JP2000217856A - 角膜手術装置 - Google Patents
角膜手術装置Info
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- JP2000217856A JP2000217856A JP11019470A JP1947099A JP2000217856A JP 2000217856 A JP2000217856 A JP 2000217856A JP 11019470 A JP11019470 A JP 11019470A JP 1947099 A JP1947099 A JP 1947099A JP 2000217856 A JP2000217856 A JP 2000217856A
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- rotating shaft
- corneal surgery
- rotation
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 清潔に手術を行うため、簡単な構造で回転シ
ャフトと軸受けとの間に付与された潤滑液の漏れを防
ぐ。 【解決手段】 モータによって回転シャフトを回転さ
せ、回転シャフトの回転を横振動に変換してブレードに
伝え、横振動するブレードによって患者眼角膜を層状に
切開する角膜手術装置において、回転シャフトに潤滑液
防止溝または部材を設け、回転シャフトを回転可能に保
持する軸受けと回転シャフトとの間に付与される潤滑液
の漏れを回転シャフトの回転による遠心力を利用して防
止する。
ャフトと軸受けとの間に付与された潤滑液の漏れを防
ぐ。 【解決手段】 モータによって回転シャフトを回転さ
せ、回転シャフトの回転を横振動に変換してブレードに
伝え、横振動するブレードによって患者眼角膜を層状に
切開する角膜手術装置において、回転シャフトに潤滑液
防止溝または部材を設け、回転シャフトを回転可能に保
持する軸受けと回転シャフトとの間に付与される潤滑液
の漏れを回転シャフトの回転による遠心力を利用して防
止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は角膜屈折矯正手術等
の際に患者眼角膜を層状に切開する角膜手術装置に関す
る。
の際に患者眼角膜を層状に切開する角膜手術装置に関す
る。
【0002】
【従来技術】近年、角膜屈折矯正手術のために、角膜の
一端(ヒンジ)を残して角膜上皮から実質に至る厚さ1
50μmほどの部分を層状に切開することによってフラ
ップを形成し、その後エキシマレーザ光によって実質を
矯正屈折量分切除し、再びそのフラップを戻すというL
ASIK手術(Laser in Situ Keratomileusis)が注目
されている。このLASIK手術においては、角膜を層
状に切開するために、マイクロケラトーム(Microkerat
ome )と称される角膜手術装置が使用されている。
一端(ヒンジ)を残して角膜上皮から実質に至る厚さ1
50μmほどの部分を層状に切開することによってフラ
ップを形成し、その後エキシマレーザ光によって実質を
矯正屈折量分切除し、再びそのフラップを戻すというL
ASIK手術(Laser in Situ Keratomileusis)が注目
されている。このLASIK手術においては、角膜を層
状に切開するために、マイクロケラトーム(Microkerat
ome )と称される角膜手術装置が使用されている。
【0003】マイクロケラトームとしては、サクション
リングを角膜輪部から結膜の表面にかけて吸着固定さ
せ、角膜押え部材によって角膜を平坦に押圧し、ブレー
ド(刃)を横振動させながらヒンジ方向に移動させるこ
とにより、角膜を略一様な厚さで層状に切開するものが
知られている。
リングを角膜輪部から結膜の表面にかけて吸着固定さ
せ、角膜押え部材によって角膜を平坦に押圧し、ブレー
ド(刃)を横振動させながらヒンジ方向に移動させるこ
とにより、角膜を略一様な厚さで層状に切開するものが
知られている。
【0004】ブレードを横振動させる機構としては、モ
ータ、モータによって回転する回転軸、回転軸を回転可
能に保持する軸受け、回転軸によって伝達されたモータ
の回転を横振動に変換してブレードに伝える部材、など
