JP2000215622A - 記録又は再生装置 - Google Patents
記録又は再生装置Info
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- JP2000215622A JP2000215622A JP11015387A JP1538799A JP2000215622A JP 2000215622 A JP2000215622 A JP 2000215622A JP 11015387 A JP11015387 A JP 11015387A JP 1538799 A JP1538799 A JP 1538799A JP 2000215622 A JP2000215622 A JP 2000215622A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ビタビ復号方法を行う再生装置において迅速
なリトライシーケンスの実現する。 【解決手段】 状態データに基づいて信号品質情報を生
成し、その信号品質情報を基準値と比較する。そしてそ
の比較結果を動作リトライのトリガとする。信号品質情
報は、再生信号のジッター及び/又は再生信号とクロッ
ク信号の位相誤差に基づいて生成される情報(CHQ)
や、再生信号波形の非対称性を表す情報(アシンメト
リ)とする。
なリトライシーケンスの実現する。 【解決手段】 状態データに基づいて信号品質情報を生
成し、その信号品質情報を基準値と比較する。そしてそ
の比較結果を動作リトライのトリガとする。信号品質情
報は、再生信号のジッター及び/又は再生信号とクロッ
ク信号の位相誤差に基づいて生成される情報(CHQ)
や、再生信号波形の非対称性を表す情報(アシンメト
リ)とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、再生系において
ビタビ復号方式が採用されている記録又は再生装置に関
するものである。
ビタビ復号方式が採用されている記録又は再生装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、データ記録再生の際の伝送方式と
して符号間干渉を積極的に利用したパーシャルレスポン
ス方式が開発されており、このパーシャルレスポンスと
ビタビ復号方式を採用した記録再生装置が実用化に向け
られている。
して符号間干渉を積極的に利用したパーシャルレスポン
ス方式が開発されており、このパーシャルレスポンスと
ビタビ復号方式を採用した記録再生装置が実用化に向け
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば情報
の再生時や、記録時における記録情報の再生(記録動作
に関するベリファイのためなどの再生)時には、その再
生される情報の信頼性を確認することが行われ、信頼性
のないデータが再生された場合などには、リトライ動作
が行われることになる。このようなリトライ動作は、信
号品質が維持できなくなった際に迅速に実行できること
が好ましく、またこのためには、再生データについて迅
速に信号品質が評価できるようにすることが望まれてい
る。
の再生時や、記録時における記録情報の再生(記録動作
に関するベリファイのためなどの再生)時には、その再
生される情報の信頼性を確認することが行われ、信頼性
のないデータが再生された場合などには、リトライ動作
が行われることになる。このようなリトライ動作は、信
号品質が維持できなくなった際に迅速に実行できること
が好ましく、またこのためには、再生データについて迅
速に信号品質が評価できるようにすることが望まれてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような事情
に応じて、デジタル型のパーシャルレスポンス方式/ビ
タビ復号を採用する記録又は再生装置において、再生情
報の信頼性が不十分となった際に、即座にそれを検知
し、迅速にリトライ動作が実行できるようにすることを
目的とする。
に応じて、デジタル型のパーシャルレスポンス方式/ビ
タビ復号を採用する記録又は再生装置において、再生情
報の信頼性が不十分となった際に、即座にそれを検知
し、迅速にリトライ動作が実行できるようにすることを
目的とする。
【0005】このため記録又は再生装置において、クロ
ック信号に従ってサンプリングされる再生信号値に基づ
いてクロック信号に応じたタイミングで最尤な状態遷移
を表す状態データを生成する状態データ生成手段と、状
態データに基づいて復号データを出力する復号データ出
力手段と、状態データを用いて信号品質情報を生成する
品質情報生成手段と、品質情報生成手段で生成される信
号品質情報を基準値と比較してその比較結果を出力する
比較手段と、比較手段からの出力に基づいて動作リトラ
イを実行させる制御手段とを備えるようにする。信号品
質情報としては、再生信号のジッター及び/又は再生信
号とクロック信号の位相誤差を表す情報や、再生信号波
形の非対称性を表す情報とする。
ック信号に従ってサンプリングされる再生信号値に基づ
いてクロック信号に応じたタイミングで最尤な状態遷移
を表す状態データを生成する状態データ生成手段と、状
態データに基づいて復号データを出力する復号データ出
力手段と、状態データを用いて信号品質情報を生成する
品質情報生成手段と、品質情報生成手段で生成される信
号品質情報を基準値と比較してその比較結果を出力する
比較手段と、比較手段からの出力に基づいて動作リトラ
イを実行させる制御手段とを備えるようにする。信号品
質情報としては、再生信号のジッター及び/又は再生信
号とクロック信号の位相誤差を表す情報や、再生信号波
形の非対称性を表す情報とする。
【0006】即ち本発明では、ビタビ復号過程で得られ
る状態データに基づいて得られる信号品質情報を所定の
基準値と比較して、その結果品質が十分でない、即ちデ
ータの信頼性が維持されていないと判断された場合に
は、即座にリトライ動作が実行できるようにする。
る状態データに基づいて得られる信号品質情報を所定の
基準値と比較して、その結果品質が十分でない、即ちデ
ータの信頼性が維持されていないと判断された場合に
は、即座にリトライ動作が実行できるようにする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明するが、実施の形態の理解を容易とするために、
下記順序のように、まずビタビ復号方法を行う再生系を
有する記録再生装置の構成、ビタビ復号方法等について
説明し、その後、実施の形態としての記録再生装置の構
成及び動作を説明していく。 1.ビタビ復号方法を行う再生系を有する記録再生装置
の説明 1−1 装置構成の概要 1−2 記録媒体のセクターフォーマット 1−3 4値4状態ビタビ復号方法 1−4 4値4状態ビタビ復号器 1−5 4値4状態ビタビ復号方法以外のビタビ復号方
法 2.実施の形態の記録再生装置 2−1 概要 2−2 装置構成 2−3 信号品質情報としてのCHQ/アシンメトリに
関する動作
て説明するが、実施の形態の理解を容易とするために、
下記順序のように、まずビタビ復号方法を行う再生系を
有する記録再生装置の構成、ビタビ復号方法等について
説明し、その後、実施の形態としての記録再生装置の構
成及び動作を説明していく。 1.ビタビ復号方法を行う再生系を有する記録再生装置
の説明 1−1 装置構成の概要 1−2 記録媒体のセクターフォーマット 1−3 4値4状態ビタビ復号方法 1−4 4値4状態ビタビ復号器 1−5 4値4状態ビタビ復号方法以外のビタビ復号方
法 2.実施の形態の記録再生装置 2−1 概要 2−2 装置構成 2−3 信号品質情報としてのCHQ/アシンメトリに
関する動作
【0008】1.ビタビ復号方法を行う再生系を有する
記録再生装置の説明 1−1 装置構成の概要 以下、ビタビ復号方法を行う再生系を有する、典型的な
記録/再生装置の一例について説明する。図1は、ビタ
ビ復号方法を行う再生系を有する光磁気ディスク装置の
一例の全体構成を示すブロック図である。記録時には、
コントローラ2がホストコンピュータ1の指令に従っ
て、記録すべきユーザデータを受取リ、情報語としての
ユーザデータに基づいてエンコードを行って、符号語と
してのRLL(1,7)符号を生成する。この符号語が
記録データとしてレーザパワーコントロール部(以下、
LPCと表記する)4に供給される。コントローラ2
は、このような処理の他に、後述する復号化処理、およ
び記録、再生、消去等の各モードの制御、並びにホスト
コンピュータ1との交信等の動作を行う。
記録再生装置の説明 1−1 装置構成の概要 以下、ビタビ復号方法を行う再生系を有する、典型的な
記録/再生装置の一例について説明する。図1は、ビタ
ビ復号方法を行う再生系を有する光磁気ディスク装置の
一例の全体構成を示すブロック図である。記録時には、
コントローラ2がホストコンピュータ1の指令に従っ
て、記録すべきユーザデータを受取リ、情報語としての
ユーザデータに基づいてエンコードを行って、符号語と
してのRLL(1,7)符号を生成する。この符号語が
記録データとしてレーザパワーコントロール部(以下、
LPCと表記する)4に供給される。コントローラ2
は、このような処理の他に、後述する復号化処理、およ
び記録、再生、消去等の各モードの制御、並びにホスト
コンピュータ1との交信等の動作を行う。
【0009】LPC4は、供給された記録データに対応
して、光ピックアップ7のレーザパワーを制御して光磁
気ディスク6上に磁気極性を有するピット列を形成する
ことにより、記録を行う。この記録の際に、磁気へッド
5が光磁気ディスク6にバイアス磁界を付与する。実際
には、記録データに基づいて後述するように生成される
プリコード出力に従って、後述するようなマークエッジ
記録が行われる。
して、光ピックアップ7のレーザパワーを制御して光磁
気ディスク6上に磁気極性を有するピット列を形成する
ことにより、記録を行う。この記録の際に、磁気へッド
5が光磁気ディスク6にバイアス磁界を付与する。実際
には、記録データに基づいて後述するように生成される
プリコード出力に従って、後述するようなマークエッジ
記録が行われる。
【0010】後述するように、記録位置すなわちピット
の形成位置の制御は、磁気へッド5および光ピックアッ
プ7等の位置決めを行う図示しない手段によってなされ
る。このため、記録動作時においても、光ピックアップ
7がアドレス部等を通過する際には、後述するような再
生時の動作と同様な動作が行われる。
の形成位置の制御は、磁気へッド5および光ピックアッ
プ7等の位置決めを行う図示しない手段によってなされ
る。このため、記録動作時においても、光ピックアップ
7がアドレス部等を通過する際には、後述するような再
生時の動作と同様な動作が行われる。
【0011】上述したようにして形成される各ピット
を、記録データに基づいて後述するようにして生成され
るプリコード出力中の各ピットに対応させる方法につい
て、図2を参照して説明する。プリコード出力中の、例
えば’1’に対してピットを形成し、’0’に対してピ
ットを形成しない記録方法をマーク位置記録方法と称す
る。一方、各ピットのエッジによって表現される、プリ
コード出力中の各ピットの境界における極性の反転を、
例えば’1’に対応させる記録方法をマークエッジ記録
方法と称する。再生時には、再生信号中の各ピットの境
界は、後述するようにして生成されるリードクロックD
CKに従って認識される。
を、記録データに基づいて後述するようにして生成され
るプリコード出力中の各ピットに対応させる方法につい
て、図2を参照して説明する。プリコード出力中の、例
えば’1’に対してピットを形成し、’0’に対してピ
ットを形成しない記録方法をマーク位置記録方法と称す
る。一方、各ピットのエッジによって表現される、プリ
コード出力中の各ピットの境界における極性の反転を、
例えば’1’に対応させる記録方法をマークエッジ記録
方法と称する。再生時には、再生信号中の各ピットの境
界は、後述するようにして生成されるリードクロックD
CKに従って認識される。
【0012】次に、再生系の構成および動作について説
明する。光ピックアップ7は、光磁気ディスク6にレー
ザ光を照射し、それによって生じる反射光を受光して、
再生信号を生成する。再生信号は、和信号R+、差信号
R−および図示しないフォーカスエラー信号ならびにト
ラッキングエラー信号の4種類の信号からなる。和信号
R+は、アンプ8によってゲイン調整等がなされた後に
切替えスイッチ10に供給される。また、差信号R−
は、アンプ9によってゲイン調整等がなされた後に切替
えスイッチ10に供給される。さらに、フォーカスエラ
ー信号は、フォーカスエラーを解消する手段(図示せ
ず)に供給される。一方、トラッキングエラー信号は、
図示しないサーボ系等に供給され、それらの動作におい
て用いられる。
明する。光ピックアップ7は、光磁気ディスク6にレー
ザ光を照射し、それによって生じる反射光を受光して、
再生信号を生成する。再生信号は、和信号R+、差信号
R−および図示しないフォーカスエラー信号ならびにト
ラッキングエラー信号の4種類の信号からなる。和信号
R+は、アンプ8によってゲイン調整等がなされた後に
切替えスイッチ10に供給される。また、差信号R−
は、アンプ9によってゲイン調整等がなされた後に切替
えスイッチ10に供給される。さらに、フォーカスエラ
ー信号は、フォーカスエラーを解消する手段(図示せ
ず)に供給される。一方、トラッキングエラー信号は、
図示しないサーボ系等に供給され、それらの動作におい
て用いられる。
【0013】切替えスイッチ10には、後述するような
切替え信号Sが供給される。切替えスイッチ10は、こ
の切替え信号Sに従って、以下のように、和信号R+ま
たは差信号R−をフィルタ部11に供給する。すなわ
ち、後述するような光磁気ディスク6のセクタフォーマ
ットにおいて、エンボス加工によって形成される部分か
ら再生される再生信号が切替えスイッチ10に供給され
る期間には、和信号R+をフィルタ部11に供給する。
また、光磁気的に記録される部分から再生される再生信
号が切替えスイッチ10に供給される期間には、差信号
R−をフィルタ部11に供給する。
切替え信号Sが供給される。切替えスイッチ10は、こ
の切替え信号Sに従って、以下のように、和信号R+ま
たは差信号R−をフィルタ部11に供給する。すなわ
ち、後述するような光磁気ディスク6のセクタフォーマ
ットにおいて、エンボス加工によって形成される部分か
ら再生される再生信号が切替えスイッチ10に供給され
る期間には、和信号R+をフィルタ部11に供給する。
また、光磁気的に記録される部分から再生される再生信
号が切替えスイッチ10に供給される期間には、差信号
R−をフィルタ部11に供給する。
【0014】切替え信号Sは、例えば次のようにして生
成される。すなわち、まず、再生信号から、セクタフォ
ーマットに規定される所定のパターンから再生される信
号を検出する。このような所定のパターンとしては、例
えば後述するセクタマークSM等が用いられる。そし
て、かかる検出がなされた時点を基準として、後述する
リードクロックを数える等の方法によって認識される所
定時点において、切替え信号Sが生成される。
成される。すなわち、まず、再生信号から、セクタフォ
ーマットに規定される所定のパターンから再生される信
号を検出する。このような所定のパターンとしては、例
えば後述するセクタマークSM等が用いられる。そし
て、かかる検出がなされた時点を基準として、後述する
リードクロックを数える等の方法によって認識される所
定時点において、切替え信号Sが生成される。
【0015】フィルタ部11は、ノイズカットを行うロ
ーパスフィルタおよび波形等化を行う波形等化器から構
成される。後述するように、この際の波形等化処理にお
いて用いられる波形等化特性は、ビタビ復号器13が行
うビタビ復号方法に適合するものとされる。フィルタ部
11の出力が供給されるA/D変換器12は、後述する
ようにして供給されるリードクロックDCKに従って再
生信号値z[k]をサンプリングする。ビタビ復号器1
3は、再生信号値z[k]に基づいて、ビタビ復号方法
によって復号データを生成する。かかる復号データは、
上述したようにして記録される記録データに対する最尤
復号系列である。従って、復号エラーが無い場合には、
復号データは、記録データと一致する。
ーパスフィルタおよび波形等化を行う波形等化器から構
成される。後述するように、この際の波形等化処理にお
いて用いられる波形等化特性は、ビタビ復号器13が行
うビタビ復号方法に適合するものとされる。フィルタ部
11の出力が供給されるA/D変換器12は、後述する
ようにして供給されるリードクロックDCKに従って再
生信号値z[k]をサンプリングする。ビタビ復号器1
3は、再生信号値z[k]に基づいて、ビタビ復号方法
によって復号データを生成する。かかる復号データは、
上述したようにして記録される記録データに対する最尤
復号系列である。従って、復号エラーが無い場合には、
復号データは、記録データと一致する。
【0016】復号データは、コントローラ2に供給され
る。上述したように、記録データは、ユーザデータから
チャンネル符号化等の符号化によって生成された符号語
である。従って、復号エラーレートが充分低ければ、復
号データは、符号語としての記録データとみなすことが
できる。コントロ―ラ2は、復号データに、上述のチャ
ンネル符号化等の符号化に対応する復号化処理を施すこ
とにより、ユーザデータ等を再生する。
る。上述したように、記録データは、ユーザデータから
チャンネル符号化等の符号化によって生成された符号語
である。従って、復号エラーレートが充分低ければ、復
号データは、符号語としての記録データとみなすことが
できる。コントロ―ラ2は、復号データに、上述のチャ
ンネル符号化等の符号化に対応する復号化処理を施すこ
とにより、ユーザデータ等を再生する。
【0017】また、フィルタ部11の出力は、PLL部
14にも供給される。PLL部14は、供給された信号
に基づいて、リードクロックDCKを生成する。このP
LL部14は、従来の構成の場合では、光磁気ディスク
6中に記録される一定周波数の信号を利用して位相エラ
ーを検出する構成とされている。リードクロックDCK
は、コントローラ2、A/D変換器12、ビタビ復号器
13等に供給される。コントローラ2、A/D変換器1
2、ビタビ復号器13の動作は、リードクロックDCK
に従うタイミングでなされる。さらに、リードクロック
DCKは、図示しないタイミングジェネレータに供給さ
れる。タイミングジェネレータは、例えば、記録/再生
動作の切替え等の装置の動作タイミングを制御する信号
を生成する。
14にも供給される。PLL部14は、供給された信号
に基づいて、リードクロックDCKを生成する。このP
LL部14は、従来の構成の場合では、光磁気ディスク
6中に記録される一定周波数の信号を利用して位相エラ
ーを検出する構成とされている。リードクロックDCK
は、コントローラ2、A/D変換器12、ビタビ復号器
13等に供給される。コントローラ2、A/D変換器1
2、ビタビ復号器13の動作は、リードクロックDCK
に従うタイミングでなされる。さらに、リードクロック
DCKは、図示しないタイミングジェネレータに供給さ
れる。タイミングジェネレータは、例えば、記録/再生
動作の切替え等の装置の動作タイミングを制御する信号
を生成する。
【0018】上述したような再生動作において、光磁気
ディスク6から再生される再生信号に基いて、より正し
い再生データを得るために、再生系の各構成要素の動作
を再生信号の品質に応じて適正化することが行われる。
このような操作をキャリブレーションと称する。キャリ
ブレーションは、再生信号の品質等が例えば加工精度等
の記録媒体の特性、および例えば記録用レーザ光のパワ
ーの変動、周囲温度等の記録/再生時の条件等によって
変化する可能性があることに対応するために再生系のパ
ラメータを適正化するためのものである。
ディスク6から再生される再生信号に基いて、より正し
い再生データを得るために、再生系の各構成要素の動作
を再生信号の品質に応じて適正化することが行われる。
このような操作をキャリブレーションと称する。キャリ
ブレーションは、再生信号の品質等が例えば加工精度等
の記録媒体の特性、および例えば記録用レーザ光のパワ
ーの変動、周囲温度等の記録/再生時の条件等によって
変化する可能性があることに対応するために再生系のパ
ラメータを適正化するためのものである。
【0019】キャリブレーションの内容は、例えば光ピ
ックアップ7の読取り用レーザ光パワーの調整、アンプ
8、9のゲインの調整、フィルタ部11の波形等化特性
の調整、およびビタビ復号器13の動作において用いら
れる振幅基準値の調整等である。このようなキャリブレ
ーションは、電源投入直後または記録媒体の交換時等
に、図1中には図示しない構成によって行われる。
ックアップ7の読取り用レーザ光パワーの調整、アンプ
8、9のゲインの調整、フィルタ部11の波形等化特性
の調整、およびビタビ復号器13の動作において用いら
れる振幅基準値の調整等である。このようなキャリブレ
ーションは、電源投入直後または記録媒体の交換時等
に、図1中には図示しない構成によって行われる。
【0020】1−2 記録媒体のセクターフォーマット 以上のような構成の記録再生装置に対応するディスク6
のセクタフォーマットを図3に示す。光磁気ディスク6
には、セクタを記録/再生の単位としてユーザデータが
記録される。図3(a)に示すように、1セクタは、記
録/再生の順にしたがって、ヘッダ、ALPC,ギャッ
プ、VFO3、シンク、データフィールド、バッファの
各エリアに区分されている。なお図中に付した数字はバ
イト数を表す。このような1セクタは、大きく分けてア
ドレス部(すなわちヘッダ)とデータ部が設けられ、そ
の間にALPCギャップが位置する。
のセクタフォーマットを図3に示す。光磁気ディスク6
には、セクタを記録/再生の単位としてユーザデータが
記録される。図3(a)に示すように、1セクタは、記
録/再生の順にしたがって、ヘッダ、ALPC,ギャッ
プ、VFO3、シンク、データフィールド、バッファの
各エリアに区分されている。なお図中に付した数字はバ
イト数を表す。このような1セクタは、大きく分けてア
ドレス部(すなわちヘッダ)とデータ部が設けられ、そ
の間にALPCギャップが位置する。
【0021】なおセクタフォーマットとしては、ユーザ
データ量が1024バイトのフォーマットと、512バ
イトのフォーマットとが用意されている。ユーザデータ
量が512バイトのフォーマットでは、データフィール
ドのバイト数が670バイトとされる。また、ユーザデ
ータ量が1024バイトのフォーマットでは、データフ
ィールドのバイト数が1278バイトとされる。これら
2つのセクタフォーマットにおいて、63バイトのプリ
フォーマットされたへッダと、ALPCギャップエリア
の18バイトは、同一とされている。
