JP2000227653A - リソグラフィー用ペリクル - Google Patents
リソグラフィー用ペリクルInfo
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Abstract
てスタンドオフの変化がなく、さらに、エアパスによる
貼り付け不良を起こさないリソグラフィー用ペリクルを
提供する。 【解決手段】 少なくともペリクル膜と、該ペリクル膜
を接着するペリクル枠と、該ペリクル枠の下端面に位置
する露光用基板に固定するための接着層を有するリソグ
ラフィー用ペリクルにおいて、前記接着層が自己接着性
を有する弾性体と粘着剤との二重構造であることを特徴
とするリソグラフィー用ペリクル。
Description
ペリクル、特にLSI、超LSI等の半導体装置あるい
は液晶表示板を製造する際の異物除けとして使用され
る、実質的に波長500nm以下の光を用いる露光方式
におけるリソグラフィー用ペリクルに関する。
は液晶表示板等の製造において、半導体ウェーハあるい
は液晶用原板に光を照射してパターニングをする場合
に、露光用基板に異物が付着していると、この異物が光
を吸収したり、光を曲げてしまうため、転写したパター
ンに異常を起こし、半導体装置や液晶表示板等の性能や
製造歩留の低下を来すという問題があった。
ルーム内で行われているが、このクリーンルーム内でも
露光用基板を完全には清浄に保つことが難しいため、露
光用基板の表面に異物除けの目的でペリクルを貼着する
方法が行われている。
接付着せず、ペリクル膜上に付着するため、露光時に焦
点を露光用基板のパターン上に合わせておけば、ペリク
ル膜上の異物は転写と無関係となる。
ニトロセルロース、酢酸セルロース等からなる透明なペ
リクル膜を、アルミニウム、ステンレス、ポリエチレン
等からなるペリクル枠の上部にペリクル膜の良溶媒を塗
布しペリクル膜を密着後、風乾して接着するか(特開昭
58−219023号公報参照)、アクリル樹脂やエポ
キシ樹脂等の接着剤で接着し(米国特許4861402
号公報、特公昭63−27707号公報参照)、更に
は、ペリクル枠の下部に露光用基板に装着するための接
着層、および接着層の保護を目的とした離型層(ライナ
ー)で構成されている。
リクルが接触する接着層には、貼り付け時に露光用基板
を傷つけないよう弾力があり、さらに接着層と露光用基
板間の空隙(以下、「エアパス」という。)が発生しな
いように多少の塑性変形を起こす素材が用いられてい
る。
め、従来は素材の一部にスポンジ状の部材を使用した両
面テープが用いられていたが、主に発塵の問題により、
現在ではポリブテン樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリ
ル樹脂、シリコーン樹脂等からなる粘着剤を直接ペリク
ル枠の下面に塗布、成形したものが主に用いられてい
る。
ソグラフィー用ペリクルを露光用基板に貼着させる場
合、人力あるいは自動装置を用いて貼り付けられるが、
貼り付け荷重や貼り付け条件の違いによってそれぞれ最
適な接着層の硬度が異なり、事実上極めて狭い範囲の貼
り付け条件でしか最良の貼り付けが得られないことが問
題となっていた。
付け荷重が大きい場合には、設計されたリソグラフィー
用ペリクルの露光用基板上のパターン面からペリクル膜
までの距離(以下、「スタンドオフ」という。)よりも
小さく貼り付けられ、ペリクル膜上の異物検査を正確に
行えないという問題が発生した。一方、貼り付け荷重が
小さい場合は、貼り付け時のリソグラフィー用ペリクル
と露光用基板の平行度が保たれないことがあり、エアパ
スが発生しやすいという問題を抱えていた。
かれば、良好な貼り付けが可能となるが、押し付け治具
が傾いていると貼り付け荷重が不均一になるため、スタ
ンドオフが位置によって分布を生じたり、エアパスが発
生するといった問題が起こる。
硬度を下げて行くと、貼り付け荷重の変化によるスタン
ドオフの変動が顕著になり、この場合貼り付け荷重が大
き過ぎと、ペリクル枠が接着層を引きちぎって露光用基
