JP2000218128A - 酸性成分除去剤、その製造方法及び酸性成分除去方法 - Google Patents

酸性成分除去剤、その製造方法及び酸性成分除去方法

Info

Publication number
JP2000218128A
JP2000218128A JP11335814A JP33581499A JP2000218128A JP 2000218128 A JP2000218128 A JP 2000218128A JP 11335814 A JP11335814 A JP 11335814A JP 33581499 A JP33581499 A JP 33581499A JP 2000218128 A JP2000218128 A JP 2000218128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acidic component
sodium bicarbonate
sodium
particle size
average particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11335814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000218128A5 (ja
JP3840858B2 (ja
Inventor
Hachiro Hirano
八朗 平野
Makoto Yoshida
吉田  誠
Shigeru Sakurai
茂 桜井
Masaharu Tanaka
正治 田中
Makoto Kusaka
良 日下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP33581499A priority Critical patent/JP3840858B2/ja
Publication of JP2000218128A publication Critical patent/JP2000218128A/ja
Publication of JP2000218128A5 publication Critical patent/JP2000218128A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3840858B2 publication Critical patent/JP3840858B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ゴミ焼却の排ガス、ボイラー等の燃焼排ガス等
から、塩化水素や硫黄酸化物等の酸性成分を効率良く吸
着除去でき、かつ廃棄の最終処理も容易な酸性成分除去
剤を得る。 【解決手段】レーザー回折散乱法により測定した体積基
準の平均粒径が1〜9μmで、粉体層にしたときの水銀
圧入法による細孔分布において、細孔直径1〜10μm
の範囲の細孔容積が0.4cm3/g以上である炭酸水
素ナトリウムを含む酸性成分除去剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、気体中の酸性成分
除去剤、その製造方法及び気体中から酸性成分を除去す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴミ焼却炉などから排出される排気ガス
から、塩化水素や硫黄酸化物を吸収して除去するため
に、消石灰を酸性成分除去剤として用いることが知られ
ている。この場合、焼却炉等からの排ガス排出路におけ
る150〜300℃、特には150〜200℃の温度域
に消石灰を分散し、バグフィルターや電気集塵機等で捕
集し、濾過層を形成して酸性成分を除去している。
【0003】しかし消石灰は、反応当量に対して3〜4
倍当量と過剰に使用する必要があるため、廃棄するダス
ト量が増加する等の欠点があった。さらにこれらダスト
はコンクリートを用いて固化するため、埋め立て用の最
終処分場の用地を圧迫している。塩化水素と消石灰の反
応生成物は塩化カルシウムであり水溶性のため、水に溶
解させて除去することもできるが、過剰に投入された消
石灰の一部は生石灰となるが水に不溶のため、水による
ダストの減少効果は少ない。さらに、最終処分場では塩
化カルシウムを含む浸出水の処理時にカルシウムスケー
ルが発生し、トラブルの原因となっている。
【0004】また、消石灰のかわりに、酸性成分除去剤
として炭酸水素ナトリウムを用いることが知られてい
る。この場合、未反応の炭酸水素ナトリウムは炭酸ナト
リウムとなり、水溶性のためダストの減少に効果的であ
る。例えば、特表平9−507654には、炭酸水素ナ
トリウムを98質量%超かつ炭酸ナトリウムを2質量%
未満含む組成物からなる酸性成分除去剤が記載されてい
る。この組成物の平均粒径は50μm以下であり、好ま
しくは10〜30μmであることが記載されている。
【0005】しかし、炭酸水素ナトリウムの価格は消石
灰に比べ高価なため、反応率が高くて少量で効果の得ら
れる炭酸水素ナトリウムを、安価で工業的規模で供給す
ることが望まれている。さらに、使用時に微粉砕機の設
置が不要で直ちに使用でき、被処理ガス中への注入が容
易でかつ安定しており、ガス中で良好に分散し、反応速
度が速く、使用場所での貯槽や倉庫での長期保存が可能
であることが望ましい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的にゴミ焼却場等
における酸性成分除去剤としては、消石灰が使用されて
いる。消石灰は安価であるが、上述のように廃棄する水
不溶性のダストの増加、最終処分場における浸出水のカ
ルシウムスケールの発生によるトラブルの問題等、廃棄
物処理において問題がある。また、炭酸水素ナトリウム
を使用する場合には高価なため、反応効率を高め使用量
を削減することが必要である。また、使用量を削減でき
れば、付帯する設備を小型化でき、処理すべきダストを
削減できる。
【0007】そこで本発明は、排気ガスから効率良く塩
化水素や硫黄酸化物や窒素酸化物等の酸性成分を除去で
き、かつ廃棄処理も容易で廃棄物量を削減できる酸性成
分除去剤を工業的に提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、レーザー回折
散乱法により測定した体積基準の平均粒径が1〜9μm
の炭酸水素ナトリウムを含む酸性成分除去剤及びその製
造方法を提供する。
【0009】本発明の酸性成分除去剤においては、炭酸
水素ナトリウムの平均粒径は、レーザー回折散乱式粒度
分布測定装置を使用して測定した体積基準での平均粒径
の数値をいうものとする。以下、単に平均粒径というと
きは、この方法で測定した値をいうものとする。なお、
本明細書では、平均粒径は日機装株式会社製、商品名:
マイクロトラックFRA9220を用いて測定した。
