JP2000223733A - 赤外線フォトダイオード及びその製造方法 - Google Patents
赤外線フォトダイオード及びその製造方法Info
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- JP2000223733A JP2000223733A JP11019439A JP1943999A JP2000223733A JP 2000223733 A JP2000223733 A JP 2000223733A JP 11019439 A JP11019439 A JP 11019439A JP 1943999 A JP1943999 A JP 1943999A JP 2000223733 A JP2000223733 A JP 2000223733A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 赤外線フォトダイオード及びその製造方法に
関し、pn接合の側面方向のn- 型領域の拡がりを大き
くして、側面方向へのリーク電流を低減する。 【解決手段】 p型HgCdTe層1に設けたn+ 型領
域2を覆うように設けたn- 型領域3の側面方向の厚さ
wを、深さ方向の厚さtの0.8倍以上にする。
関し、pn接合の側面方向のn- 型領域の拡がりを大き
くして、側面方向へのリーク電流を低減する。 【解決手段】 p型HgCdTe層1に設けたn+ 型領
域2を覆うように設けたn- 型領域3の側面方向の厚さ
wを、深さ方向の厚さtの0.8倍以上にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外線フォトダイオ
ード及びその製造方法に関するものであり、特に、光起
電力(PV:Photo Voltaic)型HgCd
Te赤外線光検知装置における耐圧を高めるためのn-
型領域に特徴のある赤外線フォトダイオード及びその製
造方法に関するものである。
ード及びその製造方法に関するものであり、特に、光起
電力(PV:Photo Voltaic)型HgCd
Te赤外線光検知装置における耐圧を高めるためのn-
型領域に特徴のある赤外線フォトダイオード及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、10μm帯近傍の赤外線を検知す
る赤外線検知装置としては、Cd組成比が0.2近傍、
例えば、Cd組成比が0.22のHgCdTe層に形成
したpn接合ダイオードをフォトダイオードとしたもの
を用い、このフォトダイオードを一次元アレイ状或いは
二次元アレイ状に配置すると共に、読出回路との電気的
なコンタクトをとるために、赤外線フォトダイオードア
レイ基板及びSi信号処理回路基板を、双方に形成した
In等の金属のバンプで貼り合わせる構造が採用されて
いる。
る赤外線検知装置としては、Cd組成比が0.2近傍、
例えば、Cd組成比が0.22のHgCdTe層に形成
したpn接合ダイオードをフォトダイオードとしたもの
を用い、このフォトダイオードを一次元アレイ状或いは
二次元アレイ状に配置すると共に、読出回路との電気的
なコンタクトをとるために、赤外線フォトダイオードア
レイ基板及びSi信号処理回路基板を、双方に形成した
In等の金属のバンプで貼り合わせる構造が採用されて
いる。
【0003】ここで、図6を参照して従来の赤外線フォ
トダイオードの製造工程を説明する。 図6(a)参照 まず、閉管チッピング法を用いて、TeリッチのHg−
Cd−Te融液中でCdZnTe基板(図示せず)上に
Hg空孔濃度が1017cm-3程度のノン・ドープのp型
HgCdTe層41を液相エピタキシャル成長させたの
ち、Hg蒸気中における200〜400℃の温度での熱
処理により、Hg空孔をHg原子で埋めることによっ
て、p型HgCdTe層41の正孔濃度を1016cm-3
オーダーに、例えば、約2×1016cm-3に制御する。
トダイオードの製造工程を説明する。 図6(a)参照 まず、閉管チッピング法を用いて、TeリッチのHg−
Cd−Te融液中でCdZnTe基板(図示せず)上に
Hg空孔濃度が1017cm-3程度のノン・ドープのp型
HgCdTe層41を液相エピタキシャル成長させたの
ち、Hg蒸気中における200〜400℃の温度での熱
処理により、Hg空孔をHg原子で埋めることによっ
て、p型HgCdTe層41の正孔濃度を1016cm-3
オーダーに、例えば、約2×1016cm-3に制御する。
【0004】次いで、表面平坦化、及び、厚みの均一化
のために、アルミナ研磨を行なって、p型HgCdTe
層41の厚さを15〜25μmに制御したのち、厚さ
が、例えば、300nmのZnS膜42を蒸着し、次い
で、レジストパターン43をマスクとしてBイオン44
を選択的にイオン注入することによって、キャリア濃度
が、例えば、1018cm-3オーダーのn+ 型領域45を
形成する。
のために、アルミナ研磨を行なって、p型HgCdTe
層41の厚さを15〜25μmに制御したのち、厚さ
が、例えば、300nmのZnS膜42を蒸着し、次い
で、レジストパターン43をマスクとしてBイオン44
を選択的にイオン注入することによって、キャリア濃度
が、例えば、1018cm-3オーダーのn+ 型領域45を
形成する。
【0005】図6(b)参照 次いで、レジストパターン43を除去したのち、窒素雰
囲気下で、80〜180℃の温度において30〜90分
間熱処理することによって、イオン注入によって格子位
置からはじき出されたHg原子をp型HgCdTe層4
1へ拡散し、p型HgCdTe層41中のHg空孔をH
g原子によって埋めることによってn-型領域46を形
成する。なお、この場合のn- 型領域46のキャリア濃
度は、p型HgCdTe層41における残留不純物濃度
のレベル、例えば、1015cm-3オーダーとなる。
囲気下で、80〜180℃の温度において30〜90分
間熱処理することによって、イオン注入によって格子位
置からはじき出されたHg原子をp型HgCdTe層4
1へ拡散し、p型HgCdTe層41中のHg空孔をH
g原子によって埋めることによってn-型領域46を形
成する。なお、この場合のn- 型領域46のキャリア濃
度は、p型HgCdTe層41における残留不純物濃度
のレベル、例えば、1015cm-3オーダーとなる。
