JPH0771842B2 - 積層体及びその製造方法 - Google Patents
積層体及びその製造方法Info
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- JPH0771842B2 JPH0771842B2 JP63195591A JP19559188A JPH0771842B2 JP H0771842 B2 JPH0771842 B2 JP H0771842B2 JP 63195591 A JP63195591 A JP 63195591A JP 19559188 A JP19559188 A JP 19559188A JP H0771842 B2 JPH0771842 B2 JP H0771842B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、積層体に関するものである。さらに詳しく
は、ポリ−p−フェニレンスルフィドを主成分とする無
配向であるシートと2軸配向ポリ−p−フェニレンスル
フィドフィルムとの積層体及び該積層体の製造方法に関
するものである。
は、ポリ−p−フェニレンスルフィドを主成分とする無
配向であるシートと2軸配向ポリ−p−フェニレンスル
フィドフィルムとの積層体及び該積層体の製造方法に関
するものである。
[従来の技術] 従来のフィルムとしては、(1)2軸配向ポリ−p−フ
ェニレンスルフィドフィルム(以下2軸配向PPSフィル
ムと略称することがある。)を、電気絶縁材料として用
いることが、特開昭55−35459号公報等で知られてい
る。また、(2)無配向であるポリ−p−フェニレンス
ルフィドのシートも特開昭56−34426、同57−121052号
公報等で知られている。
ェニレンスルフィドフィルム(以下2軸配向PPSフィル
ムと略称することがある。)を、電気絶縁材料として用
いることが、特開昭55−35459号公報等で知られてい
る。また、(2)無配向であるポリ−p−フェニレンス
ルフィドのシートも特開昭56−34426、同57−121052号
公報等で知られている。
一方、(3)2軸配向PPSフィルム同士を接着剤を介し
て積層することも特開昭6−241142号公報等で知られて
いる。また、(4)2軸配向PPSフィルムと2軸延伸ポ
リエステルフィルムとの積層フィルム(特開昭62−2924
31号公報等)、(5)2軸配向PPSフィルムと芳香族系
重合体の繊維シートとの積層体(特開昭60−63158号公
報)、(6)2軸配向PPSフィムと4弗化エチレン・6
弗化プロピレン共重合体フィルムとの積層フィルム(特
開昭62−292432号公報)なども公知である。
て積層することも特開昭6−241142号公報等で知られて
いる。また、(4)2軸配向PPSフィルムと2軸延伸ポ
リエステルフィルムとの積層フィルム(特開昭62−2924
31号公報等)、(5)2軸配向PPSフィルムと芳香族系
重合体の繊維シートとの積層体(特開昭60−63158号公
報)、(6)2軸配向PPSフィムと4弗化エチレン・6
弗化プロピレン共重合体フィルムとの積層フィルム(特
開昭62−292432号公報)なども公知である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記のフィルムやシート、積層フィルム及び積
層体は、下記の問題点を有している。
層体は、下記の問題点を有している。
すなわち、従来の技術の欄に記載された(1)項のフィ
ルムは、耐衝撃性や引裂き強さが乏しく、例えばモータ
のスロットライナーやウェッジとして用いる場合、フィ
ルムが裂けてしまったり、フィルムがデラミネーション
してしまったりする問題があった。
ルムは、耐衝撃性や引裂き強さが乏しく、例えばモータ
のスロットライナーやウェッジとして用いる場合、フィ
ルムが裂けてしまったり、フィルムがデラミネーション
してしまったりする問題があった。
(2)項の無配向であるシートは、引裂き強さに富む
が、引張り伸度が低く、また融点付近の温度にさらされ
ると急激に強度が低下し、形態保持性が著しく悪化して
しまう。
が、引張り伸度が低く、また融点付近の温度にさらされ
ると急激に強度が低下し、形態保持性が著しく悪化して
しまう。
(3)項の積層フィルムは、(1)項のフィルムに比べ
て耐衝撃性や引裂き強度が向上するが、不充分であり、
また接着剤が介在するため、2軸配向PPSフィルムの耐
熱性や耐薬品性などの優れた特性を低下させる危険性が
ある。
て耐衝撃性や引裂き強度が向上するが、不充分であり、
また接着剤が介在するため、2軸配向PPSフィルムの耐
熱性や耐薬品性などの優れた特性を低下させる危険性が
ある。
(4)項の積層フィルムは、積層されている2軸延伸ポ
リエステルフィルムの耐熱性、耐薬品性、耐湿熱性が乏
しいため2軸配向PPSフィルムの優れた特性を生かしき
れない。
リエステルフィルムの耐熱性、耐薬品性、耐湿熱性が乏
しいため2軸配向PPSフィルムの優れた特性を生かしき
れない。
(5)項の積層体は、耐熱性及び耐衝撃性に優れるが、
接着剤を介在せしめて積層されているため、接着剤の耐
熱性や耐薬品性が乏しく、該積層体の特性を低下させ
る。また、該積層体の繊維シートの吸湿性が非常に大き
いため該積層体の湿熱下の寸法変化が大きくなる。ま
た、スリット加工などで該積層体の繊維シートのほぐ
れ、切り屑が発生し、精度が要求されるモーターなど
(例えば冷凍機用のハーメチックモーター)の絶縁材と
しての適用には制限があった。
接着剤を介在せしめて積層されているため、接着剤の耐
熱性や耐薬品性が乏しく、該積層体の特性を低下させ
る。また、該積層体の繊維シートの吸湿性が非常に大き
いため該積層体の湿熱下の寸法変化が大きくなる。ま
た、スリット加工などで該積層体の繊維シートのほぐ
