JP2000229059A - 内視鏡の軟性部構造 - Google Patents

内視鏡の軟性部構造

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JP2000229059A
JP2000229059A JP11034300A JP3430099A JP2000229059A JP 2000229059 A JP2000229059 A JP 2000229059A JP 11034300 A JP11034300 A JP 11034300A JP 3430099 A JP3430099 A JP 3430099A JP 2000229059 A JP2000229059 A JP 2000229059A
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尚武 三森
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健二 浅見
Mitsuo Kondo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、LG軟性部16全体のうち、折曲防
止用のカバー部材40で被覆された一部分をプロテクト
チューブ44で構成することにより、LG軟性部16の
捩じれを吸収する内視鏡の軟性部構造を提供する。 【解決手段】本発明の内視鏡は、カバー部材40の内部
のLG軟性部16をプロテクトチューブ44で形成す
る。プロテクトチューブ44は、可捩性を備えているの
で、操作部12側で発生した捩じれをスムーズに吸収す
ることができる。また、プロテクトチューブ44は、捩
じれた形状を保持するという特性を備えているので、捩
じれを吸収した際の反力の発生を防止することができ
る。また、プロテクトチューブ44は、曲率半径が大き
いという特性も備えているが、LG軟性部16の折曲を
防止するカバー部材40の内部に形成したので、従来装
置の可撓性を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡の軟性部構造
に係り、特にライトガイドや送気送水管が挿通配置され
る内視鏡の軟性部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用に使用される内視鏡は主として、
先端硬質部、湾曲部、挿入部側軟性部、手元操作部、L
G(ライトガイド)軟性部及びコネクタで構成され、湾
曲部を手元操作部で操作することによって、先端硬質部
が上下左右に湾曲するように構成される。前記手元操作
部は、LG軟性部を介してコネクタと連結され、このコ
ネクタが、光源装置に接続される。これにより、光源装
置からの照射光が、軟性部等に内装されたライトガイド
を介して先端硬質部に伝達される。
【0003】このような内視鏡を患者の体腔内に挿入す
る場合、術者は、手元操作部を操作してアングルを湾曲
させるとともに、手元操作部を把持した手首を捻るなど
して挿入部を回動させながら、挿入部を挿入する。この
とき、LG軟性部の端部が光源装置に接続されているた
め、手元操作部を回動させたことによって、LG軟性部
は捩じれてしまう。LG軟性部は、螺管タイプの可撓管
をウレタン等で被覆することによって形成されており、
可撓性(撓む性質)はあるものの、可捩性(捩じれる性
質)は殆どない。したがって、手元操作部を回動させた
場合、LG軟性部の捩じれによってすぐに反力が発生
し、術者に大きな負担がかかっていた。
【0004】そこで、従来の内視鏡は、LG軟性部のコ
ネクタ側に回転機構を設けて、LG軟性部の捩じれをこ
の回転機構で吸収するようにしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手元操
作部側で発生した捩じれはコネクタ側に完全には伝達さ
れないので、従来の内視鏡では、手元操作部側になるほ
ど捩じれが大きくなり、術者に負担をかけていた。この
ような不具合は、LG軟性部の手元操作部側に回転機構
を設けることで解消できる。しかし、この場合には、回
転機構を設けたことによって手元操作部が大型化した
り、手元操作部の重量が増えたりし、かえって操作性が
悪化する。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、LG軟性部で発生した捩じれを吸収することの
できる内視鏡の軟性部構造を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、内視鏡手元操作部と内視鏡コネクタとを連
結する管状の軟性部構造に於いて、前記軟性部のうち、
前記手元操作部側の連結部分及びその近傍部分を可捩性
のチューブで構成したことを特徴とする。請求項1記載
の発明によれば、軟性部のうち、手元操作部側の連結部
分及びその近傍部分を、可捩性を有するチューブで構成
したので、軟性部の手元操作部側で発生した捩じれを、
前記チューブによってスムーズに吸収することができ
る。
【0008】請求項2記載の発明によれば、前記可捩性
のチューブをプロテクトチューブで構成したので、該チ
ューブは、捩じれることによって軟性部の捩じれをスム
ーズに吸収するとともに、その捩じれた形状で保持され
る。したがって、チューブが捩じれたことによる反力が
発生しない。請求項3記載の発明によれば、曲率半径が
大きいという特性も有するプロテクトチューブを、撓み
に影響しない折曲防止用カバーの内部に設けたので、従
来装置と同様の可撓性を維持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る内視鏡の軟性部構造の好ましい実施の形態について詳