データ量が1024バイトのフォーマットと、512バ
イトのフォーマットとが用意されている。ユーザデータ
量が512バイトのフォーマットでは、データフィール
ドのバイト数が670バイトとされる。また、ユーザデ
ータ量が1024バイトのフォーマットでは、データフ
ィールドのバイト数が1278バイトとされる。これら
2つのセクタフォーマットにおいて、63バイトのプリ
フォーマットされたへッダと、ALPCギャップエリア
の18バイトは、同一とされている。
【0022】図3(b)は、アドレス部としての63バ
イトのへッダを拡大して示している。へッダは、セクタ
マークSM(8バイト)、VFOフィールドのVFO1
(26バイト)、アドレスマークAM(1バイト)、I
DフィールドのID1(5バイト)、VFOフィールド
のVFO2(16バイト)、アドレスマークAM(1バ
イト)、IDフィールドのID2(5バイト)、および
ポストアンブルPA(1バイト)が順に配列された構成
とされている。
イトのへッダを拡大して示している。へッダは、セクタ
マークSM(8バイト)、VFOフィールドのVFO1
(26バイト)、アドレスマークAM(1バイト)、I
DフィールドのID1(5バイト)、VFOフィールド
のVFO2(16バイト)、アドレスマークAM(1バ
イト)、IDフィールドのID2(5バイト)、および
ポストアンブルPA(1バイト)が順に配列された構成
とされている。
【0023】セクタマークSMは、セクタの開始を識別
するためのマークであり、RLL(1,7)符号におい
て生じないエンボス加工によって形成されたパターンを
有する。
するためのマークであり、RLL(1,7)符号におい
て生じないエンボス加工によって形成されたパターンを
有する。
【0024】ひとつのセクタにおけるVFOフィールド
は、上述のPLL部14中のVFO(Variable Frequen
cy Oscillator)を同期させるためのもので、VFO
1、VFO2およびVFO3からなる。つまりこれらは
PLL引込領域となる。そして、アドレス部にはVFO
1およびVFO2がエンボス加工によって形成されてい
る。なお、VFO3は図3(a)に示したようにデータ
部に設けられ、そのセクタに対して記録動作が行われる
際に光磁気的に書かれる。
は、上述のPLL部14中のVFO(Variable Frequen
cy Oscillator)を同期させるためのもので、VFO
1、VFO2およびVFO3からなる。つまりこれらは
PLL引込領域となる。そして、アドレス部にはVFO
1およびVFO2がエンボス加工によって形成されてい
る。なお、VFO3は図3(a)に示したようにデータ
部に設けられ、そのセクタに対して記録動作が行われる
際に光磁気的に書かれる。
【0025】VFO1、VFO2、VFO3は、それぞ
れチャネルビットの‘0’と‘1’が交互に現れるパタ
ーン(2Tパターン)を有する。したがって、1チャネ
ルビットの時間長に対応する時間をTとすると、VFO
フィールドを再生したときに、2T毎にレベルが反転す
る再生信号が得られる。
れチャネルビットの‘0’と‘1’が交互に現れるパタ
ーン(2Tパターン)を有する。したがって、1チャネ
ルビットの時間長に対応する時間をTとすると、VFO
フィールドを再生したときに、2T毎にレベルが反転す
る再生信号が得られる。
【0026】アドレスマークAMは、後続のIDフィー
ルドのためのバイト同期を装置に対して与えるために使
用され、RLL(1,7)符号において生じないエンボ
スされたパターンを有する。IDフィールドは、セクタ
のアドレス、すなわち、トラック番号およびセクタ番号
の情報と、これらの情報に対するエラー検出用のCRC
バイトを有する。5バイトの各IDフィールドID1、
ID2はセクタのアドレス情報となるが、これらは同一
のデータとされている。つまりひとつのセクタ内にはア
ドレスが2回記録されるものとなっている。
ルドのためのバイト同期を装置に対して与えるために使
用され、RLL(1,7)符号において生じないエンボ
スされたパターンを有する。IDフィールドは、セクタ
のアドレス、すなわち、トラック番号およびセクタ番号
の情報と、これらの情報に対するエラー検出用のCRC
バイトを有する。5バイトの各IDフィールドID1、
ID2はセクタのアドレス情報となるが、これらは同一
のデータとされている。つまりひとつのセクタ内にはア
ドレスが2回記録されるものとなっている。
【0027】ポストアンブルPAは、チャネルビットの
‘0’と‘1’とが交互に現れるパターン(2Tパター
ン)を有する。以上のようなアドレス部としてのヘッダ
領域は、エンボス加工によりピットが形成されたプリフ
ォーマット領域である。
‘0’と‘1’とが交互に現れるパターン(2Tパター
ン)を有する。以上のようなアドレス部としてのヘッダ
領域は、エンボス加工によりピットが形成されたプリフ
ォーマット領域である。
【0028】図3(c)は18バイトのALPCギャッ
プエリアを拡大して示す。18バイトは、ギャップフィ
ールド(5バイト)、フラグフィールド(5バイト)、
ギャップフィールド(2バイト)、ALPC(6バイ
ト)からなる。
プエリアを拡大して示す。18バイトは、ギャップフィ
ールド(5バイト)、フラグフィールド(5バイト)、
ギャップフィールド(2バイト)、ALPC(6バイ
ト)からなる。
【0029】最初のギャップフィールド(5バイト)
は、プリフォーマットされたへッダの後の最初のフィー
ルドであり、これによって、ヘッダの読取りを完了した
後の処理に装置が要する時間が確保される。2番目のギ
ャップフィールド(2バイト)は、後のVFO3の位置
のずれを許容するためのものである。
は、プリフォーマットされたへッダの後の最初のフィー
ルドであり、これによって、ヘッダの読取りを完了した
後の処理に装置が要する時間が確保される。2番目のギ
ャップフィールド(2バイト)は、後のVFO3の位置
のずれを許容するためのものである。
【0030】5バイトのフラグフィールドは、セクタの
データが記録されるときに、連続した2Tパターンが記
録される。ALPC(Auto Laser Power Control)フィ
ールドは、記録時のレーザパワーをテストするために設
けられている。
データが記録されるときに、連続した2Tパターンが記
録される。ALPC(Auto Laser Power Control)フィ
ールドは、記録時のレーザパワーをテストするために設
けられている。
【0031】また、図3(a)のようにデータ部はVF
O3、シンクフィールド、データフィールド、バッファ
フィールドから構成されるが、シンクフィールド(4バ
イト)は、続くデータフィールドのためのバイト同期を
装置が得るために設けられており、所定のシンクパター
ンを有する。
O3、シンクフィールド、データフィールド、バッファ
フィールドから構成されるが、シンクフィールド(4バ
イト)は、続くデータフィールドのためのバイト同期を
装置が得るために設けられており、所定のシンクパター
ンを有する。
【0032】データフィールドは、ユーザデータを記録
するために設けられる。670バイト場合は、512バ
イトのユーザデータと、144バイトのエラー検出、訂
正用のパリティ等と、12バイトのセクタ書込みフラグ
と、2バイト(FF)とからなる。また、1278バイ
トの場合には、1024バイトのユーザデータと、24
2バイトのエラー検出、訂正用のパリティ等と、12バ
イトのセクタ書込みフラグとからなる。なお図示してい
ないが、データフィールドには所定の位置に同期のため
のリシンクパターンが配されている。バッファフィール
ドは、電気的、あるいは機械的な誤差に対する許容範囲
として使用される。
するために設けられる。670バイト場合は、512バ
イトのユーザデータと、144バイトのエラー検出、訂
正用のパリティ等と、12バイトのセクタ書込みフラグ
と、2バイト(FF)とからなる。また、1278バイ
トの場合には、1024バイトのユーザデータと、24
2バイトのエラー検出、訂正用のパリティ等と、12バ
イトのセクタ書込みフラグとからなる。なお図示してい
ないが、データフィールドには所定の位置に同期のため
のリシンクパターンが配されている。バッファフィール
ドは、電気的、あるいは機械的な誤差に対する許容範囲
として使用される。
【0033】1−3 4値4状態ビタビ復号方法 以下、ビタビ復号器13によって行われるビタビ復号方
法について説明する。上述したように、ユーザデータ
は、様々な符号化方法によって記録データとしての符号
語に変換される。符号化方法は、記録媒体の性質および
記録/再生方法等に応じて適切なものが採用される。図
1に示した記録再生装置においては、ブロック符号化に
おいて、”1”と”1”の間の”0”の数を制限するR
LL(RunLength Limited)符号化方法が用いられてい
る。
法について説明する。上述したように、ユーザデータ
は、様々な符号化方法によって記録データとしての符号
語に変換される。符号化方法は、記録媒体の性質および
記録/再生方法等に応じて適切なものが採用される。図
1に示した記録再生装置においては、ブロック符号化に
おいて、”1”と”1”の間の”0”の数を制限するR
LL(RunLength Limited)符号化方法が用いられてい
る。
【0034】このようなRLL符号化方法と、上述した
マークエッジ記録方法との組合わせによって記録された
テータから再生される再生信号を復号するために、ビタ
ビ復号方法を用いることができる。
マークエッジ記録方法との組合わせによって記録された
テータから再生される再生信号を復号するために、ビタ
ビ復号方法を用いることができる。
【0035】このようなRLL符号化方法は、記録密度
の向上、および再生動作の安定性の確保という2つの観
点から、符号化方法に要求される条件に対応できるもの
である。まず、上述したように、マークエッジ記録方法
は、記録データに基づいて後述するように生成されるプ
リコード出力における”1”を各ピットのエッジによっ
て表現される極性の反転に対応させるものなので、”
1”と”1”の間の”0”の数を多くする程、各ピット
l個当たりに記録されるピット数を多くすることができ
る。したがって、記録密度を大きくすることができる。
の向上、および再生動作の安定性の確保という2つの観
点から、符号化方法に要求される条件に対応できるもの
である。まず、上述したように、マークエッジ記録方法
は、記録データに基づいて後述するように生成されるプ
リコード出力における”1”を各ピットのエッジによっ
て表現される極性の反転に対応させるものなので、”
1”と”1”の間の”0”の数を多くする程、各ピット
l個当たりに記録されるピット数を多くすることができ
る。したがって、記録密度を大きくすることができる。
【0036】一方、再生系の動作タイミングを合わせる
ために必要な再生クロックDCKは、上述したように、
再生信号に基づいてPLL部14によって生成される。
このため、記録データにおいて”1”と”1”の間の”
0”の数を多くすると、再生動作の際にPLL部14の
動作が不安定となるので、再生動作全体が不安定なもの
となる。
ために必要な再生クロックDCKは、上述したように、
再生信号に基づいてPLL部14によって生成される。
このため、記録データにおいて”1”と”1”の間の”
0”の数を多くすると、再生動作の際にPLL部14の
動作が不安定となるので、再生動作全体が不安定なもの
となる。
【0037】これら2つの条件を考慮すると、”1”
と”1”の間の”0”の数は、多過ぎたり、少な過ぎた
りしない、適切な範囲内に設定される必要がある。この
ような、記録データ中の”0”の数の設定に関して、R
LL符号化方法が有効となる。
と”1”の間の”0”の数は、多過ぎたり、少な過ぎた
りしない、適切な範囲内に設定される必要がある。この
ような、記録データ中の”0”の数の設定に関して、R
LL符号化方法が有効となる。
【0038】ところで、図4に示すように、上述したR
LL(1,7)符号化方法とマークエッジ記録方法の組み
合わせにおいては、記録データに基づいて生成されるプ
リコード出力中の”1”と”1”の間に最低1個の”
0”が含まれるので、最小反転幅(RLmin)が2とな
る。このような、最小反転幅が2となる符号化方法が用
いられる場合に、符号間干渉およびノイズ等の影響を受
けている再生信号から記録データを復号する方法とし
て、後述するように、4値4状態ビタビ復号方法を適用
することができる。
LL(1,7)符号化方法とマークエッジ記録方法の組み
合わせにおいては、記録データに基づいて生成されるプ
リコード出力中の”1”と”1”の間に最低1個の”
0”が含まれるので、最小反転幅(RLmin)が2とな
る。このような、最小反転幅が2となる符号化方法が用
いられる場合に、符号間干渉およびノイズ等の影響を受
けている再生信号から記録データを復号する方法とし
て、後述するように、4値4状態ビタビ復号方法を適用
することができる。
【0039】上述したように、再生信号には、フィルタ
部11によって波形等化処理が施される。ビタビ復号方
法の前段として行われるこのような波形等化処理には、
符号間干渉を積極的に利用するパーシャルレスポンス方
法が用いられる。この際に用いられる波形等化特性は、
一般に(1+D)nで表されるパーシャルレスポンス特
性の内から、記録/再生系の線記録密度およびMTF(M
odulation Transfer Function)を考慮して決められる。
上述したRLL(1,7)符号化方法とマークエッジ記録
方法の組み合わせによって記録されたデータに対して、
PR(1,2,1)を用いる波形等化処理は、4値4状態
ビタビ復号方法の前段となる。
部11によって波形等化処理が施される。ビタビ復号方
法の前段として行われるこのような波形等化処理には、
符号間干渉を積極的に利用するパーシャルレスポンス方
法が用いられる。この際に用いられる波形等化特性は、
一般に(1+D)nで表されるパーシャルレスポンス特
性の内から、記録/再生系の線記録密度およびMTF(M
odulation Transfer Function)を考慮して決められる。
上述したRLL(1,7)符号化方法とマークエッジ記録
方法の組み合わせによって記録されたデータに対して、
PR(1,2,1)を用いる波形等化処理は、4値4状態
ビタビ復号方法の前段となる。
【0040】上述した図4のように、マークエッジ記録
方法においては、光磁気ディスク等に対する実際の記録
に先立って、上述のRLL符号化等によって符号化され
た記録データに基づくプリコードが行われる。各時点k
における記録データ列をa[k]、これに基づくプリコー
ド出方をb[k]とすると、プリコードは、以下のように
行われる。 b[k]=mod2{a[k]+b[k−1]}・・・(1) このようなプリコード出力b[k]が実際に光磁気ディス
ク6に記録される。
方法においては、光磁気ディスク等に対する実際の記録
に先立って、上述のRLL符号化等によって符号化され
た記録データに基づくプリコードが行われる。各時点k
における記録データ列をa[k]、これに基づくプリコー
ド出方をb[k]とすると、プリコードは、以下のように
行われる。 b[k]=mod2{a[k]+b[k−1]}・・・(1) このようなプリコード出力b[k]が実際に光磁気ディス
ク6に記録される。
【0041】このような記録データの再生時にフィルタ
部11中の波形等化器によってなされる波形等化特性P
R(1,2,1)での波形等化処理について説明する。但
し、以下の説明においては、信号の振幅を規格化せず
に、波形等化特性をPR(B,2A,B)とする。ま
た、ノイズを考慮しない場合の再生信号の値をc[k]と
表記する。さらに、ノイズを含む実際の再生信号(すな
わち、記録媒体から再生された再生信号)をz[k]と表
記する。
部11中の波形等化器によってなされる波形等化特性P
R(1,2,1)での波形等化処理について説明する。但
し、以下の説明においては、信号の振幅を規格化せず
に、波形等化特性をPR(B,2A,B)とする。ま
た、ノイズを考慮しない場合の再生信号の値をc[k]と
表記する。さらに、ノイズを含む実際の再生信号(すな
わち、記録媒体から再生された再生信号)をz[k]と表
記する。
【0042】PR(B,2A,B)は、ある時点kにお
ける再生信号の値に対して、時点kにおける振幅の寄与
が振幅値の2A倍とされ、さらに前後の時点k−1およ
びk+1における振幅の寄与が各々の時点での信号の振
幅のB倍とされるものである。したがって、再生信号の
値の最大値は、時点k−l、k、k+1において何れも
パルスが検出される場合である。このような場合には、
再生信号の値の最大値は、以下のようになる。
ける再生信号の値に対して、時点kにおける振幅の寄与
が振幅値の2A倍とされ、さらに前後の時点k−1およ
びk+1における振幅の寄与が各々の時点での信号の振
幅のB倍とされるものである。したがって、再生信号の
値の最大値は、時点k−l、k、k+1において何れも
パルスが検出される場合である。このような場合には、
再生信号の値の最大値は、以下のようになる。
【0043】B+2A+B=2A+2B また、再生信号の値の最少値は0となる。但し、実際の
取り扱いにおいては、c[k]として、DC成分のA+B
を差し引いた以下のようなものが用いられる。 c[k]=B×b(k−2)+2A×b(k−1)+B×b[k]−A−B・・・(2)
取り扱いにおいては、c[k]として、DC成分のA+B
を差し引いた以下のようなものが用いられる。 c[k]=B×b(k−2)+2A×b(k−1)+B×b[k]−A−B・・・(2)
【0044】したがって、ノイズを考慮しない場合の再
生信号c[k]は、A+B,A,−A,−A−Bの内の何
れかの値をとることになる。一般に、再生信号の性質を
示す方法のひとつとして、例えば5個の時点を単位とし
て、再生信号を多数重ね合わせたものをアイパターンと
称する。この発明を適用することができる記録再生装置
において、PR(B,2A,B)の下で波形等化処理され
た実際の再生信号z[k]についてのアイパターンの一例
を図5に示す。図5から各時点における再生信号z[k]
の値は、ノイズによるばらつきを有するが、ほぼ、A+
B,A,−A,−A−Bの内の何れかになることが確認
できる。後述するように、A+B,A,−A,−A−B
の値は、識別点として用いられる。
生信号c[k]は、A+B,A,−A,−A−Bの内の何
れかの値をとることになる。一般に、再生信号の性質を
示す方法のひとつとして、例えば5個の時点を単位とし
て、再生信号を多数重ね合わせたものをアイパターンと
称する。この発明を適用することができる記録再生装置
において、PR(B,2A,B)の下で波形等化処理され
た実際の再生信号z[k]についてのアイパターンの一例
を図5に示す。図5から各時点における再生信号z[k]
の値は、ノイズによるばらつきを有するが、ほぼ、A+
B,A,−A,−A−Bの内の何れかになることが確認
できる。後述するように、A+B,A,−A,−A−B
の値は、識別点として用いられる。
【0045】上述したような波形等化処理が施された再
生信号を復号するビタビ復号方法の概略は、ステップ
乃至ステップに示すようにされる。 ステップ・・・・符号化方法および記録媒体に対す記
録方法に基づいて、生じ得る全ての状態を特定する。 ステップ・・・ある時点における各状態を起点とし
て、次の時点において生じ得る全ての状態遷移と、各状
態遷移が生じるときの記録データa[k]および再生信号
の値c[k]を特定する。 なお、ステップおよびの結果として特定された全て
の状態および状態遷移と、各状態遷移が生じるときの
{記録データの値a[k]/再生信号の値c[k]}を模式
的に示すと後で詳しく説明する図7に示すような状態遷
移図となる。そして、この状態遷移図に基づく復号動作
を行うように、ビタビ複号器13が構成される。
生信号を復号するビタビ復号方法の概略は、ステップ
乃至ステップに示すようにされる。 ステップ・・・・符号化方法および記録媒体に対す記
録方法に基づいて、生じ得る全ての状態を特定する。 ステップ・・・ある時点における各状態を起点とし
て、次の時点において生じ得る全ての状態遷移と、各状
態遷移が生じるときの記録データa[k]および再生信号
の値c[k]を特定する。 なお、ステップおよびの結果として特定された全て
の状態および状態遷移と、各状態遷移が生じるときの
{記録データの値a[k]/再生信号の値c[k]}を模式
的に示すと後で詳しく説明する図7に示すような状態遷
移図となる。そして、この状態遷移図に基づく復号動作
を行うように、ビタビ複号器13が構成される。
【0046】ステップ・・・ステップ、に示す状
態遷移を前提として、記録媒体から各時点kにおいて再
生される再生信号z[k]に基づく最尤な状態遷移が選択
される。但し、上述したように、再生信号z[k]は、ビ
タビ復号器13に供給される前段において波形等化され
たものである。 このような最尤な状態遷移の選択が行われる毎に、選択
された状態遷移に対応して、記録データa[k]の値を復
号値とすることによって、記録データに対する最尤復号
値系列しての復号データa’[k]を得ることができる。
但し、各時点kにおける復号データ値から、最尤復号値
系列とするための構成は、後述するビタビ復号器13中
のPMU23である。従って、上述したように、復号デ
ータ列a’[k]は、復号エラーがない場合には、記録デ
ータ列a[k]と一致する。
態遷移を前提として、記録媒体から各時点kにおいて再
生される再生信号z[k]に基づく最尤な状態遷移が選択
される。但し、上述したように、再生信号z[k]は、ビ
タビ復号器13に供給される前段において波形等化され
たものである。 このような最尤な状態遷移の選択が行われる毎に、選択
された状態遷移に対応して、記録データa[k]の値を復
号値とすることによって、記録データに対する最尤復号
値系列しての復号データa’[k]を得ることができる。
但し、各時点kにおける復号データ値から、最尤復号値
系列とするための構成は、後述するビタビ復号器13中
のPMU23である。従って、上述したように、復号デ
ータ列a’[k]は、復号エラーがない場合には、記録デ
ータ列a[k]と一致する。
【0047】以下、上述のステップ〜について詳細
に説明する。まずステップについて詳しく説明する。
ここで用いられる状態として、ある時点kにおける状態
を、時点kおよびそれ以前のプリコード出力を用いて次
のように定義する。すなわち、n=b[k]、m=b[k
−1]、l=b[k−2]のときの状態をSnmlと定義
する。このような定義によって、23=8個の状態があ
ると考えられるが、上述したように、実際に生じ得る状
態は、符号化方法等に基づいて制限される。RLL
(1,7)符号として符号化された記録データ列a[k]に
おいては、”1”と”1”の間に最低1個の”0”が含
まれるので、2個以上の”1”が連続することがない。
記録データ列a[k]に課されるこのような条件に基づい
