JP2000224694A - スピーカ装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コイルに大入力を供給して振動板が大振幅で
振動してもコイル断線することのないスピーカ装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 駆動電流供給手段が、振動板の駆動方向
に各々のコイル軸が沿うように配列されてフレームに取
りつけられる複数のコイルの中から駆動電流を供給する
ためのコイルを適宜選択し、選択したコイルに駆動電流
を供給して磁界を形成させて磁石に付与することにより
該磁界により生じた磁気を磁石に付与し、この磁気と、
磁石の磁極により形成される磁界によって生じる磁気と
の反発・吸引力を生じさせることにより磁石を駆動して
振動板をコイル軸に沿った駆動方向に駆動する。
振動してもコイル断線することのないスピーカ装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 駆動電流供給手段が、振動板の駆動方向
に各々のコイル軸が沿うように配列されてフレームに取
りつけられる複数のコイルの中から駆動電流を供給する
ためのコイルを適宜選択し、選択したコイルに駆動電流
を供給して磁界を形成させて磁石に付与することにより
該磁界により生じた磁気を磁石に付与し、この磁気と、
磁石の磁極により形成される磁界によって生じる磁気と
の反発・吸引力を生じさせることにより磁石を駆動して
振動板をコイル軸に沿った駆動方向に駆動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピーカ装置に関
し、特に励磁コイルから得られる磁界によって磁石を振
動板と共に駆動するムービング磁石駆動(M−M駆動)
方式によるスピーカ装置に関する。
し、特に励磁コイルから得られる磁界によって磁石を振
動板と共に駆動するムービング磁石駆動(M−M駆動)
方式によるスピーカ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピーカ装置はオーディオ信号
(電気信号)を入力して振動板を機械振動させ、当該振
動板の振動を音響エネルギに変換する、いわゆる電気−
音響変換器である。
(電気信号)を入力して振動板を機械振動させ、当該振
動板の振動を音響エネルギに変換する、いわゆる電気−
音響変換器である。
【0003】スピーカ装置の代表例であるムービングコ
イル方式のダイナミックスピーカ(動電型スピーカ)の
構造を図4に示す。周知のごとく、ダイナミックスピー
カは、例えば略円錐形状(コーン形状)を有する振動板
101の中央部分の孔に、ボイスコイル102が卷回さ
れたボイスコイルボビン103が嵌合固着し、フレーム
112に取り付けられたエッジ108及びダンパ109
によって、振動板101、ボイスコイル102、ボイス
コイルボビン103が一体に弾性支持されることにより
振動板101がダイナミックスピーカの中心軸X方向に
おける所定の静止位置において支持されると共に、ボイ
スコイル102及びボイスコイルボビン103が磁石1
04、プレート105、ポールヨーク106からなる磁
気回路107の磁気空隙内の所定の静止位置において空
間支持される。
イル方式のダイナミックスピーカ(動電型スピーカ)の
構造を図4に示す。周知のごとく、ダイナミックスピー
カは、例えば略円錐形状(コーン形状)を有する振動板
101の中央部分の孔に、ボイスコイル102が卷回さ
れたボイスコイルボビン103が嵌合固着し、フレーム
112に取り付けられたエッジ108及びダンパ109
によって、振動板101、ボイスコイル102、ボイス
コイルボビン103が一体に弾性支持されることにより
振動板101がダイナミックスピーカの中心軸X方向に
おける所定の静止位置において支持されると共に、ボイ
スコイル102及びボイスコイルボビン103が磁石1
04、プレート105、ポールヨーク106からなる磁
気回路107の磁気空隙内の所定の静止位置において空
間支持される。
【0004】また、ボイスコイル102はその両端がフ
レーム112に設けられた正負の入力端子110にそれ
ぞれリード線111を介して電気的に接続されていて、
該入力端子110からオーディオ信号が供給されること
により磁気ギャップ内のボイスコイル102がオーディ
オ信号に応じた電磁駆動力を受けて振動板101と共に
ピストン振動方向に沿って前後に駆動する。その結果、
振動板101からオーディオ信号に応じた音響エネルギ
が放射される。
レーム112に設けられた正負の入力端子110にそれ
ぞれリード線111を介して電気的に接続されていて、
該入力端子110からオーディオ信号が供給されること
により磁気ギャップ内のボイスコイル102がオーディ
オ信号に応じた電磁駆動力を受けて振動板101と共に
ピストン振動方向に沿って前後に駆動する。その結果、
振動板101からオーディオ信号に応じた音響エネルギ
が放射される。
【0005】このように、ムービングコイル方式のダイ
ナミックスピーカは、その構造上ボイスコイルが振動板
101と共に振動するので、フレーム112に設けられ
た正負の入力端子110とボイスコイル102をつなぐ
リード線111は、入力端子110から供給される電気
入力をボイスコイル102に常に供給する必要がある。
ナミックスピーカは、その構造上ボイスコイルが振動板
101と共に振動するので、フレーム112に設けられ
た正負の入力端子110とボイスコイル102をつなぐ
リード線111は、入力端子110から供給される電気
入力をボイスコイル102に常に供給する必要がある。
【0006】また、リード線111は、振動中の振動板
101の有効ストロークを確保すると共に振動板101
の振動姿態に影響をおよぼさないようにするために、耐
屈曲性を有し、適度に柔らかく且つ自己の姿勢維持が可
能な程度の硬さを有する材料で形成されるのが望まし
い。
101の有効ストロークを確保すると共に振動板101
の振動姿態に影響をおよぼさないようにするために、耐
屈曲性を有し、適度に柔らかく且つ自己の姿勢維持が可
能な程度の硬さを有する材料で形成されるのが望まし
い。
【0007】また、リード線111は、振動板101の
有効ストロークに対し突っ張らないように振動板101
の振幅に対しある程度余裕ある長さを有する必要がある
が、振動中にリード線111が振動板101、ダンパ1
09、フレーム112等にぶつかって不要な音を出さな
いようにするためにはリード線111の長さをあまり余
裕を持たせて形成することができない。
有効ストロークに対し突っ張らないように振動板101
の振幅に対しある程度余裕ある長さを有する必要がある
が、振動中にリード線111が振動板101、ダンパ1
09、フレーム112等にぶつかって不要な音を出さな
いようにするためにはリード線111の長さをあまり余
裕を持たせて形成することができない。
【0008】従って、従来、ムービングコイル方式のダ
イナミックスピーカでは、正負の各リード線111は、
上述した範囲の長さを有し、その一端を入力端子110
側に固定し、他方端を振動板101の表面上に引き出さ
れたボイスコイル102の両端に振動板101の裏側か
らそれぞれ接続して該接続部分が振動板101上に固定
すると共に、中間部分をややたるませた状態で振動板1
01やボイスコイル102、フレーム112等と接する
ことがないように、振動板101の背面側とフレーム1
12との間において空中配線(図4参照)によってスタ
イリングされるのが通常である。
イナミックスピーカでは、正負の各リード線111は、
上述した範囲の長さを有し、その一端を入力端子110
側に固定し、他方端を振動板101の表面上に引き出さ
れたボイスコイル102の両端に振動板101の裏側か
らそれぞれ接続して該接続部分が振動板101上に固定
すると共に、中間部分をややたるませた状態で振動板1
01やボイスコイル102、フレーム112等と接する
ことがないように、振動板101の背面側とフレーム1
12との間において空中配線(図4参照)によってスタ
イリングされるのが通常である。
【0009】上述のように、ムービングコイル方式のダ
イナミックスピーカは、静磁界内に空間配置された質量
の小さいボイスコイル及びボイスコイルボビンが振動板
に固着されて軽量の振動系を構成し、当該ボイスコイル
に電気入力を与えることによりボイスコイルが電磁駆動
して、振動板を前後に振動させるので、電気−音響変換
効率の主要構成要素となる振動系の付加質量を容易に小
さく設定でき、したがって電気−音響変換効率を高める
上で比較的有利である。
イナミックスピーカは、静磁界内に空間配置された質量
の小さいボイスコイル及びボイスコイルボビンが振動板
に固着されて軽量の振動系を構成し、当該ボイスコイル
に電気入力を与えることによりボイスコイルが電磁駆動
して、振動板を前後に振動させるので、電気−音響変換
効率の主要構成要素となる振動系の付加質量を容易に小
さく設定でき、したがって電気−音響変換効率を高める
上で比較的有利である。
【0010】従来のムービングコイル方式のダイナミッ
