JP2000223760A - イオンレーザ装置及びイオンレーザ装置のミラー角度調整方法 - Google Patents

イオンレーザ装置及びイオンレーザ装置のミラー角度調整方法

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JP2000223760A
JP2000223760A JP11026836A JP2683699A JP2000223760A JP 2000223760 A JP2000223760 A JP 2000223760A JP 11026836 A JP11026836 A JP 11026836A JP 2683699 A JP2683699 A JP 2683699A JP 2000223760 A JP2000223760 A JP 2000223760A
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angle
laser
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Yasushi Aoki
康 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レーザ管等の構成部品の特性が経時変化した場
合においても、レーザ光の出力の変動幅を所定の範囲に
収めることができるイオンレーザ装置の提供。 【解決手段】レーザ管と、レーザ管を挟んで配置され光
共振器を構成する一対の出力ミラー及び全反射ミラー
と、レーザ出力を検出する光検出部(図1の18)と、
ミラーを相異なる2つの方向に傾けるネジ構造部と、ネ
ジ構造部のネジを回転させるステッピングモータと、ス
テッピングモータの回転角度を制御する演算制御部(図
1の22)とを有するイオンレーザ装置において、ミラ
ーの傾き角度に対するレーザ出力の特性を検出して特性
に応じたミラーのスキャン角度幅を繰返し設定するスキ
ャン角度幅演算手段(図1の26)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイオンレーザ装置及
びイオンレーザ装置のミラー調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のイオンレーザ装置の構成及び動作
について図7を参照して説明する。イオンレーザ装置1
は、レーザ発振器2とアライメント制御部3と図示して
いない電源部とから構成され、レーザ発振器2は、レー
ザ管4とレーザ管4を支持する支持体5と出力ミラー6
と全反射ミラー7とミラーの角度を調整するためのミラ
ー角度調整機構8とから、また、アライメント制御部3
は、モニター光17の強度を計測する光検出部18とA
/D変換部21とスッテッピングモータ20の制御を行
う演算制御部22と、スッテッピングモータ20を駆動
するモータードライバー23とから構成される。
【0003】このように構成されるイオンレーザ装置の
概略動作について説明すると、レーザ管4から放出され
たレーザ光15は、全反射ミラー7で反射され、出力ミ
ラー6を透過し、ビームスプリッタ16でその一部はモ
ニター光17として光検出器18に導かれ、他はレーザ
光15として外部に出射する。光検出器18では、モニ
ター光17の光強度を検出し、その信号をA/D変換部
21でA/D変換した後、演算制御部22で処理し、全
反射ミラー7又は出力ミラー6の傾きを修正するために
モータドライバー23を介してステッピングモータ20
を駆動する。
【0004】次に、ミラー角度調整機構の詳細構造及び
動作について図2を参照して説明すると、レーザ管4が
固定されている支持体5は、レーザ光15の光軸方向の
熱膨張を押えるために低熱膨張金属のインバーロッド9
から構成され、その両端には固定板10、可動板11が
引っ張りのバネ12及び調整ネジ14a〜14cによっ
て平行に配置されている。また、可動板11には、それ
ぞれ出力ミラー6と全反射ミラー7がミラーホルダー1
3を介して固定されている。
【0005】調整ネジ14a〜14cの先端が可動板か
ら突き出ている長さで固定板と可動板との間隔が決めら
れる。その3本の調整ネジ14a〜14cの突き出た部
分の長さと、設計時に決定される3本の調整ネジ14a
〜14cの位置関係によってミラーの傾きが決まる構造
である。
【0006】L字に配置された調整ネジ14a〜14c
のかなめの部分の調整ネジ14aを支点として調整ネジ
14bを回転させると、ミラーの傾きを垂直方向に変化
させることができる。同様に、調整ネジ14cを回転さ
せると、ミラーの傾きを水平方向に変化させることがで
きる。レーザ出力を測定しながらこの二つの調整ネジ1
4b、14cによって、ミラーの傾きを任意の傾きに調
整し、レーザ出力を最大に調整する。
【0007】なお、調整ネジ14の駆動は、モニター光
17の出力信号を基に演算制御部22にて演算した結
