JP2000220207A - 鉄筋コンクリート建物 - Google Patents

鉄筋コンクリート建物

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JP2000220207A
JP2000220207A JP11025800A JP2580099A JP2000220207A JP 2000220207 A JP2000220207 A JP 2000220207A JP 11025800 A JP11025800 A JP 11025800A JP 2580099 A JP2580099 A JP 2580099A JP 2000220207 A JP2000220207 A JP 2000220207A
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Japan
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wall
reinforced concrete
floor
building
strength
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JP11025800A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Hasegawa
寛 長谷川
Sakae Ebata
栄 江端
Koichi Nochida
孝一 後田
Ryohei Miyahara
良平 宮原
Tadaaki Oikawa
忠彰 及川
Nobuaki Oshima
宣昭 大島
Atsushi Miura
淳 三浦
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、鉄筋コンクリート製の建屋のスペ
ース効率を建屋強度の低下を避けて実現することを目的
としている。 【解決手段】鉄筋コンクリート製の建屋の床兼天井壁1
5や側壁は、天井の梁1の領域が床兼天井壁15や側壁
の壁の一部分内に内蔵されて他部の壁部分に比べて梁の
機能を有する強度に補強されているので、梁や柱の出っ
張りを無くして建屋内のスペース効率の良い平坦な壁面
を強度を低下することなく実現出来、配管21やダクト
23の布設も梁の迂回を必要としないから直線ルートに
て易く容易に実行出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
製建物に係わる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭61−254727号公報や特開昭61−10
6872号公報には、梁や柱が記載されていない建物構造が
示されている。
【0003】しかし、それらの建物構造にプラント機器
などの重量物を据付け且つ広い空間を確保しようとする
と、壁だけで建物自重や機器の重量を十分に支持し難い
ことが想定される。
【0004】従って、その想定が現実とならないよう
に、大型の梁や柱が採用される。
【0005】その一例として、特開平4−254644 号公報
が掲げられる。その一例の如く、柱や梁は床を兼ねた天
井壁や側壁から室内に大きく突き出して、壁面から突き
出し端面までの間のデッドスペースが生じ、スペース効
率が悪い。
【0006】鉄筋コンクリート製建物の各階の床兼天井
壁並びに側壁部は、機器,配管等の相当量の荷重が掛か
るため、その荷重を支えるための梁及び柱は床兼天井
壁,側壁と同一平面上から相当室内に突き出した形状の
構造となっている。
【0007】典型的な梁などの構造をいかに示す。
【0008】図2は従来工法での床・天井壁15部の梁
1及び柱2の接続部における梁突き出し構造とした断面
図を示す。この従来工法では、梁1及び柱2の接続部を
構成する躯体構造は、梁1内の鉄筋10,コンクリート
11等の強度部材に加え、梁1及び柱2の接続部に螺旋
状のあばら筋3にて構成され、その内側には主筋5によ
り補強する強度部材の構造となっている。
【0009】図3のように、床・天井壁15部の梁1の
構造は梁1の梁下6が床・天井壁15下面から下方に突
き出た断面を有する。従来工法では、梁1を構成する躯
体構造は、梁1内の鉄筋10,コンクリート11等の強
度部材に加え、梁1内に採用された螺旋状のあばら筋3
にて構成され、その内側には主筋5により補強する強度
部材の構造となっている。
【0010】上記のあばら筋3及び主筋5と梁1部の鉄
筋10,コンクリート11等の強度部材により、床・天
井壁15の強度を満足する必要から、図2の柱付きの場
合も、柱無しの場合も、梁下6が大きく室内に突き出し
た構造となっていた。
【0011】図5は側壁7部における従来工法での柱8
が突き出した構造を上部からみた断面図を示す。従来工