クスピーカは概略以上のように構成され、簡単な構造と
音響変換の効率良さからスピーカ装置の主流として広く
用いられている。
クスピーカは概略以上のように構成され、簡単な構造と
音響変換の効率良さからスピーカ装置の主流として広く
用いられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記ムービングコイル
方式のダイナミックスピーカに代表されるスピーカ装置
は、近年、家庭用のオーディオ装置等に用いられるのみ
ならず、車載用としても用いられることが多く、使用者
が臨場感あふれる大音量の再生音を望むため、スピーカ
装置に大入力が供給される場合が多い。
方式のダイナミックスピーカに代表されるスピーカ装置
は、近年、家庭用のオーディオ装置等に用いられるのみ
ならず、車載用としても用いられることが多く、使用者
が臨場感あふれる大音量の再生音を望むため、スピーカ
装置に大入力が供給される場合が多い。
【0012】ところが、上述したムービングコイル方式
のダイナミックスピーカでは、リード線111をスタイ
リングする必要からリード線111の長さに自ずと限り
があり、リード線111が突っ張らない範囲での振幅し
か得ることができない。
のダイナミックスピーカでは、リード線111をスタイ
リングする必要からリード線111の長さに自ずと限り
があり、リード線111が突っ張らない範囲での振幅し
か得ることができない。
【0013】つまり、スピーカ装置に大入力を供給した
場合に、振動板101やボイスコイル102の振動に伴
ってリード線111の両端部分が繰り返し突っ張ったり
大きく屈曲したりするので、その結果リード線111の
両端部分が屈曲疲労して断線してしまう場合がある。そ
の結果、スピーカ装置のコイルに電気入力が供給されな
い状態(コイル断線状態)を引き起こしてしまう場合が
ある。
場合に、振動板101やボイスコイル102の振動に伴
ってリード線111の両端部分が繰り返し突っ張ったり
大きく屈曲したりするので、その結果リード線111の
両端部分が屈曲疲労して断線してしまう場合がある。そ
の結果、スピーカ装置のコイルに電気入力が供給されな
い状態(コイル断線状態)を引き起こしてしまう場合が
ある。
【0014】また、ムービングコイル方式のダイナミッ
クスピーカのボイスコイルに供給される電気入力は、そ
の一部がボイスコイルに流れる駆動電流よって熱エネル
ギーに変換されてジュール熱となって放熱されて消費さ
れ、残りが振動系の駆動エネルギとなる。
クスピーカのボイスコイルに供給される電気入力は、そ
の一部がボイスコイルに流れる駆動電流よって熱エネル
ギーに変換されてジュール熱となって放熱されて消費さ
れ、残りが振動系の駆動エネルギとなる。
【0015】従って、上述した、ムービングコイル方式
のダイナミックスピーカに大入力が供給されて、振動板
101やボイスコイル102が大振幅で振動する場合
に、リード線111が上述の理由によって即座に断線し
ない場合であっても、振動板101の大振幅に伴ってリ
ード線111のある部分が繰り返し屈曲し、その屈曲動
作によって材料に疲労が生じて僅かであってもその屈曲
部分が集中的に損傷する場合があり、その場合には、屈
曲部分のリード線の断面積が減少するのでリード線の抵
抗値が局所的に増すこととなる。
のダイナミックスピーカに大入力が供給されて、振動板
101やボイスコイル102が大振幅で振動する場合
に、リード線111が上述の理由によって即座に断線し
ない場合であっても、振動板101の大振幅に伴ってリ
ード線111のある部分が繰り返し屈曲し、その屈曲動
作によって材料に疲労が生じて僅かであってもその屈曲
部分が集中的に損傷する場合があり、その場合には、屈
曲部分のリード線の断面積が減少するのでリード線の抵
抗値が局所的に増すこととなる。
【0016】このような状態において、スピーカ装置に
さらに大入力を供給し続けた場合には、リード線111
の損傷部分に集中的にジュール熱が放熱または蓄積され
るのでリード線111が急激に温度上昇してその部分が
軟化してさらに屈曲し易くなり、結果的にリード線11
1を加速的に損傷させることとなり断線を引き起こす場
合がある。その結果、スピーカ装置のコイルに電気入力
が供給されない状態(コイル断線状態)を引き起こして
しまう場合がある。
さらに大入力を供給し続けた場合には、リード線111
の損傷部分に集中的にジュール熱が放熱または蓄積され
るのでリード線111が急激に温度上昇してその部分が
軟化してさらに屈曲し易くなり、結果的にリード線11
1を加速的に損傷させることとなり断線を引き起こす場
合がある。その結果、スピーカ装置のコイルに電気入力
が供給されない状態(コイル断線状態)を引き起こして
しまう場合がある。
【0017】そのため、従来ではリード線111に機械
的、電気的な負荷がかからない範囲内においてスピーカ
装置に電気入力を供給する必要があり、スピーカ装置に
大入力を供給して振動板を大振幅で振動させることには
自ずと限界があった。
的、電気的な負荷がかからない範囲内においてスピーカ
装置に電気入力を供給する必要があり、スピーカ装置に
大入力を供給して振動板を大振幅で振動させることには
自ずと限界があった。
【0018】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたも
のであり、コイルに大入力を供給して振動板が大振幅で
振動してもコイル断線することのないスピーカ装置を提
供することを目的とする。
のであり、コイルに大入力を供給して振動板が大振幅で
振動してもコイル断線することのないスピーカ装置を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決する手段】請求項1に記載の発明は、磁石
が取り付けられた振動板と、該振動板を弾性支持するフ
レームと、前記磁石に磁界を付与する磁界付与手段とを
有するスピーカ装置であって、前記磁石は、一対の磁極
が前記振動板の駆動方向に沿って配列されるものであ
り、前記磁界付与手段は、コイル軸が前記振動板の駆動
方向に沿うように配列されて前記フレームに取り付けら
れる複数のコイルと、前記複数のコイルに選択的に駆動
電流を供給する駆動電流供給手段を含むことを特徴とす
る。
が取り付けられた振動板と、該振動板を弾性支持するフ
レームと、前記磁石に磁界を付与する磁界付与手段とを
有するスピーカ装置であって、前記磁石は、一対の磁極
が前記振動板の駆動方向に沿って配列されるものであ
り、前記磁界付与手段は、コイル軸が前記振動板の駆動
方向に沿うように配列されて前記フレームに取り付けら
れる複数のコイルと、前記複数のコイルに選択的に駆動
電流を供給する駆動電流供給手段を含むことを特徴とす
る。
【0020】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のスピーカ装置において、前記駆動電流供給手段
は、前記複数のコイルのうち2つのコイルを選択し、こ
れら2つのコイルに互いに逆方向の駆動電流を供給する
ことにより前記磁石に磁界を付与して前記振動板を前記
駆動方向に沿って駆動することを特徴とする。
に記載のスピーカ装置において、前記駆動電流供給手段
は、前記複数のコイルのうち2つのコイルを選択し、こ
れら2つのコイルに互いに逆方向の駆動電流を供給する
ことにより前記磁石に磁界を付与して前記振動板を前記
駆動方向に沿って駆動することを特徴とする。
【0021】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載のスピーカ装置において、磁界付与手段
は、複数のコイルを挟んで固定配置する複数の凸部を有
するヨークをさらに備え、複数のコイル及びヨークは、
励磁型の磁気回路を構成することを特徴とする。
または2に記載のスピーカ装置において、磁界付与手段
は、複数のコイルを挟んで固定配置する複数の凸部を有
するヨークをさらに備え、複数のコイル及びヨークは、
励磁型の磁気回路を構成することを特徴とする。
【0022】
【作用】本発明によれば、駆動電流供給手段が、振動板
の駆動方向に各々のコイル軸が沿うように配列されてフ
レームに取りつけられる複数のコイルの中から駆動電流
を供給するためのコイルを適宜選択し、選択したコイル
に駆動電流を供給して磁界を形成させて磁石に付与する
ことにより該磁界により生じた磁気を磁石に付与し、こ
の磁気と、磁石の磁極により形成される磁界によって生
じる磁気との反発・吸引力を生じさせることにより磁石
を駆動して振動板をコイル軸に沿った駆動方向に駆動す
るようにしたので、振動板が大振幅で振動しても各コイ
ル及びそれらに接続されるリード線は振動板に引っ張ら
れることがなく、従って、振動板の振幅に起因してコイ
ルが断線することがない。
の駆動方向に各々のコイル軸が沿うように配列されてフ
レームに取りつけられる複数のコイルの中から駆動電流
を供給するためのコイルを適宜選択し、選択したコイル
に駆動電流を供給して磁界を形成させて磁石に付与する
ことにより該磁界により生じた磁気を磁石に付与し、こ
の磁気と、磁石の磁極により形成される磁界によって生
