JP2000226493A - 繊維強化樹脂組成物および成形品 - Google Patents
繊維強化樹脂組成物および成形品Info
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Abstract
磁波シールド性および薄肉難燃性が改良された繊維強化
樹脂組成物およびその成形品取得を課題とする。 【解決手段】スチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル
系樹脂から選ばれた1種以上の熱可塑性樹脂(A)9
9.5〜70重量%と液晶性樹脂(B)0.5〜30重
量%とからなる樹脂組成物100重量部および炭素繊維
5〜300重量部からなる繊維強化樹脂組成物であって
該組成物中の炭素繊維の重量平均繊維長が0.15mm
以上である繊維強化樹脂組成物。
Description
性、表面外観、低バリ性、そり変形性、電磁シールド性
および薄肉難燃性に優れた繊維強化樹脂組成物およびそ
の成形品に関するものである。
ト、ポリフェニレンエーテルなどの熱可塑性樹脂は、そ
の優れた諸特性を生かし、射出成形材料として機械機構
部品、電気電子部品、自動車部品などの幅広い分野に利
用されつつある。一方、成形品への要求が技術の進歩と
共に高くなり、より複雑形状のものが要求され、そのた
め流動性向上が望まれるようになってきた。
学異方性の液晶性ポリマーが優れた流動性と機械的性質
を有する点で注目され、熱可塑性樹脂の流動性および機
械特性を向上させるために数々のアロイ化技術が検討さ
れている。末端基濃度を規定したポリカーボネートとの
アロイの例として特開平6−200129号公報があ
る。また、熱可塑性樹脂とのアロイが数々検討されてお
り、例えばPOLYMER ENGINEERING AND SCIENCE,1991,Vo
l.31,No.6やJournal of applied Polymer Science,Vol.
62,(1996)などがある。
00129号公報のようにポリカーボネートの末端基を
制御したものを用いても確かに流動性は若干向上するも
のの、衝撃強度が改良されず、単純にブレンドしただけ
では、そり変形性、電磁波シールド性が改良されない。
また、上記文献記載の液晶ポリエステルを用いて単純に
ブレンド検討を行った場合、上記公報と同様の結果が得
られ、耐衝撃性、そり性等が改良されない。また、相溶
性を上げすぎた場合、熱可塑性樹脂と反応が起こるため
と推察されるが、衝撃性の低下は抑制されるものの、熱
可塑性樹脂と混ざりすぎ流動性向上効果が発現しない、
あるいは成形時の残留応力による変形等がかえっておこ
ることがわかった。
布が広すぎるため、得られる成形品の表面外観等を始め
とする成形品特性のばらつきや良品を得るために狭い成
形条件で成形しなければならず、また、流動性が悪いた
めにオーバーパック気味で成形を行うために成形時のそ
りやバリなどの発生しやすくなる。そのため、得られた
成形品のバリ取りなど2次加工が必要となり、筐体(ハ
ウジング)などの薄肉で大型の成形品用途では使用が限
定されてしまう。
来の熱可塑性樹脂の加工温度で加工可能であり、かつ熱
可塑性樹脂本来の特性を損なうことなく、高流動かつ新
規に耐衝撃性、表面外観、低バリ性、電磁シールド性お
よび薄肉難燃性に優れた繊維強化樹脂組成物およびその
成形品の取得を課題とする。
解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。すな
わち、本発明は(1)スチレン系樹脂、ポリフェニレン
エーテル系樹脂から選ばれた1種以上の熱可塑性樹脂
(A)99.5〜70重量%と液晶性樹脂(B)0.5
〜30重量%とからなる樹脂組成物100重量部および
炭素繊維5〜300重量部からなる繊維強化樹脂組成物
であって該組成物中の炭素繊維の重量平均繊維長が0.
15mm以上である繊維強化樹脂組成物、(2)該繊維
強化樹脂組成物において繊維長0.10mm以下のもの
が15重量%未満である上記(1)記載の繊維強化樹脂
組成物、(3)液晶性樹脂(B)がエチレンジオキシ単
位を含有する上記(1)または(2)記載の繊維強化樹
脂組成物、(4)液晶性樹脂(B)が下記構造単位
(I)、(II)、(III)および(IV)からなる液晶ポリエステル
である上記(1)〜(3)のいずれか記載の繊維強化樹
脂組成物、
式中Xは水素原子または塩素原子を示す。)(5)構造
単位(I) および(II)の合計が構造単位(I) 、(II)および
(III) の合計に対して30〜95モル%、構造単位(II
I) が構造単位(I) 、(II)および(III)の合計に対して7
0〜5モル%であり、構造単位(I) と(II)のモル比
[(I)/(II)]が75/25〜95/5であり、構造単位
(IV)と構造単位(II)および(III) の合計とが実質的に等
モルである上記(4)記載の繊維強化樹脂組成物、
(6)(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対
して導電率が0.1〜1000μS/cmである赤リン
(ただし、導電率は赤リン5gに純水100mLを加
え、121℃で100時間抽出処理し、赤リンをろ過し
た後ろ液を250mLに希釈した抽出水の導電率とす
る。)および/または下記一般式(1)で表される燐酸
エステル0.1〜30重量部を配合せしめてなる上記
(1)〜(5)記載の繊維強化樹脂組成物、
異なる水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を表
す。またAr1、Ar2、Ar3、Ar4は同一または相異
なる芳香族基あるいはハロゲンを含有しない有機残基で
置換された芳香族基を表す。また、Yは直接結合、O、
S、SO2、C(CH3)2、CH2、CHPhを表し、P
hはフェニル基を表す。またnは0以上の整数である。
またk、mはそれぞれ0以上2以下の整数であり、かつ
k+mは0以上2以下の整数である。)。(7)スチレ
ン系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂から選ばれた
1種以上の熱可塑性樹脂(A)の一部もしくは全部、ま
たは液晶性樹脂(B)の一部もしくは全部または、最終
的に含有せしめる(A)および(B)のうちの一部と赤
燐および/またはリン酸エステルを一旦溶融混練して実
際に繊維強化樹脂組成物に配合されるべき赤燐および/
またはリン酸エステル配合量よりも濃度の高い樹脂組成
物を作製した後、上記(6)記載の繊維強化樹脂組成物
を製造することを特徴とする繊維強化樹脂組成物の製造
方法、(8)該繊維強化樹脂組成物が板状あるいは箱型
などの筐体に用いることを特徴とする上記(1)〜
(6)のいずれか記載の繊維強化樹脂組成物、(9)上
記(1)〜(6)のいずれか記載の繊維強化樹脂組成物
を成形してなる成形品であって、該成形品が板状あるい
は箱形でかつ厚み1.2mm以下の薄肉部を成形品全面
積に対して10%以上有することを特徴とする成形品を
提供するものである。
樹脂としてはスチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル
系樹脂から選ばれた1種以上のものである。
の誘導体から生成した単位を含有するものである。
芳香族ビニル系単量体と称する場合がある)から生成し
た単位の具体例としては、下記構造単位のものが挙げら
れる。
炭素数1〜10の脂肪族基、芳香族基、脂環式、スルホ
ニル基、ニトロ基などの基を示し、これらはそれぞれ同
じであっても異なっていてもよい。
素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、アリ
ル、ブチル、フェニル、ベンジル、メチルベンジル、ク
ロルメチル、シアノメチル、シアノメトキシ、エトキ
シ、フェノキシ、ニトロなどの基が挙げられ、これらは
それぞれ同じであっても異なっていてもよい。
て、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレンなどが挙
げられるが、特にスチレン、α−メチルスチレンが好ま
しい。また、これらを併用することもできる。
(共)重合体、ゴム強化スチレン(共)重合体が挙げら
れる。スチレン系(共)重合体としては芳香族ビニル系
単量体の1種または2種以上を重合した重合体、芳香族
ビニル系単量体の1種または2種以上とそれと共重合可
能な単量体の1種または2種以上を共重合した共重合体
