JP2000220064A - 手袋およびその編成方法 - Google Patents
手袋およびその編成方法Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 15
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、手袋編機に備えられた一つカミソ
リだけを使用し、また上記のような増目を行うことなく
小指と薬指間の指股部が薬指と中指間および中指と人差
指間の各指股部よりも一段深く喰い込んだ手袋とこれを
得るための編成方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 手袋編機で手袋を編成する際に、四本胴
の編成の前に薬指、中指、人差指からなる三本胴の編成
を行うとともに前記三本胴の編成を薬指の指袋に続いて
薬指の指袋の編成に使用した針を使って小指側の編目コ
ース数が中指側の編目コース数よりも多くして編まれる
三本胴と、中指、人差指の指袋の編成の後に編まれる三
本胴とに二分して編成する。
リだけを使用し、また上記のような増目を行うことなく
小指と薬指間の指股部が薬指と中指間および中指と人差
指間の各指股部よりも一段深く喰い込んだ手袋とこれを
得るための編成方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 手袋編機で手袋を編成する際に、四本胴
の編成の前に薬指、中指、人差指からなる三本胴の編成
を行うとともに前記三本胴の編成を薬指の指袋に続いて
薬指の指袋の編成に使用した針を使って小指側の編目コ
ース数が中指側の編目コース数よりも多くして編まれる
三本胴と、中指、人差指の指袋の編成の後に編まれる三
本胴とに二分して編成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小指と薬指間の指
股部が薬指と中指間および中指と人差指間の各指股部よ
りも一段深く喰い込んだ手袋およびその編成方法に関す
る。
股部が薬指と中指間および中指と人差指間の各指股部よ
りも一段深く喰い込んだ手袋およびその編成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】手袋編機を用いての手袋の編成は通常次
のように行われる。手袋はまず小指の指袋から編み始
め、薬指、中指、人差指の順に各指袋が編まれた後、小
指から人差指までを一つの筒状体として四本胴を編成す
る。四本胴の編成の後、親指の編成が行われた後、親指
と先に編まれた四本胴を一つにして五本胴が編まれた
後、手首部の編成が行われて終了する。
のように行われる。手袋はまず小指の指袋から編み始
め、薬指、中指、人差指の順に各指袋が編まれた後、小
指から人差指までを一つの筒状体として四本胴を編成す
る。四本胴の編成の後、親指の編成が行われた後、親指
と先に編まれた四本胴を一つにして五本胴が編まれた
後、手首部の編成が行われて終了する。
【0003】手袋編機には、各指袋間の付け根(指股
部)に股重ね編成を施して該部分に孔があかないように
するためのカミソリと呼ばれる抑止杆が備えられてい
る。カミソリを作用させて先に編成された指袋の編目の
うち次に編成する指袋に近い側の2〜3目を抑えて編針
に係止させた状態にし、この編目を係止した編針を次の
指袋の編成にも使用して次の指袋の編成を行う。この動
作が小指から人差指までの各指股部で行われるようにカ
ミソリの位置をその都度移動させていく。そして人差指
の指袋の編成が行われた後に、編糸を周回させて四本胴
の編成を行い、各指股部に形成された股重ねの編目を重
合させる。このような編成は四本胴と親指との間でも行
われ、このように編まれた手袋の指股部は孔があかず、
且つ強固なものに仕上げることができる。
部)に股重ね編成を施して該部分に孔があかないように
するためのカミソリと呼ばれる抑止杆が備えられてい
る。カミソリを作用させて先に編成された指袋の編目の
うち次に編成する指袋に近い側の2〜3目を抑えて編針
に係止させた状態にし、この編目を係止した編針を次の
指袋の編成にも使用して次の指袋の編成を行う。この動
作が小指から人差指までの各指股部で行われるようにカ
ミソリの位置をその都度移動させていく。そして人差指
の指袋の編成が行われた後に、編糸を周回させて四本胴
の編成を行い、各指股部に形成された股重ねの編目を重
合させる。このような編成は四本胴と親指との間でも行
われ、このように編まれた手袋の指股部は孔があかず、
且つ強固なものに仕上げることができる。
