JP2000221011A - 光ファイバ式ひずみゲージ - Google Patents
光ファイバ式ひずみゲージInfo
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- JP2000221011A JP2000221011A JP11025601A JP2560199A JP2000221011A JP 2000221011 A JP2000221011 A JP 2000221011A JP 11025601 A JP11025601 A JP 11025601A JP 2560199 A JP2560199 A JP 2560199A JP 2000221011 A JP2000221011 A JP 2000221011A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造に係る調整が容易で且つ作業性も良好
で、各種供試体に対しても共通の簡単な構成で対応する
ことができ、温度補償が容易に行え高精度を得ることが
できる。 【解決手段】 光ファイバ11および反射部材12は、
共通軸線上に所定のギャップ長Gを存して対峙させてベ
ース材13の厚肉部13bおよび13cに固着される。
該光ファイバ式ひずみゲージは、ベース材13の薄肉部
の厚肉部13bおよび13cとの境界線近傍に沿う部分
において、複数点pにおけるスポット溶接により供試体
に溶接固着して用いる。
で、各種供試体に対しても共通の簡単な構成で対応する
ことができ、温度補償が容易に行え高精度を得ることが
できる。 【解決手段】 光ファイバ11および反射部材12は、
共通軸線上に所定のギャップ長Gを存して対峙させてベ
ース材13の厚肉部13bおよび13cに固着される。
該光ファイバ式ひずみゲージは、ベース材13の薄肉部
の厚肉部13bおよび13cとの境界線近傍に沿う部分
において、複数点pにおけるスポット溶接により供試体
に溶接固着して用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ひずみ検出部に光
ファイバを用いた光ファイバ式ひずみゲージに係り、特
に供試体に対する光ファイバセンシング部の接合方式お
よび温度補償の改善を図った光ファイバ式ひずみゲージ
に関する。
ファイバを用いた光ファイバ式ひずみゲージに係り、特
に供試体に対する光ファイバセンシング部の接合方式お
よび温度補償の改善を図った光ファイバ式ひずみゲージ
に関する。
【0002】
【従来の技術】物体の変形等のひずみを計測するひずみ
ゲージとしては、従来、変形により電気的特性、例えば
電気抵抗が変化する金属箔を用いるものが一般的であっ
た。このような金属箔による抵抗体ひずみゲージは、金
属箔をベース材に添着し、ひずみゲージパターンを形成
してなるひずみゲージを供試体に添着して用いる。供試
体に生じるひずみに基づくひずみゲージの電気抵抗等の
特性の変化を、ブリッジ回路等の電気回路により検出し
て、ひずみの大きさを計測する。供試体に種々の方向の
ひずみが生じる場合には、向きを異ならせて複数個のひ
ずみゲージを添着し、これらの検出情報を適宜解析する
ことにより、供試体に生じたひずみの方向および大きさ
を計測することができる。
ゲージとしては、従来、変形により電気的特性、例えば
電気抵抗が変化する金属箔を用いるものが一般的であっ
た。このような金属箔による抵抗体ひずみゲージは、金
属箔をベース材に添着し、ひずみゲージパターンを形成
してなるひずみゲージを供試体に添着して用いる。供試
体に生じるひずみに基づくひずみゲージの電気抵抗等の
特性の変化を、ブリッジ回路等の電気回路により検出し
て、ひずみの大きさを計測する。供試体に種々の方向の
ひずみが生じる場合には、向きを異ならせて複数個のひ
ずみゲージを添着し、これらの検出情報を適宜解析する
ことにより、供試体に生じたひずみの方向および大きさ
を計測することができる。
【0003】金属箔を用いたひずみゲージは、箔の厚さ
が数μm以下であり、極めて剛性が低いため、ベース材
および接着層が受け持つせん断力が小さくても供試体の
ひずみがほぼ完全に伝達されるという利点がある。とこ
ろが、このような金属箔による抵抗体ひずみゲージで
は、計測値を微弱な電気信号により検出するため、ひず
みゲージから計測回路に至る回路部分において電磁誘導
等による影響を受けることがある。したがって、例えば
供試体が強い電磁場の存在する環境下にある場合や、供
試体と計測回路との間の距離が長い場合等には、電磁誘
導の影響を受けて計測値が不正確になるおそれがあり、
その影響を除去するのが困難であった。
が数μm以下であり、極めて剛性が低いため、ベース材
および接着層が受け持つせん断力が小さくても供試体の
ひずみがほぼ完全に伝達されるという利点がある。とこ
ろが、このような金属箔による抵抗体ひずみゲージで
は、計測値を微弱な電気信号により検出するため、ひず
みゲージから計測回路に至る回路部分において電磁誘導
等による影響を受けることがある。したがって、例えば
供試体が強い電磁場の存在する環境下にある場合や、供
試体と計測回路との間の距離が長い場合等には、電磁誘
導の影響を受けて計測値が不正確になるおそれがあり、
その影響を除去するのが困難であった。
【0004】そこで、近年、電磁誘導による影響を受け
ることのないひずみゲージとして、光ファイバを用いて
光学的にひずみ検出を行う光ファイバ式ひずみゲージが
注目されつつある。この光ファイバ式ひずみゲージは、
例えば光ファイバの一端をギャップを存して、金属等か
らなるワイヤの一端に形成された反射面に対峙させたも
のである。このような構成においては、光ファイバの他
端から光を送出して、前記ワイヤの反射面により反射し
て戻る反射光の光量が、ひずみによる前記ギャップ部の
変位(間隔)に基づいて変動する。このギャップ部を介
して往復する光の光量を、前記光ファイバの他端におい
て検出することにより、前記ひずみの大きさを計測す
る。ここで、このひずみ計測の原理について説明する。
光ファイバ端面間に屈折率nの物質で満たされたギャッ
プG(ギャップ長=G)があるとき、光の波長をλおよ
び光ファイバ射出端におけるスポットサイズ(モードフ
ィールド径)をwとすると、光ファイバ間の結合効率η
は、数1であらわされる。
ることのないひずみゲージとして、光ファイバを用いて
光学的にひずみ検出を行う光ファイバ式ひずみゲージが
注目されつつある。この光ファイバ式ひずみゲージは、
例えば光ファイバの一端をギャップを存して、金属等か
らなるワイヤの一端に形成された反射面に対峙させたも
のである。このような構成においては、光ファイバの他
端から光を送出して、前記ワイヤの反射面により反射し
て戻る反射光の光量が、ひずみによる前記ギャップ部の
変位(間隔)に基づいて変動する。このギャップ部を介
して往復する光の光量を、前記光ファイバの他端におい
て検出することにより、前記ひずみの大きさを計測す
る。ここで、このひずみ計測の原理について説明する。
光ファイバ端面間に屈折率nの物質で満たされたギャッ
プG(ギャップ長=G)があるとき、光の波長をλおよ
び光ファイバ射出端におけるスポットサイズ(モードフ
ィールド径)をwとすると、光ファイバ間の結合効率η
は、数1であらわされる。
【0005】
【数1】
【0006】数1は、図8のような光ファイバから光フ
ァイバへ光を入射させるときの式であるが、図9のよう
にミラーを用いて同じ光ファイバに再入射させるとき
は、ミラーでの反射率を100%と考えると、ギャップ
Gが2倍になるので、数2であらわされる。
ァイバへ光を入射させるときの式であるが、図9のよう
にミラーを用いて同じ光ファイバに再入射させるとき
は、ミラーでの反射率を100%と考えると、ギャップ
Gが2倍になるので、数2であらわされる。
【0007】
【数2】 よって、光ファイバから射出された光の強度をI0とす
ると、ミラーから戻り光ファイバへと再入射された光強
度IRの関係は、結合効率η=IR/I0であるから数3
であらわされる。
ると、ミラーから戻り光ファイバへと再入射された光強
度IRの関係は、結合効率η=IR/I0であるから数3
であらわされる。
【0008】
【数3】 すなわち、光ファイバへの入射光の光強度を一定に保つ
ようにすれば、戻り光の光強度を測定することにより、
