JP2000218740A - ポリフェニレンスルフィド積層フィルムおよびそれを用いたコンデンサ - Google Patents

ポリフェニレンスルフィド積層フィルムおよびそれを用いたコンデンサ

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JP2000218740A
JP2000218740A JP11026878A JP2687899A JP2000218740A JP 2000218740 A JP2000218740 A JP 2000218740A JP 11026878 A JP11026878 A JP 11026878A JP 2687899 A JP2687899 A JP 2687899A JP 2000218740 A JP2000218740 A JP 2000218740A
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capacitor
polyphenylene sulfide
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laminated
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Yasutoshi Watanabe
泰利 渡邊
Yukio Noguchi
幸男 野口
Taiichi Kurome
泰一 黒目
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンデンサの加工適性を低下させることな
く、耐熱性、誘電特性等のコンデンサ特性に優れたポリ
フェニレンスルフィドフィルムの問題点であった耐電圧
性、自己回復性(セルフヒール性)を向上させる。 【解決手段】 ポリフェニレンスルフィドフィルムの少
なくとも片面に非晶性ポリエステル樹脂組成物を成分と
する高分子フィルム層が積層されたポリフェニレンスル
フィド積層フィルムであって、該積層フィルムの両軸の
230℃熱収縮率が−1%以上、10%未満であること
を特徴とするポリフェニレンスルフィド積層フィルム、
およびそれを用いたコンデンサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリフェニレンス
ルフィド積層フィルムおよびそれを用いたコンデンサに
関するものである。さらに詳しくは、耐電圧性やポリフ
ェニレンスルフィド積層フィルムに局部的に電圧破壊が
生じたときの自己回復性(セルフヒール性)等の電気特
性のみならず、コンデンサ製造工程におけるフィルムの
成形性を向上させたポリフェニレンスルフィド積層フィ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】二軸延伸ポリフェニレンスルフィドフィ
ルムは特開昭54−142275号公報等で開示されて
いる。また、二軸延伸ポリフェニレンスルフィドフィル
ムをコンデンサの誘電体に用いることによって、耐熱
性、周波数特性、温度特性等に優れたコンデンサを得る
ことが、特開昭57−187327号公報等によって提
案されている。
【0003】従来のポリフェニレンスルフィドフィルム
を用いた金属蒸着フィルムコンデンサは、その製造工
程、すなわち巻回や裁断、成形等の工程において、製造
条件の範囲が狭く、これらの管理が不十分だと低電圧破
壊による不良品が増加するという欠点があった。さら
に、従来のポリフェニレンスルフィドフィルムは、局部
的な電圧破壊が生じたときの自己回復性(セルフヒール
性)に劣るため、低電圧破壊が発生したとき、自己回復
(セルフヒール)せずにショートすることが多く、さら
に不良率を増加させたり、電圧処理時に不良品が増加す
る、使用時の信頼性が低い等の欠点があった。
【0004】耐電圧性、自己回復性(セルフヒール性)
の改良に関しては、特開平4−219236号公報等の
ポリフェニレンサルファイド積層フィルムが提案されて
いる。このポリフェニレンスルフィド積層フィルムで
は、積層層として融解点をもつ結晶性樹脂を用いている
ため、ポリフェニレンスルフィド樹脂と積層層に用いる
樹脂を共押出して積層フィルムを製造している。この方
法で得られたポリフェニレンスルフィド積層フィルムを
用いたコンデンサでは、耐電圧性、自己回復性(セルフ
ヒール性)が向上するという効果が得られている。
【0005】しかしながら、共押出により製造したポリ
フェニレンスルフィド積層フィルムでは、積層層の樹脂
として融解点がポリフェニレンスルフィドよりも低い樹