を備えるものが提案されている。角膜を均一且つ容易に
切開するためにはブレードを高速で横振動させる必要が
あるため、回転軸はモータによって高速回転される。そ
して、回転軸と軸受けとの間には回転をスムーズにする
ための潤滑油が付与されている。
ータ、モータによって回転する回転軸、回転軸を回転可
能に保持する軸受け、回転軸によって伝達されたモータ
の回転を横振動に変換してブレードに伝える部材、など
を備えるものが提案されている。角膜を均一且つ容易に
切開するためにはブレードを高速で横振動させる必要が
あるため、回転軸はモータによって高速回転される。そ
して、回転軸と軸受けとの間には回転をスムーズにする
ための潤滑油が付与されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな潤滑油は回転軸先端部側の僅かな隙間から漏れ出し
てくることがあり、手術の清潔感を損なうおそれがあ
る。これを防ぐために潤滑油を省いてしまうと、回転軸
の回転がスムーズに行われず、さらに、高速回転する回
転軸と軸受けとの間の摩擦による摩擦熱や摩耗粉を発生
させるおそれがある。軸受けをボールベアリングのよう
なものにすれば潤滑油を省くことができるが、構造が複
雑になり装置が大きくなってしまうといった問題が生じ
る。
うな潤滑油は回転軸先端部側の僅かな隙間から漏れ出し
てくることがあり、手術の清潔感を損なうおそれがあ
る。これを防ぐために潤滑油を省いてしまうと、回転軸
の回転がスムーズに行われず、さらに、高速回転する回
転軸と軸受けとの間の摩擦による摩擦熱や摩耗粉を発生
させるおそれがある。軸受けをボールベアリングのよう
なものにすれば潤滑油を省くことができるが、構造が複
雑になり装置が大きくなってしまうといった問題が生じ
る。
【0006】本発明は、上記問題点を鑑み、簡単な構造
で潤滑液の漏れを防いで清潔に手術ができる角膜手術装
置を提供することを技術課題とする。
で潤滑液の漏れを防いで清潔に手術ができる角膜手術装
置を提供することを技術課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0008】(1) 患者眼角膜をブレードによって層
状に切開する角膜手術装置において、前記ブレードを横
振動させるためのエネルギを発生する駆動手段と、該駆
動手段によるエネルギによって回転される回転軸と、該
回転軸の回転を横振動に変換して前記ブレードに伝える
伝達手段と、前記回転軸を回転可能に保持する軸受け
と、前記回転軸に設けられ該軸受けと回転軸との間に付
与される潤滑液の漏れを回転軸の回転による遠心力を利
用して防止する漏れ防止手段と、を有することを特徴と
する。
状に切開する角膜手術装置において、前記ブレードを横
振動させるためのエネルギを発生する駆動手段と、該駆
動手段によるエネルギによって回転される回転軸と、該
回転軸の回転を横振動に変換して前記ブレードに伝える
伝達手段と、前記回転軸を回転可能に保持する軸受け
と、前記回転軸に設けられ該軸受けと回転軸との間に付
与される潤滑液の漏れを回転軸の回転による遠心力を利
用して防止する漏れ防止手段と、を有することを特徴と
する。
【0009】(2) (1)の角膜手術装置において、
前記漏れ防止手段は前記回転軸に設けられた溝であり、
該溝はブレード側に向かって深くなっていることを特徴
とする。
前記漏れ防止手段は前記回転軸に設けられた溝であり、
該溝はブレード側に向かって深くなっていることを特徴
とする。
【0010】(3) (2)の角膜手術装置において、
前記溝は複数個設けられていることを特徴とする。
前記溝は複数個設けられていることを特徴とする。
【0011】(4) (2)または(3)の角膜手術装
置において、前記溝は前記回転軸が円錐状になるように
設けられていることを特徴とする。
置において、前記溝は前記回転軸が円錐状になるように
設けられていることを特徴とする。
【0012】(5) (2)または(3)の角膜手術装
置において、前記溝は前記回転軸上に螺旋状に設けられ
ていることを特徴とする。
置において、前記溝は前記回転軸上に螺旋状に設けられ
ていることを特徴とする。
【0013】(6) (1)の角膜手術装置において、
前記漏れ防止手段は前記回転軸に設けられた鍔状の漏れ