が挙げられる。ゴム強化スチレン(共)重合体として
は、ゴム質重合体に芳香族ビニル系単量体の1種または
2種以上をグラフト重合したゴム強化グラフト重合体、
ゴム質重合体に芳香族ビニル系単量体の1種または2種
以上とそれと共重合可能な単量体の1種または2種以上
をグラフト共重合したグラフト共重合体が挙げられる。
単量体としては、(メタ)アクリル酸エステル、シアン
化ビニルなどが挙げられる。
は、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル等が挙げ
られるが、メタクリル酸メチルが好ましく用いられる。
また、シアン化ビニル化合物としては、アクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。
ム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、ア
クリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NBR)な
どのジエン系ゴム、ポリアクリル酸ブチルなどのアクリ
ル系ゴムおよびエチレン−プロピレン−非共役ジエン三
元共重合体ゴム(EPDM)などのポリオレフィン系ゴ
ムが挙げられ、なかでもポリブタジエン、エチレン−プ
ロピレン−非共役ジエン三元共重合体ゴム(EPDM)
が好ましく用いられる。
を更に詳しく説明すると、ゴム状重合体(a)に芳香族
ビニル化合物(b)から選ばれる少なくとも一種、また
はそれと共単量体であるメタクリル酸エステル(c)お
よびシアン化ビニル化合物(d)から選ばれる少なくと
も1種とがグラフト重合したグラフト(共)重合体(重
合体(i))に芳香族ビニル化合物(b)、メタクリル
酸エステル(c)等から選ばれる少なくとも1種のビニ
ル化合物とシアン化ビニル化合物(d)が重合した共重
合体(重合体(ii))を配合した樹脂である。
(b)ならびに上記(c)および/または(d)とグラ
フト重合する場合、ゴム状重合体(a)の共重合量は5
〜80重量%が好適である。グラフト成分中、芳香族ビ
ニル化合物(b)、メタクリル酸エステル(c)などか
ら選ばれるビニル化合物の1種または2種以上の合計が
50〜97重量%であり、シアン化ビニル化合物(d)
が3〜50重量%が好ましい。
ず、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合および塊
状−懸濁重合などの公知の方法を用いることができる。
化合物(d)の共重合量としては3〜50重量%が適当
である。
ず、塊状重合、懸濁重合、乳化重合、溶液重合および塊
状−懸濁重合などの公知の方法を用いることができる。
脂は重合体(i)を必須成分とし、重合体(ii)を任
意の割合で配合して用いることができる。
しては、PS(ポリスチレン)等のスチレン系重合体、
HIPS(高衝撃ポリスチレン)等のゴム強化スチレン
系重合体、AS(アクリロニトリル/スチレン共重合
体)等のスチレン系共重合体、AES(アクリロニトリ
ル/エチレン・プロピレン・非共役ジエンゴム/スチレ
ン共重合体)、ABS(アクリロニトリル/ブタジエン
/スチレン共重合体)、MBS(メタクリル酸メチル/
ブタジエン/スチレン共重合体)などのゴム強化(共)
重合体等が挙げられ、なかでも特にPS(ポリスチレ
ン)等のスチレン系重合体、AS(アクリロニトリル/
スチレン共重合体)等のスチレン系共重合体、ABS
(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体が
好ましい。
構造単位で表される熱可塑性樹脂であり、クロロホルム
中、30℃で測定した固有粘度が0.01〜0.80d
l/gの重合体が好ましく用いられる。
〜10の脂肪族基、芳香族基、脂環式、スルホニル基、
ニトロ基などの基が挙げられ、これらはそれぞれ同じで
あっても異なっていてもよい。
素、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、アリ
ル、ブチル、フェニル、ベンジル、メチルベンジル、ク
ロルメチル、シアノメチル、シアノメトキシ、エトキ
シ、フェノキシ、ニトロなどの基が挙げられ、これらは
それぞれ同じであっても異なっていてもよい。
1,4−フェニレン)エーテル、2,6−ジメチルフェ
ノール/2,4,6−トリメチルフェノール共重合体、
2,6−ジメチルフェノール/2,3,6−トリエチル
フェノール共重合体などが挙げられる。
用してもよく、具体的には、ポリフェニレンエーテルと
ポリスチレンまたは耐衝撃ポリスチレンなどとの組合せ
の例を好ましく挙げることができる。また、その他特性
例えば耐薬品性等を付与させるために熱可塑性樹脂
(A)の一部(通常、(A)成分の70重量%以下、好
ましくは60重量%以下、特に好ましくは50重量%以
下)を結晶性または非晶性の熱可塑性樹脂に置き換える
ことが可能であり、このような結晶性の熱可塑性樹脂と
しては例えばポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂などが
挙げられ、非晶性の熱可塑性樹脂としてはポリカーボネ
ートなどが挙げられる。具体的には、ABS樹脂とポリ
カーボネートの組合せ、ポリフェニレンエーテルとナイ
ロン6の併用、ポリフェニレンエーテルとナイロン66
の併用などが挙げられる。
異方性を形成し得るポリマーであり、液晶性ポリエステ
ル、液晶性ポリエステルアミド、液晶性ポリカーボネー
ト、液晶性ポリエステルエラストマーなどが挙げられ、
なかでも液晶性ポリエステル、液晶性ポリエステルアミ
ドなどが好ましく用いられる。
テルアミドとしては、異方性溶融相を形成し得るポリエ
ステル、ポリエステルアミドであり、例えば芳香族オキ
シカルボニル単位、芳香族ジオキシ単位、芳香族ジカル
ボニル単位、エチレンジオキシ単位などから選ばれた構
造単位からなり、かつ異方性溶融相を形成する液晶性ポ
リエステル、あるいは、上記構造単位と芳香族イミノカ
ルボニル単位、芳香族ジイミノ単位、芳香族イミノオキ
シ単位などから選ばれた構造単位からなり、かつ異方性
溶融相をを形成する液晶性ポリエステルアミドなどが挙
げられるる。
えば、p−ヒドロキシ安息香酸、6−ヒドロキシ−2−
ナフトエ酸などから生成した構造単位、芳香族ジオキシ
単位としては、例えば、4,4´−ジヒドロキシビフェ
ニル、ハイドロキノン、3,3’,5,5’−テトラメ
チル−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、t−ブチル
ハイドロキノン、フェニルハイドロキノン、2,6−ジ
ヒドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
および4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテルなど
から生成した構造単位、芳香族ジカルボニル単位として
は、例えば、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナ
フタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボ
ン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボン酸、1,2−ビス(2−クロルフェノキシ)
エタン−4,4’−ジカルボン酸および4,4’ジフェ
ニルエーテルジカルボン酸などから生成した構造単位、
芳香族イミノオキシ単位としては、例えば、4−アミノ
フェノールなどから生成した構造単位が挙げられる。
−ヒドロキシ安息香酸から生成した構造単位、6−ヒド
ロキシ−2−ナフトエ酸から生成した構造単位、芳香族
ジヒドロキシ化合物および/または脂肪族ジカルボン酸
から生成した構造単位からなる液晶性ポリエステル、p
−ヒドロキシ安息香酸から生成した構造単位、4,4’
−ジヒドロキシビフェニルから生成した構造単位、テレ
フタル酸から生成した構造単位からなる液晶性ポリエス
テル、p−ヒドロキシ安息香酸から生成した構造単位、
エチレングリコールから生成した構造単位、テレフタル
酸およびイソフタル酸から生成した構造単位からなる液
晶性ポリエステル、p−ヒドロキシ安息香酸から生成し
た構造単位、エチレングリコールから生成した構造単
位、4,4’−ジヒドロキシビフェニルから生成した構
造単位、テレフタル酸から生成した構造単位からなる液
晶性ポリエステル、p−ヒドロキシ安息香酸から生成し