じる磁気との反発・吸引力を生じさせることにより磁石
を駆動して振動板をコイル軸に沿った駆動方向に駆動す
るようにしたので、振動板が大振幅で振動しても各コイ
ル及びそれらに接続されるリード線は振動板に引っ張ら
れることがなく、従って、振動板の振幅に起因してコイ
ルが断線することがない。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施形態に
ついて図をもとに説明する。図1は、本発明に好適な実
施形態におけるスピーカ装置の主要断面構造図である。
同図において、スピーカ装置は、励磁コイルを用いた励
磁型の磁気回路から得られる交流磁界によって生じる磁
気と、振動板に固着された磁石によって生じる磁気の反
発・吸引力を用いたムービング磁石駆動(M−M駆動)
方式によるスピーカ装置であり、以下これを説明する。
ついて図をもとに説明する。図1は、本発明に好適な実
施形態におけるスピーカ装置の主要断面構造図である。
同図において、スピーカ装置は、励磁コイルを用いた励
磁型の磁気回路から得られる交流磁界によって生じる磁
気と、振動板に固着された磁石によって生じる磁気の反
発・吸引力を用いたムービング磁石駆動(M−M駆動)
方式によるスピーカ装置であり、以下これを説明する。
【0024】図1に示すように、スピーカ装置は、略円
錐形状(コーン形状)を有する振動板1の中央部分の孔
に中心軸Xを中心としたリング状の磁石2の外周面が嵌
合して固着される。
錐形状(コーン形状)を有する振動板1の中央部分の孔
に中心軸Xを中心としたリング状の磁石2の外周面が嵌
合して固着される。
【0025】磁石2は、例えば55〜65MG・Oe程
度もしくはそれ以上の高い磁気エネルギ(B・H積)を
有するネオジウム系金属化合物やサマリウム系金属化合
物などの材料からなるリング状(ここでは円筒形状)の
希土類磁石であり、中心軸X方向に磁化されて、上面側
及び下面側が一対の磁極に対応する。
度もしくはそれ以上の高い磁気エネルギ(B・H積)を
有するネオジウム系金属化合物やサマリウム系金属化合
物などの材料からなるリング状(ここでは円筒形状)の
希土類磁石であり、中心軸X方向に磁化されて、上面側
及び下面側が一対の磁極に対応する。
【0026】磁石2が固着された振動板1は、フレーム
3に取り付けられたエッジ4によって外周縁部が中心軸
X方向において弾性支持されると共に、フレーム3に取
り付けられたダンパ5及びダンパ6によって内周縁部が
中心軸X方向において弾性支持される。
3に取り付けられたエッジ4によって外周縁部が中心軸
X方向において弾性支持されると共に、フレーム3に取
り付けられたダンパ5及びダンパ6によって内周縁部が
中心軸X方向において弾性支持される。
【0027】これにより、振動板1及び磁石2は、フレ
ーム3に取り付けられたエッジ4及びダンパ5、6によ
ってスピーカ装置の中心軸X方向における所定の静止位
置に弾性支持され、磁石2は、上記一対の磁極が振動板
1の駆動方向(即ち中心軸X方向)に沿うように配列さ
れて該駆動方向に沿った静磁界を形成する。
ーム3に取り付けられたエッジ4及びダンパ5、6によ
ってスピーカ装置の中心軸X方向における所定の静止位
置に弾性支持され、磁石2は、上記一対の磁極が振動板
1の駆動方向(即ち中心軸X方向)に沿うように配列さ
れて該駆動方向に沿った静磁界を形成する。
【0028】また、フレーム3は、例えば鉄や銅やアル
ミニウムやイリジウムやマグネシウムまたはそれらを含
む合金等の優れた熱伝導性を有する金属材料からなり、
中心軸Xを中心に底面から中心軸X方向に立設する円筒
状のヨーク7が取りつけられて固定されている。
ミニウムやイリジウムやマグネシウムまたはそれらを含
む合金等の優れた熱伝導性を有する金属材料からなり、
中心軸Xを中心に底面から中心軸X方向に立設する円筒
状のヨーク7が取りつけられて固定されている。
【0029】ヨーク7は、熱伝導性の優れた軟鉄等の軟
磁性材料からなり、リング状の磁石2の内径よりもやや
小さい外径を有し、図1に示すようにヨーク7には、そ
の円筒側面部分から水平方向(駆動方向に垂直な方向)
に突出する複数(ここでは5つ)のリング状の凸部7a
が振動板1の駆動方向に沿って等間隔に形成されてい
て、中心軸Xを同軸とする複数の円筒状のコイル(ここ
では、4つのコイル8、9、10、11で示す。)がこ
れら凸部7aに挟まれて上下に固定配置されている。
磁性材料からなり、リング状の磁石2の内径よりもやや
小さい外径を有し、図1に示すようにヨーク7には、そ
の円筒側面部分から水平方向(駆動方向に垂直な方向)
に突出する複数(ここでは5つ)のリング状の凸部7a
が振動板1の駆動方向に沿って等間隔に形成されてい
て、中心軸Xを同軸とする複数の円筒状のコイル(ここ
では、4つのコイル8、9、10、11で示す。)がこ
れら凸部7aに挟まれて上下に固定配置されている。
【0030】コイル8、9、10、11は、絶縁被膜を
有する電線がそれぞれ同方向に1または複数回巻かれて
形成される円筒状の励磁コイルであり、凸部17aを挟
んでそれぞれヨーク7の円筒側面及び凸部7aと接する
状態でヨーク7に固定されることによりフレーム3に取
りつけられ、各コイルの中心軸(コイル軸)が振動板1
の駆動方向に沿うように配列される。
有する電線がそれぞれ同方向に1または複数回巻かれて
形成される円筒状の励磁コイルであり、凸部17aを挟
んでそれぞれヨーク7の円筒側面及び凸部7aと接する
状態でヨーク7に固定されることによりフレーム3に取
りつけられ、各コイルの中心軸(コイル軸)が振動板1
の駆動方向に沿うように配列される。
【0031】なお、各コイルは、必ずしも線材、巻き
幅、巻き数などが同一である必要はないが、ここでは、
4つのコイルは同一(同一線材を用いた1層当たり4回
巻きの4層コイル)として説明する。また、各コイルの
外径は、凸部7aの外径よりもやや小さく形成されてい
る。
幅、巻き数などが同一である必要はないが、ここでは、
4つのコイルは同一(同一線材を用いた1層当たり4回
巻きの4層コイル)として説明する。また、各コイルの
外径は、凸部7aの外径よりもやや小さく形成されてい
る。
【0032】したがって、円筒状のヨーク7及びコイル
8、9、10、11は、振動板1と共にエッジ4、ダン
パ5及びダンパ6によって弾性支持される磁石2に挿通
した状態でフレーム3に固定されている。
8、9、10、11は、振動板1と共にエッジ4、ダン
パ5及びダンパ6によって弾性支持される磁石2に挿通
した状態でフレーム3に固定されている。
【0033】また、コイル8、9、10、11の各両端
は、直接または例えばリード線等によりヨーク7の外部
に引き出されて、フレームなどに設けられた図示せぬ端
子を介して駆動電流供給手段12の出力側にそれぞれ各
両端毎に独立して電気的に接続される。
は、直接または例えばリード線等によりヨーク7の外部
に引き出されて、フレームなどに設けられた図示せぬ端
子を介して駆動電流供給手段12の出力側にそれぞれ各
両端毎に独立して電気的に接続される。
【0034】また、ヨーク7が有する各凸部7aの外周
側面は、図1に示すように、磁石2の内周側面と所定の
空隙を介して対向する。また、ヨーク7は、スピーカ装
置の初期状態(つまり、入力端子に電気入力が供給され
ない状態)において、上記静止位置で弾性支持される磁
石2の上面と下面の略中間位置が、コイル9とコイル1
0の間に配される凸部7aの中間の高さ位置とが同じ高
さ位置となるように配される。
側面は、図1に示すように、磁石2の内周側面と所定の
空隙を介して対向する。また、ヨーク7は、スピーカ装
置の初期状態(つまり、入力端子に電気入力が供給され
ない状態)において、上記静止位置で弾性支持される磁
石2の上面と下面の略中間位置が、コイル9とコイル1
0の間に配される凸部7aの中間の高さ位置とが同じ高
さ位置となるように配される。
【0035】ヨーク7及びコイル8、9、10、11は
隣接する凸部7aの間にそれぞれ磁路を形成するための
空隙が形成された励磁型の磁気回路を構成する。
隣接する凸部7aの間にそれぞれ磁路を形成するための
空隙が形成された励磁型の磁気回路を構成する。
【0036】また、磁石2は、駆動方向に沿って上下に
移動した場合でも少なくとも2つ以上のコイルと対向す
るようにその高さが設定される。尚、本実施形態では、
磁石2は、隣接するコイルピッチのおよそ1.5倍の寸
法に設定され、磁石2が駆動方向に沿って上下に移動し
ても必ず2つまたは3つのコイルと対向するように構成
され、両磁極が互いに異なるコイルと対向する。
移動した場合でも少なくとも2つ以上のコイルと対向す
るようにその高さが設定される。尚、本実施形態では、
磁石2は、隣接するコイルピッチのおよそ1.5倍の寸
法に設定され、磁石2が駆動方向に沿って上下に移動し
ても必ず2つまたは3つのコイルと対向するように構成
され、両磁極が互いに異なるコイルと対向する。
【0037】また、ヒートシンク13は、熱伝導性を有
する部材からなる放熱フィン等によって構成される放熱
器であり、フレーム3またはヨーク7に固定されること
