JP2000217544A - ダンピング予防食品 - Google Patents
ダンピング予防食品Info
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Abstract
経管投与にも適しているダンピング予防食品を提供する
こと。 【解決手段】 ローメトキシルペクチン、アルギン酸お
よびカラギーナンから選択される1種又は2種以上の増
粘材を含む溶液からなるダンピング予防食品。
Description
品に関する。詳しくは、流動食を用いて栄養摂取をして
いる場合の副作用である「ダンピング」を予防するため
の食品に関する。
は、胃の中に一定量以上の流動食がたまると、流動食が
急速に胃から腸に落下する(ダンピング)ため、糖質が
急速に吸収されて高血糖症となったり、下痢の症状(以
下、これらの症状を「ダンピング症候群」という)が生
ずる。従来より、このような症状を予防するために、流
動食の投与速度を落としたり、流動食をゲル化して摂取
させたりしていた。
度を落とすと長時間投与し続けなければならず、また流
動食をゲル化すると強制的に押し込まなければならず、
経管投与する場合チューブに詰まってしまうという問題
があった。したがって、本発明は流動食摂取によるダン
ピングを予防或いは防止し、また、経管投与にも適して
いるダンピング予防食品を提供することを目的としてな
されたものである。
を解決するために種々検討した結果本発明を完成した。
すなわち、本発明は、(1)ローメトキシルペクチン、
アルギン酸およびカラギーナンから選択される1種又は
2種以上の増粘材を含む溶液からなるダンピング予防食
品、(2) ローメトキシルペクチン、アルギン酸およ
びカラギーナンから選択される1種又は2種以上の増粘
材を含む溶液とカルシウム溶液とを対にしてなるダンピ
ング予防食品、(3) ラムダカラギーナンを含む溶液
とカゼインマグネシウム溶液とを対にしてなるダンピン
グ予防食品、(4) ローメトキシルペクチンを含む溶
液と、固形分換算でローメトキシルペクチン1gに対し
てカルシウム70〜120mgを含有するカルシウム溶
液とを対にしてなるダンピング予防食品、(5) 増粘
材を含む溶液の濃度が0.5〜12w/v%である請求
項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のダンピング予
防食品、からなるものである。
尚、本発明において「%」は特に記載のない限り「重量
%」を意味する。本発明において「ダンピング予防食
品」とは、流動食を経管投与している患者に、流動食を
投与する前または後に、或いは同時にダンピング症候群
になるのを予防/防止するために経管投与する食品をい
う。このようなダンピングを予防し得る本発明のダンピ
ング予防食品は、その一態様として、ローメトキシルペ
クチン、アルギン酸、カラギーナンから選択される1種
又は2種以上の増粘材を含む溶液からなるものである。
(以下、「LMペクチン」ともいう)」とは、エステル
化度が50%以下のペクチンをいう。LMペクチンには
カルシウムと反応して粘度を上げる性質があり、本発明
ではこの反応或いは性質を利用している。すなわち、L
Mペクチンが流動食の中に含まれているカルシウムと胃
の中で反応して粘度を上げることによりダンピングを予
防/防止するものである。LMペクチンとしては、例え
ば、レモン、ライム、オレンジ、グレープフルーツ等の
柑橘ペクチンやリンゴペクチン等があげられる。このよ
うなLMペクチンは、流動食1000kcalに対して
6g以上とするとよい。これは、後述の試験例の結果か
ら明らかなように、流動食を、ダンピングを防止しうる
適度な粘度にし得る割合だからである。しかしあまり多
すぎても効果はほとんど変らないことから30g程度を
限度とするとよい。
から抽出して得られる親水コロイド性多糖類をいい、ア
ルギン酸ナトリウム(以下、「アルギン酸Na」ともい
う)を含むものである。これら多糖類はカルシウムと反
応してゲル化する性質があり、本発明ではこの反応或い
は性質を利用している。後述の試験例の結果から明らか
なように、これら多糖類は、流動食1000kcalに
対して9g以上用いるとよい。しかしあまり多すぎても
効果はほとんど変らないことから45g程度を限度とす
るとよい。
れぞれカッパ型、イオタ型、およびラムダ型に分類され
るカラギーナンをいう。前2者はカルシウムと反応して
ゲル化し、粘度を上げる性質があり、また、ラムダ型の
ものは乳蛋白質、例えば、カゼインナトリウム、アルブ
ミン、ホエーなどと反応してゲル化し、粘度を上げる性
質がある。特に、イオタ型カラギーナンはマグネシウム
とも反応してゲル化する性質があり、本発明ではこれら