た構造単位、ハイドロキノン、4,4’−ジヒドロキシ
ビフェニルから生成した構造単位、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、テレフタル酸から生成した構造単位から
なる液晶性ポリエステル、p−ヒドロキシ安息香酸から
生成した構造単位、エチレングリコールから生成した構
造単位、芳香族ジヒドロキシ化合物から生成した構造単
位、テレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸から生成した液
晶性ポリエステルなどが挙げられる。
ルの好ましい例としては、下記(I)、(II)、(III)
および(IV)の構造単位からなる液晶ポリエステル、ま
たは、(I)、(III) および(IV)の構造単位からなる
異方性溶融相を形成する液晶性ポリエステルなどが挙げ
られる。なかでも特に(I)、(II)、(III)および(IV)
の構造単位からなる液晶性ポリエステルが好ましい。
式中Xは水素原子または塩素原子を示す。) 上記構造単位(I)はp−ヒドロキシ安息香酸から生成し
た構造単位であり、構造単位(II)は4,4’−ジヒドロ
キシビフェニル、3,3’,5,5’−テトラメチル−
4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン、
t−ブチルハイドロキノン、フェニルハイドロキノン、
メチルハイドロキノン、2,6−ジヒドロキシナフタレ
ン、2,7−ジヒドロキシナフタレン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパンおよび4,4’−
ジヒドロキシジフェニルエーテルから選ばれた芳香族ジ
ヒドロキシ化合物から生成した構造単位を、構造単位(I
II)はエチレングリコールから生成した構造単位を、構
造単位(IV)はテレフタル酸、イソフタル酸、4,4’−
ジフェニルジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボ
ン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−
ジカルボン酸、1,2−ビス(2−クロルフェノキシ)
エタン−4,4’−ジカルボン酸および4,4’−ジフ
ェニルエーテルジカルボン酸から選ばれた芳香族ジカル
ボン酸から生成した構造単位を各々示す。これらのうち
R1が
ステルは、上記したとおり構造単位(I)、(III)、(IV)か
らなる共重合体、または上記構造単位(I)、(II)、(II
I)、(IV)からなる共重合体であり、上記構造単位(I)、
(II)、(III)および(IV)の共重合量は任意である。しか
し、本発明の特性を発揮させるためには次の共重合量で
あることが好ましい。
I)、(IV)からなる共重合体の場合は、上記構造単位(I)
および(II)の合計は構造単位(I)、(II)および(III)の合
計に対して30〜95モル%が好ましく、40〜90モ
ル%がより好ましい。また、構造単位(III)は構造単位
(I)、(II)および(III)の合計に対して70〜5モル%が
好ましく、60〜10モル%がより好ましい。また、構
造単位(I)の(II)に対するモル比[(I)/(II)]は好まし
くは75/25〜95/5であり、より好ましくは78
/22〜93/7である。また、構造単位(IV)は構造単
位(II)および(III)の合計と実質的に等モルであること
が好ましい。
リマー主鎖を構成するユニットが等モルであるが、末端
を構成するユニットとしては必ずしも等モルとは限らな
いことを意味する。
は流動性の点から上記構造単位(I)は構造単位(I)および
(III)の合計に対して40〜90モル%であることが
好ましく、60〜88モル%であることが特に好まし
く、構造単位(IV)は構造単位(III)と実質的に等モ
ルであることが好ましい。
上記構造単位(I)〜(IV)以外にp−アミノフェノールか
ら生成したp−イミノフェノキシ単位を含有した異方性
溶融相を形成するポリエステルアミドが好ましい。
リエステル、液晶性ポリエステルアミドは、上記構造単
位(I)〜(IV)を構成する成分以外に3,3’−ジフェニ
ルジカルボン酸、2,2’−ジフェニルジカルボン酸な
どの芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、
セバシン酸、ドデカンジオン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、ヘキサヒドロテレフタル酸などの脂環式ジカルボン
酸、クロルハイドロキノン、3,4’−ジヒドロキシビ
フェニル、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホ
ン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、
4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノン、3,4’−ジ
ヒドロキシビフェニル等の芳香族ジオール、プロピレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロ
ヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノー
ル等の脂肪族、脂環式ジオールおよびm−ヒドロキシ安
息香酸、2,6−ヒドロキシナフトエ酸などの芳香族ヒ
ドロキシカルボン酸およびp−アミノフェノール、p−
アミノ安息香酸などを液晶性を損なわない程度の範囲で
さらに共重合せしめることができる。
ンタフルオロフェノール中で対数粘度を測定することが
可能である。その際、0.1g/dlの濃度で60℃で
測定した値で0.5〜15.0dl/gが好ましく、
1.0〜3.0dl/gが特に好ましい。
溶融粘度は0.5〜200Pa・sが好ましく、特に1〜1
00Pa・sがより好ましい。また、流動性により優れた組
成物を得ようとする場合には、溶融粘度を50Pa・s以下
とすることが好ましい。
℃の条件で、ずり速度1,000(1/秒)の条件下で
高化式フローテスターによって測定した値である。
おいて、重合を完了したポリマを室温から20℃/分の
昇温条件で測定した際に観測される吸熱ピーク温度(T
m1)の観測後、Tm1 +20℃の温度で5分間保持し
た後、20℃/分の降温条件で室温まで一旦冷却した
後、再度20℃/分の昇温条件で測定した際に観測され
る吸熱ピーク温度(Tm2 )を指す。
ないが、熱可塑性樹脂(A)への分散性の点から好まし
くは330℃以下、より好ましくは320℃以下であ
る。
基本的な製造方法は、特に制限がなく、公知のポリエス
テルの重縮合法に準じて製造できる。
いて、次の製造方法が好ましく挙げられる。 (1)p−ヒドロキシ安息香酸などオキシカルボニル単
位形成性単量体を除く成分のみから得られたポリエステ
ルとp−アセトキシ安息香酸とを乾燥窒素気流下で加熱
溶融し、アシドリシス反応によって共重合ポリエステル
フラグメントを生成させ、次いで減圧し増粘させること
によって液晶性ポリエステルを製造する方法。 (2)p−アセトキシ安息香酸および4,4’−ジアセ
トキシビフェニル、ジアセトキシベンゼンなどの芳香族
ジヒドロキシ化合物のジアシル化物と2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳
香族ジカルボン酸から脱酢酸縮重合反応によって液晶性
ポリエステルを製造する方法。 (3)p−ヒドロキシ安息香酸および4,4’−ジヒド
ロキシビフェニル、ハイドロキノンなどの芳香族ジヒド
ロキシ化合物と2,6−ナフタレンジカルボン酸、テレ
フタル酸、イソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸に無
水酢酸を反応させて、フェノール性水酸基をアシル化し
た後、脱酢酸重縮合反応によって液晶性ポリエステルを
製造する方法。 (4)p−ヒドロキシ安息香酸のフェニルエステルおよ
び4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ハイドロキノン
などの芳香族ジヒドロキシ化合物と2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳香
族ジカルボン酸のジフェニルエステルから脱フェノール
