JP2000219270A - スプーン付き容器 - Google Patents
スプーン付き容器Info
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- JP2000219270A JP2000219270A JP11021599A JP2159999A JP2000219270A JP 2000219270 A JP2000219270 A JP 2000219270A JP 11021599 A JP11021599 A JP 11021599A JP 2159999 A JP2159999 A JP 2159999A JP 2000219270 A JP2000219270 A JP 2000219270A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spoon
- container
- container body
- pulp
- cavity
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- Pending
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- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
- Packages (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スプーンを手を汚すことなく容易に取り出して
使用することができ、また組み立てることなく使用する
ことのできるスプーン付き容器を提供する。 【解決手段】 粉状洗剤等の粉粒体を封入してなるスプ
ーン付き容器20であって、容器本体21の上端開口部
22を覆う封緘紙23に、スプーン24が取外し可能に
取り付けられている。スプーン24はパルプモールド製
の立体スプーンであり、封緘紙23と一体成形される。
容器本体21はパルプモールド製の中空成形体であるこ
とが好ましい。
使用することができ、また組み立てることなく使用する
ことのできるスプーン付き容器を提供する。 【解決手段】 粉状洗剤等の粉粒体を封入してなるスプ
ーン付き容器20であって、容器本体21の上端開口部
22を覆う封緘紙23に、スプーン24が取外し可能に
取り付けられている。スプーン24はパルプモールド製
の立体スプーンであり、封緘紙23と一体成形される。
容器本体21はパルプモールド製の中空成形体であるこ
とが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に収納された
粉粒体を取り出すスプーンを備えたスプーン付き容器に
関する。
粉粒体を取り出すスプーンを備えたスプーン付き容器に
関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】粉状洗
剤等の粉粒体とこの粉粒体を取り出すスプーンとを封入
してなるスプーン付き容器は周知である。使用時に容器
を開封した後、内部からスプーンを取り出し、このスプ
ーンを用いて適宜計量しながら粉粒体を所定量取り出し
て使用する。
剤等の粉粒体とこの粉粒体を取り出すスプーンとを封入
してなるスプーン付き容器は周知である。使用時に容器
を開封した後、内部からスプーンを取り出し、このスプ
ーンを用いて適宜計量しながら粉粒体を所定量取り出し
て使用する。
【0003】しかし、従来のスプーン付き容器では、ス
プーンが粉粒体の中に埋没してしまい、場所がわからな
くて取り出しにくくなったり、取り出す際に手が汚れた
りする。また、組み立て式スプーンが付いた容器では、
スプーンを組み立てる必要があると共に、組み立てが外
れる等の問題がある。
プーンが粉粒体の中に埋没してしまい、場所がわからな
くて取り出しにくくなったり、取り出す際に手が汚れた
りする。また、組み立て式スプーンが付いた容器では、
スプーンを組み立てる必要があると共に、組み立てが外
れる等の問題がある。
【0004】本発明は、スプーンを手を汚すことなく容
易に取り出して使用することができ、また組み立ての必
要のないスプーン付き容器を提供することを目的とす
る。
易に取り出して使用することができ、また組み立ての必
要のないスプーン付き容器を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、粉粒体を収納
する容器本体の上端開口部を覆う封緘紙に、スプーンが