【0004】しかし、小指から人差指までの四指の編成
と四本胴の編成は上記のように行われるため各指股部が
図5に示すようにラインP上に並んだ手袋15となる。
しかし実際の人の手は、小指と薬指間の指股部は薬指と
中指間および中指と人差指間の各指股部よりも一段深く
喰い込んでいる。そのため上記のように編成された手袋
では、着用の際に手袋が小指と薬指間の指股部の奥深く
までフィットし難かった。
と四本胴の編成は上記のように行われるため各指股部が
図5に示すようにラインP上に並んだ手袋15となる。
しかし実際の人の手は、小指と薬指間の指股部は薬指と
中指間および中指と人差指間の各指股部よりも一段深く
喰い込んでいる。そのため上記のように編成された手袋
では、着用の際に手袋が小指と薬指間の指股部の奥深く
までフィットし難かった。
【0005】本発明の出願人は、上記した点に鑑み、小
指と薬指間の指股部が他の指股部よりも一段深く喰い込
んた手袋を編成するために以下の提案を行っている。一
つは手袋を薬指から中指、人差指の順に各指股部で一方
のカミソリを作用させながら編成した後、薬指、中指、
人差指からなる三本胴を編成し、次に小指を編成する際
に小指に近い側の三本胴の編目に対し作用可能なもう一
つのカミソリを設けて、これを作用させて小指を編成し
た後、続いて四本胴を編成し、そして親指を編成し、次
に五本胴を編成した後手首部を編成するものである。こ
の方法ではカミソリを更にもう一つ付設する必要がある
など編機を大きく改良しなければならず編機が複雑にな
るとともにコストアップとなる。
指と薬指間の指股部が他の指股部よりも一段深く喰い込
んた手袋を編成するために以下の提案を行っている。一
つは手袋を薬指から中指、人差指の順に各指股部で一方
のカミソリを作用させながら編成した後、薬指、中指、
人差指からなる三本胴を編成し、次に小指を編成する際
に小指に近い側の三本胴の編目に対し作用可能なもう一
つのカミソリを設けて、これを作用させて小指を編成し
た後、続いて四本胴を編成し、そして親指を編成し、次
に五本胴を編成した後手首部を編成するものである。こ
の方法ではカミソリを更にもう一つ付設する必要がある
など編機を大きく改良しなければならず編機が複雑にな
るとともにコストアップとなる。
【0006】また他の方法として四本の指袋を小指側か
ら小指と薬指の間のみを股重ねをしないで順次編成し、
次に薬指、中指、人差指に続けて三本胴を編成し、三本
胴の編成の際に小指の指股部の編目を係止した前後の針
に編糸を供給して増目して小指、三本胴間の指股を重合
し、次に四本胴を編成した後、以下、親指、五本胴、手
首部を編成するものである。この方法では、小指と三本
胴との間の穴を塞ぐために増目を行う編針を増加させる
必要がある。また小指と薬指の股重ねをしない分だけ小
指の指袋、もしくは各指袋が窮屈なものになってしま
う。また小指と薬指の針数を適正にした場合には四本
胴、五本胴が幅広くなってしまう。
ら小指と薬指の間のみを股重ねをしないで順次編成し、
次に薬指、中指、人差指に続けて三本胴を編成し、三本
胴の編成の際に小指の指股部の編目を係止した前後の針
に編糸を供給して増目して小指、三本胴間の指股を重合
し、次に四本胴を編成した後、以下、親指、五本胴、手
首部を編成するものである。この方法では、小指と三本
胴との間の穴を塞ぐために増目を行う編針を増加させる
必要がある。また小指と薬指の股重ねをしない分だけ小
指の指袋、もしくは各指袋が窮屈なものになってしま
う。また小指と薬指の針数を適正にした場合には四本
胴、五本胴が幅広くなってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、手袋
編機に備えられた一つカミソリだけを使用し、また上記
のような増目を行うことなく小指と薬指間の指股部が薬
指と中指間および中指と人差指間の各指股部よりも一段
深く喰い込んだ手袋とこれを得るための編成方法を提供
することである。
編機に備えられた一つカミソリだけを使用し、また上記
のような増目を行うことなく小指と薬指間の指股部が薬
指と中指間および中指と人差指間の各指股部よりも一段
深く喰い込んだ手袋とこれを得るための編成方法を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段・作用効果】上記課題を達
成するために本発明では、前後に対向して設けた針床を
有する手袋編機に使用して小指2側から編み始め、薬指
3、中指4、続いて人差指5の順で四指の各指袋の編成