脂を用いているために、製膜工程、すなわち共押出した
フィルムを延伸した後の熱処理工程において、ポリフェ
ニレンスルフィドフィルム単体のときの製膜条件に比べ
て低温での熱処理しか行えない。このため、得られる積
層フィルムの熱収縮率が大きくなり、コンデンサ製造工
程における蒸着時にシワが発生したり、巻回あるいは積
層後の熱プレス時にコンデンサ素子にフィルムのずれや
変形が生ずるなど、コンデンサ加工適性が低下する。ま
た、積層層の樹脂として結晶性樹脂を用いているため
に、得られる積層フィルムの層間の剥離強度が低い。
【0006】積層層の樹脂の融解点以上で熱処理を行っ
た場合、積層層樹脂が熱処理中に融解するために積層フ
ィルムの表面粗さの制御ができなくなり、表面が平滑に
なる。このためコンデンサ製造工程における巻回あるい
は積層時にフィルム同士の接着性が悪くなり、熱プレス
条件の温度あるいはプレス圧を高くしなければならない
ため、コンデンサ素子に傷が発生し、耐電圧低下の原因
となる。また一度融解した後徐冷されるために、積層層
樹脂の結晶化が進み、配向もされていないためにフィル
ムがもろくなりフィルム破れが多発する。
【0007】積層層の樹脂として、融解点がポリフェニ
レンスルフィドの融解点と同等あるいはそれ以上の樹脂
を用いた場合でも、積層層樹脂が結晶性を有するため得
られる積層フィルムの層間の剥離がしやすい。このため
コンデンサ加工適性が低い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
のような問題点を解決すること、すなわち耐電圧、自己
回復性(セルフヒール性)等の電気特性を向上させるだ
けでなくコンデンサ用途での成形加工性に優れたポリフ
ェニレンスルフィド積層フィルムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明を完成するに際し
ては、ポリフェニレンスルフィドフィルムと非晶性ポリ
エステル樹脂組成物を成分とする高分子フィルムからな
るポリフェニレンスルフィド積層フィルムにおいて、熱
収縮率が特定の範囲にあると耐電圧性や自己回復性(セ
ルフヒール性)等の電気特性の向上のみならず、コンデ
ンサ製造工程での成形加工性に優れ、歩留まりが向上す
ることを見出した。
【0010】すなわち、本発明は、ポリフェニレンスル
フィドフィルムの少なくとも片面に非晶性ポリエステル
樹脂組成物を成分とする高分子フィルム層が形成された
ポリフェニレンスルフィド積層フィルムであって、該積
層フィルムの両軸の230℃での熱収縮率が−1%以
上、10%未満であるポリフェニレンスルフィド積層フ
ィルムを提供するものである。
【0011】また本発明は、上記のポリフェニレンスル
フィド積層フィルムの片面に金属層を蒸着してなる金属
化ポリフェニレンスルフィド積層フィルムを巻回あるい
は積層してなるコンデンサを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明において、ポリフェニレン
スルフィドとは、繰り返し単位の80モル%(好ましく
は90モル%以上が下記(化1)で示される構成単位か
らなる重合体をいう。かかる成分が20モル%未満では
ポリマーの結晶性、軟化点等が低くなり、得られるフィ
ルムの耐熱性、寸法安定性および機械的特性などを損な
う。繰り返し単位の20モル%未満(好ましくは10モ
ル%未満)であれば、共重合可能なスルフィド結合を含
有する単位が含まれていても差し支えない。該重合体の
共重合の仕方はランダム、ブロックを問わない。
【0013】
【化1】
【0014】本発明においてポリフェニレンスルフィド
樹脂組成物とは、上記ポリフェニレンスルフィド(好ま
しくはポリ−p−フェニレンスルフィド)を90重量%
以上含む樹脂組成物をいう。樹脂組成物中の残りの10
重量%未満は、ポリフェニレンスルフィド以外のポリマ
ーおよび/または充填剤、滑剤、着色剤、紫外線吸収
剤、帯電防止剤、酸化防止剤等の添加剤であってもかま
わない。また、本発明のポリフェニレンスルフィド樹脂
組成物の溶融粘度は温度300℃、せん断速度200s
ec-1のもとで100〜50000ポイズ(より好まし
くは500〜12000ポイズ)の範囲が製膜性の面で
好ましい。
【0015】本発明のポリフェニレンスルフィドフィル
ムとは、上記のポリフェニレンスルフィド樹脂組成物を
溶融成形した未延伸フィルム、一軸延伸および二軸延伸
フィルムであるが、コンデンサ用途には二軸延伸フィル
ムを用いるのが好ましい。該フィルムの厚さは0.5〜
12μmの範囲が本発明の目的を効果的に達成する点で