述する。図1は、本発明の内視鏡の軟性部構造が適用さ
れた電子内視鏡10の全体構成図である。
【0010】同図に示す電子内視鏡10は主として、手
元操作部12、挿入部14、LG軟性部(軟性部に相
当)16及びLGコネクタ(コネクタに相当)18から
構成される。挿入部14は、患者の体腔内に挿入される
部分であり、挿入部側軟性部20、湾曲部22及び先端
硬質部24で構成される。挿入部側軟性部20は、一端
が手元操作部12に接続され、他端が湾曲部22に接続
される。湾曲部22は、手元操作部12に設けられた一
対のノブ26、26を回動させることにより遠隔的に湾
曲操作される。これにより、先端硬質部24を所定の方
向に向けることができる。
【0011】先端硬質部24の端面には、図示しない対
物レンズ、照射孔、送気・送水孔、及び鉗子チャンネル
が形成され、前記対物レンズの内側には固体撮像素子
(CCD)が設けられている。また、手元操作部12に
は、吸引ボタン30と、送気・送水ボタン32とが並設
されている。吸引ボタン30を押すと、前記鉗子チャン
ネルから液体(洗浄液、薬液、血液等の液体)が吸引さ
れ、前記送気・送水ボタン32を押すと、前記送気・送
水孔から圧縮エア、若しくは洗浄液が供給される。ま
た、手元操作部12には、シャッターボタン28が設け
られ、このシャッターボタン28を押すことにより観察
像が撮影される。なお、符号34は、先端硬質部24の
鉗子チャンネルに連通された鉗子孔であり、この鉗子孔
34から、必要に応じた鉗子等の処置具が挿入される。
【0012】LG(ライトガイド)軟性部16には、ラ
イトガイド、信号ケーブル、送気送水チューブ、吸引チ
ューブ等が内装されており、ライトガイドは、LG(ラ
イトガイド)コネクタ18のライトガイド棒19を介し
て、図4に示すプロセッサ50に内蔵された光源装置側
の接点に接続される。これにより、光源装置からの照射
光は、ライトガイドを介して伝達されて、前記先端硬質
部24の照射光から被写体に照射される。
【0013】また、信号ケーブルは、LGコネクタ1
8、可撓管36を介して電気コネクタ38に接続され、
この電気コネクタ38がプロセッサ50に接続される。
これにより、前記CCDからの観察像を示す電気信号
は、プロセッサ50に出力される。そして、その電気信
号は、プロセッサ50で信号処理されて映像信号に生成
され、この映像信号は接続ケーブル52を介してモニタ
TV54に出力される。これにより、前記モニタTV5
4に観察像が映し出される。なお、図1の符号56は、
防水キャップであり、洗浄の際に洗浄液がかからないよ
うに電気コネクタ38に取り付けられる。
【0014】図2は、本発明の主要部の半断面図であ
る。同図に示すように、手元操作部12側のLG軟性部
16には、カバー部材40(折曲防止用カバーに相当)
が外嵌されている。カバー部材40は、適度な機械的強
度を有するゴム材料からなり、LG軟性部16の折れ曲
がりを防止している。
【0015】また、前記LG軟性部16は、手元操作部
12側のプロテクトチューブ44と、LGコネクタ18
側の軟性チューブ42とを結合することにより構成さ
れ、その結合部は、前記カバー部材40の内部に配置さ
れる。即ち、プロテクトチューブ44は、カバー部材4
0の内部に配設され、その基端が連結管58に連結され
る。この連結管58は、Oリング60を介して手元操作
部12に連結される。
【0016】図3は、図2に示したプロテクトチューブ
の断面図である。同図に示すように、プロテクトチュー
ブ44は、螺旋状部材を端部で重ねるようにして形成さ
れる。即ち、プロテクトチューブ44は、一方の端部に
形成され外周に突出した係合突起44Aを、もう一方の
端部に形成された凸部44Bの内側に係合することによ
り構成される。このように構成されたプロテクトチュー
ブ44は、係合突起44Aが螺旋間隔tから成る隙間4
4Cを自由に動くことができるので、可撓性と可捩性と
を備えている。したがって、LG軟性部16に捩じれが
発生した場合、可捩性のプロテクトチューブ44が捩じ
れることにより、LG軟性部16の捩じれが吸収され
る。また、プロテクトチューブ44は、捩じれた状態、
撓んだ状態でその形状を保持するという特性も備えてい
るので、LG軟性部16の捩じれを吸収した際にその形
状で保持される。したがって、LG軟性部16の捩じれ
を吸収したことによる反力を発生することがない。
【0017】一方、図2に示した軟性チューブ42は、
従来の内視鏡と同様のものが用いられ、螺管タイプの可
撓管46をウレタン48等で被覆することにより形成さ
れている。この軟性チューブ42は、曲率半径が小さ
く、柔軟性に優れているという特性を備えている。した
がって、LG軟性部16は、軟性チューブ42が撓むこ
とにより、手元操作部12の動きにスムーズに追従する
ことができる。
【0018】なお、軟性チューブ42とプロテクトチュ
ーブ44とは、リングを介したレーザー溶接やロー付け
等により結合されている。この場合、結合部は可撓性を
失うが、折れ曲がりを防止するカバー部材40の内部で
あるため、内視鏡の操作性が悪化することはない。次
に、上記の如く構成された電子内視鏡10の作用につい
て説明する。
【0019】図4は、電子内視鏡10を大腸内視鏡とし
て使用した場合の使用方法を説明する説明図である。同
図に示すように、術者は、手元操作部12を把持して挿
入部14を患者の体腔内に挿入し、モニタに映し出され
る映像を観察しながら先端硬質部24を病変部まで誘導
する。このとき、患者の体腔内が複雑に入り組んでいる
ため、術者は、手元操作部12を操作して湾曲部22を