重縮合反応により液晶性ポリエステルを製造する方法。 (5)p−ヒドロキシ安息香酸および2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタル酸などの芳
香族ジカルボン酸に所定量のジフェニルカーボネートを
反応させて、それぞれジフェニルエステルとした後、
4,4’−ジヒドロキシビフェニル、ハイドロキノンな
どの芳香族ジヒドロキシ化合物を加え、脱フェノール重
縮合反応により液晶性ポリエステルを製造する方法。 (6)ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
のポリマー、オリゴマーまたはビス(β−ヒドロキシエ
チル)テレフタレートなど芳香族ジカルボン酸のビス
(β−ヒドロキシエチル)エステルの存在下で(2)ま
たは(3)の方法により液晶性ポリエステルを製造する
方法。
でも進行するが、酢酸第一錫、テトラブチルチタネー
ト、酢酸カリウムおよび酢酸ナトリウム、三酸化アンチ
モン、金属マグネシウムなどの金属化合物を使用するこ
ともできる。
ニレンエーテル系樹脂から選ばれた1種以上の熱可塑性
樹脂(A)と液晶性樹脂(B)の配合比は(A)と
(B)の合計に対し、(A)99.5〜30重量%、
(B)0.5〜70重量%、好ましくは(A)97〜7
5重量%、(B)3〜25重量%、より好ましくは
(A)95〜80重量%、(B)5〜20重量%であ
る。
明の効果、特に流動性が発揮されず、液晶性樹脂が多す
ぎる場合、特に成形時に樹脂が会合するウエルド部の強
度および耐衝撃性が低下し、好ましくない。
はピッチ系の炭素繊維であり、一般に樹脂の強化用に用
いられているものならば特に限定はなく、例えば長繊維
タイプや短繊維タイプのチョプドストランド、ミルドフ
ァイバーなどから選択して用いることができるが、成形
時などの繊維折損を抑えるため高強度・高伸度タイプの
ものを用いることが望ましい。強度が低いものは脆く、
コンパウンド、成形時の繊維折損で繊維長が極めて短く
なってしまい、結果として補強効果、導電性など、また
難燃化処方を施した場合、液滴の落下(ドリップ)によ
り難燃化効果などの特性を得にくくなる。
中の炭素繊維は、重量平均繊維長が0.15mm以上で
あることが必須であり、好ましくは0.17mm以上、
より好ましくは0.20mm以上である。平均繊維長が
短かすぎると流動性は向上するものの電磁波シールド
性、耐衝撃性などが低下し、また難燃処方を施した場
合、ドリップしやすくなり難燃性が低下する可能性があ
る。また、上限については特に規定しないが、流動性、
成形品の表面外観の点から、3mm以下であることが好
ましい。また、電磁波シールド性および耐衝撃性、難燃
性などの効果をより発揮するために繊維長0.10mm
以下のものが15重量%未満であることが好ましく、よ
り好ましくは10重量%未満、さらに好ましくは5重量
%未満である。上記重量平均繊維長および繊維長分布
は、少なくとも成形に供する前の繊維強化樹脂組成物
(例えばペレットの状態)での範囲であり、かかる繊維
強化樹脂組成物を成形した成形品においてもかかる範囲
であることが望ましい。
N系炭素繊維がより望ましい。
成物の流動性、耐衝撃性、表面外観のバランスから、
(A)成分および(B)成分からなる樹脂組成物
((A)成分と(B)成分の合計)100重量部に対し
て5〜300重量部、好ましくは10〜200重量部、
より好ましくは25〜100重量部である。
定方法は、例えば、組成物約5gをるつぼ中で550℃
×7時間処理し灰化した後、残存した充填剤のうちから
100mgを採取し、100ccの石鹸水中に分散させ
る。ついで、分散液をスポイトを用いて1〜2滴スライ
ドガラス上に置き、顕微鏡下に観察して、写真撮影す
る。写真に撮影された充填剤の繊維長を測定する。測定
は500本行い、繊維長分布を求める方法(炭素繊維の
繊維長を求める際には灰化条件を誤ると繊維そのものが
酸化、燃焼してしまう場合があるので注意が必要であ
り、窒素雰囲気下で灰化することが望ましい)、あるい
は用いる熱可塑性樹脂が可溶な溶媒を用いて組成物を溶
かし繊維を取り出したのち、上記方法と同様に石鹸水で
分散させて繊維長を測定する方法などを用いることがで
きる。
いてより知りたい場合には、焼成法より溶解法を用いた
方がより正確に繊維長分布を知ることができるので好ま
しい。
他の特性を付与するために必要に応じて炭素繊維以外の
充填剤を使用することが可能であり、特に限定されるも
のではないが、繊維状、板状、粉末状、粒状など非繊維
状の充填剤を使用することができる。具体的には例え
ば、ガラス繊維、ステンレス繊維、アルミニウム繊維や
黄銅繊維などの金属繊維、芳香族ポリアミド繊維などの
有機繊維、石膏繊維、セラミック繊維、アスベスト繊
維、ジルコニア繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、酸化
チタン繊維、炭化ケイ素繊維、ロックウール、チタン酸
カリウムウィスカー、チタン酸バリウムウィスカー、ほ
う酸アルミニウムウィスカー、窒化ケイ素ウィスカーな
どの繊維状、ウィスカー状充填剤、マイカ、タルク、カ
オリン、シリカ、炭酸カルシウム、ガラスビーズ、ガラ
スフレーク、ガラスマイクロバルーン、クレー、二硫化
モリブデン、ワラステナイト、酸化チタン、酸化亜鉛、
ポリリン酸カルシウム、グラファイトなどの粉状、粒状
あるいは板状の充填剤が挙げられる。
使用することもできる。なお、本発明に使用する上記の
充填剤はその表面を公知のカップリング剤(例えば、シ
ラン系カップリング剤、チタネート系カップリング剤な
ど)、その他の表面処理剤で処理して用いることもでき
る。
(A)および液晶性樹脂(B)からなる樹脂組成物
((A)成分と(B)成分の合計)100重量部に対し
0.5〜300重量部であり、好ましくは10〜250
重量部、より好ましくは20〜150重量部である。
難燃性などの特性を付与するために赤リンおよび/また
は下記一般式(1)で表される燐酸エステルを使用する
ことができる。
は不安定であり、また、水に徐々に溶解したり、水と徐
々に反応する性質を有するので、これを防止する処理を
施したものが好ましく用いられる。このような赤リンの
処理方法としては、特開平5−229806号公報に記
載の如く赤リンの粉砕を行わず、赤リン表面に水や酸素
との反応性が高い破砕面を形成させずに赤リンを微粒子
化する方法、赤リンに水酸化アルミニウムまたは水酸化
マグネシウムを微量添加して赤リンの酸化を触媒的に抑
制する方法、赤リンをパラフィンやワックスで被覆し、
水分との接触を抑制する方法、ε−カプロラクタムやト
リオキサンと混合することにより安定化させる方法、赤
リンをフェノール系、メラミン系、エポキシ系、不飽和
ポリエステル系などの熱硬化性樹脂で被覆することによ
り安定化させる方法、赤リンを銅、ニッケル、銀、鉄、
アルミニウムおよびチタンなどの金属塩の水溶液で処理
して、赤リン表面に金属リン化合物を析出させて安定化
させる方法、赤リンを水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化チタン、水酸化亜鉛などで被覆する方
法、赤リン表面に鉄、コバルト、ニッケル、マンガン、
スズなどで無電解メッキ被覆することにより安定化させ
る方法およびこれらを組合せた方法が挙げられるが、好
ましくは、赤リンの粉砕を行わずに赤リン表面に破砕面
を形成させずに赤リンを微粒子化する方法、赤リンをフ
ェノール系、メラミン系、エポキシ系、不飽和ポリエス
テル系などの熱硬化性樹脂で被覆することにより安定化
させる方法、赤リンを水酸化アルミニウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化チタン、水酸化亜鉛、などで被覆する
ことにより安定化させる方法であり、特に好ましくは、
赤リンの粉砕を行わず、表面に破砕面を形成させずに赤
リンを微粒子化する方法、赤リンをフェノール系、メラ
ミン系、エポキシ系、不飽和ポリエステル系などの熱硬
化性樹脂で被覆することにより安定化させる方法あるい
はこれらの両者を組み合わせた方法である。これらの熱
硬化性樹脂の中で、フェノール系熱硬化性樹脂、エポキ
シ系熱硬化性樹脂で被覆された赤リンが耐湿性の面から
好ましく使用することができ、特に好ましくはフェノー
ル系熱硬化性樹脂で被覆された赤リンである。
ましい赤燐である未粉砕赤燐は、破砕面を形成させずに
製造された赤燐を指す。
径は、難燃性、機械特性、耐湿熱特性およびリサイクル
使用時の粉砕による赤燐の化学的・物理的劣化を抑える