好ましい。また、易接着効果を持たせる目的で、コロナ
処理、プラズマ処理、プライマー処理を単体または複合
の表面処理が施されてもよい。
【0016】本発明においてポリエステルとは、繰り返
し単位の80モル%以上(好ましくは90モル%以上)
がエステル結合を介して構成される重合体をいう。かか
る成分が20モル%未満ではポリマーのガラス転移点
(Tg)、軟化点が低くなり、得られる積層フィルムの
耐熱性、寸法安定性および機械的特性などを損なう。該
ポリマーのグリコール成分としてはエチレングリコー
ル、ポリエチレンオキシドグリコール、ネオペンチルグ
リコール、プロピレングリコールなどが挙げられる。酸
成分としてはイソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、
テレフタル酸などが挙げられる。該ポリエステルは上記
のグリコール成分と酸成分を主体に共重合されたもので
該共重合の仕方は問わない。繰り返し単位の20モル%
未満(好ましくは10モル%未満)であれば、共重合可
能なエステル結合を含有する単位が含まれていても差し
支えない。該重合体の共重合の仕方はランダム、ブロッ
クを問わない。また、該ポリマーの分子量は500〜4
0000のものが積層の加工性の面で好ましい。
【0017】本発明において非晶性とは、結晶構造をと
らないものをいい、ガラス転移点(Tg)、軟化点は示
すが、示差走査型熱量計で熱特性を評価したときに融解
点のピークを示さないものをいう。本発明の目的である
コンデンサの加工適性を低下させないために、非晶性の
樹脂組成物を用いることが必須要件である。また、該ポ
リエステル樹脂組成物は、Tgが30℃以上のものが、
軟化点が150℃以上(好ましくは150〜200℃)
のものが積層フィルムおよびコンデンサ加工適性の面で
好ましい。また、現実には、非晶性ポリエステル樹脂組
成物の軟化点は実質的に190℃付近にコントロールす
ることが限界である。
【0018】本発明のポリエステル樹脂組成物とは、上
記ポリエステルを70重量%以上(好ましくは80重量
%以上)含むものをいい、残りの30重量%未満は、結
晶性部位を有するポリエステル、ポリエステル以外のポ
リマーおよび/または充填剤、滑剤、着色剤、紫外線吸
収剤、帯電防止剤、酸化防止剤等の添加剤であってもか
まわない。非晶性ポリエステル以外のものが30重量%
以上になるとポリフェニレンスルフィドフィルムとの接
着性が低下してしまう。
【0019】本発明においてポリフェニレンスルフィド
積層フィルムとは、上記ポリフェニレンスルフィドフィ
ルム(好ましくは二軸延伸ポリフェニレンスルフィドフ
ィルム)の少なくとも片面に非晶性ポリエステル樹脂組
成物を成分とする高分子フィルムからなる表面層が積層
されたポリフェニレンスルフィド積層フィルムであっ
て、該積層フィルムの両軸の熱収縮率が−1%以上、1
0%未満であることを特徴とするものである。
【0020】ここで熱収縮率とは、短冊状のフィルムを
無加重で230℃に設定したオーブンで10分間加熱し
たときのフィルムの収縮率である(JIS C2151
に準じた測定法)。また両軸とは、該フィルムの長手方
向と幅方向をいう。該熱収縮率が−1%未満の場合、コ
ンデンサ製造工程において巻回あるいは積層時のフィル
ム同士の接着性が悪くなり、熱プレス条件の温度あるい
はプレス圧を高くしなければならないため、コンデンサ
素子に傷が発生し、コンデンサの耐電圧を低下させる。
10%以上になると蒸着時にシワが発生したり、巻回あ
るいは積層時にフィルムのずれや素子が変形するため歩
留まりが低下する。
【0021】また、該積層フィルムの破断強度は14k
g/mm2以上であることが製膜安定性、コンデンサの
加工性の面で好ましい。破断強度とはフィルムを引っ張
り試験機を用いて200mm/分で引っ張り、フィルム
が切断したときの強度を下記の式で求めた値である。 破断強度(kg/mm2)=破断強力(kg)/{フィ
ルム幅(mm)×厚み(mm)} ここで、破断強度が14kg/mm2未満であると、コ
ンデンサ製造工程でフィルムの破れが増加し収率が低下
する傾向にあるため、該破断強度としては14kg/m
2以上が好ましい。
【0022】該積層フィルムの平均厚みは0.5〜15
μm、ポリフェニレンスルフィドフィルム層に対しての
積層層の厚みが1〜35%の範囲が耐熱性、耐電圧性、
誘電特性、吸湿特性等のコンデンサ特性の面で好まし
い。
【0023】また、該積層フィルムの積層層(表面層)
の平均粗さ(Ra)は、0.01〜0.12μmの範囲
がコンデンサの成形加工性の面で好ましい。表面粗さが