を行った後、四本胴8の編成を行い、しかる後に親指6
の指袋の編成を行った後、これに続けて五本胴9の編成
および手首部10を編成して編み上げられる手袋1の編
成方法において、四本胴の編成の前に薬指3、中指4、
人差指5からなる三本胴7の編成を行うとともに前記三
本胴7の編成を薬指3の指袋に続いて薬指3の指袋の編
成に使用した針を使って小指2側の編目コース数が中指
4側の編目コース数よりも多くして編まれる三本胴7a
と、中指、人差指の指袋の編成の後に編まれる三本胴7
bとに二分して編成するようにした。
成するために本発明では、前後に対向して設けた針床を
有する手袋編機に使用して小指2側から編み始め、薬指
3、中指4、続いて人差指5の順で四指の各指袋の編成
を行った後、四本胴8の編成を行い、しかる後に親指6
の指袋の編成を行った後、これに続けて五本胴9の編成
および手首部10を編成して編み上げられる手袋1の編
成方法において、四本胴の編成の前に薬指3、中指4、
人差指5からなる三本胴7の編成を行うとともに前記三
本胴7の編成を薬指3の指袋に続いて薬指3の指袋の編
成に使用した針を使って小指2側の編目コース数が中指
4側の編目コース数よりも多くして編まれる三本胴7a
と、中指、人差指の指袋の編成の後に編まれる三本胴7
bとに二分して編成するようにした。
【0009】また、前記三本胴7aにおいて小指・薬指
間の指股部Aと薬指・中指間の指股部Bに編目コースの
コース差を設けた。
間の指股部Aと薬指・中指間の指股部Bに編目コースの
コース差を設けた。
【0010】また、指股部A,Bに三本胴7aの編目コ
ースと三本胴7bの編目コースの境界部を設けるととも
にタックで境界部を繋いだ。
ースと三本胴7bの編目コースの境界部を設けるととも
にタックで境界部を繋いだ。
【0011】また、前記編目コースのコース差を4コー
スとした。
スとした。
【0012】これによれば、手袋編機を使用して手袋を
編成する際に、薬指、中指、人差指の三指をひとまとめ
にした三本胴の編成が追加されるとともにこの三本胴の
編成が薬指の指袋の編成に続いて行われる部分と、中
指、人差指の指袋の編成に続けて行われる部分とに二分
して行われる。手袋を小指の指袋から編み始め、次に薬
指の指袋の編成を行う。そして薬指の指袋の編成に続い
て三本胴の最初の部分を薬指の指袋の編成に使用した針
を使用して行う。三本胴の最初の部分では、三本胴の編
目コース数が小指側のほうが中指側に比べて多くなるよ
うに編成する。そして三本胴の後半部では、先に編まれ
なかった部分の編目コースを編成して三本胴を完成す
る。このように薬指の指袋に続けて編まれる三本胴の最
初の部分において、その編目コース数が小指側のほうが
中指側に比べて多くなるよう編成することで多くコース
数を多くして編まれた小指・薬指間の指股部が薬指・中
指間の指股部よりも深く食い込むこととなる。
編成する際に、薬指、中指、人差指の三指をひとまとめ
にした三本胴の編成が追加されるとともにこの三本胴の
編成が薬指の指袋の編成に続いて行われる部分と、中
指、人差指の指袋の編成に続けて行われる部分とに二分
して行われる。手袋を小指の指袋から編み始め、次に薬
指の指袋の編成を行う。そして薬指の指袋の編成に続い
て三本胴の最初の部分を薬指の指袋の編成に使用した針
を使用して行う。三本胴の最初の部分では、三本胴の編
目コース数が小指側のほうが中指側に比べて多くなるよ
うに編成する。そして三本胴の後半部では、先に編まれ
なかった部分の編目コースを編成して三本胴を完成す
る。このように薬指の指袋に続けて編まれる三本胴の最
初の部分において、その編目コース数が小指側のほうが
中指側に比べて多くなるよう編成することで多くコース
数を多くして編まれた小指・薬指間の指股部が薬指・中
指間の指股部よりも深く食い込むこととなる。
【0013】このようにして三本胴の前半部分を編成し
た後、これに続けて中指、人差指の指袋の編成を行う。
そして人差指の指袋の編成の後に、三本胴の後半部の編
成を行う。三本胴前半部と後半部の各編目コースの境界
部をタックで繋ぐことで編地がそこれ割れるのを防ぐ。
また、編目コース差を設ける位置を指股部分にすること
で三本胴の前半部と後半部の各編目コースの境界部分が
指股部に隠れるので手袋の外観を損ねることがない。ゲ
ージに合わせて編目コースの差を2から6コースとし、
例えば7ゲージの手袋では2コース、10ゲージの手袋
では4コース、14ゲージの手袋では6コースとするこ
とが好ましい。またこれら編目コースの差はこれらに限
定されるものでなく編糸の素材やループ長等の編成条件