てプリコード出力b[k]について一定の条件が課され、
その結果として生じ得る状態に制限が加えられる。
に説明する。まずステップについて詳しく説明する。
ここで用いられる状態として、ある時点kにおける状態
を、時点kおよびそれ以前のプリコード出力を用いて次
のように定義する。すなわち、n=b[k]、m=b[k
−1]、l=b[k−2]のときの状態をSnmlと定義
する。このような定義によって、23=8個の状態があ
ると考えられるが、上述したように、実際に生じ得る状
態は、符号化方法等に基づいて制限される。RLL
(1,7)符号として符号化された記録データ列a[k]に
おいては、”1”と”1”の間に最低1個の”0”が含
まれるので、2個以上の”1”が連続することがない。
記録データ列a[k]に課されるこのような条件に基づい
てプリコード出力b[k]について一定の条件が課され、
その結果として生じ得る状態に制限が加えられる。
【0048】このような制限について具体的に説明す
る。上述したようにRLL(1,7)符号化によって生成
される記録データ列中に、2個以上の”1”が連続する
もの、すなわち以下のパターンはあり得ない。 a[k]=1,a[k−1]=1,a[k−2]=1 ・・・ (3) a[k]=1,a[k−1]=1,a[k−2]=0 ・・・ (4) a[k]=0,a[k−1]=1,a[k−2]=1 ・・・ (5) 記録データ列に課されるこのような条件に基づいて、上
述の(1)式にしたがってb[k]について課される条件に
ついて検討すると、上記Snmlの定義において、S0
10およびS101の2個の状態は生じ得ないことがわ
かる。したがって、生じ得る状態は、23−2=6個で
ある。
る。上述したようにRLL(1,7)符号化によって生成
される記録データ列中に、2個以上の”1”が連続する
もの、すなわち以下のパターンはあり得ない。 a[k]=1,a[k−1]=1,a[k−2]=1 ・・・ (3) a[k]=1,a[k−1]=1,a[k−2]=0 ・・・ (4) a[k]=0,a[k−1]=1,a[k−2]=1 ・・・ (5) 記録データ列に課されるこのような条件に基づいて、上
述の(1)式にしたがってb[k]について課される条件に
ついて検討すると、上記Snmlの定義において、S0
10およびS101の2個の状態は生じ得ないことがわ
かる。したがって、生じ得る状態は、23−2=6個で
ある。
【0049】次に、ステップについて詳しく説明す
る。ある時点jにおける状態を起点として、次の時点j
+1において生じ得る状態を求めるためには、時点j+
1における記録データの値a[j+1]が1となる場合、
または0となる場合に分けて調べる必要がある。
る。ある時点jにおける状態を起点として、次の時点j
+1において生じ得る状態を求めるためには、時点j+
1における記録データの値a[j+1]が1となる場合、
または0となる場合に分けて調べる必要がある。
【0050】ここでは、状態S000を例として説明す
る。上述の(1)式にしたがって、S000すなわちn=
b[j]=0,m=b[j−1]=0,l=b[j−2]=0
とプリコードされる記録データとしては、以下の2個が
考えられる。 a[j]=0、a[j−1]=0、a[j−2]=1・・・(6) a[j]=0、a[j−1]=0、a[j−2]=0・・・(7)
る。上述の(1)式にしたがって、S000すなわちn=
b[j]=0,m=b[j−1]=0,l=b[j−2]=0
とプリコードされる記録データとしては、以下の2個が
考えられる。 a[j]=0、a[j−1]=0、a[j−2]=1・・・(6) a[j]=0、a[j−1]=0、a[j−2]=0・・・(7)
【0051】・・・a[j+1]=1のとき このとき、(1)式にしたがって、b[j+1]は、以下の
ように計算される。 したがって、再生信号c[j]の値は、上述の(2)式にし
たがって、次のように計算される。
ように計算される。 したがって、再生信号c[j]の値は、上述の(2)式にし
たがって、次のように計算される。
【0052】 c[j+1]={B×b[j+1]+2A×b[j]+B×b[j−1]−A−B ={B×1+2A×0+B×0}−A−B =−A ・・・(9)
【0053】また、次の時点[j+1]での状態Snml
については、n=b[j+1],m=b[j],l=b[j
−1]である。そして、上述したようにb[j+1]=
1,b[j]=0,b[j−1]=0となるので、次の時
点、j+1における状態は、S100である。したがっ
て、a[j+1]=1の場合には、S000→S100と
いう遷移が生じることが特定できる。
については、n=b[j+1],m=b[j],l=b[j
−1]である。そして、上述したようにb[j+1]=
1,b[j]=0,b[j−1]=0となるので、次の時
点、j+1における状態は、S100である。したがっ
て、a[j+1]=1の場合には、S000→S100と
いう遷移が生じることが特定できる。
【0054】・・・ a[j+1]=0のとき このとき、(1)式にしたがって、b[j+1]は、以下の
ように計算される。 したがって、再生信号c[j+1]の値は、上述の(2)式
にしたがって、次のように計算される。
ように計算される。 したがって、再生信号c[j+1]の値は、上述の(2)式
にしたがって、次のように計算される。
【0055】 c[j+1]={B×b[j+1]+2A×bj]+B×b[j−1]}−A−B ={B×0+2A×0+B×0}−A−B =−A−B ・・・(11)
【0056】また、次の時点j+1における状態Snm
lについては、n=b[j+1],m=b[j],l=b
[j−1]である。そして、上述したようにb[j+1]=
0,b[j]=0,b[j−1]=0となるので、次の時点
における状態は、S000である。したがって、a[j
+1]=0の場合には、S000→S000という遷移
が生じることが特定できる。
lについては、n=b[j+1],m=b[j],l=b
[j−1]である。そして、上述したようにb[j+1]=
0,b[j]=0,b[j−1]=0となるので、次の時点
における状態は、S000である。したがって、a[j
+1]=0の場合には、S000→S000という遷移
が生じることが特定できる。
【0057】このようにして、時点jにおけるS000
以外の各状態についても、それらを起点として次の時点
j+1において生じ得る状態遷移と、そのような各状態
遷移が生じるときの記録テータ値a[j+1]および再生
信号値c[j+1]との対応を求めることができる。
以外の各状態についても、それらを起点として次の時点
j+1において生じ得る状態遷移と、そのような各状態
遷移が生じるときの記録テータ値a[j+1]および再生
信号値c[j+1]との対応を求めることができる。
【0058】上述したようにして、各状態について、そ
れらを起点として生じ得る状態遷移と、各状態遷移が生
じるときの記録データの値および再生信号の値との対応
を求め、模式図として示したのが図6である。上述の時
点jおよびj+1は、特別の時点ではない。したがっ
て、上述したようにして求まる、生じ得る状態遷移とそ
れらに伴う記録データの値および再生信号の値との対応
は、任意の時点において適用することができる。このた
め、図6においては、任意の時点kにおいて生じる状態
遷移に伴う記録データの値をa[k]と表記し、再生信号
の値をc[k]と表記する。
れらを起点として生じ得る状態遷移と、各状態遷移が生
じるときの記録データの値および再生信号の値との対応
を求め、模式図として示したのが図6である。上述の時
点jおよびj+1は、特別の時点ではない。したがっ
て、上述したようにして求まる、生じ得る状態遷移とそ
れらに伴う記録データの値および再生信号の値との対応
は、任意の時点において適用することができる。このた
め、図6においては、任意の時点kにおいて生じる状態
遷移に伴う記録データの値をa[k]と表記し、再生信号
の値をc[k]と表記する。
【0059】図6において、状態遷移は矢印によって表
される。また、各矢印に付した符号が{記録データ値a
[k]/再生信号値c[k]}を示している。状態S00
0,S001,S111およびS110を起点とする状
態遷移は、2通りあるのに対して、状態S011および
S100を起点として生じ得る遷移は1通りのみであ
る。
される。また、各矢印に付した符号が{記録データ値a
[k]/再生信号値c[k]}を示している。状態S00
0,S001,S111およびS110を起点とする状
態遷移は、2通りあるのに対して、状態S011および
S100を起点として生じ得る遷移は1通りのみであ
る。
【0060】さらに、図6においてS000とS001
は、何れもa[k]=1に対しては、c[k]=−Aという
値を取り、S100に遷移している。一方、a[k]=0
に対しては、c[k]=−A−Bという値を取りS000
に遷移している。また、S111とS110も同様に、
同じa[k+l]の値について同じc[k+1]の値を取
り、且つ、同じ状態に遷移している。したがって、S0
00とS001をまとめてS0と表現し、S111とS
110をまとめてS2と表現することができる。さら
に、S011をS3とし、S100をS1と表現するこ
とにして、整理したものが図7である。
は、何れもa[k]=1に対しては、c[k]=−Aという
値を取り、S100に遷移している。一方、a[k]=0
に対しては、c[k]=−A−Bという値を取りS000
に遷移している。また、S111とS110も同様に、
同じa[k+l]の値について同じc[k+1]の値を取
り、且つ、同じ状態に遷移している。したがって、S0
00とS001をまとめてS0と表現し、S111とS
110をまとめてS2と表現することができる。さら
に、S011をS3とし、S100をS1と表現するこ
とにして、整理したものが図7である。
【0061】図7が4値4状態ビタビ復号方法に用いら
れる状態遷移図である。図7には、4値4状態ビタビ復
号方法に用いられる状態遷移として、S0〜S3の4個
の状態、および再生信号c[k+1]の値としての−A−
B,−A,A,A+Bの4個の値が示されている。状態
S0およびS2を起点とする状態遷移は、2通りあるの
に対して、状態S1およびS3を起点とする状態遷移は
1通りのみである。
れる状態遷移図である。図7には、4値4状態ビタビ復
号方法に用いられる状態遷移として、S0〜S3の4個
の状態、および再生信号c[k+1]の値としての−A−
B,−A,A,A+Bの4個の値が示されている。状態
S0およびS2を起点とする状態遷移は、2通りあるの
に対して、状態S1およびS3を起点とする状態遷移は
1通りのみである。
【0062】図7に対応して、状態遷移を時間に沿って
表現する形式として、図8に示すようなトレリス線図が
用いられる。図8では、2個の時点間の遷移を示してい
るが、さらに多数の時点間の遷移を示すこともできる。
時間経過に伴い、順次右の時点に遷移していく様子が表
現される。したがって、水平な矢印は、例えばS0→S
0等の同じ状態への遷移を表し、斜めの矢印は、例えば
S1→S2等の異なる状態への遷移を表すことになる。
表現する形式として、図8に示すようなトレリス線図が
用いられる。図8では、2個の時点間の遷移を示してい
るが、さらに多数の時点間の遷移を示すこともできる。
時間経過に伴い、順次右の時点に遷移していく様子が表
現される。したがって、水平な矢印は、例えばS0→S
0等の同じ状態への遷移を表し、斜めの矢印は、例えば
S1→S2等の異なる状態への遷移を表すことになる。
【0063】上述したビタビ復号方法のステップ、す
なわち図7に示した状態遷移図を前提として、ノイズを
含む実際の再生信号z[k]から最尤な状態遷移を選択
する方法について以下に説明する。
なわち図7に示した状態遷移図を前提として、ノイズを
含む実際の再生信号z[k]から最尤な状態遷移を選択
する方法について以下に説明する。
【0064】最尤な状態遷移を選択するためには、ま
ず、ある時点kにおける状態について、その状態に至る
過程において経由してきた複数時点間の状態遷移の尤度
の和を計算し、さらに、計算された尤度の和を比較し
て、最尤の復号系列を選択することが必要である。この
ような尤度の和をパスメトリックと称する。
ず、ある時点kにおける状態について、その状態に至る
過程において経由してきた複数時点間の状態遷移の尤度
の和を計算し、さらに、計算された尤度の和を比較し
て、最尤の復号系列を選択することが必要である。この
ような尤度の和をパスメトリックと称する。
【0065】パスメトリックを計算するためには、ま
ず、隣接する時点間の状態遷移の尤度を計算することが
必要となる。このような尤度の計算は、上述の状態遷移
図を参照して、再生信号z[k]の値に基づいて以下の
ようになされる。まず、一般的な説明として、時点k−
1において、状態Saである場合について考える。この
時、ビタビ復号器31に再生信号z[k]が入力された
場合に、状態Sbへの状態遷移が生じる尤度が次式に従
って計算される。但し、状態Saおよび状態Sbは、図
7の状態遷移図に記載されている4個の状態の何れかと
する。
ず、隣接する時点間の状態遷移の尤度を計算することが
必要となる。このような尤度の計算は、上述の状態遷移
図を参照して、再生信号z[k]の値に基づいて以下の
ようになされる。まず、一般的な説明として、時点k−
1において、状態Saである場合について考える。この
時、ビタビ復号器31に再生信号z[k]が入力された
場合に、状態Sbへの状態遷移が生じる尤度が次式に従
って計算される。但し、状態Saおよび状態Sbは、図
7の状態遷移図に記載されている4個の状態の何れかと
する。
【0066】 (z[k]−c(Sa,Sb))2 ・・・(12) 上式において、c(Sa,Sb)は、状態Saから状態
Sbへの状態遷移について、図7の状態遷移図に記載さ
れている再生信号の値である。すなわち、上述の図7に
おいて、例えば状態遷移S0→S1について、−Aと算
出されている値である。従って、式(12)は、ノイズ
を含む実際の再生信号z[k]の値と、ノイズを考慮せ
ずに計算された再生信号c(Sa,Sb)の値の間のユ
ークリッド距離となる。ある時点におけるパスメトリッ
クは、その時点に至るまでのこのような隣接時点間の状
態遷移の尤度の総和として定義される。
Sbへの状態遷移について、図7の状態遷移図に記載さ
れている再生信号の値である。すなわち、上述の図7に
おいて、例えば状態遷移S0→S1について、−Aと算
出されている値である。従って、式(12)は、ノイズ
を含む実際の再生信号z[k]の値と、ノイズを考慮せ
ずに計算された再生信号c(Sa,Sb)の値の間のユ
ークリッド距離となる。ある時点におけるパスメトリッ
クは、その時点に至るまでのこのような隣接時点間の状
態遷移の尤度の総和として定義される。
【0067】ところで、時点kにおいて状態Saである
場合を考える。この場合に、時点k−1において状態S
aに遷移し得る状態をSpとすれば、パスメトリックL
(Sa,k)は、時点k−1におけるパスメトリックを
用いて次式のように計算される。
場合を考える。この場合に、時点k−1において状態S
aに遷移し得る状態をSpとすれば、パスメトリックL
(Sa,k)は、時点k−1におけるパスメトリックを
用いて次式のように計算される。
【0068】 L(Sa,k) =L(Sp,k−1)+(z[k]−c(Sp,Sa))2 ・・・(13) すなわち、時点k−1において状態Spに至った場合の
パスメトリックL(Sp,k−1)と、時点k−1と時
点kの間で生じるSp→Saなる状態遷移の尤度(z
[k]−c(Sp,Sa))2とを加算することによっ
て、パスメトリックL(Sa,k)が計算される。この
(z[k]−c(Sp,Sa))2のような、最新の状
態遷移の尤度は、ブランチメトリックと称される。但
し、ここでのブランチメトリックは、後述するビタビ復
号器13中のブランチメトリック計算回路(BMC)2
0によって計算されるブランチメトリック、すなわち、
規格化メトリックに対応するブランチメトリックとは、
別のものであることに注意が必要である。
パスメトリックL(Sp,k−1)と、時点k−1と時
点kの間で生じるSp→Saなる状態遷移の尤度(z
[k]−c(Sp,Sa))2とを加算することによっ
て、パスメトリックL(Sa,k)が計算される。この
(z[k]−c(Sp,Sa))2のような、最新の状
態遷移の尤度は、ブランチメトリックと称される。但
し、ここでのブランチメトリックは、後述するビタビ復
号器13中のブランチメトリック計算回路(BMC)2
0によって計算されるブランチメトリック、すなわち、
規格化メトリックに対応するブランチメトリックとは、
別のものであることに注意が必要である。
【0069】また、時点kにおいて状態Saとなる場合
に、時点k−1における状態(状態Saに遷移し得る状
態)が複数個存在することがある。図7においては、状
態S0およびS2がこのような場合である。すなわち時
点kにおいて状態S0となる場合は、時点k−1として
あり得る状態は、S0とS3の2個である。また、時点
kにおいて状態S2となる場合に、時点k−1において
あり得る状態は、S1とS2の2個である。一般的な説
明として、時点kにおいて状態Saであり、且つ、時点
k−1において状態Saに遷移し得る状態がSpおよび
Sqの2個である場合に、パスメトリックL(Sa,
k)は、次式のように計算される。
に、時点k−1における状態(状態Saに遷移し得る状
態)が複数個存在することがある。図7においては、状
態S0およびS2がこのような場合である。すなわち時
点kにおいて状態S0となる場合は、時点k−1として
あり得る状態は、S0とS3の2個である。また、時点
kにおいて状態S2となる場合に、時点k−1において
あり得る状態は、S1とS2の2個である。一般的な説
明として、時点kにおいて状態Saであり、且つ、時点
k−1において状態Saに遷移し得る状態がSpおよび
Sqの2個である場合に、パスメトリックL(Sa,
k)は、次式のように計算される。
【0070】 L(Sa,k) =min{L(Sp,k−1)+(z[k]−c(Sp,Sa))2, L(Sq,k−1)+(z[k]−c(Sq,Sa))2} ・・・(14) すなわち、時点k−1において状態Spであり、Sp→
Saなる状態遷移によって状態Saに至った場合と、時
点k−1において状態Sqであり、Sq→Saなる状態
遷移によって状態Saに至った場合の各々について、尤
度の和を計算する。そして、各々の計算値を比較し、よ
り小さい値を時点kにおける状態Saに関するパスメト
リックL(Sa,k)とする。
Saなる状態遷移によって状態Saに至った場合と、時
点k−1において状態Sqであり、Sq→Saなる状態
遷移によって状態Saに至った場合の各々について、尤
度の和を計算する。そして、各々の計算値を比較し、よ
り小さい値を時点kにおける状態Saに関するパスメト
リックL(Sa,k)とする。
【0071】このようなパスメトリックの計算を、図7
を用いて上述した4値4状態について具体的に適用する
と、時点kにおける各状態S0,S1,S2およびS3
についてのパスメトリックL(0,k),L(1,
k),L(2,k)およびL(3,k)は、時点k−1
における各状態S0〜S3についてのパスメトリックL
(0,k−1)〜L(3,k−1)を用いて以下のよう
に計算できる。
を用いて上述した4値4状態について具体的に適用する
と、時点kにおける各状態S0,S1,S2およびS3
についてのパスメトリックL(0,k),L(1,
k),L(2,k)およびL(3,k)は、時点k−1
における各状態S0〜S3についてのパスメトリックL
(0,k−1)〜L(3,k−1)を用いて以下のよう
に計算できる。
【0072】 L(0,k)=min{L(0,k−1)+(z[k]+A+B)2, L(3,k−1)+(z[k]+A)2 } ・・・(15) L(1,k)=L(0,k−1)+(z[k]+A)2 ・・・(16) L(2,k)=min{L(2,k−1)+(z[k]−A−B)2, L(2,k−1)+(z[k]−A)2 } ・・・(17) L(3,k)=L(2,k−1)+(z[k]−A)2 ・・・(18)
【0073】上述したように、このようにして計算され
るパスメトリックの値を比較して、最尤な状態遷移が選
択されれば良い。ところで、最尤な状態遷移を選択する
ためには、パスメトリックの値そのものを計算しなくて
も、パスメトリックの値の比較ができれば良い。そこ
で、実際の4値4状態ビタビ復号方法においては、パス
メトリックの代わりに以下に定義するような規格化パス
メトリックを用いることにより、各時点kにおけるz
[k]に基づく計算を容易なものとするようになされ
る。
るパスメトリックの値を比較して、最尤な状態遷移が選
択されれば良い。ところで、最尤な状態遷移を選択する
ためには、パスメトリックの値そのものを計算しなくて
も、パスメトリックの値の比較ができれば良い。そこ
で、実際の4値4状態ビタビ復号方法においては、パス
メトリックの代わりに以下に定義するような規格化パス
メトリックを用いることにより、各時点kにおけるz
[k]に基づく計算を容易なものとするようになされ
る。
【0074】 m(i,k) =[L(i,k)−z[k]2−(A+B)2]/2/(A+B) ・・・(19) 式(19)をS0〜S3の各状態に適用すると、具体的
な規格化パスメトリックは、以下のように2乗計算を含
まないものとなる。このため、後述する、加算、比較、
選択回路(ACS)21における計算を容易なものとす
ることができる。
な規格化パスメトリックは、以下のように2乗計算を含
まないものとなる。このため、後述する、加算、比較、
選択回路(ACS)21における計算を容易なものとす
ることができる。
【0075】 m(0,k)=min{m(0,k−1)+z[k], m(3,k−1)+α×z[k]−β}・・(20) m(1,k)=m(0,k−1)+α×z[k]−β ・・(21) m(2,k)=min{m(2,k−1)−z[k], m(1,k−1)−α×z[k]−β}・・(22) m(3,k)=m(2,k−1)+α×z[k]−β ・・(23) 但し、式(20)〜(23)中のαおよびβは、以下の
ようなものである。
ようなものである。
【0076】 α=A/(A+B) ・・・(24) β=B×(B+2×A)/2/(A+B) ・・・(25) このような規格化パスメトリックに基づく4値4状態ビ
タビ復号方法における状態遷移の条件について図9に示
す。上述の4個の規格化パスメトリックの内に、2個か
ら1個を選択する式が2つあるので、2×2=4通りの
条件がある。
タビ復号方法における状態遷移の条件について図9に示
す。上述の4個の規格化パスメトリックの内に、2個か
ら1個を選択する式が2つあるので、2×2=4通りの
条件がある。
【0077】1−4 4値4状態ビタビ復号器 上述した4値4状態ビタビ復号方法を実現するビタビ復