により、フレーム3及びヨーク7からの熱を伝えて外部
空間に放熱する。
する部材からなる放熱フィン等によって構成される放熱
器であり、フレーム3またはヨーク7に固定されること
により、フレーム3及びヨーク7からの熱を伝えて外部
空間に放熱する。
【0038】一方、駆動電流供給手段12には、音響再
生のためのオーディオ信号が供給され、該オーディオ信
号の大きさ(レベル値)を逐次検出し、この検出したレ
ベル値に応じてコイル8、9、10、11の中から駆動
電流を供給するためのコイルを適宜選択する。
生のためのオーディオ信号が供給され、該オーディオ信
号の大きさ(レベル値)を逐次検出し、この検出したレ
ベル値に応じてコイル8、9、10、11の中から駆動
電流を供給するためのコイルを適宜選択する。
【0039】駆動電流供給手段12は、この選択したコ
イルに対し駆動電流を供給して選択したコイルを励磁し
て該コイルを挟んで互いに隣接する凸部7a間の空隙に
交流磁界を生じさせ、該コイルと対向する磁石2に対し
上記駆動方向に沿った交流磁界を付与する。
イルに対し駆動電流を供給して選択したコイルを励磁し
て該コイルを挟んで互いに隣接する凸部7a間の空隙に
交流磁界を生じさせ、該コイルと対向する磁石2に対し
上記駆動方向に沿った交流磁界を付与する。
【0040】従って、駆動電流供給手段12により交流
磁界が付与された磁石2は、交流磁界により生じた磁気
と磁石2が形成する静磁界により生じた磁気との反発・
吸引力を受け、磁石2が振動板1と一体で駆動方向に沿
って駆動される。その結果、振動板1からオーディオ信
号に応じた音響エネルギが放射される。
磁界が付与された磁石2は、交流磁界により生じた磁気
と磁石2が形成する静磁界により生じた磁気との反発・
吸引力を受け、磁石2が振動板1と一体で駆動方向に沿
って駆動される。その結果、振動板1からオーディオ信
号に応じた音響エネルギが放射される。
【0041】スピーカ装置は、概略以上のように構成さ
れ、駆動電流供給手段12に供給されるオーディオ信号
に応じた音響エネルギが振動板1から放射される。
れ、駆動電流供給手段12に供給されるオーディオ信号
に応じた音響エネルギが振動板1から放射される。
【0042】図2は、駆動電流供給手段12から磁気回
路7の各コイルに駆動電流を供給することにより磁石2
が駆動方向に沿って大きく振幅する様子を示した図であ
り、ここでは、磁石2を駆動方向に沿って静止位置から
スピーカ装置の前方(つまり図2では紙面に沿って上方
向)に大きく振幅させた場合の様子を(a)〜(g)に
よって順次示している。以下これを説明する。
路7の各コイルに駆動電流を供給することにより磁石2
が駆動方向に沿って大きく振幅する様子を示した図であ
り、ここでは、磁石2を駆動方向に沿って静止位置から
スピーカ装置の前方(つまり図2では紙面に沿って上方
向)に大きく振幅させた場合の様子を(a)〜(g)に
よって順次示している。以下これを説明する。
【0043】先ず、(a)は、スピーカ装置の初期状態
における磁石2の静止位置を示している。この場合、磁
石2は、先に述べたように、磁石2の上面と下面の略中
間位置が、コイル9とコイル10の間に位置する凸部7
aの外周側面の中間位置とほぼ同じ位置となるように配
される。
における磁石2の静止位置を示している。この場合、磁
石2は、先に述べたように、磁石2の上面と下面の略中
間位置が、コイル9とコイル10の間に位置する凸部7
aの外周側面の中間位置とほぼ同じ位置となるように配
される。
【0044】この状態から、駆動電流供給手段12にオ
ーディオ信号が供給されると、駆動電流供給手段12
は、例えば所定の周期で信号のレベルをサンプリング抽
出する。
ーディオ信号が供給されると、駆動電流供給手段12
は、例えば所定の周期で信号のレベルをサンプリング抽
出する。
【0045】なお、ここではオーディオ信号は例えば単
一の周波数を有する正弦波として説明する。従って、駆
動電流供給手段12にこのオーディオ信号が0から正の
レベルの半波長分だけ供給開始される場合は、駆動電流
供給手段12は、供給される信号のレベルを順次サンプ
リング開始し、最初のサンプリングレベルが正のレベル
であることを検出して、コイル9を選択し、コイル9に
対し検出されたレベルに応じた駆動電流を図2(b)に
示す方向で供給し、コイル9の上面側に隣接する凸部7
aをN極としコイル9の下面側に隣接する凸部7aをS
極とする磁界を形成する。
一の周波数を有する正弦波として説明する。従って、駆
動電流供給手段12にこのオーディオ信号が0から正の
レベルの半波長分だけ供給開始される場合は、駆動電流
供給手段12は、供給される信号のレベルを順次サンプ
リング開始し、最初のサンプリングレベルが正のレベル
であることを検出して、コイル9を選択し、コイル9に
対し検出されたレベルに応じた駆動電流を図2(b)に
示す方向で供給し、コイル9の上面側に隣接する凸部7
aをN極としコイル9の下面側に隣接する凸部7aをS
極とする磁界を形成する。
【0046】この磁界は磁石2に付与されて、磁石2の
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って上方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル9の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って上方に磁気
吸引される。その結果、磁石2はコイル9に供給される
駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って上方に
駆動される。
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って上方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル9の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って上方に磁気
吸引される。その結果、磁石2はコイル9に供給される
駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って上方に
駆動される。
【0047】磁石2は、コイル9に供給される駆動電流
の大きさに応じて(c)に示す高さ位置(つまり、磁石
2の上面と下面の略中間位置が、コイル9の略中間位置
とほぼ同じ位置となる高さ位置)まで駆動される。
の大きさに応じて(c)に示す高さ位置(つまり、磁石
2の上面と下面の略中間位置が、コイル9の略中間位置
とほぼ同じ位置となる高さ位置)まで駆動される。
【0048】駆動電流供給手段12は、上述のようにオ
ーディオ信号のレベルを逐次検出し、磁石2を(c)に
示す高さ位置よりもさらに上方に駆動する必要があると
判断した場合に、コイル9の代りにコイル8を選択し、
コイル8に対し検出されたレベルに応じた駆動電流を
(d)に示す電流方向で供給し、コイル8の上面側に隣
接する凸部7aをN極としコイル8の下面側に隣接する
凸部7aをS極とする磁界を形成する。
ーディオ信号のレベルを逐次検出し、磁石2を(c)に
示す高さ位置よりもさらに上方に駆動する必要があると
判断した場合に、コイル9の代りにコイル8を選択し、
コイル8に対し検出されたレベルに応じた駆動電流を
(d)に示す電流方向で供給し、コイル8の上面側に隣
接する凸部7aをN極としコイル8の下面側に隣接する
凸部7aをS極とする磁界を形成する。
【0049】この磁界は磁石2に付与されて、磁石2の
上面側(S極側)がコイル8の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って上方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル8の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って上方に磁気
吸引される。
上面側(S極側)がコイル8の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って上方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル8の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って上方に磁気
吸引される。
【0050】その結果、磁石2はコイル8に供給される
駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って上方に
駆動される。このようにして、磁石2は、駆動電流供給
手段12に供給される正弦波の1/4波長分の信号に応
じて駆動される。
駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って上方に
駆動される。このようにして、磁石2は、駆動電流供給
手段12に供給される正弦波の1/4波長分の信号に応
じて駆動される。
【0051】次に、駆動電流供給手段12は、オーディ