防止部材であり、該漏れ防止部材はブレードの反対側に
向かって広がっていることを特徴とする。
前記漏れ防止手段は前記回転軸に設けられた鍔状の漏れ
防止部材であり、該漏れ防止部材はブレードの反対側に
向かって広がっていることを特徴とする。
【0014】(7) (1)の角膜手術装置は、さら
に、前記ブレードを切開方向に直進移動させる送り手段
を有し、前記回転軸は前記ブレードと共に該送り手段に
よって直進移動されることを特徴とする。
に、前記ブレードを切開方向に直進移動させる送り手段
を有し、前記回転軸は前記ブレードと共に該送り手段に
よって直進移動されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態を図面に基
づいて説明する。図1(a)は本発明に係る角膜手術装
置の上方視図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図
及び制御系概略図である。
づいて説明する。図1(a)は本発明に係る角膜手術装
置の上方視図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図
及び制御系概略図である。
【0016】1はマイクロケラトーム本体であり、1a
は手術中に術者が把持する把持部である。本体1の前側
(図中の左側)には、患者眼に固定するためのサクショ
ン部3と、角膜を切開するブレード20(後述する)を
持ちサクション部3上を直進移動するカッティング部2
とが設けられている。
は手術中に術者が把持する把持部である。本体1の前側
(図中の左側)には、患者眼に固定するためのサクショ
ン部3と、角膜を切開するブレード20(後述する)を
持ちサクション部3上を直進移動するカッティング部2
とが設けられている。
【0017】本体1内には、カッティング部2を切開方
向へ直進移動させるための送り用モータ11と、ブレー
ド20に横振動を与えるための振動用モータ12とが固
設されている。送り用モータ11の回転軸には、カッテ
ィング部2を直進移動させる距離分のネジ部を備えた送
りネジ13が連結されている。送りネジ13には取付部
材14が螺合し、取付部材14には振動用モータ12
と、カッティング部2が連結される連結部材17とが固
定されている。送り用モータ11の正逆回転により、送
りネジ13及び取付部材14を介して振動用モータ12
及び連結部材17が前後移動し、これによってカッティ
ング部2が前後移動する。連結部材17は回転シャフト
15の軸受けを兼ねており、回転シャフト15を回転可
能に保持している。回転シャフト15の先端には回転中
心から偏った位置に偏心軸16が植設されており、偏心
軸16はブレード20に横振動を与える(後述する)。
向へ直進移動させるための送り用モータ11と、ブレー
ド20に横振動を与えるための振動用モータ12とが固
設されている。送り用モータ11の回転軸には、カッテ
ィング部2を直進移動させる距離分のネジ部を備えた送
りネジ13が連結されている。送りネジ13には取付部
材14が螺合し、取付部材14には振動用モータ12
と、カッティング部2が連結される連結部材17とが固
定されている。送り用モータ11の正逆回転により、送
りネジ13及び取付部材14を介して振動用モータ12
及び連結部材17が前後移動し、これによってカッティ
ング部2が前後移動する。連結部材17は回転シャフト
15の軸受けを兼ねており、回転シャフト15を回転可
能に保持している。回転シャフト15の先端には回転中
心から偏った位置に偏心軸16が植設されており、偏心
軸16はブレード20に横振動を与える(後述する)。
【0018】回転シャフト15と連結部材17との間に
は、回転シャフト15の高速回転(本実施例では9,000
〜10,000rpm)をスムーズにするための潤滑油等の潤滑
液が付与されている。これにより、高速回転する回転シ
ャフト15と連結部材17との間の摩擦による摩擦熱や
摩耗粉の発生を抑えることができる。
は、回転シャフト15の高速回転(本実施例では9,000
〜10,000rpm)をスムーズにするための潤滑油等の潤滑
液が付与されている。これにより、高速回転する回転シ
ャフト15と連結部材17との間の摩擦による摩擦熱や
摩耗粉の発生を抑えることができる。
【0019】図2は回転シャフト15に設けられた潤滑