【0006】図6(c)参照 次いで、新たなレジストパターン(図示せず)を用いて
ZnS膜42にコンタクトホールを設けたのち、n+ 型
領域45に対してはInからなるn側電極47を設け、
一方、p型HgCdTe層41に対してはAuからなる
p側電極48を設け、最後に、n側電極47及びp側電
極48上にInバンプ49を設けることによってp/n
- /n+ 接合構造のフォトダイオードアレイからなる赤
外線検知装置が得られる。
ZnS膜42にコンタクトホールを設けたのち、n+ 型
領域45に対してはInからなるn側電極47を設け、
一方、p型HgCdTe層41に対してはAuからなる
p側電極48を設け、最後に、n側電極47及びp側電
極48上にInバンプ49を設けることによってp/n
- /n+ 接合構造のフォトダイオードアレイからなる赤
外線検知装置が得られる。
【0007】この従来の赤外線フォトダイオードにおい
ては、上述のように、イオン注入によってはじき出され
たHg原子の埋め戻しというHgCdTe結晶特有の現
象を利用してn+ 型領域45の周囲にn- 型領域46を
形成し、それによって、空乏層を拡げてフォトダイオー
ドの逆方向耐圧を向上させようとするものである。
ては、上述のように、イオン注入によってはじき出され
たHg原子の埋め戻しというHgCdTe結晶特有の現
象を利用してn+ 型領域45の周囲にn- 型領域46を
形成し、それによって、空乏層を拡げてフォトダイオー
ドの逆方向耐圧を向上させようとするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のHgC
dTe赤外線検知装置においては、n- 型領域46を設
けているにも拘わらず、pn接合部の暗電流が増加して
雑音増加やダイナミックレンジの低下を引き起こすとい
う問題があるので、その事情を図7を参照して説明す
る。
dTe赤外線検知装置においては、n- 型領域46を設
けているにも拘わらず、pn接合部の暗電流が増加して
雑音増加やダイナミックレンジの低下を引き起こすとい
う問題があるので、その事情を図7を参照して説明す
る。
【0009】図7(a)参照 図7(a)は、結晶表面から深さ方向に沿ったキャリア
濃度プロファイルであり、n- 型領域の厚さは、熱処理
条件等にも依存するが、pn接合の深さ方向において
は、図に示すように5μm以上あることが確かめられて
いる。
濃度プロファイルであり、n- 型領域の厚さは、熱処理
条件等にも依存するが、pn接合の深さ方向において
は、図に示すように5μm以上あることが確かめられて
いる。
【0010】図7(b)参照 しかし、n- 型領域46は、pn接合の横方向、即ち、
n+ 型領域45の周辺方向には、1〜2μm程度しか拡
がっておらず、このn- 型領域46の横方向の厚さが十
分でないと、その部分でリーク電流が発生し、暗電流成
分が増加するものと考えられ、結局、pn接合の側面方
向へのリーク電流が、フォトダイオードの特性を支配し
ているものと考えられる。
n+ 型領域45の周辺方向には、1〜2μm程度しか拡
がっておらず、このn- 型領域46の横方向の厚さが十
分でないと、その部分でリーク電流が発生し、暗電流成
分が増加するものと考えられ、結局、pn接合の側面方
向へのリーク電流が、フォトダイオードの特性を支配し
ているものと考えられる。
【0011】これは、n+ 型領域45、即ち、イオン注
入領域は拡がろうとするので他の領域、即ち、周囲のp
型HgCdTe層41に対して圧縮応力を作用させるこ
とになる。この場合、n+ 型領域45の下部においては
この圧縮応力が強く作用するのに対して、n+ 型領域4
5の側面方向においては厚さが1μm以下と薄いので圧
縮応力が十分に働かないことになる。
入領域は拡がろうとするので他の領域、即ち、周囲のp
型HgCdTe層41に対して圧縮応力を作用させるこ
とになる。この場合、n+ 型領域45の下部においては
この圧縮応力が強く作用するのに対して、n+ 型領域4
5の側面方向においては厚さが1μm以下と薄いので圧
縮応力が十分に働かないことになる。
【0012】一方、イオン注入によって格子間にはじき
出されたHg原子の拡散速度は、圧縮応力が働くほど速
くなることが実験的に確認されているので、圧縮応力が
強く作用するn+ 型領域45の下部方向へのみ大きくn
- 型領域46が拡がるものと考えられる。
出されたHg原子の拡散速度は、圧縮応力が働くほど速
くなることが実験的に確認されているので、圧縮応力が
強く作用するn+ 型領域45の下部方向へのみ大きくn
- 型領域46が拡がるものと考えられる。
【0013】したがって、本発明は、pn接合の側面方
向のn- 型領域の拡がりを大きくして、側面方向へのリ
ーク電流を低減することを目的とする。
向のn- 型領域の拡がりを大きくして、側面方向へのリ
ーク電流を低減することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。なお、図におい
て、符号4はZnS膜等の保護膜であり、また、符号
5,6は、夫々n側電極及びp側電極である。 図1参照 (1)本発明は、p型HgCdTe層1に設けたn+ 型
領域2を覆うようにn - 型領域3を設けた赤外線フォト
ダイオードにおいて、n- 型領域3の側面方向の厚さ
を、深さ方向の厚さの0.8倍以上にしたことを特徴と
する。
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。なお、図におい
て、符号4はZnS膜等の保護膜であり、また、符号
5,6は、夫々n側電極及びp側電極である。 図1参照 (1)本発明は、p型HgCdTe層1に設けたn+ 型
領域2を覆うようにn - 型領域3を設けた赤外線フォト
ダイオードにおいて、n- 型領域3の側面方向の厚さ
を、深さ方向の厚さの0.8倍以上にしたことを特徴と
する。
【0015】この様に、n- 型領域3の側面方向の厚さ
wを深さ方向の厚さtの0.8倍以上に、即ち、w≧
0.8tにすることによって、pn接合の側面方向の逆
方向耐圧を高めることができ、それによって、赤外線フ
ォトダイオードのリーク電流を低減することができる。
なお、本明細書において、「p型HgCdTe層1」と
は、p型HgCdTe基板自体、或いは、CdZnTe
基板等の上に成長させたp型HgCdTeエピタキシャ
