JP2000219873A - 耐熱性乾式摩擦材 - Google Patents
耐熱性乾式摩擦材Info
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- JP2000219873A JP2000219873A JP2000034667A JP2000034667A JP2000219873A JP 2000219873 A JP2000219873 A JP 2000219873A JP 2000034667 A JP2000034667 A JP 2000034667A JP 2000034667 A JP2000034667 A JP 2000034667A JP 2000219873 A JP2000219873 A JP 2000219873A
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- friction
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 石綿以外の補強繊維とフェノール樹脂等
の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤とを含む摩擦
材において、前記補強繊維の一部としてチタン酸カリウ
ム繊維を摩擦材としての全量に対して0.5乃至50体
積%含み、且つ、前記摩擦調整剤の一部として、粒径3
00μm以下のものを40重量%以上含有する黒鉛を摩
擦材としての全量に対して0.5乃至30体積%含むこ
とを特徴とする耐熱性乾式摩擦材。 【効果】 石綿以外の補強繊維の一部としてチタン酸カ
リウム繊維を使用しているから、人体に対し有毒な石綿
の粉塵が発生することがなく、且つ、摩擦調整剤の一部
として所定粒径以下とした細かい黒鉛を所定量含有する
黒鉛が、熱伝導率を上げると共に高温時には酸素を吸収
して摩擦材の劣化を防ぎ、熱伝導率の低いチタン酸カリ
ウム繊維を使用しても十分な高温摩擦特性を具えること
ができる。
の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤とを含む摩擦
材において、前記補強繊維の一部としてチタン酸カリウ
ム繊維を摩擦材としての全量に対して0.5乃至50体
積%含み、且つ、前記摩擦調整剤の一部として、粒径3
00μm以下のものを40重量%以上含有する黒鉛を摩
擦材としての全量に対して0.5乃至30体積%含むこ
とを特徴とする耐熱性乾式摩擦材。 【効果】 石綿以外の補強繊維の一部としてチタン酸カ
リウム繊維を使用しているから、人体に対し有毒な石綿
の粉塵が発生することがなく、且つ、摩擦調整剤の一部
として所定粒径以下とした細かい黒鉛を所定量含有する
黒鉛が、熱伝導率を上げると共に高温時には酸素を吸収
して摩擦材の劣化を防ぎ、熱伝導率の低いチタン酸カリ
ウム繊維を使用しても十分な高温摩擦特性を具えること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、産業機械等
のブレーキパッド、ブレーキライニング、クラッチフェ
ーシング等として使用される非石綿系の耐熱性乾式摩擦
材に関するものであり、更に詳しくは、高温時において
も優れた耐摩耗性を示し、且つ、強度の高い非石綿系の
耐熱性乾式摩擦材に関するものである。
のブレーキパッド、ブレーキライニング、クラッチフェ
ーシング等として使用される非石綿系の耐熱性乾式摩擦
材に関するものであり、更に詳しくは、高温時において
も優れた耐摩耗性を示し、且つ、強度の高い非石綿系の
耐熱性乾式摩擦材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、摩擦材としては石綿を主成分とし
たものが多く用いられていたが、一つには発生の避ける
ことのできない石綿の粉塵が人体に対し有毒であるとい
うことが指摘された結果、その使用が規制されつつある
ということと、もう一つには、車両等の高性能化にとも
なってより性能の高い摩擦材が必要となりつつあるとい
うこと等から、石綿系のものよりも高性能で且つ石綿を
使用しない摩擦材への要求が高まっている。
たものが多く用いられていたが、一つには発生の避ける
ことのできない石綿の粉塵が人体に対し有毒であるとい