の反応或いは性質を利用している。これらカラギーナン
は、流動食1000kcalに対して、0.5g以上用
るとよい。しかしあまり多すぎても効果はほとんど変ら
ないことから2.5g程度を限度とするとよい。
して、上記した増粘材の1種又は2種以上を含む溶液か
らなるものである。増粘材の組合せは任意である。ここ
において「溶液」とは、水溶液をいう。一般的には清水
が用いられる。具体的には、増粘材を清水に溶かして溶
液とするが、濃度は0.5〜12w/v%以下とするの
が望ましい。これは、その濃度が薄すぎると多量に摂食
する必要があるためダンピング予防食品として好ましく
なく、一方濃すぎると経管投与する場合にチューブに詰
まってしまうからである。
トキシルペクチン、アルギン酸およびカラギーナンから
選択される1種又は2種以上の増粘材を含む溶液と、カ
ルシウム溶液とを対にしてなるダンピング予防食品を提
供するものである。カルシウム含量が少ない流動食を用
いる際には、このように、別途カルシウム溶液を用いる
とよい。その場合、増粘材溶液とカルシウム溶液とを対
にする。「対にする」とは、それぞれの溶液を別々に包
装したものが1セット(キット)になっていることをい
う。
適していればその形態は特に限定するものではない。例
えば、塩化カルシウム、酢酸カルシウム、醗酵L型乳酸
カルシウム、合成乳酸カルシウム、グルコン酸カルシウ
ム、第一リン酸カルシウム、リンゴ酸カルシウム、硫酸
カルシウム、水酸化カルシウム、クエン酸カルシウム、
第二リン酸カルシウム、第三リン酸カルシウム、骨粉、
炭酸カルシウム、貝殻粉、卵殻粉などをあげることがで
きるが、清水への溶解度が高くてカルシウム含量が多い
点から、塩化カルシウム、乳酸カルシウム、グルコン酸
カルシウムが好ましい。これらのカルシウムの1種又は
2種以上を清水に溶かしてカルシウム溶液とする。濃度
は特に問わないが、固形分換算で、例えば、LMペクチ
ン1gに対してカルシウム70〜120mgとなるよう
にするとよい。これは、後述の試験例の結果からも明ら
かなように、増粘材とカルシウムとが反応して、流動食
を、ダンピングを防止しうる適度な粘度にし得る割合だ
からである。
は、その包材や容器の形態に関しては特に問わず、例え
ば、透明パウチ(ポリエチレン製の袋)、アルミパウチ
袋などが好ましく用いられる。
て、本発明のダンピング予防食品の製造方法について説
明する。まず、LMペクチン溶液を用意する。LMペク
チンを清水に溶解し、所望の容器に充填密封する。次い
で、長期間保存させる場合には、好ましくは105〜1
21℃で5〜60分間加熱滅菌する。尚、得られた溶液
を食用酸、例えばクエン酸でpHを調整(pH3〜4)
した場合は、加熱温度は90〜95℃程度にまで下げて
もよい。
液、乳蛋白質の溶液などとの組合せによる本発明の別の
態様のダンピング予防食品の場合には、別途これら溶液
を用意する。カルシウム、マグネシウム、或いは乳蛋白
質を清水に溶解し、所望の容器に充填密封する。長期間
保存させる場合には、好ましくは105〜121℃で5
〜60分間加熱滅菌する。これを増粘材を含む溶液、例
えば、上述の容器入りLMペクチン溶液と対にして本発
明のダンピング予防食品とする。
む溶液或いはカルシウムなどの溶液は、容器に充填する
前に、好ましくは105〜121℃に加熱し、次いで、
無菌的に所望の容器に充填密封してもよい。
グ予防食品は、流動食を使用している患者に用いること
ができる。その方法としては、増粘材を含む溶液のみを
用いる場合は、例えば、LMペクチン溶液を投与した
後、通常摂取している流動食を投与する。或いは、増粘
材を含む溶液とカルシウム溶液などとの組合せによる場
合は、例えば、LMペクチン溶液とカルシウム溶液とを
対にしてなるダンピング予防食品の場合を例として説明
するならば、LMペクチン溶液と流動食を順次投与した
後、カルシウム溶液を投与する。LMペクチン溶液とカ
ルシウム溶液は、どちらを先に投与してもさしつかえな
いが、チューブの中で両者が反応して凝固することを防
ぐため、両者を投与する間に少量の清水を投与してチュ
ーブを洗浄するとよい。また別の方法として、LMペク
チン溶液を投与した後、予めカルシウム溶液を混合した
流動食を投与してもよい。更に別の方法として、LMペ
クチン溶液と流動食とを順次投与したのち、カルシウム
溶液を投与してもよい。この方法が好ましい。
に流動食を使用している患者、例えば脳障害があって咀
しゃくえん下力がない患者や胃を手術して固形物が摂取
できない患者に用いることができるが、その際ダンピン
グを予防/防止し得るのは、流動食とダンピング予防食
品が胃内で混ざり合い、LMペクチン等の多糖類が、流
動食に含まれているカチオン(カルシウム、マグネシウ