オ信号のレベルを逐次検出し、コイル8によって駆動中
の磁石2を上方から下方に駆動方向を切替えて駆動する
必要があると判断した場合に、コイル8の代りにコイル
9を選択し、コイル9に対し検出されたレベルに応じた
駆動電流を(e)に示す電流方向で供給し、コイル9の
上面側に隣接する凸部7aをN極としコイル8の下面側
に隣接する凸部7aをS極とする磁界を形成する。
オ信号のレベルを逐次検出し、コイル8によって駆動中
の磁石2を上方から下方に駆動方向を切替えて駆動する
必要があると判断した場合に、コイル8の代りにコイル
9を選択し、コイル9に対し検出されたレベルに応じた
駆動電流を(e)に示す電流方向で供給し、コイル9の
上面側に隣接する凸部7aをN極としコイル8の下面側
に隣接する凸部7aをS極とする磁界を形成する。
【0052】この磁界は磁石2に付与されて、磁石2の
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って下方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル9の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って下方に磁気
吸引される。その結果、磁石2はコイル9に供給される
駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って下方に
駆動される。
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って下方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル9の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って下方に磁気
吸引される。その結果、磁石2はコイル9に供給される
駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って下方に
駆動される。
【0053】磁石2は、コイル9に供給される駆動電流
の大きさに応じて、磁石2の上面と下面の略中間位置
が、コイル9の略中間位置とほぼ同じ位置となる高さ位
置((f)に示す磁石2の高さ位置)まで駆動される。
の大きさに応じて、磁石2の上面と下面の略中間位置
が、コイル9の略中間位置とほぼ同じ位置となる高さ位
置((f)に示す磁石2の高さ位置)まで駆動される。
【0054】駆動電流供給手段12は、さらにオーディ
オ信号のレベルを逐次検出し、磁石2を(f)に示す高
さ位置よりもさらに下方に駆動する必要があると判断し
た場合に、コイル9の代りにコイル10を選択し、コイ
ル10に対し検出されたレベルに応じた駆動電流を
(f)に示す電流方向で供給し、コイル10の上面側に
隣接する凸部7aをN極としコイル10の下面側に隣接
する凸部7aをS極とする磁界を形成する。
オ信号のレベルを逐次検出し、磁石2を(f)に示す高
さ位置よりもさらに下方に駆動する必要があると判断し
た場合に、コイル9の代りにコイル10を選択し、コイ
ル10に対し検出されたレベルに応じた駆動電流を
(f)に示す電流方向で供給し、コイル10の上面側に
隣接する凸部7aをN極としコイル10の下面側に隣接
する凸部7aをS極とする磁界を形成する。
【0055】この磁界は磁石2に付与されて、磁石2の
下面側(N極側)がコイル10の上面側に隣接する凸部
7a側(N極側)によって駆動方向に沿って下方に磁気
反発されると共に、コイル10の下面側に隣接する凸部
7a側によって駆動方向に沿って下方に磁気吸引され
る。
下面側(N極側)がコイル10の上面側に隣接する凸部
7a側(N極側)によって駆動方向に沿って下方に磁気
反発されると共に、コイル10の下面側に隣接する凸部
7a側によって駆動方向に沿って下方に磁気吸引され
る。
【0056】その結果、磁石2はコイル10に供給され
る駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って下方
に駆動される。(g)は、このようにして磁石2が再び
静止位置まで駆動された状態を示している。
る駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って下方
に駆動される。(g)は、このようにして磁石2が再び
静止位置まで駆動された状態を示している。
【0057】以上のようにして、磁石2は、駆動電流供
給手段12に供給される正弦波の半波長分の信号に応じ
て駆動される。
給手段12に供給される正弦波の半波長分の信号に応じ
て駆動される。
【0058】尚、ここではオーディオ信号は例えば単一
の周波数を有する正弦波とし、駆動電流供給手段12に
このオーディオ信号が0から正のレベルの半波長分だけ
供給開始される場合で説明したが、0から正のレベルの
半波長分によって磁石2を静止位置から下方に大きく振
幅し再び静止位置の戻す駆動を行う場合も、コイルと磁
石の作用によって同様に行われるので、ここでは説明を
省略する。
の周波数を有する正弦波とし、駆動電流供給手段12に
このオーディオ信号が0から正のレベルの半波長分だけ
供給開始される場合で説明したが、0から正のレベルの
半波長分によって磁石2を静止位置から下方に大きく振
幅し再び静止位置の戻す駆動を行う場合も、コイルと磁
石の作用によって同様に行われるので、ここでは説明を
省略する。
【0059】以上述べたように、駆動電流供給手段12
は、逐次検出する信号のレベルに応じてコイルを選択
し、選択されたコイルに駆動電流を供給することによっ
て磁石2に磁界を付与して磁石2を磁気反発・吸引して
駆動する。また、選択されたコイルが磁石2を駆動する
範囲(高さ位置)においては、検出する信号のサンプリ
ングレベルに応じた駆動電流を当該コイルに流すことに
より、磁石2を当該サンプリングレベルに応じた振幅で
駆動することができる。
は、逐次検出する信号のレベルに応じてコイルを選択
し、選択されたコイルに駆動電流を供給することによっ
て磁石2に磁界を付与して磁石2を磁気反発・吸引して
駆動する。また、選択されたコイルが磁石2を駆動する
範囲(高さ位置)においては、検出する信号のサンプリ
ングレベルに応じた駆動電流を当該コイルに流すことに
より、磁石2を当該サンプリングレベルに応じた振幅で
駆動することができる。
【0060】また、駆動電流供給手段12は、選択中の
コイルによって駆動可能な磁石2の高さ位置の範囲を超
えるサンプリングレベルを検出した場合は、駆動電流を
供給するコイルを選択中のコイルから隣接するコイルに
代えて選択する。
コイルによって駆動可能な磁石2の高さ位置の範囲を超
えるサンプリングレベルを検出した場合は、駆動電流を
供給するコイルを選択中のコイルから隣接するコイルに
代えて選択する。
【0061】つまり、選択中のコイルの代りに該コイル
の上方側に隣接するコイルを切替選択して当該サンプリ
ングレベルに応じた駆動電流を流すことにより、磁石2
をさらに上方に駆動することができる。
の上方側に隣接するコイルを切替選択して当該サンプリ
ングレベルに応じた駆動電流を流すことにより、磁石2
をさらに上方に駆動することができる。
【0062】また、選択中のコイルの代りに該コイルの
下方側に隣接するコイルを切替選択して当該サンプリン
グレベルに応じた駆動電流を流すことにより、磁石2を
さらに下方に駆動することができる。
下方側に隣接するコイルを切替選択して当該サンプリン
グレベルに応じた駆動電流を流すことにより、磁石2を
さらに下方に駆動することができる。
【0063】このように、駆動電流供給手段12は、オ
ーディオ信号のレベルを逐次検出し、検出された信号の
レベルに応じて駆動電流を供給するためのコイルを選択
し、選択されたコイルに駆動方向に応じた方向の電流を
信号のレベルに応じた大きさで流すことにより磁石2に
必要な高さ位置まで駆動することができる。
ーディオ信号のレベルを逐次検出し、検出された信号の
レベルに応じて駆動電流を供給するためのコイルを選択
し、選択されたコイルに駆動方向に応じた方向の電流を
信号のレベルに応じた大きさで流すことにより磁石2に
必要な高さ位置まで駆動することができる。
【0064】この場合に、磁石12は、ダンパ5、6及
びエッジ4に弾性支持されているので、駆動電流の大き
さと磁石2の変位は必ずしも一次比例しない。また、各
コイルによって形成される磁束も磁石2に対し駆動方向
に一様に付与されるわけではない。
びエッジ4に弾性支持されているので、駆動電流の大き
さと磁石2の変位は必ずしも一次比例しない。また、各
コイルによって形成される磁束も磁石2に対し駆動方向
に一様に付与されるわけではない。
【0065】そのため、実際には、駆動電流手段12
は、例えば、サンプリングレベルと磁石2の変位が1次
比例するように、予め、選択したコイルに供給する駆動
電流の大きさを記憶しておく。
は、例えば、サンプリングレベルと磁石2の変位が1次
比例するように、予め、選択したコイルに供給する駆動
電流の大きさを記憶しておく。