うことが指摘された結果、その使用が規制されつつある
ということと、もう一つには、車両等の高性能化にとも
なってより性能の高い摩擦材が必要となりつつあるとい
うこと等から、石綿系のものよりも高性能で且つ石綿を
使用しない摩擦材への要求が高まっている。
【0003】そこで近時、石綿を使用しない摩擦材につ
いて数多くの提案がなされており、それらの多くは基材
としてアラミド繊維やガラス繊維或いは金属繊維を使用
している。
いて数多くの提案がなされており、それらの多くは基材
としてアラミド繊維やガラス繊維或いは金属繊維を使用
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のア
ラミド繊維やガラス繊維或いは金属繊維を用いた摩擦材
には、種々の問題点があった。即ち、アラミド繊維を用
いた摩擦材には、連続的にブレーキを使用すると、摩擦
材の表面温度が上昇し、アラミド繊維が熱分解して亀裂
が発生することがあるという問題点があり、ガラス繊維
を用いた摩擦材には、高温時にガラス繊維が脱落して摩
耗量が増大するという問題点があったのである。
ラミド繊維やガラス繊維或いは金属繊維を用いた摩擦材
には、種々の問題点があった。即ち、アラミド繊維を用
いた摩擦材には、連続的にブレーキを使用すると、摩擦
材の表面温度が上昇し、アラミド繊維が熱分解して亀裂
が発生することがあるという問題点があり、ガラス繊維
を用いた摩擦材には、高温時にガラス繊維が脱落して摩
耗量が増大するという問題点があったのである。
【0005】又、金属繊維を用いた摩擦材には、高温時
の耐摩耗性や耐フェード性等は優れているという利点は
あるものの、重量がかさみ、錆が発生し易く、高温時に
は発火する可能性があって危険でもあり、更に、上記の
ガラス繊維や金属繊維を用いた摩擦材は、ローターやド
ラム等の相手側を削ってしまったり損傷してしまう恐れ
もあった。
の耐摩耗性や耐フェード性等は優れているという利点は
あるものの、重量がかさみ、錆が発生し易く、高温時に
は発火する可能性があって危険でもあり、更に、上記の
ガラス繊維や金属繊維を用いた摩擦材は、ローターやド
ラム等の相手側を削ってしまったり損傷してしまう恐れ
もあった。
【0006】勿論、上記以外の素材を用いた摩擦材も提
供されてはいるが、400℃以上の高温での耐摩耗性等
の高温特性が十分でなかったり、摩擦挙動の安定しない
ものが多かったのである。
供されてはいるが、400℃以上の高温での耐摩耗性等
の高温特性が十分でなかったり、摩擦挙動の安定しない
ものが多かったのである。
【0007】本発明は、上述した従来技術の難点を解消
することを目的としてなされたものである。
することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】上
記目的を達成し、通常使用温度においては勿論のこと、
400℃以上の高温においても優れた耐摩耗性を示すた
め安定した摩擦性能を具え、且つ、強度も高く耐熱性に
優れた非石綿系の乾式摩擦材を提供するために本発明が
採用した構成は、石綿以外の補強繊維とフェノール樹脂
等の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤とを含む摩
擦材において、前記補強繊維の一部としてチタン酸カリ
ウム繊維を摩擦材としての全量に対して0.5乃至50
体積%含み、且つ、前記摩擦調整剤の一部として、粒径
300μm以下のものを40重量%以上含有する黒鉛を
摩擦材としての全量に対して0.5乃至30体積%含む
ことを特徴とするか、又は、石綿以外の補強繊維とフェ
ノール樹脂等の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤
とを含む摩擦材において、前記補強繊維の一部として、
その表面が金属又は熱硬化性樹脂で被覆されているチタ
ン酸カリウム繊維を摩擦材としての全量に対して0.5
乃至50体積%含むことを特徴とするか、或いは、石綿
以外の補強繊維とフェノール樹脂等の結合剤及び硫酸バ
リウム等の摩擦調整剤とを含む摩擦材において、前記補
強繊維の一部として、その表面が金属又は熱硬化性樹脂
で被覆されているチタン酸カリウム繊維を摩擦材として
