JP2000225193A - カテーテル用閉塞具および該閉塞具を導入するための器具 - Google Patents

カテーテル用閉塞具および該閉塞具を導入するための器具

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JP2000225193A
JP2000225193A JP11030308A JP3030899A JP2000225193A JP 2000225193 A JP2000225193 A JP 2000225193A JP 11030308 A JP11030308 A JP 11030308A JP 3030899 A JP3030899 A JP 3030899A JP 2000225193 A JP2000225193 A JP 2000225193A
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catheter
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JP11030308A
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Shozo Hirota
省三 廣田
Yoshinori Hiramatsu
義規 平松
Hirosuke Sugiyama
裕亮 杉山
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Clinical Supply Co Ltd
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Clinical Supply Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カテーテルの内腔を簡便且つ効果的に閉塞さ
せるための閉塞具、および、そのような閉塞具をカテー
テル内にスムーズに導入し得る閉塞具導入器具を提供す
ること。 【解決手段】 上記課題を解決する本発明の閉塞具12
は、カテーテル内腔5cに挿入される本体部13と弾性
を有する弾性部14とを備えており、該本体部13は、
該内腔5cを塞ぐとともに該内腔5cの壁面に沿って摺
動し得る外周面を有しており、該弾性部14は、外力を
加えない状態において、その少なくとも一部分が該本体
部13の外周面よりも外方に出っ張るように形成されて
おり、カテーテル内腔5cに配置された際には、該出っ
張り部分とカテーテル内腔壁面との接触に基づいて該弾
性部14に生じる弾力によって該閉塞具12の該内腔内
における停留が実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カテーテルの内腔
を閉塞するための閉塞具および該閉塞具をカテーテル内
腔に導入するための器具に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカテーテルと呼ばれる管状医療器
具は、体腔あるいは血管、消化管等の管状組織内に挿入
し、当該挿入部位に薬液等の注入を行ったりあるいは当
該部位から液体や内容物の排出を行ったりするために使
用されている。例えば、切除不能な悪性腫瘍に抗ガン剤
等の薬液を投与する化学療法の分野において、当該悪性
腫瘍部位に局所的に薬液を供給する供給路としてカテー
テルが使用される。この場合、カテーテルは当該悪性腫
瘍の近傍(典型的には動脈内)に挿入されるとともに長
期間継続して患部へ薬液を供給するために当該挿入部位
にそのまま留置される。かかるカテーテル留置法の一具
体例を以下に説明する。先ず、大腿動脈を穿刺し、シー
ス(イントロデューサー)を挿入するとともに所望する
カテーテルを当該動脈内に挿入する。而して、X線造影
等によって当該挿入したカテーテルの位置を確認すると
ともにガイドワイヤによってカテーテル先端を目的とす
る部位まで誘導し、その状態で留置する。一方、適当な
皮下部位(例えば鼠径靱帯付近)にいわゆる薬液注入ポ
ートを形成するとともに当該薬液注入ポートと当該留置
カテーテルの一端とを接続する。このことによって、抗
ガン剤等の薬液を薬液注入ポートおよび留置したカテー
テル内腔を経由させてカテーテル先端の開口部から患部
に供給することができる。
【0003】ところで、最近、このような留置カテーテ
ルの側壁面に側孔(スリット状の開口部を含む。以下同
じ。)を形成しておき、カテーテル内腔に供給された薬
液を当該側孔から患部に放出する方法が注目されてい
る。例えば、愛知県がんセンターの研究グループが開発
した「SPA−coil法」や「GDA−coil法」
と呼ばれる方法は、側孔付きカテーテルを体内(血管
内)に留置するとともに薬液を当該側孔から患部に供給
する方法の典型例である(IVR,Vol.8,No.2,pp.61-6
6)。すなわち、図12に模式的に示すように、これら
の方法では、薬液供給の対象とする血管2(例えば肝動
脈)に血流(図中の太い矢印参照)の上流から、後述す
る理由によって先端部がテーパー状に形成されている側
孔1b付きカテーテル1を挿入し、さらにその先端1a
を当該薬液供給血管2から分岐した他の血管3(例えば
脾動脈)に通しておく。このとき、側孔1bが当該薬液
供給血管2内に配置されるようにしておく。次いで、金