0.005μm未満であると積層フィルムの滑りが悪く
なる。このためコンデンサ加工時のハンドリング性が低
下し、フィルムへ傷が生じてコンデンサの耐電圧が低下
する。表面粗さが0.12μmを越えると、コンデンサ
製造工程における巻回あるいは積層時にフィルム同士の
接着性が低下する傾向がある。
【0024】本発明においてコンデンサとは、電気回路
の受信回路素子の一種で、誘電体を挟んで導体からなる
一対の電極を設けることにより、両電極間に一定の静電
気量を蓄えることができるものを意味し、蓄電器、キャ
パシタなどと呼ばれるものである。
【0025】次に本発明のコンデンサ用ポリフェニレン
スルフィド積層フィルムおよび該積層フィルムを用いた
コンデンサの製造方法について説明する。但し、本発明
の製造方法はこの方法に限定されるものではない。
【0026】先ず、ポリフェニレンスルフィドフィルム
の製造方法について述べる。ポリフェニレンスルフィド
の重合方法としては、硫化アルカリとジハロベンゼンを
極性溶媒中で高温高圧下に反応させる方法を用いる。特
に、硫化ナトリウムとジクロルベンゼンをN−メチルピ
ロリドン等のアミド系高沸点溶媒中で反応させるのが好
ましい。重合度を調整するために苛性アルカリ、カルボ
ン酸アルカリ金属塩などの重合助剤を添加して、230
〜280℃の温度で反応させるのが最も好ましい。重合
系内の圧力および重合時間は、使用する助剤の種類や量
および所望する重合度等によって適宜決定される。
【0027】重合を終わったポリマーを例えばN−メチ
ルピロリドンのようなポリフェニレンスルフィドと親和
性のある溶媒で高温洗浄した後に水洗、乾燥することで
ポリフェニレンスルフィド粉末が得られる。
【0028】このようにして得られた樹脂粉末に例えば
無機や有機の添加剤をヘンシェルミキサー等でブレンド
し、押出機(好ましくは一段以上のベント孔を有する押
出機)に供給して290〜360℃の温度で溶融混練
し、適当な口金から押し出してポリフェニレンスルフィ
ド樹脂組成物を得ることができる。
【0029】上記樹脂組成物を溶融押出装置に供給し、
該樹脂組成物の融点以上(好ましくは290〜360
℃)の温度で溶融して、スリット状のダイから押し出
し、回転する金属ドラム上でキャストするなどの方法で
急冷して未延伸、無配向のフィルムを得る。
【0030】二軸延伸フィルムにするには、上記で得た
未延伸フィルムを逐次二軸延伸法、同時二軸延伸法等の
周知の方法を用いることができるが、ロール群によって
フィルム長手方向に延伸した後にテンターによって幅方
向に延伸する、いわゆる逐次二軸延伸法によるのが好ま
しい。延伸の条件は本発明で注目する熱収縮率を目的の
範囲とするために、85〜110℃の温度で、長手方
向、幅方向各々1.5〜4.5倍の倍率で行うのが好ま
しい。
【0031】次に、このようにして得られた延伸フィル
ムを定長あるいは1.5%以下の制限収縮下で熱処理を
する。ここで熱処理は240℃〜290℃で1〜50秒
(好ましくは250℃〜285℃で3〜20秒)で行
う。また、該熱処理の後にアニール等の処理を施しても
よい。
【0032】熱処理温度が240℃未満であると、得ら
れる積層フィルムの熱収縮率が10%以上となり、コン
デンサ製造工程における蒸着、巻回あるいは積層時にフ
ィルムにシワが生じ、歩留まりを低下させる。熱処理温
度が290℃を高越えると、熱収縮率が−1%未満とな
り、コンデンサ製造工程における巻回あるいは積層時に
フィルム同士の接着性が悪くなる。また、ポリフェニレ
ンスルフィドの融解点を越える温度であるため、製膜中
の破れが多発し、得られるフィルムの表面も平滑にな
る。
【0033】本発明のコンデンサ用ポリフェニレンスル
フィド積層フィルムの製造方法は、ポリフェニレンスル
フィドフィルムの片面あるいは両面にポリエステル樹脂
を水または各種有機溶剤に溶解させた溶液を塗布し、溶
媒を乾燥除去して製造する方法を用いることができる。
該方法としては、例えばグラビアロール法、リバースロ
ール法、ダイコート法などの周知の方法例がある。また
本発明の積層フィルムの積層層は、非晶性の樹脂を用い
ているためにポリフェニレンスルフィドフィルムの延伸
工程で塗布してから熱処理しても、積層層が結晶化して
機械強度が低下したりポリフェニレンスルフィドフィル
ムと積層層との剥離強度が低下することはない。しか
し、積層層樹脂の軟化点以上での熱処理を行うと、表面
粗さが低下しコンデンサの耐電圧が悪くなるために、熱
処理後の二軸延伸ポリフェニレンスルフィドフィルムに
積層するのが好ましい。
【0034】積層層に結晶性樹脂を用いた場合、ポリフ