液の漏れを防止する溝について説明する図であり、図2
(a)は回転シャフト15及び連結部材17に関する図
1(b)の拡大図、図2(b)は回転シャフト15をカ
ッティング部2側(図2(a)の左側)から見た斜視図
である。
液の漏れを防止する溝について説明する図であり、図2
(a)は回転シャフト15及び連結部材17に関する図
1(b)の拡大図、図2(b)は回転シャフト15をカ
ッティング部2側(図2(a)の左側)から見た斜視図
である。
【0020】回転シャフト15には、その回転中心を頂
点とした円錐状になるように形成された液漏れ防止溝1
8が2個設けられている。この液漏れ防止溝18はカッ
ティング部2側が深く、振動用モータ12側(矢印B方
向)に向かって浅くなっている。このような形状によ
り、回転シャフト15が振動用モータ12の回転によっ
て高速回転すると、回転シャフト15と連結部材17と
の間に付与された潤滑液が遠心力によって矢印B方向へ
戻される。これにより、カッティング部2側の僅かな隙
間からの潤滑液の漏れを防ぐことができる。
点とした円錐状になるように形成された液漏れ防止溝1
8が2個設けられている。この液漏れ防止溝18はカッ
ティング部2側が深く、振動用モータ12側(矢印B方
向)に向かって浅くなっている。このような形状によ
り、回転シャフト15が振動用モータ12の回転によっ
て高速回転すると、回転シャフト15と連結部材17と
の間に付与された潤滑液が遠心力によって矢印B方向へ
戻される。これにより、カッティング部2側の僅かな隙
間からの潤滑液の漏れを防ぐことができる。
【0021】次に、カッティング部2及びサクション部
3の構成を図3、図4に基づいて説明する。図3
(a),(b)はカッティング部2及びサクション部3
に関する図1(a),(b)の拡大図である。図4は図
3(b)のC−C断面図である。
3の構成を図3、図4に基づいて説明する。図3
(a),(b)はカッティング部2及びサクション部3
に関する図1(a),(b)の拡大図である。図4は図
3(b)のC−C断面図である。
【0022】カッティング部2は、角膜を切開するため
のブレード20と、ブレード20を横振動可能に保持す
るブレードホルダー21a及びホルダーブロック21b
と、偏心軸16によって生じる横振動をブレード20に
伝える振動伝達部材22と、取付部材23cによってホ
ルダーブロック21bに固設された角膜押え部23とか
ら構成される。ホルダーブロック21bの内部には回転
シャフト15が挿入される回転穴が設けられ、連結部材
17の先端部が固定されている。
のブレード20と、ブレード20を横振動可能に保持す
るブレードホルダー21a及びホルダーブロック21b
と、偏心軸16によって生じる横振動をブレード20に
伝える振動伝達部材22と、取付部材23cによってホ
ルダーブロック21bに固設された角膜押え部23とか
ら構成される。ホルダーブロック21bの内部には回転
シャフト15が挿入される回転穴が設けられ、連結部材
17の先端部が固定されている。
【0023】ブレード20はステンレス、スティール等
を刃先に使用した金属ブレードや、ダイアモンド、サフ
ァイア等の鉱物を刃先に使用した鉱物ブレードが利用さ
れ、水平面に対して適当な角度でブレードホルダー21
aとホルダーブロック21bとの間で横振動可能に保持
されている。ブレードホルダー21a側にはブレード2
0が載置される部分に浅い凹部210aが形成されてお
り、凹部210aの横幅はブレード20の横振動による
振動幅より大きくしてある。
を刃先に使用した金属ブレードや、ダイアモンド、サフ
ァイア等の鉱物を刃先に使用した鉱物ブレードが利用さ
れ、水平面に対して適当な角度でブレードホルダー21
aとホルダーブロック21bとの間で横振動可能に保持
されている。ブレードホルダー21a側にはブレード2
0が載置される部分に浅い凹部210aが形成されてお
り、凹部210aの横幅はブレード20の横振動による
振動幅より大きくしてある。
【0024】振動伝達部材22はブレード20に固定さ
れており、ホルダーブロック21bに形成された受け溝
210b内で横方向に移動可能になっている。振動伝達
部材22には偏心軸16に係合する縦溝22aが形成さ
れており、振動用モータ12の回転駆動により回転シャ
フト15が回転すると、その先端に取り付けられた偏心