号器13について以下に説明する。図10にビタビ復号
器13の全体構成を示す。ビタビ復号器13は、ブラン
チメトリック計算回路(以下、BMCと表記する)2
0、加算、比較および選択回路(以下、ACSと表記す
る)21、圧縮およびラッチ回路22およびパスメモリ
ユニット(以下、PMUと表記する)23から構成され
る。これらの各構成要素に対して上述のリードクロック
DCK(以下の説明においては、単にクロックと表記す
る)が供給されることにより、ビタビ復号器13全体の
動作タイミングが合わされる。以下、各構成要素につい
て説明する。
号器13について以下に説明する。図10にビタビ復号
器13の全体構成を示す。ビタビ復号器13は、ブラン
チメトリック計算回路(以下、BMCと表記する)2
0、加算、比較および選択回路(以下、ACSと表記す
る)21、圧縮およびラッチ回路22およびパスメモリ
ユニット(以下、PMUと表記する)23から構成され
る。これらの各構成要素に対して上述のリードクロック
DCK(以下の説明においては、単にクロックと表記す
る)が供給されることにより、ビタビ復号器13全体の
動作タイミングが合わされる。以下、各構成要素につい
て説明する。
【0078】BMC20は、入力される再生信号z
[k]に基づいて、規格化パスメトリックに対応するブ
ランチメトリックの値BM0,BM1,BM2およびB
M3を計算する。BM0〜BM3は、上述の式(20)
〜(23)の規格化パスメトリックを計算するために必
要とされる、以下のようなものである。
[k]に基づいて、規格化パスメトリックに対応するブ
ランチメトリックの値BM0,BM1,BM2およびB
M3を計算する。BM0〜BM3は、上述の式(20)
〜(23)の規格化パスメトリックを計算するために必
要とされる、以下のようなものである。
【0079】 BM0=z [k] ・・・(26) BM1=α×z[k]−β ・・・(27) BM2=−z [k] ・・・(28) BM3=−α×z [k] −β ・・・(29) この計算に必要なαおよびβは、上述の式(24)およ
び(25)に従ってBMC20によって計算される基準
値である。かかる計算は、例えば再生信号z[k]に基
づくエンベロープ検出等の方法で検出され、BMC20
に供給される識別点−A−B,−A,AおよびA+Bの
値に基づいてなされる。
び(25)に従ってBMC20によって計算される基準
値である。かかる計算は、例えば再生信号z[k]に基
づくエンベロープ検出等の方法で検出され、BMC20
に供給される識別点−A−B,−A,AおよびA+Bの
値に基づいてなされる。
【0080】BM0〜BM3の値は、ACS21に供給
される。一方、ACS21は、後述するような圧縮およ
びラッチ回路22から、1クロック前の規格化パスメト
リックの値(但し、後述するように圧縮のなされたも
の)M0,M1,M2およびM3が供給される。そし
て、M0〜M3と、BM0〜BM3とを加算して、後述
するようにして、最新の規格化パスメトリックの値L
0,L1,L2およびL3を計算する。M0〜M3が圧
縮のなされたものであるため、L0〜L3を計算する際
のオーバーフローを避けることができる。
される。一方、ACS21は、後述するような圧縮およ
びラッチ回路22から、1クロック前の規格化パスメト
リックの値(但し、後述するように圧縮のなされたも
の)M0,M1,M2およびM3が供給される。そし
て、M0〜M3と、BM0〜BM3とを加算して、後述
するようにして、最新の規格化パスメトリックの値L
0,L1,L2およびL3を計算する。M0〜M3が圧
縮のなされたものであるため、L0〜L3を計算する際
のオーバーフローを避けることができる。
【0081】さらに、ACS21は、最新の規格化パス
メトリックの値L0〜L3に基づいて、後述するよう
に、最尤な状態遷移を選択し、また、選択結果に対応し
て、パスメモリ23に供給される選択信号SEL0およ
びSEL2を「High」または「Low」とする。
メトリックの値L0〜L3に基づいて、後述するよう
に、最尤な状態遷移を選択し、また、選択結果に対応し
て、パスメモリ23に供給される選択信号SEL0およ
びSEL2を「High」または「Low」とする。
【0082】また、ACS21は、L0〜L3を圧縮お
よびラッチ回路22に供給する。圧縮およびラッチ回路
22は、供給されるL0〜L3を圧縮した後にラッチす
る。その後、1クロック前の規格化パスメトリックM0
〜M3としてACS21に供給する。
よびラッチ回路22に供給する。圧縮およびラッチ回路
22は、供給されるL0〜L3を圧縮した後にラッチす
る。その後、1クロック前の規格化パスメトリックM0
〜M3としてACS21に供給する。
【0083】この際の圧縮の方法としては、例えば以下
に示すように、最新の規格化パスメトリックL0〜L3
から、そのうちの1個、例えばL0を一律に差し引く等
の方法が用いられる。
に示すように、最新の規格化パスメトリックL0〜L3
から、そのうちの1個、例えばL0を一律に差し引く等
の方法が用いられる。
【0084】M0=L0−L0 ・・・(30) M1=L1−L0 ・・・(31) M2=L2−L0 ・・・(32) M3=L3−L0 ・・・(33) この結果として、M0が常に0の値をとることになる
が、以下の説明においては、一般性を損なわないため
に、このままM0と表記する。式(30)〜(33)に
よって計算されるM0〜M3の値の差は、L0〜L3の
値の差と等しいものとなる。上述したように、最尤な状
態遷移の選択においては、規格化パスメトリック間の値
の差のみが問題となる。従って、このような圧縮方法
は、最尤な状態遷移の選択結果に影響せずに規格化パス
メトリックの値を圧縮し、オーバーフローを防止する方
法として有効である。このように、ACS21と圧縮お
よびラッチ回路22は、規格化パスメトリックの計算に
関するループを構成する。
が、以下の説明においては、一般性を損なわないため
に、このままM0と表記する。式(30)〜(33)に
よって計算されるM0〜M3の値の差は、L0〜L3の
値の差と等しいものとなる。上述したように、最尤な状
態遷移の選択においては、規格化パスメトリック間の値
の差のみが問題となる。従って、このような圧縮方法
は、最尤な状態遷移の選択結果に影響せずに規格化パス
メトリックの値を圧縮し、オーバーフローを防止する方
法として有効である。このように、ACS21と圧縮お
よびラッチ回路22は、規格化パスメトリックの計算に
関するループを構成する。
【0085】上述のACS21について、図11を参照
してより詳細に説明する。ACS21は、6個の加算器
51、52、53、54、56、58および2個の比較
器55、57から構成される。一方、上述したようにA
CS21には、1クロック前の圧縮された規格化パスメ
トリックの値M0〜M3および規格化パスメトリックに
対応するブランチメトリックの値BM0〜BM3が供給
される。
してより詳細に説明する。ACS21は、6個の加算器
51、52、53、54、56、58および2個の比較
器55、57から構成される。一方、上述したようにA
CS21には、1クロック前の圧縮された規格化パスメ
トリックの値M0〜M3および規格化パスメトリックに
対応するブランチメトリックの値BM0〜BM3が供給
される。
【0086】加算器51には、M0およびBM0が供給
される。加算器51は、これらを加算して以下のような
L00を算出する。
される。加算器51は、これらを加算して以下のような
L00を算出する。
【0087】L00=M0+BM0 ・・・(34) 上述したように、M0は、時点k−1において状態S0
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
0は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(26)式に従って計算されるもの、すな
わちz[k]の値そのものである。従って、式(34)
の値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式
(20)中のm(0,k−1)+z[k]の値を計算し
たものとなる。すなわち、時点k−1において状態S0
であり、時点kにおける状態遷移S0→S0によって最
終的に状態遷移S0に至った場合に対応する計算値であ
る。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
0は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(26)式に従って計算されるもの、すな
わちz[k]の値そのものである。従って、式(34)
の値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式
(20)中のm(0,k−1)+z[k]の値を計算し
たものとなる。すなわち、時点k−1において状態S0
であり、時点kにおける状態遷移S0→S0によって最
終的に状態遷移S0に至った場合に対応する計算値であ
る。
【0088】一方、加算器52には、M3およびBM1
が供給される。加算器51は、これらを加算して以下の
ようなL30を算出する。
が供給される。加算器51は、これらを加算して以下の
ようなL30を算出する。
【0089】L30=M3+BM1 ・・・(35) 上述したように、M3は、時点k−1において状態S3
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る、圧縮された規格化パスメトリックである。また、B
M1は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に
基づいて上述の(27)式に従って計算されるもの、す
なわちα×z[k]−βである。従って、式(35)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
0)中のm(3,k−1)+α×z[k]−βの値を計
算したものとなる。すなわち、時点k−1において状態
S3であり、時点kにおける状態遷移S3→S0によっ
て最終的に状態遷移S0に至った場合に対応する計算値
である。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る、圧縮された規格化パスメトリックである。また、B
M1は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に
基づいて上述の(27)式に従って計算されるもの、す
なわちα×z[k]−βである。従って、式(35)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
0)中のm(3,k−1)+α×z[k]−βの値を計
算したものとなる。すなわち、時点k−1において状態
S3であり、時点kにおける状態遷移S3→S0によっ
て最終的に状態遷移S0に至った場合に対応する計算値
である。
【0090】上述のL00およびL30は、比較器55
に供給される。比較器55は、L00およびL30の値
を比較し、小さい方を最新の規格化パスメトリックL0
とすると共に、選択結果に応じて、上述したように選択
信号SEL0の極性を切替える。このような構成は、式
(20)において、最小値が選択されることに対応する
ものである。すなわち、L00<L30の場合(この時
は、S0→S0が選択される)に、L00をL0として
出力し、且つ、SEL0を例えば、「Low」とする。ま
た、L30<L00の場合(この時は、S3→S0が選
択される)には、L30をL0として出力し、且つ、S
EL0を例えば「High」とする。SEL0は、後述する
ように、状態S0に対応するA型パスメモリ24に供給
される。
に供給される。比較器55は、L00およびL30の値
を比較し、小さい方を最新の規格化パスメトリックL0
とすると共に、選択結果に応じて、上述したように選択
信号SEL0の極性を切替える。このような構成は、式
(20)において、最小値が選択されることに対応する
ものである。すなわち、L00<L30の場合(この時
は、S0→S0が選択される)に、L00をL0として
出力し、且つ、SEL0を例えば、「Low」とする。ま
た、L30<L00の場合(この時は、S3→S0が選
択される)には、L30をL0として出力し、且つ、S
EL0を例えば「High」とする。SEL0は、後述する
ように、状態S0に対応するA型パスメモリ24に供給
される。
【0091】このように、加算器51、52および比較
器55は、上述の式(20)に対応して、S0→S0と
S3→S0の内から、時点kにおける状態遷移として最
尤なものを選択する動作を行う。そして、選択結果に応
じて、最新の規格化パスメトリックL0および選択信号
SEL0を出力する。
器55は、上述の式(20)に対応して、S0→S0と
S3→S0の内から、時点kにおける状態遷移として最
尤なものを選択する動作を行う。そして、選択結果に応
じて、最新の規格化パスメトリックL0および選択信号
SEL0を出力する。
【0092】また、加算器56には、M0およびBM1
が供給される。加算器51は、これらを加算して以下の
ようなL1を算出する。
が供給される。加算器51は、これらを加算して以下の
ようなL1を算出する。
【0093】L1=M0+BM1 ・・・(36) 上述したように、M0は、時点k−1において状態S0
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
1は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(27)式に従って計算されるもの、すな
わちα×z[k]−βである。従って、式(36)の値
は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
1)の右辺m(0,k−1)+α×z[k]−βの値を
計算したものとなる。すなわち、時点k−1において状
態S0であり、時点kにおける状態遷移S0→S1によ
って最終的に状態遷移S1に至った場合に対応する計算
値である。式(21)が値の選択を行わないことに対応
して、加算器56の出力がそのまま最新の規格化パスメ
トリックL1とされる。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
1は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(27)式に従って計算されるもの、すな
わちα×z[k]−βである。従って、式(36)の値
は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
1)の右辺m(0,k−1)+α×z[k]−βの値を
計算したものとなる。すなわち、時点k−1において状
態S0であり、時点kにおける状態遷移S0→S1によ
って最終的に状態遷移S1に至った場合に対応する計算
値である。式(21)が値の選択を行わないことに対応
して、加算器56の出力がそのまま最新の規格化パスメ
トリックL1とされる。
【0094】加算器53には、M2およびBM2が供給
される。加算器53は、これらを加算して以下のような
L22を算出する。
される。加算器53は、これらを加算して以下のような
L22を算出する。
【0095】L22=M2+BM2 ・・・(37) 上述したように、M2は、時点k−1において状態S2
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
0は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(28)式に従って計算されるもの、すな
わち−z[k]である。従って、式(37)の値は、上
述したような圧縮の作用の下に、上述の式(22)中の
m(2,k−1)−z[k]の値を計算したものとな
る。すなわち、時点k−1において状態S2であり、時
点kにおける状態遷移S2→S2によって最終的に状態
遷移S2に至った場合に対応する計算値である。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
0は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(28)式に従って計算されるもの、すな
わち−z[k]である。従って、式(37)の値は、上
述したような圧縮の作用の下に、上述の式(22)中の
m(2,k−1)−z[k]の値を計算したものとな
る。すなわち、時点k−1において状態S2であり、時
点kにおける状態遷移S2→S2によって最終的に状態
遷移S2に至った場合に対応する計算値である。
【0096】一方、加算器54には、M1およびBM3
が供給される。加算器53は、これらを加算して以下の
ようなL12を算出する。
が供給される。加算器53は、これらを加算して以下の
ようなL12を算出する。
【0097】L12=M1+BM3 ・・・(38) 上述したように、M1は、時点k−1において状態S1
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
3は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(29)式に従って計算されるもの、すな
わち−α×z[k]−βである。従って、式(38)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
2)中のm(1,k−1)−α×z[k]−βの値を計
算したものとなる。すなわち、時点k−1において状態
S1であり、時点kにおける状態遷移S1→S2によっ
て最終的に状態遷移S2に至った場合に対応する計算値
である。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
3は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(29)式に従って計算されるもの、すな
わち−α×z[k]−βである。従って、式(38)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
2)中のm(1,k−1)−α×z[k]−βの値を計
算したものとなる。すなわち、時点k−1において状態
S1であり、時点kにおける状態遷移S1→S2によっ
て最終的に状態遷移S2に至った場合に対応する計算値
である。
【0098】上述のL22およびL12は、比較器57
に供給される。比較器57は、L22およびL12の値
を比較し、小さい方を最新の規格化パスメトリックL2
とすると共に、選択結果に応じて、上述したように選択
信号SEL2の極性を切替える。このような構成は、式
(22)において、最小値が選択されることに対応する
ものである。すなわち、L22<L12の場合(この時
は、S2→S2が選択される)に、L22をL2として
出力し、且つ、SEL2を例えば、「Low」とする。ま
た、L12<L22の場合(この時は、S1→S2が選
択される)には、L12をL2として出力し、且つ、S
EL2を例えば「High」とする。SEL2は、後述する
ように、状態S2に対応するA型パスメモリ26に供給
される。
に供給される。比較器57は、L22およびL12の値
を比較し、小さい方を最新の規格化パスメトリックL2
とすると共に、選択結果に応じて、上述したように選択
信号SEL2の極性を切替える。このような構成は、式
(22)において、最小値が選択されることに対応する
ものである。すなわち、L22<L12の場合(この時
は、S2→S2が選択される)に、L22をL2として
出力し、且つ、SEL2を例えば、「Low」とする。ま
た、L12<L22の場合(この時は、S1→S2が選
択される)には、L12をL2として出力し、且つ、S
EL2を例えば「High」とする。SEL2は、後述する
ように、状態S2に対応するA型パスメモリ26に供給
される。
【0099】このように、加算器53、54および比較
器57は、上述の式(22)に対応して、S1→S2と
S2→S2の内から、時点kにおける状態遷移として最
尤なものを選択する。そして、選択結果に応じて、最新
の規格化パスメトリックL2および選択信号SEL2を
出力する。
器57は、上述の式(22)に対応して、S1→S2と
S2→S2の内から、時点kにおける状態遷移として最
尤なものを選択する。そして、選択結果に応じて、最新
の規格化パスメトリックL2および選択信号SEL2を
出力する。
【0100】また、加算器58には、M2およびBM3
が供給される。加算器58は、これらを加算して以下の
ようなL3を算出する。
が供給される。加算器58は、これらを加算して以下の
ようなL3を算出する。
【0101】L3=M2+BM3 ・・・(39) 上述したように、M2は、時点k−1において状態S2
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
3は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(29)式に従って計算されるもの、すな
わち−α×z[k]−βである。従って、式(39)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
3)の右辺m(2,k−1)−α×z[k]−βの値を
計算したものとなる。すなわち、時点k−1において状
態S0であり、時点kにおける状態遷移S2→S3によ
って最終的に状態遷移S3に至った場合に対応する計算
値である。式(23)が値の選択を行わないことに対応
して、加算器58の出力がそのまま最新の規格化パスメ
トリックL3とされる。
に至った場合に、経由してきた状態遷移の総和に対応す
る圧縮された規格化パスメトリックである。また、BM
3は、時点kにおいて入力される再生信号z[k]に基
づいて上述の(29)式に従って計算されるもの、すな
わち−α×z[k]−βである。従って、式(39)の
値は、上述したような圧縮の作用の下に、上述の式(2
3)の右辺m(2,k−1)−α×z[k]−βの値を
計算したものとなる。すなわち、時点k−1において状
態S0であり、時点kにおける状態遷移S2→S3によ
って最終的に状態遷移S3に至った場合に対応する計算
値である。式(23)が値の選択を行わないことに対応
して、加算器58の出力がそのまま最新の規格化パスメ
トリックL3とされる。
【0102】上述したようにして、ACS21が出力す
るSEL0およびSEL2に従って、パスメモリユニッ
ト(以下、PMUと表記する)23が動作することによ
って、記録データa[k]に対する最尤復号系列として
の復号データa’[k]が生成される。PMU23は、
図7に示した4個の状態間の状態遷移に対応するため
に、2個のA型パスメモリおよび2個のB型パスメモリ
から構成される。