ル成長層を意味するものである。
wを深さ方向の厚さtの0.8倍以上に、即ち、w≧
0.8tにすることによって、pn接合の側面方向の逆
方向耐圧を高めることができ、それによって、赤外線フ
ォトダイオードのリーク電流を低減することができる。
なお、本明細書において、「p型HgCdTe層1」と
は、p型HgCdTe基板自体、或いは、CdZnTe
基板等の上に成長させたp型HgCdTeエピタキシャ
ル成長層を意味するものである。
【0016】(2)また、本発明は、p型HgCdTe
層1に設けたn+ 型領域2を覆うようにn- 型領域3を
設けた赤外線フォトダイオードの製造方法において、イ
オン注入によって第1のn+ 型領域を形成したのち熱処
理を行ってn- 型領域3を形成し、次いで、第1のn+
型領域を除去したのち、n- 型領域3に選択的にイオン
注入することによって第1のn+ 型領域より面積の小さ
な第2のn+ 型領域2を形成することを特徴とする。
層1に設けたn+ 型領域2を覆うようにn- 型領域3を
設けた赤外線フォトダイオードの製造方法において、イ
オン注入によって第1のn+ 型領域を形成したのち熱処
理を行ってn- 型領域3を形成し、次いで、第1のn+
型領域を除去したのち、n- 型領域3に選択的にイオン
注入することによって第1のn+ 型領域より面積の小さ
な第2のn+ 型領域2を形成することを特徴とする。
【0017】この様に、pn接合の側面方向の厚さwを
より大きくするためには、最初に形成した第1のn+ 型
領域をエッチング等で除去したのち、2回目のイオン注
入を行って第1のn+ 型領域より面積の小さな第2のn
+ 型領域2を形成すれば良く、その大きさの比は、イオ
ン注入マスクとなるレジストパターンに設けた開口部の
面積比によって任意に制御することができる。
より大きくするためには、最初に形成した第1のn+ 型
領域をエッチング等で除去したのち、2回目のイオン注
入を行って第1のn+ 型領域より面積の小さな第2のn
+ 型領域2を形成すれば良く、その大きさの比は、イオ
ン注入マスクとなるレジストパターンに設けた開口部の
面積比によって任意に制御することができる。
【0018】(3)また、本発明は、上記(2)におい
て、第2のn+ 型領域2を形成する際のマスクに設ける
開口部の大きさを、第1のn+ 型領域を形成する際のマ
スクに設けた開口部の大きさより、n- 型領域3の深さ
方向の厚さの1.6倍分以上小さくすることを特徴とす
る。
て、第2のn+ 型領域2を形成する際のマスクに設ける
開口部の大きさを、第1のn+ 型領域を形成する際のマ
スクに設けた開口部の大きさより、n- 型領域3の深さ
方向の厚さの1.6倍分以上小さくすることを特徴とす
る。
【0019】この様なマスクの開口部の大きさを設定す
ることによって、n- 型領域3の側面方向の厚さwを、
再現性良く深さ方向の厚さtの0.8倍以上にすること
ができる。
ることによって、n- 型領域3の側面方向の厚さwを、
再現性良く深さ方向の厚さtの0.8倍以上にすること
ができる。
【0020】(4)また、本発明は、p型HgCdTe
層1に設けたn+ 型領域2を覆うようにn- 型領域3を
設けた赤外線フォトダイオードの製造方法において、イ
オン注入によってn+ 型領域2を形成したのち、n+ 型
領域2の周囲の表面近傍のp型HgCdTe層1に圧縮
応力が強く作用した状態で熱処理を行ってn- 型領域3
を形成することを特徴とする。
層1に設けたn+ 型領域2を覆うようにn- 型領域3を
設けた赤外線フォトダイオードの製造方法において、イ
オン注入によってn+ 型領域2を形成したのち、n+ 型
領域2の周囲の表面近傍のp型HgCdTe層1に圧縮
応力が強く作用した状態で熱処理を行ってn- 型領域3
を形成することを特徴とする。
【0021】上述の様に、Hg原子の拡散速度は、p型
HgCdTe層1に作用する圧縮応力に依存するので、
n+ 型領域2の周囲の表面近傍のp型HgCdTe層1
に圧縮応力が強く作用した状態で熱処理を行うことによ
って、pn接合の側面方向でのn- 型領域3の拡がりを
より大きくすることができる。なお、「圧縮応力が強く
作用した状態」とは、圧縮応力がp型HgCdTe層1
の全面に渡ってほぼ均一に作用する場合に比べて、n+
型領域2の周囲の表面近傍においてより強く作用するこ
とを意味するものであり、従来の均一な厚さのZnS膜
の場合には、p型HgCdTe層1には圧縮応力ではな
く引張応力が作用する。
HgCdTe層1に作用する圧縮応力に依存するので、
n+ 型領域2の周囲の表面近傍のp型HgCdTe層1
に圧縮応力が強く作用した状態で熱処理を行うことによ
って、pn接合の側面方向でのn- 型領域3の拡がりを
より大きくすることができる。なお、「圧縮応力が強く
作用した状態」とは、圧縮応力がp型HgCdTe層1
の全面に渡ってほぼ均一に作用する場合に比べて、n+
型領域2の周囲の表面近傍においてより強く作用するこ
とを意味するものであり、従来の均一な厚さのZnS膜
の場合には、p型HgCdTe層1には圧縮応力ではな
く引張応力が作用する。
【0022】(5)また、本発明は、上記(4)におい
て、n- 型領域3を形成するための熱処理の際に、p型
HgCdTe層1に対して引張応力を作用させ、且つ、
n+型領域2の面積より大きい開口部を有する膜を設け
た状態で熱処理を行うことを特徴とする。
て、n- 型領域3を形成するための熱処理の際に、p型
HgCdTe層1に対して引張応力を作用させ、且つ、
n+型領域2の面積より大きい開口部を有する膜を設け
た状態で熱処理を行うことを特徴とする。
【0023】この様に、n+ 型領域2の周囲の表面近傍
のp型HgCdTe層1に圧縮応力が強く作用させるた
めには、p型HgCdTe層1に対して引張応力を作用
させ、且つ、n+ 型領域2の面積より大きい開口部を有
する膜、例えば、開口部有するZnS膜を設ければ良
い。
のp型HgCdTe層1に圧縮応力が強く作用させるた
めには、p型HgCdTe層1に対して引張応力を作用
させ、且つ、n+ 型領域2の面積より大きい開口部を有
する膜、例えば、開口部有するZnS膜を設ければ良
い。
【0024】(6)また、本発明は、上記(5)におい
て、開口部の端部とn+ 型領域2との間隔を、熱処理に
よって形成されるn- 型領域3の深さ方向の厚さの0.