軸16が縦溝22aに係合して横方向への駆動力が働
く。これにより、振動伝達部材22と共にブレード20
が横振動する。
れており、ホルダーブロック21bに形成された受け溝
210b内で横方向に移動可能になっている。振動伝達
部材22には偏心軸16に係合する縦溝22aが形成さ
れており、振動用モータ12の回転駆動により回転シャ
フト15が回転すると、その先端に取り付けられた偏心
軸16が縦溝22aに係合して横方向への駆動力が働
く。これにより、振動伝達部材22と共にブレード20
が横振動する。
【0025】角膜押え部23はブレード20の前側(図
中の左側)に設けられており、ブレード20による切開
に先立って、カッティング部2の進行に伴い患者眼角膜
を平坦に押圧する。ブレード20が角膜押え部23によ
って平坦に押圧された角膜を切開することにより、均一
な層状のフラップが形成される。
中の左側)に設けられており、ブレード20による切開
に先立って、カッティング部2の進行に伴い患者眼角膜
を平坦に押圧する。ブレード20が角膜押え部23によ
って平坦に押圧された角膜を切開することにより、均一
な層状のフラップが形成される。
【0026】なお、ブレードホルダー21aに取り付け
られたブレード20の刃先と角膜押え部23の下面との
間隔は150μm程度として、角膜上皮をこの厚さで層
状に切開できるようにしている。
られたブレード20の刃先と角膜押え部23の下面との
間隔は150μm程度として、角膜上皮をこの厚さで層
状に切開できるようにしている。
【0027】サクション部3は固設部材30、サクショ
ンリング31、サクションパイプ32等から構成されて
おり、サクションリング31は固設部材30によって本
体1に固設されている。サクションリング31は断面形
状がコの字型の略円筒形状をしており、患者眼に当接さ
せるための円形の凹部31aと、凹部31aに対して同
心円である開口部31bとが形成されている。手術の
際、サクションリング31が患者眼に設置されると、患
者眼角膜は開口部31bから上部に突出し、患者眼にサ
クションリング31の下端部と開口部31bの開口端部
が当接され、その当接によって吸引用の空間Sが確保さ
れる。
ンリング31、サクションパイプ32等から構成されて
おり、サクションリング31は固設部材30によって本
体1に固設されている。サクションリング31は断面形
状がコの字型の略円筒形状をしており、患者眼に当接さ
せるための円形の凹部31aと、凹部31aに対して同
心円である開口部31bとが形成されている。手術の
際、サクションリング31が患者眼に設置されると、患
者眼角膜は開口部31bから上部に突出し、患者眼にサ
クションリング31の下端部と開口部31bの開口端部
が当接され、その当接によって吸引用の空間Sが確保さ
れる。
【0028】サクションパイプ32はサクションリング
31に植設されており、図示なきバキューム用チューブ
と接続され、そのバキューム用チューブはポンプ41ま
で伸延している。サクションパイプ32内部に設けられ
た吸引通路32aは凹部31aと連通しており、ポンプ
41によって吸引通路32aを介して空間S内の空気を
吸引排出することにより、サクションリング31を患者
眼に吸着固定する。この固定に際しては、術者が把持部
1aを保持することによって開口部31bの位置決定を
容易にし、装置を安定して保持することができる。
31に植設されており、図示なきバキューム用チューブ
と接続され、そのバキューム用チューブはポンプ41ま
で伸延している。サクションパイプ32内部に設けられ
た吸引通路32aは凹部31aと連通しており、ポンプ
41によって吸引通路32aを介して空間S内の空気を
吸引排出することにより、サクションリング31を患者
眼に吸着固定する。この固定に際しては、術者が把持部
1aを保持することによって開口部31bの位置決定を
容易にし、装置を安定して保持することができる。
【0029】また、サクションリング31には圧力検出
用のパイプ33aが植設されており、パイプ33aは図
示なきチューブによって圧力検出器33に接続されてい
る。圧力検出器33はパイプ33aを介し、ポンプ41
によって吸引された空間S内の空気圧を検出する。制御
部40は圧力検出器33の検出した空気圧に基づき、送