取外し可能に取り付けられているスプーン付き容器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
する容器本体の上端開口部を覆う封緘紙に、スプーンが
取外し可能に取り付けられているスプーン付き容器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態に係る
スプーン付き容器20は、図1及び図2に示すように、
粉粒体として例えば粉状洗剤を収納する容器本体21の
上端開口部22を覆う封緘紙23に、スプーン24を取
外し可能に取り付けて構成されている。
スプーン付き容器20は、図1及び図2に示すように、
粉粒体として例えば粉状洗剤を収納する容器本体21の
上端開口部22を覆う封緘紙23に、スプーン24を取
外し可能に取り付けて構成されている。
【0007】容器本体21は、パルプモールド製の中空
成形体であって、この容器本体21は、特に粉状体や粒
状体の収容に好適な中空容器であり、その上部に上端開
口部22を有し、更に胴部3及び底部4を有している。
成形体であって、この容器本体21は、特に粉状体や粒
状体の収容に好適な中空容器であり、その上部に上端開
口部22を有し、更に胴部3及び底部4を有している。
【0008】胴部3と底部4とは、曲面部5を介して連
設されており、これにより容器本体21の衝撃強度が高
められている。曲面部5の曲率は0.5mm以上、特に
5.0mm以上であることが、衝撃強度の向上及び乾燥
効率の向上や成形体の表面仕上等の点から好ましい。容
器本体21の横断面の形状は、容器本体21の高さ方向
に亘ってほぼ同じであり、四隅が丸みを帯びた矩形状と
なっている。これによっても容器本体21の落下強度が
高められている。この四隅の曲率は、曲面部5の場合と
同様の理由により、0.5mm以上、特に5.0mm以
上であることが好ましい。また、上記矩形の四辺は何れ
も外方にやや膨らんだ緩やかな曲線状となっている。胴
部3には、その全周に亘って連続した凹状部6が形成さ
れており、これによって容器本体21の把持性が高めら
れている。
設されており、これにより容器本体21の衝撃強度が高
められている。曲面部5の曲率は0.5mm以上、特に
5.0mm以上であることが、衝撃強度の向上及び乾燥
効率の向上や成形体の表面仕上等の点から好ましい。容
器本体21の横断面の形状は、容器本体21の高さ方向
に亘ってほぼ同じであり、四隅が丸みを帯びた矩形状と
なっている。これによっても容器本体21の落下強度が
高められている。この四隅の曲率は、曲面部5の場合と
同様の理由により、0.5mm以上、特に5.0mm以
上であることが好ましい。また、上記矩形の四辺は何れ
も外方にやや膨らんだ緩やかな曲線状となっている。胴
部3には、その全周に亘って連続した凹状部6が形成さ
れており、これによって容器本体21の把持性が高めら
れている。
【0009】胴部3を構成する前後壁の外面は、容器本
体21を側面方向から視たときに、容器本体21の高さ
方向に亘って直線をなすような形状となっている(但
し、凹状部6は除く)。同様に、胴部3を構成する左右
側の外面も、容器本体21を正面方向から視たときに、
容器本体21の高さ方向に亘って直線をなすような形状
となっている(同様に凹状部6は除く)。
体21を側面方向から視たときに、容器本体21の高さ
方向に亘って直線をなすような形状となっている(但
し、凹状部6は除く)。同様に、胴部3を構成する左右
側の外面も、容器本体21を正面方向から視たときに、
容器本体21の高さ方向に亘って直線をなすような形状
となっている(同様に凹状部6は除く)。
【0010】底部4は、中央凹部7と、中央凹部7を取
り囲む連続したヒール部8とから構成されている。ヒー
ル部8の外面は、容器本体21の接地部となっている。
底部4がこのような構成を有していることによって、容
器本体21の載置安定性(いわゆる座り)が向上する。
り囲む連続したヒール部8とから構成されている。ヒー
ル部8の外面は、容器本体21の接地部となっている。
底部4がこのような構成を有していることによって、容
器本体21の載置安定性(いわゆる座り)が向上する。
【0011】容器本体21は、その外面及び内面が平滑
になされている。これにより、例えばその外面及び/又
は内面にプラスチック層や塗工層を形成する場合に密着
性が良好になり、また外面への印刷を容易に且つ綺麗に
行うことができる。更に、外観も一層良好となる。本明
細書において「平滑」とは、容器20の外面又は内面の