ギャップGを計測することができることになる。
ようにすれば、戻り光の光強度を測定することにより、
ギャップGを計測することができることになる。
【0009】本出願人は、先に、特開平10−1419
23号公報に示すような光ファイバ式ひずみゲージを提
案した。その特開平10−141923号公報による光
ファイバ式ひずみゲージは、図10に示すように、光フ
ァイバ1は、一端に、投光部および受光部が結合され
る。スリーブ2は、一端の開口部から光ファイバ1の他
端を挿入し、該光ファイバ1の先端が該スリーブ2の中
間位置近傍に達するようにした状態で、スリーブ2の前
記一端の開口部に光ファイバ1を封着する。反射部材3
は、ワイヤ部3aを突出させた段付き柱状の部材であ
る。この反射部材3のワイヤ部3aの先端に反射面を形
成する。ベース材4は、矩形板状の中央部に外形とほぼ
相似形の開口部4aが形成される。ベース材4に、光フ
ァイバ1を収容したスリーブ2および反射部材3が予め
接着固定される。スリーブ2の中空部内において、ワイ
ヤ部3aの先端の反射面が光ファイバ1の先端面に所定
間隙で対峙する。
23号公報に示すような光ファイバ式ひずみゲージを提
案した。その特開平10−141923号公報による光
ファイバ式ひずみゲージは、図10に示すように、光フ
ァイバ1は、一端に、投光部および受光部が結合され
る。スリーブ2は、一端の開口部から光ファイバ1の他
端を挿入し、該光ファイバ1の先端が該スリーブ2の中
間位置近傍に達するようにした状態で、スリーブ2の前
記一端の開口部に光ファイバ1を封着する。反射部材3
は、ワイヤ部3aを突出させた段付き柱状の部材であ
る。この反射部材3のワイヤ部3aの先端に反射面を形
成する。ベース材4は、矩形板状の中央部に外形とほぼ
相似形の開口部4aが形成される。ベース材4に、光フ
ァイバ1を収容したスリーブ2および反射部材3が予め
接着固定される。スリーブ2の中空部内において、ワイ
ヤ部3aの先端の反射面が光ファイバ1の先端面に所定
間隙で対峙する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】光ファイバ式ひずみゲ
ージは、上述したように、金属箔を用いた抵抗体ひずみ
ゲージに比して、電磁誘導による影響を受けないという
大きな長所があるが、高い剛性を有しているため、ひず
み伝達上の損失が大きい。また、光ファイバ式ひずみゲ
ージは、各構成要素間の接合部のせん断応力に起因し
て、ベース材および接着部に生ずる粘弾性挙動による問
題もある。さらに、接合に際しての作業性にも問題があ
り、良好な特性を得ることが容易ではない。しかも、光
ファイバ式ひずみゲージによる計測値は、ひずみのみな
らず温度によっても大きく変動するため、温度補償を適
切に行わねばならない。
ージは、上述したように、金属箔を用いた抵抗体ひずみ
ゲージに比して、電磁誘導による影響を受けないという
大きな長所があるが、高い剛性を有しているため、ひず
み伝達上の損失が大きい。また、光ファイバ式ひずみゲ
ージは、各構成要素間の接合部のせん断応力に起因し
て、ベース材および接着部に生ずる粘弾性挙動による問
題もある。さらに、接合に際しての作業性にも問題があ
り、良好な特性を得ることが容易ではない。しかも、光
ファイバ式ひずみゲージによる計測値は、ひずみのみな
らず温度によっても大きく変動するため、温度補償を適
切に行わねばならない。
【0011】上述した特開平10−141923号公報
に示した光ファイバ式ひずみゲージは、簡単な構成で、
ひずみ伝達のロスが少なく、接着に係る作業性も比較的
良好で、高精度を得ることができ、温度変化の著しい環
境下においても、高精度を得ることができる。しかしな
がら、上述の特開平10−141923号公報の場合、
供試体5の材質が異なる場合、温度補償の調整に必要な
ワイヤ部3aを含む反射部材3の長さ寸法または材質が
相違する。したがって、適切な温度補償を行うために
は、供試体5の材質に応じて、ワイヤ部3aを含む反射
部材3の長さ寸法および材質の少なくとも一方を変化さ
せなければならず、供試体5の材質毎に特化した構成と
することが要求される。このため、種々の供試体材質
に、単なる調整のみで対応し得る汎用性を持った光ファ
イバ式ひずみゲージを構成することができない。
に示した光ファイバ式ひずみゲージは、簡単な構成で、
ひずみ伝達のロスが少なく、接着に係る作業性も比較的
良好で、高精度を得ることができ、温度変化の著しい環
境下においても、高精度を得ることができる。しかしな
がら、上述の特開平10−141923号公報の場合、
供試体5の材質が異なる場合、温度補償の調整に必要な
ワイヤ部3aを含む反射部材3の長さ寸法または材質が
相違する。したがって、適切な温度補償を行うために
は、供試体5の材質に応じて、ワイヤ部3aを含む反射
部材3の長さ寸法および材質の少なくとも一方を変化さ
せなければならず、供試体5の材質毎に特化した構成と
することが要求される。このため、種々の供試体材質
に、単なる調整のみで対応し得る汎用性を持った光ファ
イバ式ひずみゲージを構成することができない。
【0012】また、上記特開平10−141923号公
報では、小径のスリーブ2内に光ファイバ1を配置し、
該スリーブ2および反射部材3をベース材4に接着する
際の、光ファイバ1と反射部材3のワイヤ部3aの軸合
わせが容易ではない。本発明は、上述した事情に鑑みて
なされたもので、その第1の目的は、製造に係る調整が
容易で且つ作業性も良好で、各種供試体に対しても共通
の簡単な構成で対応することができ、高精度を得ること
ができる光ファイバ式ひずみゲージを提供することにあ
る。本発明の第2の目的は、特に、製造時の組立および
調整における作業性がよく、耐高温化も容易な光ファイ
バ式ひずみゲージを提供することにある。
報では、小径のスリーブ2内に光ファイバ1を配置し、
該スリーブ2および反射部材3をベース材4に接着する
際の、光ファイバ1と反射部材3のワイヤ部3aの軸合
わせが容易ではない。本発明は、上述した事情に鑑みて
なされたもので、その第1の目的は、製造に係る調整が
容易で且つ作業性も良好で、各種供試体に対しても共通
の簡単な構成で対応することができ、高精度を得ること
ができる光ファイバ式ひずみゲージを提供することにあ
る。本発明の第2の目的は、特に、製造時の組立および
調整における作業性がよく、耐高温化も容易な光ファイ
バ式ひずみゲージを提供することにある。
【0013】本発明の第3の目的は、特に、製造時の組
立および調整における作業性が良好な光ファイバ式ひず
みゲージを提供することにある。本発明の第4の目的
は、特に、供試体への取付けにおける作業性がよく、取
付部において高いひずみ伝達率を得ることも可能な光フ
ァイバ式ひずみゲージを提供することにある。本発明の
第5の目的は、特に、製造時の温度補償に係る調整にお
ける作業性が極めて良好な光ファイバ式ひずみゲージを
提供することにある。
立および調整における作業性が良好な光ファイバ式ひず
みゲージを提供することにある。本発明の第4の目的
は、特に、供試体への取付けにおける作業性がよく、取
付部において高いひずみ伝達率を得ることも可能な光フ
ァイバ式ひずみゲージを提供することにある。本発明の
第5の目的は、特に、製造時の温度補償に係る調整にお
ける作業性が極めて良好な光ファイバ式ひずみゲージを
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係る光ファイバ式ひずみゲージは、上述した目的を
達成するために、一端が投光および受光部に結合された
光ファイバと、前記光ファイバと先端に反射面を形成し
てなる細線状の反射部材と、ほぼ板状をなし、中央部を
欠除して開口部を形成し、且つ前記板状の板面に平行な
所定方向の中心軸線に沿う部分のみを、該板状の一方の
面側に膨出させて厚肉に形成し、該厚肉部を前記中心軸
線に沿って前記開口部内に相対向させて所定寸法突出さ
せるとともに、前記光ファイバおよび反射部材の各先端
を前記厚肉部の突出端面からさらに所定寸法突出させ、
前記反射部材の前記反射面を前記光ファイバの他端面に
所定寸法のギャップを存して対峙させた状態で、該光フ
ァイバおよび反射部材を前記厚肉部に埋設して固着支持
するとともに、前記板状の他方の面を供試体に当接し
て、前記厚肉部と薄肉の板状部分の境界部にて前記供試
