JP2000215754A - 電子機器の操作ボタン構造 - Google Patents
電子機器の操作ボタン構造Info
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- H01H13/70—Switches having rectilinearly-movable operating part or parts adapted for pushing or pulling in one direction only, e.g. push-button switch having a plurality of operating members associated with different sets of contacts, e.g. keyboard
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- Signal Processing (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 クリック音を低減し、また、押圧ストローク
を最小限にして、操作性を向上し、また、キートップ部
材とボタン本体を形成した板状ベースとの分離が可能
で、生産ライン上での無駄を可及的に排除し、コスト低
減を図ると共に、リサイクルができる構造とした電子機
器の操作ボタン構造を提供する。 【解決手段】 押圧力によってスナップスルーする皿ば
ねを介して、基板上に配列されたスイッチ素子に対向す
る操作ボタンを備えた、電子機器の操作ボタン構造にお
いて、前記操作ボタンは、可撓部分を介して共通の板状
ベースに形成されるボタン本体と、皿ばね近傍まで延出
した操作部を有すると共に前記ボタン本体に着脱可能に
被嵌するキートップ部材とから構成されている。
を最小限にして、操作性を向上し、また、キートップ部
材とボタン本体を形成した板状ベースとの分離が可能
で、生産ライン上での無駄を可及的に排除し、コスト低
減を図ると共に、リサイクルができる構造とした電子機
器の操作ボタン構造を提供する。 【解決手段】 押圧力によってスナップスルーする皿ば
ねを介して、基板上に配列されたスイッチ素子に対向す
る操作ボタンを備えた、電子機器の操作ボタン構造にお
いて、前記操作ボタンは、可撓部分を介して共通の板状
ベースに形成されるボタン本体と、皿ばね近傍まで延出
した操作部を有すると共に前記ボタン本体に着脱可能に
被嵌するキートップ部材とから構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、携帯無
線機器などの電子機器の操作ボタン構造に関し、特に、
押圧力によってスナップスルーする皿ばねを介して、基
板上に配列されたスイッチ素子に対向する操作ボタンを
備えた、電子機器の操作ボタン構造に関するものであ
る。
線機器などの電子機器の操作ボタン構造に関し、特に、
押圧力によってスナップスルーする皿ばねを介して、基
板上に配列されたスイッチ素子に対向する操作ボタンを
備えた、電子機器の操作ボタン構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の操作ボタン構造には、従来から
図5に示すものが知られている。ここでは、装置ケース
の外側に露出して、使用者が直接的に触れて操作するキ
ートップ部材と、装置ケース内部に実装・配置されるベ
ース上のボタン本体とを組み合わせ、これらを、導電性
を有する皿ばねを介して、プリント板上の配線パターン
であるスイッチ素子に対向させた構成にしてある。
図5に示すものが知られている。ここでは、装置ケース
の外側に露出して、使用者が直接的に触れて操作するキ
ートップ部材と、装置ケース内部に実装・配置されるベ
ース上のボタン本体とを組み合わせ、これらを、導電性
を有する皿ばねを介して、プリント板上の配線パターン
であるスイッチ素子に対向させた構成にしてある。
【0003】更に詳述すると、図5の(a)に示すよう
に、従来の携帯無線機器の操作ボタン構造においては、
押圧力によってスナップスルーする導電性の皿ばね23
を介して、ケース内に配置されるプリント基板25上に
配列されたスイッチ素子(図示せず)に対向して、操作
ボタンを備えており、この操作ボタンは、平面視で概
ね、楕円形をなす、一定の肉厚の硬質性のキートップ部
材21を、表ケース内側から、表ケースに形成されたボ
タン穴に嵌合し、該ボタン穴の縁に、その抜け止め用の
フランジ21aを係合する状態で、表ケース内側に配置
された可撓性の材料からなる板ベース22の上に、接着
剤を介して、固定したものである。なお、一般な構造と
して、上述の皿ばね23は、シート状の保持シート24
に配列された取付穴に配置され、保持シート24に接着
・保持されている。
に、従来の携帯無線機器の操作ボタン構造においては、
押圧力によってスナップスルーする導電性の皿ばね23
を介して、ケース内に配置されるプリント基板25上に
配列されたスイッチ素子(図示せず)に対向して、操作
ボタンを備えており、この操作ボタンは、平面視で概
ね、楕円形をなす、一定の肉厚の硬質性のキートップ部
材21を、表ケース内側から、表ケースに形成されたボ
タン穴に嵌合し、該ボタン穴の縁に、その抜け止め用の
フランジ21aを係合する状態で、表ケース内側に配置
された可撓性の材料からなる板ベース22の上に、接着
剤を介して、固定したものである。なお、一般な構造と
して、上述の皿ばね23は、シート状の保持シート24
に配列された取付穴に配置され、保持シート24に接着
・保持されている。
【0004】特に、板ベース22には、皿ばね23に対
向する個所で、肉厚の接触部22aが形成されており、
キートップ部材21を押圧した際に、弾性変形しなが
ら、皿ばね23をスナップスルーして、前述のスイッチ
素子をオン状態にする。また、キートップ部材21に接
着された個所をボタン本体として、その周囲に薄肉の可
撓部分22bを備えていて、接触部22aの上下の動き
を確保している。
向する個所で、肉厚の接触部22aが形成されており、
キートップ部材21を押圧した際に、弾性変形しなが
ら、皿ばね23をスナップスルーして、前述のスイッチ
素子をオン状態にする。また、キートップ部材21に接
着された個所をボタン本体として、その周囲に薄肉の可
撓部分22bを備えていて、接触部22aの上下の動き
を確保している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここでの問題点は、以
下の通りである。即ち、第1に、皿ばね23のスナップ
スルーに際して発生するクリック音は、キートップ部材
21に加える、スイッチオンのための押圧力(皿ばねの
スナップスルーのための反発エネルギー)に比例して生
じるので、クリック音(携帯無線機器などの精密機器で
は、不調和なので、できるだけ避けたい音)を低減する
には、押圧力を低減する必要があるが、上述の操作ボタ
ン構造では、接触部22aを弾性変形するためのエネル
ギーが加算される分、押圧力を大きくしなければならな
いという問題がある。
下の通りである。即ち、第1に、皿ばね23のスナップ
スルーに際して発生するクリック音は、キートップ部材
21に加える、スイッチオンのための押圧力(皿ばねの
スナップスルーのための反発エネルギー)に比例して生
じるので、クリック音(携帯無線機器などの精密機器で
は、不調和なので、できるだけ避けたい音)を低減する
には、押圧力を低減する必要があるが、上述の操作ボタ
ン構造では、接触部22aを弾性変形するためのエネル
ギーが加算される分、押圧力を大きくしなければならな
いという問題がある。
【0006】また、接触部22aの弾性変形分を考慮し
て、可撓部分22bの撓み代をB−B’にしなければな
らないので、機器の薄型化の障害となり、また、キート
ップ部材21の押圧ストロークが長くなり、操作性が悪
い。
て、可撓部分22bの撓み代をB−B’にしなければな
らないので、機器の薄型化の障害となり、また、キート
ップ部材21の押圧ストロークが長くなり、操作性が悪
い。
【0007】第2に、キートップ部材21を板状ベース
22に接着するので、機器の最終の外観検査において、
そのキートップ部材の1つでも、不良が認められると、
板状ベース22と共に、これに取り付けた全てのキート
ップ部材を交換しなければならないので、生産ライン上
での歩留まりが低下し、コストに影響するという問題が
ある。特に、キートップ部材21は、少なくとも、その
露出する部分において、多色の塗装・印刷工程が必要で
