 基材層;基材層として厚さ100μmのポリエチレンテ
レフタレート(PET)シートを使用した。 中間接着層;ポリカーボネート樹脂14gを1,4−ジ
オキサン186gに溶解した樹脂溶液を調製した。該樹
脂溶液にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂(スミレーズ
613;住友化学社製)2gを添加し撹拌した。得られ
た溶液をバーコータで基材層に塗布し、50℃で15分
間加熱し、さらにコロナ放電処理を行って、厚さ4μm
の中間接着層を形成した。 表層;水溶性樹脂としてポリビニルアルコールCM−3
18(クラレ社製)12gを水188gに溶解し樹脂溶
液を調製した。該樹脂溶液にメラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂(スミレーズ613;住友化学社製)0.5gと
塩化アンモニウム0.6gを添加して5分間撹拌した。
得られた液をバーコータで中間接着層の上に塗布し、1
20℃で2時間加熱し、厚さ10μmの表層を形成し、
これを被記録材Iとした。
【0065】(被記録材の製造II) 基材層;基材層として厚さ100μmのポリエチレンテ
レフタレート(PET)シートを使用した。 中間接着層;ポリウレタン水溶液(HUX−232、旭
電化社製)200gと界面活性剤ポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル(ノニポール60、三洋化成社
製)0.4gの混合液をバーコータで基材層に塗布し、
50℃で15分間加熱し、さらにコロナ放電処理を行っ
て、厚さ4μmの中間接着層を形成した。 表層;水溶性樹脂としてポリビニルアルコールKM−6
18(クラレ社製)16gを水184gに溶解し樹脂溶
液を調製した。該樹脂溶液にエポキシ架橋剤(EX−3
13;長瀬化成社製)3.2gとポリオキシエチレンノ
ニルフェニルエーテル0.4gを添加して5分間撹拌し
た。得られた液をバーコータで中間接着層の上に塗布
し、120℃で30分加熱し、厚さ10μmの表層を形
成し、これを被記録材IIとした。
【0066】実施例1 上記の被記録材Iに、市販の電子写真複写機(EP−4
050;ミノルタ社製)を用いて画像形成した。画像の
形成された被記録材を図4の装置を用いて画像の除去
(脱墨)および乾燥を行った。なお、膨潤液として水を
用い、界面活性剤含有液としてポリオキシエチレンヤシ
油脂肪酸モノエタノールアミド0.05%水溶液を用い
た。
【0067】図4の装置の運転条件は以下のとおりであ
る。 ・毛の長さ10mm、太さ30μmのナイロン製ブラシ
毛を有する芯金径12mmのブラシローラを使用 ・膨潤液タンク43内の液温30℃、タンク42内の液
温30℃ ・通紙速度3cm/秒 ・膨潤液との接触時間3分、界面活性剤含有液との接触
時間1分 ・ブラシの回転速度/通紙速度=30 ・熱ローラの温度110℃
【0068】得られた被記録材を用いて、上記のような
再生作業(画像形成―画像除去および乾燥)をさらに1
9回繰り返した。20回目の再生作業で得られた被記録
材を目視により観察したところ印字材料は十分に除去さ
れていた。なお、20回の再生作業中、装置内における
膨潤液および界面活性剤含有液は、新しいものに替える
ことなく、それぞれ同一のものを継続して用いた。
【0069】実施例2 図4の装置の代わりに図3の装置を用いたこと以外、実
施例1と同様にして、再生作業(画像形成―画像除去お
よび乾燥)を20回繰り返した。20回目の再生作業で
得られた被記録材を目視により観察したところ印字材料
は十分に除去されていた。なお、漕中の液としてポリオ
キシエチレンノニルフェニルエーテル(ノニポール6
0、三洋化成社製、HLB11)0.2%水溶液を用い
た。
【0070】図3の装置の運転条件は以下のとおりであ
る。 ・毛の長さ10mm、太さ30μmのナイロン製ブラシ
毛を有する芯金径12mmのブラシローラを使用 ・槽中の液の温度30℃ ・通紙速度3cm/秒 ・印字材料除去前、すなわち被記録材のブラシ14の通
過前における槽中の液との接触時間3分、印字材料除去
後、すなわち被記録材のブラシ14の通過後における槽
中の液との接触時間1分 ・ブラシの回転速度/通紙速度=30 ・熱ローラの温度110℃
【0071】実施例3 被記録材として被記録材II、界面活性剤含有液として
ポリオキシエチレンアルキルエーテル(エマルミンL−
90−S、三洋化成社製、HLB13)0.05%水溶
液を用いた以外は実施例1と同様にして、再生作業を2
0回繰り返した。20回目の再生作業で得られた被記録
材を目視により観察したところ印字材料は十分に除去さ
れていた。 実施例4 被記録材として被記録材II、界面活性剤含有液として
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.05%水溶
液を用いた以外は実施例1と同様にして、再生作業を2
0回繰り返した。20回目の再生作業で得られた被記録
材を目視により観察したところ印字材料は十分に除去さ
れていた。
【0072】実施例5 被記録材として被記録材II、界面活性剤含有液として
サンデットLTM(アルキル硫酸トリエタノールアミ
ン、三洋化成社製)0.05%水溶液を用いた以外は実
施例1と同様にして、再生作業を20回繰り返した。2
