JP2000218918A - 印刷装置のインキ供給制御装置 - Google Patents

印刷装置のインキ供給制御装置

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JP2000218918A
JP2000218918A JP11020618A JP2061899A JP2000218918A JP 2000218918 A JP2000218918 A JP 2000218918A JP 11020618 A JP11020618 A JP 11020618A JP 2061899 A JP2061899 A JP 2061899A JP 2000218918 A JP2000218918 A JP 2000218918A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキポンプの大型化を抑えつつインキ供給
にかかる不要な待機時間をなくして低コストでインキ不
足を解消して良好な印刷を行える印刷装置のインキ供給
制御装置を提供する。 【解決手段】 印刷ドラム3の内部にインキ容器10内
のインキを供給するインキポンプ9と、印刷ドラム3の
内部のインキ量を検出するインキ検出手段15とを有
し、設定された印刷枚数に応じた印刷動作を行う印刷装
置において、制御手段7を用いて、印刷動作が開始され
る時点におけるインキ検出手段15からの信号にかかわ
らず印刷動作を開始すると共に、印刷動作が終了した時
点におけるインキ検出手段15からの信号がインキ不足
を示す場合には、このインキ不足信号の出力がなくなる
までインキポンプ9の駆動動作を制御するように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置の印刷ド
ラムの内部にインキを供給するインキ供給制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】印刷装置では、多孔性の支持円筒体の外
周にメッシュスクリーンを巻付けて構成した印刷ドラム
の内部に、ドクタローラとインキローラとでインキだま
りを形成し、このインキだまりからインキローラを介し
て印刷ドラムの内周面にインキを搬送している。そして
この搬送されたインキを、印刷ドラムの外周面から同外
周面に巻付けた製版済みのマスタの孔を通して、搬送さ
れてくる印刷用紙の表面に転移して印刷画像を形成する
ようになっている。インキだまりへのインキ供給は、印
刷ドラムや印刷装置本体に対して着脱可能なインキ容器
からインキポンプの吸引と送り出し動作によって、通
常、印刷ドラムが回転してインキローラも回転している
状況で行われる。これは印刷ドラムの軸線と平行な方向
における、インキだまりのインキ量の均一化を促進させ
るためである。また、印刷ドラムの内部には、インキだ
まりのインキ量を一定に保つために、その量を検出する
インキ検出手段が設けられている。一般に印刷ドラムに
巻付けられるマスタは、製版手段によって穿孔製版され
る合成樹脂フィルムとインキ通過性の和紙ベースとが貼
り合わされている。
【0003】このような印刷装置において、製版手段を
有している場合には、製版動作を開始する製版スタート
キーが押されると、まず印刷ドラムに巻付けられた使用
済みのマスタを排版手段で排版し、製版手段で新しく製
版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻付け、その
後、給紙部から印刷用紙を1枚だけ給紙する版付けを行
い、新しく巻付けられたマスタにインキを馴染ませてい
る。ここで問題となるのは、印刷ドラムの外周面のメッ
シュスクリーンに保持されているインキが、排版時に使
用済みのマスタに付着して一部除去されて廃棄されてし
まうことである。これにより、新しいマスタを巻付ける
際には、廃棄されたインキと新たに巻付けられたマスタ
に対するインキとを供給する必要がある。このように排
版、給版、版付け時には、印刷時に比べるとインキの消
費量が多くなり、印刷時よりも遥かに多くのインキ供給
が必要とされているのが現状である。
【0004】この結果、版付けが行われた直後において
は、印刷ドラム内のインキだまりのインキ量が急激に減
少してしまうので、通常はその後、すなわち版付け後の
印刷時にインキポンプを駆動して印刷しながら徐々にイ
ンキをインキだまりに供給している。
【0005】しかし、インキポンプの駆動源は、印刷ド
ラムの回転駆動源と同一であるので、インキ供給は必ず
印刷ドラムが回転している時にしか行えなかった。この
ため、排版、製版、給版中は、印刷ドラムは印刷時のよ
うに頻繁に回転するのではなく、たまにした回転しない
ので、この期間中インキポンプを駆動してインキを印刷
ドラム内に十分に供給(補給)することは難しかった。
【0006】このような印刷装置において、小部数の繰
返し印刷時のように排版、給版、版付けが繰返し行われ
たりすると、インキポンプの動作によるインキだまりへ
のインキ供給が迫いつかなくなってしまう。このため印
刷ドラムの内部のインキが一時的に不足する状態が発生
することが有り、画像がかすれて良好な印刷物を得られ
ない場合があった。
【0007】この対策として、版付け終了後、印刷スタ
ートキーが押されたら、まずはインキだまりへのインキ
供給動作を行い、インキだまりのインキが十分に供給さ
れたことをインキ検出手段で検出してから、設定した印
刷枚数に相当する印刷動作を行うようになっているもの
がある。ここでのインキ供給動作では、インキポンプを
駆動してインキ供給を行いつつ印刷ドラムを回転して、
