JP2000220389A - コッター式セグメント締結装置のコッター打込み装置 - Google Patents

コッター式セグメント締結装置のコッター打込み装置

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JP2000220389A
JP2000220389A JP11020901A JP2090199A JP2000220389A JP 2000220389 A JP2000220389 A JP 2000220389A JP 11020901 A JP11020901 A JP 11020901A JP 2090199 A JP2090199 A JP 2090199A JP 2000220389 A JP2000220389 A JP 2000220389A
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正樹 海道
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Abstract

(57)【要約】 【課題】組立られたセグメントと推進ジャッキの押圧部
材の間に挿入可能なように、コンパクトに構成する。 【解決手段】コッターピン6Aを把持可能なコッター把
持アーム75を出退移動してコッター穴12Aに挿入す
るコッター把持挿入手段76と、コッター穴12Aに挿
入されたコッターピン6Aを、コッター把持アーム75
間から打込み具207を駆動して打込む打込みジャッキ
205と、この打込みジャッキ205を、コッター把持
アーム75間の打込み位置Fと、コッター把持アーム7
5の出退移動に干渉しない待機位置Eとの間でシフトさ
せる打込み駆動部シフト手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド工法によ
り掘削されたトンネル内に、覆工材として組み立てられ
るセグメントにおいて、周方向に隣接するセグメントピ
ースのピース間継手部にシールド軸心方向にコッターピ
ンを打込んで連結するコッター式セグメント締結装置の
コッター打込み装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばセグメントの連結方法としてボ
ルト・ナットを使用する他に、コッターを使用してセグ
メントピースを互いに連結するものがある。これは、セ
グメントピースが隣接する締結面に、コッター溝を有す
る連結金具をそれぞれ埋め込み、セグメントを組立位置
に位置決めして連結金具を突き合わせコッター溝により
コッター穴を形成する。そして、このコッター穴にコッ
ターピンを打込む。このようにコッターピンを使用する
連結方法では、通常コッターピンを半径方向に打込む垂
直コッター式が採用されており、この垂直コッター式の
場合、連結後で一定時間経過後に再度コッターピンを打
込んで増し締め作業が可能であるという長所がある反
面、連結部が半径方向の負荷に対して弱いという問題が
ある。
【0003】そのため近年では、垂直コッター式以外
に、周方向に隣接するセグメントピースの締結部にシー
ルド軸心方向にコッターピンを打込む水平コッター方式
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この水平コッター方式
は、シールド半径方向の負荷に対して大きい強度が確保
でき、さらにセグメントの内面に凹凸部が極めて少なく
なる点で極めて有望視されている。
【0005】ところで、水平コッター方式が今まで採用
されなかった要因として、推進力の反力受けとして使用
されるセグメントと推進ジャッキにより出退駆動される
押付部材とのスペースが狭く、このスペースからコッタ
ーピンを打込むのが困難であったためであった。
【0006】本発明は上記問題点を解決して、セグメン
トの前端面と推進ジャッキの押付部材とのスペースが狭
くても、周方向に隣接するセグメントの締結部にコッタ
ーピンを打込んで良好に締結できるコッター式セグメン
ト締結装置のコッター打込み装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、セグメントピースが周方向に隣接されるピ
ース間継手部の締結面に、弧長方向に互いに突き合わさ
れてコッター穴を形成する一対の連結金具を複数組配設
し、セグメントピースの前端部からコッターピンを前記
各連結金具のコッター穴にそれぞれ打込んでセグメント
ピースを締結する水平コッター式セグメント締結装置の
コッター打込み装置であって、コッターピンを把持開放
可能な複数のコッター把持アームをシールド軸心方向に
出退移動してコッターピンをコッター穴に挿入するコッ
ター把持挿入手段と、コッター穴に挿入されたコッター
ピンを、開放されたコッター把持アーム間から打込み具
を駆動して打込むコッター打込み駆動手段と、このコッ
ター打込み駆動手段を、コッター把持アーム間の打込み
位置と、コッター把持アームの出退移動に干渉しない待
機位置との間でシフトさせる打込み駆動部シフト手段を
設けたものである。
【0008】上記構成によれば、コッターピンをコッタ
ー穴に挿入するコッター把持挿入手段と、挿入されたコ
ッターピンをコッター穴に打込むコッター打込み駆動手
段とを配置して、打込み駆動部シフト手段によりコッタ
ーピンをコッター穴に挿入した後の打込み位置にシフト
させ、コッター把持アーム間から打込み具を駆動してコ
ッターを打込むように構成したので、コッター把持挿入
手段とコッター打込み駆動手段とをコッター打込み方向
に交差する方向に配置することができる。したがって、
セグメントの前端面と推進ジャッキの押付部材とのスペ
ースが狭くても、ピース間継手部にコッターピンを搬入
して順次打込むことができる。また、ピース間継手部の
締結面に複数組の連結金具を設けて、それぞれにコッタ
ーピンを打込むので、取り扱うコッターピンの長さを短
く設定することができ、コッターピン打込み装置のコン
パクト化に寄与できる。
【0009】また請求項2記載の発明は、上記構成にお
いて、コッターピンは、両セグメントピースの装着され
た連結金具にそれぞれ嵌合されるフランジ部と、これら
フランジ部を互いに連結する連結部からなり、フランジ
部の互いに対向する内面が、打込み方向に沿って前部外
側から後部内側に傾斜するテーパ面に形成され、コッタ
ー穴に打ち込まれたコッターピンの前記テーパ面により
両連結金具が互いに接近する方向に圧接されて締結され
るように構成されたものである。
【0010】上記構成によれば、周方向に隣接するセグ
メントピースをそれぞれの連結金具を介して強固に連結
することができ、半径方向の負荷に強いピース間継手部
を提供することができる。
【0011】さらに請求項3記載の発明は、コッター把
持挿入手段に設けられてコッター把持アームを出退移動
する把持アーム出退装置を、コッター把持アームを開閉
自在に支持するアーム出退フレームの出退方向の側方に
略挿入ストロークの間隔をあけて配置された一対の出退
用スプロケットと、挿入駆動モータにより回転される駆
動スプロケットと、両端部がアーム出退フレームに連結
されて前記出退用スプロケットおよび駆動スプロケット
に巻張された挿入駆動チェーンとで構成したものであ
る。
【0012】上記構成によれば、スプロケットと挿入駆
動チェーンとで把持アーム出退装置を構成したので、コ
ッター把持アームが出退する略挿入ストロークの長さ内
に把持アーム出退装置を収容することができ、コッター
打込み装置のコンパクト化が図れ、セグメントの前端面
と推進ジャッキの押付部材との狭いスペース内に容易に
挿入することができる。
【0013】さらにまた請求項4記載の発明は、上記構
成において、コッター穴に挿入されてコッターピンの打
込みに使用する打込み治具を備え、この打込み治具の後
端部に、打込み駆動部シフト手段によるコッター打込み
駆動手段のシフト移動により嵌合離脱自在な押込み溝を
形成し、この押込み溝に、打込み治具の引抜き時に抜け
止めする掛止爪を形成したものである。
【0014】上記構成によれば、後方の連結金具のコッ
ター穴を挿通できる打込み治具を使用することにより、
打込み後にコッター打込み駆動手段の打込み具を後退さ
せることで、掛止爪により打込み具を押込み溝内に抜け
止めして打込み治具をコッター穴から抜出すことがで
き、打込み治具の再利用が可能となる。また打込み駆動
部シフト手段によりコッター打込み駆動手段をシフト移
動させることで、打込み具を押込み溝に嵌合、離脱する
ことができるので、打込み具と打込み治具との連結も容
易に行うことができる。
【0015】また請求項5記載の発明は、上記構成にお
いて、コッター把持アームとコッターピンの一方に把持
凹部を形成するとともに、他方にこの把持凹部に嵌合自
在な把持凸部を形成し、前記把持凹部に90度隔てた四
方向に所定角度で傾斜する傾斜受け面を形成するととも
に、前記把持凸部に各傾斜受け面にそれぞれ当て付けら
れる傾斜押え面を形成したものである。
【0016】上記構成によれば、コッター把持アームに
よりコッターピンを把持する際に、把持凹部と把持凸部
とを嵌合させることにより、傾斜受け面と傾斜押え面の
作用でコッターピンを一定位置に、一定の姿勢で保持す
ることができ、コッターピンを連結金具のコッター穴に
より正確に挿入することができる。
【0017】さらに請求項6記載の発明は、請求項1記
載の構成において、コッター把持挿入手段とコッター打
込み駆動手段と打込み駆動部シフト手段とを具備した打
込み装置本体を、シールド半径方向の軸心周りに傾動さ