体に溶接されるベース材と、を具備することを特徴とし
ている。
明に係る光ファイバ式ひずみゲージは、上述した目的を
達成するために、一端が投光および受光部に結合された
光ファイバと、前記光ファイバと先端に反射面を形成し
てなる細線状の反射部材と、ほぼ板状をなし、中央部を
欠除して開口部を形成し、且つ前記板状の板面に平行な
所定方向の中心軸線に沿う部分のみを、該板状の一方の
面側に膨出させて厚肉に形成し、該厚肉部を前記中心軸
線に沿って前記開口部内に相対向させて所定寸法突出さ
せるとともに、前記光ファイバおよび反射部材の各先端
を前記厚肉部の突出端面からさらに所定寸法突出させ、
前記反射部材の前記反射面を前記光ファイバの他端面に
所定寸法のギャップを存して対峙させた状態で、該光フ
ァイバおよび反射部材を前記厚肉部に埋設して固着支持
するとともに、前記板状の他方の面を供試体に当接し
て、前記厚肉部と薄肉の板状部分の境界部にて前記供試
体に溶接されるベース材と、を具備することを特徴とし
ている。
【0015】請求項2に記載した本発明に係る光ファイ
バ式ひずみゲージは、前記反射部材が、金属からなる金
属細線を含むことを特徴としている。請求項3に記載し
た本発明に係る光ファイバ式ひずみゲージは、前記ベー
ス材が、予め前記中心軸線に沿って前記他方の面側に溝
部を形成して構成され、該溝部内に前記光ファイバおよ
び反射部材を配置した状態で、該光ファイバおよび反射
部材を前記ベース材に固着したことを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る光ファイバ式ひずみゲ
ージは、前記ベース材が、前記供試体にスポット溶接さ
れることを特徴としている。請求項5に記載した本発明
に係る光ファイバ式ひずみゲージは、前記反射部材を、
前記光ファイバ他端面との相対位置の温度依存性を考慮
して、前記供試体の有効ゲージ長に関しての温度に依存
する変動が相殺されるように、前記ベース材の前記厚肉
部の突出端面に対する突出寸法が設定されることを特徴
としている。
バ式ひずみゲージは、前記反射部材が、金属からなる金
属細線を含むことを特徴としている。請求項3に記載し
た本発明に係る光ファイバ式ひずみゲージは、前記ベー
ス材が、予め前記中心軸線に沿って前記他方の面側に溝
部を形成して構成され、該溝部内に前記光ファイバおよ
び反射部材を配置した状態で、該光ファイバおよび反射
部材を前記ベース材に固着したことを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る光ファイバ式ひずみゲ
ージは、前記ベース材が、前記供試体にスポット溶接さ
れることを特徴としている。請求項5に記載した本発明
に係る光ファイバ式ひずみゲージは、前記反射部材を、
前記光ファイバ他端面との相対位置の温度依存性を考慮
して、前記供試体の有効ゲージ長に関しての温度に依存
する変動が相殺されるように、前記ベース材の前記厚肉
部の突出端面に対する突出寸法が設定されることを特徴
としている。
【0016】
【作用】すなわち、本発明に係る請求項1による光ファ
イバ式ひずみゲージは、一端が投光および受光部に結合
された光ファイバおよびほぼ同一の外径を有し且つ先端
に反射面を形成してなる細線状の反射部材を有し、ほぼ
板状をなし、中央部を欠除して開口部を形成し、且つ前
記板状の板面に平行な所定方向の中心軸線に沿う部分の
みを、該板状の一方の面側に膨出させて厚肉に形成し、
該厚肉部を前記中心軸線に沿って前記開口部内に相対向
させて所定寸法突出させたベース材の前記厚肉部に、前
記光ファイバおよび反射部材の各先端を前記厚肉部の突
出端面からさらに所定寸法突出させ、前記反射部材の前
記反射面を前記光ファイバの他端面に所定寸法のギャッ
プを存して対峙させた状態で、該光ファイバおよび反射
部材を埋設し固着支持して構成され、前記板状の他方の
面を供試体に当接して、前記厚肉部と薄肉の板状部分の
境界部にて該ベース材を前記供試体に溶接して使用す
る。
イバ式ひずみゲージは、一端が投光および受光部に結合
された光ファイバおよびほぼ同一の外径を有し且つ先端
に反射面を形成してなる細線状の反射部材を有し、ほぼ
板状をなし、中央部を欠除して開口部を形成し、且つ前
記板状の板面に平行な所定方向の中心軸線に沿う部分の
みを、該板状の一方の面側に膨出させて厚肉に形成し、
該厚肉部を前記中心軸線に沿って前記開口部内に相対向
させて所定寸法突出させたベース材の前記厚肉部に、前
記光ファイバおよび反射部材の各先端を前記厚肉部の突
出端面からさらに所定寸法突出させ、前記反射部材の前
記反射面を前記光ファイバの他端面に所定寸法のギャッ
プを存して対峙させた状態で、該光ファイバおよび反射
部材を埋設し固着支持して構成され、前記板状の他方の
面を供試体に当接して、前記厚肉部と薄肉の板状部分の
境界部にて該ベース材を前記供試体に溶接して使用す
る。
【0017】このような構成により、光ファイバと反射
部材との位置合わせなどのような製造に係る調整が容易
で且つ作業性も良好で、溶接可能な金属でさえあれば、
各種の供試体に対しても共通の簡単な構成で対応するこ
とができ、高精度を得ることができる。本発明に係る請
求項2による光ファイバ式ひずみゲージは、前記反射部
材が、金属からなる金属細線を含む。このような構成に
より、特に、製造時の組立および調整における作業性が
よく、反射部材を接着以外の、いわゆるホットプレスや
メッキによる埋め込みにより固着することが可能で、耐
高温化も容易である。
部材との位置合わせなどのような製造に係る調整が容易
で且つ作業性も良好で、溶接可能な金属でさえあれば、
各種の供試体に対しても共通の簡単な構成で対応するこ
とができ、高精度を得ることができる。本発明に係る請
求項2による光ファイバ式ひずみゲージは、前記反射部
材が、金属からなる金属細線を含む。このような構成に
より、特に、製造時の組立および調整における作業性が
よく、反射部材を接着以外の、いわゆるホットプレスや
メッキによる埋め込みにより固着することが可能で、耐
高温化も容易である。
【0018】本発明に係る請求項3による光ファイバ式
ひずみゲージは、前記ベース材が、予め前記中心軸線に
沿って前記他方の面側に溝部を形成して構成され、該溝
部内に前記光ファイバおよび反射部材を配置した状態
で、該光ファイバおよび反射部材を前記ベース材に固着
する。このような構成により、特に、製造時の組立およ
び調整における作業性が良好となる。本発明に係る請求
項4による光ファイバ式ひずみゲージは、前記ベース材
が、前記供試体にスポット溶接される。このような構成
により、特に、供試体への取付けにおける作業性がよ
く、取付部において高いひずみ伝達率を得ることも可能
である。
ひずみゲージは、前記ベース材が、予め前記中心軸線に
沿って前記他方の面側に溝部を形成して構成され、該溝
部内に前記光ファイバおよび反射部材を配置した状態
で、該光ファイバおよび反射部材を前記ベース材に固着
する。このような構成により、特に、製造時の組立およ
び調整における作業性が良好となる。本発明に係る請求
項4による光ファイバ式ひずみゲージは、前記ベース材
が、前記供試体にスポット溶接される。このような構成
により、特に、供試体への取付けにおける作業性がよ
く、取付部において高いひずみ伝達率を得ることも可能
である。
【0019】本発明に係る請求項5による光ファイバ式
ひずみゲージは、前記反射部材を、前記光ファイバ他端
面との相対位置の温度依存性を考慮して、前記供試体の
有効ゲージ長に関しての温度に依存する変動が相殺され
るように、前記ベース材の前記厚肉部の突出端面に対す
る突出寸法が設定される。このような構成により、特
に、製造時の温度補償に係る設計、機械加工、組立てお
よび調整における作業性を良好とすることができる。
ひずみゲージは、前記反射部材を、前記光ファイバ他端
面との相対位置の温度依存性を考慮して、前記供試体の
有効ゲージ長に関しての温度に依存する変動が相殺され
るように、前記ベース材の前記厚肉部の突出端面に対す
る突出寸法が設定される。このような構成により、特
に、製造時の温度補償に係る設計、機械加工、組立てお
よび調整における作業性を良好とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、図面