あり、また、キートップ部材21と板状ベース22との
組立て・接着工程に多大の工数を要するので、外観不良
による損失が甚だ大きい。
22に接着するので、機器の最終の外観検査において、
そのキートップ部材の1つでも、不良が認められると、
板状ベース22と共に、これに取り付けた全てのキート
ップ部材を交換しなければならないので、生産ライン上
での歩留まりが低下し、コストに影響するという問題が
ある。特に、キートップ部材21は、少なくとも、その
露出する部分において、多色の塗装・印刷工程が必要で
あり、また、キートップ部材21と板状ベース22との
組立て・接着工程に多大の工数を要するので、外観不良
による損失が甚だ大きい。
【0008】また、最近、喧しくなったリサイクルにお
いても、キートップ部材21と板状ベース22とが別材
質で構成されていると、分離が不可能で、産業廃棄物扱
いとなり、リサイクルできないという問題もある。
いても、キートップ部材21と板状ベース22とが別材
質で構成されていると、分離が不可能で、産業廃棄物扱
いとなり、リサイクルできないという問題もある。
【0009】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その第1の目的は、クリック音を低減し、また、
押圧ストロークを最小限にして、操作性を向上した電子
機器の操作ボタン構造を提供することである。
ので、その第1の目的は、クリック音を低減し、また、
押圧ストロークを最小限にして、操作性を向上した電子
機器の操作ボタン構造を提供することである。
【0010】また、本発明の第2の目的とするところ
は、キートップ部材とボタン本体を形成した板状ベース
との分離が可能で、生産ライン上での無駄を可及的に排
除し、コスト低減を図ると共に、リサイクルができる構
造とした電子機器の操作ボタン構造を提供することであ
る。
は、キートップ部材とボタン本体を形成した板状ベース
との分離が可能で、生産ライン上での無駄を可及的に排
除し、コスト低減を図ると共に、リサイクルができる構
造とした電子機器の操作ボタン構造を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、押圧力によってスナップスルーする
皿ばねを介して、基板上に配列されたスイッチ素子に対
向する操作ボタンを備えた、電子機器の操作ボタン構造
において、前記操作ボタンは、可撓部分を介して共通の
板状ベースに形成されるボタン本体と、皿ばね近傍まで
延出した操作部を有すると共に前記ボタン本体に着脱可
能に被嵌するキートップ部材とから構成されていること
を特徴とする。
めに、本発明では、押圧力によってスナップスルーする
皿ばねを介して、基板上に配列されたスイッチ素子に対
向する操作ボタンを備えた、電子機器の操作ボタン構造
において、前記操作ボタンは、可撓部分を介して共通の
板状ベースに形成されるボタン本体と、皿ばね近傍まで
延出した操作部を有すると共に前記ボタン本体に着脱可
能に被嵌するキートップ部材とから構成されていること
を特徴とする。
【0012】この場合、本発明の実施の形態として、前
記可撓部分は、前記ボタン本体周りに形成された前記板
状ベースの薄肉部であること、前記板状ベースおよびボ
タン本体は、その可動部分と共に一体成形されたゴム、
あるいは、可撓性を有する合成樹脂製であることが好ま
しい。
記可撓部分は、前記ボタン本体周りに形成された前記板
状ベースの薄肉部であること、前記板状ベースおよびボ
タン本体は、その可動部分と共に一体成形されたゴム、
あるいは、可撓性を有する合成樹脂製であることが好ま
しい。
【0013】また、前記キートップ部材は、表ケースの
内側で、そのボタン穴の縁に係合できる抜け止め用のフ
ランジを有する椀形をしており、前記ボタン本体に形成
した突起状部分に着脱可能に被嵌されていること、ある
いは、前記キートップ部材は、表ケースの内側で、その
ボタン穴の縁に係合できる抜け止め用のフランジを有す
る椀形をしており、その操作部を前記ボタン本体の中央
に形成した結合部に、所要の圧入代で着脱可能に嵌合さ
れていること、更に、前記キートップ部材の結合部は管
状であり、その底部を貫通して、あるいは、その底部の
薄肉部を介して、前記キートップ部材の操作部が、皿ば
ねに近接・対向していること、また、前記キートップ部
材は、硬質の合成樹脂、あるいは、金属で形成されてい
ることなどが、本発明の実施の形態として好ましい。
内側で、そのボタン穴の縁に係合できる抜け止め用のフ
ランジを有する椀形をしており、前記ボタン本体に形成
した突起状部分に着脱可能に被嵌されていること、ある
いは、前記キートップ部材は、表ケースの内側で、その
ボタン穴の縁に係合できる抜け止め用のフランジを有す
る椀形をしており、その操作部を前記ボタン本体の中央
に形成した結合部に、所要の圧入代で着脱可能に嵌合さ
れていること、更に、前記キートップ部材の結合部は管
状であり、その底部を貫通して、あるいは、その底部の
薄肉部を介して、前記キートップ部材の操作部が、皿ば
ねに近接・対向していること、また、前記キートップ部
材は、硬質の合成樹脂、あるいは、金属で形成されてい
ることなどが、本発明の実施の形態として好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図4を参照して、具体的に説明する。なお、図1
〜図3は本発明の第1の実施の形態を示し、図4は本発
明の第2の実施の形態を示す。
ないし図4を参照して、具体的に説明する。なお、図1
〜図3は本発明の第1の実施の形態を示し、図4は本発
明の第2の実施の形態を示す。
【0015】(第1の実施の形態)図1は本発明に係わ
る携帯無線機器の外観斜視図であり、図2は図1の内部
構成を示す分解斜視図である。本発明においては、特
に、操作ボタン構造に、その特徴があるので、これを図
3の断面で詳細に示している。
る携帯無線機器の外観斜視図であり、図2は図1の内部
構成を示す分解斜視図である。本発明においては、特
に、操作ボタン構造に、その特徴があるので、これを図
3の断面で詳細に示している。
【0016】先ず、図1〜図3を参照して、携帯無線機
器の全体構成を概略説明する。本発明に係わる操作ボタ
ンは、薄肉の可撓部分2a(図3を参照)を介して共通
の板状ベース2に多数、配列・形成されるボタン本体2
cと、押圧力によってスナップスルーする皿ばね3近傍
まで延出した柱状の操作部1aを有すると共にボタン本
体2cに着脱可能に被嵌する、例えば、椀形のキートッ
プ部材1とから構成されている。
器の全体構成を概略説明する。本発明に係わる操作ボタ
ンは、薄肉の可撓部分2a(図3を参照)を介して共通
の板状ベース2に多数、配列・形成されるボタン本体2
cと、押圧力によってスナップスルーする皿ばね3近傍
まで延出した柱状の操作部1aを有すると共にボタン本
体2cに着脱可能に被嵌する、例えば、椀形のキートッ
プ部材1とから構成されている。
【0017】なお、この実施の形態では、キートップ部
材1は、ポリカーボネイトやアクリルなどの硬質の合成
樹脂か、マグネシウムやアルミニウムなどの金属材料で
構成する。また、可撓部分2aと共に板状ベース2とボ
タン本体2cとが、天然ゴムや可撓性のある軟質合成樹
脂(シリコンゴム、エラストマー)で一体に形成されて
いる。また、操作部1aはボタン本体2cの中央を形成
した孔2bを貫通して下方に延びている。
材1は、ポリカーボネイトやアクリルなどの硬質の合成
樹脂か、マグネシウムやアルミニウムなどの金属材料で
構成する。また、可撓部分2aと共に板状ベース2とボ
タン本体2cとが、天然ゴムや可撓性のある軟質合成樹
脂(シリコンゴム、エラストマー)で一体に形成されて
いる。また、操作部1aはボタン本体2cの中央を形成
した孔2bを貫通して下方に延びている。
【0018】また、機器筐体としては、表ケース16と
裏ケース17とが用意されており、裏ケース17には、
電池14が装着されている。また、皿ばね3は、導電性
材料で構成されており、一般的な構造として、各ボタン
本体2cに対向して、シート状の保持シート4に配列さ
れた取付穴に配置され、保持シート4に接着・保持され
ている。そして、この皿ばね3に対応して、プリント基
板5上には、スイッチ素子6が配置されており、プリン
ト基板5の所要の回路構成に接続されている。
裏ケース17とが用意されており、裏ケース17には、
電池14が装着されている。また、皿ばね3は、導電性
材料で構成されており、一般的な構造として、各ボタン
本体2cに対向して、シート状の保持シート4に配列さ