表面凹凸形状についての中心線平均粗さ(Ra)が50
μm以下で、且つ最大高さ(Ry)が500μm以下で
あることをいう。
になされている。これにより、例えばその外面及び/又
は内面にプラスチック層や塗工層を形成する場合に密着
性が良好になり、また外面への印刷を容易に且つ綺麗に
行うことができる。更に、外観も一層良好となる。本明
細書において「平滑」とは、容器20の外面又は内面の
表面凹凸形状についての中心線平均粗さ(Ra)が50
μm以下で、且つ最大高さ(Ry)が500μm以下で
あることをいう。
【0012】容器本体21においては、図2に示すよう
に底部4の接地面Bと胴部3の側壁の外面とのなす角θ
が、前後壁及び左右壁の何れにおいても85°超、好ま
しくは89°以上となっており(図2では角θは略90
°)、また胴部3の高さh(図2参照)が50mm以
上、好ましくは100mm以上となっている。角θは、
90°超でもよい。尚、角θの測定対象となる胴部の側
壁の外面とは、容器本体21を正面方向又は側面方向か
ら視たときに、該側壁の外面において、容器本体21の
高さ方向に亘って直線をなす部分をいう。従って、上記
の角θの測定に際しては、胴部3に形成された凹状部6
の外面は測定対象とならない。
に底部4の接地面Bと胴部3の側壁の外面とのなす角θ
が、前後壁及び左右壁の何れにおいても85°超、好ま
しくは89°以上となっており(図2では角θは略90
°)、また胴部3の高さh(図2参照)が50mm以
上、好ましくは100mm以上となっている。角θは、
90°超でもよい。尚、角θの測定対象となる胴部の側
壁の外面とは、容器本体21を正面方向又は側面方向か
ら視たときに、該側壁の外面において、容器本体21の
高さ方向に亘って直線をなす部分をいう。従って、上記
の角θの測定に際しては、胴部3に形成された凹状部6
の外面は測定対象とならない。
【0013】容器本体21は、その肉厚が、容器本体2
1の縦断面及び横断面の何れにおいても均一になされて
いる。特に、従来のパルプモールド中空成形体と異な
り、本実施形態の容器本体21には、胴部3、及び胴部
3と底部4との間に、貼り合わせによるつなぎ目及び肉
厚部が存在していない。これにより、成形体の強度が高
まると共に外観の印象が良好な容器となる。
1の縦断面及び横断面の何れにおいても均一になされて
いる。特に、従来のパルプモールド中空成形体と異な
り、本実施形態の容器本体21には、胴部3、及び胴部
3と底部4との間に、貼り合わせによるつなぎ目及び肉
厚部が存在していない。これにより、成形体の強度が高
まると共に外観の印象が良好な容器となる。
【0014】容器本体21は、パルプを主原料として形
成されている。勿論パルプ100%から形成されていて
もよい。パルプに加えて他の材料を用いる場合には、他
の材料の配合量を1〜70重量%、特に5〜50重量%
とすることが好ましい。他の材料としてはタルクやカオ
リナイト等の無機物、ガラス繊維やカーボン繊維等の無
機繊維、ポリオレフィン等の合成樹脂の粉末又は繊維、
非木材又は植物質繊維、多糖類等が挙げられる。
成されている。勿論パルプ100%から形成されていて
もよい。パルプに加えて他の材料を用いる場合には、他
の材料の配合量を1〜70重量%、特に5〜50重量%
とすることが好ましい。他の材料としてはタルクやカオ
リナイト等の無機物、ガラス繊維やカーボン繊維等の無
機繊維、ポリオレフィン等の合成樹脂の粉末又は繊維、
非木材又は植物質繊維、多糖類等が挙げられる。
【0015】上述の原料から形成された容器本体21に
おいては、その密度(即ち、容器本体21の肉部の密
度)を0.4〜2.0g/cm3 とすることで、容器本
体21の引張強度や圧縮強度等の機械的物性が満たさ
れ、中空容器としての適切な剛性をもった成形体にする
ことができる。容器本体21の密度を更に好ましくは
0.6〜1.5g/cm3 することで、その使用感を向
上させることができる。
おいては、その密度(即ち、容器本体21の肉部の密
度)を0.4〜2.0g/cm3 とすることで、容器本
体21の引張強度や圧縮強度等の機械的物性が満たさ
れ、中空容器としての適切な剛性をもった成形体にする
ことができる。容器本体21の密度を更に好ましくは
0.6〜1.5g/cm3 することで、その使用感を向
上させることができる。
【0016】また、容器本体21のJIS Z0208
に基づく透湿度を100g/(m2・24hr)以下にする
ことで、大気中の水分が吸収されにくくなり、中空容器
