JP2000223053A - 静電レンズ - Google Patents

静電レンズ

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JP2000223053A
JP2000223053A JP11023696A JP2369699A JP2000223053A JP 2000223053 A JP2000223053 A JP 2000223053A JP 11023696 A JP11023696 A JP 11023696A JP 2369699 A JP2369699 A JP 2369699A JP 2000223053 A JP2000223053 A JP 2000223053A
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JP
Japan
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electrode
terminal
electrostatic lens
voltage
electric field
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JP11023696A
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Kazuhiro Honda
和広 本田
Yukihiro Tanaka
幸浩 田中
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Jeol Ltd
Original Assignee
Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で収差の小さな静電レンズを実現する。 【解決手段】 電子ビームの光軸に沿って第1電極、第
2電極2、第3電極3が配置されている。第2電極2に
は電圧導入端子8が接触されており、第3電極3の側壁
の3箇所には、絶縁材17、18、19を介してダミー
端子20、21、22が設けられている。ダミー端子2
0、21、22はそれぞれ電圧導入端子8とほぼ同一形
状とされており、電圧導入端子8とダミー端子21とは
光軸を挟んで対称の位置に配置され、ダミー端子20と
22とは、光軸を挟んで対称の位置に配置されている。
このため、電圧導入端子8の近傍で生じる電界と同じ電
界をダミー端子20、21、22の近傍でも作ることが
できる。その結果、静電レンズの電界としては、回転対
称(4回対称)な電界を維持でき、レンズの収差を小さ
くし、電子ビームの軸ずれを著しく小さくすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ビームやイオ
ンビームを収束するための、複数の円板状の電極から成
る静電レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】走査電子顕微鏡やイオンビーム装置等で
は、電子ビームやイオンビームを集束するために静電レ
ンズが使用されている。このような静電レンズの構造を
図1、図2に示す。図1は、3枚電極の静電レンズ(ア
インツェルレンズ)の断面図、図2は図1のA−A断面
図である。
【0003】図において、電子ビームEBの光軸Oに沿
って第1電極1、第2電極2、第3電極3が配置されて
いる。各電極1,2,3は円板状に形成されており、そ
れぞれの中心部分には電子ビームの通過開口4,5,6
が穿たれている。なお、第2電極2は絶縁性の支持体7
によって第3電極3の側壁に支持されている。
【0004】第1電極1と第3電極3とは電気的に接続
されており、接地電位とされている。また、第2電極2
は、第1電極1と第3電極3と絶縁されており、第2電
極2の周辺部の所定箇所で電圧導入端子8が接触されて
いる。電圧導入端子8は電源9に接続されており、この
結果、第2電極2には電源9から所望の電圧が印加され
ることになる。
【0005】このような構成において、電源9から電圧
導入端子8を介して第2電極2に所定の電圧を印加する
と、図1において等電位線10で示すように電界が発生
する。この状態で、図示していない電子源から放出され
た一次電子ビームEBは、この電界により集束作用を受
ける。図1の静電レンズの強度は、第2電極2に印加す
る電圧を変えることにより調整することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、図
1、図2に示した静電レンズにおいて、第2電極2に電
圧を印加することにより電界が発生し、電子ビームは集
束作用を受ける。この際、静電レンズの収差を小さく
し、電子ビームの軸ずれを生じさせないためには、静電