を参照して本発明の光ファイバ式ひずみゲージを詳細に
説明する。図1〜図5は、本発明の一つの実施の形態に
係る光ファイバ式ひずみゲージの構成を示している。図
1は、光ファイバ式ひずみゲージの原理的な構成を示す
模式的な斜視図、図2は、その上面図、図3は、その正
面図、図4はその左側面図および図5は、その中心軸上
での縦断面図である。図1〜図5に示す光ファイバ式ひ
ずみゲージは、光ファイバ11、反射部材12およびベ
ース材13を具備している。
を参照して本発明の光ファイバ式ひずみゲージを詳細に
説明する。図1〜図5は、本発明の一つの実施の形態に
係る光ファイバ式ひずみゲージの構成を示している。図
1は、光ファイバ式ひずみゲージの原理的な構成を示す
模式的な斜視図、図2は、その上面図、図3は、その正
面図、図4はその左側面図および図5は、その中心軸上
での縦断面図である。図1〜図5に示す光ファイバ式ひ
ずみゲージは、光ファイバ11、反射部材12およびベ
ース材13を具備している。
【0021】光ファイバ11は、例えば、外径130μ
m程度のシリカ(SiO2 )等からなるファイバであ
り、図1における右方の一端に、投光部および受光部が
(図1には示されていない)結合されている。光ファイ
バ11の他端面、すなわち図示左端面は、強度変化型の
場合、滑らかな鏡面研磨仕上げとされ、また干渉型の場
合、例えばインコネルによって半透過鏡面がコーティン
グされる。反射部材12は、光ファイバ11とほぼ同一
外径、例えば、外径130μm程度で適宜長さの、例え
ば、金属からなる細線状の部材、すなわち金属細線、で
構成され、この反射部材12の一方の先端面は、例えば
鏡面処理を施し、さらに金スパッタを施すなどして光を
反射する反射面を形成している。
m程度のシリカ(SiO2 )等からなるファイバであ
り、図1における右方の一端に、投光部および受光部が
(図1には示されていない)結合されている。光ファイ
バ11の他端面、すなわち図示左端面は、強度変化型の
場合、滑らかな鏡面研磨仕上げとされ、また干渉型の場
合、例えばインコネルによって半透過鏡面がコーティン
グされる。反射部材12は、光ファイバ11とほぼ同一
外径、例えば、外径130μm程度で適宜長さの、例え
ば、金属からなる細線状の部材、すなわち金属細線、で
構成され、この反射部材12の一方の先端面は、例えば
鏡面処理を施し、さらに金スパッタを施すなどして光を
反射する反射面を形成している。
【0022】なお、光ファイバ11の前記他端面および
反射部材12の前記一方の先端反射面を保護するため、
覆いまたはコーティング材等で、中心部を覆うようにし
てもよい。ベース材13は、例えば、金属からなり、ほ
ぼ矩形板状をなして、中央部を欠除してほぼ矩形の開口
部13aを形成し、前記板状の板面に平行な所定方向の
中心軸線に沿う部分のみを、該板状の一方の面側に膨出
させて厚肉部13bおよび13cを形成して、該厚肉部
13bおよび13cを前記中心軸線に沿って前記開口部
13aの内方に向けて相対向させて所定寸法突出させて
いる。このベース材13を作成するには、例えば、厚肉
部13bおよび13cの厚みの矩形板体を用意し、エッ
チング加工により、開口部13aおよび薄肉部分(厚肉
部13bおよび13c以外の部分)を形成すればよい。
反射部材12の前記一方の先端反射面を保護するため、
覆いまたはコーティング材等で、中心部を覆うようにし
てもよい。ベース材13は、例えば、金属からなり、ほ
ぼ矩形板状をなして、中央部を欠除してほぼ矩形の開口
部13aを形成し、前記板状の板面に平行な所定方向の
中心軸線に沿う部分のみを、該板状の一方の面側に膨出
させて厚肉部13bおよび13cを形成して、該厚肉部
13bおよび13cを前記中心軸線に沿って前記開口部
13aの内方に向けて相対向させて所定寸法突出させて
いる。このベース材13を作成するには、例えば、厚肉
部13bおよび13cの厚みの矩形板体を用意し、エッ
チング加工により、開口部13aおよび薄肉部分(厚肉
部13bおよび13c以外の部分)を形成すればよい。
【0023】ベース材13の前記他方の面には、前記厚
肉部13bおよび13cの背面側に、前記中心軸線に沿
い、光ファイバ11および反射部材12の各先端を厚肉
部13bおよび13cの突出端面からさらに互いに近づ
くように所定寸法突出させ、反射部材12の前記反射面
を前記光ファイバの滑らかな他端面に所定寸法のギャッ
プを存して対峙させた状態で、該光ファイバ11および
反射部材12を厚肉部13bおよび13cにそれぞれ埋
設して固着支持する。
肉部13bおよび13cの背面側に、前記中心軸線に沿
い、光ファイバ11および反射部材12の各先端を厚肉
部13bおよび13cの突出端面からさらに互いに近づ
くように所定寸法突出させ、反射部材12の前記反射面
を前記光ファイバの滑らかな他端面に所定寸法のギャッ
プを存して対峙させた状態で、該光ファイバ11および
反射部材12を厚肉部13bおよび13cにそれぞれ埋
設して固着支持する。
【0024】該ベース材13は、使用に際して、前記板
状の他方の面を、この場合金属からなる供試体に当接
し、図2に示すように、薄肉の板状部分の前記厚肉部1
3bおよび13cとの境界部に沿う溶接部位13wに
て、例えば、該境界部に沿う複数点13p(図6参照)
のスポット溶接にて前記供試体に溶接して、該供試体に
取着する。
状の他方の面を、この場合金属からなる供試体に当接
し、図2に示すように、薄肉の板状部分の前記厚肉部1
3bおよび13cとの境界部に沿う溶接部位13wに
て、例えば、該境界部に沿う複数点13p(図6参照)
のスポット溶接にて前記供試体に溶接して、該供試体に
取着する。
【0025】光ファイバ11および反射部材12を埋設
するにあたっては、予めエッチング加工等により、ベー
ス材13の前述した中心軸線に沿って、断面ほぼV字型
またはU字型の溝部を形成し、該溝部に光ファイバ11
および反射部材12を、前述したような所定の向きで、
所定位置に配置し、接着剤により接着して埋設する。前
記ベース材13の溝部に対する光ファイバ11および反
射部材12の埋設にあたっては、接着に代えて、ホット
プレス、メッキまたは銀ろう付けを行うようにしてもよ
い。さらに、光ファイバ11がベース材13から引き出
される部分(図2における両端部分)には、接着剤、ま
たは合成樹脂系のコーティング材等の補強材13rによ
り補強する(図2および図3参照)。
するにあたっては、予めエッチング加工等により、ベー
ス材13の前述した中心軸線に沿って、断面ほぼV字型
またはU字型の溝部を形成し、該溝部に光ファイバ11
および反射部材12を、前述したような所定の向きで、
所定位置に配置し、接着剤により接着して埋設する。前
記ベース材13の溝部に対する光ファイバ11および反
射部材12の埋設にあたっては、接着に代えて、ホット
プレス、メッキまたは銀ろう付けを行うようにしてもよ
い。さらに、光ファイバ11がベース材13から引き出
される部分(図2における両端部分)には、接着剤、ま
たは合成樹脂系のコーティング材等の補強材13rによ
り補強する(図2および図3参照)。
【0026】次に、このように構成した光ファイバ式ひ
ずみゲージの原理およびその作用について、詳細に説明
する。基本構成は、上述したように、光ファイバ11お
よび反射部材12がベース材13に固着されてなる光フ
ァイバ式ひずみゲージを使用するにあたっては、図6に
示すように、ベース材13の薄肉部の厚肉部13bおよ
び13cとの境界線近傍に沿う部分において、例えば複
数点13pにおけるスポット溶接により供試体(図10
において示したような供試体5)に溶接固着する。この
ため、ひずみが発生する供試体から当該光ファイバ式ひ
ずみゲージへのひずみ伝達率は、充分に高いはずであ
り、ここでは100%として扱い、ひずみ伝達のロスは
考慮していない。なお、このような構成の光ファイバ式
ひずみゲージは、予め光ファイバ11および反射部材1
2をベース材13に固着する際に充分に高い精度にて位
置合わせしておけば、供試体への取付時には、単に供試
体に当接して溶接するだけで済み、溶接時における特別
な位置調整等も不要であり、頗る作業性がよい。
ずみゲージの原理およびその作用について、詳細に説明
する。基本構成は、上述したように、光ファイバ11お
よび反射部材12がベース材13に固着されてなる光フ