【0010】本発明の酸性成分除去剤は、気体中に存在
する酸性成分と反応して、当該気体から酸性成分を除去
する。除去の対象である酸性成分は特に限定されず、塩
化水素、二酸化硫黄、三酸化硫黄、窒素酸化物等の各種
酸性成分に適用できる。特に、塩化水素等の塩素を含む
化合物に本発明の酸性成分除去剤を適用すると、従来に
比べ反応効率が高く、使用も容易である。以下、塩化水
素について説明を行うが、他の酸性成分についても同様
である。
【0011】炭酸水素ナトリウムを使用すると、焼成に
より炭酸水素ナトリウム粒子が炭酸ナトリウムに変換す
る際に、粒子が多孔質化して塩化水素と効率的に反応
し、塩化水素を効率よく除去できる。本発明者らは、焼
成前後の炭酸水素ナトリウムと炭酸ナトリウムの粒子径
と細孔分布と形状を詳細に測定及び観察することによ
り、その多孔質化により得られる細孔構造と塩化水素と
の反応特性とは、炭酸水素ナトリウムの平均粒径に敏感
に影響されることを見出し、本発明に至った。
【0012】本発明の酸性成分除去剤においては、炭酸
水素ナトリウムの平均粒径が1〜9μmの範囲にある。
炭酸水素ナトリウムの平均粒径が9μmを超える場合、
炭酸水素ナトリウムを焼成して炭酸ナトリウムとしたと
きに、炭酸水素ナトリウムの外表面の輪郭を維持したま
ま、直径が数十nm以下の微細な穴が空いたスポンジ状
の炭酸ナトリウム粒子となる。一方、炭酸水素ナトリウ
ムの平均粒径が9μm以下では、粒径に対して比較的大
きな直径の細孔が形成されるために、粒子形状は表面が
大きく凹凸して不定形の輪郭を呈するようになる。
【0013】本発明の要点は、平均粒径9μm以下の炭
酸水素ナトリウムが焼成されて炭酸ナトリウムとなった
ときに上記のような特殊な細孔構造が得られ、該細孔構
造が酸性ガスの吸収に非常に効果的なことにある。従来
技術においては、粒径の大きな炭酸水素ナトリウムによ
る酸性ガスの吸収の例示はあるものの、平均粒径9μm
以下の炭酸水素ナトリウムは使用されておらず、また炭
酸水素ナトリウムの微粒子化により焼成後の炭酸ナトリ
ウムの細孔構造、粒子形状が変化することも知られてい
ない。
【0014】本発明者らは、気流中を粒子が飛散してい
るときや、バグフィルターに捕捉されて粒子堆積層を形
成しその粒子間隙を塩化水素等の酸性成分のガスが流通
する場合において、上記形状により酸性成分の粒子表面
への拡散及び反応が容易になり、良好な酸性成分との反
応を促進すると推測している。炭酸水素ナトリウムは、
平均粒径が8μm以下である場合はさらに好ましい。
【0015】炭酸水素ナトリウムの平均粒径の下限は、
酸性成分との反応の点では特に限定されないが、平均粒
径が1μmに満たない場合は、互いに固着する傾向が強
く、後述の固着防止剤を併用した場合にも十分な流動性
を保持できなかったり、又は多量の固着防止剤の添加が
必要となるなどの問題が生じる。さらに、工業的に生産
するには、粉砕に要する設備と動力の費用とが過大にな
るおそれがある。
【0016】本発明の酸性成分除去剤における炭酸水素
ナトリウムは、粉体層の水銀圧入法による細孔分布にお
いて、細孔直径1〜10μmの範囲の細孔容積が0.4
cm 3/g以上であることが好ましい。本明細書におい
て、粉体層の水銀圧入法による細孔分布は、炭酸水素ナ
トリウムの粉体層について水銀圧入法で測定した数値を
いい、具体的には、直径15mm、高さ30mmの円柱
状セル中に、0.25gの粉体をスパチュラから軽く降
り落とすようにして充填した粉体層で測定する。以下、
単に細孔容積というときは、この方法で測定したものを
いうものとする。
【0017】さらに本発明の酸性成分除去剤における炭
酸水素ナトリウムは、200℃で1時間焼成したときに
得られる炭酸ナトリウムが、炭酸水素ナトリウム同様の
粉体特性を示すことが好ましい。すなわち、得られた炭
酸ナトリウムは、粉体層の水銀圧入法による細孔分布に
おいて、細孔直径1〜10μmの範囲の細孔容積が0.
4cm3/g以上であることが好ましい。
【0018】なお、炭酸水素ナトリウムを炭酸ナトリウ
ムに変換する焼成操作は、事前に約200℃に予熱した
直径60mmのシャーレに5gの炭酸水素ナトリウムを
薄く散布して、これを200℃に保持した熱風循環乾燥
機に静置して、1時間経過後に取り出すことにより行っ
た。
【0019】炭酸水素ナトリウム及び炭酸ナトリウムの
細孔直径1〜10μmの範囲にある細孔容積が上述の範
囲にある場合は、高い酸性成分除去効率を発現できる。
この効果の発現の機構は詳細には明確ではないが、酸性
成分除去剤への酸性成分の拡散の容易さと、細孔直径1
〜10μmの範囲の細孔容積との間に相関関係があるも
のと考えられる。すなわち、本発明の酸性成分除去剤で
は、炭酸水素ナトリウムの平均粒径が9μm以下である
ため、炭酸ナトリウムになったときに1μm以上の大き
な直径の細孔が形成され、その結果、粒子形状は表面が
大きく凹凸となって不定形の輪郭を示すことによりガス
の拡散が容易になることが関与すると推測される。
【0020】炭酸水素ナトリウムの平均粒径が9μmを
超える場合の炭酸ナトリウムでは、直径1μm以上の細
孔は形成されないか、形成されても割合が低い。例え
ば、平均粒径83μmの炭酸水素ナトリウムを200℃
で1時間焼成した場合、得られる炭酸ナトリウムは、細
孔直径0.1〜1.0μmの細孔容積が0.30cm3
/g、細孔直径1.0〜10μmの細孔容積が0.04
cm3/gとなる。また、平均粒径21μmの炭酸水素
ナトリウムを200℃で1時間焼成した場合、得られる
炭酸ナトリウムは、細孔直径0.1〜1.0μmの細孔
容積が0.28cm3/g、細孔直径1.0〜10μm
の細孔容積が0.24cm3/gとなる。
【0021】すなわち、細孔の多くは細孔直径0.1〜
1.0μmであり、粒子に比較的細い細孔が空いた形状
となっている。そのため、酸性成分は細く長い流路を拡
散する必要が生じ、酸性成分の拡散に時間がかかるため
反応には不都合となる。一方、酸性成分を短い時間で除
去するのに効果があると考えられる細孔直径1.0〜1
0μmの細孔容積は0.4cm3/g未満になるため、
酸性成分の吸収性能が低い。
【0022】炭酸水素ナトリウムは、100℃以上の温
度で焼成すると、炭酸ナトリウムとなる。例えば、炭酸
水素ナトリウムを200℃で1時間焼成して得られた炭
酸ナトリウムを観察すると、焼成の前後で平均粒径に大
きな変化は生じない。具体的には、本発明者らが観察し
た、炭酸水素ナトリウムの平均粒径が0.7〜50μm
の範囲では、焼成前後で平均粒径がほとんど変化してい
ない。
【0023】炭酸水素ナトリウム(分子量84.01、
比重2.19)の真の体積と、該炭酸水素ナトリウムか
ら得られる炭酸ナトリウム(分子量105.99、比重
2.53)の真の体積との差は、炭酸ナトリウムの質量
を基準とした場合0.33cm3/gである。すなわ