果、軸の回転方向と回転角度を指示する動作信号がモー
タドライバー23を介してステッピングモータ20b、
20cに必要なパルス数が発せられ、ステッピングモー
タ20b、20cが回転することによって行われる。
【0008】このように構成されるイオンレーザ装置の
ミラー角度の調整手順について図8を参照して説明す
る。以下の説明における左右は便宜上、反射側から出射
方向を見た時の方向を基準とする。なお、ステッピング
モータ20b、20cと調整ネジ14b、14cの間
は、ギヤーによる減速構造も考えられるが、ここでは説
明を容易にするために1:1の場合を例に説明する。ま
た、調整ネジの回転角に対するミラーの傾き角度は、同
じく説明を容易にするために調整ネジ1°の回転角によ
ってミラーの傾き角が0.01°の変化に相当するもの
とする。
【0009】まず、S200で、イオンレーザ装置1
は、放電電流を一定に制御してレーザ発振する定電流動
作で始動した後、S210で、レーザ光のうちビームス
プリッタで反射されたモニター光の検出を行う。そし
て、S220で検出データのA/D変換を行う。
【0010】次に、ミラーの自動調整の第1段階である
粗調整の動作モード(S230)に入るが、まず、S2
31の垂直方向の粗調整を行う。S231では、垂直方
向の調整ネジ14bを回転させて、その出力変化データ
を取得する。例えば、垂直方向ステッピングモータ20
bを左方向に1/2回転させて調整ネジ14bを左に1
/2回転させ、その位置から右に回転しながら指定され
た角度(=パルス)毎にレーザ光の出力データを測定し
ながら1/2回転する。本例では3度を1ステップ(単
位)として、1/2回転分のデータ60個を測定しする
と最初の位置に戻る。
【0011】さらに、そのまま右に出力データを測定し
ながら1/2回転する。これで最初の位置から左右それ
ぞれ1/2回転分、合わせて1回転分、すなわち、12
0個の出力データの測定を完了する。これはミラーの角
度にして3.6度に相当するものであり、この出力デー
タの測定例を図5に示す。
【0012】図5は、一般にアライメント感度特性と呼
ばれ、ミラーの角度変化に対するレーザ出力の変化特性
を示しており、レーザ始動時の最初の位置を基準位置と
して横軸の中心0としている。この特性の幅が広ければ
ミラー角度の変化にも鈍く、反対に幅が狭く先鋭であれ
ばミラーの角度変化に敏感なレーザ発振器である。図5
の例では軸の回転の左90度に最大値が位置している
が、これはレーザの立ち上げ直後であり発振器内の温度
が安定した状態に達していないために、ミラーの最適角
度からずれた状態になっているからである。
【0013】次に、測定したデータを基に調整ネジの調
整を行う。すなわち、測定データ内での最大値の角度に
戻るようにステッピングモータ20bを回転させ停止さ
せる。この例では、左に90度回転し停止する。以上の
動作で垂直方向の粗調整を完了する。この状態では、当
初の位置から90°回転させた位置が次の段階での基準
位置となるため、図5の90°の位置が中心の0°にく
るようにデータをシフトさせる(図6参照)。
【0014】次に、S232の水平方向の粗調整をS2
31と同様に行う。すなわち、水平方向のステッピング
モータ14cを回転させてデータを測定し、その結果か
らステッピングモータ14cを回転して、最大出力が得
られる最適ミラー角度に回転することによって、水平方
向の粗調整を行う。
【0015】以上で粗調整モードは完了し、その後の発
振器内の温度上昇や環境温度の変化に対応し、最適ミラ
ー角度を保つために、引き続きS240の微調整の動作
モードを行う。垂直方向、水平方向共に図6の状態で、
最高出力が得られる位置を基準の0として考える。
【0016】微調整モードは、粗調整モードと同様に、
この位置から左右に回転し、その回転の幅の中での最高
出力が得られる位置にモータを回転させることにより行
うが、回転角度が大きいと出力の変動が大きくなること
から、その回転角度が粗調整の角度よりも小さくなる点
が異なっている。
【0017】粗調整モードの場合は、図5のアライメン
ト感度特性で示したように、レーザ発振する角度(回転
角度約230°、ミラー角度2.3°)の幅以上に左右
に回転させ、例えば、本例の場合には回転角度360
°、ミラー角度3.6°左右に回転させる。しかし、微
調整モードの場合は、このアライメント感度特性のピー
ク近傍で角度を振って最高点を見つけることになる。こ
こで従来は、スキャン角度幅θを事前に設定し、その範
囲でステッピングモータを回転させていた。
【0018】垂直方向の微調整(S241)は、まず、
垂直方向ステッピングモータ14b及び調整ネジ14b
を左にθ°回転させ、その後、右に回転しながら指定さ
れた角度(=パルス)毎にレーザ光の出力データを測定
しながらθ°回転する。本例では1°を1ステップ(単
位)として、θ°分のデータθ個を測定し、さらに、そ