ァイバ式ひずみゲージを使用するにあたっては、図6に
示すように、ベース材13の薄肉部の厚肉部13bおよ
び13cとの境界線近傍に沿う部分において、例えば複
数点13pにおけるスポット溶接により供試体(図10
において示したような供試体5)に溶接固着する。この
ため、ひずみが発生する供試体から当該光ファイバ式ひ
ずみゲージへのひずみ伝達率は、充分に高いはずであ
り、ここでは100%として扱い、ひずみ伝達のロスは
考慮していない。なお、このような構成の光ファイバ式
ひずみゲージは、予め光ファイバ11および反射部材1
2をベース材13に固着する際に充分に高い精度にて位
置合わせしておけば、供試体への取付時には、単に供試
体に当接して溶接するだけで済み、溶接時における特別
な位置調整等も不要であり、頗る作業性がよい。
【0027】次に、このような光ファイバ式ひずみゲー
ジを供試体に取着した状態で、供試体にひずみが負荷さ
れた状態のもとでの変形について考察する。この場合、
図6に示すように、ゲージ長Lは、開口部13aの前記
中心軸線に沿う方向の寸法である。ベース材13の厚肉
部13bおよび13cの薄肉部から開口部13a内への
突出寸法をLB(厚肉部13bについても、厚肉部13
cについても同寸法とする)、厚肉部13bから反射部
材12側への光ファイバ11の突出寸法をLF、厚肉部
13cから光ファイバ11側への反射部材12の突出寸
法をLM、そして、光ファイバ11と反射部材12との
間の対峙する端面間のギャップ長をGとする。また、光
ファイバ11の線膨張係数をαF、反射部材12の線膨
張係数をαM、ベース材の線膨張係数をαB、そして供試
体の線膨張係数をαとして説明する。当該光ファイバ式
ひずみゲージを溶接固着した供試体が、負荷によりひず
みε分だけ延びたとすると、該ひずみによるギャップ長
Gの変化ΔGは、数4であらわされる。
ジを供試体に取着した状態で、供試体にひずみが負荷さ
れた状態のもとでの変形について考察する。この場合、
図6に示すように、ゲージ長Lは、開口部13aの前記
中心軸線に沿う方向の寸法である。ベース材13の厚肉
部13bおよび13cの薄肉部から開口部13a内への
突出寸法をLB(厚肉部13bについても、厚肉部13
cについても同寸法とする)、厚肉部13bから反射部
材12側への光ファイバ11の突出寸法をLF、厚肉部
13cから光ファイバ11側への反射部材12の突出寸
法をLM、そして、光ファイバ11と反射部材12との
間の対峙する端面間のギャップ長をGとする。また、光
ファイバ11の線膨張係数をαF、反射部材12の線膨
張係数をαM、ベース材の線膨張係数をαB、そして供試
体の線膨張係数をαとして説明する。当該光ファイバ式
ひずみゲージを溶接固着した供試体が、負荷によりひず
みε分だけ延びたとすると、該ひずみによるギャップ長
Gの変化ΔGは、数4であらわされる。
【0028】
【数4】ΔG=(LM+LF+2LB+G)ε したがって、このときのLは、数5であらわされる。
【0029】
【数5】L=(LM+LF+2LB+G)(1+ε) さらに、環境温度の変化によるギャップ長Gへの影響に
ついて、考察する。すなわち、ゲージ添着部の近傍の供
試体周りの雰囲気がΔT℃だけ変化し、それが上述した
構造の光ファイバ式ひずみゲージに完全に伝達されたと
すると、次の数6が成り立つ。
ついて、考察する。すなわち、ゲージ添着部の近傍の供
試体周りの雰囲気がΔT℃だけ変化し、それが上述した
構造の光ファイバ式ひずみゲージに完全に伝達されたと
すると、次の数6が成り立つ。
【0030】
【数6】 このため、ギャップ長Gの変化ΔGは、数7であらわさ
れる。
れる。
【0031】
【数7】 ΔG=ΔL−2ΔLB−ΔLM−ΔLF ={Lα−(2LBαB+LMαM+LFαF)}ΔT 次に、ひずみおよび温度変化によるギャップ長Gの変化
について考察する。数4〜数7の各式の結果に基づい
て、ひずみおよび温度の両方による変化が供試体に加わ
ったときのギャップ長Gの変化ΔGは、数8であらわさ
れる。
について考察する。数4〜数7の各式の結果に基づい
て、ひずみおよび温度の両方による変化が供試体に加わ
ったときのギャップ長Gの変化ΔGは、数8であらわさ
れる。
【0032】
【数8】ΔG=(LM+LF+2LB+G)ε+{(LM+
LF+2LB+G)(1+ε)α−(LMαM+LFαF+2
LBαB)}ΔT このとき、温度による影響を“0”とするための条件
は、数9の通りである。
LF+2LB+G)(1+ε)α−(LMαM+LFαF+2
LBαB)}ΔT このとき、温度による影響を“0”とするための条件
は、数9の通りである。
【0033】
【数9】0={(LM+LF+2LB+G)(1+ε)α−
(LMαM+LFαF+2LBαB)}ΔT ここで、発生しているひずみεが充分に小さい場合に
は、εα≒0として数10であらわされる。
(LMαM+LFαF+2LBαB)}ΔT ここで、発生しているひずみεが充分に小さい場合に
は、εα≒0として数10であらわされる。
【0034】
【数10】0=LM(αM−α)+LF(αF−α)+2L
B(αB−α)−Gα この数10に基づき供試体の材質に合わせて各部の寸法
および反射部材12の材質を決定すればよい。すなわ
ち、寸法の決定にあたっては、例えば、線膨張係数αの
供試体用のひずみゲージを製作するものとすれば、光フ
ァイバの線膨張係数αFは既に決定されており、光強度
変化の特性上、ギャップ長Gは、一定とする。また、設
計上、ベース材13を共通化するためベース材13に係
る寸法、つまりゲージ長Lおよび肉厚部13bおよび1
3cの開口部13a内への突出寸法LBは一定とするこ
とが望ましい。よって、数11が得られる。なお、この
時点では、ベース材13の線膨張係数αB、反射部材1
2の突出寸法LM、および反射部材12の線膨張係数αM
(並びに光ファイバ11の突出寸法LF)は、まだ決定
されていない。
B(αB−α)−Gα この数10に基づき供試体の材質に合わせて各部の寸法
および反射部材12の材質を決定すればよい。すなわ
ち、寸法の決定にあたっては、例えば、線膨張係数αの
供試体用のひずみゲージを製作するものとすれば、光フ
ァイバの線膨張係数αFは既に決定されており、光強度
変化の特性上、ギャップ長Gは、一定とする。また、設
計上、ベース材13を共通化するためベース材13に係
る寸法、つまりゲージ長Lおよび肉厚部13bおよび1
3cの開口部13a内への突出寸法LBは一定とするこ
とが望ましい。よって、数11が得られる。なお、この
時点では、ベース材13の線膨張係数αB、反射部材1
2の突出寸法LM、および反射部材12の線膨張係数αM
(並びに光ファイバ11の突出寸法LF)は、まだ決定
されていない。
【0035】
【数11】
【0036】この後、供試体との間の溶接性を考慮して
ベース材13の材質を決定することにより、ベース材1
3の線膨張係数αBを決定し、さらに、数11に従って
反射部材12の突出寸法LMおよび線膨張係数αMを決定
する。次に、上述した光ファイバ式ひずみゲージを供試
体の材質に応じて構成する場合の具体的な計算例を示
す。 (1)普通鋼材用ひずみゲージ 供試体として普通鋼材を用いる場合に上述した光ファイ
バ式ひずみゲージを構成するためには、光ファイバ11
の線膨張係数αF、ベース材13の厚肉部13bおよび
13cの開口部13a内への突出寸法LB、ゲージ長
L、ギャップ長G、および供試体の線膨張係数αを、そ
れぞれ次のように設定する。
ベース材13の材質を決定することにより、ベース材1
3の線膨張係数αBを決定し、さらに、数11に従って
反射部材12の突出寸法LMおよび線膨張係数αMを決定
する。次に、上述した光ファイバ式ひずみゲージを供試
体の材質に応じて構成する場合の具体的な計算例を示
す。 (1)普通鋼材用ひずみゲージ 供試体として普通鋼材を用いる場合に上述した光ファイ
バ式ひずみゲージを構成するためには、光ファイバ11
の線膨張係数αF、ベース材13の厚肉部13bおよび
13cの開口部13a内への突出寸法LB、ゲージ長
L、ギャップ長G、および供試体の線膨張係数αを、そ
れぞれ次のように設定する。
【0037】αF=0.5×10-6/℃、 LB=1mm、 L=5mm、 G=0.05mm、 α=11.7×10-6/℃、 そして、ベース材13の材質を線膨張係数αB=16.