ち、炭酸水素ナトリウムがその外形状を維持したまま炭
酸ナトリウムになる場合、この0.33cm3/gが炭
酸ナトリウムの細孔容積となる。この炭酸ナトリウム
が、塩化水素と反応して食塩(分子量58.44、比重
2.161)となった場合には、若干真の体積が増える
ため細孔容積が減少するが、それでも計算上0.19c
3/gの細孔容積が残る。これが消石灰などのカルシ
ウム系の酸性成分除去剤に比較して、炭酸水素ナトリウ
ムが反応率が高い理由の一つであり、本質的に有利な点
である。
【0024】従来のカルシウム系の酸性成分除去剤にお
いては、酸性成分の処理過程で過剰に使用された酸性成
分除去剤から塩化カルシウム以外に水不溶性のカルシウ
ム塩を生成し、固形廃棄物を生成する。一方、本発明の
酸性成分除去剤では、酸性成分の処理過程での生成物
は、例えば塩化水素の場合、主として塩化ナトリウム及
び炭酸ナトリウムである。このため、他の重金属等の飛
灰から分離すれば、水に溶解して処理できるので、固形
廃棄物の量を低減できる。この点では、カリウム系の酸
性成分除去剤も同様に有利であるが、カリウム系では吸
湿性が高く、また一般的に入手する際の価格の点でも炭
酸水素ナトリウムの方が有利である。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の酸性成分除去剤は、例え
ば平均粒径50μm以上の炭酸水素ナトリウムを、平均
粒径が9μm以下になるように粉砕して製造できる。粉
砕法としては、乾式粉砕又は湿式粉砕のどちらも採用で
きる。
【0026】乾式粉砕の場合、衝撃式粉砕機(高速回転
する羽根等による粉砕機)、ジェットミル(衝突気流に
よる粉砕機)、ボールミル等を用いるのが好ましい。風
力式分級機を備えた衝撃式粉砕機を用い、粉砕機から排
出される粒子を分級して粗粒子は再度粉砕機に戻しなが
ら、炭酸水素ナトリウムを粉砕する場合は、高い収率で
目的の粒径の炭酸水素ナトリウムを得ることができるの
でより好ましい。また、ジェットミルを用いる場合も、
粉砕方法として微粒子化に適しており、ふるい分けによ
る粗粒子除去なしに、高い収率で目的の粒径の炭酸水素
ナトリウムを得ることができるので好ましい。
【0027】湿式粉砕の場合、媒体撹拌ミル、ボールミ
ル等を用いるのが好ましい。特に、炭酸水素ナトリウム
を実質的に溶解せずまた変質しない液体中に炭酸水素ナ
トリウムを分散したスラリーを、媒体撹拌ミル又はボー
ルミルで湿式粉砕し、得られた炭酸水素ナトリウムを分
離して乾燥する場合は、平均粒径の小さな炭酸水素ナト
リウムを得ることができるので好ましい。炭酸水素ナト
リウムを実質的に溶解しない液体としては、炭酸水素ナ
トリウムのアルカリ性によって変質せず、かつ粘度が低
い液体が好ましい。
【0028】このような液体としては、メタノール、エ
タノール、アセトン、C49OCH 3等が挙げられる。
炭酸水素ナトリウムを実質的に溶解しない液体は、炭酸
水素ナトリウムの溶解度が3質量%以下であるものが好
ましく、溶解度が1質量%以下である場合はさらに好ま
しい。
【0029】本発明の酸性成分除去剤は、平均粒径1〜
9μmの炭酸水素ナトリウムの他に、炭酸水素カリウ
ム、消石灰、炭酸カルシウム、ゼオライト等の他の酸性
成分除去成分や活性炭などの吸着剤やシリカ、ケイ藻土
等の固結防止剤等を含有してもよい。酸性成分除去剤の
全質量中に、平均粒径1〜9μmの炭酸水素ナトリウム
は70%以上含まれることが好ましい。
【0030】本発明の酸性成分除去剤においては、従来
のものに比較して粒径の小さい炭酸水素ナトリウムを用
いるため、長期間保存しておくと固結する。本発明の酸
性成分除去剤は、貯槽から直接被処理ガス中に供給でき
るが、炭酸水素ナトリウムが固結すると粉体としての流
動性が低下して貯槽からの排出が悪化したり、煙道内で
の分散が不良となり酸性成分との反応性が低下する等の
おそれがある。そのため、酸性成分除去剤に固結防止剤
を添加するのが好ましい。固結防止剤の添加により流動
性が維持され、酸性成分除去剤の貯槽での貯留が可能と
なる。
【0031】固結防止剤としては、ヒュームドシリカ、
ホワイトカーボン等のシリカ系粉体、塩基性炭酸マグネ
シウム、炭酸カルシウム、ケイ藻土等が好ましい。特
に、ヒュームドシリカと呼ばれる微細な無水ケイ酸が、
少量の添加で効果があるので好ましい。固結防止剤の含
有量としては、炭酸水素ナトリウムの粉砕程度や貯留状
態により最適量は異なるが、固結防止剤を含む酸性成分
除去剤全質量の0.1〜5%、特に0.3〜2%が好ま
しい。
【0032】ここでヒュームドシリカには、疎水化処理
したものと疎水化処理されず親水性のものとがある。疎
水化処理された疎水性シリカを使用すると、ガス中にお
ける酸性成分除去剤の流動性は向上するが、酸性成分の
処理後に水に溶解させると若干水に浮遊するので、湿式
の排ガス処理設備を有するボイラー排ガスの処理等にお
いては親水性のヒュームドシリカの使用が好ましい。例
えばボイラーでは排煙脱硫装置の吸収塔で水分の存在に
より疎水性シリカが水表面に凝集して膜が形成され、そ
の膜により発泡するおそれがあるためである。
【0033】一方、乾式でガスを処理する場合は、疎水
性シリカを固結防止剤として含んでも上記のような支障
はない。また、排ガス処理後に水に浮遊する疎水性シリ
カの割合は少量なので、ごみ焼却場の排ガス処理等にお
いて疎水性シリカを含む酸性成分除去剤を使用しそのダ
ストを水に溶解させ処理することができ、その場合は浮
遊部分を濾過等により除去すればよい。
【0034】また本発明の酸性成分除去剤の固結防止対
策としては、上記の方法以外に平均粒径50μm以上の
炭酸水素ナトリウムを酸性成分除去剤中に添加する方法
がある。この方法で得られる酸性成分除去剤は、レーザ
ー回折散乱法により測定した体積基準の平均粒径分布に
おいて、1〜9μmの範囲及び50〜200μmの範囲
の2箇所にピークを有し、かつ44μmを超える粒径の
粒子の体積が全体の10〜30%である炭酸水素ナトリ
ウムを含むことが好ましい。
【0035】44μmを超える粒径の粒子の含有割合を
レーザー回折散乱で測定するかわりに、ふるい分けによ
り粒径分布を測定して比較的大粒径のものの含有割合
(質量比)を測定することもできる。炭酸水素ナトリウ
ムの結晶は多孔質や中空ではなくかつ密度が均一である
ため、含有割合は体積基準であっても質量基準であって
も同一とみなせる。具体的には、目開き45μmのふる
いを用い、ふるい分けによる粒径分布を測定する。この
とき45μmを超える粒径の炭酸水素ナトリウムが酸性
成分除去剤全質量の10〜30%である炭酸水素ナトリ
ウムを含み、かつレーザー回折散乱法により測定した体
積基準の平均粒径分布において、1〜9μmの範囲及び
50〜200μmの範囲の2箇所にピークを有すること
が好ましい。