れ、切り屑が発生し、精度が要求されるモーターなど
(例えば冷凍機用のハーメチックモーター)の絶縁材と
しての適用には制限があった。
さらに(6)項の積層フィルムは、耐熱性、耐薬品性に
優れており、また接着剤を介在させずに積層しているた
め、接着剤が積層フィルムに悪影響を与える心配もな
い。また該積層フィルムの引裂き強さも大きい。しか
し、該積層フィルムを製造するために、各々のフィルム
に特殊な表面処理が必要であるのに加え、該積層フィル
ムの積層界面の接着力が乏しいため、一部に急激な衝撃
力が加わると剥離し、2軸配向PPSフィルムが裂けると
いう問題点がある。
優れており、また接着剤を介在させずに積層しているた
め、接着剤が積層フィルムに悪影響を与える心配もな
い。また該積層フィルムの引裂き強さも大きい。しか
し、該積層フィルムを製造するために、各々のフィルム
に特殊な表面処理が必要であるのに加え、該積層フィル
ムの積層界面の接着力が乏しいため、一部に急激な衝撃
力が加わると剥離し、2軸配向PPSフィルムが裂けると
いう問題点がある。
本発明は係る問題点を解消し、接着剤を介在させずに耐
熱性、耐薬品性、難燃性、耐衝撃性、耐湿熱性及び加工
性などの各特性をバランスよく兼ね備えたPPS単独の積
層体を提供することを目的とする。
熱性、耐薬品性、難燃性、耐衝撃性、耐湿熱性及び加工
性などの各特性をバランスよく兼ね備えたPPS単独の積
層体を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、無配向であるポリフェニレンスルフィド層
(A)の少なくとも片側に2軸配向ポリフェニレンスル
フィド層(B)が接着剤を介することなく積層されてい
る積層体及びその製造方法に関するものである。
(A)の少なくとも片側に2軸配向ポリフェニレンスル
フィド層(B)が接着剤を介することなく積層されてい
る積層体及びその製造方法に関するものである。
本発明において、ポリ−p−フェニレンスルフィド(以
下PPSと略称することがある)とは、繰り返し単位の70
モル%以上(好ましくは85モル%以上)が構造式 で示される構成単位からなる重合体をいう。係る成分が
70モル%未満ではポリマの結晶性、熱転移温度等が低く
なりPPSを主成分とする樹脂組成物からなるフィルムの
特徴である耐熱性、寸法安定性、機械的特性等を損な
う。
下PPSと略称することがある)とは、繰り返し単位の70
モル%以上(好ましくは85モル%以上)が構造式 で示される構成単位からなる重合体をいう。係る成分が
70モル%未満ではポリマの結晶性、熱転移温度等が低く
なりPPSを主成分とする樹脂組成物からなるフィルムの
特徴である耐熱性、寸法安定性、機械的特性等を損な
う。
繰り返し単位の30モル%未満、好ましくは15モル%未満
であれば共重合可能なスルフィド結合が含有する単位が
含まれていても差し支えない。また該重合体の共重合の
しかたは、ランダム、ブロック型を問わない。
であれば共重合可能なスルフィド結合が含有する単位が
含まれていても差し支えない。また該重合体の共重合の
しかたは、ランダム、ブロック型を問わない。
本発明において、ポリ−p−フェニレンスルフィドを主
成分とする樹脂組成物(以下PPS系組成物と略称するこ
とがある。)とは、ポリ−p−フェニレンスルフィドを
60重量%以上含む組成物を言う。
成分とする樹脂組成物(以下PPS系組成物と略称するこ
とがある。)とは、ポリ−p−フェニレンスルフィドを
60重量%以上含む組成物を言う。
PPSの含有量が60重量%未満では、該組成物からなる無
配向であるシートの引き裂き強さなどの機械特性や耐熱
性等を損なう。
配向であるシートの引き裂き強さなどの機械特性や耐熱
性等を損なう。
該組成物中の残りの40重量%未満はPPS以外のポリマ、
無機または有機のフィラー、滑剤、着色剤などの添加物
を含むことができる。
無機または有機のフィラー、滑剤、着色剤などの添加物
を含むことができる。
該樹脂組成物の溶融粘度は、温度300℃、剪断速度200 1
/secのもとで、700〜20000ポイズの範囲がシートの成形
性の点で好ましい。
/secのもとで、700〜20000ポイズの範囲がシートの成形
性の点で好ましい。
本発明にいう無配向であるシート(以下PPS−NOと略称
することがある。)とは、上記のPPS系組成物を、溶融
成形してなる厚さ1mm以下のフィルム、シート、板の総
称で、無配向、未延伸のものをいう。
することがある。)とは、上記のPPS系組成物を、溶融
成形してなる厚さ1mm以下のフィルム、シート、板の総
称で、無配向、未延伸のものをいう。
本発明における2軸配向ポリ−p−フェニレンスルフィ
ドフィルム(以下PPS−BOと略称することがある。)
は、ポリ−p−フェニレンスルフィドを90重量%以上含
む樹脂組成物を、溶融成形してシート状とし、2軸延
伸、熱処理してなるフィルムである。PPSの含有量が90
重量%未満では、組成物としての結晶性、熱転移度等が
低くなり、該組成物からなるフィルムの特長である耐熱
性、寸法安定性、機械的特性等を損なう。
ドフィルム(以下PPS−BOと略称することがある。)
は、ポリ−p−フェニレンスルフィドを90重量%以上含
む樹脂組成物を、溶融成形してシート状とし、2軸延
伸、熱処理してなるフィルムである。PPSの含有量が90
重量%未満では、組成物としての結晶性、熱転移度等が
低くなり、該組成物からなるフィルムの特長である耐熱
性、寸法安定性、機械的特性等を損なう。
該組成物中の残りの10重量%未満はPPS以外のポリマ、
無機または有機のフィラー、滑剤、着色剤、紫外線吸収
剤などの添加物を含むことができる。
無機または有機のフィラー、滑剤、着色剤、紫外線吸収
剤などの添加物を含むことができる。