のまま右に出力データを測定しながらθ°回転する。こ
れで最初の位置から左右それぞれθ°分、合わせて2θ
°分、2θ個の出力データの測定を完了する。
【0019】次に、最初の位置から左右θ°の測定デー
タの最大値の角度にモータを回転し停止させて調整ネジ
の調整を行う。これで垂直方向の微調整の1サイクルは
終了となる。しかし、この調整ネジの動きに合わせてレ
ーザ出力も変動を生じる。その大きさは図9に示したミ
ラーの角度に対する出力特性の通り出力変動幅δ1の間
で変化する。
【0020】次に、S242の水平方向の微調整を、S
241と同様に水平方向ステッピングモータ20cを動
かすことによって行い、水平方向ステッピングモータ2
0cによって測定データの最大値の角度にモータを回転
させて、調整ネジの調整を行う。これで水平方向の微調
整の1サイクルは終了となる。
【0021】ここで、レーザ発振器2の各要素に変動が
なければ、以後の調整は不要であるが、実際には温度変
化に伴うアライメントのずれが生じるために、S240
の微調整の動作を、レーザ装置1が停止するまで繰り返
す必要がある。以上の動作によって、その時点での最高
の出力を得るための最適なアライメント状態になるよう
に、温度変化によるミラー角度のずれを常に補正してい
くことになるが、最大出力値は、出力変動δ1を伴うこ
とになる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
イオンレーザ装置におけるミラーの自動調整機構には以
下の様な問題があった。
【0023】イオンレーザ装置1は、レーザ管4内の、
細管24と呼ばれる内径数mm長さ数100mmの細い
孔に数10Aの放電を行なうことによってイオンを励起
させてレーザ発振を得るレーザであり、数10Aの放電
プラズマは、細管24の内面をスパッタし材料を変質さ
せ、内面の形状を変化させる。このスパッタ対策とし
て、採用される材料には耐スパッタ性に優れた酸化ベリ
リウムが一般的である。しかし、50Aにも及ぶ放電電
流の条件では、少なからずスパッタによる変質変形が生
じてしまう。
【0024】また、レーザ管4のブリュースタ窓25は
放電のプラズマから発せられる紫外線によって劣化し、
ブリュースタ窓の透過特性は低下してしまう。
【0025】以上のような経時的な部品材料の劣化によ
って、アライメント感度はピーク形状が先鋭な形状に変
化してしまうことが判っている。このレーザ管4の変化
に起因するアライメント感度の先鋭化によって、従来の
ミラーの自動調整機構では当初設定した一定のスキャン
角度幅θ°のままミラーの角度調整を行うため、スキャ
ン角度幅θ°が大きすぎることによって、図10に示す
ように、出力の変動幅はδ1からδ2に増加してしまう
という問題があった。
【0026】このような問題を解決するために、ミラー
の自動調整機構が種々提案されている。例えば、特開平
5−37050号公報には、出力値を正確に把握し正し
い判断を行なうために、サンプリングの回数を増やし、
その回数分の複数のデータを平均して、その平均値をも
って出力の大小を判断することを特徴としている。しか
しながら、この発明はデータの信頼性を向上させるため
にサンプリング回数を増やしているのみであり、アライ
メント感度自体は先鋭なままなので、上述したアライメ
ント感度の先鋭化の問題を解決することはできない。
【0027】また、特開平9−153654号公報に
は、電歪素子を使用することによって微小角度の調整を
可能とする発明が開示されているが、本技術は、予め電
圧パルスのパルス幅を調整してレーザミラーの角度の微
小変位量を調整しておくものであり、ミラーの角度の微
小変位量とは、即ち、予め設定されたスキャン角度幅θ
と同意であるため、やはり、経時的に変化するアライメ
ント感度に対応して調整範囲が変化するものではないた
め、上記問題を解決することはできない。
【0028】また、特開平5−21885号公報に開示
された技術は、イオンレーザ装置で一般に言われる光フ
ィードバックモードまたはライトモードでの動作にて、
検出及び制御に放電電流を使用することを示している
が、本技術で示された動作特性図は、横モードがシング
ルモードの場合ではピークのフラット部は急な山型にな
り放電電流は反対に急な谷型になる。その結果、本技術
での制御では僅かなミラーの角度変化で放電電流の増減
が急激になり、放電が途切れる場合が生じてしまうこと
が問題となる。
【0029】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、レーザ管等の構成部品
の特性が経時変化した場合においても、レーザ光の出力
の変動幅を所定の範囲に収めることができるイオンレー
ザ装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の視点において、レーザ管を挟んで