【0036】平均粒径50〜200μmの炭酸水素ナト
リウムの含有量としては、酸性成分除去剤全質量中の1
0〜30%が好適である。平均粒径50〜200μmの
炭酸水素ナトリウムの含有量が10%に満たない場合
は、流動性向上の効果が実質的に得られない。平均粒径
50〜200μmの炭酸水素ナトリウムの含有量が30
%を超える場合は、酸性成分の除去効率が低下するおそ
れがある。
【0037】このように平均粒径の大きい炭酸水素ナト
リウムを添加する場合、酸性成分除去剤自体(平均粒径
1〜9μmの炭酸水素ナトリウム及び平均粒径50〜2
00μmの炭酸水素ナトリウム)や酸性ガスとの反応生
成物が水に溶解する。このため、シリカ系粉体、塩基性
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ藻土等の水へ
の溶解度の低い固結防止剤を用いた場合に比べて、酸性
成分の処理後の水不溶分量を削減でき、また微粉である
固結防止剤に起因する粉塵の発生も抑制できる。また、
平均粒径50μm以上の炭酸水素ナトリウムは、ヒュー
ムドシリカ等の固結防止剤と併用できる。このとき固結
防止剤の含有量は、固結防止剤及び平均粒径50〜20
0μmの炭酸水素ナトリウムを含む酸性成分除去剤全質
量の0.1〜5%が好ましい。この場合、平均粒径50
〜200μmの炭酸水素ナトリウムを添加しない場合に
比較して、固結防止剤の添加量を低減できる。
【0038】本発明の酸性成分除去剤により処理しうる
酸性成分を含む気体としては、ポリ塩化ビニル等の産業
廃棄物、都市ゴミ、医療廃棄物等の焼却炉等からの塩化
水素やフッ化水素を含む排気ガス、硫黄酸化物や窒素酸
化物を含有する燃焼ガス、各種製品の製造工程において
不純物として酸性成分が混入しているガス等が例示され
る。
【0039】本発明の酸性成分除去剤を用いて気体中の
酸性成分を除去する方法としては、酸性成分を含む気体
中に本発明の酸性成分除去剤を分散し、バグフィルター
などで捕集する方法が好ましい。この方法ではバグフィ
ルター表面に酸性成分除去剤の濾過層が形成されるの
で、効率的に酸性成分を除去できる。酸性成分を含む気
体の温度は、酸露点より高いことが好ましいが、ダイオ
キシンの生成抑制の観点からは低い温度が好ましく、具
体的には100〜200℃が好ましい。
【0040】
【実施例】[例1]平均粒径92μmの炭酸水素ナトリ
ウム(旭硝子株式会社製、以下の各例においてすべて同
じ)を、風力式分級機を備えた衝撃式粉砕機(ホソカワ
ミクロン株式会社製、商品名:ACMパルベライザーA
CM10A型)を用い、粉砕機から排出される炭酸水素
ナトリウムを分級し、粗粒子は再度粉砕機に戻しながら
粉砕することにより、平均粒径9μmの炭酸水素ナトリ
ウムを得た。この粉砕機によると、150kgの炭酸水
素ナトリウムを1時間で前記の平均粒径にまで粉砕で
き、ふるい分けによる粗粒子除去は行わなかった。
【0041】[例2(比較例)]平均粒径92μmの炭
酸水素ナトリウムを、高速度で回転する円盤に取り付け
られたピンと、固定された円盤に取り付けられたピンと
の衝撃と反発により粉砕する高速回転型ピンミル(株式
会社奈良機械製作所製、商品名:自由粉砕機M−5型)
にて500kgを1時間で微粉砕した後、目開き180
μmのふるいにて粗粒子を除去し、平均粒径38μmの
炭酸水素ナトリウムを得た。収率は83%であった。粗
粒子は粉砕機に戻して再粉砕することもできるが、例1
の粉砕機に比較すると工程は複雑となる。しかもふるい
を使用して工業的に大量に分級するのは、実質的には4
5μm程度が下限であり、9μm以下の粒径の炭酸水素
ナトリウムを得ることは困難である。
【0042】[例3(比較例)]平均粒径92μmの炭
酸水素ナトリウムを、高速度で回転するハンマーにより
粉砕する高速回転型ハンマーミル(不二パウダル株式会
社製、商品名:アトマイザーC−20型)にて1000
kgを1時間で微粉砕した後、目開き100μmのふる
いにて粗粒子を除去し、平均粒径28μmの炭酸水素ナ
トリウムを得た。収率は8%であった。
【0043】[例4]平均粒径92μmの炭酸水素ナト
リウムを、ジェットミル(株式会社セイシン企業製、商
品名:シングルトラックジェットミルSTJ−200
型)にて6kgを1時間で微粉砕して、平均粒径4μm
の炭酸水素ナトリウムを得た。ふるい分けによる粗粒子
除去が不要であり、ほぼ全量を製品とすることができ
た。
【0044】[例5]平均粒径92μmの炭酸水素ナト
リウムを、アルミナ製ボールミルを使用して湿式粉砕し
た。使用したボールミルは、内容積866cm3の卓上
式ボールミルで、ボールは10〜15mmφのアルミナ
製のものを430cm3、質量で782g入れて使用し
た。その中に前記炭酸水素ナトリウム60gとエタノー
ル200gを入れ、100rpmにて24時間運転し炭
酸水素ナトリウムの微粉スラリーを得た。得られた炭酸
水素ナトリウムスラリーを、ステンレス鋼製のバットに
薄く入れて、40℃の防爆型の乾燥器で5時間静置乾燥
して、平均粒径が8μmの炭酸水素ナトリウムを得た。
【0045】[例6]平均粒径92μmの炭酸水素ナト
リウム180gを、600gのC49OCH 3中に分散
した後、媒体撹拌ミルの1種であるビーズミルを使用し
て湿式粉砕することにより炭酸水素ナトリウムの微粉ス
ラリーを得た。使用したビーズミルは内容積1400c
3であり、材質はジルコニア製であった。ビーズは平
均径0.65mmφのジルコニア製のものを1120c
3入れて使用した。運転条件は、回転数を2500r
pmとし、20分間粉砕した。この炭酸水素ナトリウム
スラリーを、ステンレス鋼製のバットに薄く入れて、4
0℃の乾燥器で5時間静置乾燥して平均粒径1.5μm
の炭酸水素ナトリウムを得た。
【0046】[例7(比較例)]ビーズを平均径0.3
mmφのジルコニアビーズに変更し、粉砕時間を30分
とした以外は例6と同様にして炭酸水素ナトリウムスラ
リーを得て、例6と同様に乾燥して平均粒径0.5μm
の炭酸水素ナトリウムを得た。
【0047】[細孔分布の測定]例1により得られた平
均粒径9μmの炭酸水素ナトリウムの粉体層としての細
孔分布を、水銀圧入式細孔径測定装置(株式会社島津製
作所製、商品名マイクロメリティックポアサイザ931
0)を使用して測定した。その結果を、細孔直径0.0
1μm未満、0.01〜0.1μm、0.1〜1μm、
1〜10μm、10μm超に対応する細孔容積として、
表1に示す。さらに、この炭酸水素ナトリウムについ
て、窒素吸着法によっても細孔分布を測定した。窒素吸
着法による測定は、窒素ガス吸着量測定式細孔分布測定
装置(日本ベル株式会社製、商品名ベルソープ28)を
使用して測定した。その結果を同様に表1に示す。
【0048】表1において、水銀法細孔容積とは水銀圧
入法により測定した細孔容積であり、窒素法細孔容積と