に応じて適宜変更すればよい。
た後、これに続けて中指、人差指の指袋の編成を行う。
そして人差指の指袋の編成の後に、三本胴の後半部の編
成を行う。三本胴前半部と後半部の各編目コースの境界
部をタックで繋ぐことで編地がそこれ割れるのを防ぐ。
また、編目コース差を設ける位置を指股部分にすること
で三本胴の前半部と後半部の各編目コースの境界部分が
指股部に隠れるので手袋の外観を損ねることがない。ゲ
ージに合わせて編目コースの差を2から6コースとし、
例えば7ゲージの手袋では2コース、10ゲージの手袋
では4コース、14ゲージの手袋では6コースとするこ
とが好ましい。またこれら編目コースの差はこれらに限
定されるものでなく編糸の素材やループ長等の編成条件
に応じて適宜変更すればよい。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の手袋の編成方法につ
いての実施例を図面とともに以下詳細に説明する。図1
は本実施例の編成方法によって編まれた手袋を示す。図
2は、図1で示す手袋を手袋編機で編成する場合の説明
図を示す。
いての実施例を図面とともに以下詳細に説明する。図1
は本実施例の編成方法によって編まれた手袋を示す。図
2は、図1で示す手袋を手袋編機で編成する場合の説明
図を示す。
【0015】本実施例に係る手袋の編成は、例えば株式
会社島精機製作所製のフルジャカード手袋編機(機種
名:SJF)で実施することができる。図2は10ゲー
ジ、Mサイズの手袋の例を示し、小指1は各ベッド13
針(前後ベッド合わせて26針)を使って指袋が編ま
れ、薬指2、中指3、人差指4はそれぞれ14針、そし
て親指5は15針が使用される。小指2、薬指3、中指
4、人差指5の各指袋間の指股部A,B,C、および四
本胴8と親指6間の指股部Dでは各3針(前後ベッド合
わせて6針)が股重ね用に使用される。よって三本胴7
は36針、四本胴8は46針、五本胴9および手首部1
0は58針が編成に関与する。
会社島精機製作所製のフルジャカード手袋編機(機種
名:SJF)で実施することができる。図2は10ゲー
ジ、Mサイズの手袋の例を示し、小指1は各ベッド13
針(前後ベッド合わせて26針)を使って指袋が編ま
れ、薬指2、中指3、人差指4はそれぞれ14針、そし
て親指5は15針が使用される。小指2、薬指3、中指
4、人差指5の各指袋間の指股部A,B,C、および四
本胴8と親指6間の指股部Dでは各3針(前後ベッド合
わせて6針)が股重ね用に使用される。よって三本胴7
は36針、四本胴8は46針、五本胴9および手首部1
0は58針が編成に関与する。
【0016】本発明の手袋の編成方法は、小指2と薬指
3間の指股部Aが薬指3と中指4間および中指4と人差
指5間の各指股部B,Cよりも一段深く(図1のh)喰
い込んだ手袋とするために設けた三本胴7の編成に特徴
を有するもので、小指2、薬指3、中指4、人差指5の
各指の編成、四本胴8から親指6、そして五本胴9と手
首部10の編成および各指股にカミソリを作用させての
編成は従来と同様な方法で編まれる。よってここでは手
袋編成における既知である上記した各部の具体的な編成
についての説明は省略する。
3間の指股部Aが薬指3と中指4間および中指4と人差
指5間の各指股部B,Cよりも一段深く(図1のh)喰
い込んだ手袋とするために設けた三本胴7の編成に特徴
を有するもので、小指2、薬指3、中指4、人差指5の
各指の編成、四本胴8から親指6、そして五本胴9と手
首部10の編成および各指股にカミソリを作用させての
編成は従来と同様な方法で編まれる。よってここでは手
袋編成における既知である上記した各部の具体的な編成
についての説明は省略する。
【0017】小指2と薬指3間の指股部Aを他より一段
深く喰い込ませるために三本胴7の編成を設けるととも
にこの三本胴7を三本胴7aと三本胴7bに分け、三本
胴7aを薬指3の指袋の編成に続けて行い、その後、中
指4、人差指5の指袋の編成をした後に、三本胴7bの
編成を行うようにした。以下三本胴7の編成について詳
細に説明する。図3には、三本胴7についての詳細な編
成ステップを示すとともにこの三本胴7の編成に前後し
て行われる小指2、薬指3、中指4、人差指5および四
本胴8の概略の編成を示す。尚、図3では、小指1〜人
差指5の四指をそれぞれ前後12針、各指股部を3針、
四本胴8を39針として示した。
深く喰い込ませるために三本胴7の編成を設けるととも
にこの三本胴7を三本胴7aと三本胴7bに分け、三本
胴7aを薬指3の指袋の編成に続けて行い、その後、中