板に直接接触し、露光用基板の損傷を生じさせるおそれ
がある。
れたもので、広範囲に亘るリソグラフィー用ペリクル貼
り付け荷重に対してスタンドオフの変化がなく、さら
に、エアパスによる貼り付け不良を起こさないリソグラ
フィー用ペリクルを提供することを主目的とするもので
ある。
決するためになされたもので、本発明の請求項1に記載
した発明は、少なくともペリクル膜と、該ペリクル膜を
接着するペリクル枠と該ペリクル枠の下端面に位置する
露光用基板に固定するための接着層を有するリソグラフ
ィー用ペリクルにおいて、前記接着層が自己接着性を有
する弾性体と粘着剤との二層構造であることを特徴とす
るリソグラフィー用ペリクルである。
弾性体と粘着剤との二層構造であれば、広範囲に亘るペ
リクル貼り付け荷重に対してスタンドオフの変化が抑制
できると共に、エアパスによる貼り付け不良を回避する
ことができる。さらに、弾性体の存在により、たとえ貼
り付け荷重が大き過ぎても露光用基板を損傷することが
ない。
己接着性を有する弾性体を室温硬化型シリコーンゴムと
し、粘着剤をシリコーン粘着剤とすることができる。
体が室温硬化型シリコーンゴムであり、粘着剤がシリコ
ーン粘着剤である二重構造からなる接着層とすれば、広
範囲に亘る貼り付け荷重に対して一定のスタンドオフを
維持できると共に、エアパスによる貼り付け不良を確実
に回避できる。
造は、ペリクル枠側に自己接着性を有する弾性体を、露
光用基板側に粘着剤を配した構造とすることが望まし
い。
ル枠側に自己接着性を有する弾性体を、露光用基板側に
粘着剤を配した構造とすれば、貼り付け荷重が大き過ぎ
ても露光用基板を損傷することを確実に回避することが
できる。また、ペリクル枠は自己接着性を有する弾性体
によって確実に密着固定され、露光用基板は粘着剤によ
って強固に密着し、さらに該弾性体と粘着剤とが強固に
結合しているので、スタンドオフが安定化し、エアパス
が回避できる。
に、接着層の二層構造を、弾性体を粘着剤で被覆した構
造とすることができる。
を粘着剤で被覆した構造であれば、弾性体と粘着剤とが
強固に結合しているので、スタンドオフを安定化させる
ことができるだけでなく、エアパスによる貼り付け不良
を確実に回避できると共に、露光用基板には柔らかい粘
着剤が接触するので、露光用基板を損傷することもな
い。
て説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。ここで、図1は本発明におけるリソグラフィー用ペ
リクルの一例を示した拡大断面図である。
ー用ペリクルは、少なくともペリクル膜1、ペリクル枠
2および接着層4を有しており、ペリクル枠2の下端面
に位置する露光用基板3は、接着層4を構成する自己接
着性を有する弾性体5と粘着剤6を介して、ペリクル枠
2と接着されている。
せる材料、例えば従来公知のニトロセルロース、酢酸セ
ルロース等からなり、ペリクル枠2は、同様に従来公知
のアルミニウム、ステンレス、ポリエチレン等からな
る。また、露光用基板3は、レチクル、フォトマスク
等、その名称に拘泥されることなく、光を照射してリソ
グラフィーに供されるものであればいかなるものであっ
ても構わない。
層4を構成する一つの基材である自己接着性を有する弾
性体5は、湿気による硬化が可能な加水分解性基や紫外
線等による光硬化が可能なビニル基、アクリル基、(メ
タ)アクリル基等のラジカル重合性基を有するエラスト
マーを用いることができる。
ーン系、ポリサルファイド系、ポリウレタン系、アクリ
ルウレタン系、ポリ塩化ビニル系、クロロプレン系、ク
ロロスルホン化ポリエチレン系、エチレンプロピレン
系、アスファルト含侵ポリウレタン系等が挙げられる。
なお、上記樹脂の二種以上を適宜混合して使用しても構
わない。
とシリコーン系、特には室温硬化型シリコーンゴムを用
いることが好ましく、具体的に、室温硬化に供する反応
基として、メチルエチルケトオキシム基、アセトキシ
基、アルコキシ基、イソプロペノキシ基、アミノ基又は
アミド基等を有する室温硬化型シリコーンゴムを用いる
