JP2000219010A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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Abstract
性を向上し、しかもトレッドにおけるバックリング現象
の発生を抑制して操縦安定性への悪影響を低減するよう
にした空気入りラジアルタイヤを提供する。 【解決手段】 トレッド1にタイヤ周方向に延びる5本
の主溝2を設けて6列の陸部を分割形成し、各陸部をタ
イヤ幅方向に延びる複数本の副溝2で複数のブロック4
a,5a,6aからなるブロック列4,5,6に分割
し、トレッド1に埋設された最大幅ベルト層の両端e,
e間の領域において、各ブロック4a,5a,6aの面
積比をショルダー側のブロック列4からセンター側のブ
ロック列6へ1:0.9〜1.1:1.8〜2.2の関
係にすると共に、トレッド1に埋設された最外側ベルト
層のコード方向に対する副溝2の傾斜角度を鋭角側で3
0〜90°の範囲にする。
Description
を有する空気入りラジアルタイヤに関し、さらに詳しく
は、走行性能に殆ど影響を与えることなく耐摩耗性を向
上すると共に、トレッドにおけるバックリング現象の発
生を抑制して操縦安定性への悪影響を低減するようにし
た空気入りラジアルタイヤに関する。
レッドにセンター摩耗や片落ち摩耗を生じ、その摩耗の
少なくとも一部が必要最小限の溝深さに到達したときが
摩耗寿命となる。そこで、トレッド展開幅を大きくした
り、溝面積を減少させることにより耐摩耗性を向上する
方法が種々提案されている。
げると重量やコストの増加を招くと共に、タイヤが轍に
捕らわれやすくなり、いわゆる轍ワンダリング性が悪化
してしまい、溝面積を減少させるとトラクション性能や
ウェット路面での走行性能が低下してしまうという問題
があった。そのため、タイヤの走行性能に殆ど影響を与
えることなく耐摩耗性を向上することは極めて困難であ
った。
ラジアルタイヤでは、陸部の剛性不足に起因して走行時
においてトレッドにバックリング現象を生じることによ
り、操縦安定性が低下するという問題があった。
性能に殆ど影響を与えることなく耐摩耗性を向上し、し
かもトレッドにおけるバックリング現象の発生を抑制し
て操縦安定性への悪影響を低減するようにした空気入り
ラジアルタイヤを提供することにある。
の本発明の空気入りラジアルタイヤは、トレッドにタイ
ヤ周方向に延びる5本の主溝を設けて6列の陸部を分割
形成し、各陸部をタイヤ幅方向に延びる複数本の副溝で
複数のブロックからなるブロック列に分割し、前記トレ
ッドに埋設された最大幅ベルト層の両端間の領域におい
て、各ブロックの面積比をショルダー側のブロック列か
らセンター側のブロック列へ1:0.9〜1.1:1.
8〜2.2の関係にすると共に、前記トレッドに埋設さ
れた最外側ベルト層のコード方向に対する前記副溝の傾
斜角度を鋭角側で30〜90°の範囲にしたことを特徴
とするものである。
ー側のブロック列からセンター側のブロック列へ1:
1:2(±10%以内の変動は可能)の関係にすること
により、溝面積の比率を大きくしてトラクション性能な
どのタイヤ性能を確保するようにした場合であっても耐
摩耗性を向上することができる。トラクション性能など
のタイヤ性能を確保するために、トレッドの総面積に対
する溝面積の比率は25±10%の範囲することが好ま
しい。
層のコード方向に対して副溝を上記範囲の傾斜角度で交
差するように配置したことにより、トレッドが副溝を境
にして屈曲し難くなるので、トレッドにおけるバックリ
ング現象の発生を抑制して操縦安定性への悪影響を低減
することができる。なお、副溝の傾斜角度を上記範囲に
設定しても、上述の如く改善した耐摩耗性を損なうこと
はない。
向をセンター側のブロック列とショルダー側のブロック
列とで互いに反対にすることが好ましい。このように副
溝のタイヤ周方向に対する傾斜方向をセンター側のブロ
ック列とショルダー側のブロック列とで互いに反対にす
ることにより、ハンドル流れを防止することができる。
この場合、バックリング現象の発生を防止するために、
最外側ベルト層のコード方向に対する副溝の傾斜角度が
ショルダー側のブロック列よりもセンター側のブロック
列で大きくなるように設定すると良い。
ッドの総面積、トレッドの溝面積は、トレッドに埋設さ