属コイル4等を当該分岐血管3に挿入することによっ
て、当該分岐血管3を塞ぎつつその位置で固定すること
ができる(図12参照)。このことによって、血流を当
該分岐血管3に向かわせずに薬液供給血管2の下流方向
に一極集中することができるとともに、当該カテーテル
1をその位置に固定することができる。而して、図12
に模式的に示すように、カテーテル1内腔に供給された
薬液は、カテーテル1側壁に形成された側孔1bから血
管2内に放出されるため(図中の細い矢印参照)、血流
とともに患部に供給することができる。さらに、かかる
方法によれば、カテーテル1の先端開口部1a近くの部
分(先端部分)が薬液供給血管2内に存在しないため、
当該先端部分が血管2内で動いて血管内壁を刺激するこ
とがない。このため、かかる刺激に起因した当該血管2
内における血栓生成を高度に抑制することができる。こ
のように、側孔を薬液放出口としたカテーテルの利用
は、医療上の利点も多く有用なため、今後ますます普及
することが予想される。
【0004】ところで、周知のとおり、一般的なカテー
テルを体腔や管状組織内へ奥深く導入するには、いわゆ
るガイドワイヤによって誘導する必要がある。このた
め、カテーテルの先端は挿入時において開口している必
要がある。その一方で、図12に示すような側孔を利用
するカテーテル留置方法においては、カテーテル1内腔
に供給された薬液を側孔1bから効率よく放出させるた
め、カテーテル先端1aの開口部は留置後に塞いでおく
必要がある。このことから、上記SPA−coil法、
GDA−coil法等においては、従来、複数の専用コ
イル(以下「塞栓コイル」という。)を使用して体内に
留置したカテーテルの先端部を塞ぐ必要があった。同時
に、そのような塞栓コイルでカテーテル先端部を塞ぐた
めには、当該先端部をテーパー形状にしておく必要もあ
った。このため、例えば、SPA−coil法やGDA
−coil法に基づいて図12に示すような状態を形成
しつつ患部に薬液を供給するためには、実際には以下に
示すような手間のかかる煩雑な操作が必要であった。す
なわち、先ず、大腿動脈等を穿刺してシースを挿入し、
そこから比較的太い径(例えば0.035インチ;約
0.889mm)のガイドワイヤを挿入する。そして、
当該ガイドワイヤに沿わせて誘導用カテーテル(典型的
には外径が5.0Fr(約1.67mm)のもの)を挿
入し、目的の血管付近まで導入する。次いで、当該ガイ
ドワイヤを抜き去り、比較的細い径(例えば0.025
インチ;約0.635mm)のガイドワイヤを挿入す
る。次いで、誘導用カテーテルを取り去り、これに代え
て同サイズの側孔付きカテーテルを当該細径ガイドワイ
ヤに沿わせて挿入する。これにより、当該細径ガイドワ
イヤに誘導されて、目的の血管内に側孔付きカテーテル
を誘導・配置することができる(上述の図12参照)。
而して、別の部位(例えば他方の大腿動脈)から別のカ
テーテルを挿入し、それによって塞栓コイル(図示せ
ず)を側孔付きカテーテルのテーパー状先端部の外部に
取り付ける。このことによって、当該先端部を閉塞させ
ることができる。このように、SPA−coil法やG
DA−coil法によると、先端部がテーパー状のカテ
ーテルを用いざるを得ないため、ガイドワイヤやカテー
テルを交換する煩雑で長大な操作を必要とする。すなわ
ち、比較的太い径のガイドワイヤでないとカテーテル本
体を目的の血管近くまで導入し得ない反面、細径のガイ
ドワイヤでないと先端がテーパー形状のカテーテルを目
的の血管内に正確に導入することが困難だからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記塞
栓コイルを使用する手段によっては、上記のような煩雑
な操作を必要とするうえにコイル間にクリアランスが生
じるのを完全に防ぐことはできず、結果、開口部を完全
に閉塞することが困難であった。また、コイル自体が非
常に高価であるため、かかるコイルの使用が医療費の高
騰を招く要因にもなり得た。従って、SPA−coil
法、GDA−coil法等のカテーテル留置方法に好適
に適用し得るカテーテル内腔(典型的には先端開口部付
近)の迅速且つ簡便な閉塞手段の開発が望まれていた。
【0006】本発明は、カテーテル先端の閉塞に関する
課題を解決するものであり、その目的とするところは、
カテーテルの内腔を簡便且つ効果的に閉塞させるための
閉塞具および該閉塞具をカテーテル内にスムーズに導入
し得る閉塞具導入器具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、請求項1に記載のとおりのカテ
ーテルの内腔を閉塞するための閉塞具を提供する。すな
わち、本発明の閉塞具は、カテーテル内腔に挿入され
る、本体部と弾性を有する弾性部とを備えている。かか
る本体部は、カテーテルの内腔を塞ぐとともに当該内腔
の壁面に沿って摺動し得る外周面を有している。一方、
上記弾性部は、外力を加えない状態(即ち、解放された
状態)において、その少なくとも一部分が当該本体部の
外周面よりも外方に出っ張るように形成されている。そ
して、カテーテル内腔に挿入された際、上記出っ張り部
分とカテーテル内腔壁面との接触に基づいて当該弾性部
に生じる弾力によって、本閉塞具の当該カテーテル内腔
内における停留が実現されるように構成されている。
