JP2000220637A - 磁気軸受装置のタッチダウン軸受 - Google Patents
磁気軸受装置のタッチダウン軸受Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C39/00—Relieving load on bearings
- F16C39/02—Relieving load on bearings using mechanical means
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C32/00—Bearings not otherwise provided for
- F16C32/04—Bearings not otherwise provided for using magnetic or electric supporting means
- F16C32/0406—Magnetic bearings
- F16C32/044—Active magnetic bearings
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/54—Systems consisting of a plurality of bearings with rolling friction
- F16C19/541—Systems consisting of juxtaposed rolling bearings including at least one angular contact bearing
- F16C19/542—Systems consisting of juxtaposed rolling bearings including at least one angular contact bearing with two rolling bearings with angular contact
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- Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タッチダウン軸受の寿命をより延ばすことで
ある。 【解決手段】 磁気軸受で支持される回転部材に、内輪
7又は外輪8の一方が対向配置され、その内輪7と外輪
8の間に、保持器9で保持されるボール10を組み込ん
だ磁気軸受装置のタッチダウン軸受において、少なくと
も上記ボール10の表面にインジウム皮膜16を形成し
たことを特徴とする。
ある。 【解決手段】 磁気軸受で支持される回転部材に、内輪
7又は外輪8の一方が対向配置され、その内輪7と外輪
8の間に、保持器9で保持されるボール10を組み込ん
だ磁気軸受装置のタッチダウン軸受において、少なくと
も上記ボール10の表面にインジウム皮膜16を形成し
たことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気軸受装置の
制御不能時に回転部材を支持するためのタッチダウン軸
受に関する。
制御不能時に回転部材を支持するためのタッチダウン軸
受に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気軸受装置は、例えば、図1に示すよ
うに、磁気軸受1で非接触支持された回転軸2の両端部
にタッチダウン軸受3、4を配置し、突然の断線や停電
等によって磁気軸受1が制御不能になった場合、タッチ
ダウン軸受3、4が回転軸2を支持して、磁気軸受1や
回転軸2の損傷を防ぐ構造がとられている。
うに、磁気軸受1で非接触支持された回転軸2の両端部
にタッチダウン軸受3、4を配置し、突然の断線や停電
等によって磁気軸受1が制御不能になった場合、タッチ
ダウン軸受3、4が回転軸2を支持して、磁気軸受1や
回転軸2の損傷を防ぐ構造がとられている。
【0003】すなわち、磁気軸受1が制御不能等になっ
た場合、高速に回転している回転軸2にぶれが生じる。
このとき、回転軸2がタッチダウン軸受3、4の内輪に
突然衝突することとなり、この内輪は急激な高速回転を
強いられることとなる。さらに、回転軸2とタッチダウ
ン軸受3、4との間には隙間があるので(図2、図4参
照)、回転軸2が可動範囲内で自由に動き回ることとな
る。このため、タッチダウン軸受3、4は、衝撃荷重と
急加速が繰り返し生じることとなる。