ェニレンスルフィドフィルムとの層間での剥離強度が低
下し、コンデンサの加工適性が低下する。
【0035】また上記積層に先がけて、ポリフェニレン
スルフィドフィルムの表面にコロナ放電処理、プラズマ
処理、プライマー処理などの易接着処理が施されていて
もよい。
【0036】他の積層法として、中心層となるポリフェ
ニレンスルフィドと積層層に用いる樹脂とを共押出する
ことにより、積層フィルムを得る方法があるが、この方
法で製造した積層フィルムは積層層の剥離強度が小さく
なり、コンデンサ加工適性が低下するため、本発明の目
的を達成できない。
【0037】また、本発明のポリエステル樹脂組成物
は、酸成分(例えばテレフタル酸、アジピン酸、セバシ
ン酸)、グリコール成分(例えば、エチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ポリエチレンオキシドグ
リコール)を周知の方法で共重合する。得られた共重合
ポリエステルに所望する滑剤、着色剤等を添加して得る
ことができる。また、市販品を用いることもできる。
【0038】次に本発明のコンデンサの製造方法につい
て述べる。コンデンサの内部電極としては、金属泊が用
いられる場合は金属泊と本発明の積層フィルムを箔はみ
だし巻回法や巻回途中でタブを挿入する方法などによっ
て交互に重ね合わせて巻き取るなどして誘電体と電極を
交互に重ね合わせ、かつ外部に電極が引き出せるような
構造となるように巻回してコンデンサ素子あるいはコン
デンサ母素子を得る。
【0039】また、コンデンサの内部電極として金属薄
膜が用いられる場合は、まず上述した本発明の積層フィ
ルムを金属化する。金属化の方法は蒸着による方法が好
ましい。蒸着する金属はアルミニウムを主たる成分とす
る金属が好ましい。金属化する際、予め金属化する側の
フィルム表面にコロナ放電処理、プラズマ処理などの処
理によって金属薄膜とフィルムとの密着力を向上させる
こともできる。金属化する際、あるいは金属化後に対向
電極が短絡しないようにテープマスク、オイルマージン
あるいはレーザービーム等により非金属化部分(いわゆ
るマージン)を設けることもできる。その後、一方の端
にマージン部分がくるように細幅のテープ状にスリット
することもある。
【0040】次にコンデンサ素子を製造する。巻回型コ
ンデンサを得る場合は、金属化フィルムを一方の端にマ
ージン部分がくるように細幅のテープ状にスリットした
ものを2枚重ねる方法を採用できる。あるいは両面金属
化フィルムにコーティング法などで第2の誘電体を設け
た1枚の複合フィルムを巻回する方法もある。
【0041】積層型コンデンサの場合は大径のドラムあ
るいは平板に巻回してコンデンサ母素子を得る。
【0042】巻回型コンデンサを製造する場合は、上記
のようにして得たコンデンサ母素子をプレス成形するの
が一般的である。このとき、100℃以上フィルムの融
点以下の温度に加熱することもできる。その後、外部電
極の取り付け工程(金属溶射、導電性樹脂等による)、
必要なら樹脂または油含浸工程、リード付きタイプのコ
ンデンサとするときはリード線の取り付け工程、外装工
程を経てコンデンサを得ることができる。
【0043】積層型コンデンサの場合は大径のドラムあ
るいは平板に巻回下、母素子を熱処理する、あるいはリ
ング等で締め付ける、あるいは平行平板等でプレスする
などフィルムの厚さ方向に圧力を加えて成形する。その
際の温度範囲は常温からフィルムの融点以下である。こ
の後、外部電極の取り付け工程(金属溶射、導電性樹脂
による)、個々の素子切り出し工程、必要なら樹脂また
は油含浸工程を経てコンデンサを得ることができる。
【0044】[特性の評価方法]本発明の記述に用い
た、特性の評価方法およ評価の基準を述べる。 (1)熱収縮率 積層フィルムの長手方向および幅方向の熱収縮率をJI
S C2151に準じて測定した。但し、温度は230
℃とし、熱処理時間は10分間とした。
【0045】(2)全体および各層のフィルムの厚みお
よび積層比 積層フィルム断面の走査型電子顕微鏡像を写真撮影し、
測定倍率から逆算して求めた。
【0046】(3)破断強度 積層フィルムの長手方向をJIS C2151に準じて
測定した。
【0047】(4)融解点 積層層に用いた樹脂を積層フィルムから溶剤で溶出し、
蒸発乾固または削りとってパーキンエルマー社製DSC
−2型示差走査型熱量計にて不活性ガス雰囲気中で下記
条件で20℃から昇温したときの融点吸収ピーク温度を
測定した。 サンプル重量 : 5mg 昇温速度 : 20℃/分
【0048】(5)軟化点 積層層に用いた樹脂を積層フィルムから溶剤で溶解さ