印刷ドラムの外周面側にインキを供給している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のイン
キ供給の方式では、印刷スタートキーが押されてもイン
キ供給のための時期が設けられているため、印刷動作が
すぐにスタートせずに、印刷ドラムが空転しながらイン
キポンプの動作によるインキ供給が行われ、それが終了
してやっと実際の印刷動作がスタートするので、インキ
供給に時間(長い場合には10秒以上)を要してしま
い、ファーストプリントまでの所要時間や、印刷に対す
るオペレータの待ち時間が長くなってしまうという問題
点があった。
【0009】インキポンプの動作速度を速くすれば、こ
のような問題点をある程度抑制することは可能である
が、インキポンプに対して高出力が求められることにな
り、モータの大型化やコストアップを招いてしまう。加
えて、近年の技術の進歩により製版速度自体が高速化さ
れてきており、製版中でのインキ供給に十分なインキ供
給時間がとれなくなってきている。
【0010】また、版付け直後にインキ供給を行わない
で、例えば自動原稿送り装置(ADF)に複数枚の原稿
をセットして1原稿あたり10以下の印刷、すなわち、
小部数印刷を連続して行った場合には、インキポンプの
動作によるインキ供給がインキ消費に迫いつかなくなっ
て画像濃度が薄くなり、かすれ画像の原因となってしま
う。
【0011】本発明は、インキポンプの大型化を抑えつ
つインキ供給にかかる不要な待機時間をなくして低コス
トでインキ不足を解消して良好な印刷を行える印刷装置
のインキ供給制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、如何にして版
付け時や印刷時におけるインキ不足を解決するかという
技術的課題に即し、版胴の内周面へのインキ供給時期に
ついて着目したものである。
【0013】請求項1記載の発明は、印刷ドラムと、こ
の印刷ドラムの内部にインキ容器内のインキを供給する
インキポンプとを有し、設定された印刷枚数に応じた印
刷動作を行う印刷装置において、印刷動作が終了すると
きにインキポンプを駆動制御する制御手段を備えた構成
としている。このため、印刷動作が終了するときにイン
キポンプが駆動制御されて、印刷ドラム内にインキ量が
供給されるので、次の排版動作前には印刷ドラムの内部
に十分なインキが供給された状態となる。
【0014】請求項2記載の発明は、印刷ドラムと、こ
の印刷ドラムの内部にインキ容器内のインキを供給する
インキポンプと、印刷ドラムの内部のインキ量を検出す
るインキ検出手段とを有し、設定された印刷枚数に応じ
た印刷動作を行う印刷装置において、印刷動作が終了し
た時点におけるインキ検出手段からの信号がインキ不足
を示す場合にインキポンプを駆動制御する制御手段を備
えた構成としている。このため、印刷動作終了時にイン
キが不足している場合には、インキポンプが駆動されて
インキ容器内のインキが印刷ドラム内に供給されるの
で、次の排版動作前には印刷ドラムの内部に十分なイン
キが供給された状態となる。
【0015】請求項3記載の発明では、印刷ドラムと、
この印刷ドラムの内部にインキ容器内のインキを供給す
るインキポンプと、印刷ドラムの内部のインキ量を検出
するインキ検出手段とを有し、設定された印刷枚数に応
じた印刷動作を行う印刷装置において、印刷動作が開始
される時点におけるインキ検出手段からの信号にかかわ
らず印刷動作を開始すると共に、印刷動作が終了した時
点におけるインキ検出手段からの信号がインキ不足を示
す場合には、このインキ不足信号の出力がなくなるまで
インキポンプの駆動動作を制御する制御手段を備える構
成としている。このため、印刷動作は、印刷ドラム内の
インキ量にかかわらず開始されるので従来の待機時間が
なくなると共に、印刷動作終了時にインキが不足してい
る場合にはインキ容器内のインキが供給されるので、次
の排版動作前には印刷ドラムの内部に十分なインキが供
給された状態となる。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項1、2ま
たは3記載の印刷装置のインキ供給制御装置において、
印刷ドラムを回転する駆動手段と、ストップキーとを有
し、制御手段が、印刷動作の終了前にストップキーが押
された場合には、その時点におけるインキ検出手段から
の信号にかかわらず直ちに印刷ドラムを定位置で停止す
べく駆動手段の駆動動作を制御する構成としている。こ
のため、ストップキーが押されると、印刷状況にかかわ
らず印刷ドラムの回転が停止され、オペーレータの意志
が反映され装置の無駄な動作や不具合がなくなる。
【0017】請求項5記載の発明では、外周面にマスタ
が巻付けられる回転可能な印刷ドラムと、この印刷ドラ
ムの内部にインキ容器内のインキを供給するインキポン
プとを有し、製版スタートキーが押されると印刷ドラム
に巻付けられた使用済みのマスタを排版手段で排版し、
製版手段で製版される新しいマスタを印刷ドラムに給版
して巻付け、版付けする印刷装置において、製版スター
トキーが押されてから版付けが完了するまでの間に、印
刷ドラムの回転の有無にかかわらず印刷ドラムの内部に
インキを供給すべくインキポンプの駆動動作を予め定め
られた回数または時間で制御する制御手段を有する構成
としている。このため、印刷ドラムの回転状況に関係な
く製版スタートキーが押されると、印刷ドラムの内部
に、版付け動作が終了するまでの間においてインキ容器
内のインキが供給されるので、インキ供給のための待機
時間がなくなると共に、印刷開始時にはインキが印刷ド