た場合、高速に回転している回転軸2にぶれが生じる。
このとき、回転軸2がタッチダウン軸受3、4の内輪に
突然衝突することとなり、この内輪は急激な高速回転を
強いられることとなる。さらに、回転軸2とタッチダウ
ン軸受3、4との間には隙間があるので(図2、図4参
照)、回転軸2が可動範囲内で自由に動き回ることとな
る。このため、タッチダウン軸受3、4は、衝撃荷重と
急加速が繰り返し生じることとなる。
【0004】上記磁気軸受装置のタッチダウン軸受3
は、図2を用いて説明すると、2個のアンギュラ玉軸受
5、6の正面組合せとして、ラジアル荷重とアキシャル
荷重の両方を受けるようにしている。この各アンギュラ
玉軸受5、6は、内輪7と外輪8の間に、保持器9で保
持される複数のボール10を組み込んで形成され、各内
輪7の組合せ面には研削加工により隙間11が設けら
れ、内輪の熱膨張により軸受に予圧がかからないように
なっている。
は、図2を用いて説明すると、2個のアンギュラ玉軸受
5、6の正面組合せとして、ラジアル荷重とアキシャル
荷重の両方を受けるようにしている。この各アンギュラ
玉軸受5、6は、内輪7と外輪8の間に、保持器9で保
持される複数のボール10を組み込んで形成され、各内
輪7の組合せ面には研削加工により隙間11が設けら
れ、内輪の熱膨張により軸受に予圧がかからないように
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のタッ
チダウン軸受は、従来、緊急用として考えられていたた
め、1回又は2回のタッチダウンによって軸受が使用不
能になっても止むを得ないこととされていた。しかし、
使用不能となったタッチダウン軸受を交換するには、磁
気軸受装置を分解し、タッチダウン軸受を交換した後、
内輪又は外輪と回転部分との間のタッチダウン隙間を、
磁気軸受の軸受隙間に対して高精度に調整しつつ軸受装
置を組み立てる作業が必要になるため、作業に著しく手
間がかかる。このため、最近ではタッチダウン軸受の耐
久性を上げ、多数のタッチダウンにも耐えることができ
る構造が求められる。
チダウン軸受は、従来、緊急用として考えられていたた
め、1回又は2回のタッチダウンによって軸受が使用不
能になっても止むを得ないこととされていた。しかし、
使用不能となったタッチダウン軸受を交換するには、磁
気軸受装置を分解し、タッチダウン軸受を交換した後、
内輪又は外輪と回転部分との間のタッチダウン隙間を、
磁気軸受の軸受隙間に対して高精度に調整しつつ軸受装
置を組み立てる作業が必要になるため、作業に著しく手
間がかかる。このため、最近ではタッチダウン軸受の耐
久性を上げ、多数のタッチダウンにも耐えることができ
る構造が求められる。
【0006】この問題を解決するため、特開平5−26
237号公報に、内輪又は外輪のボール転走面に鉛の皮
膜を形成すると共に、内輪又は外輪のボール転走面以外
の部分に二硫化モリブデンの皮膜を形成することが開示
されている。
237号公報に、内輪又は外輪のボール転走面に鉛の皮
膜を形成すると共に、内輪又は外輪のボール転走面以外
の部分に二硫化モリブデンの皮膜を形成することが開示
されている。
【0007】この方法を用いることにより、多数のタッ
チダウンに耐えることができるようになったが、それで
は不十分な場合がある。
チダウンに耐えることができるようになったが、それで
は不十分な場合がある。
【0008】そこで、この発明の課題は、タッチダウン
軸受の寿命を延ばすことである。
軸受の寿命を延ばすことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、磁気軸受で支持される回転部材に、内
輪又は外輪の一方が対向配置され、その内輪と外輪の間
に、保持器で保持されるボールを組み込んだ磁気軸受装
置のタッチダウン軸受において、少なくとも上記ボール
の表面にインジウム皮膜を形成したことを特徴とする。
め、この発明は、磁気軸受で支持される回転部材に、内
輪又は外輪の一方が対向配置され、その内輪と外輪の間
に、保持器で保持されるボールを組み込んだ磁気軸受装
置のタッチダウン軸受において、少なくとも上記ボール
の表面にインジウム皮膜を形成したことを特徴とする。
【0010】ボール表面にインジウム皮膜を形成したの
で、内外輪とボールの回転運動によって、ボール表面の
インジウム皮膜のインジウムが内外輪の軌道輪の内周面