該樹脂組成物の溶融粘度は、温度300℃、剪断速度200 1
/secのもとで、500〜12000ポイズ(より好ましくは700
〜10000ポイズ)の範囲がフィルムの成形性の点で好ま
しい。
/secのもとで、500〜12000ポイズ(より好ましくは700
〜10000ポイズ)の範囲がフィルムの成形性の点で好ま
しい。
該樹脂組成物の溶融粘度は、最終的に得られる2軸配向
PPSフィルムの溶融粘度に等しい。
PPSフィルムの溶融粘度に等しい。
該フィルムの厚さは、3〜300μmの範囲が好ましい。
本発明は、PPS−NOとPPS−BOを、接着剤を介さずに積層
したものである。積層に先がけて、PPS−NOに熱処理や
酸化架橋が行なわれてもよい。また、PPS−NO及びPPS−
BOの表面にコロナ放電処理やプラズマ処理を施すことも
本発明に含まれる。
したものである。積層に先がけて、PPS−NOに熱処理や
酸化架橋が行なわれてもよい。また、PPS−NO及びPPS−
BOの表面にコロナ放電処理やプラズマ処理を施すことも
本発明に含まれる。
本発明の積層体の考えられる積層構成の第1の態様は、
PPS−NO(A)とPPS−BO(B)とを積層した2層構造を
有したものであり、AとBの厚み比A/Bが0.1〜10の範囲
が熱が加わったときの耐熱性、形態保持性と耐衝撃性の
バランスの点で好ましい。また積層体全体の厚さは20〜
700μmの範囲が好ましい。
PPS−NO(A)とPPS−BO(B)とを積層した2層構造を
有したものであり、AとBの厚み比A/Bが0.1〜10の範囲
が熱が加わったときの耐熱性、形態保持性と耐衝撃性の
バランスの点で好ましい。また積層体全体の厚さは20〜
700μmの範囲が好ましい。
本発明の積層体の考えられる積層構成の第2の態様は、
PPS−BO(A)、PPS−NO(B)、PPS−BO(A′)をこ
の順に積層したものであり、A、A′、Bの厚さが式 0.1≦(A+A′)/B≦10 を満たすことが、熱が加わったときの耐熱性、形態保持
性と耐衝撃性のバランスの点で好ましい。またAとA′
の厚み比A/A′が0.5〜2.0の範囲が加工時の作業性の点
で好ましい。さらに積層体全体の厚さは30〜1000μmの
範囲が好ましい。
PPS−BO(A)、PPS−NO(B)、PPS−BO(A′)をこ
の順に積層したものであり、A、A′、Bの厚さが式 0.1≦(A+A′)/B≦10 を満たすことが、熱が加わったときの耐熱性、形態保持
性と耐衝撃性のバランスの点で好ましい。またAとA′
の厚み比A/A′が0.5〜2.0の範囲が加工時の作業性の点
で好ましい。さらに積層体全体の厚さは30〜1000μmの
範囲が好ましい。
また、本発明の積層体は、接着剤層を設けることなく、
融着によってPPS−NOとPPS−BOが接合されているもので
ある。
融着によってPPS−NOとPPS−BOが接合されているもので
ある。
次に本発明の積層体の製造方法について述べる。
本発明に用いるPPSは、硫化アルカリとパラジハロベン
ゼンとを極性溶媒中で高温高圧下に反応させて得られ
る。特に、硫化ナトリウムとパラジクロルベンゼンをN
−メチルピロリドン等のアミド高沸点極性溶媒中で反応
させるのが好ましい。この場合、重合度を調整するため
に、カ性アルカリ、カルボン酸アルカリ金属塩等のいわ
ゆる重合助剤を添加して、230〜280℃で反応させるのが
最も好ましい。重合系内の圧力および重合時間は使用す
る助剤の種類や量および所望する重合度等によって適宜
決定する。得られた粉状または粒状のポリマを、水また
は/および溶媒で洗浄して、副製塩、重合助剤、未反応
モノマー等を分離する。
ゼンとを極性溶媒中で高温高圧下に反応させて得られ
る。特に、硫化ナトリウムとパラジクロルベンゼンをN
−メチルピロリドン等のアミド高沸点極性溶媒中で反応
させるのが好ましい。この場合、重合度を調整するため
に、カ性アルカリ、カルボン酸アルカリ金属塩等のいわ
ゆる重合助剤を添加して、230〜280℃で反応させるのが
最も好ましい。重合系内の圧力および重合時間は使用す
る助剤の種類や量および所望する重合度等によって適宜
決定する。得られた粉状または粒状のポリマを、水また
は/および溶媒で洗浄して、副製塩、重合助剤、未反応
モノマー等を分離する。
このポリマを無配向であるシートに成形するには、エク
ストルーダに代表される溶融押出機に供給され、該ポリ
マの融点以上の温度に加熱され溶融されスリット状のダ
イから連続的に押し出され、該フィルムのガラス転移点
以下の温度まで急速冷却することにより得られる。
ストルーダに代表される溶融押出機に供給され、該ポリ
マの融点以上の温度に加熱され溶融されスリット状のダ
イから連続的に押し出され、該フィルムのガラス転移点
以下の温度まで急速冷却することにより得られる。
また2軸配向PPSフィルムは、上記のシートを周知の方
法で2軸延伸、熱処理する。
法で2軸延伸、熱処理する。
延伸は長手方向、幅方向とも90〜110℃で3.0〜4.5倍の
範囲で行なう。熱処理は、180℃〜融点の範囲で、定長
または15%以下の制限収縮下に1〜60秒間行なう。さら
に、該フィルムの熱寸法安定性を向上させるために、一
方向もしくは二方向にリラックスしてもよい。
範囲で行なう。熱処理は、180℃〜融点の範囲で、定長
または15%以下の制限収縮下に1〜60秒間行なう。さら
に、該フィルムの熱寸法安定性を向上させるために、一
方向もしくは二方向にリラックスしてもよい。
次にPPS−NOとPPS−BOを積層する方法は、高温高圧下で
両者を熱圧着するか、2軸配向フィルムの上に直接PPS
を溶融押し出しして、積層する方法を用いることができ
る。
両者を熱圧着するか、2軸配向フィルムの上に直接PPS
を溶融押し出しして、積層する方法を用いることができ
る。
