JP2000219746A - アクリル系共重合体、アクリル系粘着剤組成物、アクリル系粘着テ―プまたはシ―ト及びアクリル系接着剤組成物 - Google Patents
アクリル系共重合体、アクリル系粘着剤組成物、アクリル系粘着テ―プまたはシ―ト及びアクリル系接着剤組成物Info
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Abstract
し、該極性やガラス転移点が異なる重合体部分の組み合
わせ方を容易に調整でき、設計の自由度が高く、かつ広
範な用途に用い得るアクリル系共重合体を得る。 【解決手段】 炭素数1〜14のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、ラジカ
ル重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィ
ン重合体または共重合体(b)と、ラジカル重合性の不
飽和二重結合で末端を修飾され、数平均分子量が200
0〜30000であり、かつガラス転移温度が30℃以
上である重合体(c)とを共重合してなり、(メタ)ア
クリル酸アルキルエステル(a)を主体とする幹重合体
部分に、極性が低くかつガラス転移点が異なる枝状重合
体部分がグラフトされているアクリル系共重合体。
Description
体及びアクリル系粘着剤組成物に関し、より詳細には、
極性が異なる重合体部分を有し、従って様々な用途に用
いる際の設計の自由度に優れたアクリル系共重合体並び
に該アクリル系共重合体を用いたアクリル系粘着剤組成
物、アクリル系粘着テープもしくはシート、及びホット
メルト型アクリル系接着剤組成物に関する。
び機能の要求がますます高まっており、それに伴って、
重合体の高分子量化だけでなく、異なる重合体部分を有
するグラフト共重合体やブロック共重合体の重要性が認
識されてきている。例えば、ブロック共重合体では、特
開昭62−235310号公報には、1分子中に分解温
度が異なる2種類のパーオキシ結合を有する二官能性過
酸化物触媒を用い、2種類の単量体混合物を順次重合す
ることにより、ゴム成分である重合体部分と、樹脂成分
である重合体部分とがブロック共重合されているブロッ
ク共重合体の製造方法が開示されている。
モノマーが、高い極性を有する不飽和カルボン酸アルキ
ルエステルや芳香族ビニル化合物に限定されるため、得
られるブロック共重合体全体の極性が高くならざるを得
なかった。
59−75975号公報に記載のように、高いガラス転
移点を有するマクロモノマーを用いたアクリル系グラフ
ト共重合体が開示されている。しかしながら、この方法
においても、上記ブロック共重合体の場合と同様に、極
性の高いモノマー種を用いているため、得られるブロッ
ク共重合体の全体としての極性が高くならざるを得なか
った。
ブロック共重合体を用いたアクリル系粘着剤も開示され
ているが、上記ブロック共重合体が高い極性を有するた
め、使用し得る粘着付与樹脂の種類が限られ、かつ低極
性の被着体に対して所望の接着強度を得ることができな
かった。
力が高く、耐候性及び耐溶剤性に優れているため、アク
リル系粘着剤が広く用いられている。また、ポリエチレ
ンやポリプロピレンなどの低極性表面を有する被着体に
対するアクリル系粘着剤の粘着力を高める方法として、
例えば特開平3−281587号公報には、アクリル系
重合体に樹脂酸エステルを含有させた組成物が開示され
ている。
リル系粘着剤組成物では、やはりアクリル系重合体自身
の極性が高いため、使用し得る粘着付与樹脂の種類が限
られ、かつ低極性被着体との極性差を十分に埋めれない
ため、十分な接着強度を得ることができないのが現状で
あった。
りなるフィルムやシートが保護用フィルムもしくはシー
トとして幅広く用いられている。すなわち、この種の保
護用フィルムもしくはシートは、ステンレス板もしくは
アルミニウム板などの金属板、プレコート鋼板、化粧
板、プラスチック板、あるいはアルミサッシなどの加工
時、養生時または輸送中の保護に幅広く用いられてい
る。
として、例えば、特開昭61−103975号公報に
は、A−B−A(Aはスチレン重合体ブロック、Bはエ
チレン−ブチレン共重合体ブロックを示す。)100重
量部と、粘着付与樹脂0〜80重量部とを含む組成物か
らなる粘着剤層を、ポリオレフィンからなる基材上に形
成してなる表面保護用接着フィルムが開示されている。
しかしながら、この先行技術記載の表面保護用接着フィ
ルムでは、粘着剤層の基材に対する投錨力は優れている
ものの、耐候性の面では満足の行くものではなかった。
性が求められる用途では、塩化ビニル樹脂やポリオレフ
ィンからなる基材に、アクリル系粘着剤を溶液塗布して
なる保護フィルムが用いられている。ところが、この種
の保護フィルムは、保護されている部材を使用する際に
は剥離されなければならないので、保護されている部材
から剥離し易いように構成されている。例えば、アクリ
ル系粘着剤にシリコーンオイルなどの剥離剤を配合する
ことにより、剥離性を高めている。しかしながら、この
剥離剤によって、保護されている部材表面が汚染すると
いった問題がある。
染問題が厳しく取り上げられるようになり、また省エネ
ルギー及び省資源という観点から、溶剤を使用しないホ
ットメルト型の接着剤が注目されている。現在、ホット
メルト型の接着剤としては、熱溶融性、流動性、及び他
の樹脂との相溶性に優れているので、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体を主材とするものが主流をなしている。し
かしながら、このような優れた特徴を有する上記ホット
メルト型接着剤も、初期粘着力(タック)が低いこと、
低温時における接着性能が劣ること、そしてポリエチレ
ンやポリプロピレン等のオレフィン系共重合体への接着
力が低いこと等の欠点があった。
被着体への接着性を高めるために、共役ジオレフィン重
合体/モノビニル置換芳香物化合物からなるブロック共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン系樹
脂、フェノール系樹脂及び粘着付与樹脂からなるもの
(特開昭54−91540号公報)が、またエチレン−
酢酸ビニル共重合体に限定された分子量を有する液状ゴ
ム及び粘着付与樹脂を添加してなるもの(特開昭54−
127441号公報)が提案されている。
公報及び特開昭54−127441号公報に開示されて
いるホットメルト型接着剤組成物は共に、分子中に共役
二重結合を有する成分を含んでおり、光や熱に対する耐
劣化性という面においては満足のゆくものではない。
耐溶剤性に優れている材料として、アクリル系ホットメ
ルト接着剤が開発されており、各種用途に利用されてい
る。このアクリル系ホットメルト型接着剤組成物の一例
が特開昭59−75975号公報に開示されている。
ルエステルと重合性ポリマー(マクロマー)とからなる
該アクリル系ホットメルト型接着剤組成物では、熱溶融
性(ホットメルト性)と凝集力とをバランスよく付与す
るのが困難であった。すなわち、該組成物をホットメル
ト型接着剤として使用した場合、60℃以上の高温にな
ると接着剤が流動して塗布部からはみ出すという欠点が
あり、流動性を抑制するめたに凝集力を高めると、溶融
粘度が高くなりすぎて塗布が困難になるという欠点があ
った。
やガラス転移点が異なる重合体部分を有し、かつ該極性
やガラス転移点が異なる重合体部分の組み合わせ方を容
易に調整でき、設計の自由度が高くかつ広範な用途に用
い得る、アクリル系共重合体を提供することにある。
ル系共重合体を主成分とし、被着体の極性の如何に係わ
らず良好な接着性を発現し得るアクリル系粘着剤組成物
を提供することにある。
技術の欠点を解消する、すなわち、良好な接着性を示
し、かつ適度な再剥離性及び被着体非汚染性を両立する
ことができ、さらに耐候性や耐光性が要求される用途に
も好適に用い得る、アクリル系粘着テープもしくはシー
トを提供することにある。
ホットメルト型アクリル系接着剤組成物を提供すること
にある。
素数1〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸
アルキルエステル(a)と、ラジカル重合性の不飽和二
重結合で末端を修飾されたオレフィン重合体または共重
合体(b)と、ラジカル重合性の不飽和二重結合で末端
を修飾され、数平均分子量が2000〜30000であ
り、かつガラス転移温度が30℃以上である重合体
(c)とを共重合してなることを特徴とするアクリル系
共重合体である。
基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)
と、カルボキシル基、水酸基、エポキシ基、あるいはイ
ソシアネート基から選ばれる1種類の官能基を有する重
合性単量体(d)と、ラジカル重合性の不飽和二重結合
で末端を修飾されたオレフィン重合体または共重合体
(b)とを共重合してなるアクリル系共重合体に、重合
性単量体(d)の官能基と反応可能な1種類の官能基を
片末端に有し、数平均分子量が2000〜30000で
あり、かつガラス転移温度が30℃以上である重合体
(e)をグラフトさせたことを特徴とするアクリル系共
重合体である。
ルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)と、カルボキシル基、水酸基、エポキシ基、ある
いはイソシアネート基から選ばれる1種類の官能基を有
する重合性単量体(d)とを共重合してなるアクリル系
共重合体に、片末端に重合性単量体(d)の官能基と反
応可能な1種類の官能基を有するオレフィン重合体また
は共重合体(f)をグラフトさせたことを特徴とするア
クリル系共重合体である。
ルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)と、カルボキシル基、水酸基、エポキシ基、ある
いはイソシアネート基から選ばれる1種類の官能基を有
する重合性単量体(d)と、ラジカル重合性の不飽和二