ラムの内部に供給された状態となる。また、この時のイ
ンキポンプの駆動動作は、予め定められた回数または時
間で制御されるため、製版スタートキーが押されてから
版付けが完了するまでの間に印刷ドラム内に供給される
インキ量が、設定された回転又は時間相当の量だけ供給
されることになり、過度なインキ供給による不具合の発
生を抑制することができる。
【0018】請求項6記載の発明では、外周面にマスタ
が巻付けられる回転可能な印刷ドラムと、この印刷ドラ
ムの内部にインキ容器内のインキを供給するインキポン
プと、印刷ドラムの内周面に接触するように設けられた
インキローラを回転駆動するインキローラ駆動手段とを
有し、製版スタートキーが押されると印刷ドラムに巻付
けられた使用済みのマスタを排版手段で排版し、製版手
段で製版される新しいマスタを上記印刷ドラムに給版し
て巻付け、版付けする印刷装置において、製版スタート
キーが押されてから版付けが完了するまでの問、印刷ド
ラムの回転の有無にかかわらず印刷ドラムの内部にイン
キを供給すべくインキローラ駆動手段とインキポンプの
駆動動作を制御する制御手段を有する構成としている。
このため、印刷ドラムの回転状況に関係なく製版スター
トキーが押されると、版付け動作が終了するまでの間
に、インキポンプからインキ供給が行われ、このインキ
がインキローラの回転で軸線方向に均一に分散されると
共に印刷ドラムの内周面に供給されるので、インキ供給
のための待機時間がなくなると共に、印刷開始時にはイ
ンキが印刷ドラムの内周面に供給された状態となる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、印刷装置の一例である孔
版印刷装置を示す。この孔版印刷装置は、装置内に内蔵
された製版手段50で穿孔製版されて搬送される製版済
みのマスタ6B(以下、「マスタ6B」と記す)が巻付
けられる印刷ドラム3と、印刷ドラム3に対して近接/
離間可能に設けられた押圧部材としての周知のプレスロ
ーラ22と、使用済みのマスタ6A(以下、「マスタ6
A」と記す)を印刷ドラム3の外周面3bから剥離して
廃棄する排版手段70と、制御手段となる制御装置7と
を備えている。図示を省略しているが、孔版印刷装置に
は、図2に示す印刷用紙40を積載する給紙トレイと、
印刷後の印刷用紙40を搬送する排紙搬送ユニット及
び、印刷後の印刷用紙40を積載する排紙トレイと、原
稿の画像を光学的に読み取る周知の露光走査系やCCD
を備えた原稿読取装置とを備えている。孔版印刷装置と
しては、この原稿読取装置や製版手段50を持つ製版、
印刷一体型の印刷装置ではなく、製版機能を持たない孔
版印刷装置であってもよい。
【0020】製版手段50では、原稿読取装置からの画
像信号に基づき原稿画像に対応する製版画像を未製版の
マスタに対して穿孔製版し、マスタ6Bを製作してい
る。原稿読取装置を備える場合には、原稿読取部に対し
て原稿を自動搬送する自動原稿送り装置(ADF)を備
えるようにしてもよい。また、製版手段50では、パソ
コン等の外部入出力装置からの画像信号を基に製版する
ようにしてもよい。本形態では、加熱穿孔の開始から終
了までを製版動作とする。
【0021】印刷ドラム3は、多孔性支持円筒体の外周
に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複層巻
装して構成されていて、図示しない中心軸を中心に回転
自在とされている。印刷ドラム3は、印刷ドラムの駆動
手段としての速度調整可能なメインモータ21と、図示
しないプーリとベルト23を介して連結されており、こ
の形態では時計周り方向に回転駆動される。メインモー
タ21の近傍に、印刷ドラム3の回転の有無を検出する
ドラム回転検出手段としての回転検出センサ71が配置
されている。
【0022】給版ローラ19,20は、一方を駆動ロー
ラ、他方を従動ローラとして構成されていて、図示しな
い給版駆動部によって製版動作時から給版動作終了時ま
で回転駆動されるように構成されている。このため、製
版手段50で製版されたマスタ6Bは、給版ローラ1
9,20により製版動作及び給版動作時に搬送され、印
刷ドラム3に設けたクランパ12でその先端を把持さ
れ、図示しない切断装置によって所定の長さに切断され
ることで印刷ドラム3の外周面3bに巻付けられる。本
形態では製版されたマスタ6Bが給版ローラ19,20
で搬送されてクランパ12に把持されるまでを給版動作
とし、製版されたマスタ6Bの印刷ドラム3の外周面3
bへの巻付けが終了するまでを巻付け動作とする。
【0023】排版手段70は、図1において印刷ドラム
3の左側に配置されていて、互いに圧接した状態で回転
駆動される排版ローラ4,5と、この排版ローラ4,5
によって印刷ドラム3の外周面3bから剥離されるマス
タ6Aを収納する排版ボックス18とを備えている。排
版ローラ4,5は、図示しない移動機構と排版駆動部に
よって印刷ドラム3の外周面3bに接離可能に設けられ
ており、排版時となると、印刷ドラム3の外周面3bに
接触して、これに巻付けられているマスタ6Aの後端を
ローラ対の間で挟待して、排版ボックス18へ搬送する
ようになっている。この排版時には、印刷ドラム3が印
刷時の回転速度よりも低速回転されると共にクランパ1
2も開放され、マスタ6Aを印刷ドラム3の外周面3b
から剥離して廃棄するようになっている。本形態では、
排版ローラ対4,5が印刷ドラム3の外周面3bに対し
て接触動作して巻着されたマスタ6Aを外周面3bから
剥離して排版ボックス18へ収納するまでの一連の動作