8倍以上とすることを特徴とする。
て、開口部の端部とn+ 型領域2との間隔を、熱処理に
よって形成されるn- 型領域3の深さ方向の厚さの0.
8倍以上とすることを特徴とする。
【0025】この様な関係に開口部の大きさを設定する
ことによって、n- 型領域3の側面方向の厚さwを、再
現性良く深さ方向の厚さtの0.8倍以上にすることが
できる。
ことによって、n- 型領域3の側面方向の厚さwを、再
現性良く深さ方向の厚さtの0.8倍以上にすることが
できる。
【0026】
【発明の実施の形態】ここで図2及び図3を参照して本
発明の第1の実施の形態の赤外線フォトダイオードの製
造工程を説明する。 図2(a)参照 まず、従来と同様に、閉管チッピング法を用いて、Te
リッチのHg−Cd−Te融液中でCdZnTe基板
(図示せず)上にHg空孔濃度が1017cm-3程度のノ
ン・ドープのp型HgCdTe層11(Cd比0.2
2)を液相エピタキシャル成長させたのち、Hg蒸気中
における200〜400℃の温度での熱処理により、H
g空孔をHg原子で埋めることによって、p型HgCd
Te層11の正孔濃度を5×1015〜1×1017c
m-3、例えば、3.0×1016cm-3に設定する。
発明の第1の実施の形態の赤外線フォトダイオードの製
造工程を説明する。 図2(a)参照 まず、従来と同様に、閉管チッピング法を用いて、Te
リッチのHg−Cd−Te融液中でCdZnTe基板
(図示せず)上にHg空孔濃度が1017cm-3程度のノ
ン・ドープのp型HgCdTe層11(Cd比0.2
2)を液相エピタキシャル成長させたのち、Hg蒸気中
における200〜400℃の温度での熱処理により、H
g空孔をHg原子で埋めることによって、p型HgCd
Te層11の正孔濃度を5×1015〜1×1017c
m-3、例えば、3.0×1016cm-3に設定する。
【0027】次いで、表面平坦化、及び、厚みの均一化
のために、アルミナ研磨を行なって、p型HgCdTe
層11の厚さを15〜25μmに制御したのち、加熱蒸
着法を用いてp型HgCdTe層11上に厚さが、例え
ば、300nmのZnS膜12を保護絶縁膜として堆積
させる。
のために、アルミナ研磨を行なって、p型HgCdTe
層11の厚さを15〜25μmに制御したのち、加熱蒸
着法を用いてp型HgCdTe層11上に厚さが、例え
ば、300nmのZnS膜12を保護絶縁膜として堆積
させる。
【0028】次いで、例えば、30μm□の開口部を有
するレジストパターン13をマスクとしてBイオン14
を130〜180keV、例えば、150keVの加速
エネルギーで、1.0×1013〜1.0×1015c
m-2、例えば、5.0×1014cm-2だけ選択的にイオ
ン注入することによってn+ 型領域15を形成する。
するレジストパターン13をマスクとしてBイオン14
を130〜180keV、例えば、150keVの加速
エネルギーで、1.0×1013〜1.0×1015c
m-2、例えば、5.0×1014cm-2だけ選択的にイオ
ン注入することによってn+ 型領域15を形成する。
【0029】図2(b)参照 次いで、レジストパターン13を除去したのち、窒素雰
囲気中において、80〜180℃、例えば、120℃の
温度において、30〜90分間、例えば、45分間熱処
理を行うことによってn- 型領域16を形成する。な
お、厚さが1μm以下のn+ 型領域15の直下における
n- 型領域16の厚さtは約6μmとなる。
囲気中において、80〜180℃、例えば、120℃の
温度において、30〜90分間、例えば、45分間熱処
理を行うことによってn- 型領域16を形成する。な
お、厚さが1μm以下のn+ 型領域15の直下における
n- 型領域16の厚さtは約6μmとなる。
【0030】図3(c)参照 次いで、ZnS膜12を塩酸によってエッチング除去し
たのち、n+ 型領域15の形成されたp型HgCdTe
層11の表面をBrメタノールを用いて約1μm程度エ
ッチングしてn+ 型領域15を除去する。
たのち、n+ 型領域15の形成されたp型HgCdTe
層11の表面をBrメタノールを用いて約1μm程度エ
ッチングしてn+ 型領域15を除去する。
【0031】図3(d)参照 次いで、再び、加熱蒸着法を用いて厚さが、例えば、3
00nmのZnS膜17を設けた後、新たなレジストパ
ターン18を設け、このレジストパターン18をマスク
としてBイオン19を130〜180keV、例えば、
150keVの加速エネルギーで、1.0×1013〜
1.0×1015cm-2、例えば、5.0×1014cm-2
だけ選択的にイオン注入することによってn+ 型領域2
0を形成する。
00nmのZnS膜17を設けた後、新たなレジストパ
ターン18を設け、このレジストパターン18をマスク
としてBイオン19を130〜180keV、例えば、
150keVの加速エネルギーで、1.0×1013〜
1.0×1015cm-2、例えば、5.0×1014cm-2
だけ選択的にイオン注入することによってn+ 型領域2
0を形成する。
【0032】なお、この場合のレジストパターン18に
設ける開口部の端部とn- 型領域16の端部との間隔w
がn+ 型領域15の直下におけるn- 型領域16の厚さ
tの0.8倍以上、より好適には1.0倍以上になるよ
うに形成する。即ち、上述の様に、n+ 型領域15の直
下のn- 型領域16の厚さが6μmの場合、t≒6μm
−(n+ 型領域20の厚さ)≒5μmとなるので、w≧
5μm×0.8=4.0μm、例えば、w=5μmにな
る様に開口部を形成する。
設ける開口部の端部とn- 型領域16の端部との間隔w
がn+ 型領域15の直下におけるn- 型領域16の厚さ
tの0.8倍以上、より好適には1.0倍以上になるよ
うに形成する。即ち、上述の様に、n+ 型領域15の直
下のn- 型領域16の厚さが6μmの場合、t≒6μm