【0066】これにより、スピーカ装置は、大振幅のオ
ーディオ信号が供給されても、振動板1を取りつけた磁
石2を駆動方向に沿ってリニアに駆動することができ
る。その結果、振動板1からオーディオ信号に応じた音
響エネルギが正確に放射される。
ーディオ信号が供給されても、振動板1を取りつけた磁
石2を駆動方向に沿ってリニアに駆動することができ
る。その結果、振動板1からオーディオ信号に応じた音
響エネルギが正確に放射される。
【0067】また、各コイルは、ヨーク7に固定される
ことによりフレーム3に固定され、各コイルの各両端
は、直接または例えばリード線等によりヨーク7の外部
に引き出されて、フレームなどに設けられた図示せぬ端
子を介して駆動電流供給手段12の出力側にそれぞれ各
両端毎に独立して電気的に接続され、駆動電流供給手段
12から駆動電流が供給されるので、スピーカ装置が動
作中は、各コイル及びそれに接続された各リード線が振
動板1を含むスピーカ装置の振動系によって突っ張った
り屈曲したりすることがないので、各コイル及び各リー
ド線に機械的負荷がかからない。したがって、スピーカ
装置に大入力を供給して振動板1が大振幅で振動しても
コイル断線を生じない。
ことによりフレーム3に固定され、各コイルの各両端
は、直接または例えばリード線等によりヨーク7の外部
に引き出されて、フレームなどに設けられた図示せぬ端
子を介して駆動電流供給手段12の出力側にそれぞれ各
両端毎に独立して電気的に接続され、駆動電流供給手段
12から駆動電流が供給されるので、スピーカ装置が動
作中は、各コイル及びそれに接続された各リード線が振
動板1を含むスピーカ装置の振動系によって突っ張った
り屈曲したりすることがないので、各コイル及び各リー
ド線に機械的負荷がかからない。したがって、スピーカ
装置に大入力を供給して振動板1が大振幅で振動しても
コイル断線を生じない。
【0068】また、各コイルは、熱伝導性の優れたヨー
ク7に固定されていて、ヨーク7が熱伝導性の優れたフ
レーム3に固定されていて、さらにヒートシンク13が
フレーム3またはヨーク7に固定されるので、選択され
たコイルに駆動電流が大入力で供給された場合でも、コ
イルに生じたジュール熱は、ヨーク7、フレーム3、ヒ
ートシンク13に伝わり速やかに外部空間に放熱され
る。
ク7に固定されていて、ヨーク7が熱伝導性の優れたフ
レーム3に固定されていて、さらにヒートシンク13が
フレーム3またはヨーク7に固定されるので、選択され
たコイルに駆動電流が大入力で供給された場合でも、コ
イルに生じたジュール熱は、ヨーク7、フレーム3、ヒ
ートシンク13に伝わり速やかに外部空間に放熱され
る。
【0069】したがって、各コイルは、供給される駆動
電流が大きい場合でもコイル自体にジュール熱が蓄積し
ないので過熱状態にならない。その結果、スピーカ装置
に大入力を供給しても、各コイルまたは各コイルに接続
されるリード線は熱による断線を生じることがない。
電流が大きい場合でもコイル自体にジュール熱が蓄積し
ないので過熱状態にならない。その結果、スピーカ装置
に大入力を供給しても、各コイルまたは各コイルに接続
されるリード線は熱による断線を生じることがない。
【0070】また、上述した実施形態では、駆動電流供
給手段12は、複数のコイルの中から1つのコイルを選
択し、選択されたコイルに駆動電流供給することにより
磁石を駆動するようにしたが、本発明は、これに限ら
ず、駆動電流供給手段は、複数のコイルの中から適宜1
または複数のコイルを選択し、選択されたコイルにそれ
ぞれ磁石を駆動するための駆動電流を供給するようにし
てもよい。
給手段12は、複数のコイルの中から1つのコイルを選
択し、選択されたコイルに駆動電流供給することにより
磁石を駆動するようにしたが、本発明は、これに限ら
ず、駆動電流供給手段は、複数のコイルの中から適宜1
または複数のコイルを選択し、選択されたコイルにそれ
ぞれ磁石を駆動するための駆動電流を供給するようにし
てもよい。
【0071】その場合に、選択された各コイルに供給さ
れる駆動電流は、それぞれ磁石に磁界を付与することに
よって該磁石に磁気反発力または磁気吸引力を付与する
ことによって該磁石を同時に同一方向に駆動するように
電流方向が設定され、磁石は、各コイルによって駆動さ
れる力の合成力により駆動される。
れる駆動電流は、それぞれ磁石に磁界を付与することに
よって該磁石に磁気反発力または磁気吸引力を付与する
ことによって該磁石を同時に同一方向に駆動するように
電流方向が設定され、磁石は、各コイルによって駆動さ
れる力の合成力により駆動される。
【0072】図3は、駆動電流供給手段12によって、
2つの隣接するコイルが選択されて駆動電流を供給する
ことにより磁石2が駆動方向に沿って大きく振幅する様
子を示した図であり、ここでは、磁石2を駆動方向に沿
って静止位置からスピーカ装置の前方(つまり図2では
紙面に沿って上方向)に大きく振幅させた場合の様子を
(a)〜(g)によって順次示している。以下これを説
明する。
2つの隣接するコイルが選択されて駆動電流を供給する
ことにより磁石2が駆動方向に沿って大きく振幅する様
子を示した図であり、ここでは、磁石2を駆動方向に沿
って静止位置からスピーカ装置の前方(つまり図2では
紙面に沿って上方向)に大きく振幅させた場合の様子を
(a)〜(g)によって順次示している。以下これを説
明する。
【0073】先ず、(a)は、図2の(a)と同じ状態
であり、スピーカ装置の初期状態における磁石2の静止
位置を示している。この場合、磁石2は、先に述べたよ
うに、磁石2の上面と下面の略中間位置が、コイル9と
コイル10の間に位置する凸部7aの外周側面の中間位
置とほぼ同じ位置となるように配される。
であり、スピーカ装置の初期状態における磁石2の静止
位置を示している。この場合、磁石2は、先に述べたよ
うに、磁石2の上面と下面の略中間位置が、コイル9と
コイル10の間に位置する凸部7aの外周側面の中間位
置とほぼ同じ位置となるように配される。
【0074】この状態から、駆動電流供給手段12にオ
ーディオ信号が供給されると、駆動電流供給手段12
は、例えば所定の周期で信号のレベルをサンプリング抽
出する。
ーディオ信号が供給されると、駆動電流供給手段12
は、例えば所定の周期で信号のレベルをサンプリング抽
出する。
【0075】なお、オーディオ信号は図2と同様に例え
ば単一の周波数を有する正弦波として説明する。先ず、
駆動電流供給手段12にこのオーディオ信号が0から正
のレベルの半波長分だけ供給開始される場合は、駆動電
流供給手段12は、供給される信号のレベルを順次サン
プリング開始し、最初のサンプリングレベルが正のレベ
ルであることを検出して、隣接するコイル9及びコイル
10を選択し、コイル9及びコイル10に対し検出され
たレベルに応じた駆動電流を(b)に示す様に、これら
コイルに対し各々逆方向となる電流方向で供給すると、
コイル9の上面側に隣接する凸部7aをN極とし、コイ
ル9の下面側に隣接する凸部7a(つまりコイル10の
上面側に隣接する凸部7a)をS極とし、コイル10の
下面側に隣接する凸部7aをN極とする磁界を形成す
る。
ば単一の周波数を有する正弦波として説明する。先ず、
駆動電流供給手段12にこのオーディオ信号が0から正
のレベルの半波長分だけ供給開始される場合は、駆動電
流供給手段12は、供給される信号のレベルを順次サン
プリング開始し、最初のサンプリングレベルが正のレベ
ルであることを検出して、隣接するコイル9及びコイル
10を選択し、コイル9及びコイル10に対し検出され
たレベルに応じた駆動電流を(b)に示す様に、これら
コイルに対し各々逆方向となる電流方向で供給すると、
コイル9の上面側に隣接する凸部7aをN極とし、コイ
ル9の下面側に隣接する凸部7a(つまりコイル10の
上面側に隣接する凸部7a)をS極とし、コイル10の
下面側に隣接する凸部7aをN極とする磁界を形成す
る。
【0076】この磁界は磁石2に付与されて、磁石2の
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って上方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル9の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って上方に磁気
吸引され、磁石2のコイル10の下面側に隣接する凸部
7a側によって駆動方向に沿って上方に磁気反発され
る。その結果、磁石2はコイル9及びコイル10に供給
される駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って
上方に駆動される。
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って上方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル9の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って上方に磁気