点から35〜0.01μmのものが好ましく、さらに好
ましくは、30〜0.1μmのものである。
回折式粒度分布測定装置により測定することが可能であ
る。粒度分布測定装置には、湿式法と乾式法があるが、
いずれを用いてもかまわない。湿式法の場合は、赤リン
の分散溶媒として、水を使用することができる。この時
アルコールや中性洗剤により赤リン表面処理を行っても
よい。また分散剤として、ヘキサメタ燐酸ナトリウムや
ピロ燐酸ナトリウムなどの燐酸塩を使用することも可能
である。また分散装置として超音波バスを使用すること
も可能である。
は上記のごとくであるが、赤リン中に含有される粒径の
大きな赤リン、すなわち粒径が75μm以上の赤リン
は、難燃性、機械的特性、耐湿熱性、リサイクル性を著
しく低下させるため、粒径が75μm以上の赤リンは分
級とうにより除去することが好ましい。粒径が75μm
以上の赤リン含量は、難燃性、機械的特性、耐湿熱性、
リサイクル性の面から、10重量%以下が好ましく、さ
らに好ましくは8重量%以下、特に好ましくは5重量%
以下である。下限に特に制限はないが、0に近いほど好
ましい。
以上の赤リン含量は、75μmのメッシュにより分級す
ることで測定することができる。すなわち赤リン100
gを75μmのメッシュで分級した時の残さ量Z(g)
より、粒径が75μm以上の赤リン含量は(Z/10
0)×100(%)より算出することができる。
熱水中で抽出処理した時の導電率(ここで導電率は赤リ
ン5gに純水100mLを加え、例えばオートクレーブ
中で、121℃で100時間抽出処理し、赤リンろ過後
のろ液を250mLに希釈した抽出水の導電率を測定す
る)は、得られる成形品の耐湿性、機械的強度、耐トラ
ッキング性、およびリサイクル性の点から0.1〜10
00μS/cmが好ましく、より好ましくは0.1〜8
00μS/cm、さらに好ましくは0.1〜500μS
/cmである。
は、燐化学工業社製“ノーバエクセル”140、“ノー
バエクセル”F5が挙げられる。
記式(1)で表されるものである。
について説明する。前記式(1)の式中nは0以上の整
数であり、好ましくは0〜10、特に好ましくは0〜5
である。上限は難燃性の点から40以下が好ましい。
数であり、かつk+mは、0以上2以下の整数である
が、好ましくはk、mはそれぞれ0以上1以下の整数、
特に好ましくはk、mはそれぞれ1である。
一または相異なる水素または炭素数1〜5のアルキル基
を表す。ここで炭素数1〜5のアルキル基の具体例とし
ては、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロ
ピル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、tert−
ブチル基、n−イソプロピル、ネオペンチル、tert
−ペンチル基、2ーイソプロピル、ネオペンチル、te
rt−ペンチル基、3−イソプロピル、ネオペンチル、
tert−ペンチル基、ネオイソプロピル、ネオペンチ
ル、tert−ペンチル基などが挙げられるが、水素、
メチル基、エチル基が好ましく、とりわけ水素が好まし
い。
たは相異なる芳香族基あるいはハロゲンを含有しない有
機残基で置換された芳香族基を表す。かかる芳香族基と
しては、ベンゼン骨格、ナフタレン骨格、インデン骨
格、アントラセン骨格を有する芳香族基が挙げられなか
でもベンゼン骨格、あるいはナフタレン骨格を有するも
のが好ましい。これらはハロゲンを含有しない有機残基
(好ましくは炭素数1〜8の有機残基)で置換されてい
てもよく、置換基の数にも特に制限はないが、1〜3個
であることが好ましい。具体例としては、フェニル基、
トリル基、キシリル基、クメニル基、メシチル基、ナフ
チル基、インデニル基、アントリル基などの芳香族基が
挙げられるが、フェニル基、トリル基、キシリル基、ク
メニル基、ナフチル基が好ましく、特にフェニル基、ト
リル基、キシリル基が好ましい。
(CH3)2、CH2、CHPhを表し、Phはフェニル
基を表す。
学社製PX−200、PX−201、PX−130、C
R−733S、TPP、CR−741、CR747、T
CP、TXP、CDPから選ばれる1種または2種以上
が使用することができ、好ましくはPX−200、TP
P、CR−733S、CR−741、CR747から選
ばれる1種または2種以上、特に好ましくはPX−20
0、CR−733S、CR−741を使用することがで
きるが、この中で特に好ましくはPX−200である。
いずれか1種、または2種以上の混合物であってもよ
い。
加量は、熱可塑性樹脂(A)と液晶性樹脂(B)からな
る樹脂組成物((A)成分と(B)成分の合計)100
重量部に対して0.1〜30重量部、好ましくは0.1
〜25重量部、より好ましくは1〜20重量部、さらに
好ましくは2〜20重量部である。なかでも4〜15重
量部が、特に好ましい。
場合、添加による難燃性付与効果が小さく、多すぎる場
合、かえって燃焼促進剤として働く、または機械物性が
低下する傾向にある。
多すぎる場合、機械物性の低下およびガス発生による噛
み込み不良あるいはガス焼け等が発生し、少なすぎる場
合、添加による難燃性付与効果が小さい。
成形時の熱安定性が向上するなどの効果も同時に発現
し、燐酸エステルを添加した場合には、流動性がさらに
向上する。
の安定剤として金属酸化物を添加することにより、押出
し、成形時の安定性や強度、耐熱性、成形品の端子腐食
性などを向上させることができる。このような金属酸化
物の具体例としては、酸化カドミウム、酸化亜鉛、酸化
第一銅、酸化第二銅、酸化第一鉄、酸化第二鉄、酸化コ
バルト、酸化マンガン、酸化モリブデン、酸化スズおよ
び酸化チタンなどが挙げられるが、なかでも酸化カドミ
ウム、酸化第一銅、酸化第二銅、酸化チタンなどのI族
および/またはII族の金属以外の金属酸化物が好まし
く、特に酸化第一銅、酸化第二銅、酸化チタンが好まし
いが、I族および/またはII族の金属酸化物であっても
よい。押出し、成形時の安定性や強度、耐熱性、成形品
の端子腐食性の他に、非着色性をさらに向上させるため
には酸化チタンが最も好ましい。
面からスチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂
から選ばれた1種以上の熱可塑性樹脂(A)と液晶性樹
脂(B)からなる樹脂組成物((A)成分と(B)成分
の合計)100重量部に対して0.01〜20重量部が
好ましく、特に好ましくは0.1〜10重量部である。
ルド性をさらに向上させるために導電性フィラー及び/
又は導電性ポリマーを使用することが可能であり、特に
限定されるものではないが、導電性フィラーとして、通
常樹脂の導電化に用いられる導電性フィラーであれば特
に制限は無く、その具体例としては、金属粉、金属フレ
ーク、金属リボン、金属繊維、金属酸化物、導電性物質
で被覆された無機フィラー、カーボン粉末、黒鉛、カー
ボンフレーク、鱗片状カーボンなどが挙げられる。
種の具体例としては銀、ニッケル、銅、亜鉛、アルミニ
ウム、ステンレス、鉄、黄銅、クロム、錫などが例示で
きる。
銅、ステンレス、アルミニウム、黄銅などが例示でき
る。
ン、金属繊維はチタネート系、アルミ系、シラン系など
の表面処理剤で表面処理を施されていても良い。
ンチモンドープ)、In2O3(アンチモンドープ)、Z
nO(アルミニウムドープ)などが例示でき、これらは
チタネート系、アルミ系、シラン系などの表面処理剤で
表面処理を施されていても良い。
ける導電性物質の具体例としてはアルミニウム、ニッケ
ル、銀、カーボン、SnO2(アンチモンドープ)、I
n2O 3(アンチモンドープ)などが例示できる。また被
覆される無機フィラーとしては、マイカ、ガラスビー
ズ、ガラス繊維、チタン酸カリウムウィスカー、硫酸バ
リウム、酸化亜鉛、酸化チタン、ホウ酸アルミニウムウ
ィスカー、酸化亜鉛系ウィスカー、酸化チタン酸系ウィ
スカー、炭化珪素ウィスカーなどが例示できる。被覆方
法としては真空蒸着法、スパッタリング法、無電解メッ
キ法、焼き付け法などが挙げられる。またこれらはチタ
ネート系、アルミ系、シラン系などの表面処理剤で表面
処理を施されていても良い。
チレンブラック、ガスブラック、オイルブラック、ナフ
タリンブラック、サーマルブラック、ファーネスブラッ
ク、ランプブラック、チャンネルブラック、ロールブラ
ック、ディスクブラックなどに分類される。本発明で用
いることのできるカーボン粉末は、その原料、製造法は
特に限定されないが、アセチレンブラック、ファーネス