の全量に対して0.5乃至50体積%含み、且つ、前記
摩擦調整剤の一部として、粒径300μm以下のものを
40重量%以上含有する黒鉛を摩擦材としての全量に対
して0.5乃至30体積%含むことを特徴とするもので
ある。
記目的を達成し、通常使用温度においては勿論のこと、
400℃以上の高温においても優れた耐摩耗性を示すた
め安定した摩擦性能を具え、且つ、強度も高く耐熱性に
優れた非石綿系の乾式摩擦材を提供するために本発明が
採用した構成は、石綿以外の補強繊維とフェノール樹脂
等の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤とを含む摩
擦材において、前記補強繊維の一部としてチタン酸カリ
ウム繊維を摩擦材としての全量に対して0.5乃至50
体積%含み、且つ、前記摩擦調整剤の一部として、粒径
300μm以下のものを40重量%以上含有する黒鉛を
摩擦材としての全量に対して0.5乃至30体積%含む
ことを特徴とするか、又は、石綿以外の補強繊維とフェ
ノール樹脂等の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤
とを含む摩擦材において、前記補強繊維の一部として、
その表面が金属又は熱硬化性樹脂で被覆されているチタ
ン酸カリウム繊維を摩擦材としての全量に対して0.5
乃至50体積%含むことを特徴とするか、或いは、石綿
以外の補強繊維とフェノール樹脂等の結合剤及び硫酸バ
リウム等の摩擦調整剤とを含む摩擦材において、前記補
強繊維の一部として、その表面が金属又は熱硬化性樹脂
で被覆されているチタン酸カリウム繊維を摩擦材として
の全量に対して0.5乃至50体積%含み、且つ、前記
摩擦調整剤の一部として、粒径300μm以下のものを
40重量%以上含有する黒鉛を摩擦材としての全量に対
して0.5乃至30体積%含むことを特徴とするもので
ある。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいて使用する補強繊維としては、式K2Ti6O13その
他で表わされるチタン酸カリウム繊維又は該チタン酸カ
リウム繊維にアラミド繊維、アクリル繊維、フェノール
繊維、PVA繊維等の有機繊維、又は、ガラス繊維、炭
素繊維等の無機繊維、更に、スチール繊維、銅繊維、青
銅繊維等の金属繊維のうちの1種又は2種以上の繊維を
含んだ混合物が用いられ、要するに前記補強繊維の一部
としてチタン酸カリウム繊維を含んでいれば良い。
おいて使用する補強繊維としては、式K2Ti6O13その
他で表わされるチタン酸カリウム繊維又は該チタン酸カ
リウム繊維にアラミド繊維、アクリル繊維、フェノール
繊維、PVA繊維等の有機繊維、又は、ガラス繊維、炭
素繊維等の無機繊維、更に、スチール繊維、銅繊維、青
銅繊維等の金属繊維のうちの1種又は2種以上の繊維を
含んだ混合物が用いられ、要するに前記補強繊維の一部
としてチタン酸カリウム繊維を含んでいれば良い。
【0010】又、上記チタン酸カリウム繊維は、その表
面が金属又は熱硬化性樹脂で被覆されているものでもよ
く、この表面処理用の金属としては、銅やニッケル等を
例示することができ、同じく熱硬化性樹脂としては摩擦
材において結合剤として汎用されているフェノール樹
脂、エポキシ樹脂等を例示することができる。
面が金属又は熱硬化性樹脂で被覆されているものでもよ
く、この表面処理用の金属としては、銅やニッケル等を
例示することができ、同じく熱硬化性樹脂としては摩擦
材において結合剤として汎用されているフェノール樹
脂、エポキシ樹脂等を例示することができる。
【0011】結合剤としては、フェノール樹脂等の熱硬
化性樹脂が、又、摩擦調整剤としては、カシューダス
ト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等が用いられ、これ
らは通常の摩擦材において汎用されているものである
が、本発明においては、この摩擦調整剤に所定粒径以下
とした細かい黒鉛を所定量以上含有する黒鉛を含ませ
る。
化性樹脂が、又、摩擦調整剤としては、カシューダス
ト、硫酸バリウム、炭酸カルシウム等が用いられ、これ
らは通常の摩擦材において汎用されているものである
が、本発明においては、この摩擦調整剤に所定粒径以下