としての適切な剛性を保つことができ、内容物の品質が
水分の吸収によって損なわれることを効果的に防止する
ことができる。特に上記透湿度を50g/(m2 ・24h
r)以下にすることで、内容物の保存安定性が更に良く
なる。
に基づく透湿度を100g/(m2・24hr)以下にする
ことで、大気中の水分が吸収されにくくなり、中空容器
としての適切な剛性を保つことができ、内容物の品質が
水分の吸収によって損なわれることを効果的に防止する
ことができる。特に上記透湿度を50g/(m2 ・24h
r)以下にすることで、内容物の保存安定性が更に良く
なる。
【0017】容器本体21は、その引張強度が5MPa
以上であることが好ましい。ここでいう引張強度は、J
IS P 8113に準じ、容器本体21の任意の部分
から長さ140mm×幅15mmの測定片を切り出し、
引張試験機にチャック間距離100mmで装着させて、
引張速度20mm/minで引っ張ったときの破断強度
を意味する。但し、上記大きさの測定片が得られない成
形体では、測定片の大きさ等を適宜変更して測定する。
以上であることが好ましい。ここでいう引張強度は、J
IS P 8113に準じ、容器本体21の任意の部分
から長さ140mm×幅15mmの測定片を切り出し、
引張試験機にチャック間距離100mmで装着させて、
引張速度20mm/minで引っ張ったときの破断強度
を意味する。但し、上記大きさの測定片が得られない成
形体では、測定片の大きさ等を適宜変更して測定する。
【0018】また、容器本体21は、その比圧縮強度が
100Nm2 /g以上であることが好ましい。ここでい
う比圧縮強度は、JIS P 8126に準じた方法で
測定したものである。
100Nm2 /g以上であることが好ましい。ここでい
う比圧縮強度は、JIS P 8126に準じた方法で
測定したものである。
【0019】次に、容器本体21の製造方法を図3を参
照して説明する。容器本体21は、パルプモールド法に
よって製造され、特に、内部にキャビティを有する金型
の該キャビティ内面にパルプを堆積させることによって
製造される。図3(a)〜(d)には、斯かる方法によ
って容器本体21を製造する工程のうちの抄紙工程が順
次示されており、具体的には(a)は抄紙工程、(b)
は中子挿入工程、(c)は加圧・脱水工程、(d)は金
型を開き、成形体の中間体を取り出す工程である。
照して説明する。容器本体21は、パルプモールド法に
よって製造され、特に、内部にキャビティを有する金型
の該キャビティ内面にパルプを堆積させることによって
製造される。図3(a)〜(d)には、斯かる方法によ
って容器本体21を製造する工程のうちの抄紙工程が順
次示されており、具体的には(a)は抄紙工程、(b)
は中子挿入工程、(c)は加圧・脱水工程、(d)は金
型を開き、成形体の中間体を取り出す工程である。
【0020】先ず、図3(a)に示すように、一対の割
型11,12を突き合わせることにより、成形すべき容
器本体21の外形に対応した形状のキャビティ13が形
成される金型10にパルプスラリーを注入させる。各割
型11,12には、その外側面よりキャビティ13に連
通する複数の連通孔14がそれぞれ設けられている。ま
た、各割型11,12の内面は、所定の大きさの網目を
有するネットによってそれぞれ被覆されている。
型11,12を突き合わせることにより、成形すべき容
器本体21の外形に対応した形状のキャビティ13が形
成される金型10にパルプスラリーを注入させる。各割
型11,12には、その外側面よりキャビティ13に連
通する複数の連通孔14がそれぞれ設けられている。ま
た、各割型11,12の内面は、所定の大きさの網目を
有するネットによってそれぞれ被覆されている。
【0021】次に、割型11,12の外側より吸引して
キャビティ13内を減圧し、パルプスラリー中の水分を
吸引すると共にパルプ繊維をキャビティ13の内面に堆
積させる。その結果、キャビティ13の内面には、パル
プ繊維が堆積されたパルプ層15が形成される。
キャビティ13内を減圧し、パルプスラリー中の水分を
吸引すると共にパルプ繊維をキャビティ13の内面に堆
積させる。その結果、キャビティ13の内面には、パル
プ繊維が堆積されたパルプ層15が形成される。
【0022】所定厚みのパルプ層15が形成されたら、
パルプスラリーの注入を停止し、キャビティ13内を完
全に吸引・脱水する。引き続き、図3(b)に示すよう
に、キャビティ13内を吸引・減圧すると共に、弾性を
有し伸縮自在で且つ中空状をなす中子16をキャビティ