前者の方法においては、温度180〜270℃、圧力1〜20kg
/cm2の条件でロールプレス、熱板プレスなどによって行
なう。
/cm2の条件でロールプレス、熱板プレスなどによって行
なう。
3層に積層する場合は、上記の条件でまず2層体を作成
し、該2層体のPPS−NO側に更に2軸配向PPSフィルムを
積層するか、同時に3層を積層することができる。
し、該2層体のPPS−NO側に更に2軸配向PPSフィルムを
積層するか、同時に3層を積層することができる。
一方、2軸配向PPSフィルムに直接PPSを溶融押し出しし
て積層する場合は、PPSをエクストルーダに供給し、融
点以上の温度に加熱して、スリット状のダイから連続的
に押し出し、下方に設けたプレスロール上の2軸配向PP
Sフィルム上にプレスしながら積層して行く。
て積層する場合は、PPSをエクストルーダに供給し、融
点以上の温度に加熱して、スリット状のダイから連続的
に押し出し、下方に設けたプレスロール上の2軸配向PP
Sフィルム上にプレスしながら積層して行く。
また、3層に積層する場合は、上記の条件で2層の2軸
配向PPSフィルムの間にPPSを押し出して積層することが
できる。更にもう一つの方法は、上記の方法で得た2層
積層体の未延伸のPPS側にもう一層の2軸配向PPSフィル
ムを熱圧着して積層することができる。
配向PPSフィルムの間にPPSを押し出して積層することが
できる。更にもう一つの方法は、上記の方法で得た2層
積層体の未延伸のPPS側にもう一層の2軸配向PPSフィル
ムを熱圧着して積層することができる。
[発明の効果] 本発明の積層体は、以上のような構成としたため、特に
電気絶縁材料として重要な特性である耐熱性(長期耐
熱、高温短期耐熱)、耐湿熱性、耐衝撃性、難燃性など
の諸特性が高次元でバランスした素材となった。
電気絶縁材料として重要な特性である耐熱性(長期耐
熱、高温短期耐熱)、耐湿熱性、耐衝撃性、難燃性など
の諸特性が高次元でバランスした素材となった。
また、本発明の積層体は接着剤を介在させていないた
め、接着剤の劣化が積層体の特性を低下させることもな
い。
め、接着剤の劣化が積層体の特性を低下させることもな
い。
[用途] 本発明の積層体は、耐熱性、耐湿熱性などを要求される
モーターやトランスなどの絶縁性に最適である。例えば
冷凍機油に漬った状態で用いられるハーメチックモータ
ー、サーボモーター、車輌用モーターなどの各種モータ
ー、ガストランス、オイルトランス、モールドトランス
などの各種変圧器、発電機、などの絶縁材として用いう
る。
モーターやトランスなどの絶縁性に最適である。例えば
冷凍機油に漬った状態で用いられるハーメチックモータ
ー、サーボモーター、車輌用モーターなどの各種モータ
ー、ガストランス、オイルトランス、モールドトランス
などの各種変圧器、発電機、などの絶縁材として用いう
る。
また、耐放射線性、低温特性に優れるため、原子力発電
所など耐放射線性を必要とする装置の電気絶縁材や超電
導材の被覆材としても最適である。
所など耐放射線性を必要とする装置の電気絶縁材や超電
導材の被覆材としても最適である。
また、電線の被覆材、プリント基板、ベルトや内装材、
ダイアフラム、音響振動板などにも適している。
ダイアフラム、音響振動板などにも適している。
また、本発明の積層体に別のフィルムや耐熱性を有する
繊維シート、金属と貼り合わせたり、別の樹脂をコーテ
ィングしたりしてもよい。
繊維シート、金属と貼り合わせたり、別の樹脂をコーテ
ィングしたりしてもよい。
次に、本発明の記述に用いた、特性の測定方法および評
価の基準を述べる。
価の基準を述べる。
(1)耐熱性 試料フィルムの初期及び熱風オーブン中で180℃で2000
時間エージング後の引張り強度をASTM−D−638−72法
に従って測定し、エージング後の強度が初期値の70%以
上あるものを耐熱性○、同10〜70%未満を△、同10%未
満を×とした。
時間エージング後の引張り強度をASTM−D−638−72法
に従って測定し、エージング後の強度が初期値の70%以
上あるものを耐熱性○、同10〜70%未満を△、同10%未
満を×とした。
(2)引裂き強さ JIS−P8116−1960に準じて測定し、g/mmで表わした。
(3)耐衝撃性 試料を幅20mm、長さ100mmに切り出し、長さ方向にルー
プ状にし、端部を固定して試料の幅方向の先端より20cm
の高さから、重さ1kgの分銅を落下させて下記によりラ
ンク付けした。
プ状にし、端部を固定して試料の幅方向の先端より20cm
の高さから、重さ1kgの分銅を落下させて下記によりラ
ンク付けした。
○:試料が全く損傷を受けない。
△:先端部が一部裂けている。
×:先端部が大きくデラミネーションしているか、大き
く裂けている。
く裂けている。
(4)高温時の耐熱性 幅10mm、長さ50mmの試料を260℃±2℃のハンダに10秒
間浮べた後、該ハンダ内で試料の両端をピンセットで挟
んで手で引張り、次の基準で耐熱性を判断した。
間浮べた後、該ハンダ内で試料の両端をピンセットで挟
んで手で引張り、次の基準で耐熱性を判断した。
○:引張っても伸びない。
△:引張ると少し伸びる。
×:引張ると伸びが大きく、また破断する。
(5)耐湿熱性 200ccのオートクレーブに試料を投入し、少量の水を入
れて密閉し、120℃で100時間エージング後の引張り伸度
をASTM−D−638−72法に従って測定し、エージング後
の伸度が初期値の70%以上あるものを耐湿熱性○、同10
〜70%未満を△、同10%未満を×とした。
れて密閉し、120℃で100時間エージング後の引張り伸度
をASTM−D−638−72法に従って測定し、エージング後
の伸度が初期値の70%以上あるものを耐湿熱性○、同10
〜70%未満を△、同10%未満を×とした。