又は外周面に転移し、潤滑作用を行う。さらに、保持器
を鉛青銅3種で形成した場合、内外輪とボールの摩擦の
繰り返しにより、ボール表面のインジウムが不足する
と、保持器に含有される鉛が内外輪の軌道輪の内周面又
は外周面に補充され、潤滑剤の枯渇が防止される。
で、内外輪とボールの回転運動によって、ボール表面の
インジウム皮膜のインジウムが内外輪の軌道輪の内周面
又は外周面に転移し、潤滑作用を行う。さらに、保持器
を鉛青銅3種で形成した場合、内外輪とボールの摩擦の
繰り返しにより、ボール表面のインジウムが不足する
と、保持器に含有される鉛が内外輪の軌道輪の内周面又
は外周面に補充され、潤滑剤の枯渇が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0012】この発明にかかる磁気軸受装置のタッチダ
ウン軸受は、図1に示す磁気軸受装置においてタッチダ
ウン時に使用される軸受である。
ウン軸受は、図1に示す磁気軸受装置においてタッチダ
ウン時に使用される軸受である。
【0013】この磁気軸受装置は、磁気軸受1で非接触
支持された回転軸2の両端部にタッチダウン軸受3、4
を配置し、突然の断線や停電等によって磁気軸受1が制
御不能になった場合、すなわち、タッチダウン時にタッ
チダウン軸受3、4によって回転軸2を支持し、磁気軸
受1や回転軸2の損傷を防ぐ構造を有するものである。
支持された回転軸2の両端部にタッチダウン軸受3、4
を配置し、突然の断線や停電等によって磁気軸受1が制
御不能になった場合、すなわち、タッチダウン時にタッ
チダウン軸受3、4によって回転軸2を支持し、磁気軸
受1や回転軸2の損傷を防ぐ構造を有するものである。
【0014】このタッチダウン軸受3は、図2に示すよ
うに、2個のアンギュラ玉軸受5、6の正面組合せとし
て、ラジアル荷重とアキシャル荷重の両方を受けるよう
にしたものである。この各アンギュラ玉軸受5、6は、
内輪7を上記磁気軸受1で支持される回転部材2に対向
させ、タッチダウン隙間を設けて配置し、外輪8をハウ
ジング22に固定させる。そして、この内輪7と外輪8
の間に、保持器9で保持されるボール10を組み込んで
形成される。
うに、2個のアンギュラ玉軸受5、6の正面組合せとし
て、ラジアル荷重とアキシャル荷重の両方を受けるよう
にしたものである。この各アンギュラ玉軸受5、6は、
内輪7を上記磁気軸受1で支持される回転部材2に対向
させ、タッチダウン隙間を設けて配置し、外輪8をハウ
ジング22に固定させる。そして、この内輪7と外輪8
の間に、保持器9で保持されるボール10を組み込んで
形成される。
【0015】さらに、このタッチダウン軸受3の少なく
ともボール10の表面に、インジウム皮膜16が形成さ
れる。ボール10の表面にインジウム皮膜16を形成す
るのは、容易であるので、インジウム皮膜16の処理工
程が簡素化され、処理時間が短縮される。
ともボール10の表面に、インジウム皮膜16が形成さ
れる。ボール10の表面にインジウム皮膜16を形成す
るのは、容易であるので、インジウム皮膜16の処理工
程が簡素化され、処理時間が短縮される。
【0016】さらにまた、このボール10の表面以外に
も、ボール10に対向する内輪7若しくは外輪8の軌道
輪の内周面若しくは外周面、又は、上記内周面と外周面
をつなぐ端面に、インジウム皮膜やその他の固体潤滑皮
膜を形成させてもよい。これらにインジウム皮膜等の固
体潤滑皮膜を形成することにより、タッチダウン軸受の
内輪及び外輪における潤滑の問題を解決することができ
ると共に、タッチダウン時に、内輪7又は外輪8の外周
面(又は内周面)に設けたインジウム皮膜等の固体潤滑
皮膜によりボール10と内輪7又は外輪8の滑りを助長
し、内輪7及び外輪8の回転立ち上がりを緩やかに行わ
れるようにすることができる。このため、タッチダウン
軸受の耐久性を向上させると共に、損傷を受けにくくな
る。
も、ボール10に対向する内輪7若しくは外輪8の軌道
輪の内周面若しくは外周面、又は、上記内周面と外周面
をつなぐ端面に、インジウム皮膜やその他の固体潤滑皮
膜を形成させてもよい。これらにインジウム皮膜等の固
体潤滑皮膜を形成することにより、タッチダウン軸受の
内輪及び外輪における潤滑の問題を解決することができ
ると共に、タッチダウン時に、内輪7又は外輪8の外周
面(又は内周面)に設けたインジウム皮膜等の固体潤滑
皮膜によりボール10と内輪7又は外輪8の滑りを助長