法は、側壁7内の柱8を構成する躯体構造は、側壁7部
の鉄筋10,鉄骨,コンクリート11等の強度部材に加
え、側壁7及び柱8の接続部に螺旋状の帯筋4により構
成され、その内側には主筋5により補強する強度部材の
構造となっている。
【0012】上記、帯筋4及び主筋5は、柱8部の鉄筋
10,鉄骨,コンクリート11等により、側壁7部の強
度を満足させるために、側壁7部より室内に突き出した
構造となっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来工法における建屋
の床兼天井壁,側壁部の鉄筋コンクリート躯体工事にお
いては、平坦な床部の型枠・配筋工事の他にこれと平行
して突き出し型の梁部の型枠・配筋工事を施工する必要
がある。そのため、型枠及び配筋工事においては、突き
出し型枠部の施工が複雑でクリティカルとなり多くの労
力と作業期間を要している。
【0014】また、機器,配管,ダクト等の設計・施工
においては、床兼天井壁15と梁下6(または壁と柱突
き出し間)の空間にデッドスペース14が生じている
為、建物のサイズアップ及び配管,サポート等の物量ア
ップに繋がると共に梁1と機器,配管,ダクト等の干渉
回避のコンポジット調整に多くの労力を要している。
【0015】その干渉回避は、概ね、図7のように、配
管21を代表にして説明すれば、梁1を迂回するように
下向きに曲げられ、梁1の下端面以下の室内の低い高さ
を水平に通過させ、再度別の梁1の近傍で元の高さに曲
げ上げられることによっている。
【0016】このため、配管の曲げ回数が増加して配管
内の流体の流れの抵抗増加で、流体の駆動力を増加させ
ねばならないなどの事態を引き起こすばかりか、配管が
室内の低い位置を通過することによって室内の床に据え
つけた機器との干渉回避を考慮しなければならないなど
の課題を生じる。
【0017】従来工法では、更には建物の建築に供する
足場31を突き出した柱8を躱した位置に設置する為、
側壁側に足場を寄せることが出来ずに、工程上先行した
機器の搬入を必要とするエリアに於いては足場31と機
器との干渉が発生する等、建築に係わる作業と機器搬入
据付けに係る作業との併進作業上、支障を来たす要因と
もなりうる。
【0018】床兼天井壁15の下または側壁と柱突き出
し間の空間にデッドスペース14が生じる為、建物のサ
イズアップ及び床兼天井壁15に沿って敷設される配
管,サポート等の物量アップに繋がると共に床兼天井壁
15に沿って敷設される機器,配管,ダクト,電気ケー
ブル等のトレイ等のルート構造が複雑化し、干渉回避の
コンポジット調整に多くの労力を要していた。
【0019】本発明の目的は、鉄筋コンクリート製建物
のスペース効率を強度を確保しながら向上する事にあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
手段は、一例として、鉄筋コンクリート製建物の鉄筋コ
ンクリート製の床兼天井壁部の強度部材(鉄筋,コンク
リート等)を従来の床兼天井壁の強度に加え、更に従来
突き出ていた梁部の強度と同等の強度となる様に部材ア
ップ或いは鉄筋を追設補強することにより、床兼天井壁
からの突き出し梁部を無くした無梁化構造である。
【0021】同じく他の手段は、一例として、鉄筋コン
クリート製建物の鉄筋コンクリート製の側壁の強度部材
(鉄筋,鉄骨,コンクリート等)を従来の側壁の強度に
加え、更に側壁から突き出し柱部の強度と同等の強度と
なる様部材アップ或いは鉄筋を追設補強することによ
り、側壁からの突き出し柱部を無くした無柱化構造であ
る。
【0022】
【発明の実施の形態】原子力発電所の各建屋のうち、原
子炉建屋やタービン建屋は鉄筋コンクリート製の建屋で
あることが一般的である。
【0023】その鉄筋コンクリート製の建屋を建設する
際には、建屋の各階の床兼天井壁並びに側壁部は、機
器,配管等の相当量の荷重が掛かるため、その荷重を支
えるため床兼天井壁,側壁に相当の強度を設定してい
る。
【0024】建屋の床兼天井壁15を建設する躯体工事
においては、まず建設する床兼天井壁15の階下の床に
支保工を立てて建設する床兼天井壁15のコンクリート
型枠9を支持して設定する。支保工と型枠9を設定後、
建設する床兼天井壁15部の鉄筋10、更に螺旋状のあ
ばら筋3及び主筋5を図1のように配置して配筋し、配
筋作業を行なう。次に、建設する床兼天井壁15部の領
域にコンクリートを打設している。このことは建屋の側
壁7や柱2部の建設施工手順についても基本的には同様
である。
【0025】図1の床兼天井壁15内の点線で示した梁
1の領域に、図2に示した梁1の強度を設定するため
に、図1の梁1の領域に設定されるあばら筋3は床兼天
井壁15沿い(水平方向)に配備され、柱2の長手方向
(垂直方向)にも配備され、図1で見られるようにT字
型に配筋される。これら図1中のあばら筋3と主筋5と