湾曲させたり、手元操作部12の姿勢を変えたりして、
先端硬質部24の微妙な位置調節を行っている。
【0020】手元操作部12の姿勢を変えた場合、手元
操作部12に一端が連結されたLG軟性部16は、他端
がプロセッサ50に連結されているため、捩じれたり撓
んだりする。前述したように、手元操作部12側のLG
軟性部16で発生した捩じれは、手元操作部12側の端
部に設けられたプロテクトチューブ44によってスムー
ズに吸収される。このとき、カバー部材40がゴム材料
であるので、プロテクトチューブ44とともにスムーズ
に捩じれることができる。また、プロテクトチューブ4
4は、捩じれた状態に保持されるので、捩じれたことに
よる反力は発生しない。
【0021】一方、LG軟性部16に発生した撓みは、
曲率半径の小さい軟性チューブ42が柔軟に撓曲するこ
とにより吸収される。このとき、プロテクトチューブ4
4は、曲率半径が大きいという特性から撓曲しにくい
が、LG軟性部16の撓みに影響しないカバー部材40
の内部に設けられるので、従来装置と同様の可撓性を維
持することができる。
【0022】このように、本実施の形態の電子内視鏡1
0は、LG軟性部16がLGコネクタ18側の軟性チュ
ーブ42と手元操作部12側のプロテクトチューブ44
とを連結して構成されるので、手元操作部12側で発生
したLG軟性部16の捩じれを、反力を発生させること
なく、スムーズに吸収することができる。また、本実施
の形態は、曲率半径が大きいという特性を有するプロテ
クトチューブ44を、折曲防止用のカバー部材40の内
部に配設したので、従来装置と同等の可撓性を維持する
ことができる。さらに、本実施の形態は、カバー部材4
0の内部をプロテクトチューブ44にするだけなので、
手元操作部12が大型化したり、手元操作部12の重量
が大きく増加することがない。したがって、本実施の形
態の電子内視鏡10は、確実に術者の負担を軽減するこ
とができる。
【0023】また、本実施の形態のLG軟性部は、機構
自体が簡略なため、低コストである。さらに、本実施の
形態では、前記軟性チューブ42とプロテクトチューブ
44との連結部をカバー部材40の内部に設けたので、
連結部の凹凸が外部から見えず、内視鏡の外観を損なう
ことがない。
【0024】なお、プロテクトチューブ44の形状は、
上述した実施の形態に限定されるものではなく、例え
ば、図5に断面形状を示すプロテクトチューブ44のよ
うに、係合部44Aが内部から湾曲して形成され、係合
部44Bが外側から湾曲して形成されるとともに、その
湾曲した係合部44A、44B同士が強固に係合したも
のであっても良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
の軟性部構造は、手元操作部側の連結部分及びその近傍
部分を可捩性のチューブで構成したので、前記軟性部の
捩じれをスムーズに吸収することができる。また、本発
明は、前記チューブをプロテクトチューブで構成したの
で、軟性部の捩じれを吸収した際の反力の発生を防止す
ることができる。さらに、本発明は、前記プロテクトチ
ューブを折曲防止用のカバーの内部に設けたので、従来
装置の可撓性を維持することができる。したがって、本
発明は、手元操作部に対する軟性部の追従性を向上させ
ることができ、術者の負担を大幅に軽減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡の軟性部構造が適用された電子
内視鏡の全体構成図
【図2】図1に示した電子内視鏡の主要部の半断面図
【図3】図2に示したプロテクトチューブの断面図
【図4】図1に示した電子内視鏡の使用方法を説明する
説明図
【図5】図3と別形状のプロテクトチューブの断面図
【符号の説明】
10…電子内視鏡、12…手元操作部、14…挿入部、
16…LG軟性部、18…LGコネクタ、38…電気コ
ネクタ、40…カバー部材、42…軟性チューブ、44
…プロテクトチューブ、46…可撓管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 光夫 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H040 CA11 DA03 DA21 4C061 AA04 BB02 CC06 DD03 FF07 FF11 FF22 FF25 FF30 FF42 FF46 JJ01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡手元操作部と内視鏡コネクタとを連
    結する管状の軟性部構造に於いて、 前記軟性部のうち、前記手元操作部側の連結部分及びそ
    の近傍部分を可捩性のチューブで構成したことを特徴と
    する内視鏡の軟性部構造。
  2. 【請求項2】前記チューブは、係合部を有する螺管で構
    成されたプロテクトチューブであり、該プロテクトチュ
    ーブは捩じれた状態でその形状を保持することを特徴と
    する請求項1記載の内視鏡の軟性部構造。
  3. 【請求項3】前記チューブは、前記軟性部の折曲を防止
    する折曲防止用カバーで被覆されたことを特徴とする請
    求項2記載の内視鏡の軟性部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008237427A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Fujinon Corp 電子内視鏡装置
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