し、内輪7及び外輪8の回転立ち上がりを緩やかに行わ
れるようにすることができる。このため、タッチダウン
軸受の耐久性を向上させると共に、損傷を受けにくくな
る。
【0017】また、上記タッチダウン軸受4は、図4に
示すように、単列の深みぞ玉軸受が用いられる。この深
みぞ玉軸受は、内輪7’を上記磁気軸受1で支持される
回転部材2に対向させ、タッチダウン隙間を設けて配置
し、外輪8’をハウジング22に固定させる。そして、
この内輪7’と外輪8’の間に、保持器9’で保持され
るボール10’を組み込んで形成される。
示すように、単列の深みぞ玉軸受が用いられる。この深
みぞ玉軸受は、内輪7’を上記磁気軸受1で支持される
回転部材2に対向させ、タッチダウン隙間を設けて配置
し、外輪8’をハウジング22に固定させる。そして、
この内輪7’と外輪8’の間に、保持器9’で保持され
るボール10’を組み込んで形成される。
【0018】さらに、このタッチダウン軸受4の少なく
ともボール10’の表面に、インジウム皮膜16が形成
される。ボール10’の表面にインジウム皮膜16’を
形成するのは、容易であるので、インジウム皮膜16’
の処理工程が簡素化され、処理時間が短縮される。
ともボール10’の表面に、インジウム皮膜16が形成
される。ボール10’の表面にインジウム皮膜16’を
形成するのは、容易であるので、インジウム皮膜16’
の処理工程が簡素化され、処理時間が短縮される。
【0019】さらにまた、このボール10’の表面以外
にも、ボール10’に対向する内輪7’若しくは外輪
8’の軌道輪の内周面若しくは外周面、又は、上記内周
面と外周面をつなぐ端面に、インジウム皮膜やその他の
固体潤滑皮膜を形成させてもよい。これらにインジウム
皮膜等の固体潤滑皮膜を形成することにより、タッチダ
ウン軸受の内輪及び外輪における潤滑の問題を解決する
ことができると共に、タッチダウン時に、内輪7’又は
外輪8’の外周面(又は内周面)に設けたインジウム皮
膜等の固体潤滑皮膜によりボール10’と内輪7’又は
外輪8’の滑りを助長し、内輪7’及び外輪8’の回転
立ち上がりを緩やかに行われるようにすることができ
る。このため、タッチダウン軸受の耐久性を向上させる
と共に、損傷を受けにくくなる。
にも、ボール10’に対向する内輪7’若しくは外輪
8’の軌道輪の内周面若しくは外周面、又は、上記内周
面と外周面をつなぐ端面に、インジウム皮膜やその他の
固体潤滑皮膜を形成させてもよい。これらにインジウム
皮膜等の固体潤滑皮膜を形成することにより、タッチダ
ウン軸受の内輪及び外輪における潤滑の問題を解決する
ことができると共に、タッチダウン時に、内輪7’又は
外輪8’の外周面(又は内周面)に設けたインジウム皮
膜等の固体潤滑皮膜によりボール10’と内輪7’又は
外輪8’の滑りを助長し、内輪7’及び外輪8’の回転
立ち上がりを緩やかに行われるようにすることができ
る。このため、タッチダウン軸受の耐久性を向上させる
と共に、損傷を受けにくくなる。
【0020】上記の保持器9は、図3に示すように、鉛
含有銅系金属で形成された環状部材13に、ボール10
が嵌合するポケット孔14を機械加工で形成したもので
ある。この鉛含有銅系金属としては、鉛青銅、例えば鉛
青銅3種をあげることができる。
含有銅系金属で形成された環状部材13に、ボール10
が嵌合するポケット孔14を機械加工で形成したもので
ある。この鉛含有銅系金属としては、鉛青銅、例えば鉛
青銅3種をあげることができる。
【0021】上記の保持器9’は、上記保持器9と同様
のものを用いることができるが、その他に、図5に示す
ように、幅方向に2つ割りされる環状部材18a、18
bをリベット19によって一体に固着したものを用いる
ことができる。このときの保持器9’の素材としては、
上記と同様に、鉛含有銅系金属、特に、鉛青銅3種をあ
げることができる。
のものを用いることができるが、その他に、図5に示す
ように、幅方向に2つ割りされる環状部材18a、18
bをリベット19によって一体に固着したものを用いる
ことができる。このときの保持器9’の素材としては、
上記と同様に、鉛含有銅系金属、特に、鉛青銅3種をあ
げることができる。
【0022】なお、図1、図2及び図4においては、回
転軸2を内輪7、7’の転走面12、12’にタッチダ
ウンさせる構造を示したが、内輪7、7’を固定し、外
輪8、8’の転走面に回転部材をタッチダウンさせる装