鉄筋10とは、図2中の従来のあばら筋3と主筋5と鉄
筋10よりも強度の高いものを用いる。図1中のあばら
筋3と主筋5と鉄筋10とは、図2中の従来のあばら筋
3と主筋5と鉄筋10よりも太いものを採用して強度の
高いものとしている。しかも、図1と図2との比較から
分かるように、図1の例では、あばら筋3と主筋5との
配筋領域を図2の従来例よりも水平方向及び垂直方向に
広くし、あばら筋3内側の主筋5の本数も増加させて補
強しているので、補強領域がT字型に広がっている。
【0026】このようにして、梁1としての強度部材と
なるあばら筋3と主筋5と鉄筋10を高強度に補強し、
さらには、梁1の領域を水平方向と垂直方向とに広げて
従来と同等の梁の強度を床兼天井壁15の一部、図1の
点線で示した梁1の領域に設定して有る。
【0027】型枠9は、必要に応じて打設したコンクリ
ートにアンカーリングしてライニング材として図1のよ
うに残存させる場合が有る。その場合には、希望するラ
イニング材の材質で作られた鋼板が型枠として用いられ
る。側壁7の場合も同様である。
【0028】また、型枠9を残存させる必要の無い場合
には、コンクリートが硬化して養生後、型枠9及び支保
工を解体し、ケレン作業並びに清掃を実施している。側
壁7の場合も同様である。
【0029】コンクリートが硬化した後には、機器,配
管,ダクトや電気ケーブルのトレイ等の床兼天井壁15
や側壁7にたいしての搬入据付け作業を行う設備工事が
進められる。
【0030】このように建設された床兼天井壁15と柱
2との接続部における断面は、図1に示されるように、
床兼天井壁15内と柱2内の点線で表示した領域が梁1
の領域と成り、その梁1の領域と柱2の接続部における
梁1の領域の床兼天井壁15下方へ及び柱2の水平横方
向への突き出しを無くし、フラット構造としたことがわ
かる。
【0031】図1の例では、建物の鉄筋コンクリートの
天井部の梁1及び柱2構造において、床兼天井壁15部
の強度部材(鉄筋10,コンクリート11等)を従来の
15強度に加え、更に従来の突き出し梁1部の強度と同
等の強度となる様に、或いは、柱方向にあばら筋3を追
設補強し、上記に追従し主筋5の追設補強を行い、更に
は梁方向のあばら筋3の範囲拡大をすることで、図2の
従来構造と同等の床兼天井壁15の強度を満足でき、突
き出し梁部を無くした無梁化構造とすることを可能とす
る。
【0032】柱2との接続が無い場合での床兼天井壁1
5の構造は、図4に示されている。即ち、図4におい
て、床兼天井壁15の鉄筋10と螺旋状のあばら筋3と
少なくともあばら筋3で囲われた主筋5は、図3の従来
例による梁1の鉄筋10と螺旋状のあばら筋3とあばら
筋3で囲われた主筋5よりも太くて強度の高いものを採
用する。
【0033】この事によって、床兼天井壁15内の点線
で囲んだ梁1の領域では、図3の従来例による梁1と同
等の強度を有する。
【0034】さらに、十分な強度を得るためには、従来
では図4の一点鎖線で示した床兼天井壁15の厚さ13
aを実線で示した床兼天井壁15の厚さ13にまで増加
させて、その分高強度化する。床兼天井壁15の厚さ1
3を増加させるに際しては、図4の一点鎖線で示した従
来の梁の厚さよりも薄くするようにする。このために
は、床兼天井壁15の鉄筋10とあばら筋3と少なくと
もあばら筋3で囲われた主筋5は一層太い高強度のもの
としたり、それらの配筋密度を上げる対策を実行する。
【0035】このようにして、図4の床兼天井壁15は
梁の突き出しを無くしたフラット構造とした断面を有す
ることになる。
【0036】しかも、図4の点線で示した梁1の領域内
の床兼天井壁15の強度部材(鉄筋10,あばら筋3,
主筋5,コンクリート11等)を従来の床兼天井壁15
強度に加え、更に図3に示した従来の梁部の強度と同等
の強度となる様に増強或いは、床厚13を拡大すること
で、従来構造と同等の床兼天井壁15強度を満足できる
ため、突き出し梁部を無くした無梁化構造とすることを
可能とする。
【0037】このように、床兼天井壁15が梁1の突き
出しが無い平坦な構造となると、図8のように、配管2
1やダクト23やトレイ等の床兼天井壁15に敷設され
るものが曲げ回数の少ない状態、例えば一直線に、敷設
出来て配管21,ダクト23,トレイ等のルートを直線
化することが可能となり、設計/施工面の合理化を可能
とする。また、配管21内の流体の流れが配管曲がりに
よる抵抗を受けることなくスムーズとなり、その流体の
駆動力も低減出来る。
【0038】又、図8のように、配管21,ダクト2
3,トレイ等が図7の従来例に比べて高所を通過するこ
とが出来るので、配管21,ダクト23,トレイ等の下
方の床に設置される機器との干渉回避を配慮する頻度が
低減出来る。
【0039】本発明の実施例では、図2や図3で見受け
られるような梁1によるデッドスペース14が図8のよ