ブラックが特に好適に用いられる。またカーボン粉末
は、その粒子径、表面積、DBP吸油量、灰分などの特
性の異なる種々のカーボン粉末が製造されている。本発
明で用いることのできるカーボン粉末は、これら特性に
特に制限は無いが、強度、電気伝導度のバランスの点か
ら、平均粒径が500nm以下、特に5〜100nm、
更には10〜70nmが好ましい。また表面積(BET
法)は10m2 /g以上、更には30m2 /g以上
が好まし。またDBP給油量は50ml/100g以
上、特に100ml/100g以上が好ましい。また灰
分は0.5%以下、特に0.3%以下が好ましい。
ミ系、シラン系などの表面処理剤で表面処理を施されて
いても良い。また溶融混練作業性を向上させるために造
粒されたものを用いることも可能である。
が求められる。かかる観点から、本発明で用いられる導
電性フィラーは、高いアスペクト比を有する繊維状フィ
ラーよりも、粉状、粒状、板状、鱗片状、或いは樹脂組
成物中の長さ/直径比が200以下の繊維状のいずれか
の形態であることが好ましい。
例としては、ポリアニリン、ポリピロール、ポリアセチ
レン、ポリ(パラフェニレン)、ポリチオフェン、ポリ
フェニレンビニレンなどが例示できる。
マーは、2種以上を併用して用いても良い。かかる導電
性フィラー、導電性ポリマーの中で、特にカーボンブラ
ックが強度、コスト的に特に好適に用いられる。
又は導電性ポリマーの含有量は、用いる導電性フィラー
及び/又は導電性ポリマーの種類により異なるため、一
概に規定はできないが、導電性と流動性、機械的強度な
どとのバランスの点から、(a)成分と(b)成分の合
計100重量部に対し、1〜250重量部、好ましくは
3〜100重量部の範囲が好ましく選択される。
には、酸化防止剤および熱安定剤(たとえばヒンダード
フェノール、ヒドロキノン、ホスファイト類およびこれ
らの置換体など)、紫外線吸収剤(たとえばレゾルシノ
ール、サリシレート、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェ
ノンなど)、亜リン酸塩、次亜リン酸塩などの着色防止
剤、滑剤、染料(たとえばニグロシンなど)および顔料
(たとえば硫化カドミウム、フタロシアニンなど)を含
む着色剤、滑剤および離型剤(モンタン酸およびその
塩、そのエステル、そのハーフエステル、ステアリルア
ルコール、ステアラミドおよびポリエチレンワックスな
ど)、着色剤としてカーボンブラック、結晶核剤、可塑
剤、難燃剤としては赤燐および/または燐酸エステルが
好ましく用いられるが他の難燃剤(例えばブロム化ポリ
スチレン、臭素化ポリフェニレンエーテル、臭素化ポリ
カーボネート、水酸化マグネシウム、メラミンおよびシ
アヌール酸またはその塩など)、難燃助剤、摺動性改良
剤(グラファイト、フッ素樹脂)、帯電防止剤などの通
常の添加剤を添加して、所定の特性をさらに付与するこ
とができる。
水マレイン酸などによる酸変性オレフィン系重合体、エ
チレン/プロピレン共重合体、エチレン/1−ブテン共
重合体、エチレン/プロピレン/非共役ジエン共重合
体、エチレン/アクリル酸エチル共重合体、エチレン/
メタクリル酸グリシジル共重合体、エチレン/酢酸ビニ
ル/メタクリル酸グリシジル共重合体およびエチレン/
プロピレン−g−無水マレイン酸共重合体などのオレフ
ィン系共重合体、ポリエステルポリエーテルエラストマ
ー、ポリエステルポリエステルエラストマー等のエラス
トマーから選ばれる1種または2種以上の混合物を添加
して所定の特性をさらに付与することができる。
時の液滴の落下(ドリップ)抑制剤としてフェノール系
樹脂、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂を用いてさらに難
燃性を付与することができる。特にフッ素系樹脂がその
効果を好ましく発揮する。そのようなフッ素系樹脂とし
ては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオ
ロプロピレン、(テトラフルオロエチレン/ヘキサフル
オロプロピレン)共重合体、(テトラフルオロエチレン
/パーフルオロアルキルビニルエーテル)共重合体、
(テトラフルオロエチレン/エチレン)共重合体、(ヘ
キサフルオロプロピレン/プロピレン)共重合体、ポリ
ビニリデンフルオライド、(ビニリデンフルオライド/
エチレン)共重合体などが挙げられるが、中でもポリテ
トラフルオロエチレン、(テトラフルオロエチレン/パ
ーフルオロアルキルビニルエーテル)共重合体、(テト
ラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン)共重
合体、(テトラフルオロエチレン/エチレン)共重合
体、ポリビニリデンフルオライドが好ましく、特にポリ
テトラフルオロエチレン、(テトラフルオロエチレン/
エチレン)共重合体が好ましい。
は、(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対し
て、0.01〜30重量部、好ましくは0.05〜25
重量部が好ましく、中でもフッ素系樹脂を用いる場合に
は、好ましくは0.05〜5重量部、より好ましくは
0.1〜3重量部である。
は、本発明で規定する範囲のものが得られる限りにおい
て、特に制限されないが、溶融混練において、好ましい
無機充填材の重量平均繊維長を実現するためには、たと
えば2軸押出機で溶融混練する場合に樹脂原料フィーダ
ーから熱可塑性樹脂(A)とと液晶性樹脂(B)と共に
供給し、炭素繊維および無機充填材を押出機の先端部分
のサイドフィーダーから供給して炭素繊維および無機充
填材の受けるせん断履歴を制御する方法などが挙げられ
る。
添加する場合には、例えば、熱可塑性樹脂(A)および
液晶性樹脂(B)成分中、炭素繊維、およびその他必要
に応じて用いられる赤燐および/またはリン酸エステル
などのその他の添加剤および充填材を予備混合して、ま
たはせずに押出機などに供給して十分溶融混練すること
により調製される。また、炭素繊維の配合は、いわゆる
マスターチップ法によりマスターチップを予め作製して
製造することが好ましい。なお、炭素繊維マスターチッ
プ法の場合、予め本発明の繊維長分布範囲の中でも長め
の繊維長分布範囲としておき、必要に応じて用いられる
赤燐および/または燐酸エステルなどのその他の添加剤
および充填材をさらに混練あるいはドライブレンドして
成形品とした場合に本発明の重量平均繊維長(好ましく
は繊維長分布をも)を実現できるような繊維長をコント
ロールする必要がある。さらに、赤燐および/または燐
酸エステルを配合する場合には、これらもマスターチッ
プ法によりマスターチップを予め作製して配合に供する
ことが好ましい。これらマスターチップ法を採用するこ
とはハンドリング性や生産性の面から好ましい。かかる
方法の具体例を下記に例示する。
一部(例えば(A)の一部もしくは全部、(B)成分の
一部もしくは全部、または、最終的に含有せしめる
(A)および(B)のうちの一部)を一旦溶融混練して
実際に繊維強化樹脂組成物に配合されるべき赤燐および
/またはリン酸エステル添加量よりも濃度の高い樹脂組
成物(D)を製造し、残りの熱可塑性樹脂(A)もしく
は液晶性樹脂(B)成分中に赤燐および/またはリン酸
エステル濃度の高い樹脂組成物(D)、炭素繊維および
その他の任意に用いることができる添加剤および充填材
を溶融混練することにより調製される。
脂(B)の一部(例えば(A)の一部もしくは全部、
(B)成分の一部もしくは全部、または、最終的に含有
せしめる(A)および(B)のうちの一部)を一旦溶融
混練して実際に繊維強化樹脂組成物に配合されるべき炭
素繊維の添加量よりも高い炭素繊維高濃度品(C)を製
造し、赤燐および/またはリン酸エステルおよびその他
の任意に用いることができる添加剤および充填材を溶融
混練することにより調製される。
脂(B)の一部(例えば(A)の一部もしくは全部、
(B)成分の一部もしくは全部、または、最終的に含有
せしめる(A)および(B)のうちの一部)を一旦溶融
混練して実際に繊維強化樹脂組成物に実際に配合される
べき炭素繊維の添加量よりも高い繊維強化繊維強化樹脂
組成物(C)を製造し、それとは別に熱可塑性樹脂
(A)、液晶性樹脂(B)の一部(例えば(A)の一部
もしくは全部、、(B)成分の一部もしくは全部、また
は、最終的に含有せしめる(A)および(B)のうちの
一部)を一旦溶融混練して実際に繊維強化樹脂組成物に