配置され光共振器を構成する一対のミラーを備え、該ミ
ラーの角度を所定の角度幅でスキャンしながら調整する
ミラー角度調整機構を有するイオンレーザ装置におい
て、レーザ光出力の変動値が所定の幅に収まる前記ミラ
ーのスキャン角度幅を、前記レーザ光の光強度分布によ
り決定する手段を設けたものである。
【0031】また、本発明は、第2の視点において、レ
ーザ管と、前記レーザ管を挟んで配置され光共振器を構
成する一対のミラーと、レーザ光をモニターする光検出
部と、前記ミラーの角度を制御する制御部と、を少なく
とも有し、前記ミラーを所定の角度幅でスキャンし、前
記レーザ光の出力が最大となるように前記ミラーの角度
を設定するミラー角度調整機構を備えたイオンレーザ装
置において、前記光検出部で取得したデータを基に、前
記ミラーのスキャン角度幅を計算する演算手段を設けた
ものである。
【0032】本発明のミラー角度調整方法は、レーザ管
と、前記レーザ管を挟んで配置され光共振器を構成する
一対のミラーと、レーザ光をモニターする光検出部と、
前記光検出部からの信号を演算し、前記ミラーの角度を
制御する制御部と、を少なくとも有するイオンレーザ装
置のミラー角度調整方法であって、前記光検出部の信号
から、前記レーザ光の出力値が所定の幅に収まるような
前記ミラーのスキャン幅を計算し、該計算結果に基づい
て前記ミラーをスキャンし、前記レーザ光の出力値が最
大となる角度に前記ミラーを設定するものである。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に係るイオンレーザ装置
は、その好ましい一実施の形態において、レーザ管と、
レーザ管を挟んで配置され光共振器を構成する一対の出
力ミラー及び全反射ミラーと、レーザ出力を検出する光
検出部(図1の18)と、ミラーを相異なる2つの方向
に傾けるネジ構造部と、ネジ構造部のネジを回転させる
ステッピングモータと、ステッピングモータの回転角度
を制御する演算制御部(図1の22)とを有するイオン
レーザ装置において、ミラーの傾き角度に対するレーザ
出力の特性を検出して特性に応じたミラーのスキャン角
度幅を繰返し設定するスキャン角度幅演算手段(図1の
26)を設けたものである。
【0034】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の一実施例について図1乃至
図6を参照して以下に説明する。図1は、イオンレーザ
装置の構成を示す構造図であり、図2は、図1のミラー
角度調整機構の詳細を示す構造図である。また、図3
は、本実施例のミラー角度調整方法を説明するためのフ
ローチャートであり、図4は、経時変化に伴う出力変動
値幅を示す図である。また、図5及び図6は、モニター
光の出力強度分布を示す図である。なお、イオンレーザ
装置の基本的な構成は、スキャン角度幅演算手段を除き
従来例と同じである。
【0035】まず、図1を参照してイオンレーザ装置の
構成について説明すると、イオンレーザ装置1は、レー
ザ発振器2とアライメント制御部3と図示していない電
源部とから構成されている。レーザ発振器2は、レーザ
管4と、レーザ管4を支持する支持体5と、出力ミラー
6と、全反射ミラー7と、これらのミラーの角度を調整
するためのミラー角度調整機構8とから構成されてい
る。また、アライメント制御部3は、モニター光17の
強度を計測する光検出部18と、A/D変換を行うA/
D変換部21と、本実施例の特徴であるスキャン角度幅
の計算、更新を行うスキャン角度幅演算手段26と、モ
ニター光17の強度を基にスッテッピングモータ20の
制御を行う演算制御部22と、スッテッピングモータ2
0を駆動するモータードライバー23とから構成され
る。
【0036】このように構成されるイオンレーザ装置の
概略動作について説明すると、レーザ管4から放出され
たレーザ光15は、全反射ミラー7で反射され、出力ミ
ラー6を透過し、ビームスプリッタ16でその一部はモ
ニター光17として光検出器18に導かれ、他はレーザ
光15として外部に出射する。太陽電池やフォトダイオ
ードと負荷回路からなる光検出器18では、モニター光
17の光強度を検出し、その信号をA/D変換部21で
A/D変換する。スキャン角度幅演算手段26ではA/
D変換後のデータを基にスキャン角度幅を計算、更新
し、演算制御部22で処理した後、全反射ミラー7又は
出力ミラー6の傾きを修正するためにモータドライバー
23を介してステッピングモータ20を駆動する。
【0037】次に、ミラー角度調整機構8の詳細構造及
び動作について図2を参照して説明するが、ミラー角度
調整機構8の基本的な構成は、出力ミラー6側と全反射
ミラー7側で共通であるので、ここでは全反射ミラー7
側について説明する。
【0038】レーザ管4が固定されている支持体5は、
レーザ光15の光軸方向の熱膨張を押えるために低熱膨
張金属のインバーロッド9から構成されている。このイ