せてコッターピンの打込み方向を傾斜ピース間継手部に
対応させる打込み方向調整機構を設けたものである。
【0018】上記構成によれば、セグメントリングの最
後に組立られるKセグメントとこれに隣接するAセグメ
ントとは、その締結面がシールド軸心方向に対して傾斜
するくさび角を有する傾斜ピース間継手部により締結さ
れるが、打込み方向調整機構によりこの傾斜ピース間継
手部に対応してコッターピンの打込み方向を容易に変更
することができる。
【0019】また請求項7記載の発明は、請求項6の構
成において、ピース間継手部にシールド半径方向に一定
間隔をあけて複数の締結部を設け、これら締結部に対応
して打込み装置本体をシールド半径方向に複数基配設
し、前記打込み装置本体をそれぞれ接線方向にスライド
して傾斜ピース間継手部の締結面の逃げ角による締結部
の位置ずれに対応させる打込み位置調整機構を設けたも
のである。
【0020】上記構成によれば、くさび角を有する傾斜
ピース間継手部の傾斜締結面に逃げ角が形成されて、半
径方向に複数の締結部が設けられた場合、複数の締結部
は、その逃げ角により打込み位置が接線方向に互いにず
れることになるが、打込み位置調整機構により打込み装
置本体を接線方向にスライドさせて、容易にこれに対応
することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るコッター式
セグメント締結装置の実施の形態を図1〜図33に基づ
いて説明する。
【0022】まず、シールド掘進機に掘削された円形断
面のトンネル内に組立てられる円形セグメントの締結部
を図1〜図3を参照して説明する。
【0023】このセグメント1は、シールド掘進機51
を使用してシールド工法により掘削された円形断面トン
ネルの覆工材として、シールド掘進機51の後部に配置
されたセグメント組立装置52により組立てられるもの
で、周方向に複数に分割されたセグメントピース2をピ
ース間継手部3により円形に連結してセグメントリング
4に組立て、セグメントリング4同士を複数のリング間
継手部5で連結して円筒状に組立てられる。
【0024】本発明に係るセグメント締結装置53は、
セグメント組立装置52に配設されており、図4〜図7
に示すように、前記ピース間継手部3に、その前端面2
aから複数(ここでは2個)のコッターピン6A,6B
を1個のスペーサ7と打込み治具8を使用して略シール
ド軸心に沿って後方に打込むことでピース間継手部3を
締結するものである。
【0025】このピース間継手部3は半径方向に締結間
隔Rをあけて一対の締結部10が設けられており、これ
ら締結部10にはそれぞれT形断面のコッター溝12a
がそれぞれ形成された一対の連結金具11A,11Aと
11B,11Bが前後2組、シールド軸心方向に一定間
隔をあけて埋め込まれている。そしてセグメントピース
2が弧長方向に突き合わされて連結金具11A,11B
のコッター溝12aにより略IまたはH断面のコッター
穴12A,12Bが形成される。さらにセグメントピー
ス2の前端面2aから前側連結金具11Aの間に、締結
面に形成された挿入溝によりコッターピン6A,6Bお
よびスペーサ7ならびに打込み治具8が挿通可能な開口
挿入穴13Aが形成され、さらに前側連結金具11Aと
後側連結金具11Bの間に、締結面に形成された挿入溝
により後側コッターピン6Bおよびスペーサ7が挿通可
能な中間挿入穴13Bが形成されている。
【0026】前記連結金具11A,11Bはそれぞれア
ンカー筋によりセグメントピース2に固定されており、
前記コッター穴12A,12Bはフランジ部空間12a
の締結側内面が前部側(打込み方向後部)ほど接近する
テーパ面12cに形成されている。そして図5(a)
(c)に示すように、前側連結金具12Aのコッター穴
12Aは、後側連結金具11Bのコッター穴12Bより
大きく、後側コッターピン6Aおよびスペーサ7ならび
に打込み治具8が通過可能に形成されている。
【0027】前記前側コッターピン6Aおよび後側コッ
ターピン6Bは、図5(a)(c)に示すように、それ
ぞれ係合部21と、係合部21の基端側に取付けられた
把手部22とで構成されている。前記係合部21は、互
いに平行な一対のフランジ部21a,21aを連結部2
1bにより連結した略IまたはH形断面に形成されると
ともに、これらフランジ部21aの内面間距離が前部
(打込み方向後部)ほど接近する方向に傾斜するテーパ
面21cに形成されている。またフランジ部21aの外
側面には、コッターピン6A,6Bを保持搬送するため
V形断面の保持溝23と、把持凹部24がそれぞれ形成
されている。また把手部22は連結部21bから連続す
る一定厚さに形成され、左右側面に離脱用凹部25が形
成されている。
【0028】また前側コッターピン6Aと後側コッター
ピン6Bとは、テーパ面21cの内面幅が異なり、奥側
となる後側コッターピン6Bは、前側連結金具11Aの
開口挿入穴13Aを通過する必要があるため、テーパ面
21cの内面幅が前側コッターピン6Aより大きく設定
されている。また他の部分は同一に形成される。
【0029】さらに前記スペーサ7は、図5(b)に示
すように、前側連結金具11Aの前側挿入溝13Aを通
過可能な打込み部31と、その後部に取付けられた把手
部32により構成されている。そして打込み部31は、
一対のフランジ部31a,31aと連結部31bにより
テーパ面のない略IまたはH形断面に形成され、コッタ
ーピン6A,6Bと同一形状の保持溝33および把持凹
部34ならびに離脱用凹部35がコッターピン6A,6
Bと同一に形成される。
【0030】また前記打込み治具8は、図5(d)に示
すように、前側連結金具11Aのコッター穴12Aを通
過可能な打込み部41と、その後部に取付けられた把手
部42により構成されている。そして打込み部41は、
一対のフランジ部41a,41aと連結部41bにより
テーパ面のない略IまたはH形断面に形成され、連結部
41bに2個の保持穴46が貫通形成されるとともに、
コッターピン6A,6Bと同一形状の保持溝43と把持
用凹部44とが形成される。また把手部42の後端部に
押込み溝45と一対の掛止爪45aが形成されており、
図5(d)の矢印方向に沿って、打込みジャッキ205
(図23)がシフトされた時に打込み具207が押込み
溝45に嵌合離脱可能に形成されるとともに、掛止爪4
5aにより打込みジャッキ205による打込み治具8の
打込み後に、打込みジャッキ205を収縮することによ
り、打込み具207が掛止爪45aに抜け止めされて打
込み治具8を引き抜くことができる。
【0031】次にセグメント組立装置52およびセグメ
ント締結装置53を説明する。このセグメント締結装置
53は、図2,図3に示すように、シールド掘進機51
の後部に、セグメントピース2を所定位置に搬送して位
置決めするセグメント組立装置52に配設されている。
このセグメント組立装置52は、シールド本体51aの
後部に設けられた支持壁54に旋回軸受55を介して旋
回フレーム56がシールド軸心Oを中心に回転自在に支
持され、旋回軸受55の外周側の旋回フレーム56に設
けられたリングギヤ57と、このリングギヤ57に噛み
合い旋回駆動モータ58に回転駆動される駆動ピニオン
59とからなる旋回駆動装置60により回転駆動され
る。またこの旋回フレーム56には、複数の姿勢調整用
シリンダ、すなわち半径方向出退シリンダ61、旋回微
調整シリンダ62、ヨーイング用シリンダ63、ローリ
ング用シリンダ64、スライド用シリンダ67およびピ
ッチング用シリンダ68とそれぞれのガイド装置により
姿勢制御されるセグメント保持フレーム65が設けられ
ており、このセグメント保持フレーム65に設けられた
セグメント把持装置66によりセグメントピース2が保
持される。そして、このセグメント締結装置53はセグ
メント保持フレーム65の両側前部にそれぞれ配設され
ている。67は組立てられたセグメント1の前端面を押
圧部材67aを押付ける反力受けとしてシールド掘進機
51を前進させる推進ジャッキである。
【0032】このセグメント締結装置53は、図8,図
9に示すように、複数組のコッター部材、すなわちコッ
ターピン6A,6Bとスペーサ7を収容した実装ケース
71を保持するケースクランプ装置72と、このケース
クランプ装置72に保持されたコッターケース71から
コッター部材6A,6B,7を2個ずつ取り出し、ある
いは内装された2個の打込み治具8を取り出して順次供
給するコッター供給装置73と、このコッター供給装置
73からコッター部材6A,6B,7および打込み治具
8を受け取りピース間継手部3の締結部10に挿入して
打込むコッター打込み装置74とで構成されている。
【0033】前記実装ケース71は、図10〜図12に
示すように、そのケース本体80が前後左右の側板81
a,81bと上面の格納板81cとを有する矩形箱形に
形成され、その格納板81cに形成された複数の保持穴
82に、コッター部材6A,6B,7がそれぞれ貫通し
た状態で挿入され図13,図14に示すコッターロック
装置83により保持されている。また左右の側板81b
の外面には、中央部に挿入ガイドスペース85が形成さ
れた一対の固定ブロック84,84が対称位置に開けて
固定されており、これら固定ブロック84には、底部側
で両側に突出された受取用クランプ部84aと、天部側
で両側に突出された送出用クランプ部84bとが形成さ
れている。また前部の側板81aにロック用孔86が形
成されている。
【0034】そして、セグメント締結装置53に配設さ