配合されるべき赤燐および/またはリン酸エステル添加
量よりも濃度の高い樹脂組成物(D)を製造し、残りの
熱可塑性樹脂(A)もしくは液晶性樹脂(B)成分中に
炭素繊維の添加量の高い繊維強化樹脂組成物および赤燐
および/またはリン酸エステル濃度の高い樹脂組成物
(D)およびその他の任意に用いることができる添加剤
および充填材を溶融混練することにより調製される。
くは全部、液晶性樹脂(B)成分の一部もしくは全部、
または、最終的に含有せしめる(A)および(B)のう
ちの一部と炭素繊維およびその他の任意に用いることが
できる添加剤を一旦溶融混練して、実際に配合されるべ
き炭素繊維の添加量よりも高い炭素繊維高濃度品(C)
を製造し、赤燐および/または燐酸エステル、残りの熱
可塑性樹脂(A)もしくは液晶性樹脂(B)成分中およ
び実際に配合されるべき炭素繊維の添加量よりも高い炭
素繊維高濃度品(C)の段階で添加した任意に用いるこ
とができる添加剤以外の添加剤および充填材を溶融混練
することにより調製される。
くは全部、液晶性樹脂(B)成分の一部もしくは全部、
または、最終的に含有せしめる(A)および(B)のう
ちの一部と赤燐および/または燐酸エステルおよびその
他の任意に用いることができる添加剤を一旦溶融混練し
て、実際に繊維強化樹脂組成物に配合されるべき赤燐お
よび/またはリン酸エステル添加量よりも濃度の高い樹
脂組成物(D)を製造し、炭素繊維、残りの熱可塑性樹
脂(A)もしくは液晶性樹脂(B)成分中および赤燐お
よび/またはリン酸エステル添加量よりも濃度の高い樹
脂組成物(D)の段階で添加した任意に用いることがで
きる添加剤以外の添加剤および充填材を溶融混練するこ
とにより調製される。
配合されるべき炭素繊維添加量よりも濃度の高い炭素繊
維高濃度品(C)を製造する段階で、その他の任意に用
いることができる添加剤を配合する場合、これらの任意
に用いることができる添加剤はあらかじめ熱可塑性樹脂
あるいは液晶性樹脂と混合しておくことが好ましい。ま
た、実際に繊維強化樹脂組成物に配合されるべき赤燐お
よび/またはリン酸エステル添加量よりも濃度の高い樹
脂組成物(D)を製造する段階で、その他の任意に用い
ることができる添加剤を配合する場合、これらの任意に
用いることができる添加剤はあらかじめ赤燐および/ま
たはリン酸エステルと混合しておくことが好ましい。
でも、赤燐の安定剤として使用される金属酸化物、特に
酸化チタンを添加する場合、酸化チタンは赤燐の高濃度
品を製造する段階で配合することが好ましく、さらにあ
らかじめ赤燐と酸化チタンをヘンシェルミキサー等の機
械的な混合装置を用いて混合しておくと、赤燐の安定
性、赤燐の分散性や得られる樹脂組成物の非着色性を向
上することができる。
は、炭素繊維高濃度品の製造面、分散性の面、および最
終的に得られる繊維強化樹脂組成物の流動性、機械特
性、成形性の面から、熱可塑性樹脂(A)および/また
は液晶性樹脂(B)からなる樹脂(組成物)100重量
部に対して、5〜300重量部が好ましく、特に好まし
くは25〜200重量部である。
品(D)としては、(1)熱可塑性樹脂(A)のみから
なる高濃度品、(2)液晶性樹脂(B)のみからなる高
濃度品、(3)熱可塑性樹脂(A)および液晶性樹脂
(B)からなる高濃度品のいずれも、本効果を発現す
る。赤燐高濃度品(D)の場合、好ましくは液晶性樹脂
(B)のみからなる赤燐高濃度品を用いたものが熱可塑
性樹脂組成物中での赤燐の分散性が高く、薄肉難燃性、
耐熱性が向上する。
は赤燐および/またはリン酸エステル高濃度品(D)の
熱可塑性樹脂(A)および液晶性樹脂(B)の配合量
は、炭素繊維高濃度品あるいは赤燐および/またはリン
酸エステル高濃度品の製造時の製造性の面、分散性の
面、および最終的に得られる繊維強化樹脂組成物の難燃
性、機械物性、成形性、耐熱性の面から、熱可塑性樹脂
(A)および液晶性樹脂(B)の合計100重量部に対
して、0.5〜250重量部が好ましく、さらに好まし
くは1〜220重量部、より好ましくは2〜200重量
部である。
えば“ユニメルト”タイプのスクリューを備えた単軸押
出機、二軸、三軸押出機およびニーダタイプの混練機な
どを用いて180〜350℃で溶融混練して組成物とす
ることができる。
流動性、薄肉難燃性および耐衝撃性に優れた組成物であ
るが、特に薄肉難燃性においては、多くの場合、1/3
2インチ(0.8mm)厚でもUL−94規格V−0を
達成することが可能である。
方法は通常の成形方法(射出成形、押出成形、ブロー成
形、プレス成形、インジェクションプレス成形など)に
より、三次元成形品、シート、フィルム、容器パイプな
どのあらゆる形状の成形品とすることができる。なかで
も射出成形品用途に特に好適であり、各種機械機構部
品、電気電子部品または自動車部品に好適である。特に
その優れた流動性を生かし、薄肉部を有する成形品(例
えば板状成形品あるいは箱形成形品)、特に1.2mm
以下の薄肉部を有する成形品に好ましく適用できる。具
体的には厚みが1.2mm以下の部分を成形品の全表面
積に対して、10%以上有する成形品、より好ましくは
1.2mm以下の部分を15%以上有する成形品に、さ
らに好ましくは1.0mm以下の部分を10%以上有す
る成形品に有効である。また、成形方法としては射出成
形あるいはインジェクションプレス成形等が好ましい。
各種ケース、センサー、LEDランプ、コネクター、ソ
ケット、用紙用分離爪、抵抗器、リレーケース、スイッ
チ、コイルボビン、コンデンサー、バリコンケース、光
ピックアップ部品、発振子、各種端子板、変成器、プラ
グ、プリント配線板、チューナー、スピーカー、マイク
ロフォン、ヘッドフォン、小型モーター、磁気ヘッドベ
ース、パワーモジュール、ハウジング、半導体、ICベ
ーキングトレー、液晶ディスプレー部品、FDDキャリ
ッジ、FDDシャーシ、HDD部品、モーターブラッシ
ュホルダー、パラボラアンテナ、コンピューター関連部
品などに代表される電気・電子部品;VTR部品、テレ
ビ部品、アイロン、ヘアードライヤー、炊飯器部品、電
子レンジ部品、音響部品、オーディオ・レーザーディス
ク・コンパクトディスクなどの音声機器部品、照明部
品、冷蔵庫部品、エアコン部品、タイプライター部品、
ワードプロセッサー部品などに代表される家庭、事務電
気製品部品、オフィスコンピューター関連部品、電話機
関連部品、ファクシミリ関連部品、複写機関連部品、洗
浄用治具、オイルレス軸受、船尾軸受、水中軸受、など
の各種軸受、モーター部品、ライター、タイプライター
などに代表される機械関連部品、顕微鏡、双眼鏡、カメ
ラ、時計などに代表される光学機器、精密機械関連部
品、オルタネーターターミナル、オルタネーターコネク
ター、ICレギュレーター、ライトディヤー用ポテンシ
ョメーターベース、排気ガスバルブなどの各種バルブ、
燃料関係・排気系・吸気系各種パイプ、エアーインテー
クノズルスノーケル、インテークマニホールド、燃料ポ
ンプ、エンジン冷却水ジョイント、キャブレターメイン
ボディー、キャブレタースペーサー、排気ガスセンサ
ー、冷却水センサー、油温センサー、スロットルポジシ
ョンセンサー、クランクシャフトポジションセンサー、
エアーフローメーター、ブレーキバット磨耗センサー、
エアコン用サーモスタットベース、暖房温風フローコン
トロールバルブ、ラジエーターモーター用ブラッシュホ
ルダー、ウォーターポンプインペラー、タービンべイ
ン、ワイパーモーター関係部品、デュストリビュター、
スタータースィッチ、スターターリレー、トランスミッ
ション用ワイヤーハーネス、ウィンドウオッシャーノズ
ル、エアコンパネルスィッチ基板、燃料関係電磁気弁用
コイル、ヒューズ用コネクター、ホーンターミナル、電
装部品絶縁板、ステップモーターローター、ランプソケ
ット、ランプリフレクター、ランプハウジング、ブレー
キピストン、ソレノイドボビン、エンジンオイルフィル
ター、パワーシートギアハウジング、イグニッションコ
イル用部品、点火装置ケースなどの自動車・車両関連部
品、その他各種用途に有用である。特に各種ケース、ス
イッチ、ボビン、コネクター、ソケット類コネクターお
よび携帯電話用ハウジング等の筐体およびパソコンハウ
ジング等、各種機器の筐体(ハウジング)など薄肉部を
有する成形品である場合に特に有用であり、なかでも成
形品の表面積全体の10%以上の1.2mm以下の薄肉部
を有する成形品である場合に極めて有効にその効果を発
揮する。
るが、本発明の骨子は以下の実施例にのみ限定されるも
のではない。
ドロキシビフェニル126重量部、テレフタル酸112