ンバーロッド9の両端には固定板10が固定されてお
り、その外側には可動板11が配置されている。固定板
10と可動板11は平行に配置され、引っ張りのバネ1
2によって接続されている。可動板11には、それぞれ
出力ミラー6と全反射ミラー7がミラーホルダー13を
介して固定されている。
【0039】可動板11には、全反射ミラー側からレー
ザ光15の出射方向を見て(図の左側から右側を見て)
L字形の位置に、光軸に平行に3箇所のネジ穴が設けら
れている。3つのネジ穴には調整ネジ14a〜14cが
外側からねじ込まれ貫通している。3本の調整ネジ14
a〜14cの先端は可動板11から固定板10方向にバ
ネ12の長さ以上に突き出ており、バネ12は引張りの
バネとして働く。
【0040】調整ネジ14a〜14cの先端が可動板か
ら突き出ている長さで固定板と可動板との間隔が決めら
れる。その3本の調整ネジ14a〜14cの突き出た部
分の長さと、設計時に決定される3本の調整ネジ14a
〜14cの位置関係によってミラーの傾きが決まる構造
である。
【0041】L字に配置された調整ネジ14a〜14c
のかなめの部分の調整ネジ14aは、固定板10と可動
板11の間隔を決めた後、それ以降回転させる必要がな
いので固定される。そしてL字の2つの先端に位置する
他の2つの調整ネジ14bと14cに対して支点の役割
をする。調整ネジ14a〜14cを右に回すと先端の突
き出る長さが増えて、固定板10と可動板11の間隔は
開いていく。その反対に調整ネジ14a〜14cを左に
回すと先端の突き出る長さが減るために、固定板10と
可動板11の間隔は狭まっていく。
【0042】L字の上側端の調整ネジ14bを回転させ
ると、調整ネジ14aを支点として固定板10と可動板
11の上部の間隔が変わり、ミラーの傾きを垂直方向に
変化させることができる。同様に、下側端の調整ネジ1
4cを回転させると、調整ネジ14aを支点として固定
板10と可動板11の調整ネジ14cの間隔が変わり、
ミラーの傾きを水平方向に変化させることができる。こ
の二つの調整ネジ14b、14cによってミラーの傾き
を任意の傾きに調整することができる。通常は、レーザ
出力を測定しながらこれらの調整ネジ14b、14cを
回転させて、ミラー角度調整を行ないレーザ出力を最大
に調整する。
【0043】調整ネジ14の駆動はステッピングモータ
20により行い、調整ネジ14bの外側にカップリング
部品19を介してステッピングモータ20bの軸が接続
されている。ここで用いるモータは、素早い起動、回
転、停止、高精度な位置決めに有利なステッピングモー
タが選択されている。
【0044】そして、モニター光17の出力信号を基に
演算制御部22にて演算した結果、軸の回転方向と回転
角度を指示する動作信号がモータドライバー23に発せ
られ、モータドライバー23からステッピングモータ2
0b、20cに必要なパルス数が発せられ、ステッピン
グモータ20b、20cが回転する。なお、使用される
レーザ出力の範囲において、この電気信号はレーザ光の
出力値に対してリニアリティが確保されていなければな
らない。
【0045】次に、具体的な動作の手順について図3を
参照して説明する。以下の説明における左右は便宜上、
反射側から出射方向を見た時の方向を左右とする。ま
た、位置決めをする場合には、通常バックラッシュをと
るために常に一定の回転方向から回って停止する様に配
慮されるが、本説明では直接の関係は無いために、この
バックラッシュをとる動作の説明は省略する。
【0046】なお、ステッピングモータ20b、20c
と調整ネジ14b、14cの間は、ギヤーによる減速構
造も考えられるが、ここでは従来例と同様に1:1の場
合を例に説明する。また、調整ネジの回転角に対するミ
ラーの傾き角度は、調整ネジ14bと14cのネジのピ
ッチと調整ネジ14bと14a間、14cと14a間の
距離で決定されるが、同じく従来例と同様に調整ネジ1
°の回転角によってミラーの傾き角が0.01°の変化
に相当するものとする。
【0047】まず、イオンレーザ装置1は、放電電流を
一定に制御してレーザ発振する定電流動作で始動した後
(S100)、レーザ光15のうちビームスプリッタ1
6で反射されたモニター光17の検出を光検出部18で
行う(S110)。そして、そのデータをA/D変換し
た後(S120)、ミラーの自動調整の第1段階である
粗調整の動作モードに入る。
【0048】粗調整の動作モード(130)では、ま
ず、垂直方向の粗調整(S131)を行い、垂直方向の
調整ネジ14bを回転させて、その出力データを取得す
る。例えば、垂直方向ステッピングモータ20bを左方
向に1/2回転させて調整ネジ14bを左に1/2回転
させ、その位置から右に回転しながら指定された角度
(=パルス)毎にレーザ光の出力データを測定しながら
1/2回転する。本例では3度を1ステップ(単位)と
して、1/2回転分のデータ60個を測定しすると最初