り用モータ11、振動用モータ12、ポンプ41等の動
作を制御する。
用のパイプ33aが植設されており、パイプ33aは図
示なきチューブによって圧力検出器33に接続されてい
る。圧力検出器33はパイプ33aを介し、ポンプ41
によって吸引された空間S内の空気圧を検出する。制御
部40は圧力検出器33の検出した空気圧に基づき、送
り用モータ11、振動用モータ12、ポンプ41等の動
作を制御する。
【0030】以上のような構成を備える装置において、
以下に動作について説明する。術者は予めマーカー等の
器具によって患者眼角膜に付けられた印に基づき、サク
ションリング31(本体1)の傾き状態や瞳孔中心の位
置などを確認しながら、瞳孔中心に対して開口31bの
中心を位置決めしてサクションリング31を患者眼上に
配置する。
以下に動作について説明する。術者は予めマーカー等の
器具によって患者眼角膜に付けられた印に基づき、サク
ションリング31(本体1)の傾き状態や瞳孔中心の位
置などを確認しながら、瞳孔中心に対して開口31bの
中心を位置決めしてサクションリング31を患者眼上に
配置する。
【0031】サクションリング31を設置した後、術者
は本体1の位置や態勢を保持した状態で、ポンプ41を
作動させてサクションリング31と患者眼との間の空間
S内の空気を吸引し、空気圧を低下させる(陰圧に向か
わせる)。ポンプ41の作動は空間S内の空気圧が一定
値まで下がると(十分な陰圧になると)、その空気圧を
維持するように制御部40によって制御される。これに
より、サクションリング31は患者眼に吸着固定され
る。
は本体1の位置や態勢を保持した状態で、ポンプ41を
作動させてサクションリング31と患者眼との間の空間
S内の空気を吸引し、空気圧を低下させる(陰圧に向か
わせる)。ポンプ41の作動は空間S内の空気圧が一定
値まで下がると(十分な陰圧になると)、その空気圧を
維持するように制御部40によって制御される。これに
より、サクションリング31は患者眼に吸着固定され
る。
【0032】装置の固定が完了したら、術者はフットス
イッチ42を操作し、送り用モータ11及び振動用モー
タ12をそれぞれ回転駆動させる。制御部40はフット
スイッチ42による駆動指示信号の入力により、固定ま
たは可変設定された振動数でブレード20が横振動する
ように振動用モータ12の回転を制御する。
イッチ42を操作し、送り用モータ11及び振動用モー
タ12をそれぞれ回転駆動させる。制御部40はフット
スイッチ42による駆動指示信号の入力により、固定ま
たは可変設定された振動数でブレード20が横振動する
ように振動用モータ12の回転を制御する。
【0033】また、制御部40は、固定または可変設定
された送り速度に従って送り用モータ11の回転を制御
し、カッティング部2をヒンジ方向へ直進移動させる。
このとき、回転シャフト15はブレード20へ横振動を
付与するための回転動作をしながら、カッティング部2
と一体となって進行方向へスライドする。
された送り速度に従って送り用モータ11の回転を制御
し、カッティング部2をヒンジ方向へ直進移動させる。
このとき、回転シャフト15はブレード20へ横振動を
付与するための回転動作をしながら、カッティング部2
と一体となって進行方向へスライドする。
【0034】ブレード20の先端がヒンジ部を残して切
開しフラップの形成が完了したら、送り用モータ11を
逆回転させカッティング部2を初期位置へ戻す。この際
には、振動用モータ12の回転を止めるというように各
モータを別々に制御することにより、不必要なブレード
20の振動を回避しつつフラップからブレード20を引
き抜く。これにより、形成したフラップが途中で切れた
りする可能性を低減することができる。
開しフラップの形成が完了したら、送り用モータ11を
逆回転させカッティング部2を初期位置へ戻す。この際
には、振動用モータ12の回転を止めるというように各
モータを別々に制御することにより、不必要なブレード
20の振動を回避しつつフラップからブレード20を引
き抜く。これにより、形成したフラップが途中で切れた
りする可能性を低減することができる。
【0035】カッティング部2を初期位置に戻した後、
空間S内に空気を流入させて吸着を解除して装置(サク
ションリング31)を取り外す。その後レーザ光により