せ、該溶液を蒸発乾固してJIS K2531(環球
法)に準じて測定した。
【0049】(6)分子量 積層フィルムの積層層を剥離あるいは溶剤で溶出して蒸
発乾固した後、テトラヒドロフラン溶液とし、GPC法
にて測定した。分子量は単分散ポリスチレンの相対値で
示す。
【0050】(7)表面粗さ 積層フィルムの積層層表面をJIS R−0601に準
じて測定した。
【0051】(8)中心層(ポリフェニレンスルフィド
フィルム)と積層層の剥離性 積層フィルムの両側にセロファン粘着テープを貼り、剥
離角180度で手で剥離して下記基準で評価した。 ○:剥離面積の10%以下が剥離する。 △:剥離面積の10〜30%が剥離する。 ×:剥離面積の30%以上が剥離する。
【0052】(9)耐電不良率 積層フィルムの積層層にアルミニウムを蒸着し、下記条
件で巻回型コンデンサを作成して直流耐圧試験器(春日
電機製)で印可電圧昇圧速度100V/secで測定
し、電流が10mA以上流れ、電圧上昇が止まったもの
を不良とした。コンデンサ100個を測定し、不良個数
の百分率(%)で表した。 ○:相対偏差2%未満 △:相対偏差3〜5% ×:相対偏差5%以上 ・コンデンサ作成条件 アルミニウム蒸着 : 2Ω/ フィルム幅 : 13mm マージン幅 : 1mm 静電容量 : 0.35μFに制御 ・プレス条件 温度 : 150℃ 圧力 : 25kg/cm2 時間 : 5
【0053】(10)コンデンサ素子加工性 下記基準で判断した。上記(5)と同様にしてコンデン
サ素子を作成し、目視により素子の形状を確認した。 ○:コンデンサ素子のフィルムのずれ、変形がなく、後
の工程に全く支障がないレベル △:コンデンサ素子のフィルムのずれ、変形は若干ある
が後の工程で問題がないレベル ×:コンデンサ素子のフィルムのずれ、変形が大きく、
後の工程に支障を来すレベル
【0054】(11)自己回復(セルフヒール)性 直流耐電圧試験器(春日電機(株)製)を用いて電圧上
昇速度100V/secにて電流が10mA以上流れて
電圧上昇が止まるまで印加する。次いで印加電圧をゼロ
に戻し、1回目同様に2回目の電圧印加を行い、電圧上
昇があればセルフヒール1回、なければ0回とカウント
する。この操作を4回繰り返し、4回目まで電圧上昇が
あった場合にはセルフヒール3回である。セルフヒール
性は下記基準で判断した。 ○:3回ともセルフヒールした。 △:1回または2回、セルフヒールした。 ×:1回もセルフヒールしなかった。
【0055】(12)フィルム引っ張り性 積層フィルムを13mm幅にスリットしたテープ状のフ
ィルムを作成し、3kg/mmの張力を加え、10m/
分の速度で1分間走行させ、停止させることを5回繰り
返して下記基準で評価した。 ○:1回もフィルムは切れない。 △:1回フィルムが切れた。 ×:2回以上フィルムが切れた。
【0056】
【実施例】次に本発明を実施例を挙げて詳細に説明す
る。 実施例1 (1)ポリフェニレンスルフィドフィルムの製造 東レ(株)製ポリ−p−フェニレンスルフィド粉末(T
1880)をN−メチルピロリドンで2回洗浄した。さ
らに、該ポリ−p−フェニレンスルフィド粉末に平均粒
径0.5μmの炭酸カルシウム粒子0.5重量%をヘン
シェルミキサーでブレンドした後、30mm口径の二軸
押出機に供給し、320℃の温度で2mm径の円形ダイ
スからガット状押出成形し、水冷した後カッターで3m
m長に切断した。
【0057】得られたポリ−p−フェニレンスルフィド
樹脂組成物を180℃、10mmHgの減圧下でミキサ
ーでかき混ぜながら5時間乾燥した。
【0058】該樹脂組成物を40mm孔径のエクストル
ーダで320℃の温度で押し出し、600mm幅、リッ
プ間隙1mmの口金でシート状に成形した後、60℃の
温度に制御した金属ドラムでキャストして未延伸フィル
ムを得た。
【0059】得られた未延伸フィルムを逐次二軸延伸法
で長手方向に3.5倍、幅方向に3.3倍延伸した。延
伸温度は長手方向、幅方向とも99℃であった。さらに
幅方向に延伸したテンターに後続する熱処理ゾーンで2
60℃で10秒間熱処理をした。また、幅方向のリラッ
クス率は6%とした。
【0060】得られた二軸延伸ポリ−p−フェニレンス
ルフィドフィルムの平均厚みは5.5μmであった。該
フィルムの片面に3000J/m2のエネルギーでコロ
ナ放電処理を施した。このフィルムをフィルム−1とす
る。
【0061】(2)非晶性ポリエステル樹脂組成物の準
備 ポリエステル樹脂として東洋紡(株)製、“バイロン”
29SSを用いた。該ポリエステルを有機溶剤で固形分