指4、人差指5の指袋の編成をした後に、三本胴7bの
編成を行うようにした。以下三本胴7の編成について詳
細に説明する。図3には、三本胴7についての詳細な編
成ステップを示すとともにこの三本胴7の編成に前後し
て行われる小指2、薬指3、中指4、人差指5および四
本胴8の概略の編成を示す。尚、図3では、小指1〜人
差指5の四指をそれぞれ前後12針、各指股部を3針、
四本胴8を39針として示した。
【0018】まず従来の手袋と同様な方法で小指2と薬
指3の編成を行う。
指3の編成を行う。
【0019】次に薬指3の編成に続けて、三本胴7aの
編成を開始する。三本胴7aは、まずキャリッジ左行き
で針aを除く薬指3の編成に使用された前ベッドの針l
〜bでニットして編目コース1fを形成する。続くキャ
リッジ右行きで前ベッドの針a,bを除く針c〜lでニ
ットして編目コース2fを形成する。次にキャリッジ左
行きで後ベッドの針mを除く針x〜nでニットして編目
コース1bを形成し、続くキャリッジ右行きで針m,n
を除く針o〜xでニットして編目コース2bを形成す
る。そして次のキャリッジ左行きで前ベッドの針l,
k,jでニットして編目コース3fを形成し、続くコー
スで前ベッドの針k,lでニットして編目コース4fを
形成する。続くキャリッジ左行きで後ベッドの針x,
w,vでニットして編目コース3bを形成した後、続く
コースで針w,xでニットして編目コース4bを形成す
る。
編成を開始する。三本胴7aは、まずキャリッジ左行き
で針aを除く薬指3の編成に使用された前ベッドの針l
〜bでニットして編目コース1fを形成する。続くキャ
リッジ右行きで前ベッドの針a,bを除く針c〜lでニ
ットして編目コース2fを形成する。次にキャリッジ左
行きで後ベッドの針mを除く針x〜nでニットして編目
コース1bを形成し、続くキャリッジ右行きで針m,n
を除く針o〜xでニットして編目コース2bを形成す
る。そして次のキャリッジ左行きで前ベッドの針l,
k,jでニットして編目コース3fを形成し、続くコー
スで前ベッドの針k,lでニットして編目コース4fを
形成する。続くキャリッジ左行きで後ベッドの針x,
w,vでニットして編目コース3bを形成した後、続く
コースで針w,xでニットして編目コース4bを形成す
る。
【0020】上記のように編成することで薬指3を編成
した前ベッドの針k,lと後ベッドの針w,xにそれぞ
れ4コースの編目ループ、前ベッドの針jと後ベッドの
針vにそれぞれ3コースの編目ループ、前ベッドの針c
〜iと後ベッドの針o〜uにそれぞれ2コースの編目ル
ープ、前ベッドの針bと後ベッドの針nにそれぞれ1コ
ースの編目ループが形成され、前ベッドの針aと後ベッ
ドの針mには編目ループは形成されない。これは編目ル
ープのコース数が小指2と薬指3間の指股部Aから薬指
3と中指4間の指股部Bに行くに連れ少なくなっている
ことを意味する。
した前ベッドの針k,lと後ベッドの針w,xにそれぞ
れ4コースの編目ループ、前ベッドの針jと後ベッドの
針vにそれぞれ3コースの編目ループ、前ベッドの針c
〜iと後ベッドの針o〜uにそれぞれ2コースの編目ル
ープ、前ベッドの針bと後ベッドの針nにそれぞれ1コ
ースの編目ループが形成され、前ベッドの針aと後ベッ
ドの針mには編目ループは形成されない。これは編目ル
ープのコース数が小指2と薬指3間の指股部Aから薬指
3と中指4間の指股部Bに行くに連れ少なくなっている
ことを意味する。
【0021】上記三本胴7aの編成に続いて中指4、人
差指5の編成が行われた後、続く三本胴7bの編成が開
始される。
差指5の編成が行われた後、続く三本胴7bの編成が開
始される。
【0022】三本胴7bは、まずキャリッジ右行きで後
ベッドの針で人差指5、中指4を編成した針でニットす
るとともに中指4と薬指3間の指股部Bでは針mでニッ
ト、針oでタックする。これと同時に人差指5と中指
4、中指4と薬指3の指股部C,Bの前後の編地を連結
するために前ベッドの針でニットし、ニットループC
1,B1を形成する。次にキャリッジ左行きで後ベッド
の指股部Bの針n,mとそれに続く中指4、人差指5に
かけての針でニットする。続くキャリッジ右行きで前ベ
ッドの人差指5、中指4に位置する針でニットするとと
もに指股部Bでは針aでニットする。次にキャリッジ左
行きで前ベッドの指股部Bの針cでタックするとともに
針b,aとそれに続く中指4、人差指5にかけての針で
ニットする。次のキャリッジ右行きで後ベッドの針で人
差指5、中指4の針でニットするとともに針m〜uでニ