れたケースクランプ装置72には、図11,図13に示
すように、供給部フレーム121のケース装着窓121
aの外周部に、挿入ガイドスペース85に挿入される一
対の挿入ガイド体91と、一対2組のケースクランプ装
置72が配設されている。これらケースクランプ装置7
2は、ロック用爪73aを受取用クランプ部84aの上
に出退して供給部フレーム121との間で受取用クラン
プ部84aをクランプ可能な一対2組の受取用クランプ
シリンダ93と、ロック用レバー94aを回動して先端
部をロック用孔86に嵌合可能なロック用シリンダ94
により構成されている。
【0035】一方、セグメント締結装置53のケースク
ランプ装置72に実装ケース71を装着および離脱する
ケース搬入出装置(図示せず)の受渡し用ケースクラン
プ装置95は、図16に示すように、セグメント締結装
置53に接近離間自在なケース支持フレーム97のアー
ム部97a間にケース保持空間96が形成されるととも
に、これらアーム部97aに固定ブロック84の送出用
クランプ部84bに対応してそれぞれ左右一対のクラン
プレバー98,98が支持ピン98a,98aを中心に
回動自在に配置され、これらクランプレバー98,98
の受動端にクランプシリンダ99の作動端と固定端がそ
れぞれ連結されている。したがってクランプシリンダ9
9を伸縮することにより、クランプレバー98を支持ピ
ン98aを中心に開閉して各クランプレバー98の作動
端で実装ケース1の送出用クランプ部84bに嵌合さ
せ、実装ケース1をケース保持空間96内の一定位置で
保持することができる。このように、ケース本体80に
設けられた固定ブロック84,84により、ケース装着
窓121aに配設されたケースクランプ装置72とケー
ス搬入出装置の受渡し用ケースクランプ装置95との間
で安全且つ確実に実装ケース71を受渡しすることがで
きる。
【0036】次にコッターロック装置83を図13〜図
15を参照して説明する。各保持穴82毎に格納板81
cから奥側にコッター部材6A,6B,7の周囲を囲む
格納空間101aが形成された平面視がコの字形の格納
フレーム101が取り付けられており、この格納空間1
01aの中間対向位置にコッター部材6A,6B,7の
押込みを規制する段部101bが形成されている。また
格納フレーム101の両側部に、第1支持ピン102を
介してロックアーム(回動部材)104が開閉自在に支
持され、このロックアーム104の入口側で円弧状に形
成された係止端部104aに、中間部が第支持2ピン1
06を介して回動自在に支持されたガイドレバー(回動
部材)103の駆動端部が連結ピン105aと長穴10
5bを介して連結連動されている。さらにガイドレバー
103の奥側の受動端104bに、係止端部104aが
突出される閉動側に付勢するアーム付勢ばね107が連
結されており、このアーム付勢ばね107により、ロッ
クアーム104の係止端部104aが突出されてコッタ
ー部材6A,6B,7の把持凹部24,34,44に係
合され抜け止めされる。しかしこの係止端部104aは
円形状に形成されるため、コッター部材6A,6B,7
に挿脱方向の押引き力が加わることで、アーム付勢ばね
107に抗して把持凹部24,34,44の傾斜面で係
止端部104aが押し出されてロックアーム104が開
動され、コッター部材6A,6B,7が押込みおよび抜
出しが可能となる。
【0037】そして、これらガイドレバー103の外側
部にそれぞれロックアーム104の開動を規制する規制
ブロック108が入口側の規制位置(ア)と奥側の開放
位置(イ)との間でスライド自在に配置されており、格
納フレーム101の上面または下面にガイド部材109
aを介して挿脱方向にスライド自在に配設された解除部
材109に前記規制ブロック108が取付けられてい
る。また格納フレーム101から挿脱方向に突出されて
解除部材109のガイド穴109bに挿入されたガイド
ロッド110に、解除部材109を規制位置(ア)側に
付勢する圧縮ばね111が嵌合されており、規制ブロッ
ク108が規制位置(ア)側に付勢されている。
【0038】したがって、圧縮ばね111に抗して押込
み端109cから解除部材109を奥側に押込むことに
より、規制ブロック108が規制位置(ア)から開放位
置(イ)にスライドされ、さらにコッター部材6A,6
B,7が押引きされることで、把持凹部24,34,4
4から係止端部104aが押し出されてロックアーム1
04が開動され、コッター部材6A,6B,7を押込み
または抜出しすることができる。
【0039】次にコッター供給手段73を図8,図9,
図12,図17〜図21を参照して説明する。図8,図
9,図17に示すように、ケースクランプ装置72によ
りケース装着窓121aに実装ケース71が保持される
供給部フレーム121には、横行部フレーム122を矢
印X−X方向(シールド接線方向)に移動させる横行駆
動機構123と、この横行部フレーム122に設けられ
て縦行部フレーム124を矢印Y−Y方向(シールド軸
心方向)に移動させる縦行駆動機構125と、縦行部フ
レーム124に設けられて把持部フレーム126を矢印
Z−Z方向(シールド半径方向)に沿う垂直軸心周りに
少なくとも90度の範囲で旋回可能な旋回駆動機構12
7および矢印Z−Z方向に昇降駆動する昇降駆動機構1
28が設けられており、この把持部フレーム126に、
コッター部材を把持可能な供給把持装置129が設けら
れている。130は打込み治具8を保持する治具保持機
構である。
【0040】供給部フレーム121は、矩形箱体状に形
成され、X−X方向の一側面にケースクランプ装置72
が配置されたケース装着窓121aが形成されるととも
に、矢印Y−Y方向に沿う切羽側に、コッター出入口1
21bが形成されている。
【0041】横行駆動機構123は、供給部フレーム1
21に設けられてリニアガイド131を介して横行部フ
レーム122をスライド自在に支持する横行用レール1
32と、供給部フレーム121に設けられて横行用モー
タ133により回転駆動される左右一対の横行用ねじ軸
134と、横行部フレーム122に設けられて横行用ね
じ軸134にそれぞれ嵌合された雌ねじ部材135とを
具備し、横行用モータ133により横行用ねじ軸134
を回転駆動して雌ねじ部材135により横行部フレーム
122を矢印X−X方向に移動させることができる。
【0042】縦行駆動機構125は、横行部フレーム1
22に設けられてリニアガイド136を介して縦行部フ
レーム124をスライド自在に支持する縦行用レール1
37と、横行部フレーム122に設けられて縦行用モー
タ138により回転駆動される縦行用ねじ軸139と、
縦行部フレーム124に設けられて縦行用ねじ軸139
にそれぞれ嵌合された雌ねじ部材140とを具備し、縦
行用モータ138により横行用ねじ軸139を回転駆動
して雌ねじ部材140により縦行部フレーム122を矢
印Y−Y方向に移動させることができる。
【0043】前記旋回駆動機構127は、縦行部フレー
ム124に旋回軸受141を介して旋回自在に支持され
た旋回部フレーム142と、この旋回部フレーム142
の背面側に取付けられた円弧状ラック143と、縦行部
フレーム124に設けられた旋回用モータ144に回転
駆動されて円弧状ラック143に噛み合う旋回用ピニオ
ン145とを具備し、旋回用モータ144により旋回用
ピニオン145を回転駆動して円弧状ラック143を旋
回させ、旋回部フレーム142を介して供給把持装置1
29を90度(180度まで)旋回させることができ
る。
【0044】昇降駆動機構128は、旋回部フレーム1
42に設けられてリニアガイド147を介して把持部フ
レーム126をスライド自在に支持する昇降用レール1
48と、旋回部フレーム142に設けられて昇降用モー
タ149により回転駆動される昇降用ねじ軸151と、
把持部フレーム126に設けられて昇降用ねじ軸151
に嵌合された雌ねじ部材152とを具備し、昇降用モー
タ149により横行用ねじ軸151を回転駆動して雌ね
じ部材152により把持部フレーム126を矢印Z−Z
方向に移動させることができる。
【0045】前記供給把持装置129は、図12,図1
4,図18に示すように、把持部フレーム126のZ−
Z方向に締結部10の締結間隔Rをあけて取付けられた
上下一対の支持部材153に、一対2組の供給部把持ア
ーム154がそれぞれ支持ピン155を介して開閉自在
に支持され、支持部材153の供給部把持アーム154
間にアーム開閉シリンダ156が配設されている。そし
てこのアーム開閉シリンダ156の出力ロッドに取付け
られた作動部材157の両端部と供給部把持アーム15
4の間にそれぞれ開閉リンク158が連結ピン159,
159を介して連結され、アーム開閉シリンダ156を
出退駆動することにより開閉リンク158を介して供給
部把持アーム154を開閉し、コッター部材6A,6
B,7および打込み治具8を把持開放することができ
る。そして供給部把持アーム154の遊端部には、コッ
ター部材6A,6B,7および打込み治具8の保持溝2
3,33,43に係合される把持爪154aと、コッタ
ー部材6A,6B,7のフランジ部21a,31a,4
1aの外面を挟み込む一対の把持用リブ154bがそれ
ぞれ形成されて、コッター部材6A,6B,7および打
込み治具8を確実に把持することができる。また支持部
材153には、実装ケース71に設けられた解除部材1
09を押込み端109cから奥側に押込むロック開放部
材161が取付けられている。