濃度は10重量%になるように調整した。用いた溶剤は
トルエン/メチルエチルケトン=80/20の混合溶剤
である。
【0062】(3)積層フィルムの製造 フィルム−1のコロナ放電処理面に、グラビアロールコ
ート法で上記(2)で調整したポリエステルの塗剤を連
続的に塗布した。塗布厚みは溶剤乾燥法で0.5μmに
なるよう制御した。塗布の速度は20m/分、乾燥温度
は130℃で、乾燥時間を1分間とした。得られたポリ
フェニレンスルフィド積層フィルムを積層フィルム−1
とする。該積層フィルムの積層層を評価した結果、非晶
性ポリエステルであり、ガラス転移温度(Tg)は72
℃、軟化点は180℃であった。また、該積層フィルム
の熱収縮率は長手方向5.3%、幅方向0.0%であっ
た。
【0063】実施例2 ポリフェニレンスルフィドフィルムの製膜過程で熱処理
温度を250℃にした以外は実施例1と同様な方法で積
層フィルムを得た。該積層フィルムの熱収縮率は長手方
向9.5%、幅方向5.3%であった。
【0064】実施例3 ポリフェニレンスルフィドフィルムの製膜過程で熱処理
温度を280℃にした以外は実施例1と同様な方法で積
層フィルムを得た。該積層フィルムの熱収縮率は長手方
向3.6%、幅方向−0.8%であった。
【0065】実施例4 実施例1の方法で得たフィルム−1の両面に実施例1の
条件でコロナ放電処理をし、実施例1のポリエステル樹
脂組成物を同様の方法で両面塗布した。塗布厚みは片面
あたり0.25μmになるように調整した(積層フィル
ム−4)。
【0066】実施例5 非晶性ポリエステルとして東洋紡(株)製“バイロン”
20SS、Tg67℃、軟化点163℃のものを準備
し、実施例1の溶剤で溶解して固形分濃度が10重量%
になるよう調整した。該樹脂溶液をフィルム−1のコロ
ナ処理面に実施例1の方法で塗布、乾燥した。塗布厚み
は0.5μmであった。
【0067】比較例1 ポリフェニレンスルフィドフィルムの製膜過程で熱処理
温度を240℃にした以外は実施例1と同様な方法で積
層フィルムを得た。該積層フィルムの熱収縮率は長手方
向12.5%、幅方向8.2%であった。
【0068】比較例2 ポリフェニレンスルフィドフィルムの製膜過程で幅方向
の延伸倍率を3.0倍、熱処理温度を290℃にした以
外は実施例1と同様な方法で積層フィルムを得た。該積
層フィルムの熱収縮率は長手方向2.2%、幅方向−
2.6%であった。
【0069】比較例3 積層層の塗剤としてダイマー酸系のポリアミド樹脂“マ
クロメルト”6901(ヘンケル日本(株)製)(軟化
点164〜175℃)を用い、酢酸エチル/メチルエチ
ルケトン/ベンジルアルコール=40/40/20の有
機溶剤で溶解し、固形分濃度が10重量%になるように
調整した。該溶液を実施例1のフィルム−1のコロナ処
理面に実施例1の方法で塗布、乾燥した。乾燥温度は1
40℃であり、塗布厚みは0.5μmになるように調整
した。得られた積層フィルムの積層層の軟化点は167
℃であった。
【0070】比較例4 積層層の塗剤として東洋紡(株)製“バイロン”80
0、融解点182℃の結晶性ポリエステル樹脂を用い、
実施例1の溶剤で溶解して固形分濃度を10重量%にな
るように調整した。該樹脂溶液をフィルム−1のコロナ
処理面に実施例1の方法で塗布、乾燥した。塗布厚みは
0.5μmであった。
【0071】比較例5 積層フィルム−1の特性と比較するために、実施例1の
方法で厚み6μmのポリフェニレンスルフィドフィルム
を製造した。
【0072】比較例6 実施例1で使用したポリフェニレンスルフィド樹脂組成
物を準備した。また、0.5μm径のシリカを0.5重
量%含み、固有粘度が0.55のポリエチレンテレフタ
レートを真空下、230℃で15時間固相重合を行い固
有粘度が0.82のポリエチレンテレフタレート樹脂組
成物を得た。
【0073】得られたポリエチレンテレフタレート樹脂
組成物およびポリフェニレンスルフィド樹脂組成物を別
々のエクストルーダに供給し、溶融状態で口金上部にあ
る2重管型の積層装置で中央の層がポリフェニレンスル
フィドになるように導き、続いて設けられたTダイ型口
金より吐出させ、冷却回転ドラムで急冷し、実質的に非
晶のポリエチレンテレフタレート/ポリフェニレンスル
フィド/ポリエチレンテレフタレートの3層積層シート
を得た。
【0074】次いで、該積層シートを表面温度90℃の
複数の加熱ロールに接触走行させ、加熱ロール群の次に
設けられた周速の異なる30℃の冷却ロールとの間で長
手方向に3.7倍延伸した。この一軸延伸シートをテン
ターを用いて長手方向と直交する方向に100℃で3.