ムなど)と、或いは別途補充したこれらカチオン溶液中
のカチオンと反応して適度に(粘度500mPa・S以
上)ゲル化し、その結果胃内の食物(流動食)の粘度が
上昇し、腸への急速な落下が防止され、ダンピング予防
になっているものと推察される。このことは、後の試験
例でも示すように、流動食を投与するに当たって本発明
のダンピング予防食品を投与すると、血糖値の急激な上
昇や下痢が起こらないことから明らかである。
更に詳しく説明する。 実施例1 2.8w/v%LMペクチン溶液を100mlずつアル
ミパウチに充填密封し、110℃で30分間加熱滅菌
し、本発明のダンピング予防食品とした。本発明のダン
ピング予防食品を、1日に流動食1200kcalを経
管的に3回に分けて投与している咀しゃくえん下力のな
い患者に対し次のようにして用いた。本発明のダンピン
グ予防食品1袋分を注射器で経管的に注入した後、通常
どおり一回投与分の流動食を経管投与する。このような
方法を1週間続けたところ、この患者は流動食を投与し
ても血糖値は正常であり、また下痢を1回も起こさなか
った。
ルミパウチに充填密封し、110℃で30分間加熱滅菌
する。一方、1w/v%塩化カルシウム溶液を40ml
ずつアルミパウチに充填密封し、110℃で30分間加
熱滅菌する。このようにして得られた、LMペクチン溶
液とカルシウム溶液とを対にして、本発明のダンピング
予防食品とした。本発明のダンピング予防食品を、1日
に流動食1200kcalを経管的に3回に分けて投与
している咀しゃくえん下力のない患者に対し次のように
して用いた。まず、LMペクチン溶液1袋分を注射器で
経管的に注入した後、通常どおり一回投与分の流動食を
経管投与する。さらにカルシウム溶液1袋分を投与す
る。このような方法を1週間続けたところ、この患者は
流動食を投与しても血糖値は正常であり、また下痢を1
回も起こさなかった。
つアルミパウチに充填密封し、110℃で30分間加熱
滅菌する。一方、1w/v%カゼインマグネシウム溶液
を40mlずつアルミパウチに充填密封し、110℃で
30分間加熱滅菌する。このようにして得られた、ラム
ダカラギーナン溶液とカゼインマグネシウム溶液とを対
にして、本発明のダンピング予防食品とした。本発明の
ダンピング予防食品を、1日に流動食1200kcal
を経管的に3回に分けて投与している咀しゃくえん下力
のない患者に対し次のようにして用いた。まず、ラムダ
カラギーナン溶液1袋分を注射器で経管的に注入した
後、通常どおり一回投与分の流動食を経管投与する。さ
らにカゼインマグネシウム溶液1袋分を投与する。この
ような方法を1週間続けたところ、この患者は流動食を
投与しても血糖値は正常であり、また下痢を1回も起こ
さなかった。
(1対1)溶液にクエン酸溶液を加え、pHを3.8に
調整し、アルミパウチ袋に50mlずつ充填し、95℃
で10分間加熱した。一方、1w/v%グルコン酸カル
シウム溶液を105℃で8分間加熱した。ポアサイズ
0.2μのフィルターでろ過し、滅菌済のポリエチレン
製の袋に無菌的に50mlずつ充填密封した。このよう
にして得られた、アルギン酸ナトリウムとLMペクチン
(1対1)溶液とカルシウム溶液とを対にして、本発明
のダンピング予防食品とした。本発明のダンピング予防
食品を実施例2と同様にして患者に投与したところ、こ
の患者は流動食を投与しても血糖値は正常であり、また
下痢を1回も起こさなかった。
ンの量) 試験方法:市販の液状流動食(1kcal/ml:カル
シウム60mg%含有)1000mlに表1に示すよう
な濃度(w/v%)のLMペクチン溶液100mlを加
え、粘度を測定した。 試験結果:表1に示すとおりである。すなわち表より、
流動食1000kcalに対し、LMペクチン6.0g
以上であるとダンピングを予防できる粘度(500mP
a・S以上)になることが理解できる。
ナトリウムの量) 試験方法:市販の液状流動食(1kcal/ml:カル
シウム60mg%含有)1000mlに表2に示すよう
な濃度(w/v%)のアルギン酸ナトリウム溶液100
mlを加え、粘度を測定した。 試験結果:表2に示すとおりである。すなわち表より、
流動食1000kcalに対し、アルギン酸ナトリウム
9.0g以上であるとダンピングを予防できる粘度(5
00mPa・S以上)になることが理解できる。
ギーナンの量) 試験方法:市販の液状流動食(1kcal/ml:カゼ
インナトリウム3g%含有)1000mlに表3に示す
ような濃度(w/v%)のラムダカラギーナン溶液10
0mlを加え、粘度を測定した。 試験結果:表3に示すとおりである。すなわち表より、
流動食1000kcalに対し、ラムダカラギーナン
0.5g以上であるとダンピングを予防できる粘度(5