【0046】したがって、横行駆動機構123と縦行駆
動機構124と旋回駆動機構127と昇降駆動機構12
8とにより、供給把持装置129の供給部把持アーム1
54,154が目的のコッターピン6A,6Bまたはス
ペーサ7に対向され、さらに横行駆動機構123により
実装ケース71に接近されることにより、ロック開放部
材161が解除部材109を押込んでコッターピン6B
のコッターロック装置83が解除され、さらにアーム開
閉シリンダ156により供給部把持アーム154,15
4が閉動されてコッターピン6A,6Bまたはスペーサ
7が把持される。次いで横行駆動機構123により供給
把持装置129の供給部把持アーム154,154が実
装ケース71から離れる方向に移動されることによりコ
ッターピン6A,6Bまたはスペーサ7が格納穴82か
ら引き出される。さらに、旋回駆動機構127により9
0°反転された後、横行駆動機構123と縦行駆動機構
124と昇降駆動機構128とにより、供給把持装置1
29が移動されて供給部把持アーム154,154が移
動されて供給部フレーム121のコッター出入口121
bの受渡し位置に搬送される。
【0047】前記治具把持機構130は、図19〜図2
1に示すように、供給部フレーム121内でコッター出
入口121bに臨んで取付けられた支持フレーム162
に一対のリニアレール163がZ−Z方向に配設され、
このリニアレール163にリニアガイド164A,16
4Bを介して内周側可動フレーム165Aと外周側可動
フレーム165Bがスライド自在に設けられている。そ
して、内周側可動フレーム165Aには、締結部10の
締結間隔Rをあけて内周側保持ブロック166Aがそれ
ぞれ取り付けられ、外周側可動フレーム165Bには、
締結部10の締結間隔Rをあけて外周側保持ブロック1
66Bが取り付けられており、これら内外周側保持ブロ
ック166A,166Bにより、一対の打込み治具8を
締結間隔Rをあけて挟持するように構成されている。さ
らに、内周側保持ブロック166Aの把持面には、打込
み治具8の保持穴46に嵌合自在な一対の保持ピン16
7が突設され、外周側保持ブロック166Bの把持面に
保持ピン167の先端部が嵌合する受け穴168が形成
されている。また前記内周側可動フレーム165Aは、
供給部フレーム121の背面上部に取付けられた内周側
保持用シリンダ169Aのピストンロッドが連結部材を
介して連結され、さらに外周側可動フレーム165B
は、供給部フレーム121の背面下部に取付けられた外
周側保持用シリンダ169Bのピストンロッドが連結部
材を介して連結されている。
【0048】したがって、打込み治具8の使用行程にな
ると、横行駆動機構123と縦行駆動機構124と旋回
駆動機構127と昇降駆動機構128とにより、供給把
持装置129が治具把持機構130に対向して停止さ
れ、供給部把持アーム154,154により打込み治具
8,8が把持される。そして、内外周側保持用シリンダ
169A,169Bがそれぞれ伸展されて両可動フレー
ム165A,165Bを介して内外周側保持ブロック1
66A,166Bが互いに離間され、打込み治具8の保
持穴46から保持ピン167が離脱される。さらに横行
駆動機構123と縦行駆動機構124により、供給把持
装置129が移動されて供給部把持アーム154,15
4に把持された打込み治具8,8が供給部フレーム12
1のコッター出入口121bの受渡し位置に搬送され
る。
【0049】打込み治具8の使用が終了すると、供給部
フレーム121のコッター出入口121bの受渡し位置
に取り出された打込み治具8,8が供給部把持アーム1
54,154に把持され、供給把持装置129が移動さ
れて打込み治具8が内外周側可動フレーム165A,1
65B間に挿入されると、内外周側保持用シリンダ16
9A,169Bがそれぞれ収縮され両可動フレーム16
5A,165Bを介して内外周側保持ブロック166
A,166Bが互いに接近され、保持ピン167が打込
み治具8の保持穴46に嵌合されて連結部41bが内外
周側保持ブロック166A,166Bに挟持される。
【0050】さらに前記コッター打込み装置74を図
6,図8,図9図22〜図27を参照して説明する。こ
のコッター打込み装置74は、一対のコッター把持アー
ム75,75によりコッター部材6A,6B,7または
打込み治具8を2個ずつ受け取って把持し、受取り位置
(挿入打込み位置D)から搭載位置Cに後退させた後、
受給位置Aからピース間締結部3に対向する送給位置B
にシールド半径方向に移動させる。次いで、コッター把
持挿入手段76によりコッター把持アーム75,75を
シールド軸心方向に挿入打込み位置Dまで突出移動させ
てコッター部材6A,6B,7または打込み治具8を開
口挿入穴13Aから連結金具11Aのコッター穴12A
に挿入する。そして、図24,図25に示すように、打
込み駆動部シフト手段78により、コッター把持アーム
74の出退移動に干渉しない待機位置Cから挿入打込み
位置Dとの間でシフトさせる。さらにこのコッター打込
み駆動手段77によりコッター把持アーム75,75間
から打込み具207を突出させてコッター部材6A,6
B,7および打込み治具8を連結金具11A,11Bの
コッター穴12A,12Bに打込むように構成されてい
る。
【0051】以下コッター打込み装置74の詳細を説明
する。前記コッター把持挿入手段76およびコッター打
込み駆動手段77ならびに打込み駆動部シフト手段78
を具備した打込み装置本体171A,171Bは、図
8,図22に示すように、ピース間継手部3の締結部1
0,10に対応して、シールド半径方向に締結間隔Rを
あけて2基が設置されている。
【0052】ところで、前記セグメントピース2のピー
ス間連結部4は、図6(a),図7(a)に示すよう
に、シールド軸心Oと平行でシールド半径方向に沿う直
角締結面を有している。しかしセグメントピース2のう
ち、セグメントリング4の組立行程で最後に組立てられ
るKセグメントピース14は、図28,図29に示すよ
うに、リング最後の嵌め合わせが容易なように正面視が
台形状に形成されている。すなわち、Kセグメントピー
ス14はシールド軸心Oに対してくさび角αを有すると
ともに、シールド軸心O側に延長された左右の締結面の
交点がシールド軸心Oより遠方あるいは平行もしくは離
間するように半径方向に対して逃げ角βを有する傾斜締
結面14aが形成されて台形状に形成されている。また
このKセグメントピース71の両側には、傾斜締結面1
4aに対応してくさび角αおよび逃げ角βに相対する傾
斜角を有する傾斜締結面16aが形成された直角台形状
のAセグメントピース16が配置されている。このた
め、Kセグメントピース14とAセグメントピース16
との傾斜ピース間継手部15では、傾斜締結面14a,
16aがくさび角αおよび逃げ角βを持って弧長方向に
突き合わされ、図面上では、たとえばくさび角αは12
°前後、逃げ角βは11°前後である。
【0053】前記傾斜ピース間継手部15の傾斜締結面
14a,16aは、ピース間継手部2の直角締結面に比
較して長く、この直角締結面と同様に均等な締結力を得
るために、傾斜ピース間継手部15の連結金具11A,
11Bをピース間継手部3の連結金具11A,11Bと
同一の円周上に配置すればよい。しかしこれを実施する
と、連結金具11A,11B間の距離が他のピース間継
手部3の連結金具11A,11Bより長くなることにな
る。すると、セグメント締結装置53による打込み距離
やスペーサ7の長さを、傾斜ピース間継手部15のみ特
別に設定する必要が生じる。
【0054】これを解決するためにこの実施の形態で
は、図6(b),図7(b)に示すように、セグメント
ピース2,14,16の幅方向の中心を通りシールド軸
心Oに直交する中心面Cとコッター金具6A,6Bの中
心線の交点OA,OBを中心として一定の配設距離La
=Lbだけ離れて連結金具11A,11Bが配設されて
いる。この配設距離La,Lbは、直角締結面を有する
他のピース間継手部3の連結金具11A,11B間の配
設距離と同一に設定されているため、コッターピン6
A,6B、スペーサ7および打込み治具8も同一部材を
使用することができる。そして、締結装置15は、内周
側と外周側に配置された打込み装置本体171A,17
1Bを、傾斜ピース間継手部70の打込み作業時のみ、
コッター打込み方向をくさび角αだけ傾斜させるととも
に、逃げ角βに起因する周方向のずれ量δだけ接線方向
にシフトさせればよい。このように、シールド掘進機5
1に設けられたセグメント締結装置53による打込み位
置や打込み方向などの位置制御や方向制御の基準要素
も、他のピース間継手部3と共通させることができ、ま
た締結強度も前後で均等にすることができる。
【0055】したがって、供給部フレーム121に、打
込み方向調整機構170および半径方向出退機構180
ならびに打込み位置調整機構181を介して打込み装置
本体171A,171Bが配設されている。
【0056】すなわち、打込み方向調整機構170は、
図8,図22に示すように、供給部フレーム121に旋
回軸受172,172を介して傾動アーム173,17
3がシールド半径方向の軸心周りに回動自在に支持さ
れ、供給部フレーム121と傾動アーム173との間に
連結された傾動用シリンダ174により打込み装置本体
171A,171Bをくさび角αだけ傾動してコッター
部材6A,6B,7および打込み治具8の打込み方向を
調整可能に構成されている。
【0057】また半径方向出退機構180は、図9に示
すように、傾動アーム173,173の先端部間に連結