2×10-6/℃のSUS304のステンレス鋼として、
上述した数11により反射部材12の突出寸法LMを求
めると、数12から数13が得られる。
2×10-6/℃のSUS304のステンレス鋼として、
上述した数11により反射部材12の突出寸法LMを求
めると、数12から数13が得られる。
【0038】
【数12】
【0039】
【数13】 よって、反射部材12として普通鋼等の線膨張係数αM
=11.7×10-6/℃の材質を使用すると、数14お
よび数15として、反射部材12の突出寸法L Mおよび
光ファイバ11の突出寸法LFが求められる。
=11.7×10-6/℃の材質を使用すると、数14お
よび数15として、反射部材12の突出寸法L Mおよび
光ファイバ11の突出寸法LFが求められる。
【0040】
【数14】LM=2.2mm
【0041】
【数15】LF=0.750mm (2)ステンレス鋼SUS630材用ひずみゲージ 供試体としてステンレス鋼SUS630材を用いる場合
に上述した光ファイバ式ひずみゲージを構成するために
は、光ファイバ11の線膨張係数αF、ベース材13の
厚肉部13bおよび13cの開口部13a内への突出寸
法LB、ゲージ長L、ギャップ長G、および供試体の線
膨張係数αを、それぞれ次のように設定する。
に上述した光ファイバ式ひずみゲージを構成するために
は、光ファイバ11の線膨張係数αF、ベース材13の
厚肉部13bおよび13cの開口部13a内への突出寸
法LB、ゲージ長L、ギャップ長G、および供試体の線
膨張係数αを、それぞれ次のように設定する。
【0042】αF=0.5×10-6/℃、 LB=1mm、 L=5mm、 G=0.05mm、 α=10.3×10-6/℃、 そして、ベース材13の材質を線膨張係数αB=16.
2×10-6/℃のSUS304のステンレス鋼として、
上述した数11により反射部材12の突出寸法LMを求
めると、数16から数17が得られ.る。
2×10-6/℃のSUS304のステンレス鋼として、
上述した数11により反射部材12の突出寸法LMを求
めると、数16から数17が得られ.る。
【0043】
【数16】
【0044】
【数17】
【0045】よって、反射部材12として普通鋼等の線
膨張係数αM=11.7×10-6/℃の材質を使用する
と、数18および数19として、反射部材12の突出寸
法L Mおよび光ファイバ11の突出寸法LFが求められ
る。
膨張係数αM=11.7×10-6/℃の材質を使用する
と、数18および数19として、反射部材12の突出寸
法L Mおよび光ファイバ11の突出寸法LFが求められ
る。
【0046】
【数18】LM=1.57mm
【0047】
【数19】LF=1.38mm 上述したように、本発明による光ファイバ式ひずみゲー
ジは、供試体が異なる場合にも製造時におけるベース材
13の厚肉部13bおよび13cから開口部12a内へ
の光ファイバ11および反射部材12の突出長さのみを
変更するだけで、適切な温度補償を施すことができる。
ちなみに、上述した特開平10−141923号公報に
開示した光ファイバ式ひずみゲージにおける温度補償式
は、図10に示すように、ベース材4の開口部寸法をL
0、反射部材3のベース材4への接着寸法をL1、キャピ
ラリーチューブ部、すなわちスリーブ2のベース材4へ
の接着寸法をL2、反射部材3の長さをL1w、供試体の
線膨張係数Chost、および反射部材3の線膨張係数C
wireとして、光ファイバ1の線膨張係数を無視できる
(=0)ものとすれば、数20であらわされる。
ジは、供試体が異なる場合にも製造時におけるベース材
13の厚肉部13bおよび13cから開口部12a内へ
の光ファイバ11および反射部材12の突出長さのみを
変更するだけで、適切な温度補償を施すことができる。
ちなみに、上述した特開平10−141923号公報に
開示した光ファイバ式ひずみゲージにおける温度補償式
は、図10に示すように、ベース材4の開口部寸法をL
0、反射部材3のベース材4への接着寸法をL1、キャピ
ラリーチューブ部、すなわちスリーブ2のベース材4へ
の接着寸法をL2、反射部材3の長さをL1w、供試体の
線膨張係数Chost、および反射部材3の線膨張係数C
wireとして、光ファイバ1の線膨張係数を無視できる
(=0)ものとすれば、数20であらわされる。
【0048】
【数20】 すなわち、反射部材3の長さL1wは、数21であらわさ
れる。
れる。
【0049】
【数21】 したがって、上述した普通鋼材用ひずみゲージを構成す
る場合、供試体の線膨張係数Chost=11.7×10-6
/℃、反射部材3のベース材4への接着寸法L 1=4m
m、スリーブ2のベース材4への接着寸法L2=4mm、お
よびベース材4の開口部寸法L0=5mmを、数21の温
度補償式に代入すると数22が得られる。
る場合、供試体の線膨張係数Chost=11.7×10-6
/℃、反射部材3のベース材4への接着寸法L 1=4m
m、スリーブ2のベース材4への接着寸法L2=4mm、お
よびベース材4の開口部寸法L0=5mmを、数21の温
度補償式に代入すると数22が得られる。
【0050】
【数22】 よって、反射部材3として普通鋼等の線膨張係数αM=
11.7×10-6/℃の材質を使用すると、数23とし
て、反射部材3の長さL1wが求められる。
11.7×10-6/℃の材質を使用すると、数23とし
て、反射部材3の長さL1wが求められる。
【0051】
【数23】L1w=11mm また、上述したステンレス鋼SUS630材用ひずみゲ
ージを構成する場合、供試体の線膨張係数Chost=1
0.3×10-6/℃、反射部材3のベース材4への接着
寸法L1=4mm、スリーブ2のベース材4への接着寸法
L2=4mm、およびベース材4の開口部寸法L0=5mm
を、数21の温度補償式に代入すると数24が得られ
る。
ージを構成する場合、供試体の線膨張係数Chost=1
0.3×10-6/℃、反射部材3のベース材4への接着
寸法L1=4mm、スリーブ2のベース材4への接着寸法
L2=4mm、およびベース材4の開口部寸法L0=5mm
を、数21の温度補償式に代入すると数24が得られ
る。
【0052】
【数24】 よって、反射部材3として普通鋼等の線膨張係数αM=
11.7×10-6/℃の材質を使用すると、数25とし
て、反射部材3の長さL1wが求められる。
11.7×10-6/℃の材質を使用すると、数25とし
て、反射部材3の長さL1wが求められる。
【0053】
【数25】L1w=9.92mm 上述した本発明の実施の形態による光ファイバ式ひずみ
ゲージの利点をまとめると次のようになる。 (a) 供試体の材質が変わっても反射部材12および光フ
ァイバ11の突出寸法を調整するだけで、温度補償のた
めの調整を行うことができ、部品の共通化を図ることが
でき、製造が容易で作業性もよい。 (b) 供試体に対して溶接により固着するので、通常の接
着等に比して高い安定性を実現することができると共
に、ひずみ伝達率は100と考えられるため開口部13
aの長さに相当する正確なゲージ長Lのものが得られ、
したがって、先に述べた本発明による光ファイバ式ひず
みゲージによれば、製造に係る調整が容易で且つ作業性
も良好で、各種供試体に対しても共通の簡単な構成で対
応することができ、高精度を得ることができる。
ゲージの利点をまとめると次のようになる。 (a) 供試体の材質が変わっても反射部材12および光フ
ァイバ11の突出寸法を調整するだけで、温度補償のた
めの調整を行うことができ、部品の共通化を図ることが
でき、製造が容易で作業性もよい。 (b) 供試体に対して溶接により固着するので、通常の接
着等に比して高い安定性を実現することができると共
に、ひずみ伝達率は100と考えられるため開口部13
aの長さに相当する正確なゲージ長Lのものが得られ、
したがって、先に述べた本発明による光ファイバ式ひず
みゲージによれば、製造に係る調整が容易で且つ作業性
も良好で、各種供試体に対しても共通の簡単な構成で対
応することができ、高精度を得ることができる。
【0054】図7は、上述した本発明の実施の形態に係
る光ファイバ式ひずみゲージを用いた光強度型のひずみ
測定系の構成例を模式的に示しているが、干渉型のひず
み測定系にも上述とほぼ同様にして適用することができ
る。図7に示す測定系は、図1に示したのと同様な光フ
ァイバ式ひずみゲージ101、2×2カプラ102、発
光素子103、第1の受光素子104および第2の受光
素子105を具備している。
る光ファイバ式ひずみゲージを用いた光強度型のひずみ
測定系の構成例を模式的に示しているが、干渉型のひず
み測定系にも上述とほぼ同様にして適用することができ
る。図7に示す測定系は、図1に示したのと同様な光フ
ァイバ式ひずみゲージ101、2×2カプラ102、発
光素子103、第1の受光素子104および第2の受光
素子105を具備している。
【0055】光ファイバ式ひずみゲージ101は、図1
に示した光ファイバ式ひずみゲージと同様の構成を有し
ている。2×2カプラ102は、第1〜第4のポートP
1〜P4を有しており、第1のポートP1から入力した
光を、50%/50%の強度比で、第2および第3のポ
ートP2およびP3に分岐出力する。また、2×2カプ
ラ102は、第3のポートP3から入力した光を、第4
のポートP4に出力する。
に示した光ファイバ式ひずみゲージと同様の構成を有し
ている。2×2カプラ102は、第1〜第4のポートP