00mPa・S以上)になることが理解できる。
ムの量) 試験方法:市販の流動食(1kcal/ml:カルシウ
ム30mg%含有)1000mlに、LMペクチン10
0ml(5w/v%)と表4に示すような濃度のカルシ
ウム溶液100mlとを順次加え、粘度を測定した。 試験結果:表4に示すとおりである。すなわち表より、
固形分換算でLMペクチン1gに対し、カルシウム70
〜120mgであるとダンピングを予防できる粘度(5
00mPa・S以上)になることが理解できる。
い患者10名をランダムに選び、これらの患者にそれぞ
れ朝昼夕の一日3回、市販の流動食(1kcal/m
l:カルシウム60mg%含有)400mlを60分か
けて経管投与した。そしてこの投与を3日間行った。ま
た、上記投与の次の日に、上記患者10名にそれぞれ朝
昼夕の3回、まず2.8w/v%LMペクチン溶液10
0gを5分かけて経管投与した後、市販の流動食(1k
cal/ml:カルシウム60mg%含有)400ml
を60分かけて経管投与した。そしてこの投与を3日間
行った。流動食のみの投与が終了した3日目の夕方に、
それぞれの患者から流動食投与直後、その後30分おき
に6回採血して、その血糖値を測定すると共に、患者が
下痢を起こしているか調査した。また、ペクチン溶液と
流動食の併用投与が終了した3日目の夕方に、それぞれ
の患者に対して、上記流動食のみの投与の場合と同じテ
ストをして血糖値と下痢の状況を調査した。 試験結果: (1)血糖値は表5に示すように変化する。これをグラ
フ化すると図1のようになり、流動食のみの投与では投
与後血糖値が正常域を大きく越えるのに対して、ペクチ
ン溶液を併用投与した場合、血糖値がほぼ正常域に収ま
ることが理解できる。尚、図1(図2乃至図6も同じ)
中の正常域(上限)、正常域(下限)は日本糖尿病学会
で基準とされている血糖値の指標である。 (2)また、流動食のみの投与では患者10名全員が下
痢を起こしたが、その後ペクチン溶液を併用投与したら
7名に症状の改善がみられた。
与効果) 試験方法:試験例5の2.8w/v%LMペクチン溶液
の代わりに4.0w/v%アルギン酸ナトリウム溶液を
用い、試験例5と同じテストを行った。 試験結果: (1)血糖値は表6に示すように変化する。これをグラ
フ化すると図2のようになり、アルギン酸ナトリウム溶
液を併用投与すると血糖値がほぼ正常域に収まることが
理解できる。 (2)また、流動食のみの投与では患者10名全員が下
痢を起こしたが、その後アルギン酸ナトリウム溶液を併
用投与したら7名に症状の改善がみられた。
効果) 試験方法:試験例5の2.8w/v%LMペクチン溶液
の代わりに1.0w/v%ラムダカラギーナン溶液を用
い、試験例5と同じテストを行った。 試験結果: (1)血糖値は表7に示すように変化する。これをグラ
フ化すると図3のようになり、ラムダカラギーナン溶液
を併用投与すると血糖値がほぼ正常域に収まることが理
解できる。 (2)また、流動食のみの投与では患者10名全員が下
痢を起こしたが、その後ラムダカラギーナン溶液を併用
投与したら6名に症状の改善がみられた。
リウム溶液の投与効果) 試験方法:試験例5の2.8w/v%LMペクチン溶液
の代わりに4.0w/v%LMペクチン、アルギン酸ナ
トリウム(2:1)溶液を用い、試験例5と同じテスト
を行った。 試験結果: (1)血糖値は表8に示すように変化する。これをグラ
フ化すると図4のようになり、LMペクチン、アルギン
酸ナトリウム溶液を併用投与すると血糖値がほぼ正常域
に収まることが理解できる。 (2)また、流動食のみの投与では患者10名全員が下
痢を起こしたが、その後LMペクチン、アルギン酸ナト
リウム溶液を併用投与したら8名に症状の改善がみられ
た。
ルシウム溶液を対にした投与効果) 試験方法:試験例5の2.8w/v%LMペクチン溶液
の代わりに4.0w/v%アルギン酸ナトリウム溶液を
用い、また流動食を経管投与後さらに1.0w/v%カ
ルシウム溶液35gを3分かけて経管投与した他は試験
例5と同じテストを行った。 試験結果: (1)血糖値は表9に示すように変化する。これをグラ
フ化すると図5のようになり、アルギン酸ナトリウム溶
液とカルシウム溶液を対にして併用投与すると血糖値が
正常域に収まることが理解できる。 (2)また、流動食のみの投与では患者10名全員が下
痢を起こしたが、その後アルギン酸ナトリウム溶液とカ
ルシウム溶液を対にして併用投与したら7名に症状の改
善がみられた。
ンマグネシウム溶液を対にした投与効果) 試験方法:試験例5の2.8w/v%LMペクチン溶液
の代わりに1.0w/v%ラムダカラギーナン溶液を用
い、また流動食を経管投与後さらに1.0w/v%カゼ
