JP2000226065A - 梱包材料 - Google Patents

梱包材料

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JP2000226065A
JP2000226065A JP11027458A JP2745899A JP2000226065A JP 2000226065 A JP2000226065 A JP 2000226065A JP 11027458 A JP11027458 A JP 11027458A JP 2745899 A JP2745899 A JP 2745899A JP 2000226065 A JP2000226065 A JP 2000226065A
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JP
Japan
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water
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surfactant
packing material
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JP11027458A
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English (en)
Inventor
Shigeyoshi Ito
茂嘉 伊藤
Tetsuo Omori
哲夫 大森
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Nippon Electric Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Electric Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガラス製品等を輸送する際に、梱包材料に含
まれる有機物質が揮発したり、製品が梱包材料に接触し
ても、製品表面に有機物質が付着することのない梱包材
料を提供することを目的とする。 【構成】 材料表面の一部又は全部に、水溶性保護膜が
形成されてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種製品を輸送する際
に使用する梱包材料に関するものであり、特に高い表面
品位が要求されるガラス製品を梱包し、輸送するのに適
した梱包材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりガラス製品やその他一般の製品
を輸送する際の梱包材料として、ダンボール紙等の合
紙、梱包紙、発泡性スチロール樹脂等が広く使用されて
いる。
【0003】これらの梱包材料には、その製造時に使用
される可塑剤や接着剤、溶剤といった種々の有機物質が
含まれているが、このような有機物質は、梱包材料内に
被梱包体である製品を収納した後で揮発し、製品表面に
付着することがある。また輸送時の振動や梱包状態によ
って製品が梱包材料に接触し、製品表面に有機物質が付
着することもある。
【0004】こうして製品表面に付着した有機物質は、
製品の汚染物質となり、例えば板ガラス、瓶ガラス、管
ガラス、電子部品用ガラス等の各種ガラス製品に、この
ような汚染物質が付着すると製品欠陥となりやすい。
【0005】特に陰極線管用ガラスやフラットパネルデ
ィスプレイ用ガラス基板のように高い表面品位が要求さ
れたり、後工程で各種の表面処理が施されるようなガラ
ス製品の場合には、わずかな汚れも許されないため、輸
送後に製品表面を洗浄することにより汚染物質を完全に
洗浄除去する必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
汚染物質の多くは有機の極性物質であるため、製品表面
に強固に吸着しやすく、特に製品がガラス、金属等の無
機物質である場合には、非常に強固に吸着する。
【0007】そのためこの汚染物質を洗浄除去するに
は、腐食性を有する酸やアルカリ、あるいは有機溶剤、
フロン等の洗浄剤が必要となるが、このような洗浄処理
は、高価な設備や手間を要するだけでなく、洗浄後の廃
液による水や土壌の汚染や、オゾン層の破壊等、環境へ
の影響が問題視されているため、高度な排水処理設備を
必要としたり、その使用に数多くの規制への準拠を求め
られる。
【0008】また近年では、この種の汚染物質の洗浄剤
として、生分解性が高く、環境に影響の少ないとされる
界面活性剤が開発され、工業的にも使用されているが、
やはり洗浄設備に多くの費用が必要となる。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あり、ガラス製品等を輸送する際に、梱包材料に含まれ
る有機物質が揮発したり、製品が梱包材料に接触して
も、製品表面に有機物質が付着することのない梱包材料
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の梱包材料は、材
料表面の一部又は全部に、水溶性保護膜が形成されてな
ることを特徴とする。
【0011】また本発明は、水溶性保護膜が、界面活性
剤からなることを特徴とし、さらに材料が、ダンボール
紙、梱包紙、発泡性スチロール樹脂のいずれかであるこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の梱包材料は、その表面に保護膜が形成
されてなり、梱包材料に含まれる有機物質が揮発した
り、製品が有機物質に直接接触するのを防止できるた
め、製品表面に有機物質が付着することがない。
【0013】また、この保護膜は、水溶性であるため、
仮に製品の表面に保護膜材料が付着しても、製品を水洗
いすることによって容易に除去することが可能である。
【0014】梱包材料に保護膜を形成する場合、必ずし
も梱包材料の全部に保護膜を形成する必要はなく、例え
ば梱包材料の内部のみに形成したり、製品と接触する部
分のみに形成しても良い。
【0015】本発明における水溶性保護膜の材料は、特
に限定されないが、特に界面活性剤を使用することが望
ましい。その理由は、次のとおりである。
【0016】まず界面活性剤からなる膜は、水溶性を発
現する親水基と、汚染物質である有機物質に対して親和
性の高い疎水基を兼ね備えており、またこれらが積層化
した多重構造を有しているため、有機物質が界面活性剤
にミセル化して保持され(汚染物質が疎水基の集まった
中心部に取り込まれ)、保護膜の表面に現れることがな
い。
【0017】また結露等により保護膜の表面に水分が付
着しても、界面活性剤からなる膜は、一旦膨潤するが、
その後で乾燥し、再構築されるため、防汚膜として機能