重結合で末端を修飾され、数平均分子量が2000〜3
0000であり、かつガラス転移温度が30℃以上であ
る重合体(c)とを共重合してなるアクリル系共重合体
に、片末端に重合性単量体(d)の官能基と反応可能な
1種類の官能基を有するオレフィン重合体または共重合
体(f)をグラフトさせたことを特徴とするアクリル系
共重合体である。
の不飽和二重結合とパーオキサイド結合を有する化合物
(I)が分解しない温度領域で、光開始剤により、前記
化合物(I)と、炭素数1〜14のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、ラジカ
ル重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィ
ン重合体または共重合体(b)とのラジカル重合を行う
第1工程と、前記化合物(I)の分解温度領域で、先に
行われたラジカル重合による生成物の存在下で、先に行
われたラジカル重合に用いた重合性単量体成分とは異な
る組成を有する重合性単量体成分(II)のラジカル重合
を行う第2工程とによって製造されたことを特徴とする
アクリル系共重合体である。
ル系共重合体では、好ましくは、オレフィン重合体また
は共重合体(b)として、ラジカル重合性の不飽和二重
結合で末端を修飾されたエチレン−ブチレンランダム共
重合体またはプロピレン重合体が用いられる。
性単量体(d)の官能基がエポキシ基であり、かつ重合
体(e)の官能基がカルボキシル基である。また、第
3,第4の発明に係るアクリル系共重合体では、好まし
くは、上記重合性単量体(d)の官能基はカルボキシル
基であり、第4の発明においては、好ましくは、オレフ
ィン重合体(c)の官能基がエポキシ基である。
いては、好ましくは、上記第2の工程で用いられる重合
性単量体成分(II)のガラス転移温度は、20℃以上で
ある。
第1〜第5の発明に係るアクリル系共重合体のいずれか
を主成分とすることを特徴とする。この場合、好ましく
は、水添石油樹脂がさらに含有される。
ン基材と、本発明に係るアクリル系粘着剤組成物からな
る粘着剤層とが共押出されて一体化されているアクリル
系粘着テープもしくはシートが提供される。
第1〜第5の発明に係るアクリル系共重合体を主成分と
するホットメルト型アクリル系接着剤組成物を提供され
る。以下、本発明の詳細を説明する。
数1〜14のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(a)としては、(メタ)アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロ
ピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アク
リル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸sec−ブチ
ル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、メタクリル酸シク
ロヘキシル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、アクリ
ル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸イソノニル、(メタ)アクリル酸ラウ
リルなどを挙げることができる。
ルなる表現は、アクリル及びメタクリルを総称するもの
とする。上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)は、1種のみが用いられてもよく、2種以上併用
されてもよい。
ル重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィ
ン重合体または共重合体(b)としては、他の重合性単
量体と共重合可能な二重結合と、オレフィン骨格との繰
り返しからなるポリマー構造を有する限り、特に限定さ
れるものではない。ここで、他の重合性単量体と共重合
可能な二重結合とは、ラジカル重合性の不飽和二重結合
を意味するものであり、このような不飽和二重結合を有
する官能基としては、ビニル基、(メタ)アクリロイル
基、アリル基などを挙げることができる。
なるポリマー構造としては、エチレン−ブチレン骨格の
繰り返し構造、またはプロピレン骨格からなるポリマー
構造すなわちプロピレン重合体を挙げることができる。
上記オレフィン重合体または共重合体(b)の具体的な
例としては、シェル化学社製、商品名:KRATONL
IQUID Polymer L−1253などを挙げ
ることができる。
カル重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されており、
数平均分子量が2000〜30000であり、かつガラ
ス転移温度が30℃以上である重合体(c)としては、
他の重合性単量体と共重合可能な二重結合と、数平均分
子量が2000〜30000であり、ガラス転移点が3
0℃以上である限り特に限定されるものではない。な
お、オレフィン重合体または共重合体(b)についての
説明の場合と同様に、他の重合性単量体と共重合可能な
二重結合とは、ラジカル重合性の不飽和二重結合を意味
するものであり、このような不飽和二重結合を有する官
能基としては、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、ア
リル基などを挙げることができる。
(b)として、好ましくは、ラジカル重合性の不飽和二
重結合で末端を修飾されたエチレン−ブチレンランダム
共重合体またはプロピレン重合体が用いられる。
東亜合成化学社製、商品名:AA−6を挙げることがで
きる。第1の発明においては、上記(メタ)アクリル酸
アルキルエステル(a)、オレフィン重合体または共重
合体(b)及び重合体(c)だけでなく、得られるアク
リル系共重合体のガラス転移温度や極性を調整するため
に、あるいは官能基を導入するために、さらに他のビニ
ルモノマーを共重合させてもよい。このような共重合可
能なビニルモノマーとしては、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエン、スチレンなどに代表されるスチレン系単
量体;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、
イソブチルビニルエーテルに代表されるビニルエーテル
系単量体;フマル酸、フマル酸のモノアルキルエステ
ル、フマル酸のジアルキルエステル、マレイン酸、マレ
イン酸のモノアルキルエステル、マレイン酸のジアルキ
ルエステル、イタコン酸、イタコン酸のモノアルキルエ
ステルなどの不飽和カルボン酸もしくは不飽和カルボン
酸アルキルエステル類;(メタ)アクリロニトリル、ブ
タジエン、イソプレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、
酢酸ビニル、ビニルケトン、ビニルピロリドン、ビニル
ピリジン、(メタ)アクリルアミド、ビニルカルバゾー
ルなどを挙げることができる。
量平均分子量が小さすぎると重合体としての特性を発揮
できないおそれがあり、大きすぎると製造時の粘度が高
くなり、生産性が低下することがある。従って、好まし
くは、アクリル系共重合体の重量平均分子量は、100
00〜4000000、より好ましくは200000〜
2000000の範囲とされる。
溶液重合、塊状重合などの任意の方法により得ることが
できるが、通常、上記(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル(a)と、オレフィン重合体または共重合体(b)
と、重合体(c)とを、例えば、酢酸エチルなどの適当
な溶剤に溶解させ、重合開始剤を用いた溶液重合法によ
り容易に得ることができる。
ステル(a)、上記オレフィン重合体または共重合体
(b)及び重合体(c)と、光重合開始剤とを含む無溶
媒液状混合物に対し、窒素などの不活性雰囲気中におい
て紫外線を照射することにより重合する方法を用いても
よい。
ル酸アルキルエステル(a)、オレフィン重合体または
共重合体(b)及び重合体(c)の配合割合を説明す
る。上記オレフィン重合体または共重合体(b)の含有
量が少なくなると、所望の特性が得られず、多すぎると
相溶性が悪化し実用性が低下する。従って、オレフィン
重合体または共重合体(b)は、(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステル(a)100重量部に対し、5〜100
重量部の割合で含有させることが好ましく、より好まし
くは10〜50重量部の範囲とされる。
すぎると重合体としての凝集力が得られず、多すぎると
ゲル化を招き実用性が低下する。従って、重合体(c)
は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)100
重量部に対し、5〜100重量部の割合で含有させるこ
とが好ましく、より好ましくは10〜30重量部の範囲
とされる。
れる炭素数1〜14のアルキル基を有する(メタ)アク
リル酸アルキルエステル(a)については、第1の発明
の場合と同様であるため、第1の発明における説明を援
用することとする。
シル基、水酸基、エポキシ基またはイソシアネート基か
ら選ばれる1種類の官能基を有する重合性単量体(d)
としては、これらの官能基のうち1種類を含む重合性単
量体である限り特に限定されるものではない。
ボキシル基を有するものとしては、(メタ)アクリル
酸、イタコン酸、クロトン酸もしくは(無水)マレイン
酸、(無水)フマル酸などのカルボン酸やカルボキシエ
チルアクリレートのようなカルボキシル基含有(メタ)
アクリレートエステルなどが挙げられ、水酸基を有する
ものとしては、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、アクリル酸4−ヒ