れた取付穴に配置され、保持シート4に接着・保持され
ている。そして、この皿ばね3に対応して、プリント基
板5上には、スイッチ素子6が配置されており、プリン
ト基板5の所要の回路構成に接続されている。
【0019】なお、この実施の形態では、プリント基板
5上には、保持フレーム10を介して、液晶11が装着
されており、そして、液晶11の端子は、フレキシブル
プリント板12を介して、プリント基板5上の回路構成
に接続されている。また、表ケース16は、裏ケース1
7に対して、その一端に設けたフック17aに係脱自在
に係合され、また、その他端に設けた貫通孔17bを介
して挿通される止めビス13によって結合される。更
に、表ケース16には、液晶表示のためのスクリーン付
き窓18が設けてあり、更に、プリント基板上に設けた
レシーバ7、マイク8に対応して、レシーバ7の音を外
部に発するためのレシーバ音孔16a、マイク8へ音声
を取り込むためのマイク用孔16cが形成されている。
5上には、保持フレーム10を介して、液晶11が装着
されており、そして、液晶11の端子は、フレキシブル
プリント板12を介して、プリント基板5上の回路構成
に接続されている。また、表ケース16は、裏ケース1
7に対して、その一端に設けたフック17aに係脱自在
に係合され、また、その他端に設けた貫通孔17bを介
して挿通される止めビス13によって結合される。更
に、表ケース16には、液晶表示のためのスクリーン付
き窓18が設けてあり、更に、プリント基板上に設けた
レシーバ7、マイク8に対応して、レシーバ7の音を外
部に発するためのレシーバ音孔16a、マイク8へ音声
を取り込むためのマイク用孔16cが形成されている。
【0020】また、表ケース16には、前述のスイッチ
素子6に対向して、ボタン穴16bが配列・形成されて
おり、ここには、キートップ部材1が、その頂部を遊嵌
させた状態で対応している。なお、この実施の形態で
は、キートップ部材1は、表ケース16の内側で、その
ボタン穴16bの縁に係合できる抜け止め用のフランジ
1bを有するもので、その頂部の外部露出面には、機能
表記1c、例えば、数字が表示してある。また、キート
ップ部材1は、その椀形の部分を、ボタン本体2cに形
成した突起状部分に着脱可能に被嵌させている。
素子6に対向して、ボタン穴16bが配列・形成されて
おり、ここには、キートップ部材1が、その頂部を遊嵌
させた状態で対応している。なお、この実施の形態で
は、キートップ部材1は、表ケース16の内側で、その
ボタン穴16bの縁に係合できる抜け止め用のフランジ
1bを有するもので、その頂部の外部露出面には、機能
表記1c、例えば、数字が表示してある。また、キート
ップ部材1は、その椀形の部分を、ボタン本体2cに形
成した突起状部分に着脱可能に被嵌させている。
【0021】なお、この実施の形態では、表ケース16
に対する、裏ケース17の接合縁には、表ケースの嵌合
縁の内側の段部との間で、板状ベース2の周縁2d、保
持シート4、プリント基板5の各縁を挟持するためのリ
ブ17dが形成されていて、これにより、機器内におけ
る、それらの位置決めがなされる。また、図中、符号1
5は前述の電池14をロックするためのロック摘み、1
4aは電池14を裏ケース17に係止するための係止
孔、14bは電池14の端子、9はこれに対応してプリ
ント基板に設けた端子、また、17cは電池14の端子
14bからケース内部のプリント基板5の回路構成に接
続するためのリード用の貫通孔である。
に対する、裏ケース17の接合縁には、表ケースの嵌合
縁の内側の段部との間で、板状ベース2の周縁2d、保
持シート4、プリント基板5の各縁を挟持するためのリ
ブ17dが形成されていて、これにより、機器内におけ
る、それらの位置決めがなされる。また、図中、符号1
5は前述の電池14をロックするためのロック摘み、1
4aは電池14を裏ケース17に係止するための係止
孔、14bは電池14の端子、9はこれに対応してプリ
ント基板に設けた端子、また、17cは電池14の端子
14bからケース内部のプリント基板5の回路構成に接
続するためのリード用の貫通孔である。
【0022】このような構成では、キートップ部材1
が、その操作部1aの先端で、直接、皿ばね3を押圧し
て、スナップスルーする(皿ばねは、ある一定の降伏点
を過ぎると一気に弾性変形する)ので、皿ばね3自体の
反発力のみがキーストップ部材1に掛かるから、従来に
比べて、その押圧力を小さくでき、クリック音を小さく
できる。そして、皿ばね3の導電性により、スイッチ素
子をオン状態にする。しかも、キートップ部材1の操作
部1aが皿ばね3に接近しているので、A−A’の押圧
ストロークだけでよいから、操作性も向上される。
が、その操作部1aの先端で、直接、皿ばね3を押圧し
て、スナップスルーする(皿ばねは、ある一定の降伏点
を過ぎると一気に弾性変形する)ので、皿ばね3自体の
反発力のみがキーストップ部材1に掛かるから、従来に
比べて、その押圧力を小さくでき、クリック音を小さく
できる。そして、皿ばね3の導電性により、スイッチ素
子をオン状態にする。しかも、キートップ部材1の操作
部1aが皿ばね3に接近しているので、A−A’の押圧
ストロークだけでよいから、操作性も向上される。
【0023】また、キートップ部材1は、ボタン本体2
cに対して、個別に着脱できるので、機器の最終の外観
検査で、幾つかのキートップ部材1の頂部に不良(塗装
不良や機能表記の不良など)があっても、それのみを、
修理工程で交換すればよいので、生産ライン上での歩留
まりを向上でき、コストの低減が図れ、また、組立に際
しては、接着工程が省ける。しかも、リサイクルの観点
からすれば、キートップ部材1とボタン本体2cを含む
板状ベースとが別材質であっても、分離することが容易
なので、産業廃棄物とならず、リサイクルが可能であ
る。
cに対して、個別に着脱できるので、機器の最終の外観
検査で、幾つかのキートップ部材1の頂部に不良(塗装
不良や機能表記の不良など)があっても、それのみを、
修理工程で交換すればよいので、生産ライン上での歩留
まりを向上でき、コストの低減が図れ、また、組立に際
しては、接着工程が省ける。しかも、リサイクルの観点
からすれば、キートップ部材1とボタン本体2cを含む
板状ベースとが別材質であっても、分離することが容易
なので、産業廃棄物とならず、リサイクルが可能であ
る。
【0024】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について、図4を参照して説明する。な
お、図4は先述の図1の矢印位置での断面図である。こ
こでは、第1の実施の形態とは異なり、キートップ部材
19の内側の空間に、突起状のボタン本体が形成されて
おらず、中空の状態(図中、符号19bで示す)であ
る。ただし、キートップ部材19から延長された円柱形
状の操作部19aには、板ベース20のボタン本体の領
域(その周囲には薄肉の可撓部分がある)の中心部に形
成した円筒状の結合部20bが嵌合している。この結合
部20bは、操作部19aの長手方向に所要の嵌合代を
持っていて、操作部19aを圧入・係止する機能を満足
させている(結合部20bの内径は操作部19aの円柱
径より若干小さく設定されており、圧入時の適切な弾性
抵抗を生じさせている)。なお、実装上の制約により十
分な圧入代が確保できない場合、接着剤によるキートッ
プ部19とベース部20の接合・固定を要するが、リサ
イクルの面からすると、着脱できる方がよい。
の実施の形態について、図4を参照して説明する。な
お、図4は先述の図1の矢印位置での断面図である。こ
こでは、第1の実施の形態とは異なり、キートップ部材
19の内側の空間に、突起状のボタン本体が形成されて
おらず、中空の状態(図中、符号19bで示す)であ
る。ただし、キートップ部材19から延長された円柱形
状の操作部19aには、板ベース20のボタン本体の領
域(その周囲には薄肉の可撓部分がある)の中心部に形
成した円筒状の結合部20bが嵌合している。この結合
部20bは、操作部19aの長手方向に所要の嵌合代を
持っていて、操作部19aを圧入・係止する機能を満足
させている(結合部20bの内径は操作部19aの円柱
径より若干小さく設定されており、圧入時の適切な弾性
抵抗を生じさせている)。なお、実装上の制約により十
分な圧入代が確保できない場合、接着剤によるキートッ
プ部19とベース部20の接合・固定を要するが、リサ
イクルの面からすると、着脱できる方がよい。
【0025】また、この実施の形態では、操作部19a