(6)難燃性 試料を20mm幅に切り出し、先端を炎にあて、該試料を炎
から遠ざけたときの試料の燃焼状態を次の基準で評価し
た。
から遠ざけたときの試料の燃焼状態を次の基準で評価し
た。
○:すぐ火が消える。
△:しばらく燃焼してから消える。
×:火が消えない。
(7)接着力 ショッパーを用いて、90度剥離した。試料の幅は10mmと
し、引き剥し速度は200mm/分とした。
し、引き剥し速度は200mm/分とした。
(8)破断伸度 ASTM−D−638−72法に従って測定した。
[実施例] 次に本発明を実施例を挙げて詳細に説明する。
実施例 1 (1)本発明に用いるPPS未延伸シートの調整 オートクレーブに、硫化ナトリウム32.6kg(250モル、
結晶水40wt%を含む)、水酸化ナトリウム100g、安息香
酸ナトリウム36.1kg(250モル)、及びN−メチル−2
−ピロリドン(以下NMPと略称することがある)79.2kg
を仕込み205℃で脱水したのち、1・4ジクロルベンゼ
ン37.5kg(255モル)、及びNMP20.0kgを加え、265℃で
4時間反応させた。反応生成物を水洗、乾燥して、p−
フェニレンスルフィドユニット100モル%からなり、溶
融粘度3100ポイズのポリ−p−フェニレンスルフィド2
1.1kg(収率78%)を得た。
結晶水40wt%を含む)、水酸化ナトリウム100g、安息香
酸ナトリウム36.1kg(250モル)、及びN−メチル−2
−ピロリドン(以下NMPと略称することがある)79.2kg
を仕込み205℃で脱水したのち、1・4ジクロルベンゼ
ン37.5kg(255モル)、及びNMP20.0kgを加え、265℃で
4時間反応させた。反応生成物を水洗、乾燥して、p−
フェニレンスルフィドユニット100モル%からなり、溶
融粘度3100ポイズのポリ−p−フェニレンスルフィド2
1.1kg(収率78%)を得た。
この組成物に、平均粒径0.7μmのシリカ微粒粉末0.1wt
%、ステアリン酸カルシウム0.05wt%を添加し、40mm径
のエクストルーダによって310℃で溶融し、金属繊維を
用いた95%カット孔径10μmのフィルタでろ過したのち
長さ400mm、間隔0.5mmの直線状のリップを有するTダイ
から押し出し、表面を25℃に保った金属ドラム上にキャ
ストし、厚さ100μmの無配向であるシートを得た。(P
PS−NO−1とする。) (2)PPS−BOの調整 東レ(株)製“トレリナ”タイプ3000の50μm厚みのPP
S−BOを用いた。(PPS−BO−1とする。) (3)積層体の作成 PPS−NO−1とPPS−BO−1を温度230℃、圧力10kg/cm2
のプレスロールでPPS−BO/PPS−NO/PPS−BOの構成にな
るよう3層を重ね合わせてラミネートした。
%、ステアリン酸カルシウム0.05wt%を添加し、40mm径
のエクストルーダによって310℃で溶融し、金属繊維を
用いた95%カット孔径10μmのフィルタでろ過したのち
長さ400mm、間隔0.5mmの直線状のリップを有するTダイ
から押し出し、表面を25℃に保った金属ドラム上にキャ
ストし、厚さ100μmの無配向であるシートを得た。(P
PS−NO−1とする。) (2)PPS−BOの調整 東レ(株)製“トレリナ”タイプ3000の50μm厚みのPP
S−BOを用いた。(PPS−BO−1とする。) (3)積層体の作成 PPS−NO−1とPPS−BO−1を温度230℃、圧力10kg/cm2
のプレスロールでPPS−BO/PPS−NO/PPS−BOの構成にな
るよう3層を重ね合わせてラミネートした。
(積層体−1とする。) 実施例 2 (1)積層体の作成 実施例1で用いたPPS−NO−1と東レ(株)製“トレリ
ナ”タイプ3000の厚さ100μmのPPS−BO(PPS−BO−2
とする。)を実施例1の条件でラミネートし、PPS−NO/
PPS−BOの2層体を作成した。(積層体−2とする。) 比較例1〜4 実施例1の条件で150μmの厚さの未延伸シートを作成
した。更に該シートを230℃の温度で5秒間ロール熱処
理した。(PPS−NO−2、比較例1) 実施例1の方法で直線状リップの間隔を1.5mmにし、同
条件で厚さ2.5mmの未延伸シートを作成し、更にこのシ
ートをロール群から成る縦延伸装置によって、温度98
℃、延伸速度30000%/分で3.9倍縦延伸し、続いてテン
タを用いて、温度100℃、延伸速度1000%/分で3.5倍横
延伸し、更に同一テンタ内の後続する熱処理室で270℃
で10秒間熱処理して、厚さ150μmのPPS−BOを得た。
(PPS−BO−3とする。比較列2) 実施例2で用いたPPS−BO−2の片面にコロナ放電処理
を施し、下記の接着剤を介してPPS−BOの2層体を作成
した。(積層フィルム−1、比較例3) 接着剤:ウレタン系接着剤、“アドコート"76P1 上記の接着剤の主剤と硬化剤の混合比を主剤/硬化剤=
100/8とし酢酸エチルで固形分濃度が32wt%になるよう
調整し、グラビアロール法でPPS−BO−3のコロナ放電
処理面に塗布した。乾燥条件は80℃で3分間であり、塗
布厚みは乾燥後で8μmになるよう調整した。続いても
う一方のPPS−BO−2をロールラミネーターで貼り合わ
せた。貼り合わせ条件は80℃の温度で、圧力3kg/cm2と
した。更に該積層フィルムを60℃の温度で50時間硬化さ
せた。
ナ”タイプ3000の厚さ100μmのPPS−BO(PPS−BO−2
とする。)を実施例1の条件でラミネートし、PPS−NO/
PPS−BOの2層体を作成した。(積層体−2とする。) 比較例1〜4 実施例1の条件で150μmの厚さの未延伸シートを作成
した。更に該シートを230℃の温度で5秒間ロール熱処
理した。(PPS−NO−2、比較例1) 実施例1の方法で直線状リップの間隔を1.5mmにし、同