を排版動作とする。本形態での印刷ドラム3の定位置と
は、クランパ12が印刷ドラム3の略真上に位置するホ
ームポジションを示す。
【0024】印刷ドラム3の内部には、インキローラ3
0と、インキローラ30の外周面と僅かに間隔を設けて
配置されたドクタローラ24とが設けられている。イン
キローラ30とドクタローラ24との楔状空間には、イ
ンキだまり14が形成されている。インキローラ30
は、図示しない印刷ドラム3の一対のフランジ間に回転
自在に支持されており、図示しない動力伝達手段となる
周知のギヤやベルト等により印刷ドラム3と同期、かつ
同方向に回転駆動される。インキだまり14のインキ
は、インキローラ30の回転により流動しながらインキ
ローラ30とドクタローラ24との間で広がりながら細
長い円柱状に形成されることで、インキローラ30の外
周面を経て印刷に必要な適量のインキが印刷ドラム3の
内周面3aに供給される。
【0025】インキだまり14には、インキ容器10内
のインキがインキポンプモータ8により駆動されるイン
キポンプ9によって、インキポンプ9の供給口9aから
供給される。インキポンプ9には、インキ容器10が、
その口金部10aで密着するようにセットされている。
インキだまり14の上方には、インキだまり14のイン
キ量を検出するインキ検出手段としてのインキセンサ1
5が設けられている。インキセンサ15は、インキだま
り14のインキに接触することでインキ量を検出する触
針式のもので、インキだまり14が低くなって触針とイ
ンキとの接触がなくなるとオンされてインキ不足信号を
出力するようになっている。
【0026】プレスローラ22は、インキローラ30と
対向する位置に配置されていて、図示しない接離機構に
よって印刷ドラム3の外周面3bに対して接離自在に設
けられており、印刷ドラム3の外周面3bとの間に印刷
部を形成している。プレスローラ22は、版付けと印刷
時にクランパ12が印刷部を通過する際や、排版、製
版、給版中においては、印刷ドラム3の外周面3bから
離間する位置を占めるように接離機構によって動作され
る。
【0027】本形態における版付け動作とは、給版及び
巻付け動作で印刷ドラム3にマスタ6Bを巻付けた後
に、図2に示すように印刷用紙40を印刷部に1枚だけ
通紙し、印刷ドラム3を1回転させる動作を指す。
【0028】図1に示すように、孔版印刷装置の操作パ
ネル1には、製版動作を開始させる製版スタートキー2
と、所定印刷枚数を入力設定するテンキー11と、所定
印刷枚数に対する印刷動作(実印刷動作)を開始させる
プリントスタートキー13と、各動作を停止させるスト
ップキー17と、入力された設定印刷枚数に対する印刷
残り枚数を表示するカウンター表示部16とが設けられ
ている。これら製版スタートキー2、テンキー11、プ
リントスタートキー13、カウンター表示部16、スト
ップキー17は、それぞれ制御装置7に電気的に接続さ
れていて、制御装置7との間で各種信号の送受信を行っ
ている。
【0029】制御装置7は、周知のマイクロコンピュー
タからその要部を構成されていて、図示しないメモリに
各種動作プログラムが記憶されている。本形態において
は、製版スタートキー2が押されてオンすると、排版、
製版、給版、版付けまでの一連動作が開始されて、プリ
ントスタートキー13が押されてオンすると、設定印刷
枚数に対する印刷動作が開始されるようになっている。
【0030】以下、本発明の制御動作を説明する。図3
は、版付け動作後に行われる印刷動作時のインキ供給制
御を示すフローチャートである。図3において、版付け
動作終了後にオペレータがテンキー11で設定印刷枚数
を入力後、プリントスタートキー13が押されると、ス
テップA1においてインキだまり14のインキの量にか
かわらず、給紙搬送動作とドラム回転実印刷動作を実行
する。ここでは、図示しない給紙部から印刷用紙40を
印刷部に向かって給紙搬送しつつ、メインモータ21を
駆動して印刷ドラム3を回転しプレスローラ22を所望
のタイミングで接離動作して印刷用紙40に印刷を行
う。印刷動作が実行されると、カウンター表示部16に
表示される印刷残り枚数がカウントダウンされ、ストッ
プキー17がステップA2で押されなければステップA
3に進み、カウンター表示部16の枚数(印刷残り枚
数)が「0」になるまで、すなわち、入力された設定印
刷枚数相当の印刷が終了するまで印刷動作が実行され
る。
【0031】ステップA3でカウンター表示部16の数
値が「0」になると、印刷動作が終了したものとして、
ステップA4に進んでインキだまり14のインキ量がイ
ンキセンサ15からの信号によって判断される。この
時、インキだまり14のインキが十分にあってインキセ
ンサ15がインキ「有り」を検出していればステップA
5に進み、インキ供給動作は実行されず、メインモータ
21の駆動が制御されて印刷ドラム3をホームポジショ
ンに停止すると共に、印刷装置の印刷動作を停止して制
御を終える。
【0032】ステップA4でインキだまり14のインキ
が少なくてインキセンサ15がインキ不足信号を検出す
ると、ステップA6に進みメインモータ21を駆動して
印刷ドラム3を回転すると共に、インキポンプ9を動作
すべくインキポンプモータ8を駆動してインキ容器10
内のインキをインキだまり14に供給する。このインキ
供給動作は、インキセンサ15からのインキ不足信号が
なくなるまで継続され、インキだまり14に十分なイン
キ供給が行われると停止する。また、ステップA2にお
いて、ストップキー17が押されると、印刷動作やイン
キ供給動作は実行されず、直ちにホームポジションに印