とした細かい黒鉛を所定量以上含有する黒鉛を含ませ
る。
【0012】尚、上記各構成成分の比率は、好ましくは
摩擦材の全量に対して、補強繊維0.5乃至50体積%
(以下、成分比率に関する%は体積%を示す。)、結合
剤5乃至30%、摩擦調整剤20乃至80%であり、黒
鉛は摩擦材の全量に対して0.5乃至30%とし、又、
この黒鉛としては、粒径300μm以下のものを40重
量%以上含有しているものを使用する。
摩擦材の全量に対して、補強繊維0.5乃至50体積%
(以下、成分比率に関する%は体積%を示す。)、結合
剤5乃至30%、摩擦調整剤20乃至80%であり、黒
鉛は摩擦材の全量に対して0.5乃至30%とし、又、
この黒鉛としては、粒径300μm以下のものを40重
量%以上含有しているものを使用する。
【0013】
【発明の効果】本発明においては、石綿以外の補強繊維
の一部としてチタン酸カリウム繊維を使用しているか
ら、人体に対し有毒な石綿の粉塵が発生することがな
く、且つ、摩擦調整剤の一部として所定粒径以下とした
細かい黒鉛を所定量含有する黒鉛が、熱伝導率を上げる
と共に高温時には酸素を吸収して摩擦材の劣化を防ぎ、
熱伝導率の低いチタン酸カリウム繊維を使用しても十分
な高温摩擦特性を具えることができる。
の一部としてチタン酸カリウム繊維を使用しているか
ら、人体に対し有毒な石綿の粉塵が発生することがな
く、且つ、摩擦調整剤の一部として所定粒径以下とした
細かい黒鉛を所定量含有する黒鉛が、熱伝導率を上げる
と共に高温時には酸素を吸収して摩擦材の劣化を防ぎ、
熱伝導率の低いチタン酸カリウム繊維を使用しても十分
な高温摩擦特性を具えることができる。
【0014】又、補強繊維の一部として、その表面が金
属又は熱硬化性樹脂で被覆されているチタン酸カリウム
繊維を使用したから、摩擦材製造時にチタン酸カリウム
繊維が他の成分と馴染み易く、通常は避けることのでき
ないチタン酸カリウム繊維周辺の気泡を減少させ、酸素
の侵入を防止して摩擦材の劣化を防ぐことができる。
属又は熱硬化性樹脂で被覆されているチタン酸カリウム
繊維を使用したから、摩擦材製造時にチタン酸カリウム
繊維が他の成分と馴染み易く、通常は避けることのでき
ないチタン酸カリウム繊維周辺の気泡を減少させ、酸素
の侵入を防止して摩擦材の劣化を防ぐことができる。
【0015】更に、補強繊維の一部としてその表面が金
属又は熱硬化性樹脂で被覆されているチタン酸カリウム
繊維を使用し、同時に、摩擦調整剤の一部として所定粒
径以下とした細かい黒鉛を所定量含有する黒鉛を使用す
れば、一層、高温時の摩擦特性に優れた摩擦材を得るこ
ともできるのである。
属又は熱硬化性樹脂で被覆されているチタン酸カリウム
繊維を使用し、同時に、摩擦調整剤の一部として所定粒
径以下とした細かい黒鉛を所定量含有する黒鉛を使用す
れば、一層、高温時の摩擦特性に優れた摩擦材を得るこ
ともできるのである。
【0016】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0017】〔実施例1〕まず、以下のように所定粒径
以下とした細かい黒鉛を所定量含有する黒鉛を用意し
た。 黒鉛A:300μm以下のものを10乃至20%含有 黒鉛B:300μm以下のものを20乃至40%含有 黒鉛C:300μm以下のものを40%以上含有 尚、残部は1,000乃至300μmの粒径のものであ
る。
以下とした細かい黒鉛を所定量含有する黒鉛を用意し
た。 黒鉛A:300μm以下のものを10乃至20%含有 黒鉛B:300μm以下のものを20乃至40%含有 黒鉛C:300μm以下のものを40%以上含有 尚、残部は1,000乃至300μmの粒径のものであ
る。
【0018】次いで、チタン酸カリウム繊維と黒鉛とを
含む混合物を表1に示す割合(表中の数字は体積%を表
わす)で各成分を均一に混合した後、金型中において温
度150℃、圧力200kg/cm2で7分間圧縮成型
し、その後180℃で5時間熱処理し、実施例A乃至E
の摩擦材を得た。一方、補強繊維や摩擦調整剤の配合を
各種変えたものを均一に混合し、上記と同様にして比較
例の摩擦材a乃至fを得た。
含む混合物を表1に示す割合(表中の数字は体積%を表
わす)で各成分を均一に混合した後、金型中において温
度150℃、圧力200kg/cm2で7分間圧縮成型