条件で厚さ2.5mmの未延伸シートを作成し、更にこのシ
ートをロール群から成る縦延伸装置によって、温度98
℃、延伸速度30000%/分で3.9倍縦延伸し、続いてテン
タを用いて、温度100℃、延伸速度1000%/分で3.5倍横
延伸し、更に同一テンタ内の後続する熱処理室で270℃
で10秒間熱処理して、厚さ150μmのPPS−BOを得た。
(PPS−BO−3とする。比較列2) 実施例2で用いたPPS−BO−2の片面にコロナ放電処理
を施し、下記の接着剤を介してPPS−BOの2層体を作成
した。(積層フィルム−1、比較例3) 接着剤:ウレタン系接着剤、“アドコート"76P1 上記の接着剤の主剤と硬化剤の混合比を主剤/硬化剤=
100/8とし酢酸エチルで固形分濃度が32wt%になるよう
調整し、グラビアロール法でPPS−BO−3のコロナ放電
処理面に塗布した。乾燥条件は80℃で3分間であり、塗
布厚みは乾燥後で8μmになるよう調整した。続いても
う一方のPPS−BO−2をロールラミネーターで貼り合わ
せた。貼り合わせ条件は80℃の温度で、圧力3kg/cm2と
した。更に該積層フィルムを60℃の温度で50時間硬化さ
せた。
東レ(株)製“トレリナ”タイプ3000の25μm(PPS−B
O−4とする。)と東レ(株)製“ルミラー"S10の100μ
m(PET−BO−1とする。)を準備し、PPS−BO−4は片
面に、PET−BO−1は両面に6000J/m2の条件でコロナ処
理して下記の接着剤を介してPPS−BO−4/PET−BO−1/PP
S−BO−4の順に積層した。(積層フィルム−2とす
る。比較例4) 接着剤:“ケミットエポキシ"TE5920(東レ(株)製)
固形分濃度30wt% 接着剤の配合:A剤/B剤=15/100 上記の接着剤をグラビアロール法で塗布し、乾燥の条件
は100℃で3分間であり、接着剤の塗布厚みは乾燥後で
8μmになるよう調整した。また積層の条件は、温度12
0℃、圧力3kg/cm2であった。また該積層フィルムの接着
剤の硬化条件は150℃で1時間とした。
O−4とする。)と東レ(株)製“ルミラー"S10の100μ
m(PET−BO−1とする。)を準備し、PPS−BO−4は片
面に、PET−BO−1は両面に6000J/m2の条件でコロナ処
理して下記の接着剤を介してPPS−BO−4/PET−BO−1/PP
S−BO−4の順に積層した。(積層フィルム−2とす
る。比較例4) 接着剤:“ケミットエポキシ"TE5920(東レ(株)製)
固形分濃度30wt% 接着剤の配合:A剤/B剤=15/100 上記の接着剤をグラビアロール法で塗布し、乾燥の条件
は100℃で3分間であり、接着剤の塗布厚みは乾燥後で
8μmになるよう調整した。また積層の条件は、温度12
0℃、圧力3kg/cm2であった。また該積層フィルムの接着
剤の硬化条件は150℃で1時間とした。
評 価 実施例1、2及び比較例1〜4で得られたサンプルの評
価結果を第1表に示す。
価結果を第1表に示す。
本発明の積層体は、PPS−BOの耐熱性、耐湿熱性、難燃
性を低下させることなく、従来の問題点であった耐衝撃
性、引裂き強さが格段に改良されているのがわかる。ま
た、PPS−NOの問題点であった高温時の耐熱性、破断伸
度も改良されている。
性を低下させることなく、従来の問題点であった耐衝撃
性、引裂き強さが格段に改良されているのがわかる。ま
た、PPS−NOの問題点であった高温時の耐熱性、破断伸
度も改良されている。
また、PPS−BO同士の積層フィルムは接着剤のクッショ
ン作用でPPS−BO単体に比べて引裂き強さが向上するも
のの、実用レベルには達せず急激な衝撃力に対する耐性
に乏しかった。また該積層体は、接着剤を介在させてい
るため接着剤の熱劣化がPPS−BOの耐熱性や難燃性など
の特性に悪影響を与えている。
ン作用でPPS−BO単体に比べて引裂き強さが向上するも
のの、実用レベルには達せず急激な衝撃力に対する耐性
に乏しかった。また該積層体は、接着剤を介在させてい
るため接着剤の熱劣化がPPS−BOの耐熱性や難燃性など
の特性に悪影響を与えている。
またPPS−BOとPET−BOの積層フィルムは、耐衝撃性、引
裂き強さに富むが、中心層のPETフィルムが耐熱性、耐
湿熱性、難燃性に乏しいため該積層フィルムの特性、特
に耐湿熱性、難燃性に問題がある。
裂き強さに富むが、中心層のPETフィルムが耐熱性、耐
湿熱性、難燃性に乏しいため該積層フィルムの特性、特
に耐湿熱性、難燃性に問題がある。
実施例 3 実施例1と同様にして、第2表に示すような各層の厚み
構成を有する3層体の積層体を作成した。また、PPS−B
Oは全て東レ(株)製の“トレリナ”を用いた。これら
の積層体の評価結果を第2表に示す。
構成を有する3層体の積層体を作成した。また、PPS−B
Oは全て東レ(株)製の“トレリナ”を用いた。これら
の積層体の評価結果を第2表に示す。
厚み構成比(A+A′)/Bが小さくなると破断伸度や高
温時の耐熱性が低下する傾向にあり、逆に該構成比が大
きくなると引裂き強さが低くなり、耐衝撃性が低下する
傾向にある。
温時の耐熱性が低下する傾向にあり、逆に該構成比が大
きくなると引裂き強さが低くなり、耐衝撃性が低下する
傾向にある。
実施例 4 実施例1のPPS−NO−1及びPPS−BO−1を用い、実施例
1の条件で積層温度及び圧力を変更して、積層状態を観
察した。その結果を第3表に示す。積層温度は、180℃
未満では接着せず、270℃を越えると積層体の平面性が
急に悪化し、積層体の厚み及び厚みむらのコントロール
がしにくくなる。
1の条件で積層温度及び圧力を変更して、積層状態を観
察した。その結果を第3表に示す。積層温度は、180℃
未満では接着せず、270℃を越えると積層体の平面性が
急に悪化し、積層体の厚み及び厚みむらのコントロール