ット、針wでタックする。続いてキャリッジ左行きで後
ベッド針v〜mとそれに続く中指4、人差指5にかけて
の針でニットする。再度キャリッジ右向きに反転させ、
前ベッドの人差指5、中指4に位置する針でニットする
とともに針a〜iでニットし、次のキャリッジ左行きで
前ベッドの針kでタックし、針j〜aとそれに続く中指
4、人差指5の針でニットする。
ベッドの針で人差指5、中指4を編成した針でニットす
るとともに中指4と薬指3間の指股部Bでは針mでニッ
ト、針oでタックする。これと同時に人差指5と中指
4、中指4と薬指3の指股部C,Bの前後の編地を連結
するために前ベッドの針でニットし、ニットループC
1,B1を形成する。次にキャリッジ左行きで後ベッド
の指股部Bの針n,mとそれに続く中指4、人差指5に
かけての針でニットする。続くキャリッジ右行きで前ベ
ッドの人差指5、中指4に位置する針でニットするとと
もに指股部Bでは針aでニットする。次にキャリッジ左
行きで前ベッドの指股部Bの針cでタックするとともに
針b,aとそれに続く中指4、人差指5にかけての針で
ニットする。次のキャリッジ右行きで後ベッドの針で人
差指5、中指4の針でニットするとともに針m〜uでニ
ット、針wでタックする。続いてキャリッジ左行きで後
ベッド針v〜mとそれに続く中指4、人差指5にかけて
の針でニットする。再度キャリッジ右向きに反転させ、
前ベッドの人差指5、中指4に位置する針でニットする
とともに針a〜iでニットし、次のキャリッジ左行きで
前ベッドの針kでタックし、針j〜aとそれに続く中指
4、人差指5の針でニットする。
【0023】上記のように三本胴7bを編成することで
図4に示すように先に編まれた三本胴7aのコース1と
三本胴7bのコース5で人差指5〜薬指3までの三本胴
の1コースを完成する。同様に三本胴7aのコース2,
3,4と三本胴7bのコース6,7,8で続く3コース
が完成され、合わせて三本胴7に4コース分の編目ルー
プを形成したことになる。尚、三本胴7bの編成で行わ
れたタックは三本胴7aと三本胴7bのコースの境界部
で目が割れないように繋ぐためのものである。
図4に示すように先に編まれた三本胴7aのコース1と
三本胴7bのコース5で人差指5〜薬指3までの三本胴
の1コースを完成する。同様に三本胴7aのコース2,
3,4と三本胴7bのコース6,7,8で続く3コース
が完成され、合わせて三本胴7に4コース分の編目ルー
プを形成したことになる。尚、三本胴7bの編成で行わ
れたタックは三本胴7aと三本胴7bのコースの境界部
で目が割れないように繋ぐためのものである。
【0024】三本胴7に続けて四本胴8の編成が行われ
る。四本胴8はキャリッジ右行きにおける最初のコース
編成で人差指5から小指2にかけてを後ベッドの針でニ
ットする際に小指2と薬指3間の指股部Aの編地を前後
に連結するために前ベッドの針でニットしてニットルー
プA1を形成する。指股部C,Bでは先の三本胴7の編
成の間にC1,B1を形成して既に連結を行っている
が、指股部Aではまだ行われていなかったためでここで
行われる。これ以降の四本胴8、親指6、五本胴9およ
び手首部10の編成は従来と同様な編成で行われて手袋
の編成を終了する。
る。四本胴8はキャリッジ右行きにおける最初のコース
編成で人差指5から小指2にかけてを後ベッドの針でニ
ットする際に小指2と薬指3間の指股部Aの編地を前後
に連結するために前ベッドの針でニットしてニットルー
プA1を形成する。指股部C,Bでは先の三本胴7の編
成の間にC1,B1を形成して既に連結を行っている
が、指股部Aではまだ行われていなかったためでここで
行われる。これ以降の四本胴8、親指6、五本胴9およ
び手首部10の編成は従来と同様な編成で行われて手袋
の編成を終了する。
【0025】尚、上記した実施例では、図4で分かりや
すく説明するようにそれぞれ別々に編まれた三本胴7a
と三本胴7bを足し合わせると全体として4コースから
なる三本胴と、三本胴7aにおける指股Aと指股Bのコ
ースの段差を4コースとした例を示したが、ゲージに合
わせて編目コースの差を2から6コースとし、例えば7
ゲージの手袋では2コース、10ゲージの手袋では4コ
ース、14ゲージの手袋では6コースとするなどゲージ
が細かくなるに従いコース差を大きく設定することが好
ましい。また所望する喰い込みhの深さ、あるいは編糸
の素材やループ長等の編成条件に応じて指股Aと指股B
の段差、および三本胴を編成コース数を適宜調整するこ
ともできる。
すく説明するようにそれぞれ別々に編まれた三本胴7a