ドロキシブチル、カプロラクトン変性(メタ)アクリレ
ート、ポリオキシエチレンオキシド変性(メタ)アクリ
レートなどを挙げることができる。
メタクリル酸グリシジルエステルなどを挙げることがで
き、イソシアネート基を有するものとしては、メタクリ
ロイルイソシアネートなどを挙げることができる。
重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィン
重合体または共重合体(b)としては、第1の発明で用
いた上記オレフィン重合体または共重合体(b)と同様
であるため、第1の発明における説明を援用することと
する。
オレフィン重合体または共重合体(b)が、ラジカル重
合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたエチレン−ブ
チレンランダム共重合体またはプロピレン重合体で構成
され、さらに好ましくは、オレフィン重合体または共重
合体(b)が上記エチレン−ブチレンランダム共重合体
またはプロピレン重合体で構成され、重合性単量体
(d)が官能基としてエポキシ基を含むもので構成さ
れ、重合体(e)は官能基がカルボキシル基を有するも
ので構成される。
アルキルエステル(a)、重合性単量体(d)及びオレ
フィン重合体または共重合体(b)を共重合してなるア
クリル系共重合体(X1)が用いられるが、このアクリ
ル系共重合体においては、第1の発明の場合と同様に、
ガラス転移温度や極性の調整のため、あるいは官能基を
導入するために他のビニルモノマーをさらに共重合させ
てもよい。このような共重合可能なビニルモノマーにつ
いては、第1の発明の場合と同様であるため、第1の発
明における説明を援用することとする。
(X1)に、さらに、片末端に重合性単量体(d)の官
能基と反応可能な1種類の官能基を有する数平均分子量
が2000〜30000であり、かつガラス転移温度が
30℃以上である重合体(e)がグラフトされている。
能な1種類の官能基を片末端に有する数平均分子量が2
000〜30000であり、かつガラス転移温度が30
℃以上である重合体(e)としては、スチレン、メタク
リル酸メチルエステル、α−メチルスチレン、o−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、アクリロニトリル、
酢酸ビニルなどの単独重合体または共重合体を用いるこ
とができ、これらの1種のみが用いられてもよく、2種
以上併用されてもよい。また、上記スチレン、メタクリ
ル酸メチルエステル、α−メチルスチレン、o−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、アクリロニトリル、酢
酸ビニルなどの官能基を有する重合性モノマーと、例え
ば片末端に水酸基を導入するのであればメルカプトエタ
ノール、カルボキシル基を導入するのであればメルカプ
ト酢酸あるいはプロピオン酸などを連鎖移動剤として用
い、上記重合性モノマーと共重合可能な他のモノマーと
を共重合することにより、重合体(e)を得てもよい。
の添加量が少なすぎると、例えば第2の発明に係るアク
リル系共重合体を粘接着剤として用いた場合、凝集力が
低下し耐熱性が得られないことがあり、多すぎると、粘
接着剤自体が硬くなりすぎるために接着性が低下する。
従って、好ましくは、上記重合体(e)は、グラフト前
のアクリル系共重合体(X1)100重量部に対し、5
〜100重量部の範囲でグラフトされる。
いても、重量平均分子量が小さすぎると重合体としての
特性を発揮できないおそれがあり、大きすぎると、製造
時の粘度が高くなり、生産性の点で好ましくないため、
重量平均分子量は、10000〜4000000の範囲
が好ましく、より好ましくは200000〜20000
00の範囲とされる。
(X1)の重合方法についても、溶液重合、塊状重合、
懸濁重合、エマルジョン重合などの任意の方法により行
い得るが、通常、(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)及び他の必須成分と、必要に応じて添加される任
意成分と、酢酸エチルなどの適当な溶剤に溶解し、重合
開始剤を用いた溶液重合法により容易に得ることができ
る。
系共重合体(X1)に対し、重合体(e)をグラフトさ
せる方法についても、一般的なグラフト重合法に基づい
て行い得る。
おいて、重合性単量体(d)の配合割合が少なすぎると
所望のグラフト効果が得られず、多すぎるとアクリル系
共重合体の極性が高くなり過ぎる。従って、重合性単量
体(d)は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)100重量部に対し0.1〜10重量部の範囲で
含有させることが好ましく、より好ましくは1〜5重量
部の範囲とされる。
(b)の配合割合が少なすぎると、所望の特性が得られ
ず、多すぎると相溶性が悪化し実用性が低下する。従っ
て、オレフィン重合体または共重合体(d)は、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)100重量部に
対し、5〜100重量部の割合で含有させることが好ま
しく、より好ましくは10〜50重量部の割合とされ
る。
系共重合体において用いられる、炭素数1〜14のアル
キル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)、並びにカルボキシル基、水酸基、エポキシ基あ
るいはイソシアネート基から選ばれる1種類の官能基を
有する重合性単量体(d)については、それぞれ、第1
の発明及び第2の発明で用いられている(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル(a)及び重合性単量体(d)と
同様であるため、これらの説明を援用することとする。
アルキルエステル(a)と、重合性単量体(d)とが共
重合されるが、アクリル系共重合体のガラス転移温度や
極性を調整するため、あるいは官能基を導入するため
に、第1,第2の発明の場合と同様に他のビニルモノマ
ーをさらに共重合してもよい。このような他のビニルモ
ノマーについては、第1の発明における説明を援用する
こととする。
は、上記重合性単量体(d)として、官能基がカルボキ
シル基であるものが用いられる。さらに、好ましくは、
上記重合性単量体(d)として官能基がカルボキシル基
であるものが用いられ、かつオレフィン重合体(c)と
して、官能基がエポキシ基であるものが用いられる。
アルキルエステル(a)と、重合性単量体(d)とを少
なくとも共重合してなるアクリル系共重合体(X2)
に、片末端に重合性単量体(d)の官能基と反応可能な
1種類の官能基を有するオレフィン重合体または共重合
体(f)がグラフトされている。
しては、重合性単量体(d)の官能基と反応可能な1種
類の官能基を片末端に有し、数平均分子量及びガラス転
移温度が上記特定の範囲にある限り特に限定されるもの
ではない。このようなオレフィン重合体または共重合体
(f)の例としては、例えば、エチレン−ブチレン骨格
の繰り返しからなるポリマー構造を有するものが挙げら
れ、より具体的には、シェル化学社製、商品名:KRA
TON LIQUID Polymer EKP−20
7などを挙げることができる。
いても、その重量平均分子量については、第1,第2の
発明に係るアクリル系共重合体と同様の範囲とすること
が同様の理由により望ましい。
いて、グラフト前のアクリル系共重合体(X2)を重合
する方法及びアクリル系共重合体(X2)にオレフィン
重合体(f)をグラフトさせる方法については、第2の
発明と同様に、種々の重合方法を用いて行い得る。
(d)の含有割合が少なすぎると、所望のグラフト効果
が得られず、多すぎるとアクリル系共重合体の極性が高
くなり過ぎる。従って、重合性単量体(d)は、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)100重量部に
対し、0.1〜10重量部の割合で配合することが好ま
しく、より好ましくは1〜5重量部の割合とされる。
が少なすぎると所望の特性が得られず、多すぎると相溶
性が悪化し実用性が低下する。従って、オレフィン重合
体(f)は、グラフト前のアクリル系共重合体(X2)
100重量部に対し、5〜100重量部の割合で添加す
ることが好ましく、より好ましくは、10〜50重量部
の範囲とされる。
系共重合体では、炭素数1〜14のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、カルボ
キシル基、水酸基、エポキシ基、あるいはイソシアネー
ト基から選ばれる1種類の官能基を有する重合性単量体
(d)と、ラジカル重合性の不飽和二重結合で末端を修
飾され、数平均分子量は2000〜30000であり、
かつガラス転移温度が30℃以上である重合体(c)と
を共重合してなるアクリル系共重合体(X3)が用いら
れる。ここで、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル(a)、重合性単量体(d)及び重合体(c)につい
ては、それぞれ、第1,第2の発明におけるものと同様
であるため、第1,第2の発明における説明を援用する
ことにより省略することとする。
の発明で説明した他のビニルモノマーを共重合してなる
アクリル系共重合体(X3)を用いてもよい。第4の発
明では、上記アクリル系共重合体(X3)に、片末端に
重合性単量体(d)の官能基と反応可能な1種類の官能
基を有するオレフィン重合体または共重合体(f)がグ
ラフトされている。オレフィン重合体または共重合体
(f)については、第3の発明におけるオレフィン重合
体または共重合体(f)と同様であるため、第3の発明
についての説明を援用することにより省略する。
量平均分子量についても、第1,第2の発明のアクリル
系共重合体の場合と同様の理由により、同様の範囲とす
ることが望ましい。