し、その後180℃で5時間熱処理し、実施例A乃至E
の摩擦材を得た。一方、補強繊維や摩擦調整剤の配合を
各種変えたものを均一に混合し、上記と同様にして比較
例の摩擦材a乃至fを得た。
【0019】このようにして得られた実施例及び比較例
の摩擦材を、JASOのC406「乗用車ブレーキ装置
ダイナモメーター試験方法」に規定されている摩擦性能
試験方法により摩擦試験を行い、試験後の摩擦材につい
ては、亀裂発生状態を調べた。フェード試験中の摩擦材
の表面温度が100℃及び400、450℃のときの摩
擦係数、試験後の摩擦材の摩耗量及び亀裂発生の状態を
表2に示す。
の摩擦材を、JASOのC406「乗用車ブレーキ装置
ダイナモメーター試験方法」に規定されている摩擦性能
試験方法により摩擦試験を行い、試験後の摩擦材につい
ては、亀裂発生状態を調べた。フェード試験中の摩擦材
の表面温度が100℃及び400、450℃のときの摩
擦係数、試験後の摩擦材の摩耗量及び亀裂発生の状態を
表2に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】〔実施例2〕はじめに、無電解メッキ法に
よってチタン酸カリウム繊維に銅を被覆し、チタン酸カ
リウム繊維Aを作成し、一方でフェノール樹脂を125
℃で溶解し、その中にチタン酸カリウム繊維を投入して
攪拌し、冷却後に粉砕することによりチタン酸カリウム
繊維Bを作成した。
よってチタン酸カリウム繊維に銅を被覆し、チタン酸カ
リウム繊維Aを作成し、一方でフェノール樹脂を125
℃で溶解し、その中にチタン酸カリウム繊維を投入して
攪拌し、冷却後に粉砕することによりチタン酸カリウム
繊維Bを作成した。
【0023】上記のチタン酸カリウム繊維A、Bを含む
混合物を表3に示す割合(表中の数字は体積%を表わ
す)で各成分を均一に混合した後、実施例1と同様に処
理し、実施例F乃至Oの摩擦材を得た。尚、黒鉛として
は、実施例1において黒鉛Cとして説明したもの、即
ち、300μm以下の粒径のものを40%以上含有する
黒鉛を使用した。
混合物を表3に示す割合(表中の数字は体積%を表わ
す)で各成分を均一に混合した後、実施例1と同様に処
理し、実施例F乃至Oの摩擦材を得た。尚、黒鉛として
は、実施例1において黒鉛Cとして説明したもの、即
ち、300μm以下の粒径のものを40%以上含有する
黒鉛を使用した。
【0024】一方、補強繊維や摩擦調整剤の配合を各種
変えたものを均一に混合し、上記と同様にして比較例の
摩擦材g乃至jを得た。このようにして得られた実施例
及び比較例の摩擦材を、実施例1と同様にして摩擦試験
を行なうと共に亀裂発生状態を調べた。その結果を次の
表4に示す。
変えたものを均一に混合し、上記と同様にして比較例の
摩擦材g乃至jを得た。このようにして得られた実施例
及び比較例の摩擦材を、実施例1と同様にして摩擦試験
を行なうと共に亀裂発生状態を調べた。その結果を次の
表4に示す。
【0025】
【表3】
【0026】
【表4】
【0027】本発明は以上のとおりであるから、車両、
産業用機械等のブレーキパッド、ブレーキライニング、
クラッチフェーシング等として使用される非石綿系の摩
擦材として優れている。
産業用機械等のブレーキパッド、ブレーキライニング、
クラッチフェーシング等として使用される非石綿系の摩
擦材として優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 61/06 C08L 61/06 F16D 69/02 F16D 69/02 K
Claims (3)
- 【請求項1】 石綿以外の補強繊維とフェノール樹脂等
の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤とを含む摩擦
材において、前記補強繊維の一部としてチタン酸カリウ
ム繊維を摩擦材としての全量に対して0.5乃至50体
積%含み、且つ、前記摩擦調整剤の一部として、粒径3
00μm以下のものを40重量%以上含有する黒鉛を摩
擦材としての全量に対して0.5乃至30体積%含むこ
とを特徴とする耐熱性乾式摩擦材。 - 【請求項2】 石綿以外の補強繊維とフェノール樹脂等