るSEL0およびSEL2に従って、パスメモリユニッ
ト(以下、PMUと表記する)23が動作することによ
って、記録データa[k]に対する最尤復号系列として
の復号データa’[k]が生成される。PMU23は、
図7に示した4個の状態間の状態遷移に対応するため
に、2個のA型パスメモリおよび2個のB型パスメモリ
から構成される。
【0103】A型パスメモリは、その状態に至る遷移と
して2つの遷移(すなわち、自分自身からの遷移と、他
の1個の状態からの遷移)を有し、且つ、その状態を起
点とする2つの遷移(すなわち、自分自身に至る遷移と
他の1個の状態に至る遷移)を有する状態に対応するた
めの構成とされる。従って、A型パスメモリは、図7に
示した4個の状態の内、S0およびS2に対応するもの
である。
して2つの遷移(すなわち、自分自身からの遷移と、他
の1個の状態からの遷移)を有し、且つ、その状態を起
点とする2つの遷移(すなわち、自分自身に至る遷移と
他の1個の状態に至る遷移)を有する状態に対応するた
めの構成とされる。従って、A型パスメモリは、図7に
示した4個の状態の内、S0およびS2に対応するもの
である。
【0104】一方、B型パスメモリは、その状態に至る
遷移が1つのみであり、且つ、その状態を起点とする遷
移が1つのみである状態に対応するための構成とされ
る。従って、B型パスメモリは、図7に示した4個の状
態の内、S1およびS3に対応するものである。
遷移が1つのみであり、且つ、その状態を起点とする遷
移が1つのみである状態に対応するための構成とされ
る。従って、B型パスメモリは、図7に示した4個の状
態の内、S1およびS3に対応するものである。
【0105】これら2個のA型パスメモリおよび2個の
B型パスメモリが図7に示した状態遷移図に従う動作を
行うために、PMU23において、図10に示すような
復号データの受渡しがなされるように構成される。すな
わち、A型パスメモリ24がS0に対応し、A型パスメ
モリ26がS2に対応する。また、B型パスメモリ25
がS1に対応し、また、B型パスメモリ27がS3に対
応する。このように構成すれは、S0を起点として生じ
得る状態遷移がS0→S0およびS0→S1であり、S
2を起点として生じ得る状態遷移がS2→S2およびS
2→S3であることに合致する。また、S1を起点とし
て生じ得る状態遷移がS1→S2のみであり、S3を起
点として生じ得る状態遷移がS3→S0のみであること
にも合致する。
B型パスメモリが図7に示した状態遷移図に従う動作を
行うために、PMU23において、図10に示すような
復号データの受渡しがなされるように構成される。すな
わち、A型パスメモリ24がS0に対応し、A型パスメ
モリ26がS2に対応する。また、B型パスメモリ25
がS1に対応し、また、B型パスメモリ27がS3に対
応する。このように構成すれは、S0を起点として生じ
得る状態遷移がS0→S0およびS0→S1であり、S
2を起点として生じ得る状態遷移がS2→S2およびS
2→S3であることに合致する。また、S1を起点とし
て生じ得る状態遷移がS1→S2のみであり、S3を起
点として生じ得る状態遷移がS3→S0のみであること
にも合致する。
【0106】A型パスメモリ24について、その詳細な
構成を図12に示す。A型パスメモリ24は、パスメモ
リ長に対応する個数のフリップフロップとセレクタを、
交互に接続したものである。図12には、14ビットの
デコードデータ長に対応する構成を示した。すなわち、
14個のセレクタ31-1〜31-14および15個のフリ
ップフロップ30-0〜30-14を有するものである。セ
レクタ31-1〜31-14は、何れも2個のデータを受取
リ、その内の1個を選択的に後段に供給するものであ
る。また、フリップフロップ30-0〜30-14にクロッ
クが供給されることにより、A型パスメモリ24全体の
動作タイミングが合わされる。
構成を図12に示す。A型パスメモリ24は、パスメモ
リ長に対応する個数のフリップフロップとセレクタを、
交互に接続したものである。図12には、14ビットの
デコードデータ長に対応する構成を示した。すなわち、
14個のセレクタ31-1〜31-14および15個のフリ
ップフロップ30-0〜30-14を有するものである。セ
レクタ31-1〜31-14は、何れも2個のデータを受取
リ、その内の1個を選択的に後段に供給するものであ
る。また、フリップフロップ30-0〜30-14にクロッ
クが供給されることにより、A型パスメモリ24全体の
動作タイミングが合わされる。
【0107】図7を用いて上述したように、状態S0に
至る遷移は、S0→S0すなわち自分自身から継承する
遷移、およびS3→S0である。このような状況に対応
する構成として、各セレクタは、前段のフリップフロッ
プから供給されるデータすなわちS0→S0に対応する
復号データと、状態S3に対応するB型パスメモリ27
から供給されるデータすなわちS3→S0に対応する復
号データPM3とを受取る。さらに、各セレクタは、A
CS21からSEL0を供給される。そして、SEL0
の極牲に応じて、供給される2個の復号データの内の一
方を後段のフリップフロップに供給する。また、このよ
うにして後段のフリップフロップに供給される復号デー
タは、状態S1に対応するB型パスメモリ25にもPM
0として供給される。
至る遷移は、S0→S0すなわち自分自身から継承する
遷移、およびS3→S0である。このような状況に対応
する構成として、各セレクタは、前段のフリップフロッ
プから供給されるデータすなわちS0→S0に対応する
復号データと、状態S3に対応するB型パスメモリ27
から供給されるデータすなわちS3→S0に対応する復
号データPM3とを受取る。さらに、各セレクタは、A
CS21からSEL0を供給される。そして、SEL0
の極牲に応じて、供給される2個の復号データの内の一
方を後段のフリップフロップに供給する。また、このよ
うにして後段のフリップフロップに供給される復号デー
タは、状態S1に対応するB型パスメモリ25にもPM
0として供給される。
【0108】すなわち、例えばセレクタ31-14は、前
段のフリップフロップ30-13から供給されるデータ
と、B型パスメモリ27から供給される14ビットから
なるPM3の14番目のビット位置のデータとを受取
る。そして、これら2個のデータの内から以下のように
して選択したデータを、後段のフリップフロップ30-1
4に供給する。上述したようにSEL0は、選択結果に
応じて、「Low」または「High」とされる。SEL0が
例えば「Low」の時は、前段のフリップフロップ30-13
からのデータが選択されるようになされる。また、SE
L0が例えば「High」の時は、PM3の14番目のビッ
ト位置のデータが選択されるようになされる。選択され
たデータは、後段のフリップフロップ30-14に供給さ
れ、また、PM0の14番目のビット位置のデータとし
て、状態S1に対応するB型パスメモリ25に供給され
る。
段のフリップフロップ30-13から供給されるデータ
と、B型パスメモリ27から供給される14ビットから
なるPM3の14番目のビット位置のデータとを受取
る。そして、これら2個のデータの内から以下のように
して選択したデータを、後段のフリップフロップ30-1
4に供給する。上述したようにSEL0は、選択結果に
応じて、「Low」または「High」とされる。SEL0が
例えば「Low」の時は、前段のフリップフロップ30-13
からのデータが選択されるようになされる。また、SE
L0が例えば「High」の時は、PM3の14番目のビッ
ト位置のデータが選択されるようになされる。選択され
たデータは、後段のフリップフロップ30-14に供給さ
れ、また、PM0の14番目のビット位置のデータとし
て、状態S1に対応するB型パスメモリ25に供給され
る。
【0109】A型パスメモリ24中の他のセレクタ31
-1〜31-13においても、SEL0の極性に応じて、同
様な動作が行われる。従って、A型パスメモリ24全体
としては、SEL0が例えば「Low」の時は、A型パス
メモリ24中で、各々のフリップフロップがその前段に
位置するフリップフロップのデータを継承するシリアル
シフトを行う。また、SEL0が例えば「High」の時
は、B型パスメモリ27から供給される14ビットから
なる復号データPM3を継承するパラレルロードを行
う。何れの場合にも、継承される復号データは、B型パ
スメモリ25に14ビットの復号データPM0として供
給される。
-1〜31-13においても、SEL0の極性に応じて、同
様な動作が行われる。従って、A型パスメモリ24全体
としては、SEL0が例えば「Low」の時は、A型パス
メモリ24中で、各々のフリップフロップがその前段に
位置するフリップフロップのデータを継承するシリアル
シフトを行う。また、SEL0が例えば「High」の時
は、B型パスメモリ27から供給される14ビットから
なる復号データPM3を継承するパラレルロードを行
う。何れの場合にも、継承される復号データは、B型パ
スメモリ25に14ビットの復号データPM0として供
給される。
【0110】また、最初の処理段となるフリップフロッ
プ300には、クロックに同期して常に’0’が入力さ
れる。かかる動作は、S0に至る状態遷移S0→S0と
S2→S0の何れにおいても、図7に示すように、復号
データが’0’なので、最新の復号データは、常に’
0’となることに対応している。
プ300には、クロックに同期して常に’0’が入力さ
れる。かかる動作は、S0に至る状態遷移S0→S0と
S2→S0の何れにおいても、図7に示すように、復号
データが’0’なので、最新の復号データは、常に’
0’となることに対応している。
【0111】上述したように、S2に対応するA型パス
メモリ26についても、構成自体は、A型パスメモリ2
4と全く同様である。但し、ACS21から入力される
選択信号は、SEL2である。また、図6に示すように
状態S2に至る遷移としては、S2→S2すなわち自分
自身から継承する遷移と、S1→S2とがある。このた
め、状態S1に対応するB型パスメモリ25からPM1
を供給される。さらに、状態S2を起点として生じ得る
状態がS2すなわち自分自身と、S3であることに対応
して、状態S3に対応するB型パスメモリ27にPM2
を供給する。
メモリ26についても、構成自体は、A型パスメモリ2
4と全く同様である。但し、ACS21から入力される
選択信号は、SEL2である。また、図6に示すように
状態S2に至る遷移としては、S2→S2すなわち自分
自身から継承する遷移と、S1→S2とがある。このた
め、状態S1に対応するB型パスメモリ25からPM1
を供給される。さらに、状態S2を起点として生じ得る
状態がS2すなわち自分自身と、S3であることに対応
して、状態S3に対応するB型パスメモリ27にPM2
を供給する。
【0112】また、S2に対応するA型パスメモリ26
においても、最初の処理段となるフリップフロップに
は、クロックに同期して常に’0’が入力される。かか
る動作は、S2に至る状態遷移S2→S2とS1→S0
の何れにおいても、図7に示すように、復号データが’
0’なので、最新の復号データは、常に’0’となるこ
とに対応している。
においても、最初の処理段となるフリップフロップに
は、クロックに同期して常に’0’が入力される。かか
る動作は、S2に至る状態遷移S2→S2とS1→S0
の何れにおいても、図7に示すように、復号データが’
0’なので、最新の復号データは、常に’0’となるこ
とに対応している。
【0113】他方、B型パスメモリ25について、その
詳細な構成を図13に示す。B型パスメモリ25は、パ
スメモリ長に対応する個数のフリップフロップを接続し
たものである。図13には、14ビットのデコードデー
タ長に対応する構成を示した。すなわち、15個のフリ
ップフロップ32-0〜32-14を有するものである。フ
リップフロップ32-0〜32-14にクロックが供給され
ることにより、B型パスメモリ25全体の動作タイミン
グが合わされる。
詳細な構成を図13に示す。B型パスメモリ25は、パ
スメモリ長に対応する個数のフリップフロップを接続し
たものである。図13には、14ビットのデコードデー
タ長に対応する構成を示した。すなわち、15個のフリ
ップフロップ32-0〜32-14を有するものである。フ
リップフロップ32-0〜32-14にクロックが供給され
ることにより、B型パスメモリ25全体の動作タイミン
グが合わされる。
【0114】各フリップフロップ32-1〜32-14に
は、状態S0に対応するA型パスメモリ24から、14
ビットの復号データがPM0として供給される。例え
ば、フリップフロップ32-1には、PM0の1ビット目
が供給される。各フリップフロップ32-1〜32-14
は、供給された値を1クロックの間保持する。そして、
状態S2に対応するA型パスメモリ26に、14ビット
の復号データPMLとして出力する。例えば、フリップ
フロップ32-1は、PMLの2ビット目を出力する。
は、状態S0に対応するA型パスメモリ24から、14
ビットの復号データがPM0として供給される。例え
ば、フリップフロップ32-1には、PM0の1ビット目
が供給される。各フリップフロップ32-1〜32-14
は、供給された値を1クロックの間保持する。そして、
状態S2に対応するA型パスメモリ26に、14ビット
の復号データPMLとして出力する。例えば、フリップ
フロップ32-1は、PMLの2ビット目を出力する。
【0115】B型パスメモリ25中の他のセレクタ32
-1〜32-13においても、同様な動作が行われる。従っ
て、B型パスメモリ25全体としては、A型パスメモリ
24から供給される14ビットからなる復号データPM
0を受取リ、またA型パスメモリ26に14ビットから
なる復号データPM1を供給する。
-1〜32-13においても、同様な動作が行われる。従っ
て、B型パスメモリ25全体としては、A型パスメモリ
24から供給される14ビットからなる復号データPM
0を受取リ、またA型パスメモリ26に14ビットから
なる復号データPM1を供給する。
【0116】また、フリップフロップ32-0には、クロ
ックに同期して常に’1’が入力される。かかる動作
は、図7に示したように、最新の状態遷移がS0→S1
である場合に復号データが’1’であることに対応して
いる。
ックに同期して常に’1’が入力される。かかる動作
は、図7に示したように、最新の状態遷移がS0→S1
である場合に復号データが’1’であることに対応して
いる。
【0117】また、上述のように、状態S3に対応する
B型パスメモリ27についても、B型パスメモリ25と
全く同様な構成とされる。但し、図7に示すように状態
S3に至る遷移は、S2→S3なので、状態S2に対応
するA型パスメモリ26からPM2を供給される。さら
に、状態S3を起点として生じ得る状態がS0であるこ
とに対応して、状態S0に対応するA型パスメモリ24
にPM3を供給するようになされる。B型パスメモリ2
7においても、最初の処理段となるフリップフロップに
は、クロックに同期して常に’1’が入力される。かか
る動作は、図7に示したように、最新の状態遷移がS2
→S3である場合に復号データが’1’であることに対
応している。
B型パスメモリ27についても、B型パスメモリ25と
全く同様な構成とされる。但し、図7に示すように状態
S3に至る遷移は、S2→S3なので、状態S2に対応
するA型パスメモリ26からPM2を供給される。さら
に、状態S3を起点として生じ得る状態がS0であるこ
とに対応して、状態S0に対応するA型パスメモリ24
にPM3を供給するようになされる。B型パスメモリ2
7においても、最初の処理段となるフリップフロップに
は、クロックに同期して常に’1’が入力される。かか
る動作は、図7に示したように、最新の状態遷移がS2
→S3である場合に復号データが’1’であることに対
応している。
【0118】上述したようにして、PMU23中の4個
のパスメモリは、各々復号データを生成する。このよう
にして生成される4個の復号データは、常に正確なビタ
ビ復号動作がなされる場合には、互いに一致することに
なる。ところで、実際のビタビ復号動作においては、4
個の復号データに不一致が生じることも起こり得る。こ
のような不一致は、再生信号に含まれるノイズの影響等
により、上述の識別点AおよびBを検出する際に誤差が
生じる等の要因により、ビタビ復号動作が不正確なもの
となることによって生じる。
のパスメモリは、各々復号データを生成する。このよう
にして生成される4個の復号データは、常に正確なビタ
ビ復号動作がなされる場合には、互いに一致することに
なる。ところで、実際のビタビ復号動作においては、4
個の復号データに不一致が生じることも起こり得る。こ
のような不一致は、再生信号に含まれるノイズの影響等
により、上述の識別点AおよびBを検出する際に誤差が
生じる等の要因により、ビタビ復号動作が不正確なもの
となることによって生じる。
【0119】一般に、このような不一致が生じる確率
は、再生信号の品質に対応してパスメモリの処理段数
(メモリ長)を充分に大きく設定することによって減少
させることができる。すなわち、再生信号のC/N等の
品質が良い場合には、パスメモリの処理段数が比較的小
さくても復号データ間の不一致が生じる確率は小さい。
これに対して、再生信号の品質が良くない場合には、上
述の不一致が生じる確率を小さくするためには、パスメ
モリの処理段数を大きくする必要がある。再生信号の品
質に対してパスメモリの処理段数が比較的小さくて、復
号データ間の不一致が生じる確率を充分に低くすること
ができない場合には、4個の復号データから、例えは多
数決等の方法によって、より的確なものを選択するよう
な、図示しない構成がPMU23中の4個のパスメモリ
の後段に設けられる。
は、再生信号の品質に対応してパスメモリの処理段数
(メモリ長)を充分に大きく設定することによって減少
させることができる。すなわち、再生信号のC/N等の
品質が良い場合には、パスメモリの処理段数が比較的小
さくても復号データ間の不一致が生じる確率は小さい。
これに対して、再生信号の品質が良くない場合には、上
述の不一致が生じる確率を小さくするためには、パスメ
モリの処理段数を大きくする必要がある。再生信号の品
質に対してパスメモリの処理段数が比較的小さくて、復
号データ間の不一致が生じる確率を充分に低くすること
ができない場合には、4個の復号データから、例えは多
数決等の方法によって、より的確なものを選択するよう
な、図示しない構成がPMU23中の4個のパスメモリ
の後段に設けられる。
【0120】1−5 4値4状態ビタビ復号方法以外の
ビタビ復号方法 上述した4値4状態ビタビ復号方法は、フィルタ部11
において用いられる波形等化特性がPR(1,2,1)
であり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号
が採用される場合に用いられる。例えば、記録線密度
0.40μm,レーザ波長685nm,NA=0.55
の場合には、波形等化特性をPR(1,2,1)とし、
4値4状態ビタビ復号方法を用いることが最適となる。
他方、波形等化特性または記録データを生成するための
符号化方法に応じて、他の種類のビタビ復号方法が用い
られることもある。
ビタビ復号方法 上述した4値4状態ビタビ復号方法は、フィルタ部11
において用いられる波形等化特性がPR(1,2,1)
であり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号
が採用される場合に用いられる。例えば、記録線密度
0.40μm,レーザ波長685nm,NA=0.55
の場合には、波形等化特性をPR(1,2,1)とし、
4値4状態ビタビ復号方法を用いることが最適となる。
他方、波形等化特性または記録データを生成するための
符号化方法に応じて、他の種類のビタビ復号方法が用い
られることもある。
【0121】例えば、波形等化特性がPR(1,1)で
あり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号が
用いられる場合には、3値4状態ビタビ復号方法が用い
られる。また、波形等化特性がPR(1,3,3,1)
であり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号
が用いられる場合には、7値6状態ビタビ復号方法が用
いられる。このようなビタビ復号方法の内、何れを用い
るかを選択するための要素の1つとなる波形等化特性
は、再生信号上の符号間干渉に適合する程度が良いもの
が採用される。従って、上述したように、線記録密度お
よびMTFを考慮して最適なものとされる。
あり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号が
用いられる場合には、3値4状態ビタビ復号方法が用い
られる。また、波形等化特性がPR(1,3,3,1)
であり、且つ、記録データとしてRLL(1,7)符号
が用いられる場合には、7値6状態ビタビ復号方法が用
いられる。このようなビタビ復号方法の内、何れを用い
るかを選択するための要素の1つとなる波形等化特性
は、再生信号上の符号間干渉に適合する程度が良いもの
が採用される。従って、上述したように、線記録密度お
よびMTFを考慮して最適なものとされる。
【0122】また、波形等化特牲の理論値からのずれ、
および再生信号の振幅変動、非対称歪等によって、識別
点の値が理論と異なる場合もある。このような場合を考
慮して、ビタビ復号方法を修正して用いることも行われ
る。例えば4値4状態ビタビ復号方法において、波形等
化特牲を正確にPR(1,2,1)とすることは困難で
ある点を考慮して、後述するように6個の識別点を前提
とした6値4状態ビタビ復号方法が用いられることもあ
る。
および再生信号の振幅変動、非対称歪等によって、識別
点の値が理論と異なる場合もある。このような場合を考
慮して、ビタビ復号方法を修正して用いることも行われ
る。例えば4値4状態ビタビ復号方法において、波形等
化特牲を正確にPR(1,2,1)とすることは困難で
ある点を考慮して、後述するように6個の識別点を前提
とした6値4状態ビタビ復号方法が用いられることもあ
る。
【0123】2.実施の形態の記録再生装置 2−1 概要 以下、上述してきたような記録再生装置として適用でき
る、本発明の実施の形態としての記録再生装置を説明し
ていく。本例の記録再生装置では、ビタビ復号器の動作
によって選択される状態遷移に基づいてリードクロック
毎に、上述した振幅基準値の更新を行うことによって振
幅基準値を再生信号に適応化させている。この際、適応
化された振幅基準値からチャンネルクオリティ(以降、
CHQという)、及びアシンメトリ値を得ることができ
る。このCHQ値、アシンメトリ値は、再生データの品
質に応じた値となる。そこで本例ではこのCHQ値、ア
シンメトリ値を利用して再生データの信頼性を判断し、