れた最大幅を有するベルト層の両端間の領域で測定され
たものである。この最大幅ベルト層の両端間の領域はタ
イヤ使用時における接地領域と実質的に一致するもので
ある。
溝を用いて複数のブロックに分割するが、これら複数本
の副溝と該副溝の延長線上にあるサイプとを併用しても
良い。このように副溝の延長線上にあるサイプは副溝と
共に挙動するため隣り合うブロックの分断に寄与する。
また、ブロックには溝の延長線上にないサイプ、例えば
溝と交差するサイプや溝に連通することなく独立したサ
イプを適宜設けても良い。このようなサイプは間隔が狭
いうえに溝とは独立した挙動を示すので、ブロックを更
なる小ブロックに分断する作用がない。
の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実
施形態からなる空気入りラジアルタイヤのトレッドパタ
ーンを例示するものである。図において、トレッド1は
優れた耐摩耗性を得るためにJIS−A硬度50〜75
のキャップコンパウンドから構成されている。このトレ
ッド1にはタイヤ周方向に延びる5本の主溝2が設けら
れており、これら主溝2によって6列の陸部が分割形成
されている。主溝2はストレート状であってもよく、或
いはジグザグ状であってもよい。
る複数本の副溝3が設けられており、これら副溝3によ
って最もショルダー側の陸部が複数のブロック4aから
なるブロック列4に分割され、その内側の陸部が複数の
ブロック5aからなるブロック列5に分割され、最もセ
ンター側の陸部が複数のブロック6aからなるブロック
列6に分割されている。各ブロック列4,5,6のタイ
ヤ周方向の略同一位置において、副溝3のピッチは略同
一になっている。
て副溝3よりも狭く幅2.0mm以下のサイプを設ける
ことができる。例えば、ショルダー側のブロック4aに
は溝に連通することなく独立した複数本のサイプ4sが
副溝3に対して平行に設けられている。また、ショルダ
ー側のブロック列4においてタイヤ周方向に隣り合うブ
ロック4a,4aの一部は副溝3の延長線上にあるサイ
プ3sによって区分されている。センター側のブロック
6aにはブロック対角線方向に横切るサイプ6sが副溝
3や主溝2に交差するように設けられている。
層が埋設されており、そのうち最大幅を有するベルト層
の両ベルト端e,eは左右のショルダー部に位置してい
る。これらベルト端e,eに挟まれた領域が実質的な接
地領域である。
e,eに挟まれた領域において、主溝2及び副溝3を含
む総溝面積のトレッド面積に対する比率は25±10%
の範囲に設定されている。この溝面積比率が15%未満
であるとトラクション性能やウェット路面での走行性能
が低下し、逆に35%を超えると耐摩耗性が低下してし
まう。
いて、各ブロック4a,5a,6aの面積比はショルダ
ー側のブロック列4からセンター側のブロック列6へ
1:1:2(±10%以内の変動は可能)の関係に設定
されており、トレッド全体としてはブロック面積比が
1:1:2:2:1:1(±10%以内の変動は可能)
の関係になっている。このようにブロック4a,5a,
6aの面積比をショルダー側からセンター側へ1:1:
2の関係にすることにより、センター摩耗や片落ち摩耗
等の偏摩耗の発生を抑制して摩耗寿命を延長することが
できる。但し、ブロック4a,5a,6aの面積比が上
記関係から10%を超えて外れると耐摩耗性の向上効果
が得られなくなる。
イヤ周方向の略同一位置において副溝3のピッチを略同
一にした場合、各ブロック4a,5a,6aのタイヤ幅
方向の長さ比は概ね1:1:2の関係になっている。即
ち、最大幅ベルト層をタイヤ幅方向に均等に4分割する
位置にそれぞれ主溝2を設けてセンター部とショルダー
部のブロック面積の割合を1:1とし、更に左右両側の
ショルダー部のブロックをタイヤ幅方向に均等に2分割
する位置にそれぞれ主溝2を設けることにより、各ブロ
ック4a,5a,6aの面積比を1:1:2の関係に設
定することができる。
は、それぞれタイヤ周方向に対して傾斜する複数本の補
強コードから構成され、かつ層間で補強コードが互いに
交差するように配置されている。図2に示すように、複
数のベルト層のうち、最外側に位置するベルト層のコー
ドfの配向方向に対して、副溝3の傾斜角度は鋭角側で
測定したとき30〜90°、好ましくは45〜90°の