−(n+ 型領域20の厚さ)≒5μmとなるので、w≧
5μm×0.8=4.0μm、例えば、w=5μmにな
る様に開口部を形成する。
【0033】以降は、熱処理を行うことなく、従来と同
様に、新たなレジストパターン(図示せず)を用いてZ
nS膜17にコンタクトホールを設けたのち、n+ 型領
域20に対してはInからなるn側電極を設け、一方、
p型HgCdTe層11に対してはAuからなるp側電
極を設け、最後に、n側電極及びp側電極上にInバン
プを設けることによってp/n- /n+ 接合構造のフォ
トダイオードが得られる。
様に、新たなレジストパターン(図示せず)を用いてZ
nS膜17にコンタクトホールを設けたのち、n+ 型領
域20に対してはInからなるn側電極を設け、一方、
p型HgCdTe層11に対してはAuからなるp側電
極を設け、最後に、n側電極及びp側電極上にInバン
プを設けることによってp/n- /n+ 接合構造のフォ
トダイオードが得られる。
【0034】この様に、本発明の第1の実施の形態にお
いては、2度のイオン注入工程を用いるとともに、n-
型領域16の基になったn+ 型領域15をエッチング除
去したのち、n+ 型領域15より小さな面積のn+ 型領
域20を新たに形成しているので、n- 型領域16の側
面方向の厚さwを、n- 型領域16の深さ方向の厚さt
とほぼ同じ厚さ、即ち、tの0.8倍以上にすることが
でき、空乏層が拡がりやすくなるので、pn接合の側面
方向のリーク電流を低減することができ、それによっ
て、暗電流成分を減少させることができる。この場合、
n- 型領域16の側面方向の厚さwは、レジストパター
ン18の開口部の大きさを制御することによって任意の
値に設定することができる。
いては、2度のイオン注入工程を用いるとともに、n-
型領域16の基になったn+ 型領域15をエッチング除
去したのち、n+ 型領域15より小さな面積のn+ 型領
域20を新たに形成しているので、n- 型領域16の側
面方向の厚さwを、n- 型領域16の深さ方向の厚さt
とほぼ同じ厚さ、即ち、tの0.8倍以上にすることが
でき、空乏層が拡がりやすくなるので、pn接合の側面
方向のリーク電流を低減することができ、それによっ
て、暗電流成分を減少させることができる。この場合、
n- 型領域16の側面方向の厚さwは、レジストパター
ン18の開口部の大きさを制御することによって任意の
値に設定することができる。
【0035】次に、図4及び図5を参照して、本発明の
第2の実施の形態の赤外線フォトダイオードの製造工程
を説明する。 図4(a)参照 まず、従来と同様に、閉管チッピング法を用いて、Te
リッチのHg−Cd−Te融液中でCdZnTe基板
(図示せず)上にHg空孔濃度が1017cm-3程度のノ
ン・ドープのp型HgCdTe層21(Cd比0.2
2)を液相エピタキシャル成長させたのち、Hg蒸気中
における200〜400℃の温度での熱処理により、H
g空孔をHg原子で埋めることによって、p型HgCd
Te層21の正孔濃度を5×1015〜1×1017c
m-3、例えば、3.0×1016cm-3に設定する。
第2の実施の形態の赤外線フォトダイオードの製造工程
を説明する。 図4(a)参照 まず、従来と同様に、閉管チッピング法を用いて、Te
リッチのHg−Cd−Te融液中でCdZnTe基板
(図示せず)上にHg空孔濃度が1017cm-3程度のノ
ン・ドープのp型HgCdTe層21(Cd比0.2
2)を液相エピタキシャル成長させたのち、Hg蒸気中
における200〜400℃の温度での熱処理により、H
g空孔をHg原子で埋めることによって、p型HgCd
Te層21の正孔濃度を5×1015〜1×1017c
m-3、例えば、3.0×1016cm-3に設定する。
【0036】次いで、表面平坦化、及び、厚みの均一化
のために、アルミナ研磨を行なって、p型HgCdTe
層21の厚さを15〜25μmに制御したのち、加熱蒸
着法を用いてp型HgCdTe層21上に厚さが、例え
ば、300nmのZnS膜22を保護絶縁膜として堆積
させ、次いで、例えば、20μm□の開口部を有するレ
ジストパターン23をマスクとしてBイオン24を13
0〜180keV、例えば、150keVの加速エネル
ギーで、1.0×1013〜1.0×1015cm -2、例え
ば、5.0×1014cm-2だけ選択的にイオン注入する
ことによってn + 型領域25を形成する。
のために、アルミナ研磨を行なって、p型HgCdTe
層21の厚さを15〜25μmに制御したのち、加熱蒸
着法を用いてp型HgCdTe層21上に厚さが、例え
ば、300nmのZnS膜22を保護絶縁膜として堆積
させ、次いで、例えば、20μm□の開口部を有するレ
ジストパターン23をマスクとしてBイオン24を13
0〜180keV、例えば、150keVの加速エネル
ギーで、1.0×1013〜1.0×1015cm -2、例え
ば、5.0×1014cm-2だけ選択的にイオン注入する
ことによってn + 型領域25を形成する。
【0037】図4(b)参照 次いで、レジストパターン23を除去したのち、再び、
加熱蒸着法を用いて、ZnS膜22上に厚さが、例え
ば、700nmのZnS膜26を堆積させ、次いで、レ
ジストパターン27を用いてZnS膜26をエッチング
することによって深さdが700nmの開口部28を形
成する。
加熱蒸着法を用いて、ZnS膜22上に厚さが、例え
ば、700nmのZnS膜26を堆積させ、次いで、レ
ジストパターン27を用いてZnS膜26をエッチング
することによって深さdが700nmの開口部28を形
成する。
【0038】なお、この場合のZnS膜26に設ける開
口部28の端部とn+ 型領域25の端部との間隔wは、
後の熱処理工程によってn+ 型領域25の直下に形成さ
れるn- 型領域(29)の深さ方向の厚さtの0.8倍