重合体(X3)の重合、並びにアクリル系共重合体(X
3)に対してオレフィン重合体または共重合体(f)を
グラフトさせる方法についても、第2の発明と同様に、
種々の重合方法を用いて行い得る。
(d)の配合割合が少なすぎると、所望のグラフト効果
が得られず、多すぎるとアクリル系共重合体の極性が高
くなり過ぎる。従って、重合性単量体(d)は、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)100重量部に
対し、0.1〜10重量部の割合で、より好ましくは1
〜5重量部の割合で含有される。
ると、グラフト効果としての凝集力が得られず、多すぎ
ると硬くなり過ぎる。従って、重合体(c)は、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)100重量部に
対し、5〜100重量部の割合で配合することが好まし
く、より好ましくは10〜30重量部の割合で配合され
る。
合体(f)の配合割合が少なすぎると、所望の特性が得
られず、多すぎると相溶性が悪化し実用性が低下する。
従って、オレフィン重合体(f)は、グラフト前のアク
リル系共重合体(X3)100重量部に対し、5〜10
0重量部の割合で添加することが好ましく、より好まし
くは10〜50重量部の割合で添加される。
系共重合体は、上述した第1,第2の工程により製造さ
れる。第1の工程では、1分子中にラジカル重合性の不
飽和二重結合とパーオキサイド結合とを有する化合物
(I)が分解しない温度領域で、光開始剤により化合物
(I)と、炭素数1〜14のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、ラジカル重
合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィン重
合体または共重合体(b)とのラジカル重合が行われ
る。
分子中にラジカル重合性の不飽和二重結合と、加熱によ
り分解しラジカルを発生し得るパーオキサイド結合を有
する限り特に限定されない。上記ラジカル重合性の不飽
和二重結合の意味は、前述したとおりであり、このよう
なラジカル重合性の不飽和二重結合を有する官能基とし
ては、ビニル基、(メタ)アクリロイル基、アリル基な
どを挙げることができる。
物は、重合開始剤として用いた場合のラジカル発生の容
易性により、適正使用温度範囲100℃以上の高温重合
開始剤、40℃から100℃の(中温)重合開始剤、−
10℃から40℃の低温重合開始剤及び−10℃以下の
極低温重合開始剤とに分類できるが(改訂 高分子合成
の化学 大津隆行)、本発明に用いられる化合物として
は、効率良くグラフト重合体を製造し得るには、適正使
用温度範囲が40℃以上である中・高温開始剤に分類さ
れるものが好ましい。このような化合物(I)の例とし
ては、t−ブチルペルオキシアリルカーボネート(日本
油脂社製、商品名:ペロマーAC)が市販されている。
方法については特に限定されず、塊状重合、溶液重合、
懸濁重合、乳化重合などの各種方法を用いることができ
る。第1工程における化合物(I)が分解しない温度領
域とは、有機過酸化物の分解速度を表す指標として一般
的に用いられている10時間半減期温度を考慮して設定
することができる。用い得る化合物(I)の10時間半
減期温度よりも20℃低い、より好ましくは30℃低い
温度領域に設定することが望ましい。設定温度が高すぎ
ると、第1工程において化合物(I)の分解が起こり、
ゲル化し、アクリル系共重合体を効率良く得ることがで
きなくなる。
としては、熱分解によるラジカル発生が起きないものを
用いる必要がある。このような光開始剤としては、例え
ば、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−
ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン(メルク社製、商品
名:ダロキュア2959)、α−ヒドロキシ−α,α'
−ジメチルアセトフェノン(メルク社製、商品名:ダロ
キュア1173)、メトキシアセトフェノン、2,2−
ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノンなどのアセト
フェノン系開始剤;ベンゾインエチルエーテル、ベンゾ
インイソプロピルエーテルなどのベンゾインエーテル系
開始剤;ベンジルジメチルケタールなどのケタール系開
始剤;その他、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)
−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキサイ
ド(チバガイギー社製、商品名:BDTPO)、ハロゲ
ン化ケトン、アシルホスフェノキシド、アシルホスフェ
ナートなどを挙げることができる。
リル酸アルキルエステル(a)及びオレフィン重合体ま
たは共重合体(b)については、第1,第3の発明に記
載したものと同様であるため、これらの説明を援用する
ことにより省略する。
アクリル酸アルキルエステル(a)、オレフィン重合体
または共重合体(b)及び化合物(I)以外に、他のビ
ニルモノマーを共重合させてもよい。このような他のビ
ニルモノマーについては、第1の発明において記載した
他のビニルモノマーを用いることができる。
られた生成物の存在下において、化合物(I)の分解温
度領域で、先に行われたラジカル重合に用いた重合性単
量体成分とは異なる組成を有する重合性単量体成分(I
I)のラジカル重合が行われる。
については、第1工程における化合物(I)の分解しな
い温度領域と同様に、10時間半減期温度を考慮して設
定することができ、化合物(I)の(10時間半減期温
度−30)℃以上、より好ましくは(10時間半減期温
度−20)℃以上の温度領域に設定することが望まし
い。設定温度が低すぎると、第2工程において熱開始に
よるラジカル重合を効率良く行うことができず、最終的
に得られるアクリル系共重合体におけるグラフト化率が
低下することになる。
体を形成させる重合性単量体成分(II)としては、スチ
レン、メタクリル酸メチルエステル、α−メチルスチレ
ン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、アクリ
ロニトリル、酢酸ビニルなどを挙げることができるが、
好ましくはメタクリル酸メチルエステル、スチレンが用
いられる。
量平均分子量についても、第1,第2の発明に係るアク
リル系共重合体の場合と同様の理由により、同様の範囲
とすることが望ましい。
体において、上記化合物(I)の配合割合が少なすぎる
と、グラフト効果が低下する。多すぎると重合に関与し
ない化合物(I)が増加する。従って、化合物(I)
は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)100
重量部に対し、0.01〜10重量部の割合で配合され
ることが好ましく、より好ましくは0.1〜5重量部の
割合で配合される。
(b)の配合割合が少なすぎると、所望の特性が得られ
ず、多すぎると相溶性が悪化し実用性が低下する。従っ
て、オレフィン重合体または共重合体(b)は、(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)100重量部に
対し、5〜100重量部の割合で配合することが好まし
く、より好ましくは10〜50重量部の割合で配合され
る。
分(II)の添加割合が少なすぎると、グラフト効果とし
ての凝集力が得られず、多すぎると硬くなり過ぎる。従
って、重合性単量体成分(II)の添加割合は、(メタ)
アクリル酸アルキルエステル(a)100重量部に対
し、5〜100重量部の割合とすることが好ましく、よ
り好ましくは10〜30重量部の割合とされる。
アクリル系粘着剤組成物は、上述した第1〜第5の発明
に係るアクリル系共重合体のいずれかを主成分とするこ
とを特徴とする。すなわち、第1〜第5の発明に係るア
クリル系共重合体は、(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルを主成分とする幹共重合体に、極性が該幹共重合体
よりも低い重合体が枝状に伸びているグラフト構造を有
するため、該アクリル系共重合体を主成分とする粘着剤
組成物は、極性の高い金属被着体から極性の低いプラス
チック被着体まで、広範囲の極性の被着体表面に対して
高い接着性能を発現する。
には、アクリル系共重合体に加えて、さらに水添石油樹
脂が添加される。水添石油樹脂とは、ナフサのクラッキ
ングにより得られたC9留分をカチオン重合することに
より得られるC9系石油樹脂を水素化したもの、また
は、シクロペンタジエンを主体とするC5留分もしくは
C5留分に由来するジシクロペンタジエンを熱重合して
得られる石油樹脂を水素化したものであり、脂環族系の
石油樹脂を意味する。
チルスチレン、ビニルトルエン、ビニルキシレン、プロ
ペニルベンゼン、インデン、メチルインデンなどが含有
されており、通常C9留分は該重合性成分の混合物とし
て入手し得る。
ニッケル、パラジウム、コバルト、ルテニウム、白金、
ロジウムなどの金属またはその酸化物等を水添触媒とし
て使用し、通常、温度200〜300℃、圧力10〜3
00kg/cm2 の条件で水素化される。
しては、数平均分子量500〜1000、樹脂軟化点6
0〜150℃のものが好ましく、また水素化率について
は、100%水素化されたもの、いわゆる完全水添品と
称されている樹脂が好ましい。このような樹脂として
は、荒川化学工業社製、商品名:アルコンP140など
が市販されている。
特に限定されるわけではないが、第1〜第5の発明に係
るアクリル系共重合体100重量部に対し、5〜50重
量部が好ましい。5重量部未満の場合には、所望のオレ
フィン接着力や油面接着力が得られないことがあり、5
0重量部を超えると、アクリル系共重合体との相溶性が
悪化し、粘着剤の安定性が低下することがある。