1〜P4を有しており、第1のポートP1から入力した
光を、50%/50%の強度比で、第2および第3のポ
ートP2およびP3に分岐出力する。また、2×2カプ
ラ102は、第3のポートP3から入力した光を、第4
のポートP4に出力する。
【0056】発光素子103は、光ファイバ111を介
して2×2カプラ102の第1のポートP1に結合され
ている。なお、2×2カプラ102の第2のポートP2
は、光ファイバ112を介して光ファイバ式ひずみゲー
ジ101に結合されている。第1の受光素子104は、
光ファイバ114を介して2×2カプラ102の第4の
ポートP4に結合されている。第2の受光素子104
は、光ファイバ113を介して2×2カプラ102の第
3のポートP3に結合されている。このような構成にお
いて、発光素子103より射出した光は、光ファイバ1
11を介して、2×2カプラ102の第1のポートP1
に導かれる。2×2カプラ102では、第1のポートP
1に入射した光を50%/50%の強度比で分岐し、そ
れぞれ第2のポートP2へ向かう光および第3のポート
P3に向かう光とする。
して2×2カプラ102の第1のポートP1に結合され
ている。なお、2×2カプラ102の第2のポートP2
は、光ファイバ112を介して光ファイバ式ひずみゲー
ジ101に結合されている。第1の受光素子104は、
光ファイバ114を介して2×2カプラ102の第4の
ポートP4に結合されている。第2の受光素子104
は、光ファイバ113を介して2×2カプラ102の第
3のポートP3に結合されている。このような構成にお
いて、発光素子103より射出した光は、光ファイバ1
11を介して、2×2カプラ102の第1のポートP1
に導かれる。2×2カプラ102では、第1のポートP
1に入射した光を50%/50%の強度比で分岐し、そ
れぞれ第2のポートP2へ向かう光および第3のポート
P3に向かう光とする。
【0057】第2のポートP2から光ファイバ112を
介してセンサ部である光ファイバ式ひずみゲージ101
に導かれた光は、光ファイバ式ひずみゲージ101の光
ファイバ11の先端から射出され、反射部材12の先端
反射面により反射され、再び同一の光ファイバ112へ
戻る。この光ファイバ112へ戻った光は、2×2カプ
ラ102を通って、第4のポートP4から光ファイバ1
14を介して第1の受光素子104に導かれる。2×2
カプラ102の第3のポートP3からでた光は、光ファ
イバ113を通って第2の受光素子105へ戻る。2×
2カプラ102は、光ファイバ式ひずみゲージ101が
磁場または電磁場の影響を受ける場所に設置されている
場合には、光ファイバケーブル112によって距離が確
保され、該磁場および電磁場の影響を受けない箇所に配
置される。
介してセンサ部である光ファイバ式ひずみゲージ101
に導かれた光は、光ファイバ式ひずみゲージ101の光
ファイバ11の先端から射出され、反射部材12の先端
反射面により反射され、再び同一の光ファイバ112へ
戻る。この光ファイバ112へ戻った光は、2×2カプ
ラ102を通って、第4のポートP4から光ファイバ1
14を介して第1の受光素子104に導かれる。2×2
カプラ102の第3のポートP3からでた光は、光ファ
イバ113を通って第2の受光素子105へ戻る。2×
2カプラ102は、光ファイバ式ひずみゲージ101が
磁場または電磁場の影響を受ける場所に設置されている
場合には、光ファイバケーブル112によって距離が確
保され、該磁場および電磁場の影響を受けない箇所に配
置される。
【0058】発光素子103から射出して2×2カプラ
102によって分岐された光の一方は、第2のポートP
2を介して光ファイバ式ひずみゲージ101に導かれ、
反射部材12により反射して、2×2カプラ102に戻
る。光ファイバ式ひずみゲージ101から2×2カプラ
102の第2のポートP2に戻った反射光は、第4のポ
ートP4を介して第1の受光素子104に導かれて信号
光として用いられる。発光素子103から射出して2×
2カプラ102によって分岐された光の他方は、第3の
ポートP3を介して第2の受光素子105に導かれて参
照光として用いられる。これら第1および第2の受光素
子104および105で検出される光信号は、所定の信
号解析処理が施されて光ファイバ式ひずみゲージ101
により検出されたひずみであるギャップGの変化を算出
する。
102によって分岐された光の一方は、第2のポートP
2を介して光ファイバ式ひずみゲージ101に導かれ、
反射部材12により反射して、2×2カプラ102に戻
る。光ファイバ式ひずみゲージ101から2×2カプラ
102の第2のポートP2に戻った反射光は、第4のポ
ートP4を介して第1の受光素子104に導かれて信号
光として用いられる。発光素子103から射出して2×
2カプラ102によって分岐された光の他方は、第3の
ポートP3を介して第2の受光素子105に導かれて参
照光として用いられる。これら第1および第2の受光素
子104および105で検出される光信号は、所定の信
号解析処理が施されて光ファイバ式ひずみゲージ101
により検出されたひずみであるギャップGの変化を算出
する。
【0059】このような構成において、先に述べたよう
に、光ファイバ式ひずみゲージ101は、正確なひずみ
計測値を得ることができ、さらに、それ自体で適切な温
度補償も施こされる。したがって、従来の光ファイバ式
ひずみゲージでは得られないような高精度のひずみ計測
が可能となる。なお、本発明は、上述した実施の形態に
のみ限定されるものではなく、その要旨に含まれる範囲
内において、種々変形して実施することができる。
に、光ファイバ式ひずみゲージ101は、正確なひずみ
計測値を得ることができ、さらに、それ自体で適切な温
度補償も施こされる。したがって、従来の光ファイバ式
ひずみゲージでは得られないような高精度のひずみ計測
が可能となる。なお、本発明は、上述した実施の形態に
のみ限定されるものではなく、その要旨に含まれる範囲
内において、種々変形して実施することができる。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
よれば、一端が投光および受光部に結合された光ファイ
バおよび先端に反射面を形成してなる細線状の反射部材
を有し、ほぼ板状をなし、中央部を欠除して開口部を形
成し、且つ前記板状の板面に平行な所定方向の中心軸線
に沿う部分のみを、該板状の一方の面側に膨出させて厚
肉に形成し、該厚肉部を前記中心軸線に沿って前記開口
部内に相対向させて所定寸法突出させたベース材の前記
厚肉部に、前記光ファイバおよび反射部材の各先端を前
記厚肉部の突出端面からさらに所定寸法突出させ、前記
反射部材の前記反射面を前記光ファイバの他端面に所定
寸法のギャップを存して対峙させた状態で、該光ファイ
バおよび反射部材を埋設し固着支持して構成され、前記
板状の他方の面を供試体に当接して、前記厚肉部と薄肉
の板状部分の境界部にて該ベース材を前記供試体に溶接
して使用する構成により、光ファイバと反射部材との位
置合わせなどのような製造に係る調整が容易で且つ作業
性も良好で、溶接可能な金属でさえあれば、各種の供試
体に対しても共通の簡単な構成で対応することができ、
高精度を得ることが可能な光ファイバ式ひずみゲージを
提供することができる。
よれば、一端が投光および受光部に結合された光ファイ
バおよび先端に反射面を形成してなる細線状の反射部材
を有し、ほぼ板状をなし、中央部を欠除して開口部を形
成し、且つ前記板状の板面に平行な所定方向の中心軸線
に沿う部分のみを、該板状の一方の面側に膨出させて厚
肉に形成し、該厚肉部を前記中心軸線に沿って前記開口
部内に相対向させて所定寸法突出させたベース材の前記
厚肉部に、前記光ファイバおよび反射部材の各先端を前
記厚肉部の突出端面からさらに所定寸法突出させ、前記
反射部材の前記反射面を前記光ファイバの他端面に所定
寸法のギャップを存して対峙させた状態で、該光ファイ
バおよび反射部材を埋設し固着支持して構成され、前記
板状の他方の面を供試体に当接して、前記厚肉部と薄肉
の板状部分の境界部にて該ベース材を前記供試体に溶接
して使用する構成により、光ファイバと反射部材との位
置合わせなどのような製造に係る調整が容易で且つ作業
性も良好で、溶接可能な金属でさえあれば、各種の供試
体に対しても共通の簡単な構成で対応することができ、
高精度を得ることが可能な光ファイバ式ひずみゲージを
提供することができる。
【0061】本発明の請求項2による光ファイバ式ひず
みゲージによれば、前記反射部材が、金属からなる金属
細線を含むことにより、特に、製造時の組立および調整
における作業性がよく、反射部材を接着以外のいわゆる
ホットプレスやメッキによる埋め込みにより固着するこ
とが可能で、耐高温化も容易である。本発明の請求項3
による光ファイバ式ひずみゲージによれば、前記ベース
材が、予め前記中心軸線に沿って前記他方の面側に溝部
を形成して構成され、該溝部内に前記光ファイバおよび
反射部材を配置した状態で、該光ファイバおよび反射部
材を前記ベース材に固着することにより、特に、製造時
の組立および調整における作業性が良好である。
みゲージによれば、前記反射部材が、金属からなる金属
細線を含むことにより、特に、製造時の組立および調整
における作業性がよく、反射部材を接着以外のいわゆる
ホットプレスやメッキによる埋め込みにより固着するこ