記録再生装置のリトライシーケンスをスムースに行うも
のである。
る、本発明の実施の形態としての記録再生装置を説明し
ていく。本例の記録再生装置では、ビタビ復号器の動作
によって選択される状態遷移に基づいてリードクロック
毎に、上述した振幅基準値の更新を行うことによって振
幅基準値を再生信号に適応化させている。この際、適応
化された振幅基準値からチャンネルクオリティ(以降、
CHQという)、及びアシンメトリ値を得ることができ
る。このCHQ値、アシンメトリ値は、再生データの品
質に応じた値となる。そこで本例ではこのCHQ値、ア
シンメトリ値を利用して再生データの信頼性を判断し、
記録再生装置のリトライシーケンスをスムースに行うも
のである。
【0124】ところで、振幅基準値をビタビ復号器の動
作によって選択される状態遷移に基づいて更新するため
には、かかる状態迄移に対応する復号データ値の系列と
しての復号データではなく、状態遷移そのものを表現す
るデータが必要となる。そこで本例におけるビタビ復号
器においては、復号データ値の代わりに状態そのものを
表現する状態データ値を用いることによって、選択され
る状態遷移そのものを表現する状態データを生成するよ
うになされる。このため、上述の光磁気ディスク装置の
―例におけるパスメモリユニットPMUの代わりに、後
述するようにして状態データ値の系列を生成するステー
タスメモリユニット(以下、SMUと表記する)が用いら
れる。
作によって選択される状態遷移に基づいて更新するため
には、かかる状態迄移に対応する復号データ値の系列と
しての復号データではなく、状態遷移そのものを表現す
るデータが必要となる。そこで本例におけるビタビ復号
器においては、復号データ値の代わりに状態そのものを
表現する状態データ値を用いることによって、選択され
る状態遷移そのものを表現する状態データを生成するよ
うになされる。このため、上述の光磁気ディスク装置の
―例におけるパスメモリユニットPMUの代わりに、後
述するようにして状態データ値の系列を生成するステー
タスメモリユニット(以下、SMUと表記する)が用いら
れる。
【0125】例えば4値4状態ビタビ復号方法等の4個
の状熊を有する場合には、かかる4個の状態を2ビット
で表現できるので、このような2ビットのデータを状態
データ値として用いることができる。そこで、図7中の
S0,S1,S2,S3を、それぞれ2ビットの状態デ
ータ値、00,01,11,10を用いて表現すること
ができる。そこで、以下の説明においては、図7中のS
0,S1,S2,S3をそれぞれS00,S01,S1
1,S10と表記することにする。
の状熊を有する場合には、かかる4個の状態を2ビット
で表現できるので、このような2ビットのデータを状態
データ値として用いることができる。そこで、図7中の
S0,S1,S2,S3を、それぞれ2ビットの状態デ
ータ値、00,01,11,10を用いて表現すること
ができる。そこで、以下の説明においては、図7中のS
0,S1,S2,S3をそれぞれS00,S01,S1
1,S10と表記することにする。
【0126】また、例えば光磁気ディスクのセクタフォ
ーマットにおいては 上述の2種類の領域としてアドレ
ス部とデータ部が設けられている。アドレス部は、エン
ボス加工等によって形成される、当該セクタのアドレス
に関する情報等を有する領域である。図3を参照して説
明したセクタフォーマットの―例においては、へッダが
アドレス部である。また、データ部は,光磁気的にユー
ザデータ等が記録される領域である。そして、ヘッダに
後続するALPCギャップ以降の部分がデータ部とな
る。
ーマットにおいては 上述の2種類の領域としてアドレ
ス部とデータ部が設けられている。アドレス部は、エン
ボス加工等によって形成される、当該セクタのアドレス
に関する情報等を有する領域である。図3を参照して説
明したセクタフォーマットの―例においては、へッダが
アドレス部である。また、データ部は,光磁気的にユー
ザデータ等が記録される領域である。そして、ヘッダに
後続するALPCギャップ以降の部分がデータ部とな
る。
【0127】アドレス部およびデータ部から再生される
再生信号は、C/N等の点で異なる信号品質を有するも
のである。すなわち、―般に、アドレス部から再生され
る再生信号は、C/Nが良く、データ部から再生される
再生信号は、C/Nが良くない。
再生信号は、C/N等の点で異なる信号品質を有するも
のである。すなわち、―般に、アドレス部から再生され
る再生信号は、C/Nが良く、データ部から再生される
再生信号は、C/Nが良くない。
【0128】また、以下の説明においては、波形等化特
性として、上述のPR(B,2A,B)の代わりに、P
R(α,β,γ)を前提とする。このような前提は、実
際の光磁気ディスク装置等においては、理想通りのパー
シャルレスポンス特性を得ることが難しく、波形等化特
性が非対称なものとなることが多いことを考慮したもの
である。
性として、上述のPR(B,2A,B)の代わりに、P
R(α,β,γ)を前提とする。このような前提は、実
際の光磁気ディスク装置等においては、理想通りのパー
シャルレスポンス特性を得ることが難しく、波形等化特
性が非対称なものとなることが多いことを考慮したもの
である。
【0129】理想通りのパーシャルレスポンス特性を得
ることが難しい原因としては、波形等化器の動作精度の
限界、記録時のレーザパワーが過大または過小であるこ
とに起因するアシンメトリー(波形の非対称性)および再
生信号からA/D変換器によるサンプリングを行う際に
用いられるリードクロックの位相誤差等がある。
ることが難しい原因としては、波形等化器の動作精度の
限界、記録時のレーザパワーが過大または過小であるこ
とに起因するアシンメトリー(波形の非対称性)および再
生信号からA/D変換器によるサンプリングを行う際に
用いられるリードクロックの位相誤差等がある。
【0130】上述した4値4状態ビタビ復号方法の場合
と同様に考えると、記録時にRLL(1,7)符号化等
のRLmin=2となる符号化を行い、且つ、再生時の
パーシャルレスポンス特性がPR(α,β,γ)である
場合には、6値4状態となることがわかる。すなわち、
RLmin=2という条件によって除かれる2個の状態
以外の23−2=6個の{b〔j−1〕,b〔j〕,b
〔j+1〕}の組の各々について、識別点の値すなわち
ノイズが無い理想的な場合における波形等化後の再生信
号値c〔j+1〕が異なる値をとる。
と同様に考えると、記録時にRLL(1,7)符号化等
のRLmin=2となる符号化を行い、且つ、再生時の
パーシャルレスポンス特性がPR(α,β,γ)である
場合には、6値4状態となることがわかる。すなわち、
RLmin=2という条件によって除かれる2個の状態
以外の23−2=6個の{b〔j−1〕,b〔j〕,b
〔j+1〕}の組の各々について、識別点の値すなわち
ノイズが無い理想的な場合における波形等化後の再生信
号値c〔j+1〕が異なる値をとる。
【0131】このような6個の識別点の値をcpqrと
表記する。ここでp,q,rは、それぞれb〔j−
1〕,b〔j〕,b〔j+1〕を表現している。各識別
点の値と状態遷移の関係を図14に示す。なおこの図1
4は上述したように、図7中のS0,S1,S2,S3
をS00,S01,S11,S10と表記したものであ
る。ここで、RLmin=2であるため、c010およ
びc101が無いことに注意が必要である。以下の説明
は、図14の状態遷移図に従う6値4状態を前提として
行う。
表記する。ここでp,q,rは、それぞれb〔j−
1〕,b〔j〕,b〔j+1〕を表現している。各識別
点の値と状態遷移の関係を図14に示す。なおこの図1
4は上述したように、図7中のS0,S1,S2,S3
をS00,S01,S11,S10と表記したものであ
る。ここで、RLmin=2であるため、c010およ
びc101が無いことに注意が必要である。以下の説明
は、図14の状態遷移図に従う6値4状態を前提として
行う。
【0132】また、図14中の6個の状態遷移に対応し
て計算されるブランチメトリックを以下のように表記す
る。まず、遷移前の状態と遷移後の状熊を表記するそれ
ぞれ2ビットの状態データ値を書き並べて4個の数字の
列とする。次に、中央寄りの2個の(すなわち2番目と
3番目の)数字を1個の数字とすることによって、3個
の数字の列として、1リードクロックの間に生じ得るブ
ランチメトリックを表記する。例えば状態遷移S11→
S10に伴うブランチメトリックは、bm110と表記
される。このようにして、図14中の6種類の状態遷移
に対応するブランチメトリックを、図15に示すように
表記できる。
て計算されるブランチメトリックを以下のように表記す
る。まず、遷移前の状態と遷移後の状熊を表記するそれ
ぞれ2ビットの状態データ値を書き並べて4個の数字の
列とする。次に、中央寄りの2個の(すなわち2番目と
3番目の)数字を1個の数字とすることによって、3個
の数字の列として、1リードクロックの間に生じ得るブ
ランチメトリックを表記する。例えば状態遷移S11→
S10に伴うブランチメトリックは、bm110と表記
される。このようにして、図14中の6種類の状態遷移
に対応するブランチメトリックを、図15に示すように
表記できる。
【0133】さらに、リードクロックに従って動作する
A/D変換器によってサンプリングされる実際の再生信
号値z〔k〕と各識別点の値のユークリッド距離として
定義されるブランチメトリックは、以下のように計算さ
れる。
A/D変換器によってサンプリングされる実際の再生信
号値z〔k〕と各識別点の値のユークリッド距離として
定義されるブランチメトリックは、以下のように計算さ
れる。
【0134】 bm000=(z〔k〕−c000)2 ・・・(40) bm001=(z〔k〕−c001)2 ・・・(41) bm011=(z〔k〕−c011)2 ・・・(42) bm111=(z〔k〕−c111)2 ・・・(43) bm110=(z〔k〕−c110)2 ・・・(44) bm100=(z〔k〕−c100)2 ・・・(45) ブランチメトリックをこのように計算する場合には、各
識別点の値がそのまま振幅基準値とされる。なお2乗計
算を避ける等の目的で規格化パスメトリックを用いる場
合には、規格化パスメトリックに対応するブランチメト
リックは、式(40)〜(45)に従うものとは異な
る。このような場合には、振幅基準値として各識別点の
値をそのまま用いることはできないが、この発明を適用
することは可能である。
識別点の値がそのまま振幅基準値とされる。なお2乗計
算を避ける等の目的で規格化パスメトリックを用いる場
合には、規格化パスメトリックに対応するブランチメト
リックは、式(40)〜(45)に従うものとは異な
る。このような場合には、振幅基準値として各識別点の
値をそのまま用いることはできないが、この発明を適用
することは可能である。
【0135】このようなブランチメトリックの値を用い
て、時点kにおける状態Sijのパスメトリックmij
〔k〕が以下のように計算される。これらの式は、4値
4状態ビタビ復号方法における上述の(15)〜(1
8)に相当するものである。
て、時点kにおける状態Sijのパスメトリックmij
〔k〕が以下のように計算される。これらの式は、4値
4状態ビタビ復号方法における上述の(15)〜(1
8)に相当するものである。
【0136】 m10〔k〕=m11〔k−1〕+bm110 ・・・(46) m11〔k〕=min{m11〔k−1〕+bm111, m01〔k−1〕+bm011} ・・・(47) m01〔k〕=m00〔k−1〕+bm001 ・・・(48) m00〔k〕=min{m00〔k−1〕+bm000, m10〔k−1〕+bm100} ・・・(49)
【0137】2−2 装置構成 図16は、本例の記録再生装置の全体構成を示すブロッ
ク図である。なお、図1等を参照して上述した光磁気デ
ィスク装置の一例と同様の構成要素には、同一の符号を
付した。記録系および図示しないサーボ系等について
は、上述した光磁気ディスク装置の一例と同様である。
また光ピックアップ7からA/D変換器12までの再生
系の構成および動作は、上述の光磁気ディスク装置の一
例と概略同様である。但しA/D変換器12の出力はビ
タビ復号器130とデータメモリユニット(以下、DM
U)100に供給される。また図1と比較してわかるよ
うに、本例において最も特徴的となる構成部分(符号1
00〜106の各ブロック)が加えられているが、これ
らについては後述する。
ク図である。なお、図1等を参照して上述した光磁気デ
ィスク装置の一例と同様の構成要素には、同一の符号を
付した。記録系および図示しないサーボ系等について
は、上述した光磁気ディスク装置の一例と同様である。
また光ピックアップ7からA/D変換器12までの再生
系の構成および動作は、上述の光磁気ディスク装置の一
例と概略同様である。但しA/D変換器12の出力はビ
タビ復号器130とデータメモリユニット(以下、DM
U)100に供給される。また図1と比較してわかるよ
うに、本例において最も特徴的となる構成部分(符号1
00〜106の各ブロック)が加えられているが、これ
らについては後述する。
【0138】ビタビ復号器130は、A/D変換器12
から供給される再生信号値z[k]に基づいて、最尤な
状態遷移を選択し、選択される状態遷移そのものを表現
する状態データを生成する。そして状態データを後述す
る振幅基準値適応化部(以下、RAA)101に供給す
る。また状態データに基づいて復号データを生成し、コ
ントローラ2に供給する。コントローラ2は、上述した
光磁気ディスク装置の一例と同様に、供給される復号デ
ータに基づく復号化処理を行い、ユーザデータおよびア
ドレスデータ等を再生する。
から供給される再生信号値z[k]に基づいて、最尤な
状態遷移を選択し、選択される状態遷移そのものを表現
する状態データを生成する。そして状態データを後述す
る振幅基準値適応化部(以下、RAA)101に供給す
る。また状態データに基づいて復号データを生成し、コ
ントローラ2に供給する。コントローラ2は、上述した
光磁気ディスク装置の一例と同様に、供給される復号デ
ータに基づく復号化処理を行い、ユーザデータおよびア
ドレスデータ等を再生する。
【0139】一方、DMU100は、供給される再生信
号値z[k]を所定時間遅延させてRAA101に供給
する。この遅延は、ビタビ復号器130によって生成さ
れる状態データが、再生信号値z[k]に対してnリー
ドクロックの遅延を有することにタイミングを合わせる
ために行われるものである。なお従って、ビタビ復号器
130内のSMU134が生成する状態データ値を、こ
の遅延時間のため、sm[k+n]と表記する。
号値z[k]を所定時間遅延させてRAA101に供給
する。この遅延は、ビタビ復号器130によって生成さ
れる状態データが、再生信号値z[k]に対してnリー
ドクロックの遅延を有することにタイミングを合わせる
ために行われるものである。なお従って、ビタビ復号器
130内のSMU134が生成する状態データ値を、こ
の遅延時間のため、sm[k+n]と表記する。
【0140】RAA101は、各時点において供給され
る状態データ値sm[k+n]及びDMU100でnク
ロック分遅延させられた再生信号値z[k]に基づい
て、振幅基準値をリードクロック毎に更新する。そして
更新された振幅基準値をビタビ復号器130内のBMC
132に供給する。
る状態データ値sm[k+n]及びDMU100でnク
ロック分遅延させられた再生信号値z[k]に基づい
て、振幅基準値をリードクロック毎に更新する。そして
更新された振幅基準値をビタビ復号器130内のBMC
132に供給する。
【0141】まずここで、ビタビ復号器130について
詳細に説明していく。ビタビ復号器130は、BMC1
32,ACS133、SMU134およびマージブロッ
ク135から構成される。そして、これらの各構成要素
には、PLL部14からリードクロックDCK(以下、
クロックと表記する)が供給され、動作タイミングが合
わされる。
詳細に説明していく。ビタビ復号器130は、BMC1
32,ACS133、SMU134およびマージブロッ
ク135から構成される。そして、これらの各構成要素
には、PLL部14からリードクロックDCK(以下、
クロックと表記する)が供給され、動作タイミングが合
わされる。
【0142】BMC132は、再生信号値z[k]に基
づいて、RAA101から供給される振幅基準値のもと
で、式(40)〜式(45)に従ってブランチメトリッ
クbm000〜bm111を計算し、計算したブランチ
メトリックをACS133に供給する。
づいて、RAA101から供給される振幅基準値のもと
で、式(40)〜式(45)に従ってブランチメトリッ
クbm000〜bm111を計算し、計算したブランチ
メトリックをACS133に供給する。
【0143】ACS133は、供給されるブランチメト
リックの値に基づいて、式(46)〜式(49)に従っ
てパスメトリックの値を計算し、計算値を比較すること
によって最尤な状態遷移を選択する。そして選択信号S
EL00及びSEL11をSMU134に供給する。
リックの値に基づいて、式(46)〜式(49)に従っ
てパスメトリックの値を計算し、計算値を比較すること
によって最尤な状態遷移を選択する。そして選択信号S
EL00及びSEL11をSMU134に供給する。
【0144】SMU134について図17を参照して説
明する。上述した光磁気ディスク装置の一例中のPMU
23が1ビットの復号データ値を単位とする処理を行う
ものであるのに対し、SMU134は、2ビットの状態
データ値を単位とする処理を行うものである。かかる処
理によって、状態データ値sm[k+n]の系列として
の状態データが生成される。
明する。上述した光磁気ディスク装置の一例中のPMU
23が1ビットの復号データ値を単位とする処理を行う
ものであるのに対し、SMU134は、2ビットの状態
データ値を単位とする処理を行うものである。かかる処
理によって、状態データ値sm[k+n]の系列として
の状態データが生成される。
【0145】図17に示すように、SMU134は、2
個のA型ステータスメモリ150および151、並びに
2個のB型ステータスメモリ152および153を有し
ている。さらにセレクト信号SEL00およびSEL1
1、クロック、並びに他のステータスメモリとの状態デ
ータの受渡し等のための信号線を接続されて構成され
る。A型ステータスメモリ150と151は、それぞ
れ、状態S00とS11に対応する。また、B型ステー
タスメモリ152と153は、それぞれ状態S01とS
10に対応する。これら4個のステータスメモリ相互の
接続は、図14の状態遷移図に従うものとされる。
個のA型ステータスメモリ150および151、並びに
2個のB型ステータスメモリ152および153を有し
ている。さらにセレクト信号SEL00およびSEL1
1、クロック、並びに他のステータスメモリとの状態デ
ータの受渡し等のための信号線を接続されて構成され
る。A型ステータスメモリ150と151は、それぞ
れ、状態S00とS11に対応する。また、B型ステー
タスメモリ152と153は、それぞれ状態S01とS
10に対応する。これら4個のステータスメモリ相互の
接続は、図14の状態遷移図に従うものとされる。
【0146】図18を参照して、状態S00に対応する
A型ステータスメモリ150についてより詳細に説明す
る。A型ステータスメモリ150は、n個の処理段を有
する。すなわち、n個のセレクタ201-0・・・201
-(n-1)と、n個のレジスタ202-0・・・202-(n-1)
とが交互に接続されている。各セレクタ201-0〜20
1-(n-1)には、セレクト信号SEL00が供給される。
さらに、各セレクタには、上述したように、S10に対
応するB型ステータスメモリ153から継承する状態デ
ータがnビットからなるSMinとして供給される。ま
た、各レジスタには、上述したように、S01に対応す
るB型ステータスメモリ152に継承される状態データ
がn−1個の状態データ値からなるSMoutとして出
力される。また、各レジスタ202-0〜202-(n-1)に
は、クロックが供給される。
A型ステータスメモリ150についてより詳細に説明す
る。A型ステータスメモリ150は、n個の処理段を有
する。すなわち、n個のセレクタ201-0・・・201
-(n-1)と、n個のレジスタ202-0・・・202-(n-1)
とが交互に接続されている。各セレクタ201-0〜20
1-(n-1)には、セレクト信号SEL00が供給される。
さらに、各セレクタには、上述したように、S10に対
応するB型ステータスメモリ153から継承する状態デ
ータがnビットからなるSMinとして供給される。ま
た、各レジスタには、上述したように、S01に対応す
るB型ステータスメモリ152に継承される状態データ
がn−1個の状態データ値からなるSMoutとして出
力される。また、各レジスタ202-0〜202-(n-1)に
は、クロックが供給される。
【0147】各セレクタの動作について説明する。図1
4に示すように、S00にて遷移し得る1クロック前の
状態は、S00およびS10の何れかである。1クロッ
ク前の状態がS00である時は、自身を継承する遷移が
なされることになる。このため、1段目のセレクタ20
1-0には、シリアルシフトによって生成される状態デー
タ中の最新の状態データ値として、’00’が入力され
る。セレクタ201-0には、パラレルロ―ドとして、B
型ステータスメモリ153から供給される状態データ中
の最新の状態データ値SMin[1]が供給される。セ
レクタ201-0は、上述の選択信号SEL00に従っ
て、これら2個の状態データ値の内の1個を後段のレジ
スタ202-0に供給する。
4に示すように、S00にて遷移し得る1クロック前の
状態は、S00およびS10の何れかである。1クロッ
ク前の状態がS00である時は、自身を継承する遷移が
なされることになる。このため、1段目のセレクタ20
1-0には、シリアルシフトによって生成される状態デー
タ中の最新の状態データ値として、’00’が入力され
る。セレクタ201-0には、パラレルロ―ドとして、B
型ステータスメモリ153から供給される状態データ中
の最新の状態データ値SMin[1]が供給される。セ
レクタ201-0は、上述の選択信号SEL00に従っ
て、これら2個の状態データ値の内の1個を後段のレジ
スタ202-0に供給する。
【0148】また、2段目以降の各セレクタ201-1〜
201-(n-1)は、2個のデータすなわち、パラレルロー
ドとしてS10に対応するB型ステータスメモリ153
から供給される1個の状態データ値と、シリアルシフト
として前段のレジスタから供給される1個の状態データ
値とを受取る。そして、これら2個の状態データの内か
ら、選択信号SEL00に従って、最尤なものと判断さ
れた状態データ値を後段のレジスタに供給する。セレク