しくはシートに用いる場合には、基材の片面に粘着剤層
を形成したものであってもよく、基材の両面に粘着剤層
を形成してなる、いわゆる両面粘着テープの形態のもの
であってもよい。両面粘着テープの場合には、少なくと
も片面に本発明に係る粘着剤組成物による粘着剤層が設
けられていればよい。
不織布、ポリエステルもしくはポリオレフィンなどから
なるプラスチックフィルム、ポリオレフィン、ポリウレ
タン、ポリクロロプレン、軟質ポリ塩化ビニル、アクリ
ル系樹脂などからなるプラスチックフォームなど、適宜
の材料を用いることができる。また、基材を有しない、
ノンサポートタイプの粘着シートを構成してもよい。
重合体及びアクリル系粘着剤組成物では、本発明の目的
を阻害しない範囲で、凝集力を高めるために、架橋剤を
含ませてもよい。架橋剤としては、従来より既知の、例
えばイソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤、エ
ポキシ系架橋剤などが挙げられる。また、電子線等の放
射線架橋を施してもよい。
及び粘着剤組成物には、本発明の目的を阻害しない範囲
で、必要に応じて、従来より公知の各種添加剤、例え
ば、粘着付与樹脂、可塑剤、軟化剤、充填剤、安定剤、
酸化防止剤、顔料、染料などを含ませてもよい。
発明の別の局面は、ポリオレフィン基材と、上記本発明
に係るアクリル系粘着剤組成物からなる粘着剤層とが共
押出されて一体化されているアクリル系粘着テープもし
くはシートが提供される。
ポリエチレン、ポリプロピレンなどのエチレン及び/ま
たはプロピレンを主成分として含む可撓性のポリオレフ
ィンフィルムもしくはシートであれば任意のものを用い
ることができる。
ン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低
密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチ
レン(LLDPE)などを例示することができ、1−ブ
テンや1−ペンテンなどの長鎖のオレフィンモノマーが
共重合されているものであってもよい。
ロピレン、ホモプロピレン、高結晶化度ポリプロピレ
ン、ブロックポリプロピレンなどを挙げることができる
が、可撓性を有する限り、これらに限定されるものでは
ない。
は、上記ポリオレフィン基材及びアクリル系粘着剤層
が、共押出されて一体化されている。この共押出により
一体化する具体的な方法については、特に限定されるも
のではないが、ポリオレフィン基材及びアクリル系粘着
剤層を構成する材料を、それぞれ、別々の押出機から同
時に押し出し、インフレーション法、Tダイ法あるいは
その他の方法によって、共押出することにより得ること
ができる。
クリル系粘着テープもしくはシートでは、電子線などを
照射することにより、アクリル系粘着剤層を架橋した
り、あるいは各種間の投錨力を高めてもよい。
着剤層の投錨性を高めるために、中間層を介在させても
よい。中間層として用いられる樹脂としては、粘着剤層
のアンカー性を高める限り特に限定されるものではない
が、EEA樹脂(エチレン−エチルアクリレート共重合
体:例えば、Dow Chemical社製、Prim
acor)、無水マレイン酸化ポリエチレン、エポキシ
変性ポリエチレンなどの極性の高い樹脂であり、ポリエ
チレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンを変性し
たものが好適に用いられる。
明のさらに別の局面で提供されるホットメルト型アクリ
ル系接着剤は、第1〜第5の発明に係るアクリル系共重
合体を主成分とする。なお、ホットメルト型アクリル系
接着剤組成物には、本発明の目的を阻害しない範囲で、
必要に応じて従来より既知の各種添加剤、例えば粘着付
与樹脂、可塑剤、軟化剤、酸化防止剤、顔料、染料など
を副成分として添加してもよく、上記アクリル系共重合
体のみによりホットメルト型接着剤が構成されてもよ
い。
系共重合体では、上記(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル(a)を主成分とする幹共重合体に対し、上記オレ
フィン重合体または共重合体(b)と、高いガラス転移
温度を有する重合体(c)とが枝状に伸びたグラフト構
造を有する。従って、幹共重合体部分が、極性の高い
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を主体とし
ており、枝状重合体部分の極性が該幹共重合体部分と異
なるため、該枝状重合体部分の極性をコントロールする
ことにより、高い極性を有する幹共重合体部分と、低い
極性の枝共重合体部分とを有するアクリル系共重合体を
得ることができる。
分を有する本発明に係るアクリル系共重合体は、例え
ば、AS樹脂(アクリロニトリル−スチレン共重合体樹
脂)へのポリブタジエンゴムの分散剤として、あるいは
耐衝撃性改良樹脂として用いることができる。
るアクリル系共重合体を粘接着剤用途に用いた場合に
は、極性の高い金属被着体から極性の低いプラスチック
被着体まで適用することができ、いずれの場合において
も高い接着性能を発現させ得る。すなわち、広範な極性
を有する被着体に対して好適に用いられる粘接着剤を提
供し得る。
は、その構造中に高いガラス転移温度を有する枝重合体
部分を有するため、幹重合体部分を低いガラス転移温度
を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を
主体とて設定すれば、ガラス転移温度の高い重合体に由
来する重合体部分が連続相を形成した場合には、耐熱性
や耐衝撃性に優れた成形材料もしくはトナー用樹脂に好
適に用いられる重合体を提供することができ、ガラス転
移温度が低い重合体に由来する重合体部分が連続層を形
成した場合には、強度や伸び率が高いフィルム、ホット
メルト接着剤、熱可塑性エラストマーなどに好適に用い
ることができる。
重合体では、炭素数1〜14のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)に由来する幹重
合体部分に対して、オレフィン重合体または共重合体
(b)及び重合体(c)に由来する枝重合体部分が組み
合わされたグラフト共重合体であるため、それらの重合
体部分の極性及びガラス転移温度を目的に応じて設計す
ることにより、広範な用途に用い得るアクリル系共重合
体を提供することができる。
は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を主成
分とする幹共重合体に、上記オレフィン重合体または共
重合体(b)に由来する重合体部分と、重合体(e)に
由来する重合体部分が枝状に伸びたグラフト構造を有す
る。
合体部分が高い極性を有する(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを主体とするため、上記枝状重合体部分を低
極性とすることにより、極性の異なる重合体部分が組み
合わされたアクリル系共重合体とされる。よって、この
ような重合体部分の組み合わせを調整することにより、
第1の発明の場合と同様に、様々な用途に用いることが
できる。
は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)を主成
分とする(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と
重合性単量体(d)との共重合体により構成されている
幹重合体部分に対し、上記オレフィン重合体(f)が枝
状に伸びたグラフト構造を有する。
合体部分が高い極性を有する(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルを主体とし、上記枝状重合体部分が幹重合体
部分に比べて低極性であるため、極性の異なる重合体部
分が組み合わされたアクリル系共重合体とされる。よっ
て、このような重合体部分の組み合わせ方を調整するこ
とにより、第1の発明と同様に、様々な用途に用いるこ
とができる。
いても、同様に、(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)を主成分とし、該(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル(a)、重合性単量体(d)及び重合体(c)を
共重合することにより得られた幹共重合体に、オレフィ
ン重合体または共重合体(f)が枝状に伸びるようにグ
ラフトされている。
分が高い極性を有し、枝状重合体部分が相対的に低い極
性を有するため、極性の異なる重合体部分が組み合わさ
れたアクリル系共重合体とされている。よって、このよ
うな重合体部分の組み合わせ方を調整することにより、
第1の発明と同様に、様々な用途に用い得るアクリル系
共重合体を提供することができる。
は、同様に、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
(a)と、オレフィン重合体または共重合体(b)と、
化合物(I)との共重合体からなる幹共重合体部分に対
し、重合性単量体成分(II)の重合により得られた重合
体部分が枝状に伸びたグラフト構造を有する。
分が高い極性を有する(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルを主体とするため、上記枝状重合体部分を低極性と
することにより、極性の異なる重合体部分が組み合わさ
れたアクリル系共重合体とされる。よって、このような
重合体部分の組み合わせ方を調整することにより、第1
の発明と同様に、様々な用途に用い得るアクリル系共重
合体を提供し得る。
物では、上記第1〜第5の発明に係るアクリル系共重合
体を主成分とするため、上記アクリル系共重合体におけ
る重合体部分の組み合わせ方を調整することにより、様
々な極性の被着体に対して高い接着強度を発現させ得
る。