刷ドラム3を位置させるべく印刷ドラム3の回転を停止
し、印刷動作も停止して制御を終える。
【0033】このように印刷装置を制御することで、印
刷ドラム3の内部のインキ量となるインキだまり14の
インキ量にかかわらず印刷動作が開始されるので、印刷
動作前の待機時間がなくなり、ファーストプリントまで
の時間を早められる。また印刷動作終了後にインキだま
り14のインキが不足している場合には、インキだまり
14のインキが十分なインキ量となるまで、インキポン
プ9からインキ供給されると共に、印刷ドラム3も回転
するので、印刷動作終了時にインキだまり14のインキ
が十分でないまま印刷装置が停止することがなくなる。
よって、排版動作前には印刷ドラム3の内部に十分なイ
ンキが供給された状態となり、インキポンプ9やインキ
ポンプモータ8を大型化しなくても良く、コストの上昇
を抑えられる。
【0034】印刷動作終了後でも印刷ドラム3の回転と
インキポンプ9の動作だけは継続しているが、設定印刷
枚数に対する印刷は既にステップA3において終了して
いるので、印刷物を図示しない排紙トレイから取り出す
ることができ、オペレータの印刷全体に対する待機時間
を低減することができる。
【0035】また、印刷ドラム3に巻付けたマスタ6B
に対する印刷枚数が少ない小部数印刷、すなわち1原稿
あたりの印刷枚数が少なく(10枚以下)、このような
小部数印刷を連続して行い、1原稿に対する印刷時間が
短かい場合でも、印刷動作終了後にインキだまり14の
インキが十分な量となるまでインキ供給が行われるの
で、次の排版動作が開始される前に、必ずインキだまり
14に十分なインキが確保されるので、たとえ1原稿あ
たりの印刷枚数が少ない小部数印刷を繰り返しても印刷
画像が簿くなるのを防止することができる。
【0036】この実施の形態では、印刷動作が開始され
る時点におけるインキセンサ15からの信号にかかわら
ず印刷動作を開始するようにしたが、インキセンサ15
からインキ検知信号が有るときに、印刷動作を開始する
ようにしてもよい。また、印刷動作が終了した時点にお
けるインキセンサ15からの信号がインキ不足を示す場
合にインキポンプ9を動作したが、インキセンサ15か
らのインキ不足信号の有無にかかわらず、印刷動作が終
了したときに、インキポンプ8を動作させ所定量のイン
キをインキだまり14に補給(供給)するようにしても
よい。あるいは、インキだまり14に対するインキ供給
は、印刷動作終了時点ではなく、印刷動作が終了すると
き、例えば設定印刷枚数まであと数枚という印刷動作終
了の直前や、必要十分なインキ量をインキだまり14に
供給でき得る印刷動作終了前の時点からインキポンプ9
を動作してインキ供給動作を行うようにしてもよい。
【0037】図4は、本発明の別な制御の形態を示すフ
ローチャートである。この制御の形態では、製版スター
トキー2が押されてから版付けが完了するまでの間、印
刷ドラム3の回転の有無にかかわらず、つまり、印刷ド
ラム3が回転していても、いなくても印刷ドラム3の内
部にインキを供給すべくインキポンプ9の駆動動作を制
御装置7で制御するものである。
【0038】図4において、オペレータにより操作パネ
ル1上の製版スタートキー2が押されると、まずはステ
ップB1で排版動作、ステップB2で製版動作、ステッ
プB3でマスタ6Bの給版及び巻付け動作、ステップB
4で版付け動作がそれぞれ実行されると共に、これら動
作と並行してステップB12でインキ補給(供給)動作
が実行される。
【0039】排版動作では、メインモータ21を駆動し
て印制ドラム3を印刷時よりもゆっくり回転させ、排版
ローラ4、5も回転させてマスタ6Aの排版剥離搬送を
行う。製版動作では、排版動作と略同時に図示しない原
稿読取装置での原稿読み取りと未製版のマスタヘのサー
マルヘッドによる製版穿孔動作とを行う。給版、巻付け
動作では、マスタ6Bを給版ローラ19,20で搬送し
つつ、クランパ12を開閉動作してマスタ6Bの先端を
把持しメインモータ21の駆動による印刷ドラム3の回
転にともない印刷ドラム3の外周面3bにマスタ6Bを
巻付け、所定の長さで切断する。版付け動作では、マス
タ6Bの巻付け後に図2に示すように印刷用紙40を1
枚だけ給紙して巻付けたマスタ6Bに対してインキを馴
染ませると共に、印刷用紙40に画像を転写する。
【0040】ステップB12で実行されるインキ補給
(供給)動作では、製版スタートキー2が押されると、
制御装置7からの指令によってインキポンプモータ8が
駆動されてインキポンプ9が動作することで、初期のイ
ンキ供給動作が行われるが、このインキ供給動作は、印
刷ドラム3の回転の有無にかかわらず実行される。この
実行する期間は、製版スタートキー2が押された瞬間か
ら、版付け動作後までの期間である。印刷ドラム3の回
転の有無は、メインモータ21に対するオン/オフ信号
で制御手段7が判断すれば良いし、あるいは図1に示す
ように回転検知センサ71を設け、このセンサでメイン
モータ21の回転を検出したり、印刷ドラム3の回転を
直接検出するようにしてもよい。
【0041】版付け動作が終了すると、ステップB5に
おいてメインモータ21の駆動が停止され、印刷ドラム
3をホームポジションで停止する。ここで、オペレータ
が版付け時に排出された印刷物を確認して、この印刷物
が所望する印刷状態であると、テンキー11によって所
定印刷枚数を入力し、ステップB6でプリントスタート
キー13が押されてオンすると、所定印刷枚数に対する
印刷動作がステップB7でスタートされ、ステップB8
でインキだまり14のインキ量がインキセンサ15で検
知される。そしてインキが十分でなければ、ステップB