【0008】このように特定される本発明の閉塞具は、
上記本体部の外周面をカテーテル内腔壁面に対して摺動
させつつ当該カテーテルの内腔内を移送し得る。このこ
とによって、本発明の閉塞具はカテーテル内腔内の任意
の位置に配置され得る。このとき、上記弾性部の出っ張
り部分はカテーテル内腔壁面に接触して内方に撓むこと
となる。これにより、当該撓み(変形)に抗して元の状
態に復元しようとする弾力(復元力)が弾性部に生じ、
結果、当該弾力によって弾性部の当該撓み部分(即ち上
記出っ張り部分)はカテーテル内腔壁面に強く押し当て
られる(圧接される)こととなる。従って、その弾力に
基づく弾性部のカテーテル内腔壁面への圧接によって、
本発明の閉塞具は所望する配置位置に停留され得る。従
って、本発明の閉塞具を留置用または他の用途の種々の
カテーテルに挿入することによって、特別な熟練技術を
要することなく、当該カテーテルの内腔を所望する位置
で閉塞させることができる。
【0009】本発明の閉塞具としてより好ましいもの
は、請求項2に記載のとおりの閉塞具である。かかる本
発明の閉塞具は、上記弾性部が筋状に形成された一又は
二以上の金属片から構成されている結果、その出っ張り
部分とカテーテル内腔壁面との接触の際に強い弾力を生
じさせることができる。このため、上記停留をより高水
準に維持することができる。
【0010】また、本発明の閉塞具としてさらに好まし
いものは、請求項3に記載のとおりの閉塞具である。か
かる本発明の閉塞具では、上記本体部の少なくとも一部
にX線造影材(即ちX線を透過し難い物質。以下同
じ。)が含有されている結果、X線を用いたモニタリン
グ手段(X線画像等)によってカテーテル内の閉塞具の
位置を認識することができる。このため、閉塞具の目的
部位への挿入・配置操作をより確実に行うことができ
る。
【0011】また、本発明は、本発明の閉塞具をカテー
テル内腔に導入して所望する部位に配置するため、請求
項4に記載のとおりの閉塞具導入器具を提供する。すな
わち、本発明の閉塞具導入器具は、閉塞具導入対象であ
るカテーテルの内腔内に挿入し得るガイド管と、当該ガ
イド管に装着される上記いずれかの本発明の閉塞具と、
当該ガイド管に沿って進退可能な可動軸部材とを備えて
いる。そして、本発明の閉塞具は、上記弾性部の少なく
とも一部が当該ガイド管内に収容されることによって当
該ガイド管に装着されている。さらに、当該可動軸部材
を当該ガイド管の先端方向に進めることによって当該閉
塞具が当該ガイド管から分離されるように構成されてい
る。かかる構成の本発明の閉塞具導入器具によれば、本
発明の閉塞具本体部における上記外周面を摺動させつつ
上記ガイド管とともにカテーテルの内腔内の所望する位
置まで閉塞具を移送することができる。而して、上記可
動軸部材(典型的にはワイヤ)を操作することによっ
て、ガイド管に収容されている弾性部が押し出されると
ともに本発明の閉塞具がガイド管から分離される。この
ように、本発明の閉塞具導入器具によれば、本発明の閉
塞具をカテーテル内腔内の任意の位置に配置することが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の閉塞具および閉塞
具導入器具の好適な実施形態を図面を参照しつつ説明す
る。
【0013】先ず、第一の実施形態として、図面を参照
しつつ本発明の閉塞具および閉塞具導入器具の具体例を
説明する。なお、図1は、留置カテーテル5の内腔5c
(図3)に本発明の閉塞具12を導入するために構築さ
れた本実施形態に係る閉塞具導入器具10の主要部外観
を模式的に示す図である。図2は、本実施形態に係る閉
塞具12の外観を模式的に示す図である。また、図3
は、留置用カテーテル5に本実施形態にかかる閉塞具導
入器具10を挿入した状態を模式的に示す断面図であ
る。
【0014】本実施形態に係る閉塞具12を挿入・配置
する対象であるカテーテル5は、上記SPA−coil
法等に適用し得る血管(肝動脈等)内に留置するための
カテーテル5である。本カテーテル5は医療用に適する
合成樹脂(フッ素樹脂、ポリウレタン樹脂等)から形成
され、その外径は5.0Fr(約1.67mm)であ
る。図11に示すように、本カテーテル5は、薬液供給
の対象とする血管2(例えば肝動脈)に導入された際に
当該血管2およびそこから分岐した他の血管3(例えば
脾動脈)に固定され得る形状に成形されている。すなわ
ち、本カテーテル5の先端付近には、導入位置において
血管内壁に接触し得る屈曲部(典型的には図中に示す3
箇所P1,P2,P3)が予め形成されている。これに
より、別途固定用の金属リング4(図12参照)を用い
ることなく本カテーテル5を当該血管2,3内の所定の
位置に固定することができる。而して、図3に示すよう
に、この留置用カテーテル5には直径が2.9Fr(約
0.97mm)の内腔5cが形成されているとともに、
その側壁部分には側孔5bが設けられている。これによ
り、当該内腔5cに供給された種々の薬液を当該側孔5
bから所望する血管内に放出することができる。また、
本カテーテル5では、後述のように本発明の閉塞具12
を適用する結果、その先端部を図12に示すようなテー
パー状にする必要はない(図11参照)。なお、図3な
らびに後述する図4および図5においては、本発明の本
質的部分をより明瞭に説明するため、本カテーテル5を