の位置に戻る。以上の工程で最初の位置から左1/2回
転分の出力データの測定を完了する。
【0049】さらに、そのまま右に出力データを測定し
ながら1/2回転する。これで最初の位置から左右それ
ぞれ1/2回転分、合わせて1回転分、すなわち、12
0個の出力データの測定を完了する。これはミラーの角
度にして3.6度に相当するものであり、この出力デー
タの測定例をアライメント感度特性を表す図5に示す。
【0050】次に、調整ネジの調整を行う。すなわち、
最初の位置から左右1/2回転の出力測定が完了する
と、その測定データ内での最大値の角度に戻るようにス
テッピングモータ20bを回転させ停止させる。この例
では、左に90度回転し停止する。以上の動作で垂直方
向の粗調整を完了する。この状態では、当初の位置から
90°回転させた位置を次の段階での基準位置とするた
め、図6に示すようにデータをシフトさせて、ピークが
中心にくるようにする。
【0051】次に、水平方向の粗調整(S132)を、
S131と同様に、水平方向のステッピングモータ14
cを回転させて行なう。この測定により水平の方向でも
ミラー角度のずれがある場合に、垂直方向と同様にピー
クの位置を確認できる。そして、測定データからステッ
ピングモータ14cを回転して、最大出力が得られる最
適ミラー角度に回転することによって、調整ネジの調整
を行う。
【0052】以上で粗調整モードは終了するが、その後
の発振器内の温度上昇や環境温度の変化に対応し、アラ
イメント感度特性が時々刻々変化する。図4の測定デー
タは、異なる動作時間におけるアライメント感度特性を
示している。外側の曲線は動作時間が数時間のオーダー
(初期)でのアライメント感度の一例を示し、内側の曲
線は数千時間のオーダー(経時変化後)でのアライメン
ト感度特性の一例を示していて、この曲線の方が先鋭な
形状である。
【0053】従来例においては、このように時々刻々変
化するアライメント感度特性を考慮することなく、あら
かじめ定めたスキャン幅θでミラーの微調整を行ってい
たが、本実施例では微調整モードに入る前に、アライメ
ント感度特性に応じてスキャン角度幅を計算する(S1
40)ことを特徴としている。以下にその方法について
説明する。
【0054】まず、S141でアライメント感度特性の
幅の計算を行う。すなわち、先の粗調整で得られたアラ
イメント感度のデータより、曲線の広がりの幅を求める
が、ここでは広がりの幅を表す値として、この特性の半
値幅を求めることにする。この値は半値幅に限定される
ものではなく、最大値の1/10の値等を用いても問題
はない。なお、後の計算のため、当初の特性から半値幅
には固定された値としてσ0を設定している。
【0055】まず、図4に示すように、粗調整の工程で
求めた最大出力をP1とし、そのP1が得られる調整ネ
ジの回転角度を0とする。半値幅は最大値の1/2の点
の幅であるから、まず最大出力の半分の値Phを計算で
求める。
【0056】[数1] Ph=P1/2
【0057】次に、アライメント感度の出力データの各
データとPhとの大小を比較しながら、大小が逆転する
前後の点(調整ネジの角度)を値を求める。大小が逆転
する前後の2点は、その間は直線的に変化するものと仮
定して、比率によってPhに対応する角度を求める。こ
のPhの点における角度の求め方は、常に大小が入れ替
わった大きい方とする等の簡単な方法を用いても良い。
ここで求められた角度の幅をσ0、数十時間でのアライ
メント感度の半値幅をσ1、数千時間での半値幅をσ2
とする。アライメント感度の先鋭さからσ2<σ1とな
る。
【0058】次に、S142でスキャン角度幅の計算を
行う。微調整の段階でミラーを振る角度幅(=ステッピ
ングモータを回転させる角度の幅)を表すスキャン角度
幅をθとすると、当初の特性によって決定されるスキャ
ン角度幅は固定された値θ0として設定される。当初の
半値幅σ0と動作時間毎の半値幅σ1、σ2から、その
動作時間毎のスキャン角度幅θ1、θ2を比例計算によ
って求める。
【0059】[数2] 数十時間経過後のスキャン角度幅:θ1=θ0×σ1/
σ0
【0060】[数3] 数千時間経過後のスキャン角度幅:θ2=θ0×σ2/
σ0
【0061】これらスキャン角度幅の計算とスキャン角
度幅のリセットと再設定計算(S143)を、動作開始
毎の粗調整時に自動的に行う。動作時間がほとんど経過
していない数十時間経過後の特性では、アライメント感
度の変化量も小さいので、スキャン角度幅はθ1≒θ0
であり、出力変動幅δ1は小さい。
【0062】しかし、数千時間経過後のアライメント特
性から計算したスキャン角度幅θ2は、アライメント感
度の先鋭化に合わせて小さく設定されるので、出力変動
幅δ2の幅は従来例のようにδ1に比べて大きくなるこ
とはない。このように、毎回使用時に更新されるスキャ
ン角度幅θによって、出力変動幅δは経時的に増減する