がしにくくなる。
一方、圧力は、1.0kg/cm2未満では積層温度を高くして
も接着せず、20kg/cm2を越えると急激に平面性が悪化し
たり、中心層のPPS−NOが破断したりして、積層体の厚
み及び厚みむらのコントロールがしにくくなる。
も接着せず、20kg/cm2を越えると急激に平面性が悪化し
たり、中心層のPPS−NOが破断したりして、積層体の厚
み及び厚みむらのコントロールがしにくくなる。
実施例 5 実施例1のPPS−NO−1及びPPS−BO−1を重ね合せて、
実施例1の条件で積層した。更に該2層体のPPS−NO−
1側にPPS−BO−1を温度250℃、圧力10kg/cm2の条件で
積層し(積層体−3)、実施例1の積層体−1と製造方
法の違いを比較した。
実施例1の条件で積層した。更に該2層体のPPS−NO−
1側にPPS−BO−1を温度250℃、圧力10kg/cm2の条件で
積層し(積層体−3)、実施例1の積層体−1と製造方
法の違いを比較した。
積層体−3の評価結果を第4表に示す。第1表の積層体
−1及び2の物性と同じであることがわかる。すなわ
ち、PPS−BO/PPS−NO/PPS−BOの3層積層体の製造は、
上記の3層を重ね合せて同時に積層することもできる
し、また、あらかじめPPS−NO/PPS−BOの2層体を作成
し、引き続いて該積層体のPPS−NO側にPPS−BOを積層す
ることもできる。
−1及び2の物性と同じであることがわかる。すなわ
ち、PPS−BO/PPS−NO/PPS−BOの3層積層体の製造は、
上記の3層を重ね合せて同時に積層することもできる
し、また、あらかじめPPS−NO/PPS−BOの2層体を作成
し、引き続いて該積層体のPPS−NO側にPPS−BOを積層す
ることもできる。
実施例 6 実施例1で用いたPPSポリマーを30mm径のエクストルー
ダによって310℃で溶融し、長さ200mm,間隔0.5mmの直線
状のリップを有するTダイから押し出した。
ダによって310℃で溶融し、長さ200mm,間隔0.5mmの直線
状のリップを有するTダイから押し出した。
一方、Tダイの直下に表面温度を25℃に保った金属製の
プレスロールを設け、実施例2で用いたPPS−BO−2を2
m/分の速度でプレスしながら走行させ上記のポリマーを
積層厚みが100μmになるよう連続的に積層した。Tダ
イとPPS−BO−2との距離は10mmとし、プレス圧力は2kg
/cm2とした。得られた積層体を積層体−4とする。
プレスロールを設け、実施例2で用いたPPS−BO−2を2
m/分の速度でプレスしながら走行させ上記のポリマーを
積層厚みが100μmになるよう連続的に積層した。Tダ
イとPPS−BO−2との距離は10mmとし、プレス圧力は2kg
/cm2とした。得られた積層体を積層体−4とする。
実施例 7 実施例6と同様にして、PPS−BO−1の2層の間にPPSポ
リマーを押し出し、PPS−BO/PPS−NO/PPS−BOの3層積
層体を作成した。積層条件は、実施例5の条件である。
得られた積層体を積層体−5とする。
リマーを押し出し、PPS−BO/PPS−NO/PPS−BOの3層積
層体を作成した。積層条件は、実施例5の条件である。
得られた積層体を積層体−5とする。
実施例 8 実施例6の条件でPPS−BO−1にPPSポリマーを押し出し
ながら積層し、2層体を作成した。更に該積層体のPPS
−NO側に、温度230℃、圧力10kg/cm2の条件でもう一層
のPPS−BO−1を熱圧着によって積層した。得られた3
層積層体を積層体−6とする。
ながら積層し、2層体を作成した。更に該積層体のPPS
−NO側に、温度230℃、圧力10kg/cm2の条件でもう一層
のPPS−BO−1を熱圧着によって積層した。得られた3
層積層体を積層体−6とする。
評 価 実施例6〜8で作成した積層体4〜6の評価を行なった
結果、第1表に示した積層体1及び2と同様の物性値を
示し、全て本発明の目的を達成していた。
結果、第1表に示した積層体1及び2と同様の物性値を
示し、全て本発明の目的を達成していた。
比較例 5 実施例1で用いたPPS−BO−1及びPPS−NO−1を比較例
3で用いた接着剤を介して、PPS−BO/PPS−NO/PPS−BO
の順に3層積層体を作成した。積層の条件は比較例3と
同条件である。(積層体−7) 積層体−7の評価結果を第5表に示す。
3で用いた接着剤を介して、PPS−BO/PPS−NO/PPS−BO
の順に3層積層体を作成した。積層の条件は比較例3と
同条件である。(積層体−7) 積層体−7の評価結果を第5表に示す。
接着剤の熱劣化が積層体の耐熱性に影響を与える。180
℃、2000時間のエージング後の強度の保持率を比較例3
の積層フィルム−1と比較すると、積層フィルム−1が
60%に対し、積層体−7は40%と低かった。
℃、2000時間のエージング後の強度の保持率を比較例3
の積層フィルム−1と比較すると、積層フィルム−1が
60%に対し、積層体−7は40%と低かった。
Claims (6)
- 【請求項1】無配向であるポリフェニレンスルフィド層
(A)の少なくとも片側に2軸配向ポリフェニレンスル
フィド層(B)が接着剤を介することなく積層されてい
る積層体。 - 【請求項2】無配向であるポリフェニレンスルフィドシ
ートと2軸配向ポリフェニレンスルフィドフィルムを重
ね合わせて、温度180℃〜270℃、圧力1〜20kg/cm2の条
件下に熱圧着することを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の2層積層体の製造方法。 - 【請求項3】ポリフェニレンスルフィドを溶融し、スリ
ット状のダイから2軸配向ポリフェニレンスルフィドフ
ィルム上に押し出し、一体化することを特徴とする特許