まっすぐに延伸した状態(即ち屈曲部P1,P2,P3
を形成していない状態)で示している。
【0015】図1に示すように、本実施形態に係る閉塞
具導入器具10は、カテーテル5の内腔5cに挿入し得
るガイド管16と、そのガイド管16の先端に当該先端
の開口部を塞ぐようにして装着されている本実施形態に
係る閉塞具12と、当該ガイド管16の内腔16cに進
退可能に挿入された上記軸部材に相当するワイヤ18
(図3)とから構成されている。図3に示すように、こ
のガイド管16は、典型的には粘着性や摩擦抵抗性が低
く且つ可撓性に優れる合成樹脂(例えばポリエチレンや
ポリプロピレン、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PBT
(ポリブチレンテレフタレート)、シクロオレフィンポ
リマー等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、PTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、ポリ
エステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリアセタール
等の樹脂、各種エラストマー、シリコーンゴム)から形
成されるものであり、その外径は上記カテーテル5内腔
5cの口径と等しいかそれよりもやや小さく成形されて
いる(即ち3.0Frまたはそれよりやや小さい。)。
これにより、カテーテル5の内腔5cに挿入した際には
当該カテーテル5の内腔5cの壁面に沿ってその前後方
向に自在に移動(進退)させることができる。一方、こ
のガイド管16の内腔16c(直径;1.5Fr(約
0.5mm))には当該内腔の直径よりもやや小さい径
のワイヤ18が挿入されている。このワイヤ18は、後
述する閉塞具12をガイド管16から押し出すための強
度を保持している。
【0016】次に、本実施形態に係る閉塞具12につい
て説明する。図2に示すように、この閉塞具12は、本
体部13と弾性部14とから構成されている。本閉塞具
12の本体部13は、基底部13aから先端方向に緩い
テーパー状に形成された長さ8.0mmの弾丸形状の外
形を有している。ここで基底部13aは、その外径が上
記カテーテル5の内腔5cの直径(即ち3.0Fr)と
ほぼ等しく、内腔全体を塞ぐ形状に成形されている。こ
のことによって、基底部13a外周面を上記カテーテル
5の内腔壁面に対して摺動させ得るとともに、当該内腔
を塞いで薬液等の流動を遮断することができる。なお、
かかる形状の本体部13は、医療用として安全性の高い
成型材料にX線造影材を含有させた混合材料から成型さ
れている。このような成型材料としては、例えば、ポリ
エチレンやポリプロピレン、PET(ポリエチレンテレ
フタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、
PBT(ポリブチレンテレフタレート)、シクロオレフ
ィンポリマー等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、P
TFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹
脂、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリア
セタール等の樹脂、各種エラストマー、シリコーンゴ
ム、ラテックスゴム、天然ゴム、繊維、またはこれらの
複合材料、等が挙げられる。粘着性や摩擦抵抗性が低い
ものがカテーテル5内腔5c内を摺動させるのに好まし
い。あるいは、粘着性や摩擦抵抗性をより低下させ得る
ように、本体部の表面に各種のコーティングによる表面
処理を施してもよい。また、含有させるX線造影材とし
ては、例えば、金、プラチナ、タングステン、三酸化ビ
スマス、硫酸バリウム等からなる金属微粉等が挙げられ
る。かかるX線造影材を含む材料から成型された本体部
13(ここではプラチナ微粉を分散して含有するポリエ
チレン樹脂製)は、留置カテーテル5に配置した後もX
線によってその位置を確認することができる。なお、本
体部13は、上記X線造影材を分散含有して成るいわゆ
る微視的複合成型体である必要はなく、例えば、上記成
型材料から成る部分(例えば上記いずれかの合成樹脂製
の部分)と上記金属から成る部分(例えば金、プラチ
ナ、タングステンまたはこれらの合金製の部分)とが合
わされて成るいわゆる巨視的複合成型体であってもよ
い。
【0017】一方、図2に示すように、本閉塞具12の
弾性部14は、細い筋状の2本の金属片14a,14b
(直径:0.3mm、長さ:10.0mm)から構成さ
れている。なお、本実施形態においては、これら金属片
14a,14bは、ステンレス鋼から形成されている
が、これに限るものではない。高弾性を発揮し得る剛性
の高い他の材質のものも本発明の弾性部を形成する材料
として使用し得る。このような材料として、ニッケル−
チタン合金、タングステン、りん青銅、ピアノ線(炭素
分の多い鋼線)等の金属材料、あるいは、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩
化ビニル、ポリアミド、ポリスルホン、ポリカーボネー
ト、ポリアクリレート、ポリイミド、ポリアセタール等