重量部、固有粘度が約0.6dl/gのポリエチレンテ
レフタレ−ト519重量部及び無水酢酸816重量部を
撹拌翼、留出管を備えた反応容器に仕込み、重合を行っ
た。芳香族オキシカルボニル単位62.5モル当量、芳
香族ジオキシ単位7.5モル当量、エチレンジオキシ単
位30モル当量、芳香族ジカルボン酸単位37.5モル
当量からなる融点225℃、16Pa・s(235℃、オリ
フィス0.5mmφ×10mm、ずり速度1,000(1/
秒))の液晶性樹脂が得られた。
ドロキシビフェニル126重量部、テレフタル酸112
重量部、固有粘度が約0.6dl/gのポリエチレンテ
レフタレ−ト216重量部及び無水酢酸969重量部を
撹拌翼、留出管を備えた反応容器に仕込み、重合を行っ
た。芳香族オキシカルボニル単位80モル当量、芳香族
ジオキシ単位7.5モル当量、エチレンジオキシ単位1
2.5モル当量、芳香族ジカルボン酸単位20モル当量
からなる融点314℃、20Pa・s(324℃、オリフィ
ス0.5mmφ×10mm、ずり速度1,000(1/
秒))のペレットを得た。
がって測定した。
m厚×150mm×150mmの角板の最低充填圧力(M
Pa)を測定した。
験片を成形し、ASTM D256に従い、衝撃強度を
測定した。
箱形成形品(1.0mm厚、外法寸法70mm×70mm×高
さ20mm)を成形し、樹脂の会合部(ウエルド部の盛り
上がりを目視で観察した。評価は、○:表面が平らなも
の、×:盛り上がりのあるものとした。
側面に1.5mmφの穴4個付)の箱形成形品を最低充填
圧力+0.5MPaで成形し、側面のふさがった穴の個数
を測定し、バリ発生性とした。
部1点ゲート箱形成形品および1.0mm厚、外法寸法2
9mm×29mm×高さ30mmの壁部1点ゲート箱形成形品
をそれぞれ最低充填圧力+0.98MPaで成形し、勘合
試験を行った。評価は、○:勘合、×:勘合せずとし
た。
れた成形品を用いてアドバンテスト法に基づいて電界波
についてシールド性の測定をおこなった。具体的には
(株)アドバンテスト製シールド材評価器TR1730
1Aとスペクトルアナライザを用い、プローブアンテナ
を用いることにより、この平板に電磁波を透過させた際
の減衰率を、10〜1000MHzの周波数帯域で測定
し、測定チャートより周波数300MHzでの電界シー
ルド性を読みとった。
験片の難燃性評価を行った。
化した後、残存した充填剤のうちから100mgを採取
し、100ccの石鹸水中に分散させる。ついで、分散
液をスポイトを用いて1〜2滴スライドガラス上に置
き、顕微鏡下に観察して、写真撮影する。写真に撮影さ
れた充填剤の繊維長を測定する。測定は500本行い、
重量平均繊維長を求めた。
1に示した割合で熱可塑性樹脂(A)、液晶性樹脂
(B)をドライブレンドし、樹脂フィーダーより供給
し、PAN系炭素繊維(6mm長)を樹脂フィーダー
(比較例5)あるいは重量式サイドフィーダー(実施例
1〜6、比較例1〜4、6)を用いて添加し、表1のシ
リンダー温度で溶融混練し、ペレットとした。次いでこ
のペレットをJSW150EII−P(日本製鋼所製)に
供し、シリンダー温度および金型温度を表1の温度に設
定し、各評価項目ごとの方法で試験片を成形した。
は比較例に比べ、流動性と耐衝撃性が良好で、得られた
成形品は低バリかつ良表面外観で高い電磁波シールド性
を有することから、薄肉部を有する成形品特にハウジン
グ用途の成形品を取得する場合に非常に優れていること
がわかる。
4 LCP1の100重量部に対して赤燐(ノーバエクセル
140)を100重量部ドライブレンドし、30mmφ
の2軸押出機を用いて液晶性ポリエステルの融点+15
℃で溶融混練して赤燐高濃度品(D1)を得た。また、
上記方法と同様にLCP2で赤燐高濃度品(D2)を得
た。
割合で液晶性樹脂(B)、赤燐高濃度品(D1、D2)
または燐酸エステル(大八化学社製(レゾルシン型ビス
ホスフェート”PX−200”)とポリテトラフルオロ
エチレン(三井デュポンフロロケミカル社製“テフロン
6J”)、炭素繊維(6mm長)を実施例1と同様の方
法で溶融混練ペレットとした。次いでこのペレットをJ
SW150EII−P(日本製鋼所製)に供し、シリンダ
ー温度、金型温度を表2の温度条件で各評価項目ごとの
方法で試験片を成形した。
ることで本組成物に新たに薄肉難燃性に優れ、特性低下
も参考例に比べほとんどないことがわかる。
流動性、耐衝撃性、表面外観、低バリ性、電磁波シール
ド性および薄肉難燃性が得られることから、これらの特
性が要求される電機・電子関連機器、精密機械関連機
器、事務用機器、自動車などその他各種用途に好適な材
料である。
Claims (9)
- 【請求項1】スチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル
系樹脂から選ばれた1種以上の熱可塑性樹脂(A)9
9.5〜70重量%と液晶性樹脂(B)0.5〜30重
量%とからなる樹脂組成物100重量部および炭素繊維
5〜300重量部からなる繊維強化樹脂組成物であって
該組成物中の炭素繊維の重量平均繊維長が0.15mm
以上である繊維強化樹脂組成物。 - 【請求項2】該繊維強化樹脂組成物において繊維長0.
10mm以下のものが15重量%未満である請求項1記
載の繊維強化樹脂組成物。 - 【請求項3】液晶性樹脂(B)がエチレンジオキシ単位
を含有する請求項1または2記載の繊維強化樹脂組成
物。 - 【請求項4】液晶性樹脂(B)が下記構造単位(I)、(I
I)、(III)および(IV)からなる液晶ポリエステルである
請求項1〜3のいずれか記載の繊維強化樹脂組成物。 【化1】 (ただし式中のR1は 【化2】 から選ばれた1種以上の基を示し、R2は 【化3】 から選ばれた1種以上の基を示す。ただし式中Xは水素
原子または塩素原子を示す。) - 【請求項5】構造単位(I) および(II)の合計が構造単位
(I) 、(II)および(III)の合計に対して30〜95モル
%、構造単位(III) が構造単位(I) 、(II)および(III)
の合計に対して70〜5モル%であり、構造単位(I) と
(II)のモル比[(I)/(II)]が75/25〜95/5であ
り、構造単位(IV)と構造単位(II)および(III) の合計と
が実質的に等モルである請求項4記載の繊維強化樹脂組
成物。 - 【請求項6】(A)成分と(B)成分の合計100重量
部に対して導電率が0.1〜1000μS/cmである
赤リン(ただし、導電率は赤リン5gに純水100mL
を加え、121℃で100時間抽出処理し、赤リンをろ
過した後ろ液を250mLに希釈した抽出水の導電率と
する。)および/または下記一般式(1)で表される燐
酸エステル0.1〜30重量部を配合せしめてなる請求
項1〜5記載の繊維強化樹脂組成物。 【化4】 (上記式中、R3〜R10は、同一または相異なる水素原
子または炭素数1〜5のアルキル基を表す。またA
r1、Ar2、Ar3、Ar4は同一または相異なる芳香族
基あるいはハロゲンを含有しない有機残基で置換された
芳香族基を表す。また、Yは直接結合、O、S、S
O2、C(CH3)2、CH2、CHPhを表し、Phはフ
ェニル基を表す。またnは0以上の整数である。また
k、mはそれぞれ0以上2以下の整数であり、かつk+
mは0以上2以下の整数である。)。 - 【請求項7】スチレン系樹脂、ポリフェニレンエーテル
系樹脂から選ばれた1種以上の熱可塑性樹脂(A)の一
部もしくは全部、または液晶性樹脂(B)の一部もしく
は全部または、最終的に含有せしめる(A)および
(B)のうちの一部と赤燐および/またはリン酸エステ
ルを一旦溶融混練して実際に繊維強化樹脂組成物に配合
されるべき赤燐および/またはリン酸エステル配合量よ
りも濃度の高い樹脂組成物を作製した後、請求項6記載
の繊維強化樹脂組成物を製造することを特徴とする繊維
強化樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項8】該繊維強化樹脂組成物が板状あるいは箱型
などの筐体に用いることを特徴とする請求項1〜6のい
ずれか記載の繊維強化樹脂組成物。 - 【請求項9】請求項1〜6のいずれか記載の繊維強化樹
脂組成物を成形してなるなる成形品であって、該成形品
が板状あるいは箱形でかつ厚み1.2mm以下の薄肉部
を成形品全面積に対して10%以上有することを特徴と
する成形品。
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