の先端は、結合部20bの底部の薄肉部20cを介し
て、皿ばねに近接するので、その薄肉部20cの弾性変
形を考慮する必要はなく、従って、第1の実施の形態と
同様に、クリック音の低減の効果が保持されている。薄
肉部20cの有無は、設計時、任意に選択することが可
能であり、もし必要ない場合には、操作部19aを、更
に延長して、皿ばねに直接、当接させる構成にすればよ
い。
の先端は、結合部20bの底部の薄肉部20cを介し
て、皿ばねに近接するので、その薄肉部20cの弾性変
形を考慮する必要はなく、従って、第1の実施の形態と
同様に、クリック音の低減の効果が保持されている。薄
肉部20cの有無は、設計時、任意に選択することが可
能であり、もし必要ない場合には、操作部19aを、更
に延長して、皿ばねに直接、当接させる構成にすればよ
い。
【0026】図4の(a)はキートップ部材19が押圧
・操作されていない状態を示しており、(b)はキート
ップ部材19の押圧下の状態を示している。この操作
を、従来のボタン構造(図5を参照)の操作と対比しな
がら説明すると、図4の(a)において、薄肉部20c
の肉厚Aは図4の(b)において、操作部19aと皿バ
ネとに挟圧されてA’となる。その結果、皿ばねのスナ
ップスルー時のエネルギーは、キートップ部材19の押
下応力と薄肉部20cの弾性変形による反発力と皿バネ
自体のスナップスルーのエネルギーの総和となる(キー
トップ部材19の押圧ストロークはA−A’)。これに
対して、従来のボタン構造における板ベース22は、そ
の接触部22a(板ベース22の厚肉部の厚さ=B)が
弾性変形するもので、皿ばねの良好なクリック感を得る
ために、接触部22aの変形後の寸法はB’となる。こ
のため、この発明の構成との比較すると、キートップ部
材の押し下げストロークが過大である(A−A’<B−
B’)。
・操作されていない状態を示しており、(b)はキート
ップ部材19の押圧下の状態を示している。この操作
を、従来のボタン構造(図5を参照)の操作と対比しな
がら説明すると、図4の(a)において、薄肉部20c
の肉厚Aは図4の(b)において、操作部19aと皿バ
ネとに挟圧されてA’となる。その結果、皿ばねのスナ
ップスルー時のエネルギーは、キートップ部材19の押
下応力と薄肉部20cの弾性変形による反発力と皿バネ
自体のスナップスルーのエネルギーの総和となる(キー
トップ部材19の押圧ストロークはA−A’)。これに
対して、従来のボタン構造における板ベース22は、そ
の接触部22a(板ベース22の厚肉部の厚さ=B)が
弾性変形するもので、皿ばねの良好なクリック感を得る
ために、接触部22aの変形後の寸法はB’となる。こ
のため、この発明の構成との比較すると、キートップ部
材の押し下げストロークが過大である(A−A’<B−
B’)。
【0027】この実施の形態では、以上説明したよう
に、キートップ部材19内側の空間と板ベース20のボ
タン本体に対応する領域に、空間19bを設けることに
より、部品の軽量化が推進されるばかりでなく、クリッ
ク音の低減という局面においても、従来のボタン構造に
比して、第1の実施の形態と同様な効果が得られる。
に、キートップ部材19内側の空間と板ベース20のボ
タン本体に対応する領域に、空間19bを設けることに
より、部品の軽量化が推進されるばかりでなく、クリッ
ク音の低減という局面においても、従来のボタン構造に
比して、第1の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0028】また、この実施の形態においても、第1の
実施の形態と同様に、無接着による組立て容易性、組み
付け後のキートップ個別の交換、および、廃棄時の分解
容易性が確保されている。
実施の形態と同様に、無接着による組立て容易性、組み
付け後のキートップ個別の交換、および、廃棄時の分解
容易性が確保されている。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、押
圧力によってスナップスルーする皿ばねを介して、基板
上に配列されたスイッチ素子に対向する操作ボタンを備
えた、電子機器の操作ボタン構造において、前記操作ボ
タンは、可撓部分を介して共通の板状ベースに形成され
るボタン本体と、皿ばね近傍まで延出した操作部を有す
ると共に前記ボタン本体に着脱可能に被嵌するキートッ
プ部材とから構成されている。
圧力によってスナップスルーする皿ばねを介して、基板
上に配列されたスイッチ素子に対向する操作ボタンを備
えた、電子機器の操作ボタン構造において、前記操作ボ
タンは、可撓部分を介して共通の板状ベースに形成され
るボタン本体と、皿ばね近傍まで延出した操作部を有す
ると共に前記ボタン本体に着脱可能に被嵌するキートッ
プ部材とから構成されている。
【0030】従って、従来のような過大なクリック音が
避けられ、クリック音を低下できると共に、キートップ
部材の操作ストロークを小さくでき、操作性が向上され
る。また、従来のように、板状ベースにあるボタン本体
に対してキートップ部材を接着するのではなく、圧入の
みの作業で組み付けが可能となり、作業性を向上させて
いる。また、キートップ部材の組み付け後の外観検査に
おいて、キートップ部材の印字、塗装、メッキ、蒸着な
どの2次加工の外観不良が発見された場合でも、その個
所のキートップ部材のみを交換すればよいので、従来の
ような、接着によるキートップ部材と板状ベースとの組
み付けの場合のように、1個のキートップ部材の不良で
も、キー・シート全体を交換する必要がなくなり、生産
性の上で、歩留まりを向上し、コストの低減が可能とな
る。更に、リサイクルの面からは、部品廃棄時におい
て、異種材料であるキートップ部材と板状ベースとを容
易に分解し、廃棄することができ、産業廃棄物として廃
棄する必要がなくなるなどの効果を奏する。
避けられ、クリック音を低下できると共に、キートップ
部材の操作ストロークを小さくでき、操作性が向上され
る。また、従来のように、板状ベースにあるボタン本体
に対してキートップ部材を接着するのではなく、圧入の
みの作業で組み付けが可能となり、作業性を向上させて
いる。また、キートップ部材の組み付け後の外観検査に
おいて、キートップ部材の印字、塗装、メッキ、蒸着な
どの2次加工の外観不良が発見された場合でも、その個
所のキートップ部材のみを交換すればよいので、従来の
ような、接着によるキートップ部材と板状ベースとの組
み付けの場合のように、1個のキートップ部材の不良で
も、キー・シート全体を交換する必要がなくなり、生産
性の上で、歩留まりを向上し、コストの低減が可能とな
る。更に、リサイクルの面からは、部品廃棄時におい
て、異種材料であるキートップ部材と板状ベースとを容
易に分解し、廃棄することができ、産業廃棄物として廃
棄する必要がなくなるなどの効果を奏する。
【図1】本発明に係わる携帯電話機の外観を示す斜視図
である。
である。
【図2】同じく、要部を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の構成を(a)およ
び(b)で示す断面図である。
び(b)で示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の構成を(a)およ
び(b)で示す断面図である。
び(b)で示す断面図である。
【図5】従来の構成を(a)および(b)で示す断面図
である。
である。
1 キートップ部材 1a 操作部 1b フランジ 1c 機能表記 2 板状ベース 2a 可撓部分 2b 孔 2c ボタン本体 2d 周縁 20 板状ベース 20a ボタン本体の領域 20b 結合部 20c 薄肉部 3 皿ばね 4 保持シート 4a 保持穴 5 プリント基板 6 スイッチ素子 7 レシーバ 8 マイク 9 端子 10 フレーム 11 液晶 12 フレキシブル・プリント基板 13 ビス 14 電池 14a 係止孔 14b 端子 15 ロック摘み 16 表ケース 16a レシーバ音孔 16b ボタン穴 16c マイク用孔 17 裏ケース 17a フック 17b、17c 貫通孔 17d リブ 18 スクリーン付き窓 19 キートップ部材 19a 操作部 19b 空間 20 板状ベース 20a ボタン本体の領域 20b 結合部 20c 薄肉部 21 キートップ部材 21a フランジ 22 板状ベース 22a 接触部 22b 可撓部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年12月24日(1999.12.