置にも適用することができる。この場合、使用されるタ
ッチダウン軸受は、磁気軸受で支持される回転部材に外
輪を対向させ、タッチダウン隙間を設けて配置し、内輪
と外輪の間に、保持器で保持されるボールを組み込んだ
軸受である。この軸受の外輪のボール転走面、又は、外
輪の転走面には、インジウム皮膜が形成される。また、
ここで使用される保持器は、上記の保持器9、9’と同
様のものを使用することができる。
転軸2を内輪7、7’の転走面12、12’にタッチダ
ウンさせる構造を示したが、内輪7、7’を固定し、外
輪8、8’の転走面に回転部材をタッチダウンさせる装
置にも適用することができる。この場合、使用されるタ
ッチダウン軸受は、磁気軸受で支持される回転部材に外
輪を対向させ、タッチダウン隙間を設けて配置し、内輪
と外輪の間に、保持器で保持されるボールを組み込んだ
軸受である。この軸受の外輪のボール転走面、又は、外
輪の転走面には、インジウム皮膜が形成される。また、
ここで使用される保持器は、上記の保持器9、9’と同
様のものを使用することができる。
【0023】上記インジウム皮膜16、16’は、イオ
ンプレーティング法等、任意の気相法によって形成する
ことができる。また、ボール10、10’に対向する内
輪7、7’若しくは外輪8、8’の軌道輪の内周面若し
くは外周面、又は、上記内周面と外周面をつなぐ端面に
インジウム皮膜を形成される場合、このインジウム皮膜
も、イオンプレーティング法等、任意の気相法によって
形成することができる。
ンプレーティング法等、任意の気相法によって形成する
ことができる。また、ボール10、10’に対向する内
輪7、7’若しくは外輪8、8’の軌道輪の内周面若し
くは外周面、又は、上記内周面と外周面をつなぐ端面に
インジウム皮膜を形成される場合、このインジウム皮膜
も、イオンプレーティング法等、任意の気相法によって
形成することができる。
【0024】図1の場合におけるタッチダウン軸受3、
4の作用を説明する。
4の作用を説明する。
【0025】図1に示すように、磁気軸受装置は、磁気
軸受1で回転軸2を非接触支持し、この回転軸2を回転
させる。このとき、両端部にタッチダウン軸受3、4と
回転軸2との間は、図2及び図4に示すように、タッチ
ダウン隙間を介して非接触状態である。したがって、タ
ッチダウン軸受3、4は、通常状態では未使用状態であ
る。
軸受1で回転軸2を非接触支持し、この回転軸2を回転
させる。このとき、両端部にタッチダウン軸受3、4と
回転軸2との間は、図2及び図4に示すように、タッチ
ダウン隙間を介して非接触状態である。したがって、タ
ッチダウン軸受3、4は、通常状態では未使用状態であ
る。
【0026】しかし、磁気軸受1を停止した場合、突然
の断線や停電等によって磁気軸受1が制御不能になった
場合等のタッチダウン状態となると、高速に回転してい
る回転軸2にぶれが生じる。このとき、図2、図4に示
すように、回転軸2とタッチダウン軸受3、4との間に
タッチダウン隙間があるので、回転軸2が可動範囲内で
自由に動き回る。また、回転軸2がタッチダウン軸受
3、4の内輪7、7’に衝突し、この内輪7、7’は急
激な高速回転を生じる。さらに、このため、タッチダウ
ン軸受3、4は、衝撃荷重と急加速が繰り返し生じる。
の断線や停電等によって磁気軸受1が制御不能になった
場合等のタッチダウン状態となると、高速に回転してい
る回転軸2にぶれが生じる。このとき、図2、図4に示
すように、回転軸2とタッチダウン軸受3、4との間に
タッチダウン隙間があるので、回転軸2が可動範囲内で
自由に動き回る。また、回転軸2がタッチダウン軸受
3、4の内輪7、7’に衝突し、この内輪7、7’は急
激な高速回転を生じる。さらに、このため、タッチダウ
ン軸受3、4は、衝撃荷重と急加速が繰り返し生じる。
【0027】このときボール10の表面にインジウム皮
膜16、16’が形成されているので、内輪7、7’と
ボール10の回転運動によって、ボール表面15のイン
ジウム皮膜の内輪7、7’の軌道輪の外周面に転移し、
潤滑作用を行う。これによって、衝撃を吸収することが
できる。
膜16、16’が形成されているので、内輪7、7’と
ボール10の回転運動によって、ボール表面15のイン
ジウム皮膜の内輪7、7’の軌道輪の外周面に転移し、
潤滑作用を行う。これによって、衝撃を吸収することが
できる。
【0028】