の高剛性樹脂材料が好適に使用し得る。特にステンレス
鋼やニッケル−チタン合金が高剛性を維持しつつ種々の
形状に成型加工し得る点で好ましい。
【0018】而して、これら金属片14a,14bは、
その先端部が末広がりに外方に向けられるようにして上
記基底部13aに取付けられている。その結果、図2に
示すように、金属片14a,14bの先端部分は本体部
13の基底部13aの外縁よりも外方に出っ張ってい
る。また、これら金属片14a,14bの先端は、L字
型に折り曲げられており、より外方に向けられている。
かかる構成の結果、本弾性部14の金属片14a,14
bは、外力に対して可撓性を有している。すなわち、外
方から(即ち本体部13の基底部13a外縁を含む外周
面より外側から)の力が金属片14a,14bに加えら
れた場合、当該金属片14a,14bは内方に窄まる格
好で撓み得る。同時に、金属片14a,14b自体には
弾力(復元力)が発生することとなる。
【0019】而して、かかる弾力を発揮し得る本閉塞具
12は、上記ガイド管16の先端に装着される。すなわ
ち、図3に示すように、ガイド管16の内腔16c内に
弾性部14(金属片14a,14b)をその出っ張り部
分(先端部分)を窄めて収容するとともにガイド管16
先端に本体部13を配置する。このとき、上記窄められ
た金属片14a,14bには、上述のとおり、弾力が発
生している。従って、金属片14a,14bの先端部は
ガイド管16の内腔16c壁面に強く押し当てられて
(圧接されて)おり、それによって、ガイド管16の当
該部位に本閉塞具12を停留させることができる。
【0020】以下、図面を参照しつつ本閉塞具導入器具
10を用いて上記カテーテル5内に閉塞具12を導入・
配置する手順を説明する。なお、図4および図5は、閉
塞具12を導入・配置する手順の一態様を模式的に示す
説明図である。上述の図11に示すように、本発明の閉
塞具12を導入する留置用カテーテル5は、実際には、
種々の方法によって薬液を供給する対象の血管2(肝動
脈等)内に挿入され、所望する位置に固定されている。
典型的には、血管造影によって位置を確認しつつ、以下
のようにして目的の血管2内に挿入される。すなわち、
先ず、大腿動脈等を穿刺してシースを挿入し、そこから
比較的太い径(例えば0.035インチ;約0.889
mm)のガイドワイヤを挿入する。そして、当該ガイド
ワイヤに沿わせて本カテーテル5を挿入し、目的の血管
内に誘導・配置することができる(図11)。このと
き、側孔5bが当該薬液供給血管2内に配置されるとと
もに先端部が当該薬液供給血管2から分岐する血管3に
入り込ませておく。而して、上述のとおり、本カテーテ
ル5は、上記屈曲部P1,P2,P3が血管内壁に接す
ることによって、その位置で固定される。このように、
本発明の閉塞具12の使用を意図する場合には、上記従
来の技術の欄で説明したような複数のガイドワイヤや別
のカテーテルを使用する必要がなく(即ちテーパー状先
端部のカテーテルである必要がなく)、カテーテル5の
導入操作自体を簡略化および迅速化することができる。
例えば、肝動脈にかかる薬剤供給用カテーテル5を導入
する場合、上記従来の技術の欄で説明した導入操作を行
う場合に比べて、導入操作自体を概ね1時間短縮するこ
とができる。なお、本発明の閉塞具12は上記のような
屈曲部を有するカテーテル5のみに適用されるものでは
なく、通常のカテーテル(例えば図12に示すような金
属コイル4等を分岐血管3に別途挿入することによっ
て、当該分岐血管3を塞ぎつつ当該コイルによってその
位置で固定されるタイプのもの)にも好適に利用され得
ることはいうまでもない。
【0021】而して、図3に示すように、先端部に閉塞
具12を装着した状態のガイド管16を留置カテーテル
5の一端から内腔5cに挿入する。そして、閉塞具12
本体部13の外周面(ここでは基底部13aの外縁辺
り)を摺動させつつ所望する部位(即ち側孔5b形成部
分と開口先端部5aとの間)に閉塞具12が至るまでガ
イド管16を進入させる。このとき、上述のとおり、閉
塞具12の本体部13にはX線造影材が含有されている
ため、X線による画像によって閉塞具12の位置を外部
から認識することができる。従って、閉塞具12を確実
に所望する部位まで移送することができる。また、この
ように閉塞具12の弾性部14をガイド管16に収容し
た状態でカテーテル5の内腔5cに導入する結果、カテ
ーテル5の側孔5bに弾性部14の一部(典型的には金
属片14a,14bの先端)が陥入したり或いは当該側
孔からカテーテルの外へ逸脱したりするといった不都合
を回避することもできる。
【0022】次いで、図4に示すように、ワイヤ18を
操作することによって、閉塞具12をカテーテル5内腔
5cに押し出し配置する。すなわち、ガイド管16の内
腔16cに挿入されているワイヤ18を強く押し込むこ
とによって、閉塞具12の弾性部14をガイド管16内
腔16cから押し出し、ガイド管16と閉塞具12を分
離し、その位置に閉塞具12を配置する。次いで、不要
となったガイド管16をカテーテル5から引き抜く。こ
の状態において、弾性部14を構成する金属片14a,
14bの出っ張り部分(先端部分)は、ガイド管16の
内腔壁面からカテーテル5の内腔壁面へと対象が異なっ
ただけで依然上記窄められた状態は維持されており、金