吸引され、磁石2のコイル10の下面側に隣接する凸部
7a側によって駆動方向に沿って上方に磁気反発され
る。その結果、磁石2はコイル9及びコイル10に供給
される駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に沿って
上方に駆動される。
【0077】このようにして、磁石2は、コイル9及び
コイル10に供給される駆動電流の大きさに応じて
(c)に示す高さ位置(つまり、磁石2の下面が、コイ
ル9とコイル10の間の凸部7aの高さとほぼ同じ位
置)まで駆動される。
コイル10に供給される駆動電流の大きさに応じて
(c)に示す高さ位置(つまり、磁石2の下面が、コイ
ル9とコイル10の間の凸部7aの高さとほぼ同じ位
置)まで駆動される。
【0078】駆動電流供給手段12は、上述のようにオ
ーディオ信号のレベルを逐次検出し、磁石2を(c)に
示す高さ位置よりもさらに上方に駆動する必要があると
判断した場合に、コイル9及びコイル10の代りにコイ
ル8及びコイル9を選択し、コイル8及びコイル9に対
し検出されたレベルに応じた駆動電流をそれぞれ(d)
に示す電流方向で供給し、コイル8の上面側に隣接する
凸部7aをN極としコイル8の下面側に隣接する凸部7
a(つまりコイル9の上面側に隣接する凸部7a)をS
極とし、コイル9の下面側に隣接する凸部7aをN極と
する磁界を形成する。
ーディオ信号のレベルを逐次検出し、磁石2を(c)に
示す高さ位置よりもさらに上方に駆動する必要があると
判断した場合に、コイル9及びコイル10の代りにコイ
ル8及びコイル9を選択し、コイル8及びコイル9に対
し検出されたレベルに応じた駆動電流をそれぞれ(d)
に示す電流方向で供給し、コイル8の上面側に隣接する
凸部7aをN極としコイル8の下面側に隣接する凸部7
a(つまりコイル9の上面側に隣接する凸部7a)をS
極とし、コイル9の下面側に隣接する凸部7aをN極と
する磁界を形成する。
【0079】この磁界は磁石2に付与されて、磁石2の
上面側(S極側)がコイル8の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って上方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル8の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って上方に磁気
吸引され、磁石2の下面側(N極側)がコイル9の下面
側(S極側)に隣接する凸部7a側によって駆動方向に
沿って上方に磁気反発される。
上面側(S極側)がコイル8の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って上方に磁気吸引され、磁
石2の下面側(N極側)がコイル8の上面側に隣接する
凸部7a側によって同じく駆動方向に沿って上方に磁気
吸引され、磁石2の下面側(N極側)がコイル9の下面
側(S極側)に隣接する凸部7a側によって駆動方向に
沿って上方に磁気反発される。
【0080】その結果、磁石2はコイル8及びコイル9
に供給される駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に
沿って上方に駆動される。このようにして、磁石2は、
駆動電流供給手段12に供給される正弦波の1/4波長
分の信号に応じて駆動される。
に供給される駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向に
沿って上方に駆動される。このようにして、磁石2は、
駆動電流供給手段12に供給される正弦波の1/4波長
分の信号に応じて駆動される。
【0081】次に、駆動電流供給手段12は、オーディ
オ信号のレベルを逐次検出し、駆動中の磁石2を上方か
ら下方に駆動方向を切替えて駆動する必要があると判断
した場合に、コイル8及びコイル9に供給する駆動電流
の方向をそれぞれ逆向きに切替えてコイル8及びコイル
9に対し検出されたレベルに応じた駆動電流を(e)に
示す電流方向で供給し、コイル8の上面側に隣接する凸
部7aをN極としコイル9の上面側に隣接する凸部7a
をN極としコイル8の下面側に隣接する凸部7aをS極
とする磁界を形成する。
オ信号のレベルを逐次検出し、駆動中の磁石2を上方か
ら下方に駆動方向を切替えて駆動する必要があると判断
した場合に、コイル8及びコイル9に供給する駆動電流
の方向をそれぞれ逆向きに切替えてコイル8及びコイル
9に対し検出されたレベルに応じた駆動電流を(e)に
示す電流方向で供給し、コイル8の上面側に隣接する凸
部7aをN極としコイル9の上面側に隣接する凸部7a
をN極としコイル8の下面側に隣接する凸部7aをS極
とする磁界を形成する。
【0082】この磁界は磁石2に付与されて、磁石2の
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って下方に磁気反発され、磁
石2の上面側(S極側)がコイル8の下面側に隣接する
凸部7a側によって駆動方向に沿って下方に磁気吸引さ
れ、磁石2の下面側(N極側)がコイル9の上面側に隣
接する凸部7a側によって駆動方向に沿って下方に磁気
反発され、磁石2の下面側(N極側)がコイル9の下面
側に隣接する凸部7a側によって駆動方向に沿って下方
に磁気吸引される。その結果、磁石2はコイル8及びコ
イル9に供給される駆動電流に応じた高さ位置まで駆動
方向に沿って下方に駆動される。
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側によって駆動方向に沿って下方に磁気反発され、磁
石2の上面側(S極側)がコイル8の下面側に隣接する
凸部7a側によって駆動方向に沿って下方に磁気吸引さ
れ、磁石2の下面側(N極側)がコイル9の上面側に隣
接する凸部7a側によって駆動方向に沿って下方に磁気
反発され、磁石2の下面側(N極側)がコイル9の下面
側に隣接する凸部7a側によって駆動方向に沿って下方
に磁気吸引される。その結果、磁石2はコイル8及びコ
イル9に供給される駆動電流に応じた高さ位置まで駆動
方向に沿って下方に駆動される。
【0083】このようにして、磁石2は、コイル8及び
コイル9に供給される駆動電流の大きさに応じて(f)
に示す高さ位置(つまり、磁石2の上面が、コイル8と
コイル9の間の凸部7aの高さとほぼ同じ位置)まで駆
動される。
コイル9に供給される駆動電流の大きさに応じて(f)
に示す高さ位置(つまり、磁石2の上面が、コイル8と
コイル9の間の凸部7aの高さとほぼ同じ位置)まで駆
動される。
【0084】駆動電流供給手段12は、さらにオーディ
オ信号のレベルを逐次検出し、磁石2を(f)に示す高
さ位置よりもさらに下方に駆動する必要があると判断し
た場合に、コイル8及びコイル9の代りにコイル9及び
コイル10を選択し、コイル9及びコイル10に対し検
出されたレベルに応じた駆動電流をそれぞれ(f)に示
す電流方向で供給し、コイル9の上面側に隣接する凸部
7aをS極としコイル9の下面側に隣接する凸部7a
(つまりコイル10の上面側に隣接する凸部7a)をN
極としコイル10の下面側に隣接する凸部7aをS極と
する磁界を形成する。
オ信号のレベルを逐次検出し、磁石2を(f)に示す高
さ位置よりもさらに下方に駆動する必要があると判断し
た場合に、コイル8及びコイル9の代りにコイル9及び
コイル10を選択し、コイル9及びコイル10に対し検
出されたレベルに応じた駆動電流をそれぞれ(f)に示
す電流方向で供給し、コイル9の上面側に隣接する凸部
7aをS極としコイル9の下面側に隣接する凸部7a
(つまりコイル10の上面側に隣接する凸部7a)をN
極としコイル10の下面側に隣接する凸部7aをS極と
する磁界を形成する。
【0085】この磁界は磁石2に付与されて、磁石2の
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側(S極側)によって駆動方向に沿って下方に反発さ
れると共にコイル9の下面側に隣接する凸部7a側によ
って駆動方向に沿って下方に磁気吸引され、磁石2の下
面側(N極側)がコイル10の上面側に隣接する凸部7
a側(N極側)によって駆動方向に沿って下方に磁気吸
引されると共にコイル10の下面側に隣接する凸部7a
側(S極側)によって駆動方向に沿って下方に磁気吸引
される。
上面側(S極側)がコイル9の上面側に隣接する凸部7
a側(S極側)によって駆動方向に沿って下方に反発さ
れると共にコイル9の下面側に隣接する凸部7a側によ
って駆動方向に沿って下方に磁気吸引され、磁石2の下
面側(N極側)がコイル10の上面側に隣接する凸部7
a側(N極側)によって駆動方向に沿って下方に磁気吸
引されると共にコイル10の下面側に隣接する凸部7a
側(S極側)によって駆動方向に沿って下方に磁気吸引
される。
【0086】その結果、磁石2はコイル9及びコイル1
0に供給される駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向
に沿って下方に駆動される。(g)は、このようにして