24)
24)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電子機器の操作ボタン構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、携帯無
線機器などの電子機器の操作ボタン構造に関し、特に、
押圧力によってスナップスルーする皿ばねを介して、基
板上に配列されたスイッチ素子に対向する操作ボタンを
備えた、電子機器の操作ボタン構造に関するものであ
る。
線機器などの電子機器の操作ボタン構造に関し、特に、
押圧力によってスナップスルーする皿ばねを介して、基
板上に配列されたスイッチ素子に対向する操作ボタンを
備えた、電子機器の操作ボタン構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の操作ボタン構造には、従来から
図4に示すものが知られている。ここでは、装置ケース
の外側に露出して、使用者が直接的に触れて操作するキ
ートップ部材と、装置ケース内部に実装・配置されるベ
ース上のボタン本体とを組み合わせ、これらを、導電性
を有する皿ばねを介して、プリント板上の配線パターン
であるスイッチ素子に対向させた構成にしてある。
図4に示すものが知られている。ここでは、装置ケース
の外側に露出して、使用者が直接的に触れて操作するキ
ートップ部材と、装置ケース内部に実装・配置されるベ
ース上のボタン本体とを組み合わせ、これらを、導電性
を有する皿ばねを介して、プリント板上の配線パターン
であるスイッチ素子に対向させた構成にしてある。
【0003】更に詳述すると、図4の(a)に示すよう
に、従来の携帯無線機器の操作ボタン構造においては、
押圧力によってスナップスルーする導電性の皿ばね23
を介して、ケース内に配置されるプリント基板25上に
配列されたスイッチ素子(図示せず)に対向して、操作
ボタンを備えており、この操作ボタンは、平面視で概
ね、楕円形をなす、一定の肉厚の硬質性のキートップ部
材21を、表ケース内側から、表ケースに形成されたボ
タン穴に嵌合し、該ボタン穴の縁に、その抜け止め用の
フランジ21aを係合する状態で、表ケース内側に配置
された可撓性の材料からなる板ベース22の上に、接着
剤を介して、固定したものである。なお、一般な構造と
して、上述の皿ばね23は、シート状の保持シート24
に配列された取付穴に配置され、保持シート24に接着
・保持されている。
に、従来の携帯無線機器の操作ボタン構造においては、
押圧力によってスナップスルーする導電性の皿ばね23
を介して、ケース内に配置されるプリント基板25上に
配列されたスイッチ素子(図示せず)に対向して、操作
ボタンを備えており、この操作ボタンは、平面視で概
ね、楕円形をなす、一定の肉厚の硬質性のキートップ部
材21を、表ケース内側から、表ケースに形成されたボ
タン穴に嵌合し、該ボタン穴の縁に、その抜け止め用の
フランジ21aを係合する状態で、表ケース内側に配置
された可撓性の材料からなる板ベース22の上に、接着
剤を介して、固定したものである。なお、一般な構造と
して、上述の皿ばね23は、シート状の保持シート24
に配列された取付穴に配置され、保持シート24に接着
・保持されている。
【0004】特に、板ベース22には、皿ばね23に対
向する個所で、肉厚の接触部22aが形成されており、
キートップ部材21を押圧した際に、弾性変形しなが
ら、皿ばね23をスナップスルーして、前述のスイッチ
素子をオン状態にする。また、キートップ部材21に接
着された個所をボタン本体として、その周囲に薄肉の可
撓部分22bを備えていて、接触部22aの上下の動き
を確保している。
向する個所で、肉厚の接触部22aが形成されており、
キートップ部材21を押圧した際に、弾性変形しなが
ら、皿ばね23をスナップスルーして、前述のスイッチ
素子をオン状態にする。また、キートップ部材21に接
着された個所をボタン本体として、その周囲に薄肉の可
撓部分22bを備えていて、接触部22aの上下の動き
を確保している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここでの問題点は、以
下の通りである。即ち、第1に、皿ばね23のスナップ
スルーに際して発生するクリック音は、キートップ部材
21に加える、スイッチオンのための押圧力(皿ばねの
スナップスルーのための反発エネルギー)に比例して生
じるので、クリック音(携帯無線機器などの精密機器で
は、不調和なので、できるだけ避けたい音)を低減する
には、押圧力を低減する必要があるが、上述の操作ボタ
ン構造では、接触部22aを弾性変形するためのエネル
ギーが加算される分、押圧力を大きくしなければならな
いという問題がある。
下の通りである。即ち、第1に、皿ばね23のスナップ
スルーに際して発生するクリック音は、キートップ部材
21に加える、スイッチオンのための押圧力(皿ばねの
スナップスルーのための反発エネルギー)に比例して生
じるので、クリック音(携帯無線機器などの精密機器で
は、不調和なので、できるだけ避けたい音)を低減する
には、押圧力を低減する必要があるが、上述の操作ボタ
ン構造では、接触部22aを弾性変形するためのエネル
ギーが加算される分、押圧力を大きくしなければならな
いという問題がある。
【0006】また、接触部22aの弾性変形分を考慮し
て、可撓部分22bの撓み代をB−B’にしなければな
らないので、機器の薄型化の障害となり、また、キート
ップ部材21の押圧ストロークが長くなり、操作性が悪
い。
て、可撓部分22bの撓み代をB−B’にしなければな
らないので、機器の薄型化の障害となり、また、キート
ップ部材21の押圧ストロークが長くなり、操作性が悪
い。
【0007】第2に、キートップ部材21を板状ベース
22に接着するので、機器の最終の外観検査において、
そのキートップ部材の1つでも、不良が認められると、
板状ベース22と共に、これに取り付けた全てのキート
ップ部材を交換しなければならないので、生産ライン上
での歩留まりが低下し、コストに影響するという問題が
ある。特に、キートップ部材21は、少なくとも、その
露出する部分において、多色の塗装・印刷工程が必要で
あり、また、キートップ部材21と板状ベース22との
組立て・接着工程に多大の工数を要するので、外観不良
による損失が甚だ大きい。
22に接着するので、機器の最終の外観検査において、
そのキートップ部材の1つでも、不良が認められると、
板状ベース22と共に、これに取り付けた全てのキート
ップ部材を交換しなければならないので、生産ライン上
での歩留まりが低下し、コストに影響するという問題が
ある。特に、キートップ部材21は、少なくとも、その
露出する部分において、多色の塗装・印刷工程が必要で
あり、また、キートップ部材21と板状ベース22との
組立て・接着工程に多大の工数を要するので、外観不良
による損失が甚だ大きい。
【0008】また、最近、喧しくなったリサイクルにお
いても、キートップ部材21と板状ベース22とが別材
質で構成されていると、分離が不可能で、産業廃棄物扱
いとなり、リサイクルできないという問題もある。
いても、キートップ部材21と板状ベース22とが別材
質で構成されていると、分離が不可能で、産業廃棄物扱
いとなり、リサイクルできないという問題もある。
【0009】本発明は、上記事情に基づいてなされたも
ので、その目的は、クリック音を低減し、また、押圧ス
トロークを最小限にして、操作性を向上すると共に、キ
ートップ部材とボタン本体を形成した板状ベースとの分
離が可能で、生産ライン上での無駄を可及的に排除し、
コスト低減を図ると共に、原料削減、および、リサイク
ルができる構造とした電子機器の操作ボタン構造を提供
することである。
ので、その目的は、クリック音を低減し、また、押圧ス
トロークを最小限にして、操作性を向上すると共に、キ
ートップ部材とボタン本体を形成した板状ベースとの分
離が可能で、生産ライン上での無駄を可及的に排除し、
コスト低減を図ると共に、原料削減、および、リサイク
ルができる構造とした電子機器の操作ボタン構造を提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明では、押圧力によってスナップスルーする
皿ばねを介して、基板上に配列されたスイッチ素子に対
向する操作ボタンを備えた、電子機器の操作ボタン構造
において、前記操作ボタンは、可撓部分を介して共通の
板状ベースに形成されるボタン本体と、中央内側におい
て皿ばね近傍まで延出した円柱状の操作部を有すると共
に前記ボタン本体に着脱可能に被嵌する椀形のキートッ
プ部材とから構成されており、前記可撓部分は、前記ボ
タン本体周りに形成された前記板状ベースの薄肉部であ
り、前記板状ベースおよびボタン本体は、その可撓部分
と共に一体成形されたゴム、あるいは、可撓性を有する
合成樹脂製であり、前記キートップ部材は、表ケースの
内側で、該表ケースのボタン穴の縁に係合できる抜け止
め用のフランジを有し、その円柱状の操作部を、前記ボ
タン本体の中央に形成した管状の結合部に、所要の圧入
代で着脱可能に嵌合させていることを特徴とする。
めに、本発明では、押圧力によってスナップスルーする
皿ばねを介して、基板上に配列されたスイッチ素子に対