矯正屈折力分の実質切除を行い、フラップを戻すことで
手術を終了する。
空間S内に空気を流入させて吸着を解除して装置(サク
ションリング31)を取り外す。その後レーザ光により
矯正屈折力分の実質切除を行い、フラップを戻すことで
手術を終了する。
【0036】なお、前述したような液漏れ防止溝は様々
な変容が可能である。図5、図6は回転シャフト15に
設けられた液漏れ防止溝の変容例について説明する図で
あり、図5(a)は回転シャフト15及び連結部材17
に関する図1(b)の拡大図、図5(b)は回転シャフ
ト15をカッティング部2側(図5(a)の左側)から
見た斜視図、図6は回転シャフト15をカッティング部
2側(図5(a)の左側)から見た図である。
な変容が可能である。図5、図6は回転シャフト15に
設けられた液漏れ防止溝の変容例について説明する図で
あり、図5(a)は回転シャフト15及び連結部材17
に関する図1(b)の拡大図、図5(b)は回転シャフ
ト15をカッティング部2側(図5(a)の左側)から
見た斜視図、図6は回転シャフト15をカッティング部
2側(図5(a)の左側)から見た図である。
【0037】回転シャフト15の表面には、その回転中
心を中心に120度間隔で、螺旋状に形成された液漏れ
防止溝19が3個設けられている。この液漏れ防止溝1
9はカッティング部2側が深く、振動用モータ12側
(矢印B方向)に向かって浅くなっている。このような
形状により、回転シャフト15が振動用モータ12の回
転によって高速回転すると、回転シャフト15と連結部
材17との間に付与された潤滑液が遠心力によって矢印
B方向へ戻される。これにより、カッティング部2側の
僅かな隙間からの潤滑液の漏れを防ぐことができる。
心を中心に120度間隔で、螺旋状に形成された液漏れ
防止溝19が3個設けられている。この液漏れ防止溝1
9はカッティング部2側が深く、振動用モータ12側
(矢印B方向)に向かって浅くなっている。このような
形状により、回転シャフト15が振動用モータ12の回
転によって高速回転すると、回転シャフト15と連結部
材17との間に付与された潤滑液が遠心力によって矢印
B方向へ戻される。これにより、カッティング部2側の
僅かな隙間からの潤滑液の漏れを防ぐことができる。
【0038】なお、連結部材17の軸受け部分の内径が
図2や図5のものに比べて大きくなってしまうが、図7
のように回転シャフト15に鍔状の液漏れ防止部材50
を設け、回転シャフト15の高速回転による遠心力によ
って潤滑液を矢印B方向へ戻して潤滑液の漏れを防止す
ることもできる。
図2や図5のものに比べて大きくなってしまうが、図7
のように回転シャフト15に鍔状の液漏れ防止部材50
を設け、回転シャフト15の高速回転による遠心力によ
って潤滑液を矢印B方向へ戻して潤滑液の漏れを防止す
ることもできる。
【0039】なお、本実施形態では、回転シャフトを回
転させるためにモータを使用したが、エアタービンなど
を使用してもよい。
転させるためにモータを使用したが、エアタービンなど
を使用してもよい。
【0040】また、本実施形態では、ブレードの送り機
構として、ブレードを切開方向へ直進移動させて角膜上
皮を切開するものを説明したが、ブレードを回転移動さ
せて角膜上皮を切開するものでもよい。このブレードを
回転移動させるものについては、本出願人による特願平
10−157127号等を参照されたい。
構として、ブレードを切開方向へ直進移動させて角膜上
皮を切開するものを説明したが、ブレードを回転移動さ
せて角膜上皮を切開するものでもよい。このブレードを
回転移動させるものについては、本出願人による特願平
10−157127号等を参照されたい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡単な構造で回転シャフトと軸受けとの間に付与された
潤滑液の漏れを防ぎ、清潔に手術を行うことができる。
簡単な構造で回転シャフトと軸受けとの間に付与された
潤滑液の漏れを防ぎ、清潔に手術を行うことができる。
【図1】本実施形態の装置の上方視図、A−A断面図及
び制御系概略図である。
び制御系概略図である。
【図2】回転シャフトに設けられた液漏れ防止溝の説明
図である。
図である。
【図3】カッティング部及びサクション部の拡大説明図
である。
である。