と三本胴7bを足し合わせると全体として4コースから
なる三本胴と、三本胴7aにおける指股Aと指股Bのコ
ースの段差を4コースとした例を示したが、ゲージに合
わせて編目コースの差を2から6コースとし、例えば7
ゲージの手袋では2コース、10ゲージの手袋では4コ
ース、14ゲージの手袋では6コースとするなどゲージ
が細かくなるに従いコース差を大きく設定することが好
ましい。また所望する喰い込みhの深さ、あるいは編糸
の素材やループ長等の編成条件に応じて指股Aと指股B
の段差、および三本胴を編成コース数を適宜調整するこ
ともできる。
【0026】また上記実施例では、指股Aと指股Bでコ
ースの段差を段階的に得るためのコースの境界を指股A
や指股Bに設けるようにして、三本胴7aと三本胴7b
のコース間の繋ぎ部分が編み上がった手袋の指股部分に
隠れるようにして目立たないようしたが、段階的に設定
される境界部がこれらの箇所に限定されるものではな
い。
ースの段差を段階的に得るためのコースの境界を指股A
や指股Bに設けるようにして、三本胴7aと三本胴7b
のコース間の繋ぎ部分が編み上がった手袋の指股部分に
隠れるようにして目立たないようしたが、段階的に設定
される境界部がこれらの箇所に限定されるものではな
い。
【図1】本実施例の編成方法によって編まれた手袋を示
した図である。
した図である。
【図2】図1で示した手袋を手袋編機で編成する場合の
説明図で各部位の名称や針立て数を示した図である。
説明図で各部位の名称や針立て数を示した図である。
【図3】実施例における三本胴の編成ステップと三本胴
の編成に前後して行われる小指、薬指、中指、人差指お
よび四本胴の概略の編成を示した図である。
の編成に前後して行われる小指、薬指、中指、人差指お
よび四本胴の概略の編成を示した図である。
【図4】三本胴Aと三本胴Bのコース図を示した図であ
る。
る。
【図5】従来の手袋を示した図である。
1…手袋、2…小指、3…薬指、4…中指、5…人差
指、6…親指、7,7a,7b…三本胴、8…四本胴、
9…五本胴、10…手首部、A,B,C,D…指股部
指、6…親指、7,7a,7b…三本胴、8…四本胴、
9…五本胴、10…手首部、A,B,C,D…指股部
Claims (7)
- 【請求項1】 前後に対向して設けた針床を有する手袋
編機に使用して小指2側から編み始め、薬指3、中指
4、続いて人差指5の順で四指の各指袋の編成を行った
後、四本胴8の編成を行い、しかる後に親指6の指袋の
編成を行った後、これに続けて五本胴9の編成および手
首部10を編成して編み上げられる手袋1の編成方法に
おいて、 四本胴8の編成の前に薬指3、中指4、人差指5からな
る三本胴7の編成を行うとともに前記三本胴7の編成を
薬指3の指袋に続いて薬指3の指袋の編成に使用した針
を使って小指2側の編目コース数が中指4側の編目コー
ス数よりも多くして編まれる三本胴7aと、中指4・人
差指5の指袋の編成の後に編まれる三本胴7bとに二分
して編成することを特徴とする手袋編機における手袋の
編成方法。 - 【請求項2】 前記三本胴7aにおいて小指・薬指間の
指股部Aと薬指・中指間の指股部Bに編目コースのコー
ス差を設けたことを特徴とする請求項1に記載の手袋編
機における手袋の編成方法。 - 【請求項3】 指股部A,Bに三本胴7aの編目コース
と三本胴7bの編目コースの境界部を設けるとともにタ
ックで境界部を繋いだ請求項2に記載の手袋編機におけ
る手袋の編成方法。 - 【請求項4】 前記編目コースのコース差を4コースと
した請求項1〜3の何れかに記載の手袋編機における手
袋の編成方法。 - 【請求項5】 前後に対向して設けた針床を有する手袋
編機に使用して小指2側から編み始め、薬指3、中指
4、続いて人差指5の順で四指の各指袋の編成を行った
後、四本胴8の編成を行い、しかる後に親指6の指袋の
編成を行った後、これに続けて五本胴9の編成および手
首部10を編成して編み上げられる手袋1において、四
本胴8と前記四指との間に薬指3、中指4、人差指5か
らなる三本胴7の編み部分を設けるとともに前記三本胴
7を薬指3の指袋に続いて薬指3の指袋の編成に使用し
た針を使って小指2側の編目コース数が中指4側の編目
コース数よりも多くして編まれる三本胴7aと、中指・
人差指の指袋の編成の後に編まれる三本胴7bとに二分
して編成したことを特徴とする手袋。 - 【請求項6】 前記三本胴7aにおいて小指・薬指間の
指股部Aと薬指・中指間の指股部Bに編目コースのコー