された半径方向フレーム173a,173aに一対の出
退用レール175,175が配設され、これら出退用レ
ール175,175にリニアガイド176aを介して出
退用フレーム176がシールド半径方向に移動自在に配
置されている。そして半径方向フレーム174に取付け
られた一対の出退用ラック177,177と、これら出
退用ラック177,177にそれぞれ噛み合う出退用ピ
ニオン178,178と、これら出退用ピニオン17
8,178を減速機を介してそれぞれ回転駆動する出退
用モータ179,179とを有する出退駆動装置180
により、打込み装置本体171A,171Bが供給部フ
レーム121のコッター出入口121bに対向するコッ
ター受給位置Aとコッター送給位置Bとの間で出退移動
するように構成されている。
【0058】さらに打込み位置調整機構181は、図
8,図22に示すように、出退用フレーム176に、リ
ニアガイドおよびリニアレールからなる第1接線方向ガ
イド装置を介して内周側打込み装置本体171Aがスラ
イド自在に配設され、さらに内周側打込み装置本体17
1Aにリニアガイドおよびリニアレールからなる第2接
線方向ガイド装置183を介して外周側打込み装置本体
171Bが所定範囲でスライド自在に配設されている。
そして、出退フレーム176に垂設された側部アーム1
76aに、内周側打込み装置本体171Aに連結されて
所定範囲でスライドさせる第1位置調整用シリンダ18
4Aと、外周側打込み装置本体171Bに連結されて所
定範囲でスライドさせる第2位置調整用シリンダ184
Bとが取り付けられている。
【0059】2基設置された打込み装置本体171A,
171Bは同一構造であるため、一方のみを説明する。
すなわち、打込み装置本体171Aに設けられたコッタ
ー把持挿入手段76は、図23,図24に示すように、
本体フレーム191の外周側にリニアレールおよびリニ
アガイドからなる挿入ガイド装置192を介してシール
ド軸心方向にスライド自在に配置されたアーム出退フレ
ーム193と、このアーム出退フレーム193の先端側
(坑内側)に接線方向に所定間隔をあけて配設されアー
ム支持ピン194,194を中心に開閉自在な一対のコ
ッター把持アーム75,75とを具備し、これらコッタ
ー把持アーム75,75間に後述する打込みジャッキ2
05の打込み具207が通過可能な間隔が形成されてい
る。
【0060】そして、アーム出退フレーム193の左右
の外側部には、コッター把持アーム75を開閉する開動
用シリンダ195aおよび閉動用シリンダ195bから
なる2個一組のアーム開閉装置195,195がそれぞ
れ設けられている。さらにこの本体フレーム191に
は、アーム出退フレーム193の左右両側に把持アーム
出退装置199,199が配設されており、この把持ア
ーム出退装置199は、挿入ストロークSより少し大き
い間隔をあけて配置された一対の出退用スプロケット1
96A,196Bと、出退用スプロケット196A,1
96B間で挿入駆動モータ197により回転される駆動
スプロケット196Cと、テンション用スプロケット1
96Dと、両端部がアーム出退フレーム193に連結さ
れてこれらスプロケット196A〜196Dに巻張され
た挿入駆動チェーン198とで構成されている。そして
この把持アーム出退装置199により、図27に示すよ
うに、コッター把持アーム75を切羽側のコッター搭載
位置Cと坑内側のコッター受渡し位置(挿入打込み位置
Dと同じ)との間でシールド軸心方向に挿入ストローク
SIだけ往復移動させることができる。またこの把持ア
ーム出退装置199は、組立てられたセグメントピース
とシールド掘進機51の推進ジャッキ67の押圧部材6
7aの間の限られた図2に示す空間に打込み装置本体1
71A,171Bが挿入されるため、アーム出退フレー
ム193の挿入ストロークSIの範囲に収まるようにコ
ンパクトに形成されている。
【0061】またこれらコッター把持アーム75の先端
側内面には、図26に示すように、コッター部材6A,
6B,7と打込み治具8の把持凹部24,34,44に
嵌合する把持凸部201が形成されている。これら把持
凹部24,34,44には、前後方向に略45°で傾斜
する前後傾斜受け面24a,24aと、左右両側で左右
方向に略45°で傾斜する左右傾斜合け面24b,24
bが形成されており、一方コッター把持アーム75の把
持凸部201には、各前後傾斜面24aにそれぞれ当接
する左右傾斜押え面201a,201aと各左右傾斜面
24bにそれぞれ当接する前後傾斜押え面201b,2
01bとが形成され、これら傾斜押え面201a,20
1bにより、コッターピン6A,6Bを前後方向および
左右方向に位置決めして正確な位置および姿勢で把持す
ることができ、コッター部材6A,6B,7および打込
み治具8を前側連結金具11Aのコッター穴12Aにス
ムーズに挿入することができる。
【0062】またコッター打込み駆動手段77は、図2
3〜図25,図27に示すように、コッター把持供給手
段76の内周側に配置されており、打込み駆動部シフト
手段78により、アーム出退フレーム193の挿入移動
経路上の打込み位置Fとその内周側の待機位置Eの間で
シフトされる。すなわち、本体フレーム191の左右両
側にシールド半径方向のシフト用レール202aおよび
リニアガイド202bからなるシフトガイド装置202
を介してシフトフレーム203がスライド自在に支持さ
れている。そしてシフトフレーム203の両側にシフト
駆動装置であるシフト用シリンダ208の本体が取り付
けられ、そのピストンロッドが本体フレーム191に連
結されて打込み駆動部シフト手段78が構成されてい
る。
【0063】また前記シフトフレーム203には、リニ
アレールおよびリニアガイドからなる位置決めガイド装
置204を介して打込み駆動手段である打込みジャッキ
205がシールド軸心方向に所定範囲でスライド自在に
支持されるとともに、シフトフレーム203から垂設さ
れた受けブラケット203aと打込みジャッキ205の
ブラケット205aの間で、ブラケット205aから突
設されたスライド軸205bに外嵌された位置決め用ば
ね206により、打込みジャッキ205が後退側(切羽
側)に付勢されている。さらにこの打込みジャッキ20
5の出力ロッドにT形の打込み具207が取り付けられ
ており、この打込み具207により、コッター部材6
A,6B,7をそれぞれ打込み可能で、かつ打込み治具
8の押込み溝45に嵌合させて打込み可能で、かつ掛止
爪45aにより引抜き可能に構成される。
【0064】また図23に示すように、前記打込みジャ
ッキ205の打込み方向の両側にはそれぞれ位置決めブ
ロック211が突設されている。一方、アーム出退フレ
ーム193とコッター把持アーム75の基端部内面に
は、前記挿入打込み位置Dで位置決めブロック(図示せ
ず)が嵌合可能な位置決め凹部212と係合凹部213
が形成されている。またこの位置決め凹部には、L形の
位置決めストッパ212が取付けられている。
【0065】したがって、コッター把持アーム75,7
5によりコッター部材6A,6B,7および打込み治具
8のいずれかを把持させ、把持アーム出退装置199の
挿入駆動モータ197を起動して駆動用スプロケット1
96Cを回転させ挿入駆動用チェーン198を移動させ
ることにより、コッター把持アーム75,75をコッタ
ー搭載位置Cから挿入打込み位置D(コッター受渡し位
置)に移動させ、コッター部材6A,6B,7または打
込み治具8をピース間継手部3の開口挿入穴13Aから
連結金具11Aのコッター穴12Aに挿入する。つい
で、シフト用シリンダ208を駆動して打込みジャッキ
205を待機位置Eから打込み位置Fにスライドさせ、
位置決めブロック211を位置決め凹部212に嵌合さ
せる。さらに把持アーム出退装置199を再駆動してア
ーム出退フレーム193をわずかに前進させることによ
り、位置決め用ばね206の作用で位置決めブロック2
11を位置決めストッパ212に当て付けて位置決めを
行う。さらにアーム開閉装置195を駆動してコッター
把持アーム75,75を開動し、基端部に形成された係
合凹部213を位置決めブロック21に嵌合させて、コ
ッター把持アーム75,75と打込みジャッキ205と
を連結固定する。次いで打込みジャッキ205を伸展し
て打込み具207によりコッター部材6A,6B,7ま
たは打込み治具8を連結金具11Aのコッター穴12A
に打込むことができる。
【0066】次にこのセグメント締結装置53による締
結動作を順を追って説明する。 1.供給部クランプ装置95により実装ケース71を保
持した支持フレーム97が、セグメント組立装置53の
供給部フレーム121に接近移動され、その実装ケース
71がケース装着窓121aに搬入され、挿入ガイド体
92に固定ブロック84の挿入ガイドスペース85が嵌
合されると、ケース保持手段72の受取り用クランプシ
リンダ93が駆動されてロック用爪93aが受取用クラ
ンプ部84aに突出されてクランプされる。同時にロッ
ク用シリンダによりロック用レバー94aがロック用穴
86に嵌合される。そして、受渡し用ケースクランプ装
置95のクランプシリンダ99によりクランプレバー9
8が開動されて固定ブロックの送出用クランプ部84が
開放され、実装ケース71が支持フレーム97から供給
部フレーム121にスムーズに受け渡される。
【0067】2.セグメント組立装置52によりセグメ
ントピース2が所定位置に運ばれて位置決めされる作業
中に、セグメント締結装置53では各駆動機構123,