13内に挿入させる。中子16は、キャビティ13内に
おいて風船のように膨らませてパルプ層15をキャビテ
ィ13の内面に押圧させることにより、キャビティ13
の内面形状を付与するのに使用される。従って、中子1
6は引張強度、反発弾性及び伸縮性等に優れたウレタ
ン、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム又はエラストマー
等によって形成されている。
パルプスラリーの注入を停止し、キャビティ13内を完
全に吸引・脱水する。引き続き、図3(b)に示すよう
に、キャビティ13内を吸引・減圧すると共に、弾性を
有し伸縮自在で且つ中空状をなす中子16をキャビティ
13内に挿入させる。中子16は、キャビティ13内に
おいて風船のように膨らませてパルプ層15をキャビテ
ィ13の内面に押圧させることにより、キャビティ13
の内面形状を付与するのに使用される。従って、中子1
6は引張強度、反発弾性及び伸縮性等に優れたウレタ
ン、フッ素系ゴム、シリコーン系ゴム又はエラストマー
等によって形成されている。
【0023】次に、図3(c)に示すように、中子16
内に加圧流体を供給して中子16を膨張させ、膨張した
中子16によりパルプ層15をキャビティ13の内面に
押圧させる。すると、パルプ層15は、膨張した中子1
6によってキャビティ13の内面に押し付けられ、パル
プ層15にキャビティ13の内面形状が転写されるとと
もに脱水が更に進行する。このように、キャビティ13
の内部からパルプ層15がキャビティ13の内面に押し
付けられるために、キャビティ13の内面の形状が複雑
であっても、精度良くキャビティ13の内面の形状がパ
ルプ層15に転写されることになる。その上、従来の製
造方法と異なり、貼り合わせ工程を用いる必要が無いの
で、得られる容器本体21には貼り合わせによるつなぎ
目及び肉厚部は存在しない。その結果、得られる容器本
体21の強度が高まると共に外観の印象が良好となる。
中子16を膨張させるために用いられる加圧流体として
は、例えば圧縮空気(加熱空気)、油(加熱油)、その
他各種の液が使用される。また、加圧流体を供給する圧
力は、0.01〜5MPa、特に0.1〜3MPaとな
すことが好ましい。
内に加圧流体を供給して中子16を膨張させ、膨張した
中子16によりパルプ層15をキャビティ13の内面に
押圧させる。すると、パルプ層15は、膨張した中子1
6によってキャビティ13の内面に押し付けられ、パル
プ層15にキャビティ13の内面形状が転写されるとと
もに脱水が更に進行する。このように、キャビティ13
の内部からパルプ層15がキャビティ13の内面に押し
付けられるために、キャビティ13の内面の形状が複雑
であっても、精度良くキャビティ13の内面の形状がパ
ルプ層15に転写されることになる。その上、従来の製
造方法と異なり、貼り合わせ工程を用いる必要が無いの
で、得られる容器本体21には貼り合わせによるつなぎ
目及び肉厚部は存在しない。その結果、得られる容器本
体21の強度が高まると共に外観の印象が良好となる。
中子16を膨張させるために用いられる加圧流体として
は、例えば圧縮空気(加熱空気)、油(加熱油)、その
他各種の液が使用される。また、加圧流体を供給する圧
力は、0.01〜5MPa、特に0.1〜3MPaとな
すことが好ましい。
【0024】パルプ層15にキャビティ13の内面の形
状が十分に転写され且つパルプ層15を所定の含水率ま
で脱水できたら、図3(d)に示すように、中子16内
の加圧流体を抜く。すると、中子16が自動的に縮んで
元の大きさに戻る。次いで、縮んだ中子16をキャビテ
ィ13内より取出し、更に金型10を開いて所定の含水
率を有する湿潤した状態の成形体の中間体15’を取り
出す。
状が十分に転写され且つパルプ層15を所定の含水率ま
で脱水できたら、図3(d)に示すように、中子16内
の加圧流体を抜く。すると、中子16が自動的に縮んで
元の大きさに戻る。次いで、縮んだ中子16をキャビテ
ィ13内より取出し、更に金型10を開いて所定の含水
率を有する湿潤した状態の成形体の中間体15’を取り
出す。
【0025】取り出された中間体15’は次に加熱・乾
燥工程に付される。加熱・乾燥工程では、抄紙・脱水を
行わない以外は、図3に示す抄紙工程と同様の操作が行
われる。即ち、先ず、一対の割型を突き合わせることに
より、成形すべき容器本体21の外形に対応した形状の
キャビティが形成される金型内に湿潤した状態の上記中
間体を装填する。