属片14a,14bには弾力が発生している。その結
果、金属片14a,14bの先端部はカテーテル5の内
腔壁面に強く押し当てられて(圧接されて)おり、その
反発力によって、カテーテル5の当該部位に本閉塞具1
2を停留させることが実現される(図5参照)。而し
て、上述のとおり、本閉塞具12の本体部13(基底部
13a)によって、カテーテル5の内腔5cを塞ぎ、当
該内腔5cに供給された薬液等がカテーテルの開口先端
部5aに向かうのを阻止することができる。これによっ
て、内腔5cに供給された薬液等を、すべて上記側孔5
bから血管内に放出することが可能となる(図11参
照)。このように、本実施形態に係る閉塞具12および
閉塞具導入器具10によれば、煩雑な操作や熟練した技
能を要することなくカテーテル5内腔5cの所望する部
位を塞ぐことができる。
【0023】以上、本発明の閉塞具および閉塞具導入器
具の好適な一実施形態を説明したが、本発明によって提
供される閉塞具を上記形態のものに限定することを意図
したものではない。以下に、上記実施形態の閉塞具12
と同様に上記カテーテル5の内腔5cを閉塞し得る本発
明の閉塞具として好適な他の形態を図面を参照しつつ説
明する。図6に示す閉塞具22は、上記第一の実施形態
における本体部13と同様の形状の本体部23を有し、
その基底部23aには上記金属片14a,14bと同形
状の4本の金属片24a,24b,24c,24d(典
型的にはステンレス製)から構成された弾性部24が備
えられている。図示されるように、これら金属片24
a,24b,24c,24dの先端は外方(四方)に向
けてそれぞれL字型に折り曲げられるとともに基底部2
3a外縁を含む外周面よりも外方に放射状に出っ張るよ
うに形成されている。これにより、上記実施形態の金属
片14a,14bと同様、カテーテル5の内腔5cに挿
入された際には当該金属片24a,24b,24c,2
4dは内方に窄まる格好で撓み、弾力(復元力)が発生
する。そして、かかる金属片24a,24b,24c,
24dが上記第一の実施形態の2倍の4本備えられてい
るため、閉塞具22を停留する能力を上記のものよりも
高くすることができる。
【0024】あるいは、他の形態として図7に示すよう
な閉塞具32も上記課題を解決する本発明の閉塞具とし
て好ましい。すなわち、図7に示す閉塞具32は、上記
第一の実施形態における本体部13と同様の形状の本体
部33を有し、その基底部33aには4本の金属片34
a,34b,34c,34d(典型的にはステンレス
製)から構成された弾性部34が備えられている。図示
されるように、本弾性部34を構成する筋状の金属片3
4a,34b,34c,34dは、比較的短い2本の金
属片34a,34b(ここでは約5mm)と、比較的長
い2本の金属片34c,34d(ここでは約10mm)
とから構成されており、これらの先端部分が基底部33
a外縁を含む外周面よりも外方に放射状に出っ張るよう
に形成されている。このように弾性部34を構成するこ
とによって、金属片34a,34b,34c,34dと
カテーテル5の内腔壁面との接触位置をカテーテル長軸
方向に対して異なる複数の区域(ここでは基底部33a
から比較的近い区域とそれよりも遠い区域の二つの区
域)に設けることができる。これにより、閉塞具33の
カテーテル内腔5c内での停留状態をより安定して維持
することができる。
【0025】また、他の形態として図8に示すような閉
塞具42も上記課題を解決する本発明の閉塞具として好
ましい。すなわち、図8に示す閉塞具42は、上記第一
の実施形態における本体部13と同様の形状の本体部4
3を有し、その基底部43aには2本の金属片44a,
44b(典型的にはステンレス製)から構成された弾性
部44が備えられている。図示されるように、これら金
属片44a,44bは、基底部43a外縁を含む外周面
よりも外方に向けて湾曲し且つ放射状に出っ張るように
形成されている。このように弾性部44を構成した結
果、金属片44a,44bをカテーテル5の内腔5cに
挿入した際には、上記第一の実施形態の金属片14a,
14bと同様に当該金属片44a,44bは内方に窄ま
る格好で撓み、弾力(復元力)が発生する。このとき、
本形態の金属片44a,44bでは、上記湾曲が形成さ
れている結果、発生弾力(反発力)は上記第一の実施形
態の金属片14a,14bよりも強くなる。これによ
り、閉塞具43のカテーテル内腔5c内での停留状態を
より高度に維持することができる。
【0026】また、他の形態として図9に示すような閉
塞具52も上記課題を解決する本発明の閉塞具として好
ましい。すなわち、図9に示す閉塞具52は、上記第一
の実施形態における本体部13と同様の形状の本体部5
3を有し、その基底部53aには1本の筋状金属片54
a(典型的にはステンレス製)から構成された弾性部5
4が備えられている。図示されるように、この金属片5
4aは一繋がりの多重ループが形成されるような螺旋を
形成しており、各ループの径は本閉塞具52を挿入する
カテーテル5内腔5c(即ち基底部53aの直径)より
もやや広くなっている。すなわち、当該ループ構成部分
が上記出っ張り部分に相当する。このように弾性部54
を構成した結果、本閉塞具52をカテーテル5の内腔5
cに挿入した際には、螺旋状金属片54aは各ループが
内方に縮まる格好で撓み、弾力(復元力)が発生する。