重合体(c)を重合してなる第1,第2,第4の発明に
係るアクリル系共重合体では、幹重合体部分を低いガラ
ス転移温度を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル(a)を主体として設計されているので、ガラス転移
温度の高い重合体(c),(e)に由来する重合体部分
が連続相を形成した場合、耐熱性及び耐衝撃性を高める
ことができる。従って、高耐熱性及び高耐衝撃性が要求
される成形材料や、トナー用樹脂に好ましいアクリル系
共重合体を提供し得る。また、ガラス転移温度が低い重
合体に由来する重合体部分が連続相を形成した場合に
は、高強度及び高伸び率が要求されるフィルム、ホット
メルト粘接着剤、熱可塑性エラストマーなどに好適なア
クリル系共重合体を提供し得る。
工夫することにより、本発明に係るアクリル系粘着剤組
成物において、耐熱性と低温貼付性を高次元でバランス
することが可能となる。
ル系粘着剤組成物よりなるアクリル系粘着剤層が、ポリ
オレフィン基材と共押出されて一体化されてアクリル系
粘着テープもしくはシートが構成されているので、該テ
ープもしくはシートは、良好な接着性を示し、かつ適度
な再剥離性及び被着体非汚染性を両立することができ、
さらに耐候性や耐光性が要求される用途にも好適に用い
得る。
系接着剤組成物は、上記本発明に係るアクリル系共重合
体を主成分としているので、広い温度範囲にわたり良好
な接着性を示す。また、耐候性に優れ、溶融粘度と凝集
力とを高度にバランスできるため、ホットメルト型での
使用に好適である。
とにより、本発明を明らかにする。
BAと略称)141g、2−エチルヘキシルアクリレー
ト(以下、2EHAと略称)150g、アクリル酸(以
下、AAcと略称)9g、2−ヒドロキシルエチルアク
リレート(以下、2HEAと略称)0.9g、及び酢酸
エチル122.73g、トルエン122.73gを、攪
拌機、冷却器、温度計及び窒素ガス導入口を備えた2リ
ットルのセパラブルフラスコに投入してモノマー混合液
とした。
間バブリングすることによりモノマー混合液中の溶存酸
素を除去した後、100rpmの回転数で攪拌しなが
ら、ウォーターバスを用い、モノマー混合液を昇温させ
た。
開始剤として、1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(日本油脂社
製、商品名:パーヘキサTMH)0.03gを約1gの
酢酸エチルに溶解、投入することにより沸点重合を開始
させた。
5gを約1gの酢酸エチルに溶解、投入した。また、重
合開始2、3及び4時間後にジ(3,5,5−トリメチ
ルヘキサノイル)パーオキシド(日本油脂社製、商品
名:パーロイル335)0.06g、0.3g及び0.
9gを約1gの酢酸エチルに溶解、投入して7時間沸点
重合を行うことによってアクリル系共重合体を得た。
は、76.4万、分子量分布(MW/Mn )は、2.6
であった。続いて、得られたアクリル系共重合体溶液1
00gに、片末端にエポキシ基を有するオレフィン重合
体(シェル化学社製、商品名:KRATON LIQU
ID Polymer EK−207)の50重量%ト
ルエン溶液を、33g添加した後、攪拌混合することに
よって目的とするアクリル系粘着剤を得た。
系粘着剤溶液133gに、水添石油樹脂(荒川化学社
製、商品名:アルコンP140)の50%トルエン溶液
を、11g添加した後、攪拌混合することによって目的
とするアクリル系粘着剤を得た。
系共重合体溶液100gに、水添石油樹脂(荒川化学社
製、商品名:アルコンP140)の50%トルエン溶液
を、11g添加した後、攪拌混合することによって目的
とするアクリル系粘着剤を得た。
較例1で得られた粘着剤組成物の溶液に、架橋剤とし
て、メチロールプロパントリレンジイソシアネート3量
体付加物の酢酸エチル溶液(固形分45重量%、日本ポ
リウレタン社製、商品名:コロネート45)を、アクリ
ル系共重合体100重量部に対して、2.5重量部とな
るように添加して均一に混合した後、厚み38μmのポ
リエステルフィルム(リンテック社製、品番:#381
1)の一面に乾燥後の厚みが25μmとなるように塗布
した。しかる後、110℃の温度で5分間乾燥すること
により粘着テープを得た。
JIS Z 0237に準じて、SUS304板に25
mm幅で貼り合わせ、23℃で20分間放置した後、1
80°方向に引張速度300mm/分の条件で引き剥が
し、剥離速度を測定した。
着テープを、JIS Z 0237に準じて、ポリプロ
ピレン板に25mm幅で貼り合わせ、23℃で20分間
放置した後、180°方向に引張速度300mm/分の
条件で引き剥がし、剥離速度を測定した。
JIS Z 0237に準じて、ステンレス(SUS)
板に予め防錆油を6g/m2 となるように塗布し、一日
放置した被着体に、25mm幅で貼り合わせ、23℃で
20分間放置した後、180°方向に引張速度300m
m/分の条件で引き剥がし、剥離速度を測定した。
(PP粘着力)、油面粘着力の測定結果を表1に示し
た。表1からわかるように、金属面、ポリオレフィン
面、及び油面に対しても、良好な粘着力が発現してい
る。
窒素ガス導入口を備えた2Lセパラブルフラスコに、ア
クリル酸ブチルエステル(BA)450gと、ラジカル
重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィン
共重合体(b)として、商品名「KRATON LIQ
UID Polymer L−1253」(シャル化学
社製)60gと、ラジカル重合性の不飽和二重結合で末
端を修飾されており、数平均分子量が2000〜300
00であり、かつガラス転移温度が30℃以上である重
合体(c)として東亜合成化学社製、商品名:AA−6
を90gと、溶剤としてトルエン450.91gとを配
合した。上記モノマー混合溶液を窒素ガスを用いて20
分間バブリングすることにより溶存酸素を除去した後、
セパラブルフラスコ内を窒素ガスで置換し、100rp
mの条件で攪拌しつつ、ウォーターバスを用いてモノマ
ー混合溶液を昇温した。
開始剤としての1,1−ジ(t−ヘキシルパーオキシ)
−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(日本油脂社
製、商品名:パーヘキサTMH)0.30gを約1gの
酢酸エチルに溶解し、投入することにより沸点重合を開
始した。
60gを約1gの酢酸エチルに溶解し、投入した。ま
た、重合開始してから、2時間後、3時間後及び4時間
後に、それぞれ、ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノ
イル)パーオキシド(日本油脂社製、商品名:パーロイ
ル355)0.60g、1.20g及び1.80gを約
1gの酢酸エチルに溶解し、投入した。8時間の沸点重
合を行うことにより、アクリル系共重合体を得た。
クリル酸ブチルエステル450gと、ラジカル重合性の
不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィン共重合体
(b)として、商品名:KRATON LIQUID
Polymer L−1253(シャル化学社製)60
gと、重合性単量体(d)としてグリシジルメタクリレ
ート1.3gとを配合したものを用いたことを除いて
は、実施例1と同様にしてアクリル系共重合体(X1)
を得た。
窒素ガス導入口を備えた2Lセパラブルフラスコに、メ
タクリル酸メチル(MMA)450gと、メルカプト酢
酸4.14gと、アゾビスイソブチロニトリル0.45
gとを配合し、沸点重合により、重量平均分子量約1
万、ガラス転移温度Tg=約90℃の重合体(e)を得
た。
クリル系共重合体(X1)と重合体(e)とを混合し、
攪拌しつつ8時間加熱反応し、目的とするアクリル系共
重合体を得た。
クリル酸ブチルエステル492gと、重合性単量体
(d)としてアクリル酸18gと、ラジカル重合性の不
飽和二重結合で末端を修飾されており、数平均分子量が
2000〜30000であり、かつガラス転移温度が3
0℃以上である重合体(c)として東亜合成化学社製、
商品名:AA−6を90gと、溶剤としてのトルエン4
50.91gとを配合したモノマー溶液を用いたことを
除いては、実施例1と同様にしてアクリル系共重合体
(X3)を得た。
合体溶液100gに、片末端にエポキシ基を有するオレ
フィン重合体(f)(シェル化学社製、商品名:KRA
TON LIQUID Polymer EKP−20
7)の50重量%トルエン溶液33gを添加し、攪拌混
合することにより、目的とするアクリル系共重合体を得
た。
口を備えた2Lセパラブルフラスコに、アクリル酸ブチ
ルエステル(BA)540gと、ラジカル重合性の不飽
和二重結合で末端を修飾されたオレフィン共重合体
(b)(シェル化学社製、商品名:KRATON LI
QUID Polymer L−1253)60gと、
1分子中にラジカル重合性の不飽和二重結合とパーオキ
サイド結合とを有する化合物(I)として、t−ブチル
ペルオキシアリルカーボネート(日本油脂社製、商品
名:ペロマーAC)0.36gと、連鎖移動剤としての
ドデシルメルカプタン(DDM)0.27gと、光開始
剤としてのベンジルメチルケタール(チバガイギー社
製、商品名:イルガキュアー651)0.30gと、重
合溶剤としてのトルエン490.91gとを配合した。
20分間バブリングすることにより溶存酸素を除去し
た。次に、窒素ガスでモノマー混合溶液をバブリングし
つつ100rpmの回転数で攪拌し、ケミカルランプを
用い、波長365nmの光を2mWの強度で照射し、重
合を開始した。昇温が確認された時点を重合開始点と
し、4時間の重合反応を行った。
窒素ガス導入口を備えた2Lセパラブルフラスコに、第
1工程で得られたポリマー−トルエン溶液を409g計
り取った後、第1工程で得られたポリマーと、メタクリ
ル酸メチル(MMA)との配合比が、固形分比(重量
比)で80対20となるようにMMAモノマーを55.