燥工程に付される。加熱・乾燥工程では、抄紙・脱水を
行わない以外は、図3に示す抄紙工程と同様の操作が行
われる。即ち、先ず、一対の割型を突き合わせることに
より、成形すべき容器本体21の外形に対応した形状の
キャビティが形成される金型内に湿潤した状態の上記中
間体を装填する。
【0026】次に、上記抄紙工程で用いた中子16と同
様の中子を上記中間体内に挿入させ、該中子内に加圧流
体を供給して該中子を膨張させ、膨張した該中子により
上記中間体を上記キャビティの内面に押圧させる。中子
の材質及び加圧流体の供給圧力は、上記抄紙工程と同様
とすることができる。この状態下に上記金型を所定温度
に加熱して、上記中間体を加熱乾燥させる。上記中間体
が、十分に乾燥したら、上記中子内の加圧流体を抜き、
該中子を縮ませて取り出す。更に上記金型を開いて、成
形された容器本体21を取り出す。
様の中子を上記中間体内に挿入させ、該中子内に加圧流
体を供給して該中子を膨張させ、膨張した該中子により
上記中間体を上記キャビティの内面に押圧させる。中子
の材質及び加圧流体の供給圧力は、上記抄紙工程と同様
とすることができる。この状態下に上記金型を所定温度
に加熱して、上記中間体を加熱乾燥させる。上記中間体
が、十分に乾燥したら、上記中子内の加圧流体を抜き、
該中子を縮ませて取り出す。更に上記金型を開いて、成
形された容器本体21を取り出す。
【0027】このようにして製造された容器本体21
は、上述した通り底部4の接地面と胴部3の側壁の外面
とのなす角θが85°超であり、胴部3の高さが50m
m以上である。しかも、容器本体21の外面及び内面は
何れも平滑になされており、貼り合わせによるつなぎ目
が存在していない。
は、上述した通り底部4の接地面と胴部3の側壁の外面
とのなす角θが85°超であり、胴部3の高さが50m
m以上である。しかも、容器本体21の外面及び内面は
何れも平滑になされており、貼り合わせによるつなぎ目
が存在していない。
【0028】また、製造された容器本体21の上端開口
部22には、この上端開口部22を覆って、スプーン2
4が取外し可能に取り付けられた封緘紙23が設置され
る。
部22には、この上端開口部22を覆って、スプーン2
4が取外し可能に取り付けられた封緘紙23が設置され
る。
【0029】本実施形態によれば、封緘紙23及びスプ
ーン24は、いずれもパルプモールド製のものであっ
て、これらは例えば特開平5−279998号公報に記
載された製造方法によって容易に一体成形することがで
きる。
ーン24は、いずれもパルプモールド製のものであっ
て、これらは例えば特開平5−279998号公報に記
載された製造方法によって容易に一体成形することがで
きる。
【0030】すなわち、封緘紙23及びスプーン24を
一体とした形状に成形された抄造用ネット上に、パルプ
原料液からパルプ成分を抄き取り、その上面側を弾性素
材からなる押圧型で押圧して、抄き取ったパルプ原料中
の水分を脱水することにより抄造容器中間体を得、この
容器中間体を加熱プレスすることによって、封緘紙23
に立体形状のスプーン24が陥没凹部として取り付られ
たパルプモールド製の一体成形品が容易に得られる。
一体とした形状に成形された抄造用ネット上に、パルプ
原料液からパルプ成分を抄き取り、その上面側を弾性素
材からなる押圧型で押圧して、抄き取ったパルプ原料中
の水分を脱水することにより抄造容器中間体を得、この
容器中間体を加熱プレスすることによって、封緘紙23
に立体形状のスプーン24が陥没凹部として取り付られ
たパルプモールド製の一体成形品が容易に得られる。
【0031】また、封緘紙23とスプーン24との接合
縁部26には、一体成形した後に、当該接合縁部26に
沿って切り取り線を印刷したり、部分的な切り込み、ミ
シン目、薄肉部が形成される。これらを形成しておくこ
とにより、手作業によりスプーン24を封緘紙23から
容易に切り離し取り外すことができる。成形時にミシン
目等を形成してもよい。
縁部26には、一体成形した後に、当該接合縁部26に
沿って切り取り線を印刷したり、部分的な切り込み、ミ
シン目、薄肉部が形成される。これらを形成しておくこ
とにより、手作業によりスプーン24を封緘紙23から
容易に切り離し取り外すことができる。成形時にミシン
目等を形成してもよい。
【0032】このスプーン24が一体成形された封緘紙
23は、容器本体21の内部に粉状洗剤を収納した後
に、容器本体21の上端開口部22を覆うようにして、