ことはない。
【0063】以下、更新されるθによって、従来例と同
じ微調整の動作(S150)が行われる。微調整モード
は、粗調整モードと同様に、この位置から左右に回転
し、その回転の幅の中での最高出力が得られる位置にモ
ータを回転させることにより行うが、回転角度が大きい
と出力の変動が大きくなることから、その回転角度が粗
調整の角度よりも小さくなる点が異なっている。
【0064】以下、更新されたθをθ2として表すとす
ると、垂直方向の微調整は、まず、第一に垂直方向ステ
ッピングモータ14bを左方向にθ2°回転させること
によって、調整ネジ14bも左にθ2°回転させ、その
後、右に回転しながら指定された角度(=パルス)毎に
レーザ光の出力データを測定しながらθ2°回転する。
本例では1°を1ステップ(単位)として、θ2°分の
データθ個を測定すると最初の位置に戻る。
【0065】以上で最初の位置から左θ2°分の出力デ
ータの測定を完了する。さらに、そのまま右に出力デー
タを測定しながらθ2°回転する。これで最初の位置か
ら左右それぞれθ2°分、合わせて2θ2°分、2θ個
の出力データの測定を完了する(S131)。
【0066】次に、最初の位置から左右θ2°の測定デ
ータの最大値の角度にモータを回転し停止させ、調整ネ
ジの調整を行う。これで垂直方向の微調整の1サイクル
は終了となる。しかし、このS151の調整ネジの動き
に合わせてレーザ出力も変動を生じる。その大きさは図
4に示したミラーの角度に対する出力特性の通り出力変
動幅δ2の間で変化する。
【0067】次に、S152の水平方向の微調整を、S
151と同様に、水平方向ステッピングモータ20cを
動かすことによって行い、水平方向ステッピングモータ
20cによって測定データの最大値の角度にモータを回
転させて、調整ネジの調整を行う。これで水平方向の微
調整の1サイクルを終了し、以後イオンレーザ装置が稼
働する間中、S150の微調整を繰り返す。
【0068】このように、本実施例では、その時点での
最高の出力を得るための最適なアライメント状態になる
ように、アライメント感度を基にしたスキャン角度幅の
計算、再設定を常時行うため、温度変化によるミラー角
度のずれを常に補正することができ、僅かな出力変動δ
1のみで、レーザ光の出力をほぼ最大に保つことができ
る。
【0069】なお、本実施例では、説明を容易にするた
め回転角度やステップに単純な数値を用いたが、ステッ
ピングモータ、ギアの減速比や機構部品によっては10
0分の1°のオーダーを1ステップとして精度を上げる
ことも可能である。また、本実施例では、全反射ミラー
7側にミラー角度調整機構8を設けた例を用いて説明し
たが、出力ミラー6側にミラー角度調整機構8を設けた
り、両側にミラー角度調整機構8設けて交互に調整を行
なうことも可能である。
【0070】また、ステッピングモータの代わりにピエ
ゾ素子等の電歪素子を用いても同様の効果を奏すること
ができる。更に、粗調整をステッピングモータで行い、
微調整をピエゾ素子で行なう等の複合的な構造も可能で
ある。
【0071】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
イオンレーザ装置のミラー角度の自動調整において、レ
ーザ光出力の経時的な変動を抑制することができるとい
う効果を奏する。
【0072】その理由は、本発明の構成では、粗調整を
行なう度毎にスキャン角度幅を自動的に計算、更新し、
その値を用いて微調整を行うため、温度変化によるミラ
ー角度のずれを常に補正することができ、レーザ光の出
力をほぼ最大に保つことができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のイオンレーザ装置の全体構成を示す構
成図である。
【図2】イオンレーザ装置のミラー角度調整機構を拡大
した構造図である。
【図3】本発明の一実施例に係るミラー角度調整手順を
示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例に係るスキャン角度幅と出力
変動幅を示すアライメント感度特性図である。
【図5】垂直方向粗調整の測定後のアライメント感度特
性図である。
【図6】垂直方向粗調整の調整完了時のアライメント感
度特性図である。
【図7】従来のイオンレーザ装置の全体構成を示す構成
図である。
【図8】従来のミラー角度調整手順を示すフローチャー
トである。
【図9】従来のスキャン角度幅と出力変動幅を示すアラ
イメント感度特性図である。
【図10】従来例のスキャン角度幅と出力変動幅を示す
アライメント感度特性図である。
【符号の説明】