【実施例】以下、この発明について実施例を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
【0029】(実施例1)アンギュラ玉軸受(F−SF
863(608アンギュラ型式))のボール表面に表1
に示す条件下でイオンプレーティング法によりインジウ
ム皮膜を形成した。そして、これらの内輪及び外輪を用
いてアンギュラ玉軸受を作製した。
863(608アンギュラ型式))のボール表面に表1
に示す条件下でイオンプレーティング法によりインジウ
ム皮膜を形成した。そして、これらの内輪及び外輪を用
いてアンギュラ玉軸受を作製した。
【0030】この軸受2個を用いて、スラスト荷重8
3.4N、回転数2500rpmの条件下で、高真空軸
受寿命試験機を用いて耐久寿命を測定した。その結果を
表2に示す。なお、寿命は、2個セットした軸受の摩擦
トルクの和が1×10-2Nに達した時とした。
3.4N、回転数2500rpmの条件下で、高真空軸
受寿命試験機を用いて耐久寿命を測定した。その結果を
表2に示す。なお、寿命は、2個セットした軸受の摩擦
トルクの和が1×10-2Nに達した時とした。
【0031】(比較例1)実施例1に記載のアンギュラ
玉軸受の内輪及び外輪のボール転走面に、表1に示す条
件下でイオンプレーティング法により鉛皮膜を形成し
た。これを用いてアンギュラ玉軸受を作製し、実施例1
に記載の方法で耐久寿命を測定した。その結果を表2に
示す。
玉軸受の内輪及び外輪のボール転走面に、表1に示す条
件下でイオンプレーティング法により鉛皮膜を形成し
た。これを用いてアンギュラ玉軸受を作製し、実施例1
に記載の方法で耐久寿命を測定した。その結果を表2に
示す。
【0032】(比較例2)実施例1に記載のアンギュラ
玉軸受の内輪及び外輪の転走面に、表1に示す条件下で
イオンプレーティング法により鉛皮膜を形成した。これ
を用いてアンギュラ玉軸受を作製し、実施例1に記載の
方法で耐久寿命を測定した。その結果を表2に示す。
玉軸受の内輪及び外輪の転走面に、表1に示す条件下で
イオンプレーティング法により鉛皮膜を形成した。これ
を用いてアンギュラ玉軸受を作製し、実施例1に記載の
方法で耐久寿命を測定した。その結果を表2に示す。
【0033】(比較例3)実施例1に記載のアンギュラ
玉軸受の内輪及び外輪のボール転走面に、表1に示す条
件下でマグネトロンスパッタリング法により二硫化モリ
ブデン皮膜を形成すると共に、内輪及び外輪の転走面
に、表1に示すイオンプレーティング法により鉛皮膜を
形成した。これを用いてアンギュラ玉軸受を作製し、実
施例1に記載の方法で耐久寿命を測定した。その結果を
表2に示す。
玉軸受の内輪及び外輪のボール転走面に、表1に示す条
件下でマグネトロンスパッタリング法により二硫化モリ
ブデン皮膜を形成すると共に、内輪及び外輪の転走面
に、表1に示すイオンプレーティング法により鉛皮膜を
形成した。これを用いてアンギュラ玉軸受を作製し、実
施例1に記載の方法で耐久寿命を測定した。その結果を
表2に示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】結果 インジウム皮膜を設けた軸受が、他の軸受より耐久寿命
が大であった。また、鉛被膜、二硫化モリブデン皮膜
は、皮膜が摩耗すると直ちにトルク大となって停止する
傾向が見られた。
が大であった。また、鉛被膜、二硫化モリブデン皮膜
は、皮膜が摩耗すると直ちにトルク大となって停止する
傾向が見られた。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、インジウム皮膜を用
いるので、潤滑被膜の移行がスムーズに行うことがで
き、潤滑性能をより長期間維持することができる。この
ため、タッチダウン軸受をより長寿命にすることができ
る。
いるので、潤滑被膜の移行がスムーズに行うことがで
き、潤滑性能をより長期間維持することができる。この
ため、タッチダウン軸受をより長寿命にすることができ
る。
【0038】また、ボール表面にインジウム皮膜を形成
させるので、処理工程が簡素化され、処理時間が短縮さ
れる。
させるので、処理工程が簡素化され、処理時間が短縮さ
れる。
【図1】磁気軸受装置の構造図
【図2】タッチダウン軸受の例を示す断面図
【図3】同上の保持器の一部を示す斜視図
【図4】タッチダウン軸受の他の例を示す断面図
【図5】同上の保持器の一部を示す斜視図