接着剤を介してその周縁部が容器本体21の上端部に貼
付され、容器本体21内の粉状洗剤を封入する。さら
に、容器本体21の上端側部にヒンジ結合されて開閉可
能に設けられたパルプモールド製の蓋体25を閉塞する
ことによって、粉状洗剤を収納した本実施形態のスプー
ン付き容器20が得られる。
23は、容器本体21の内部に粉状洗剤を収納した後
に、容器本体21の上端開口部22を覆うようにして、
接着剤を介してその周縁部が容器本体21の上端部に貼
付され、容器本体21内の粉状洗剤を封入する。さら
に、容器本体21の上端側部にヒンジ結合されて開閉可
能に設けられたパルプモールド製の蓋体25を閉塞する
ことによって、粉状洗剤を収納した本実施形態のスプー
ン付き容器20が得られる。
【0033】上記スプーン付き容器20を使用するに
は、蓋体25を開放し、封緘紙23を取り外して容器2
0を開封するとともに、封緘紙23からスプーン24を
取り外して、このスプーン24を用いて内部の粉状洗剤
を計量しつつ所定量取り出し、しかる後にこの粉状洗剤
を洗濯機等に投入する。
は、蓋体25を開放し、封緘紙23を取り外して容器2
0を開封するとともに、封緘紙23からスプーン24を
取り外して、このスプーン24を用いて内部の粉状洗剤
を計量しつつ所定量取り出し、しかる後にこの粉状洗剤
を洗濯機等に投入する。
【0034】本実施形態によれば、スプーン24が封緘
紙23に取外し可能に取り付けられているので、スプー
ン24が粉状洗剤の中に埋没してしまうことがなく、し
たがっスプーン24の場所がわからなくて取り出しにく
くなったり、取り出す際に手が汚れることがない。
紙23に取外し可能に取り付けられているので、スプー
ン24が粉状洗剤の中に埋没してしまうことがなく、し
たがっスプーン24の場所がわからなくて取り出しにく
くなったり、取り出す際に手が汚れることがない。
【0035】また、容器本体21、封緘紙23、スプー
ン23、及び蓋体25のいずれもがパルプモールドによ
って形成されているので、廃棄処分が容易になる。
ン23、及び蓋体25のいずれもがパルプモールドによ
って形成されているので、廃棄処分が容易になる。
【0036】本発明は上述した実施形態に制限されるこ
となく、適宜変更が可能である。例えば、容器本体、封
緘紙、スプーン、蓋体は、必ずしもパルプモールド製の
ものである必要はなく、プラスチック等その他の材料で
形成することもできる。また、封緘紙にスプーンを取外
し可能に取り付ける手段は、接着剤を介してスプーンを
封緘紙に剥離可能に取り付けるものであっても良い。
となく、適宜変更が可能である。例えば、容器本体、封
緘紙、スプーン、蓋体は、必ずしもパルプモールド製の
ものである必要はなく、プラスチック等その他の材料で
形成することもできる。また、封緘紙にスプーンを取外
し可能に取り付ける手段は、接着剤を介してスプーンを
封緘紙に剥離可能に取り付けるものであっても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明のスプーン付き容器によれば、ス
プーンを手を汚すことなく容易に取り出して使用するこ
とができ、また組み立てることなく使用することができ
る。
プーンを手を汚すことなく容易に取り出して使用するこ
とができ、また組み立てることなく使用することができ
る。
【図1】本発明のスプーン付き容器の一実施形態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1に示すスプーン付き容器の縦断面図であ
る。
る。
【図3】図3(a)〜(d)は図1に示す実施形態の容
器本体を製造する工程のうちの抄紙工程を順次示す工程
図である。
器本体を製造する工程のうちの抄紙工程を順次示す工程
図である。
20 スプーン付き容器 21 容器本体 22 上端開口部 23 封緘紙 24 スプーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小玉 伸二 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 (72)発明者 相良 幸一 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 3E033 AA20 BA10 BB02 DA06 DD05 DE06 EA04 EA05 FA10 GA01 3E062 AA20 AB08 AC02 AC05 BA03 BB02 BB09 JA01 JA08 JB08 3E067 AA05 AB83 AB99 BA02A BB01A BC06A BC07A EA32 EE23 EE30 FA01 FC01 3E084 AA34 AA39 AB07 BA03 BA07 BA10 CA03 CC07 CC10 DA03 DB20 DC07 DC10 FA01 FA09 FC01 FD13 GA06 GB06 GB08 GB13 KA14 KA15 KB10 LA07 LA18