124,128と旋回駆動機構127により供給把持装
置129が移動されて、実装ケース71の目的のコッタ
ーピン6B,6Bが把持され、実装ケース71から引き
抜かれて供給部フレーム121のコッター出入口121
bに搬送される。
【0068】3.このコッターピン6B,6Bがコッタ
ー把持挿入手段76のコッター把持アーム75,75に
把持されて搭載位置Cまで後退され、さらにセグメント
ピース2の位置決めが完了すると、半径方向出退機構1
80の出退用モータ179が駆動されて打込み装置本体
171A,171Bがコッター受給位置Aからピース間
締結部3に対向するコッター送給位置Bまで外周側に移
動される。
【0069】4.後述する手順に従って、コッターピン
6B,6Bの打込みが終了すると、次いで実装ケース7
1および治具把持機構130からスペーサ7,7、打込
み治具8、コッターピン6A,6Aの順に順次取り出さ
れてコッター打込み装置74に受け渡され、ピース間継
手部3に打込まれる。これにより周方向に隣接するセグ
メントピース2が強固に締結される。なお、打込み治具
8は、使用後に治具保持機構130に戻されて再使用さ
れる。
【0070】5.また、傾斜ピース間継手部15の場合
には、打込み方向調整機構170によりコッター打込み
装置74の打込み方向がくさび角αに対応されるととも
に、打込み位置調整機構181により第1,第2傾動部
シフト用シリンダ184A,184Bが伸縮されて打込
み装置本体171A,171Bの打込み位置を逃げ角β
によるずれ量δに対応される。
【0071】次に図30〜図33を参照してコッター打
込み装置74によるピース間継手3の締結方法を説明す
る。 a.コッター供給装置73により供給された後側コッタ
ーピン6Bをコッター把持アーム75,75で受け取
り、把持アーム出退装置199により後側コッターピン
6Bが搭載位置に後退される。そして図30(a)に示
すように、半径方向出退機構180により打込み装置本
体171A,171Bがピース間締結部3の対向位置に
移動されて後側コッターピン6Bが移送される。
【0072】そして、図30(b)に示すように、把持
アーム出退装置199によりコッター把持アーム75,
75が搭載位置Cから挿入打込み位置Dに移動されて、
後側コッターピン6Bが開口挿入穴13Aから前側連結
金具11Aのコッター穴12Aの入口に挿入される。さ
らに打込み駆動部シフト手段78のシフト用シリンダ2
08により打込みジャッキ205が待機位置Eから打込
み位置Fにスライドされ、またアーム開閉装置195に
よりコッター把持アーム75,75が開動されて後側コ
ッターピン6Bが解放される。
【0073】b.図30(c)に示すように、打込みジ
ャッキ205が伸展されて打込具207によりコッター
部材6Bが連結金具11Aのコッター穴12Aに打込ま
れる。さらに、コッター把持アーム75,75が閉動さ
れた後、シフト用シリンダ208により打込みジャッキ
205が打込み位置Fから待機位置Eに後退され、次い
でコッター把持アーム75,75が搭載位置Cまで後退
される。そして半径方向出退機構180により打込み装
置本体171A,171Bをコッター供給装置73の対
応位置まで後退させてスペーサ7を受け取る。
【0074】c.図30(d)に示すように、コッター
受給位置Aでコッター供給装置73からスペーサ7を受
け取った打込み装置本体171A,171Bがコッター
送給位置Bに移動されると、図31(e)に示すよう
に、把持アーム出退装置199によりコッター把持アー
ム75が搭載位置Cから挿入打込み位置Dに移動され、
スペーサ7が開口挿入穴13Aから前側連結金具11A
のコッター穴12Aに挿入される。このスペーサ7の挿
入により、後側コッターピン6Bがコッター穴12Aか
ら中間挿入穴13B側に押し出される。さらに打込み駆
動部シフト手段78のシフト用シリンダ208により打
込みジャッキ205が待機位置Eから打込み位置Fにス
ライドされる。
【0075】d.さらに図31(f)に示すように、ア
ーム開閉装置199によりコッター把持アーム75,7
5が開動されてスペーサ7が解放されると、打込みジャ
ッキ205が伸展されて打込み具207により連結金具
11Aのコッター穴12Aに打込まれる。これにより、
後側コッターピン6Bが中間挿入穴13Bに押し出され
る。さらに、同様の動作で打込みジャッキ205が打込
み位置Fから待機位置Eに後退され、次いでコッター把
持アーム75,75が後方の搭載位置Cまで後退され
る。そして半径方向出退機構180により打込み装置本
体171A,171Bがコッター供給装置73の対応位
置まで後退されて治具保持機構130から取り出された
打込み治具8を受け取る。
【0076】e.図31(g)に示すように、コッター
受給位置Aで打込み治具8が受け取った打込み装置本体
171A,171Bがコッター送給位置Bに移動される
と、図31(h)に示すように、把持アーム出退装置1
99によりコッター把持アーム75が搭載位置Cから挿
入打込み位置Dに移動され、打込み治具8が開口挿入穴
13Aから前側連結金具11Aのコッター穴12Aに挿
入される。この打込み治具8の挿入により、スペーサ7
を介して後側コッターピン6Bの先端部が後側連結金具
11Aのコッター穴12に挿入される。次に打込みジャ
ッキ205が打込み位置にスライドされ、コッター把持
アーム75,75が開動されて打込み治具8が解放され
る。
【0077】f.さらに図32(i)に示すように、打
込みジャッキ205が伸展されて打込み具207により
打込み治具8が打込まれると、スペーサ7を介して後側
コッターピン6Bが後側連結金具11Bのコッター穴1
2Bに打込まれる。これにより後側コッターピン6Bの
テーパ面21cの作用で後側連結金具11B,11Bが
強固に締結される。
【0078】g.次いで図32(j)に示すように、打
込みジャッキ205が収縮されると、打込み具207が
押込み溝45内で掛止爪45に係合されることから、打
込み治具8が打込み前の挿入打込み位置に戻される。さ
らに図32(k)に示すように、コッター把持アーム7
5,75により打込み治具8が把持され、把持アーム出
退装置199によりコッター把持アーム75が挿入打込
み位置Dから搭載位置Cに戻される。そして半径方向出
退機構180により打込み装置本体171A,171B
がコッター送給位置Bからコッター受給位置Aにコッタ
ー供給装置73の対応位置まで後退されて打込み治具8
が返送され、さらに前側コッターピン6Aを受け取る。
【0079】h.図33(l)に示すように、コッター
供給装置73から受け取った前側コッターピン6Aがコ
ッター送給位置Bに移動されると、図33(m)に示す
ように、把持アーム出退装置199によりコッター把持
アーム75が搭載位置Cから挿入打込み位置Dに移動さ
れ、前側コッターピン6Aが開口挿入穴13Aから前側
連結金具11Aのコッター穴12Aに挿入される。さら
に打込みジャッキ205が待機位置Eから打込み位置F
にスライドされる。
【0080】i.図33(n)に示すように、アーム開
閉装置195によりコッター把持アーム75,75が開
動されてコッターピン6Aが解放されると、打込みジャ
ッキ205が伸展されて打込み具207により前側連結
金具11Aのコッター穴12Aに打込まれる。これによ
り前側コッターピン6aのテーパ面21cの作用で前側
連結金具11A,11Aが強固に連結される。
【0081】上記実施の形態によれば、複数のコッター
部材6A,6B,7を装填した実装ケース71から、コ
ッター供給装置73によりコッター部材6A,6B,7
を順次取り出してコッター打込み装置74に渡し、コッ
ター打込み装置74によりコッター部材6A,6B,7
をピース間継手部3の締結部10に打込むように構成し
たので、比較的重量のあるコッター部材6A,6B,7
を、実装ケース71を介して能率良く供給することがで
きる。
【0082】また供給部フレーム121内に治具把持機
構130を介して打込み治具8を装備させて繰り返し使
用可能に構成し、供給把持機構130の供給部把持アー
ム154により、実装ケース71からコッター部材6
A,6B,7を取り出してコッター打込み装置74に供
給するとともに、治具把持機構130とコッター打込み
装置74との間で打込み治具8の受渡しを行うように構
成したので、コッター打込み装置74に短時間でコッタ
ー部材6A,6B,7および打込み治具8を順次供給し
て、スムーズにコッター部材6A,6B,7を直接、あ
るいは打込み治具8を介してピース間継手部3の締結部
10に打込むことができ、締結に要する作業時間を短縮
することができる。
【0083】さらに実装ケース71に装填されたコッタ
ー部材6A,6B,7をコッターロック装置83により
確実に保持することができ、搬送やセグメント締結装置
53の姿勢変向による実装ケース71の変位変動があっ
てもコッター部材6A,6B,7の脱落を防止でき、ま
た供給把持装置129のロック解放部材161により、
解除部材109を介してコッターロック装置83を解除
することができ、供給部把持アーム154によるコッタ
ー部材6A,6B,7の取り出しも容易に行うことがで
きる。
【0084】さらにまた回動部材であるロックアーム1
04とガイドレバー103とが連結された係止端部10
4aをアーム付勢ばね107により突出側に付勢させ、
ガイドレバー103の後退を規制する規制ブロック10
8によりコッター部材6A,6B,7の抜け止めがで
き、簡単な構成でコッター部材6A,6B,7を確実に