0回目の再生作業で得られた被記録材を目視により観察
したところ印字材料は十分に除去されていた。 実施例6 被記録材として被記録材II、界面活性剤含有液として
サンデットENM(ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸ナトリウム、三洋化成社製)0.05%水溶液を
用いた以外は実施例1と同様にして、再生作業を20回
繰り返した。20回目の再生作業で得られた被記録材を
目視により観察したところ印字材料は十分に除去されて
いた。
【0073】実施例7 被記録材として被記録材II、界面活性剤含有液として
ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム0.05%水溶液
を用いた以外は実施例1と同様にして、再生作業を20
回繰り返した。20回目の再生作業で得られた被記録材
を目視により観察したところ印字材料は十分に除去され
ていた。
【0074】比較例1 膨潤液としてドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1
%水溶液を用いたこと、および界面活性剤含有液を用い
ずに、リンス液として水を用いたこと以外、実施例1と
同様にして、再生作業(画像形成―画像除去および乾
燥)を20回繰り返した。繰り返し10回目ぐらいか
ら、得られる被記録材に印字材料が残留していることが
目視により観察された。
【0075】比較例2 漕中の液として界面活性剤を添加していない単なる水を
用いたこと以外、実施例2と同様にして、再生作業(画
像形成―画像除去および乾燥)を20回繰り返した。繰
り返し10回目ぐらいから、得られる被記録材に印字材
料が残留していることが目視により観察された。
【0076】
【発明の効果】本発明の方法に一の被記録材を繰り返し
適用しても、当該被記録材から印字材料を比較的長期に
わたって良好に除去できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)および(b)はともに本発明の方法を
適用可能な被記録材の構成の一例を表す模式的断面図を
示す。
【図2】 記録材料の除去方法を説明するための工程系
統図を示す。
【図3】 クリーニング装置の一例を表す図を示す。
【図4】 クリーニング装置の一例を表す図を示す。
【符号の説明】
1:基材層 2:中間層 3:表層 4:印字材料 11:シャワー装置 12:中間層+表層 13:膨潤した表層 14:ブラシ 15:シャワー 16:乾燥器 100:被記録材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AP04 AQ06 AS13 GG15 GG28 GG37 2H034 FA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リサイクル可能な水膨潤性被記録材上の
    印字材料を除去した後、該被記録材の表面に界面活性剤
    を含む液体を付与する工程を含むことを特徴とするリサ
    イクル可能な水膨潤性被記録材上の印字材料の除去方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、界面活性剤がHLB
    9〜15のノニオン性界面活性剤であることを特徴とす
    るリサイクル可能な水膨潤性被記録材上の印字材料の除
    去方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、界面活性剤が R1−R2−SO3−A ...(i) (R1はC7からC14のアルキル基;R2はフェニレン
    もしくはナフチレン;およびAはアルカリ金属を表
    す); R1O(EO)n2SO3NH((EO)n3H)3 ...(ii) (R1はC7からC14のアルキル基;n2は0〜7の整
    数、n3は1〜3の整数を表す) 【化1】 (R3はC7からC20のアルキル基;R4はHもしくは
    CH2CH2OHを表す;n1は1〜10の整数を表
    す); R1O(EO)n4SO3A ...(iv) (R1はC7からC14のアルキル基;n4は1〜7の整
    数;およびAはアルカリ金属を表す)からなるグループ
    から選択される少なくとも1種以上の物質であることを
    特徴とする請求項1に記載のリサイクル可能な水膨潤性
    被記録材上の印字材料の除去方法。
  4. 【請求項4】 印字材料が印字された被記録材を、表層
    を膨潤させることのできる溶媒に供給する工程、 表層が膨潤された被記録材表面から物理的な力で印字材
    料を除去する工程、および印字材料が除去された被記録
    材の表面に界面活性剤を含む液体を付与する工程を含む
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のリサイ
    クル可能な水膨潤性被記録材上の印字材料の除去方法。
  5. 【請求項5】 表層を膨潤させることのできる溶媒と界
    面活性剤を含む液体が同一であることを特徴とする請求
    項1〜4いずれかに記載のリサイクル可能な水膨潤性被
    記録材上の印字材料の除去方法。
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