向する操作ボタンを備えた、電子機器の操作ボタン構造
において、前記操作ボタンは、可撓部分を介して共通の
板状ベースに形成されるボタン本体と、中央内側におい
て皿ばね近傍まで延出した円柱状の操作部を有すると共
に前記ボタン本体に着脱可能に被嵌する椀形のキートッ
プ部材とから構成されており、前記可撓部分は、前記ボ
タン本体周りに形成された前記板状ベースの薄肉部であ
り、前記板状ベースおよびボタン本体は、その可撓部分
と共に一体成形されたゴム、あるいは、可撓性を有する
合成樹脂製であり、前記キートップ部材は、表ケースの
内側で、該表ケースのボタン穴の縁に係合できる抜け止
め用のフランジを有し、その円柱状の操作部を、前記ボ
タン本体の中央に形成した管状の結合部に、所要の圧入
代で着脱可能に嵌合させていることを特徴とする。
【0011】この場合、本発明の実施の形態として、前
記キートップ部材は、硬質の合成樹脂、あるいは、金属
で形成されていることが好ましい。
記キートップ部材は、硬質の合成樹脂、あるいは、金属
で形成されていることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図3を参照して、具体的に説明する。なお、図1
〜図3は本発明の実施の形態を示す。
ないし図3を参照して、具体的に説明する。なお、図1
〜図3は本発明の実施の形態を示す。
【0013】図1は本発明に係わる携帯無線機器の外観
斜視図であり、図2は図1の内部構成を示す分解斜視図
である。本発明においては、特に、操作ボタン構造に、
その特徴があるので、これを図3の断面で詳細に示して
いる。
斜視図であり、図2は図1の内部構成を示す分解斜視図
である。本発明においては、特に、操作ボタン構造に、
その特徴があるので、これを図3の断面で詳細に示して
いる。
【0014】先ず、図1〜図2を参照して、携帯無線機
器の全体構成を概略説明する。本発明に係わる操作ボタ
ンは、薄肉の可撓部分20d(図3を参照)を介して共
通の板状ベース20に多数、配列・形成される板状のボ
タン本体20aと、押圧力によってスナップスルーする
皿ばね3近傍まで延出した円柱形状の操作部19aを有
すると共にボタン本体20aに着脱可能に被嵌する、例
えば、操作部19aの周りに肉抜き(材料節約のため)
の空間19bを有する、椀形のキートップ部材19とか
ら構成されている。
器の全体構成を概略説明する。本発明に係わる操作ボタ
ンは、薄肉の可撓部分20d(図3を参照)を介して共
通の板状ベース20に多数、配列・形成される板状のボ
タン本体20aと、押圧力によってスナップスルーする
皿ばね3近傍まで延出した円柱形状の操作部19aを有
すると共にボタン本体20aに着脱可能に被嵌する、例
えば、操作部19aの周りに肉抜き(材料節約のため)
の空間19bを有する、椀形のキートップ部材19とか
ら構成されている。
【0015】なお、この実施の形態では、キートップ部
材19は、ポリカーボネイトやアクリルなどの硬質の合
成樹脂か、マグネシウムやアルミニウムなどの金属材料
で構成する。また、可撓部分20dと共に板状ベース2
0のボタン本体20aとが、天然ゴムや可撓性のある軟
質合成樹脂(シリコンゴム、エラストマー)で一体に形
成されている。また、操作部19aはボタン本体20a
の中央に形成した円筒状の結合部20bに着脱可能に嵌
合し、その底部の薄肉部20cまで延びている。
材19は、ポリカーボネイトやアクリルなどの硬質の合
成樹脂か、マグネシウムやアルミニウムなどの金属材料
で構成する。また、可撓部分20dと共に板状ベース2
0のボタン本体20aとが、天然ゴムや可撓性のある軟
質合成樹脂(シリコンゴム、エラストマー)で一体に形
成されている。また、操作部19aはボタン本体20a
の中央に形成した円筒状の結合部20bに着脱可能に嵌
合し、その底部の薄肉部20cまで延びている。
【0016】この結合部20bは、操作部19aの長手
方向に所要の嵌合代を持っていて、操作部19aを圧入
・係止する機能を満足させている(結合部20bの内径
は操作部19aの円柱形より若干小さく設定されてお
り、圧入時の適切な弾性抵抗を生じさせている)。な
お、実装上の制約により十分な圧入代が確保できない場
合、接着剤によるキートップ部19とベース部20の接
合・固定を要するが、リサイクルの面からすると、着脱
できる方がよい。
方向に所要の嵌合代を持っていて、操作部19aを圧入
・係止する機能を満足させている(結合部20bの内径
は操作部19aの円柱形より若干小さく設定されてお
り、圧入時の適切な弾性抵抗を生じさせている)。な
お、実装上の制約により十分な圧入代が確保できない場
合、接着剤によるキートップ部19とベース部20の接
合・固定を要するが、リサイクルの面からすると、着脱
できる方がよい。
【0017】また、この実施の形態では、操作部19a
の先端は、結合部20bの底部の薄肉部20cを介し
て、皿ばねに近接するので、その薄肉部20cの弾性変
形を考慮する必要はなく、従って、クリック音の低減の
効果がある。また、薄肉部20cの有無は、設計時、任
意に選択することが可能であり、もし必要ない場合に
は、操作部19aを更に延長して、皿ばねに直接当接さ
せる構成にすればよい。
の先端は、結合部20bの底部の薄肉部20cを介し
て、皿ばねに近接するので、その薄肉部20cの弾性変
形を考慮する必要はなく、従って、クリック音の低減の
効果がある。また、薄肉部20cの有無は、設計時、任
意に選択することが可能であり、もし必要ない場合に
は、操作部19aを更に延長して、皿ばねに直接当接さ
せる構成にすればよい。
【0018】また、機器筐体としては、表ケース16と
裏ケース17とが用意されており、裏ケース17には、
電池14が装着されている。また、皿ばね3は、導電性
材料で構成されており、一般的な構造として、各ボタン
本体20aに対向して、シート状の保持シート4に配列
された取付穴4aに配置され、保持シート4に接着・保
持されている。そして、この皿ばね3に対応して、プリ
ント基板5上には、スイッチ素子6が配置されており、
プリント基板5の所要の回路構成に接続されている。
裏ケース17とが用意されており、裏ケース17には、
電池14が装着されている。また、皿ばね3は、導電性
材料で構成されており、一般的な構造として、各ボタン
本体20aに対向して、シート状の保持シート4に配列
された取付穴4aに配置され、保持シート4に接着・保
持されている。そして、この皿ばね3に対応して、プリ
ント基板5上には、スイッチ素子6が配置されており、
プリント基板5の所要の回路構成に接続されている。
【0019】なお、この実施の形態では、プリント基板
5上には、保持フレーム10を介して、液晶11が装着
されており、そして、液晶11の端子は、フレキシブル
プリント板12を介して、プリント基板5上の回路構成
に接続されている。また、表ケース16は、裏ケース1
7に対して、その一端に設けたフック17aに係脱自在
に係合され、また、その他端に設けた貫通孔17bを介
して挿通される止めビス13によって結合される。更
に、表ケース16には、液晶表示のためのスクリーン付
き窓18が設けてあり、更に、プリント基板上に設けた
レシーバ7、マイク8に対応して、レシーバ7の音を外
部に発するためのレシーバ音孔16a、マイク8へ音声
を取り込むためのマイク用孔16cが形成されている。
5上には、保持フレーム10を介して、液晶11が装着
されており、そして、液晶11の端子は、フレキシブル
プリント板12を介して、プリント基板5上の回路構成
に接続されている。また、表ケース16は、裏ケース1
7に対して、その一端に設けたフック17aに係脱自在
に係合され、また、その他端に設けた貫通孔17bを介
して挿通される止めビス13によって結合される。更
に、表ケース16には、液晶表示のためのスクリーン付
き窓18が設けてあり、更に、プリント基板上に設けた
レシーバ7、マイク8に対応して、レシーバ7の音を外
部に発するためのレシーバ音孔16a、マイク8へ音声
を取り込むためのマイク用孔16cが形成されている。
【0020】また、表ケース16には、前述のスイッチ
素子6に対向して、ボタン穴16bが配列・形成されて
おり、ここには、キートップ部材19が、その頂部を遊
嵌させた状態で対応している。なお、この実施の形態で
は、キートップ部材19は、表ケース16の内側で、そ
のボタン穴16bの縁に係合できる抜け止め用のフラン
ジ19cを有するもので、その頂部の外部露出面には、
機能表記、例えば、数字が表示してある。また、キート
ップ部材19は、その椀形の縁部分を、ボタン本体20
aの周囲に当接させている。
素子6に対向して、ボタン穴16bが配列・形成されて
おり、ここには、キートップ部材19が、その頂部を遊
嵌させた状態で対応している。なお、この実施の形態で
は、キートップ部材19は、表ケース16の内側で、そ
のボタン穴16bの縁に係合できる抜け止め用のフラン
ジ19cを有するもので、その頂部の外部露出面には、
機能表記、例えば、数字が表示してある。また、キート
ップ部材19は、その椀形の縁部分を、ボタン本体20
aの周囲に当接させている。
【0021】なお、この実施の形態では、表ケース16
に対する、裏ケース17の接合縁には、表ケースの嵌合
縁の内側の段部との間で、板状ベース20の周縁、保持