インマグネシウム溶液50gを5分かけて経管投与した
他は試験例5と同じテストを行った。 試験結果: (1)血糖値は表10に示すように変化する。これをグ
ラフ化すると図6のようになり、ラムダカラギーナン溶
液とカゼインマグネシウム溶液を対にして併用投与する
と血糖値が正常域に収まることが理解できる。 (2)また、流動食のみの投与では患者10名全員が下
痢を起こしたが、その後ラムダカラギーナン溶液とカゼ
インマグネシウム溶液を対にして併用投与したら9名に
症状の改善がみられた。
予防食品の使用により、ダンピングが予防されて血糖値
を正常域に保ち、下痢を起こさずに患者に流動食を摂取
させることができる。
り、
示す。
た場合を示す。
場合を示す。
トリウムを用いた場合を示す。
い、かつカルシウム溶液を対にして投与した場合を示
す。
かつカゼインマグネシウム溶液を対にして投与した場合
を示す。
5)
を解決するために種々検討した結果本発明を完成した。
すなわち、本発明は、(1)ダンピングを予防するため
の溶液であって、ローメトキシルペクチン、アルギン酸
およびカラギーナンから選択される1種又は2種以上の
増粘材を含む溶液からなるダンピング予防食品、(2)
ダンピングを予防するための溶液であって、ローメトキ
シルペクチン、アルギン酸およびカラギーナンから選択
される1種又は2種以上の増粘材を含む溶液とカルシウ
ム溶液とを対にしてなるダンピング予防食品、(3)ラ
ムダカラギーナンを含む溶液とカゼインマグネシウム溶
液とを対にしてなるダンピング予防食品、(4)ダンピ
ングを予防するための溶液であって、ローメトキシルペ
クチンを含む溶液と、固形分換算でローメトキシルペク
チン1gに対してカルシウム70〜120mgを含有す
るカルシウム溶液とを対にしてなるダンピング予防食
品、(5)ダンピングを予防するための溶液であって、
増粘材を含む溶液の濃度が0.5〜12w/v%である
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のダンピン
グ予防食品、からなるものである。
Claims (5)
- 【請求項1】ローメトキシルペクチン、アルギン酸およ
びカラギーナンから選択される1種又は2種以上の増粘
材を含む溶液からなるダンピング予防食品。 - 【請求項2】ローメトキシルペクチン、アルギン酸およ
びカラギーナンから選択される1種又は2種以上の増粘
材を含む溶液とカルシウム溶液とを対にしてなるダンピ
ング予防食品。 - 【請求項3】ラムダカラギーナンを含む溶液とカゼイン
マグネシウム溶液とを対にしてなるダンピング予防食
品。 - 【請求項4】ローメトキシルペクチンを含む溶液と、固
形分換算でローメトキシルペクチン1gに対してカルシ
ウム70〜120mgを含有するカルシウム溶液とを対
にしてなるダンピング予防食品。 - 【請求項5】増粘材を含む溶液の濃度が0.5〜12w
/v%である、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
記載のダンピング予防食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019228A JP3140426B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ダンピング予防食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019228A JP3140426B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ダンピング予防食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000217544A true JP2000217544A (ja) | 2000-08-08 |
| JP3140426B2 JP3140426B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=11993531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11019228A Expired - Fee Related JP3140426B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | ダンピング予防食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3140426B2 (ja) |
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