このとき、本形態のごとき螺旋状金属片54aでは、そ
のループ構成部分の全域がカテーテル5の内腔壁面と接
触することとなる。従って、上記他の実施形態のものよ
りも金属片とカテーテル内腔壁面との接触面積が増大す
る結果、摩擦抵抗力が増大することで閉塞具53のカテ
ーテル内腔5c内での停留状態をより高度に維持するこ
とができる。
【0027】以上、本発明の閉塞具として好ましいいく
つかの具体例を説明したが、これら各形状の金属片の表
面に摩擦抵抗の大きい樹脂を被覆してもよい。このこと
によって、当該金属片のカテーテル内腔壁面との接触時
における滑りを抑制し、カテーテル内腔内での停留状態
をより安定化することができる。かかる樹脂としては、
ポリウレタン、ラテックス、シリコンゴム等が使用し得
る。
【0028】また、本発明の閉塞具導入器具について
も、上記第一の実施形態に限定されるものではない。例
えば、図10に示す構成の閉塞具導入器具60も本発明
の閉塞具導入器具として好ましい。すなわち、図10に
示すように、本実施形態に係る閉塞具導入器具60を構
成する閉塞具62は、上記図8に示す閉塞具42と同様
の本体部63を有するとともに、その基底部63aには
図8に示すものと同様の湾曲が形成された2本の金属片
64a,64bからなる弾性部64が備えられている。
さらにこれら金属片64a,64bの先端部分は相互に
平行となるように後方に延伸している。一方、本実施形
態に係る閉塞具導入器具60を構成するガイド管66の
内腔壁面の一部には、上記金属片64a,64bの先端
延伸部分を収納し得るサイズの凹部66aが環状に形成
されている。而して、図10に示すように、このガイド
管66の開口先端部に上記閉塞具62を装着した際に
は、上記金属片64a,64b先端延伸部分が弾力を発
生しつつ当該凹部66aに収容される。これにより、本
閉塞具62におけるガイド管66先端部装着状態をより
安定化することができる。なお、かかる場合において
も、上記第一の実施形態と同様、ガイド管66内腔に挿
入されたワイヤ68によって、閉塞具をカテーテル5の
内腔5c内に押し出すことができる。なお、上記実施形
態においては、ワイヤ18,68は、ガイド管16,6
6の内腔に収容されているが、本発明においてはワイヤ
18,68等の可動軸部材は、ガイド管16,66に沿
って進退可能に備えられておればよく、この装着形態に
限定されない。例えば、ガイド管の外壁部分(外側)に
別途移動溝を設けておき、そこに上記ワイヤ18,68
等の可動軸部材をガイド管前後方向に進退可能に装着し
てもよい。
【0029】以上、本発明の閉塞具および閉塞具導入器
具の好適な実施形態を血管内留置カテーテル5に適用す
る場合について説明したが、本発明は、そのような留置
用カテーテルのみに適用範囲が限定されるものではな
く、種々の用途や形状(例えば先端がテーパー状や段階
的に縮径しているもの)のカテーテルに適用され得る。
例えば、上述の各実施形態の閉塞具は、血管造影剤を側
孔(サイドホール)から放出する用途に用いられるカテ
ーテル(いわゆるサイドホール付きピッグテール形状カ
テーテル等)の内腔の閉塞にも使用し得る。例えば、複
数のサイドホール付きピッグテール形状カテーテルを、
血管造影のために心室内にその先端部を挿入した状態で
使用する場合において、当該先端部の開口部を塞ぐ用途
に本発明の閉塞具を使用し得る。かかる用途に本発明の
閉塞具を使用することによって、従来の閉塞手段では実
現し得なかった当該カテーテル先端開口部から心室への
血管造影剤の大量放出を防止することができる。従っ
て、本発明の閉塞具の使用によって、上記複数のサイド
ホールからの造影剤放出を最適化する(即ち良好な画像
が得られる)ことを可能とし、併せて、心室への血管造
影剤の大量放出に起因するPVC(心室性期外収縮)を
未然に防ぐことができる。
【0030】あるいは、大腿動脈から挿入した上記ピッ
グテール形状カテーテルから血管造影剤を供給して大動
脈等の血管造影を行う場合にも本発明の閉塞具を効果的
に使用することができる。すなわち、かかる挿入によれ
ば、当該カテーテルの先端開口部は上部(即ち大動脈弓
側)を向くため、下部(即ち総腸骨動脈)の造影は困難
であった。しかるに、かかる挿入のカテーテルの先端開
口部を本発明の閉塞具で閉塞することで、当該下部方向
に形成されたサイドホールから造影剤を効果的に放出す
ることが実現される。このことによって、総腸骨動脈付
近の良好な画像を得ることができる。
【0031】あるいは、いわゆるバルーン付きカテーテ
ル(サイドホール有り)の先端開口部の閉塞にも本発明
の閉塞具を効果的に使用することができる。すなわち、
ガイドワイヤによって当該バルーン付きカテーテルを目
的の部位に挿入し、当該部位の血流をバルーンによって
遮断する。しかる後に、本発明の閉塞具(閉塞具導入器
具)によって当該カテーテルの先端開口部を完全に閉塞
させる。このことによって、薬液をサイドホールからも
れなく注入することが実現される。また、本発明の閉塞
具によれば、カテーテルを体腔内に挿入した後に当該カ
テーテルの先端開口部を完全に且つ簡便に塞ぐことがで
きる。このため、本発明の閉塞具を使用することによっ
て、カテーテルの側孔(サイドホール)に着目した新た
な治療法を創出することができる。また、カテーテルの
形状自体を従来のものよりも改善することもできる。例