シート4、プリント基板5の各縁を挟持するためのリブ
17dが形成されていて、これにより、機器内におけ
る、それらの位置決めがなされる。また、図中、符号1
5は前述の電池14をロックするためのロック摘み、1
4aは電池14を裏ケース17に係止するための係止
孔、14bは電池14の端子、9はこれに対応してプリ
ント基板に設けた端子、また、17cは電池14の端子
14bからケース内部のプリント基板5の回路構成に接
続するためのリード用の貫通孔である。
に対する、裏ケース17の接合縁には、表ケースの嵌合
縁の内側の段部との間で、板状ベース20の周縁、保持
シート4、プリント基板5の各縁を挟持するためのリブ
17dが形成されていて、これにより、機器内におけ
る、それらの位置決めがなされる。また、図中、符号1
5は前述の電池14をロックするためのロック摘み、1
4aは電池14を裏ケース17に係止するための係止
孔、14bは電池14の端子、9はこれに対応してプリ
ント基板に設けた端子、また、17cは電池14の端子
14bからケース内部のプリント基板5の回路構成に接
続するためのリード用の貫通孔である。
【0022】このような構成では、キートップ部材19
の操作部19aの先端で、結合部20bの底部の薄肉部
20cを介して、皿ばね3を押圧して、スナップスルー
する(皿ばねは、ある一定の降伏点を過ぎると一気に弾
性変形する)ので、皿ばね3自体の反発力のみがキース
トップ部材19に掛かるから、従来に比べて、その押圧
力を小さくでき、クリック音を小さくできる。そして、
皿ばね3の導電性により、スイッチ素子をオン状態にす
る。しかも、キートップ部材19の操作部19aが皿ば
ね3に接近しているので、A−A’の押圧ストロークだ
けでよいから、操作性も向上される。
の操作部19aの先端で、結合部20bの底部の薄肉部
20cを介して、皿ばね3を押圧して、スナップスルー
する(皿ばねは、ある一定の降伏点を過ぎると一気に弾
性変形する)ので、皿ばね3自体の反発力のみがキース
トップ部材19に掛かるから、従来に比べて、その押圧
力を小さくでき、クリック音を小さくできる。そして、
皿ばね3の導電性により、スイッチ素子をオン状態にす
る。しかも、キートップ部材19の操作部19aが皿ば
ね3に接近しているので、A−A’の押圧ストロークだ
けでよいから、操作性も向上される。
【0023】また、キートップ部材19は、ボタン本体
20aに対して、個別に着脱できるので、機器の最終の
外観検査で、幾つかのキートップ部材19の頂部に不良
(塗装不良や機能表記の不良など)があっても、それの
みを、修理工程で交換すればよいので、生産ライン上で
の歩留まりを向上でき、コストの低減が図れ、また、組
立に際しては、接着工程が省ける。しかも、リサイクル
の観点からすれば、キートップ部材19とボタン本体2
0aを含む板状ベースとが別材質であっても、分離する
ことが容易なので、産業廃棄物とならず、リサイクルが
可能である。
20aに対して、個別に着脱できるので、機器の最終の
外観検査で、幾つかのキートップ部材19の頂部に不良
(塗装不良や機能表記の不良など)があっても、それの
みを、修理工程で交換すればよいので、生産ライン上で
の歩留まりを向上でき、コストの低減が図れ、また、組
立に際しては、接着工程が省ける。しかも、リサイクル
の観点からすれば、キートップ部材19とボタン本体2
0aを含む板状ベースとが別材質であっても、分離する
ことが容易なので、産業廃棄物とならず、リサイクルが
可能である。
【0024】図3の(a)はキートップ部材19が押圧
・操作されていない状態を示しており、(b)はキート
ップ部材19の押圧下の状態を示している。この操作
を、従来のボタン構造(図4を参照)の操作と対比しな
がら説明すると、図3の(a)において、薄肉部20c
の肉厚Aは図3の(b)において、操作部19aと皿バ
ネ3とに挟圧されてA’となる。その結果、皿ばね3の
スナップスルー時のエネルギーは、キートップ部材19
の押下応力と薄肉部20cの弾性変形による反発力と皿
バネ自体のスナップスルーのエネルギーの総和となる
(キートップ部材19の押圧ストロークはA−A’)。
これに対して、従来のボタン構造における板ベース22
は、その接触部22a(板ベース22の厚肉部の厚さ=
B)が弾性変形するもので、皿ばねの良好なクリック感
を得るために、接触部22aの変形後の寸法はB’とな
る。このため、この発明の構成との比較すると、キート
ップ部材の押し下げストロークが過大である(A−A’
<B−B’)。
・操作されていない状態を示しており、(b)はキート
ップ部材19の押圧下の状態を示している。この操作
を、従来のボタン構造(図4を参照)の操作と対比しな
がら説明すると、図3の(a)において、薄肉部20c
の肉厚Aは図3の(b)において、操作部19aと皿バ
ネ3とに挟圧されてA’となる。その結果、皿ばね3の
スナップスルー時のエネルギーは、キートップ部材19
の押下応力と薄肉部20cの弾性変形による反発力と皿
バネ自体のスナップスルーのエネルギーの総和となる
(キートップ部材19の押圧ストロークはA−A’)。
これに対して、従来のボタン構造における板ベース22
は、その接触部22a(板ベース22の厚肉部の厚さ=
B)が弾性変形するもので、皿ばねの良好なクリック感
を得るために、接触部22aの変形後の寸法はB’とな
る。このため、この発明の構成との比較すると、キート
ップ部材の押し下げストロークが過大である(A−A’
<B−B’)。
【0025】この実施の形態では、以上説明したよう
に、キートップ部材19内側の空間と板ベース20のボ
タン本体に対応する領域に、空間19bを設けることに
より、部品の軽量化が推進されるばかりでなく、クリッ
ク音の低減という局面においても、従来のボタン構造に
比して、優れた効果が得られる。
に、キートップ部材19内側の空間と板ベース20のボ
タン本体に対応する領域に、空間19bを設けることに
より、部品の軽量化が推進されるばかりでなく、クリッ
ク音の低減という局面においても、従来のボタン構造に
比して、優れた効果が得られる。
【0026】そして、この実施の形態においては、無接
着による組立て容易性、組み付け後のキートップ個別の
交換、および、廃棄時の分解容易性が確保されている。
着による組立て容易性、組み付け後のキートップ個別の
交換、および、廃棄時の分解容易性が確保されている。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したようになり、押
圧力によってスナップスルーする皿ばねを介して、基板
上に配列されたスイッチ素子に対向する操作ボタンを備
えた、電子機器の操作ボタン構造において、前記操作ボ
タンは、可撓部分を介して共通の板状ベースに形成され
るボタン本体と、中央内側において皿ばね近傍まで延出
した円柱状の操作部を有すると共に前記ボタン本体に着
脱可能に被嵌する椀形のキートップ部材とから構成され
ており、前記可撓部分は、前記ボタン本体周りに形成さ
れた前記板状ベースの薄肉部であり、前記板状ベースお
よびボタン本体は、その可撓部分と共に一体成形された
ゴム、あるいは、可撓性を有する合成樹脂製であり、前
記キートップ部材は、表ケースの内側で、該表ケースの
ボタン穴の縁に係合できる抜け止め用のフランジを有
し、その円柱状の操作部を、前記ボタン本体の中央に形
成した円筒形状の結合部に、所要の圧入代で着脱可能に
嵌合させている。
圧力によってスナップスルーする皿ばねを介して、基板
上に配列されたスイッチ素子に対向する操作ボタンを備
えた、電子機器の操作ボタン構造において、前記操作ボ
タンは、可撓部分を介して共通の板状ベースに形成され
るボタン本体と、中央内側において皿ばね近傍まで延出
した円柱状の操作部を有すると共に前記ボタン本体に着
脱可能に被嵌する椀形のキートップ部材とから構成され
ており、前記可撓部分は、前記ボタン本体周りに形成さ
れた前記板状ベースの薄肉部であり、前記板状ベースお
よびボタン本体は、その可撓部分と共に一体成形された
ゴム、あるいは、可撓性を有する合成樹脂製であり、前
記キートップ部材は、表ケースの内側で、該表ケースの
ボタン穴の縁に係合できる抜け止め用のフランジを有
し、その円柱状の操作部を、前記ボタン本体の中央に形
成した円筒形状の結合部に、所要の圧入代で着脱可能に
嵌合させている。
【0028】従って、従来のような過大なクリック音が
避けられ、クリック音を低下できると共に、キートップ
部材の操作ストロークを小さくでき、操作性が向上され
る。また、従来のように、板状ベースにあるボタン本体
に対してキートップ部材を接着するのではなく、板状ベ
ース側の円筒形状の結合部に円柱状の操作部を、圧入の
みの作業で組み付けが可能となり、作業性を向上させて
いる。また、キートップ部材の組み付け後の外観検査に
おいて、キートップ部材の印字、塗装、メッキ、蒸着な
どの2次加工の外観不良が発見された場合でも、その個
所のキートップ部材のみを交換すればよいので、従来の
ような、接着によるキートップ部材と板状ベースとの組
み付けの場合のように、1個のキートップ部材の不良で
も、キー・シート全体を交換する必要がなくなり、生産
性の上で、歩留まりを向上し、コストの低減が可能とな
る。更に、リサイクルの面からは、部品廃棄時におい