ことが望ましい。これら例示したもののなかで、電気・
電子用に適したアルコキシ基又はイソプロペノキシ基を
有する室温硬化型シリコーンゴムを選択することがさら
に望ましい。
ムとして、いわゆる1液型と2液型が存在するが、弾性
接着剤として効果的な1液型室温硬化性シリコーンゴム
を用いることが望ましい。
の基材である粘着剤6は、露光用基板等の基材のみなら
ず、上記弾性体5とも強固に密着できる加水分解性基や
ラジカル重合性基を有する粘着剤であることが望まし
い。
脂、アクリル樹脂、天然ゴム、合成ゴム等の各種のもの
が挙げられるが、なかでもシリコーン樹脂系が、前記室
温硬化性シリコーンゴムとの親和性が良好なため望まし
いものである。
に接着層4を二層構造とし、二層構造を構成する二つの
基材の特性を異なるものとした。すなわち、二層構造を
自己接着性を有する弾性体5と柔らかく粘着性のある粘
着剤6からなるものとした。
剤6との位置関係は、自己接着性を有する弾性体5をペ
リクル枠2側に、粘着剤6を露光用基板3側に配置する
構造とすることが好ましい。
体の存在により、広範囲に亘るペリクル貼り付け荷重に
対してスタンドオフの変化が抑制できる。さらに、柔ら
かい粘着剤の存在により、エアパスによる貼り付け不良
を回避することができると共に、貼り付け荷重が大き過
ぎた場合であっても、露光用基板3の損傷を回避でき
る。
(A)のようにペリクル枠2の下端全面に自己接着性を
有する弾性体5で接着した後、該弾性体5の全面に粘着
剤6を塗布した構造、(B)のようにペリクル枠2の下
端全面に自己接着性を有する弾性体5で覆った後、該弾
性体5全面を粘着剤6で被覆した構造および(C)のよ
うにペリクル枠2の下端面の一部を自己接着性を有する
弾性体5で覆った後、該弾性体5全面を粘着剤6で被覆
した構造がある。
性体5と粘着剤6とを比較して、より耐光性の高い特性
を有する材質からなる基材をペリクルの内側となるよう
に配置することが望ましい。
従えば、ペリクル枠2の下端全面あるいは一部を自己接
着性を有する弾性体5で覆うことにより、スタンドオフ
の安定化に寄与できるので分布が一定となる。また、露
光用基板3側に位置する粘着剤6は、小さな貼り付け荷
重でも容易に押しつぶされるので、エアパスの発生を防
止することができる。
説明する。
0mm角および内周が114mm角で、表面をアルマイ
ト処理したアルミニウム製ペリクル枠を用意した。この
下端面全面に室温硬化性シリコーンゴム、KE3497
(信越化学工業(株)製)を最大厚み0.5mmの半円
状断面となるように塗布し、その後室温で6時間放置し
て硬化させた。
92(信越化学工業(株)製)を室温硬化性シリコーン
ゴム層の上に覆いかぶせるように塗布し、室温硬化性シ
リコーンゴム層を含めた最大厚みが1.0mmの半円状
断面の接着層を形成させ、120℃、10分の条件で加
熱乾燥した。
ガラス基板に貼り付けを行った。貼り付け後のガラス基
板と接着層の間には、エアパスは全く認められなかっ
た。貼り付け条件として、貼り付け時間を3分間一定と
し、貼り付け荷重を変化させた状態におけるスタンドオ
フの変化を、貼り付け完了後10分および1週間経過し
た場合について測定した。結果を表1に示したが、この
結果から明らかなように、貼り付け荷重が5kgを超え
た場合に一定のスタンドオフが得られた。
アルミニウム製ペリクル枠の下端面全面にシリコーン粘
着剤、X−40−3092(前出)を最大厚みが1.0
mmの半円状断面となるよう塗布し、120℃、10分
の条件で加熱乾燥して接着層を形成した。
ガラス基板に貼り付けを行った。貼り付け後のガラス基
板と接着層の間には、エアパスは全く認められなかっ
た。貼り付け条件は、実施例と同一条件で行い、スタン
ドオフの測定を行った。結果を表2に示したが、この結
果から明らかなように、貼り付け荷重がいずれの条件に
おいても、スタンドオフの変化が見られた。
己接着性を有する弾性体と粘着剤とからなる二層構造と
すれば、貼り付け荷重に対するスタンドオフの変化を受
けることがなく、更に経時による変動も生じない。
ではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許
請求の範囲に記載された技術思想と実質的に同一な構成
を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるもの
であっても本発明の技術的範囲に包含される。
する二つの基材として、シリコーン系樹脂およびシリコ
ーン系粘着剤を使用した場合について具体的に説明した
が、有機系の樹脂を使用しても構わない。
接着層を二層構造とし、かつ、二層構造を構成する二つ
の材質を異なる特質を有するものとしたため、広範囲に
亘る貼り付け荷重に対して一定のスタンドオフを維持す
ることができると共に、エアパスによる貼り付け不良を
解消することができる。
す拡大断面図である。
であるペリクル枠と露光用基板とを接着するための接着
層の断面図である。(A)は、ペリクル枠の下端全面に
自己接着性を有する弾性体で接着した後、該弾性体の全
面に粘着剤を塗布した接着層である。(B)は、ペリク
ル枠の下端全面を自己接着性を有する弾性体で覆った
後、該弾性体の全面を粘着剤で被覆した接着層である。
(C)は、ペリクル枠の下端面の一部を自己接着性を有
する弾性体で覆った後、該弾性体全面を粘着剤で被覆し
た接着層である。
用基板、4・・・ 接着層、 5・・・ 自己接着性を有する弾
性体、 6・・・ 粘着剤。
Claims (4)
- 【請求項1】 少なくともペリクル膜と、該ペリクル膜
を接着するペリクル枠と、該ペリクル枠の下端面に位置
する露光用基板に固定するための接着層を有するリソグ
ラフィー用ペリクルにおいて、前記接着層が自己接着性
を有する弾性体と粘着剤との二層構造であることを特徴
とするリソグラフィー用ペリクル。 - 【請求項2】 前記自己接着性を有する弾性体が、室温
硬化型シリコーンゴムであり、前記粘着剤がシリコーン
粘着剤であることを特徴とする請求項1に記載のリソグ
ラフィー用ペリクル。 - 【請求項3】 前記二層構造が、ペリクル枠側に自己接
着性を有する弾性体を、露光用基板側に粘着剤を配した
構造とすることを特徴とする請求項1または請求項2に
記載のリソグラフィー用ペリクル。 - 【請求項4】 前記二層構造が、前記弾性体を粘着剤で
被覆した構造であることを特徴とする請求項1乃至請求
項3のいずれか1項に記載のリソグラフィー用ペリク
ル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02923999A JP4173239B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | リソグラフィー用ペリクル |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02923999A JP4173239B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | リソグラフィー用ペリクル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000227653A true JP2000227653A (ja) | 2000-08-15 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02923999A Expired - Fee Related JP4173239B2 (ja) | 1999-02-05 | 1999-02-05 | リソグラフィー用ペリクル |
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- 1999-02-05 JP JP02923999A patent/JP4173239B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2939193B2 (ja) | 防塵膜 |
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