05g添加した。
の固形分が55重量%となるように、36.42g添加
した。上記のようにして用意した混合溶液を窒素ガスを
用いて20分間バブリングすることにより溶存酸素を除
去した後、セパラブルフラスコ計内を窒素ガスで置換
し、60rpmで攪拌しつつ、ウォーターバスを用いて
溶液を昇温した。冷却管に還流液が確認された時点を重
合開始点とし、4時間の沸点重合を行うことにより、目
的とするアクリル系共重合体を得た。
(BA)510gと、ラジカル重合性の不飽和二重結合
で末端を修飾されており、数平均分子量は2000〜3
0000であり、かつガラス転移温度が30℃以上であ
る重合体(c)(東亜合成化学社製、商品名:AA−
6)90gとを用い、但し、ラジカル重合性の不飽和二
重結合で末端を修飾されたオレフィン共重合体(b)
(シェル化学社製、商品名:KRATONLIQUID
Polymer L−1253)を配合しなかったこ
とを除いては、実施例3と同様にしてアクリル系共重合
体を得た。
(BA)510gを用い、ラジカル重合性の不飽和二重
結合で末端を修飾されたオレフィン共重合体(b)(シ
ェル化学社製、商品名:KRATON LIQUID
Polymer L−1253)及びラジカル重合性の
不飽和二重結合で末端を修飾されており、数平均分子量
は2000〜30000であり、かつガラス転移温度が
30℃以上である重合体(c)(東亜合成化学社製、商
品名:AA−6)を配合しなかったことを除いては、実
施例3と同様にしてアクリル系共重合体を得た。
重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィン
共重合体(b)(シェル化学社製、商品名:KRATO
N LIQUIDPolymer L−1253)を配
合しなかったことを除いては、実施例4と同様にしてア
クリル系共重合体を得た。
有する重合性単量体(d)としてのグリシジルメタクリ
レートを配合しなかったこと、並びに重合体(e)を用
いなかったことを除いては、実施例4と同様にして、ア
クリル系共重合体を得た。
酸ブチルエステル(BA)の使用量を510gとし、ラ
ジカル重合性の不飽和二重結合で末端を修飾され、数平
均分子量が2000〜30000であり、かつガラス転
移温度が30℃以上である重合体(c)(東亜合成化学
社製、商品名:AA−6)の使用量を90gとし、片末
端にエポキシ基を有するオレフィン重合体(シェル化学
社製、商品名:KRATON LIQUID Poly
mer EKP−207)を配合しなかったことを除い
ては、実施例5と同様にしてアクリル系共重合体を得
た。
酸ブチルエステル(BA)の使用量を582g、アクリ
ル酸の使用量を18gとし、ラジカル重合性の不飽和二
重結合で末端を修飾され、数平均分子量は2000〜3
0000であり、かつガラス転移温度が30℃以上であ
る重合体(c)を用いなかったことを除いては、実施例
5と同様にして、アクリル系共重合体を得た。
酸ブチルエステル(BA)の使用量を600gとし、ラ
ジカル重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレ
フィン共重合体(シェル化学社製、商品名:KRATO
N LIQUID Polymer L−1253)を
配合しなかったことを除いては、実施例6と同様にして
アクリル系共重合体を得た。
酸ブチルエステル(BA)の使用量を600gとし、ラ
ジカル重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレ
フィン共重合体(シェル化学社製、商品名:KRATO
N LIQUID Polymer L−1253)を
用いなかったこと及び、第2工程でメタクリル酸メチル
(MMA)の代わりにアクリル酸ブチルエステル(B
A)を用いたことを除いては、実施例6と同様にして、
アクリル系共重合体を得た。
較例で得た各アクリル系共重合体を、厚さ38μmのポ
リエステルフィルム(リンテック社製、品番:#38
1)の一面に厚みが15μmとなるように塗工し、しか
る後110℃の温度で5分間乾燥し、粘着テープとし
た。
SP粘着力、ポリエチレン粘着力及び40℃保持
力を測定した。 SP粘着力…粘着テープを、JIS Z 0237に
準じ、ステンレス板(SUS304板)に25mm幅で
貼り合わせ、23℃で20分間放置した後、180°方
向に引張速度300mm/分の条件で剥離し、剥離強度
を測定し、SP粘着力とした。
極性被着体としてのポリエチレン樹脂板(三井石油化学
工業社製、商品名:ハイゼックス1300J)に、25
mm幅で貼り合わせ、23℃で20分間放置した後、1
80°方向に引張速度300mm/分で剥離し、剥離強
度を測定し、ポリエチレン粘着力とした。
Z 0237に準じ、ステンレス板(SUS304板)
に25mm×25mmの面積で貼り合わせ、23℃で2
0分間放置した後、40℃の恒温槽中において1時間エ
ージングした後、1gの懸垂荷重を掛け、1時間後の粘
着テープのズレ量、あるいは懸垂荷重を掛けてから荷重
が落下するまでの落下時間を測定し、40℃保持力とし
た。
及び40℃保持力についての結果を下記の表2に示
す。
たアクリル系共重合体/トルエン溶液から、定法による
トルエン除去を行うことによってアクリル系共重合体を
取り出した。
名:L4470)を50μmの厚みのフィルムに成形
し、該高密度ポリエチレンフィルム上に、上記アクリル
系共重合体を厚みが10μmになるように塗布し、さら
に150℃のホットプレスで加熱融着させることによ
り、高密度ポリエチレンフィルムからなる基材にアクリ
ル系粘着剤組成物からなる粘着剤層が積層された粘着フ
ィルムシートを得た。
れたアクリル系共重合体/トルエン溶液から、定法によ
るトルエン除去を行うことによってアクリル系共重合体
を取り出したこと以外は、実施例7と同様にして、高密
度ポリエチレンフィルムを基材とし、アクリル系粘着剤
組成物からなる粘着剤層が積層された粘着フィルムシー
トを得た。
ようにして得られた実施例7及び比較例10の粘着フィ
ルムシートについて、以下の要領で、初期粘着力、経時
粘着力及び耐候性評価を行った。
を、JIS Z 0237に準じ、SUS304板に2
5mm幅で貼り合わせ、23℃で20分間放置した後、
180°方向に引っ張り速度300mm/分の条件で剥
離した際の剥離力を測定し、初期粘着力とした。
を、JIS Z 0237に準じ、SUS304板に2
5mm幅で貼り合わせ、23℃で20分間放置した後、
23℃及び80℃の恒温槽中で1週間放置し、しかる
後、180°方向に引っ張り速度300mm/分の条件
で剥離した際の剥離力を測定し、経時粘着力とした。
ートを、JIS B 7753に準じ、サンシャインウ
エザーメーター(スガ試験機社製、WEL−SUN−H
C)にて光を500時間照射し、180°方向に引っ張
り速度300mm/分の条件で剥離し、剥離力を測定し
た。この剥離力を耐候性及び耐光性評価の指針とした。
たアクリル系共重合体/トルエン溶液から、定法による
トルエン除去を行うことによってアクリル系共重合体を
取り出した。
ト接着剤に対して、以下の項目について、ホットメルト
型接着剤としての物性測定を行った。 〔凝集力〕ホットメルト型接着剤を5×5×5mm角に
切断して試験片を作り、試験片を垂直に保持したアルミ
ニウム板に貼付し、80℃のオーブン中で12時間放置
した後の試験片の垂れ長さを測定し、凝集力とした。
器製)を使用して、190℃における粘度を測定した。
(回転数:2.5rpm、ロータ:♯HH4) 〔接着力〕表面が清浄なポリエチレン板(厚さ1.5m
m、巾20mm)に190℃のホットメルト型接着剤を
厚さ1mm、10×20mmの面積で塗布した後、剪断
接着強度を測定し、接着力とした。
を10×10mmの面積、厚さ2mmに切断して試験片
を作り、試験片をガラス板に貼付し、200℃のオーブ
ン中で8時間放置した後の試験片の色の変化を観察し、
耐酸化性とした。
れたアクリル系共重合体/トルエン溶液から、定法によ
るトルエン除去を行うことによってアクリル系共重合体
を取り出し、該アクリル系共重合体について、実施例8
と同様にして、ホットメルト型接着剤としての物性測定
を行った。
に係る各アクリル系共重合体では、上記特定の(メタ)
アクリル酸アルキルエステル(a)を主成分とする幹重
合体に対し、上述した種々の重合体部分がグラフトされ
た構造を有するため、幹重合体部分と枝重合体部分の組
み合わせ方を調整することにより、様々な特性のアクリ
ル系共重合体を容易に提供することができる。
ル酸アルキルエステル(a)を主成分とし、高い極性を
有するため、枝重合体部分を低極性とすることにより、
例えばアクリル系粘着剤として用いた場合、様々な極性