の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤とを含む摩擦
材において、前記補強繊維の一部として、その表面が金
属又は熱硬化性樹脂で被覆されているチタン酸カリウム
繊維を摩擦材としての全量に対して0.5乃至50体積
%含むことを特徴とする耐熱性乾式摩擦材。 - 【請求項3】 石綿以外の補強繊維とフェノール樹脂等
の結合剤及び硫酸バリウム等の摩擦調整剤とを含む摩擦
材において、前記補強繊維の一部として、その表面が金
属又は熱硬化性樹脂で被覆されているチタン酸カリウム
繊維を摩擦材としての全量に対して0.5乃至50体積
%含み、且つ、前記摩擦調整剤の一部として、粒径30
0μm以下のものを40重量%以上含有する黒鉛を摩擦
材としての全量に対して0.5乃至30体積%含むこと
を特徴とする耐熱性乾式摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000034667A JP2000219873A (ja) | 2000-01-01 | 2000-02-14 | 耐熱性乾式摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000034667A JP2000219873A (ja) | 2000-01-01 | 2000-02-14 | 耐熱性乾式摩擦材 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08824089A Division JP3219151B2 (ja) | 1989-04-08 | 1989-04-08 | 耐熱性乾式摩擦材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000219873A true JP2000219873A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=18558966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000034667A Pending JP2000219873A (ja) | 2000-01-01 | 2000-02-14 | 耐熱性乾式摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000219873A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103387814A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-11-13 | 王光明 | 一种新型耐磨材料及其制备方法 |
| JPWO2012066968A1 (ja) * | 2010-11-19 | 2014-05-12 | 日立化成株式会社 | ノンアスベスト摩擦材組成物、これを用いた摩擦材及び摩擦部材 |
| JP2016079252A (ja) * | 2014-10-14 | 2016-05-16 | 日本ブレーキ工業株式会社 | 摩擦材組成物、摩擦材及び摩擦部材 |
| WO2016204299A1 (ja) * | 2015-06-19 | 2016-12-22 | 株式会社アドヴィックス | 非石綿系摩擦材 |
-
2000
- 2000-02-14 JP JP2000034667A patent/JP2000219873A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2017075325A (ja) * | 2010-11-19 | 2017-04-20 | 日立化成株式会社 | ノンアスベスト摩擦材組成物、これを用いた摩擦材及び摩擦部材 |
| JP2018127639A (ja) * | 2010-11-19 | 2018-08-16 | 日立化成株式会社 | ノンアスベスト摩擦材組成物、これを用いた摩擦材及び摩擦部材 |
| CN103387814A (zh) * | 2013-07-30 | 2013-11-13 | 王光明 | 一种新型耐磨材料及其制备方法 |
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