レンズを構成する各電極が回転対称であって、発生する
電界も対称である必要がある。
【0007】しかしながら、高真空領域に配置される静
電レンズに高真空外に設置されている電源9から電圧を
印加するためには、電圧導入端子8を静電レンズを構成
する第2電極2に接触させなければならない。この電圧
導入端子8を静電レンズの第2電極2に接触させると、
各電極が回転対称であっても、発生する電界の対称性が
くずれてしまい、収差の増加および電子ビームの軸ずれ
が大きくなる問題点があった。
【0008】この問題を回避するための構造として、図
3に示す構造が用いられている。図3は静電レンズの断
面を示しており、図1と同一ないしは類似の構成要素に
は同一番号が付されている。図3において、電子ビーム
EBの光軸Oに沿って第1電極11、第2電極12、第
3電極13が配置されている。各電極11,12,13
は円板状に形成されており、それぞれの中心部分には電
子ビームの通過開口14,15,16が穿たれている。
なお、第2電極12は絶縁性の支持体7によって第3電
極13の側壁に支持されている。
【0009】第1電極11と第3電極13とは電気的に
接続されており、接地電位とされている。また、第2電
極12は、第1電極11と第3電極13と絶縁されてお
り、第2電極12の周辺部の所定箇所で電圧導入端子8
が接触されている。電圧導入端子8は電源9に接続され
ており、この結果、第2電極12には電源9から所望の
電圧が印加されることになる。
【0010】このような構成において、電源9から電圧
導入端子8を介して第2電極12に所定の電圧を印加す
ると、図において等電位線10で示すように電界が発生
する。この状態で、図示していない電子源から放出され
た一次電子ビームEBは、この電界により集束作用を受
ける。図3の静電レンズの強度は、第2電極12に印加
する電圧を変えることにより調整することができる。
【0011】この図3の静電レンズでは、図1のレンズ
と比較し、第2電極12の半径をギャップ長に比べて大
きく取り、かつ、端部の厚さを増して非対称電界をシー
ルドするようにしている。しかしながら、図3に示した
静電レンズは、レンズの直径、厚みが増大し、大型で複
雑な構造となる。
【0012】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的は、小型で収差の小さな静電レンズを
実現するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明に基づく静電
レンズは、荷電粒子ビームの通路に沿って配置され、そ
れぞれの中心部分に荷電粒子ビームの通過開口を有した
複数の円板状の電極と、複数の円板状の電極の特定の電
極に接触し電圧を印加するための電圧導入端子とを有し
た静電レンズにおいて、特定の電極に電圧導入端子とほ
ぼ同形状のダミー端子を接触させ、電圧導入端子とダミ
ー端子とを光軸に関してほぼ対称に配置したことを特徴
としている。
【0014】第1の発明では、複数の円板状の電極より
成る静電レンズにおいて、複数の円板状の電極の特定の
電極に接触し電圧を印加するための電圧導入端子と、特
定の電極に電圧導入端子とほぼ同形状のダミー端子を接
触させ、電圧導入端子とダミー端子とをほぼ対称に配置
し、静電レンズが発生する電界をより回転対称に近付
け、レンズの収差を小さくする。
【0015】第2の発明に基づく静電レンズは、請求項
1の発明において、光軸に直交する方向に電圧導入端子
とダミー端子とを配置した。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図4は本発明に基づく静電
レンズの一例を示す断面図であり、図5はそのA−A断
面図である。この図4、図5において、図1の従来装置
と同一ないしは類似部分には同一番号が付されている。
【0017】図4,図5において、電子ビームEBの光
軸Oに沿って第1電極1、第2電極2、第3電極3が配
置されている。各電極1,2,3は円板状に形成されて
おり、それぞれの中心部分には電子ビームの通過開口
4,5,6が穿たれている。なお、第2電極2は絶縁性
の支持体7によって第3電極3に支持されている。
【0018】第1電極1と第3電極3とは電気的に接続
されており、接地電位とされている。また、第2電極2
は、第1電極1と第3電極3と絶縁されており、第2電
極2の周辺部の所定箇所で電圧導入端子8が接触されて
いる。電圧導入端子8は電源9に接続されており、この
結果、第2電極2には電源9から所望の電圧が印加され
ることになる。
【0019】第3電極3の側壁の3箇所には、絶縁材1
7、18、19を介してダミー端子20、21、22が
設けられている。ダミー端子20、21、22はそれぞ
れ電圧導入端子8とほぼ同一形状とされており、電圧導
入端子8とダミー端子21とは光軸を挟んで対称の位置