9に進んでインキセンサ15からのインキ不足信号がな
くなるまでインキポンプモータ8を駆動して、インキポ
ンプ9でインキ容器10内のインキをインキだまり14
に供給し、インキセンサ15からのインキ不足信号がな
くなると、インキポンプモータ8の駆動を停止し、イン
キポンプ9の動作を停止してインキ供給動作を終了す
る。
【0042】ステップB7で印刷動作がスタートされる
と、ステップB10に進んでカウンター表示部16の数
値(印刷残り枚数)が「0」になるまで、すなわち、設
定印刷枚数相当の印刷が終了するまで印刷動作が実行さ
れ、カウンター表示部16の数値(印刷残り枚数)が
「0」になると、ステップB11で印刷終了としてこの
制御を終える。
【0043】このように、印刷ドラム3の回転の有無に
かかわらず製版スタートキー2が押された瞬間から、そ
の時のインキだまり14のインキ量の有無にかかわら
ず、強制的にインキ供給を開始し版付け終了まで継続し
てインキ供給を行うことで、インキ消費の多い排版、給
版巻付け、版付け時に十分なインキをインキだまり14
に供給することができる。このため、小部数印刷を行う
場合でも、版付け動作終了時まで十分なインキをインキ
だまり14に供給できるので、印刷画像が簿くなってし
まうという不具合を抑制することができる。また、印刷
動作時にインキだまり14のインキ量が少なくなった場
合には、インキ供給を行うので、印刷動作時におけるイ
ンキ不足を解消でき、良好な印刷物を得られる。
【0044】このように制御することで、プリントスタ
ートキー13が押された後に実行される印刷動作前に行
われていた従来のインキ供給動作がなくなるので、印刷
動作前の待機待ち時問がなくなり、プリントスタートキ
ー13が押されると直ちに印刷動作が始まるので、ファ
ーストプリントまでの時間を従来のものよりも短縮する
ことができる。
【0045】図5、図6は本発明の更に別な実施の形態
を示す。なお、この形態において、上述した形態の構成
部材と同一機能を有する部材には同一符号を付し、詳細
な説明は省略する。この実施の形態は、メインモータ2
1と個別に、印刷ドラム3の内部に設けたインキローラ
30を回転駆動するために、専用のインキローラ駆動手
段となるインキローラ駆動専用モータ34(以下「イン
キモータ34」と記す)を設けている。
【0046】印刷装置の構成としては、インキローラ3
0近傍の構成が異なる以外は、図1に示す構成と同一で
あるので、ここでは図5を用いてインキローラ30近傍
の構成についてだけ述べる。印刷ドラム3は、その多孔
性支持円筒体に円板状のフランジ25が固定されてい
る。フランジ25は、図1に示すメインモータ21と駆
動力伝達機構によって連結されており、ブラケット39
に設けた中心軸26の周りで回転駆動される。このフラ
ンジ25の回転は、通常、すなわち印刷ドラム3の回転
時には、フランジ25に設けられた歯車27とインキロ
ーラ30の軸31に設けられ歯車29及び、歯車27,
29に噛合する歯車28によってインキローラ30に伝
えられる。これによりインキローラ30は、印刷ドラム
3と同一方向に回転するようになっている。
【0047】インキローラ30の軸31の一部には、一
方向クラッチ32を介してタイミングプーリ33が設け
られている。タイミングプーリ33には、インキモータ
34の出力軸に設けられたタイミングプーリ35との間
でタイミングベルト36が掛け渡されており、インキモ
ータ34からの回転駆動力が伝達されるように構成され
ている。一方向クラッチ32は、印刷ドラム3の回転に
より軸31が回転する場合には、タイミングプーリ33
を滑らせ、インキモータ34側から回転駆動力がタイミ
ングプーリ33に伝達される場合には、タイミングプー
リ33をロックして軸31と一体回転するように構成さ
れている。また、インキモータ34は、制御装置7に接
続されている。このような構成によって、インキローラ
30は、印刷ドラム3の回転と個別に回転可能となって
いる。すなわちフランジ25の回転の有無に関わらず
に、インキモータ34を駆動すればインキローラ30を
回転駆動することができる。
【0048】図6は、インキモータ34を有する印刷装
置のインキ供給に係る制御の形態を示すフローチャート
である。図6において、ステップC1〜C5及びC6
は、図4に示すステップB1〜B5及びB12と同一の
内容であるので詳細な説明は省略する。つまり、この制
御の形態においては、製版スタートキー2が押されてか
らステップC4の版付け動作が完了するまでの間に、印
刷ドラム3の回転にかかわらずに製版スタートキー2が
押された瞬間から、その時のインキだまり14のインキ
量の有無にかかわらずに、ステップC7においてインキ
モータ34を回転駆動すると共に、ステップC6で強制
的にインキだまり14に対するインキ供給を開始し、版
付け動作終了までずっとインキ供給を続けることにな
る。これにより、インキ消費の多い排版、給版巻付け、
版付け時に十分なインキ量をインキだまり14に供給す
ることができる。よって、小部数印刷を行う場合でも版
付け動作終了時まで十分なインキをインキだまり14に
供給でき、印刷画像が簿くなってしまうという不具合を
抑制することができる。
【0049】図6におけるステップC5の後に、図4に
示すステップB6からステップB11までの印刷動作
や、インキ供給動作を実行するようにすれば、印刷動作
時にインキだまり14のインキ量が少なくなった場合で
もインキ供給を行えるので、印刷動作時におけるインキ
不足を解消でき、良好な印刷物を得られる。よって、プ
リントスタートキー13が押された後に従来行われてい