【図4】カッティング部を説明するC−C断面図であ
る。
る。
【図5】回転シャフトに設けられた液漏れ防止溝の変容
例の説明図である。
例の説明図である。
【図6】回転シャフトに設けられた液漏れ防止溝の変容
例の説明図である。
例の説明図である。
【図7】回転シャフトに設けられた液漏れ防止部材の説
明図である。
明図である。
11 送り用モータ 12 振動用モータ 15 回転シャフト 16 偏心軸 17 連結部材 18 液漏れ防止溝 19 液漏れ防止溝 20 ブレード 22 振動伝達部材 50 液漏れ防止部材
Claims (7)
- 【請求項1】 患者眼角膜をブレードによって層状に切
開する角膜手術装置において、前記ブレードを横振動さ
せるためのエネルギを発生する駆動手段と、該駆動手段
によるエネルギによって回転される回転軸と、該回転軸
の回転を横振動に変換して前記ブレードに伝える伝達手
段と、前記回転軸を回転可能に保持する軸受けと、前記
回転軸に設けられ該軸受けと回転軸との間に付与される
潤滑液の漏れを回転軸の回転による遠心力を利用して防
止する漏れ防止手段と、を有することを特徴とする角膜
手術装置。 - 【請求項2】 請求項1の角膜手術装置において、前記
漏れ防止手段は前記回転軸に設けられた溝であり、該溝
はブレード側に向かって深くなっていることを特徴とす
る角膜手術装置。 - 【請求項3】 請求項2の角膜手術装置において、前記
溝は複数個設けられていることを特徴とする角膜手術装
置。 - 【請求項4】 請求項2または3の角膜手術装置におい
て、前記溝は前記回転軸が円錐状になるように設けられ
ていることを特徴とする角膜手術装置。 - 【請求項5】 請求項2または3の角膜手術装置におい
て、前記溝は前記回転軸上に螺旋状に設けられているこ
とを特徴とする角膜手術装置。 - 【請求項6】 請求項1の角膜手術装置において、前記
漏れ防止手段は前記回転軸に設けられた鍔状の漏れ防止
部材であり、該漏れ防止部材はブレードの反対側に向か
って広がっていることを特徴とする角膜手術装置。 - 【請求項7】 請求項1の角膜手術装置は、さらに、前
記ブレードを切開方向に直進移動させる送り手段を有
し、前記回転軸は前記ブレードと共に該送り手段によっ
て直進移動されることを特徴とする角膜手術装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019470A JP2000217856A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 角膜手術装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019470A JP2000217856A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 角膜手術装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000217856A true JP2000217856A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12000220
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11019470A Withdrawn JP2000217856A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 角膜手術装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000217856A (ja) |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP11019470A patent/JP2000217856A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060403 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061003 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061204 |