以上、より好適には1.0倍以上になるように形成す
る。即ち、上述の様に、t≒6μmの場合には、w≧6
μm×0.8=4.8μm、例えば、w=5μmになる
様に開口部28を30μm□に形成する。
口部28の端部とn+ 型領域25の端部との間隔wは、
後の熱処理工程によってn+ 型領域25の直下に形成さ
れるn- 型領域(29)の深さ方向の厚さtの0.8倍
以上、より好適には1.0倍以上になるように形成す
る。即ち、上述の様に、t≒6μmの場合には、w≧6
μm×0.8=4.8μm、例えば、w=5μmになる
様に開口部28を30μm□に形成する。
【0039】図4(c)参照 次いで、レジストパターン27を除去したのち、窒素雰
囲気中において、80〜180℃、例えば、120℃の
温度において、30〜90分間、例えば、45分間熱処
理を行うことによってn- 型領域29を形成する。
囲気中において、80〜180℃、例えば、120℃の
温度において、30〜90分間、例えば、45分間熱処
理を行うことによってn- 型領域29を形成する。
【0040】図5参照 図5は、HgCdTe層31上に設けたZnS膜32に
開口部33を設けた場合の応力の状態を示した図であ
り、ZnS膜32はHgCdTe層に引張応力を与える
が、ZnS膜32の存在しない開口部33においてはH
gCdTe層31に対して圧縮応力を与え、特に、開口
部32の近傍においては圧縮応力が大きくなる。
開口部33を設けた場合の応力の状態を示した図であ
り、ZnS膜32はHgCdTe層に引張応力を与える
が、ZnS膜32の存在しない開口部33においてはH
gCdTe層31に対して圧縮応力を与え、特に、開口
部32の近傍においては圧縮応力が大きくなる。
【0041】再び、図4(c)参照 したがって、ZnS膜26の存在する領域においてはp
型HgCdTe層21に引張応力を与えるが、ZnS膜
26の存在しない開口部28においてはp型HgCdT
e層21に対して圧縮応力を与え、特に、開口部28の
端部近傍においては圧縮応力が大きくなり、こ圧縮応力
の作用によって開口部28に面した領域におけるHg空
孔の拡散速度が速くなるので、開口部28の端部近傍ま
でn- 型領域29が形成されることになる。
型HgCdTe層21に引張応力を与えるが、ZnS膜
26の存在しない開口部28においてはp型HgCdT
e層21に対して圧縮応力を与え、特に、開口部28の
端部近傍においては圧縮応力が大きくなり、こ圧縮応力
の作用によって開口部28に面した領域におけるHg空
孔の拡散速度が速くなるので、開口部28の端部近傍ま
でn- 型領域29が形成されることになる。
【0042】以降は、従来と同様に、新たなレジストパ
ターン(図示せず)を用いてZnS膜22,26にコン
タクトホールを設けたのち、n+ 型領域29に対しては
Inからなるn側電極を設け、一方、p型HgCdTe
層21に対してはAuからなるp側電極を設け、最後
に、n側電極及びp側電極上にInバンプを設けること
によってp/n- /n+ 接合構造のフォトダイオードが
得られる。なお、コンタクトホールを形成する前に、Z
nS膜26を除去してZnS膜22のみを表面保護膜と
しても良い。
ターン(図示せず)を用いてZnS膜22,26にコン
タクトホールを設けたのち、n+ 型領域29に対しては
Inからなるn側電極を設け、一方、p型HgCdTe
層21に対してはAuからなるp側電極を設け、最後
に、n側電極及びp側電極上にInバンプを設けること
によってp/n- /n+ 接合構造のフォトダイオードが
得られる。なお、コンタクトホールを形成する前に、Z
nS膜26を除去してZnS膜22のみを表面保護膜と
しても良い。
【0043】この本発明の第2の実施の形態において
は、ZnS膜の厚さに差を設けることによって形成され
る圧縮応力を利用してpn接合の側面方向のn- 型領域
29の厚さwを、n- 型領域29の深さ方向の厚さtと
ほぼ同じ厚さ、即ち、tの0.8倍以上にしているの
で、空乏層が拡がりやすくなり、それによって、pn接
合の側面方向のリーク電流が低減するので、暗電流成分
が減少する。
は、ZnS膜の厚さに差を設けることによって形成され
る圧縮応力を利用してpn接合の側面方向のn- 型領域
29の厚さwを、n- 型領域29の深さ方向の厚さtと
ほぼ同じ厚さ、即ち、tの0.8倍以上にしているの
で、空乏層が拡がりやすくなり、それによって、pn接
合の側面方向のリーク電流が低減するので、暗電流成分
が減少する。
【0044】なお、この第2の実施の形態においては、
イオン注入工程が1回で済み、且つ、p型HgCdTe
層21の表面の除去工程の不要になるので、製造工程が
簡素化され、スループットが向上する。
イオン注入工程が1回で済み、且つ、p型HgCdTe
層21の表面の除去工程の不要になるので、製造工程が
簡素化され、スループットが向上する。
【0045】以上、本発明の各実施の形態を説明してき
たが、本発明は各実施の形態に記載した構成・条件に限
られるものでなく、各種の変更が可能である。例えば、
上記の第2の実施の形態においては、n+ 型領域25を
形成したのち、新たなZnS膜26を形成し、このZn
S膜26をエッチングして開口部28を形成している
が、この開口部28を形成する際に、ZnS膜26が開
口部28に若干残存しても良いし、或いは、開口部28
に面するZnS膜22を若干エッチング除去しても良い
ものである。
たが、本発明は各実施の形態に記載した構成・条件に限
られるものでなく、各種の変更が可能である。例えば、
上記の第2の実施の形態においては、n+ 型領域25を
形成したのち、新たなZnS膜26を形成し、このZn
S膜26をエッチングして開口部28を形成している
が、この開口部28を形成する際に、ZnS膜26が開
口部28に若干残存しても良いし、或いは、開口部28
に面するZnS膜22を若干エッチング除去しても良い