たインキ供給動作がなくなるので、印刷動作前の待ち時
問がなくなりファーストプリントまでの時間も短縮でき
る。
【0050】図3に示す制御を実行する前に、図4に示
すステップB1からステップB5及びステップB11
や、図6に示すステップC1からステップC7を実行す
るようにしても良い。但し、ステップC1からステップ
C7を実行するには、図5に示す構成を付加することが
必要となる。
【0051】ここで、インキ供給量について説明する。
上述したインキポンプ9は、専用のインキポンプモータ
8を備えているので、排版、製版、給版中において、印
刷ドラム3が回転していない場合でもインキポンプモー
タ8でインキポンプ9を駆動することで、インキだまり
14に対するインキ供給を行える。しかし、この場合で
もインキローラ30が回転していないと、図7(a)に
示すように、インキだまり14に供給されるインキが、
インキだまり14と供給口9aとの周辺でインキ塊50
となってしまう。これでは、インキを供給してもインキ
センサ15が正確にインキ量を検出できず、また、イン
キ塊50の発生後にインキローラ30を回転してもイン
キの流動が妨げられてしまうことになる。
【0052】このため、排版、製版、給版中で印刷ドラ
ム3がたまにしか回転しないときに、インキポンプモー
タ8を駆動させる場合でも、インキセンサ15でインキ
有りになるまでインキポンプモータ8を駆動するのでは
なく、上述のようなインキ塊50を発生させることのな
いインキを供給できる、インキポンプ9の駆動時間や回
数を予め設定しておき、その設定された時間や回数だけ
インキポンプ9を駆動制御するとよい。
【0053】例えば、インキポンプ8が一往復動作で約
5gのインキを供給できる場合では、通常5g程度のイ
ンキがインキだまり14へ供給(補給)できれば、図7
(b)に示すように、供給されるインキによってインキ
だまり14と供給口9aの周辺でインキ塊50が発生す
ることはない。したがって、排版、製版、給版中には、
インキだまり14のインキ量や印刷ドラム3の回転の有
無にかかわらず、必ずインキポンプ9を一往復動作分だ
け動作させるようにすればよい。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、印刷動作
が終了するときにインキポンプが駆動制御されて、印刷
ドラム内にインキ量が供給されて、次の排版動作前には
印刷ドラムの内部に十分なインキが供給された状態とな
るので、インキポンプの大型化を抑えつつインキ供給に
かかる不要な待機時間をなくして低コストでインキ不足
を解消して良好な印刷を行える。
【0055】請求項2記載の発明によれば、印刷動作終
了時にインキが不足している場合には、インキポンプが
駆動されてインキ容器内のインキが印刷ドラム内に供給
されて、次の排版動作前には印刷ドラムの内部に十分な
インキが供給された状態となるので、インキポンプの大
型化を抑えつつインキ供給にかかる不要な待機時間をな
くして低コストでインキ不足を解消して良好な印刷を行
える。
【0056】請求項3記載の発明によれば、印刷動作
は、印刷ドラム内のインキ量にかかわらず開始されるの
で従来の待機時間がなくなると共に、印刷動作終了時に
インキが不足している場合にはインキ容器内のインキが
供給されるので、次の排版動作前には印刷ドラムの内部
に十分なインキが供給された状態となり、インキポンプ
の大型化を抑えつつインキ供給にかかる不要な待機時間
をなくして低コストでインキ不足を解消して良好な印刷
を行える。
【0057】請求項4記載の発明によれば、請求項1、
2または3記載の印刷装置のインキ供給制御装置におい
て、ストップキーが押されると、印刷状況にかかわらず
印刷ドラムの回転が停止されるので、排版動作前には印
刷ドラムの内部に十分なインキが供給された状態とな
り、インキポンプの大型化を抑えつつインキ供給にかか
る不要な待機時間をなくして低コストでインキ不足を解
消して良好な印刷を行えると共に、オペレータの意志が
反映され装置の無駄な動作がなくなる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、印刷ドラム
の回転状況に関係なく製版スタートキーが押されると、
印刷ドラムの内部に、版付け動作が終了するまでの間に
おいてインキ容器内のインキが供給されるので、インキ
供給のための待機時間がなくなると共に、印刷開始時に
はインキが印刷ドラムの内部に供給された状態となり、
インキポンプの大型化を抑えつつインキ供給にかかる不
要な待機時間をなくして低コストでインキ不足を解消し
て良好な印刷を行える。また、インキポンプの駆動動作
は、予め定められた回数または時間で制御されるため、
製版スタートキーが押されてから版付けが完了するまで
の間に印刷ドラム内に供給されるインキ量が、設定され
た回数又は時間相当の量だけ供給されることになり、過
度なインキ供給による不具合の発生を抑制することがで
きる。
【0059】請求項6記載の発明によれば、印刷ドラム
の回転状況に関係なく製版スタートキーが押されると、
版付け動作が終了するまでの間に、インキポンプからイ
ンキ供給が行われ、このインキがインキローラの回転で
軸線方向に均一に分散されると共に印刷ドラムの内周面
に供給されるので、インキ供給のための待機時間がなく
なると共に、印刷開始時にはインキが印刷ドラムの内周
面に供給された状態となり、インキポンプの大型化を抑
えつつインキ供給にかかる不要な待機時間の発生がなく
なり、特に小部数印刷時におけるインキ不足を解消して