は窒素吸着法により測定した細孔容積である。窒素法細
孔容積においては細孔直径1μm以上の部分は測定でき
ないので、表1では「−」で表した。この表記は以下の
表2においても同じである。
【0049】
【表1】
【0050】表1からこの炭酸水素ナトリウムは、水銀
法細孔容積において細孔直径1〜10μmの部分に大部
分の細孔を有することがわかる。細孔直径が0.1μm
未満には実質的に細孔を有しない点は、水銀法細孔容積
及び窒素法細孔容積の両方から確認できる。
【0051】この炭酸水素ナトリウムを、200℃の恒
温乾燥器内に1時間静置し焼成したところ、平均粒径9
μmの炭酸ナトリウムが得られた。この炭酸ナトリウム
について、上述の炭酸水素ナトリウムと同様にして測定
した細孔分布を表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】表2から炭酸ナトリウムの細孔も、大部分
が細孔直径1〜10μmの範囲にあることがわかる。炭
酸ナトリウムでは細孔直径0.1〜1μmの細孔は若干
存在するが、細孔直径が0.1μm未満には実質的に細
孔を有しない点は、水銀法細孔容積及び窒素法細孔容積
の両方から確認できる。
【0054】また、この炭酸水素ナトリウムと炭酸ナト
リウムについて、粒子形状を電子顕微鏡により観察した
ところ、炭酸水素ナトリウムは滑らかな粒子表面であっ
たが、炭酸ナトリウムの表面には内径が1μmから数μ
mまで程度の凹部が見られた。
【0055】次に、例2〜7で得られた炭酸水素ナトリ
ウムについて、例1と同様に細孔分布を測定した。その
うち、水銀圧入法による細孔直径が0.1〜1μmの細
孔容積を細孔容積Aとし、水銀圧入法による細孔直径が
1〜10μmの細孔容積を細孔容積Bとし、細孔容積A
及び細孔容積Bについてのみ表3に示す。表3において
は、例1のものを含め炭酸水素ナトリウムの平均粒径の
小さい順に並べ換えてある。また、例2〜7で得られた
炭酸水素ナトリウムは、細孔直径が0.1μm未満には
実質的に細孔を有しないことが、水銀法細孔容積及び窒
素法細孔容積の両方から確認できた。
【0056】
【表3】
【0057】次に、例2〜7で得られた炭酸水素ナトリ
ウムについて、例1と同様に200℃の恒温乾燥器内で
放置し、得られた炭酸ナトリウムについて例1と同様に
細孔分布を測定した。そのうち、細孔容積A及び細孔容
積Bについてのみ表4に示す。表4においては、例1の
炭酸水素ナトリウムから得られた炭酸ナトリウムの数値
を含め平均粒径の小さい順に並べ換えてある。また、こ
れらの炭酸水素ナトリウムは、細孔直径が0.1μm未
満には実質的に細孔を有しない点が、水銀法細孔容積及
び窒素法細孔容積の両方から確認できた。
【0058】
【表4】
【0059】[酸性成分の除去試験]例1〜7で得られ
た、粉砕後の炭酸水素ナトリウムについて、酸性成分の
吸収性能を以下のように評価した。縦に保持したフッ素
樹脂製パイプ(内径50mm、長さ100mm)に炭酸
水素ナトリウム30gを充填し、両端をガラス濾布で封
じた。このパイプの下部から上部に向かって、ガラス濾
布を通して200℃に加熱された空気を流し、濾布に入
る手前で濃度600体積ppmとなるように気体状の塩
化水素を注入した。
【0060】流した塩化水素の総量は、試料の炭酸水素
ナトリウムが全量炭酸ナトリウムとなったときの、その
炭酸ナトリウムと塩化水素との理論反応量の2倍とし
た。空気の流速は炭酸水素ナトリウム充填層の断面積に
対して1m/sとした。パイプから取り出した炭酸ナト
リウムを、1モル/リットルの塩酸で中和滴定して未反
応量を求めることにより、塩化水素の吸収率を求めた。
その結果を表5に示す。なお、表5においては、炭酸水
素ナトリウムの平均粒径の小さい順に並べ換えてある。
【0061】
【表5】
【0062】例1の酸性成分除去剤では、91%という
高い除去率が達成されたのに対し、例2及び例3では、
低い除去率しか得られなかった。例2及び例3において
は、例1に比べて、細孔直径0.1〜1.0μmの細孔
が残り、細孔直径1〜10μmの細孔容積の発達が不十
分なために塩化水素ガスの拡散律速となり、塩素ガスの
吸収率が低かったと推定される。実際、例2及び例3の
粒子では、電子顕微鏡による観察で、粒子表面がスポン
ジ状に0.1〜1.0μmの穴が空いていることが確認
できた。また、例7で塩化水素ガスの除去率が低い原因
は、酸性成分除去剤が微粉のために凝集しやすく、パイ
プに充填時に充填構造の不均一が発生し、炭酸水素ナト
リウムの充填層内で塩化水素ガスが偏流したためと推測
される。
【0063】[例8]例1の微粉砕した炭酸水素ナトリ
ウムに、固結防止剤として平均粒径0.01μmの疎水
性のヒュームドシリカ(株式会社トクヤマ製、商品名レ
オロシールMT−10)を混合物の全量中に1.0質量
%になるよう添加して混合した。評価方法として、二分
割セルを使用する吊り下げ式粉体層付着力測定器(ホソ
カワミクロン株式会社製、商品名コヒテスタ)を使用し
て評価した。
【0064】すなわち、試料を、2つの円筒(内径50
mm、高さ20mm)を底面で重ねてなる二分割セルに
充填し、予圧密荷重8.8×103Paで加圧し、粉体
層を圧縮した。このセルの片方を毎分2mmで円筒の軸
に垂直な方向に引張り、円筒の底面部で粉体層に剪断応
力を与え、粉体層の破断時の引張り力を測定した。固結
防止剤を添加したものは0.9×102Paであり、一
方、固結防止剤を添加しない炭酸水素ナトリウムは4.
3×102Paであった。同様にして固結防止剤の添加
量を変更して測定した破断時の引張り力を単位Paで表
6に示す。
【0065】また、これらの炭酸水素ナトリウム500
kgをフレキシブルコンテナに充填し、60日後の状況
を確認したところ、ヒュームドシリカを1%添加した炭
酸水素ナトリウムには固結が見られなかった。一方、ヒ
ュームドシリカを添加しなかった炭酸水素ナトリウムに
はこぶし大に固結した部分が散見された。
【0066】固結防止剤として平均粒径11.8μmの
ホワイトカーボン(株式会社トクヤマ製、商品名トクシ
ールGU−N)及び平均粒径9.6μmの塩基性炭酸マ
グネシウム(旭硝子株式会社製)を用い、同様に粉体層
の破断時の引張り力を測定した結果も表6に示す。ヒュ
ームドシリカの添加が最も効果的であることがわかる。
【0067】
【表6】
【0068】[例9(実施例)]例5の平均粒径8μm
の炭酸水素ナトリウムと平均粒径92μmの炭酸水素ナ
トリウムとを表7に示す割合で混合した。この混合物
は、レーザー回折散乱法により測定した体積基準の平均
粒径分布において、8μmのあたりと92μmのあたり
にピークを有していた。例8と同様にして粉体層破断時
の引張り力を測定した。結果を表7に示す。なお、炭酸
水素ナトリウム粒子全質量中の、目開き45μmのふる
いを通過しない粒子の含有率は、以下のように測定し
た。