請求の範囲第1項に記載の2層積層体の製造方法。 - 【請求項4】ポリフェニレンスルフィドを溶融し、スリ
ット状のダイから2枚の2軸配向ポリフェニレンスルフ
ィドフィルムの間に押し出し、一体化することを特徴と
する特許請求の範囲第1項に記載の3層積層体の製造方
法。 - 【請求項5】特許請求の範囲第2項もしくは第3項記載
の方法に引き続き、2層積層体のA層側に、2軸配向ポ
リフェニレンスルフィドフィルムを重ね合わせて、温度
180℃〜270℃、圧力1〜20kg/cm2の条件下に熱圧着する
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の3層積
層体の製造方法。 - 【請求項6】2軸配向ポリフェニレンスルフィドフィル
ム、無配向であるポリフェニレンスルフィドシートおよ
び2軸配向ポリフェニレンスルフィドフィルムをこの順
に重ね合わせて、温度180℃〜270℃、圧力1〜20kg/cm2
の条件下に熱圧着することを特徴とする特許請求の範囲
第1項に記載の3層積層体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63195591A JPH0771842B2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | 積層体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63195591A JPH0771842B2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | 積層体及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0245144A JPH0245144A (ja) | 1990-02-15 |
| JPH0771842B2 true JPH0771842B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=16343694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63195591A Expired - Fee Related JPH0771842B2 (ja) | 1988-08-04 | 1988-08-04 | 積層体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0771842B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006051658A1 (ja) | 2004-11-12 | 2006-05-18 | Toray Industries, Inc. | 二軸配向ポリアリーレンスルフィドフィルムおよびそれからなる積層ポリアリーレンスルフィドシート |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0773902B2 (ja) * | 1990-02-02 | 1995-08-09 | 東レ株式会社 | 積層体 |
| JP2956254B2 (ja) * | 1991-04-18 | 1999-10-04 | 東レ株式会社 | 積層ポリフェニレンスルフィドフイルムおよびその製造方法 |
| JP4802500B2 (ja) * | 2005-01-18 | 2011-10-26 | 東レ株式会社 | ポリアリーレンスルフィド積層シート |
| JP4932734B2 (ja) | 2005-11-28 | 2012-05-16 | 東レ株式会社 | 二軸配向フィルム積層ボード、電気絶縁ボード及び機構部品 |
| JP6202992B2 (ja) * | 2013-11-01 | 2017-09-27 | デクセリアルズ株式会社 | 保護回路、バッテリ回路、保護素子、保護素子の駆動方法 |
| JP6389603B2 (ja) * | 2013-12-02 | 2018-09-12 | デクセリアルズ株式会社 | スイッチ素子、スイッチ回路、及び警報回路 |
| JP6437221B2 (ja) * | 2014-06-27 | 2018-12-12 | デクセリアルズ株式会社 | スイッチ素子、スイッチ回路及び警報回路 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6316646A (ja) * | 1986-07-09 | 1988-01-23 | Fujitsu Ltd | 半導体パツケ−ジ |
| JPH01192547A (ja) * | 1988-01-27 | 1989-08-02 | Toray Ind Inc | ポリフェニレンスルフィド樹脂積層体及びその製造方法 |
-
1988
- 1988-08-04 JP JP63195591A patent/JPH0771842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006051658A1 (ja) | 2004-11-12 | 2006-05-18 | Toray Industries, Inc. | 二軸配向ポリアリーレンスルフィドフィルムおよびそれからなる積層ポリアリーレンスルフィドシート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0245144A (ja) | 1990-02-15 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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