ものである。
【0046】また、上記の第2の実施の形態において
は、圧縮応力を2度のZnS膜の成膜工程によって形成
しているが、1度の成膜工程で形成しても良いものであ
る。即ち、最初の工程において、厚さが、例えば、10
00nmのZnS膜を堆積させたのち、30μm□で深
さdが700nmの開口部を形成し、次いで、開口部の
側壁部の厚さが5μm程度のサイドウォールを形成した
のちBイオンを注入することによって約20μm□のn
+ 型領域を形成する。次いで、サイドウォールを除去し
たのち、窒素雰囲気中で熱処理を施すことによって約3
0μm□に拡がるn- 型領域を形成しても良いものであ
る。
は、圧縮応力を2度のZnS膜の成膜工程によって形成
しているが、1度の成膜工程で形成しても良いものであ
る。即ち、最初の工程において、厚さが、例えば、10
00nmのZnS膜を堆積させたのち、30μm□で深
さdが700nmの開口部を形成し、次いで、開口部の
側壁部の厚さが5μm程度のサイドウォールを形成した
のちBイオンを注入することによって約20μm□のn
+ 型領域を形成する。次いで、サイドウォールを除去し
たのち、窒素雰囲気中で熱処理を施すことによって約3
0μm□に拡がるn- 型領域を形成しても良いものであ
る。
【0047】この場合には、ZnS膜の成膜工程は1度
で済み、且つ、n- 型領域をn+ 型領域に対して自己整
合的に形成することができるので、レジストパターンの
位置合わせ誤差に基づく間隔wの偏りが発生することが
ない。
で済み、且つ、n- 型領域をn+ 型領域に対して自己整
合的に形成することができるので、レジストパターンの
位置合わせ誤差に基づく間隔wの偏りが発生することが
ない。
【0048】また、上記の各実施の形態の説明において
は1個のフォトダイオードを図示しており、単体のフォ
トダイオードとして用いても良いが、実際には、この様
なフォトダイオードを1次元アレイ状或いは2次元アレ
イ状に配置してIRFPA(InfraRed Foc
al Plane Array)を構成するものであ
る。
は1個のフォトダイオードを図示しており、単体のフォ
トダイオードとして用いても良いが、実際には、この様
なフォトダイオードを1次元アレイ状或いは2次元アレ
イ状に配置してIRFPA(InfraRed Foc
al Plane Array)を構成するものであ
る。
【0049】また、上記の各実施の形態の説明において
は、フォトダイオードを形成するための半導体はCdZ
nTe基板上にエピタキシャル成長させたp型Hg0.78
Cd 0.22Teとして説明しているが、Hg0.78Cd0.22
Teに限られるものではなく、他の組成比のHgCdT
eでも良く、例えば、Cd比を0.60程度にすること
によってAPDを形成しても良いものである。さらに
は、HgCdTeエピタキシャル層に限られるものでは
なく、HgCdTe基板自体を用いても良いものであ
る。
は、フォトダイオードを形成するための半導体はCdZ
nTe基板上にエピタキシャル成長させたp型Hg0.78
Cd 0.22Teとして説明しているが、Hg0.78Cd0.22
Teに限られるものではなく、他の組成比のHgCdT
eでも良く、例えば、Cd比を0.60程度にすること
によってAPDを形成しても良いものである。さらに
は、HgCdTeエピタキシャル層に限られるものでは
なく、HgCdTe基板自体を用いても良いものであ
る。
【0050】また、表面保護膜としてはZnS膜を用い
ているが、ZnS膜に限られるものではなく、CdTe
膜、或いは、Si3 N4 膜を用いても良いものであり、
特に、第2の実施の形態の場合には、表面保護膜の種類
によってp型HgCdTe層に作用する応力がどの様な
応力であるかを見極めて、熱処理前のパターンを決定す
る必要がある。
ているが、ZnS膜に限られるものではなく、CdTe
膜、或いは、Si3 N4 膜を用いても良いものであり、
特に、第2の実施の形態の場合には、表面保護膜の種類
によってp型HgCdTe層に作用する応力がどの様な
応力であるかを見極めて、熱処理前のパターンを決定す
る必要がある。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、n+ 型領域の周囲に設
けたn- 型領域の側面方向の厚さwを深さ方向の厚さt
とほぼ同じ厚さにしているので、側面方向の逆方向耐圧
を大きくすることができ、それによって、リーク電流を
低減することができるので、特性の優れた赤外線検出素
子を実現することができる。
けたn- 型領域の側面方向の厚さwを深さ方向の厚さt
とほぼ同じ厚さにしているので、側面方向の逆方向耐圧
を大きくすることができ、それによって、リーク電流を
低減することができるので、特性の優れた赤外線検出素
子を実現することができる。
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の途中までの製造工
程の説明図である。
程の説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の図2以降の製造工
程の説明図である。
程の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の製造工程の説明図
である。
である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における応力の説明
図である。
図である。
【図6】従来の赤外線フォトダイオードの製造工程の説
明図である。
明図である。
【図7】従来の赤外線フォトダイオードにおけるn- 型
領域の拡がりの説明図である。
領域の拡がりの説明図である。