磁石2が再び静止位置まで駆動された状態を示してい
る。
0に供給される駆動電流に応じた高さ位置まで駆動方向
に沿って下方に駆動される。(g)は、このようにして
磁石2が再び静止位置まで駆動された状態を示してい
る。
【0087】以上のようにして、磁石2は、駆動電流供
給手段12に供給される正弦波の半波長分の信号に応じ
て駆動される。
給手段12に供給される正弦波の半波長分の信号に応じ
て駆動される。
【0088】尚、ここではオーディオ信号は例えば単一
の周波数を有する正弦波とし、駆動電流供給手段12に
このオーディオ信号が0から正のレベルの半波長分だけ
供給開始される場合で説明したが、0から正のレベルの
半波長分によって磁石2を静止位置から下方に大きく振
幅し再び静止位置の戻す駆動を行う場合も、コイルと磁
石の作用によって同様に行われるので、ここでは説明を
省略する。
の周波数を有する正弦波とし、駆動電流供給手段12に
このオーディオ信号が0から正のレベルの半波長分だけ
供給開始される場合で説明したが、0から正のレベルの
半波長分によって磁石2を静止位置から下方に大きく振
幅し再び静止位置の戻す駆動を行う場合も、コイルと磁
石の作用によって同様に行われるので、ここでは説明を
省略する。
【0089】以上述べたように、駆動電流供給手段12
は、逐次検出する信号のレベルに応じて2つの隣接する
コイルを選択し、選択されたコイルに各々逆向きの駆動
電流を供給することによって磁石2に磁界を付与して磁
石2を磁気反発・吸引して駆動する。また、選択された
コイルが磁石2を駆動する範囲(高さ位置)において
は、検出する信号のサンプリングレベルに応じた駆動電
流を当該コイルに流すことにより、磁石2を当該サンプ
リングレベルに応じた振幅で駆動することができる。
は、逐次検出する信号のレベルに応じて2つの隣接する
コイルを選択し、選択されたコイルに各々逆向きの駆動
電流を供給することによって磁石2に磁界を付与して磁
石2を磁気反発・吸引して駆動する。また、選択された
コイルが磁石2を駆動する範囲(高さ位置)において
は、検出する信号のサンプリングレベルに応じた駆動電
流を当該コイルに流すことにより、磁石2を当該サンプ
リングレベルに応じた振幅で駆動することができる。
【0090】尚、上述した実施形態では、4つのコイル
8、9、10、11により複数のコイルを構成したが、
本発明はこれに限らず、複数のコイルは、2つ以上のコ
イルであれば良い。
8、9、10、11により複数のコイルを構成したが、
本発明はこれに限らず、複数のコイルは、2つ以上のコ
イルであれば良い。
【0091】また、上述した実施形態では、磁石2は、
上面側と下面側に一対の磁極を有する磁石で構成した
が、本発明は、これに限らず、高さ方向に異なる磁極を
交互に有する磁石で構成しても良い。
上面側と下面側に一対の磁極を有する磁石で構成した
が、本発明は、これに限らず、高さ方向に異なる磁極を
交互に有する磁石で構成しても良い。
【0092】その場合も、磁石の隣接する磁極間は、隣
接するコイルのピッチのおよそ1.5倍の寸法に設定さ
れるのが望ましい。
接するコイルのピッチのおよそ1.5倍の寸法に設定さ
れるのが望ましい。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、磁石が取り付けられた
振動板と、振動板を弾性支持するフレームと、磁石に磁
界を付与する磁界付与手段とを有するスピーカ装置にお
いて、磁石は一対の磁極が振動板の駆動方向に沿って配
列されるものであり、磁界付与手段はコイル軸が振動板
の駆動方向に沿うように配列されてフレームに取り付け
られる複数のコイルと、複数のコイルに選択的に駆動電
流を供給する駆動電流供給手段を含んで構成されている
ので、振動板が大振幅で振動しても各コイル及びそれら
に接続されるリード線は振動板に引っ張られることがな
く、従って、振動板の振幅に起因してコイルが断線する
ことがない。
振動板と、振動板を弾性支持するフレームと、磁石に磁
界を付与する磁界付与手段とを有するスピーカ装置にお
いて、磁石は一対の磁極が振動板の駆動方向に沿って配
列されるものであり、磁界付与手段はコイル軸が振動板
の駆動方向に沿うように配列されてフレームに取り付け
られる複数のコイルと、複数のコイルに選択的に駆動電
流を供給する駆動電流供給手段を含んで構成されている
ので、振動板が大振幅で振動しても各コイル及びそれら
に接続されるリード線は振動板に引っ張られることがな
く、従って、振動板の振幅に起因してコイルが断線する
ことがない。
【図1】本発明に好適な実施形態におけるスピーカ装置
の主要断面構造図である。
の主要断面構造図である。
【図2】駆動電流供給手段から磁気回路の各コイルに駆
動電流を供給することにより磁石が駆動方向に沿って大
きく振幅する様子を示した図である。
動電流を供給することにより磁石が駆動方向に沿って大
きく振幅する様子を示した図である。
【図3】駆動電流供給手段によって、2つの隣接するコ
イルが選択されて駆動電流を供給することにより磁石が
駆動方向に沿って大きく振幅する様子を示した図であ
る。
イルが選択されて駆動電流を供給することにより磁石が
駆動方向に沿って大きく振幅する様子を示した図であ
る。
【図4】従来のムービングコイル方式のダイナミックス
ピーカ(動電型スピーカ)の構造を示す図である。
ピーカ(動電型スピーカ)の構造を示す図である。
1・・・・振動板 2・・・・磁石 3・・・・フレーム 4・・・・エッジ 5、6・・・・ダンパ 7・・・・ヨーク 7a・・・・凸部 8、9、10、11・・・・コイル 12・・・・駆動電流供給手段 13・・・・ヒートシンク
Claims (3)
- 【請求項1】 磁石が取り付けられた振動板と、該振動
板を弾性支持するフレームと、前記磁石に磁界を付与す
る磁界付与手段とを有するスピーカ装置であって、 前記磁石は、一対の磁極が前記振動板の駆動方向に沿っ
て配列されるものであり、 前記磁界付与手段は、コイル軸が前記振動板の駆動方向
に沿うように配列されて前記フレームに取り付けられる
複数のコイルと、前記複数のコイルに選択的に駆動電流
を供給する駆動電流供給手段を含むことを特徴とするス
ピーカ装置。 - 【請求項2】 前記駆動電流供給手段は、前記複数のコ
イルのうち2つのコイルを選択し、これら2つのコイル
に互いに逆方向の駆動電流を供給することにより前記磁
石に磁界を付与して前記振動板を前記駆動方向に沿って
駆動することを特徴とする請求項1に記載のスピーカ装
置。 - 【請求項3】 前記磁界付与手段は、前記複数のコイル
を挟んで固定配置する複数の凸部を有するヨークをさら
に備え、前記複数のコイル及びヨークは、励磁型の磁気
回路を構成することを特徴とする請求項1または2に記
載のスピーカ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11025649A JP2000224694A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スピーカ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11025649A JP2000224694A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スピーカ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000224694A true JP2000224694A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=12171682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11025649A Pending JP2000224694A (ja) | 1999-02-03 | 1999-02-03 | スピーカ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000224694A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010124313A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Foster Electric Co Ltd | 電気音響変換器および電気音響変換システム |
-
1999
- 1999-02-03 JP JP11025649A patent/JP2000224694A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010124313A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Foster Electric Co Ltd | 電気音響変換器および電気音響変換システム |
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