【0069】すなわち、内直径200mmのふるいであ
って、目開きがそれぞれ250μm、150μm、10
5μm、75μm及び45μmである5種類のふるいを
この順に上から積み重ね、ロータップ振とう機で15分
振とうし、粒径分布(質量基準)を測定した。そして、
目開き45μmのふるいを通過しなかった粒子の含有率
を算出し、表7に示した。
【0070】
【表7】
【0071】
【発明の効果】本発明の酸性成分除去剤は、排ガス中の
酸性成分、特に塩化水素成分の除去において工業的に有
効に使用できる。本発明では、酸性成分除去剤と塩化水
素ガスとの反応性が良好であるので、少量の酸性成分除
去剤で充分に塩化水素ガスを吸着除去できる。また、反
応生成物である食塩や未反応の炭酸ナトリウムは水溶性
であるので、排ガス中の酸性成分除去後のダストは水に
溶解する。そして、重金属類は、水酸化物や硫化物や炭
酸化物として選択的に沈殿としたり、イオン交換するこ
とにより、食塩と炭酸ナトリウムの水溶液から分離除去
できる。また、水溶液中に不溶の酸化物はそのまま分離
できる。したがって、本発明によれば廃棄物量を大幅に
削減できるという優れた効果がある。
【0072】すなわち、本発明の酸性成分除去剤は、ゴ
ミ焼却場等から排出される排ガス中の酸性成分、特に塩
化水素を効率良く除去し、また発生する焼却残さを減少
でき、最終処分場でカルシウムスケールの発生を防止で
きるなどの効果を有し、環境への影響を大幅に低減でき
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B02C 19/06 C01D 7/38 23/30 B01D 53/34 134A C01D 7/38 (72)発明者 田中 正治 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社内 (72)発明者 日下 良 千葉県市原市五井海岸10番地 旭硝子株式 会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー回折散乱法により測定した体積基
    準の平均粒径が1〜9μmの炭酸水素ナトリウムを含む
    酸性成分除去剤。
  2. 【請求項2】炭酸水素ナトリウムは、粉体層の水銀圧入
    法による細孔分布において、細孔直径1〜10μmの範
    囲の細孔容積が0.4cm3/g以上である請求項1に
    記載の酸性成分除去剤。
  3. 【請求項3】炭酸水素ナトリウムは、炭酸水素ナトリウ
    ムを200℃で1時間焼成したときに得られる炭酸ナト
    リウムの粉体層の水銀圧入法による細孔分布において、
    細孔直径1〜10μmの範囲の細孔容積が0.4cm3
    /g以上である請求項1又は2に記載の酸性成分除去
    剤。
  4. 【請求項4】レーザー回折散乱法により測定した体積基
    準の平均粒径分布において、1〜9μmの範囲及び50
    〜200μmの範囲の2箇所にピークを有し、かつふる
    い分けによる分析において目開き45μmのふるいを通
    過しない粒子の質量が全体の10〜30%である炭酸水
    素ナトリウムを含む酸性成分除去剤。
  5. 【請求項5】固結防止剤を含有する請求項1、2、3又
    は4に記載の酸性成分除去剤。
  6. 【請求項6】固結防止剤がシリカである請求項5に記載
    の酸性成分除去剤。
  7. 【請求項7】除去される酸性成分が、塩化水素である請
    求項1、2、3、4、5又は6に記載の酸性成分除去
    剤。
  8. 【請求項8】請求項1、2又は3に記載の酸性成分除去
    剤の製造方法であって、風力式分級機を備えた衝撃式粉
    砕機を用い、粉砕機から排出される粒子を分級して粗粒
    子は再度粉砕機に戻しながら、炭酸水素ナトリウムを粉
    砕することを特徴とする酸性成分除去剤の製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1、2又は3に記載の酸性成分除去
    剤の製造方法であって、ジェットミルを用いて炭酸水素
    ナトリウムを粉砕することを特徴とする酸性成分除去剤
    の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1、2又は3に記載の酸性成分除
    去剤の製造方法であって、炭酸水素ナトリウムを実質的
    に溶解しない液体中に炭酸水素ナトリウムを分散させて
    スラリーとなし、該スラリーを媒体撹拌ミル又はボール
    ミルで湿式粉砕し、得られた炭酸水素ナトリウムを分離
    して乾燥することを特徴とする酸性成分除去剤の製造方
    法。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6又は7に
    記載の酸性成分除去剤を、処理すべき気体中に分散し、
    バグフィルターで捕集することを特徴とする気体中の酸
    性成分除去方法。
  12. 【請求項12】レーザー回折散乱法により測定した体積
    基準の平均粒径が1〜9μmの炭酸水素ナトリウムと固
    結防止剤として疎水性シリカとを含む酸性成分除去剤を
    添加することを特徴とするゴミ焼却場の排ガスの酸性成
    分除去方法。
JP33581499A 1998-11-26 1999-11-26 酸性成分除去剤及び酸性成分除去方法 Expired - Lifetime JP3840858B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33581499A JP3840858B2 (ja) 1998-11-26 1999-11-26 酸性成分除去剤及び酸性成分除去方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-335839 1998-11-26
JP33583998 1998-11-26
JP33581499A JP3840858B2 (ja) 1998-11-26 1999-11-26 酸性成分除去剤及び酸性成分除去方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006112258A Division JP4259539B2 (ja) 1998-11-26 2006-04-14 酸性成分除去剤及び酸性成分除去方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000218128A true JP2000218128A (ja) 2000-08-08
JP2000218128A5 JP2000218128A5 (ja) 2006-03-02
JP3840858B2 JP3840858B2 (ja) 2006-11-01