の被着体に対する接着性に優れたアクリル系粘着剤を提
供し得る。さらに、極性が異なる重合体部分を有するア
クリル系共重合体とした場合、例えばアクリロニトリル
−スチレン共重合体へのポリブタジエンゴムの分散剤
や、耐衝撃性改良樹脂などにも好適に用いることができ
る。
ガラス転移温度の組み合わせ方を調整することにより、
様々な材料に最適なアクリル系共重合体を容易に提供す
ることができる。例えば、ガラス転移温度が高い重合体
に由来する重合体部分が連続相を形成するように構成し
た場合には、高耐熱性や高耐衝撃性が要求される成形材
料、トナー用樹脂などに好適に用いることができ、ガラ
ス転移温度が低い重合体に由来する重合体部分が連続相
を形成するように構成した場合には、高強度及び高伸び
率が要求されるフィルム、ホットメルト粘接着剤、ある
いは熱可塑性樹脂エラストマーなどに好適に用いること
ができる。
物は、第1〜第5の発明に係るアクリル系共重合体を主
成分とするため、上記のように、重合体部分の組み合わ
せ方を調整することにより、低極性の被着体から高極性
の被着体まで高範囲な極性を有する被着体に対して、高
い接着性能を発現させることができ、さらに、接着硬化
物の耐熱性及び低温貼付性を高いバランスで両立させる
ことができる。
クリル系粘着テープまたはシートでは、ポリオレフィン
基材と、本発明に係る粘着剤組成物からなる粘着剤層が
共押出して一体化されているので、本発明のアクリル系
粘着剤組成物により良好な接着性が発現し、かつ適度な
再剥離性及び被着体非汚染性を両立することができる。
ホットメルト型アクリル系接着剤は、第1〜第5の発明
に係るアクリル系共重合体を主成分とするので、広い温
度範囲にわたり優れた接着性を示す。加えて、接着硬化
物が耐候性に優れており、溶融粘度と凝集力と高度にバ
ランスすることができる。従って、良好な接着性を示
し、かつ耐候性に優れ、種々の用途に用いるホットメル
ト型接着剤を提供することが可能となる。
Claims (14)
- 【請求項1】 炭素数1〜14のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、ラジカ
ル重合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィ
ン重合体または共重合体(b)と、ラジカル重合性の不
飽和二重結合で末端を修飾され、数平均分子量が200
0〜30000であり、かつガラス転移温度が30℃以
上である重合体(c)とを共重合してなることを特徴と
するアクリル系共重合体。 - 【請求項2】 炭素数1〜14のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、カルボ
キシル基、水酸基、エポキシ基、あるいはイソシアネー
ト基から選ばれる1種類の官能基を有する重合性単量体
(d)と、ラジカル重合性の不飽和二重結合で末端を修
飾されたオレフィン重合体または共重合体(b)とを共
重合してなるアクリル系共重合体(X1)に、重合性単
量体(d)の官能基と反応可能な1種類の官能基を片末
端に有し、数平均分子量が2000〜30000であ
り、かつガラス転移温度が30℃以上である重合体
(e)をグラフトさせたことを特徴とするアクリル系共
重合体。 - 【請求項3】 炭素数1〜14のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、カルボ
キシル基、水酸基、エポキシ基、あるいはイソシアネー
ト基から選ばれる1種類の官能基を有する重合性単量体
(d)とを共重合してなるアクリル系共重合体(X2)
に、片末端に重合性単量体(d)の官能基と反応可能な
1種類の官能基を有するオレフィン重合体または共重合
体(f)をグラフトさせたことを特徴とするアクリル系
共重合体。 - 【請求項4】 炭素数1〜14のアルキル基を有する
(メタ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、カルボ
キシル基、水酸基、エポキシ基、あるいはイソシアネー
ト基から選ばれる1種類の官能基を有する重合性単量体
(d)と、ラジカル重合性の不飽和二重結合で末端を修
飾され、数平均分子量が2000〜30000であり、
かつガラス転移温度が30℃以上である重合体(c)と
を共重合してなるアクリル系共重合体(X3)に、片末
端に重合性単量体(d)の官能基と反応可能な1種類の
官能基を有するオレフィン重合体または共重合体(f)
をグラフトさせたことを特徴とするアクリル系共重合
体。 - 【請求項5】 1分子中にラジカル重合性の不飽和二重
結合とパーオキサイド結合を有する化合物(I)が分解
しない温度領域で、光開始剤を用いて、前記化合物
(I)と、炭素数1〜14のアルキル基を有する(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル(a)と、ラジカル重
合性の不飽和二重結合で末端を修飾されたオレフィン重
合体または共重合体(b)とのラジカル重合を行う第1
工程と、 前記化合物(I)の分解温度領域で、先に行われたラジ
カル重合による生成物の存在下で、先に行われたラジカ
ル重合に用いた重合性単量体成分とは異なる組成を有す
る重合性単量体成分(II)のラジカル重合を行う第2工
程とによって製造されたことを特徴とするアクリル系共
重合体。 - 【請求項6】 前記オレフィン重合体または共重合体
(b)が、ラジカル重合性の不飽和二重結合で末端を修
飾されたエチレン−ブチレンランダム共重合体またはプ
ロピレン重合体であることを特徴とする、請求項1,2
または5に記載のアクリル系共重合体。 - 【請求項7】 前記オレフィン重合体または共重合体
(b)が、ラジカル重合性の不飽和二重結合で末端を修
飾されたエチレン−ブチレンランダム共重合体またはプ
ロピレン重合体であり、 前記重合性単量体(d)の官能基がエポキシ基であり、
かつ前記重合体(e)の官能基がカルボキシル基である
ことを特徴とする請求項2に記載のアクリル系共重合
体。 - 【請求項8】 前記重合性単量体(d)の官能基がカル
ボキシル基であることを特徴とする、請求項3に記載の
アクリル系共重合体。 - 【請求項9】 前記重合性単量体(d)の官能基がカル
ボキシル基であり、かつ前記オレフィン重合体(c)の
官能基がエポキシ基であることを特徴とする請求項3ま
たは4に記載のアクリル系共重合体。 - 【請求項10】 前記第2工程で用いられる重合性単量
体成分(II)のガラス転移温度が20℃以上であること
を特徴とする請求項5または6に記載のアクリル系共重
合体。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のア
クリル系共重合体を主成分とすることを特徴とするアク
リル系粘着剤組成物。 - 【請求項12】 水添石油樹脂をさらに含むことを特徴
とする請求項11に記載のアクリル系粘着剤組成物。 - 【請求項13】 ポリオレフィン基材と、請求項11ま
たは12に記載の粘着剤組成物からなる粘着剤層とを共
押出して一体化したことを特徴とするアクリル系粘着テ
ープまたはシート。 - 【請求項14】 請求項1〜10のいずれかに記載のア
クリル系共重合体を主成分とすることを特徴とするホッ
トメルト型アクリル系接着剤。
Priority Applications (8)
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| CA002369599A CA2369599A1 (en) | 1999-05-07 | 2000-02-28 | Acrylic copolymer, acrylic pressure-sensitive adhesive composition, acrylic pressure-sensitive adhesive tape or sheet, and acrylic adhesive composition |
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| DE60042830T DE60042830D1 (de) | 1999-05-07 | 2000-02-28 | Acrylische kopolymere, selbstklebender acrylkleber, klebeband oder film und acrylische klebstoffzusammensetzung |
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Cited By (14)
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