とが可能で、耐高温化も容易である。本発明の請求項3
による光ファイバ式ひずみゲージによれば、前記ベース
材が、予め前記中心軸線に沿って前記他方の面側に溝部
を形成して構成され、該溝部内に前記光ファイバおよび
反射部材を配置した状態で、該光ファイバおよび反射部
材を前記ベース材に固着することにより、特に、製造時
の組立および調整における作業性が良好である。
【0062】本発明の請求項4による光ファイバ式ひず
みゲージによれば、前記ベース材が、前記供試体にスポ
ット溶接されることにより、特に、供試体への取付けに
おける作業性がよく、取付部において高いひずみ伝達率
を得ることも可能である。本発明の請求項5による光フ
ァイバ式ひずみゲージによれば、前記反射部材を、前記
光ファイバ他端面との相対位置の温度依存性を考慮し
て、前記供試体の有効ゲージ長に関しての温度に依存す
る変動が相殺されるように、前記ベース材の前記厚肉部
の突出端面に対する突出寸法が設定されることにより、
特に、製造時の温度補償に係る調整における作業性を良
好とすることができる。
みゲージによれば、前記ベース材が、前記供試体にスポ
ット溶接されることにより、特に、供試体への取付けに
おける作業性がよく、取付部において高いひずみ伝達率
を得ることも可能である。本発明の請求項5による光フ
ァイバ式ひずみゲージによれば、前記反射部材を、前記
光ファイバ他端面との相対位置の温度依存性を考慮し
て、前記供試体の有効ゲージ長に関しての温度に依存す
る変動が相殺されるように、前記ベース材の前記厚肉部
の突出端面に対する突出寸法が設定されることにより、
特に、製造時の温度補償に係る調整における作業性を良
好とすることができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る光ファイバ式ひずみ
ゲージの構成を模式的に示す斜視図である。
ゲージの構成を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1の光ファイバ式ひずみゲージの構成を模式
的に示す上面図である。
的に示す上面図である。
【図3】図1の光ファイバ式ひずみゲージの構成を模式
的に示す正面図である。
的に示す正面図である。
【図4】図1の光ファイバ式ひずみゲージの構成を模式
的に示す左側面図である。
的に示す左側面図である。
【図5】図1の光ファイバ式ひずみゲージの構成を模式
的に示す縦断面図である。
的に示す縦断面図である。
【図6】図1の光ファイバ式ひずみゲージの作用を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る光ファイバ式ひずみ
ゲージを用いた測定系の構成を模式的に示すブロック図
である。
ゲージを用いた測定系の構成を模式的に示すブロック図
である。
【図8】光ファイバ式ひずみゲージの原理を説明するた
めの模式図である。
めの模式図である。
【図9】光ファイバ式ひずみゲージの原理を説明するた
めの模式図である。
めの模式図である。
【図10】従来の光ファイバ式ひずみゲージの構成の他
の一例を模式的に示す断面図である。
の一例を模式的に示す断面図である。
11 光ファイバ 12 反射部材 13 ベース材 13a 開口部 13b 厚肉部 13c 厚肉部 13w 溶接部 13r 補強材 13p スポット溶接 101 光ファイバ式ひずみゲージ 102 2×2カプラ 103 発光素子 104 第1の受光素子 105 第2の受光素子 111、112、113、114 光ファイバ P1、P2、P3、P4 ポート
Claims (5)
- 【請求項1】 一端が投光および受光部に結合された光
ファイバと、 前記光ファイバと先端に反射面を形成してなる細線状の
反射部材と、 ほぼ板状をなし、中央部を欠除して開口部を形成し、且
つ前記板状の板面に平行な所定方向の中心軸線に沿う部
分のみを、該板状の一方の面側に膨出させて厚肉に形成
し、該厚肉部を前記中心軸線に沿って前記開口部内に相
対向させて所定寸法突出させるとともに、前記光ファイ
バおよび反射部材の各先端を前記厚肉部の突出端面から
さらに所定寸法突出させ、前記反射部材の前記反射面を
前記光ファイバの他端面に所定寸法のギャップを存して
対峙させた状態で、該光ファイバおよび反射部材を前記
厚肉部に埋設して固着支持するとともに、前記板状の他
方の面を供試体に当接して、前記厚肉部と薄肉の板状部
分の境界部にて前記供試体に溶接されるベース材と、を
具備することを特徴とする光ファイバ式ひずみゲージ。 - 【請求項2】 前記反射部材は、金属からなる金属細線
を含むことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ式
ひずみゲージ。 - 【請求項3】 前記ベース材は、予め前記中心軸線に沿
って前記他方の面側に溝部を形成しておき、該溝部内に
前記光ファイバおよび反射部材を配置した状態で、該光
ファイバおよび反射部材を前記ベース材に固着したこと
を特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ式ひ
ずみゲージ。 - 【請求項4】 前記ベース材は、前記供試体にスポット
溶接されることを特徴とする請求項1〜3のうちのいず
れか1項に記載の光ファイバ式ひずみゲージ。 - 【請求項5】 前記反射部材は、前記光ファイバ他端面
との相対位置の温度依存性を考慮して、前記供試体の有
効ゲージ長に関しての温度に依存する変動が相殺される
ように、前記ベース材の前記厚肉部の突出端面に対する
突出寸法を設定してなることを特徴とする請求項1〜4
のうちのいずれか1項に記載の光ファイバ式ひずみゲー
ジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11025601A JP2000221011A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 光ファイバ式ひずみゲージ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11025601A JP2000221011A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 光ファイバ式ひずみゲージ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000221011A true JP2000221011A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12170441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11025601A Pending JP2000221011A (ja) | 1999-02-02 | 1999-02-02 | 光ファイバ式ひずみゲージ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000221011A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100344935C (zh) * | 2005-12-30 | 2007-10-24 | 武汉理工大学 | 透射式强度调制型光纤传感器 |
| CN106524937A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-03-22 | 北京邮电大学 | 一种光纤光栅应变器 |
| CN107999923A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-05-08 | 中国飞机强度研究所 | 一种应变片引线焊接固定装置 |
| CN116067298A (zh) * | 2023-04-06 | 2023-05-05 | 山东省科学院激光研究所 | 一种光纤应变传感器结构 |
-
1999
- 1999-02-02 JP JP11025601A patent/JP2000221011A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100344935C (zh) * | 2005-12-30 | 2007-10-24 | 武汉理工大学 | 透射式强度调制型光纤传感器 |
| CN106524937A (zh) * | 2016-11-17 | 2017-03-22 | 北京邮电大学 | 一种光纤光栅应变器 |
| CN106524937B (zh) * | 2016-11-17 | 2019-09-20 | 北京邮电大学 | 一种光纤光栅应变器 |
| CN107999923A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-05-08 | 中国飞机强度研究所 | 一种应变片引线焊接固定装置 |
| CN116067298A (zh) * | 2023-04-06 | 2023-05-05 | 山东省科学院激光研究所 | 一种光纤应变传感器结构 |
| CN116067298B (zh) * | 2023-04-06 | 2023-06-09 | 山东省科学院激光研究所 | 一种光纤应变传感器结构 |
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