Family

ID=26575276

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33581499A Expired - Lifetime JP3840858B2 (ja) 1998-11-26 1999-11-26 酸性成分除去剤及び酸性成分除去方法
JP2006112258A Expired - Lifetime JP4259539B2 (ja) 1998-11-26 2006-04-14 酸性成分除去剤及び酸性成分除去方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006112258A Expired - Lifetime JP4259539B2 (ja) 1998-11-26 2006-04-14 酸性成分除去剤及び酸性成分除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP3840858B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11104439A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Asahi Glass Co Ltd 気体中の酸性成分除去剤および酸性成分除去方法
JP2001314757A (ja) * 2000-05-08 2001-11-13 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd ナトリウム系脱塩剤および廃棄物処理装置
JP2002263441A (ja) * 2001-03-12 2002-09-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 紫煙発生防止装置
JP2002282650A (ja) * 2001-03-26 2002-10-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 廃棄物燃焼排ガス処理装置および廃棄物処理システム
JP2003001054A (ja) * 2001-06-21 2003-01-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排煙のso3分除去装置
JP2003010633A (ja) * 2001-07-04 2003-01-14 Asahi Glass Co Ltd ガスの処理方法
JP2004082103A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Asahi Glass Co Ltd So2を含有するガスの処理方法
JP2006289365A (ja) * 2006-05-08 2006-10-26 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd ナトリウム系脱塩剤及び廃棄物処理装置
JP2007525317A (ja) * 2003-12-24 2007-09-06 ソシエテ アノニム ロワ ルシェルシュ エ ディベロプマン カルシウム/マグネシウム化合物に基づく粉末組成物
JP2008012498A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Takuma Co Ltd 排ガス処理方法及び排ガス処理装置
JP2008142694A (ja) * 2006-08-18 2008-06-26 Asahi Glass Co Ltd 酸性成分除去剤およびその製造方法
JP2009507632A (ja) * 2005-09-15 2009-02-26 ソルベイ・ケミカルズ・インコーポレーテッド 排ガス気流から三酸化硫黄の除去
JP2011200777A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Kurita Water Ind Ltd 燃焼排ガスの処理方法及び処理剤
WO2012036012A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 旭硝子株式会社 酸性成分除去剤の製造方法および気体中の酸性成分除去方法
CN102728602A (zh) * 2011-03-29 2012-10-17 栗田工业株式会社 含重金属的固态物的处理方法
JP2013010643A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Idemitsu Kosan Co Ltd 無機金属塩の製造方法
KR20140126261A (ko) 2013-04-22 2014-10-30 쿠리타 고교 가부시키가이샤 산성가스 안정화처리방법 및 연소배기가스 처리시설
KR20170117032A (ko) 2015-02-16 2017-10-20 고리츠다이가쿠호징 오사카후리츠다이가쿠 배기가스 처리방법 및 배기가스 처리장치
WO2018117247A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 三井化学株式会社 多孔質成形体の製造方法、α-オレフィン二量化用触媒の製造方法、α-オレフィン二量体の製造方法、多孔質成形体、及びα-オレフィン二量化用触媒
WO2018142651A1 (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 栗田工業株式会社 酸性ガス処理剤
JPWO2018012434A1 (ja) * 2016-07-12 2019-05-09 Agc株式会社 酸性成分除去剤、その製造方法および酸性成分除去方法
JP2023154729A (ja) * 2022-04-08 2023-10-20 大原パラヂウム化学株式会社 多孔性金属錯体を含む混合物
JP2024020773A (ja) * 2022-08-02 2024-02-15 Agc株式会社 粉体組成物

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5045226B2 (ja) * 2006-08-18 2012-10-10 旭硝子株式会社 酸性成分除去剤およびその製造方法
JP2009018262A (ja) * 2007-07-12 2009-01-29 Asahi Glass Co Ltd 酸性成分除去剤およびその製造方法
JP6183441B2 (ja) * 2015-11-24 2017-08-23 栗田工業株式会社 酸性ガス処理剤および酸性ガス処理方法
CN111530207A (zh) * 2020-05-08 2020-08-14 黄龙标 一种粘性气液对冲式高温烟气排放装置