うに存在しないから、その分上下方向の有効空間高さ2
4が、同じ床兼天井壁15間間隔であっても拡大する。
【0040】鉄筋コンクリート製の建屋の側壁7の構造
は、図6に示されている。
【0041】即ち、図6において、側壁7の鉄筋10と
螺旋状の帯筋4と少なくとも帯筋4で囲われた主筋5
は、図5の従来例による柱8の鉄筋10と帯筋4と主筋
5よりも太くて強度の高いものを採用する。主筋5につ
いても図5の従来例よりも本数を多くすることで高強度
化を増進させる。
【0042】この事によって、側壁7内の点線で囲んだ
柱8の領域では、図5の従来例による柱8と同等の強度
を有する。
【0043】さらに、十分な強度を得るために、従来で
は図5の点線で示した柱8の領域を側壁に沿って図6の
点線で囲った広さに水平横方向へ拡大する。
【0044】このようにして、側壁7の一部を上端から
下端に至るまで、即ち柱8の領域の上端から下端に至る
まで連続的に高強度化し、高強度化する領域も水平横方
向に拡大する。
【0045】このような配筋状態でコンクリートを打設
して固化させれば、図6に示したように、側壁7は柱8
が突き出無いフラット構造とした断面を有することにな
る。しかも、図6の点線で示した柱8の領域内の柱の強
度部材(鉄筋10,帯筋4,主筋5,コンクリート11
等)を従来の柱8の強度を満足できる様にして有るか
ら、床兼天井壁15に据付けられる機器の重量を支持す
る十分な強度を有しながら突き出た柱8部の無い無柱化
構造とすることを可能となった。
【0046】このように、側壁7が柱8の突き出しが無
い平坦な構造となると、図5に示す水平方向のデッドス
ペース14が図6のように無くなり、水平方向のスペー
ス効率が良くなる。
【0047】このため、建屋の建設や機器据付けに使用
する足場31を従来よりも側壁7よりに寄せて置くこと
が出来る。この事は、足場31が存在していても、図5
の従来のデッドスペース14分だけ水平方向のスペース
を拡大出来るので、その足場を撤去することなく幅広な
機器を側壁7間の空間を通過させて搬入することが出来
る。よって、建屋の建設作業と機器搬入据付け作業とを
並進させて原子力発電所の工期を短縮することに貢献出
来る。床兼天井壁15についても図1や図4のように梁
の突き出しの無い構造を採用すれば、上下方向が従来よ
り大きな機器の搬入通過を許容出来、大型機器を小分け
にして搬入する手間と小分け部品を分ける前の状態に組
み付ける手間が軽減される。搬入スペース拡大による搬
入機器のモジュール化範囲の拡大でモジュール化した機
器の搬入作業が効率良く行える。これらのことは、原子
力発電所のプラント建設工期の短縮に貢献出来る。
【0048】このように、図6の側壁7と図1や図4の
床兼天井壁15を採用した本実施例の鉄筋コンクリート
製の建屋にあっては、以下の効果が得られる。
【0049】即ち、柱8や梁1の領域が壁の一部内側に
他部の壁部分より高強度の状態で存在するので、梁1と
柱8による高強度の建屋にも係らず、デッドスペース1
4の無い、スペース効率の良い建屋が得られる。
【0050】又、従来工法での型枠9及び配筋工事にお
いては、梁や柱の突き出し形状に合わせた型枠の施工が
複雑でクリティカルとなり多くの労力と作業期間を要す
る要因になっており、更には建築側の足場31が突き出
した柱8を躱した位置に設置の為、工程上足場のある状
態で先行して機器の搬入を必要とするエリアに於いては
足場31と機器との干渉が発生する等、建屋の建設と機
器の搬入据付けの併進作業上、支障を来たす要因ともな
りうるが、本発明の実施例では、突き出し部分の型枠9
及び配筋工事におけるクリティカル工程が排除され、足
場31設置の状態においても、柱突き出し部に左右され
ることなく壁面を基準に足場設置が可能となり、据付け
対象の機器等の設備の搬入有効スペースが拡大する。こ
の事も、搬入スペース拡大による搬入機器のモジュール
化範囲の拡大でモジュール化した機器の搬入作業が効率
良く行え、原子力発電所のプラント建設工期の短縮に貢
献出来る。
【0051】さらには、従来は図7のように、床兼天井
壁15部に布設の配管類は梁を躱したルートを余儀なく
されるため、設計/施工面において、多くの労力・作業
期間を要していたが、本発明の実施例によれば、図8の
ように、機器,配管21,サポート22,ダクト23,
床兼天井壁15を貫通するスリーブ25類においては突
き出た梁等を配慮することなく、ルートが単純化される
ことで、設計/施工が合理化される。
【0052】その上、従来のデッドスペース14を有効
利用出来るので、建物全体がコンパクト化される。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、側壁又は床兼天井壁の
柱や梁の機能を壁内に装備して、強度の低下を極力来さ