タ201-0〜201-(n-1)が全て同一の選択信号SEL
00に従うので、ACS133が選択する最尤な状態デ
ータ値の系列としての状態データが継承される。
201-(n-1)は、2個のデータすなわち、パラレルロー
ドとしてS10に対応するB型ステータスメモリ153
から供給される1個の状態データ値と、シリアルシフト
として前段のレジスタから供給される1個の状態データ
値とを受取る。そして、これら2個の状態データの内か
ら、選択信号SEL00に従って、最尤なものと判断さ
れた状態データ値を後段のレジスタに供給する。セレク
タ201-0〜201-(n-1)が全て同一の選択信号SEL
00に従うので、ACS133が選択する最尤な状態デ
ータ値の系列としての状態データが継承される。
【0149】さらに、各レジスタ202-0〜202-(n-
1)は、上述したように供給される状態データ値をクロッ
クに従って取込むことによって、保持している状態デー
タ値を更新する。また、上述したように、各レジスタの
出力は、1クロック後に遷移し得る状態に対応するステ
ータスメモリに供給される。すなわち、S00自身に遷
移し得るので、シリアルシフトとして後段のセレクタに
供給される。また、パラレルロードとして、S01に対
応するB型ステータスメモリ152に対して供給され
る。最終段のレジスタ202-(n-1)から、状態データ値
VM00が出力される。状態データ値VM00がクロッ
クに従って出力されることにより、全体として状態デー
タが生成される。
1)は、上述したように供給される状態データ値をクロッ
クに従って取込むことによって、保持している状態デー
タ値を更新する。また、上述したように、各レジスタの
出力は、1クロック後に遷移し得る状態に対応するステ
ータスメモリに供給される。すなわち、S00自身に遷
移し得るので、シリアルシフトとして後段のセレクタに
供給される。また、パラレルロードとして、S01に対
応するB型ステータスメモリ152に対して供給され
る。最終段のレジスタ202-(n-1)から、状態データ値
VM00が出力される。状態データ値VM00がクロッ
クに従って出力されることにより、全体として状態デー
タが生成される。
【0150】状態S11に対応するA型ステータスメモ
リ151は、A型ステータスメモリ150と同様に構成
される。但し、図14中の状態遷移S01→S11に対
応するパラレルロードとして、S01に対応するB型ス
テータスメモリ152から状態データを供給される。ま
た、図14中の状態遷移S11→S10に対応するパラ
レルロードとして、S10に対応するB型ステータスメ
モリ153に状態データを供給する。
リ151は、A型ステータスメモリ150と同様に構成
される。但し、図14中の状態遷移S01→S11に対
応するパラレルロードとして、S01に対応するB型ス
テータスメモリ152から状態データを供給される。ま
た、図14中の状態遷移S11→S10に対応するパラ
レルロードとして、S10に対応するB型ステータスメ
モリ153に状態データを供給する。
【0151】次に図19を参照して、状態S01に対応
するB型ステータスメモリ152について説明する。B
型ステータスメモリは、図14において自身を継承せ
ず、且つ、1クロック後に遷移し得る状態が1個だけで
ある状態に対応するものである。このため、シリアルシ
フトを行わず、且つ、セレクタが設けられていない。従
って、n個のレジスタ212-0,212-1,・・・21
2-(n-1)が設けられ、各レジスタにクロックが供給され
て動作タイミングが合わされる。
するB型ステータスメモリ152について説明する。B
型ステータスメモリは、図14において自身を継承せ
ず、且つ、1クロック後に遷移し得る状態が1個だけで
ある状態に対応するものである。このため、シリアルシ
フトを行わず、且つ、セレクタが設けられていない。従
って、n個のレジスタ212-0,212-1,・・・21
2-(n-1)が設けられ、各レジスタにクロックが供給され
て動作タイミングが合わされる。
【0152】各レジスタ212-0,212-1,・・・2
12-(n-1)には、S00に対応するA型ステータスメモ
リ150から継承する状態データがn−1個の状態デー
タ値からなるSMinとして供給される。但し、最初の
処理段となるレジスタ2120には、クロックに同期し
て常に’00’が入力される。かかる動作は、図14に
示されるように、S01に遷移し得る最新の状態遷移が
常にS00であることに対応している。各レジスタ21
2-0〜212-(n-1)は、供給される状態データ値をクロ
ックに従って取込むことによって、保持している状態デ
ータ値を更新する。また、クロックに従ってなされる各
レジスタの出力は、n-1個の状態データ値からなる状態
データSMoutとして、1クロック後に遷移し得る状
態S11に対応するA型ステータスメモリ151に供給
される。最終段のレジスタ212-(n-1)から、状態デー
タ値VM01が出力される。状態データ値VM01がク
ロックに従って出力されることにより、全体として状態
データが生成される。
12-(n-1)には、S00に対応するA型ステータスメモ
リ150から継承する状態データがn−1個の状態デー
タ値からなるSMinとして供給される。但し、最初の
処理段となるレジスタ2120には、クロックに同期し
て常に’00’が入力される。かかる動作は、図14に
示されるように、S01に遷移し得る最新の状態遷移が
常にS00であることに対応している。各レジスタ21
2-0〜212-(n-1)は、供給される状態データ値をクロ
ックに従って取込むことによって、保持している状態デ
ータ値を更新する。また、クロックに従ってなされる各
レジスタの出力は、n-1個の状態データ値からなる状態
データSMoutとして、1クロック後に遷移し得る状
態S11に対応するA型ステータスメモリ151に供給
される。最終段のレジスタ212-(n-1)から、状態デー
タ値VM01が出力される。状態データ値VM01がク
ロックに従って出力されることにより、全体として状態
データが生成される。
【0153】状態S10に対応するB型ステータスメモ
リ153は、B型ステータスメモリ152と同様に構成
される。但し、図14中の状態遷移S11→S10に対
応するパラレルロードとして、S11に対応するA型ス
テータスメモリ151から状態データを供給される。ま
た、図14中の状態遷移S10→S00に対応するパラ
レルロードとして、S00に対応するA型ステータスメ
モリ150に状態データを供給する。また、最初の処理
段となるレジスタには、クロックに同期して、常に’1
1’が入力される。かかる動作は、図14に示すよう
に、S10に遷移し得る1クロック前の状態がS11で
あることに対応するものである。
リ153は、B型ステータスメモリ152と同様に構成
される。但し、図14中の状態遷移S11→S10に対
応するパラレルロードとして、S11に対応するA型ス
テータスメモリ151から状態データを供給される。ま
た、図14中の状態遷移S10→S00に対応するパラ
レルロードとして、S00に対応するA型ステータスメ
モリ150に状態データを供給する。また、最初の処理
段となるレジスタには、クロックに同期して、常に’1
1’が入力される。かかる動作は、図14に示すよう
に、S10に遷移し得る1クロック前の状態がS11で
あることに対応するものである。
【0154】ところで、ビタビ復号方法においては、各
ステータスメモリが生成する状態データ値VM00,V
M11,VM01およびVM10は、ステータスメモリ
のメモリ長nを充分大きくとれば互いに―致する。この
ような場合には、4個のステータスメモリが生成する状
態データ値の内の何れをsm〔k+n〕として後段に出
カしても良い。メモリ長nは、再生信号のC/Nおよび
周波数特性等を考慮して決められる。
ステータスメモリが生成する状態データ値VM00,V
M11,VM01およびVM10は、ステータスメモリ
のメモリ長nを充分大きくとれば互いに―致する。この
ような場合には、4個のステータスメモリが生成する状
態データ値の内の何れをsm〔k+n〕として後段に出
カしても良い。メモリ長nは、再生信号のC/Nおよび
周波数特性等を考慮して決められる。
【0155】次に、マージブロック135について説明
する。マージブロック135は、ROM等の手段に図2
0に示す復号マトリクスのテーブルを記憶している。そ
して、かかる復号マトリクスを参照して、状態データに
基づく復号データを生成し、コントロ―ラ2に供給す
る。図14の状態遷移図から、復号データ値は、連続す
る2個の状態データ値に対応していることがわかる。す
なわち、再生信号値z〔k〕に対応して生成される状態
データ値sm〔k+n〕と、その1クロック前に、再生
信号値z〔k−l〕に対応して生成される状態データ値
sm〔k+n−1〕に基づいて、時点k+nにおける復
号データ値を決めることができる。
する。マージブロック135は、ROM等の手段に図2
0に示す復号マトリクスのテーブルを記憶している。そ
して、かかる復号マトリクスを参照して、状態データに
基づく復号データを生成し、コントロ―ラ2に供給す
る。図14の状態遷移図から、復号データ値は、連続す
る2個の状態データ値に対応していることがわかる。す
なわち、再生信号値z〔k〕に対応して生成される状態
データ値sm〔k+n〕と、その1クロック前に、再生
信号値z〔k−l〕に対応して生成される状態データ値
sm〔k+n−1〕に基づいて、時点k+nにおける復
号データ値を決めることができる。
【0156】例えば、sm〔k+n〕が'01'で、sm
〔k+n−1〕が'00'である場合には、図14から、復
号データ値として'1'が対応することがわかる。このよ
うな対応をまとめたものが図20の復号マトリクスのテ
ープルである。
〔k+n−1〕が'00'である場合には、図14から、復
号データ値として'1'が対応することがわかる。このよ
うな対応をまとめたものが図20の復号マトリクスのテ
ープルである。
【0157】次にRAA101による振幅基準値の更新
について説明する。上述したように、SMU134によ
って生成される状態データおよびDMU100によって
遅延させられた再生信号値z〔k〕に基づいて、RAA
101が振幅基準値を更新するための計算をクロック毎
に行う。この計算は次にように行われる。
について説明する。上述したように、SMU134によ
って生成される状態データおよびDMU100によって
遅延させられた再生信号値z〔k〕に基づいて、RAA
101が振幅基準値を更新するための計算をクロック毎
に行う。この計算は次にように行われる。
【0158】再生信号値z〔k〕に対応して生成される
状態データ値sm〔k+n〕と、その1クロック前に生
成された状態データ値sm〔k+n−1〕とから、図1
4に従って、これら2個の状態データ値間に生じた状態
遷移およびかかる状態遷移に対応する振幅基準値を特定
することができる。このようにして特定された振幅基準
値について、既存の値と、再生信号値z〔k〕とから、
新たな振幅基準値が計算される。
状態データ値sm〔k+n〕と、その1クロック前に生
成された状態データ値sm〔k+n−1〕とから、図1
4に従って、これら2個の状態データ値間に生じた状態
遷移およびかかる状態遷移に対応する振幅基準値を特定
することができる。このようにして特定された振幅基準
値について、既存の値と、再生信号値z〔k〕とから、
新たな振幅基準値が計算される。
【0159】この振幅基準値の計算は、アドレス部、デ
ータ部の各々について別個に行われる。従って、6値4
状態ビタビ復号方法については、6・2=12個の振幅
基準値が適応化されることになる。
ータ部の各々について別個に行われる。従って、6値4
状態ビタビ復号方法については、6・2=12個の振幅
基準値が適応化されることになる。
【0160】振幅基準値の計算について、sm〔k+
n〕=’01’、およびsm〔k+n−1〕=’11’
である場合を例として具体的に説明する。これは図14
における状態遷移S01→S11が生じる場合である。
また、かかる状態遷移に対応する振幅基準値がc011
であることが図14に示されている。従って、RAA1
01は、振幅基準値を更新する計算を以下のように行
う。
n〕=’01’、およびsm〔k+n−1〕=’11’
である場合を例として具体的に説明する。これは図14
における状態遷移S01→S11が生じる場合である。
また、かかる状態遷移に対応する振幅基準値がc011
であることが図14に示されている。従って、RAA1
01は、振幅基準値を更新する計算を以下のように行
う。
【0161】 Ac011(新)=δ・z〔k〕+(1−δ)・Ac011(旧)・・(50) Dc011(新)=δ・z〔k〕+(1−δ)・Dc011(旧)・・(51) ここで、Ac011(新),Dc011(新)がそれぞ
れアドレス部、データ部の振幅基準値として新たに計算
された値である。また、Ac011(旧),Dc011
(旧)がそれぞれアドレス部、データ部の更新前の値で
ある。
れアドレス部、データ部の振幅基準値として新たに計算
された値である。また、Ac011(旧),Dc011
(旧)がそれぞれアドレス部、データ部の更新前の値で
ある。
【0162】一般には、sm〔k+n〕=pq、および
sm〔k+n−1〕=qrである場合に、振幅基準値の
新たな値が以下のように計算される。
sm〔k+n−1〕=qrである場合に、振幅基準値の
新たな値が以下のように計算される。
【0163】 Acpqr(新)=δ・z〔k〕+(1−δ)・Acpqr(旧)・・(52) Dcpqr(新)=δ・z〔k〕+(1−δ)・Dcpqr(旧)・・(53) ここで、Acpqr(新),Dcpqr(新)がそれぞ
れアドレス部、データ部の振幅基準値として新たに計算
された値である。また、Acpqr(旧),Dcpqr
(旧)がそれそれアドレス部、データ部の更新前の値で
ある。
れアドレス部、データ部の振幅基準値として新たに計算
された値である。また、Acpqr(旧),Dcpqr
(旧)がそれそれアドレス部、データ部の更新前の値で
ある。
【0164】また、δは修正係数である。δの値を設定
するに際しては、再生信号の振幅およびその変動、アシ
ンメトリー等の歪み、波形等化器の動作における誤差等
の記録系および再生系の比較的継続的な特性、並びに記
録媒体上の欠陥等に起因するイレギュラーな特性を考慮
する必要がある。
するに際しては、再生信号の振幅およびその変動、アシ
ンメトリー等の歪み、波形等化器の動作における誤差等
の記録系および再生系の比較的継続的な特性、並びに記
録媒体上の欠陥等に起因するイレギュラーな特性を考慮
する必要がある。
【0165】すなわち、δの値が大きい程、式(52)
または(53)に従ってなされる更新によって、振幅基
準値が再生信号の振幅変動、アシンメトリーおよび波形
等化器の動作における誤差等をより強く反映するものと
なる。反面、振幅基準値が記録媒体上の欠陥等に起因す
るディフェクト等のイレギュラーな信号によっても影響
され易い。一方、δの値を小さくすると、振幅基準値が
ディフェクト等のイレギュラーな信号に影響されにくく
なるが、反面、振幅基準値の再生信号に対する追従が緩
やかなものとなるため、式(52)または(53)に従
ってなされる更新による振幅基準値の適応化の効果が減
少する。
または(53)に従ってなされる更新によって、振幅基
準値が再生信号の振幅変動、アシンメトリーおよび波形
等化器の動作における誤差等をより強く反映するものと
なる。反面、振幅基準値が記録媒体上の欠陥等に起因す
るディフェクト等のイレギュラーな信号によっても影響
され易い。一方、δの値を小さくすると、振幅基準値が
ディフェクト等のイレギュラーな信号に影響されにくく
なるが、反面、振幅基準値の再生信号に対する追従が緩
やかなものとなるため、式(52)または(53)に従
ってなされる更新による振幅基準値の適応化の効果が減
少する。
【0166】上記式(52)、式(53)に従ってRA
A101で新たな振幅基準値が算出され、BMC132
に供給される。そしてこれまでの説明から理解されるよ
うに、例えば6値4状態のビタビ復号の場合(RLL
(1,7)の場合は4値4状態となる)、適応化される
振幅基準値は、c000、c001、c011、c10
0、c110、c111となる。そしてこのような振幅
基準値が、記録状況やデフォーカスなどの様々な要因に
応じて適応的に変動させられることで、各種要因による
影響を吸収することができる。
A101で新たな振幅基準値が算出され、BMC132
に供給される。そしてこれまでの説明から理解されるよ
うに、例えば6値4状態のビタビ復号の場合(RLL
(1,7)の場合は4値4状態となる)、適応化される
振幅基準値は、c000、c001、c011、c10
0、c110、c111となる。そしてこのような振幅
基準値が、記録状況やデフォーカスなどの様々な要因に
応じて適応的に変動させられることで、各種要因による
影響を吸収することができる。
【0167】2−3 信号品質情報としてのCHQ/ア
シンメトリに関する動作 本例では、状態データに基づいてRAA101から出力
される振幅基準値から信号品質情報を生成し、その信号
品質情報を基準値と比較する。そしてその比較結果を動
作リトライのトリガとするようにすることを特徴とする
ものである。以下、このための構成及び動作について説
明していく。
シンメトリに関する動作 本例では、状態データに基づいてRAA101から出力
される振幅基準値から信号品質情報を生成し、その信号
品質情報を基準値と比較する。そしてその比較結果を動
作リトライのトリガとするようにすることを特徴とする
ものである。以下、このための構成及び動作について説
明していく。
【0168】図16に示したように、本例の記録再生装
置には上述してきた構成に加え、さらにCHQ/アシン
メトリ算出部(以下、算出部)102、CHQ比較部1
03、アシンメトリ比較部104、セレクタ105、レ
ジスタ106が設けられる。
置には上述してきた構成に加え、さらにCHQ/アシン
メトリ算出部(以下、算出部)102、CHQ比較部1
03、アシンメトリ比較部104、セレクタ105、レ
ジスタ106が設けられる。
【0169】算出部102には、DMU100でnクロ
ック分遅延させられた再生信号値z[k]と、上述のよ
うにRAA101で計算され出力される振幅基準値c0
00、c001、c011、c100、c110、c1
11が供給される。そして算出部102では、これらの
信号から信号品質を示す情報として、CHQ値及びアシ
ンメトリ値を算出する。
ック分遅延させられた再生信号値z[k]と、上述のよ
うにRAA101で計算され出力される振幅基準値c0
00、c001、c011、c100、c110、c1
11が供給される。そして算出部102では、これらの
信号から信号品質を示す情報として、CHQ値及びアシ
ンメトリ値を算出する。
【0170】なお本例では、PLL14でのクロックD
CKの制御に用いる位相エラー信号PEも、算出部10
2で算出し、PLL14(例えばD/A変換器、ループ
フィルタ、VCOから成る)に供給するようにしてい
る。このためSMU134からの状態データが供給され
る。算出部102ではその状態データに基づいて位相エ
ラーを抽出すべきタイミングを得、そのタイミングで再
生信号値z[k]を取り込んでリードクロックの位相エ
ラー信号PEを算出する。位相エラー信号PEは例えば
次のように算出される。 PE=(ph001−ph100)+(ph011−ph110)・・(54) ここで「ph***」は、状態遷移に対応する再生信号
値であり、例えば最尤の結果入力z[k+m]がc11
0に対応した場合は、ph110=z[k+m]とな
る。
CKの制御に用いる位相エラー信号PEも、算出部10
2で算出し、PLL14(例えばD/A変換器、ループ
フィルタ、VCOから成る)に供給するようにしてい
る。このためSMU134からの状態データが供給され
る。算出部102ではその状態データに基づいて位相エ
ラーを抽出すべきタイミングを得、そのタイミングで再
生信号値z[k]を取り込んでリードクロックの位相エ
ラー信号PEを算出する。位相エラー信号PEは例えば
次のように算出される。 PE=(ph001−ph100)+(ph011−ph110)・・(54) ここで「ph***」は、状態遷移に対応する再生信号
値であり、例えば最尤の結果入力z[k+m]がc11
0に対応した場合は、ph110=z[k+m]とな
る。
【0171】算出部102では、上記のようにCHQ値
及びアシンメトリ値を算出するが、まずCHQ値とは、
大別してジッタークオリティとフェイズクオリティに相
当する値となるものである。再生信号のジッターは、n
クロック遅延された再生信号値z[k]と、適応化され
た振幅基準値cpqr[k+n]の差の絶対値で定義さ
れる。ただし振幅基準値cpqr[k+n]とは、上記
のようにc000、c001、c011、c100、c
110、c111の6値がある。ジッタークオリティ
は、このジッターの値のある時間区間内での平均値(又
は総和)とされる。また、フェイズクオリティは、上記
式(54)で算出される位相エラー信号PEの絶対値の
ある時間区間内での平均値(又は総和)とされる。
及びアシンメトリ値を算出するが、まずCHQ値とは、
大別してジッタークオリティとフェイズクオリティに相
当する値となるものである。再生信号のジッターは、n
クロック遅延された再生信号値z[k]と、適応化され
た振幅基準値cpqr[k+n]の差の絶対値で定義さ
れる。ただし振幅基準値cpqr[k+n]とは、上記
のようにc000、c001、c011、c100、c
110、c111の6値がある。ジッタークオリティ
は、このジッターの値のある時間区間内での平均値(又
は総和)とされる。また、フェイズクオリティは、上記
式(54)で算出される位相エラー信号PEの絶対値の
ある時間区間内での平均値(又は総和)とされる。
【0172】CHQ値とは、このジッタークオリティの
総和とフェイズクオリティの総和の一方、又は両方の和
とされる。従って、 CHQ=Σ(|cpqr[k+n]−z[k]|) ・・・(55) 又は、 CHQ=Σ|(ph001−ph100)+(ph011−ph110)| =Σ(|PE|) ・・・(56) 又は、 CHQ=Σ(|cpqr[k+n]−z[k]|)+Σ(|PE|) ・・・(57) となる。このようなCHQ値は、値が小さいほど、再生
データの状態もしくはビタビ復号動作が良好であること
を示すことになる。
総和とフェイズクオリティの総和の一方、又は両方の和
とされる。従って、 CHQ=Σ(|cpqr[k+n]−z[k]|) ・・・(55) 又は、 CHQ=Σ|(ph001−ph100)+(ph011−ph110)| =Σ(|PE|) ・・・(56) 又は、 CHQ=Σ(|cpqr[k+n]−z[k]|)+Σ(|PE|) ・・・(57) となる。このようなCHQ値は、値が小さいほど、再生
データの状態もしくはビタビ復号動作が良好であること