が損なわれることがない。
【0018】さらに界面活性剤からなる膜は、透明で欠
損部のない均一な膜となり、しかも製品を浸食すること
もなく、揮発性が非常に低い上に、有害性が低いため、
人体への影響も非常に低く、取り扱いが容易である。
【0019】また界面活性剤からなる膜は、水溶性が非
常に高く、これが製品に付着しても、水洗い、特に30
℃以上の温水を使用して水洗いすれば、極めて容易に除
去でき、しかも界面活性剤成分は、化学的に非常に安定
であるため、これが輸送中に製品に付着しても、製品の
特性を劣化させることはない。
【0020】このような界面活性剤としては、陰イオン
性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、あるいはそれら
の混合物のいずれを用いることができる。陰イオン性界
面活性剤としては、アルキルスルホン酸ナトリウム、ア
ルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルポリオ
キシエチレンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレ
ンアルキルスルホン酸エステルナトリウム、ジアルキル
スルホコハク酸ナトリウムからなる群より選択された1
種又は2種以上が使用でき、また非イオン性界面活性剤
としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステルエーテルからなる群より選
択された1種又は2種以上が使用できるが、これらの陰
イオン性・非イオン性界面活性剤の内、疎水性基に直鎖
アルキル基を有するものは、その生分解性が高いことに
より環境への影響が少なく、その排水処理が容易である
ため特に好ましい。
【0021】さらに界面活性剤からなる保護膜には、そ
の表面被覆性と、膜強度を増加させる目的で、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシルア
ルキルセルロース等の水溶性樹脂を少量添加しても良
い。
【0022】この梱包材料に界面活性剤からなる保護膜
を形成する場合、界面活性剤を水及び/又は揮発性有機
溶剤に溶解させた溶液を梱包材料の全部又は一部に塗布
すれば良い。塗布方法としては、スプレー法、刷毛塗り
法等の公知の方法が採られる。
【0023】揮発性有機溶剤としては、低級アルコー
ル、アセトン等の極性溶媒、特にエタノール、2−プロ
パノールが安全性の点から適している。特にエタノール
及び/又は2−プロパノール10〜60重量%を含む揮
発性有機溶剤と水との混合溶媒を使用すると、乾燥時の
溶媒の揮発性が高く、塗布基体に迅速に均一な膜を形成
でき、しかも梱包材料を膨潤させにくいため好ましい。
【0024】溶液中の界面活性剤成分の濃度は、1〜2
0重量%が好ましい。すなわち濃度が1重量%より低く
なると、梱包材料の表面に均一な膜を形成することが困
難となり、20重量%より高くなると、粘度が大きくな
るため、膜を塗布した後の乾燥に時間がかかり、生産効
率が低下するからである。
【0025】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明
する。
【0026】(実施例1)まずダンボール紙をφ80m
mの円形に切り出した。また界面活性剤として、非イオ
ン性界面活性剤であるポリオキシエチレンラウリルエー
テル3重量部を、水:エタノール=70:30の混合溶
媒中に溶解させ、溶液100重量部とした(界面活性剤
濃度:3重量%)。次に、この溶液をダンボール紙にス
プレー塗布して一様に塗らした後、ドライヤーで乾燥さ
せることによって、ダンボール紙の表面に水溶性保護膜
を形成した。
【0027】(実施例2)界面活性剤として、陰イオン
性界面活性剤であるポリオキシエチレンアルキルスルホ
ン酸エステルナトリウム(アルキル基:炭素数16、1
8の直鎖アルキル基)を使用した以外は、全て実施例1
と同様の方法でダンボール紙の表面に水溶性保護膜を形
成した。
【0028】こうして作製した実施例1、2のダンボー
ル紙上にガラス片を載置した場合の汚れ試験を行った。
尚、参考のため、未処理のダンボール紙を使用した場合
についても試験を行った。
【0029】この汚れ試験では、まずダンボール紙を、
φ90mmの洗浄なガラスシャーレ内に敷いた後、ダン
ボール紙上に40×40mmの大きさに切り出した陰極
線管用ファンネルガラスを、内面を下にして載置した。
尚、ファンネルガラス片は、予め1%HFで洗浄した
後、さらに流水で10秒間洗浄することによって表面を
清浄にしてからドライヤーで乾燥させておいた。
【0030】次に上記の試料を、雰囲気温度80℃、湿
度100%の条件下に10時間保持し、ガラス片を取り
出してから、40℃の流水で30秒間(3リットル/
分)水洗いし、ドライヤーで乾燥した後、各ファンネル
ガラス片の内面に対し、水滴を垂らし、その水接触角を
測定し、その結果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】表1から、実施例1、2の条件で処理した
ガラス片は、未処理のダンボールを使用したガラス片に
比べて、水接触角が大幅に小さいため、汚染の度合いが
小さいことが理解できる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明の梱包材料は、表面
に保護膜が形成されてなるため、各種製品を梱包して輸
送する際、梱包材料に含まれる有機物質が揮発したり、
製品が接触しても、有機物質が製品に付着するのを防止
することができる。また保護膜が水溶性であるため、仮
に保護膜材料が梱包材料に付着しても、水洗いによって
容易に除去することができる。
【0034】従って本発明の梱包材料は、特に高い表面
品位が要求される陰極線管用ガラスやフラットディスプ
レイパネル用ガラス基板を梱包するのに好適である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 材料表面の一部又は全部に、水溶性保護
    膜が形成されてなることを特徴とする梱包材料。
  2. 【請求項2】 水溶性保護膜が、界面活性剤からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の梱包材料。
  3. 【請求項3】 材料が、ダンボール紙、梱包紙、発泡性
    スチロール樹脂のいずれかであることを特徴とする請求
    項1、2記載の梱包材料。
JP11027458A 1999-02-04 1999-02-04 梱包材料 Pending JP2000226065A (ja)

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