ス差を設けたことを特徴とする請求項5に記載の手袋。 - 【請求項7】 指股部A,Bに三本胴7aの編目コース
と三本胴7bの編目コースの境界部を設けるとともにタ
ックで境界部を繋いだ請求項6に記載の手袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2115199A JP2000220064A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 手袋およびその編成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2115199A JP2000220064A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 手袋およびその編成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220064A true JP2000220064A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12046920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2115199A Pending JP2000220064A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 手袋およびその編成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220064A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002052966A1 (en) * | 2000-12-27 | 2002-07-11 | Shima Seiki Mfg.,Ltd. | Knitted glove |
| WO2006109782A1 (ja) * | 2005-04-12 | 2006-10-19 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | 筒状編地の編成方法 |
| WO2007055239A1 (ja) * | 2005-11-11 | 2007-05-18 | Shima Seiki Mfg., Ltd. | 指袋付きの靴下または手袋の編成方法および指袋付きの靴下または手袋 |
| WO2013129336A1 (ja) * | 2012-03-01 | 2013-09-06 | ショーワグローブ株式会社 | 手袋製造方法、コーティング手袋製造方法、手袋及びコーティング手袋 |
| KR101484988B1 (ko) | 2007-06-12 | 2015-01-21 | 가부시키가이샤 시마세이키 세이사쿠쇼 | 손가락부를 구비하는 양말 또는 장갑의 편성방법 및손가락부를 구비하는 양말 또는 장갑 |
| KR20190000966U (ko) * | 2017-10-14 | 2019-04-24 | 가부시키가이샤 시마세이키 세이사쿠쇼 | 장갑 편성기 |
| CN111270396A (zh) * | 2020-03-13 | 2020-06-12 | 浙江睿丰智能科技有限公司 | 一种成型分指的手套编织方法 |
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| CN115418786A (zh) * | 2022-10-11 | 2022-12-02 | 东阳市鸿胜工业科技有限公司 | 一种针织横机的编织方法 |
| CN119956551A (zh) * | 2023-11-08 | 2025-05-09 | 株式会社岛精机制作所 | 筒状针织物的编织方法 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP2115199A patent/JP2000220064A/ja active Pending
Cited By (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR101484988B1 (ko) | 2007-06-12 | 2015-01-21 | 가부시키가이샤 시마세이키 세이사쿠쇼 | 손가락부를 구비하는 양말 또는 장갑의 편성방법 및손가락부를 구비하는 양말 또는 장갑 |
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