範囲に設定されている。このように最外側ベルト層のコ
ード方向に対して副溝3を交差させることにより、トレ
ッド1が副溝3を境にして屈曲し難くなるため、トレッ
ド1のバックリング現象の発生を抑制することができ
る。この副溝3の傾斜角度が30°未満であるとバック
リング現象が生じ易くなる。
に対する傾斜方向はセンター側のブロック列6とショル
ダー側のブロック列4,5とで互いに反対に設定されて
いる。このように副溝3のタイヤ周方向に対する傾斜方
向をセンター側のブロック列6とショルダー側のブロッ
ク列4,5とで互いに反対にすることにより、方向性を
持たないトレッドパターンにおいてハンドル流れを防止
することができる。この場合、最外側ベルト層のコード
方向に対する副溝3の傾斜角度をショルダー側のブロッ
ク列4,5よりもセンター側のブロック列6で大きくす
る。センター側のブロック列6はショルダー側のブロッ
ク列4,5よりも接地圧が高いので、最外側ベルト層の
コード方向に対する副溝3の傾斜角度をセンター側のブ
ロック列6で大きくすることにより、バックリング現象
の発生を効果的に防止することができる。
とし、図1に示すトレッドパターンを有する空気入りラ
ジアルタイヤにおいて、トレッド面積に対する溝面積の
比率を25%にすると共に、各ブロックの面積比をショ
ルダー側のブロック列からセンター側のブロック列へ
1:1:Xとし、このX値を種々異ならせた試験タイヤ
をそれぞれ製作した。但し、最外側ベルト層のタイヤ周
方向に対するコード角度を20°にし、そのコード方向
に対する副溝の傾斜角度を鋭角側で45°以上に設定し
た。
し、空気圧450kPaとして走行し、摩耗寿命(セン
ター摩耗又は片落ち摩耗による取り外しを含む)に到達
するまでの走行距離を測定し、その結果を図3に示し
た。評価結果は、X=1のタイヤを100とする指数で
示した。この指数値が大きいほど摩耗寿命が長く、耐摩
耗性が優れている。図3から判るように、ブロック面積
比が1:1:1.8〜2.2となる範囲において摩耗寿
命の向上が顕著に現れていた。
に対する溝面積の比率を25%にすると共に、各ブロッ
クの面積比をショルダー側のブロック列からセンター側
のブロック列へ1:Y:2とし、このY値を種々異なら
せた試験タイヤをそれぞれ製作した。但し、最外側ベル
ト層のタイヤ周方向に対するコード角度を20°にし、
そのコード方向に対する副溝の傾斜角度を鋭角側で45
°以上に設定した。
し、空気圧450kPaとして走行し、摩耗寿命(セン
ター摩耗又は片落ち摩耗による取り外しを含む)に到達
するまでの走行距離を測定し、その結果を図4に示し
た。評価結果は、Y=1のタイヤを100とする指数で
示した。この指数値が大きいほど摩耗寿命が長く、耐摩
耗性が優れている。図4から判るように、ブロック面積
比が1:0.9〜1.1:2となる範囲において摩耗寿
命が優れていた。
R LTとし、図1に示すトレッドパターンを有する空
気入りラジアルタイヤにおいて、トレッド面積に対する
溝面積の比率を25%にすると共に、各ブロックの面積
比をショルダー側のブロック列からセンター側のブロッ
ク列へ1:1:2とし、更に最外側ベルト層のタイヤ周
方向に対するコード角度を20°にする一方で、そのコ
ード方向に対する副溝の鋭角側の傾斜角度を種々異なら
せた試験タイヤをそれぞれ製作した。
のホイールに組付けてフラットベルト式タイヤ特性試験
機に装着し、空気圧450kPa、荷重7.6kN、速
度10km/h、スリップ角±1°の条件でコーナリン
グパワー(CP)を測定し、左右の傾斜方向の平均値を
求め、その結果を図5に示した。評価結果は、6列のリ
ブパターンを有するタイヤのコーナリングパワーを10
0とする指数で示した。この指数値が大きいほどコーナ
リングパワーが大きいことを意味する。図5から判るよ
うに、最外側ベルト層のコード方向に対する副溝の傾斜
角度が鋭角側で30°以上、好ましくは45°以上であ
るときに大きなコーナリングパワーを得ることができ、
即ち、操縦安定性が向上していた。
レッドにタイヤ周方向に延びる5本の主溝を設けて6列
の陸部を分割形成し、各陸部をタイヤ幅方向に延びる複
数本の副溝で複数のブロックからなるブロック列に分割
し、トレッドに埋設された最大幅ベルト層の両端間の領
域において、各ブロックの面積比をショルダー側のブロ
ック列からセンター側のブロック列へ1:0.9〜1.