良好な印刷を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態を示す印刷装置のインキ供給制
御装置の概略構成図である。
【図2】印刷用紙の通紙状態を示す図である。
【図3】インキ供給制御装置による制御の一形態を示す
フローチャートである。
【図4】インキ供給制御装置による制御の別な形態を示
すフローチャートである。
【図5】インキローラ近傍構成の変形例を示す部分拡大
断面図である。
【図6】図5に示す構成を備えた印刷装置のインキ供給
制御装置による制御の形態を示すフローチャートであ
る。
【図7】(a)はインキだまりにおける不具合を示す拡
大図、(b)はインキだまりの不具合解消状態を示す拡
大図である。
【符号の説明】
2 製版スタートキー 3 印刷ドラム 3a 印刷ドラムの内周面 3b 印刷ドラムの外周面 6A 使用済みのマスタ 6B 新しいマスタ(製版済みマスタ) 7 制御手段 9 インキポンプ 10 インキ容器 15 インキ検出手段 17 ストップキー 21 印刷ドラムの駆動手段 30 インキローラ 34 インキローラ駆動手段 50 製版手段 70 排版手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にイ
    ンキ容器内のインキを供給するインキポンプとを有し、
    設定された印刷枚数に応じた印刷動作を行う印刷装置に
    おいて、 上記印刷動作が終了するときに上記インキポンプを駆動
    制御する制御手段を備えたことを特徴とする印刷装置の
    インキ供給制御装置。
  2. 【請求項2】印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にイ
    ンキ容器内のインキを供給するインキポンプと、上記印
    刷ドラムの内部のインキ量を検出するインキ検出手段と
    を有し、設定された印刷枚数に応じた印刷動作を行う印
    刷装置において、 上記印刷動作が終了した時点における上記インキ検出手
    段からの信号がインキ不足を示す場合に上記インキポン
    プを駆動制御する制御手段を備えたことを特徴とする印
    刷装置のインキ供給制御装置。
  3. 【請求項3】印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にイ
    ンキ容器内のインキを供給するインキポンプと、上記印
    刷ドラムの内部のインキ量を検出するインキ検出手段と
    を有し、設定された印刷枚数に応じた印刷動作を行う印
    刷装置において、 上記印刷動作が開始される時点における上記インキ検出
    手段からの信号にかかわらず上記印刷動作を開始すると
    共に、上記印刷動作が終了した時点における上記インキ
    検出手段からの信号がインキ不足を示す場合には、この
    インキ不足信号の出力がなくなるまで上記インキポンプ
    の駆動動作を制御する制御手段を備えたことを特徴とす
    る印刷装置のインキ供給制御装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3記載の印刷装置のイ
    ンキ供給制御装置において、 上記印刷ドラムを回転する駆動手段と、ストップキーと
    を有し、 上記制御手段は、上記印刷動作の終了前に上記ストップ
    キーが押された場合には、その時点における上記インキ
    検出手段からの信号にかかわらず直ちに上記印刷ドラム
    を定位置で停止すべく上記駆動手段の駆動動作を制御す
    ることを特徴とする印刷装置のインキ供給制御装置。
  5. 【請求項5】外周面にマスタが巻付けられる回転可能な
    印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にインキ容器内の
    インキを供給するインキポンプとを有し、製版スタート
    キーが押されると上記印刷ドラムに巻付けられた使用済
    みのマスタを排版手段で排版し、製版手段で製版される
    新しいマスタを上記印刷ドラムに給版して巻付け、版付
    けする印刷装置において、 上記製版スタートキーが押されてから上記版付けが完了
    するまでの間に、上記印刷ドラムの回転の有無にかかわ
    らず上記印刷ドラムの内部にインキを供給すべく上記イ
    ンキポンプの駆動動作を予め定められた回数または時間
    で制御する制御手段を有することを特徴とする印刷装置
    のインキ供給制御装置。
  6. 【請求項6】外周面にマスタが巻付けられる回転可能な
    印刷ドラムと、この印刷ドラムの内部にインキ容器内の
    インキを供給するインキポンプと、上記印刷ドラムの内
    周面に接触するように設けられたインキローラを回転駆
    動するインキローラ駆動手段とを有し、製版スタートキ
    ーが押されると上記印刷ドラムに巻付けられた使用済み
    のマスタを排版手段で排版し、製版手段で製版される新
    しいマスタを上記印刷ドラムに給版して巻付け、版付け
    する印刷装置において、 上記製版スタートキーが押されてから版付けが完了する
    までの問、上記印刷ドラムの回転の有無にかかわらず上
    記印刷ドラムの内部にインキを供給すべく上記インキロ
    ーラ駆動手段と上記インキポンプの駆動動作を制御する
    制御手段を有することを特徴とする印刷装置のインキ供
    給制御装置。
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