に配置され、ダミー端子20と22とは、光軸を挟んで
対称の位置に配置されている。すなわち、4種の端子は
各々直交するように配置されている。
【0020】このような構成において、電源9から電圧
導入端子8を介して第2電極2に所定の電圧を印加する
と、図1において等電位線10で示すように電界が発生
する。この状態で、図示していない電子源から放出され
た一次電子ビームEBは、この電界により集束作用を受
ける。図1の静電レンズの強度は、第2電極2に印加す
る電圧を変えることにより調整することができる。
【0021】3本のダミー端子20、21、22を電圧
導入端子8を含めて回転対称となるように設けたので、
電圧導入端子8の近傍で生じる電界と同じ電界をダミー
端子20、21、22の近傍でも作ることができる。そ
の結果、静電レンズの電界としては、回転対称(4回対
称)な電界を維持でき、レンズの収差を小さくし、電子
ビームの軸ずれを著しく小さくすることができる。
【0022】以上本発明の実施の形態を詳述したが、本
発明はこの形態に限定されない。例えば、3枚の電極か
らなるアインツェルレンズを例に説明したが、このレン
ズに限定されず、複数枚の電極から成る静電レンズに本
発明を適用することができる。また、ダミー端子を3個
設ける例を説明したが、ダミー端子を2個とし、電圧導
入端子を含め3個の端子を対称に配置しても良く、ま
た、8個の端子を点対称に配置しても良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明では、
複数の円板状の電極より成る静電レンズにおいて、複数
の円板状の電極の特定の電極に接触し電圧を印加するた
めの電圧導入端子と、特定の電極に電圧導入端子とほぼ
同形状のダミー端子を接触させ、電圧導入端子とダミー
端子とを光軸に関してほぼ対称に配置し、静電レンズが
発生する電界をより回転対称に近付け、レンズの収差を
小さくする。この結果、静電レンズで集束される荷電粒
子ビームの軸ずれを小さくすることができる。また、図
3に示した従来の静電レンズに比べて小型とすることが
できると共に、構造が簡単となるので、電極の形状を簡
単に加工することができる。
【0024】第2の発明では、第1の発明において、直
交する方向に電圧導入端子とダミー端子とを配置したの
で、第1の発明と同様な効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の静電レンズの断面を示す図である。
【図2】図1の静電レンズのA−A断面を示す図であ
る。
【図3】従来の改良された静電レンズの断面を示す図で
ある。
【図4】本発明に基づく静電レンズの断面を示す図であ
る。
【図5】図4の静電レンズのA−A断面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 第1電極 2 第2電極 3 第3電極 4,5,6 電子ビーム通過開口 8 電圧導入端子 9 電源 10 等電位線 17,18,19 絶縁材 20,21,22 ダミー端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷電粒子ビームの通路に沿って配置さ
    れ、それぞれの中心部分に荷電粒子ビームの通過開口を
    有した複数の円板状の電極と、複数の円板状の電極の特
    定の電極に接触し電圧を印加するための電圧導入端子と
    を有した静電レンズにおいて、特定の電極に電圧導入端
    子とほぼ同形状のダミー端子を接触させ、電圧導入端子
    とダミー端子とを光軸に関してほぼ対称に配置したこと
    を特徴とする静電レンズ。
  2. 【請求項2】 光軸に直交する方向に電圧導入端子とダ
    ミー端子とが配置されている請求項1記載の静電レン
    ズ。
JP11023696A 1999-02-01 1999-02-01 静電レンズ Withdrawn JP2000223053A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002151386A (ja) * 2000-11-10 2002-05-24 Usui Internatl Ind Co Ltd 真空チャンバー電力供給用電流導入端子
WO2005001876A3 (en) * 2003-06-26 2005-03-24 Axcelis Tech Inc Electrostatic parallelizing lens for ion beams
KR101219194B1 (ko) * 2011-05-11 2013-01-09 한국표준과학연구원 진공용 고정밀 정전 렌즈

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