1:1.8〜2.2の関係にすると共に、トレッドに埋
設された最外側ベルト層のコード方向に対する副溝の傾
斜角度を鋭角側で30〜90°の範囲にしたことによ
り、走行性能に殆ど影響を与えることなく耐摩耗性を向
上し、しかもトレッドにおけるバックリング現象の発生
を抑制して操縦安定性への悪影響を低減することができ
る。
イヤのトレッドパターンを例示する展開図である。
ードを投影した図である。
数)との関係を示すグラフである。
数)との関係を示すグラフである。
斜角度とコーナリングパワー(指数)との関係を示すグ
ラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 トレッドにタイヤ周方向に延びる5本の
主溝を設けて6列の陸部を分割形成し、各陸部をタイヤ
幅方向に延びる複数本の副溝で複数のブロックからなる
ブロック列に分割し、前記トレッドに埋設された最大幅
ベルト層の両端間の領域において、各ブロックの面積比
をショルダー側のブロック列からセンター側のブロック
列へ1:0.9〜1.1:1.8〜2.2の関係にする
と共に、前記トレッドに埋設された最外側ベルト層のコ
ード方向に対する前記副溝の傾斜角度を鋭角側で30〜
90°の範囲にした空気入りラジアルタイヤ。 - 【請求項2】 前記トレッドの総面積に対する溝面積の
比率を25±10%の範囲にした請求項1に記載の空気
入りラジアルタイヤ。 - 【請求項3】 前記副溝のタイヤ周方向に対する傾斜方
向をセンター側のブロック列とショルダー側のブロック
列とで互いに反対にし、前記最外側ベルト層のコード方
向に対する前記副溝の傾斜角度をショルダー側のブロッ
ク列よりもセンター側のブロック列で大きくした請求項
1又は請求項2に記載の空気入りラジアルタイヤ。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01987099A JP4056160B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 空気入りラジアルタイヤ |
| US09/468,939 US6578612B1 (en) | 1998-12-25 | 1999-12-22 | Pneumatic radial tire having six block rows |
| DE19962165A DE19962165A1 (de) | 1998-12-25 | 1999-12-22 | Luftgürtelreifen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP01987099A JP4056160B2 (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000219010A true JP2000219010A (ja) | 2000-08-08 |
| JP4056160B2 JP4056160B2 (ja) | 2008-03-05 |
Family
ID=12011261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP01987099A Expired - Fee Related JP4056160B2 (ja) | 1998-12-25 | 1999-01-28 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4056160B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005022603A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 重荷重用空気入りタイヤ |
| WO2007055065A1 (ja) | 2005-11-09 | 2007-05-18 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 空気入りタイヤ |
| JP2008222074A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP01987099A patent/JP4056160B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005022603A (ja) * | 2003-07-02 | 2005-01-27 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 重荷重用空気入りタイヤ |
| WO2007055065A1 (ja) | 2005-11-09 | 2007-05-18 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | 空気入りタイヤ |
| JP2007131106A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
| JP2008222074A (ja) * | 2007-03-13 | 2008-09-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
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|---|---|
| JP4056160B2 (ja) | 2008-03-05 |
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