保持できて、解除部材109により規制ブロック108
を移動するだけでロックを解除でき、しかもコッター部
材6A,6B,7を押引きしないと抜け出ることがない
ので、単にロック解放部材109が他の部材に接触した
だけでコッター部材6A,6B,7が抜け落ちることが
無く、複数のコッター部材6A,6B,7を安定して搬
送供給することができる。
【0085】また実装ケース71のケース本体80の対
向する側面に固定した固定ブロック84の両側に、受取
り用クランプ部84aと送出用クランプ部84bとを設
けたので、セグメント締結装置53とケース搬入出装置
との間で実装ケース71を、固定ブロック84を介して
受渡しを安全かつ確実に行うことができ、実装ケース7
1やクランプ装置72,95の構造を簡易化することが
できる。
【0086】また、コッター部材6A,6B,7および
打込み治具8を開口挿入穴13Aから前側連結金具11
Aのコッター穴12Aに挿入するコッター把持挿入手段
76と、コッター部材6A,6B,7および打込み治具
8をコッター穴12A,12Bに打込むコッター打込み
駆動手段77とをシールド半径方向に配置して、打込み
駆動部シフト手段78により、打込み駆動手段77であ
る打込みジャッキ205を待機位置Eから打込み位置F
にシフトさせ、打込みジャッキ205により打込み具2
07をコッター把持アーム75,75間から突出駆動し
てコッター部材6A,6B,7および打込み治具8を打
込むように構成したので、コッター把持挿入手段76と
打込みジャッキ205とをコッター打込み方向に交差す
るシールド半径方向に配置することができる。したがっ
て、セグメントピース2の前端面2aと推進ジャッキ6
7の押付部材67aとのスペースが狭くても、ピース間
継手部3にコッターピン6A,6Bを順次搬入して打込
むことができる。また、ピース間継手部3の締結面に複
数組の連結金具11A,11Bを設けて、それぞれにコ
ッターピン6A,6Bを打込むので、取り扱うコッター
ピン6A,6Bの長さを短く設定することができ、コッ
ターピン打込み装置74のコンパクト化に寄与できる。
【0087】さらに、IまたはH形断面のコッターピン
6A,6Bにより、周方向に隣接するセグメントピース
2をそれぞれの連結金具11A,11Bを介して強固に
連結することができ、半径方向の負荷に強いピース間継
手部3を提供することができる。
【0088】さらにまた、コッター把持アーム75,7
5を搭載位置Cから挿入打込み位置Dまで出退駆動する
把持アーム出退装置199を、スプロケット196A〜
196Dと挿入駆動チェーン198と、出退駆動モータ
197とで構成したので、コッター把持アーム75が出
退する略挿入ストロークSの長さ範囲の前後に把持アー
ム出退装置199を収容することができ、コッター打込
み装置74のコンパクト化が図れてセグメントピース2
の前端面2aと推進ジャッキ67の押付部材97aとの
狭いスペース内に容易に挿入することができる。
【0089】また、後側連結金具11Aのコッター穴1
2Aを挿通できる打込み治具8を使用することにより、
後側連結金具11Bのコッター穴12Bにコッターピン
6Bを容易に打込むことができる。また打込み後、打込
みジャッキ205の打込み具207を後退させること
で、掛止爪45aにより打込み具8を押込み溝45内に
抜け止めして打込み治具8をコッター穴12Aから抜出
すことができる。また打込み駆動部シフト手段78によ
り打込みジャッキ205を待機位置Eと打込み位置Fと
の間でシフト移動させることで、打込み具207を容易
に押込み溝45に嵌合、離脱することができるので、打
込み治具8の装着も容易となる。
【0090】またコッター把持アーム75,75により
コッター部材6A,6B,7および打込み治具8を把持
するに際して、コッター把持アーム75の把持凸部20
1を把持凹部24,34,44に嵌合させることによ
り、傾斜受け面24a,24bと傾斜押え面201a,
201bの作用でコッター部材6A,6B,7および打
込み治具8を一定位置で一定姿勢に保持することがで
き、コッター部材6A,6B,7および打込み治具8を
前側連結金具11Aのコッター穴12Aに正確に挿入す
ることができる。
【0091】上記実施の形態では、コッターピンおよび
コッター穴を略IまたはH形断面としたが、図34に示
すように、連結部302,312とフランジ部303,
313からなり、フランジ部303,313の内面をテ
ーパ面303a,313aとしたチャンネル形断面のコ
ッターピン301およびコッター穴310(スペーサや
打込み治具も同一断面)にすることもできる。
【0092】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の請求項1記
載の発明によれば、コッターピンをコッター穴に挿入す
るコッター把持挿入手段と、挿入されたコッターピンを
コッター穴に打込むコッター打込み駆動手段とを配置し
て、打込み駆動部シフト手段によりコッターピンをコッ
ター穴に挿入した後の打込み位置にシフトさせ、コッタ
ー把持アーム間から打込み具を駆動してコッターを打込
むように構成したので、コッター把持挿入手段とコッタ
ー打込み駆動手段とをコッター打込み方向に交差する方
向に配置することができる。したがって、セグメントの
前端面と推進ジャッキの押付部材とのスペースが狭くて
も、ピース間継手部にコッターピンを搬入して順次打込
むことができる。また、ピース間継手部の締結面に複数
組の連結金具を設けて、それぞれにコッターピンを打込
むので、取り扱うコッターピンの長さを短く設定するこ
とができ、コッターピン打込み装置のコンパクト化に寄
与できる。
【0093】また請求項2記載の発明によれば、周方向
に隣接するセグメントピースをそれぞれの連結金具を介
して強固に連結することができ、半径方向の負荷に強い
ピース間継手部を提供することができる。
【0094】さらに請求項3記載の発明によれば、スプ
ロケットと挿入駆動チェーンとで把持アーム出退装置を
構成したので、コッター把持アームが出退する略挿入ス
トロークの長さ内に把持アーム出退装置を収容すること
ができ、コッター打込み装置のコンパクト化が図れ、セ
グメントの前端面と推進ジャッキの押付部材との狭いス
ペース内に容易に挿入することができる。
【0095】さらにまた請求項4記載の発明によれば、
後方の連結金具のコッター穴を挿通できる打込み治具を
使用することにより、打込み後にコッター打込み駆動手
段の打込み具を後退させることで、掛止爪により打込み
具を押込み溝内に抜け止めして打込み治具をコッター穴
から抜出すことができ、打込み治具の再利用が可能とな
る。また打込み駆動部シフト手段によりコッター打込み
駆動手段をシフト移動させることで、打込み具を押込み
溝に嵌合、離脱することができるので、打込み具と打込
み治具との連結も容易に行うことができる。
【0096】また請求項5記載の発明によれば、コッタ
ー把持アームによりコッターピンを把持する際に、把持
凹部と把持凸部とを嵌合させることにより、傾斜受け面
と傾斜押え面の作用でコッターピンを一定位置に、一定
の姿勢で保持することができ、コッターピンを連結金具
のコッター穴により正確に挿入することができる。
【0097】さらに請求項6記載の発明によれば、セグ
メントリングの最後に組立られるKセグメントとこれに
隣接するAセグメントとは、その締結面がシールド軸心
方向に対して傾斜するくさび角を有する傾斜ピース間継
手部により締結されるが、打込み方向調整機構によりこ
の傾斜ピース間継手部に対応してコッターピンの打込み
方向を容易に変更することができる。
【0098】また請求項7記載の発明によれば、くさび
角を有する傾斜ピース間継手部の傾斜締結面に逃げ角が
形成されて、半径方向に複数の締結部が設けられた場
合、複数の締結部は、その逃げ角により打込み位置が接
線方向に互いにずれることになるが、打込み位置調整機
構により打込み装置本体を接線方向にスライドさせて、
容易にこれに対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコッター式セグメント締結装置に
より締結されるセグメントの実施の形態を示す斜視図で
ある。
【図2】同コッター式セグメント締結装置を有するセグ
メント組立装置を示す側面図である。
【図3】同コッター式セグメント締結装置を有するセグ
メント組立装置を示す背面図である。
【図4】同コッター式セグメント締結装置により締結さ
れるピース間継手部とコッター部材を示す斜視図であ
る。
【図5】(a)〜(d)はそれぞれ同コッター式セグメ
ント締結装置により使用されるコッター部材を示し、
(a)は後側コッターピンの斜視図、(b)はスペーサ
を示す斜視図、(c)は前側コッターピンの斜視図、
(d)はスペーサを示す斜視図である。
【図6】(a),(b)はそれぞれ同コッター式セグメ
ント締結装置により締結されるピース間継手部を示し、
(a)は通常のピース間継手部を示す平面断面図、
(b)は傾斜ピース間継手部を示す平面断面図である。
【図7】(a),(b)はそれぞれ同コッター式セグメ
ント締結装置により締結されるピース間継手部を示し、
(a)は通常のピース間継手部を示す正面図、(b)は
傾斜ピース間継手部を示す正面図である。
【図8】同コッター式セグメント締結装置を示す一部切
欠き側面図である。
【図9】同コッター式セグメント締結装置を示す平面断
面図である。
【図10】同コッター式セグメント締結装置に使用する
実装ケースを示す斜視図である。