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11104439A (ja) * 1997-10-01 1999-04-20 Asahi Glass Co Ltd 気体中の酸性成分除去剤および酸性成分除去方法
JP2001314757A (ja) * 2000-05-08 2001-11-13 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd ナトリウム系脱塩剤および廃棄物処理装置
JP2002263441A (ja) * 2001-03-12 2002-09-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 紫煙発生防止装置
JP2002282650A (ja) * 2001-03-26 2002-10-02 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 廃棄物燃焼排ガス処理装置および廃棄物処理システム
JP2003001054A (ja) * 2001-06-21 2003-01-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排煙のso3分除去装置
JP2003010633A (ja) * 2001-07-04 2003-01-14 Asahi Glass Co Ltd ガスの処理方法
JP2004082103A (ja) * 2002-08-27 2004-03-18 Asahi Glass Co Ltd So2を含有するガスの処理方法
JP2007525317A (ja) * 2003-12-24 2007-09-06 ソシエテ アノニム ロワ ルシェルシュ エ ディベロプマン カルシウム/マグネシウム化合物に基づく粉末組成物
JP2009507632A (ja) * 2005-09-15 2009-02-26 ソルベイ・ケミカルズ・インコーポレーテッド 排ガス気流から三酸化硫黄の除去
JP2006289365A (ja) * 2006-05-08 2006-10-26 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd ナトリウム系脱塩剤及び廃棄物処理装置
JP2008012498A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Takuma Co Ltd 排ガス処理方法及び排ガス処理装置
JP2008142694A (ja) * 2006-08-18 2008-06-26 Asahi Glass Co Ltd 酸性成分除去剤およびその製造方法
JP2011200777A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Kurita Water Ind Ltd 燃焼排ガスの処理方法及び処理剤
WO2012036012A1 (ja) * 2010-09-16 2012-03-22 旭硝子株式会社 酸性成分除去剤の製造方法および気体中の酸性成分除去方法
JPWO2012036012A1 (ja) * 2010-09-16 2014-02-03 旭硝子株式会社 酸性成分除去剤の製造方法および気体中の酸性成分除去方法
CN102728602A (zh) * 2011-03-29 2012-10-17 栗田工业株式会社 含重金属的固态物的处理方法
JP2013010643A (ja) * 2011-06-28 2013-01-17 Idemitsu Kosan Co Ltd 無機金属塩の製造方法
KR20140126261A (ko) 2013-04-22 2014-10-30 쿠리타 고교 가부시키가이샤 산성가스 안정화처리방법 및 연소배기가스 처리시설
JP2014213213A (ja) * 2013-04-22 2014-11-17 栗田工業株式会社 酸性ガス安定処理方法及び燃焼排ガス処理施設
KR20170117032A (ko) 2015-02-16 2017-10-20 고리츠다이가쿠호징 오사카후리츠다이가쿠 배기가스 처리방법 및 배기가스 처리장치
JPWO2018012434A1 (ja) * 2016-07-12 2019-05-09 Agc株式会社 酸性成分除去剤、その製造方法および酸性成分除去方法
WO2018117247A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 三井化学株式会社 多孔質成形体の製造方法、α-オレフィン二量化用触媒の製造方法、α-オレフィン二量体の製造方法、多孔質成形体、及びα-オレフィン二量化用触媒
CN110114143A (zh) * 2016-12-22 2019-08-09 三井化学株式会社 多孔质成型体的制造方法、α-烯烃二聚化用催化剂的制造方法、α-烯烃二聚体的制造方法、多孔质成型体及α-烯烃二聚化用催化剂
JPWO2018117247A1 (ja) * 2016-12-22 2019-10-31 三井化学株式会社 多孔質成形体の製造方法、α−オレフィン二量化用触媒の製造方法、α−オレフィン二量体の製造方法、多孔質成形体、及びα−オレフィン二量化用触媒
CN110114143B (zh) * 2016-12-22 2023-02-17 三井化学株式会社 多孔质成型体及α-烯烃二聚化用催化剂
WO2018142651A1 (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 栗田工業株式会社 酸性ガス処理剤
KR20190057151A (ko) 2017-02-01 2019-05-27 쿠리타 고교 가부시키가이샤 산성가스 처리제
JP2023154729A (ja) * 2022-04-08 2023-10-20 大原パラヂウム化学株式会社 多孔性金属錯体を含む混合物
JP2024020773A (ja) * 2022-08-02 2024-02-15 Agc株式会社 粉体組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4259539B2 (ja) 2009-04-30
JP3840858B2 (ja) 2006-11-01
JP2006239689A (ja) 2006-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000218128A (ja) 酸性成分除去剤、その製造方法及び酸性成分除去方法
US6352653B1 (en) Acid component-removing agent, method for producing it and method for removing acid components
JP3840632B2 (ja) ナトリウム系脱塩剤および廃棄物処理装置
JP2000218128A5 (ja)
JPH11104439A (ja) 気体中の酸性成分除去剤および酸性成分除去方法
JP5799955B2 (ja) 酸性成分除去剤の製造方法および気体中の酸性成分除去方法
JPH05309255A (ja) 塩顆粒の製造法
JP5045226B2 (ja) 酸性成分除去剤およびその製造方法
KR20180114012A (ko) 연도가스 정화용 조성물
JP2021020218A (ja) 煙道ガスの浄化のための組成物
JP2011177711A (ja) ガスの処理方法
CN113600122B (zh) 一种天然硫化矿物改性材料、制备方法及其应用
JP5045225B2 (ja) 酸性成分除去剤およびその製造方法
JP3571095B2 (ja) 酸性ガス吸収剤の製造方法
JP2001017831A (ja) ハロゲンガス用処理剤
KR102627703B1 (ko) 건식용 이산화탄소 포집제 및 그 제조방법
JP3692443B2 (ja) 石炭ガス化スラグを用いたハイドログロシュラーの製造方法
JP4051734B2 (ja) ダイオキシン類および酸性物質を含む排ガスの処理剤
JP5045224B2 (ja) 酸性成分除去剤およびその製造方法
JP4918741B2 (ja) ガスの処理方法
JP2006289365A (ja) ナトリウム系脱塩剤及び廃棄物処理装置
JP4735600B2 (ja) 酸性成分除去剤およびその製造方法
JP4393757B2 (ja) ゼオライト化材料
JP2002058963A (ja) 排ガス処理剤及び排ガス処理方法
JP2002282650A (ja) 廃棄物燃焼排ガス処理装置および廃棄物処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060117

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20060117

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20060315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060322

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060510

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3840858

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090818

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100818

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110818

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120818

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130818

Year of fee payment: 7

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term