1 p型HgCdTe層 2 n+ 型領域 3 n- 型領域 4 保護膜 5 n側電極 6 p側電極 11 p型HgCdTe層 12 ZnS膜 13 レジストパターン 14 Bイオン 15 n+ 型領域 16 n- 型領域 17 ZnS膜 18 レジストパターン 19 Bイオン 20 n+ 型領域 21 p型HgCdTe層 22 ZnS膜 23 レジストパターン 24 Bイオン 25 n+ 型領域 26 ZnS膜 27 レジストパターン 28 開口部 29 n- 型領域 31 HgCdTe層 32 ZnS膜 33 開口部 41 p型HgCdTe層 42 ZnS膜 43 レジストパターン 44 Bイオン 45 n+ 型領域 46 n- 型領域 47 n側電極 48 p側電極 49 Inバンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M118 AA05 AA10 CA03 CA05 CA32 CA33 CB09 EA01 GA10 HA31 5F049 MA02 MB01 MB12 NA05 PA02 PA10 PA11 PA14 PA20 QA03 SE05 SS01 SZ12 WA01
Claims (6)
- 【請求項1】 p型HgCdTe層に設けたn+ 型領域
を覆うようにn- 型領域を設けた赤外線フォトダイオー
ドにおいて、前記n- 型領域の側面方向の厚さを、深さ
方向の厚さの0.8倍以上にしたことを特徴とする赤外
線フォトダイオード。 - 【請求項2】 p型HgCdTe層に設けたn+ 型領域
を覆うようにn- 型領域を設けた赤外線フォトダイオー
ドの製造方法において、イオン注入によって第1のn+
型領域を形成したのち熱処理を行ってn- 型領域を形成
し、次いで、前記第1のn+ 型領域を除去したのち、前
記n- 型領域に選択的にイオン注入することによって前
記第1のn+ 型領域より面積の小さな第2のn+ 型領域
を形成することを特徴とする赤外線フォトダイオードの
製造方法。 - 【請求項3】 上記第2のn+ 型領域を形成する際のマ
スクに設ける開口部の大きさを、上記第1のn+ 型領域
を形成する際のマスクに設けた開口部の大きさより、上
記n- 型領域の深さ方向の厚さの1.6倍分以上小さく
することを特徴とする請求項2記載の赤外線フォトダイ
オードの製造方法。 - 【請求項4】 p型HgCdTe層に設けたn+ 型領域
を覆うようにn- 型領域を設けた赤外線フォトダイオー
ドの製造方法において、イオン注入によってn+ 型領域
を形成したのち、前記n+ 型領域の周囲の表面近傍のp
型HgCdTe層に圧縮応力が強く作用した状態で熱処
理を行ってn- 型領域を形成することを特徴とする赤外
線フォトダイオードの製造方法。 - 【請求項5】 上記n- 型領域を形成するための熱処理
の際に、上記p型HgCdTe層に対して引張応力を作
用させ且つ上記n+ 型領域の面積より大きい開口部を有
する膜を設けた状態で熱処理を行うことを特徴とする請
求項4記載の赤外線フォトダイオードの製造方法。 - 【請求項6】 上記開口部の端部とn+ 型領域との間隔
を、熱処理によって形成される上記n- 型領域の深さ方
向の厚さの0.8倍以上とすることを特徴とする請求項
5記載の赤外線フォトダイオードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019439A JP2000223733A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 赤外線フォトダイオード及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11019439A JP2000223733A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 赤外線フォトダイオード及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000223733A true JP2000223733A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=11999340
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11019439A Withdrawn JP2000223733A (ja) | 1999-01-28 | 1999-01-28 | 赤外線フォトダイオード及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000223733A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108807567A (zh) * | 2018-08-20 | 2018-11-13 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种可调制表面能带的碲镉汞雪崩二极管探测器 |
| CN115621364A (zh) * | 2022-10-28 | 2023-01-17 | 厦门市三安集成电路有限公司 | 一种光电器件及其制备方法 |
-
1999
- 1999-01-28 JP JP11019439A patent/JP2000223733A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108807567A (zh) * | 2018-08-20 | 2018-11-13 | 中国科学院上海技术物理研究所 | 一种可调制表面能带的碲镉汞雪崩二极管探测器 |
| CN115621364A (zh) * | 2022-10-28 | 2023-01-17 | 厦门市三安集成电路有限公司 | 一种光电器件及其制备方法 |
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