1 磁気軸受 2 回転軸 3 タッチダウン軸受 4 タッチダウン軸受 5 アンギュラ玉軸受 6 アンギュラ玉軸受 7、7' 内輪 8、8' 外輪 9、9' 保持器 10、10' ボール 12 転走面 13 環状部材 14 ポケット孔 16、16’ インジウム皮膜 18a、18b 環状部材 19 リベット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J101 AA02 AA32 AA42 AA54 AA62 AA82 BA10 BA50 DA05 EA13 EA22 EA23 FA32 3J102 AA01 BA03 BA19 CA14 DA02 DA03 DA09 DB10 DB11 FA12 FA30 5H607 AA01 BB01 DD03 GG01 GG02 GG04 GG08 GG17
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気軸受で支持される回転部材に、内輪
又は外輪の一方が対向配置され、その内輪と外輪の間
に、保持器で保持されるボールを組み込んだ磁気軸受装
置のタッチダウン軸受において、 少なくとも上記ボールの表面にインジウム皮膜を形成し
たことを特徴とする磁気軸受装置のタッチダウン軸受。 - 【請求項2】 上記保持器を鉛青銅3種で形成した請求
項1に記載のタッチダウン軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021604A JP2000220637A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 磁気軸受装置のタッチダウン軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11021604A JP2000220637A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 磁気軸受装置のタッチダウン軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220637A true JP2000220637A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12059652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11021604A Pending JP2000220637A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 磁気軸受装置のタッチダウン軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220637A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7786637B2 (en) * | 2004-12-01 | 2010-08-31 | Jtekt Corporation | Touchdown bearing |
| CN103883622A (zh) * | 2014-03-05 | 2014-06-25 | 北京交通大学 | 磁性液体圆柱滚子轴承 |
| JP2019119915A (ja) * | 2018-01-09 | 2019-07-22 | 日本製鉄株式会社 | 摺動部材およびその製造方法 |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11021604A patent/JP2000220637A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7786637B2 (en) * | 2004-12-01 | 2010-08-31 | Jtekt Corporation | Touchdown bearing |
| CN103883622A (zh) * | 2014-03-05 | 2014-06-25 | 北京交通大学 | 磁性液体圆柱滚子轴承 |
| JP2019119915A (ja) * | 2018-01-09 | 2019-07-22 | 日本製鉄株式会社 | 摺動部材およびその製造方法 |
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