て、異種材料であるキートップ部材と板状ベースとを容
易に分解し、廃棄することができ、産業廃棄物として廃
棄する必要がなくなるなどの効果を奏する。
避けられ、クリック音を低下できると共に、キートップ
部材の操作ストロークを小さくでき、操作性が向上され
る。また、従来のように、板状ベースにあるボタン本体
に対してキートップ部材を接着するのではなく、板状ベ
ース側の円筒形状の結合部に円柱状の操作部を、圧入の
みの作業で組み付けが可能となり、作業性を向上させて
いる。また、キートップ部材の組み付け後の外観検査に
おいて、キートップ部材の印字、塗装、メッキ、蒸着な
どの2次加工の外観不良が発見された場合でも、その個
所のキートップ部材のみを交換すればよいので、従来の
ような、接着によるキートップ部材と板状ベースとの組
み付けの場合のように、1個のキートップ部材の不良で
も、キー・シート全体を交換する必要がなくなり、生産
性の上で、歩留まりを向上し、コストの低減が可能とな
る。更に、リサイクルの面からは、部品廃棄時におい
て、異種材料であるキートップ部材と板状ベースとを容
易に分解し、廃棄することができ、産業廃棄物として廃
棄する必要がなくなるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる携帯電話機の外観を示す斜視図
である。
である。
【図2】同じく、要部を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態の構成を(a)および
(b)で示す断面図である。
(b)で示す断面図である。
【図4】従来の構成を(a)および(b)で示す断面図
である。
である。
【符号の説明】 3 皿ばね 4 保持シート 4a 保持穴 5 プリント基板 6 スイッチ素子 7 レシーバ 8 マイク 9 端子 10 フレーム 11 液晶 12 フレキシブル・プリント基板 13 ビス 14 電池 14a 係止孔 14b 端子 15 ロック摘み 16 表ケース 16a レシーバ音孔 16b ボタン穴 16c マイク用孔 17 裏ケース 17a フック 17b、17c 貫通孔 17d リブ 18 スクリーン付き窓 19 キートップ部材 19a 操作部 19b 空間19c フランジ 20 板状ベース 20a 板状のボタン本体 20b 円筒形状の結合部 20c 薄肉部20d 可撓部 21 キートップ部材 21a フランジ 22 板状ベース 22a 接触部 22b 可撓部分
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
Claims (7)
- 【請求項1】 押圧力によってスナップスルーする皿ば
ねを介して、基板上に配列されたスイッチ素子に対向す
る操作ボタンを備えた、電子機器の操作ボタン構造にお
いて、前記操作ボタンは、可撓部分を介して共通の板状
ベースに形成されるボタン本体と、皿ばね近傍まで延出
した操作部を有すると共に前記ボタン本体に着脱可能に
被嵌するキートップ部材とから構成されていることを特
徴とする電子機器の操作ボタン構造。 - 【請求項2】 前記可撓部分は、前記ボタン本体周りに
形成された前記板状ベースの薄肉部であることを特徴と
する請求項1に記載の電子機器の操作ボタン構造。 - 【請求項3】 前記板状ベースおよびボタン本体は、そ
の可動部分と共に一体成形されたゴム、あるいは、可撓
性を有する合成樹脂製であることを特徴とする請求項1
あるいは2に記載の電子機器の操作ボタン構造。 - 【請求項4】 前記キートップ部材は、表ケースの内側
で、そのボタン穴の縁に係合できる抜け止め用のフラン
ジを有する椀形をしており、前記ボタン本体に形成した
突起状部分に着脱可能に被嵌されていることを特徴とす
る請求項1〜3の何れかに記載の電子機器の操作ボタン
構造。 - 【請求項5】 前記キートップ部材は、表ケースの内側
で、そのボタン穴の縁に係合できる抜け止め用のフラン
ジを有する椀形をしており、その操作部を前記ボタン本
体の中央に形成した結合部に、所要の圧入代で着脱可能
に嵌合されていることを特徴とする請求項1〜3の何れ
かに記載の電子機器の操作ボタン構造。 - 【請求項6】 前記キートップ部材の結合部は管状であ
り、その底部を貫通して、あるいは、その底部の薄肉部
を介して、前記キートップ部材の操作部が、皿ばねに近
接・対向していることを特徴とする請求項5に記載の電
子機器の操作ボタン構造。 - 【請求項7】 前記キートップ部材は、硬質の合成樹
脂、あるいは、金属で形成されていることを特徴とする
請求項1〜6の何れかに記載の電子機器の操作ボタン構
造。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11017382A JP2000215754A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 電子機器の操作ボタン構造 |
| US09/491,161 US6355890B1 (en) | 1999-01-26 | 2000-01-26 | Button structure for an electronic apparatus |
| GB0001820A GB2346484B (en) | 1999-01-26 | 2000-01-26 | Button structure for an electronic apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11017382A JP2000215754A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 電子機器の操作ボタン構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000215754A true JP2000215754A (ja) | 2000-08-04 |
Family
ID=11942468
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11017382A Pending JP2000215754A (ja) | 1999-01-26 | 1999-01-26 | 電子機器の操作ボタン構造 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6355890B1 (ja) |
| JP (1) | JP2000215754A (ja) |
| GB (1) | GB2346484B (ja) |
Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
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| TWI232398B (en) * | 2004-02-12 | 2005-05-11 | Asustek Comp Inc | Electronic apparatus and button structure |
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| DE102005014563A1 (de) * | 2005-03-02 | 2006-09-07 | Huf Hülsbeck & Fürst Gmbh & Co. Kg | Elektronischer Schlüssel |
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| JP2007066746A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Fujitsu Ltd | 筐体の防排水構造、及び電子機器 |
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| TWM409474U (en) * | 2011-03-15 | 2011-08-11 | D Link Corp | Button structure with bent connecting rod |
| JP5095835B2 (ja) * | 2011-03-17 | 2012-12-12 | パナソニック株式会社 | 携帯端末装置 |
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| DE102019106868A1 (de) * | 2019-03-18 | 2020-09-24 | Minimax Viking Research & Development Gmbh | Trägerkomponente eines Gehäuses einer Gefahrenmelderzentrale und eine Gefahrenmelderzentrale, vorzugsweise einer Einbruch-, Brandmelder- und/oder Löschsteuerzentrale |
Family Cites Families (12)
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