Claims (4)
- 【請求項1】 粉粒体を収納する容器本体の上端開口部
を覆う封緘紙に、スプーンが取外し可能に取り付けられ
ているスプーン付き容器。 - 【請求項2】 上記スプーンがパルプモールド製の立体
スプーンである請求項1記載のスプーン付き容器。 - 【請求項3】 上記封緘紙がパルプモールド製であっ
て、上記立体スプーンと一体成形される請求項2記載の
スプーン付き容器。 - 【請求項4】 上記容器本体がパルプモールド中空成形
体である請求項1〜3のいずれかに記載のスプーン付き
容器。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021599A JP2000219270A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | スプーン付き容器 |
| PCT/JP1999/002367 WO2000040801A1 (fr) | 1998-12-28 | 1999-05-06 | Corps forme |
| EP99918323A EP1156157A4 (en) | 1998-12-28 | 1999-05-06 | MOLDING |
| US09/868,040 US7370788B1 (en) | 1998-12-28 | 1999-05-06 | Formed body |
| CN200410032429.5A CN1265058C (zh) | 1998-12-28 | 1999-05-06 | 成形体 |
| CNB998151378A CN1167851C (zh) | 1998-12-28 | 1999-05-06 | 成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021599A JP2000219270A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | スプーン付き容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000219270A true JP2000219270A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12059514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11021599A Pending JP2000219270A (ja) | 1998-12-28 | 1999-01-29 | スプーン付き容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000219270A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007050895A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Toppan Printing Co Ltd | インナーシール材 |
| JP2009241020A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 吐出器 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11021599A patent/JP2000219270A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007050895A (ja) * | 2005-08-16 | 2007-03-01 | Toppan Printing Co Ltd | インナーシール材 |
| JP2009241020A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 吐出器 |
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