えば、本発明の閉塞具を利用すれば、カテーテル挿入後
に一つの内腔(メインルーメン)から側孔を介して薬液
を患部に注入することができるため、別途薬剤注入用内
腔(サブルーメン)を配備することを要しない。このた
め、例えば、バルーン付きカテーテルの細径化を図るこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、カテーテルの内腔を簡
便且つ効果的に閉塞させるための閉塞具、および、その
ような閉塞具をカテーテル内にスムーズに導入し得る閉
塞具導入器具を提供することができる。すなわち、本発
明の閉塞具導入器具によれば、カテーテルの内腔の所望
する部位に閉塞具を導入・移送し、その位置に配置する
ことができる。そして、本発明の閉塞具は、上記弾性部
によって当該配置位置に停留し得るとともに、上記本体
部によってカテーテル内腔を塞ぐことができる。従っ
て、本発明の閉塞具によれば、簡便且つ効果的にカテー
テル内腔内に供給された薬液等の流路をその停留位置で
遮断することができる。また、本発明の閉塞具を使用す
ることによって、カテーテルの導入操作自体を簡略化お
よび迅速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る本発明の閉塞具導入器具の要
部を模式的に示す側面図である。
【図2】一実施形態に係る本発明の閉塞具の構成を模式
的に示す斜視図である。
【図3】一実施形態に係る本発明の閉塞具導入器具をカ
テーテルに挿入した状態を模式的に示す断面図である。
【図4】一実施形態に係る本発明の閉塞具導入器具の使
用例を模式的に示す断面図である。
【図5】一実施形態に係る本発明の閉塞具導入器具の使
用例を模式的に示す断面図である。
【図6】一実施形態に係る本発明の閉塞具の構成を模式
的に示す斜視図である。
【図7】一実施形態に係る本発明の閉塞具の構成を模式
的に示す斜視図である。
【図8】一実施形態に係る本発明の閉塞具の構成を模式
的に示す斜視図である。
【図9】一実施形態に係る本発明の閉塞具の構成を模式
的に示す斜視図である。
【図10】一実施形態に係る本発明の閉塞具導入器具の
要部を模式的に示す断面図である。
【図11】一実施形態に係る本発明の閉塞具が使用され
た場合のカテーテルの血管内留置の一例を模式的に示す
説明図である。
【図12】従来のカテーテルの血管内留置の一例を模式
的に示す説明図である。
【符号の説明】
1,5 カテーテル 10,60 閉塞具導入器具 12,22,32,42,52,62 閉塞具 13,23,33,43,53,63 本体部 14,24,34,44,54,64 弾性部 14a,14b,24a,24b,24c,24d,3
4a,34b,34c,34d,44a,44b,54
a,64a,64b 金属片 16,66 ガイド管 18,68 ワイヤ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテルの内腔を閉塞するための閉塞
    具であって、 カテーテル内腔に挿入される本体部と弾性を有する弾性
    部とを備えており、 該本体部は、該内腔を塞ぐとともに該内腔の壁面に沿っ
    て摺動し得る外周面を有しており、 該弾性部は、外力を加えない状態において、その少なく
    とも一部分が該本体部の外周面よりも外方に出っ張るよ
    うに形成されており、 カテーテル内腔に配置された際には、該出っ張り部分と
    カテーテル内腔壁面との接触に基づいて該弾性部に生じ
    る弾力によって該閉塞具の該内腔内における停留が実現
    される、カテーテルの閉塞具。
  2. 【請求項2】 前記弾性部は筋状に形成された一又は二
    以上の金属片から構成されている、請求項1に記載の閉
    塞具。
  3. 【請求項3】 前記本体部はX線造影材を含有する、請
    求項1または2に記載の閉塞具。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の閉塞
    具をカテーテルの内腔内に導入する器具であって、 該カテーテルの内腔内に挿入し得るガイド管と、該ガイ
    ド管に装着される請求項1から3のいずれかに記載の閉
    塞具と、該ガイド管に沿って進退可能な可動軸部材とを
    備えており、 ここで、請求項1から3のいずれかに記載の閉塞具は、
    該閉塞具の前記弾性部の少なくとも一部が該ガイド管内
    に収容されることによって該ガイド管に装着されてお
    り、 該可動軸部材を該ガイド管の先端方向に進めることによ
    って該閉塞具が該ガイド管から分離されるように構成さ
    れている、閉塞具導入器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005152145A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Terumo Corp 血管造影用カテーテル
JP2012505060A (ja) * 2008-10-13 2012-03-01 タイコ ヘルスケア グループ リミテッド パートナーシップ カテーテルシャフトを操作するデバイスおよび方法

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