を示すことになる。
【0173】アシンメトリ値は、再生信号波形の非対称
性を示すパラメータとなり、このアシンメトリ値ASY
は次のように定義される。 ASY=(c111+c000)−{(c011+c001+c110+ c100)/2} =(c111+c000)−(c011+c001) =(c111+c000)−(c110+c100) ・・・(58) このアシンメトリ値は値が小さいほど、波形対称性が良
好であることを示すことになる。
性を示すパラメータとなり、このアシンメトリ値ASY
は次のように定義される。 ASY=(c111+c000)−{(c011+c001+c110+ c100)/2} =(c111+c000)−(c011+c001) =(c111+c000)−(c110+c100) ・・・(58) このアシンメトリ値は値が小さいほど、波形対称性が良
好であることを示すことになる。
【0174】以上のようにして算出されるCHQ値、ア
シンメトリ値は、それぞれCHQ比較部103、アシン
メトリ比較部104に供給される。CHQ比較部10
3、アシンメトリ比較部104には、それぞれレジスタ
106に設定されている基準値CHQ−REF、ASY
−REFも供給されている。
シンメトリ値は、それぞれCHQ比較部103、アシン
メトリ比較部104に供給される。CHQ比較部10
3、アシンメトリ比較部104には、それぞれレジスタ
106に設定されている基準値CHQ−REF、ASY
−REFも供給されている。
【0175】基準値CHQ−REFは、CHQ値として
の許容範囲の上限となる値に設定され、CHQ比較部1
03では、算出部102からのCHQ値が基準値CHQ
−REFを越えた際に、アクティブとなる比較結果を出
力する。また基準値ASY−REFは、アシンメトリ値
としての許容範囲の上限となる値に設定され、アシンメ
トリ比較部104では、算出部102からのアシンメト
リ値が基準値ASY−REFを越えた際に、アクティブ
となる比較結果を出力する。
の許容範囲の上限となる値に設定され、CHQ比較部1
03では、算出部102からのCHQ値が基準値CHQ
−REFを越えた際に、アクティブとなる比較結果を出
力する。また基準値ASY−REFは、アシンメトリ値
としての許容範囲の上限となる値に設定され、アシンメ
トリ比較部104では、算出部102からのアシンメト
リ値が基準値ASY−REFを越えた際に、アクティブ
となる比較結果を出力する。
【0176】なおCHQ比較部103、アシンメトリ比
較部104からの比較結果出力はラッチ型とされる。C
HQ値又はアシンメトリ値が基準値CHQ−REF又は
ASY−REFを越えた時点でアクティブ状態にラッチ
されて出力が固定される。ラッチ出力のクリアは、レジ
スタ106からのクリアパルスCLRにより行われる。
較部104からの比較結果出力はラッチ型とされる。C
HQ値又はアシンメトリ値が基準値CHQ−REF又は
ASY−REFを越えた時点でアクティブ状態にラッチ
されて出力が固定される。ラッチ出力のクリアは、レジ
スタ106からのクリアパルスCLRにより行われる。
【0177】CHQ比較部103からの出力及びアシン
メトリ比較部104からの出力は、セレクタ105によ
り選択的にコントローラ2に供給される。従ってコント
ローラ2は、CHQ比較部103又はアシンメトリ比較
部104からのアクティブとなったラッチ出力(以下、
トリガ出力TG)を再生信号もしくは再生動作(又は記
録動作)の信頼性が低下した際の検出信号として認識で
きることになる。
メトリ比較部104からの出力は、セレクタ105によ
り選択的にコントローラ2に供給される。従ってコント
ローラ2は、CHQ比較部103又はアシンメトリ比較
部104からのアクティブとなったラッチ出力(以下、
トリガ出力TG)を再生信号もしくは再生動作(又は記
録動作)の信頼性が低下した際の検出信号として認識で
きることになる。
【0178】なおコントローラ2は、レジスタ106に
対する基準値CHQ−REF、ASY−REFのロー
ド、レジスタ106からのクリアパルスCLRの出力制
御、セレクタ105の切換制御を行う。
対する基準値CHQ−REF、ASY−REFのロー
ド、レジスタ106からのクリアパルスCLRの出力制
御、セレクタ105の切換制御を行う。
【0179】このような構成から理解されるように、コ
ントローラ2は、トリガ出力TGを監視していること
で、記録再生動作や再生信号品質についての信頼性が低
下した際に、即座にその事態を認識できることになる。
従って、例えば図21のようなリトライシーケンスが可
能となる。即ちコントローラ2は、例えば所定時間毎の
割込処理などにより逐次ステップF101としてトリガ
出力TGのチェックを行い、トリガ出力TGが非アクテ
ィブな状態であったら、ステップF102からF103
で実行中の処理(例えば再生動作制御処理)を継続す
る。一方、ステップF102でトリガ出力がアクティブ
となっていることが検出されたら、ステップF104に
進んで、実行中の処理を中断し、リトライ動作に移るよ
うにする。
ントローラ2は、トリガ出力TGを監視していること
で、記録再生動作や再生信号品質についての信頼性が低
下した際に、即座にその事態を認識できることになる。
従って、例えば図21のようなリトライシーケンスが可
能となる。即ちコントローラ2は、例えば所定時間毎の
割込処理などにより逐次ステップF101としてトリガ
出力TGのチェックを行い、トリガ出力TGが非アクテ
ィブな状態であったら、ステップF102からF103
で実行中の処理(例えば再生動作制御処理)を継続す
る。一方、ステップF102でトリガ出力がアクティブ
となっていることが検出されたら、ステップF104に
進んで、実行中の処理を中断し、リトライ動作に移るよ
うにする。
【0180】リトライ動作内容としてはその時点での動
作状況により各種考えられるが、再生時には信頼性の低
下したセクターデータの再読出/復号処理を行う際に、
イコライザ特性の調整、レーザリードパワーの調整など
も行うことが考えられる。同様にデータ記録時のベリフ
ァイ処理過程に上記トリガ出力TGから信頼性低下が検
出された場合は、リトライとして再書込を行う際に、レ
ーザライトパワーの調整を行うことも考えられる。
作状況により各種考えられるが、再生時には信頼性の低
下したセクターデータの再読出/復号処理を行う際に、
イコライザ特性の調整、レーザリードパワーの調整など
も行うことが考えられる。同様にデータ記録時のベリフ
ァイ処理過程に上記トリガ出力TGから信頼性低下が検
出された場合は、リトライとして再書込を行う際に、レ
ーザライトパワーの調整を行うことも考えられる。
【0181】例えばこのようなリトライシーケンスを行
うことで、コントローラ2はベリファイ動作などのデー
タ信頼性チェック処理等を行わずに即座にリトライを実
行できることになる。なお、CHQ比較部103、アシ
ンメトリ比較部104では、クロック単位で供給される
CHQ値及びアシンメトリ値に対して比較動作を行って
いくものであるが、上記のようにCHQ比較部103、
アシンメトリ比較部104がラッチ出力型とされている
ことで、コントローラ2はCHQ値又はアシンメトリ値
が許容範囲を越えてしまった事態を見逃すことなく確認
できる。
うことで、コントローラ2はベリファイ動作などのデー
タ信頼性チェック処理等を行わずに即座にリトライを実
行できることになる。なお、CHQ比較部103、アシ
ンメトリ比較部104では、クロック単位で供給される
CHQ値及びアシンメトリ値に対して比較動作を行って
いくものであるが、上記のようにCHQ比較部103、
アシンメトリ比較部104がラッチ出力型とされている
ことで、コントローラ2はCHQ値又はアシンメトリ値
が許容範囲を越えてしまった事態を見逃すことなく確認
できる。
【0182】また基準値CHQ−REF、ASY−RE
Fは、コントローラ2がレジスタ106にロードするこ
とで設定されるようにしており、従ってコントローラ2
は基準値CHQ−REF、ASY−REFを変更するこ
とも可能となる。このため記録再生装置の記録再生性能
や動作環境、ディスク6の品質などに応じて適宜、基準
値CHQ−REF、ASY−REFを適正な値に設定す
ることで、上記トリガ出力TG自体の信頼性も維持でき
る。
Fは、コントローラ2がレジスタ106にロードするこ
とで設定されるようにしており、従ってコントローラ2
は基準値CHQ−REF、ASY−REFを変更するこ
とも可能となる。このため記録再生装置の記録再生性能
や動作環境、ディスク6の品質などに応じて適宜、基準
値CHQ−REF、ASY−REFを適正な値に設定す
ることで、上記トリガ出力TG自体の信頼性も維持でき
る。
【0183】ところで、本例ではCHQ比較器103、
アシンメトリ比較器104の出力をセレクタ105で選
択してトリガ出力TGとするようにしている。このセレ
クタ105の切換はコントローラ2が行うものとしてい
るが、この切換(つまりCHQ/アシンメトリの選択)
は、次のように実行する例が考えられる。即ち再生時に
は、再生信号の品質(ジッター)や復号処理の際のクロ
ック位相誤差を的確にチェックできるCHQ側を選択
し、一方記録時には、レーザパワーの大小が予測できる
アシンメトリ側を選択するとよい。
アシンメトリ比較器104の出力をセレクタ105で選
択してトリガ出力TGとするようにしている。このセレ
クタ105の切換はコントローラ2が行うものとしてい
るが、この切換(つまりCHQ/アシンメトリの選択)
は、次のように実行する例が考えられる。即ち再生時に
は、再生信号の品質(ジッター)や復号処理の際のクロ
ック位相誤差を的確にチェックできるCHQ側を選択
し、一方記録時には、レーザパワーの大小が予測できる
アシンメトリ側を選択するとよい。
【0184】なお本例では、コントローラ2がチェック
する再生品質情報を、セレクタ105により、CHQ比
較情報と、アシンメトリ比較情報のうちで選択できるよ
うにしたが、例えばコントローラ2が常にこの2つを同
時に監視する構成としたり、或いはCHQ比較情報とア
シンメトリ比較情報の一方のみを監視できるようにする
構成とすることも考えられる。
する再生品質情報を、セレクタ105により、CHQ比
較情報と、アシンメトリ比較情報のうちで選択できるよ
うにしたが、例えばコントローラ2が常にこの2つを同
時に監視する構成としたり、或いはCHQ比較情報とア
シンメトリ比較情報の一方のみを監視できるようにする
構成とすることも考えられる。
【0185】また、本発明は、6値4状態、4値4状
態、3値4状態、7値6状態など、各種のビタビ復号方
法を採用した光磁気デイスク装置にも適用することがで
きる。さらに本発明は、記録媒体に記録されたデータか
ら再生される再生信号から、リードデータを復号するた
めにビタビ復号方法を用いることができる各種の情報再
生装置に適用することができる。すなわち、光磁気デイ
スク(MO)以外にも、例えばDVD等の相変化型ディ
スク、CD−RW(CD-Rewritable)等の書き換え可能
ディスク、CD−R(CD−WO)等の追記型ディス
ク、CD−ROM等の読み出し専用ディスク等の光ディ
スク装置に適用することが可能である。
態、3値4状態、7値6状態など、各種のビタビ復号方
法を採用した光磁気デイスク装置にも適用することがで
きる。さらに本発明は、記録媒体に記録されたデータか
ら再生される再生信号から、リードデータを復号するた
めにビタビ復号方法を用いることができる各種の情報再
生装置に適用することができる。すなわち、光磁気デイ
スク(MO)以外にも、例えばDVD等の相変化型ディ
スク、CD−RW(CD-Rewritable)等の書き換え可能
ディスク、CD−R(CD−WO)等の追記型ディス
ク、CD−ROM等の読み出し専用ディスク等の光ディ
スク装置に適用することが可能である。
【0186】また、この発明は、この実施例に限定され
ることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
応用および変形が考えられる。
ることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の
応用および変形が考えられる。
【0187】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、状態デー
タを用いて信号品質情報を生成し、その信号品質情報を
基準値と比較する。そしてその比較結果を動作リトライ
のトリガとするようにしている。これによって、再生さ
れる情報について例えばデータ自体のベリファイ等を行
うことなく信頼性が判断でき、迅速にリトライ動作を実
行できるという効果がある。また信号品質情報は、再生
信号のジッター及び/又は再生信号とクロック信号の位
相誤差を表す情報(上記CHQ)とすることで、再生時
の信頼性チェックに好適となり、また、信号品質情報は
再生信号波形の非対称性を表す情報とすることで、記録
時におけるデータ信頼性のチェックに好適である。換言
すれば、動作や信頼性チェックの目的に応じて最適なチ
ェックを実現できる。また、信号品質情報と比較する基
準値は変更可能であることで、動作状況や機器の特性に
合わせてフレキシブルに対応できるという利点が得られ
る。
タを用いて信号品質情報を生成し、その信号品質情報を
基準値と比較する。そしてその比較結果を動作リトライ
のトリガとするようにしている。これによって、再生さ
れる情報について例えばデータ自体のベリファイ等を行
うことなく信頼性が判断でき、迅速にリトライ動作を実
行できるという効果がある。また信号品質情報は、再生
信号のジッター及び/又は再生信号とクロック信号の位
相誤差を表す情報(上記CHQ)とすることで、再生時
の信頼性チェックに好適となり、また、信号品質情報は
再生信号波形の非対称性を表す情報とすることで、記録
時におけるデータ信頼性のチェックに好適である。換言
すれば、動作や信頼性チェックの目的に応じて最適なチ
ェックを実現できる。また、信号品質情報と比較する基
準値は変更可能であることで、動作状況や機器の特性に
合わせてフレキシブルに対応できるという利点が得られ
る。
【図1】本発明が適用できる記録再生装置のブロック図
である。
である。
【図2】マーク位置記録方法およびマークエッジ記録方
法の概要の説明図である。
法の概要の説明図である。
【図3】実施の形態の記録再生装置に装填される光磁気
ディスクのセクタフォーマットの説明図である。
ディスクのセクタフォーマットの説明図である。
【図4】RLL(1,7)符号化方法における最小磁化
反転幅の説明図である。
反転幅の説明図である。
【図5】RLL(1,7)符号とマークエッジ記録方法
によって記録されたデータの再生信号をPR(1,2,
1)で波形等化したときのアイパターンの説明図であ
る。
によって記録されたデータの再生信号をPR(1,2,
1)で波形等化したときのアイパターンの説明図であ
る。
【図6】4値4状態ビタビ復号方法の状態遷移の過程の
説明図である。
説明図である。
【図7】4値4状態ビタビ復号方法の状態遷移の説明図
である。
である。
【図8】4値4状態ビタビ復号方法の状態遷移のトレリ
ス線図の説明図である。
ス線図の説明図である。
【図9】規格化パスメトリックに基づく4値4状態ビタ
ビ復号方法における状態遷移の条件の説明図である。
ビ復号方法における状態遷移の条件の説明図である。
【図10】4値4状態ビタビ復号を行うビタビ復号器の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図11】4値4状態ビタビ復号を行うビタビ復号器の
ACSのブロック図である。
ACSのブロック図である。
【図12】4値4状態ビタビ復号を行うビタビ復号器の
A型パスメモリのブロック図である。
A型パスメモリのブロック図である。
【図13】4値4状態ビタビ復号を行うビタビ復号器の
B型パスメモリのブロック図である。
B型パスメモリのブロック図である。
【図14】図7とは異なる表記方法での4値4状態ビタ
ビ復号方法の状態遷移の説明図である。
ビ復号方法の状態遷移の説明図である。
【図15】ブランチメトリックの表記方法の説明図であ
る。
る。
【図16】実施の形態のディスク記録再生装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図17】実施の形態のディスク記録再生装置のSMU
のブロック図である。
のブロック図である。
【図18】実施の形態のディスク記録再生装置のSMU
のA型ステータスメモリのブロック図である。
のA型ステータスメモリのブロック図である。
【図19】実施の形態のディスク記録再生装置のSMU
のB型ステータスメモリのブロック図である。
のB型ステータスメモリのブロック図である。
【図20】実施の形態のマージブロックにおける状態デ
ータ値の選択動作の説明図である。
ータ値の選択動作の説明図である。
【図21】実施の形態のリトライシーケンスの一例のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
1 ホストコンピュータ、2 ドライブコントローラ、
3 CPU、4 レーザパワーコントロール部、5 磁
気ヘッド、6 ディスク、7 光ピックアップ、8 ア
ンプ、9 スピンドルモータ、10 切替えスイッチ、
11 フィルタ部、12 A/D変換器、13,130
ビタビ復号器、14 PLL部、100 DMU、1
01 RAA、102 算出部、103 CHQ比較
部、104アシンメトリ比較部、105 セレクタ、1
06 レジスタ
3 CPU、4 レーザパワーコントロール部、5 磁
気ヘッド、6 ディスク、7 光ピックアップ、8 ア
ンプ、9 スピンドルモータ、10 切替えスイッチ、
11 フィルタ部、12 A/D変換器、13,130
ビタビ復号器、14 PLL部、100 DMU、1
01 RAA、102 算出部、103 CHQ比較
部、104アシンメトリ比較部、105 セレクタ、1
06 レジスタ
Claims (4)
- 【請求項1】 記録媒体から再生される再生信号をビタ
ビ復号方法によって復号するようにした記録又は再生装
置において、 クロック信号に従ってサンプリングされる再生信号値に
基づいて、前記クロック信号に応じたタイミングで最尤
な状態遷移を表す状態データを生成する状態データ生成
手段と、 前記状態データに基づいて復号データを出力する復号デ
ータ出力手段と、 前記状態データを用いて、信号品質情報を生成する品質
情報生成手段と、 前記品質情報生成手段で生成される信号品質情報を基準
値と比較して、その比較結果を出力する比較手段と、 前記比較手段からの出力に基づいて動作リトライを実行
させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする記録又は再生装置。 - 【請求項2】 前記信号品質情報は、再生信号のジッタ
ー及び/又は再生信号とクロック信号の位相誤差を表す
情報であることを特徴とする請求項1に記載の記録又は
再生装置。 - 【請求項3】 前記信号品質情報は、再生信号波形の非
対称性を表す情報であることを特徴とする請求項1に記
載の記録又は再生装置。 - 【請求項4】 前記比較手段において信号品質情報と比
較する基準値は変更可能であることを特徴とする請求項
1に記載の記録又は再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11015387A JP2000215622A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 記録又は再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11015387A JP2000215622A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 記録又は再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000215622A true JP2000215622A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11887343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11015387A Withdrawn JP2000215622A (ja) | 1999-01-25 | 1999-01-25 | 記録又は再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000215622A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007511031A (ja) * | 2003-11-11 | 2007-04-26 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 信号特性決定方法及びその装置 |
| US7804755B2 (en) | 2003-11-11 | 2010-09-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for determining characteristics of signal and apparatus using the same |
-
1999
- 1999-01-25 JP JP11015387A patent/JP2000215622A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007511031A (ja) * | 2003-11-11 | 2007-04-26 | サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド | 信号特性決定方法及びその装置 |
| US7804755B2 (en) | 2003-11-11 | 2010-09-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for determining characteristics of signal and apparatus using the same |
| US8385173B2 (en) | 2003-11-11 | 2013-02-26 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method for determining characteristics of signal and apparatus using the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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