【図11】同コッター式セグメント締結装置のケースク
ランプ装置を示す正面図である。
【図12】同コッター式セグメント締結装置の実装ケー
スと供給把持装置を示す側面図である。
【図13】同コッター式セグメント締結装置の実装ケー
スとケースクランプ装置を示す側面図である。
【図14】同コッター式セグメント締結装置のコッター
ロック装置を示す平面断面図である。
【図15】同コッター式セグメント締結装置のコッター
ロック装置を示す平面図である。
【図16】同コッター式セグメント締結装置に実装ケー
スを受け渡す受け渡し用ケースクランプ装置を示す正面
図である。
【図17】同コッター式セグメント締結装置のコッター
供給手段を示す正面断面図である。
【図18】同コッター供給手段の供給把持装置を示す拡
大平面図である。
【図19】同(a)〜(c)はそれぞれコッター供給手
段の治具把持機構を示し、(a)は上部昇降部材を示す
側面図、(b)は上部昇降部材を示す側面図、(c)は
上部および下部昇降部材を組み合わせた治具把持機構を
示す側面図である。
【図20】同コッター供給手段の治具把持機構を示す平
面図である。
【図21】同(a)〜(c)はそれぞれコッター供給手
段の治具把持機構を示し、(a)は下部昇降部材を示す
正面図、(b)は下部昇降部材を示す正面図、(c)は
上部および下部昇降部材を組み合わせた治具把持機構を
示す正面図である。
【図22】同コッター式セグメント締結装置のコッター
打込み装置を示す全体背面図である。
【図23】同コッター打込み装置のコッター把持挿入手
段およびコッター打込み駆動手段を示す平面断面図であ
る。
【図24】同コッター式セグメント締結装置の駆動部シ
フト機構を示す部分背面断面図である。
【図25】同コッター式セグメント締結装置の駆動部シ
フト機構を示す平面断面図である。
【図26】同コッター打込み装置のコッター把持アーム
の先端部とコッター部材との嵌合部を示す部分斜視図で
ある。
【図27】同コッター打込み装置を示す概略側面断面図
である。
【図28】同コッター式セグメント締結装置により締結
されるKセグメントピースを示すセグメントリングの全
体平面図である。
【図29】同コッター式セグメント締結装置により締結
されるKセグメントピースを示すセグメントリングの全
体正面図である。
【図30】(a)〜(d)はそれぞれ同コッター式セグ
メント締結装置による締結手順を示す説明図である。
【図31】(e)〜(h)はそれぞれ同コッター式セグ
メント締結装置による締結手順を示す説明図である。
【図32】(i)〜(k)はそれぞれ同コッター式セグ
メント締結装置による締結手順を示す説明図である。
【図33】(l)〜(n)はそれぞれ同コッター式セグ
メント締結装置による締結手順を示す説明図である。
【図34】コッター式セグメント締結装置に使用するコ
ッターピンおよび連結金具の他の実施の形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 セグメント 2 セグメントピース 3 ピース間継手部 4 セグメントリング 5 リング間継手部 6A,6B コッターピン 7 スペーサ 8 打込み治具 10 締結部 11A.11B 連結金具 12A,12B コッター穴 13A 開口挿入穴 13B 中間挿入穴 14 Kセグメント 15 傾斜ピース間継手部 16 Aセグメント 24,34,44 把持凹部 24a 前後傾斜受け面 24b 左右傾斜受け面 45 押込み溝 45a 掛止爪 51 シールド掘進機 52 セグメント組立装置 53 セグメント締結装置 67 推進ジャッキ 71 実装ケース 72 ケースクランプ装置 73 コッター供給装置 74 コッター打込み装置 75 コッター把持アーム 76 コッター把持挿入手段 77 コッター打込み駆動手段 78 打込み駆動部シフト手段 83 コッターロック装置 103 ガイドレバー 104 ロックアーム 104a 係止端部 107 アーム付勢ばね 108 規制ブロック 109 ロック解放部材 129 供給把持装置 130 治具把持機構 154 供給部把持アーム 170 打込み方向調整機構 180 半径方向出退機構 181 打込み位置調整機構 199 把持アーム出退装置 201 把持凸部 201a 前後傾斜押え面 201b 左右傾斜押え面 205 打込みジャッキ 207 打込み具 A コッター受給位置 B コッター送給位置 C 搭載位置 D 挿入打込み位置 E 待機位置 F 打込み位置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セグメントピースが周方向に隣接されるピ
    ース間継手部の締結面に、弧長方向に互いに突き合わさ
    れてコッター穴を形成する一対の連結金具を複数組配設
    し、セグメントピースの前端部からコッターピンを前記
    各連結金具のコッター穴にそれぞれ打込んでセグメント
    ピースを締結するコッター式セグメント締結装置のコッ
    ター打込み装置であって、 コッターピンを把持開放可能な複数のコッター把持アー
    ムをシールド軸心方向に出退移動してコッターピンをコ
    ッター穴に挿入するコッター把持挿入手段と、コッター
    穴に挿入されたコッターピンを、開放されたコッター把
    持アーム間から打込み具を駆動して打込むコッター打込
    み駆動手段と、 このコッター打込み駆動手段を、コッター把持アーム間
    の打込み位置と、コッター把持アームの出退移動に干渉
    しない待機位置との間でシフトさせる打込み駆動部シフ
    ト手段を設けたことを特徴とするコッター式セグメント
    締結装置のコッター打込み装置。
  2. 【請求項2】コッターピンは、両セグメントピースの装
    着された連結金具にそれぞれ嵌合されるフランジ部と、
    これらフランジ部を互いに連結する連結部からなり、フ
    ランジ部の互いに対向する内面が、打込み方向に沿って
    前部外側から後部内側に傾斜するテーパ面に形成され、 コッター穴に打ち込まれたコッターピンの前記テーパ面
    により両連結金具が互いに接近する方向に圧接されて締
    結されるように構成されたことを特徴とする請求項1記
    載のコッター式セグメント締結装置のコッター打込み装
    置。
  3. 【請求項3】コッター把持挿入手段に設けられてコッタ
    ー把持アームを出退移動する把持アーム出退装置を、コ
    ッター把持アームを開閉自在に支持するアーム出退フレ
    ームの出退方向の側方に略挿入ストロークの間隔をあけ
    て配置された一対の出退用スプロケットと、挿入駆動モ
    ータにより回転される駆動スプロケットと、両端部がア
    ーム出退フレームに連結されて前記出退用スプロケット
    および駆動スプロケットに巻張された挿入駆動チェーン
    とで構成したことを特徴とする請求項1または2記載の
    コッター式セグメント締結装置のコッター打込み装置。
  4. 【請求項4】コッター穴に挿入されてコッターピンの打
    込みに使用する打込み治具を備え、この打込み治具の後
    端部に、打込み駆動部シフト手段によるコッター打込み
    駆動手段のシフト移動により嵌合離脱自在な押込み溝を
    形成し、 この押込み溝に、打込み治具の引抜き時に抜け止めする
    掛止爪を形成したことを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれかに記載のコッター式セグメント締結装置のコッタ
    ー打込み装置。
  5. 【請求項5】コッター把持アームとコッターピンの一方
    に把持凹部を形成するとともに、他方にこの把持凹部に
    嵌合自在な把持凸部を形成し、 前記把持凹部に90度隔てた四方向に所定角度で傾斜す
    る傾斜受け面を形成するとともに、前記把持凸部に各傾
    斜受け面にそれぞれ当て付けられる傾斜押え面を形成し
    たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    コッター式セグメント締結装置のコッター打込み装置。
  6. 【請求項6】コッター把持挿入手段とコッター打込み駆
    動手段と打込み駆動部シフト手段とを具備した打込み装
    置本体を、シールド半径方向の軸心周りに傾動させてコ
    ッターピンの打込み方向を傾斜ピース間継手部に対応さ
    せる打込み方向調整機構を設けたことを特徴とする請求
    項1記載のコッター式セグメント締結装置のコッター打
    込み装置。
  7. 【請求項7】ピース間継手部にシールド半径方向に一定
    間隔をあけて複数の締結部を設け、 これら締結部に対応して打込み装置本体をシールド半径
    方向に複数基配設し、 前記打込み装置本体をそれぞれ接線方向にスライドして
    傾斜ピース間継手部の締結面の逃げ角による締結部の位
    置ずれに対応させる打込み位置調整機構を設けたことを
    特徴とする請求項6記載のコッター式セグメント締結装
    置のコッター打込み装置。
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CN114294010A (zh) * 2022-01-20 2022-04-08 中国铁道科学研究院集团有限公司铁道建筑研究所 一种铁路隧道复合装配式套衬结构及其施工方法

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