5倍延伸し、続いて250℃で10秒間熱処理し、トー
タル厚み6.0μm、ポリエチレンテレフタレート層厚
み各々0.6μmの積層フィルムを得た。
【0075】比較例7 比較例6の方法でテンターでの熱処理温度を270℃に
して他の条件は比較例6と同様にしてポリエチレンテレ
フタレート/ポリフェニレンスルフィド/ポリエチレン
テレフタレートの積層フィルムを得た。
【0076】[評価]実施例1〜5および比較例1〜7
のコンデンサ用ポリフェニレンスルフィド積層フィルム
およびコンデンサの評価結果を表1、表2に示す。
【0077】実施例1〜3および比較例1、2は非晶性
ポリエステル樹脂をポリフェニレンスルフィドフィルム
の片面に積層したものであり、ポリフェニレンスルフィ
ドフィルムの製膜工程で熱処理温度を変化させることに
より、得られる積層フィルムの熱収縮率を調整した。実
施例1〜3は比較例1,2と比較するとコンデンサ素子
加工適性は低下せず、コンデンサとしても本発明の目的
を達成している。比較例1の積層フィルムは長手方向の
熱収縮率が10以上であり、コンデンサ製造工程の蒸
着、巻回時にシワが発生し素子加工性が悪い。比較例2
の積層フィルムは幅方向の熱収縮率が−1未満であり、
コンデンサ製造工程での巻回後の熱プレス時にフィルム
同士の接着性が悪く、コンデンサ素子にフィルムのずれ
が発生した。また、得られたコンデンサの耐電不良率も
高く、本発明の目的を達成できない。
【0078】実施例4の積層フィルムは積層層樹脂とし
て実施例1と同様の非晶性ポリエステルを用い、両面に
該樹脂を積層した積層フィルムである。両面に積層して
も積層フィルム、コンデンサとも本発明の目的を達成す
ることができる。
【0079】実施例5は積層層樹脂として実施例1とは
異なる非晶性ポリエステルを用いたが、積層フィルムお
よびコンデンサとも本発明の目的を達成することができ
る。
【0080】比較例3は非晶性のポリアミド樹脂を積層
させたものである。該積層フィルムの熱収縮率が本発明
の範囲に入っているにもかかわらずコンデンサのセルフ
ヒール性を向上させる効果がない。
【0081】比較例4は融解点をもつ結晶性ポリエステ
ル樹脂を積層層に用いた積層フィルムである。該積層フ
ィルムは中心層と積層層が剥離しやすいためコンデンサ
の加工性が悪い。また、コンデンサのセルフヒール性の
向上効果もない。
【0082】比較例6および7の積層フィルムは特開平
4−219236号公報で開示されている方法をもとに
積層フィルムを製造したものである。比較例6は積層層
のポリエチレンテレフタレート層の二軸配向性を損なわ
ない熱処理温度を選んだものである。該積層フィルムは
コンデンサ特性の向上効果はあるが積層層が剥離しやす
くコンデンサ成形性が悪い、
【0083】比較例7は熱処理温度をポリエチレンテレ
フタレートの融解点以上としたものである。該積層フィ
ルムは比較例6同様にコンデンサ加工性が悪く、積層層
樹脂を一度融解させているためフィルム表面が平滑であ
る。このため、巻回時にフィルム同士の接着性が低下
し、得られるコンデンサの耐電性が悪くなる。また、一
度融解して徐冷することになるため積層層樹脂の結晶化
が進み、配向もされていないため破断強度が低下しフィ
ルムがもろくなる。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
【発明の効果】本発明は、以上の構成としたためポリフ
ェニレンスルフィドが有するコンデンサの特性を低下さ
せずに、従来の問題点であった耐電性、自己回復性(セ
ルフヒール性)は大幅に向上したコンデンサ用ポリフェ
ニレンスルフィド積層フィルムおよび該積層フィルムを
誘電体としたコンデンサを提供することができた。ま
た、積層界面および積層フィルム同士の接着性が良く、
熱寸法安定性、機械特性も低下しないためコンデンサの
加工性にも優れたものになった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 4/32 301 H01G 4/24 301D (72)発明者 黒目 泰一 岐阜県安八郡神戸町大字安次900番地の1 東レ株式会社岐阜工場内 Fターム(参考) 4F100 AB01C AK41B AK54A AL05B BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B BA10C BA15 EH66C GB41 JA03 JA12B JG05 JG10 JJ03 JK06 JL04 YY00 5E082 EE03 EE07 EE24 FG06 FG36 FG39 FG48 FG54 PP06 PP10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリフェニレンスルフィドフィルムの少
    なくとも片面に非晶性ポリエステル樹脂組成物を成分と
    する高分子フィルム層が積層されたポリフェニレンスル
    フィド積層フィルムであって、該積層フィルムの両軸の
    230℃熱収縮率が−1%以上、10%未満であること
    を特徴とするポリフェニレンスルフィド積層フィルム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポリフェニレンスルフ
    ィド積層フィルムの片面に金属層を蒸着してなる金属化
    ポリフェニレンスルフィド積層フィルムを巻回あるいは
    積層してなるコンデンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2025142679A1 (ja) * 2023-12-25 2025-07-03 東レ株式会社 ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルムロール、およびそれらからなる金属化フィルム、集電箔、電極板および二次電池

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