ないようにして柱や梁の突き出しを無くしたことによっ
て、建屋内のスペース効率が良くなる上、プラント建設
工期が短縮出来るという効果と、そのプラントの建屋内
の配管・ダクト・トレイ類のルーティング形状を直線化
とすることによる配管・ダクト・トレイ類の物量や曲げ
加工量の低減で、プラントのコスト低減を図る効果とが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による床兼天井壁の梁及び柱の
接続部の縦断面図である。
【図2】従来例による床兼天井壁の梁及び柱の接続部の
縦断面図である。
【図3】従来例による床兼天井壁の梁部近傍の縦断面図
である。
【図4】本発明の実施例による床兼天井壁の梁の領域近
傍の縦断面図である。
【図5】従来例による側壁(建屋外壁)に室内側に柱の
突き出し部を有する側壁構造の平断面図である。
【図6】本発明の実施例による側壁(建屋外壁)に沿っ
て室内側に足場を配置した状態の側壁構造の平断面図で
ある。
【図7】従来例による床兼天井壁を有する場合の複数階
の床兼天井壁配置を配管,ダクト類が施工された状態で
示した斜視図である。
【図8】本発明の実施例による床兼天井壁を有する場合
の複数階の床兼天井壁配置を配管、ダクト類が施工され
た状態で示した斜視図である。
【符号の説明】
1…梁、2…柱、3…あばら筋、4…帯筋、5…主筋、
6…梁下、7…側壁、9…型枠、10…鉄筋、11…コ
ンクリート、14…デットスペース、15…床兼天井
壁、21…配管。
フロントページの続き (72)発明者 後田 孝一 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 宮原 良平 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 及川 忠彰 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 大島 宣昭 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 三浦 淳 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉄筋コンクリート製の壁内に鉄筋コンクリ
    ート製の梁又は鉄筋コンクリート製の柱を埋め込んで前
    記壁からの前記梁又は柱の突き出しを無くした鉄筋コン
    クリート建物。
  2. 【請求項2】鉄筋コンクリート製の壁の一部分を、前記
    壁の厚みの範囲内で、鉄筋コンクリート製建物の梁又は
    柱と同等の強度に補強されている鉄筋コンクリート建
    物。
  3. 【請求項3】鉄筋コンクリート製の壁内と鉄筋コンクリ
    ート製の柱内とに梁の強度部材を埋め込んである鉄筋コ
    ンクリート建物。
  4. 【請求項4】鉄筋コンクリート製の壁と鉄筋コンクリー
    ト製の柱との結合部分に、その結合部分の縦断面で見
    て、前記壁沿いと前記柱の長手方向との複数の方向に敷
    設されたあばら筋が内蔵されている鉄筋コンクリート建
    物。
  5. 【請求項5】鉄筋コンクリート製の壁の一部に梁又は柱
    の強度部材を前記壁の厚さ内に埋め込んである鉄筋コン
    クリート建物。
  6. 【請求項6】鉄筋コンクリート製の壁の一部に梁又は柱
    の強度部材を前記壁の厚さ内に埋め込んで、前記壁の一
    部に交差して前記壁沿いに配管又はダクト又はトレイが
    敷設されている鉄筋コンクリート建物。
  7. 【請求項7】機器の搬入アクセス経路の鉄筋コンクリー
    ト製の壁の一部に梁又は柱の強度部材を前記壁の厚さ内
    に埋め込んである鉄筋コンクリート建物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007198122A (ja) * 2005-12-28 2007-08-09 Yashima:Kk 床暖房装置
JP2016211987A (ja) * 2015-05-11 2016-12-15 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 原子炉建屋
CN112095919A (zh) * 2020-09-30 2020-12-18 上海伯涵热能科技有限公司 一种带有通孔的建筑物钢筋混凝土横梁
JP2024514313A (ja) * 2021-04-13 2024-04-01 ジーイー-ヒタチ・ニュークリア・エナジー・アメリカズ・エルエルシー 受動空気冷却システムと一体化された原子炉施設

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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