1 イオンレーザ装置 2 レーザ発振器 3 アライメント制御部 4 レーザ管 5 支持体 6 出力ミラー 7 全反射ミラー 8 ミラー角度調整機構 9 インバーロッド 10 11 可動板 12 バネ 13 ミラーホルダー 14a 調整ネジ(かなめ位置) 14b 調整ネジ(垂直方向) 14c 調整ネジ(水平方向) 15 レーザ光 16 ビームスプリッタ 17 モニター光 18 光検出部 19 カップリング部品 20b ステッピングモータ(垂直方向) 20c ステッピングモータ(水平方向) 21 A/D変換部 22 演算制御部 23 モータードライバー 24 細管 25 ブリュースタ窓 26 スキャン角度幅演算手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ管を挟んで配置され光共振器を構成
    する一対のミラーを備え、該ミラーの角度を所定の角度
    幅でスキャンしながら調整するミラー角度調整機構を有
    するイオンレーザ装置において、 レーザ光出力の変動値が所定の幅に収まる前記ミラーの
    スキャン角度幅を、前記レーザ光の光強度分布により決
    定する手段を設けた、ことを特徴とするイオンレーザ装
    置。
  2. 【請求項2】レーザ管と、前記レーザ管を挟んで配置さ
    れ光共振器を構成する一対のミラーと、レーザ光をモニ
    ターする光検出部と、前記ミラーの角度を制御する制御
    部と、を少なくとも有し、 前記ミラーを所定の角度幅でスキャンし、前記レーザ光
    の出力が最大となるように前記ミラーの角度を設定する
    ミラー角度調整機構を備えたイオンレーザ装置におい
    て、 前記光検出部で取得したデータを基に、前記ミラーのス
    キャン角度幅を計算する演算手段を設けた、ことを特徴
    とするイオンレーザ装置。
  3. 【請求項3】前記ミラーがステッピングモータによりス
    キャンされる、ことを特徴とする請求項1又は2に記載
    のイオンレーザ装置。
  4. 【請求項4】前記ミラーが電歪素子によりスキャンされ
    る、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のイオンレ
    ーザ装置。
  5. 【請求項5】レーザ管と、前記レーザ管を挟んで配置さ
    れ光共振器を構成する一対のミラーと、レーザ光をモニ
    ターする光検出部と、前記光検出部からの信号を演算
    し、前記ミラーの角度を制御する制御部と、を少なくと
    も有するイオンレーザ装置のミラー角度調整方法であっ
    て、 前記光検出部の信号から、前記レーザ光の出力値が所定
    の幅に収まるような前記ミラーのスキャン幅を計算し、
    該計算結果に基づいて前記ミラーをスキャンし、前記レ
    ーザ光の出力値が最大となる角度に前記ミラーを設定す
    る、ことを特徴とするミラー角度調整方法。
  6. 【請求項6】前記ミラーがステッピングモータによりス
    キャンされる、ことを特徴とする請求項5記載のミラー
    角度調整方法。
  7. 【請求項7】前記ミラーが電歪素子によりスキャンされ
    る、ことを特徴とする請求項5記載のミラー角度調整方
    法。
  8. 【請求項8】レーザ管と、前記レーザ管を挟んで配置さ
    れ光共振器を構成する一対の出力ミラー及び全反射ミラ
    ーと、レーザ出力を検出する光検出部と、前記出力ミラ
    ー又は前記全反射ミラーを相異なる2つの方向に傾ける
    ネジ構造部と、前記ネジ構造部のネジを回転させるステ
    ッピングモータと、前記ステッピングモータの回転角度
    を制御するステッピングモータ制御部と、を有し、前記
    出力ミラー又は前記全反射ミラーの角度を変化させた時
    の光検出部の信号を比較演算し、信号が最大になる角度
    にミラーを設定するイオンレーザ装置であって、 前記出力ミラー又は前記全反射ミラーの傾き角度に対す
    るレーザ出力の特性を検出して、該特性に応じたミラー
    角度の変化量を繰返し設定するスキャン角度幅演算手段
    を設けた、ことを特徴とするイオンレーザ装置。
  9. 【請求項9】レーザ管と、前記レーザ管を挟んで配置さ
    れ光共振器を構成する一対の出力ミラー及び全反射ミラ
    ーと、レーザ出力を検出する光検出部と、前記出力ミラ
    ー又は前記全反射ミラーを相異なる2つの方向に傾ける
    電歪素子部と、前記電歪素子部を制御する電歪素子制御
    部と、を有し、前記出力ミラー又は前記全反射ミラーの
    角度を変化させた時の光検出部の信号を比較演算し、信
    号が最大になる角度にミラーを設定するイオンレーザ装
    置であって、 前記出力ミラー又は前記全反射ミラーの傾き角度に対す
    るレーザ出力の特性を検出して、該特性に応じたミラー
    角度の変化量を繰返し設定するスキャン角度幅演算手段
    を設けた、ことを特徴とするイオンレーザ装置。
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